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2023年1月 5日

氏神さま初詣 2023年1月2日

1月2日、今年も氏神さまである橘樹神社と保土ヶ谷神明社にお参りした。
 始めに天王町駅近くにある橘樹神社へ行く。昨年も1月2日にお参りした。自宅から歩いて15分足らずのところにある。
 例年のように「茅の輪くぐり」が設けられていた。8の字に3度くぐり抜けるのが一般的で、数年前までは確かにそうしていた記憶がある。だが、今年はただ、茅の輪を潜り抜けるだけになっていた。コロナ以降、拝殿での鈴緒もなくなっている。神楽殿では10時半からお神楽が始まった。橘樹神社はそれほど大きな神社ではないが、庚申塔(青面金剛像など)、神田不動尊、神明社の3つのお堂がある。すべてお参りして、天王町駅の反対側の保土ヶ谷神明社へ向かった。
 拝殿までの参道に並んで待ったが、参拝者はそれほど多くはなかった。並んでいる人の話では、昨日の元旦は大鳥居のある参道の入り口(バス通り・大門通り)まで参拝者の列が続いていたそうだ。
 神奈川県神社庁のホームページによれば、保土ヶ谷神明社は神奈川県神社庁の献幣使参向神社となっており、横浜市内では最も由緒のある古い神社の一つとされる。私たちがこの地へ移り住んできて以来、勝手に氏神さまとさせていただいているが、私の住む町は氏子区域から外れている。保土ヶ谷神明社には、本殿の右隣にある摂社・豊受大神宮ほか、全部で15の境内社がある。ここでもすべての境内社にお参りをしてきた。
 記述は、「御朱印 神社メモ」というサイトを併せて参照させていただいた。

000_230102023 X700 保土ヶ谷神明社 G7X.jpg
保土ヶ谷神明社  茅の輪くぐり 2023年1月2日 横浜市保土ヶ谷区

001_230102007 X900 橘樹神社 G7X.jpg 1.橘樹神社 初詣
今年も氏神さまである橘樹神社に初詣をした。元旦に続きこの日も良い天気だった。3年ぶりに行動制限のない新年であったが、参拝者の数は昨年と変わらないように思えた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 14mm ISO125 ) 露出補正 なし
002_230102006 X900 橘樹神社 G7X.jpg 2.茅の輪くぐり
コロナ以前は、茅の輪くぐりの柱にその作法が書いてあって、3度潜り抜けていたが、今年は作法が書かれた札がなかった。鈴緒も外されている。神様といえども、まだまだコロナからは抜けきれない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 14mm ISO125 ) 露出補正 なし
003_230102004 X800 橘樹神社 G7X.jpg 3.狛犬
よく見るとこの狛犬は背に苔が付くほど貫禄がある。嘉永5年(1852年)に奉納されたものが現存しているそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 14mm ISO160 ) 露出補正 なし
004_230102003 X800 橘樹神社 G7X.jpg 4.ペットも初詣
拝殿の前では、何人かの参拝者が順番を待っていた。ペットは後ろを向いてお参りには関心がない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
005_230102005 X800 橘樹神社 G7X.jpg 5.橘樹神社 社殿とお札授与所
社伝によると、文治2年(1186年)創建と伝わる。かっての「牛頭天王社」が明治に入り神仏分離された。牛頭天王は神仏習合の神のため、神仏分離後に祭神は牛頭天王と同一神とされた素戔嗚尊(すさのおのみこと)に改められた。大正10年(1921年)、現在の「橘樹神社」へ改称されている。源頼朝が、天下の平定を祝し、国中の大小神祇を奉幣して祭祀を行った時の創建と伝えられている。神奈川県神社庁のホームページによれば、境内地は2.621㎡(793坪)で社殿は文政13年に改築され、大正12年、関東大震災に倒壊したが、昭和4年に復興した。神明総欅造り 屋根銅板葺で昭和20年4月15日 空襲による戦災の為全焼、昭和26年に復興、現在の社殿が再建された。橘樹神社の氏子区域に私たちが住む町が含まれる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 14mm ISO125 ) 露出補正 なし
006_230102002 X800 橘樹神社 G7X.jpg 6.橘樹神社 神楽殿
新しくはないが立派な神楽殿がある。神楽殿は昭和36年(1961年)に造営されたもの。今年の新年のご挨拶に載せた画像もこの神楽殿で撮った。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
007_230102011 X800 橘樹神社 神田不動尊 G7X.jpg 7.神田不動尊
橘樹神社には3つのお堂がある。その一つがこの神田不動尊。不動尊像には文化8年(1811年)の銘があるが、実際は昭和10年(1935年)に再建されたものという。神仏分離が進んだ中、こうして境内に不動堂が残されているのは珍しいそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
008_230102009 X800 橘樹神社 青面金剛像 G7X.jpg 8.庚申塔
その左手に庚申塔が3体並んだお堂がある。写真は3体並んだ庚申塔で、いずれも江戸時代のもの。右側の庚申塔は明和元年 260年前、左側の庚申塔は天和2年 340年前 。そして特に古いのが中央後ろにある六手青面金剛像で、寛文9年(1669年)350年前の横浜市内最古の庚申塔だそうだ。(磯貝長吉 掲示)と記された説明札があった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO500 ) 露出補正 なし
009_230102014 X800 橘樹神社 神田不動尊 G7X.jpg 9.お神楽
神楽殿の方からお囃子が聞こえてきた。神楽殿に戻ってみると、可愛らしいお嬢ちゃんが舞っていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 25mm ISO160 ) 露出補正 なし
010_230102022 X800 保土ヶ谷神明社 G7X.jpg 10.保土ヶ谷神明社
wikipediaによれば、神明神社(しんめいじんじゃ)は、天照大御神を主祭神とし、伊勢神宮内宮を総本社とする神社である。神社本庁によると日本全国に約5千社あるとされているが、一説には約1万8,000社とも言われるとあった。昨年は金沢でも神明宮にお参りしてきた。東京では兄の葬儀を行った阿佐ヶ谷神明宮にお参りしている。ここ保土ヶ谷神明社は、平安時代の天禄元年(970年)、天照大御神が榛谷(はんがや)の峯(その昔、現在の保土ヶ谷区から旭区にかけての地域は、榛谷御厨と呼ばれていた)に影向(ようごう:神仏が一時姿を現すこと)し、その後、川井、二俣川、下保土ヶ谷宮林、と遷座したと伝えられている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 20mm ISO125 ) 露出補正 なし
011_230102025 X800 保土ヶ谷神明社 G7X.jpg 11.保土ヶ谷神明社 茅の輪くぐり
神明社は多くの参拝者が参道に並び、お参りの順番を待っていたが、その列は茅の輪くぐりから拝殿へと続く。茅の輪くぐりの注連縄には人の形の御幣があった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO200 ) 露出補正 なし
012_230102027 X800 保土ヶ谷神明社 G7X.jpg 12.人形流し(ひとがたながし)
手水舎の近くには水神社という境内社がある。水神社は水場の守護を行っており、御祭神は水波能女神・御井神。小さな神池があり、人形流しをする事ができる。保土ヶ谷神明社の清流は境内地下70mから汲み上げた井戸水を、写真の右側から流しているとのこと。神池には数多くの人形が浮かぶ。人形流しは、知らず知らずの内に犯した罪や、積り積もった心身のけがれを取り除くための儀式ですと説明された札があった。茅の輪くぐりの注連縄にあったのはどうやらこのひとがたのようだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8 1/640秒 37mm ISO3200 ) 露出補正 なし
013_230102033 X800 保土ヶ谷神明社 G7X.jpg 13.境内社
保土ヶ谷神明社には全部で15の境内社があり、本殿の左側に水神社、稲荷社、月読社、風宮があり、参拝順路に従って社殿の下を潜って反対側の日之王子社、切部之王子社、鹿島社、および、写真の厳島社、見目社、山神社、山王社、白鳥社、火神社、雷神社と天満宮の境内社をお参りする。お賽銭が大変だ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/125秒 17mm ISO160 ) 露出補正 なし
014_230102039 X800 保土ヶ谷神明社 G7X.jpg 14.神明社 境内風景
明るい日差しのもと、境内にはお参りを終え、凶を引いてしまったのか、おみくじを吉に転じるように願って結んでいる参拝者や、願い事を書いた絵馬を奉納する人たちでにぎわっていた。ここは穏やかで良いお正月だ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8 1/125秒 19mm ISO125 ) 露出補正 なし

