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2021年9月26日

クロマダラソテツシジミ  その4 & ツマグロヒョウモン雌  9月13日

舞岡公園から帰ってきて車をガレージに入れ、その足でクロマダラソテツシジミを見に近くの公園へ行った。
 ところがこの日はセンニチコウの咲く花壇にはクロマダラソテツシジミは見られなかった。その代わり、ツマグロヒョウモンのきれいな雌が姿を見せた。TAMRON 90mm macro で撮る。
 ソテツの鉢植えが玄関先におかれている公園近くのお宅を見ると、クロマダラソテツシジミらしきチョウがソテツの鉢植えの周りを飛び、その鉢植えのソテツの根元に潜り込んでいった。雌だと思う。

000_210913246x X700 ◎峰岡公園 D5300 TAMRON 90.jpg
羽化後早々のツマグロヒョウモン雌 2021年8月13日 横浜市

019_210913199 X800 ◎峰岡公園 D5300 TAMRON 90.jpg 19.ツマグロヒョウモン雌 -1
クロマダラソテツシジミがいないかとセンニチコウの花壇を目を凝らしてみていたら、ツマグロヒョウモンの雌が飛来して、傍に植えられて咲いていたダリアの花にとまり、吸蜜を始めた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/500秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
020_210913202 X800 ◎峰岡公園 D5300 TAMRON 90.jpg 20.ツマグロヒョウモン雌 -2
前翅裏面の 薄紅色とでもいうのだろうか、前翅の淡いピンクが好きだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/500秒 90mm ISO110 ) 露出補正 なし
021_210913217m X800 ◎峰岡公園 D5300 TAMRON 90.jpg 21.ツマグロヒョウモン雌 -3
何処から見ても傷ひとつない完全な姿である。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
022_210913224 X800 ◎峰岡公園 ヤマト D5300 TAMRON 90.jpg 22.ヤマトシジミ雌
白いセンニチコウの花にはヤマトシジミのが来ていた。高温期型である。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/500秒 90mm ISO140 ) 露出補正 なし
023_210913228x X800 ◎峰岡公園 D5300 TAMRON 90.jpg 23.ツマグロヒョウモン雌 -4
先ほどまでダリアの花で吸蜜していたが、白いセンニチコウへ移ってきた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/500秒 90mm ISO140 ) 露出補正 なし
024_210913241 X800 ◎峰岡公園 D5300 TAMRON 90.jpg 24.ツマグロヒョウモン雌 -5
ツマグロヒョウモンはもともと南方系のチョウである。wikipediaによれば、「本州では1980年代まで近畿地方以西でしか見られなかったが、徐々に生息域が北上し1990年代以降には東海地方から関東地方南部、富山県・新潟県の平野部で観察されるようになった。2002年には関東地方北部でも目撃報告がある。2006年現在、関東地方北部でもほぼ定着し、普通種になりつつある。」とある。だが、私が小学生の頃、小仏峠から高尾山への尾瀬道で、前方から飛んでくる本種をネット一閃、捕った思い出がある。1950年代のことだ。また、標高の高いところでは、近年、長野県の池の平湿原(標高2,000m)で撮ったこともある。もはや、自宅付近でも普通種である。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/500秒 90mm ISO140 ) 露出補正 なし
025_210913263x X800 ◎峰岡公園 D5300 TAMRON 90.jpg 25.ツマグロヒョウモン雌 -6
また、名古屋大学の伊藤嘉明先生の「琉球の蝶 ツマグロヒョウモンの北進と擬態の謎にせまる」という著書では、ツマグロヒョウモンの分布北上は、温暖化だけでなく、食草となるパンジーが高密度に存在することが重要であったと記されていた。パンジーの鉢の縁を、黒に赤銅色のストライプが入った幼虫をしばしば見かける。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/500秒 90mm ISO110 ) 露出補正 なし
026_210913270 X800 ◎峰岡公園 ヤマト D5300 TAMRON 90.jpg 26.ヤマトシジミ雄
開翅はしてくれなかったがブルーに黒い縁がある雄だった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/500秒 90mm ISO140 ) 露出補正 なし
027_210913280m X800 〇峰岡公園 民家 クマソ D5300 TAMRON 90.jpg 27.クロマダラソテツシジミ雌?
公園の近くのあるお宅の玄関先に置かれた鉢植えのソテツでは、その根元に潜り込んでいくクロマダラソテツシジミがいた。産卵しようとしているのだろうか?破損のないきれいな個体だった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし


2020年11月15日

千日紅で吸蜜するクロマダラソテツシジミ TAMRON 90 macro 11月2日

きのう(11月1日)、Canon PowerShot SX620HXというコンデジで小さなシジミチョウを撮ってみようと横浜市の自宅近くの小さな公園へ出かけてみたところ、先日別のところで偶然に見たクロマダラソテツシジミにまた出会った。
 きょうも好天だった。10時半にクリニックの受診予約があったが、D5300をカメラバッグに入れて、30分ほど早めに家を出て、その公園へ行って見たところ、クロマダラソテツシジミがセンニチコウの花で吸蜜して待ってくれていた。
 クリニックへ行かねばならない時間が来たのでいったんその場を去ったが、クリニックで診察券を出すと、私の治療に使う液体窒素が届いていないので午後に改めて来て欲しいと詫びながら言われた。これ幸いと思い公園へ戻ったのは言うまでもない。クロマダラシジミはその1頭のみだったが、まだ、センニチコウで待っていてくれた。
 TAMRON 90mm を使うときはf5.6の絞り優先オートで撮るが、被写界深度が浅いので目にピントを合わせると翅がボケる。
 明神台公園といい、此処といい、家から徒歩圏内でのクロマダラソテツシジミとの出会いは、今年の秋を楽しませてくれた。

001_201102002 X800 峰岡公園 TAMRON D5300.jpg 1.クロマダラソテツシジミ -1
とても小さな個体だった。じっとして、おとなしくセンニチコウで吸蜜していた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO160 ) 露出補正 なし 
002_201102009 X800 峰岡公園 TAMRON D5300.jpg 2.クロマダラソテツシジミ -2
向きを変えてくれた。尾状突起はか細くちぎれそうに見える。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO280 ) 露出補正 なし
003_201102021 X800 峰岡公園 TAMRON D5300.jpg 3.クロマダラソテツシジミ -3
開翅してくれた。♂のようだ。 日本チョウ類保全協会編の「日本のチョウ」には、クロマダラソテツシジミは「かっては国内に生息せず、1992年に沖縄島で初記録。一時は途絶えたが、近年は南西諸島や九州南部で定着。強い分散力と植栽による移動で、関東まで発生することもあり、各地でソテツの食害が問題となっている。」と記されている。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO360 ) 露出補正 なし
004_201102026 X800 峰岡公園 TAMRON D5300.jpg 4.クロマダラソテツシジミ -4
同じく生活環境は「農地、公園、人家といった平地の蘇鉄(ソテツ)が植えられていた明るい泥腋や公園、神社の境内、学校の校庭など。」とあるが、今秋、本種に出会った3か所はすべて「公園」だった。分散力が強く、飛び火的に各地で発生を繰り返すそうだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO220 ) 露出補正 なし
005_201102045 X800 〇峰岡公園 TAMRON D5300.jpg 5.クロマダラソテツシジミ -5
2007年から10年間、毎年1月にグアム島へゴルフに行っていたが、その際にマダラソテツシジミを見ている。初めて撮影したのは2008年1月21日マンギラオG.C.だった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO180 ) 露出補正 なし
006_201102059 X800 〇峰岡公園 TAMRON D5300.jpg 6.クロマダラソテツシジミ -6
左後翅外縁にちょっと傷がある。尾状突起は両方とも健在なのか微妙である。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO160 ) 露出補正 なし
007_201102067 X800 〇峰岡公園 TAMRON D5300.jpg 7.クロマダラソテツシジミ -7
センニチコウの花には白の他に、写真の赤紫色や、キバナセンニチコウには深紅の花もある。赤紫の花に移って吸蜜を続ける。  

