このブログを検索

大文字小文字を区別する 正規表現

Studio YAMAKOで“CP ”が含まれるブログ記事

2018年3月 9日

2018 CP+ 3月2日

?

スマホに押されてカメラの売り上げが低迷していたというが、知り合いのカメラ業界の人に聞くとどうやら底を打ったという。そんな中で今年のCP+では各社どんな?アッピールがあるのか興味があった。
 会場のパシフィコ横浜へ行く途中、「みなとみらいギャラリー」で「後世に遺したい写真展」が開催されているので、先に見ようと思っていたが、開場は11時からだったので、帰りに見ることにした。
 11時少し前にパシフィコ横浜についた。入場事前登録をしていたので、待たされることなく受付を済ませた。大きな会場にはすでに多くの人が入場していた。
 今年のCP+の印象は、カメラについては、高級機にシフトされているようで、例えばSONYは新発売のα7R?を中心に展開していた。私が先週購入したRX10?はもちろん出展されていたが、大きな扱いにはなっていなかった。
 Nikonは100周年ということでその資産であるレンズ群と、D850、D7500を掲げ、Canonは、IOS Kiss のミラーレスMシリーズの新製品 IOS Kiss M がアッピールされていた。そのほかでは、パナソニック、富士フィルム、オリンパス、リコーや、レンズメーカーのシグマ、タムロンが大きなブースを構えていた。
 着いて早々に、先日、今回初めて購入したSONY機の情報を得ようと、ブースで行われた写真家・高橋良典氏による「感じる力、伝える力 with α7R?」というプレゼンテーションを小1時間聴いた。その中でDレンジオプティマイザーという機能の話があった。これはNikonでいう、Dライティングのような機能であるが、あとで、SONYの展示ブースの方にRX10?にもこの機能があるのかどうか聞いてみた。答えは「ある」ということで、カメラのファンクションキーで呼び出せることが分かったのは収穫だった。
 午後1時ごろ会場を離れ、「みなとみらいギャラリー」で「後世に遺したい写真展」?を見て帰路に就いた。

1.2018 CP+ 入口
この会場入り口の写真は実は退出時に撮影した。ここから入って奥のほうに、横に?並んで?SONY 、Nikon、Panasonic、Canon、FUJIFILM の大きなブースが陣取っている。

?Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.?8? 1/1000秒 ?25?mm ISO?2500? ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.?SONYブース
先日購入したRX10?のこともあって、SONYの目指す方向なども知りたく思い、まず、SONYブースへ行く。活気があってとても賑わっていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.?8? 1/1000秒 ?9?mm ISO?125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.写真家・高橋良典氏 「感じる力、伝える力 with α7R?」
?席を確保して小1時間?、 風景写真家 高橋良典氏の話を傾聴した。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.?8? 1/160秒 ?32?mm ISO?3200 ) 露出補正 なし
180309_003.jpg
4. Dレンジオプティマイザー
その中でDレンジオプティマイザーという機能を使った作例の紹介があった。NikonでいうDライティングという機能だが、先日RX10?の試し撮りをしたときに、ちょっとコントラストが強いかなと思ったことがあったので、Dレンジオプティマイザーという機能はRX10?にはあるのかなと疑問を持った。講演後ブースのRX10?の展示コーナーへ行き、係りの方に伺ってみたところ、 その機能は RX10?にもあるという。ファンクションキーから呼び出すことができることを実機で見せてもらった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.?2? 1/1000秒 ?14?mm ISO?1600 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.ZEISSのブース
SONYブースから、Nikonブースへ移るとき、その右側にZEISSのブースがあった。はじめ、読書をして身動きしないこのモデルさんを人形かと思った。あとでZEISSのホームページを見ると、「 遠目にはいつもの白いZEISSブースですが、今年のタッチ&トライコーナーは今までとは違います。歴史を感じさせる図書が並ぶ書斎で読書をするモデル女性。図書、調度品も全て本物のアンティークを揃え、ちょっとした異空間でZEISSレンズの描写力をお試しください。」と記されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.?5 1/640秒 ?19?mm ISO?3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.Nikonブース
Nikonは創立100周年記念だそうだ。Nikon F を持ったマリリン・モンローの写真が映し出されている。1962年、「マリリン・モンロー/最後のポーズ」として知られるようになったニコンを愛した写真家バート・スターンによるフォトセッションの中で、マリリン・モンローが、バートの愛機であるニコンを横取りした、無邪気で愛嬌たっぷりの姿だ?。?NikonのCapture NX2というソフトでDライティング処理をした。?

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5? ?1/640秒 19mm ISO?3200? ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
?7.鉄道写真
鉄道写真は人気がある。?そういう私も鉄道を見ると撮りたくなる。だが、ただ車両を撮るだけではなくて、風景の中の鉄道をどう撮るかなのだ。ステージでは鉄道写真家・助川康史?氏?の?「?スキルアップ鉄道写真術〜D850&D7500フル活用編〜?」?が行われていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.?8?? ?1/?100?0秒 19mm ISO??1250? ?)露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
?8.? ?Canonブース
最近Canonは、ミラーレス機のIOSMシリーズに力を入れているようだが、近々発売予定の?IOS Kissの名を冠したミラーレス機 IOS Kiss M に力を入れているようだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?1?.?8?? ?1/?100?0秒 9mm ISO??800? ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.????鉄道模型ジオラマ
?ここにも鉄道があった。見たことがない車両が走行している。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?2?.?8?? ?1/?100?0秒 35mm ISO??2500? ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
10.オリンパスのブース
オリンパスは、主力機のOM-D E-M1 Mark?が2017年の「カメラグランプリ大賞」と「あなたが選ぶベストカメラ賞」を受賞し、それをアッピールしていた。クラシカルなカメラの造形があったが、カメラはクラシックカメラではない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f?2?.?5?? ?1/?100?0秒 19mm ISO??1600? ?)露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
11.ここにも鉄道模型
オリンパスのブースにも鉄道模型のジオラマがあった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?2?.?8?? ?1/?100?0秒 37mm ISO??2000? ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
12.海野和男氏のチョウの写真
OM-D E-M1 Mark? を愛用する海野和男さんの南米のドクチョウの仲間の飛翔写真があった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?2?.?5?? ?1/?250秒 14mm ISO??3200? ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
13.デジタルカレッジ オリンパス
オリンパスにはデジタルカレッジ、フォトリュージュという女性向きの写真講座があるが、それがここで行われていた。若い女性たちが10数名で講師の話を聞きながら受講、実習をしていた。この参加者たちは、あらかじめ集められた方々なのだろうか?

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?2??? ?1/?1000秒 10mm ISO??800? ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
14.火星大接近
?今年、2018年7月31日に火星と地球が5759万キロメートルまで大接近するらしい。アメリカ・カリフォルニア州南部アーバインに本社がある、コンピューター制御の天体望遠鏡を得意とする世界最大級の光学製品メーカー「MEADE」社の天体望遠鏡の新製品AZM-90の展示があった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?2??.2? ?1/?640秒 1?2?mm ISO??3200? ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
?15.ツマベニチョウ
Panasonic(Lumix)のブースの一番目立つところにツマベニチョウの大きな写真パネルがあった。どなたの撮影かはわからなかった。?

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?1.8 ?1/?1000秒 ?9??mm ISO??2500? ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
?16.TAMRON ブース?
?有名な鉄道写真家のご子息である広田泉氏による 「旅心が加速する」超高倍率・超望遠で撮る?鉄道写真の?魅力 という?講演が行われていた。??鉄道写真のファンが多いことがわかる。?

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?2.8 ?1/?1000秒 ?26mm ISO??3200? ?) 露出補正 な?し
;クリックすると大きな写真になります。
17.SIGMA ブース
SIGMAブースでは?出張センサークリーニングサービスコーナー が設けられていた。来場者のカメラのセンサーを無料でクリーニングしてくれるという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?2.2 ?1/?1000秒 ?18mm ISO??800? ?) 露出補正 な?し
;クリックすると大きな写真になります。
18.?日本カメラ博物館
毎年、日本カメラ博物館のコーナーがある。今年は???????「フランスカメラとレトロかわいいカメラ」?という特別展示があった。?二眼レフも4X4サイズのカメラが並べられていた。フランスカメラというのは注意していなかったので、見逃してしまったのが残念。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?1.8 ?1/?1000秒 ?9mm ISO??1600? ?) 露出補正 な?し
;クリックすると大きな写真になります。
19.レトロかわいいカメラ
YASHIKA-16は懐かしい。学生時代に買ってしばらく使っていた。家の中を探せばまだどこかにあるのではなかろうか。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?2.8 ?1/?1000秒 ?29mm ISO??3200? ?) 露出補正 な?し
;クリックすると大きな写真になります。
20.「後世に遺したい写真」
来るときにまだ開場前だったみなとみらいギャラリーの 「後世に遺したい写真」を見た。日本写真保存センターが収集保存している約30万点の写真原版から1920年から1970年のプリントが展示されているという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?1.8 ?1/?1000秒 ?9mm ISO??1000? ?) 露出補正 な?し
;クリックすると大きな写真になります。
21.芝浦電機の扇風機(広告写真)
受付で「写真を撮らせていただいてよいですか」とお尋ねしたら、「風景写真的にお取りいただく分には構いません。作品の接写はご遠慮ください」ということだった。これはぎりぎりのところだろうか。撮影は名取洋之助氏で、このポスターに起用された原節子さんは当時16歳で、デビューしたばかりの無名の新人だったという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?1.8 ?1/?1000秒 ?9mm ISO??1000? ?) 露出補正 な?し
;クリックすると大きな写真になります。
22.戦後・復興期の写真
私にとって1945年の敗戦から1970年までの写真が一番印象に残った。私は1941年に奉天(現瀋陽)で生まれた。戦後すぐ、引き上げてきて、父親の郷里である滋賀県に住んだ。その後、東京に出てきて、小学校からは東京で暮らしたのだが、ちょうどそのころのことが思い出される。1947年、「東京ブギウギ」で爆発的な人気だった笠置シズ子、1950年のプロ野球復活などなどだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?2.2 ?1/?1000秒 ?12mm ISO??400? ?) 露出補正 な?し
;クリックすると大きな写真になります。
23. 「後世に遺したい写真」会場風景
多くの写真が展示されている会場は見学者は多かった。展示されている写真はどれも貴重な資料と思う。 公益社団法人・日本写真家協会・日本写真保存センター のご努力は大変なものと思う。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?2.8 ?1/?1000秒 ?34mm ISO??640? ?) 露出補正 な?し
;クリックすると大きな写真になります。


2018年1月 6日

2泊3日の京都紅葉狩り(5) 鞍馬 12月5日

貴船口駅より一駅乗って、12時11分に叡山電車の終点である鞍馬に着いた。観光客は多くない。ホームの周囲にはまだ紅葉が少し残っていた。
 そろそろ昼飯にしようと駅前にある、食事が出来そうな店を探した。駅舎を出て、すぐ右側にあった「かどや」という店に入った。土産物屋さんの奥が食堂になっている。私は無性にカレーうどんが食べたくなって注文した。かみさんはニシンそばだ。味も悪くなかったうえに、店の女性の京都らしい?丁寧な応対に救われた。
?  食べ終わって、鞍馬寺へ登る。鞍馬寺が運行している寺の敷地内のケーブルカーで、途中の多宝塔まで行く。32人乗りのケーブルカーはすいていた。多宝塔から参道を20分ほど登って、鞍馬寺の本殿金堂へ着く。さらに、そこから奥の院への道があり、その道が、貴船神社へと通じていたのだ。
 同じ道を、同じように戻って、鞍馬駅から叡山電車に乗った。この日はもう一か所、実相院へ行こうと思う。

