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2023年10月18日

散歩 帷子川から峰岡公園 2023年9月27日 横浜市保土ヶ谷区星川

暑さ寒さも彼岸までというが、横浜は9月21日を境に気温が下がってきた。だが、この日の最高気温は29.9度と暑さが戻ってきている。
 前日は明神台公園へ行ってみたが、キバナコスモスがきれいに刈られていて、Z18-140mmのレンズでのマクロ的撮影が楽しめなかった.。この日はいつもの散歩コースである帷子川沿いを歩き、帰路、峰岡公園へ寄った。
 散策路も、帷子川に面して林立する集合住宅の整備で、雑草が刈られていたが、刈らずにに残された植え込みに咲く花を撮って歩く。
 帰路に寄り道した峰岡公園は今年はヒャクニチソウが植えられ、センニチコウも例年通り咲いていた。そこは猫の額ほどの狭い花壇だが、近隣自治会のボランティアの方々が、花を咲かせて下さっている。アゲハや、ツマグロヒョウモン、ヤマトシジミなどが集まってきていた。

000_230927131m ◎峰岡公園 アゲハ♀ ヒャクニチソウ Z50 Z18-140.jpg
ヒャクニチソウにきたアゲハ 2023年9月27日 横浜市保土ヶ谷区 峰岡公園

001_230927003 X900 〇帷子川 カポック ハッピー・イエロー Z50 Z18-140.jpg 1.カポック
帷子川の常盤橋のわきに黄色い実を沢山付けた木があった。PictureThis で検索するとハッピー・イエローと出た。ハッピー・イエローはホンコンカポックのことを言うらしい。カポックの別名はシェフレラ(Schefflera arboricola)だそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 73mm ISO180 ) 露出補正 なし
002_230927006 X900 〇帷子川 ハナトラノオ Z50 Z18-140.jpg 2.ハナトラノオ(花虎の尾)
wikipediaによれば、北米東部原産のシソ科の植物。宿根草で日本では園芸植物としてよく見られる。花期は8~9月頃。大変性質が強く、一度植えると放置していても地下茎でよく増え、半野生化することもある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO110 ) 露出補正 なし
003_230927007 X900 帷子川 デュランタ Z50 Z18-140.jpg 3.デュランタ
熱帯性花木だそうだ。原産地は米国フロリダ州からブラジルにかけての熱帯アメリカ。日本では、観賞用としてタイワンレンギョウの名前でも多く出回っている。6-9月に垂れ下がる花茎に径1cmほどの紫色の花を房状につけるが、暖地では通年咲くという。日本では、特に写真のような濃紫色の花びらに白い縁取りが入るタカラヅカが人気品種として多く栽培されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO110 ) 露出補正 なし
004_230927009 X900 〇帷子川 ケイトウ Z50 Z18-140.jpg 4.ケイトウ(鶏頭、鶏冠)
wikipediaによれば、学名 Celosia argentea は燃焼という意味のギリシャ語に由来する。ケイトウの花が燃え盛る炎を彷彿とさせるのが根拠と思われる。ニワトリのトサカに似ていることから「鶏頭」と呼ばれ、花房の先端が平たく帯状や扇状に大きく広がり、よく目立つのが特徴である。花穂の形状の異なる羽毛ケイトウ、久留米ケイトウ、トサカケイトウなどの系統があるそうだ。ヤリゲイトウでは尖っている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 92mm ISO400 ) 露出補正 なし
005_230927010 X900 帷子川 アフリカン・マリーゴールド Z50 Z18-140.jpg 5.マリーゴールド
PictureThis で検索するとアフリカン・マリーゴールドと同定された。アフリカン・マリーゴールドは江戸時代初期に日本に初めて入ってきたマリーゴールドだそうだ。wikipediaによれば、アフリカン・マリーゴールド (Tagetes erecta)は和名をセンジュギク(千寿菊)、サンショウギク(山椒菊)という。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 102mm ISO280 ) 露出補正 なし
006_230927014 X900 帷子川 ハブランサス・ロブスタス Z50 Z18-140.jpg 6.ハブランサス・ロブスタス
ハブランサスとは、中南米におよそ15種が分布する草丈15~20cmの半耐寒性の球根植物で、初夏~秋に花を咲かせる。自生地では雨が降ったときに花を咲かせるので、レインリリーとも呼ばる。ハブランサスの代表的な種が淡いピンクの大輪花が美しく、ピンクレインリリーとも呼ばれるハブランサス・ロブスタスだそうだ。ここでは一輪だけポツンと咲いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO320 ) 露出補正 なし
007_230927019 X900 帷子川 タイワンツクバネウツギ Z50 Z18-140.jpg 7.ハナツクバネウツギ(花衝羽根空木) アベリア
PictureThisではタイワンツクバネウツギと同定された。だが、タイワンツクバネウツギは日本では、奄美大島、沖縄本島、石垣島に分布するのだそうだ。とするとこれは、栽培種のハナゾノツクバネウツギがあろう。ハナツクバネウツギはハナツクバネともいい、ふつう、アベリアと呼ばれ、公園や庭園に植栽され、生け垣などに利用される。花は白色、ときにピンク色を帯び、萼片は2-5個ある。花期は6-11月と長い。交雑種(学名 Abelia×grandiflora)とのこと。(wikipedia参照)

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO110 ) 露出補正 なし
008_230927025 X900 ◎帷子川 チャバネ Z50 Z18-140.jpg 8.ランタナに来たチャバネセセリ
帷子川河畔左岸の道を上流に向かって歩き、柳橋の手前にランタナが植えられているところがある。そこにチャバネセセリと、イチモンジセセリが飛びかっていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/800秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_230927029 X900 〇帷子川 シチヘンゲ Z50 Z18-140.jpg 9.シチヘンゲ(シチヘンゲ)
学名をLantana camara L.という。和名のシチヘンゲ (七変化)は鮮やかな色の花をつけ、その色が次第に変化することに由来する。可愛くきれいな花と思うのだが、中南米や南欧原産の約150種の低木または多年草を含むランタナ属は。熱帯・亜熱帯では広く野生化し、オーストラリアや東南アジアではやっかいな雑草として問題になっているそうだ。世界の侵略的外来種ワースト100に選定されているという。特に熱帯~亜熱帯気候の土地では、よほどきちんと管理してないとそこかしこにこぼれ種で増えてしまい、そうした気候の土地では「植えてはいけない花」と言われることさえある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_230927030 X900 帷子川 マンジュシャゲ Z50 Z18-140.jpg 10.ヒガンバナ(彼岸花)
別名は歌の文句にもある曼珠沙華(マンジュシャゲ)と呼ばれる。だがこの花は、毎年多くの人が訪れる巾着田のように群落になって咲いていないと、何か寂しい。地下の鱗茎(球根)に強い毒性を有する有毒植物だそうだ。日本列島のヒガンバナは種子を作らない、自然の中で生まれた三倍体植物の代表的な種であるそうだ。ググってみると、三倍体とは細胞の染色体の基本数の3倍の染色体数をもつ倍数体をいう。 主として植物に限られ、四倍体の植物と二倍体の植物を交雑することによって得られる。 自然でも三倍体の植物ができる場合があり、ポプラの三倍体は山火事が原因でできたといわれているが、人為的処理で比較的容易に得られる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 140mm ISO140 ) 露出補正 なし
011_230927038t2m2 X900 ◎帷子川 ボラ Z50 Z18-140.jpg 11.ボラ(鰡、鯔、鮱)
柳橋の近くで帷子川を覗き込んでみると、岸の近くで10cmくらいの大きさの黒い魚の群れが泳いでいた。ここにいるコイの幼魚かと思ったが、そうではなさそうだ。一瞬、横原を見せるので、シャッターを切り、拡大してGoogle Lens で検索したら、ボラだった。wikipediaで検索すると「河口や内湾の汽水域に多く生息する。基本的には海水魚であるが、幼魚のうちはしばしば大群を成して淡水域に遡上する。この群れは時に川を埋め尽くすほどになり、水中の酸欠をもたらす場合もある。水の汚染にも強く、都市部の港湾や川にも多く生息する。」と記されていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 140mm ISO500 ) 露出補正 なし
012_230927054 X900 〇峰岡公園 Z50 Z18-140.jpg 12.キバナコスモスに来ていたツマグロヒョウモン♂ -1
正午過ぎに峰岡公園に戻ってきた。公園の手前に咲くキバナコスモスにツマグロヒョウモンが来ていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO140 ) 露出補正 なし
013_230927055 X900 〇峰岡公園 Z50 Z18-140.jpg 13.キバナコスモスに来ていたツマグロヒョウモン♂ -2
傷のないきれいな個体だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO140 ) 露出補正 なし
014_230927057 X900 峰岡公園 サルスベリ Z50 Z18-140.jpg 14.サルスベリ(百日紅、猿滑、紫薇)
ミソハギ科の落葉中高木である。和名サルスベリの語源は、木登りが上手なサルでも、滑り落ちるほど樹皮が滑らかという例えから名付けられている。サルスベリは漢字での名称「百日紅」の名のとおり、初夏から秋までの長い間鮮やかな紅色やピンク、白などの花を咲かせる。この公園に咲くサルスベリの花は今が盛りのようだ。ヤマトシジミや、一昨年にはクロマダラソテツシジミが吸蜜に来ていたセンニチコウ(千日紅)も、この公園の花壇で咲いている。サルスベリの花は高いところに咲くので、細かく見たことがない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 69mm ISO116 ) 露出補正 なし
015_230927058 X900 ◎峰岡公園 Z50 Z18-140.jpg 15.ヒャクニチソウに来たツマグロヒョウモン♂
峰岡公園の花壇にはヒャクニチソウが咲くが、そこへツマグロヒョウモンが良く飛来する。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO125 ) 露出補正 なし
016_230927069 X900 峰岡公園 オオスカシバ ヒャクニチソウ Z50 Z18-140.jpg 16.オオスカシバもヒャクニチソウで吸蜜
スズメガ科に属するガの一種である。蛾らしくない蛾で、昼間、ホバリングをして花の蜜を吸う。幼虫は大きく育ち、食草であるクチナシの葉を食い尽くし丸坊主にしてしまうことがある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO125 ) 露出補正 なし
017_230927071 X900 〇峰岡公園 Z50 Z18-140.jpg 17.センニチコウで吸蜜するヤマトシジミ -1
一群のヒャクニチソウの隣に植えられたセンニチコウではヤマトシジミが吸蜜していた。ヤマトシジミはヒャクニチソウには来ない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
018_230927080 X900 〇峰岡公園 Z50 Z18-140.jpg 18.センニチコウで吸蜜するヤマトシジミ -2
センニチコウは白い花と赤紫色の花があるが、どちらかというと後者の方を好むようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO280 ) 露出補正 なし
019_230927087 X900 ◎峰岡公園 ナス Z50 Z18-140.jpg 19.ナス(茄子)の花
薄紫色で、黄色の雄蕊が目立ち、5弁の花びらで下向きに咲いていた可憐な花があった。何の花かわからずPictureThisで検索するとナスだった。野生のナスもあるようだが、なぜこんなところでナスが生えているのか不思議に思った。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO320 ) 露出補正 なし
020_230927101x X900 ◎峰岡公園 アゲハ ヒャクニチソウ Z50 Z18-140.jpg 20.ヒャクニチソウに来たアゲハ♀ -1
今度はヒャクニチソウの花にアゲハが来た。きれいな個体だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO160 ) 露出補正 なし
021_230927103 X900 ◎峰岡公園 アゲハ ヒャクニチソウ Z50 Z18-140.jpg 21.ヒャクニチソウに来たアゲハ♀ -2
アゲハももっぱらヒャクニチソウの蜜を吸う。センニチコウには行かない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
022_230927116 X900 ◎峰岡公園 アゲハ♀ ヒャクニチソウ Z50 Z18-140.jpg 22.ヒャクニチソウに来たアゲハ♀ -3
花から花へと移り、しばらくここから離れていかない。私の方がお先に失礼した。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO140 ) 露出補正 なし

