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2018年8月29日

湯の丸高原 7月20日ー21日

初日、池の平から地蔵峠に戻ったのはまだ12時過ぎだった。今宵1泊する群馬県側の嬬恋鹿沢休暇村へ入る前に、地蔵峠の広大な駐車場に車を停めて、湯の丸キャンプ場へ行ってみた。キャンプ場への道は昨年来た時に比べるとずいぶんきれいに整備されていた。キャンプ場までは車も入れる。白窪湿原まで行ったが、特に成果はなかった。
  翌21日、野草園、「たまだれの滝」で撮った後、地蔵峠へきた。この日は、湯の丸スキー場のリフトに沿って、つつじ平へ登ってみることにする。ゲレンデには花もあり、高原のチョウが舞っていた。しかし、その登りはなかなかきつい。汗びっしょりになりながら、20mくらい登っては一息入れる。
 40?50分でつつじ平の入口に着いた。入口から柵の中に入り、湯の丸レンゲツツジ群落と呼ばれるところを歩く。6月下旬から7月上旬にはレンゲツツジが山全体を染め上げるという。一度その季節にも訪れてみたい。ミヤマシロチョウに会うことを期待していたが、遠くをそれらしきチョウが飛んでいくのを2回ほど目撃しただけだった。
 つつじ平で収穫が得られず、また、登りと同じルートを下り始める。途中、下のほうからミヤマシロチョウが飛んできた。いったん、比較的近くに咲くマルバダケブキに止まろうとしたが、止まらずに行ってしまう。ところがしばらく飛んで、上に見える今下りてきたところに咲くノアザミの花に止まった。我を忘れ、そこへ駆け上がっていった。なんとか、カメラに納める。さらに近づこうとしたが、ノアザミの花から去っていったしまった。
 帰路も高速道路は順調に走れ、夕刻には自宅に着いていた。

;クリックすると大きな写真になります。 46.エルタテハ -1 
地蔵峠から湯の丸キャンプ場への道、またまた路上に止まる何時もの写真になってしまった。こういう場合は、モニターを使ってローアングルで撮りたいのだが、首にかけたネックストラップが邪魔になってこれ以上カメラを下げられない。ハンドストラップを検討してみる。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 136mm ISO320 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 47.コヒョウモン
白窪湿原で。ヒョウモンチョウと裏面で判別するのは難しいが、前翅外縁の形からコヒョウモンだと思う。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 125mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 48.ギンボシヒョウモン -1
信州の高原のチョウの代表だ。ノアザミで夢中で吸蜜しているところを近寄って撮った。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 24mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。180828_049.jpg 49.フタスジチョウ
あまり個体数の多いチョウではない。今回はこの時にしか会えなかった。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 114mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 50.ギンボシヒョウモン -2
ゲレンデを息を切らしながら、つつじ平へと登る。トンボはノアザミに止まるのは休むためだけだ。ギンボシヒョウモンは熱心に吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 215mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 51.ヒメキマダラヒカゲ
なかなか翅を開いて見せてくれない。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1250 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 52.ミドリヒョウモン
ゲレンデの真ん中に咲くノアザミに花に、きれいなミドリヒョウモンの♂が訪れた。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 53.マルバダケブキとギンボシヒョウモン
マルバダケブキもヒョウモンチョウの仲間が好きな花だ。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 213mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 54.アカタテハ -1
ここは標高2,000m近いがアカタテハもいた。アカタテハは都会の花壇から、高原まで幅広く垂直分布する。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 208mm ISO500 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 55.アカタテハ -2
緑が背景になってくれた。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 114mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 56.エルタテハ -2
もっとローアングルで撮れるようにしたいのだが。エルタテハは多く見ることがあったが、シータテハには会えなかった。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 84mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 57.クロヒカゲ
ハナチダケサシだろうか、白い花にクロヒカゲが止まっていたので良く目立つ。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 73mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 58.つつじ平は牧場
リフトの終点からさらに進むとつつじ平の入り口があった。入口から柵の中に入る。つつじ平は湯の丸牧場だった。牛たちが放牧されている。さすがにレンゲツツジの花はもうない。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 42mm ISO500 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 59.オオチャバネセセリ -1
オオチャバネセセリは平地にも産するというが、横浜市の舞岡公園などでは見たことがない。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 42mm ISO500 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 60.群馬県における高山蝶保護について
つつじ平の一方の入り口に上のような英語版の立札が立っていた。外国人による被害があるのだろうか。この立札の裏側を見ると下の写真のように日本語で書かれていた。ただ、3種の高山蝶の写真がそれぞれ異なっていた。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 30mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 13mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 61.オオチャバネセセリ -2
きれいな個体だった。これは♀だと思う。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 62.コヒョウモン
これはヒョウモンチョウかもしれない。難しい。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 50mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 63.ウラギンヒョウモンとオオチャバネセセリ
つつじ平はほぼ平坦な草原だ。ウラギンヒョウモンやギンボシヒョウモン、そしてオオチャバネセセリがそこに咲くノアザミの花で多く吸蜜する。ミヤマシロチョウが現れないかと期待するのだが。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 190mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 64.クロヒカゲ♀
前翅の白い帯が明瞭なので♀とわかる。クロヒカゲのほうが、舞岡公園などで普通にみられるヒカゲチョウより、分布が広く、ほぼ日本全土に及ぶ。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 48mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 65.ミヤマシロチョウ -1
登ってきたゲレンデと同じコースを地蔵峠へ向けて下りていくと、途中でミヤマシロチョウが風に乗るように飛んできて、比較的近くに咲くマルバダケブキに止まった。「それっ」とばかり近寄ろうとすると、飛び立ってしまった。そしてゲレンデの上のほうに飛んでいき、30m?40mくらい上に咲くこのノアザミの花に止まって吸蜜を始めた。もう一度「それっ」とそこへ駆け上がる。足場が悪くこれ以上近づけないところで、ズームをいっぱいに伸ばして何度かシャッターを切った。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 66.ミヤマシロチョウ -2
何とかもう少し近づこうとルートを見つけようとするが、ミヤマシロチョウは吸蜜していたノアザミから離れて行ってしまった。まあ、唯一の撮影チャンスを何とかものにできた。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 67.花に来たエルタテハ
珍しくエルタテハがシモツケソウにきていた。あまり花で吸蜜するエルタテハを見たことがなかった。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 48mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 68.イブキジャコウソウとコヒョウモン
イブキジャコウソウにもヒョウモンチョウの仲間が多く集まる。このコヒョウモンは♀のようだ。ゲレンデの麓に着いた。もう目の前が駐車場だ。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 125mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段


2018年8月22日

池の平 7月20日

昨年に続き、今年も7月20日ー21日に池の平、湯の丸高原へ行ってきた。さいわい好天に恵まれ、多くの高原のチョウに会うことができた。
 早朝5時半にマイカーで自宅を出発した。途中2回ほど小休止をして、9時前に湯の丸高原の地蔵峠に着く。この日はまず、池の平に行くことにした。湯の丸高峰林道を20分ほど走って、池の平の駐車場に着いた。混雑を心配したがそれほどではなかった。ここは標高2,000mある。
 昨年はKさんのご主人と、雲上の丘広場から、三方ヶ峰を歩いて湿原に下りたが、今回は湿原の真ん中を歩く。コヒョウモンやギンボシヒョウモンを撮りながら、ミヤマモンキチョウの生息地に向かうと、先客が2人ほどおられた。挨拶をする。ひとりの方は昨日も来られていて、昨日はこの近くでノアザミの花にきていたミヤマシロチョウを撮ったと、Nikon一眼のモニターを見せてくれた。
 ミヤマモンキチョウは数は多いと思ったが、♂はすでに擦れた個体が多い。森林管理員の方と出会ったので話をしたら、今年は花も何もかも早く、マツムシソウも咲いている。ミヤマモンキチョウもその発生が10日近く早いのではないかとのことだった。
 池の平での撮影を終了して、湯の丸高原へ戻った。池の平でのミヤマシロチョウは無理だったが、途中のスキー場ゲレンデで、車を停めて撮っていたところ、遠くをミヤマシロチョウらしき飛び方のチョウを目撃した。
 この日は群馬県側の休暇村嬬恋鹿沢に泊まる。チェックインする前に、ホテル前の野草園を歩いた。コヒョウモンモドキはいないかと思って探したが、いなかった。
  夕食前に露天風呂に浸かったら、さっき野草園で母親らしき人とネットを持って歩いていた男の子に会った。「何を採っているの」と聞いたところ、「いろいろです」との返事だった。高校生かと思ったら大学生で、一緒に採集に歩く友人がいないのだと言っていた。今は昆虫採集も人気がないのだろう。

;クリックすると大きな写真になります。 1.ハクサンフウロとコヒョウモン -1
この時期、池の平には新鮮なコヒョウモンが飛ぶ。いろいろな花で吸蜜するがハクサンフウロは好きなようだ。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 37mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.マルバダケブキとコヒョウモン -1
マルバダケブキにも頭を突っ込んで吸蜜する。花の咲くタイミングとチョウの生まれるタイミングが合致している。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 201mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.マルバダケブキに群れるコヒョウモン
一つの花に集まらなくとも他に沢山マルバダケブキは咲いているのにと、いつも思うのだが。コヒョウモンによく似たヒョウモンチョウとの区別は難しい場合がある。上高地に生息するコヒョウモンは、前翅内縁の外側の黒斑が明らかに融合しているので解りやすいが、池の平のコヒョウモンは、それほど顕著ではない。しかし、前翅外縁が丸みを帯びていこと、後翅裏面外縁部の内側が赤みが強いことなどから、見た感じでコヒョウモンと判断する。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.マルバダケブキとコヒョウモン -2
マルバダケブキは丁度私の目の高さに花が咲く。青空をバックに撮れた。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 20mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.クガイソウとコヒョウモン
何層かになって広がる輪状の葉の上に紫色の花穂を付けるクガイソウもチョウの好きな花だ。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 121mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.ハクサンフウロとコヒョウモン -2
コヒョウモンは今が最盛期できれいな個体が多かった。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 198mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.ミヤマモンキチョウ♂ -1
ミヤマモンキチョウがいるところに来た。活発に飛び回るのでなかなか撮りにくい。ハクサンフウロで吸蜜するが、これも低い位置なので、苦しい姿勢で撮ることになる。大分擦れていて、翅も破損していた。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.ミヤマモンキチョウ♂ -2
前の写真と同じ個体。こちら側の前翅が切れていた。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 183mm ISO160 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.ミヤマモンキチョウ♀ -1
イブキジャコウソウで吸蜜するミヤマモンキチョウの♀。♂に比べて傷のない個体だ。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 132mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.ミヤマモンキチョウ♂ -3
前翅が少し切れているが比較的きれいな♂だった。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 136mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 11.ミヤマモンキチョウ♀ -2
♀はきれいな個体が多い。やはり発生が遅れる分、傷ついていないのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 178mm ISO100 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 12.ミヤマモンキチョウ♀ -3
比較的近くで咲くハクサンフウロで吸蜜を始めた。実はこのカメラ、これくらいの距離でピントを合わせるのが難しい。被写体との距離を測りながらフォーカスする。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 178mm ISO125 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 13.♀にアプローチするミヤマモンキチョウ♂
この♂は翅の淵のピンクの縁毛がきれいな個体だった。しかも、開翅してくれている。♀のほうにピントを合わせに行っていたので、どちらつかずになってしまい、少しピンボケなのが残念だ。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 178mm ISO160 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 14.ミヤマモンキチョウ♀ -4
残った♀は、尾端を上げて交尾拒否の意思表示。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 178mm ISO160 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 15.ミヤマモンキチョウ♀ -5
時刻は11時。♀が花を訪れることが多くなった。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 16.ノアザミで吸蜜するミヤマモンキチョウ♂
10時ごろから11時過ぎまで1時間ちょっとミヤマモンキチョウの撮影に没頭した。いまいち、良い写真が撮れなかったのが残念だった。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 17.スジボソヤマキチョウ -1
そろそろ駐車場へ戻ろうとしていた途中で、スジボソヤマキチョウが飛んでいた。ノアザミの花に来るのを待つ。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 203mm ISO100 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 18.スジボソヤマキチョウ -2
夢中で吸蜜するスジボソヤマキチョウに近づいて背景を入れて撮る。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 11mm ISO100 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 19.スジボソヤマキチョウ -3
今度は反対側に回り込んで撮った。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 11mm ISO100 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 20.イブキジャコウソウとコヒョウモン
イブキジャコウソウは低い位置で咲く。モニターを立ててローアングルで撮った。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 46mm ISO100 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 21.マルバダケブキとコヒョウモン
まさに高原のチョウという感じだ。Canon PowerShot G7の広角端で撮る。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 22.ギンボシヒョウモン
ギンボシヒョウモンは標高1,000m?2,000mのところに多く生息するので、信州まで来ないとなかなか見ることができない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 23.ウラギンヒョウモン
池の平の駐車場を出て、地蔵峠へ戻る途中のスキー場のゲレンデで撮った。向こうに見えるのは湯の丸山だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きくなります。 24.オオチャバネセセリ
生まれたばかりのような、きれいなオオチャバネセセリがいた。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 203mm ISO100 ) 露出補正 なし