119.叡山電車終点 鞍馬駅
? 貴船口からは3分ほどで鞍馬に着いた。紅葉はまだ、少し残っていた。
?
?
Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
? プログラムオートで撮影 (f3.8 1/250秒 24mm ISO400) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
120.鞍馬駅構内
? 鞍馬駅待合室では壁面を利用し、幕末から明治中頃にかけて活躍 した??最後の天才浮世絵師 月岡芳年のミニギャラリー「月岡芳年と義経展」が開催中だった。壁一面に鞍馬山、天狗と少年時代の義経ゆかりの躍動感溢れた遠近法を駆使した絵画が展示され、観光客を源平の時代へと誘う趣向だ。
?
?
Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
? プログラムオートで撮影 (f4 1/250秒 24mm ISO2200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
121.鞍馬駅 駅舎??
? 駅舎の外に出て、駅舎を眺める。なかなか渋い佇まいだ。この駅は1929年(昭和4年)12月20日に開業した。第1回近畿の駅百選に選定されているという。
?
?
Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????
? プログラムオートで撮影 (f4 1/250秒 31mm ISO400) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
122.開通当時の車両
? 叡山電鉄の前身である京都電灯と鞍馬電鉄の両社が昭和3年鞍馬線の開通に備えて共通設計した車両で、昭和4年8月に就役した。以来、平成6年11月に引退するまで65年間、217万km余りを走行したと説明板にあった。デナ21形という。
?
?
Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
? プログラムオートで撮影 (f3.8 1/250秒 24mm ISO250) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
123.天狗のオブジェ??
? 駅前に天狗のオブジェがあった。wikipediaによれば、天狗は、日本の民間信仰において伝承される神や妖怪ともいわれる伝説上の生き物。一般的に山伏の服装で赤ら顔で鼻が高く、翼があり空中を飛翔するとされる。俗に人を魔道に導く魔物とされているという。では、鞍馬の天狗とは、鞍馬山の奥の僧正が谷に住むと伝えられる大天狗だそうだ。 別名、鞍馬山僧正坊。 牛若丸に剣術を教えたという伝説で知られる。また、鞍馬天狗とは、大佛次郎の時代小説シリーズであり、作中で主人公が 名乗る剣士の名である。
?
?
Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????
? プログラムオートで撮影 (f5.6 1/250秒 32mm ISO200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
124.「かどや」????
? 食事をしようと思い、駅前の「かどや」という店に入った。私達はテーブル席で食べたが、写真のような、小上がりの座敷があり、しばらくして、6?7人の女性グループが入ってきて、占拠した。
?
?
Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????
??? プログラムオートで撮影 (f4.5 1/125秒 32mm ISO3200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
125.鞍馬寺
??? 鞍馬寺の参道に向かう。正面に石段があり、仁王門が見えた。鞍馬寺は、1949年まで天台宗に属したが以降独立して鞍馬弘教総本山となっている。鞍馬は牛若丸(源義経)が修行をした地として著名であり、能の「鞍馬天狗」でも知られる。
?
?
Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
??? プログラムオートで撮影 (f4.8 1/250秒 50mm ISO400) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
126.歓喜院・修養道場
??? 仁王門へ上がる石段の手前の左側に、大きな建物があった。旅館かと思ったが、それらしき看板はない。近づいてみると、玄関に鞍馬山修養道場と歓喜院の看板が掛けられていた。この建物は、廃絶した山内の十院九坊をひとつに結集するために昭和39年に建てられた。聖観音像を奉安し、慈愛の心の場として、写経・法話ならびに書道・華道・茶道・水墨画によって心を磨く修養道場ともなっているそうだ。
?
?
Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
??? プログラムオートで撮影 (f4.8 1/250秒 50mm ISO400) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
127.仁王門(山門)
??? 仁王門は1891年(明治24年)焼失し、1911年(明治44年)再建されたそうだ。左側の扉は寿永のころ(1182?4)のものという。両側に立つ仁王尊像は運慶の嫡男、湛運の柵と伝えられているそうだ。
?
?
Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
??? プログラムオートで撮影 (f3.5 1/250秒 18mm ISO250) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
128.仁王門の扁額??
??? 仁王門は三間一戸の楼門で朱塗りの軸部と白壁とが美しい。楼門正面に掲げられ、ちょっと独特な字体で「鞍馬寺」と書かれた扁額が目をひいた。
?
?
Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????
??? プログラムオートで撮影 (f4.8 1/250秒 56mm ISO1100) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
129.ケーブルカー
??? 仁王門をくぐりぬけて右側にある普明殿がケーブルカーの乗り場(山門駅)になっていた。このケーブルカーは宗教法人鞍馬寺が運行している。全長191mで高低差89mで、単線で行き違い設備はない。
?
?
Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
????? プログラムオートで撮影 (f4.2 1/250秒 38mm ISO400) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
130.多宝塔
????? ケーブルカーは2分で多宝塔駅に到着した。標高364mにある多宝塔は、以前は本殿東側にあり江戸時代後期に焼失したが、ケーブル開通後の昭和35年に現在地に再建された。尊天三尊像(毘沙門天・千手菩薩・護法魔王)が祀られているそうだ。毘沙門天はケーブル工事中に発見されたという。
?
?
Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
????? プログラムオートで撮影 (f5 1/250秒 38mm ISO200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
131.多宝塔のモミジ
????? 多宝塔から本殿へと参道を登り始める。多宝塔の裏側には1本だけだったけど、モミジの紅葉が残っていた。ケーブルを利用しないと、仁王門から、西側にある九十九折参道を上がることになるが、その場合、本殿まで30分はかかるようだった。
?
?
Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
??????? プログラムオートで撮影 (f7.1 1/250秒 18mm ISO200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
132.多宝塔から本殿への参道
??????? 献灯された朱塗りの灯篭がある参道を弥勒堂、翼の弁財天社へと歩く。少々の登りだ。
?
?
Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
??????? プログラムオートで撮影 (f4.2 1/250秒 38mm ISO1000)露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
133.本殿金堂
??????? 多宝塔から10分ほどで、本殿金堂に着いた。ここがこの日のゴールである。鞍馬寺のHPによれば、宇宙の大霊、尊天のお働きを象徴する千手観音菩薩・毘沙門天王・護法魔王尊(脇侍、役行者・遮那王尊)を奉安する中心道場。御本尊は秘仏で、60年に一度、丙寅の年に開扉されるそうだ。本殿の地下は、宝殿で信徒の清浄髪が厳かに祀られているという。
?
?
Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
??????? プログラムオートで撮影 (f3.5 1/250秒 22mm ISO200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
134.金剛床
??????? 本殿金堂前の金剛床は、宇宙のエネルギーである尊天の波動が果てしなく広がる星曼荼羅を模し、内奥に宇宙の力を蔵する人間が宇宙そのものである尊天と一体化する修行の場となっている。六亡星が中心にある。ここに立ち、願うと、さらに強力な願いとして、届くという。パワースポットとして人気があるとか。
?
?
Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
??????? プログラムオートで撮影 (f8 1/250秒 22mm ISO200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
135.阿吽の虎 「吽」??
??????? 狛犬ならぬ「阿吽」の虎は、本尊毘沙門天のお使いである神獣という。毘沙門天の出現が、寅の月、寅の日、寅の刻とされていることによるそうだ。五十音が「あ」から始まり、「ん」で終わることから「阿吽」は、宇宙の全てを包含すると言われている。口を閉じている方が「吽」。
?
?
Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????
??????? プログラムオートで撮影 (f3.8 1/250秒 24mm ISO250) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
136.阿吽の虎 「阿」
??????? こちらは本殿に向かって右側の「阿」の虎。
?
?
Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
??????? プログラムオートで撮影 (f4 1/250秒 31mm ISO500) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
137.本坊
??????? 本殿の西側に、鞍馬寺寺務所や鞍馬弘教宗務本庁が置かれている本坊がある。その本坊の障子の掃除されている方がいた。何か懐かしさがあった。
?
?
Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
????????? プログラムオートで撮影 (f5.3 1/250秒 92mm ISO720) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
138.奥の院参道
????????? 本坊と本殿の間から、牛若丸が天狗に剣術を 習ったという伝説の場所、僧正ガ谷を経て魔王殿に至る奥の院参道が始る。行かなかったが、本殿から西の貴船神社へ抜ける山道の途中、奇岩の上にある小堂が奥の院魔王殿で、650万年前に金星から地球に降り立ったという魔王尊を祀っている。現在の建物は1945年(昭和20年)の焼失後の再建。標高435mのところだそうだ。
?
?
Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
????????? プログラムオートで撮影 (f3.8 1/250秒 24mm ISO2500) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
139.比叡山展望所
????????? 本殿の前には「翔雲臺」と呼ばれる展望所があり、比叡山を遠望することができる。
?
?
Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
??????????? プログラムオートで撮影 (f8 1/250秒 24mm ISO200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
140.ケーブルカーの車両
??????????? 本殿へ上がってきた道を引き返し、多宝塔から下りのケーブルカーに乗った。ケーブルカーは昭和32年(1957)1月1日に営業開始されたが、この車両は2016年5月に造られた4代目の新しい車両だそうだ。宗教法人鞍馬寺が運営している。
?
?
Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
??????????? プログラムオートで撮影 (f3.5 1/250秒 18mm ISO1250) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
141.鞍馬駅の紅葉
??????????? 降りてきて、鞍馬駅までたどり着いたが、ここの紅葉が一番きれいだった。
?
?
Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
??????????? プログラムオートで撮影 (f7.1 1/250秒 52mm ISO200)露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
142.「きらら」??
??????????? 出町柳行の電車に乗って発車を待っていると、「きらら」が入ってきた。1台遅らせて、「きらら」に乗るかと考えたが、眺めるだけにしておいた。
?
?
Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
????????????? プログラムオートで撮影 (f3.5 1/250秒 18mm ISO250) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
??
??

