検索結果: Studio YAMAKO

Studio YAMAKOで“ガクアジサイ”タグの付いているブログ記事

2023年6月30日

近所の公園に咲く花々 2023年6月22日 横浜市保土ヶ谷区 峰岡公園

梅雨の最中ではあるがここのところ晴れはしないものの、雨は降らない。TVのワイドショーでも雨が降るとの予報が出されるが、降らない。
 近所に買い物に出るときに、G7Xをポケットに入れていく。
 峰岡公園は、3,986㎡の小さな街区公園で、ブランコ、滑り台、鉄棒があるいわば児童公園で、中央に広場もあり、町内会の人たちがグランドゴルフを楽しんでいる。公園の周囲には、町内会の方々や、ご近所の人たちが世話をされている花壇があって、この時期、多くの花が咲いている。
 コンデジの Canon G7X のレンズは 9mm~37mm である。フォーカスをマクロモードにして、望遠端の35mm版換算100mm相当の37㎜にすると、1m弱しか寄れないが、それでも何とか蝶の写真も撮れる。野草ではなく、観賞用の園芸品種だが、しばし道草をして撮影を楽しんだ。

000_230622019t X900 峰岡公園 センニチソウ G7X.jpg
咲き始めたセンニチソウとヤマトシジミ♂ 2023年6月22日 横浜市保土ヶ谷区 峰岡公園