2017年10月28日

蝶 自選年間ベスト10 (?11) 2013年

2013年2月に娘夫婦がバリ島旅行に誘ってくれたので一緒に行くことになった。娘たちは4泊5日をのんびり過ごすというが、チョウ好きの私にとっては憧れの東南アジアである。シンガポール経由で入ったバリ島で、着いた日の宿をとったのは、島の西側、海沿いのスミニャックというところだ。翌日、ホテルのプールで遊んでいる娘たちと別れて、近くを歩いてみた。ちょっと脇の空き地に入ると多くの蝶を見ることだ出来る。さすがだ。次の日はタクシーを頼んで、タバナンというところにあるバタフライ・パークへいった。ホテルへ戻る途中、バリ島の景勝地タナロット寺院に寄った。

 第3日はやはり西側の海沿いにある「ブルガリ」で昼食にした後、ウルワツ寺院でケチャ・ダンスを観る。ここにも蝶は多い。次の日は、タマン・アユン寺院を観た後、北東部の山間地であるキンタマーニ高原へ行く。ここは楽しみにしていたが、レストランで食事をしただけで蝶を追うことはできなかった。そして、ウブドに向かった。ウブドでは宿泊したプリ・ウランダリというホテルの敷地内や、ゲートを出て、すぐ近くの空き地で蝶を追いかけ、楽しんだ。詳しくはバリ島のフィールドで撮った蝶をご覧いただきたい。

 夏は、2泊3日で、八島が原湿原、美ヶ原に出かけたが、あまり成果は得られなかった。北杜市のオオムラサキセンターや上高地へは日帰りで出かけた。
  秋には新横浜公園のガガイモでカバマダラが発生しているという情報に触れた。台風が来ていたりしてなかなかチャンスがなかったが、最後の最後にやっと1頭に会うことができた。

;クリックすると大きな写真になります。 1.ヤエヤマムラサキ 2013年1月28日 グァム島
マンギラオゴルフ場に、この年もまた、ヤエヤマムラサキがいた。きれいな個体で、翅を開いて見せてくれた。♀の前翅の先は紫色に輝く。これは♂だ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm ?f?2.8G macro
絞り優先オートで撮影(f??5.6 1/1400秒 90mm ISO400 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 ?2.翅を開いたマルバネルリマダラ 2013年1月28日 グァム島
グァム島のマンギラオ ゴルフクラブでホール・アウトして、クラブハウスへ戻る道にテイキンザクラの深紅の花が咲いているところがある。毎年ここではマルバネルリマダラがその花に集まっている。

Nikon D5000 TAMRON 90mm ?f?2.8G macro
絞り優先オートで撮影 ( f???5.6? 1/?250?秒 90mm ISO?8?00)露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 ?3.ユベンタヒメゴマダラ 2013年2月8日 バリ島 タバナン付近
初めて見るチョウだった。ランタナの花に絡みながら吸蜜しようとしている。?

Nikon D5000 TAMRON 90mm ?f?2.8G macro
絞り優先オートで撮影( f???5.6? 1/?800?秒 90mm ISO?400) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 ?4.コモンタイマイ バリ島 タナロット寺院?
黄色いランタナの花に来ていたコモンタイマイ。ここでは普通種のようである。ウブドで見たコモンタイマイは激しく傷んでいたが、これはきれいな個体だった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm ?f?2.8G macro
絞り優先オートで撮影( Ff????5.6? 1/?400?秒 90mm ISO?400)露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 ?5.ギフチョウ鮮やかに 2013年4月5日 神奈川県相模原市?
イワツツジが咲いていた。いつもの年よりも早いのではなかろうか。イワツツジに来たギフチョウを撮るのは初めてだった。

Nikon D300 Tokina 100mm ?f?2.8 macro
  絞り優先オートで撮影( f??5.6 1/?1600?秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 ?6.ウラナミアカシジミ 2013年5月13日 横浜市舞岡公園
なかなか良い写真が撮れなかったウラナミアカシジミが目の前にいた。?

Nikon D300 Tokina 100mm ?f?2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f?????6.3? 1/?250?秒 ISO?9?00 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 ?7.ギンボシヒョウモン 2013年7月8日 山梨県北杜市 観音平
観音平は標高1,570mある。ここまで登ってくるとギンボシヒョウモンが多くなる。?

Nikon D300 Tokina 100mm ?f?2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( ?f?6.3? 1/?1000?秒 ISO?4?00 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 ?8.スジグロシロチョウの求愛 2013年8月23日 長野県上高地
2頭のスジグロシロチョウの♂が?キオンの花に止まっている♀に求愛をしている。前にいる♂の眼はしっかりと下にいる♀を見ている。しかし♀の方は尾端を上げて交尾したくないと意思表示している。私の好きな写真になった。

Nikon D300 Tokina 100mm ?f?2.8 macro
絞り優先オートで撮影( ???f6.3? 1/?800?秒 ISO?4?00 )露出補正 ?なし???????
クリックすると大きくなります。 9.路傍のクジャクチョウ 2013年7月25日 長野県美ヶ原山麓
美ヶ原から三城へ下りてきて、松本へ向かう道の傍らに咲く黄色い花でクジャクチョウが吸蜜していた。?

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f4 1/200秒 6mm ISO200 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 10.カバマダラ 2013年10月31日 横浜市新横浜公園
秋になって?、カバマダラが新横浜公園で発生しているとの情報がネット上を飛び交っていた。やっと10月18日に行くことができたが、伊豆大島に大きな被害をもたらした台風26号で、ここ新横浜公園も冠水し、第三京浜の港北インターから新横浜へ向かう道(県道13号線)を挟んで、日産スタジアムの反対側の公園や運動場部分は、閉鎖されていた。新横浜公園は、国土交通省京浜河川事務所管理下の多目的遊水地の上に建設されている。台風の大雨で冠水することこそ、その目的を果たしているのだが?????????。?水が引いた??10月?28日にも行ってきたが、カバマダラは飛んでいなかった。そして最後のチャンスと思って行った31日に、フジバカマの花に来ていたこのチョウを撮った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f5.6 1/?40?0秒 1?11?mm ISO?1?00 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 ?補 1.アサギマダラ 2013年?10月10日 富山県五箇村
秋に能登半島ドライブ旅行をした折、往きに世界遺産「五箇村」を訪れた。北陸の秋だったが、天気が良く、五箇村の村落のフジバカマには、オオウラギンスジヒョウモンや複数のアサギマダラが舞っていた。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm ?f?3.5-5.6G
?プログラム?オートで撮影(?f?5.6 1/?640?秒 ?170?mm ISO400)露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 ?補 2.カセンソウの花畑で遊ぶオオウラギンスジヒョウモン 2013年7月18日 神奈川県 箱根湿生花園
箱根湿生花園の奥にある仙石原湿生植生復元区には、この時期黄色いカセンソウの花が咲く。一面黄色いカセンソウの花の中にいるオオウラギンスジヒョウモンを撮りたかった。ここは低地湿原として、一部が国指定天然記念物に指定されている貴重な場所。 ?

Nikon COOLPIX P90 ?f?2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( ?f?5?.6? 1/?250?秒 110mm ISO?64)露出補正 ?-0.3段
クリックすると大きくなります。 補 3.逆さに止まるテングチョウ 2013年7月8日 山梨県北杜市 観音平
テングチョウの写真は、地面に止まったり、下草に止まったりしているところが多い。こんな止まり方をするテングチョウは初めてだった。?

Nikon D300 Tokina 100mm ?f?2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( ?f??6.3? 1/?320秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 ?補 4.ヒョウモン3種 長野県八島が原湿原 2013年7月25日
この写真は、平成14年の年賀状に使用した。左からヒョウモンチョウ、ミドリヒョウモン、ウラギンヒョウモン。ほかに同じ花が沢山あるのに何で一つの花に集まるのだろうか? ?

Nikon D300 Tokina 100mm ?f?2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( ?f??5.6? 1/?3200秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 ?補 5.オオムラサキ 2013年7月8日 山梨県北杜市?
樹液が出ている大きな木があり、その柵にオオムラサキの♂が翅を開いて止まってくれた。まだ7月の初旬だが既に大分擦れていた。

Nikon D300 Tokina 100mm ?f?2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( ?f??5.6? 1/?400秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
171028_016.jpg ?補 6.アコンテアイナズマ? 2013年2月10日 バリ島 ウブド?
ウブドの朝、散歩をしていたら、むこうからから猛スピードで飛んできた。必死になって写真を撮ったが、なんという蝶かわからない。帰国して、東南アジアの蝶図鑑を新調して同定を試みたが、確信はない。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8G macro
絞り優先オートで撮影 ( f?5.6? 1/?800?秒 90mm ISO?400 )露出補正 なし


2017年8月20日

嬬恋鹿沢 2泊3日のドライブ旅行(7/19-21) (4)鹿沢・湯の丸周辺を歩く 7月20日-21日

湯の丸の地蔵峠、高峰高原の車坂峠は群馬県と長野県の県境になっている。嬬恋鹿沢そして私たちが泊まった宿は群馬県側にある。池の平湿原や、高峰高原ホテルは長野県側だ。
 2日目の高峰高原ホテルで昼食の後、車坂峠を群馬県側に下りて、嬬恋農場へ行ってみた。途中で舗装がなくなり、最近は滅多に走ったことのないようながたがた道を砂埃を巻き上げながら走ったが、途中のカラマツ林は美しく、道端に鹿の親子が現れたりした。
 嬬恋農場は全くの農場で、観光向けの施設は何もなかったが、その畑は、北海道を連想するような、広大で美しい景観だった。
 この日の予定はここまでだったが、まだ時間も早いので、宿へ戻る途中のR144沿いにある田代湖へ行ってみることした。ところが、この湖は全く観光地化されておらず、湖畔に下りることさえできなかった。田代湖は東京電力鹿沢ダムのダム湖だそうだ。田代湖を一周して、元の道に戻り、昨日通ってきた道を宿に戻った。
 翌、第3日目は鹿沢園地、湯の丸高原をぶらぶらして、地蔵峠から小諸に下りた。鹿沢園地では思いもかけずメスアカミドリシジミの乱舞を見ることが出来た。
 湯の丸高原の駐車場に車を置いて、男2人は湯の丸キャンプ場、白窪湿地まで、小一時間ほど歩いてくることにしたが、女性陣は駐車場近くの食事処で待っていていただくことにする。湯の丸高原では、今日から夏休みなのか、子供たちが先生に引率されて、ぞろぞろと湯の丸山の登山道へ行く。湯の丸キャンプ場の入り口でミヤマシロチョウらしき白いチョウを見かけたが撮影できなかった。白窪湿原にはニッコウキスゲとアヤメ、そしてハクサンフウロが咲いていた。