2017年3月 6日

CP+2017 カメラと写真映像のショウ 2月23日

今年もパシフィコ横浜でカメラと写真映像のワールドプレミアショウであるCP+2017が2月23日から26日まで開催された。当日は朝から春三番という湿った強い南風の吹く日だったが、初日の23日午後から始まる一般公開に行ってきた。あらかじめネットで事前入場引換券を登録しておくと無料でスムースに入場できる。初日の午前中は特別招待者・プレス関係者・プレスタイム招待券持参者が対象で、一般入場者は12時から入場できた。
 会場は蒸し暑く、雨具なども持参していたので、手に持つG7Xも扱いにくい。前の日の睡眠不足もある、あまりゆっくりと見ることができなかった。もっとも、各ブースをじっくり見て、講話を聴いたりしていると、とても1日では回り切れないほど情報が多い。
 さて、今年のCP+の大雑把な感想であるが、カメラでは新製品の発表がほとんどなかった反面、各メーカーのブースにはプロが撮影した写真パネルが多くあり、これが見ごたえがあった。
  Nikonは今年の7月25日に創立100周年を迎えるという。だが、昨年D5とD500が発売になって以来、主だった新製品の発売はない。昨年のCP+で発表されたプレミアム・コンパクトのDLシリーズは、発売日が延期され続け、とうとう発売中止が決定された。技術的な問題もあったようだが、スマホに置き換えられたコンパクトデジカメの売り上げ不振が響いたようだ。昨年CP+でDLシリーズに出会ったときは、どんなカメラかなと期待していただけに残念だった。噂されていたD750の後継機やJ6の発表もなかった。Nikonは業績が悪くなっており、この3月期決算では90億円の赤字になることが予測されている。頑張ってほしい。
 他社もCanonがEOS9000D、Kiss X9i、M6が4月上旬の発売が発表されている以外は、主だった新製品の発表もない。SONYは7αシリーズ、オリンパスはOM-Dだ。ただ一つ、FUJIFILMからこの2月末に発売が予定されているGFX50Sという43.8mmX32.9mmというフルサイズの1.7倍の大きな撮像素子を持つカメラが斬新だった。2014年に発売されているPENTAXの645Zから久々にこのサイズのカメラの登場だ。しかし、なかなか手を出せるカメラではない。
 日本カメラ博物館の展示も見ようと思っていたのだが、今年は奥まったところにあったので気が付かなかった。
 先に記したように、蒸し暑さと、昨夜の睡眠不足のためか集中することができず、午後2時前に退出してしまった。

1.会場風景
今年もキャノン、ソニー、ニコン、富士フィルムが大きなスペースを占めているが、その中で、それらのブースが並ぶほぼ中央にカシオの展示ブースがあった。会場案内図を見る限り、最も広いブースはソニーでキャノンがそれに続く。苦戦している東芝も2017デジタルカメラグランプリ金賞を獲った各種SDカードほかストレージに力を入れ、展示ブースも目立っていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/30秒 10mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.ニコンは今年創立100周年
先にも記したように、ニコンにはこれといった新製品の発表はなかった。昨年はD5、D500、D5600、D3400,KeyMission3種 が発売されたが、今回のCP+では新製品の発表はなかった。7月25日の100周年までに何か新機種が発表されるのだろうか。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/30秒 90mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.1 AM Nikon
ニコンブースのステージでは写真家の阿部英之氏による「ニコン100周年 あなたの知っているニコン、あなたの知らないニコン」と題したプレゼンテーションが行われていた。しばらくの間、聴かせていただいた。最近、例えば「 I AM NIKON」といったように「 I AM ○○〇」といったコピーを製品パンフレットなどで見ることが多くなった。この「I AM NIKON」広告キャンペーンは、専門的かつ高性能なカメラというイメージが強いニコンブランドの認知度を、コンパクトデジタルカメラ市場において、さらに向上させ、また幅広いユーザー層を獲得することを目的に、2010年に開始したものだそうだ。欧州での営業・マーケティング・サービス拠点であるNikon Europe B.V.(社長:土田 貴実、オランダ)が展開する「I AM NIKON」広告キャンペーンが、2011年にマーケティングコミュニケーション業界で権威ある「Euro Effie Awards」において、金賞を受賞したのだそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 15mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
4.富士フィルムのブース
ニコンブースの前に、トリバネアゲハやモルフォが映っている大きなパネルがあって目をひいた。そこは富士フィルムのブースだが、このパネルはFUJIFILMの中判ミラーレスカメラ GFX50S で撮った蜷川実花氏の作品だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/30秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.GFX50S蜷川作品の部分
先の蜷川実花氏の写真の部分である。もちろん造られた写真ではあるが、開翅された世界の美蝶(標本)が美しい。左側がメガネトリバネアゲハのブルー系亜種、右側がアカエリトリバネアゲハだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/80秒 29mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.Canonブース
相変わらずCanonは元気が良い。EOS 5D Mark ? やEOSのAPS-Cミラーレスの新製品M6に力が入っているようだ。NikonのDLシリーズが発売中止になり、いわゆるプレミアムコンパクトのPowerShot Gシリーズも余地を残す。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/40秒 13mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.EOSシリーズ30周年
私が最初にオートフォーカス一眼レフを購入したのは、1990年ごろ、発売されて2年ほどたっていたEOS650だった。もちろん銀塩フィルムカメラだ。AFなのだがチョウの写真はMFで撮っていたと思う。どうせMFならと次に購入したのNikon F3 だった。以来、Nikonのレンズが増え、Nikon機を続けることになる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/50秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.キャノンブースでのプレゼンテーション
キャノンのブースでは小澤太一氏による「ブラジル31日撮影の旅?M5と見た世界?」というプレゼンテーションが行われていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/50秒 15mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.被写体用鉄道模型
CanonブースにDBの鉄道模型が走っていた。こういうものを見るとつい撮りたくなってしまう。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 22mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
10.Panasonicのコンパニオンさん
各メーカーのブースでは、ポートレート撮影のためのコンパニオンさんがモデル役になっている。本来、そのメーカーの試写用カメラを使って試し撮りするのが目的だが、自分のカメラで撮っている人が多い。皆さん一眼をお持ちで、私のようにコンパクトデジカメで撮るのはいかにも素人っぽい。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 13mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
11.TAMRONブースでのプレゼンテーション
TAMRONブースでは石井孝親氏による「マクロレンズの撮影術」のプレゼンテーションが行われていて、花や昆虫のボケの美しい作品を見ることができた。この写真は、ベニシジミの翅全体にフォーカスがくるように撮る説明がされていた。TAMRON、SIGMAからは、ここのところ高級感のあるデザインのレンズが次々と発売されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/100秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。


2016年3月26日

ずぼらにダイアモンド富士 3月8日

2月26日、横浜で開催されている CP+ 2016 を見に行こうと自宅のドアー?を出て?、エレベータへと歩いていくと、たまたまお隣の奥様と顔を合わせた。「今日は快晴で、富士山がきれいに見えますね」と挨拶したら、「もう何日かすれば、ここからでも、ダイアモンド富士が見えますよ」と教えてくださった。このマンションに住まうようになってもう13年になるが、今までダイアモンド富士のことを考えたことがなかった。お隣の奥様の話では、春は3月の4日から8日くらいのはずとのこと。沈んでいく夕陽のダイアモンド富士は、少々撮りにくいかもしれないが、挑戦してみようと思った。
 第一条件は天候である。3月3日、雲一つない富士山の夕景が見えていた。その日の夕陽は富士山の三合目あたりに沈んでいった。それから、3月7日まで富士山はまったく見えない天候が続いた。
  そして3月8日、朝のうちは雲が多かったが、昼過ぎには晴れてきた。そして夕方、5時15分、マンションの外廊下へ状況を見に行った。晴れている。太陽がまったく雲に遮られていない。太陽の光線が強すぎて富士山の輪郭がはっきり見えない。しかし、陽が落ちてい?く???につれて、富士山もその輪郭がはっきりしてきた。太陽は山頂めがけて下りてきている。そして山頂の右側に落ちて、右側の稜線に沿って下りて行った。もう少し、左だったら頂上に姿を消す太陽が観られたかも知れない。残念だった。でも、良く晴れてくれた。次は10月だ。
 ? 夕陽はなぜ大きく見えるのだろうか。?「月や太陽が天頂にあるときは近く、地平線上にあるときは遠くに感じる。同じ視角で見えるものは遠い方が大きいと感じるので、月や太陽が地平線上にあるときに大きく見える」ということを何かで読んだ記憶がある。それは人間の心理・錯覚によるとも書いてあった気がする。
?  ?それは朝陽でも同じことだろうが、なぜかダイアモンド富士の写真は朝陽であることが多い。

1.3月3日の富士山
夕陽は富士山の3合目くらいに下りて行った。

??Nikon D300 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F13 1/800秒 200mm ISO400 ) 露出補正 -1.0段
;クリックすると大きな写真になります。
2.3月3日の富士山
2分後、太陽は姿を隠した。

??Nikon D300 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F13 1/320秒 80mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.3月8日 17時21分
太陽が沈むまでもう少し時間がかかる。この位置だと山頂から少し西側にずれてしまうだろう。右の方のビルの間から黒い煙がもくもくと立ち上がっている。緊急自動車のサイレンの音も聞こえる。火事なのだろうか。D300の時計は正確に設定しておいた。

Nikon D300 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F13 1/8?00???秒 1?05???mm ISO400 ) 露出補正 ?-?????0.7段???
;クリックすると大きな写真になります。
4.3月8日 火災発生
火災現場からはもくもくと煙が上がり続けている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.54.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/200秒 72mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
5.3月8日 17時26分
夕陽は大きい。山頂の西側に下りてきた。

Nikon D300 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F13 1/4000秒 200???mm ISO400 ) 露出補正 ?-?????0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
6.3月8日 17時28分
富士山山頂の右半分のところに落日した。

Nikon D300 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F13 1/4000秒 200???mm ISO400 ) 露出補正 ?-?????0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
7.3月8日 17時28分
まだ火災の煙が上がっている。緊急自動車のサイレン音が続く。

Nikon D300 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F13 1/640秒 112???mm ISO400 ) 露出補正 ?-?????0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
8.3月8日 17時28分
太陽は西側の稜線に沿って下りていく。

Nikon D300 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F13 1/640秒 170mm ISO400 ) 露出補正 ?-?????0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
9.3月8日 17時30分
山頂にまっすぐ下りてきていれば、今頃、太陽は姿を山頂に隠し、輝いている頃だろう。

Nikon D300 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F13 1/320秒 200mm ISO400 ) 露出補正 ?-?????0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
10.3月8日 17時31分
これはこれできれいな光景だ。

Nikon D300 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F13 1/640秒 200mm ISO400 ) 露出補正 ?-?????0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
11.3月8日 17時33分
太陽は富士山の西側稜線の下に没した。太陽が富士山と接したのは、ほぼ5分間だった。

Nikon D300 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F13 1/250秒 75mm ISO580 ) 露出補正 ?-?????0.7段
;クリックすると大きな写真になります。


2016年3月 7日

CP+ 2016 パシフィコ横浜 2月26日

今年も2/25-28の4日間、CP+が開催された。今年はちょっと事情があって、行くか行くまいか躊躇していた。友人より26日に行くからタイミングが合えば現地で会いませんかとのお誘いもあったのだが、お約束はせずにいた。
  しかし、26日の横浜の朝は素晴らしい好天だった。少し運動不足でもあったし、じっとしてはいられなくなった。また、ニコンダイレクトというメールマガジンで、Nikonからプレミアム・コンパクトと称して、3種の撮像素子1.0型のコンパクト機が発表された。たまたま、CanonのG7Xをそろそろ買おうかと思っていた矢先だったので、午前中の短時間、見に行こうと出かけてしまった。

CanonからもG7X Mark?というのが発表になり、SONYのRX100 ??? と合わせて、にわかに撮像素子1.0型コンパクト機の競争が激化したようだ。
 今年のCP+はNikonがとても元気がある。フルサイズ一眼のフラッグシップ機のD5、APS-C一眼の久々のフラッグシップ機D500、それに前に記したプレミアム・コンパクト3機種、さらにA900などのコンパクト機も出している。私が愛用しているP610の後継機はB700として新発売されるが、これはP610とほとんど変わりはないように思う。
 パンフレットにも掲載された写真を撮っている3人のプロ・カメラマンによるニコンのプレミアム・コンパクト機のトークセッションを始めから終わりまで聴いてきた。良さそうだ。
  このあと、PENTAX K-1、OLYMPUS PEN-F、それとCanon PowerShot G7X Mark?を見て、早々に引き上げることにした。
あとで調べたところ、この日の入場者数は17,921人、CP+2016、4日間の総入場者数は67,792人だったそうだ。