001_230622002 X900 峰岡公園 ホンアジサイ G7X.jpg 1.ホンアジサイ(本紫陽花)
日本原産のガクアジサイの栽培種で、単にアジサイともいう。 花序のほとんどが装飾花からなる手毬咲き状のアジサイのこと。峰岡公園に写真のようなホンアジサイが咲くようになって、数日が経っている。装飾花が他のアジサイと違うようなので、何だろうと思っていた。アジサイに蝶が吸蜜に来るのは見たことがないが、前回この花の前を通ったときにヤマトシジミが吸蜜に来ていたようだった。品種名は調べられなかった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1250秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
002_230622003 X900 峰岡公園 ムラサキバレンギク G7X.jpg 2.ムラサキバレンギク(紫馬簾菊) と ホンアジサイ
wikipediaによると、ムラサキバレンギクは北アメリカ原産の多年草。花期は初夏から晩秋にあたる7〜10月頃で、頭状花(花の中央に見える部分)は盛り上がり、舌状花(花弁に見える部分)はやや下向きに咲く。後ろのホンアジサイの品種名(あるいは呼称)は「白楽天」という花に似ているが、確信はない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 37mm ISO200 ) 露出補正 なし
003_230622005tm X900 峰岡公園 モンシロチョウ G7X.jpg 3.モンシロチョウ♂
花壇にはモンシロチョウが数頭翔んでいた。花で吸蜜する個体は少なく、時々このように葉に止まって休んでいるように見える。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
004_230622007 X900 峰岡公園 ホンアジサイ G7X.jpg 4.ホンアジサイ
これもホンアジサイだと思う。だが、日本原産の品種をアジサイ、ホンアジサイと呼ぶのに対し、ガクアジサイが西洋で品種改良されたものを西洋アジサイ(ハイドランジア)と呼ぶそうだ。さまざまな色があり、日本古来のアジサイよりも見た目が豪華な品種が多いのが特徴という。難しい。これは、そのハイドランジアかもしれない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO200 ) 露出補正 なし
005_230622009 X900 峰岡公園 アガパンサス・プラエコクス G7X.jpg 5.アガパンサス・プラエコクス
南アフリカ原産。日本では園芸用に球根が販売される。ヒガンバナ科 / ムラサキクンシラン属(アガパンサス属)。アガパンサスは和名をムラサキクンシラン(紫君子蘭)という。さわやかな涼感のある花を多数咲かせ、立ち姿が優雅で美しく、厚みのある革質の葉が茂る様子には力強さも感じられるという。南アフリカに10~20種ほどの原種が自生し、交配などにより300以上の園芸品種が育成されているそうだ。性質が強く、植えっぱなしでほとんど手がかからないので、公園などの花壇やコンテナの植え込みに利用され、また切り花としてフラワーアレンジメントにも使われているという。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
006_230622011 X900 峰岡公園 アジサイ G7X.jpg 6.ノリウツギ(糊空木)
「Picture This」で検索してみるとノリウツギだった。wikipediaによると、「ノリウツギはアジサイ科アジサイ属の落葉低木で、樹高は2~3mくらいで、高いものは5mくらいになる」とあった。ノリウツギはアジサイの仲間だったのだ。箱根湿性花園に咲くノリウツギにはミドリシジミやアサマイチモンジ、オオウラギンスジヒョウモンなどが吸蜜に来る。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.7 1/1250秒 37mm ISO200 ) 露出補正 なし
007_230622013 X900 峰岡公園 ムラサキバレンギク G7X.jpg 7.ムラサキバレンギク と モンシロチョウ
だいぶ擦れてしまったモンシロチョウが吸蜜していた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.7 1/1250秒 37mm ISO200 ) 露出補正 なし
008_230622014t X900 峰岡公園 センニチソウ G7X.jpg 8.ヤマトシジミ♂
いま、ヤマトシジミが多く翔んでいる。これも典型的な夏型の雄だ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/1250秒 37mm ISO200 ) 露出補正 なし
009_230622015 X900 峰岡公園 ヒャクニチソウ G7X.jpg 9.ヒャクニチソウ(百日草) -1
和名のヒャクニチソウは開花期間が長いことに由来する。また、花の寿命が長いことからウラシマソウ(浦島草)やチョウキュウソウ(長久草)の別名もあるそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
010_230622016m X900 峰岡公園 ヒャクニチソウ G7X.jpg 10.ヒャクニチソウ -2
ネットで調べてみると、「ヒャクニチソウの花は中心部の筒状花の部分とそれを取り巻く舌状花からなっている。 中心部の筒状花の部分は、長期間にわたって成長し、花を咲かせつつ上方に伸びる。 筒状花の花冠は黄色で5裂し有毛。 開花後に雌しべの柱頭が伸び、やがて柱頭だけがリボンのようになって残る。」と説明されていた。その通りの写真になった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
011_230622021t X900 峰岡公園 ヒメヒオウギズイセン G7X.jpg 11.ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)
峰岡公園の反対側の花壇へ移動した。ヒメヒオオギズイセンは、アヤメ科ヒオウギズイセン属(クロコスミア属)の雑種。ヒオウギズイセンとヒメトウショウブとの交配種だそうだ。花茎から穂状花序を分枝し、各々に鮮やかなオレンジ色の花を付ける。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO200 ) 露出補正 なし
012_230622022 X900 峰岡公園 ヒルザキツキミソウ G7X.jpg 12.ヒルザキツキミソウ(昼咲月見草)
マツヨイグサの仲間だ。北米原産の帰化植物であり、観賞用として輸入・栽培されていたものが野生化している。名称の由来は、宵に咲くツキミソウと違って、昼間にも開花していることによる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 37mm ISO160 ) 露出補正 なし
013_230622024 X900 峰岡公園 ハルシャギク G7X.jpg 13.ハルシャギク(波斯菊)
和名の由来となっている「ハルシャ(波斯)」はペルシャのことだそうだ。別名はジャノメソウ(蛇目草)という。花の色は、中心が濃紅色で、周辺は黄色の蛇の目模様であり、別名のジャノメソウの由来となっているが、このほうが解りやすい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO160 ) 露出補正 なし
014_230622026 X900 峰岡公園 ムラサキギボウシ G7X.jpg 14.ムラサキギボウシ(紫擬宝珠)
ムラサキギボウシは半日陰や、日陰の湿った土壌を好む多年草で、カタツムリや、ナメクジが付きやすいそうだ。ギボウシとは、この植物のつぼみ、または包葉に包まれた若い花序が擬宝珠に似ていることに由来する。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO160 ) 露出補正 なし
015_230622027 X900 峰岡公園 キンシバイ G7X.jpg 15.キンシバイ(金糸梅)
6月7日に舞岡公園へ行ったとき、古民家の裏庭で、見事に咲いていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
016_230622029 X900 峰岡公園 サルビア・コエルレア G7X.jpg 16.サルビア・コエルレア
サルビア・コエルレアは、メドセージという名前で流通している場合があるが、メドセージは本種とは別のものだそうだ。これは日本に入ってきた時に流通業者が勘違いしたことに起因する。優れた蜜源植物でありチョウやハチドリが訪れるという。昨年、北海道の美瑛を訪れたときに、咲いていたサルビア(来路花)に、エゾシロチョウが吸蜜に来ていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO400 ) 露出補正 なし
017_230622030 X900 峰岡公園 モモイロカイウ G7X.jpg 17.モモイロカイウ(桃色海芋)
始めて見た花だった。サトイモ科オランダカイウ属の園芸植物である。葉に斑が入らないのが特徴だそうだ。原産地は南アフリカで日本には大正初期頃に渡来しているそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO320 ) 露出補正 なし
018_230622032 X900 保土ヶ谷区役所 ビオラ・トリコロール G7X.jpg 18.ビオラ・トリコロール
保土ヶ谷区役所に来た。1階駐車場の上にあるフラットな部分の周囲に花壇が設けられているが、そこにはパンジーなどが植えられている。地味だが可憐な花が咲いていた。「Picture This」 で検索すると、ビオラ・トリコロールとでた。ヨーロッパ原産の1年草で、本種を改良した園芸品種がビオラやパンジーと呼ばれ、流通している。紫、黄色、白の3色が混ざった花を咲かせるスミレであることから、ビオラ・トリコロールと名付けられたそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO250 ) 露出補正 なし
019_230622033 X900 保土ヶ谷区役所 ビオラ・コルヌタ G7X.jpg 19.ビオラ・コルヌタ<>br> これも 「Picture This」 で検索した。日本でビオラと呼ばれている花は、ヨーロッパのピレネー地方原産のビオラ・コルヌタを中心に改良された園芸品種群であり、花の直径が4cm以下のものを指す。それより直径が大きい花はパンジーと呼ばれ区別されているそうだ。知らなかった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO250 ) 露出補正 なし
020_230622034 X900 保土ヶ谷区役所前 ノウゼンカズラ G7X.jpg 20.ノウゼンカズラ(凌霄花) -1
保土ヶ谷区役所の前にある高層住宅の花壇に咲いていた。大きなオレンジ色の花が目立つ。凌霄花は漢名であるが、「霄(そら)を凌ぐ花」の意で、高いところに攀(よ)じ登ることによる命名という。漢詩では他の物に絡むため愛の象徴となるのだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
021_230622037 X900 保土ヶ谷区役所前 ノウゼンカズラ G7X.jpg 21.ノウゼンカズラ(凌霄花) -2
wikipediaによると、ノウゼンカズラの花は、枝先に円錐花序を萌出し、直径6-7cmの橙黄色の花を対生する。花房は垂下し、花冠は広い漏斗型で、先端は5裂し平開する。雄蕊は4本のうち2本が長い。日本では結実しにくいそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO1250 ) 露出補正 なし

2023年6月14日

6月の舞岡公園 ① 2023年6月5日 横浜市戸塚区舞岡公園

6月2日は横浜市も台風2号の大雨だった。6月3日の土曜日は午後から晴れ間が出て気温も上がったが、この日はJPS昆虫切手研究会主催のファーブル生誕200年記念「第36回昆虫切手昆虫切手展」に行く予定があった。私は雨を避けて出かけたので間に合わなかったが、日本アンリ・ファーブル会理事長であり、「完訳ファーブル昆虫記」の著者である奥本大三郎 埼玉大学名誉教授によるテープカットが行われていた。
 日曜日は良い天気になった。平地産のゼフィルスのトップ・シーズンであり、愛好家の皆さんが大勢来られると思い、翌月曜日も天気が良く気温も上がるという予報を信じて、6月5日はいつもより早めに現地に向かった。
 何かいないかと目を配りながら歩くが、ゼフィルスはもとよりチョウの姿はない。花の写真を撮りながら、昨年も、ミドリシジミやウラゴマダラシジミが集まっていたクリの花が咲くところへ行く。まだ、どなたも先客はおられなかった。
 クリの花を見上げていると、黒い影を見つけた。眼鏡をかけた目では同定はできない。AFで狙いを付けて連写してみて、モニターで確認するとミドリシジミだった。あと、破損したアカシジミを1頭見つけたが、それだけだった。
 他のポイントへも行ってみたが、何も現れてくれなかったし、他のチョウも少なかった。