クリックすると大きくなります。 59.ギンボシヒョウモン
昼食をとろうと入った高峰高原ホテルの玄関前の小さな花壇にギンボシヒョウモンが2頭来ていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(? ?f5.3 1/640秒 39mm ISO100? ) ? 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 60.小諸、佐久平の展望
クリアに撮れなかったが、高峰高原ホテルの2階レストランからは、小諸、佐久平が見渡せた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(? ?f4.5 1/800秒 14mm ISO100? ) ? 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 61.鹿の親子
食事を終え、車坂峠を群馬県側に嬬恋農場に向けて下る。途中まで舗装されていたが、そのあと、未舗装のガタガタ道になった。道端に野生のシカが現れた。子供を連れている。野生のシカは何処でも増えていて見るのは珍しくない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(? ?f4.5 1/125秒 12mm ISO350? ) ? 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 62.嬬恋農場旧事務所
嬬恋農場は、馬鈴薯生産の安定向上のために必要な健全無病な馬鈴薯原原種(全国に配布する種いものもとだね)の生産・配布を目的として1947年(昭和22年)に農林省嬬恋馬鈴薯原原種農場として設立されたという。1986年(昭和61年)12月、組織の再編統合により種苗管理センターが設立され、「農林水産省種苗管理センター嬬恋農場」に名が改められたそうだ。作業をされていた人にこの建物は何ですかと尋ねたところ、事務所があった建物だと答えてくれたが、あまり、観光客には来てほしくないようだった。傍には「病害虫侵入防止に関するお願い」という立て札が建っていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(? ?f3.3 1/640秒 4mm ISO100? ) ? 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 63.広い畑
広大な畑が広がっていた。覆いもされていないので、ここで馬鈴薯の種いもが栽培されているのではないと思う。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(? ?f3.3 1/800秒 4mm ISO100? ) ? 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 64.キャベツ畑
栽培されているのは見るからに瑞々しく、旨そうなキャベツだ。女性陣は明日キャベツを買って帰ることを決めたようだ。車のトランクに入るだろうか。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(? ?f3.8 1/250秒 7mm ISO100? ) ? 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 65.苗植え
セミ機械化された台車で苗植え作業がされていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(? ?f5.2 1/250秒 30mm ISO100? ) ? 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 66.嬬恋農場
翌7月21日、宿のフロントで情報を得て、まず、キャベツを買いに嬬恋農場へ行く。この日は湯の丸から地蔵峠を越えて小諸へ下りる予定だが、反対方向の昨日行った田代湖の方へ向かう。R144の田代の交差点の近くから入る道沿いに、海野農園という野菜直売店が店を開けていた。どうやら宿から営業しているかどうか確認の電話があったらしく待ち構えていた様子だった。友人の奥様はご近所へのお土産にと大量お買い上げ、何とか車のトランクに押し込んだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(? ?f4.8 1/400秒 17mm ISO100? ) ? 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 67.農道
その海野農園の直売店はほとんど車の走っていない農道?にあった。地図では見えている山は糠塚山のようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f4.5 1/500秒 15mm ISO100? ) ? 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 68.ゴイシシジミ
キャベツを買って、来た道を地蔵峠へ向け戻る。宿の前を通過して、湯の丸の手前にある園地で車を置き散策した。ゴイシシジミがササの葉に止まっていた。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
絞り優先??オートで撮影 (? ?f?6????????.3??? 1/?250?秒 300mm ISO?800???? ?) 露出補正? ?なし
クリックすると大きくなります。 69.ヤマキマダラヒカゲ??
無傷のきれいなヤマキマダラヒカゲがいた。羽化したばかりのようだ。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????
絞り優先??オートで撮影 (? ?f?6????????.3??? 1/?1000?秒 300mm ISO?200???? ?) 露出補正? ?なし
クリックすると大きくなります。 70.たまだれの滝????
園地の道を少し登っていくと小さな滝があった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels????
プログラムオートで撮影(? ?f4.8 1/125秒 17mm ISO1600? ) ? 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 71.メスアカミドリシジミ -1????
チラチラと輝きながら飛び回る複数の小型のチョウがいた。ゼフィルスだ。だが、蝶までは距離があり、同定が難しい。オオミドリか、ジョウザンミドリかと思った。しかし、表翅の金属光沢の緑色が、アイノミドリかメスアカミドリのようにも思える。帰宅してから裏面の写真を見て、メスアカミドリシジミと同定した。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels????
プログラムオートで撮影(? ?f6.3 1/200秒 236mm ISO100? ) ? 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 72.メスアカミドリシジミ -2
表翅は輝きの強い金緑色だった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(? ?f5.6 1/250秒 108mm ISO100? ) ? 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 73.メスアカミドリシジミ -3
好んでこのササの葉に止まる。陽の光を浴びて開翅する。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
絞り優先??オートで撮影 (? ?f?6????????.3??? 1/?640?秒 300mm ISO?200???? ?) 露出補正? ?なし
クリックすると大きくなります。 74.メスアカミドリシジミ -4??
止まっている1頭が飛び立つと、3?4頭が一斉に追いかけ、いわゆる卍巴飛行をおこなう。まだまだ、撮っていたかった。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????
絞り優先??オートで撮影 (? ?f?6????????.3??? 1/?640?秒 300mm ISO?200???? ?) 露出補正? ?なし
クリックすると大きくなります。 75.コチャバネセセリ
地蔵峠の駐車場から、湯の丸キャンプ場への道を歩く。小学生の林間学校のグループが多く、砂埃上げて賑やかに歩いていく。湯の丸キャンプ場の入り口でミヤマシロチョウらしき白いチョウを見かけたが撮影できなかった。コチャバネセセリがシモツケソウの花で吸蜜していた。S?????IGMA? 18-300mm では望遠側の300mmで開放f6.3で撮ることが多いが、このクラスのレンズとして写りは期待以上と思っている。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
?? 絞り優先??オートで撮影(? ?f?6????????.3??? 1/?500?秒 300mm ISO?200???? ?) 露出補正? ?なし
クリックすると大きくなります。 76.ヒョウモンチョウ
ウツボグサの花で吸蜜するヒョウモンチョウ。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
絞り優先??オートで撮影 (? ?f?6??????????? 1/?1250?秒 195mm ISO?200???? ?) 露出補正? ?なし
クリックすると大きくなります。 77.ニッコウキスゲ??
キャンプ場の少し先にある白窪湿地ではニッコウキスゲが咲いていた。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????
絞り優先??オートで撮影(? ?f?6.3??????????? 1/?2000?秒 300mm ISO?200???? ?) 露出補正? ?なし
クリックすると大きくなります。 78.ウラギンヒョウモン -1
地上低いところに咲くウツボグサの花にはウラギンヒョウモンも飛来していた。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
絞り優先??オートで撮影 (? ?f?6.3??????????? 1/?400?秒 300mm ISO?200???? ?) 露出補正? ?なし
クリックすると大きくなります。 79.ウラギンヒョウモン -2
大きな、立派なウラギンヒョウモンだった。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
絞り優先??オートで撮影 (? ?f?6.3??????????? 1/?640?秒 300mm ISO?200???? ?) 露出補正? ?なし
クリックすると大きくなります。 80.エルタテハ
昨夏からクジャクチョウやキベリタテハを見る機会がほとんどないが、エルタテハだけはしばしば見ることがある。ただ、この蝶は花に来ない。路上の撮りにくいところで静止する。ローアングルで狙おうとするのだが、こちらの動作に敏感に反応して飛び立ってしまう。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
絞り優先??オートで撮影(? ?f?6.3??????????? 1/?1000?秒 300mm ISO?200???? ?) 露出補正? ?なし
クリックすると大きくなります。 81.フタスジチョウ??
10日ほど前に山梨県の日川林道できれいな本種を見たが、ここでも見ることが出来た。きれいな個体だった。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????
絞り優先??オートで撮影 (? ?f?6.3??????????? 1/?400?秒 300mm ISO?200???? ?) 露出補正? ?なし


2017年8月16日

嬬恋鹿沢 2泊3日のドライブ旅行(7/19-21) (3)池の平湿原

2日目、午前9時に宿を出発し、県道94号線を地蔵峠へ向けて登っていく。地蔵峠で群馬県嬬恋村から、長野県東御市へ入る。地蔵峠には湯の丸スキー場の広い駐車場があり、その先を左に入ると高峰高原(車坂峠)に通じる湯の丸高峰林道だ。ゆっくりと車を進める。昨年夏に来た時にベニヒカゲなどを撮影したスキーゲレンデは柵が施されていて入れなかった。
 9時半には池の平駐車場に着いた。まだ、駐車できるか心配していたが、十分空いていた。
 ここで一行4人は、女性2人と男性2人に分かれて散策することになる。私と友人のご主人とは見晴らしの良い湿原の外側の道を行く。雷の丘 2.108m から雲の上の広場 2,110m へ登る。さらに進むと、眼下に佐久平、小諸方面が眺められる。湿原に沿うように北西へ進み、コマクサの群生を見て、忠治の隠岩広場へ下りた。
  一方ご婦人たちは、湿原の中央を通る池の平三方歩道(木道)を歩き、忠治の隠岩広場へ出て、放開口からコケモモラインを歩いて、出発点へ戻った。雲の上の広場から、湿原越しに忠治の隠岩広場から放開口へと歩くご婦人たちの姿が確認できた。
  私は途中でチョウの写真を撮りながら、合流点へ戻るまで2時間少々かかってしまい、だいぶ待たせてしまった。
 池の平駐車場へ戻り、湯の丸高峰林道を高峰高原へ向け進む。久しぶりにこの林道を通る。舗装されているかと思っていたが、未舗装のがたがた道のままだ。ただ、要所要所で道幅が広げられていたように思う。
  高峰温泉を通り、車坂峠の高峰高原ホテルの駐車場に車を入れた。このホテルのレストランで昼食だ。

クリックすると大きくなります。 38.アヤメに止まるコチャバネセセリ
舞岡公園にもいるコチャバネセセリがアヤメ(菖蒲)の花びらに止まった。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
プログラムオートで撮影(? ?f?6?????.3??? 1/?640秒 300mm ISO?2??00???? ?) 露出補正? ?なし
クリックすると大きくなります。 39.幹が倒れて・・・??
見晴歩道を雷の丘へと登っていく途中に、倒れた幹が根を張って頑張り、その倒れた幹から、数本の枝が幹に育っていた。子供の幹はまっすぐ上へと伸びている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels??
プログラムオートで撮影(? ?f3.3 1/200秒 4mm ISO100? ) ? 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 40.ウスユキソウ 薄雪草
ウスユキソウが咲いていた。ウスユキソウの高山型であるミネウスユキソウかもしれない。ヨーロッパアルプスに咲くエーデルワイスは、和名をセイヨウウスユキソウといい日本には自生していない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(? ?f3.3 1/400秒 4mm ISO100? ) ? 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 41.ヒメキマダラヒカゲ
生まれたばかりのきれいな個体だった。発生初期のようだ。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
プログラムオートで撮影 (? ?f?6?????.3??? 1/?250秒 300mm ISO??450???? ?)露出補正? ?なし
クリックすると大きくなります。 42.池の平湿原俯瞰??
雲の上の広場から池の平湿原を見下ろす。雲の上広場は標高2110mある。鏡池、忠治の隠岩が見える。このあと見えている道へと降りていく。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels??
プログラムオートで撮影(? ?f5.5 1/320秒 4mm ISO100? ) ? 露出補正 なし
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43.湯の丸山と烏帽子岳??
一昨年7月にミヤマシロチョウとミヤマモンキチョウを撮りに登った烏帽子岳と湯の丸山を望む。手前が湯の丸山(2101m)、奥の尖った山頂が烏帽子岳(2066m)だ。今いる雲の上広場の方が高い。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels??
プログラムオートで撮影(? ?f4.5 1/1000秒 14mm ISO100? ) ? 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 44.グンナイフウロ 郡内風露??
和名の「郡内」とは山梨県の郡内地方の三ッ峠で発見されたため。「風露」は茎にある羽毛のような刺に付いた露が風に揺らぐ様を表したという、風流な意味があるそうだ。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????
プログラムオートで撮影 (? ?f?5.6??? 1/?1000秒 56mm ISO?200???? ?) 露出補正? ?なし
クリックすると大きくなります。 45.ギンボシヒョウモン
まさに高原のチョウである。よく似ているウラギンヒョウモンは低い標高のところに多いが、このギンボシヒョウモンは標高1000m以上の山地に生息する。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
プログラムオートで撮影(? ?f?6.3??? 1/?640秒 300mm ISO?200???? ?) 露出補正? ?なし
クリックすると大きくなります。 46.コヒョウモン??
嬬恋鹿沢休暇村で見てきたのはヒョウモンチョウだったが、これはコヒョウモンだ。翅表の前翅内縁に並ぶ黒い斑紋にその特徴がみられる。真ん中の黒斑は中央に寄り、外側の2っの黒斑はつながっている。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????
プログラムオートで撮影 (? ?f?6.3??? 1/?640秒 300mm ISO?200???? ?) 露出補正? ?なし
クリックすると大きくなります。 47.ノアザミで吸蜜するギンボシヒョウモン -1
高原らしい背景で撮りたかった。チョウに陽が当たっていればよかったのだが。フラッシュを使っても良かったが、後の祭り。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(? ?f3.3 1/1600秒 4mm ISO100? ) ? 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 48.ノアザミで吸蜜するギンボシヒョウモン -2
こんなきれいなギンボシヒョウモンを見るのは久しぶりだった。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
プログラムオートで撮影(? ?f?6.3??? 1/?640秒 300mm ISO?200???? ?) 露出補正? ?なし
クリックすると大きくなります。 49.コマクサ 駒草??
見晴歩道は左、三方ヶ峰、右、地蔵峠への三方見晴歩道へ出る。三方ヶ峯の裾を降りて、忠治の隠岩へと向かうが、三方見晴歩道を左へ行ったところにコマクサが咲いていた。wikipediaによると、コマクサは美しい花と、常に砂礫が動き、他の植物が生育できないような厳しい環境に生育することから「高山植物の女王」と呼ばれていて、和名はその花の形が馬(駒)の顔に似ていることに由来するとあった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels??
プログラムオートで撮影(? ?f5.6 1/640秒 125mm ISO100? ) ? 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 50.ミヤマモンキチョウ♂ -1??
この日の本命、ミヤマモンキチョウが飛び始めた。個体数は比較的多い。ネバリノギラン(粘芒蘭)で吸蜜する。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????
プログラムオートで撮影(? ?f?6.3??? 1/?1000秒 300mm ISO?200???? ?) 露出補正? ?なし
クリックすると大きくなります。 51.コヒョウモン裏面
飛んできたコヒョウモンがアヤメの花に止まった。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
?? プログラムオートで撮影(? ?f?6.3??? 1/?800秒 300mm ISO?200???? ?) 露出補正? ?なし
クリックすると大きくなります。 52.ミヤマモンキチョウ♂ -2
?? ミヤマモンキチョウはネバリノギランの花が好きなようだ。ハクサンフウロも咲いているが、ここではネバリノギランで吸蜜することが多い。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
?? プログラムオートで撮影(? ?f?6.3??? 1/?1000秒 300mm ISO?200???? ?) 露出補正? ?なし
クリックすると大きくなります。 53.ミヤマモンキチョウ♂ -3
?? ♂は擦れている個体が多い。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
?? プログラムオートで撮影 (? ?f?6.3??? 1/?1000秒 300mm ISO?200???? ?)露出補正? ?なし
クリックすると大きくなります。 54.ミヤマモンキチョウ♂ -4
?? 前の写真と同じ個体。ミヤマモンキチョウはモンキチョウと同じように吸蜜するときは翅を閉じる。なかなか開翅シーンは撮影できない。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
?? プログラムオートで撮影(? ?f?6.3??? 1/?1000秒 300mm ISO?200???? ?) 露出補正? ?なし
クリックすると大きくなります。 55.ミヤマモンキチョウ♀??
?? 飛び立つときにタイミングよくシャッターが切れた。♀はまだ、新鮮な個体が多いようだ。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????
?? プログラムオートで撮影(? ?f?6.3??? 1/?640秒 300mm ISO?200???? ?) 露出補正? ?なし
クリックすると大きくなります。 56.産卵するミヤマモンキチョウ♀????
?? 食草のクロマメノキが多く生えていて、♀が産卵するシーンが観察できた。写真の左上のクロマメノキの葉の上に産み付けられた1卵が見られる。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??????
?? プログラムオートで撮影(? ?f?6.3??? 1/?800秒 300mm ISO?200???? ?) 露出補正? ?なし
クリックすると大きくなります。 57.ミヤマモンキチョウ
?? なんとか良い写真を撮りたいと、チャンスを待っていたが、だいぶ時間もたってしまった。そろそろ、3人の同好者と合流しなくてはならない。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
?? プログラムオートで撮影(? ?f?6.3??? 1/?800秒 300mm ISO?200???? ?) 露出補正? ?なし
クリックすると大きくなります。 58.手乗りのヤマキマダラヒカゲ??
?? 汗を吸いに来るのだろうか、クロヒカゲ、ヒメキマダラヒカゲ、そしてこのヤマキマダラヒカゲがハイカーにまとわりつく。そして、止まってはストローを伸ばして汗を吸っている。吸われるとチクッと痛みを感じる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels??
?? プログラムオートで撮影(? ?f3.3 1/1250秒 4mm ISO100? ) ? 露出補正 なし

