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2023年3月11日

保土ヶ谷公園梅まつり 2023年2月25日(土)

2月の初めに保土ヶ谷公園に行ったとき、公園管理の方に「2月25日は梅まつりなのでぜひ来てください。」と言われていた。
 星川の駅前からバスに乗ったが、「保土ヶ谷公園に行きますか」と運転手さんに尋ねて乗車する客も多く、車内は混んでいた。5分少々で下車する停留所に着いてしまう。
 いつものように明神台のバス停から下池へ下りていく途中、シジュウカラの群れに出会った。下池から上池へのせせらぎ沿いの河津桜は8分咲きになっていた。春はどんどん近づいてきている。チョウが飛び始めるのももうすぐだ。
 梅園では梅まつりが行われていて、さすが人が多かった。中学校の吹奏楽部の生徒たちによる演奏が行われていた。模擬店も出ていたし、子供たちの輪投げ会場もあった。今日はメジロの写真が撮りたかったが、さすが人が多く、せっかくの梅の花に姿を見せない。肝心の梅は、遅咲きの品種も咲き始めていた。

000_230225139 X700 〇保土谷公園 梅園 RX10M4.jpg
保土ヶ谷公園梅園 梅まつり 2023年2月25日 横浜市保土ヶ谷区

001_230225004 X900 〇保土谷公園 シジュウカラ RX10M4.jpg 1.シジュウカラ
バス停から下池の方へ下りていく途中にシジュウカラの群れがいた。木立の間を飛び回っている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
002_230225009tm X900 〇保土谷公園 シジュウカラ RX10M4.jpg 2.シジュウカラの背中
シジュウカラの背中を見る機会はあまりない。首のうしろはメジロのような黄緑色をしていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
003_230225015 X800 〇保土谷公園 シジュウカラ RX10M4.jpg 3.下池の河津桜
下池と上池の間の遊歩道には数本の河津桜が植えられている。はっきりは覚えていないが、ここに河津桜の苗木が植えられたのは10年位前だったと思う。随分大きくなった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
004_230225030 X900 〇保土谷公園 RX10M4.jpg 4.カワヅザクラ(河津桜)
八分咲きというところだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
005_230225037 X900 〇保土谷公園 RX10M4.jpg 5.せせらぎと河津桜 -1
河津桜は上池から下池へ流れるせせらぎに沿って植えられている。大きくなった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO125 ) 露出補正 なし
006_230225044 X900 〇保土谷公園 RX10M4.jpg 6.せせらぎと河津桜 -2
上池の先から右へ、テニスコートのわきの道へ上がる。そこから下に河津桜を眺めた。日当たりがよいのだろうか写真の一番手前の木が大きく育ち、花を咲かせる時期も早い。

SONY Cyber-shot RX10吹奏楽のb Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 55mm ISO125 ) 露出補正 なし
007_230225046 X900 〇保土谷公園 橘中学校吹奏楽部 RX10M4.jpg 7.梅まつり -1
テニスを楽しむ人たちを見ながら梅園へ行く。毎年この時期の土曜日1日だけ行われる梅まつりだが、今年の梅まつりは好天に恵まれた。仏向町にある横浜市立橘中学校の吹奏楽部の生徒さんたちが演奏していた。なかなか良い。吹奏楽部は20名~30名ほどの部員がいるらしい。女子が多いように見受けられた。神奈川県大会や、横浜地区の大会でいくつもの賞を取っているようだ。

SONY Cyber-shot RX10吹奏楽のb Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 87mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_230225057 X900 ◎保土谷公園 橘中学校吹奏楽部 RX10M4.jpg 8.梅まつり -2
アニメ音楽のメドレーなど、楽しい曲も演奏してくれていた。

SONY Cyber-shot RX10吹奏楽のb Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 87mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_230225070 X900 保土谷公園 梅園 RX10M4.jpg 9.梅まつり -3
あまり広くない梅園だが、今日は良い天気で家族連れも多い。シートを広げてピクニック気分を楽しんでいる。

SONY Cyber-shot RX10吹奏楽のb Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO200 ) 露出補正 なし
010_230225079 X900 保土谷公園 梅園 RX10M4.jpg 10.梅まつり -4
甘酒、おしるこ、綿菓子、焼き鳥、豚汁、焼きそば、フランクフルト・ソーセージなどの模擬店も出ていた。賑わっていた。

SONY Cyber-shot RX10吹奏楽のb Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 26mm ISO125 ) 露出補正 なし
011_230225081 X900 〇保土谷公園 梅園 長谷川絞り RX10M4.jpg 11.長谷川絞り
2月10日に来た時にはまだ咲いていなかった梅の品種を撮る。白地に不定形のかすかな桃色斑が入る八重咲きの長谷川絞りだ。 名前は人名由来なのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10吹奏楽のb Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 55mm ISO160 ) 露出補正 なし
012_230225088 X900 〇保土谷公園 梅園 三吉野 RX10M4.jpg 12.梅まつり -5
保土ヶ谷公園の梅園がこんなに賑わうのは、この梅まつりの日以外にはない。お年寄りから、家族連れ、その子供たち、そしてペットを交えて賑やかである。そのかわり、メジロも梅に近寄れないようだ。

SONY Cyber-shot RX10吹奏楽のb Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 16mm ISO100 ) 露出補正 なし
013_230225105 X900 〇保土谷公園 梅園 白加賀 RX10M4.jpg 13.白加賀
白加賀は、江戸時代から関東地方中心に栽培されている品種だそうだ。 花は白の一重の大輪で、見栄えも良い。実は大粒で皮が厚く果肉がしっかりしていて、梅酒・梅干しどちらにも向く実梅である。


SONY Cyber-shot RX10吹奏楽のb Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 213mm ISO100 ) 露出補正 なし
014_230225116 X900 〇保土谷公園 梅園 大輪緑萼 RX10M4.jpg 14.大輪緑萼
緑萼と名の付く品種はいくつかあるようだ。本種は枝を切断した時に中が緑色をしている所謂「青軸性」種の中で、一般に茶褐色である萼片は本種では緑色のため、開花時に清楚な感を受ける品種である。加えて本種は大輪種でもあり、花材などにも多く用いられる品種であるそうだ。