000_230605001 X700 舞岡公園 Z50 Z105mc.jpg
羽化したばかりのミドリシジミ♀ 2023年6月5日 横浜市戸塚区舞岡公園

001_230605025 X900 舞岡公園 オカトラノオ RX10M4.jpg 1.オカトラノオ(丘虎の尾)
wikipediaには、「白色の小さな花を茎の先に総状につけ、下方から開花していく。花穂の先端が虎の尾のように垂れ下がる。」とあった。花穂の下の方の蕾が今にも開きそうである。この花もチョウが好きだ。箱根湿性花園にはオカトラノオの群落がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 164mm ISO640 ) 露出補正 なし
002_230605026 X900 舞岡公園 ミズキ RX10M4.jpg 2.ミズキ(水木)
春の終わり頃になって白い小花を密に咲かせる。この花にはチョウは来ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
003_230605027 X900 舞岡公園 ガクアジサイ RX10M4.jpg 3.ガクアジサイ(額紫陽花)
一般的に知られているホンアジサイ(いわゆるアジサイ・紫陽花)はガクアジサイから栽培種として育てられてきた。写真のように花の中心に蕾のような花が集合し、その周りにガクと呼ばれる葉っぱが変化した部分がついているのがガクアジサイと呼ばれるアジサイの原種の1つだ。いまではアジサイというと原種のガクアジサイより、ホンアジサイの方をイメージする人が多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 200mm ISO500 ) 露出補正 なし
004_230605028 X900 舞岡公園 シモツケ RX10M4.jpg 4.シモツケ(下野) 和名のシモツケ(下野)は最初に下野国、現在の栃木県で発見されたことに由来するそうだ。せいぜい高さ1m程度の落葉広葉樹の低木である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
005_230605031m X900 〇舞岡公園 クリ ミドリシジミ RX10M4.jpg 5.ミドリシジミ -1
クリの花が咲くところに来た。昨年はこのクリの花に6種中5種の平地産ゼフィルスが集まっていた。今年も期待して花を見上げる。目を凝らして次から次と眺めていくと、黒っぽい影が見えた。目が悪いので眼鏡をかけた目では同定できない。RX10のAFでピント枠の中に入れて撮ってみる。モニターを拡大して見るとミドリシジミだった。今年も会えてよかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO640 ) 露出補正 なし
006_230605031 X900 〇舞岡公園 クリ ミドリシジミ RX10M4.jpg 6.ミドリシジミ -2
その個体はクリの花の上を歩いて移動していた。襟元(頭部の後ろの前翅の合わさるところ)に緑色の金属光沢があった。♂のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO640 ) 露出補正 なし
007_230605042 X900 〇舞岡公園 クリ アカシジミ RX10M4.jpg 7.アカシジミ -1
アカシジミも見つけた。しかし、すでに破損した個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO1000 ) 露出補正 なし
008_230605048 X900 〇舞岡公園 クリ ミドリシジミ RX10M4.jpg 8.ミドリシジミ -3
見つけたときから15分ほど経った。まだ、クリの花を歩いて移動している。クリは虫媒花をつける。蜜の在処を示す花弁はなく、たくさんの雄花が集まった白い花穂をたくさんつけて存在を示す。また、分泌するスペルミンで醸し出される独特の匂いも昆虫を呼ぶためのものだ。クリの花には多くの虫たちが集まる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO400 ) 露出く正 なし
009_230605002 X900 〇舞岡公園 ガクアジサイ Z50 Z105mc.jpg 9.ヤマアジサイ
見つけたミドリシジミ1頭とアカシジミ1頭以外はここに現れなかった。20分ほどいて、ほかの愛好家も来られたので、「そこにいますよ」と案内して、その場を移動した。瓜久保の家に咲いていたアジサイは、白いガク(装飾花)の部分が次第にピンクを呈するようになる。ガクアジサイにはダンスパーティー、隅田の花火、城ヶ崎など様々な品種があるそうだが、これはガクアジサイではなく、ヤマアジサイと思われる。装飾花が白から赤に変わるのは、太陽の光に当たるからだと言われている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f8.0 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
010_230605055 X900 〇舞岡公園 ヤマボウシ RX10M4.jpg 10.ヤマボウシ(山法師)
花びらのように白く見える総苞片をつけて花を咲かせる。wikipediaによれば、和名のヤマボウシの由来は、中心に多数の花が集まる頭状の花序を法師(僧兵)の坊主頭に、花びらに見える白い総苞片を白い頭巾に見立てたもので、「山に咲く法師」(山法師)を意味するといわれているそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 186mm ISO1000 ) 露出補正 なし
011_230605005 X900 舞岡公園 ドクダミソウ Z50 Z105mc.jpg 11.ドクダミ(蕺・蕺草)
葉はハート形、萼片や花弁を欠く小さな花が密集し、その基部に白い花びらのような苞(花や花の集まりの基部にある特殊化した葉)が4枚つくため、花の集まり(花序)が1個の花のように見える。自宅の近所で苞が八重のものドクダミを見た。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.2 1/1000秒 105mm ISO1100 ) 露出補正 なし
012_230605058 X900 〇舞岡公園 ベニシジミ RX10M4.jpg 12.ベニシジミ
春型のベニシジミは前翅のオレンジ色が鮮やかなので、つい撮りたくなってしまう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO1400 ) 露出補正 なし
013_230605064m X900 〇舞岡公園 ミドリシジミ RX10M4.jpg 13.ミドリシジミ♀ -1
ミドリシジミが吸蜜していたクリの花が咲くところへ戻ってきた。そこにはミドリシジミはいなかったが、近くで数人の方が、カメラを構えていらした。行ってみるとミドリシジミが下草(ヤマグワ?)の葉に止まっていた。羽化したてのように見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO800 ) 露出補正 なし
014_230605076 X900 ◎舞岡公園 ミドリシジミ RX10M4.jpg 14.ミドリシジミ♀ -2
葉の上を歩いて、向きを変えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO800 ) 露出補正 なし
015_230605011m X900 〇舞岡公園 ミドリシジミ  Z50 Z105mc.jpg 15.ミドリシジミ♀ -3
少し距離はあったが、105mmのマクロレンズで撮った。これ以上は近寄れない。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.0 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
016_230605087 X900 〇舞岡公園 アカシジミ RX10M4.jpg 16.アカシジミ -2
クリの花を見上げているとアカシジミが1頭飛び出して、近くの葉に止まった。一見きれいな個体だったが、だいぶ擦れてしまっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 198mm ISO2500 ) 露出補正 なし
017_230605089m X900 〇舞岡公園 アカシジミ RX10M4.jpg 17.アカシジミ -3
前の写真と同じ個体。翔んで別のところに止まった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO3200 ) 露出補正 なし
018_230605017 X900 △舞岡公園 アカシジミ  Z50 Z105mc.jpg 18.アカシジミ -4
また、翔んで今度は下草の中に逃げ込んだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f8.0 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
019_230605023m X900 ◎舞岡公園 アカシジミ  Z50 Z105mc.jpg 19.アカシジミ -5
葉の隙間から狙ってみる。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
020_230605095 X900 〇舞岡公園 ミドリシジミ♀ RX10M4.jpg 20.ミドリシジミ♀ -4
もう一度、ミドリシジミが止まっていたところに戻ってみた。開翅を待ってみたが、これ以上は開いてくれなかった。♀であることは間違いないが、これでは何型かわからない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 180mm ISO800 ) 露出補正 なし