??
??

2015年1月14日

蝶 自選年間ベスト10 (3) 1999年以前


 蝶 自選年間ベスト10 (1)2005年 と、蝶 自選年間ベスト10 (2) 2006年を蝶のオフシーズンである昨年の2月にアップしているが、今回は1999年以前にもどる。

 中学生までは、補虫網をもって野山で蝶を追う昆虫少年だった。ところが中学2年の時から始めた卓球が面白くなって、高校の卓球部に入ると神奈川県代表でチーム戦の一員としてインターハイにも出らるようになり、蝶のことは置き去りにしてしまった。そして、大学を卒業し就職すると、当然ながら、蝶にも卓球にも割ける時間はなくなっていた。
 昭和45年(1970年)、娘が誕生した翌年に、PENTAX SPという一眼レフを、当時まだ開業間もない新宿のヨドバシカメラで購入した。当時としてはTTL測光の最新のカメラで4万円くらいだったと思う。子供のころからの蝶好きは変わらず、一眼レフを手に入れたことで、蝶の生態写真を撮りたいとの思いはじめたのだが、仕事に追われる毎日で、そのPENTAX SPで蝶を撮る機会はほとんどなかった。
 オートフォーカスのEOS650を買ったのは1991年(平成3年)だった。2002年にOlympus E10、そしてNikon D100を購入するに至り、デジタルに移行していった。

  これらは、フィルム時代の懐かしい蝶の写真である。
;クリックすると大きな写真になります。 1.ミヤマシロチョウ 1967年7月某日 長野県 美ヶ原高原 
これは夜行日帰りで美ヶ原へ登った時に撮ったミヤマシロチョウだ。カメラは兄貴から借用したペンタックスS2で、それに接写リングを付けて55mmのレンズで撮ったと思う。

ASAHI PENTAX S2 Super Takumar 55mm nega color film
接写リング使用
;クリックすると大きな写真になります。 2.ゴイシシジミ 1991年7月某日 長野県 入笠山
EOS650を手に入れて、蝶の写真を撮ろうという欲が出てきた。さっそく南アルプス北端にある入笠山へ行く。ゴイシシジミは、そのころは東京近郊でも普通に見られたシジミチョウだが、最近は全く見ることができない。舞岡公園でもいるという話は聞くが、まだ会ったことがない。

Canon EOS650 Canon 35-70mm f3.5-5.6 nega color film
;クリックすると大きな写真になります。 3.ギンボシヒョウモン 1991年7月某日 長野県 入笠山
これも入笠山で撮った。初めて手に入れたマイ・カーで、山頂のすぐ下まで行くことができた。ギンボシヒョウモンは高原の蝶。この写真は、1992年の年賀状に使用した。

Canon EOS650 Canon 35-70mm f3.5-5.6 nega color film
;クリックすると大きな写真になります。 4.ウラギンスジヒョウモン 1992年8月20日 長野県 高ボッチ高原
高原に咲くオオハンゴンソウに飛んできて止まった。全国的に減少が著しく、生息地が少なくなっているという。オオウラギンスジヒョウモンのほうは、箱根の湿生花園や、昨年は舞岡公園でも見られ、個体数が多い。

Canon EOS650 Canon 35-70mm f3.5-5.6 nega color film
;クリックすると大きな写真になります。 5.キアゲハ 1992年8月22日 長野県 扉峠
前日は扉温泉に泊まったことを思いだす。初めて美ヶ原へ行ったのは、中学2年のころだったと思う。今から60年も前のことになる。当時は、ミヤマシロチョウやオオイチモンジもいた。クジャクチョウなどは、咲く花に鈴なりになっていた。

Canon EOS650 Canon 35-70mm f3.5-5.6 nega color film
;クリックすると大きな写真になります。 6.クジャクチョウ 1993年7月25日 長野県 蓼科 御泉水 
ヒメオウギアヤメでクジャクチョウが吸蜜していた。ファインダーで見る美しさに感動したのを覚えている。翌年の年賀はがきに使った写真。

Canon EOS650 Canon 35-70mm f3.5-5.6 nega color film
;クリックすると大きな写真になります。 7.コヒョウモンモドキ 1993年7月26日 長野県南佐久 海ノ口牧場
1958年8月に海ノ口牧場で、今や絶滅危惧種のオオウラギンヒョウモンを採ったのを思い出す。'93年には、まだ会えるのではないかと思って行ってみたのだが、その姿はなかった。その時に撮ったコヒョウモンモドキも今はめっきり数が少なくなっていて、この時以降、見たことがない。

Canon EOS650 Canon 35-70mm f3.5-5.6 nega color film
;クリックすると大きな写真になります。 8.シータテハ 1996年8月8日 長野県 入笠山
このころ入笠山へは毎夏のように出かけた。湿原の遊歩道に咲いていたクガイソウの花に、たくさんのミドリヒョウモンに混じって、シータテハの秋型が吸蜜していた。これは'97の年賀状に使った。

Nikon F50 Sigma 105mm macro f2.8 nega color film
;クリックすると大きな写真になります。 9.Gulf Fritillary (ヒョウモンドクチョウ) 1997年8月某日 ハワイ オアフ島 North Shore
夏休みにハワイへ行った。ハワイに住んでいる家内の兄貴の友人に、あちこち案内していただいた。ハワイは蝶の数は少なかったが、たまたま道路わきのコセンダングサに絡んでいるヒョウモンチョウのような蝶を見つけた。 '98の年賀状にした。 

Nikon F50 Sigma AF 28-200mm f3.8-5.6 nega color film
;クリックすると大きな写真になります。 10.ベニヒカゲ 1999年8月6日 長野県 池の平
この湿原には準高山蝶であるベニヒカゲが多産する。最盛期は遊歩道の獣糞に集まったベニヒカゲを踏んでしまうほどだ。これはマルバダケブキで吸蜜するベニヒカゲだが、マツムシソウにも集まる。2000年の年賀状にした。

Nikon F90  Sigma 105mm macro f2.8 nega color film


2013年9月12日

日帰りで上高地へ 8月28日 その3 河童橋→バスターミナル


 河童橋は都会のような賑わいだった。わたくしたち夫婦のような中高年が多いが、加えて、若いカップルや、まだ夏休みの学生さんたちのグループで溢れていた。橋の上は、穂高連峰の絶好の撮影ポイントになっていて、カメラを構える人が多い。2003年の夏に行った時は、これほど人は多くなかったが。
 私が初めて、上高地へ行ったのは、中学生時代の林間学校だった。白骨温泉に泊り、乗鞍岳に登った翌日に、上高地へ行った記憶がある。
  上高地ビジターセンターに立ち寄った後、梓川左岸を歩いて、バスターミナルへ戻った。バスターミナルから見た穂高連峰は、やっと、雲がとれていた。
 午後3時40分、上高地バスターミナルを出発した帰りのバスは、途中2回の休憩をして、8時半頃、新宿駅西口に到着、湘南新宿ラインで往きに要した、ほぼ半分の所要時間で、横浜に着くことが出来た。
 蝶の写真は、あまり撮れなかったが、安直に、久しぶりに上高地を楽しむことが出来た。さすが、上高地は涼しかった。

30.河童橋から穂高連峰を望む
穂高連峰は左から、西穂高岳(2909m)、間の岳(2907m)、天狗岩、畳岩と続き、この写真の中央やや右側が、最も高い奥穂高岳(3190m)だ。そこから吊り尾根といわれるところがあって、前穂高岳(3090m)、明神岳(2931m)と続く。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/640秒 12.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
河童橋から穂高連峰を望む;クリックすると大きな写真になります。
31.岳沢を望む
人々が遊ぶ河原の先の方に目を移すと、岳沢が陽を浴びている。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/640秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
岳沢を望む;クリックすると大きな写真になります。
32.上高地ビジターセンター
左岸を、河童橋から少し行ったところに、上高地ビジターセンターがある。前にも寄ったことはある、今回も田淵行男さんの高山蝶のパネルに見入る。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/20秒 8.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
上高地ビジターセンター;クリックすると大きな写真になります。
33.ギンボシヒョウモン
裏面が見えなかったので、はっきりは分からなかったが、ウラギンヒョウモンの♀ならば、もっと渋い色をしている。銀母子経文♀と思う。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1600秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ギンボシヒョウモン;クリックすると大きな写真になります。
34.コヒョウモン
隣で咲くキオンには、コヒョウモンが来ていた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/3200秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
コヒョウモン;クリックすると大きな写真になります。
35.河童橋の賑わい
午後の日差しが降り注ぐ河童橋は、ご覧のとおり、込み合っていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
河童橋の賑わい;クリックすると大きな写真になります。
36.河童橋の袂から
河童橋を背景に記念写真を撮っている人も多い。ちょっと失礼して、その袂にしゃがみこんで、穂高連峰を撮った。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1000秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
河童橋の袂から;クリックすると大きな写真になります。
37.トリカブト
きれいなトリカブトの花が咲いていた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/400秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
13091_037.jpg
38.河童橋と穂高連峰
河童橋を後にして、梓川左岸のバスセンターへの道を行く。振り返って見る河童橋の上には、多くの人が見える。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/800秒 10.8mm ISO200 ) 露出補正 なし
河童橋と穂高連峰;クリックすると大きな写真になります。
39.ヒメキマダラヒカゲ
花の形はキオンに似ているが、花びらが青い。ノコンギクというのだろうか?その花でヒメキマダラヒカゲが吸蜜していた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ヒメキマダラヒカゲ;クリックすると大きな写真になります。
40.ヒメキマダラヒカゲ 梓川を背景に
肝心のヒメキマダラヒカゲに光が当たっていない。フラッシュを発行しても良かったかもしれない。ヒメキマダラヒカゲは、どの個体も擦れていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/640秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ヒメキマダラヒカゲ 梓川を背景に;クリックすると大きな写真になります。
41.オオチャバネセセリ
新鮮な、きれいな個体だった。ポートレート的に撮れている。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/2000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
オオチャバネセセリ;クリックすると大きな写真になります。
42.上高地バスターミナル
午後3時20分ごろ、バスタームナルへ着いた。見納めと思い、穂高連峰を見ると、奥穂高岳から前穂高岳にかけて、吊り尾根の雲がとれていた。バスガイドさんが私たちが戻ってくるのを待ってくれている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1000秒 9.8mm ISO200 ) 露出補正 なし
上高地バスターミナル;クリックすると大きな写真になります。
43.ゴリラ岩
ほとんどの人がバスに戻ったところで「左側に見えているのをゴリラ岩と言います。」とバスガイドさんから、説明があった。なるほどゴリラに見える。全員揃って、新宿へ向け出発。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/800秒 18.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ゴリラ岩;クリックすると大きな写真になります。