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO450 ) 露出補正 なし
008_201102075 X800 〇峰岡公園 TAMRON D5300.jpg 8.クロマダラソテツシジミ -8
口吻は伸ばしていない。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO280 ) 露出補正 なし
009_201102087 X800 〇峰岡公園 TAMRON D5300.jpg 9.クロマダラソテツシジミ -9
開翅して表を見せてくれた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO450 ) 露出補正 なし
010_201102095 X800 〇峰岡公園 TAMRON D5300.jpg 10.クロマダラソテツシジミ -10
また白いセンニチコウに移った。このレンズは被写界深度が浅いのでチョウの全般にピントを合わせるのが難しいが、この画は目から尾状突起までがほぼ平行になって、ピントが合っている。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO160 ) 露出補正 なし
011_201102100 X800 〇峰岡公園 TAMRON D5300.jpg 11.クロマダラソテツシジミ -11
上から撮った。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
012_201102103 X800 〇峰岡公園 TAMRON D5300.jpg 12.クロマダラソテツシジミ -12
正面から撮った。ブルーが輝いている。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO250 ) 露出補正 なし
013_201102116 X800 〇峰岡公園 TAMRON D5300.jpg 13.クロマダラソテツシジミ -13
どうやら左側の尾状突起は欠落しているようだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO280 ) 露出補正 なし
014_201102132 X800 〇峰岡公園 TAMRON D5300.jpg 14.クロマダラソテツシジミ -14
1頭だけのクロマダラソテツシジミだったが、いろいろな角度からの撮影を楽しませてくれた。今年、我が家の近所で見たクロマダラソテツシジミが世代を繋いでいくのは難しいことと思うが、願わくば来年も現れて欲しい。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし


2020年8月30日

入笠山 ゲレンデは花盛り(5・終) 8月4日

午後1時半、2巡目の八ヶ岳展望台に来た。これから、ゆっくりゴンドラ山頂駅へ戻り、ゴンドラで下りようと思う。
 この日は、入笠山で初めてゴンドラに乗って上がったが、思いもかけずに, 標高1,780m~1,740Mのスキーゲレンデに沿って設けられている「入笠すずらん山野草公園」を知った。人の手で植えられたものなのかどうかはわからないが、ヒヨドリバナやクガイソウといったチョウたちの好きな花が沢山咲いていた。そして、高原のチョウたちの天国だった。
 それほど広くない「入笠すずらん山野草公園」で20種弱のチョウが舞うのが見られたが、種類の多さ、そして、それらの個体数の多さには驚いた。予定では、大阿原湿原や、入笠牧場、入笠山斜面の花畑、入笠湿原などを歩こうと思っていたが、その意欲は消されてしまった。
 次回は季節を変えて訪れてみたい。その時には、大阿原湿原など、この日歩かなかったところも巡ってみたいと思う。