1.パシフィコ横浜
みなとみらい駅から長いエスカレーターで上がって、外に出る。今日は素晴らしく良い天気だ。wikipediaによれば、通称パシフィコ横浜と呼ばれる横浜国際平和会議場は世界最大級の国際会議場と展示ホールとホテルからなるコンベンション・センターで、1991年に竣工している。パシフィコというのはパシフィックとコンベンションを合わせた造語だそうだ。右側に連なる三角の白い屋根が展示場だ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 6mm ISO80 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.ヨコハマ・グランド・インターコンチネンタル・ホテル
みなとみらい駅から、大きな道路を跨ぐ橋を歩いて進むと正面にこのホテルが見える。そのガラス張りの窓には、展示場の白い屋根が写りこんで眩い。左側の空間からはベイ・ブリッジも見えた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 6mm ISO80 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.展示ホール
展示ホールのCP+の入り口は、先の方にある。予想される混雑に対応するためだろう。右手のガラスには左側の景色が映り込み、その上には、アプローチを歩く入場者の姿が写っていた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 6mm ISO80 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
4.受付に並ぶ入場者の列
開場時間は10時00分。この時は10時20分過ぎだった。上に上がるエスカレータから下を見ると延々と入場者が続く。しかし、ほとんどの人が事前入場登録をしているようで、列の進みは速かった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/30秒 6mm ISO500 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.Nikon DLシリーズ
私は、まず、Nikonブースへ向かった。そして、発表されたばかりのNikonのプレミアム・コンパクトと称するDLシリーズのコーナーへ行く。手に取ってみようと列に並んだら、係りの人が来て、「1時間ほどお待ちいただきますがよろしいですか」と言ってきた。1時間は待てない。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/80秒 14mm ISO180 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.DLシリーズのトークセッション
11時からDLシリーズのトークセッションがあった。ちょうど良い時間だ。聞いて行こうとブースに設けられたコーナーへ行くと、幸い前の方に未だ空席があった。DLシリーズのパンフレットにも写真が載っている3人のプロ写真家が解説してくれる。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/60秒 21mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.DLシリーズの3機種
デザインもなかなかきれいだ。ニッコール・レンズの威力がどこまで発揮されるか。3人のプレゼンテーターもその点を強調していた。発売は6月だそうだ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/80秒 12mm ISO160 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.試写用の鉄道模型
ソニーのブースだったろうか、試写のためのHOゲージ鉄道模型レイアウトがあり、今年3月限りで廃止になる「カシオペア」が走っていた。先頭のEF510-510を流し撮りしてみた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/125秒 30mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
9.OLYMPUS PEN-F
OLYMPUSは本田選手のTVコマーシャルでOM-Dが好調なようだが、昔懐かしいPEN-Fの名を冠した新製品を登場させた。この展示の傍らにいた社員の方に「素晴らしいデザインですね」と話しかけたところ、「私がデザイン担当しました」との返事が返ってきた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/50秒 9mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
10.キャノン・ブース
今回のCP+でキャノンからは特に目新しい出展はなかったが、フラッグシップ機の新製品であるEOS-!D X Mark?と、APS-Cサイズの新製品であるEOS 80Dは人気があった。ブースでは新体操の技が披露されていた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 18mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
11.パナソニック・ブース
パナソニックは動画、写真とも4Kを売り物にしている。撮った後でフォーカスポイントを選べるという「フォーカスセレクト」モードというのが気になった。フォーカス・ポイントを移動させながら連写して、保存し、後でその保存された画像の中から、前にピントがきているショット、奥にピントが来ているショットを選べるということらしい。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/160秒 30mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
12.東芝ブース
なぜ東芝のブースが? 東芝は今大変な状況にあるのに大きな展示スペースだ。新生東芝としての強化事業領域として、エネルギー事業とストレージ事業に注力すると言われている。メモリカードやHDDなどのストレージメーカーの東芝としての展示なのだ。同社のハイエンドメモリカード「EXCERIA PRO」はプロにも好評という。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/160秒 30mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
13.日本カメラ博物館
毎年出展されている日本カメラ博物館のコーナーでは、特別展「メカニズムからみるカメラの歴史」が開催されていた。これは私もまだ所有しているNikon F3の断面だ。ペンタプリズムは思ったより大きい。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/80秒 14mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
14.ミノルタα7000
初めてのオートフォーカスカメラは1977年11月に発売された愛称「ジャスピンコニカ」だった。当時、AFはカメラの革命だと思った。このパネルは1985年にミノルタが開発し、商品展開を行った実質的に世界初のオートフォーカス機能を搭載したシステム一眼レフカメラであるα-7000の部品展開図である。当時、私は仕事が忙しくカメラからも離れていたので即、購入はしなかったが、あこがれのカメラであった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/30秒 6mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
15.日本丸
午後1時前にCP+の会場を離れ帰路についた。天気が良いので桜木町まで歩く。ランドマークタワーの手前に、帆船「日本丸」があった。wikipediaによると、日本丸は、1930年(昭和5年)1月27日、兵庫県神戸市の川崎造船所で進水した。日本の航海練習船で大型練習帆船である。日本丸は約半世紀にわたり活躍し、1984年(昭和59年)に引退した。1985年(昭和60年)から横浜市の所有となり、みなとみらい21地区の日本丸メモリアルパーク内で展示・公開が開始されている。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 18mm ISO80 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
16.日本丸とランドマーク・タワー
横浜らしい光景である。一度、全長97m、メインマスト高46mの日本丸が29枚の帆をいっぱいに広げる姿(総帆展帆)を見てみたいと思う。次のチャンスは4月10日、4月29日だそうだ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 6mm ISO80 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。


2015年2月23日

2015 CP+ 2月12日 パシフィコ横浜


 今年も昨年とほぼ同じ時期に「2015 CP+」(CAMERA & PHOTO IMAGING SHOW 2015)が開催された。今年は初日の2月12日に出かけてきた。足立区生物園の大温室で撮った蝶については次回にし、CP+について先に載せる。

  この日は午前中が業界、出展社の人びとのみが対象で、一般は正午からだった。そこで、桜木町の「横浜ブルグ13」というシネマ・コンプレックスで、午前中に映画を1本見て行こうと思った。見たかったのは台湾映画「KANO 1931 海の向こうの甲子園」という映画だったが、ネットで予約を取るときに、間違えて「アゲイン 28年目の甲子園」を取ってしまった。これはこれで楽しめたのだが、「KANO 1931 海の向こうの甲子園」は、改めて見ることにする。今まで、良く映画を見に行った高島町の109シネマズは1月25日で閉館となっている。

 話を戻す。映画を観終わった後、簡単な昼食をとって、ランドマーク・タワー、クィーンズ・スクエアを通り抜けて、「2015 CP+」の開場へ向かった。例年の通り、事前登録をし、入場証をプリントしていったので、スムーズに入場できた。入場したときは、まだスーツ姿の業界の方々が多かったが、時間が経つにつれ、私と同じような年齢の方々が多くなってきた。

 今年のCP+の印象は、昨年に比べ少しおとなしくなったかなという感じだった。しかし、各社のブースでステージを設けての講演は、それぞれ盛り上がっていたように思う。新製品の展示は、昨年のミラーレス一眼の波が続いている。話題となるのはやはり、SONY α7s の超高感度 ISO409,600 だ。LUMIXは4K を志向している。NikonやCanonは、今持っているレンズが使える、フルサイズ、電子ファインダーのミラーレス一眼を何時出してくるのだろうか。無理なのだろうか。

 コンパクト・デジカメではいくつか新製品が出てきていた。各社とも、Wi-FiとNFC(Near Field Communication)の機能を使ったスマホとの連携を強化してきている。10m以内の距離であれば、デジカメで撮った画像のスマホへの転送や、スマホの画面を見て、デジカメのズームをしたり、シャッターを切るといったリモート撮影ができるようだ。実際に試してもらおうと思ったが、会場内はいろいろな電波が飛んでいて邪魔し合っているとのことで出来なかった。

 また、コンデジの発展型とでもいおうか、撮像素子を大きくした機種が増えてきている。私としてはCanonのG7Xなどに食指が動く。一方、1/2.3の撮像素子ではあるが、光学60倍で35mm版換算で望遠側が1440mmというNikon P610なども発売になった。合焦が早くなり、手振れ補正も5.0段と強化されている。GPSやWiFi・NFC機能もある。私が2009年4月に購入したP90から数えて4代目か5代目になるのだろうが、このタイプも進化を遂げている。これは使い道があるカメラだなと思う。

 2015 CP+ の事前登録入場者は、私が行った初日の2月12日は13,074人で、4日間合計では67,617人と発表された。

1.開場のパシフィコ横浜
今年も会場はパシフィコ横浜だった。私にとっては近くなのでありがたい。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1000秒 7mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.WEB事前登録受付
ほとんどの入場者がインターネットで事前登録をしてくるので、入場手続きは、プリントしてきた入場証の提示のみで、とても短時間だ。入場料は1,500円となっているが、事前登録により、無料になる。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/30秒 4.9mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.SIGMAのブースにて
SIGMAのユーザであるn-shuheiさんのところへ送られてきていたこのCP+への招待状を、いただいていたので、それを持ってまず、SIGMAのブースへ行ってみる。プロ写真家がSIGMA DP1 Merrill と DP2 Merrill というカメラで撮ったキャビネサイズのパネルを2枚いただいた。これらのカメラはともにAPS-Cサイズの撮像素子を有し、それぞれ19mmf2.8と30mmf2.8の単焦点レンズを付けた高画質が期待できるカメラである。コンデジで撮るのは申し訳ないと思ったが、手をあげたら目線をくれたので、撮らせていただいた。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/80秒 8mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
4.会場風景
例年通りの会場風景だ。写真・映像用品の企業のブースも頑張っている。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/50秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.無料点検クリーニング・サービス
奥まったところだったが、一眼レフとレンズの無料点検サービスというコーナーもあった。昨年までにもあったのかもしれないが、私は初めて気が付いた。後で調べてみるとFUJIFILMにも無料のクィック・メンテナンス・サービスといのがあった。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/50秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.FUJIFILMのモデルさん
FUJIFILMのブースでは、ステージのオートバイに寄り添う2人のモデルさんがポーズをとっていた。今回のCP+で一番目立っていたと思う。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/60秒 12mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.日仏連動企画
日本とフランスで写真を展示できる新しい写真賞として、フランス・パリで毎年行われる写真映像イベント「Salon de la Photo(サロン・ドゥ・ラ・フォト)」が主催する写真コンテスト「LES ZOOMS(レ・ズーム)」受賞作品の特別展示が行われていた。「LES ZOOMS(レ・ズーム)」という賞は写真家を応援し、その写真家としての仕事に注目を集め、多くの人にその仕事の労を伝えるために制定された。毎年9人のフランスの写真誌の編集長が一人の写真家を選考し、その候補者の10作品を発表、その後ウェブサイトで一般投票を得て、優勝者が決まった。また、9人の編集長が「LES ZOOMS・プレス賞」を選考する。毎年、結果はパリで行われる「サロン・ドゥ・ラ・フォト」の開催時に発表され、2人の優勝者の写真は大々的に展示されると説明がなされていた。ここCP+では、マノロ・ミロナスとルドルフ・セバーの2人の作品が展示されていた。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/40秒 9mm ISO320 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.日本カメラ博物館
今回も日本カメラ博物館の展示があった。私はこれを楽しみにしている。今回は「LOVEカメラ! ~見て楽しいカメラの世界~」と題されて、懐かしいいろいろなデザインのカメラが展示されていた。(写真9.?12.は、日本カメラ博物館の展示)