2021年4月29日

府中市郷土の森博物館 4月20日

サントリーのビール工場の近くに府中市郷土の森博物館という博物館のある公園がある。どんなところなのか行って見たいと思っていた。秋に咲くヒガンバナがTVで紹介されたこともあった。
 この日、しばらく河川敷を歩いた後、寄ってみることにした。

000_210420103 X700 案内図 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
府中郷土の森博物館 園内案内板より

府中市郷土の森博物館は多くの移築された古い建築物を含む森全体が一体となった野外博物館である。つまり、博物館を核とした有料の公園である。敷地面積は約14haある。博物館の入場券(¥300)を購入して正門から入場すると、右手にプラネタリウムがある博物館の立派な建物があった。そして、多摩川の方(南)に向かって庭園が広がる。庭園には、四季折々に楽しめる花があるほか、町役場や郵便取扱書、尋常小学校などの復元された建物や屋敷がある。園のほぼ中央に田んぼがあり、辺りにヒガンバナが咲くようだ。春先にはロウバイやウメも楽しませてくれるという。
 ざっと一回りして、有料の公園を出ると交通公園やプールなどもあった。
 帰りは正門前からバスに乗って、分倍河原へ出ることが出来た。ロウバイやウメ、また、ヒガンバナが咲く頃に来てみたいと思う。