SONY Cyber-shot RX10吹奏楽のb Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 27mm ISO100 ) 露出補正 なし
015_230225119 X900 〇保土谷公園 梅園 緑萼春日野 RX10M4.jpg 15.緑萼春日野
緑の萼は、劣性遺伝するのだそうだが、緑萼春日野は、春日野の枝変わりなのだそうだ。全部緑になるのは僅かという。花には紅が入らない。萼が反転しているのは、春日野譲りだそうだ。

SONY Cyber-shot RX10吹奏楽のb Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 36mm ISO100 ) 露出補正 なし
016_230225122 X900 ◎保土谷公園 梅園 緑萼 RX10M4.jpg 16.緑萼
この木には「緑萼」という名札が下がっていた。萼や枝が常に緑色の「青軸性」で、花も青白い品種だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10吹奏楽のb Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 36mm ISO100 ) 露出補正 なし
017_230225134 X900 ◎保土谷公園 梅園 思いのまま RX10M4.jpg 17.思いのまま
2月10日に来たときは、思いのままも咲き始めてはいたが、その特徴がでた株は少なかった。思いのままでは同じ枝から紅い花を咲かせる小枝と白い花を咲かせる小枝が分かれていることもあるが、この花のように一輪の花に紅白が入るのもある。この日は梅の花に来るメジロを撮ることができなかったが、梅が咲いている間に、日を改めて来よう。

SONY Cyber-shot RX10吹奏楽のb Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 186mm ISO100 ) 露出補正 100
018_230225160 X900 〇杉山神社 冬桜 RX10M4.jpg 18.フユザクラ
秋にはキバナコスモスが咲き、ツマグロヒョウモンや、ヒメアカタテハの写真を撮りに行く明神台公園の入り口のそばに、杉山神社の通用門があり、そこに高さ2mに満たない小さな木だったが可憐なフユザクラが咲いていた。フユザクラとはコバザクラ、コブクザクラ、ジュウガツザクラ、シキザクラなど冬に咲く桜の総称だそうだが、そのどれなのかはわからなかった。

SONY Cyber-shot RX10吹奏楽のb Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 100
019_230225163 X900 〇 法性寺 サトザクラ RX10M4.jpg 19.早咲きの桜 彼岸桜?
まだソメイヨシノが開花する前の3月早々に、相鉄線を海老名方面行に乗ると、星川駅を出てすぐの左側の車窓にこの桜が見える。彼岸桜はエドヒガンとマメザクラの交雑種と考えられている。葉の出かたが河津桜とも違う。河津桜は日本固有種のオオシマザクラ とカンヒザクラ の自然交雑から生まれたという。緋紅色の花を半開した鐘状に下向きにつける寒緋桜(かんひざくら)と言うのもあるが、それとは違う。

SONY Cyber-shot RX10吹奏楽のb Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 100
020_230225165  X900 法性寺 RX10M4.jpg 20.法性寺の門の梅
法性寺の門柱の両側の白梅が咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10吹奏楽のb Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 28mm ISO125 ) 露出補正 100
021_230225175 X900 〇法性寺 RX10M4.jpg 21.法性寺山門と紅梅
鐘楼の先、本堂の右手に山門があり、山門の先は石段になっていて星川駅の方へ下りる。紅梅が見ごろだった。

SONY Cyber-shot RX10吹奏楽のb Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 24mm ISO100 ) 露出補正 100

2017年4月26日

神奈川県立三ッ池公園の桜 4月2日

開花が遅かった今年の桜もようやく咲き始めたようだ。
 近くでまだ行ったことのない花見ができる良いところはないかと、調べてみた結果、鶴見の近くにある神奈川県立三ッ池公園へ行ってみることにした。車で三ツ沢から新横浜駅経由で1本道だ。今日は花見シーズンの日曜日、駐車場がいっぱいになるだろうと、8時半に家を出た。9時ごろに公園北口駐車場に到着し、ゆうゆう駐車できた。公共の駐車場だが、繁忙期ということで料金は830円と高い。
 三ッ池公園にはその名の通り3っの池がある。公園の北口から入ると、まず、下の池があって、池を巡る散策路を進むと次は中の池だ。下の池と中の池の間にある堤には、早咲きの桜が咲いていた。桜の開花というとソメイヨシノの開花のことを指すことが多いが、例えば、河津桜のような早咲きの桜はその前に開花する。ここ三ッ池公園は日本の「さくら名所100選」に選ばれている。2月中旬に開花する寒桜を皮切りに、78品種およそ1600本のさくらが少しずつ時期をずらして花を咲かせるという。
  中の池の奥には、江戸彼岸桜が枝を広げて花を咲かせ、池にはキンクロハジロが浮かんでいる。そのまま南へ歩くと、上の池だ。広場には青いビニールシートが広げられ、町内会などの花見の準備がされていた。先行隊の人たちが何人か来て、場所の確保に懸命だ。
 ソメイヨシノはまだ三分咲程度だったが、ほかの品種の桜の花が楽しませてくれた。 11時ごろには公園を後にした。帰路、先日、河口湖から小田原へ行ったとき帰りに寄ろうとした店とは違うが、回転ずし「スシロー」に寄ってみた。20分待ちで着席できた。

1.県立三ッ池公園 北口
北口駐車場に車を止めて、左手に野球場やテニスコートを見ながら、公園内に入る。午前9時過ぎ、まだ人の数は少ない。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f9​​​ 1/​320​秒 26mm ISO2​00​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
2.公園案内図
いつものように案内図の写真を撮っておいた。wikipediaによれば、園内にある3つの池は江戸時代の1787年(天明7年)に、農業用水のため池として浚渫・整備された。その後、1941年(昭和16年)には都市計画緑地(防災大緑地)に指定され1950年(昭和25年)から失業対策として周辺の公園整備に着手した。1954年(昭和29年)に県立公園に指定され、1957年(昭和32年)には神奈川県立の都市公園に指定された。そして、2005年(平成17年)には全面改良工事が行われている。園内には78品種およそ1600本の桜が植えられており、日本さくら名所100選の一つに選定されている。ソメイヨシノが7割を占め、春には花見客で賑わう。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影(​ ​f10​​​ 1/​400​秒 31mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
3.上の池 横浜緋桜
上の池に出た。池の淵に濃い紅色の桜が咲いている。見ると横浜緋桜という札が架かっていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6​​​ 1/​500​秒 82mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
4.ヨコハマヒザクラ 横浜緋桜​​
横浜緋桜は今が満開だった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.3​​​ 1/​1000​秒 230mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
5.ソメイヨシノ 染井吉野
染井吉野はまだ3部咲きというところか。枝払いをされたところからひこばえが出て、花が咲いている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6​​​ 1/​320秒 120mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
6.中の池 エドヒガンザクラ 江戸彼岸桜
中の池に来た。右手は小高い丘になっている。ブルーシートを敷いて、お花見会の準備をしているグループもある。中の池の奥にいくと、新緑の柳とのコントラストも鮮やかに五分咲きの江戸彼岸桜があった。 