2013年8月15日

信州蝶撮りの旅 7月25日?27日 -5 美ヶ原で撮った蝶


 7月26日、9時45分に美ヶ原の西側からの入り口である、美ヶ原自然保護センターに着いた。車も通れるような道を登り始める。まずは王が鼻に向かった。ヒメキマダラヒカゲが活発に飛ぶが、なかなか撮らせてくれない。収穫はきれいなエルタテハが撮れたことだった。蝶の数はそれほど多くない。王が鼻、王が頭の分岐まで来ると、ギンボシヒョウモンやキアゲハが飛び始めるが、めぼしい蝶はいない。王が頭へ行ってもクジャクチョウがいたくらいで、あまり収穫はなかった。

ヒメキマダラヒカゲ;クリックすると大きな写真になります。 1.ヒメキマダラヒカゲ
美ヶ原自然保護センターからの登り始めは、ササが多く、ササ類を食草とするヒメキマダラヒカゲが活発に飛び回る。新鮮な個体が多い。なかなかゆっくり撮らせてくれなかった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
きれいなエルタテハ -1;クリックすると大きな写真になります。 2.きれいなエルタテハ -1
歩いている道の先の方で、赤い蝶が飛んでいるのが見えた。小走りに近づいてみるときれいなエルタテハだった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/800秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
きれいなエルタテハ -2;クリックすると大きな写真になります。 3.きれいなエルタテハ -2
同じ個体を100mmマクロで撮る。上から押さえつけるようにしか撮れない。でも、きれいなエルタテハが撮れたのは収穫だった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ウラジャノメ;クリックすると大きな写真になります。 4.ウラジャノメ
ヒメキマダラヒカゲに比べて、ゆっくり飛ぶ。ウラジャノメだった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
マルバダケブキとキアゲハ;クリックすると大きな写真になります。 5.マルバダケブキとキアゲハ
右へ行くと王が鼻、左へ行くと王が頭の分岐点へ来た。まず、王が鼻へ向かう。マルバダケブキがきれいに咲いている。そこにキアゲハが来ていた。少々遠い。P90の望遠端でも撮ったが手振れしてしまった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ギンボシヒョウモン -1;クリックすると大きな写真になります。 6.ギンボシヒョウモン -1
マルバダケブキで吸蜜するギンボシヒョウモンが多い。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 (F5.0 1/250秒 110.4mm ISO88) 露出補正 -0.3段
ギンボシヒョウモン -2;クリックすると大きな写真になります。 7.ギンボシヒョウモン -2
マルバダケブキがたくさんの蕾を付けている。もっともきれいな時期ではないだろうか。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ギンボシヒョウモン -3;クリックすると大きな写真になります。 8.ギンボシヒョウモン -3
マルバダケブキもキンボシヒョウモンもフレッシュで美しい。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2500秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ギンボシヒョウモン -4;クリックすると大きな写真になります。 9.ギンボシヒョウモン -4
北アルプスこそ見えなかったが、王が鼻の頂上で、しばし、眺めを楽しんだ後、王が頭へ行く。広い道を離れて、景色の良い散策路を進むと最後は急な登りとなった。ノアザミに来ているギンボシヒョウモンをG12で、背景を入れて撮る。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1000秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
コウリンカで吸蜜するウラギンヒョウモン -1;クリックすると大きな写真になります。 10.コウリンカで吸蜜するウラギンヒョウモン -1
草原にはコウリンカが咲いているが、この花を訪れる蝶は比較的少ない。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヤマトスジグロシロチョウ;クリックすると大きな写真になります。 11.ヤマトスジグロシロチョウ
恥ずかしながら、私は、スジグロシロチョウとエゾスジグロシロチョウしか知らなかった。その限りにおいては、これはエゾスジグロシロチョウだと思う。近年、エゾスジグロシロチョウの本州産(北海道南部を含む)を別種(ヤマトスジグロシロチョウ)として扱うようになったものだ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
クジャクチョウ -1;クリックすると大きな写真になります。 12.クジャクチョウ -1
王が頭から塩くれ場の方へ歩いていくと、黒っぽい蝶が飛び立つ。クジャクチョウだ。擦れのないきれいな個体だった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
クジャクチョウ -2;クリックすると大きな写真になります。 13.クジャクチョウ -2
同じ個体。近づくと飛び立つが、また戻ってくる。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2500秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
コウリンカで吸蜜するウラギンヒョウモン -2;クリックすると大きな写真になります。 14.コウリンカで吸蜜するウラギンヒョウモン -2
標高2,000mの草原をウラギンヒョウモンが飛び回る。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2500秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ノアザミとウラギンヒョウモン;クリックすると大きな写真になります。 15.ノアザミとウラギンヒョウモン
王が頭ホテルまで戻ってきて、牛乳でのどを潤し、美ヶ原自然保護センターの駐車場へ戻る。電波塔の脇にはノアザミが咲き、ウラギンヒョウモンが吸蜜していた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段

2013年8月 5日

信州蝶撮りの旅 7月25日?27日 -2 八島が原湿原


 中央高速の中央原P.A.で蓼科方面の空を見ると、雲は上がり、青空が広がってきている。今日はダメかと思ったが、八島が原湿原へ上がることにした。
 八島が原湿原には、毎年のように来ている。昨年は7月13日、一昨年は8月10日に訪れた。3年前は8月21日だった。やはり時期によって見られる蝶が多少異なる。さて、今年は7月25日、どんな蝶が見られるのだろうか。相変わらず、ギンボシヒョウモンとウラギンヒョウモンが飛び回る。
 首からD300+100mmマクロ、右手にハンドストラップのP90、そしてベストのポケットにG12を入れて、湿原を周る木道を2時間弱歩いた。湿原を一周しようと思っていたが、いつ天候が崩れるかもしれないとの不安から、実現できなかった。
 撮った蝶はヒョウモンチョウたち4種とヒメシジミ、コキマダラセセリと少なかった。

コキマダラセセリ -1;クリックすると大きな写真になります。 1.コキマダラセセリ -1
コキマダラセセリかヒメキマダラセセリか、あるいはアカセセリなのか、見分けるのもなかなか難しい。どうやらコキマダラセセリのようだ。新鮮な個体が多かった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ウラギンヒョウモン -1;クリックすると大きな写真になります。 2.ウラギンヒョウモン -1
湿原を一周する木道を 左回りに歩く。ノアザミでウラギンヒョウモンが吸蜜している。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/640秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ウラギンヒョウモン -2;クリックすると大きな写真になります。 3.ウラギンヒョウモン -2
この向こうには広大な湿原が広がる。この時期、ノアザミの花はきれいだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 12.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ギンボシヒョウモン;クリックすると大きな写真になります。 4.ギンボシヒョウモン
これはギンボシヒョウモン。表側はほとんど区別は付け難いが、裏面でウラギンヒョウモンとの識別が可能だ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
.コキマダラセセリ -2;クリックすると大きな写真になります。 5.コキマダラセセリ -2
湿原を背景に、ノアザミで吸蜜するコキマダラセセリ。八島が原湿原は面積が43.2ha、泥炭層の厚さは約8.05m。1万2千年前に誕生した、日本の南限にあたる高層湿原とされる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ウラギンヒョウモン -3;クリックすると大きな写真になります。 6.ウラギンヒョウモン -3
一帯にはオレンジ色の蝶が飛び交う。そのほとんどがウラギンヒョウモンとギンボシヒョウモンだ。100mmマクロで。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヒョウモンチョウ? -1;クリックすると大きな写真になります。 7.ヒョウモンチョウ? -1
オレンジ色のヒョウモンチョウはギンボシヒョウモンとウラギンヒョウモンが多いが、新鮮なヒョウモンチョウもいた。しかし、ヒョウモンチョウとコヒョウモンの区別は難しい。この蝶はノアザミの花には来ない。ヨツバヒヨドリが好きなようだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
コキマダラセセリ -3;クリックすると大きな写真になります。 8.コキマダラセセリ -3
翅を半開して見せてくれたコキマダラセセリ♂。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1500秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヒョウモンチョウ? -2;クリックすると大きな写真になります。 9.ヒョウモンチョウ? -2
翅を閉じて、ヨツバヒヨドリで吸蜜している。裏面が確認できる。裏面でのコヒョウモンとの違いを図鑑で確認するが、判別が難しい。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/250秒 110.4mm ISO86 ) 露出補正 -0.3段
130805_010.jpg 10.ヒョウモンチョウ? -3
前翅表の基部寄りの2黒点の間隔がやや広いこと、前翅表第1b室の黒班が二分されていることから、どうやらヒョウモンチョウだと思う。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヒメシジミ;クリックすると大きな写真になります。 11.ヒメシジミ
ヒメシジミがハクサンフウロで吸蜜していた。狭い範囲で発生しているようで、限られたところでしか見ることがなかった。♂は擦れた個体が多かった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヒョウモンチョウ?  -4;クリックすると大きな写真になります。 12.ヒョウモンチョウ? -4
前翅外縁に丸みが少ないこと、前翅表第1b室の黒班が分離しているように見えるので、やはりコヒョウモンではなく、ヒョウモンチョウのようだ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
130805_013.jpg 13.ヒョウモン3種
左からヒョウモンチョウ、ミドリヒョウモン、ウラギンヒョウモンと、3種が揃う珍しいショットが撮れた。花はたくさんあるのに何故一つの花に集まるのだろうか。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ミドリヒョウモン;クリックすると大きな写真になります。 14.ミドリヒョウモン
ここ八島が原湿原では比較的少ないミドリヒョウモン。13.と同じ個体である。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
.ヒョウモンチョウ?  -5;クリックすると大きな写真になります。 15.ヒョウモンチョウ? -5
この個体も前翅表の基部寄りの2黒点の間隔が広いように見える。やはりヒョウモンチョウであろう。八島が原湿原にいるコヒョウモン属は、ヒョウモンチョウなのかもしれない。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段

2012年8月 7日

八ヶ岳山麓から安曇野を巡る 7月12日?14日 2/4 八島ヶ原湿原・碌山美術館


 7月13日、諏訪大社下社秋宮のお参りを終え、御柱祭の木落し坂とその祭事の観覧席を見たあと、国道142号線を和田峠へ向かった。和田峠からビーナスラインを美ヶ原と反対方面に向かうと右手に八島ヶ原湿原の駐車場があった。この日はまだ駐車場に空きがある。
 空が明るくなり、時折、雲に切れ目が出来て青空がのぞく。気温も上がってきた。蝶も飛ぶかもしれない。期待に違わず、蝶が飛び始めた。ギンボシヒョウモンやウラジャノメなど新鮮な個体が見られる。
 1時間半ほど、八島ヶ原湿原に滞在し、駐車場の傍にあった食堂でそばや、おやきで軽い食事をした。再びR142を戻り、岡谷から長野自動車道に上り、豊科ICで下りて安曇野は碌山美術館に寄った。穂高駅前にある観光センターで明日行くところの情報を得て、この日の宿に向かった。今宵の宿は、昨夜の宿と同じくセラヴィリゾート泉郷のホテルアンビエント安曇野コテージだ。