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/30秒 7mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.スタート35
懐かしい! 私が小学校の4年生か5年生のころ、父親にねだって初めて買ってもらったカメラだ。こんなカメラがあったことをしばらく忘れていた。私の古いアルバムにはこのスタート35で撮った、白黒写真が貼られている。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/80秒 11mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
10.フィルム付きカメラのいろいろ
宣伝用媒体としても使われたフィルム付きカメラが展示されていた。「写るんです」の成功を追って、各フィルムメーカーや他業種からも参入があった。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/60秒 13mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
11.ミニチュアカメラ
シャランという会社でライカM3やニコンSPなどのミニチュア・カメラが造られていたのが記憶にある。いや、今でもあるかもしれない。ミノックスサイズ シャラン用フィルムというのを用いて撮影もできた。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/60秒 12mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
12.ヤシカY16
多分、大学生のころだったと思うが、欲しくなって衝動買いしたのを覚えている。カートリッジに入った16mmのフィルムを使う。ポーカーのチップのような小さな円盤を指で挟んで、カメラ本体を回してフィルムを巻き上げた記憶がある。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/80秒 15mm ISO250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
13.ブースで講演
各社のブースでは著名な写真家による40分くらいの講演スケジュールが次々に組まれていて、それぞれ盛況だった。このOLYMPUSのブースは女性写真家による今流行の「女子カメラ」をテーマにした講演のようだ。女性の聴衆が多い。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/30秒 4.9mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
14.イギリスから演者を招いて
FUJIFILMのブースではイギリス人の講師が講演をされていた。CP+は国際的である。外国人の来場者も多かった。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/30秒 4.9mm ISO160 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。


2014年2月21日

HS50EXRで鉄道ジオラマを撮る 2月14日


  パシフィコ横浜で行われていた 「2014 CP+」 を見た後、まだ時間が早かったので、降り続く雪は気になったが、原鉄道模型博物館へ寄っていくことにした。昨年秋からジオラマの撮影が常時可能になっている。前回12月26日と同じくHS50EXRでチャレンジしてみる。
 雪のためだろう、ジオラマの先客は2名だけだった。この日は、?連写で流し撮りをしてみる。?ジオラマに置かれているフィギュアに焦点を合わせ、走り去る列車を撮る。・・・をテーマにしてみた。

1.踏切で貨物列車の通過を待つ自動車
シャッタースピードは約1/50秒。思ったほど列車が流れなかった。明日はバレンタイン・デイで、踏切で泊まった小型トラック、鉄橋の下を通過するトラックは、チョコレートのプレゼントを積んでいた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/52秒 16.7mm ISO800 ) 露出補正 なし
踏切で貨物列車の通過を待つ自動車;クリックすると大きな写真になります。
2.荷捌き中のホームを蒸機が通過
プラット・ホームのフィギュアにピントを合わせておき、蒸気機関車がかぶるのを待ってシャッターを切った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/50秒 59.0mm ISO800 ) 露出補正 なし
荷捌き中のホームを蒸機が通過;クリックすると大きな写真になります。
3.京福電鉄
原信太郎さんにより1978年に作られた京福電気鉄道の模型が、約10分間だけ、ジオラマの一番手前にある短いレーンを往復走行した。折り返し駅周辺のフィギュアによる演出は効果的だ。ISO3200になったが、ちょっと厳しい。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/75秒 59.0mm ISO3200 ) 露出補正 なし
京福電鉄;クリックすると大きな写真になります。
4.物干し台とクロコダイル型電機
この模型は、1975年に作られたスイス国鉄の SBB Ce6/8形 という。この写真も屋上で洗濯物を干す女性にピントを合わせておき列車の通過を待った。これもAUTOでISO3200になったが、ISO1600にして、1/50秒でよかったと思う。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/100秒 42.3mm ISO3200 ) 露出補正 なし
物干し台とクロコダイル型電機;クリックすると大きな写真になります。
5.転車台の上の蒸気機関車
田舎にある転車台の上で機関車が回っていた。残念ながらその動きを表現することはできなかった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/76秒 24.2mm ISO3200 ) 露出補正 なし
転車台の上の蒸気機関車;クリックすると大きな写真になります。
6.蒸気機関車が牽く旅客列車
11コマ/秒の連写で流し撮りを試みた。ちょうどジオラマのライトが夕焼けのように変わった時だった。プログラムオートで、ISO640で、1/16秒だった。もっとISO感度が上がっても良いと思うが・・・?

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/16秒 17.3mm ISO640 ) 露出補正 なし
蒸気機関車が牽く旅客列車;クリックすると大きな写真になります。
7.扇形機関庫の前を疾走する蒸気機関車
連写で流し撮りし、何枚か撮ったうちの1枚だ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/32秒 39.3mm ISO2500 ) 露出補正 なし
扇形機関庫の前を疾走する蒸気機関車;クリックすると大きな写真になります。
8.保線作業
保線作業をする2人の脇を列車が通過する。鉄粉が飛んできそうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/50秒 73.7mm ISO1600 ) 露出補正 なし
保線作業;クリックすると大きな写真になります。
9.停車中のスイス国鉄 Be 4/6 電気機関車
ホームに停車中の機関車の情景が伝わってくる。この形式の2号機である12302号の実車は、1919年に試作車として造られた。Be 4/6 は、ゴッタルド峠越えを主目的に製造されたロッド式の電気機関車である。客貨車両方に使用される万能機でもあったという。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/25秒 45.6mm ISO1600 ) 露出補正 なし
停車中のスイス国鉄 Be 4/6 電気機関車;クリックすると大きな写真になります。
10.狙い通りのタイミング
電気機関車の運転手とホームに立つ駅員とのアイ・コンタクトを感じる情景になった。ホーム上の駅員にフォーカスを合わせておいて、連写で列車の通過を待った。狙い通りのタイミングだった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/80秒 61.3mm ISO2000 ) 露出補正 なし
狙い通りのタイミング;クリックすると大きな写真になります。
11.行き交う3列車
いちばん向こうの線路を、日本の蒸気機関車C11+C12 が牽く貨物列車が行く。プラットホームのベンチに2人の女性が座っている中央の線路を、DB E10形電気機関車が牽く急行列車が右から左へ通過、そして一番手前をスイス国鉄の Ce6/8形クロコダイル電気機関車が牽く貨物列車が左から右へと通過する。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/16秒 20.1mm ISO500 ) 露出補正 なし
行き交う3列車;クリックすると大きな写真になります。


2014年2月17日

雪に見舞われた「2014 CP+」(カメラ・ショウ) 会場風景 2月13日


  「2014年 CP+」は2月13日?16日、今年もパシフィコ横浜で行われた。私は、土、日は混むだろうから、14日に行こうと決めていた。
 夜半より降り始めた雪は、朝になっても降り続いていたが、湿気が多いためか、道にはほとんど積もっていない。交通機関も問題なさそうだ。予定通り、出かけることにした。 10時少し過ぎに会場に着いたが、さすがに受付は空いていた。

 この時期に合わせて、各社からいろいろな新製品が発表されている。今年目立ったのは、レンズ交換式、電子ビューファインダーの一眼タイプで、撮像素子が比較的大きいデジタルカメラが各社から発表されている。特に、ミラー式の一眼レフデジカメに強い、Nikon、CanonあるいはPENTAX などを除き、また、SONY α の撮影中もミラーのアップダウンのない透過ミラーを使用した独自のミラーボックスというのもあったが、そのSONY はじめ OLYMPUS、FUJIFILM、Panasonic はこぞって、ミラーレス、つまり電子ビューファインダーの単にデジカメとは呼ばせないレンズ交換式のデジタルカメラに力が入っている。

  私はカメラおよびデジカメのテクニカルな面について、全くの素人であるが、いちユーザとして感じてきたことからすれば、ミラーレスはデジカメの本質だと思う。銀塩フィルム時代は、ファインダーで見たとおりに撮れるカメラは、撮影レンズでとらえた像をミラーで反射して、ペンタプリズムあるいはペンタミラーを介してファインダーで見て構図などを決め、シャッターを切って、そのミラーを跳ね上げ、光をフィルム面に当てる。そしてファインダーから像が消えないように瞬時にミラーを元の位置に戻すという一眼レフだけだった。

  Nikon や Canon などはデジカメでも、ミラーで見るファインダーの見易さを踏襲し、大事にしているが、デジカメでは、ミラーがなくとも背面のモニターで、撮影するそのままの、ただし電子的に処理された像を見ることが出来る。その背面のモニターで見える像を電子的にファインダーで見られるようにすることは、可能なことだ。問題はその電子ビューファインダーで見る像が、ミラー式のファインダーで見る像と比較してどうかというところにある。
 レンズ交換ができるミラーレス・デジカメ以外のことでは、各社、スマホとの競合や、連携を意識しているように思えた。バカチョンならば、スマホに付いているカメラで十分なのだ。 2時間ほどで切り上げて、外に出たが、雪と風は強くなり、みなとみらいの観覧車もかすんで見えた。