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.3​​​ 1/​640秒 62mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
7.キンクロハジロ
星川を流れる帷子川のキンクロハジロはすでに姿を消しているが、中の池には多くのキンクロハジロが浮かんでいた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影(​ ​f8​​​ 1/​250秒 40mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
8.江戸彼岸桜とキンクロハジロ​​
その江戸彼岸桜とキンクロハジロを撮った。まず、桜にピントを合わせる。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f6​​ 1/​500秒 175mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
9.キンクロハジロと江戸彼岸桜​​​​
こんどはキンクロハジロたちにフォーカスする。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f6 1/​400秒 175mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
10.オオカンザクラ 大寒桜
染井吉野より1週間ほど早く咲く。花は一重咲き、淡紅色だ。もう、葉が多く出てきていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/​400秒 120mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
11.オオシマザクラ 大島桜
中の池の南の方へ回り込む。背の高いまだあまり咲いていない桜の木にはオオシマザクラという札があった。オオシマザクラの樹高は15mに達するという。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f7.1 1/​800秒 56mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
12.オオシマザクラの花
まだ、咲ききっていない。オオシマザクラは、多くの園芸品種を生み出したサクラでもあり、ソメイヨシノの片親だそうだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.3 1/​500秒 300mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
13.紅梅
深紅の花をつけた梅の木があった。水戸で見た「江南所無」という品種に似ているが定かではない。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f7.2 1/​250秒 44mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
14.紅梅の花と蕾
13.の写真と同じ紅梅の花と蕾。ふと、梅と桜の見分け方のポイントはどこだろうと思った。まず、花びらの形だそうだ。桜の花は花びらの先が割れている。ただし、例外もあるらしい。梅の花びらの先は丸い。一方、桃の花びらの先はとがっているという。次に桜の花柄は長いので、枝からこぼれるように咲いているものは桜で、枝にくっついているものは梅か桃だそうだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影(​ ​f6 1/​320秒 130mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
15.町内会お花見の準備
9時50分である。まだ、桜の花の下で宴会が始める時間には早い。町内会ののぼりを立てて、花見の準備がされていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f9 1/​320秒 31mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
16.菜の花
背景をぼかして菜の花を撮った。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f8 1/​1000秒 102mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
17.柳の新緑と江戸彼岸桜​​
少し小高くなったところに上り、再び中の池の江戸彼岸桜を撮った。柳の新緑との対比が印象的だ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f6 1/​640秒 145mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
18.横浜緋桜の咲く堤​​​​
一旦、先ほど通ってきた上の池と中の池の間にある堤へ戻る。横浜緋桜が咲き並んでいた。写真を撮っている人が多い。中の池の水面に映る。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/​500秒 56mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
19.横浜緋桜と中の池
横浜緋桜はカンヒザクラに類する品種。大輪の花は鮮やかなピンクで枝からこぼれんばかりに重なり合って咲く、豪華な桜だ。名前に横浜とついたこの桜に愛着がわいてくる。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f11 1/​500秒 52mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
20.横浜緋桜 まだ新しい品種​​
横浜緋桜は、昭和47年頃に、寒緋桜(カンヒザクラ)の花粉を、兼六園熊谷(ケンロクエンクマガイ)に交配して作りだしたものだそうだ。作者は、横浜市港北区高田町在住の白井勲さんとのこと。白井さんが長年にわたって植物の品種交配を研究されている中で生み出した傑作の1つがこの花だと言われている。「横浜緋桜(ヨコハマヒザクラ)」という名称で農林水産省に観賞樹として品種登録されたのは、1985年1月23日だそうでまだ新しい品種だ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影(​ ​f6.3 1/​1250秒 240mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
21.まだ花が少ないソメイヨシノ
​​ 横浜緋桜が咲く上の池と中の池の間の堤を歩き、こんどは中の池に添って南へ下る。ソメイヨシノがあったが、まだ花は少なかった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影(​ ​f6.3 1/​1250秒 240mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
22.上の池
​​ 中の池との堤を過ぎると上の池がある。上の池の一番奥の桜がいっぱい花をつけていた。左側は越の彼岸という品種。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影 (​ ​f7.1 1/​800秒 66mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
23.越の彼岸の木​​
​​ その越の彼岸の木は大きな木だった。今が満開である。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
​​ プログラムオートで撮影 (​ ​f10 1/​400秒 31mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
24.コシノヒガン 越の彼岸​​​​
​​ 越の彼岸は、江戸彼岸系の雑種でエドヒガンとキンキマメザクラの交雑種と言われる。富山県南砺市に自生地があるそうだ。染井吉野の様に葉に先立って花が咲き、花着きもよい美しい桜と言われる。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
​​​​ プログラムオートで撮影(​ ​f6.3 1/​1000秒 300mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
25.オオシマザクラ 大島桜
​​​​ 大島桜は高さ15mに達する落葉高木である。葉の成長とともに茎の先端から数個の花をつける。ソメイヨシノの寿命は60年くらいと言われるが、wikipediaによると、伊豆大島北東部の泉津地区の山中にある本種の株は、樹齢は推定800年であり、幹の周囲は7mに達するという。その主幹は高さ2mほどの部分を残して枯死しているが、数本の子株が立ち上がり、樹木を維持している。 1935年12月24日、天然記念物指定。また1952年3月29日に、特別天然記念物に指定されているということだった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​ プログラムオートで撮影(​ ​f6.3 1/​1000秒 300mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
26.フィギュアとともに
​​​​ 上の池の一番奥、越の彼岸と横浜緋桜が咲くところに来ると、持参したフィギュアをセットして、桜を背景に撮影しているカメラマンがおられた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​ プログラムオートで撮影 (​ ​f6.3 1/​640秒 98mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
27.新緑のカエデと花
この木はイロハモミジと思う。新緑と赤い小さな花が鮮やかだった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​ プログラムオートで撮影 (​ ​f6.3 1/​500秒 300mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
28.キンクロハジロとカルガモ
​​ 上の池にもキンクロハジロたちがいた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影 (​ ​f9 1/​320秒 52mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
29.キンクロハジロと桜
​​ 池の水面を泳ぐキンクロハジロたちは、そろそろユーラシア大陸北部へ旅立つと思う。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影 (​ ​f6.3 1/​640秒 78mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
30.ソメイヨシノの開花標準木
​​ 下の池に戻ってきた。池の端にソメイヨシノ開花標準木と書かれた札が立てられた古木があった。三分咲というところか。3月25日にこの標準木をもって開花宣言されたのだが、寒さが戻って咲き進んでいない。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影 (​ ​f7.1 1/​250秒 18mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
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31.オカメ
​​ 駐車場へ戻る途中、あまり聞いたことない名前がついた桜があった。落葉小低木で桜の園芸品種だそうだ。イギリスの桜研究家がカンヒザクラとマメザクラを交配して作り出したという。オカメの名前は古くから存在する日本の面(仮面)にちなんだ。早咲きで花期は2月下旬から3月上旬ごろとされ、そろそろ花は終わりである。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影(​ ​f6.3 1/​1600秒 300mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
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2017年4月 9日