1.旧府中尋常高等小学校校舎<br> 公園の正門を入ると右手に立派な博物館の建物が見えた。展示内容を見てみると特に興味のあるものはなさそうだ。あまり長い時間滞在できないので、博物館の閲覧は割愛する。左手に復元された歴史的な建物が並んでいた。まず、ここから見て行くことにする。この建物は、1935年(昭和10年)に建てられた北多摩随一の規模を誇った木造校舎の一部が復元されたもの。教室には昔の教科書などが展示されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
001_210420105 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
2.詩人村野四郎記念館
校舎の中に入る。2003年、村野四郎記念館がここ府中市郷土の森博物館内、旧府中尋常高等小学校校舎1階に開館されている。古いオルガンが目を引いた。譜面台には 村野四郎 作詞の「巣立ちの歌」の楽譜が置いてあった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/400秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
002_210420107 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
3.昆虫採集箱
写真のようなチョウの標本箱が展示されていた。展翅されたチョウは武蔵野で見られるチョウだが、ギフチョウが含まれていた。かってはこの辺りにも生息していたのだろう? 私は小学生の頃に、高尾山の薬王院や、浅川の辺りで目撃したことがある。村野四郎の処女詩集『罠』に「昆虫採集箱」という詩が収められているそうだ。村野四郎が採集したものかどうかは分からない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/160秒 26mm ISO3200 ) 露出補正 なし
003_210420109 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
4.旧府中尋常高等小学校の教室
私が学んだ渋谷区立神宮前小学校の教室もこのようだった。椅子が小さくてかわいい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/1500秒 9mm ISO1250 ) 露出補正 なし
004_210420113 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
5.旧島田家住宅 店と蔵
府中市郷土の森博物館のホームページによれば、島田家は、旧甲州街道沿いの商家であったそうだ。移築・復元したのは、1886年(明治19年)から足掛け3年の歳月をかけて建築された店蔵(みせぐら)部分。同家には、この店蔵の普請帳が残され、建築の実態を詳細に知ることができた。復元にあたっては、この普請帳を参考にしながら伝統的な方法を再現し、同じく足掛け3年をかけて完成させたとのこと。薬屋を営んでいたため「島田薬舗」の看板が掲げられているが、その文字は「明治の三筆」の一人として知られた書家・巌谷一六(1834年~1905年)の筆によるものである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 10mm ISO200 ) 露出補正 なし
005_210420118 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
6.島田薬舗 店内
「水むし専門薬 ポンホリン 株式会社 塩野義商店」と書かれた看板が見えた。その他「キザミ和漢薬」の棚や、「猫イラズ」「回虫の完全な防ぎ方」と書かれた看板などがある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/250秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
006_210420120 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
7.旧田中家住宅 府中宿の大店
田中家は、江戸後期から明治の府中宿を代表する商家だそうだ。明治天皇が府中近辺に来訪した際には、休憩所や宿所として利用され、その御座所として使われた奥座敷部分が残されている。移築・復元にあたっては、当時の屋敷図や写真資料をもとに設計をし、間口が狭く奥行きが長い、町屋特有の屋敷全体が復元された。現在、表店(おもてみせ)部分を休憩所として利用し、和室の一部は貸出もされている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 10mm ISO640 ) 露出補正 なし
007_210420127 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
8.茶室 梅欅庵
茶室 梅欅庵は、市の花「梅」と市の木「欅(けやき)」から名付けられた。 本格的な純和風数寄屋づくりの建物で、3畳台目(三畳の客間を中央に、点前座と相伴席を配す)の小間と8畳の広間があり、それぞれ2畳・4畳の水屋がついている。庭は、中門・腰掛待合を配した日本庭園となっている。茶道具の貸出しもおこなわれており、また、一般の方のお茶室利用(貸出し)がない日は、呈茶も行われている。旧田中家ゆかりの茶室かと思ったがそうではないようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 45mm ISO200 ) 露出補正 なし
008_210420133 X800 梅欅庵 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
9.旧河内家住宅(ハケ上の農家)
浅間山近くの人見街道沿いにあった代表的な農家。元々は旧大沢村(三鷹市)に建てられたものだったとのこと。ここへの移築にあたっては、府中の養蚕盛んな時代の手掛かりとするため、明治後期に養蚕のために保温・通風・採光などの工夫を施し、昭和期まで使用した頃の姿に復元されており、当時の養蚕農家の様子をうかがい知ることができる。武蔵野台地の立川崖線(ハケ)の上にあったことから、園内のさらに奥にある旧越智家住宅「ハケ下の農家」に対して「ハケ上の農家」と呼ばれている。建てられたのは江戸時代後期だが、養蚕が盛んに行われた明治時代後期の姿に復元されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_210420137 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
10.旧府中町役場
府中市郷土の森博物館のホームページによれば、1921年(大正10年)に完成した洋風の町役場の庁舎だそうだ。 地方自治を謳う大正デモクラシーの風潮のなか、財政難にもかかわらず町民の熱意によって3年かけて建てられた。屋根の飾り天窓(ドーマー・ウィンドウ)や錘を内蔵した上げ下げ窓などを取り入れた洋風の2階建て建築だが、正面車寄せの屋根を和風の唐破風とし、裏側には和風平屋の建物を付設させている点に大きな特色がある。1954年(昭和29年)4月の府中町・西府村・多磨村の合併による府中市誕生後も、市役所、市立図書館、教育研究所等に利用された。多摩地域に現存する最古の役場建築で、大正時代の建物としては東京都の文化財指定の第1号であるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_210420138 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
11.旧府中郵便取扱所
1872年(明治5年)から1889年(明治22年)までの間、府中郵便取扱所として使われた矢島家の居宅である。府中番場宿の名主兼問屋の矢島九兵衛が郵便取扱役に任命されると、居宅に窓口を設けるなどの改築が加えられ、急遽、郵便取扱所として開設された。建築年代は幕末から1872年の間と推定され、1985年~86年(昭和60年~61年)の解体に至るまで、増築や代々の当主の職業によってその都度改造されてきていたが、府中の近代化を物語る郵便取扱所として、当時の姿に復元された。府中市郷土の森博物館のホームページ参照

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
011_210420140 X800 府中市の森 RX10M4.jpg
12.ムサシノキスゲ
旧島田家住宅。旧府中町役場、旧府中郵便取扱所からまっすぐ西へ、案内図に浅間山と書かれているほうへ歩いて行った。ニッコウキスゲのような花が咲いていて、ムサシノキスゲと説明されていた。市内北東部の標高約80mの浅間山に自生するユリ科の多年草で、いくつかの説がある中で、氷河期に分布を広げたニッコウキスゲが温暖化とともに低地に取り残され、独自の適応を遂げたという考えが有力視されている。 明るい落葉広葉樹林に生育し、特に草地に近い場所を好む。かつては多摩地域に広く生育していたが、現在は、山全体が都立公園となっている都立浅間山公園に自生するのみとなった。府中市郷土の森の雑木林は浅間山をイメージしているため、特別に数株を委嘱していると説明されていた。東京都レッドデータブックの絶滅危惧I類(CR+EN)に指定されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 13mm ISO125 ) 露出補正 なし
012_210420148 X800 〇ムサシノキスゲ 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
13.庚申塔とシャクナゲ
近くに享保、元文時代(1724年、32年、33年)に建立された庚申塔が3っあったが、この 庚申塔 も古いもののようだ。江戸時代に盛んに建られた庚申塔とは、体内にいる三匹の虫が庚申の夜に人が寝ると、天を昇り天帝にその人の悪事をつげ、そ の人の生命を縮めるという教えに根 ざしているという。 これを防ぐため 人々は、庚申 の 夜には当番の家に集まり寝ないで夜明けを待ったそうだ。この集まりは明治以降衰えたが、この民間信仰に基づいて庚申塔が建てられ、現在に残っているという説もあった。シャクナゲが咲いていた。    