2019年10月12日

再び明神台公園へ 10月7日

急に涼しくなった。キバナコスモス、フヨウ、ハギが元気なうちにもう一度、明神台公園へ行ってみようと思った。
 この日は Nikon の D750 にSIGAM 150mm macro を付けていった。SIGMA 150mm macro はまだ十分使い方がわかっていない。絞りの設定にもよるのだろうが、被写界深度が極めて浅い。寄って撮る場合、チョウの目にピントを合わせると触覚がボケるといった具合に1mmくらいのところで、ピントがずれる。チョウ全体にピントを合わせようと思うと、翅を閉じた状態では、目と前翅の先端がレンズから平行にしないとならない。ちょっとあつかいが難しいと思った。
 ツマグロヒョウモンは個体数が少なかったが、この日、撮りたいと思っていたウラナミシジミは増えていた。

191007_001.jpg   1.ヒメアカタテハ
この日は、保土ヶ谷公園には立ち寄らずに、まっすぐ明神台公園に来た。前回、10月1日に来た時と同じようにキバナコスモスは咲き、フヨウはさらに多く咲いていた。ハギの花も咲いている。だが、10月1日に比べると随分涼しくなっていた。この日、最初に撮ったチョウはヒメアカタテハだった。このチョウも秋になると多く見られるようになる。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 150mm ISO110 ) 露出補正 -0.3段
191007_002.jpg 2.ツマグロヒョウモン♂ -1
ツマグロヒョウモンは多くは飛んでいなかった。この♂は、とてもきれいな個体だった。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 150mm ISO140 ) 露出補正 -0.3段
191007_003.jpg 3.ウラナミシジミ♀
ウラナミシジミは、先日来た時より数が多くなっていた。この日はウラナミシジミの写真を多く撮ることになる。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 150mm ISO140 ) 露出補正 -0.3段
191007_004.jpg 4.アオスジアゲハ
アオスジアゲハも、群生するキバナコスモスの周りを飛び回り、短い時間吸蜜して、次の花に移る。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 150mm ISO140 ) 露出補正 -0.3段
191007_005.jpg 5.ツマグロヒョウモン♂ -2
出来るだけ近づいて撮ってみた。眼にきちっとピントを合わせられなかった。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 150mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
191007_006.jpg 6.アゲハ♂
破損していない、きれいなアゲハがキバナコスモスに来た。少しカメラから距離がある。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 150mm ISO140 ) 露出補正 -0.3段
191007_007.jpg 7.フヨウの花
朝咲いて夕方にはしぼむ一日花で、長期間にわたって毎日次々と開花する。フヨウは柔らかな花姿と、1日で枯れてしまう儚さから、昔から美しい女性の例えとして使われてきたという。このことから、「繊細な美」「しとやかな恋人」という花言葉がつけられたそうだ。  写真の左の花は、朝に咲いて、今は12時半だが、すでに萎んでしまった花だ。フヨウの雌しべの先端は 5 裂になり、その雌しべの下の方に雄しべがある。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 150mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
191007_008.jpg 8.ハギの花にきたウラナミシジミ -1
近くに咲くハギの花に止まってくれたので、寄って撮った。♂のように思うが、裏面から雌雄の区別は難しい。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 150mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
191007_009.jpg 9.ハギの花にきたウラナミシジミ -2
ウラナミシジミの食草はエンドウ、ダイズ、インゲンなど、マメ科の植物であるが、ハギもその一つである。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 150mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
191007_010.jpg 10.キバナコスモスに来たウラナミシジミ♀
キバナコスモスのきれいな一輪にウラナミシジミが止まり、ストローを伸ばす。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/640秒 150mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
191007_011.jpg 11.ウラナミシジミとヤマトシジミ
ハギの花にウラナミシジミ2頭とヤマトシジミが集まっていた。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 150mm ISO280 ) 露出補正 -0.3段
191007_012.jpg 12.ハギの花にツバメシジミ
ツバメシジミも各種マメ科の植物を食草にしている。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8
macro 絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 150mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
191007_013.jpg 13.ツバメシジミ♀
ハギが植えられているためだろうか、ツバメシジミが多くいた。絞り優先オートで、絞りは f4 にして、シャッタースピードの下限(最低速)を1/500秒に設定しているので、f4 1/500秒 ISO100 より暗い場合、設定した上限のISO3200までは、ISO感度が露出調整の役割をしている。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 150mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
191007_014.jpg 14.キバナコスモスにチャバネセセリ
キバナコスモスには、イチモンジセセリも吸蜜にやってくるが、飛んでいるときは、イチモンジセセリとチャバネセセリは区別できない。f4 1/500秒 ISO100 より明るい場合は、シャッタースピードが速くなって露出を調整する。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/1000秒 150mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
191007_015.jpg 15.フヨウの花とチャバネセセリ
フヨウの花で吸蜜するのはチャバネセセリが多い。昨年はイチモンジセセリがフヨウの花に入潜り込んで吸蜜している姿も見ているが。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/1600秒 150mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
191007_016.jpg 16.ハギの花にきたウラナミシジミ -3
日本チョウ類保全協会編の「フィールドガイド 日本のチョウ」によると、ウラナミシジミは「本土で越冬できるのは九州~関東地方南部沿岸の温暖な地域に限られ、発生を繰り返しながら分布を北に拡大し、8月下旬ごろには個体数が急激に増加して、秋には北海道でも見られるようになる。」と記されている。横浜では、越冬出来るのだろうか? ハギに産卵しているようであったが。 Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 150mm ISO220 ) 露出補正 -0.3段
191007_017.jpg 17.黄色のヒガンバナ
この日は1時間ほどで切り上げた。いつものように法性寺の境内を通らせていただいたが、そこには黄色い彼岸花が咲いていた。白いヒガンバナは巾着田でも見たことはあるが、黄色は初めて見た。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/640秒 150mm ISO220 ) 露出補正 -0.3段


