2007年5月31日

隠居のDIY:シンプルな座り机

クリックすると大きな写真になります 孫が床に座ってちょこっとしたことができる軽い座り机が欲しいというので製作することにした。パインの集成材に脚を付ければよいと簡単に考えていたが、これが案外難しい。ベッドサイド・テーブルを作ったときの厚さ18mm幅 40cm のパイン集成材が余っていたので、これを長さ 80cm で切断して天板とした。脚は、幅60mmX厚さ30mmX長さ1820mmのホワイトスプルースから、長さ 36cm で4本作った。脚と天板にドリルで穴を開けて、径8mm、長さ60mmのダボで接合することにした。これが結構難しい。まず、脚となるホワイトスプルースの切断面がきちんと直角に切れていないと天板に直角につかない。充電式の電動ノコで切断したので少しゆがみと1mm以下であるが長さに違いがある。4本を重ねてクランプで固定し、サンダーで調整した。
 また、ダボ用の穴の位置はマーキングポンチで確定できるが、まっすぐに穴を開けるのは難しい。ドリルホルダーは持っているが、このような場合には使えない。ドリル穴をまっすぐにあける治具をなんとか考えないといけないと思う。まっすぐに穴が開いていないためダボ用の穴を広げたりしたので、脚1本につき2本のダボではがたつきがあってうまく接合していない。仕方なく各コーナーにコースレッドを1本使って固定した。それでも、強度は弱いようだ。市販されている同様のテーブルのように脚をつなげる補強材(幕板というらしい)はやはり必要なようだ。
 ダボの頭を例によってトリマーで削り、天板の周囲をひょうたんビットをつけたルータで面取りし、仕上げはサンダーでペーパーがけをして、WATOCOオイルを塗布した。白木の場合、このオイルがしっくりするように思う。軽いという要望はかなえているが、強度には自信がない。まあ、過重な負荷をかけなければ、当分はもつだろう。
(追記)電動ドリルで垂直に穴をあけることは、DIYerの課題らしくサーチしてみるといろいろと記事がでている。今までの経験で、安直な方法はあまり上手くいかないことが多いので、今もっているものと異なるドリルスタンドを購入することにした。道具ばかり増えるが。

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 DIY作品の写真をLitebox-1.0でスライドショウ的にアルバムにした。引退した2004年の夏からの拙い作品ばかりであるが何やかやと結構作っている。... 続きを読む

コメント

>NWさん
コメントありがとうございます。
このごろの作品は、インテリアが増えていますので精度がもとめられます。やってみて職人さんの技術はすごいなと思います。道具や冶具が揃っているのでしょうが。

日曜大工(毎日大工)の腕も益々上達されているようですね。
リクエストに答えて、さっさと作り上げてしまうのは凄いです。
製作過程の詳しいことは分かりませんが、ドリルで垂直に
穴を空けるのは確かに難しそうですね。

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