2021年8月13日

御殿場 秩父宮記念公園 7月27日

この日は住まいの集合住宅管理組合より、機械式駐車場の部品交換工事を行うので、朝の9時から夕方5時まで、車を移動させて欲しいとの通達が来ていた。どうせなら、7月10日に行った箱根湿性花園を再訪して見ようかと思っていた。
 ところが、天気予報ではこの頃に台風8号が、関東から東北に上陸すると報じられた。掛かった駐車場代は管理組合負担というが、近くの有料駐車場に入れておくのも能がない。東名を走ってSA巡りでもしてみようかと考えていた。
 当日の御殿場方面の天気予報は雨のち曇りで、風はそれほどでもなさそうだ。
 御殿場の近くでどこか行って見るところがあるか探してみた。そうしたら、御殿場インターを下りて箱根湿性花園へ上がる138号線の東山湖を少し右へ入ったところに秩父宮記念公園というところがあるのを知った。パンフレット等によると秩父宮記念公園は、昭和16年8月から約10年間、秩父宮雍仁親王・勢津子妃が実際にお住まいだった静岡県御殿場市の箱根外輪山の麓にある別邸を、秩父宮妃勢津子殿下が平成7年8月に亡くなられた際の遺言により御殿場市に寄贈され、公園として整備され、平成15年(2,003年)4月に開園したところだ。敷地面積は約18,000坪(東京ドームの約1.5倍)だそうだ。
 50台くらいは停められそうな駐車場だが、1台しか入ってなかった。正門から入り管理棟へ回って受付をして、入園料@300円をお支払いし、案内パンフレットをいただいて、順路に従い園内を歩き始めた。雨は時々小雨が降るが、傘を差すほどではない。
 園内は整備されていて、たくさんの美しい花々が咲いていた。

000_210727002z X1000 秩父宮記念公園 御殿場 G7X_0000.jpg
案内所付近に掲示されていた園内案内図 (クリックすると大きくなります)