2018年2月 7日

蝶 自選年間ベスト10 (​13) 2015年

2015年は南の蝶を撮る機会が2度あった。1月には2度目のバリ島旅行をした。もちろん純粋な撮影旅行ではないが、2013年に初めてバリ島を訪れた時とほぼ時期的には変わらいものの、その時に撮った蝶と違う種も多く撮ることができた。
  もう一つは、3月に石垣島、竹富島へ行ったことだ。これは蝶の撮影を目的とした一人旅だったが、あいにく天候が悪く、気温も20℃にならないというコンディションだった。目的はミカドアゲハ、コノハチョウだったが、コノハチョウは飛んでくれなかったもののミカドアゲハは最初に現れた個体をただ一度のシャッターチャンスで何とか仕留めた。天候が悪く、期待した多くの蝶に会うことができなかったのが残念であった。次回来ることができるならば10月の終わりか11月に訪れたいと思う。
  夏には、湯の丸へ行き、烏帽子岳にも登った。八島が原湿原にも行った。近場では相変わらず、相模原市のギフチョウを撮り、横浜市の舞岡公園では平地産ゼフィルスをはじめ四季の蝶を撮リ歩き、文京区の小石川植物園ではナノハナに集うツマキチョウに楽しませてもらった。
 2013年秋からFINEPIX HS50EXR​という35mm版換算で24mm~​1000mmというコンデジを使っていた。撮像素子が小さく画質は期待できないものの、サブカメラとして愛用していた。首にNikon D5300を掛け、右手にハンド・ストラップでこのHS50EXRを持ち歩いていて、広角端でのマクロ撮影や、離れたところに止っている蝶を撮るのに重宝していた。そこえ、今はもう古くなってしまったが、NikonからCOOLPIX P610という​24mm~​​1440mm(35㎜版換算)というのが発売された。しばらく様子を見ていたが、HS50EXR​のマクロ切り替え動作などが少々鈍くなったので、これに買い替えた。​​手振れ補正機能が良く出来ていて、望遠端でとっても何とか止まっている。しかもCOOLPIX​ ​ P610​はHS50EXR​より一回り小さい。​​HS50EXR​と同じように使っている。

;クリックすると大きな写真になります。 1.ルリモンジャノメ♀ 2015年1月11日 バリ島
ウブドで泊まったホテルの敷地は広かった。ウブドの街に出掛ける前の小一時間、このホテルの敷地内で蝶の影を追った。バリ島でルリモンジャノメは見慣れた蝶だが、大きな白い紋のある蝶が飛んだので何かと思ったところルリモンジャノメの♀だった。開翅はしてくれない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/250秒 140mm ISO250 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.ウスイロコノマチョウ 2015年1月12日 バリ島
日本に帰る日だったが、夕方の飛行機だったので、午前中かみさんと娘たち夫婦はウブドの街へまた行ってくるという。私はホテルに残って、昨日と同じところで蝶を探した。小さなスコールがきて、雨宿りをしていたら、雨がやむと同時にこの蝶が飛来した。初めて見るウスイロコノマチョウだった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f5 1/​120秒 ​89​mm ISO​4​00 ) 露出補正 ​-0.3段​
;クリックすると大きな写真になります。 3.ミカドアゲハ 2015年3月9日 石垣島真栄里林道
憧れのミカドアゲハに初めて会えた。これはその最初にシャッターを切ったショットだ。ほんの少しだけ陽の光が差し込んだ時だった。​D5300に持ち替えて撮る余裕はなかった。この時期​「コールデンミカド​」と呼ばれる裏面が金色に輝く​ミカドアゲハが現れるとのことだが、この個体はそこまではいかなかったようだ。このあと、ミカドアゲハを撮影できるチャンスはなかった。 ​

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f5 1/​640秒 ​47mm ISO​640 ) 露出補正 ​-0.3段​
;クリックすると大きな写真になります。 4.アサギマダラ♂​ 2015年3月9日 石垣島真栄里林道
石垣島ではアサギマダラがとても多かった。気温が低く、蝶の個体数は少ないのにアサギマダラだけ目立って多かった。暖かくなるにつれ北へ移動を始めるのだろう。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(f5​.6​ 1/​320秒 ​144mm ISO​400 ) 露出補正 ​-0.3段​
;クリックすると大きな写真になります。 5.アオスジアゲハ 2015年3月11日 バンナ公園
曇っていて​気温も低い。バンナ公園の北口に車を停めて石垣ダムの方へ橋を渡っていくとリュウキュウアセビ​​が咲いていた。見た目はこちらで見るアセビと区別がつかない。そこえアオスジアゲハがやってきた。ミカドアゲハならもっと嬉しいのだが。​

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR​​
絞り優先オートで撮影 (f5.6 1/400秒 116mm ISO200)露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.ギフチョウ 2015年3月31日 神奈川県相模原市
この年も2004年から毎年訪れているところへギフチョウの写真を撮りに行った。ギフチョウの個体数も比較的多かったが、カメラを持った愛好者の方々も​20名近くはおられたと思う。蝶に近寄って撮ることもはばかられる。ここでは毎年花の咲く時期が少しずつずれて、今年はまだ白い梅の花が満開だった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels​​
プログラムオートで撮影(f​6.4​ 1/​850秒 ​185mm ISO​100 )露出補正 ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 7.モンシロチョウの塊 2015年4月16日 小石川植物園
暖かい春の好日だった。ナノハナの咲く小石川植物園のくさはらでモンシロチョウが5頭塊になって飛んでいた。さすがにこの塊の中にツマキチョウは混じらない。 ​

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影(f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.ツマキチョウの求愛​ 2015年4月16日 小石川植物園
​ナノハナに産卵しようとしている♀に、♂が求愛している。可憐な蝶だ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影(f5.6 1/​8​00秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.ギンイチモンジセセリ 2015年4月​28​日​ 多摩川河川敷
京王線の聖蹟桜ヶ丘から南武線の南多摩まで多摩川河川敷を歩く。午前中はなかなか止まってくれないが、昼ごろになるとハルジオンの花に来て吸蜜している。表翅はブラックコーヒーのような色をしているが、なかなか開いて見せてくれない。飛んでいる時は速くて追えないので、翅表を撮るには、花から飛び立つ瞬間を狙わなくてはならないが、この時は叶わなかった。​ ​

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f​5​ 1/​900秒 ​4mm ISO​100 ) 露出補正 ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 10.ウスバシロチョウ 求愛 2015年​5​月​11​日​ 南足柄夕日の滝
正午を過ぎてウスバシロチョウが活発に活動するようになった。飛翔する個体数も増えてくる。この日はこのような求愛シーンを何回か目撃した。このペアは残念ながらしばらくして離れてしまった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影(f5.6 1/​16​00秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補1.ミヤマモンキチョウ♀ ​2015年​7​月​21​日​ 湯の丸高原
ミヤマモンキチョウとミヤマシロチョウを撮りたくて、日帰りで、マイカーで​、​湯の丸高原へ出かけた。​湯の丸キャンプ場への入り口には、「ミヤマシロチョウ、ミヤマモンキチョウ、ベニヒカゲ 捕獲禁止」の看板が出ている。ミヤマモンキチョウは標高の比較的高いところで舞っていた。少し時期的に遅いのか♀が多い。モンキチョウの♂がハクサンフウロで吸蜜するミヤマモンキチョウの♀にアプローチしていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(f5.6 1/​40​0秒 ​161​​mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補2.ミヤマシロチョウとコオニユリ 2015年​7​月​21​日​ 湯の丸高原
ミヤマシロチョウは少なかった。この年は特に発生が少なかったようだ。​2度ミヤマシロチョウに会えたが、最初の個体は羽化不全で翅が異常だった。これはその後、ミヤマモンキチョウを撮った後の帰路で、ラッキーにもコオニユリに吸蜜に来た個体だ。翅がうすい浅黄色に透けたように見えるところは多分♀だと思う。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/250秒​ ​100mm ISO560 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。 補3.ゴイシシジミ 2015年​7​月​21​日​ 湯の丸高原
湯の丸高原キャンプ場から地蔵峠へ戻るところに、ちらちらと小さな蝶が何頭か飛んでいた。近づいてみるとゴイシシジミだった。最近ではすっかり見ることが少なくなった蝶だ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/250秒​ ​140mm ISO200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。 補4.コヒョウモンモドキ ​2015年7月27日 ​長野県八島が原湿原
この時期、蓼科と美ヶ原の間にある八島湿原ではヒョウモン蝶達が多い。しかし、大型のヒョウモンはギンボシ、ミドリ、ウラギン、オオウラギンスジで小さめのヒョウモンはヒョウモンチョウしか会ったことがなかった。遠くのノリウツギの花に止った小型のヒョウモンをP610のファインダーで覗いたらコヒョウモンモドキだった。この蝶も最近、夏の信州の高原で見ることが少なくなった。手振れ防止機能がよく効いてくれている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f6 1/​40​0秒 ​215mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補5.会議中のコヒョウモン ​2015年7月27日 長野県八島が原湿原
ヨツバヒヨドリの花にコ​​ヒョウモンが集まって吸蜜していた。何やらランチョン・ミーティング​をしているようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f6 1/​250秒 ​108mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補6.アカボシゴマダラと柿の実 2015年9月12日 横浜市舞岡公園
水車小屋の近くに何本かの柿の木があるが、良く実を付けて熟れていた。甘い匂いに誘われてかアカボシゴマダラが数頭飛び回っている。アカボシゴマダラに混じって、コムラサキとゴマダラチョウもいた。

  Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(f5.6 1/​800秒 ​116mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補7.アカボシゴマダラ♀ 2015年9月12日 横浜市舞岡公園
このアカボシゴマダラも柿の実で吸汁していたが、満足したのか、下りてきて木の幹に止った。大きい♀だった。

  Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5 1/500秒​ ​75mm ISO200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。 補8.キアゲハと彼岸花 2015年9月21日 埼玉県日高市巾着田
日帰りバスツアーで彼岸花の名所である巾着田へ行った。彼岸花は満開で、観光バスもたくさん来ていた。びっしりと花が付いた巾着田の群落の周りの遊歩道を大勢の見物客がぞろぞろと歩く。そんな環境の中でひときわ鮮やかなキアゲハが吸蜜していた。少々蝶まで距離があるのでP610の望遠で狙うが、花から花へ動き回り捉えにくかった。トリミングしている。

  Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(f5.6 1/​125秒 ​116mm ISO180 ) 露出補正 なし


2015年10月13日

妻籠宿散策 9月23日

年に数回、旅行や食事会でご一緒するご夫婦と木曽路を旅した。今回は奥方たちがTV番組で紹介された「ヘブンスそのはら 天空の楽園」で星空を見たいということが発端だった。ヘブンス園原というのは名古屋から車で1時間ほどの南木曽の昼神温泉の近くにある。はじめ、ご一緒する友人の奥様が9月9日-10日を予定して昼神温泉の宿の予約もしていただいていたが、天候が悪いということで、9月23日泊に取り直していただいた。1泊2日のドライブ旅行だ。

今回もご主人が綿密な計画を立ててくださった。初日(9月23日)は横浜から東名高速、圏央道、中央道を走って飯田山本ICで下り、国道256号を走りまず妻籠宿へ行く。順調だった。
妻籠宿ではそれほど観光客も多くなく、ゆっくりと街並みを見て歩けた。12時半、昼時となったので旅館「藤乙」という食事処に入った。ざるそばを食べたが、旨かった。この店はもともとは旅館で、今も宿泊することができる。食後は奈良井宿へ行く途中にある桃介橋を見に行く。

1.諏訪湖SA
海老名SAで朝食をし、次は諏訪湖SAで休憩した。下り線で諏訪湖SAで車を停めることは今までにない。下り線のSAは上り線SAの上にあり、上り線SA越しに諏訪湖を眺めることになる。時間は10時半前。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/640秒 19mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
2.妻籠宿到着 散策開始
11時半ごろ、町営妻籠宿有料第二駐車場に車を入れる。金500円也。空いていた。駐車場の脇から妻籠宿旧中山道の街並みに入っていった。出たところはちょうどその中ほどあたりだった。まず、右、馬籠塾方面に向かって歩き始めた。松代屋という旅籠があった。立派に営業している。一泊二食付で10,800円から。11月は紅葉の季節で賑わっているようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/125秒 5mm ISO110 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
3.延命地蔵
松代屋の筋向いに延命地蔵がある。文化10年(1813年)、光徳寺住職の中外和尚が地蔵尊像の浮かび上がっている岩を傍に流れる蘭川(あららぎかわ)から運んできて安置したものだそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/125秒 6mm ISO180 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
4.妻籠宿の町並み -1
宿場としての機能を失った妻籠宿は衰退の一途をたどったが、昭和40年代になり集落保存と景観が修復されたという。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/200秒 11mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
5.ジーンズ・ショップ?
ショウ・ウインドウに「OBARAJUN」と入っていた。とても斬新な陳列で、面白いなと思った。屋号は「尾張屋」という。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 4mm ISO140 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
6.木曾蘭檜笠(きそあららぎひのきがさ)
檜の網笠を編む実演が行われていた。編み笠は300年以上伝統を受け継がれて作られている南木曽檜を薄く削り細長く短冊状して、縦横を交互組み上げるのだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/125秒 14mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
7.民芸土産品
暖簾に「民芸みやげ品 新まきの」と書かれた店があった。店というよりは、住居のように見える。軒先で話をする3人の姿に生活感がある。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/125秒 14mm ISO180 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
8.頑張るミヤカカラスアゲハ♀
翅がボロボロになった黒いアゲハがひらひらと飛んできて道端に咲く一輪の彼岸花で吸蜜を始めた。ミヤマカラスアゲハの♀だ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 72mm ISO560 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
9.妻籠宿の町並み -2
そろそろ引き返そうといま歩いてきた町を振り返る。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 21mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
10.妻籠宿の町並み -3
駐車場から街道筋へ入ってきたあたりへ戻ってきた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/200秒 12mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
11.下嵯峨屋
建設当初、長屋だったものの一戸分を昭和43年に解体復原したものだそうだ。妻籠宿における庶民の住居を代表する方土間に並列二間取りの形式をよくとどめていると説明されていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 4mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
12.長野県天然記念物ギンモクセイ
駐車場から入ってきたところを反対の方向(南木曽駅方面)へ歩く。路地を入ったところに神官・矢崎氏の庭木として代々愛育されてきた巨木のギンモクセイがあると案内板が出ていたので見てきた。周囲1m91cmある。そういえばキンモクセイというが普通じゃないかなと思った。調べてみたらギンモクセイはキンモクセイの原種だが、キンモクセイより香りや色が控えめで庭木の人気としてはキンモクセイに一歩譲るという。名前の通り、花の色が違う。キンモクセイはオレンジ色、ギンモクセイは白だ。香に誘われて良く見るのはキンモクセイのほうだった。妻籠のギンモクセイにはまだ花が少しだけ残っていたが、香はなかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/160秒 7mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
13.食事処
12時半、昼時となった。左手の少し下がったところに「御食事」と暖簾の掛かったところがあった。混んでいるかと思ったが、それほどでもなく、すぐに入ることができた。ここは旅館「藤乙」といい、もともと旅館で宿泊することもできる。ざるそばを食べたが旨かった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/160秒 12mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
14.軒先のヘチマ
子供の頃、家でもヘチマを育てていた記憶がある。都会では最近へちまを見ることはない。ヘチマのたわしとかヘチマコロンなど、懐かしい。ほっかむりをして軒先を掃くおばあさんの姿は観光地とは思えない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/125秒 5mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
15.妻籠宿の町並み -3
南木曽駅方面への街道筋はやや上り坂になっている。宿場らしい佇まいを見せる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/200秒 19mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
16.熊谷家住宅
19世紀の初頭に建てられた長屋の一部だそうだ。左右の半分づつが一軒の家として使用されていたという。昭和48年に町で買い上げ、解体復原されている。中を覗くと囲炉裏があり、一家で食事をしたりする生活の場が見られる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/125秒 5mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
17.クロホオズキ
調べてみるとこの花はナス科のクロホオズキというようだ。ホオズキに似た上部が青黒色の実を付けることからこの名がある。キヒゲアシブトハナアブというハナアブが吸蜜していた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
18.ウラギンシジミ♂
おなじみウラギンシジミが誰かが食べこぼしたアイスクリームにストローを伸ばしていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/160秒 72mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
19.スズメウリ
何とも可愛らしい、西瓜を小さくしたような瓜だ。「食べられません。取らないでくださいね」と札が掛けられていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/125秒 36mm ISO500 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
20.アサマイチモンジ
駐車場へ戻る途中、日当たりの良いところにアサマイチモンジがいた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/125秒 59mm ISO110 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
21.ホシミスジ
遠くに飛んでいた。オオミスジかと思っていたらホシミスジだった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.5 1/160秒 258mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。


2015年10月 2日

赤い絨毯 巾着田の曼珠沙華 9月21日

某旅行社の「巾着田曼珠沙華とコスモスの競演 関東最大級のパワースポット三​峯​神社・秩父三社めぐり」という​欲張った​日帰りバスツアーに参加​した。なにせ、シルバーウィーク5連休のど真ん中、敬老の日だったので、車が多い。帰省する車の行き返りの渋滞は避けられても日帰り行楽客は避けようがない。  朝7時30分に横浜駅西口集合だったが、私たち夫婦が到着したときには、すでに多くの人たちが集まっていた。添乗員さんに聞いたところ、この日は横浜発の同じツアーのバスが​9台仕立てられれていて、松戸からも4台あるという。ほかの会社からのツアーもあると思う。