14.ヒメウラナミジャノメ
駐車場からビーナスラインの下のトンネルを通って、八島ヶ原湿原に出るのだが、そのトンネルを抜けたところに白い花が咲いていて、ヒメウラナミジャノメが吸蜜していた。何処にでもいる普通種だが"蝶がいた"ので何故かほっとした。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヒメウラナミジャノメ;クリックすると大きな写真になります
15.八島ヶ原湿原
八島ヶ原湿原は長野県のほぼ中央にあり、標高約1,600mの高層湿原だ。面積は43.2haある。今日は天候が悪く、この景観も見られないかと思ったが、ことのほか天候は回復してきている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
八島ヶ原湿原;クリックすると大きな写真になります
16.ウラジャノメ -1
本州では中央部の標高1,500m?2,000mあたりに生息し、比較的いるところは限られているようだが、今日は多くの新鮮なウラジャノメを見ることができた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ウラジャノメ -1;クリックすると大きな写真になります
17.ウラジャノメ -2
はじめに見かけたときは、必死になって追いかけたが、個体数はきわめて多く、余裕が出てきた。これは、湿原周囲の散策路に施されている行先表示板の支柱に止まっている。支柱も行先表示板もコンクリートの造り物である。雨露を吸っているのであろう。♂か、♀かは良くわからない。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ウラジャノメ -2;クリックすると大きな写真になります
18.ギンボシヒョウモン
散策路の脇で咲くノアザミに新鮮なギンボシヒョウモンが止まった。G12で背景を写し込む。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
ギンボシヒョウモン;クリックすると大きな写真になります
19.手乗りウラジャノメ
ウラジャノメは人にも纏わりついて汗を吸いに来る。手の甲に乗せたまま、背景の良いところに移動し、シャッターを切る。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/400秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 +0.7段
手乗りウラジャノメ;クリックすると大きな写真になります
20.ウラジャノメ -3
これほど多くのウラジャノメに会えることはそうないだろうと思い、多くのカットを撮ってしまった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO640 ) 露出補正 -0.3段
ウラジャノメ -3;クリックすると大きな写真になります
21.ヒメキマダラセセリ♀
コキマダラセセリ、スジグロチャバネセセリ、ヘリグロチャバネセセリと、本種は良く似ているが、前翅表の黒の濃さからヒメキマダラセセリ♀と同定した。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヒメキマダラセセリ♀;クリックすると大きな写真になります
22.ウラギンヒョウモンかギンボシヒョウモンか?
この2種の♂は翅表では、なかなか区別ができない。裏を見せてくれると一目瞭然なのだが。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ウラギンヒョウモンかギンボシヒョウモンか?
23.ウラギンヒョウモンか?
正直なところ、これも正確には同定できない。前翅の中央部にある性標がはっきりしているので、ウラギンヒョウモンかと思うのだが。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ウラギンヒョウモンか?;クリックすると大きな写真になります
24.ヒメシジミ♂
この蝶もミヤマシジミとの区別が難しい。後翅裏面外縁のオレンジ色の帯の外側にある黒い紋の中に青い点が見えるのでミヤマシジミかと思ったが、開翅した翅表のブルーを見ると黒い縁取りの幅が広く、ヒメシジミと判断した。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヒメシジミ♂;クリックすると大きな写真になります
25.ヒメシジミ♂開翅
24.と同じ個体である。開翅したところを見ると黒い外縁部の幅は広く、ヒメシジミの特徴が出ている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/200秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ヒメシジミ♂開翅;クリックすると大きな写真になります
26.コチャバネセセリ
黒くて小さなセセリチョウがいた。はじめは何だかよくわからなかったが、これはコチャバネセリで、翅が擦れて特徴ある裏面の茶色の麟粉がとれてしまっているのだ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
コチャバネセセリ;クリックすると大きな写真になります
27.碌山美術館
八島ヶ原湿原では思った以上に蝶の写真が撮れた。昨年は8月10日に来ているが、見かける蝶も時期的な違いがあって良かった。八島ヶ原湿原で軽く昼食にして、安曇野へ向かうことにした。宿に入る前、まだ陽は高かったので、穂高駅前の観光案内所で明日行くところの情報を得た。親切にいろいろと教えてくださった。そして、碌山美術館へ。碌山美術館は、近代彫刻家である荻原守衛(碌山)(1879‐1910)の作品と資料を 永久に保存し、一般に公開するために、昭和33年4月、碌山の生地・北アルプスの麓・安曇野に造られた。この建物が魅力的である。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
碌山美術館;クリックすると大きな写真になります
28.碌山美術館 グズベリーハウスの窓から
館内の一角に、グズベリーハウスというミュージアム・ショップが設けられていた。その窓から喜多武四郎の女立像が見える。碌山美術館の見学を終え、北アルプスの蝶が岳や常念岳の方へその山麓を上がっていくと、今夜の宿、セラヴィリゾート泉郷のホテルアンビエント安曇野コテージがあった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/200秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -1.0段
碌山美術館 グズベリーハウスの窓から;クリックすると大きな写真になります

2011年8月21日

標高2,000mの美ヶ原 8月10日


 昆虫少年だった中学生のころ、一人で新宿から夜汽車に乗って、松本へ行き、そこから早朝のバスを美ヶ原の麓の石切場まで乗って、その石切場の桜清水小屋という山小屋で2泊泊めていただき、三城牧場から広小場、王ヶ鼻へ上ったことを思い出す。
 そのころから美ヶ原は蝶のメッカだった。オオイチモンジもいたし、ミヤマシロチョウもいた。三城ではクジャクチョウが、咲いている花をまっ黒にするほど群がっていたし、キべりタテハも沢山飛んでいた。
 当時はバスが三城まで行っていたと思う。いまはマイカーで標高2,000mの美ヶ原牧場まで上がることができる。この日は八島ヶ原湿原から30分くらいヴィーナスラインを登ったであろうか、12時半ごろに山本小屋の駐車場に入った。車の中で、持参したおにぎり、ゆで卵、グレープフルーツを食べて、美ヶ原の散策を始めた。王ヶ鼻まで歩きたいところだが、この日は塩くれ場までと決めた。午後2時半には帰路についたが、談合坂SAの先で八王子付近まで渋滞が続き、家に帰りついたのは夜8時になってしまった。

ノアザミで吸蜜するオオチャバネセセリ;クリックすると大きな写真になります 19.ノアザミで吸蜜するオオチャバネセセリ
山本小屋ふる里館の駐車場から歩き始めると、そのあたりはアザミが良く咲いていた。アザミに見える花は実はノアザミ、ノハラアザミ、タムラソウの3種類がある。八島ヶ原湿原では、この3種類が咲いていたが、ここはノアザミが多く、ノハラアザミも混じる。これはノアザミで、花にはオオチャバネセリが多くみられた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
オオチャバネセセリ翅表;クリックすると大きな写真になります 20.オオチャバネセセリ翅表
ほかにも空いている花があるのに、なぜ一つの花に3頭が集まるのだろうか。ピントを合わせた1頭が飛び上がった瞬間にシャッターが切れ、標本以外ではあまり見ることができない翅表が見られた。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/1600秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
美ヶ原高原ホテル山本小屋;クリックすると大きな写真になります 21.美ヶ原高原ホテル山本小屋
山本小屋ふる里館から10分ほど歩いたところに、美ヶ原高原ホテルがあった。美ヶ原高原は山本俊一という人により、高くて広くて美しいという3つの条件を兼ね備えた上に、3.000m級の山並みを48座数えられる、日本一の地理的環境に恵まれた美ケ原高原を、一人でも多くの人に見せたいと、開発された。以来80年、苦難の道を乗り越えて一日も山小屋を閉じることなく登山者を迎え、多くのファンの支援を得て、当初年間100人足らずであった登山者が、今や年間200万人のひとがお訪れる大衆的観光地となったという。
息子さんの山本峻秀さんは昭和20年10月、復員後、父、俊一氏の後を継いで美ケ原高原の開発と、父、俊一氏が1930年(昭和5年)に建てた山本小屋の経営にあたる。37年10月、この美ケ原高原ホテルが建設された。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/1250秒 10.8mm ISO400 ) 露出補正 なし
美ヶ原牧場;クリックすると大きな写真になります 22.美ヶ原牧場
標高2,000mの台地に牧場が広がる。この台地は100万年前の火山の噴出によってできたという。遊歩道の両側が牧場になっている。美ヶ原が本格的な牧場として利用が始まったのは、1909年(明治42年)だそうだ。この牛、どこが眼なのかわからない。後ろは蓼科の方角だと思う。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/1250秒 21.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
ノアザミとウラギンヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 23.ノアザミとウラギンヒョウモン
ノアザミはすっと伸びた茎に一つの花を付ける。ウラギンヒョウモン、ギンボシヒョウモンが大好きな花である。後ろは美ヶ原高原ホテル山本小屋。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/1250秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 +0.7段
美しの塔と王が頭;クリックすると大きな写真になります 24.美しの塔と王が頭
左側手前に見えるのが美しの塔で、1954年(昭和29年)に霧鐘塔(霧で視界が悪い時に登山者のために鳴らす鐘の塔)として建てられたという。現在の塔は1984年(昭和59年)に再建されたもので、高原のシンボルとなっている。遠くに見えるのが、王が頭の電波塔群である。長野県の放送局(NHK、SBC、NBS、TSB、abn、FM長野)の送信所のほか、NTT、国土交通省、長野県防災行政無線、などの中継所、中部電力のマイクロ波反射板などが建てられており、放送・通信の要衝となっているとなっているそうだ。電波塔群の左側には王が頭ホテルが建ち、美ヶ原山頂すなわち王が頭(2,034m)はその向こう側になる。(Wikipedia参照

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F8 1/1250秒 25mm ISO400 ) 露出補正 なし
フタスジチョウ;クリックすると大きな写真になります 25.フタスジチョウ
昭和45年ごろ、牧区が整備されるまで、この地籍の平らな石の上で牛馬に塩を与えていたということに由来する塩くれ場のあたりで、コミスジのように飛んできたフタスジチョウがハクサンフウロの止まり、吸蜜を始めた。フタスジチョウを写真に撮るのは初めてだが、残念ながらだいぶ擦れていた。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/2500秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし トリミング
ウラギンヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 26.ウラギンヒョウモン
傷のない美しいウラギンヒョウモンがノアザミで吸蜜する。バックがきれいにボケた。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
クジャクチョウ;クリックすると大きな写真になります 27.クジャクチョウ
塩くれ場に小屋があるが、その近くにクジャクチョウがいた。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし トリミング
キベリタテハ;クリックすると大きな写真になります 28.キベリタテハ
クジャクチョウがいたところに今度はキベリタテハがやってきた。開くとビロードのような栗色に金色の縁取りがされた美しい翅が見られるのだが、一瞬ちらっと開くものの、すぐ閉じてしまう。何枚か開いたタイミングで撮っては見たが、ピントが甘くなってしまった。翅の裏はご覧のように武骨で、口髭を生やした親父のようだ。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし トリミング
馬;クリックすると大きな写真になります 29.馬
広い牧場を3頭の馬が早駆けをしていた。もうちょっと良いタイミングで撮れたら良かったと残念に思う。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/4000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし トリミング
キアゲハ♀;クリックすると大きな写真になります 30.キアゲハ♀
キアゲハは高原に多い。大きくて黄色く、颯爽と飛ぶので見栄えがする。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
ギンボシヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 31.ギンボシヒョウモン
午後2時、そろそろ切り上げようと駐車場のほうへもどってきた。ノアザミが咲き、たくさんのウラギンヒョウモン、ギンボシヒョウモンが吸蜜している。これはギンボシヒョウモンで、左上に散策路と美ヶ原高原ホテルが見える。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
きれいなギンボシヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 32.きれいなギンボシヒョウモン
最後にやっと傷のない美しいギンボシヒョウモンが撮れた。ウラギンヒョウモンやギンボシヒョウモンばかり撮っていても仕方ないのだが、個体によって違いもあるし、撮り方を楽しむこともできる。次に来る時は、松本から武石峰を廻って、美ヶ原の反対側(西側)の入口である美ヶ原自然保護センターに車を置き、2034mの王が頭、2008mの王が鼻へ行ってみようと思う。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし


2011年8月17日

八島ヶ原湿原 8月10日


 3年続けて八島ヶ原湿原へ行った。2009年は高ボッチから、昨年は美ヶ原山麓の三城から八島ヶ原湿原へ廻ったが、今回は先に八島ヶ原湿原へ行き、そのあと美ヶ原高原へ廻った。前2回は8月末であったが、今年は7月末に行こうと思っていたところ、天候が優れず、この日になった。
 早朝、5時少し過ぎに自宅を出発、順調に中央高速に上がり、談合坂SAで休憩。だが、車の数はとても多い。SAを出た後はカーナビの指示通りに進む。諏訪で下りてJR上諏訪駅前を通り、しばらく国道20号線を走る。諏訪大社下社の秋宮の前を左に曲がり国道142号線を進み、和田峠でヴィーナスラインに合流、霧が峰のほうに向かって進む。八島ヶ原湿原の駐車場に着いたのは、9時少し過ぎていた。