水戸偕楽園と弘道館(2) 好文亭 3月14日

不十分ながら東西梅林の散策を終え、好文亭に来た。好文亭は、水戸藩の第9代藩主 徳川斉昭により、偕楽園内に詩歌の会や茶会などを催すために建てられたそうだ。1945年の水戸空襲により焼失したが,1955年から3年かけて復元されている。「好文亭」という名前は、中国の故事 「文を好めば則ち梅開き、学を廃すれば則ち梅開かず」により、梅の異名を「好文木」(こうぶんぼく)といったことから、命名されたという。さらにwikipediaによれば、 「​​好文亭は、徳川斉昭自身により1840年(天保11年)4月に設計された水戸偕楽園内の施設。設計は二度の改定をうけ、当初平屋建ての構造だったものから木造二層三階建てに拡張されている。完成後、偕楽園内での居所、休憩所・敬老会・宴会など各種催しに利用された。偕楽園開園後も少しずつ手が加えられ、水戸城下柵町の中御殿の建物を移築増築し規模を拡大した他、1869年(明治2年)には奥御殿の一部を増築している。1873年(明治6年)12月に太政官布告により、庭園及び建物は常磐公園とされたが、その際には管理上の都合で一部縮小された。その後、大正元年に東宮行啓の際に、当初はなかった玄関が設置された。1945年(昭和20年)の水戸空襲で大部分が消失したが、1955年(昭和30年)から当初、創建時の状態を出来るだけ復元する方向で再建工事が開始され1958年(昭和33年)に完成した。藩主の居所としてではなく庶民とともに利用することを目的とした広い濡縁の間、飲食の類を三階まで運搬するために木製滑車を利用した昇降機の設置、物見引き手と称する建具連動式障子、色紙・短冊・懐紙を用いた板戸、漢詩作詞用に辞書としての韻字を書いた板戸など工夫をこらした建物であり、玄関がないことなどを含め徳川斉昭の進取の気質が見てとれる。」​と記述されている。
 好文亭の名は梅の別名公文木に由来し、2層3階建ての好文亭本体と平屋建ての奥御殿から成る。

19.好文亭中門
孟宗竹林を見たところを左に折れて、好文亭の中門に出た。孟宗竹林、大杉森という杉木立、クマザサが茂る幽遠閑寂な「陰の世界」を過ぎると、好文亭中門が見えた。ここを右に入ると好文亭がある。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4 1/​250​秒 31mm ISO2800​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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20.好文亭入口​​
この写真の右側に受付があった。入館料は大人200円だが、年齢を告げると無料とのこと。今日は料金を払ってもらえる入館者は少ないのではないか。写真の門の先右側に薄紅色のたくさんの花を付けた梅が見て取れる。「御所紅」という梅であろう。 ​​​