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし
013_210420154 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
14.ラビットアイ ブルーベリー
  ブルーベリーはたくさんの品種がある。春に白またはピンク色のドウダンツツジに似た釣鐘状の花を咲かせ、花後に0.5-1.5cmほどの青紫色の小果実が生る。これはラビットアイ系のブルーベリーの栽培品種のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
014_210420160 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
15.旧三岡家長屋門
園内の西の端に 旧三岡家長屋門があった。この長屋門は1829年(文政12年)の創建と考えられる農家の長屋門だそうだ。江戸時代後期に旧是政村の村役人を勤めた三岡家の分家に建てられていたもの。 中央部を門とし、その両側に部屋を設けた長屋門の一般的な形式をとっていて、多摩地域では標準的な大きさという。しかし、両側の部屋を総塗込め蔵造りとし、置き屋根形式を採用している点で類例の少ない長屋門とも言えるそうだ。移築にあたっては創建時の姿に復元されている。府中市郷土の森博物館ホームページを参照

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO200 ) 露出補正 なし
015_210420162 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
16.旧三岡家長屋門の中
中に入ってみると、比較的近年まで使われていたと思われる扇風機なども置かれていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/200秒 11mm ISO3200 ) 露出補正 なし
016_210420165 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
17.レンゲツツジ(蓮華躑躅)
あまり見ることのないレンゲツツジが咲いていた。つぼみの様子が蓮華に見えることから名付けられたという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 129mm ISO100 ) 露出補正 なし
017_210420166 X800 レンゲツツジ 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
18.ルリタテハ
安らぎの池の傍の小川が流れるところでルリタテハが占有行動をとっていた。人が通るといったん飛び立つがまた元のところへ戻ってくる。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 129mm ISO100 ) 露出補正 なし
018_210420173 X800 〇府中市郷土の森 RX10M4.jpg
19.アオスジアゲハ
シバザクラのタマノナガレ(多摩の流れ)が植えられている花壇にアオスジアゲハが飛来した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 97mm ISO100 ) 露出補正 なし
019_210420178tm X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
20.交通公園 D51
午後2時半になった。そろそろ帰路につこうと思い郷土の森博物館公園のゲートを出る。正門前でバスの時刻表を見ると、次の分倍河原行バスまで30分ほどある。ちょっと交通公園まで行って見ることにした。D51296 が置かれていた。この機関車は1939年に川崎車両兵庫で新製され、新潟、長野、東京、仙台、秋田に配属され、その間30余年、約242万kmを走行したのち、1972年3月に廃車となった。そして、1972-年12月に府中市民健康センター(現 郷土の森)交通公園にEB101と共に保存されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 58mm ISO400 ) 露出補正 なし
020_210420182 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
21.交通公園 EB10 1
説明板には、この機関車は昭和2年東京芝浦電気株式会社(現東芝)によって2両のみが製造され、国鉄で初めての蓄電池機関車として、東北本線 王子・須賀間の貨物輸送として運行された鉄道史上大変貴重なものである。当時沿線には火薬庫などがあり、火気を避けるため蒸気機関車に代わり、この蓄電池機関車が採用された。昭和6年に架空電線が設置され、蓄電池が不要になったことに伴い、電気機関車に改造された後は、昭和46年1月まで44年にわたり貨物輸送の電気機関車として活躍した。この電気機関車は独特の凸型車体で、国鉄最小の電気機関車として鉄道ファンの人気を集めている。ここに保存されていることをお孫さんから知らされた、このEB101を運転していた元国鉄運転手の佐藤重行氏より、機関車のハンドル、運転帽子および電気機関車運転免状が寄贈された、といったことが記されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO250 ) 露出補正 なし
021_210420187 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
22.東京都電 6000形
懐かしい都電の車両が保存されていた。子供の頃は渋谷駅や青山通りで当たり前のように走っていた。この6000形は、1947年(昭和22年)から1952年(昭和27年)までの6年間に290両が製造された戦後初の新造車両である。1981年に府中市郷土の森の交通公園に来た。そしてこの6191号は1970(昭和45)年8月に荒川線を走ったようだ。荒川線での7年間を走り抜き、1978(昭和53)年4月27日に現役を引退している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO250 ) 露出補正 なし
022_210420196 X800 〇ハクセキレイ♂ 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
23.ハクセキレイ
バス停に戻ろうと、交通公園を歩いていると、背中が黒々としたセキレイがいた。見たときはセグロセキレイかとも思ったが、頬が白いのでハクセキレイの♂だった。セグロセキレイにはなかなか会えない。郷土の森博物館前のバス停に戻り、3時過ぎのバスに乗り南武線、京王線の分倍河原駅へ向かった。府中市立郷土の森博物館公園は季節を変えてまた来たいところだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
上 プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
下 プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
023_210420195 X800 連結 ハクセキレイ♂ 府中市郷土の森 RX10M4.jpg


2021年1月19日

氏神さま初詣 1月4日

新型コロナ・ウイルスの感染拡大で明けた令和3年、元旦から、気温は低いが晴れた日が続く。三が日は一歩も外へ出ないで過ごしたが、4日、氏神さまに初詣をした。
 私たちが住む集合住宅の廊下に出ると、雲一つない青空に富士山がくっきりと眺められた。毎年、手前の風景が少しずつ変わる。
 まず、4年前から、かみさんの姉が入居している介護施設へ新年の挨拶に行った。 歩いて行けるところにある、 姉との面会は玄関のガラス戸越しに、スマホを介しての会話である。こちらは玄関の外側に座るのだから寒い。15分くらいお互い笑顔で話をして、また来ますと別れた。高齢入居者の感染予防は鉄壁だった。
 少々アップが遅くなってしまったが、初詣は、保土ヶ谷神明社と橘樹神社である。保土ヶ谷神明社には比較的遠方から車で初詣に来られる方も多い。
 神社も感染予防で鈴緒が取り外されていた。静かな初詣だ。一日も早くコロナが終息するのを願うばかりだ。初詣のあと、帷子川に沿った道を少し散歩して帰った。
 保土ヶ谷神明社については、「御朱印神社メモ」というとても詳しく解説された素晴らしいサイトを参考にさせていただいた。

1.富士山
玄関を出て、エレベータに向かうと正面に富士山が見える。空気も澄んでいるのだろう、くっきりと見えた。手前には、いろいろな建物が見えるのだが、望遠端の112mm(35mm版換算600mm)で撮りトリミングした。七合目、八合目くらいから山頂という辺りだろうか。

  Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.6 1/320秒 112mm ISO80 ) 露出補正 なし
001_210104002mtc X800 〇 富士山 SX620HS.jpg
2.保土ヶ谷神明社 参道
保土ヶ谷神明社の石畳の立派な参道を進むと、茅の輪の先に本殿が見える。正月4日と言えども、何時もより参拝者が少ない。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/160秒 15mm ISO80 ) 露出補正 なし
002_210104009 X800 神明宮 SX620HS.jpg
3.農耕具
参拝順路に従って本殿の下をくぐって右側に抜け、境内社を参拝していくようになっているが、その地下通路に農耕具が展示されていた。特に由来の説明はない。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/60秒 4mm ISO500 ) 露出補正 なし
003_210104013 X800 神明宮 SX620HS.jpg
4.豊受大神宮
本殿の右隣に出ると摂社・ 豊受大神宮があった。神明社、神明宮、神明神社は、神社本庁によると日本全国に約5千社あるとされているが、その祭神は天照大神で、保土ヶ谷神明社の本殿は、いわば伊勢神宮の内宮であり、この豊受大神宮は、伊勢神宮の外宮にあたるそうだ。元和5年(1619年)に造営された旧本殿の木材を一部使用しているため、継ぎ接ぎのように見えるのが特徴的と言われる。  

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/30秒 4mm ISO125 ) 露出補正 なし
004_210104016 X800 神明宮 SX620HS.jpg
5.境内社
保土ヶ谷神明社には全部で15の境内社があるが、本殿の左側に水神社、稲荷社、月読社、風宮があり、参拝順路に従って本社を潜ると、日之王子社、切部之王子社、鹿島社、および、写真の厳島社、見目社、山神社、山王社、白鳥社、火神社、雷神社と天満宮の境内社をお参りする。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/100秒 4mm ISO80 ) 露出補正 なし
005_210104017 X800 神明宮 SX620HS.jpg
6.清流・人形(ひとがた)流し 水神社
近くには境内地下70mから汲み上げられた井戸水が流れる小さな神池が整備されている。ひとがた流しとは、知らず知らずのうちに犯した罪や、積もり積もった心身の汚れを取り除くための儀式であり、和紙を切り抜いたひとがたで体を、悪いところは念入りに撫ぜ、人形に息を吹きかける。人の汚れ、罪が付着した人形を上池に流すとあった。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/30秒 4mm ISO80 ) 露出補正 なし
006_210104020 X800 神明宮 SX620HS.jpg
7.保土ヶ谷神明社境内
保土ヶ谷神明社の社有地は、境内・風致林あわせて、約6千坪と言われる。本殿は神明造で、平成10年に建造された。保土ヶ谷神明社は神戸町と程ヶ谷町の鎮守として崇敬を集めた。この辺りは程ヶ谷町(保土ヶ谷町)、岩間町、神戸町、帷子町の4つの町からなる。程ヶ谷宿のうちの神戸町に鎮座し、残りの帷子町と岩間町は「橘樹神社」が鎮守とされた。 神奈川県神社庁のホームページによれば、現在の氏子区域は、16町、45自治会・町内会で、狩場町、権太坂、境木本町、境木町、藤塚町、法泉、初音ヶ丘岩崎町、霞台、保土ヶ谷町、月見台、帷子町、桜ヶ丘、天王町スカイハイツだそうだ。私が住む峰岡町は氏子区域から外れているが、勝手に氏神さまになっていただいている。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/640秒 4mm ISO80 ) 露出補正 なし
007_210104023 X800 神明宮 SX620HS.jpg
8.橘樹神社
何時もの通り、天王町駅の反対側にある橘樹神社へお参りした。ここも静かな初詣だった。社殿の鈴緒は外されている。神奈川県神社庁のホームページによれば、境内地は2.621㎡(793坪)で社殿は文政13年に改築され、大正12年、関東大震災に倒壊したが、昭和4年に復興した。神明総欅造り 屋根銅板葺で昭和20年4月15日 空襲による戦災の為全焼、昭和26年に復興、現在に至るとされている。橘樹神社の氏子区域に峰岡町が含まれていて、ほかに天王町、宮田町、岩間町、帷子町、鎌谷町、川辺町、和田町、常磐台、峰沢町、岡沢町、釜台町におよぶ。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/200秒 6mm ISO80 ) 露出補正 なし
008_210104024 X800 橘樹神社 SX620HS.jpg
9.青面金剛(しょうめんこんごう)
橘樹神社の境内の奥には、 六手青面金剛像ほか庚申塔3体と神田不動尊がある。写真は3体並んだ庚申塔で、右側の庚申塔は明和元年 260年前、右後ろの庚申塔が六手青面金剛像で、寛文9年 350年前、左側の庚申塔は天和2年 340年前 (磯貝長吉 掲示)と記された説明札があった。青面金剛 像は中国の道教思想に由来し、日本の民間信仰である庚申信仰の中で独自に発展した尊像だそうだ。寛文のはじめごろから、江戸の石工を中心に造られるようになり、やがて地方にも普及した。この青面金剛像は、寛文9年(1669年)に作られている。青面金剛としては横浜最古であり、六手青面金剛としては県内でも最古の像と思われると説明板に書かれている。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/40秒 5mm ISO80 ) 露出補正 なし
009_210104025 X800 橘樹神社 SX620HS.jpg
10.神田不動尊
その隣には不動堂である神田不動尊がある。不動尊像には文化8年(1811年)の銘があるが、昭和10年(1935年)に模して再建されたもの。神仏分離が進んだ中、こうして境内に不動堂が残されているのは珍しいという。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/100秒 5mm ISO80 ) 露出補正 なし
010_210104028 X800 橘樹神社 SX620HS.jpg
11.橘樹神社鳥居
橘樹神社は相鉄線の天王町駅から国道16号線へ抜ける道の左側にある。大正14年(1925年)に建てられこの鳥居から社殿へ続く参道の右側には、境内社の神明社があり、天照大神の他、稲荷大神、猿田彦大神が祀られている。手水舎は昭和36年(1961年)に建立された。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 5mm ISO80 ) 露出補正 なし
011_210104029 X800 橘樹神社 SX620HS.jpg
12.サクラの紅葉 12月16日撮影
2週間ちょっと前に撮った写真だが、今年は木々の紅葉がきれいだと思う。幹からでた小枝の紅葉も良い。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 5mm ISO80 ) 露出補正 なし
012_201216 X800 IMG_0653.jpg
13.ドウダンツツジ
ドウダンツツジの紅葉も色鮮やかだ。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/160秒 18mm ISO80 ) 露出補正 なし
013_210104033 X800 〇帷子川 SX620HS.jpg
14.帷子川のオオバン
帷子川には水鳥が集まる。以前は見ることが少なかったが一昨年あたりから、オオバンが来るようになった。

  Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/125秒 55mm ISO80 ) 露出補正 なし
014_210104031 X800 帷子川 オオバン SX620HS.jpg
15.ホシハジロ
ホシハジロは帷子川の常連である。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/400秒 63mm ISO80 ) 露出補正 なし
015_210104039 X800 帷子川 SX620HS.jpg
16.我先に!
餌を投げ込んだおじさんがいた。鳥たちはいっせいに突進する。オオバン、ホシハジロ、オナガガモ、画面に見えないが、キンクロハジロ、カルガモまでいる。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/160秒 91mm ISO100 ) 露出補正 なし
016_210104052 X800 〇帷子川 SX620HS.jpg


2019年12月29日

冬の使者 帷子川へ飛来 12月16日

この町に住まうようになって16年が経つが、以来、かって勤務先の健診で指摘された高血圧症の治療のため、見ていただいているクリニックがある。お陰様で、高血圧は適切な降圧剤の併用で、副作用は全くなくコントロールしていただいている。4年前には内視鏡で早期胃癌を見つけていただいてもいる。 月に2回外来で診ていただいているが、この日は今年最後の受診日だった。
 9時に予約していた診察は10分ほどで終え、お礼を述べて暮れのご挨拶をして退出したが、天気が良かったので、帷子川の岸を歩いてみることにした。そろそろシベリアからの渡り鳥たちが飛来してきているかと思い、コンデジ(Canon PowerShot SX620 HS)をポケットに入れていた。

1.オナガガモ♂
帷子川の右岸を下流に向かって歩き始める。しばらく行くと、まだ数は少ないながら、オナガガモがいた。オナガガモはユーラシア大陸の北部と北アメリカ北部の寒帯から亜寒帯にかけての地域で繁殖し、冬季はユーラシアおよび北アメリカの温帯から熱帯地域やアフリカ北部に渡り越冬する。 日本には全国に冬鳥として多数渡来する。SX620は望遠端(112.5mm)では35㎜版換算で600mmで撮れる。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/160秒 107mm ISO500 ) 露出補正 なし
191216_001.jpg
2.オナガガモ♀
こちらはオナガガモの♀だ。帷子川の星川から天王町へかけての流域では、オナガガモは相鉄線星川駅近くの星川下橋とその一つ先の橋の柳橋の間で多く見られる。SX620の望遠端の開放値はf6.3と暗いので、RX10M4などに比べるとシャッタースピードは遅くなる。十分な光量があれば、なんとかシャープな画になる。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/160秒 107mm ISO320 ) 露出補正 なし
191216_002.jpg
3.帷子川公園
サクラの葉はほとんど落ちてしまったが、道沿いのドウダンツツジがきれいだ。暖かい日だったので、小さな子がお母さんたちと一緒に楽しそうだった。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/250秒 10mm ISO80 ) 露出補正 なし
191216_003.jpg
4.キンクロハジロ
愛染橋の先にはキンクロハジロが2頭ほどいた。キンクロハジロは通常、愛染橋から古川橋の辺りに多いが、まだ少ない。シベリア、ヨーロッパ北部などのユーラシア大陸北部で繁殖し、日本には冬季に九州以北に越冬のため飛来してくる。この個体は♀のようだ。  

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/400秒 50mm ISO400 ) 露出補正 なし
191216_004.jpg
5.橘樹神社
天王町の駅に続く帷子橋まで歩いて左に折れ、橘樹神社へ行った。参道には茅の輪が設けられていた。茅の輪くぐりとは厄除けの意味を持つ神事だそうだ。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/125秒 11mm ISO80 ) 露出補正 なし
191216_005.jpg
6.橘樹神社の狛犬
茅の輪をくぐると参道の両側に狛犬がいる。嘉永5年(1852年)の銘や、願主などの文字が彫られている。橘樹神社の創建は文治2年(1186年)、京都祇園社(現在の八坂神社)の分霊を勧請奉祀したと伝えられる。銅板葺神明造の現在の本殿は、昭和26年建立という。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/125秒 11mm ISO80 ) 露出補正 なし
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7.力石3個
本殿の左側からバス通りに出られるが、そこに「力石3個」があった。説明板には「たすき石、さし石等の異名があるを思えば、人がその力の限りを神に捧げ、或いは天地天命に誓うという原始信仰の神事に由来すものであろう。後世はこの石でもて遊び民族風習となって各地に分布したようである。」と書かれていた。江戸時代に地域の若者が力比べをしたという。この力石の奥に延宝6年(1678年)霜月(11月)と明記されている「石盥盤」(参拝する前に手や口を清めるための水を溜めている手水石と同じ役割をもつ)もあった。何時もはそこを通らないので気が付かなかった。


Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/250秒 4mm ISO80 ) 露出補正 なし
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8.庚申塚
社殿後方左手には、古い庚申塔が並ぶ。いずれも江戸時代のもので、特に古いのが寛文9年(1669年)の庚申塔(青面金剛)で横浜市内最古の庚申塔と伝えられている。その隣には不動堂である「神田不動尊」が鎮座していた。この日は橘樹神社にお参りして、今まで気が付かなかったことを知り、有意義だった。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/160秒 4mm ISO80 ) 露出補正 なし
191216_008.jpg


2015年4月25日

根津神社へ歩く 4月16日


 この日は小石川植物園へツマキチョウの写真を撮りに行ったが、都営地下鉄の白山駅で下車したとき、改札口を出たところに根津神社→と書かれた案内板があった。つつじが咲き始めているらしい。

 午後2時過ぎに小石川植物園を退出したが、その時に受付のかたに根津神社へはどう行くのかと尋ねてみた。地図をくださって丁寧に教えていただいた。それほど遠くはなさそうだ。寄って行こうと思う。
ところが、道を間違えたこともあり、45分ほど歩いてしまった。小石川植物園を出て、白山駅まで戻り、その先を本郷通りへ出た。南北線の東大前駅へ向かって歩いた。途中、日本医大の方へ左に曲がればそう遠くなく根津神社の裏側(北側)に行けたのだが、まっすぐ行ってしまい東大農学部正門に出てしまった。交番で聞いて左折し、言問通りを根津一丁目へ出て、ようやく不忍通りの根津神社入り口に出た。左折して表参道の鳥居にたどり着いたのは午後3時10分だった。

  神橋、楼門、唐門から、透塀で囲まれた社殿前に入って拝殿でお参りをした。透塀の西門から出て、駒込稲荷、乙女稲荷をお参りしつつじが丘(つつじ苑)に咲くつつじを鑑賞した。人も多く出ている。第46回「文京つつじまつり」が4月11日~5月6日の間開催されている。約2000坪のつつじ苑には、約100種3000株のツツジが咲く。種類が非常に多く、開花時期が違うため、早咲きから遅咲きへと花が移り変わり、長い期間様々なツツジを楽しむことができるという。

1.浄心寺
本郷通りを東大の方へ歩いていると、お寺が多くあった。なかでもこの浄心寺は立派な構えだった。浄土宗のお寺だそうだ。中へは入らなかった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/850秒 12mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.東大農学部正門
本郷通りに面した東大農学部正門。この先に東大正門、赤門がある。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/750秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.東大農学部の塀
東大農学部の弥生講堂に沿った、本郷通り沿いの塀。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/160秒 21mm ISO250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
4.根津神社 鳥居と表参道
不忍通りの根津神社入り口を左に入っていくと、右手に根津神社の鳥居があり、参道が見えた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/950秒 6mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.楼門
参道を進むと楼門が見えた。その右側には神楽殿が見える。根津神社のホームページによれば宝永2年(1705年)五代将軍綱吉は兄綱重の子綱豊(六代家宣)を養嗣子に定めると、氏神根津神社にその屋敷地を献納、世に天下普請と言われる大造営を行なった。翌年(1706年)完成した権現造りの本殿・幣殿・拝殿・唐門・西門・透塀・楼門の全てが欠けずに現存し、国の重要文化財に指定されている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 8mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.唐門から拝殿を望む
楼門の先に唐門がある。唐門は神社の正門で、両妻に唐破風を備え、天井には今は剥げ落ちてしまっているが、藤原立信の墨江の龍が画かれてあったという。唐門の袖のよう透塀が拡がる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/400秒 8mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.六基の庚申塔と力石
根津神社境内の乙女稲荷神社と駒込稲荷神社の間に庚申塚と力石・賽の大神碑があった。六基の庚申塔は道の辻などに建てられていたものが、明治以降道路拡幅などのため、根津神社に収められたそうだ。六基の庚申塔は背中合わせで建てられている。この庚申塚に集められた丸い石は力石で、左の丸い大きな石には「五拾貫目」と彫られて、右の力石には「三十五メ目」と彫られていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/160秒 6mm ISO320 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.乙女稲荷の鳥居
一番奥にある駒込稲荷神社から乙女稲荷神社の方へ戻ってくると、乙女稲荷神社の小さな赤い鳥居が連なる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/90秒 13mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.乙女稲荷神社から見る社殿の屋根
乙女稲荷神社はやや高いところにあって、その前は踊り場のようになっている。そこから緑青色の根津神社社殿の屋根が眺められた。手前は透塀。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/160秒 16mm ISO250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
10.徳川家宣胞衣塚(とくがわいえのぶえなづか)
当時の慣習により、六代将軍の家宣の胞衣(胎盤)を埋めたところと伝えられ、10数個の割石が雑然と積み重ねられていた。この根津神社の境内は五代将軍綱吉の兄、綱重(家光の第二子)の別邸で、綱重の長子、家宣は寛文2年(1662年)4月5日ここでうまれたとのこと。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/160秒 5mm ISO320 ) 露出補正 なし
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11.つつじ苑のツツジ
乙女稲荷神社を一旦下りて、つつじ苑に入った。西側の傾斜地に約100種3000株のツツジが咲く。第46回「文京つつじまつり」が4月11日~5月6日の間開催されていて、見に来ている人も多かった。つつじ苑への僅かな入園料は寄進として、重文の社殿と楼門の漆塗り修理をはじめ、順次進められる神域の整備に充てられるそうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/160秒 16mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
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12.約2000坪のつつじ苑
種類により、開花時期が違うため、早咲きから遅咲きへと花が移り変わり、ゴールデン・ウィーク過ぎまで、様々なツツジを楽しむことができるという。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/160秒 10mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
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13.シロヤシオ
見たことのない白いつつじの花が咲いていた。シロヤシオはゴヨウツツジともいう。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/160秒 55mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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14.モンシロチョウ
歩いているとモンシロチョウが飛び立った。しばらくするとまたこの白いつつじの花に戻ってくる。吸蜜している様子はない。白い花が好きなようだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/200秒 46mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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15.楼門を振り返る
楼門には左右には随身像があった。正面左側の随身は、五代将軍徳川家綱がモデルで、右側は水戸光圀がモデルと言われている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/170秒 12mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段  
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16.神橋 楼門の手前には橋が架かっていた。この神橋は平成18年に境内整備事業の一環として架橋された比較的新しいものだそうだ。 拝殿に向かい一礼して根津神社を退出した。     

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/160秒 9mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
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2014年1月19日

亀戸天神と柴又帝釈天 1月6日 -1 亀戸天神・龍眼寺


 正月も6日になった。今年は大型正月休みとなったが、世の中はいよいよ今日から始動だ。
 3日間も家にいると、なんだか落ち着かなくなってくる。かといってこれといってすることもない。 亀戸天神に行ったことがない。横浜から横須賀線・総武線で一本で行ける。そうだ、亀戸天神に行ってみよう。亀戸天神から歩いて押上に出て、京成電車に乗り、久しぶりに柴又帝釈天へも行ってみよう。

1.蔵前通り
亀戸で下車して歩こうと思っていたが、横須賀線から直通の総武快速は、亀戸には停まらない。予定変更し、錦糸町で降りて亀戸天神に向かった。錦糸町駅の駅員さんに道を尋ねたところ地図をくださって、丁寧に説明していただいた。蔵前通りに出て、横十間川を目指して歩くと、やがて横十間川を渡る天神橋に出た。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/873秒 14.4mm ISO200 ) 露出補正 なし
蔵前通り;クリックすると大きな写真になります。
2.船橋屋
天神橋を渡って左側に 船橋屋という店があった。文化2年(1805年)、11代将軍徳川家斉の頃、創業致したという葛餅の老舗だ。お買い上げ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.4 1/867秒 8.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
船橋屋;
3.亀戸天神 鳥居
船橋屋のすぐ先の左側が亀戸天神への入り口である。参道を進むと真っ赤な鳥居がある。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/855秒 7.5mm ISO100 ) 露出補正 なし
亀戸天神 鳥居;クリックすると大きな写真になります。
4.亀戸天神 本殿
鳥居をくぐると太鼓橋があり、その先に本殿がある。参道のる両側は梅だろうか。例年2月第2日曜日から3月第2日曜日まで梅祭りがおこなわれるという。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/1000秒 20.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
亀戸天神 本殿;クリックすると大きな写真になります。
5.絵馬で願掛け
菅原道真を祀る亀戸天神は、亀戸天満宮とも言われ学問の神様。受験シーズンを控え、本殿の前には、志望校を書き、合格を祈願した絵馬が掛けられている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/750秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 なし
絵馬で願掛け;クリックすると大きな写真になります。
6.本殿東側から東京スカイツリーを望む
東京スカイツリーはほど近い。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/1000秒 8.8mm ISO200 ) 露出補正 なし
本殿東側から東京スカイツリーを望む;クリックすると大きな写真になります。
7.猿まわし
境内には猿まわし 「太郎次郎一門」の興行が行われていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/284秒 20.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
猿まわし;クリックすると大きな写真になります。
8.猿が飛ぶ
1mか1.5m離された50~60cmの高さのある踏み台から踏み台へ猿が飛び移る。この日一番の芸だったようだ。ご祝儀をはずむことになった。このお猿さんは見物していた家内に手を差し伸べ、握手をした。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/800秒 23.3mm ISO400 ) 露出補正 なし
猿が飛ぶ;クリックすると大きな写真になります。
9.参拝者
今日は月曜日、仕事始めの会社も多いのだろう。スーツ姿のサラリーマンの初詣姿を多く見る。今年は明るい話題も多いが、サラリーマンの願いが通じるかどうか。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/910秒 7.0mm ISO400 ) 露出補正 なし
参拝者;クリックすると大きな写真になります。
10.石灯籠と太鼓橋と本殿
午前11時20分、参拝者も多くなってきた。境内はそれほど広くはないが、御嶽神社、花園社、弁天社などの摂末社がある。太鼓橋は、鳥居をくぐったすぐのところに男橋があり、本殿の手前にもう一つ女橋がある。これは女橋。灯籠は琴柱灯籠という。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.4 1/873秒 7.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
石灯籠と太鼓橋と本殿;クリックすると大きな写真になります。
11.アオサギ
例年4月25日から5月5日まで藤祭りが催され、敷地内の藤棚が一斉に開花し、神社中が一面藤色に染まるという。その藤棚を支える柵にアオサギがいた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/572秒 115.0mm ISO400 ) 露出補正 なし
アオサギ;クリックすると大きな写真になります。
12.白い山茶花
亀戸天神のお参りを終え、次に葛飾柴又へ行こうと思い、京成電車の押上まで歩くことにした。横十間川に沿って北へ歩くと、あるマンションの入り口に白いサザンカの花が咲いていた。サザンカはツバキ科の常緑広葉樹で、秋の終わりから、冬にかけての寒い時期に、花を咲かせる。昭和52年12月6日に、一般公募の結果、サザンカは江東区の花に制定されたとのこと。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/750秒 66.0mm ISO400 ) 露出補正 なし レベル補正
白い山茶花;クリックすると大きな写真になります。
13.龍眼寺 布袋尊
さらに押上に向かって進むと右手に亀戸七福神の旗が見えた。龍眼寺(萩寺)という。お参りした後、失礼して、布袋堂の中を撮らせていただいた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/50秒 9.2mm ISO800 ) 露出補正 なし レベル補正
龍眼寺 布袋尊;クリックすると大きな写真になります。
14.龍眼寺 庚申塔
  これは江東区指定有形民俗文化財になっている庚申塔という。万治2年(1659年)の銘がある区内では最も古いとされる。正面上部に3っの種子が刻まれ、その下に見猿、聞か猿、言わ猿が並んでいる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/800秒 9.7mm ISO400 ) 露出補正 なし レベル補正
龍眼寺 庚申塔;クリックすると大きな写真になります。
15.十間橋から東京スカイツリーを望む
  浅草通りに出て、少し行ったところを右に入り、十間橋を渡る。橋の上はスカイツリーのビューポイントだ。今日は風があって、川面が揺れていて、きれいに映らない。ここから見るライトアップされたスカイツリーはきれいだと思う。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
  プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/800秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 なし レベル補正
十間橋から東京スカイツリーを望む;クリックすると大きな写真になります。
16.押上
  東京ソラマチの前に出た。ここが京成電車の押上駅であり、東京スカイツリー前だ。ここで京成電車に乗り、高砂駅へ。高砂で京成金町線に乗り換えて一駅、柴又で降りた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
  プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/873秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 なし レベル補正
押上;クリックすると大きな写真になります。