私たちの乗ったバスは8号車だった。横浜駅西口を出発して、国道1号線から新湘南バイパスで茅ヶ崎へ行き、そこから圏央道に上がった。ところが圏央道は愛川インターを過ぎたあたりで渋滞となった。のろのろとしか動かない。バスの運転手さんは次の相模原インターでとっさに機転をきかし、一般道へ下りた。そして町田街道を走り、高尾山インターで再び圏央道に上がる。ここまで来ると中央高速へ行く車はびっしりと詰まっているが、圏央道を直進し、関越の鶴ヶ島方面へ行く車は流れていた。途中狭山PAで休憩して、圏央道を日高で降りた。日高から巾着田までは渋滞はしていたが、何とか11時に巾着田の駐車場に入ることができた。横浜発9台のバスのうち、私たちが乗った8号車が一番乗りだった。

​ ​

巾着田の曼珠沙華を約1時間散策して鑑賞した。曼珠沙華は彼岸花ともいう。一昨年の9月27日にも、その時は西武鉄道を利用して巾着田に来ている。​バス​は巾着田曼珠沙華公園入口のすぐ近くにある​駐車場まで入る​ので、歩かなくて済んだ。
ツアーのタイトルに曼珠沙華とコスモスの競演とあったが、数日前に旅行社から郵便が届いてコスモスはまだ咲いていないので了解してほしい旨のお知らせがあった。

曼珠沙華は見事だった。ここの曼珠沙華はびっしりと詰まって咲いているので、まるで真っ赤な絨毯のようだ。この日はあまり時間がなかったので上流域に咲く彼岸花は見なかった。
 12:00に巾着田を出発、国道299号線を走って、秩父神社へ向かう。秩父の駅近くで昼の弁当を積み込んで宝登山神社へ行く予定だったが、時間が押していて、このままでは三峯神社到着の頃には真っ暗になってしまうということで、先に秩父神社を参拝することになった。13:40 秩父神社に到着した。

1.曼珠沙華群生
バスの駐車場は「巾着田曼珠沙華公園」入り口のすぐそばにあった。添乗さんから団体入場券240円を渡されて入場する。すぐに曼珠沙華の群生が目に入る。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/125秒 32mm ISO450 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
2.曼珠沙華と散策する人
曼珠沙華もいっぱい咲いているが、散策する人も多い。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/125秒 14mm ISO140 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
3.白い曼珠沙華
曼珠沙華(ヒガンバナ)は赤いものとばかり思っているが、ごく僅かながらこんな白い花も咲いていた。園芸品種のシロバナマンジュシャゲかも知れない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/125秒 4mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
4.木漏れ日に輝く赤
密集した曼珠沙華に日が当たっていてそのコントラストが美しい。「巾着田曼珠沙華公園」には500万本の曼珠沙華が群生すという。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 140mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.高麗川
ちょうど高麗川が巾着の底のように蛇行するところに彼岸花が咲いているが、その向こうに高麗川の河原が見える。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/200秒 15mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
6.曼珠沙華の花
密集する曼珠沙華。満開だった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.5 1/125秒 258mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
7.屋台街
少し上流へ行ったところにある広場にはたくさんの屋台が出ていて賑わっていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/800秒 19mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
8.ツマグロヒョウモン -1
高麗川の河原では葦の葉にツマグロヒョウモンが遊んでいた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/800秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
9.ツマグロヒョウモン -2
生まれたばかりのようなきれいな個体だった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
10.曼珠沙華とキアゲハ
曼珠沙華の絨毯の上をキアゲハが舞っていた。離れていたのでP610の望遠側で狙う。花から花へ移る蝶をフォーカスしようとするがファインダーから外れるので難しい。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 116mm ISO180 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。


2015年9月22日

やっと晴れた舞岡公園は実りの秋、蝶も元気だった (2) 9月12日

この頃舞岡公園へ行くと今まで目につかなかったごく小さい花が気になるようになった。視力が衰えたので肉眼ではどんな花なのかよくわからないが、ファインダーを通してみるとそれぞれなかなか魅力的だ。

小谷戸の里から再び柿の実が成ってところへいく。まだ、アカボシゴマダラが乱舞していた。さっきのゴマダラチョウはどこへ行ったかと探すと、ちょっと離れた木の枝に止まっていた。さっきの熟した柿の実はと思って見てみると何やら違う蝶が来ていた。肉眼では同定できず、P610のファインダーで覗いてみたところコムラサキだった。この季節にここでコムラサキに出会うなんてラッキーだ。キタテハの秋型もやってきてアカボシゴマダラと3種がひと盛りになった。

かっぱ池の方へも行ってみる。前回来たときは干上がっていた池には水が蓄えられていた。そして、ヒヨドリバナで吸蜜するツマグロヒョウモンの​♀を撮り、最後にもう一度熟した柿の実のなる木を見上げて、帰路に着いた。この日は駐車代が少々かかってしまったが、有意義な時間を過ごすことができた。

;クリックすると大きな写真になります。 25.ママコノシリヌグイ
小さなピンクの花が咲いていた。調べてみたらママコノシリヌグイという。漢字では「継子の尻拭い」で、この和名は、この草の棘だらけの茎や葉から、憎い継子の尻をこの草で拭くというたとえから来ているという。名に似合わず可愛い花だ。

Nikon D5300AF-S DX NIKKOR18-140mm f/3.5-5.6G ED VR+Kenko Close-up1
絞り優先オートで撮影  ( f5.3 1/250秒 ​140mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 26.ミズヒキ
多くは日陰に生えている。上から見ると赤く見え、下から見ると白く見える花を、紅白の「水引」に見立てているそうだ。

NikonD5300AF-S DX NIKKOR18-140mm f/3.5-5.6G ED VR+Kenko Close-up1
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 ​140mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 27.コミスジ -1
古民家の裏手で久しぶりにきれいなコミスジを見た。胴体の玉虫色の金属光沢が映える。

Nikon D5300AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR+Kenko Close-up1
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 ​116mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 28.コミスジ -2
前の写真と同じ個体。横向きの姿を撮った。

NikonD5300AF-S DX NIKKOR18-140mm f/3.5-5.6G ED VR+Kenko Close-up1
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/105秒 ​116mm ISO220 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 29.ベニシジミ
白い花がすっ飛んでしまった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 5mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
150922_006.jpg 30.フジカンゾウ
名前の由来は花がフジに似ていて、葉がマメ科の甘草(カンゾウ:著名な漢方薬)に似ているという所からきているそうだ。花の輪郭が捉えにくく、ピントが合っているのかどうかわかりにくかった。もっとシャープに撮らなくてはいけない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/125秒 5mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 31.ウメモドキ
古民家の裏庭ではウメモドキ(梅擬)の紅い実が鮮やかだ。果実は9月頃から赤く熟し12月頃に落葉しても枝に残っていて落葉後も赤い実が目立つ。和名は、葉がウメの葉に似ていることや初夏に咲く花もウメに似ていることに由来するそうだ。

Nikon D5300AF-S DX NIKKOR18-140mm f/3.5-5.6G ED VR+Kenko Close-up1
絞り優先オートで撮影  ( f5 1/1000秒 ​70mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 32.ヤマボウシの実
ミドリシジミの頃、淡黄色で小さく、多数が球状に集合し、その外側に大形白色の総包片が4枚あり、花弁のように見える花が咲くヤマボウシ(山法師、山帽子)の実だ。この実は食用になるという。wikipediaによれば、果肉はやわらかく黄色からオレンジ色でありマンゴーのような甘さがあって、果皮も熟したものはとても甘く、シャリシャリして砂糖粒のような食感があるそうだ。飲んだことはないが、果実酒にも適するとされる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/400秒 143mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 33.ゴマダラチョウさっそうと
柿の実にゴマダラチョウを探した。いない。ふと近くの枝を見るとさっそうとゴマダラチョウが止まっていた。アカボシゴマダラの勢力に圧倒されているが、ゴマダラチョウに頑張ってほしい。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/320秒 98mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 34.コムラサキ
熟した柿の実に目を戻すと何やら見慣れぬ趣の蝶が来ている。肉眼ではなんだかわからない。P610のファインダーで見てコムラサキだと分かった。もう9月も半ば過ぎだというのに、それほど傷んでもいない。暖かいところでは年に3~4回発生するという。とすればこの個体は第2化か第3化か?