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.8 1/​250​秒 48mm ISO400​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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21.「御所紅」​​​​
八重咲きの中輪(花径20mmから25mm)である。花期は中咲きと言われる2月下旬から3月上旬である。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​250​秒 48mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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22.「寒緋桜」
先日小田原城でも見た。深紅の房のような花が下を向いて咲く。旧暦の元旦に咲くのでガンジツザクラとも呼ばれているそうだ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​250​秒 220mm ISO1250​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
23.「白滝枝垂」
好文亭の料金所を通過してすぐの左側に咲く「白滝枝垂」。「白滝枝垂」も中咲きである。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.8 1/​250​秒 24mm ISO250​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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24.「高砂枝垂」と好文亭3階部分
中咲きの「高砂枝垂」が好文亭の2層3階部分を背景に咲いていた。好文亭の建物屋根には三つ葉葵の鬼瓦が見える。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5 1/​250​秒 66mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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25.好文亭入口
靴を脱いで好文亭に上がる。入口の前は廊下になっていた。この廊下には進まず、左回りに平屋部分を巡る。私はこのD5000では、最低シャッタースピードを1/250秒にし、ISO感度は200~3200のオートでISO3200でも露出が足りない場合は、シャッタースピードが遅くなるようなプログラムオートに設定してある。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​80​秒 18mm ISO3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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26.廊下から
廊下を歩きながら外が眺められた。「菊の間」のあたりから見えているのは、「松の間」と思う。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.2 1/​250秒 38mm ISO360​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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27.「菊の間」​​
入口から入って最初に見る部屋が「菊の間」だった。「菊の間」と次の「桃の間」は総板敷で厨として使用されたいう。襖絵は田中青坪画伯筆とあった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.2 1/​50秒 38mm ISO3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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28.「桃の間」
「菊の間」と同じく襖絵は田中青坪画伯筆である。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​80秒 22mm ISO3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
29.「つつじの間」
この「つつじの間」およびこれに連なる「桜の間」「萩の間」は藩主婦人来亭の際など、お付きの婦人たちの詰所、休息室として使用されだそうだ。これも田中青坪画伯の筆である。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.5 1/​40秒 46mm ISO3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
30.「柳川枝垂」が咲く庭
「桜の間」「萩の間」からは東側の庭が眺められる。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​250秒 38mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
31.「萩の間」​​
前述したとおり、「萩の間」も「つつじの間」「桜の間」と同じく、藩主婦人来亭の際など、お付きの婦人たちの詰所、休息室として使用された。襖絵の作者の名はなかったが、これも田中青坪画伯の筆のようだ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.8 1/​80秒 26mm ISO3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
32.「楽寿楼」からの眺め​​​​
「紅葉の間」「松の間」「竹の間」「梅の間」と見て、平屋部分(奥御殿)を一回りし終え、入口から見た廊下の右側にある太鼓廊下を渡り、2層3階の好文亭本体へ。「華燈口」から階段を上がって2階、3階へ上がる。2階は「武者控」というほんの小さな部屋しかない。幅の狭い階段で体を横にし、足を横向きにしないと足の裏半分が外れてしまい、うまく上がれない。これは3階の「楽寿楼」というところから見晴広場と千波湖の眺めだ。「楽寿楼」では茶や酒を楽しんだのであろう、階段脇に配膳室がある。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​250秒 18mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
33.「楽寿楼」
3階の「楽寿楼」は3室ある。南に面したこの8畳が正室で、烈公(徳川斉昭)が出座されたところ。ここの勾欄(廻り縁)から、東、南、西の眺めに趣がある。西側の丸窓は富士見窓といい、烈公が作った陣太鼓の余材が用いられたという。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​250秒 22mm ISO800​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
34.好文亭の梅
好文亭に植えられている梅は枝垂系が多いように思う。枝垂系の花はまだまだ咲き残っている。もう一度梅を眺めながら、好文亭を後にした。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5 1/​250秒 60mm ISO320​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
35.吐玉泉
バスへ戻らなくてはいけない時間まで、あと、20分くらいしか残っていなかったが、中門を出て、もう一度孟宗竹林の方へ戻り、少し下って「吐玉泉」を見に行った。この辺りは昔から湧き水の多いところで、徳川斉昭は偕楽園造成にあたり、地形の高低差を利用して集水し、造園上の景観を考慮した白色の井筒を据えた湧水泉を設けた。井筒は茨城県常陸太田市真弓山から採掘した大理石(寒水石)だそうだ。水戸藩領の特産物であった寒水石は、白く硬い大理石の間に柔らかい黒い部分が縞模様になっており、水の浸食により縞の部分が溝になり時の経過とともに変化していく。ある時期になれば取り替えられ、現在のものは4代目とされている。夏なお冷たく、玉のような澄んだ水をたゆまなく吐くので吐玉泉と名づけられたという。その湧き水は茶室「何陋庵(かろうあん)」の茶の湯に用いられた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​250秒 18mm ISO800​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
36.「柳川枝垂」 -1
東門の方へ戻る。枝の張る形が良く、薄紅色の花のきれいな梅の木があったので走り寄って撮った。「水戸の六名木」のひとつ、「柳川枝垂」だ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5 1/​250秒 24mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
37.「柳川枝垂」 -2​​
「柳川枝垂」の花は淡い桃色の一重咲きの中輪(花径220mm~25mm)である。若干見えている蕾は濃い紅色の萼に包まれているが、開花すると萼は反り返り淡い桃色の花弁が現れるという。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​250秒 24mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
38.梅まつり 「梅大使」
今年は2月18日から3月31日まで梅まつりが開催されている。向こうから、その「梅大使」のお嬢さんが2人歩いてきた。「写真撮らせてください」と声を掛けた。「梅大使」は10人いるようだ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​250秒 35mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
39.売店​​
東門を出ると模擬店が出ていた。先日、富士山本宮浅間神社前で賞味してきた富士宮やきそばもある。けむりとにおいが食欲をそそる。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5 1/​250秒 62mm ISO280​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
40.JR臨時駅
模擬店の脇を通って常盤神社の境内に出た。お参りをして、参道になっている階段を下りる。バスの駐車場の通りを挟んで向かい側にJR偕楽園駅があった。この駅は偕楽園の梅まつりの時期に合わせて営業する臨時駅である。下り列車のみ停車し、営業時間中(当該期間の土曜・休日の9時10分頃 - 15時30分頃)は特急「ひたち」「ときわ」も停車するほか、水戸駅方面に直通する水戸線の列車も停車するそだ。同駅改札口付近にて「水戸の梅大使」の出迎えがあるという。この日は火曜日で停車する列車はない。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f9 1/​320秒 26mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。


2017年3月27日

河口湖へ1泊2日のドライブ旅行(5・終) 小田原城 3月4日

小田原城へは、昨年2月に国府津の曽我梅林へ行った帰りに寄った。その時は、平成大改修の工事中で、天守閣には覆いが掛けられていた。
 江戸時代に作られた模型や引図を基に、昭和35年(1960年)に鉄筋コンクリート造りで復興された天守閣は、三重四階の天守に付櫓、渡櫓を付した姿だが、最上階の高覧付きの廻廊はこの復興の時に新たに付けられた。現在、内部は5階だ。そして、2015年(平成27年)7月から2016年(平成28年)3月まで耐震工事及び屋根瓦や壁の修復が行われ、天守内へ入館ができなくなっていたが、2016年(平成28年)の5月にこの平成大改修工事が終了し再公開されたのだ。
 入館料は大人が500円で、小中学生が200円である。この日は土曜日だったので親子連れの入館者が多く、展示物をゆっくり見ることはできなかった。昨年のNHK大河ドラマ「真田丸」で人気が出たのだろう。
 小田原城を見終えて午後3時半になった。小田原で夕食にするには早すぎるので、横浜に戻ることにする。途中、渋滞もあり、西湘バイパスを抜けて横浜に入るころは5時半になっていた。何処にしようか決めかねていたが、結局、新横浜の近くの、今話題の「スシロー」へ行くことにした。到着すると、駐車場は空いていたものの、先に記したように約2時間待ちとのことで、あきらめざるを得なかった。
 友人ご夫妻に我が家まで送っていただき、サンドウィッチ・パーティとなった。何回も行っている富士五湖周辺だが、今回も新しい発見があった。