八島ヶ原湿原駐車場;クリックすると大きな写真になります 1.八島ヶ原湿原駐車場
9時15分の駐車場はご覧の通りまだ空いていた。駐車場の脇では、すでに、キアゲハが飛び、新鮮なエルタテハが路上に止まる。エルタテハは撮りたかったが、間に合わなかった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/1250秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
オオチャバネセセリとクルマバナ;クリックすると大きな写真になります 2.オオチャバネセセリとクルマバナ
駐車場からはヴィーナスラインの下をトンネルでくぐり、湿原に向かう。まだ、歩いている人も少なく、すがすがしい。見慣れぬ花でオオチャバネセセリが吸蜜をしていた。セセリチョウの仲間は翅の割に胴体が太い。ふわふわとは飛べない。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/1250秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
アサギマダラ;クリックすると大きな写真になります 3.アサギマダラ
木道からやや離れたところで、アサギマダラが好物のヒヨドリバナのまわりをふわふわと飛んでいた。G12の望遠端(35mm版換算140mm)で撮ったがそれでもまだ遠い。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/200秒 30.5mm ISO400 ) 露出補正 なし トリミング
ヒメシジミ;クリックすると大きな写真になります 4.ヒメシジミ
足元でヒメシジミが飛んでいた。バリアングルモニターを見ながら、下から仰ぐように撮った。触角が隠れてしまったのが残念。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/1250秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし トリミング
ヒメシジミ 開翅;クリックすると大きな写真になります 5.ヒメシジミ 開翅
少し擦れているが、ヒメシジミが開翅してくれた。表翅を見たほうが裏面を見るよりミヤマシジミとの判別がしやすい。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/1250秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
ギンボシヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 6.ギンボシヒョウモン
ここではウラギンヒョウモンとギンボシヒョウモンが混在してたくさん飛んでいた。ギンボシヒョウモンは少し擦れているのが多い。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/2000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
スジグロチャバネセセリ;クリックすると大きな写真になります 7.スジグロチャバネセセリ
スジグロチャバネセセリに会うのは初めてだった。鎌ヶ池の近く、道端で地面に口吻を伸ばしている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 +1.0段 トリミング
ウラギンヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 8.ウラギンヒョウモン
ウラギンヒョウモンとギンボシヒョウモンは裏面を見せてくれれば簡単に見分けがつく。飛んでいるのは♂ばかりだった。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
スジボソヤマキチョウ;クリックすると大きな写真になります 9.スジボソヤマキチョウ
木道から離れたところにハクサンフウロが咲き、その花から花へスジボソヤマキチョウが移り飛び、吸蜜していた。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/800秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし トリミング
コキマダラセセリ;クリックすると大きな写真になります 10.コキマダラセセリ
セセリチョウの仲間では、よく似ている種が多く同定が難しい。そのうえ、このノバラアザミで吸蜜する個体は大分擦れていて、撮った時は判らなかった。帰ってきてから、写真を拡大して、図鑑を見ながら、コキマダラセセリに落ち着いた。アカセセリかとも思ったが、触角の縞模様から、どうやらコキマダラセセリのようだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/1250秒 10.8mm ISO400 ) 露出補正 なし
青空をバックにウラギンヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 11.青空をバックにウラギンヒョウモン
残念ながら吸蜜しているノバラアザミが半分咲き終わってしまっている。ウラギンヒョウモンも逆光になってしまった。こんなとき、内蔵フラッシュを使うとどうなるだろうか。次の機会に試してみたい。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 +0.7段
ヒョウモンチョウ;クリックすると大きな写真になります 12.ヒョウモンチョウ
ヒョウモンチョウはいるにはいるのだが、飛んできては草の中に潜り込んでしまう個体が多く、なかなか撮るチャンスが来なかった。やっと、少々離れたところではあったが、ヒヨドリバナで吸蜜してくれた。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/2500秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし トリミング
ノリウツギにスミナガシ;クリックすると大きな写真になります 13.ノリウツギにスミナガシ
戻り道の途中、わき道に入ったところに咲いているノリウツギの花に何かいないと目を凝らした。高い位置で咲いている花に何やら黒いのがいる。逆光なので余計に黒く見える。良く見るとスミナガシだった。スミナガシの写真は撮ったことがない。蝶まで距離があり、近くの花に来るのを待ったが、だめだった。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/5000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし トリミング
八島ヶ原湿原の眺め;クリックすると大きな写真になります 14.八島ヶ原湿原の眺め
八島ヶ原湿原は霧ヶ峰の北西部に位置する標高約1632mの高層湿原である。湿原の所在地は諏訪市及び諏訪郡下諏訪町にまたがる。霧ヶ峰には、八島ヶ原湿原、車山湿原、踊場湿原の3つの湿原があり、そのすべてが1939年(昭和14年)に国の天然記念物として個別に指定され、1960年(昭和35年)6月10日に八島ヶ原湿原の西半分の旧御料地を加え、個別に指定されていた3つの天然記念物は1件にまとめられ、現在の指定名称霧ヶ峯湿原植物群落となった。 八島ヶ原湿原は面積が43.2ha、泥炭層の厚さは約8.05m。1万2千年前に誕生した高層湿原であり、日本南限の高層湿原といわれる。(Wikipediaによる)

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 10.8mm ISO400 ) 露出補正 なし
マルバダケブキとウラギンヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 15.マルバダケブキとウラギンヒョウモン
一旦、八島ヶ原湿原の入口付近まで戻ってきた。昨年はこの辺りでクジャクチョウも撮れたので、期待していたが、現れなかった。咲き始めたマルバダケブキにウラギンヒョウモンが来ていた。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/3200秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
ギボウシとヒメシジミ;クリックすると大きな写真になります 16.ギボウシとヒメシジミ
ギボウシの花にヒメシジミが止まっていた。ヒメシジミは♂ばかりだが、擦れている個体が多い。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/2000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
アサギマダラ;クリックすると大きな写真になります 17.アサギマダラ
さっきスミナガシがいたノリウツギの花が気になり、もう一度そこまで戻る。スミナガシはいなくなっていたが、すぐそばのヒヨドリバナにきれいなアサギマダラがいた。後翅にヒヨドリバナの影が映っていた。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/1250秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
キアゲハの裏側;クリックすると大きな写真になります 18.キアゲハの裏側
再び入口へ戻ってくると、湿原の池をバックにして咲いているタムラソウにキアゲハがぶら下がっていた。時間は11時40分になった。2時間半ほど滞在したことになる。ここで八島ヶ原湿原は切り上げ、美ヶ原へ行ってみることにした。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/2500秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし


2011年7月17日

八ヶ岳 観音平 7月5日


 この日、オオムラサキセンターを昼ごろに引き上げ、途中八ヶ岳PAで山の写真を撮った後、観音平へ向かった。小淵沢インターで下りて、八ヶ岳高原ラインを清里の方向にしばらく走った後、左に入って観音平への道を登っていく。
 途中、道のわきに咲くアザミの花にオレンジ色のヒョウモンが絡んでいる。観音平は八ヶ岳の南西側の端に当たる編笠岳の麓にある。観音平の標高は1,560mで展望台からは南アルプスが眺められる。観音平の駐車場に車を停めて、周囲に設けられた遊歩道を歩いてみるが、蝶の姿は少なかった。
 何日か前のTV番組で小淵沢の「但馬家幸之助」という焼肉屋さんが紹介されていた。観音平から下りて寄ってみたが、残念ながら昼の営業時間が終わった後だった。そこでお友達がやっていると紹介してくれた「かっこう」というところに廻り、ピザを食べたが、これがなかなか美味しかった。
 帰路は小淵沢インターから中央高速に上がり極めて順調に走れ、夕方6時半に帰宅できた。

観音平の展望台から;クリックすると大きな写真になります 1.観音平の展望台から
観音平の駐車場から少し下がると南アルプスの展望台があった。八ヶ岳PAでは見えなかった北岳がここからは見える。一番左の尖った山が日本で2番目の標高を誇る北岳(3.192m)だ。右側に見えるのが甲斐駒ケ岳(2,967m)である。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/6400秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
オダマキ;クリックすると大きな写真になります 2.オダマキ
可憐なオダマキの花が咲いていた。ただ、この花は下を向いて咲く。そこでG12のバリアングルモニターで下から見上げるような角度で撮った。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 15.7mm ISOオート ) 露出補正 なし
アヤメで吸蜜するヒメキマダラセセリ♂;クリックすると大きな写真になります 3.アヤメで吸蜜するヒメキマダラセセリ♂
舞岡公園でよく見かけるキマダラセセリと表側は類似しているが、裏で区別できる。周りを見回しても花はこのアヤメしかない。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/320秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 なし
ヒメキマダラセセリ♂;クリックすると大きな写真になります 4.ヒメキマダラセセリ♂
こちらはマクロレンズで撮った。3.と同じ個体である。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/400秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
テングチョウ;クリックすると大きな写真になります 5.テングチョウ
駐車場ではテングチョウが数頭飛んでいた。相変わらず地面に止まるので撮りにくい。こういう場面は+側の露出補正が必要になる。G12はダイアルで露出補正が設定・変更できるので操作しやすい。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/320秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 +0.7段
ヒメウラナミジャノメ;クリックすると大きな写真になります 6.ヒメウラナミジャノメ
何もここで撮るような蝶ではないが、G12の練習である。蝶の翅が影になってしまっている。背景は明るいので+補正を試みた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/500秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 +0.7段
愛車とギンボシヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 7.愛車とギンボシヒョウモン
上がってくるときにアザミの花にヒョウモンが来ていたので、撮りたいと思い、観音平からの下りの途中で車を停めた。そこにヒョウモンとテングチョウが地面に止まって口吻を伸ばしている。愛車とギンボシヒョウモンのツーショットが撮れた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 なし
アザミで吸蜜するヒメキマダラセセリ;クリックすると大きな写真になります 8.アザミで吸蜜するヒメキマダラセセリ
車を停めたところから道路沿いにアザミが咲いているところまで歩いてみる。アザミもヒメキマダラセセリも旬だった。カメラに記録された露出をチェックすると、F4で1/30秒になっていてほんとかなと思った。ISOは100である。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/30秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 なし
コチャバネセセリとヒメキマダラセセリ♀;クリックすると大きな写真になります 9.コチャバネセセリとヒメキマダラセセリ♀
左側がコチャバネセセリで右側がヒメキマダラセセリである。両方にピントが合うようにカメラを移動させて撮った。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/1250秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
ヒョウモン3題;クリックすると大きな写真になります 10.ヒョウモン3題
上がギンボシヒョウモン、中がウラギンヒョウモン、下がメスグロヒョウモンの♂である。ギンボシとウラギンは表翅だけではなかなか見分けにくいが、微妙な差がある。メスグロヒョウモンの♂はウラギンスジヒョウモン、オオウラギンスジヒョウモンと裏翅が良く似ている。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
上:絞り優先オートで撮影  ( F4 1/500秒 105mm ISO400) 露出補正 なし
中:絞り優先オートで撮影  ( F4 1/2000秒 105mm ISO400) 露出補正 なし
下:絞り優先オートで撮影  ( F4 1/2500秒 105mm ISO400) 露出補正 なし
ウラジャノメ;クリックすると大きな写真になります 11.ウラジャノメ
車に戻ろうと歩いていると私にまとわりつくようにひらひらと飛んで来たウラジャノメが目の前の葉に止まった。昨年入笠山で撮った個体より奇麗だった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/160秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 なし
ウラジャノメ マクロ撮影;クリックすると大きな写真になります 12.ウラジャノメ マクロ撮影
同じ状況で105mmマクロで撮った。D300のファインダーをのぞいて撮ると上から撮るようになる。開翅したところを撮れないかとしばらく待ったが駄目だった。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/1600秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
ホシミスジ;クリックすると大きな写真になります 13.ホシミスジ
観音平での撮影を終え、小淵沢で食事にしたが、その「かっこう」というお店に入ろうとすると、ホシミスジが飛んでいた。止まるのを待って撮影。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/1250秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
クジャクチョウ;クリックすると大きな写真になります 14.クジャクチョウ
「かっこう」ではピザを注文したが、出来上がるまで外へ出てみた。するとスーと飛んできて石塀に止まった黒い蝶がいた。クジャクチョウだった。これは越冬蝶ではなく今年羽化したのだろう。裏はほとんど黒だが、陽の光が透けて表の模様がわかる。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/1250秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし トリミング
ミドリヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 15.ミドリヒョウモン
前後してしまったが、これはクローズになってしまい入れなかった「但馬家幸之助」の店先にいたミドリヒョウモンである。焼き肉は食べられなかったが、ミドリヒョウモンを撮った。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/250秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 なし


2010年9月 8日

八島が原湿原


 8月21日 三城を切り上げた後、再び扉峠に戻り、昨夏も来たビーナスラインを八島が原湿原に寄った。
昨夏は樹液に来ていたキベリタテハとエルタテハに出会えた。今回もそれが目当てだったのだが、残念ながら昨夏の樹に今年は樹液が出ていなかった。しかし、ミヤマシジミの斑紋異常型に出会えたのは収穫だった。
 午後3時半に帰路に着く。談合坂の手前から大渋滞が始まった。でも相模湖を過ぎるころには渋滞が解消したのは良かったのだが、この日は多摩川の花火大会があり、環八が渋滞。ようやく9時過ぎに自宅に戻ることができた。

ギンボシヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 1.ギンボシヒョウモン
ここでもギンボシヒョウモンが多い。この猛暑で高原でもウラギンヒョウモンは夏眠でもしているのだろうか。裏面の銀の斑紋が陽の光に反射して輝いていた。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラム優先オートで撮影 ( F6.3 1/2500秒 150mm ISO400 ) 露出補正 なし
湿原を背景に;クリックすると大きな写真になります 2.湿原を背景に
これもギンボシヒョウモンと思う。広角端に近いところで、背景に湿原を入れて撮った。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F11 1/500秒 26mm ISO400 ) 露出補正 なし
ウラギンヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 3.ウラギンヒョウモン
やっとウラギンヒョウモンがいた。どちらかというがギンボシの方が格上であるが、何かウラギンが貴重に思える。コンパクトデジカメでは、広角端で撮るとピントの深度が深くなる。

Canon PowerShot A640 F2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/500秒 7.3mm )
再びギンボシヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 4.再びギンボシヒョウモン
慣れるとウラギンヒョウモンとギンボシヒョウモンの区別が容易にできる。代表的な高原の蝶だ。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先で撮影 ( F5.6 1/800秒 150mm ISO400 ) 露出補正 なし
スジボソヤマキチョウ;クリックすると大きな写真になります 5.スジボソヤマキチョウ
ヤマキチョウに比べて、前翅先端の飛び出しが長く細い。脈が細いのが和名の由来という。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
ミヤマシジミ;クリックすると大きな写真になります 6.ミヤマシジミ
足元を見たら、ヒメシジミかミヤマシジミの♀がいた。裏面を見るとミヤマシジミのようだ。しかも後翅の黒い斑紋がつながっている斑紋異常だ。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1000秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
ミヤマシジミ -2;クリックすると大きな写真になります 7.ミヤマシジミ -2
ちょっとピントの甘い写真になってしまったが、半分翅を開いてくれた。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/800秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
クジャクチョウ;クリックすると大きな写真になります 8.クジャクチョウ
八島が原湿原を背景にクジャクチョウがアザミで吸蜜していた。

Canon PowerShot A640 F2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/640秒 7.3mm )
クジャクチョウ -2;クリックすると大きな写真になります 9.クジャクチョウ -2
焦点距離200mmで撮ると背景はボケる。同じくらいの距離にある蝶とアザミの花が浮き上がった。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
クジャクチョウ -3;クリックすると大きな写真になります 10.クジャクチョウ -3
このクジャクチョウはアザミの花から次のアザミの花へ移動する。少し近くの花に来たので、蝶を中心に撮った。傷のない奇麗な個体だった。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし


2010年9月 3日

美ヶ原山麓 三城

 
 8月21日 高速道路は1000円、夏休みの土曜日とあって、中央高速は日のバス停付近から渋滞が始まった。朝6時15分に自宅を出発して、諏訪で下りて、ビーナスラインを進み、和田峠を越え、美ヶ原の手前、扉峠で左に入った。現地到着は正午少し前になってしまった。
 私が中学生にころは、三城から美ヶ原へ登っていく途中でミヤマシロチョウに会えたし、王が鼻ではオオイチモンジもいた。だが、今は絶滅のようだ。
 この日は、三城周辺を1時間半ほど歩き、高原の蝶を撮った。

キアゲハ♂;クリックすると大きな写真になります 1.キアゲハ♂
駐車場に車を停め、遊歩道をキャンプ場のほうへ進む。アザミの花が咲いている広場があり、ヒョウモンチョウ達が飛び交っている。アザミに来ている奇麗なキアゲハがいた。コンパクトデジカメのマクロで寄って撮った。

Canon PowerShot A640 F2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/250秒 7.3mm )
キアゲハ♀;クリックすると大きな写真になります 2.キアゲハ♀
こちらは雌である。後翅の青い帯が鮮やかな個体だった。

Nikon D300 Tokina 100mm macro F2.8D
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/250秒 ISO400 ) 露出補正 なし
ヤマキチョウ;クリックすると大きな写真になります 3.スジボソヤマキチョウ
中学生のころ、ここ三城へ来た時には、ヤマキチョウとスジボソヤマキチョウが狭い範囲ですみ分けていたのを思いだした。これはヤマキチョウかと思ったが、スジボソヤマキチョウのようだ。ヤマキチョウの方は、前翅の外縁が赤桃色に縁どられ、先端の張りだしが緩やかである。

Nikon D300 Tokina 100mm macro F2.8D
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/2000秒 ISO400 ) 露出補正 なし
メスグロヒョウモン♂;クリックすると大きな写真になります 4.メスグロヒョウモン♂
飛び交っているヒョウモン達は何種類かいるようだ。これはメスグロヒョウモンの♂。この蝶のメスは同じ種類かと思うほど模様が違っていて、その名の通り、青黒い地色ににイチモンジのような白い線がある。左前翅に穴があいているが、なにかに突き刺したのだろうか。

Nikon D300 Tokina 100mm macro F2.8D
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/125秒 ISO400 ) 露出補正 なし
ギンボシヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 5.ギンボシヒョウモン
7月22日に入笠山に行ったときには、ウラギンヒョウモンばかりでギンボシヒョウモンに会えなかったが、ここではほとんどがギンボシヒョウモンのようだ。

Nikon D300 Tokina 100mm macro F2.8D
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/200秒 ISO400 ) 露出補正 なし
サカハチチョウ夏型;クリックすると大きな写真になります 6.サカハチチョウ夏型
ここ2?3年、この蝶を撮る機会がなかった。春型に比べ夏型は黒がしまって美しいと思う。

Nikon D300 Tokina 100mm macro F2.8D
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/2000秒 ISO400 ) 露出補正 なし
サカハチチョウ夏型裏面;クリックすると大きな写真になります 7.サカハチチョウ夏型裏面
6.と同じ個体である。裏の模様もなかなか味があると思う。イタドリの可憐な花で吸蜜していた。

Nikon D300 Tokina 100mm macro F2.8D
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1600秒 ISO400 ) 露出補正 なし
;">ミドリヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 8.ミドリヒョウモン
表の模様では先ほどのメスグロヒョウモンの♂と区別が難しい。裏面を見ると判別はやさしい。

Nikon D300 Tokina 100mm macro F2.8D
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/125秒 ISO400 ) 露出補正 なし
ジャノメチョウ;クリックすると大きな写真になります 9.ジャノメチョウ
ジャノメチョウの写真は難しい。蝶自体が地味であり、低い草に止まることが多く絵にならない。ルドベキアの花で吸蜜していた。

Nikon D300 Tokina 100mm macro F2.8D
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/640秒 ISO400 ) 露出補正 なし

2009年9月 6日

信州 高ボッチと八島ヶ原湿原 その2

 八島ヶ原湿原は、美ヶ原、和田峠方面から進むと蓼科の車山の手前にある。高山植物も多く、蝶も多い。今回はクジャクチョウやスジボソヤマキチョウを撮りたかった。
 クジャクチョウは何とか撮れたが、スジボソヤマキチョウはいなかった。でも(その1)で見ていただいたキベリタテハを撮ることが出来たのは収穫だった。
 次回は時期を変えて訪れてみたい。約2時間滞在し、帰路に着いた。中央道も空いていて、余り疲れを感じることなく、夜7時前には自宅に着いていた。
ギンボシヒョウモン:クリックすると大きな写真になります 10.ギンボシヒョウモン
ギンボシヒョウモンとウラギンヒョウモンを翅表で見分けるのは難しい。裏はいくつかそれぞれに特長があり、容易に判別できる。これは、ギンボシだった。

Nikon D300 Tokina 100mm macro
プログラムオートで撮影 ( F8 1/250秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
アクティブD-ライティング標準
ヒョウモンチョウ:クリックすると大きな写真になります 11.ヒョウモンチョウ
ヒヨドリバナにヒョウモンチョウが来ていた。だいぶ擦れている。ヒョウモンチョウとコヒョウモンも区別が難しい。この両者はむしろ翅表を見たほうが判別がつく。

Nikon D300 Tokina 100mm macro
プログラムオートで撮影 ( F11 1/500秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
アクティブD-ライティング標準
ギンボシヒョウモン(裏):クリックすると大きな写真になります 12.ギンボシヒョウモン(裏)
ギンボシヒョウモンの裏は、たとえば後翅の付け根の銀色の斑紋がウラギンが一直線になるのに比べて三角形になるなどの特長があり、両者の区別は容易だ。

Nikon D300 Tokina 100mm macro
プログラムオートで撮影 ( F8 1/250秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
アクティブD-ライティング標準
シオンに来たウラギンヒョウモン:クリックすると大きな写真になります 13.シオンに来たウラギンヒョウモン
可憐なシオンの花にウラギンヒョウモンが吸蜜に来ていた。高原らしい取り合わせと思う。

Nikon D300 Tokina 100mm macro
プログラムオートで撮影 ( F13 1/640秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
アクティブD-ライティング標準
クジャクチョウ:クリックすると大きな写真になります 14.クジャクチョウ
アザミの花にクジャクチョウが訪れた。なかなか良い位置に止まってくれなかったが、何とか撮れた。残念なことに左側の後翅が裂けている。この蝶も高原の蝶の代表格だろう。

Nikon D300 Tokina 100mm macro
プログラムオートで撮影 ( F8 1/250秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
アクティブD-ライティング標準
ウラギンヒョウモン:クリックすると大きな写真になります 15.ウラギンヒョウモン 八島ヶ原湿原を背景に
離れたところのアザミに止まっているウラギンヒョウモンを八島ヶ原湿原を背景に撮った。気に入ったショットである。

Nikon D300 Tokina 100mm macro
プログラムオートで撮影 ( F8 1/250秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
アクティブD-ライティング標準
クジャクチョウ(裏):クリックすると大きな写真になります 16.クジャクチョウ(裏)
クジャクチョウは、ヨーロッパでも Peacock と呼ばれている。日本産の亜種名は geisha (芸者)と付けられている。そのような鮮やかな蝶であるが、裏はご覧の通り、渋い模様はあるもの一面黒褐色と地味だ。

Nikon D300 Tokina 100mm macro
プログラムオートで撮影 ( F9 1/500秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
アクティブD-ライティング標準
クジャクチョウ(裏):クリックすると大きな写真になります 17.クジャクチョウ(裏) 八島ヶ原湿原を背景に
同じ個体であるが、余裕があったのでコンデジで撮った。

Canon PowerShot A640
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/1000秒 ISO80 ) 7.3mm広角端
オオウラギンスジヒョウモン:クリックすると大きな写真になります 18.オオウラギンスジヒョウモン
ヒョウモンチョウの仲間がもう1種。夏の間、涼しい高原で活発に飛び回ったヒョウモンたちは、ほとんどが擦れてきている。

Nikon D300 Tokina 100mm macro
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
アクティブD-ライティング標準

2008年5月 2日

中国四川省の蝶 3) 四姑娘山?2

 翌日(2006年7月20日)は午前中、四姑娘山のもうひとつの谷である長平溝に入った。この日も快晴であり、四姑娘山がよく見える。頂上まで見えることが少ないという四姑娘山の頂を2日も続けてみることができたのは、ほんとについていたと思う。ホテルに戻って昼食をとった後、海子溝に行った。林道を1時間ほど上ると視界は開け、草原のようになだらかな尾根に出た。さすがにここでは四姑娘山の頂は見ることができなかった。


クリックすると大きな写真になります10.チベット寺院の石垣が残る長平溝の入り口からも雲ひとつない空に四姑娘山(6,250m)がそそり立つ。
Nikon D100  NIKKOR VR 18mm-200mm
プログラムオートで撮影 ( F8 1/1000秒 )
クリックすると大きな写真になります11.この蝶は昨日双橋溝で出会った Polycaena princeps でここ長平溝にもいた。翅の表と裏側を見せてくれた。
Nikon D100  NIKKOR VR 18mm-200mm
プログラムオートで撮影 ( F8 1/500秒 ) トリミング
クリックすると大きな写真になります12.この日は、午前中に長平溝から戻ってきて、昼食をホテルでとった後、海子溝へ行った。途中、タイワンモンシロチョウが飛んでいた。
Nikon D100  NIKKOR VR 18mm-200mm
プログラムオートで撮影 ( F8 1/2000秒 )
クリックすると大きな写真になります13.これは、日本にいるギンボシヒョウモンによく似ているが、オレンジ色がより鮮やかである。
Nikon D100  NIKKOR VR 18mm-200mm
プログラムオートで撮影 ( F8 1/1000秒 )
クリックすると大きな写真になります14.平らな尾根に出る手前の林の中から、ジャノメチョウの仲間らしき蝶が飛んできて、枝に止まった。これも日本では見たこともない蝶である。帰国してネットで買い求めた 青山潤三著 「中国の蝶」 (東海大学出版会) で調べたところ、シロマダラウラジャノメらしい。
Nikon D100  NIKKOR VR 18mm-200mm
プログラムオートで撮影 ( F8 1/90秒 )
クリックすると大きな写真になります15.林道を抜けると仏塔(タルチョ)があり、平らな尾根がひろがっていた。左手の雲の中に四姑娘山の頂があるが、残念ながらここからは見ることができなかった。
Nikon D100  NIKKOR VR 18mm-200mm

プログラムオートで撮影 ( F8 1/3000秒 )
クリックすると大きな写真になります16.これは日本にもいるヒメアカタテハ。コンパクトデジカメで、背景が入るようにローアングルで撮った。向こう側が昨日、四姑娘山を眺めた猫鼻梁のある臥龍のほうへ向かう山岳道路が走る。
Canon PowerShot A620
プログラムオートで撮影 ( F4  1/1250秒 ) トリミング
クリックすると大きな写真になります17.日隆の町に戻る途中でも、ヒョモンチョウの仲間が多く飛んでいた。これはギンボシヒョウモンの仲間。
Nikon D100  NIKKOR VR 18mm-200mm
プログラムオートで撮影 ( F8 1/500秒 )
クリックすると大きな写真になります18.これは日本で見たことのない小型のヒョウモンチョウである。「中国の蝶」で調べてみたがよくわからない。タカネヒョウモンの仲間だろうか?
Nikon D100  NIKKOR VR 18mm-200mm
プログラムオートで撮影 ( F8 1/640秒 ) トリミング