086_200804649 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 86.八ヶ岳展望台 -2
コナシゲレンデの端からパラグライダーが飛ぶ。左側が正面から八ヶ岳が展望ができ、その右側(南側)は、雲がかかって見えなかったが、富士山、鳳凰三山 、甲斐駒ヶ岳の方向になる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 18mm ISO100 ) 露出補正 なし
087_200804655t X800 入笠公園 RX10M4.jpg 87.エゾカワラナデシコに来たキアゲハ
ナデシコは「愛しい子」を表す「撫し子」がその名の由来だそうだ。「撫でるほど可愛い子」から名づけられたと云う説もあるそうだ。この花は、ミヤマカラスアゲハなどのチョウにも好まれる。このキアゲハは残念ながら後翅が破損していたので、トリミングした。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO200 ) 露出補正 なし
088_200804659 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 88.ミドリヒョウモンと八ヶ岳
ヒヨドリバナに来ていたミドリヒョウモンをシモツケの群落の背後に八ヶ岳を入れて撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
089_200804032 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 89.ヤマトスジグロシロチョウ
私が昆虫少年だったころはヤマトスジグロシロチョウという名はなかった。スジグロシロチョウと、エゾスジグロシロチョウだったが、エゾスジグロの方が近年の研究で、北海道にいる亜種と本州にいる亜種が別種とされて、北海道にいる亜種がエゾスジグロシロチョウという和名を継承し、本土亜種がヤマトスジグロシロチョウと呼ばれるようになったのだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO720 ) 露出補正 なし  
090_200804035 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 90.2頭のミドリヒョウモン♂
2頭両方の顔にピントを合わせるのは難しい。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO180 ) 露出補正 なし
091_200804042 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 91.ソバナに来たアサギマダラ♂
ツリガネニンジンソウによく似た花だが、花が輪生していないのでソバナだと思う。アサギマダラとの取り合わせが良い。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO180 ) 露出補正 なし
092_200804663 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 92.クジャクチョウ -9
クジャクチョウは発生適期なのだろうか個体数も多く、ほとんどがきれいな個体だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
093_200804678 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 93.メスグロヒョウモン♂ -2
メスグロヒョウモン♂とミドリヒョウモンの♂は、翅表はよく似ている。メスグロの裏面は、オオウラギンスジヒョウモンに似ていて、ミドリとは明らかに相違するのだが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
094_200804048 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 94.ヒメキマダラヒカゲとジャノメチョウ
異種同卓。左がヒメキマダラヒカゲ、右がジャノメチョウ。共に♂のようだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO900 ) 露出補正 なし
095_200804051 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 95.アサギマダラ♀とミドリヒョウモン♂
クガイソウの花にアサギマダラとミドリヒョウモンが同席。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO900 ) 露出補正 なし
096_200804062 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 96.ヒメキマダラヒカゲ♂
ヒメキマダラヒカゲは「入笠すずらん山野草公園」の下のほうから、中ほどのあずまやの辺りに多く見られた。  

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO1000 ) 露出補正 なし
097_200804683 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 97.ウラギンヒョウモン♂ -3
クガイソウにウラギンヒョウモンがいた。ウラギンヒョウモンの♂は擦れている個体が多いように思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO160 ) 露出補正 なし
098_200804687 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 98.ギンボシヒョウモン♂ -1
ギンボシヒョウモンと同定したが、ウラギンヒョウモンと区別がつけ難い。「入笠すずらん山野草公園」の上の方はウラギンヒョウモン、ギンボシヒョウモンが多くなる。コナシゲレンデの方にも飛んでいる。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 198mm ISO250 ) 露出補正 なし
099_200804074 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 99.ギンボシヒョウモン♂ -2
ノアザミにギンボシヒョウモンが来ていた。これはきれいな個体だった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO280 ) 露出補正 なし
100_200804077 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 100.ギンボシヒョウモン♂ -3
前の写真と同じ個体である。裏面後翅の斑紋が見える。これでギンボシヒョウモンと同定できる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO220 ) 露出補正 なし
101_200804697 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 101.スジボソヤマキチョウ♀ -1
歩いている「 入笠すずらん山野草公園 」から、ふとコナシゲレンデを見ると、スジボソヤマキチョウが飛んでいる。柵があってすぐにゲレンデには入れないが、カフェがある上の方まで行ってから、コナシゲレンデを下りてきた。小さなピンクの花で吸蜜していた。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 217mm ISO100 ) 露出補正 なし
102_200804703 X800 〇a入笠公園 RX10M4.jpg 102.スジボソヤマキチョウ♀ -2 開翅
ゲレンデに咲く小さなピンクの花から花へとはばたいていたが、タイミングよく表が旨く撮れた。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 218mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
103_200804707 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 103.スジボソヤマキチョウ♀ -3 開翅
スジボソヤマキチョウは、花などに止まるときは必ず翅は閉じる。翅表を撮るにはこういうチャンスを待つ以外にない。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 218mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
104_200804095 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 104.スジボソヤマキチョウ♀ -4
スジボソヤマキチョウは、高原の花畑を楽しんでいるようだった。このチョウは成虫で越冬し、翌春には色は退職し、傷んで透けそうな翅で姿を現す。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
105_200804715 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 105.ゴンドラのキャビン
午後2時を過ぎた。このゴンドラで駐車場へ戻る。8人乗りだが、往復とも他のお客さんは乗ってこなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1000秒 16mm ISO1600 ) 露出補正 -1.0段
106_200804719 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 106.「すずらんゴンドラ」
全長2,489m、高低差730mのゴンドラで、標高1,050mの山麓駅までいっきに下る。キャビンの中からマウンテンバイクのコースが見え隠れする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
107_200804723m X800 入笠公園 RX10M4.jpg 107.パラグライダー
ゴンドラのキャビンの中から滑空するパラグライダーが見えた。wikipediaによると、スポーツとしてのパラグライダーは、1978年頃、フランスのスカイダイバーが山の斜面からスクエアーパラシュート(四角いパラシュート)で下りたのが始まりとされる。  日本で普及し始めたのは1986年から。当初は滑空性能が低くスキー場のゲレンデを斜面と並行に滑空を楽しむ程度のもので飛行時間にして約3〜5分程度であったそうだ。入笠山には「JMB富士見パノラマ パラグライダー・スクール」がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 151mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段

過去5回ほど入笠山に行っているが、今回、初めてゴンドラを利用したことで、今までその存在さえ知らなかった「入笠すずらん山野草公園」で、思いもかけず多くのチョウたちに会うことが出来、楽しい時間を過ごした。全部で2,000ショットほどのシャッターを切ったなかから選んだが、同じような写真が多く、ご退屈なことだったと思うがお許し願いたい。


2020年8月18日

入笠山 ゲレンデは花盛り(2) 8月4日

「入笠すずらん山野草公園」の散策路を、花を観賞するグループと行き交いながら、コナシゲレンデの先端に設けられた八ヶ岳展望台まで下りて行く。
 八ヶ岳を背景にしてチョウを撮ろうと試みるが、なかなか良い構図を作れない。
 「入笠すずらん山野草公園」の中を行ったり来たりして、写真を撮り続ける。シャッター・チャンスは次から次とあるので、忙しい。あっという間に時間が過ぎる。メスグロヒョウモンの♀で左後翅の一部が白化した個体が飛んでいるのを見つけたが、しばらくしてミドリヒョウモンの♂で翅の色が飛んでしまって白くなっている個体も見た。鱗粉が剥げ落ちたのではなさそうだ。

  023_200804232 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg   23.ミドリヒョウモン♂ -4
クガイソウも蝶の好きな花だ。以前、大阿原湿原を歩いた時もクガイソウが咲いていたが、そこに飛来したシータテハの秋型の美しさに目を奪われたのを思い出す。漢字で九蓋草と書くが、茎に輪生する葉が層になってつくことに由来するという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO250 ) 露出補正 なし
  024_200804239 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 24.アサギマダラとミドリヒョウモン
クガイソウには一つの花穂に数種、数頭のチョウが吸蜜していることがある。アサギマダラは♀、ミドリヒョウモンは♀

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO320 ) 露出補正 なし
025_200804253 X800 〇入笠公園 白化 RX10M4.jpg 25.メスグロヒョウモン♀ 白化?
メスグロヒョウモンの♀がいた。ただ、よく見ると左側後翅の下部が異様に白い。擦れて鱗粉が剥落しているのとは違うようだ。ネットで識者の報告があるかどうか検索したところ、メスグロヒョウモンではないが、yada1さんの「蝶鳥ウォッチング」https://yoda1.exblog.jp/16494630/ というブログで、オオウラギンスジヒョウモンの白化型(色調異常)の記述があった。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO160 ) 露出補正 なし
026_200804260 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 26.スジボソヤマキチョウ♂
代表的な高原のチョウである。本当はヤマキチョウに会いたいのだが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 143mm ISO100 ) 露出補正 なし
027_200804265 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 27.キアゲハ♂ -1
鮮やかな赤紫色のノアザミの花にキアゲハ♂が来た。次々と新しい被写体が現れるので忙しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 164mm ISO200 ) 露出補正 なし
028_200804271 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 28.八ヶ岳展望台
ゴンドラ山頂駅から写真を撮りながら歩き、40分経過した。八ヶ岳展望台は、八ヶ岳が正面に見えるコナシゲレンデの先端であり、「入笠すずらん山野草公園」が終わるところにある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 19mm ISO100 ) 露出補正 なし
029_200804274 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 29.八ヶ岳展望台からの眺め
富士見町、中央自動車道の向こうに八ヶ岳連峰を望む。残念ながら主峰の赤岳(2,899m)やその左に続く阿弥陀岳(2,805m)、横岳(2,829m)には雲がかかっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 16mm ISO100 ) 露出補正 なし
030_200804278 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 30.ミドリヒョウモン♂ -5
八ヶ岳連峰を背景にしたかったが良い構図を作れなかった。絞り込みもしなくてはいけないのかもしれない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 22mm ISO100 ) 露出補正 なし
031_200804282 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 31.ミドリヒョウモン♂5頭とアサギマダラ
画面に写るヒヨドリソウの花々に、ミドリヒョウモン♂が5頭とアサギマダラが吸蜜に来ていた。ひょっとすると一番左のオレンジはメスグロヒョウモンの♂かもしれない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 102mm ISO250 ) 露出補正 なし
032_200804007 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 32.ウラギンヒョウモン♂ -2
ウラギンヒョウモンはミドリヒョウモンに比べ発生時期が早いのか、擦れている個体が多かった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
033_200804010 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 33.アサギマダラ -3
再びゴンドラ山頂駅の方に戻ろうとしている。この辺りはアサギマダラが多い。きれいな♀だ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO360 ) 露出補正 なし
034_200804011 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 34.ミドリヒョウモン♀ -2
ミドリヒョウモンはまだ♂の方が多いが、♀も元気に飛んではヒヨドリバナを訪花する。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO320 ) 露出補正 なし
035_200804287 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 35.ミドリヒョウモン♀ -3
止まっている花は、ヒヨドリバナによく似るが、ヨツバヒヨドリと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
036_200804014 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 36.コチャバネセセリ -1
コチャバネセセリは南西諸島を除いて、日本全土の山地から平地にかけて何処にでもいるようだ。横浜の舞岡公園でもよく見るチョウである。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO360 ) 露出補正 なし
037_200804016 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 37.アサギマダラ -4
これは♂だ。後翅の肛角部のあたりに黒い紋(性標)があるので♀と区別できる。90mmマクロで撮ると背景がきれいにボケる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO450 ) 露出補正 なし
038_200804293 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 38.ヒメキマダラヒカゲ -1
甲信越の高原の代表的なヒカゲチョウだ。時にタテハチョウの仲間のように敏捷な動きをする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 56mm ISO320 ) 露出補正 なし
039_200804295 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 39.ヒメキマダラヒカゲとミドリヒョウモン♂
沢山花があるのにどういうわけか一つの花にチョウが集まる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 136mm ISO320 ) 露出補正 なし
040_200804300 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 40.アサギマダラ -5
アサギマダラはこんな環境のところに多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
041_200804030 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 41.キバネセセリ♀ -1
あまり見ることのないセセリが飛んできた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし  
042_200804315 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 42.キバネセセリ♀ -2
セセリチョウのなかでは大型で、特徴のある色調をしている。山地性のチョウである。♀は前翅に灰黄色の斑紋が鮮明で、♂と区別できる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
043_200804323 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 43.ミドリヒョウモンとメスグロヒョウモン -1
クガイソウが沢山咲いていて、多くのミドリヒョウモン♂が見られた。その中で中央にメスグロヒョウモンの♀がいて、その左上にはメスグロヒョウモンの♂がいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
044_200804325 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 44.ミドリヒョウモンとメスグロヒョウモン -2
少し近寄って撮ることが出来た。メスグロヒョウモンの♀は、先の斑紋異常(白化型)の個体とは異なる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 181mm ISO400 ) 露出補正 なし


2014年7月25日

日野春 オオムラサキセンター ビバリウム 7月8日


 オオムラサキ公園で、樹液が出ている木にいたオオムラサキを撮っていたが、いなくなってしまったので、オオムラサキセンターのビバリウムへ移動した。
  9時少し前にビバリウムの中に入った。既にNHKの人たちがカメラを備え付けて、羽化しそうな蛹にレンズを向けられていた。先に述べたように、そこに館長さんが来て、そのさなぎは死んでいるようだと言われた。確かに黒くなっている。しかし、そのそばにもう1頭、蛹がいた。これもずいぶん低い位置だ。翅の模様が透けて見えるようになっているので、羽化は間もない(午前中)と思う。

 ビバリウムの中では、♂も♀も活発に飛んでいた。置かれているパイナップルの餌台にも集まっている。館長さんは「今日は最高です」と言われていた。
 シロオビアゲハが飛んでいたのには驚いた。これも飼育されているのだろうか。館長さんに聞いてみればよかった。
終齢幼虫も、蛹も見つけることができた。

 NHKのカメラが狙っていた蛹の羽化はまだだったが、10時半ごろ、ビバリウムを去り、再度、オオムラサキ公園のクヌギの樹液酒場を見て、清里の近くにあるまきば公園へ移動した。
 この日、D5300にはTAMRON 90mm macro を付けて行ったが、f6.3に絞って、ピントはシャープであっても、とてもソフトな描写になっている。また、NIKKOR 18-140mm ではやや露出アンダー気味に撮れると感じていたが、TAMRON 90mm macro では、明るめに撮れている。

大きなオオムラサキの♀;クリックすると大きな写真になります。 22.大きなオオムラサキの♀
さっそく、オオムラサキの♀が翅を開いて止まっている。大きな♀だ。アップで撮った。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/400秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
シロオビアゲハ;クリックすると大きな写真になります。 23.シロオビアゲハ
ビバリウム内にシロオビアゲハが飛んでいた。たくさん飛んでいると目障りになるが、2~3頭だった。グァム島で見てきているシロオビアゲハはもっと大きく、尾状突起ももっと長いと思ったが、ここのシロオビアゲハのオリジナルはどこなのだろうか。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
オオムラサキ終齢幼虫;クリックすると大きな写真になります。 24.オオムラサキ終齢幼虫
オオムラサキは、7月~8月上旬に産卵し、産卵された卵は1週間くらいで孵化する。成長に伴い3回脱皮し、4齢幼虫となったところで、10月下旬以降、気温が3℃以下になると、食樹であるエノキの根元に下りて越冬に入る。翌年、4月上旬、冬眠から覚めた4齢幼虫はエノキの幹を上がる。そして、エノキの葉を食べて、5齢になり、6齢(終齢)幼虫になる。なんとかわいい顔をしていることか。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
羽化が近い蛹;クリックすると大きな写真になります。 25.羽化が近い蛹
これがNHKの方がカメラを向けている蛹だ。翅の模様が透けて見える。しかし、私がビバリウムを去る10時半には、まだ羽化していなかった。NHKのカメラマンさんも、いつ羽化が始まるかわからないので目を離すことができず、じっと我慢して待たなくてはいけないのはお気の毒だ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 90mm ISO720 ) 露出補正 なし
蛹;クリックすると大きな写真になります。 26.蛹 終齢幼虫から前蛹になり、脱皮して蛹になる。蛹になってから羽化するまで2~3週間かかるらしい。この蛹はまだまだ羽化まで何日かかかるのだろう。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 90mm ISO220 ) 露出補正 なし
蛹の抜け殻;クリックすると大きな写真になります。 27.蛹の抜け殻
抜け殻を見ると、背中が割れて成虫が出てくるということがわかる。ビバリウム内のエノキには抜け殻がいくつもあった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/320秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
オオムラサキ♂ -1;クリックすると大きな写真になります。 28.オオムラサキ♂ -1
開翅していたので撮ったが、大分擦れてきている。前翅の先端が傷んでいるが、他にも同じように前翅先端が破損している個体が多い。これはビバリウムの囲いにぶつかって痛めるためだろうか。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/220秒 160.5mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
オオムラサキ♂ -2;クリックすると大きな写真になります。 29.オオムラサキ♂ -2
比較的きれいな♂がエノキの葉に止まっていた。しかし、これも左側前翅先端が擦れている。ビバリウムの囲いのネットに触れて擦れてしまうのだろう。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/400秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
アゲハチョウ;クリックすると大きな写真になります。 30.アゲハチョウ
このビバリウムはオオムラサキ"専用"と思っていたが、わずかながら、アゲハチョウ、メスグロヒョウモン、シロオビアゲハが飛んでいた。ビバリウム内のピーク時のオオムラサキの成虫数は、約200頭に及ぶというが、オオムラサキ以外の蝶が10頭くらいいる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 90mm ISO500 ) 露出補正 なし
羽化直後のオオムラサキ;クリックすると大きな写真になります。 31.羽化直後のオオムラサキ
エノキの木の少し高いところに羽化したばかりのオオムラサキがいた。蛹の殻を抱いている。もう少しで翅が伸びきる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/320秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
梢で休むオオムラサキ;クリックすると大きな写真になります。 32.梢で休むオオムラサキ
ビバリウムの中もこのような環境が作られている。館長さんが言われるには、こういった雨が止んだ後の晴れて、気温が高い日は、羽化が多いとのこと。多分この日は羽化のピークになるだろうとのお話だった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/220秒 33.9mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
赤いダリアとアゲハチョウ;クリックすると大きな写真になります。 33.赤いダリアとアゲハチョウ
オオムラサキは花で吸蜜することはまずないが、ビバリウム内には、下草に交じって花が植えられている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/850秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
パイナップルが置かれた餌台に集まるオオムラサキ;クリックすると大きな写真になります。 34.パイナップルが置かれた餌台に集まるオオムラサキ
昨年来たときは、ビバリウム内に樹液が出ているクヌギの木があって、そこにたくさんのオオムラサキが集まっていたが、今年はそのクヌギの木から樹液は出ていなかった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/950秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 なし
メスグロヒョウモン♂;クリックすると大きな写真になります。 35.メスグロヒョウモン♂
今年もビバリウム内にメスグロヒョウモンがいた。オオムラサキと同じように前翅の先が傷んでいる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
オオムラサキ♂ 開翅 -1;クリックすると大きな写真になります。 36.オオムラサキ♂ 開翅 -1
日の当たる葉の上でオオムラサキの♂が開翅していた。残念ながら前翅の先端が傷んでいる。アップにして、傷が見えないようにした。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/420秒 59.0mm ISO200 ) 露出補正 なし
2頭のオオムラサキの♂;クリックすると大きな写真になります。 37.2頭のオオムラサキの♂
10時近くなってきた。蝶たちは活発に飛び回り、撮りやすいところに止まってくれることも多くなった。ビバリウム内では、テリトリーを張る(専有行動)といっても、個体数が多すぎて、どうするのだろうか。オオムラサキは、オスは梢で監視していて、自分のテリトリーに入ってきたものは鳥でも追い払おうとするといわれる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/210秒 30.3mm ISO100 ) 露出補正 なし
観察路とオオムラサキ;クリックすると大きな写真になります。 8.観察路とオオムラサキ
ビバリウム内は写真のような観察路が設けられている。その木道にオオムラサキが止まり、開翅していた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/680秒 4.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
オオムラサキ♂ 開翅 -2;クリックすると大きな写真になります。 39.オオムラサキ♂ 開翅 -2
今度はきれいな、傷のない♂が葉の上で開翅していた。どうしても♂の開翅ばかり撮ってしまう。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/800秒 106.8mm ISO200 ) 露出補正 -1.0段
オオムラサキ♂ 開翅 -3;クリックすると大きな写真になります。 40.オオムラサキ♂ 開翅 -3
ビバリウム内は、自然環境が生きている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/800秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 -1.0段
食欲旺盛な終齢幼虫;クリックすると大きな写真になります。 41.食欲旺盛な終齢幼虫 前蛹になる前の終齢幼虫は食欲旺盛だ、バリバリと音が聞こえるようにエノキの葉を食べる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 90mm ISO320 ) 露出補正 なし
オオムラサキセンター展示室;クリックすると大きな写真になります。 42.オオムラサキセンター展示室
ビバリウムを後にして、センター出口へ向かう途中、展示室を見る。チョウの標本がたくさんあり、こんな作品もあった。ちょうど小学生が見学に来ていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/50秒 12.9mm ISO400 ) 露出補正 なし