64.御茶壷橋
小田原城址公園の南入口の近くの駐車場に車を停めた。南入口を入り御茶壷橋を渡って常盤木門へ歩く。この橋は江戸幕府の将軍家に献上する茶壷を保管する倉庫があったことから、この名前が付いたという。橋の下に黒い大きな鯉が群れる。ちょっと不気味だ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f8 1/​250​秒 24mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
65.メジロ​​
常盤木門の石段の手前に梅の花が咲いていた。メジロが来ている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6 1/​1000​秒 135mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
66.ヒカンザクラ(緋寒桜)​​​​
常盤木門に上がるには本丸東堀跡にかかる赤い常盤木橋を渡るが、そこにヒカンザクラが咲いていた。ヒカンザクラはカンヒザクラ(寒緋桜)ともいう。しかし、彼岸桜(エドヒガン)とは違う種である。ややこしい。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​2000​秒 300mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
67.常盤木門の櫓と梅の花​​​​​​
常盤木門は小田原城本丸の正門にあたるが最も大きく堅牢に造られている。昭和46年に再建されているが、その櫓を背景に梅の花が咲いていた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5 1/​250​秒 66mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
68.小田原城天守閣全景​​​​​​​​
昨年の3月1日にここへ来たときは、工事中で覆いが掛けられていた。今回は少し西に傾き始めた陽の光を浴びたその全景が見られた。​​

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f​9​​​ 1/​320​秒 ​28mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
69.天守の廻廊
最上階の高覧付きの廻廊にたくさんの人が登っているのが見えた。500円お支払いして、城の中に入ってみることにした。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f​6​​​ 1/​1000​秒 ​135mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
70.天守閣の東面
天守閣の東面を見ながら天守閣の入り口へ進む。天守台の石垣は立派である。この石垣も関東大震災で崩れていたところを天守復興に合わせ積み直したというが、見えるところだけを集中的に直したらしいので、実は奥には崩れたままの姿が残っていると聞く。天守台の裏側の土塁部分には崩れた石が埋まったままだそうだ。見てくればよかった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f​7.1​​​ 1/​250秒 ​18mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
71.天守閣の南面
南面に石垣で造られた堤(石段)を登ったところに天守閣への入り口がある。そこが1階になっていて入場券販売所もある。現在の小田原城天守は昭和35年(1960年)に市制20周年の記念事業として造られた。宝永3年(1706年)年に造られた天守をモデルに東京工業大学藤岡道夫工学博士が設計、本来無かった高覧付廻縁が追加された為復興天守と呼ばれるそうだ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f​11 1/​500秒 ​26mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
72.天守閣内部
中に入る。内部はお決まりの歴史博物館になっていて、復興の元になった天守模型(江戸時代製)や鎧、兜などが展示されていた。人が多く、また、時間もかけられないので、詳しくは見ていけなかった。受付で写真撮影の可否を聞いたところ、撮影禁止と表示されたところ以外はOKだった。小田原城の天守閣の高さは27.2mで第7位だそうだ。第1位は大阪城天守の41.5mだった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f​3.5 1/​125秒 ​18mm ISO3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
73.天守から西の眺め 箱根方面​​
5階にある展望デッキへ登った。廻廊になっている。廻廊に出るとまず正面には箱根方面の眺めがあった。左手に駒ヶ岳、神山、冠ヶ岳、右の方に明星ヶ岳、明神ヶ岳が見える。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f​11 1/​500秒 ​48mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
74.天守から南の眺め 真鶴半島、伊豆半島
順路に従い左回りに廻廊を進む。真鶴半島が突き出していて、その右側に伊豆半島が眺められた。東側は小田原市街である。小田原市では平成18年に天守閣の高さを基準とした高さ規制を行い、天守閣の高さを超える建物の建築を制限し、長い時間をかけて育まれてきた歴史景観を次代に受け継いでいこうとしている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f​9 1/​320秒 ​24mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
75.天守から北の眺め 小田原駅、丹沢​​
眼下に小田原駅が見え、奥に丹沢の山々が連なる。写真の小田原駅の上に見えるのが大山で、主峰の塔ノ岳が画面左端だ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f​11 1/​500秒 ​46mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
76.天守とヒカンザクラ​​​​
約30分天守閣の内を見学して、廻廊からの眺めを満喫して、下りてきた。上がってきた堤(石段)から振り返ると、天守を背景にヒカンザクラが咲いていた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f​9 1/​1250秒 ​102mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
77.梅
常盤木門を降りたところに何本かの梅の木があり、ちょうど見ごろになっていた。花の狭間から銅門とその櫓が見える。銅門は平成7年に復元されている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f​9 1/​320秒 ​31mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
78.梅の花を啄むメジロ -1​​
その梅には何羽かのメジロが来ていた。300mmあると何とか撮れる。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f​6.3 1/​1250秒 ​300mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
79.梅の花を啄むメジロ -2​​​​
隣の枝を見ると、次は何処に移ろうかと構えているたメジロがいた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f​6.3 1/​800秒 ​300mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
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なお、ドライブ地図と地点毎の写真は、 河口湖へ1泊2日のドライブ に掲載しました。


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2016年2月29日

茨城県桜川市へ行く(2) 雨引観音 2月10日

正午過ぎに真壁ひなまつりの駐車場を出発し、近くにある雨引(あまびき)観音へ向かった。真壁からは北東の方向になる。20分足らずで雨引観音の駐車場に着いた。駐車場に止まっている車は少なくそれほど参拝者は多くないようだ。
 雨引観音は雨引山楽法寺という。真言宗豊山派で、本尊は観音菩薩。坂東三十三箇所 第24番、関東八十八箇所 特別霊場になっているそうだ。この日は拝観できなかったが、八臂(8本の手)を有する木造観世音菩薩立像= 寺伝延命観音は平安時代前期の制作とされ、国の重要文化財に指定されている。
 山門から仁王門へ上がる石の緩い階段=磴道、仁王門、本堂、多宝塔はそれぞれ趣があった。何よりも驚かされたのは多宝塔の前で孔雀(インドクジャク)が2羽、しかも羽を拡げて、落ち着いた様子で歩いていたことだった。囲いは何もない。
  放し飼いにされている孔雀や尾長の写真を撮ったりして雨引観音の境内で30分ほど過ごし、帰路についた。北関東道、常磐道を順調に走り、夕方5時前に自宅にたどり着いた。満足のいく1日だった。

28.雨引観音山門
この山門は真壁城の城門が移築されたもののようだ。参拝した雨引観音の仁王門や本堂とはちょっと異質な感じがする。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F​5.6​ 1/250秒 ​29​mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
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​29.​山門、磴道​、仁王門
山門から上を見ると​磴道​(とうどう)と呼ばれる石の階段があり、その向こうに仁王門が見えた。雨引観音のHPによれば、​磴道​は文政4年(1821​)​より1年2ヶ月の歳月を費して完成した大石段で、145段あ​るという​。この石段は俗に厄除けの石段といい、一段一段登るごとに「南無観世音菩薩」と称号を唱えて登れば、145段を登りつめた時、厄が落ちるといわれ​ているそうだ​。​あとで知ったことなので、厄を落とすことはできなかったが・・・。​石段の両側には10種3000株のアジサイが植えられており、梅雨時には新緑に映えて咲き乱れ、参詣する人々を迎え​てくれるという。​

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/250秒 34mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段 ​
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30.​修善寺寒桜 -1
磴道​を上がっていくと右側に鐘楼があり、その前に桜が咲いていた。傍に立てられた札には「修善寺寒桜​」と書かれていた。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F​4.5​ 1/​360​秒 ​70​mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段 ​
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31.​修善寺寒桜 -​2​
​この桜は​寒緋桜と大島桜の雑種と推定され​ている。​5分咲きだ。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F​5​ 1/​400​秒 ​70​mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
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32.鐘楼堂
雨引観音​の​HPによれば、この建物は、建長6年​(​1254​)​宗尊親王の御願によって建立し、その後天和2年​(​1682​)​当山第14世堯長が再建したが、又大破したため文政13年​(​1830​)7第24世元盛が再度建立したものだそうだ。昭和50年瓦葺きに葺き替えられたが、他は文政年中建設のままという。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/250秒 40mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
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33.仁王門
​磴道​を上がりきると、朱色の塗も鮮やかな仁王門がある。​仁王門は建長6年​(​1254​)​宗尊親王の建立した門で、鎌倉時代の仏師康慶の彫刻した仁王尊を祠ってい​る​。 仁王尊は二​体​であり、一体は阿の字​、もう​一体は吽の字を示現すといい、力感溢れる 名彫刻​とのこと​。門の周囲の彫刻は、宝永​(​1704​)​年中無関堂円哲が彫刻したもので、豪壮華麗の彫刻は日光のそれと対比され​るという​。現在の建物​である​重層入母屋造りは江戸時代に作られたものだそうだ。天和2年​(​1628​)​14世堯長が再建したものであり、茨城県指定文化財​だそうだ​。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/250秒 ​21​mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
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34.​仁王門の扁額
扁額は「雨引山」と書かれている。雨引山(あまびきさん)は、茨城県桜川市にある標高409.3mの山である。北から御嶽山、雨引山、燕山、加波山、丸山、足尾山、きのこ山、弁天山、筑波山の順に連なる筑波連山北部の山の一つであり、雨引山の中腹に雨引観音がある。雨引観音=雨引山楽法寺の山号だ。山号寺名は旱魃時の雨乞いに霊験があったとして嵯峨天皇から勅命により賜ったとされる。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F3.8 1/250秒 ​40​mm ISO450 ) 露出補正 -0.7段
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35.仁王門から見る山門
仁王門を入り振り返る。上がってきた石段=磴道と山門が見える。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F5 1/250秒 ​38mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
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36.本堂
仁王門の上に本堂があった。まずこの寺院は、寺伝によれば587年(用明天皇2年)に、中国(梁)出身の法輪独守居士によって開山されたといわれる。本堂の前に建てられている「雨引山楽法寺略縁起」には、当山の開創は​用明天皇2年(587年)にして、本尊は延命観世音菩薩と申し、安産、子育、厄払の霊験あらたかな尊像である。天平年中(730年)聖武天皇、並びに光明皇后の御願によって安産を祈願し勅願寺となる。嵯峨天皇の弘仁12年(821年)勅命をこうむって雨を祈り、その効験によって雨引山の山号を賜る。建長6年(1254年)御嵯峨天皇の皇子、宗尊親王は三重塔、仁王門、鐘楼堂、客殿、不動堂を建立し、寺観整然とし、面目ここに一新す。慶長9年(1604)江戸幕府の祈願寺として250石の封を得、10万石の格式に叙せられ、末寺43ケ寺を統して幕末に及ぶ。然かして御供所楼下の大石垣はこの格式を象徴するものである。と記されていた。その後平成10年秋に、屋根瓦葺き替え及び塗り替えが行われた。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F4 1/250秒 ​17mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
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37.孔雀 -1
本堂の見事な彫刻を眺めていたら、その隣の多宝塔の前に孔雀がいるのが目についた。♂の孔雀で羽を広げてくれている。どうやら放し飼いにされているようだ。囲いも何もない。孔雀以外にも尾長鶏もいる。孔雀は2羽いた。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F5 1/400秒 ​70mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
38.孔雀 -2
じっと羽を開いたままで、人が近づいても、とてもおとなしくしている。インドクジャクだ。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/500秒 ​70mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
39.孔雀 -3 後ろから失礼!
はじめて見る後ろ姿もなかなか立派である。孔雀は神経毒に耐性を持つためにサソリ等の毒虫や毒蛇類を好んで食べることから、益鳥として尊ばれる。さらにこのことから転じ、邪気を払う象徴として「孔雀明王」の名で仏教の信仰対象にも取り入れられたそうだ。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/640秒 ​70mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
40.多宝塔と孔雀
多宝塔の前で孔雀はまだ羽を広げている。多宝塔は仁王門や本堂に比べて地味だ。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F8 1/250秒 ​70mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
41.多宝塔
​多宝塔は​天平年中(730)聖武天皇の后、光明皇后の造建したものが始まりである。天和3年(1683)当山​14​世堯長が、三重塔を再建しようとして良材を集めて塔の第二重目まで建設したが、病のため果たせず、​15​世堯宗は先師の遺命を奉じて翌、貞享元年正月、工事を進めて完成させた。ところが不思議にも、本堂が震動して観世音が自然開帳となり、群衆が数十日にわたって集まり、建築の資金が集まったそうだ。さらに嘉永6年(1853)元盛、暢光、両師協力して十万人講を勧進して、三重塔を改め多宝塔としたのが現在の塔だそうだ。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/320秒 ​26mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
42.多宝塔と尾長鶏
孔雀だけではなく尾長鶏もいた。尾長鶏はニワトリの品種の一つだ。なぜ、孔雀や尾長鶏が放し飼いにされるようになったのかとても興味がある。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F​5​ 1/​250​秒 ​17mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
43.本堂と河津桜
本堂の前に河津桜の木が植えられていた。まだわずかしか花が開いていない。​