1.受付
開場は10時である。10時15分ごろに会場に着いた。毎年、開場直後は列ができている受付も、この日ばかりは空いていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/73秒 4.6mm ISO800 ) 露出補正 なし
受付;クリックすると大きな写真になります。
2.「2014 CP+」会場入口
中は広い展示会場になっている。奥に、FUJIFILM、Canon、Nikon、Panasonic、RICOH 各社の展示ブースが並び、手前には、HAKUBA、EPSON、OLYMPUS、SONY、CASIO、SIGMA、TAMRONと並ぶ。左サイドにはKenkoの大きなブースがあり、その手前に日本カメラ博物館の展示があった。カメラ・撮影用品各社の展示は、展示会場の中央に並んでいた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/90秒 6.2mm ISO800 ) 露出補正 なし
「2014 CP+」会場入口;クリックすると大きな写真になります。
3.OLYMPUS
会場入口を入ってすぐ左側にはOLYMPUSのブースがあった。今年は、OM-Dというレンズ交換式、電子ビューファインダーのデジカメと、高級コンパクトデジカメ路線であるSTYLUSが中心である。ブースでは、桃井一至さんのプレミアムコンパクトカメラトークライブ ?STYLUS 1?という講演が行われていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/40秒 4.8mm ISO400 ) 露出補正 なし
OLYMPUS;クリックすると大きな写真になります。
4.LUMIX と LEICA レンズ
Panasonic がデジカメ市場に参入した時、いわゆるカメラメーカーのカメラを使っていたユーザは、誰もが「電器屋さんがカメラ?」と思ったに違いない。それを払拭しようとしたのが、LEICA レンズを装着したことだったと思っている。そして、LUMIX は大成功だった。LEIC社の講師による「ライカレンズ協業とノクチクロンについて」というプレゼンが行われていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/75秒 15.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
LUMIX と LEICA レンズ;クリックすると大きな写真になります。
5.LUMIX モデルフォトセッション
LUMIX ブースには、「お客様ご持参のカメラでモデル撮影を体験していただけます」というステージがあった。Panasonic もいわゆるミラーレス一眼(レンズ交換式、電子ビューファインダーのデジカメ)が主力であるが、中でもコンパクトデジカメ並みに小さなボディの GM1K が目立った。ただし、この GM1K は電子ビューファインダーが付いてない。レンズ交換式だけど背面のモニターだけである。一方、TZ60という間もなく発売されるコンデジは、コンパクトな形態ながら電子ビューファインダーが供えられている。電子ビューファインダーがあると日差しが強いときや、望遠端で撮るときは、ターゲットを捉え易い。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/80秒 15.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
LUMIX モデルフォトセッション
6.Nikon
Nikon はフルサイズ撮像素子の一眼レフである新製品 Df (fusion) や D610 などが中心で、それらのカメラを活かすNIKKOR レンズ群にも力が入っていた。ステージでは'ゆる鉄'で有名な中井精也さんのプレゼンが行われていた。スライドの北条鉄道というのは聞いたことがなかったが、兵庫県で旧国鉄特定地方交通線の鉄道路線を運営している加西市・兵庫県などが出資する第三セクター方式の鉄道会社である。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/40秒 11.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
Nikon;クリックすると大きな写真になります。
7.会場奥に並ぶ大きなブース
FUJIFILM、Canon、Nikon、Panasonic、RICOH(PENTAX)とブースが並ぶ。FUJIFILMのブースも大きかった。カメラで力を入れていたのは X-T1 といういわゆるミラーレス一眼(レンズ交換式、電子ビューファインダーのデジカメ)だった。昔のフィルムカメラを思い起こすような精悍なスタイルだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/229秒 14.4mm ISO400 ) 露出補正 -2.0段
会場奥に並ぶ大きなブース;クリックすると大きな写真になります。
8.Canon
オリジナルである7.の写真は、-2.0の露出補正をした結果、暗いところが強く抑えられてしまった。この写真は、オリジナルを画像ソフトでレベル補正している。Canon は、ミラーレスカメラでは、EOS M に次ぐ EOS M2 を発売したが、他はあまりインパクトはなかった。PowerShot G1X Mark? をはじめとしたコンパクトデジカメに新しいものがあった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/229秒 14.4mm ISO400 ) 露出補正 -2.0段 Nikon Capture NX2 でレベル補正
Canon;クリックすると大きな写真になります。
9.FUJIFILM 80周年
FUJIFILMのステージでは、塙真一さんのトークショーが行われていた。FUJIFILMは創立80周年を迎えるらしい。同社はフィルムで培った「色」を訴えていた。余談になるが、私が愛用し始めている同社のHS50EXRだが、その後継機となる S1 が間もなく発売になるというので触ってきた。HS50EXRと比べ、防塵・防滴構造になったことを売りにしている。この手の高倍率ズームのデジカメは、野外で野鳥などを撮るのに使われることが多い。そういうことからすれば着眼点は良い。しかし、AFはむしろ遅くなっているし、気に入っていた手動ズームが電動になってしまったので、私は歓迎できない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/40秒 11.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
FUJIFILM 80周年;クリックすると大きな写真になります。
10.Kenko Tokina
左側中央にある   Kenko Tokinaのブースも多彩だった。ステージでは萩原和幸さんが 70-200 F4 という新製品によるポートレート撮影について講演していた。モデルは林恵里さんでだった。撮影タイムもあった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/67秒 49.1mm ISO1600 ) 露出補正 なし
Kenko Tokina;クリックすると大きな写真になります。
11. 日本カメラ博物館の展示
今回も日本カメラ博物館の展示があった。歴史を語り継ぐ多くのカメラが展示されていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/45秒 4.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
日本カメラ博物館の展示;クリックすると大きな写真になります。
12.スポーツ写真の歴史
日本カメラ博物館の展示会場には、歴史のあるスポーツ写真が展示されていた。この写真は、「東京オリンピック入場行進」と題されている。1964年の東京オリンピックの開会式は国立競技場で行われたが、これは外苑の絵画館前に日本選手団が集合している写真である。ここから、国立競技場へ向かったのだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/25秒 9.2mm ISO400 ) 露出補正 なし
スポーツ写真の歴史;クリックすると大きな写真になります。
13.外は雪!
SONYのブースは、入口から見て手前にある大きなスペースだったが、囲いの中にあった。勿論、中に入って見てきたが、やはり、ミラーレスに力が入っている。特にフルサイズのα7、α7R に人気が集まっていた。そのほか、TAMRON ,SIGMA のレンズメーカーも頑張っていたし、写真・撮影用品の中にも興味があるものもあった。一通り見終えたので、正午少し過ぎに切り上げて、外に出た。みなとみらいの観覧車も雪ではっきり見えない。翌15日は雪のため中止になった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/499秒 16.7mm ISO100 ) 露出補正 なし
外は雪!;クリックすると大きな写真になります。


2013年2月18日

2013年 CP+ 2月3日


 1月31日?2月3日、今年もパシフィコ横浜で開催された CP+ (CAMERA & PHOTO IMAGING SHOW)の最終日に出かけた。入場料は1,000円とのことだが、ネットで事前登録すると入場無料になる。
 今年のCP+は各メーカーとも、画期的な新製品お披露目はほとんどなく、ちょっぴりパンチに欠けていたかなという印象を持ったのは私だけではないだろう。Nikon、Canon も参入してミラーレス機が出そろったが、とくに新しい方向性を感じることはなかった。ミラーレスはデジタル機の必然と思うが、そうなると、ビューファインダーの機能が競われると思う。

1.入場者の列
10:00 開場である。10時20分ごろ会場に着いた。昨年と同じようにわたくし同様年輩の方の来場が多い。列はできていたが、ほとんどの人が事前登録されていて、すぐに入場することができた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 6.1mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
入場者の列;クリックすると大きな写真になります。
2.カメラグランプリ30周年記念展
カメラグランプリは、毎年4月1日から翌年3月31日までの1年間に日本国内で新たに発売されたスチルカメラの中から、設計思想・デザイン・機能・操作性・安全性・基本的要素を総合的に評価し、最も優れた製品に対して授与される。カメラグランプリの選出にあたる選考委員は、カメラ記者クラブ加盟誌の編集長(またはそれに代わる雑誌代表者)、および同クラブのメンバー、さらに実行委員会が委嘱した外部選考委員と特別選考委員だそうだ。30年前、その第1回のカメラグランプリは Nikon FA だった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/320秒 6.1mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
カメラグランプリ30周年記念展;クリックすると大きな写真になります
3.各メーカーのブースでのプレゼンテーション
カメラメーカーやレンズメーカーは、それぞれブースを設けて、自社製品の展示とともに、著名な写真家によるプレゼンテーションが行われている。これは斉藤巧一郎さんによるハイエンド・コンパク・トデジタルカメラ Olympus STYLUS XZ-2 の「XZと旅するヨーロッパ」と題したお話である。Olympusは、昨年までは Pen 一辺倒という印象だったが。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/200秒 6.1mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
各メーカーのブースでのプレゼンテーション;クリックすると大きな写真になります
4.Canon のブース
Canonの新製品は EOS 6D だが、あまり目立たない。総合力がアッピールされているようだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/50秒 15.7mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
Canon のブース;クリックすると大きな写真になります
5.試し撮りのモデルさん
各ブースには試し撮りのための実機が並べられ、来場者に、手に取らせて試し撮りをさせている。そのモデルさんを横から撮らせていただく。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 30.5mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
試し撮りのモデルさん;クリックすると大きな写真になります
6.男性のモデル
モデルさんというと女性ばかりと思ってしまうが、プロモーションの目的によっては、動きのある男性モデルも。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 13.8mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
男性のモデル;クリックすると大きな写真になります
7.カラーペンタックス
私が初めてのボーナスで、自分で買ったカメラはペンタックスSPだった。新宿のヨドバシカメラだったが、バナナのたたき売りのように、売られていたのを思い出す。デジタルの時代になって苦戦が続き、今はペンタックスリコーとなっている。今、力を入れているのは、Q10というレンズ交換式のミラーレス機だ。撮像素子を1/2.3にして、「小さな一眼」にしている。私はこのカメラの形が好きだ。いろいろなカラーリングが施されたQ10が目を引いた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/500秒 6.1mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
カラーペンタックス;クリックすると大きな写真になります
8.海野和男さん推薦機材
昆虫写真家の海野和男さんの推薦撮影機材として 、マイクロフォーサーズで初めて一眼レフ並みの操作性を持つカメラが誕生したと LUMIX DMC-GH3 が展示されていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/50秒 6.1mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
海野和男さん推薦機材;クリックすると大きな写真になります
9.SIGMAのブース
SIGMAのブースには、レンズ1本をほぼ完全に分解して、「レンズの解剖(Anatomy of Camera Lens)」という展示があった。私も使っているズームレンズの17-70mmF2.8-4 DC MACRO OS HSMを、レンズキャップやフードまで 徹底的にバラして、 その部品のひとつひとつに名称をつけて展示していた。シグマの狙いのひとつは、これらのたくさんの部品のほとんどが「Made in Japan」であることをアピールしたかったことと、小さな部品ひとつひとつの「精度」と、それを組みつけていく「技術」を確保しなければ高性能なレンズは作れない、ということを伝えたかったのだろうと評されていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/80秒 6.1mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
130216_009.jpg
10.CASIO
CASIOというと、計算機か、腕時計のメーカーというイメージが強いが、実は、平成7年に、今でこそ当たり前であるファインダー兼用の液晶モニターを初めて備え、かつ6万5千円という画期的な低価格で、 QV10 を発売している。「サクサク撮れる」をテーマにプロモーションが行われていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/320秒 30.5mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
CASIO;クリックすると大きな写真になります
11.みなとみらい臨港パーク
1時間余りでざっと見て回った。天気が良かったので海辺へ出てみた。ここはみなとみらい臨港パークという。ベイ・ブリッジが正面に見える。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
みなとみらい臨港パーク;クリックすると大きな写真になります

2012年2月23日

CP+ 2012 2月10日


 今年もパシフィコ横浜で開催された。横浜での開催は今年で3回目になる。私にとっては大変好都合で、ありがたい。会場となっているみなとみらいのパシフィコ横浜は、世界最大級の国際会議場と展示ホールとホテルからなるコンベンションセンターである。CP+はその広大な展示ホールで行われた。