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 179mm ISO140 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 35.3種盛り
蝶たちはこの柿の実が美味しいらしい。左からキタテハ秋型、アカボシゴマダラ、コムラサキ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 98mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 36.コムラサキの紫
コムラサキはちょうど陽の光が前翅に当たる位置へ移動してきた。その翅が紫色に輝いた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 143mm ISO140 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 37.クズ(葛)の花
かっぱ池の方へ行く。途中、クズの花が咲いていた。クズは根を用いて食材の葛粉や漢方薬が作られ、万葉の昔から秋の七草の一つに数えられている。ウラギンシジミの食草でもある。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/250秒 98mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 38.ヒガンバナ(彼岸花)
マンジュシャゲ(曼珠沙華)ともいう。彼岸花の名は秋の彼岸ごろから開花することに由来する。wikipediaによれば曼珠沙華は、法華経などの仏典に由来するというが仏教でいう曼珠沙華は「白くやわらかな花」であり、ヒガンバナの外観とは似ても似つかぬものだそうだ。瓜久保で咲いていた。ジョロウグモがいる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/15秒 98mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 39.水が戻ったかっぱ池
8月18日に来たときは池の水は干上がっていて、地面がひび割れしていたが、ここのところの大雨で水が戻ってきていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 40.ツマグロヒョウモン♀
ヒヨドリバナでツマグロヒョウモンの♀が吸蜜していた。しかし、今年は舞岡公園で見るツマグロヒョウモンは極めて少ない。

Nikon D5300AF-S DX NIKKOR18-140mm f/3.5-5.6G ED VR+Kenko Close-up1
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​140mm ISO1250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 41.アカボシゴマダラ
また、例の柿の木のところに戻ってきた。大きなアカボシゴマダラだった。ゆったりと止まっていたので撮り易かった。

Nikon D5300AF-S DX NIKKOR18-140mm f/3.5-5.6G ED VR+Kenko Close-up1
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/320秒 ​95mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 42.柿の実とゴマダラチョウ
ちょっと離れた柿の実にゴマダラチョウが止まって吸汁していた。この柿も良く熟れているようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 43.樹の幹に止まるアカボシゴマダラ -1
食事に飽きて一休みというところか。.

Nikon D5300AF-S DX NIKKOR18-140mm f/3.5-5.6G ED VR+Kenko Close-up1
絞り優先オートで撮影  ( f5 1/500秒 ​75mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 44.樹の幹に止まるアカボシゴマダラ -2
同じ個体。今度は近づいてP610で撮る。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/320秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 45.アカボシゴマダラが3頭
例の柿の実にアカボシゴマダラが3頭集まって吸汁している。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.5 1/125秒 258mm ISO140 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 46.たわわに実る稲穂 小谷戸の田んぼでは、稲がたわわに実を付けていた。


Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/800秒 36mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 47.ヒカゲチョウ
駐車場への戻り道、ここは何時もヒカゲチョウが飛び出すところだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段


2013年4月26日

深川散策 4月10日


 一度深川のアサリを食べてみたいと思っていた。
私は満州生まれの滋賀県育ち、小学校に入学の時から、東京は城南、そして神奈川に住むようになり、いわゆる下町で過ごしたことがない。昨年は、都電荒川線沿線を歩いたり、日本橋七福神めぐりをしたり、また、9月には東京スカイツリーにあやかって向島、墨田川沿いを歩くなど、江戸時代の面影を残す町を歩いた。
 この日は、深川丼に誘われて、富岡八幡宮や清澄公園がある深川を歩くこととなった。

1.東横線横浜駅
3月16日、東急東横線が渋谷駅で、地下鉄副都心線と直通運転となり、いままでの東急東横線、みなとみらい線に加え東武東上線、西武池袋線、東京メトロ副都心線が加わり、5社相互直通運転となった。
そのため、今まですべて渋谷行だった横浜駅での東横線行先表示板には見慣れない行き先が表示されている。50年以上は利用してきた頭端式の東横線渋谷駅は「昔語り」となる。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/40秒 14.4mm ISO800 ) 露出補正 なし
東横線横浜駅;クリックすると大きな写真になります
2.大栄山永代寺
地下鉄を乗り継いで、都営地下鉄の門前中町駅で下車した。永代通りを東陽町の方へ歩くとすぐ深川不動の参道になる。その右手に永代寺というお寺があった。Wikipediaによると「1624年(寛永元年)、長盛の開山により永代島に創建された。江戸時代には富岡八幡宮の別当寺として栄えたが、明治初年の神仏分離により廃寺となった。跡地は現在の深川公園や深川不動堂などになっており、深川一帯でも指折りの広大な寺院であった。その後、1896年(明治29年)に旧永代寺の塔頭の吉祥院が名称を引き継ぎ、再興されたのが現在の永代寺である。」とある。ひっそりとしていた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( 2.8 1/100秒 4.9mm ISO125 ) 露出補正 なし
大栄山永代寺;クリックすると大きな写真になります
3.深川不動尊
左右に「昔」を感じさせる飲食店や商店が並ぶ参道の正面に深川不動があった。この写真は旧本堂で、現在の本堂はこの左側にあり、護摩祈祷が行われていた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( 2.8 1/100秒 4.9mm ISO125 ) 露出補正 なし
深川不動尊;クリックすると大きな写真になります
4.石造燈明台
日清戦争の勝利を記念して、深川不動堂境内南側に建てられた。明治28年に起工し、同31年に竣工している。外壁には九世市川団十郎などの歌舞伎役者、土木実表組合や東京石工組合などの奉納者、奉納団体が刻まれた石板が359点張られている。平成19年に江東区指定有形文化財に指定されている。 