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F​7.1​ 1/​250​秒 ​50mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
​44.羽を閉じた孔雀とお尻を向けている孔雀
2羽の孔雀たちはしばらく羽を開いていたが、やっとそのうちの1羽は羽を閉じて歩き始めた。逃げようなんて露ほども思っていないようだ。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F5 1/400秒 70mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
45.筑波山
雨引観音​の境内から南を眺めると桜川市の市街地の向こうに裾野を広げた筑波山が見えた。筑波山は東京側から見ると関東平野の独立峰に見えるが、今いる雨引山など北側に山が連なっているのだ。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F​7.1​ 1/​8​00秒 ​62​mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
46.​磴道​と山門
そろそろ駐車場に戻ろうと仁王門を出る。先ほど登ってきた石段の​磴道​とその下に見える山門の佇まいが​良い。磴道​の両側にアジサイが咲くころは素晴らしい風情だろう。午後2時帰路についた。​

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F​6.3​ 1/​250秒 ​56mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。


2011年4月 3日

トラフシジミ 三ツ沢公園 4月2日


 今日も天気が良く暖かくなりそうだ。散歩がてら三ツ沢公園へ行く。散歩がてらと言っても、公園までは結構な登りがあり、息を切らせる。家から歩いて20分ほどで公園の入口になる三ツ沢競技場に着く。最近、相鉄線の「駅から散歩」で紹介されたためか、散歩を楽しまれている高齢者の方々も多い。

 三ツ沢へ行くのはもうひとつ楽しみがあった。国道1号線に沿った横浜市営地下鉄の三ツ沢上町駅入口の傍に、上海出身の中国人のご夫婦が営む「鳳誠閣」という中華料理の店があり、そこの麻婆豆腐とレバニラ炒めがとてもうまい。歩いて、ひと汗かいて、1杯のビールとともに楽しみたいのだ。しかし、残念ながら、店にはシャッターが下りていて、「本日より臨時休業いたします」の張り紙があった。本日というのがいつのことかわからないが、今回の地震で上海に帰ってしまったのだろうか。

横浜緋桜;クリックすると大きな写真になります 1.横浜緋桜
横浜戦没者慰霊塔を通り抜けると広場があって、色の濃い桜が咲いていた。木に「横浜緋桜」という札がかかっている。横浜市環境創造局のホームページを見ると、横浜緋桜の生みの親は港北区高田町の白井勲さんという方だそうで、30数年前から桜の新品種作りに取り組んできているという。昭和47年ごろに早咲き種の寒緋桜(かんひざくら)と山桜(兼六園熊谷「けんろくえんくまがい」という種類)を交配させ,病気に強い性質は山桜、そして鮮やかな紅色を出すために寒緋桜と、それぞれの系統の利点を備えた丈夫で美しい桜を誕生させたとのこと。開花期が早咲き・中間咲き・遅咲きの3タイプがあり、早咲きは3月20日ごろから咲きはじめる。

Canon PowerShot A640 F2.8-4.1 7.3mm-39.2mm 10.0 Mega Pixels
上:プログラムオートで撮影( F4 7.3mm 1/500秒 ISOオート ) 露出補正 なし
中:プログラムオートで撮影( F4.1 29.2mm 1/640秒 ISOオート ) 露出補正 なし
下:プログラムオートで撮影( F4.1 29.2mm 1/800秒 ISOオート ) 露出補正 なし
豊顕寺の入り口;クリックすると大きな写真になります 2.豊顕寺の入り口
横浜緋桜が咲いていた丘から国道1号の方へ石段を下りてくると、門がある。この門をくぐると左側に豊顕寺がある。

Canon PowerShot A640 F2.8-4.1 7.3mm-39.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( F3.5 21.7mm 1/160秒 ISOオート ) 露出補正 なし
桜広場の椿;クリックすると大きな写真になります 3.桜広場の椿
豊顕寺の手前左側に桜広場と名付けられた広場がある。大きな桜の木が200本あるという。まだ花はわずかしか咲いてなく、お花見をする人もいない。その広場の隅に深紅の椿が花を咲かせ、地面に落ちた花にも風情を感じる。柵の向こうは豊顕寺の本堂である。

Canon PowerShot A640 F2.8-4.1 7.3mm-39.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( F4 8.5mm 1/400秒 ISOオート ) 露出補正 -1.0段
豊顕寺本堂;クリックすると大きな写真になります 4.豊顕寺本堂
豊顕寺という寺は、門脇に設置された案内板によれば、三河国多米村(現在の愛知県豊橋市多米町)の郷士多米元興が先祖菩提のために1515年(永正12年)に建立した本顕寺に端を発するという。後に元興は三ツ沢に隠棲し、本顕寺を移し、法照山豊顕寺と名を改めたと示されている。本堂の南側には斜面になった寺林があり、この林は「豊顕寺市民の森」として一般に開放され、市民の憩いの場として親しまれている。

Canon PowerShot A640 F2.8-4.1 7.3mm-39.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( F4 7.3mm 1/250秒 ISOオート ) 露出補正 なし
大イチョウ;クリックすると大きな写真になります 5.大イチョウ
これは横浜市名木古木指定されている大イチョウだ。樹齢は600年というが、幹の太さは鎌倉鶴岡八幡宮の大銀杏に及ばない。

Canon PowerShot A640 F2.8-4.1 7.3mm-39.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( F4 7.3mm 1/60秒 ISOオート ) 露出補正 なし
トラフシジミ春型;クリックすると大きな写真になります 6.トラフシジミ春型
豊顕寺の境内を歩くと、なんとトラフシジミの春型が地面に止まっているではないか。全く予想もしていなかったし、時期的にも早い。ローアングルで撮ろうと近づくと飛び立つ。青紫の翅表も美しく輝く。何回か近寄っては逃げられながら、やっとシャッターを切ることができた。A640のバリアングルモニターが役に立った。

Canon PowerShot A640 F2.8-4.1 7.3mm-39.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( F4 21.7mm 1/250秒 ISOオート ) 露出補正 なし
ソメイヨシノ;クリックすると大きな写真になります 7.ソメイヨシノ
ソメイヨシノは大きな木にいっぱい蕾を膨らませている。4~5日で見ごろが来るのだろうか。

Canon PowerShot A640 F2.8-4.1 7.3mm-39.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( F4 7.3mm 1/640秒 ISOオート ) 露出補正 なし