1.秩父宮記念公園 正門
駐車場の前の道路を渡ったところに正門がある。雨はほとんど降っていなかったが、人影はなかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 14mm ISO500 ) 露出補正 なし
001_210727110 X800 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
2.森のエントランス
正門の脇には故寛仁親王(三笠宮崇仁親王第1男子 1946-2012 )が書かれた園銘板がある。スギかと思ったが、ヒノキ林だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2000 ) 露出補正 なし
002_210727007 X800 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
3.受付
コロナ禍のため現在ここは閉じられていた。左に曲がって、西門の前を通り、管理棟・休憩所・売店のあるところで受付をする。緊急事態宣言が出されているところからの来園者は入場できないとあったが、横浜市から来たと話すと入園が許可された。横浜市は 「まん延防止法等重点措置」がとられていて、県としての緊急事態宣言下にある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1600 ) 露出補正 なし
003_210727008 X800 秩父宮記念公園 御殿場 正門受付 G7X.jpg
4.ヤマユリ(山百合)
ヒノキ林には見事なヤマユリの花が咲いていた。ヤマユリは神奈川県の県の花に指定されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1250 ) 露出補正 なし
004_210727004 X800 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
5.カノコユリ(鹿の子百合) -1
受付を済まして外に出るとさっそく見事に咲く花々が迎えてくれる。見たことないユリだった。別名をドヨウユリ(土用百合)、タナバタユリ(七夕百合)という。少し前に雨が降っていて、花は雫に濡れていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
005_210727010 X800 秩父宮記念公園 御殿場 カノコユリ G7X.jpg
6.カノコユリ -2
「宮菜」(宮様の農事試験場の再現)、「節花」(古木・山野草宿根草等)、「憩いの庭」への道筋にカノコユリが咲く。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO250 ) 露出補正 なし
006_210727013 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
7.秩父宮メモリアルガーデン 草葦の庭
よく手入れされた広々とした草原。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO160 ) 露出補正 なし
007_210727015 X800 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
8.ヤブミョウガ(薮茗荷)
見たことのない花だった。花が終わると初秋にかけて、直径約5mmほどの球形の実がなる。藍紫色に熟し乾いても裂開しないそうだ。和名の由来は、藪地に自生して葉が茗荷(ミョウガ)に似ているところからきているそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO500 ) 露出補正 なし
008_210727018 X800 秩父宮記念公園 御殿場 ヤブミョウガ G7X.jpg
9.シュウカイドウ(秋海棠)
江戸時代に中国から渡来した帰化植物で、バラ科の海棠(カイドウ)に似た花を秋に咲かせることから、秋海棠との名がついたという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 25mm ISO400 ) 露出補正 なし
009_210727020 X800 秩父宮記念公園 御殿場 シュウカイドウ G7X.jpg
10.クレオメ
セイヨウフウチョウソウ(西洋風蝶草)のことを指す。「節花」付近に咲いていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 25mm ISO160 ) 露出補正 なし
010_210727022 X800 秩父宮記念公園 御殿場 クレオメ G7X.jpg
11.シロバナナデシコ
白い花のカワラナデシコをシロバナナデシコという。先日、池の平湿原へ行ったときもカワラナデシコを見てきたが白い花はなかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1250秒 9mm ISO1250 ) 露出補正 なし
011_210727023 X800 秩父宮記念公園 御殿場 カワラナデシコ白花 G7X.jpg
12.ヘメロカリス
ユリ科のワスレグサ属だそうだ。日本ではニッコウキスゲ、ノカンゾウ、ヤブカンゾウ、ユウスゲなどがこの仲間の野性種として知られているという。園芸品種(デイリリー、ヘメロカリスと呼ばれる)が多数ある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 9mm ISO640 ) 露出補正 なし
012_210727026 X800 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
13.ルドベキア(絹笠菊)
「節花」や「憩いの庭」で咲いていた。一般にオオハンゴンソウという花の仲間のようだ。明治中期に観賞用に導入され、日本に自生するハンゴンソウ に葉の様子が似ていて、背丈が大きいことから命名された。特定外来生物指定のオオハンゴンソウの仲間で多く栽培されるのは一年草のルドベキア・ヒルタ(アラゲハンゴンソウ、グロリオサデージー)と小粒な花を無数に咲かせるルドベキア・トリロバ(ミツバオオハンゴンソウ、タカオ)だそうだ。これらも繁殖力強く野生化する。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO200 ) 露出補正 なし
013_210727027 X800 秩父宮記念公園 御殿場 ルドベキア G7X.jpg
14.ガクアジサイ
ガクアジサイの種類も多くあるようだが、私には詳しいことは分からない。ガクの色が落ち着いた赤紫色で印象的だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
014_210727031 X800 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
15.フロックス ピンク
秩父宮記念公園のホームページに「見頃の植物」 というページがあり、「園内の花たち 現在の開花状況」として、一週間ごとに、園内に咲く花の写真が載せられ、それを見て花の名を検索することが出来る。7月23日にアップされた写真を見ると、この花はフロックスのようだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO800 ) 露出補正 なし
015_210727034 X800  秩父宮記念公園 御殿場 フロックス G7X.jpg
16.フロックス 白い花
白い花のフロックスも咲いていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO500 ) 露出補正 なし
016_210727035 X800 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
17.ボルドーギク
アメリカギク、チョウセンヨメナ、チョウセンシオン等の別名もあるそうだ。そういえば見覚えのあるヨメナによく似ていた。 チョウセンヨメナで「花図鑑」というサイトを検索すると、「原産地は朝鮮半島で 日本へは大正時代に渡来し、広く栽培されるようになった。一部は野生化して、関東地方を中心に道ばたなどに群落を形成している。」と記されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1000秒 9mm ISO320 ) 露出補正 なし
017_210727042 X800 秩父宮記念公園 御殿場 ボルドーギク G7X.jpg
18.ヤブツバキ(藪椿)の実
園のいちばん東側の奥に「つばき園」がある。もちろん今は花期ではないが、リンゴのような実がなっていた。ツバキにこんな大きな実がなることを知らなかった。ヤブツバキの果実の中には油分の多い種子があり、種子から椿油を採取する。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO640 ) 露出補正 なし
018_210727057 X800 〇秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
19.リンゴツバキ(林檎椿)の実
これはリンゴツバキという品種の実で、ヤブツバキの変種だそうだ。その名の通りリンゴのような真っ赤な実が付いていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO800 ) 露出補正 なし
019_210727052 X800 〇秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
20.赤いユリ
この花はそばに見える蕾の形からして赤いユリの花のようだ。品種名は分からない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO400 ) 露出補正 なし
020_210727058 X800 秩父宮記念公園 御殿場 ユリG7X.jpg
21.バラ(薔薇)
広くはないがバラ園もある。wikipediaによれば、「バラは、バラ科バラ属の総称である。あるいは、そのうち特に園芸種(園芸バラ・栽培バラ)を総称する。」とある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 14mm ISO8125 ) 露出補正 なし
021_210727061 X800 〇秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
22.防空壕
園内には両殿下専用、将校専用、お付きの人たち用の防空壕があり、戦後70年経った2015年夏に将校用防空壕が公開され、その後両殿下用防空壕も公開されている。写真は両殿下用防空壕の入り口である。昭和19年11月、御殿場上空を敵機が通過するようになったそうだ。昭和20年7月30日、御殿場駅付近に爆弾8個投下され、両殿下は初めて防空壕に退避されたという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 24mm ISO1250 ) 露出補正 なし
022_210727064 X800 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
23.防空壕内部
病気療養中だった殿下を担架に乗せてそのまま防空壕の奥まで入れるカタツムリのような構造になっていた。入り口近くに爆弾が落ちても中に、弾や飛散物、爆風などが直接入らないように折れ曲がり厚い板戸が付いた構造になっていると。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/30秒 9mm ISO1320 ) 露出補正 なし
023_210727069 X800 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
24.母屋と銅像
近代歴史遺産の旅「思いつくまま」 というブログを拝見すると、「元々は、御殿場市深沢の庄屋も務めた旧家・小宮山家の主屋として享保8年(1723)に建てられたのを、日銀総裁や蔵相を務め、血盟団事件で暗殺された井上準之助(1867~1932)が購入、昭和2年(1927)に別邸として現在地に移築、土間を洋室に改めるなどの改造を加えたものである。昭和16年(1941)、肺結核を患い闘病中であった秩父宮擁仁親王(1902~1953)の療養先として御殿場が選ばれ、井上家別邸は買い上げられ療養室等を増築の上、秩父宮家御別邸となった。」と記されていた。今回訪れたときは工事中で内部の見学は出来なかった。銅像は昭和3年(1928年)に昭和天皇より贈られた登山服姿の殿下の銅像は彫刻家朝倉文夫氏が制作したもので昭和19年(1944年)に東京から当地に移転し富士山に向けて設置されているとパンフレットに記されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1250秒 13mm ISO125 ) 露出補正 なし
024_210727077 X800 〇秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
25.アメリカフヨウ(芙蓉) 白
主屋付近には大きなフヨウの花が咲いていた。秩父宮記念公園のホームページの「園内の花たち 現在の開花状況」を見るとアメリカフヨウとなっていた。フヨウと、アメリカフヨウとの違いは何かなと思い調べてみると、アメリカフヨウは、アオイ科フヨウ属の草花で冬を越して咲く、宿根草で、別名クサフヨウと云い 北アメリカ原産だそうだ。葉は、切れ込みがなく、卵形で先がとがっているので、フヨウとの区別はつけやすい。いっぽうフヨウはアオイ科フヨウ属の樹木で、別名モクフヨウと云い原産地は、日本、台湾、中国という。葉の形が、先がとがり、切れ込んでいると。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 11mm ISO125 ) 露出補正 なし
025_210727080 X800 〇秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
26.アメリカフヨウ(芙蓉) 赤
赤い花もあった。これもアメリカフヨウと思う。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 21mm ISO125 ) 露出補正 なし
026_210727079 X800 〇秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
27.記念館
平成4年(1992年)に建てられた新館の一部を改装し秩父宮家から遺贈された品々を中心とした常設展示と年数回特別展示が行われている。ここから主屋に行けるが今回は工事中で入らなかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 14mm ISO640 ) 露出補正 なし
027_210727084 X800 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
28.三峰釜
陶芸家 加藤士師萌氏の指導によりつくられたもので、両殿下は1,300度の熱に耐えるこの窯で抹茶茶碗、花器などさまざまな作品を作られたという。三峰釜とは富士・箱根・愛鷹の三山にちなんで殿下が命名したものだそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/640秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
028_210727097 X800 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
29.アキノタムラソウ(秋の田村草)に止まるスジグロシロチョウ
この日は天候も悪くチョウはスジグロシロチョウしか見なかった。また、箱根湿性花園の帰りにでも、季節を変えて訪れてみたい。思いがけないチョウがいるかもしれない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO640 ) 露出補正 なし
029_210727104 X800 秩父宮記念公園 御殿場 アカンサスモリス G7X.jpg


2021年6月24日

舞岡公園 平地産ゼフィルスを探しに ① 6月9日

舞岡の平地産ゼフィルスがどうも気になる。朝の早い時間に行って見ようと思い8時前に家を出た。この日は晴れて気温も上がりそうだ。
 5月31日に行った時よりチョウの活動は活発なようだ。アカメガシワの花は咲き、クリの花はそろそろ終わりそうだが、リョウブの白い花はまだ蕾である。10日前にくらべて、数が多くなったルリシジミは擦れてきている。モンキチョウの♀が活発に飛ぶ。
 ミドリシジミのポイントをいくつか回ってみたが姿を見ることが出来ない。かってオオミドリ、ミズイロオナガ、ウラナミアカなどが見られた ねむの木休憩所 の裏側にも上がってみたが、駄目だった。ここも少し様子が変わっているような気がする。
 瓜久保の家からかっぱ池の方に歩いて行くと、「いま、ここにミドリシジミがいたのですが」という同好のかたがおられた。しばらく目を凝らしてみるが現れなかった。だが、ふと、振り返ったところにアカシジミがいた。やっと今季2種目のゼフィルスである。

001_210609006 X800 ◎舞岡公園 産卵 RX10M4.jpg 1.ルリシジミ 産卵
ハギの新芽の先にルリシジミが産卵していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
002_210609009 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 2.ルリシジミ♀
ルリシジミの♀は形こそ小さいが、視力の劣化した私などが見るとウラゴマダラシジミのように見える。今シーズンはまだウラゴマダラシジミを撮っていない。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
003_210609015 X800 〇舞岡公園 産卵 RX10M4.jpg 3.モンキチョウ 産卵
スダジイがある南の丘のくさ原ではモンキチョウがアカツメクサに産卵していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
004_210609018 X800 △舞岡公園 産卵 RX10M4.jpg 4.モンキチョウ♀ 飛翔
モンキチョウは産卵の際も、吸蜜の時も、止まるときは常に翅を閉じているので、翅表を撮るには飛んでいるときしかチャンスはない。  ピントも甘く、被写体ブレもしていて良い写真ではないが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
005_210609023 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 5.ベニシジミ
谷戸に咲くヒメジョオンでは、ベニシジミ♂が吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 164mm ISO100 ) 露出補正 なし
006_210609047 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 6.アカシジミ -1
今季初めてのアカシジミを見つけた。発生が遅いのかと思っていたが、この個体は既に擦れていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2000 ) 露出補正 なし
007_210609056 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 7. アカシジミ -2
同じ個体。位置を変えて撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 183mm ISO1250 ) 露出補正 なし
008_210609066 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg 8.ガクアジサアイ(額紫陽)
瓜久保の家の傍で咲くガクアジサイがきれいだった。 ガクアジサイの花言葉は「謙虚」だそうだ。 ガクアジサイは一般的なアジサイの原種であり、小さな粒々のような花が真ん中に集まって、その周りを大きながく片が額縁のように囲んでいるアジサイである。ご存知の通り、実は、周りの大きい花に見える部分は花ではなくガクで、真ん中の粒々のところが花である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 37mm ISO250 ) 露出補正 なし
009_210609069 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 9.ウラナミアカシジミ -1
さっき言葉を交わしたかたが、手招きしてくれている。行って見るとウラナミアカシジミだった。これでやっと今季3種目のゼフィルスである。長い尾状突起は残っているが、この個体も少し擦れているようだ。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 213mm ISO800 ) 露出補正 なし
010_210609076 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 10.ウラナミアカシジミ -2
ちょっと飛び立っては、また、近くの同じようなところに止まる。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO800 ) 露出補正 なし
011_210609085 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 11.ウラナミアカシジミ -3
先に見つけた人がおられ、その個体を何人かで撮っているときは、いわばその被写体は共有財産である。飛ばしてしまってはいけないので慎重に近づいて撮る。

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1000 ) 露出補正 なし
012_210609092 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 12.ウラナミアカシジミ -4
向きを変えたのでもう1枚。少し擦れてはいるが、破損はない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1250 ) 露出補正 なし
013_210609100 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 13.アカシジミ -3
さっき撮ったアカシジミがまだ同じところにいた。直射日光の当たらないところに止まっている。長い望遠レンズを付けたカメラを持った「鳥」のかたも撮っておられた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 187mm ISO1600 ) 露出補正 なし


2013年8月18日

信州蝶撮りの旅 7月25日~27日 -6 花々


 私は、花については無知である。写真の撮り方も不勉強である。蝶は花に止まる場面が多く、蝶の写真を撮っていると、花も撮ることになる。写真の説明をするときも、何という花にとまっているのか示せるほうが良い。花の種類は、蝶の種類とは比較にならないほど多く。似たような花も多い。そこで、山の花のハンドブックや、インターネットで検索するのだが、写真ではわかりにくいところもあり、苦戦している。
  今回の信州の山歩きでは、花の写真を少し撮ってみた。必ずしも高山植物だけではない。前述のとおり、名前は間違っているかもしれないが、お許しいただきたいと思う。

1.タカネナデシコ?
ナデシコ属ナデシコ科には、北半球の温帯域を中心に約300種が分布するという。花の基部(苞)の形はタカネナデシコのようだ。標高1,600mあたりで撮影した。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
タカネナデシコ?;クリックすると大きな写真になります。
2.ナデシコ(カワラナデシコ)?
「国営あずみのアルプス公園」に植えられていた。秋の七草のひとつ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F8 1/2500秒 6.1mm ISO800 ) 露出補正 なし
ナデシコ(カワラナデシコ)?;クリックすると大きな写真になります。
3.コウリンカ -1
地味な花だった。ギンボシヒョウモンが吸蜜していたのを見たが、あまり蝶が好む花ではなさそうだ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
コウリンカ -1;クリックすると大きな写真になります。
4.コウリンカ -2
花びらの形が少し違うように見えたが、これもコウリンカだと思う。紅輪花と書く。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F8 1/250秒 6.6mm ISO64 ) 露出補正 -0.3段
コウリンカ -2;クリックすると大きな写真になります。
5.マルバダケブキ
大きな葉である。オオバダケブキという呼び方もあるのだろうか。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F6.3 1/250秒 4.6mm ISO64 ) 露出補正 -0.3段
マルバダケブキ;クリックすると大きな写真になります。
6.ニッコウキスゲ
群落となって咲いているところをよく見るが、これはぽつんと一輪が咲いていた。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 (F5.6 1/250秒 110.4mm ISO64) 露出補正 -0.3段
ニッコウキスゲ;クリックすると大きな写真になります。
7.ウスユキソウ -1
言うまでもなく、エーデルワイズの仲間だ。ミネウスユキソウ、ヒメウスユキソウなどがあるよだが、私には同定できない。薄雪草と書く。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ウスユキソウ -1;クリックすると大きな写真になります。
8.ウスユキソウ -2
こんなにまとまって咲いているウスユキソウは初めて見た。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F4 1/250秒 13.4mm ISO84 ) 露出補正 なし
ウスユキソウ -2;クリックすると大きな写真になります。
9.ハクサンフウロ -1
小さな五弁の花が愛らしい。ヒメシジミが吸蜜に来ているところを撮ることができた。フウロとは、風と露のことだそうだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
ハクサンフウロ -1;クリックすると大きな写真になります。
10.ハクサンフウロ -2
ハクサンフウロは、日本の民間薬の代表格であるゲンノショウコの仲間だそうだ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ハクサンフウロ -2;クリックすると大きな写真になります。
11.ヒメシャジン
はじめて見たが、可愛い花だ。亜高山から高山の岩場に生え、中部地方以北の本州に分布する。キキョウ科ツリガネニンジン属だそうだ。漢字で姫沙参と書くが、小型のツリガネニンジンという意味だそうだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 +0.7段
ヒメシャジン;クリックすると大きな写真になります。
12.イワキンバイ
フィールドガイドで調べると、同じような花がたくさんある。葉の形を確認できたので、イワキンバイだと思う。岩にへばりつくように生えているところは、いかにも高山植物という風情だ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
イワキンバイ;クリックすると大きな写真になります。
13.キバナノヤマオダマキ
あまり多くは咲いていなかった。下を向いて花が咲いている。オダマキという名は、中心を空洞にして巻いた麻の糸玉「苧環(おだまき)」に花の形が似ているところから付けられたそうだ。糸繰草(いとくりそう)と呼ばれることもある。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
キバナノヤマオダマキ;クリックすると大きな写真になります。
14.ウツボグサ
シソ科の植物だそうだ。マクロで撮ると、どこにピントを合わせたらよいのか迷う。ウツボグサという名は、弓矢の矢を収める「靫(うつぼ)あるいは空穂(うつぼ)」に形が似ている事に由来するとのこと。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ウツボグサ;クリックすると大きな写真になります。
15.ヤマホタルブクロ
萼片の間が盛り上がっているので、ホタルブクロと区別できた。ホタルブクロという和名は、子供がその袋のような花に、ホタルを入れて遊んだことに由来するという。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヤマホタルブクロ;クリックすると大きな写真になります。
16.オミナエシ
これは、国立安曇野アルプス公園で撮った。漢字で女郎花と書く。その由来は、オミナエシの「オミナ」は「若い女性、女性、美人」のことだそうで、「エシ」は飯(メシ)のことで、黄色い花を粟(アワ)に例えた、という説や、エシ=減し、つまり「ヘシ」と読み、花が美しいので、女性の美しさを減す。美女より美しさに勝る。・・・といった説があるようだが、良くわからないそうだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F8 1/1600秒 6.1mm ISO800 ) 露出補正 ー0.7段
オミナエシ;クリックすると大きな写真になります。
17.ハンゲショウ
これも国立安曇野アルプス公園で撮った。名前の由来は、半夏生(太陽の黄経が100°になる日。グレゴリオ暦で毎年7月2日頃)の頃に花を咲かせることに由来する説と、葉の一部を残して白く変化する様子から「半化粧」とする説があるそうだ。「半化粧」説の方が親しみやすい。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/4000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ハンゲショウ;クリックすると大きな写真になります。
18.ガクアジサイ -1
蕎麦処「あさかわ」の庭に咲いていた。葉からしてガクアジサイの飾り花だと思う。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/60秒 6.1mm ISO250 ) 露出補正 なし
ガクアジサイ -1;クリックすると大きな写真になります。
19.ガクアジサイ -2
18.と隣り合わせに咲いていた。何とも渋い色だ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/100秒 6.1mm ISO250 ) 露出補正 なし
ガクアジサイ -2;クリックすると大きな写真になります。


2009年6月24日

潮来と佐原

 6月18日、日帰りバスツアーで潮来のあやめ園、佐原の水生植物園、佐原の古い町並みを見に行ってきた。朝8時、通勤客が増えてきた横浜駅を出発し、曇り空の中、首都高湾岸線から、東関東自動車道を潮来へ進んだ。潮来の前川あやめ園であやめ、花菖蒲を見たが、時期的には少し遅い。昼食後、佐原の水生植物園へ。ざっぱ舟にも乗った。ここは花菖蒲が多く、見頃である。一時大粒の雨が降ったがすぐやみ、雨の後の花菖蒲もきれいだった。このあと訪れた佐原の古い町並みは情緒があってなかなか良かった。
潮来 前川あやめ園:クリックすると大きな写真になります 1.潮来 前川あやめ園
茨城県潮来の前川あやめ園には、10時ごろに着いた。横浜から2時間である。菖蒲(アヤメ)、杜若(カキツバタ)、花菖蒲(ハナショウブ)は区別がつき難い。アヤメのほうが咲く時期が早いようだ。この写真は、花びらの付け根が黄色いのでハナショウブのようである。

COOLPIX P90
絞り優先オートで撮影 ( F3.5 1/332秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
幼稚園の遠足:クリックすると大きな写真になります 2.幼稚園の遠足
潮来は水郷。船頭さんが艪で漕ぐ遊覧船が水の上を音もなく進んでいる。幼稚園の遠足なのだろうか、小さな子供たちが楽しそうに舟に乗っている。

COOLPIX P90
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/99秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
長勝寺:クリックすると大きな写真になります 3.長勝寺
前川あやめ園を散策していると、「長勝寺500M」という案内板を見つけた。集合時間までまだ小1時間あるので足を伸ばしてみることにする。前川あやめ園は人が多かったが、ここは静寂そのもの。菩提樹の花が咲いていた。なにかすごく得をしたような気になった。

COOLPIX P90
絞り優先オートで撮影 ( F3.5 1/88秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
ざっぱ舟:クリックすると大きな写真になります 4.ざっぱ舟
昼食後、佐原水生植物園へ行った。ここはハナショウブが多く、いまが最盛期のようである。昭和44年に開園されたと言う 6ha の園内には水路があり、そこを船頭さんが漕ぐざっぱ舟という小さな船で巡る。所要時間約10分。

COOLPIX P90
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/206秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段 
Capture NXで補正
水路:クリックすると大きな写真になります 5.水路
ざっぱ舟が通る水路には蓮の花も咲いていたが、この黄色い小さな花も風情があった。ちょっとモネを気取ってみた。モネなら睡蓮を撮るべきだったか。

COOLPIX P90
プログラムオートで撮影 ( F4 1/77秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
水郷佐原水生植物園:クリックすると大きな写真になります 6.水郷佐原水生植物園 
写真が前後してしまったが、佐原水生植物園はこんな感じのところである。雨が降ってきたのでざっぱ舟に屋根がかけられた。ハナショウブにはそれぞれ名前が付けられている。

COOLPIX P90
絞り優先オートで撮影 ( F4.5 1/90秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
佐原の古い町並み:クリックすると大きな写真になります 7.佐原の古い町並み
千葉県佐原市は昔、舟運で栄えた。小野川河畔とその周辺には、河岸問屋や醸造など商工業者が軒を連ねていたといい、現在でも、隆盛を極めたころを彷彿とさせる古い商家が立ち並び、水郷の情緒を醸し出している。平成8年に重要伝統的建造物群保存地区に選定された。この写真の手前の建物は、明治26年建築の福新呉服店、奥は明治23年建築の小堀屋本店。小堀屋本店は創業が天明2年の蕎麦屋で今も営業中である。

COOLPIX P90
絞り優先オートで撮影 ( F4 1/58秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
樋橋:クリックすると大きな写真になります 8.樋橋
利根川に注ぐ小野川沿いに伊能忠敬にちなむ忠敬橋があるが、そこを利根川と反対方向に進むと、樋橋がある。通称ジャージャー橋と言うらしい。30分おきに橋の下から、写真のように水が流される。昔は灌漑用の水路であったようだが、今は観光用とのこと。

COOLPIX P90
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/66秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
佐原三菱館:クリックすると大きな写真になります 9.佐原三菱館
旧三菱銀行佐原支店として大正13年に建てられた。イギリスより輸入したレンガを使ったという。現在は市に寄贈され、観光案内所となっている。

COOLPIX P90
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/108秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
舟運の町:クリックすると大きな写真になります 10.舟運の町
忠敬橋から先ほどのジャージャー橋とは逆に利根川のほうへ向かっていくと、古い建物が、河畔の柳の木とともに美しく、情緒がある。

COOLPIX P90
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/86秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
小野川河畔 ガクアジサイ:クリックすると大きな写真になります 11.小野川河畔 ガクアジサイ
どんよりとした曇り空に古い建物とガクアジサイがとてもマッチしている。

COOLPIX P90
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/104秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
新しい建物:クリックすると大きな写真になります 12.新しい建物
佐原市は伝統的建造物の保存に力を入れているようで、新しく建てられた店舗も、木の色は真新しいものの、その建て方は伝統的である。

COOLPIX P90
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/85秒 ASA71 ) 露出補正 -0.3段