1.受付を待つ列
私が行ったのは会期2日目の2月10日(金)だった。会場に到着した午前10時、受付には長い列ができていた。しかし、パソコンで事前登録をしている人がほとんどで、アウトプットした登録票を差し出すだけで入場証を渡され、列の進みは早かった。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/20秒 10.3mm ISOオート ) 露出補正 なし
受付を待つ列;クリックすると大きな写真になります
2.オリンパスのブース
解任されたウッドフォード元社長に損失隠しにつながる企業買収問題の不正を指摘された当時の経営者の失態はさることながら、オリンパスのブースは入口に最も近いところにあり、ミラーレスの Olympus-Pen 好調の勢いを借りて、新製品である OM-D が展示され、元気だった。医療分野を含め、世界的に優秀な技術を持つだけに頑張ってほしい。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/50秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 なし
オリンパスのブース;クリックすると大きな写真になります
3.キャノンのブース
会場で最も広いブースを構えているのがキャノンだった。キャノンは 35mmフルサイズの1DXに力が入っている。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/50秒 9.1mm ISOオート ) 露出補正 なし
キャノンのブース;クリックすると大きな写真になります
4.ニコンのブース
キャノンのブースの隣に、キャノンの次に広いスペースを持ったニコンブースがあった。ニコンは、35mmmフルサイズの撮像素子を持つ、一眼レフとして D4 と D800 を新製品として打ち出してきた。強力である。もう一方で、昨年発売された Nikon 1 というミラーレス機にも力が入っていて、ブースではこの日も写真家、阿部秀之さんの講演が行われていた。アダプターによってFマウントのレンズも付けられるとのこと。このNikon 1 に100mm macro レンズを付けると、35mm版換算で280mm相当の絵が得られる。少なくともワーキング・ディスタンスを生かせるのではないだろうか。試してみたい。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2 1/30秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 なし
ニコンのブース;クリックすると大きな写真になります
5.キャノン・ブースでのモデル撮影
1DXを触らせて、ステージのモデルの撮影をさせていた。その後ろ、つまり外野で手を上げてIXYで撮った。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/250秒 9.3mm ISOオート ) 露出補正 なし
キャノン・ブースでのモデル撮影;クリックすると大きな写真になります
6.PowerShot G1X
キャノンのハイエンド・コンパクト・デジカメである、私も昨年購入したPowerShot G12 の後継機が、G13 ではなく G1X として発表された。 G12 に比べて撮像素子が大きくなり、1.5型となった。広角側の15.1mmが35mm版換算で28mm画角に相当するので、1.85倍ということか。これは、Olympus-Pen や ルミックスのGシリーズのフォーサーズより大きな撮像素子である。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/125秒 7.2mm ISOオート ) 露出補正 なし
PowerShot G1X;クリックすると大きな写真になります
7.ニコンのコンパクト・デジカメ新製品
COOLPIX のPシリーズの新製品が発表された。私の持っている、24倍ズームのP90から、今回発表された4代目になるP510は、42倍ズームである。24mm相当から1,000mm相当までカバーする。これはこれで興味津々である。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.2 1/30秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 なし
ニコンのコンパクト・デジカメ新製品;クリックすると大きな写真になります
8.「美少年論」 大串祥子さんの講演
ニコン・ブースで行われた写真家大串祥子さんの「美少年論」というタイトルの付いた小一時間の講演を聞いた。'シャッターを押させる被写体を求めて'というサブタイトルがついている。タイトルを見て、私は失礼ながら、最初、今はやりの韓流男性スターのことなのか、そして「女子カメラ」狙いのタイトルかと思ったが、全く違った。大串さんは近代5種競技の選手たちなどの写真を撮っておられ、スライドも紹介されたが、講演の内容は、写真を愛する人たちにとっての永遠のテーマであり、悩みの種である、「何を撮るか。被写体の見つけ方、撮り方について」を語ってくれた。とにかく、好きなものを撮る。撮りたいと思ったものを撮ればよい。被写体をさわらない、いじらない。被写体のことをよく理解する。といったことが印象に残った。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/80秒 14.7mm ISOオート ) 露出補正 -0.7段
「美少年論」 大串祥子さんの講演;クリックすると大きな写真になります
9.ニコン・ブースのステージ
ここでも前に陣取って、撮影しているみなさんの頭越しに撮らせていただいた。白飛びを抑えようと露出補正をしたが、白い服は飛んでしまっている。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/80秒 15.7mm ISOオート ) 露出補正 -0.7段
ニコン・ブースのステージ;クリックすると大きな写真になります
10.ルミックスのステージ
大きなスペースをとった明るいステージに何人ものモデルさんが、GX1 や GF3 を持って入れ替わり、立ち替わり登場する。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/100秒 15.7mm ISOオート ) 露出補正 -0.7段
ルミックスのステージ;クリックすると大きな写真になります
11.タムロンのステージ
シグマやトキナーとともに優秀なサード・パーティー・レンズを発売するタムロンでは、最近発売したソニーのミラーレス一眼専用18mm-200 のズームレンズに力が入っていた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/60秒 15.7mm ISOオート ) 露出補正 -0.7段
タムロンのステージ;クリックすると大きな写真になります
12.日本カメラ博物館
千代田区一番町にある日本カメラ博物館の ブースで、「よみがえる150年前 幕末・明治のカメラと日本の風景」を開催されていた。ブースの囲いには、写真の「日本の主要カメラメーカーの変遷」という表が張ってあり、1950年から60年代にかけて全盛だった昭和のカメラを代表する、ペトリ、ミランダ、ヤシカ、ニッカといった懐かしい名前を見ることができた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2 1/250秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 -0.7段
日本カメラ博物館;クリックすると大きな写真になります
13.ソニーのブース
ソニーは、昨年はα55でトランスルーセント・テクノロジーとやらで、高速、高精度なAFと12コマ/秒の高速連写を訴えていた。今年は、そのアップ・グレード版であるα77とAPS-Cサイズのミラーレス機、NEX-7に尽きる。気の毒にタイの洪水で大きな痛手を被った。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/250秒 10.3mm ISOオート ) 露出補正 -0.7段
ソニーのブース;クリックすると大きな写真になります
14.横浜ベイブリッジ
午後1時少し前、CP+を見終えて、インター・コンチネンタル・ホテルの裏へ出ると、ベイブリッジが良く見えた。横浜ベイブリッジは、1989年(平成元年)9月27日に開通した長さ860mの斜張橋(吊り橋)である。しかし、2009年(平成21年)3月に客船クイーン・メリー?が横浜に寄港したが、その船体の高さゆえ、横浜ベイブリッジの下を通過することができず、大さん橋客船ターミナルに接岸できなかったので、大黒ふ頭に停泊したという話がある。飛鳥?は通っているのに。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/1250秒 13.6mm ISOオート ) 露出補正 -0.7段
横浜ベイブリッジ;クリックすると大きな写真になります
15.横浜ぷかりさん橋
1991年、インター・コンチネンタル・ホテル/パシフィコ横浜の正面に日本初の浮体式ターミナルとしてオープンした。浮体式のため、桟橋だけでなくターミナルの建物も海上に浮いている。ぷかりさん橋の名称は全国公募し、桟橋が浮体式の構造であることから付けられたという。ぷかりさん橋は2本の桟橋と客船ターミナルからなる。Aバース、Bバースは、プレジャーボートや公官庁の船舶が係留され、Cバースからは時々乗る水上バスのシーバスが、Dバースからは昨年夏に乗ったマリーンルージュやマリーンシャトルが発着する。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/1250秒 14mm ISOオート ) 露出補正 -0.7段
横浜ぷかりさん橋;クリックすると大きな写真になります

2011年2月17日

2011 CP+ 於:パシフィコ横浜 2月10日


 昨年は3月11日から14日まで開かれたCP+(Camera & Photo Imaging Show)が、今年は2月9日?12日に、昨年と同じパシフィコ横浜で開催された。
 パソコンで事前入場登録をして、2月10日に出かけた。会場に入った印象は、昨年とほとんど変わりはなく、むしろ少し控え目かなという感じがした。大きなブースを構えるのは、Nikon、Canon、Olympus、Sony、Fujifilm、Panasonic、Pentax、Ricoh、Casio といったところと Sigma、Tamron、Tokina(Kenko) のレンズメーカーであった。
 その中で少々目立ったのは、SonyとFujifilmで、Sonyは昨年後半に発売されたα55の実機を10台ほど並べて手に取らせ、トランスルーセントミラー・テクノロジーなるファインダーを覗かせ、連写機能を訴えるデモをしていたのと、FujifilmのレンジファインダータイプのX100というクラシカルなデザインの高級コンデジの実機に触るために列が出来ていたことだった。X100は実物に触るまで50分待ちとのことで、並んだ人にはパンフレットを手渡してくれる。並ばないとパンフレットはくれない。
 その他、各メーカーのブースではプロカメラマンによるトークがあった。また、日本カメラ博物館による「電子カメラ 誕生30周年展」という展示があったが、これもよい企画だと思った。
 午前中で見学を終え、みなとみらいから赤レンガ倉庫方面へ歩き、日本大通りからみなとみらい線に乗って横浜に戻った。

1.会場のパシフィコ横浜
今年もここが会場になった。ただ、去年は3月開催だったのが、今年は2月開催である。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.0mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/1250秒 7.2mm ISOオート )
会場のパシフィコ横浜;クリックすると大きな写真になります
2.パシフィコ横浜展示場
今日は午後から天気が崩れるという。みなとみらいには10時少し過ぎたころに着いたが、会場に入るまでに、外の写真を撮っておこうと展示場の周りを歩いてみた。建物の幾何学的な窓に周囲のビル群が写りこんでいた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.0mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/800秒 4.9mm ISOオート )
パシフィコ横浜展示場;クリックすると大きな写真になります
3.Sonyブース
会場の入り口を入ってすぐ右手にSonyのブースがあった。特設舞台でマウンテンバイクに乗るモデルが行き来し、それを並べられたα55の実機を手に取らせ、一眼レフでありながら、トランスルーセントミラーの採用で、画像がファインダーから消えることなく、かつ、ピントを合わせ続けることによって得られる10コマ/秒の高速連写撮影を体験させようとしている。α55はこのほかに、フルハイビジョン動画、3D撮影、GPS機能を備えており、エントリークラスのデジイチであるものの、バリアングルモニターと0.34倍まで寄れる18-55mmレンズのマクロと共に、いま私がいちばん興味のあるカメラである。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.0mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/30秒 4.9mm ISOオート )
Sonyブース;クリックすると大きな写真になります
4.日本カメラ博物館による「電子カメラ 誕生30周年展」
展示されていたこのカメラは1981年、今から30年前のソニーによる最初のデジカメ試作機である。画素数は28万画素、記録媒体はフロッピーディスクだった。デジカメが一般化されたのは、1995年に発売されたカシオVQ-10による。25万画素で価格は6万5千円だった。「撮ったあとですぐ楽しむ」というコンセプトのもと、ファインダー兼用の液晶モニターが付いた。ここから、デジカメはどんどん進化して行ったのは言うまでもない。今や1,000万画素を超えるコンパクトデジカメが1万円台で買える。私が初めてでデジカメを買ったのは、2002年の1月で、Olympus E-10だった。定価は198,000円であったが、これを価格ドットコムで112,000円で購入した。当時としては400万画素の高級機だった。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.0mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 4.9mm ISOオート )
電子カメラ 誕生30周年展;クリックすると大きな写真になります
5.「ゆる鉄」
11時からNikonブースで、プロカメラマンでTVにも登場する中井精也さんのスライド・プレゼンテーションがあった。「ゆる鉄」という新しい鉄道写真のジャンルを生み出し人気がある。さすがに、50席ほどの椅子はすでに占拠されており、約1時間、立って聞くことになった。IXY30Sの感度をオートからISO800に変えた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.0mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/160秒 4.9mm ISO 800 )
「ゆる鉄」;クリックすると大きな写真になります
6.Canonブース
Canonは Eos Kiss 5 と Eos Kiss 50 の発売を発表した。Eos Kiss 50 はKissシリーズのさらなるエントリーモデルとのこと。手をあげたらモデルさんが目線をくれた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.0mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/160秒 10.1mm ISO 800 )
Canonブース;クリックすると大きな写真になります
7.Fujifilmブース
APS-CサイズのCMOS撮像素子を持つクラッシクなフォルムのX100は凄い人気で、実機を触るのに50分待ちという。ちょっと興味はあったが、50分も待ちたくなかった。このモデルさんはレンズが2つある3Dデジタルカメラのデモだ。この領域ではFujifilmが最初に商品化している。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.0mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/125秒 11.4mm ISO 800 )
Fujifilmブース;クリックすると大きな写真になります
8.Pentaxブース
ネイチュア撮影のプレゼンが行われていた。パンフレットを配っていたチャーミングなお嬢さんがいたので、1枚撮らせていただいた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.0mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/100秒 4.9mm ISO 800 )
Pentaxブース;クリックすると大きな写真になります
9.観覧車とランドマークタワー
12時半ごろ会場を後にした。まだ晴れ間が出ていたので、赤レンガ倉庫の方へぶらぶら歩いてみた。平日の昼で人影は少ない。観覧車越しにランドマークタワーが見えた。残念なのは時計の電光掲示板で、文字が読めない。もっとシャッタースピードを工夫しないと正しく見える写真にならない。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.0mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/2000秒 8mm ISOオート )
観覧車とランドマークタワー;クリックすると大きな写真になります
10.巡視船「しきしま」
赤レンガ倉庫の傍の埠頭に、海上保安庁の巡視船「しきしま」(PLH31)が停泊していた。1992年に就役し、全長150m、総トン数は7,175t の世界最大の巡視船だそうだ。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.0mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/1600秒 14mm ISOオート )
巡視船「しきしま」;クリックすると大きな写真になります
11.横浜のキング・クイーン・ジャック
塔のある3つの建物で、キング・クイーン・ジャックとして親しまれている。1番上の写真がクイーンで横浜税関の建物。中がキングで神奈川県庁、下がジャックで横浜市開港記念会館である。

上:Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.0mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2 1/1250秒 4.9mm ISOオート )
中:プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/1000秒 4.9mm ISOオート )
下:プログラムオートで撮影 ( F5 1/150秒 14.4mm ISOオート )
横浜のキング・クイーン・ジャック;クリックすると大きな写真になります
12.C.J.CAFE
大桟橋の方へ左に曲がる手前に、英語しか書いていない看板の店がった。みなとみらい線の日本大通り駅から徒歩1分のところ。帰宅してホームページを見てみると、「昔ながらの横浜を残すビンテージな海岸通りの建物、戦後の横浜を感じる店内で良い音楽とお食事やドリンクをお楽しみ下さい。70年代の音楽が響き渡り、アメリカの田舎にあるカフェにトリップしたような気分を味わっていただけます」というコピーがあった。ちょっとそそのかされる。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.0mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/640秒 6.6mm ISOオート )
C.J.CAFE;クリックすると大きな写真になります

2010年3月29日

札幌から函館へ 3/4


 3月15日、2泊3日の旅行の最終日である。帰りは函館から飛行機に乗るがフライトの時間が遅いので、今日も一日函館観光ができる。まず、函館の歴史的建造物が多くある元町を歩いた。八幡坂から函館湾の眺めも良かった。旧北海道庁函館支庁にあった古いカメラのコレクションにも驚いた。
24.湯の川温泉「湯元 啄木亭」
ここもなかなか立派な旅館だった。日本庭園に雪が積もって美しい。大風呂は11階にあったが、「湯元 名水亭」の大風呂には一歩譲る。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
湯の川温泉「湯元 啄木亭」:クリックすると大きな写真になります
25.ハリストス正教会
朝は10時出発だったのでゆっくりできた。この日は函館の観光である。まず、バスは函館山ロープウェイの駐車場に停まり、元町へ行く。ハリストスとはキリストの意。全世界に2億人を越える信徒がいる約2千年前に創立された東方キリスト教会に属するという。1861年に函館のロシア領事館に到着したニコライ修道神父により、伝道された。ハリストス正教会の日本の本部は千代田区駿河台にあるニコライ堂である。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 48mm ISO400 ) 露出補正 なし
ハリストス正教会:クリックすると大きな写真になります
26.ハリストス正教会 正面
1907年に函館市内の火事によって聖堂は全焼の憂き目を見るが、1916年に再建され、1988年に大がかりな修復工事がなされ、現在に至る。現在の聖堂は、建築様式はビザンティン建築・ロシア建築の影響を受けているという。なかなか良いカメラポジションが探せなかった。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
ハリストス正教会 正面:クリックすると大きな写真になります
27.カトリック元町教会
カトリックは聖母マリアを信奉する。カトリック元町教会は、江戸時代末期にフランス人の宣教師が建てた仮聖堂がはじまりで、 1876年(明治9年)に創建された。その後、火事によって焼失し、 1910年(明治43年)にレンガ造りの建物として再建されたが、再び火事で焼失してしっまたという。現在の建物は、1924年(大正13年)に、焼け残ったレンガ造りの外壁を使用して再建されたものとのこと。写真では切れてしまったが六角形のとがった塔の上に風見鶏のあるゴシック様式の建物だった。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( F9 1/320秒 28mm ISO400 ) 露出補正 +0.3段
カトリック元町教会:クリックすると大きな写真になります
28.八幡坂
元町の北島三郎の母校といわれる函館西高等学校の前から海に向かって降りていく道が八幡坂である。TVドラマやコマーシャルでよく使われる。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( F9 1/320秒 70mm ISO400 ) 露出補正 +0.3段
八幡坂:クリックすると大きな写真になります
29.旧函館区公会堂
北海道特有の木造2階建ての擬洋風建築、アメリカのコロニアル風洋館、明治期の洋風建築と言われている歴史的建造物。昭和49年(1974年)に国の重要文化財に指定されたとのこと。昭和55年(1980年)から解体修理復元が行われ、昭和57年(1982年)当初の姿に戻ったという。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/500秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
旧函館区公会堂:クリックすると大きな写真になります
30.旧北海道庁函館支庁
元町の通りから少し下がったところに立っていた。この建物は明治42年(1909年)に建てられ、公園造成と合わせて昭和57年(1982年)に修復整備されたとのこと。現在は、1階を元町観光案内所として利用し、2階は「写真歴史館」として"北海道写真発祥の地函館"の歴史を伝える貴重な写真機器や資料を展示されている。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/400秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
旧北海道庁函館支庁:クリックすると大きな写真になります
31.旧北海道庁函館支庁 写真機器の展示
全くの予備知識なしで、いきあたりばったり、建物の中に入ってみたが、そこに展示されていた歴史的な写真機材には驚かされた。戦後のカメラが2つの部屋にびっしり展示されている。数からいえば、先日行ったCP+の「昭和30年代 日本のカメラ」よりはるかに充実していた。二眼レフもこれだけではない。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/160秒 35mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
.旧北海道庁函館支庁 写真機器の展示;クリックすると大きな写真になります


2010年3月19日

CP+ 於:パシフィコ横浜


 3月11日から14日まで、パシフィコ横浜でCP+、即ち Camera & Photo Imaging Show が開催された。このイベントは、1960年に第1回日本カメラショーとしてスタートし、私も何回か出かけている。加盟する団体が出たり入ったりして、イベントの名前にも変遷がある。1995年からはフォトフェスタジャパン、97年からはフォトエキスポ、2005年からはPIE( Photo Imaging EXPO) として開催されている。昨年はビッグサイトで行われたが、今年は横浜である。私は3月11日に出かけた。example3
1. パシフィコ横浜
みなとみらい線のみなとみらい駅から雨が降っても濡れることなく行ける徒歩3分である。立派な施設である。CP+の一般の入場料は1,000円であるが、インターネットで事前登録することで無料になった。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/500秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
パシフィコ横浜:クリックすると大きな写真になります
2.会場風景
デジカメメーカー各社が大きなブースを設け、最新機種を展示し、来場者に手に取らせて、スタッフが説明に当たっている。ここは、FUJI FILMのブースだが、この4月に発売予定の FINEPIX HS10 というデジカメがとても気に入った。今私が使っている Nikon COOLPIX P90 のようなタイプだが、P90に比べてコントラストAFの合焦がとても速い。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
会場風景:クリックすると大きな写真になります
3.モデル嬢
各メーカーのブースでは、モデル嬢が会場を訪れたアマチュアカメラマンの被写体となっていた。手を挙げて頼むと目線をくれる。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/100秒 14.7mm ISOオート ) 露出補正 なし
モデル嬢:クリックすると大きな写真になります
4.各メーカーブースでの講演
ここはニコンのブース。ペットの撮り方の講師としてテレビや雑誌で活躍している、来秀則氏と藤原なつみさんによるプレゼンテーションが行われていた。タイトルは「ブログはっちゃん日記の作り方?D5000の活用術?」。このお二人は近鉄文化サロ ン阿倍野、NHK大阪文化センター等の講座にて写真講師を勤めている。ときどき大阪弁が飛び出していた。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/40秒 10.8mm ISOオート ) 露出補正 なし
各メーカーブースでの講演;クリックすると大きな写真になります
5.各メーカーブースでのイベント
ここはカシオのブース。カシオが得意とする高速連写のデモであろうか。このあとを見ていなかったので、よくわからないが、大学のフェンシング部女子部員による演技で動きの速い被写体を用意し、撮影するイベントと思う。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F5 1/125秒 12.7mm ISOオート ) 露出補正 なし
各メーカーブースでのイベント:クリックすると大きな写真になります
6.昭和30年代 日本のカメラ
日本カメラ博物館により「あの頃カメラは宝物だった。昭和30年代日本のカメラ」という展示があった。昭和35年の第1回日本カメラショウから50年がたった今、日本カメラ博物館所蔵のカメラと写真から、カメラが宝物だった時代、昭和30年代がよみがえる。 真ん中の写真は一時流行した4X4番の二眼レフ。アメリカで1950年代半ばにスーパースライドと言われる4x4cmサイズのカラースライドが流行し、各社一斉に127フイルム使用の4x4判カメラを出した。その中には戦前のベビーローライを1957年に焼き直したローライ44があった。そのローライが出た翌年にヤシカから出されたのがこのヤシカ44であり、どう見てもローライに似ているのだ。勿論ながら値段はヤシカの方がずっと安いわけで黙って見ているわけにはいかず違法コピーとして訴えられたという。 下の写真は昭和30年の群馬県高崎駅前の写真である。ボンネットバスが懐かしい。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels 上:プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/40秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
中:プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/80秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
下:プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/40秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
昭和30年代 日本のカメラ:クリックすると大きな写真になります
7.ペンタックス K-x
小さなボディにハイスペックを凝縮したというペンタックス K-x というデジイチは 100colors, 100styles を売り物にしている。並べられるとインパクトがある。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/50秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
ペンタックス K-x:クリックすると大きな写真になります
8.レインボーブリッジ
午後1時半から2時半までの1時間、写真家の合地清晃さんによる「デジイチ風景撮影術」という講演を聞き、そのあと、もう一度会場をぶらぶら歩き、そろそろ帰ろうかと外へ出た。この日は久しぶりの快晴で、レインボーブリッジが少し傾いた陽の光を受けていた。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.8 1/400秒 17.3mm ISOオート ) 露出補正 なし
レインボーブリッジ:クリックすると大きな写真になります