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/1000秒 6.1mm ISO125 ) 露出補正 なし
石造燈明台;クリックすると大きな写真になります
5.富岡八幡宮
  深川不動尊のお参りを終えて、境内に戻ると江東観光ガイドクラブ」のテントがあり、立ち寄ってみると、ボランティアガイドの方が付近を無料で案内してくださるという。「あまり時間がとれないので30分くらいでお願いできますか」とお願いしてみたところ、心よく「いいですよ」とのこと。前の写真の石造燈明台の説明を受けた後、富岡八幡宮へ向かった。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/640秒 6.1mm ISO125 ) 露出補正 なし
富岡八幡宮;クリックすると大きな写真になります
6.横綱力士碑
事前学習で富岡八幡宮に横綱力士碑なるものがあることを知っていた。この横綱力士碑は、横綱の顕彰と相撲の歴史を伝えるため、江戸時代最後の横綱第十二代陣幕久五郎が中心となり、明治33年(1903年)に建てられたとのこと。重量は約五千五百貫(約20t)あり、初代明石志賀之助からの歴代横綱の名が刻まれている。懐かしい大鵬、柏戸や千代の富士の名が刻まれている。富岡八幡宮は貞享元年(1684)に幕府の公許のもと初めて勧進相撲が行われ, 以後年ニ場所の相撲興行が定期的に行われた事により 江戸勧進相撲発祥の地として知られるようになったという。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/250秒 6.6mm ISO125 ) 露出補正 なし
横綱力士碑;クリックすると大きな写真になります
7.永昌五社稲荷神社
富岡八幡宮境内の婚儀殿の向こう側に永昌五社稲荷神社というお稲荷様があった。ここでも神、仏一緒になっている。。「五社」というのは、近隣にあったお稲荷様が5つ合祀されているかららしい。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/250秒 6.6mm ISO125 ) 露出補正 なし
永昌五社稲荷神社;クリックすると大きな写真になります
8.お神輿
4.5トンもある大神輿で有名である。大きすぎて屋根の部分は写し取れていない。この豪華絢爛な一宮神輿は平成3年に奉納されたが、非常に大きすぎて担ぐ事が出来ない。一度だけ担がれたことがあるらしいが、担ぎ上げるのに約300人程度は必要で、3~5分程で交代しながら総勢3000人掛かりで行ったようだとガイドさんに説明していただいた。平成9年に二宮神輿が新たに奉納されて3年に一度の例大祭では約2トンの二宮神輿が担がれる。「奉納・佐川急便グループ会長」という札が添えられていた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/60秒 12.3mm ISO160 ) 露出補正 なし
お神輿;クリックすると大きな写真になります
9.伊能忠敬像
平成13年、江戸時代後期の測量家・伊能忠敬の銅像が境内大鳥居横に建立された。伊能忠敬は深川黒江町(現・門前仲町1丁目)に住み、測量旅行出発にあたっては、必ず当宮を参拝していたことから縁りの地であるこの八幡宮に銅像が建てられた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/1250秒 4.9mm ISO125 ) 露出補正 なし
伊能忠敬像;クリックすると大きな写真になります
10.大関力士碑
永代通りの方から見て大鳥居の向こう側、伊能忠孝像の前あたりに大関力士像があった。 昭和58年に建てられた比較的新しい碑で、歴代の大関が顕彰されている。九代目市川団十郎と、五代目尾上菊五郎が明治時代に寄進した仙台石が利用されているという。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/500秒 4.9mm ISO125 ) 露出補正 なし
大関力士碑;クリックすると大きな写真になります
11.富岡八幡宮 参道
これは永代通りの方から、大鳥居と本殿を仰ぎ見たところである。どうしても新しい建物が入ってしまう。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/640秒 8.9mm ISO125 ) 露出補正 なし
富岡八幡宮
12.深川丼とあさり御飯
ガイドをしていただいた方に礼を述べ、ついでに深川丼の美味しいところをご存じないか伺ってみたところ、深川不動参道の「六衛門」という店をリコメンドしていただいた。品書きに深川丼とあさり御飯というのがあったが、私はあさり御飯(あさりの炊き込みご飯)にした。のども乾いたので、ビールと肴にはアサリのかき揚げを頼んだ。これがなかなか旨かった。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/60秒 8.9mm ISO125 ) 露出補正 なし
深川丼とあさり御飯;クリックすると大きな写真になります
13.下町散策
「六衛門」での昼食を終え、深川界隈を少し歩いてみた。永代通りと並行して流れる大横川にかかる巴橋を渡り、牡丹町通りを行ってみる。このあたりは夜は賑やかになるのだろう。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.3 1/250秒 18.6mm ISO125 ) 露出補正 なし
130425_013.jpg
14.東富橋
大横川の木場寄りにかかる東富橋というのがあった。立派な橋だ。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/1600秒 6.8mm ISO125 ) 露出補正 なし
東富橋;クリックすると大きな写真になります
15.古石場文化センター 小津安二郎紹介展示コーナー
先ほど、富岡八幡宮を案内してくださったボランティア・ガイドの方が、ここへ是非行ってみたらよいと勧めてくれていた。このあたりは映画監督・小津安二郎の生まれた町だそうだ。東富橋を南に下って、少し右へ行ったところに古石場文化センターという建物があり、そこに小津安二郎紹介展示コーナーが設けられていた。これは展示されていた映画のポスターだが、「彼岸花」の配役を見ると、わたくしたちより、もう少し前の世代の映画ファンにとって懐かしいであろう豪華俳優の名前が並んでいる。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/30秒 6.8mm ISO800 ) 露出補正 なし
古石場文化センター;クリックすると大きな写真になります
16.古石場親水公園と小津橋
ふたたび大横川の方へ戻る。牡丹町通りの南側にきれいな水が流れる古石場親水公園(古石場川)があり、そこに小津家の名をとった小津橋が架かっている。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.3 1/200秒 18.6mm ISO125 ) 露出補正 なし
古石場親水公園と小津橋;クリックすると大きな写真になります
17.大横川に浮かぶお花見の和船
親水公園から永代通りへ戻ったが、その途中、大横川に、お花見と思しき客の乗った和船が漕がれていた。乗っているお客さんは若い女性たちと男性一人で、どうやら職場のお花見の会らしい。かみさんが橋(石島橋)の上から「桜が散ってて残念ね~」と声をかけたら、「船は花ばかりでーす」と船頭の声が返ってきた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.3 1/250秒 18.6mm ISO125 ) 露出補正 なし
大横川に浮かぶお花見の和船;クリックすると大きな写真になります
18.深川図書館
最後に清澄庭園を見ていこうと、清澄通りを北へ歩く。仙台堀川にかかる海辺橋を渡って左へ行く。もうその右側が清澄公園のようだ。清澄庭園の入り口の方へ曲がる手前に明治42年9月10日東京市立図書館として設立された深川図書館があった。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/400秒 4.9mm ISO125 ) 露出補正 なし
深川図書館;クリックすると大きな写真になります
19.清澄庭園と清澄公園
要するに敷地の東半分が清澄庭園(有料)で、西半分が一般開放されている清澄公園である。深川図書館から歩いてくると左側が清澄公園、右側が清澄庭園(有料)だ。Wikipediaによると、この地には元禄期の豪商・紀伊國屋文左衛門の屋敷があったと伝えられる。享保年間には下総関宿藩主・久世氏の下屋敷となり、ある程度の庭園が築かれたと推定されている。1878年(明治11年)、荒廃していた邸地を三菱財閥創業者の岩崎弥太郎が買い取り、三菱社員の慰安と賓客接待を目的とした庭園の造成に着手。1880年(明治13年)に竣工し、深川親睦園と命名された。1924年(大正13年)、三菱3代目社長の岩崎久は当時の東京市に庭園の東半分を公園用地として寄贈。市は大正記念館の移築(1929年5月竣工)や深川図書館の新館舎建設(同年6月竣工)など整備を進め、1932年(昭和7年)7月24日に清澄庭園として開園した。1973年(昭和48年)に東京都は残る西半分の敷地を購入。翌年から整備を開始し、1977年(昭和52年)に開放公園(清澄公園)として追加開園した。65歳以上70円の入園料を払って清澄庭園の中に入った。この写真は雪見灯篭。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F5.3 1/200秒 18.6mm ISO125 ) 露出補正 なし
清澄庭園と清澄公園;クリックすると大きな写真になります
20.涼亭 清澄庭園
数寄屋造りの涼亭は、明治42年(1909年)に国賓として来日した英国のキッチナー元帥を迎えるために岩崎家が建てたもの出だそうだ。昭和60年に全面改築工事が施されている。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.3 1/500秒 18.6mm ISO125 ) 露出補正 なし
涼亭 清澄庭園;クリックすると大きな写真になります
21.サトザクラ
清澄庭園内のサトザクラが見頃だった。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/640秒 9.5mm ISO125 ) 露出補正 なし
サトザクラ;クリックすると大きな写真になります
22.満開のサトザクラ
まだ、少し蕾を残しているが、サトザクラはほぼ満開でびっしりと八重の花をつけていた。この桜の木に「サトザクラ」の札があったので、サトザクラという種だと分かったが、桜の種類は多くて計り知れない。サトザクラとは、バラ科の落葉高木で、日本に自生するオオシマザクラ、ヤマザクラなどをもとに作られた園芸種だそうだ。 開花時期は4~5月。八重咲きのものが多く、葉と花がほぼ同時に出るものが多いという。 清澄庭園を最後に清澄白河駅から半蔵門線に乗り、地下に入った新渋谷駅で副都心線/東横線に乗り換えて横浜に帰った。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/1250秒 4.9mm ISO125 ) 露出補正 なし
満開のサトザクラ;クリックすると大きな写真になります


2012年10月17日

舞岡公園はやっと秋 10月5日 2/2


 谷戸の傍に咲いてたコセンダングサでヒメアカタテハとウラナミシジミを撮った後、いつものように瓜久保の方へ歩き始めた。途中、農家の畑があるが、その傍に熟した柿の実が落ちていて、その果汁を吸いにアカボシゴマダラが来ていた。その脇の道を入って狐久保まで行く。先は広場になっていて2匹のきつねの石造が迎えてくれる。瓜にけものへんがつくと狐になるが、この両者の地名には何かいわれがあるのだろうか。
  狐久保まで行って、元の道へ戻ってくる。瓜久保への道の右側は農家だが、植えられた花に黒いアゲハが舞っているのが見えた。

アカボシゴマダラ;クリックすると大きな写真になります 12.アカボシゴマダラ
このアカボシゴマダラは、はじめは少し離れた地面に降りて翅を開いていたが、匂いに誘われて熟して落ちた柿の実にたどり着いた。熱心に吸汁を始め、狐久保まで行って戻ってきた時もまだ、ここにいた。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヤブガラシにはアオスジアゲハ;クリックすると大きな写真になります 13.ヤブガラシにはアオスジアゲハ
そろそろ花も終わりが近づいたヤブガラシにはアオスジアゲハが来ていた。ヤブガラシは蝶が好きな花で、クロアゲハなども吸蜜にくる。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 ISO450 ) 露出補正 -0.3段
ナガサキアゲハ♂;クリックすると大きな写真になります 14.ナガサキアゲハ♂
瓜久保への入り口に近い農家の土地に植えられた紫色の花にナガサキアゲハが舞っていた。だいぶ擦れた個体だが前後翅の付け根の赤い紋がきれいだ。♀にはなかなか会うことができない。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
河童池の秋;クリックすると大きな写真になります 15.河童池の秋
夏の間干上がっていた河童池もここのところの雨で元に戻った。池の周りの柵では色濃くなったアカトンボが秋を告げる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/800秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ウラギンシジミ -1;クリックすると大きな写真になります 16.ウラギンシジミ -1
秋の暖かい日にはウラギンシジミの姿を多く見るが、この日も銀色の翅をちらちらさせながら活発に飛んでいた。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ウラギンシジミ -2;クリックすると大きな写真になります 17.ウラギンシジミ -2
時々地面に降りてはストローを伸ばしている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/500秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
モンシロチョウの交尾;クリックすると大きな写真になります 18.モンシロチョウの交尾
しばらく葉の上でじっとしていたが、そのうちに交尾をしたまま飛んで行った。ハネムーン飛行なのだろう。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2500秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ツマグロヒョウモン♀;クリックすると大きな写真になります 19.ツマグロヒョウモン♀
多くの蝶は雌雄で翅の模様が異なる。たとえば、春に羽化するツマキチョウは♂は前翅の先端がオレンジ色で、♀は白い。また、ナガサキアゲハは♀の後翅に白い大きな紋が表れる。一方、アオスジアゲハやキタテハの雌雄の模様はほとんど同じで翅を見ただけでは区別がつかない。このツマグロヒョウモンの♀は♂の模様と大きく異なり、前翅に黒い紋が表れる。これは鳥に捕食されないように毒を持つカバマダラやスジグロカバマダラに擬態しているといわれる。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
キタテハ裏面;クリックすると大きな写真になります 20.キタテハ裏面
一方、夏型と秋型で紋や色が異なる蝶もいる。シータテハやサカハチチョウなどがその例だ。このキタテハも秋型は夏型に比べて、翅の色は赤茶色になり、翅のくびれも深くなる。これはその裏面。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
柿の葉に止まるキタテハ秋型;クリックすると大きな写真になります 21.柿の葉に止まるキタテハ秋型
キタテハが柿の葉に止まって翅を開いた。秋を感じさせる絵だ。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
芙蓉;クリックすると大きな写真になります 22.芙蓉
帰り道で彼岸花にアゲハが来ていないかと古民家に寄った。芙蓉が見事に咲いていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/640秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし

2012年10月13日

舞岡公園はやっと秋 10月5日 1/2


 台風も通り過ぎて、秋らしい青空が広がった。この日は気温も上がりそうなので、舞岡公園へ出かけた。歩くと汗ばむが、木陰に入ると風が涼しい。蝶の数は決して多くはないが、キタテハの秋型も飛び、秋の蝶相になっている。蝶もさることながら公園の木々には、赤や黄色の実がなり、そのことのほうが秋を感じさせる。

ムラサキシジミ;クリックすると大きな写真になります 1.ムラサキシジミ
今日の狙いとして、ムラサキシジミとムラサキツバメ、できれば翅を広げたところを撮りたいなと思っていた。ムラサキシジミは早々に現れた。しかし、よいところにはとまってくれず、開翅した姿を見せてはくれなかった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
舞岡公園東門;クリックすると大きな写真になります
2.舞岡公園東門
いつもは南門から公園内に入るが、この日は東門から入り、そこから谷戸のほうへ下りる道を辿ってみた。特に収穫はなし。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/80秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 +0.7段
キタテハ秋型;クリックすると大きな写真になります 3.キタテハ秋型
今年になって初めてキタテハの秋型を見た。夏型に比べて、赤みを帯びた褐色になり、くびれも鋭くなった翅が魅力的だ。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
彼岸花;クリックすると大きな写真になります 4.彼岸花
余談になるが今年は巾着田の彼岸花を見に行きたいと思っていたが叶わなかった。これは古民家の傍で毎年咲く彼岸花だ。時々アゲハが吸蜜をしているが、この日はいなかった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
クサギの実;クリックすると大きな写真になります 5.クサギの実
8月30日に訪れたときは、クサギの花の周りをに多くのモンキアゲハが舞っていた。それから一月ちょっと経ち、クサギは実をつけていた。熟すまでやさしく実をすっぽりと包んで守っていた赤い萼片(がくへん)が開いている。実は熟すると瑠璃色になり、「クサギ染め」に用いられる。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 ISO800 ) 露出補正 -0.3段
金木犀;クリックすると大きな写真になります 6.金木犀
古民家の脇に植えられた金木犀が花の香を放っている。この匂いは秋を感じさせる。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
カラスウリ;クリックすると大きな写真になります 7.カラスウリ
カラスウリもなっていた。カラスウリの未熟な実は緑色でスイカのように縦にすじ模様がある。花は夜に咲く。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヒメアカタテハ;クリックすると大きな写真になります 8.ヒメアカタテハ
秋になると多く見るようになるヒメアカタテハだが、今年は見る機会が少ない。谷戸を横切る道に咲く小さな黄色いコセンダングサの花で夢中に吸蜜していた。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ウラナミシジミ 翅表を見せる;クリックすると大きな写真になります 9.ウラナミシジミ 翅表を見せる
ヒメアカタテハが来ていたコセンダングサの花に数頭のウラナミシジミがいた。数が多くなっている。翅は閉じてとまることが多く、なかなか表側を見せてくれないが、このウラナミシジミは吸蜜しながら半開翅してくれた。しかし、この位置でオートフォーカスで目にピントを合わせるのは難しい。マニュアルにして撮った。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段 
ウラナミシジミ 向きを変えて;クリックすると大きな写真になります 10.ウラナミシジミ 向きを変えて
今度はこちらを向いて翅の表側を見せてくれる。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヒメアカタテハ 広角で撮る;クリックすると大きな写真になります 11.ヒメアカタテハ 広角で撮る
  8.と同じ個体である。ウラナミシジミを撮っている間、まだ近くにいた。G12の広角側で撮る。うしろは刈り入れが済んだ麦畑。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段

2011年11月19日

湘南平 小出川の彼岸花 9月28日


 北イタリア旅行の記録がだらだらと長くなってしまい、最終章を終えたのは旅行後、2か月も経ってしまっていた。訪ねてくださった皆様には少々退屈されたのではないかと思う。
  後追いながら、その後の出来事を綴っていく。
 彼岸花は埼玉県日高市高麗の巾着田が有名で、バスツアーなどもあるが、なかなか行く機会がなかった。ところが、比較的近くの湘南平に彼岸花の咲くところがあるという。ネットで調べてみると藤沢市遠藤の小出川大黒橋と茅ヶ崎市芹沢の追出橋の間の小出川河畔に約3キロほどの彼岸花鑑賞散策コースがあることが分かった。9月28日、少し時期的に遅いかなと思いつつ、マイカーで出かけてみた。小出川と言うと立派な川を連想していたが、田んぼの中を流れる巾2~3mの小さな川で、せせらぎと言うほど、きれいな流れではない。しかし、彼岸花は看板に偽りなく、きれいに咲いていた。

彼岸花 マクロレンズで撮影;クリックすると大きな写真になります 1.彼岸花 マクロレンズで撮影
小出橋近くの駐車場に車を停め、まず下流の追出橋のほうへ歩き始める。彼岸花はまだまだ遅くはなく、これから咲く蕾も多くみられた。赤と緑の重なりがきれいだったのでマクロで撮った。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
白い彼岸花;クリックすると大きな写真になります 2.白い彼岸花
彼岸花は赤ばかりと思っていたら、白い彼岸花も咲いていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/1250秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
川沿いの彼岸花;クリックすると大きな写真になります 3.川沿いの彼岸花
密集した彼岸花の赤は見事である。まだまだ、蕾も多くあった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/1250秒 21.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
畑の中の彼岸花;クリックすると大きな写真になります 4.畑の中の彼岸花
小さな小出川の両側には畑が広がる。川の両側に彼岸花の群落がある。こんな小さな小出川だが、やがて相模川に注ぐ一級河川とのこと。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/1250秒 10.8mm ISO400 ) 露出補正 なし
満開の彼岸花;クリックすると大きな写真になります 5.満開の彼岸花
彼岸花は、ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草で、別名を曼珠沙華(マンジュシャゲ)という。彼岸花の名は秋の彼岸ごろから開花することに由来するという。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 25mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
彼岸花の蕾;クリックすると大きな写真になります 6.彼岸花の蕾
彼岸花は夏の終わりから秋の初めにかけて、高さ30 - 50cmの枝も葉も節もない花茎が地上に突出し、その先端に包に包まれた花序が一つだけ付く。包が破れると5 - 7個前後の花が顔を出すという。この写真は包が破れて中から現れた蕾である。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
大山;クリックすると大きな写真になります 7.大山
この日は天気がよく空気も澄んでいたので、伊勢原市の丹沢大山国定公園の大山が良く見えた。標高は1250m。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/1250秒 30.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
キアゲハ;クリックすると大きな写真になります 8.キアゲハ
彼岸花にはアゲハ蝶の仲間が吸蜜に来る。この日は彼岸花に来たナガサキアゲハを撮りたいと思っていたが、ナガサキアゲハはおろか、他の黒いアゲハも見ることはなかった。飛んでいるアゲハやキアゲハは破損したものが多かったが、このキアゲハは尾状突起も無事だった。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
ウラナミシジミ;クリックすると大きな写真になります 9.ウラナミシジミ
ウラナミシジミが飛んできて、彼岸花の蕾に止まった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/1250秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
ウラナミシジミ;クリックすると大きな写真になります 10.ウラナミシジミ(9.と同じ個体)
蕾に止まったウラナミシジミは、蕾の周りを歩き、やがて口吻を伸ばして吸汁を始めた。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
小出川の流れ;クリックすると大きな写真になります 11.小出川の流れ
下流の追出橋まで行って、また、小出橋さらに大黒橋の方へ戻る。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/1250秒 30.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
アカタテハ;クリックすると大きな写真になります 12.アカタテハ
アカタテハも元気に飛んでいた。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/320秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
キアゲハ;クリックすると大きな写真になります 13.キアゲハ
この個体は実は右側の尾状突起がちぎれている。こんなときは、なるべく傷が隠れるような構図で撮っている。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
アゲハチョウ;クリックすると大きな写真になります 14.アゲハチョウ
小出橋を過ぎて、しばらく行くと大黒橋があり、ここが彼岸花ルートの終点である。終点近くの彼岸花にアゲハチョウが訪れていた。このアゲハチョウも尾状突起をなくしていた。このあと、すぐ近くにある慶応義塾大学の湘南キャンパスの学食で昼食にしようと思い、ゲートの守衛さんにその旨断ったところ、「写真は撮らないでください。建物の中に入らないでください。」というご注意を受けて、広くて、美しいキャンパスの中に入った。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし