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2018年5月28日

栃木県をドライブ(2) 今市報徳二宮神社から雲厳寺へ 4月26日

大谷石採掘場跡を見た後、下今市へ向かったのだが、昼飯時になり、少々寄り道をしてしまった結果、下今市の報徳二宮神社に到着したのは、午後3時近くになってしまった。
​  報徳二宮神社は二宮尊徳が祀られた神社である。報徳二宮神社は、ここ栃木県日光市と、神奈川県小田原市、同じく相模原市と三か所にあるが、中でも日光市の報徳二宮神社は二宮尊徳の終焉の地であり、お墓もある。母校の卓球部の先輩に、今市ご出身の 恒 仁朗​(雅号​)​さん​​という先輩がおられる。恒 仁朗​​さん​​には「商(あきない)」「幸商人(さいわいしょうにん)」「商人心(あきないごころ)​」​といった著書があり、国会図書館にも登録されている。経世家でもある二宮尊徳の商いの教えに共鳴され、ご自分の商いの心を述べられている。
​  恒 仁朗 先輩は、昨年、この報徳二宮神社に高さ3.5mの大きな木製尊徳像2体を奉納された。​木像はチェーンソー・アートの全国大会優勝者に協力を依頼し、制作され、お社に続く参道の、鳥居の手前両脇に据えられていた。木像の名称は「尊徳来福像」といい、デザインは 恒 仁朗さんのオリジナルで、人々の心の中に尊徳の教えがあることをイメージされているという。 実際に参拝した「尊徳来福像」は大きくて、立派だった。
 そして、今回もう一か所行きたいところがあった。それは、2013年から始まっていた40年ぶりの修復工事が昨年3月10日に完成して、一般公開されている日光の陽明門を改めて見てみたかったのだ。ただ、じっくり見るには、今回は時間的に余裕がない。そこで、友人のご主人から、いま、吉永小百合のJR東日本のコマーシャルで放映されている雲厳寺へ行ってみないかとの提案があった。日光陽明門には改めて来ることにし、雲厳寺に行くことに衆議が一致した。
 ところがその雲厳寺は意外と遠かった。今市からは東北新幹線の反対側で、那須塩原に近い。距離にして75kmくらいあった。
 臨済宗妙心寺派の名刹 雲厳寺 は八溝山地のふところ深く、清らかな渓流に沿うところにある。ほとんどその名を聞いたことはなかったが、筑前の聖福寺、越前の永平寺、紀州の興国寺と並んで、禅宗の日本四大道場と呼ばれているそうだ。山門の正面にある朱塗りの反り橋を渡って石段を登ると、正面に釈迦堂、獅子王殿が一直線に並ぶ代表的な伽藍配置となっていた。俳聖松尾芭蕉は、この地で「木啄も 庵は破らず 夏木立」の句を残してしている。時刻は5時を回っていたがまだ明るかった。観光客、参拝客は我々以外にいない。
 帰りは那須塩原インターから東北自動車道に上がった。今回のドライブの全走行距離は522kmに及んだ。

29.報徳二宮神社
報徳二宮神社 は東武鉄道の下市市駅からすぐのところにあった。境内の駐車場に車を止めさせていただいて、さっそくお参りする。参道の鳥居の手間に2体の「尊徳来福像」があった。恒 仁朗さんから教えていただいていた「尊徳来福像8の字参り」をして、向かって左側の坐像の「奉納投げ」をした。尊徳翁の頭の上にある「願い受け」にお賽銭を投げ入れるのだ。なかなか難しいが私は3投目で願いが届いた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 +0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
30.二宮尊徳像
社殿の後ろに回ってみると、二宮尊徳翁の像があった。像の前には二宮尊徳翁遺訓として「人生まれて学ばざれば生まれざると同じ。学んで道を知らざれば学ばざると同じ。知って行うこと能はざれば知らざると同じ。故に人たるもの必ず学ばざるべからず。学をなすもの必ず道を知らざるべからず。道を知るもの必ず行わざるべからず」という札がたてられていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 13mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
31.尊徳翁の墓
その奥に尊徳翁の墓があった。栃木県史跡になっている。 二宮尊徳の晩年は、天保13年(1842年)、幕府に召し抱えられ、弘化元年(1844年)には日光山領の仕法を命じられる。翌年、下野真岡の代官山内氏の属吏となって、真岡に移住。 安政2年(1855年)4月に江戸幕府の命を受けて、病弱の身を徹して、日光奉行の配下で日光御神領地内の仕法に着手し、村を廻り、農民を鼓舞してきたが、病勢は衰えず、安政3年(1856年)下野国今市村(現在の栃木県日光市)の報徳役所にて亡くなっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO320 ) 露出補正 +0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
32.蔵
境内の脇にこんな石造りの蔵があった。桜の花びらが落ちて、絨毯になっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 10mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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33.卓球場
世界卓球選手権で、連日、日本チームの活躍がテレビを賑わしていたが、二宮神社の境内になぜか卓球場があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
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34.尊徳来福像
失礼して社殿の正面から尊徳来福像を撮らせていただいた。高さ3.5mの尊徳来福像は大きい。これから末永く参拝者を迎えていくことだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 13mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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35.報徳二宮神社 一の鳥居
入るときは、境内の横から入ってしまったが、参道を下がってみると、その入り口に鳥居があった。一の鳥居と呼ばれているかどうかはわからない。「祝SL運行記念」という旗が見える。東武鉄道は2017年8月に約半世紀ぶりに、「大樹」と名付けられた観光SL列車を復活させた 。栃木県日光市の下今市駅から鬼怒川温泉駅までの12.4km区間を約35分で走る。けん引するSL機関車、C11207はわたくしが生まれた年である1941年に製造された。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 15mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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36.雲厳寺
栃木県の大田原市黒羽にある臨済宗妙心寺派 東山雲厳寺に着いたのは夕方5時20分を過ぎていた。日が長くなったおかげでまだ明るい。入口に立つとその美しさに目を奪われた。JR東日本のコマーシャルビデオが撮影されたところだが、JRで来るには少々便利が悪い。新幹線の那須塩原駅からバス利用だが、雲厳寺まで行くバスは日に3本しかない。そのバスでおおよそ1時間かかるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 10mm ISO2000 ) 露出補正 なし
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37.武茂川
山門に上がる階段の前には武茂川が流れていた。川にかかる瓜瓞橋(かてつきょう)の上から眺めた武茂川は清流だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 13mm ISO2500 ) 露出補正 なし
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38.鐘楼
石段を上がって境内に出る。右手に鐘楼があった。石段の前には、「階段を上がるのが無理な御方は上流に見える石橋をお渡りください ゆるやかな坂道となって居ります」という立札がたてられていた。もちろん全員、石段を上がった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 13mm ISO2500 ) 露出補正 なし
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39.仏殿
山門の正面には仏殿がある。禅寺らしい仏殿と感じた。 扁額は「東山」と記されている。雲巌寺開山高峰顕日(仏国国師)の師である無学祖元(1226から1286)は、北条時宗の招請に応じて来日した中国僧で、先日も訪れた北鎌倉円覚寺の住持だったそうだ。無学祖元の像としては、円覚寺開山堂の像(国指定重要文化財)が著名である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO1000 ) 露出補正 なし
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40.雲厳寺ご本尊
仏殿には、ご本尊の釈迦牟尼仏(銅造釈迦如来坐像)が安置されていた。暗かったがよく撮れたと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/15秒 13mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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41.仏殿と勅使門
仏殿に向かって左側に、禅堂に上がる石段があり、その手前に勅使門がある。立てられていた「禅宗東山雲厳寺由緒」の説明版を、私なりに大雑把にまとめると、・・・ 雲厳寺は弘安6年(1283年)、高峰顕日(仏国国師により、改めて臨済宗寺院として建立された。天正18年(1590年)、秀吉が小田原城を攻めるにあたり、従わなかった那須家烏山城を攻めたが、その時、多くの民が逃げ込んだ雲厳寺が、要塞として侮りがたいとして、焼却してしまった。数年後、堂宇は建てられたが、昔の盛観はなかった。その後、弘化4年(1847年)再び火災を被り、その時罹災した方丈、庫裡は再建された。仏殿は幸いにも弘化4年の火災を免れたが、秀吉による天正の兵火から、300余年を経過し、腐朽の極みに達し、大正元年、改築が計画され、大正11年(1922年)に竣工した。鎌倉末期の建築様式である。・・・

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/15秒 13mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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42.松尾芭蕉句碑
松尾芭蕉が「奥の細道」で最も長く滞在したと言われるのは、ここ栃木県大田原市の黒羽だそうだ。最初に大治年間(1126~1131年)に開かれた雲巌寺は禅宗の四大道場のひとつとされており、境内入口には説明板と、その左横に松尾芭蕉が師と仰ぐ、当時の住職であった仏頂禅師の寓居跡を訪ねた折に詠んだ「木啄も庵はやぶらず夏木立」と仏頂禅師の「竪横の五尺にたらぬ草の庵むすぶもくやし雨なかりせば」の二句を刻んだ句碑があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 10mm ISO1600 ) 露出補正 なし
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43.ヤマザクラと山門
桜のような白い花が咲いていた。ヤマザクラかと思うが自信はない。背景は山門。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 13mm ISO800 ) 露出補正 なし
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44.ツツジ
境内は、私たち以外に参拝客はおらず、夕方でもあり、静寂だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
45.仏殿の屋根と山門
石段を上がって、方丈の前から仏殿と山門を眺める。シモクレンの花も咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 13mm ISO1000 ) 露出補正 なし
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46.鐘楼と山門
方丈の横から、鐘楼とその奥の山門を眺める。時刻は5時40分になる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 19mm ISO1600 ) 露出補正 なし
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47.雲厳寺 裏門
そろそろ駐車場に戻ろうと、石段を下りないで、入ってきたときに、 瓜瓞橋の前に書かれていた"緩やかな坂道"を降りてきた。裏門があった。門の向こうに見えるのは熊野神社の鳥居。裏門を出ないでまっすぐ進むと三仏塔がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 19mm ISO1600 ) 露出補正 なし
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48.工事中の三仏塔
裏門を出ないでまっすぐ進むと三仏塔がある。三仏塔は仏光国師、仏国国師、仏応禅師の三祖の塔所だそうだが、工事中だった。 三仏塔は 天正18年(1590年)、の兵火により全焼後、文禄年間(1592年~1595年)に再建された。大正13年(1924年)に大修理、昭和26年(1951年)に屋根の模様替えが施され、さらに昭和63年に吹き替えがなされている。今度は何の工事なのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 19mm ISO1600 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
49.武茂川へ張り出した枝
裏門の前の武茂川に架けられた瑞雲橋を渡った。武茂川の左岸を駐車場に歩く途中、武茂川に長く枝を張り出した木があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
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50. 瓜瓞橋
再び瓜瓞橋のところへ戻ってきた。やはり、ここからの眺めは最高だ。誰もいない、静かな境内を散策し、参拝出来たのが良かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/320秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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51.那須インターへ
駐車場に戻り、帰路に着く。カーナビは那須ICから東北道に乗れとガイドする。途中、夕日を見ることができた。那須連山を背景に、手前は灌漑用の池である。時刻は6時15分。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 24mm ISO125 ) 露出補正 なし
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2018年5月24日

栃木県をドライブ(1) 大谷観音と大谷石採掘場跡 4月26日

今回のドライブは二つ目的があった。一つは宇都宮の近くにある大谷石の採掘場跡を観たいこと、もう一つは学生時代の卓球部の先輩である恒 仁朗(雅号)さんが昨年、ご出身地である今市の報徳二宮神社に寄進された「尊徳来福像」を参拝することだった。何時も一緒に、ドライブや旅行をしている家内の友人夫妻のご主人が、栃木県鹿沼のご出身なので、ご迷惑を顧みず同行をお願いした。
 朝、6時半に我が家に迎えに来ていただいた。首都高湾岸線から川口線回りで東北道に入った。ここを走るといつもスカイツリーがよく見える。
 途中、朝食をとったりして、10時20分ごろ、大谷観音に到着した。まだ、駐車場に観光バスはなく、団体客は来ていないようだった。ところが、大谷観音の見学を終えて大谷資料館に向かう頃になると「はとバス」が入ってきて、ツアー客の皆さんがドッと下りてきた。大谷資料館の地下採掘場も、私たちが入ったときは、観光客が少なく、ゆっくりと見て回ることができたのはラッキーだった。
 そして、もう一つのこの日の目的である、今市の報徳二宮神社に向かった。ちょうど昼飯どきになり、寄り道をしてしまったので、報徳二宮神社に着いたのは、午後も遅くなってしまった。

1.大谷寺
東北道を鹿沼ICで下りて、 大谷寺 に着いたのは、10時を少し過ぎていた。大谷寺の本尊千手観音(高さ4m)は、平安時代(810年)弘法大師の作と伝えられている。古くから大谷観音と称され、鎌倉時代に坂東19番の霊場となり、多くの人々から尊崇されてきた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO160 ) 露出補正 なし
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2.大谷寺 観音堂
大谷寺は大谷石凝灰岩層の洞穴内にお堂がある日本屈指の洞窟寺院である。岩で包み込まれるように建てられている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.大谷寺 観音堂正面
「観世音」の扁額が掛かっている。中に入って千手観音像をお参りした。大谷寺のホームページによれば、千手観音像は最初は、岩の面に直接彫刻した表面に赤い朱を塗り、粘土で細かな化粧を施し、更に漆を塗り、一番表には金箔が押され金色に輝いていた。パンフレットでは、前述したように、この千手観音像は平安時代(810年)弘法大師の作と伝えられていると紹介されていたが、ホームページでは、最新の研究では、バ―ミヤン石仏との共通点が見られることから、実際はアフガニスタンの僧侶が彫刻した、日本のシルクロ―ド遺産と考えられていると記されている。千手観音には、千の手と、千の目があり、手のひらにも目があって、いつも私達を見守っている。そして、たくさんの手で宇宙にある全ての人々、生き物を救ってくださる有り難い観音様であるという。堂内には千手観音像のほか、釈迦三尊、薬師三尊、阿弥陀三尊の計10躰の石仏があり、「大谷摩崖仏」として、昭和29年に国の特別史跡に、昭和36年に国の重要文化財にしてされている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
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4.境内の池
裏手に回ると池があった。自然の奇岩群と赤松の織りなす風光明媚な景勝が「陸の松島」と賞賛され、国の名勝に指定された御止山の登山口があり、池があった。 ​案内版によれば赤い橋の先にある​赤いお堂は弁天堂で、中に弁財天が祭られて​いる。​。弁財天は七福神の紅一点で、開運・財運の神様​である​。その前の白ヘビには伝説が残されてい​て、昔、この池に毒蛇が住んでおり、毒をまき人々を困らせてい​た​が、時に大同、弘仁の頃、弘法大師がこの話を聞き、秘法をもって退治したとい​う​。その後、毒蛇は心を入れ替えて白ヘビとなり、弁財天にお仕えして​いるそうだ​。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.弁天堂
池の赤い橋の向こうに弁天堂がある。橋を渡ってお参りしたが、頭に軽く触ればご利益があるという白ヘビには触れてこなかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.​5​ 1/1​00​0秒 ​18​mm ISO​250​ ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.大谷観音 裏門​
普門客​という扁額が掛かった正面の仁王門に向かって右側に裏門があった。​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.​8​ 1/1​25​0秒 ​15​mm ISO​125​ ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.​平和観音
裏門の前は駐車場になっていて、その脇をしばらく歩いていくと大谷公園がある。そこには大きな平和観音像が立っていた。​​​​​ wikipediaによると、平和観音像は、太平洋戦争の戦死者を追悼するため、終戦後間もない昭和23年(1948年)から6年かけて大谷石採石場跡の凝灰岩層壁面に総手彫りで彫られた像高88尺8寸8分(26.93メートル)、胴回り20メートルの石造観音菩薩立像である。竣工は昭和29年(1954年)、開眼は昭和31年(1956年)5月4日。飛田朝次郎が製作した。なお、近隣にある大谷寺との直接的な関係はない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4​​ 1/1​25​0秒 ​9​mm ISO​125​ ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.​大谷石地下採掘場跡
いよいよ大谷石地下採掘場跡に入る。ここは 大谷資料館 の一部でその入館料は800円だった。一般の人の目に触れることなく「未知なる空間」と呼ばれた地下採掘場の​跡​は、その広さ約2万㎡(140mX150m)、深さは平均30mあり、最深の部分は地下60mに及ぶという。 ​​​​​

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/13秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.大谷石地下採掘場跡 彫刻 -1
天井の高い地下採掘場跡には、写真のような彫刻も置かれていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/15秒 10mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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10.大谷石地下採掘場跡 彫刻 -2
前の写真と同じ作品だが、ネットで調べてみたけれど誰の作品か判らなかった。 倒立した人間と片足を投げ出した人間が網目のように造られていて、中に灯りが入れられていた。印象に残った作品だったので、後日、大谷資料館に電話して、作者、作品名を訪ねてみたが、資料が残っていないのでわからないとのことだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/10秒 25mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
11.「ミソの層」
まず、山に横穴を掘り、そこから平場堀で柱を残しながら地下を掘り進めた。大谷石はきれいな石の層と「ミソ」と呼ばれる茶色の塊を含む層が交互に重なっている。この採掘法により、ミソの層を残しきれいな石の層だけを採掘できるようになったそうだ。ここは、きれいな石の層の採掘場で天井にはミソの層を確認できる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/10秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
12.華道家 假屋崎省吾氏の作品
先ほどの彫刻の奥にあった生け花のような作品は、假屋崎省吾氏の作品だ。2015年3月15日に開催された「和の都 宇都宮 アートフェスト」において、この地下坑内で催、展示された假屋崎省吾氏の花アート作品をそのまま展示することの承諾を得た。大谷石の壁面とマッチしたインパクトのある非常に大きな作品なので地下坑内の一番奥の部分に展示することになったそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/40秒 10mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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13.ステージ
ステージが造られていた。ここで様々なイベントやプロモーション・ビデオの撮影などが行われている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/10秒 11mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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14.搬出口
この緩やかな坂道は切り出した大谷石の搬出口だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/40秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
15.ドンペリ
「ドンペリニョン(P2)の日本発売日の前日に開催されたレセプションでゲストの皆様を撮影するためのフォトセッション用エンブレムです。主催者のMHDモエヘネシーディアジオ株式会社様から開催地への記念として頂いた展示品です。」と説明されていた。ドンペリP2は1998年に発売された。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/250秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
16.十字架
十字架が置かれていた。ライトアップされて幻想的でさえある。地下採掘場跡には教会ゾーンと呼ばれているところがあるが、そこは、結婚式がある時にだけ教会を作る場所だそうだ。 普段は撮影などに使うために非公開部分として閉鎖している場所で、写真の十字架は教会ゾーンではない。暗いので、壁に寄りかかってシャッターを押す。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​2.8​​ 1/6秒 ​34mm ISO​3200​ ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
17.石の規格
五六、五七、五八、五十、三十、四十、六十、七十、八十、尺角という規格品があるそうだ。最初の数字が厚さを、後の数字が幅を表す。長さはすべて3尺(90cm)だ。例えば五十は厚さ5寸(15cm)、幅1尺(30cm)である。既定の大きさに裁断し製品を作り出す機械だ。中央にあるのは石材裁断機で1日約200本の石が加工できる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​1.8​​ 1/40秒 ​9mm ISO​3200​ ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
18.チェーンソー式平場採掘機(昭和34年~現在)
これは丁場を掘り下げる機械だそうだ。平場掘りという。坑内堀りでは垣根採掘機で横坑を掘った後、本格的な採石はこの機械で行うと説明されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​1.8​​ 1/100秒 ​9mm ISO​3200​ ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
19.大谷石PR用石造建築模型
栃木県、福島県、宮城県などには現在も石造建築や土蔵造りが数多く点在している​。また、東京の旧帝国ホテルにも大谷石は利用された。ここで地下採掘場跡​の見学を切り上げる。坑内は暗かったので、すべてISO3200での撮影になったが問題なく使える。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​1.8​​ 1/250秒 ​9mm ISO​3200​ ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
20.宇都宮餃子
大谷石地下採掘場跡を出発したのは12時を少し過ぎていた。これから今市へ向かうが、途中で宇都宮餃子を食べていこうということになり「彩花」という店に寄った。出発からここまで運転をしてきたので、ビールを飲んでもいいよとお許しをいただいた。餃子は大きかった。チャーシューが上手いとのことなので食べてみたが、確かにうまかった。テイク・アウトもした。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​3.5​​ 1/​1​250秒 ​9mm ISO​125 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
21.​コミスジ 「ろまんちっく村」​​​​​​​
​「​彩花」を出発して下今市に向け、119号線をしばらく走ると、道の駅「ろまんちっく村」というところがあった。何やら賑やかそうなので入ってみる。女性陣が野菜を見たり、花を見たりしている間、男2人は裏手にある「みのりの森」を散策した。そこは、カタクリをはじめとした季節毎の山野草や、落葉・広葉樹林や、孟宗竹の竹林などが植生された10ヘクタールに及ぶ整備林になっていた。コミスジが木漏れ日を浴びて飛んでいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 +0.3段
;;クリックすると大きな写真になります。
22.「何時も庵」
友人のご主人は鹿沼のご出身なので、この辺はよくご存じだ。奥様が天然氷の美味しい良いところを薦めてくださった。119号線から少し左に入ったところ、 箱ノ森の里山の丘に建つ隠れ家的な古民家風カフェだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 19mm ISO250 ) 露出補正 +0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
23.日光天然氷のかき氷
私もレモンシロップと練乳が掛かったかき氷を食べた。友人の奥様がオーダーしたのは、この店のおすすめは「アイリッシュ 練乳入り」だった。プリンのカラメルのようなコクのある芳しい味だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO1250 ) 露出補正 +0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
24.かまきりのオブジェ
庭には錆びたカマキリのオブジェがあった。アイアン作家 高橋洋直さんという方の作品だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 24mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段
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25.外房線の枕木の古材
裏の散策路を歩いてみると、その散策路には「ここからは外房線の枕木です」と記された札があった。ご主人は鉄ちゃんなのだろうか。カフェのテラスも床も古い枕木が敷かれている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 23mm ISO1000 ) 露出補正 +0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
26.ルリタテハ -1
庭にある樹液の出ている樹にルリタテハが寄ってくる。手前の開翅している個体は尾端を上げている。♀なのだろう。ルリタテハは見ただけでは雌雄が区別できない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 164mm ISO200 ) 露出補正 +0.3段
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27.ルリタテハ -2
3~4頭のルリタテハがこの樹液の出ている樹に飛来してきていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 140mm ISO320 ) 露出補正 +0.3段
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28.ミヤマせせり
タンポポの花ではミヤマせせりが吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 93mm ISO1000 ) 露出補正 +0.3段
;クリックすると大きな写真になります。


2017年10月18日

日川渓谷沿いに上日川峠(大菩薩登山口)へ 9月5日

ヨーロッパ旅行から帰ってきたあと、8月の後半は天候が悪く、晴れる日がほとんどなかった。気温も平年より低い。そんなわけで今年の夏は7月の19日~21日に鹿沢方面(奥草津チャツミゴケ公園、鹿沢園地、池の平湿原)へドライブ旅行をしたとき以外、ほとんどチョウの写真を撮っていなかった。
  昨年は全くの不作で撮れなかったキベリタテハやクジャクチョウなどの高原のタテハも撮りたくて、チャンスを待っていたが、天候は好転しないままだ。やっと晴れ間を捉えて、9月5日に、山梨県は日川渓谷へ出かけた。大菩薩周辺はキベリタテハが多いことでも知られている。
 ここへは7月のはじめ、オオムラサキセンターへ行った帰りに寄ってみたが、フタスジチョウ、クジャクチョウ、クモガタヒョウモンなどと出会っている。
  中央高速を勝沼インターで下りて、国道20号(甲州街道)を笹子トンネルの方に戻り、景徳院入り口というところから県道218号線(県道大菩薩初鹿野線)に入る。前回立ち寄った「日川渓谷レジャーセンター」や「ペンションすずらん」には車を停めず、上日川峠まで走り、その駐車場に車を停めた。初めてのところなので、チョウの多いポイントもわからないまま、周辺を歩いて見たがチョウはいない。
  登ってきた道を寄り道をしながら下ることにした。途中、マルバダケブキの花に擦れてしまっているミドリヒョウモン、ウラギンヒョウモンがいるくらいで、クジャクチョウなどタテハは見られない。ダム湖である大菩薩湖を見て、「ペンションすずらん」の駐車場に車を停めた。「ペンションすずらん」には昆虫館も併設されていて、昆虫採集や、写真を撮りに来る人も多いようだ。カフェ・食事処があったので入って見る。ペンションの奥さんらしき方が、カメラをぶら下げた私を見て「チョウですか?」と声を掛けてくれた。そして、「今年はキベリがほとんどいません」と話してくれた。
 この日の成果はゼロに等しいが、引き上げることにする。国道20号にある道の駅に寄って、「藤稔(フジミノリ)」という巨峰を買って帰ったが、これがとても甘くて旨かった。

1.上日川峠
渓谷沿いの道を40分ほど登って上日川峠の駐車場に着いた。さらに進むと国道411号にぶつかり、右へ行けば柳沢峠、左に下ると塩山に出る。ここの標高は約1,600mだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f​5.6​​​ 1/​500​秒 56mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。
2.上日川峠 ロッジ長兵衛​​
上日川峠には十分な駐車場もあり、大菩薩峠への登山ベースとして利用客が多いという「ロッジ長兵衛」があった。しかし、この日はひっそりとして、人影がなかった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f​10​​​ 1/​400​秒 18mm ISO​2​​00​​​​ ​)露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。
3.上日川峠バス停​​​​
甲斐大和駅からこの上日川峠を終点としたバスが走っている。しかし、原則、土、日、祝日に5便の運行である。平日は限られた日にしか運行されないが10月、11月の紅葉の季節には運行日は多く、日に3便ある。この日は火曜日であり、バスは走っていなかった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f​9 1/​320​秒 46mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。
4.大菩薩湖​​​​​​
上日川峠を後にして、登ってきた道を下り始める。黄色い花が咲く開けた傾斜地があった。そこからは大菩薩湖が見下ろせた。大菩薩湖は東京電力上日川ダムのダム湖だ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​
プログラムオートで撮影(​ ​f​7.1 1/​800​秒 102mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。
5.ミドリヒョウモン♀
黄色いマルバダケブキの花が咲く傾斜地にヒョウモンたちがいた。これはミドリヒョウモンの♀だが、だいぶ擦れてしまっている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影(​ ​f​6.3 1/​1250​秒 ​300​​​​​​​​​​mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。
6.ミドリヒョウモン♀ 飛翔
花から飛び立っところを捉えることが出来た。トリミングしている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f​10 1/​400​秒 ​18​​​​​​​​​​mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。
7.上日川ダム展望台
大菩薩湖北岸展望所という案内札があったので、何かチョウはいないかと思って入って見た。しかし、チョウの影はない。殺風景な大菩薩湖が見られるだけだ。向こう側にダム提が見え、そこから日川渓谷へと流れていく。 ​

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f​11 1/​500​秒 ​44​​​​​​​​​​mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。
8.アサギマダラ
道路の土砂崩れの防止のために施された​​コンクリートの壁にアサギマダラが止まっていた。じっとして動かない。良く見るとストローを伸ばして吸水している。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影(​ ​f​5.6 1/​250​秒 ​116mm ISO​2​​20​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。
9.「ペンションすずらん」​​
7月8日には、「ペンションすずらん」の駐車場に車を停めさせてもらい、その周辺で、新鮮なフタスジチョウ、そしてクジャクチョウ、クモガタヒョウモンなどの写真を撮った。今回もここに寄り、ペンションのカフェに入った。ペンションの奥さんが「チョウですか?」と声を掛けてくれ、「今年はキベリがいないんですよ」と話してくれた。実際キベリどころかタテハの類は全く見かけないのだ。チョウ好きの人たちが多く訪れていて、雑記帳にいろいろと書かれていた。岡山からなど随分遠くからキベリ狙いで来ている人がいるのだ。ここで食べた"お薦め"の桃のシャーベットは逸品だった。​​

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f​4 1/​250​秒 ​28mm ISO​3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。
10.コムラサキ -1
カフェを出て、車に戻ろうとすると、力なくふわーと飛んでいるチョウがいて、3mくらいの高さのカエデの木に翅を休めた。飛んでいるときは何だかわからなかった。ゴマダラチョウかと思った。止まったところを確認してみると、どうやらコムラサキのようだ。コムラサキのあの元気な、活発な飛翔はない。​​

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f​6.3 1/​640​秒 ​300mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。
11.コムラサキ -2
車に戻って、P610を持ってきて撮った。どうやら♀のようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f6.5 1/160秒 258mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
12.景徳院 山門
まだ時間は早いが、雲が広がり、気温も上がらず、チョウは期待できない。国道20号線へ出る手前にある景徳院へ寄ってみることにする。県道大菩薩初鹿野線の上手の方から境内に入ったので、最初にこの山門を見ることとになった。この山門は天保6年(1835年)に建てられたもので、三間一戸、入母屋、銅板葺、楼門形式で下層部には仁王像、上層部には十六羅漢像が安置され、「景徳院」の扁額が掲げられている。景徳院山門は江戸時代後期の楼門建築の遺構として貴重な事から平成7年(1995年)に山梨県指定文化財に指定されている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f​3.8 1/​250​秒 ​36mm ISO​250​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
13.仁王像 「吽」形
山門の下層部にある仁王像。これは山門に向かって左側に安置されている「吽」形の像だ。この仁王像も天保6年に造られたものなのだろうか?

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影(​ ​f​3.5 1/​125​秒 ​18mm ISO​3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
14.仁王像 「阿」形
こちらは向かって右側にある「阿」形の仁王像。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f​3.5 1/​160​秒 ​18mm ISO​3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
15.武田勝頼、勝頼公夫人(北条夫人)、世子信勝の墓​​
ここは武田勝頼最後の地である。景徳院境内の甲将殿という建物奥に勝頼父子の墓があった。中央に甲斐武田家第20代当主 勝頼の 宝筺印塔 、向かって右手に北条夫人の五輪搭、左手に世子信勝の五輪塔の三基が長方形の基壇に据えられている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f​5 1/​250​秒 ​18mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
16.武田信勝 生害石​​​​
前後してしまったが、天正10年、ついに織田・武田連合軍の甲斐侵略を許した武田勝頼の軍は同年3月、自ら三日居城を焼き、郡内の岩殿上に向かったが 小山田信茂 の叛にあい、この近くの天目山に入ろうとしてならず、力尽き、天正10年3月31日、主従はここ田野で最期をとげたのだった。武田父子が自害をした生害石があった。これは世子、武田信勝の生害石。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f​3.5 1/​250​秒 ​18mm ISO​640​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
17.景徳院 鐘楼​​​​​​
景徳院の建物は、山門を残しすべて火災のため、焼失していたが、20数年前に相前後して再建され、この鐘楼もそれ以降のものだそうだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f​5 1/​250​秒 ​24mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
18.景徳院 本堂​​​​​​​​
本堂が最後になってしまったが、天正16年(1588年)、甲斐国の領主になっていた徳川家康が勝頼ら将士の菩提を弔うため田野寺を建立した。それが景徳院である。本堂は弘化2年と明治27年と再度に渡る大火のため、往時の絢爛高閣な伽藍は山門を残しすべて灰になってしまったそうだ。その後、再建が企てられたものの、その成果を見なかったが、20数年前に相前後して再建されたという。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影(​ ​f​7.1 1/​250​秒 18mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。


2017年6月 1日

今春も南足柄へ 5月11日

ウスバシロチョウの写真を撮ろうと、今春も南足柄へ行ってきた。できればミヤマカラスアゲハも見たい。かみさんが大雄山最乗寺のフジを観たいと同行する。
 7時40分ごろ自宅を出発し、国道16号線を東名高速の横浜町田インターへ向かう。ところが16号線から東名横浜町田インターへの分岐を過ぎたあたりで、大渋滞にはまってしまった。やっと料金所を通過し、本線に入る。本線も動いてはとまり、ノロノロとしか進まない。そのうち、一番右側車線の車がウインカーを出して左車線に入りだした。これは右側車線で事故があったのだろうと判断し、一番左の車線を走ると、やがて動きが良くなった。原因は右側の中央分離帯に激突して、全面を大破している4トン積みくらいのトラックだった。後で調べてみると、単独事故らしい。
 あとは順調に流れ出したが、膀胱は満タンになり、海老名SAに入る。さぞ、混んでいるだろうと思ったが、案に反して空いていた。いつもは1時間15分くらいで夕日の滝に到着するが、この日は3時間近くかかってしまい、到着は10時半ごろになってしまった。
 南足柄の夕日の滝あたりではジャコウアゲハの♂が多かったが、ウスバシロチョウや、他の黒いアゲハは少ない。
 ツツジは最盛期は終わってしまっていたが、夕日の滝では赤いツツジが、最乗寺では白いツツジが咲き残っていた。最乗寺のフジは見ごろだったが、シャクナゲは大部分が終わってしまっていた。

1.新緑
夕日の滝の駐車場に車を停め、私はウスバシロチョウを求めて、周囲を歩いた。かみさんは新しい道ができた夕日の滝まで行き、車に戻り、数独(ナンプレ)を楽しんでいたらしい。南足柄の里山は新緑がきれいだった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f​5.6​​​​​​​​ 1/​640​秒 52mm ISO250​​​​ ​)露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。
2.黄色いツツジ
民家の庭に黄色い花が咲いていた。花を見るとツツジのようだが、黄色いツツジというのは初めて見る。陽の光に黄金色に輝いていた。調べてみるとキレンゲツツジだそうだ。黄色とオレンジとがあるようだるようだが、少し高い涼しい地方に自生しているとのこと。ミツバツツジと同じ落葉種で葉も花も普通のツツジより大きい。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f​5.6​​​​​​​​ 1/​3200​秒 120mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.サナエトンボ 早苗蜻蜒
小型のヤンマのようなトンボがいた。調べたところ種名までは同定できなかったが、サナエトンボの一種のようだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f​6.3 1/​1250​秒 300mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。
4.セイヨウオダマキ 西洋苧環​​
咲いているのは初めて見た。これは淡黄色の花を咲かせるオダマキの一種で、北ヨーロッパからシベリアに広く分布してしているそうだ。5月から6月ごろ、花茎を伸ばして、長い距のある紫色の花を咲かせる。古くから栽培されているため、交配改良された園芸品種も数多くあるとのこと。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f​6 1/​1000​秒 130mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​なし
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5.新緑のイロハモミジ​​​​
毎年、最乗寺へ来ると、この瑠璃門から境内に入るが、瑠璃門へ上がる階段から見上げるイロハモミジの新緑が鮮やかだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels​​​​
プログラムオートで撮影(​ ​f4.2 1/250秒 11mm ISO100​ ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。
6.多宝塔
文久3年(1863年)建立。多宝如来を奉安、方形層上円形木造二重の塔。南足柄市の重要文化財に指定されている。なかなか渋い趣の塔と思う。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.3 1/125秒 4mm ISO320​ )露出補正 -0.3段
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7.結界門
結界門より道了大薩の浄域とされ、これより先に不浄のものは入るを許さずとある。この手前に御供橋・圓通橋があり、中央に御供橋、両脇に圓通橋が並行している。御供橋は白装束を身にまとった修行僧が道了様へのお供えをする時に使用する為の橋で、普段は通行する事ができないようになっている。この橋は、「かながわ橋 100選」の一つに数えられているそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f4 1/125秒 8mm ISO250​ ) 露出補正 -0.3段
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8.イロハモミジの落葉
モミジの葉は紅葉して落葉するものと思っていたが、まだ、緑、瑞々しい葉が落ちていた。風か雨かで落ちたのだろうか。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.6 1/125秒 6mm ISO220​ )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
9.深紅のシャクナゲ
シャクナゲはほとんどの花が落ち、朽ちていたが、深紅のシャクナゲが頑張って咲いていてくれていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影(​ ​f​6.3 1/​400​秒 300mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
10.藤棚
後になってしまったが、ここ最乗寺は福井県の永平寺、鶴見の総持寺に次ぐ格式のある曹洞宗の寺である。創建に貢献した道了という僧が、寺の完成と同時に天狗になり身を山中に隠したと伝えられることから、道了尊とも呼ばれているのだ。その境内の僧堂と鐘鼓楼の前にこの藤棚がある。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f​5.6 1/​400​秒 44mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
11.フジ -1
マメ科フジ属、つる性の落葉する樹である。強い日当たりを好むため、公園や庭園などの日光を遮るもののない場所に木や竹、鉄棒などで藤棚と呼ばれるつる性の植物を絡ませる木材などで組んだ棚を設置し、木陰を作る場合が多い。ここの藤棚は決して大きくはないが、見事である。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f​5.6 1/​400​秒 66mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
12.フジ -2
フジは紫色の花が、幹の方から先端に向かって咲き進む。まだ先が伸びそうだ。後ろに見えるのは、聖僧文殊菩薩が祀られ、修行僧が日夜、坐禅弁道に励む根本道場である僧堂の窓だ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f​5.6 1/​250​秒 86mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。


2017年3月27日

河口湖へ1泊2日のドライブ旅行(5・終) 小田原城 3月4日

小田原城へは、昨年2月に国府津の曽我梅林へ行った帰りに寄った。その時は、平成大改修の工事中で、天守閣には覆いが掛けられていた。
 江戸時代に作られた模型や引図を基に、昭和35年(1960年)に鉄筋コンクリート造りで復興された天守閣は、三重四階の天守に付櫓、渡櫓を付した姿だが、最上階の高覧付きの廻廊はこの復興の時に新たに付けられた。現在、内部は5階だ。そして、2015年(平成27年)7月から2016年(平成28年)3月まで耐震工事及び屋根瓦や壁の修復が行われ、天守内へ入館ができなくなっていたが、2016年(平成28年)の5月にこの平成大改修工事が終了し再公開されたのだ。
 入館料は大人が500円で、小中学生が200円である。この日は土曜日だったので親子連れの入館者が多く、展示物をゆっくり見ることはできなかった。昨年のNHK大河ドラマ「真田丸」で人気が出たのだろう。
 小田原城を見終えて午後3時半になった。小田原で夕食にするには早すぎるので、横浜に戻ることにする。途中、渋滞もあり、西湘バイパスを抜けて横浜に入るころは5時半になっていた。何処にしようか決めかねていたが、結局、新横浜の近くの、今話題の「スシロー」へ行くことにした。到着すると、駐車場は空いていたものの、先に記したように約2時間待ちとのことで、あきらめざるを得なかった。
 友人ご夫妻に我が家まで送っていただき、サンドウィッチ・パーティとなった。何回も行っている富士五湖周辺だが、今回も新しい発見があった。

64.御茶壷橋
小田原城址公園の南入口の近くの駐車場に車を停めた。南入口を入り御茶壷橋を渡って常盤木門へ歩く。この橋は江戸幕府の将軍家に献上する茶壷を保管する倉庫があったことから、この名前が付いたという。橋の下に黒い大きな鯉が群れる。ちょっと不気味だ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f8 1/​250​秒 24mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
65.メジロ​​
常盤木門の石段の手前に梅の花が咲いていた。メジロが来ている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6 1/​1000​秒 135mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
66.ヒカンザクラ(緋寒桜)​​​​
常盤木門に上がるには本丸東堀跡にかかる赤い常盤木橋を渡るが、そこにヒカンザクラが咲いていた。ヒカンザクラはカンヒザクラ(寒緋桜)ともいう。しかし、彼岸桜(エドヒガン)とは違う種である。ややこしい。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​2000​秒 300mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
67.常盤木門の櫓と梅の花​​​​​​
常盤木門は小田原城本丸の正門にあたるが最も大きく堅牢に造られている。昭和46年に再建されているが、その櫓を背景に梅の花が咲いていた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5 1/​250​秒 66mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
68.小田原城天守閣全景​​​​​​​​
昨年の3月1日にここへ来たときは、工事中で覆いが掛けられていた。今回は少し西に傾き始めた陽の光を浴びたその全景が見られた。​​

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f​9​​​ 1/​320​秒 ​28mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
69.天守の廻廊
最上階の高覧付きの廻廊にたくさんの人が登っているのが見えた。500円お支払いして、城の中に入ってみることにした。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f​6​​​ 1/​1000​秒 ​135mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
70.天守閣の東面
天守閣の東面を見ながら天守閣の入り口へ進む。天守台の石垣は立派である。この石垣も関東大震災で崩れていたところを天守復興に合わせ積み直したというが、見えるところだけを集中的に直したらしいので、実は奥には崩れたままの姿が残っていると聞く。天守台の裏側の土塁部分には崩れた石が埋まったままだそうだ。見てくればよかった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f​7.1​​​ 1/​250秒 ​18mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
71.天守閣の南面
南面に石垣で造られた堤(石段)を登ったところに天守閣への入り口がある。そこが1階になっていて入場券販売所もある。現在の小田原城天守は昭和35年(1960年)に市制20周年の記念事業として造られた。宝永3年(1706年)年に造られた天守をモデルに東京工業大学藤岡道夫工学博士が設計、本来無かった高覧付廻縁が追加された為復興天守と呼ばれるそうだ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f​11 1/​500秒 ​26mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
72.天守閣内部
中に入る。内部はお決まりの歴史博物館になっていて、復興の元になった天守模型(江戸時代製)や鎧、兜などが展示されていた。人が多く、また、時間もかけられないので、詳しくは見ていけなかった。受付で写真撮影の可否を聞いたところ、撮影禁止と表示されたところ以外はOKだった。小田原城の天守閣の高さは27.2mで第7位だそうだ。第1位は大阪城天守の41.5mだった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f​3.5 1/​125秒 ​18mm ISO3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
73.天守から西の眺め 箱根方面​​
5階にある展望デッキへ登った。廻廊になっている。廻廊に出るとまず正面には箱根方面の眺めがあった。左手に駒ヶ岳、神山、冠ヶ岳、右の方に明星ヶ岳、明神ヶ岳が見える。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f​11 1/​500秒 ​48mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
74.天守から南の眺め 真鶴半島、伊豆半島
順路に従い左回りに廻廊を進む。真鶴半島が突き出していて、その右側に伊豆半島が眺められた。東側は小田原市街である。小田原市では平成18年に天守閣の高さを基準とした高さ規制を行い、天守閣の高さを超える建物の建築を制限し、長い時間をかけて育まれてきた歴史景観を次代に受け継いでいこうとしている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f​9 1/​320秒 ​24mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
75.天守から北の眺め 小田原駅、丹沢​​
眼下に小田原駅が見え、奥に丹沢の山々が連なる。写真の小田原駅の上に見えるのが大山で、主峰の塔ノ岳が画面左端だ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f​11 1/​500秒 ​46mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
76.天守とヒカンザクラ​​​​
約30分天守閣の内を見学して、廻廊からの眺めを満喫して、下りてきた。上がってきた堤(石段)から振り返ると、天守を背景にヒカンザクラが咲いていた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f​9 1/​1250秒 ​102mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
77.梅
常盤木門を降りたところに何本かの梅の木があり、ちょうど見ごろになっていた。花の狭間から銅門とその櫓が見える。銅門は平成7年に復元されている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f​9 1/​320秒 ​31mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
78.梅の花を啄むメジロ -1​​
その梅には何羽かのメジロが来ていた。300mmあると何とか撮れる。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f​6.3 1/​1250秒 ​300mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
79.梅の花を啄むメジロ -2​​​​
隣の枝を見ると、次は何処に移ろうかと構えているたメジロがいた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f​6.3 1/​800秒 ​300mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
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なお、ドライブ地図と地点毎の写真は、 河口湖へ1泊2日のドライブ に掲載しました。


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2017年3月24日

河口湖へ1泊2日のドライブ旅行(4) 富士山北口本宮浅間神社 3月4日

「与 勇輝 館」で十分な時間をとって、布で創作されたノスタルジックな人形たちを鑑賞した。次は、富士山北口本宮浅間神社だ。
 今回は3っの浅間神社を巡ったが、富士山周辺に、また、全国にどれくらいの数の浅間神社があるのだろうか?wikipediaによれば、浅間神社とは、富士信仰に基づいて富士山を神格化した浅間大神(浅間神)、または浅間神を記紀神話に現れる木花咲耶姫命(このはなのさくやひめのみこと)とみなして祀る神社である。富士山は​​奈良時代末から火山活動が活発化し、​​​​​​​​​​火山神(浅間神)としての信仰(浅間信仰)として全国に広がったとされる。​そして、浅間神と木花咲耶姫命が同一視されたのには木花咲耶姫命の出産が関係している。中には木花咲耶姫命の父神・大山祇神や、姉神・磐長姫命を主祭神とするものもあり、それらを含めて全国に約1,300社の浅間信仰の神社がある。これらの神社は、富士山麓をはじめとしてその山容が眺められる地に多く所在するという。横浜にも浅間神社はある。
 2013年に「富士山と信仰・芸術の関連遺産群」として世界文化遺産への登録勧告があった浅間神社は、静岡県に6っと山梨県に3っ、計9っがあげられている。今回、私たちが参拝した富士山本宮浅間大社、富士御室浅間神社、北口本宮富士浅間神社のほか、静岡県の富士宮市にある山宮浅間神社、村山浅間神社、人穴浅間神社、裾野市の須山浅間神社、駿東郡小山町の富士浅間神社そして山梨県の都留郡富士河口湖町にある河口浅間神社がある。
 富士山北口本宮神社を参拝したのち、早めの昼食だったが「不動」という店でほうとうを食べた。

50.富士山北口本宮浅間神社 表参道
ここは、2013年1月5日「富士午後周遊日帰りバスツアー」で来たことがある。その時は、バスは138号線沿いにある駐車場に停められたので、この参道の奥に見える鳥居の所から参道を歩いた。しかし、今回は、そのまま境内近くの駐車場まで入ることができた。境内手前の大鳥居から138号線からの参道を見る。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f4.2 1/​250​秒 35mm ISO400​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
51.参道から見る大鳥居
​​ 大鳥居から随神門を見る。この大鳥居は日本最大の木造鳥居だそうだ。扁額には「三国第一山」と書かれている。この大きな鳥居は、江戸時代後期より60年に一度、大きな改修が行われてきたそうだ。前回は2014年にその大改修が行われた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f4 1/​250​秒 20mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
52.大鳥居
​​ 2014年の改修で、鳥居を支える8本の柱が取り替えられ、全体の色が塗り直された。4本の袖柱には、国産の桧が使われ、2本は東京のあきる野市より、残りの2本は埼玉県飯能市と島根県津和野町から調達されたとのこと。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f8 1/​250​秒 18mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
53.随神門(山門)​​
市指定重要文化財になっている立派な山門だ。扁額には「富嶽」とある。北口本宮富士浅間神社のパンフレットによれば、享保18年(1733年)、江戸の富士講村上派を仕切る村上光清が、幣殿、拝殿、神楽殿、手水舎とともに随神門を造営したとある。 ​​

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​250​秒 18mm ISO360​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
54.拝殿
随神門をくぐると、神楽殿があり、その先に立派な拝殿があった。北口本宮富士浅間神社のホームページによると、その由緒は「景行天皇40年(西暦110年)、日本武尊ご東征の折、足柄の坂本(相模国)より酒折宮(甲斐国)へ向かう途中で当地「大塚丘」にお立ち寄りになられ、そこから富士の神霊を親しく仰ぎ拝され「北方に美しく広がる裾野をもつ富士は、この地より拝すべし」と仰せになりました。そのお言葉に従い大塚丘に浅間大神と日本武尊をお祀りし、当社の創建となりました。」とある。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​250​秒 20mm ISO320​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
55.孫の結婚式?
拝殿の右側に、2本の桧が根本で1本になり、さらに頭上12mで再び、合着していることから「富士夫婦桧」と呼ばれている樹高33m、目通り幹囲(目の高さでの立ち木の幹の直径)7.6mの桧の大木がある。ここで挙式を済ませたと思われる2人が写真を撮られていたが、その傍で見守る、祖父母であろうかご高齢のご夫婦の姿が印象的だった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​250​秒 50mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
56.「富士夫婦桧」
前出の「富士夫婦桧」だ。根張りが著しく発達し、漏斗を伏せたような形になっていて、見上げると、枝は四方に良く伸びて見事である。県下で最大のヒノキの巨樹だそうだ。1992年9月1日に富士吉田市指定天然記念物に指定されている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (​ ​f4 1/​250​秒 18mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
57.「富士太郎杉」
拝殿へ向かって左には「富士太郎杉」という巨木がある。こちらは杉だ。樹高は45m、目通り幹囲8.2m、推定樹齢は300年以上とされ、1958年6月19日に山梨県指定天然記念物に指定されている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​250​秒 18mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
58.本殿
拝殿の脇から本殿の一部を撮らせていただいた。本殿は社記によれば元和元年(1615)に建立された。桁行1間、梁間2間、入母屋造、桧皮葺。桃山時代の装飾的技法の多様性を示すとともに、これが建築と一体をなしたすぐれた意匠を見せる顕著な遺構であるという。北口本宮冨士浅間神社本殿 附:棟札一枚 として 1953年3月31日に国指定重要文化財になっている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.8 1/​250​秒 50mm ISO3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
59.東宮本殿
北口本宮浅間神社には本殿が3っある。拝殿に向かって左側の道を入っていくと、東宮本殿があった。貞応2年(1233年)北条義時造営ののち、永禄4年(1561)に武田信玄が再建したこの東宮本殿が現存する中では最も古く、一間社流造、檜皮葺屋根、室町・桃山様式で、明治40年、内務省にて国宝指定され、法改定により昭和25年に国指定重要文化財となっている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​250​秒 22mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
60.富士山登山道吉田口 と末社のお社
再び拝殿前に戻って、今度は拝殿の右側へ行く。末社が並んでいた。写真の左手奥の鳥居の先から続く登山道の前に並んでいるのは、日之御子社、池鯉鮒社、倭四柱社、日枝社、日隆社、愛宕社、天津神社、国津神社、天満社だ。他にも境内には多くの末社が祀られていて、表参道​​​​​​沿いに青麻社、稲荷社、八幡社。諏訪神社前に三殿社、三神社、風神社、下諏訪社、子安社。本殿後ろに恵毘寿社。東宮隣に神武天皇社。登山道の鳥居の先​​​に祖霊社が鎮座している。これはすごい。とても全部お参りできない。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (​ ​f9 1/​320​秒 18mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし ​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​
;クリックすると大きな写真になります。
61.西宮本殿
西宮本殿は拝殿の奥にある現本殿の西に北面して建ち、もとは太神宮と称された。文禄3年(1594年)谷村城主浅野左衛門佐氏重が浅間神社本殿として造営し、元和元年(1615年)の浅間神社本殿再建のさい移築し西宮となった。1間社流造、桧皮葺。正面に1間の向拝を設ける。この本殿はかつては本社本殿の建物であり、比較的木割も大きく、堂々とした力強さをみせる。とくに全体に施された装飾意匠にすぐれ、桃山時代建築の特色をよく示しているという。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (​ ​f5 1/​250​秒 35mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
62.拝殿と太郎杉、夫婦桧
舞殿の手前から拝殿を撮る。拝殿の左側に太郎杉、右側に夫婦桧が聳えるが、その手前にも綱をまかれた杉の大木があった。この杉には特に名前は付けられていないようだ。もう1本、本社殿の幣殿(舞殿との本殿の間)の脇に富士吉田市指定天然記念物の大スギがある。これは次朗杉というのだそうだ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​250​秒 38mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
63.大鳥居から参道を振り返る
11時半になった。そろそろ北口本宮をお暇しよう。随神門の段の上から大鳥居とその先にまっすぐ伸びた参道を眺めた。私は花粉症で目がかゆくなって仕方がない。ゴールデンウィークの前くらいまでは我慢しなくてはならないが、この杉並木の花粉のインパクトはどうなのだろうか?

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.5 1/​250​秒 18mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。


2017年3月20日

河口湖へ1泊2日のドライブ旅行(3) 西湖湖畔、河口湖周辺 3月3・4日

「西湖 いやしの里 根場」を後にして、西湖の北側を走る。湖畔に下りられるところで車を停めた。少し傾き始めた太陽の光が雲一つない富士山に注がれている。誰もいない静かな湖畔だ。
 そして、今夜の宿である富士屋ホテルグループの「河口湖ビューホテル」に向かった。4時20分ごろ到着。さっそく5階にあるという展望室へ行って富士山とその反対側の河口湖を眺めた。富士山の眺めは西湖で見たそれにかなわなかった。
 ひと風呂浴びて、夕食になった。友人の奥様がフレンチを予約しておいてくれた。ワインは甲州の白にしたが、すっきりして旨い。
 翌朝、広大な「富士ビューホテル」の庭園を歩き、河口湖畔の散策路を歩いた。朝は雲が多かった。この日は、全く予定がない。どこを見て、どこを回って帰ろうかと朝食をとりながら話し合う。決まったのは、まず、河口湖畔の富士御室浅間神社を参拝し、ご婦人方のご要望で「与 勇輝 館」へ行き、布を素材とした人形を見ることになった。次にもう一つの浅間神社である富士山北口本宮浅間神社へ行くというところまで。

30.西湖
こんなにきれいに晴れた西湖を見るのは初めてだ。wikipediaによれば、西湖の​​面積は富士五湖では4番目の大きさで、最大水深は2番目の深さの​​​ 71.7m。山梨県指定天然記念物フジマリモの群落地である。かつて富士山北麓には、剗の海(​こせのうみ)​​​という広大な湖があった。やがてその西部に溶岩流が流れ込んで分断され、本栖湖が生まれた。さらに平安時代初期の貞観6年(864年)に富士山が大噴火(貞観大噴火)を引き起こし、流れ出た膨大な量の溶岩流によって剗の海は大半が埋め尽くされた。この時に埋め残された東端が現在の西湖で、精進湖は北側の湾の一つである。現在でも雨水による増水時に、それぞれの湖で水位が一定して同じく推移するため、3つの湖は地下でつながっていると考えられている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f9​​​ 1/​320​秒 28mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
31.逆さ富士くずれ
​​ この写真の前に4人で交代しながら記念写真を撮っていたら、富士山が西湖の湖面に白い姿を映していた。それに気が付いて、逆さ富士を撮ろうとと位置を変え、ファインダーを覗いたら、風が吹いたのか、もう湖面の富士山の姿はくずれてしまっていた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f9​​​ 1/​320​秒 46mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
32.河口湖 -1​​
​​ 西湖から河口湖の南側に入って、今夜の宿である「富士ビューホテル」に到着した。チェックインをして、部屋に案内してくれた係りの人が最上階の5階に展望室があり、南に富士山、北側に川口が眺められるという。荷物を部屋に入れてもらって、その足で展望室とやらへ行ってみた。富士山の眺めは光線も悪く、良くなかったが、河口湖は日を浴びた湖面を見せていた。ここは河口湖の中央部で、河口湖大橋はもっと右の方にある。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f10​​​ 1/​400​秒 44mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
33.河口湖 -2​​​​
​​ 河口湖は富士五湖の中で最も長い湖岸線を持ち、最も低い標高地点にある。面積は富士五湖で最も大きな山中湖(6.80㎢)に次ぐは2番目の大きさ(5.70㎢)で、最大水深は精進湖とほぼ同じ 14.6m の深さという。2013年6月22日には「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の1つとして世界文化遺産(日本の文化遺産としては13箇所目)に登録された。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f10​​​ 1/​400​秒 44mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
34.2日目の朝 「富士ビューホテル」の庭園
​​ 「富士ビューホテル」には広い庭園があり、河口湖の湖畔散策路に続いている。ゆっくり休んだ次の日の朝、朝食前に歩いてみた。野鳥のさえずりが聞こえる。

Panasonic DMC SZ-10 f3.1-6.3 4.3mm-51.6mm 16.0 Mega Pixels
​​ プログラムオートで撮影 ( f3.1 1/160秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
35.朝の河口湖畔
​​ どんよりとした雲が垂れ込めた湖畔は静寂だった。

Panasonic DMC SZ-10 f3.1-6.3 4.3mm-51.6mm 16.0 Mega Pixels
​​ プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
36.雪が残る湖畔散策路
​​ 「富士ビューホテル」の庭園内を歩き、車が走る湖畔道路へでる。「敷島の松」というバス停があるところを湖畔側に渡る。写真に残さなかったが、平成8年10月14日 除幕された田中冬二の詩碑があった。昭和18年に河口湖を訪れたときの田中冬二の作品にちなみ、スープに浮かんだ逆さ富士をモチーフにしたデザインの詩碑になっている。

Panasonic DMC SZ-10 f3.1-6.3 4.3mm-51.6mm 16.0 Mega Pixels
​​ プログラムオートで撮影 ( f3.1 1/250秒 10mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
37.河口湖畔
​​ 湖畔の散策路を西の方へ歩いていくと、こんどは谷崎潤一郎文学碑がある。谷崎潤一郎は昭和17年秋に河口湖畔に滞在して名作「細雪」を執筆。ここの文学碑には「細雪」の一説が谷崎の直筆で刻まれていた。

Panasonic DMC SZ-10 f3.1-6.3 4.3mm-51.6mm 16.0 Mega Pixels
​​ プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/400秒 10mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
38.「富士ビューホテル」玄関前から眺める富士山
​​ 9時過ぎにチェックアウトしたが、朝のうちは雲に覆われていた富士山が見えるようになった。出発を前に宿泊客が順番を待って富士を背景に記念写真を撮っていく。我々もそれに従った。富士山は北側斜面を見せている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f8​​​ 1/​400​秒 70mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.富士御室浅間神社
​​ 第2日目はまず、今回訪れる2つ目の浅間神社である富士御室浅間神社を参拝した。ここは初めての所だ。備えられている案内板には1300年以上の歴史を有する富士山最古の神社であると記されていた。富士御室浅間神社のホームページによれば、本宮は「文武天皇3年(699年)に藤原義忠によって霊山富士二合目に奉斉されたと伝えられる。その後708(和銅1)年に祭場の形を造り、720(養老4)、807(大同2)年に雨屋、社殿を創建された。富士噴火のため焼失したが、その後、しばしば再興、増設された。社名の「御室」は、かつて祭祀を石柱をめぐらせた中で執り行っていたことによるものである。 天徳2年(958年)には、村上天皇により、氏子の祭祀の利便のため河口湖の南岸に里宮が創建された。」とある。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f9​​​ 1/​320秒 18mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
40.随神門、里宮社への参道​​
​​ 広い境内には、富士山を背にする、昭和49年に富士山二合目から、ここに移築復元された本宮(国指定重要文化財)と河口湖を背にする里宮(町指定有形文化財)が建てられているが、この写真は随神門から里宮社へ続く参道である。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f5.3​​​ 1/​320​秒 98mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
41.モズ​​
​​ 参道を歩いていると、野鳥が飛んできて、木の枝にとまった。モズのようだ。トリミングしている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3​​​ 1/​250​秒 300mm ISO450​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
170319_041.jpg
42.里宮社の随神門​​​​
​​ 質素だが、落ち着いた随神門だった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6​​​ 1/​250​秒 22mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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43.里宮社
​​ 随神門を抜けて境内に入る。958年(天徳2年)村上天皇が、崇敬者の礼拝儀祭の便を図るため、老松繁る現在の場所へ建立された。以来武田家、小山田家、徳川家からあつい信仰や手厚い庇護を受けて来た。現在の建物は、明治22年に再建されている。河口湖に面し、喧騒と離れた静寂の中にある。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f7.1​​​ 1/​250​秒 35mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
44.本宮 昭和49年にこの地に移築 -1
​​ 再び富士御室浅間神社のホームページによれば、本宮は「富士山最古の社。699年(文武天皇の御世)藤原義忠公が霊山富士二合目へ奉斉。722年(養老4年)雨屋建立。807年(大同2年)に坂上田村麿郷が蝦夷征伐の御礼として社殿を創建。噴火のための数次にわたる炎上と、自然条件厳しい場所のための不朽激しく、そのつど皇室及び、武田家をはじめとした有力な武将等により再興が 重ねられてきた。 富士山二合目にあった本宮本殿は、1612年(慶長17年)に徳川家の臣で当時当地方の領主鳥居成次が 造営、その後4回の大改修を経たものを、永久保存のため昭和49年に現在地へ 遷祀したものである。構造は、一間社入母屋造り、向拝唐破風造り、屋根は檜皮葺形銅板葺きで桃山時代の特徴をもったすぐれた建造物である。」と書かれている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f4.5 1/​250​秒 28mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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45.本宮 昭和49年にこの地に移築 -2
​​ 本宮本社殿前の説明札には、昭和39年スバルラインの出現により、旧登山道が荒廃を極めるとともに、あまりにも厳しい自然状況の中にあり、永久保存が至難であるため、昭和48年にここに移築復元し、昭和49年5月完工、重要文化財の指定を受けたと記されていた。このように本宮本殿は永久保護のため、ここ里宮の地に移築されたが、本宮の拝殿は当時のまま、富士山二合目に奥宮社として新たに建立されているそうだ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f3.8 1/​250​秒 26mm ISO450​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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46.富士御室浅間神社 里宮拝殿
​​ もう一度、里宮拝殿に戻ってきた。現在の建物は、明治22年に再建されたとあるが、静かな佇まいに建つこのお宮は落ち着いた趣きがある。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f3.​5​​​​ 1/​250​秒 ​18​mm ISO​22​0​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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47.里宮拝殿の扁額
​​ 里宮拝殿の扁額には大石次郎右衛門の文字が読み取れるが、どういう人なのかはわからなかった。​​

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​4​​​​.​5​​​​ 1/​250​秒 ​44mm ISO​140​0​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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4​8.稲荷神社
​​ 里宮拝殿の周囲にはいくつかの末社があったが、左手(西側)​に稲荷神社があった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f​5​​.6​​​​​​​ 1/​250​秒 ​26mm ISO​20​0​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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49.「与 勇輝 館」
​​ 河口湖の南側湖畔にある「与 勇輝 館」に寄った。ここは布を素材とした日本の創作人形作家の第一人者である与 勇輝 氏の作品を常設展示する美術館として平成5年に開館した。ご婦人方のご要望で見学したが、そのノスタルジックな人形は時代の流れを感じさせる。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f​6.3​​​​​​​ 1/​250​秒 ​35mm ISO​20​0​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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2017年3月17日

河口湖へ1泊2日のドライブ旅行(2) 田貫湖と西湖いやしの里(根場) 3月3日

観光客が少なかった音止めの滝、白糸の滝をゆっくり見て、次は田貫湖へ向かった。ここへは2012年の6月に来ている。 その時は新緑が美しい季節だったが、この時期は富士山だけが迎えてくれる。休暇村富士に着いたときは、テラスから眺める富士の頂は雲をかぶっていた。その雲は取れそうになるのだが、また、新しい雲が沸いて来て、全景がなかなか見えない。しかし、田貫湖キャンプ場の方へ行く頃には見事な姿を見せてくれた。田貫湖では、4月20日と8月20日前後にはダイアモンド富士が出現する。
 田貫湖を出たのは午後1時40分。朝霧高原から国道139号線の裏街道と言われる県道71号線を走り、本栖湖越しに雪を頂く南アルプス連峰が眺められる大室山西展望台に車を止めた。晴れていたのでよく眺められた。
 そのまま県道71号線を走り樹海の中を通り抜けて、再び139号線に合流し、左折して少し戻り、こんどは右折して西湖の方へいった。目的は「西湖いやしの里根場(根場)」である。単なる造られた民家園程度に思っていたが、なかなか良かった。

13.休暇村富士から眺める富士山
ここへは2012年の6月にも訪れている。その時は曇っていて富士山は全く見られなかった。今回はほぼ富士山の全容が見えるのだが、山頂付近の雲がなかなか取れない。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f10​​​ 1/​400​秒 44mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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14.富士山頂付近
遮るものなく富士山の山頂とその山肌を見ることができる。正面に大きな裂け目がある。これが大沢崩れだ。大沢崩れとは、富士山の山体の真西面側にある大沢川の大規模な侵食谷のこと。最大幅500m、深さ150m、頂上の火口直下から標高2,200m付近まで達している。大沢崩れは現在も進行しており、落岩の音が絶えないという。崩壊が更なる崩壊を呼ぶため、崩壊地は拡大する一方である。大沢崩れの形成の年代は明らかではないが、堆積している古い土石流の中に埋もれていた木片を年代測定した結果、約1,000年前に大規模な土砂移動があったと推定されたとのこと。(wikipedia)

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f9​​​ 1/​1250​秒 102mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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15.田貫湖畔
田貫湖を左回りに一周する。ここはキャンプ場の近くで、釣りをする人がいる。ヘラブナ釣りかバス釣りか? あれ!、富士山頂の雲がなくなっている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f10​​​ 1/​400​秒 48mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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16.国道139号線 朝霧高原​​
田貫湖周回道路からふたたび139号線に出て、朝霧高原を走る。途中、広い駐車スペースがあった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f1​​1 1/​500​秒 18mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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17.牧草地と富士山​​​​
道の駅朝霧高原には寄らずに、その手前を県道71号線に入る。牧草地が広がり、その向こうに富士山の全景が眺められた。大沢崩れは、右の方に見えている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f1​​1 1/​500​秒 18mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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18.大室山西展望台
また、しばらく走って、ここ大室山展望台で車を停めた。樹海を手前に、その先に本栖湖があり、その向こうに南アルプス連峰が眺められた。山の名前は定かではないが、方向からすると左から間の岳、北岳、仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳のあたりだろうか?

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f7.1 1/​800​秒 116mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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19.青木ヶ原
​​ しばらく青木ヶ原の中を走る。昨日雪が降ったようだが、その雪が少し残っていた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f4 1/​250​秒 31mm ISO1000​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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20.西湖 いやしの里 根場(ねんば)​​
​​ 青木ヶ原を抜けて、再び139号線に合流する。河口湖は右だが、ここを左折して、富岳風穴を通り、西湖入り口を右へ入る。やがて、西湖いやしの里根場があった。西湖畔の西北に位置する根場地区は、かって 「かぶと造り」の茅葺屋根が立ち並ぶ集落だったという。ところが、昭和41年の台風で甚大な被害を受け、集落のほとんどが消滅した。そして、40数年の歳月を経て、昔懐かしい茅葺屋根群と富士山の景色がよみがえり、地域の歴史や文化、自然環境を舞台とした「西湖いやしの里根場」が誕生したとパンフレットに記されている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f9 1/​320​秒 18mm ISO200 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
21.茅葺屋根と富士山 「西湖いやしの里根場」 -1
​​​​ いやしの里の中央に本沢川が流れ、遊歩道になっていて、その両側に20軒ほどの藁葺屋根の家屋が建っている。本沢川の右側から上に登っていく。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​640​秒 56mm ISO200 ​) 露出補正​ ​なし
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22.ひな祭り
そうだ、この日は3月3日ひな祭りの日だった。5番目の民家の座敷にひな人形が飾られていた。本来、根場ではひな祭りはひと月遅れで行われているのだが、いやしの里では、2月18日~4月3日に、ひな祭りが行われている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​125​秒 18mm ISO3200 ​) 露出補正​ ​なし
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23.民家の中​​
ひな人形が飾られていた民家の中は、囲炉裏があり、炬燵で2人のご婦人が、まるでいつもの生活の一部のように談笑されていた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​250​秒 18mm ISO1800 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
24.砂防資料館
​​ 藁葺屋根の民家が砂防資料館になっていて、昭和41年9月25日に発生した台風24号の被害に関する資料や砂防工事に関する資料が展示されている。台風24号では、記録的な豪雨で山腹が崩落し、土石流が発生した。根場地区本沢川、西湖地区の三沢川で発生した土石流はそれぞれ両地区の中心部を直撃し、その結果根場地区では人口235名のうち、死者50名、行方不明13人、西湖地区では人口513名のうち、死者31名という甚大な被害となった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f9 1/​320​秒 38mm ISO200 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
25.茅葺屋根と富士山 「西湖いやしの里根場」 -2
​​ いやしの里の一番高いところまで登ってきた。ふじみ橋という小さな橋を渡って、本沢川の右岸に廻る。ここからも茅葺屋根の上に富士山が見える。いつでも見られるわけではないだろうに、晴れていてラッキーである。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f9 1/​320​秒 44mm ISO200 ​) 露出補正​ ​なし
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26.ガラス、金工、陶芸
この家では、山梨県内の優れた工芸作家による特色ある短期作品展が行われていた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5 1/​250​秒 28mm ISO200 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
27.シジュウカラ​​
この辺りは野鳥が多い。シジュウカラ(四十雀)は群れをなしている。近くに野鳥の森公園というところもある。少しトリミングしている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​250​秒 300mm ISO320 ​) 露出補正​ ​なし
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28.ヤマガラ
ヤマガラ(山雀)もいた。P610を持ってきておけばよかったと思った。もう少し野鳥を撮っていたかったが、そう時間をかけるわけにはいかない。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​250​秒 300mm ISO200 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
29.水車小屋
水車は樋から流れ出る水で回っていた。西湖いやしの里(根場)は、どうせどこにでもある民家園かと考えていたが、間違っていたようだ。来て見てよかったと思う。さて、午後3時半を回った。これから西湖の北側を走って河口湖へ向かう。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f9 1/​320​秒 44mm ISO200 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
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2017年3月13日

河口湖へ1泊2日のドライブ旅行(1) 富士山本宮浅間大社、白糸の滝 3月3日

いつもご一緒する友人夫妻から、河口湖の「富士ビューホテル」がとれたのでドライブしようとお誘いをいただいた。春には、いま少し間があるが、天気が良ければ雪をかぶった富士山がきれいである。幸い、前日降った雨も上がり、良い天気となった。前の日は忍野八海あたりで雪が降ったとの知らせもあったが、この様子なら道路は問題ない。
 河口湖までなら距離的にもそれほど遠くなく、朝7時半にわたくしたちの家に来ていただくことになった。新東名を新富士宮で下りて、富士山の西側を走る。富士山本宮浅間大社、白糸の滝、田貫湖、朝霧高原、本栖湖展望台、青木ヶ原樹海の中を走って、西湖から河口湖に入った。保土ヶ谷から180kmほどである。ところが、自宅を出発して横浜新道に入るまでが渋滞となってしまった。横浜横須賀道路に入る車がつながっていて、私たちは保土ヶ谷バイパスを八王子方面に行くのだが、その渋滞を抜けるので30分近くかかってしまった。
 「富士ビューホテル」は3万坪の庭園があり、正面(南側)に富士山を仰ぎ、背には河口湖が広がる。ゴルフのショートコースもある。夕食はフランス料理が予約されていたが、さすが箱根の富士屋ホテルのチェーンホテルだけあり、美味しかった。すっきりした甲州の白ワインが良くマッチした。
  翌日のコース取りは特に決められていなかった。河口湖の近くにある「与 勇輝 館」を見て、御室浅間神社に寄り、もうひとつ富士山北口本宮浅間神社を参拝した。昼食は「ほうとう」を食べた。
 さて、そこからどうやって帰ろうか迷ったが、新しくなった小田原城を見て、西湘バイパスで帰ろうということになった。小田原城の見学を終わって、夕食をどうするかということになったが、一転、二転して、新横浜の近くに新しくできた、今話題の「スシロー」へ行ってみようということになった。途中、少々渋滞もあり、夕方5時半に着いた。広い駐車場に空きはあったが、店内に入るとなんと2時間待ちとのこと。あきらめざるを得ず、保土ヶ谷の自宅まで戻っていただくことになり、途中のコンビニで調達して、サンドウィチ・パーティーとなった。
 2日間の走行距離は342kmだった。

1.富士山本宮浅間大社
10時40分に富士宮の富士山本宮浅間大社に着いた。参拝者は多くなく、すがすがしくお参りができた。浅間大社は全国の浅間神社の総本社であり、富士信仰の中心地として知られる。境内は広大で、本宮社地で約17,000㎡になるほか、富士山の8合目以上の約385万㎡も社地として所有しているという(wikipedia)。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影(​ ​f10​​​ 1/​320​秒 32mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​なし
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2.楼門​​
これは楼門である。楼門の前にあるのは鉾立石といい、明治以前の春秋の大祭では、神霊を宿した鉾が本宮と山宮の間を往復したが、その神幸の途中の休息時に神鉾を安置した石と説明されていた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f11​​​ 1/​500​秒 18mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.本殿​​​​
浅間造り(二重楼閣造り)と称し、国の重要文化財である。本殿は慶長9年(1604年)に徳川家康の造営によるものである。宝永地震(宝永4年(1707年))や安政東海地震(嘉永7年11月4日(1854年))などで崩壊した建物もあり、現在は本殿・拝殿・楼門が現存している。(wikipedia)

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f9​​​ 1/​320​秒 18mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
4.河津桜とヒヨドリ
本殿の右手に桜が咲いていた。河津桜と思う。その花にヒヨドリが来ていた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3​​​ 1/​1000​秒 300mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.祈祷殿
本殿の左手にある祈祷殿へ、巫女さんの導きで祈祷を願う人たちが入っていく。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f9​​​ 1/​320​秒 40mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.第二大鳥居
参拝を終えて駐車場に戻った。そこからはこの大きな第二大鳥居と富士山本宮浅間大社と書かれた石柱と日の丸があり、白い雲と一緒になってわかりにくいが、写真のほぼ中央に白い雪に輝く富士山の頂が見えた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f11​​​ 1/​500​秒 31mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.お宮横丁​​
第二大鳥居の前の道路を渡ったところにお宮横丁と称する「富士宮やきそば」の店が7~8軒軒を連ねた横丁があった。「富士宮やきそば」は通称「う宮(うまゃー)」というらしい。富士宮やきそば学会とうたわれている。まちおこし団体だそうだ。4人でそれぞれ違う店からやきそばを買い求め、お宮横丁の中に設けられたテーブルで、それぞれの味を分け合って食べた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​250​秒 40mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.音止の滝
11時を過ぎた。次は白糸の滝だ。カーナビに白糸の滝と入力し検索するとなんと17か所も出てきてしまい、そこから富士の白糸の滝を選ぶのが煩わしい。そこで白糸の先のすぐそばにある音止の滝を入力した。白糸の滝の土産物屋の駐車場に車を停めて滝の方へ歩いていくと、水が落ちる音が聞こえる。それがこの音止の滝だった。白糸の滝と大地を隔てた東側に位置する。落差約25mを流れ落ちる芝川の本流であり轟音を轟かせていた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​250​秒 48mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.白糸の滝へ下りる
土産物屋が並ぶ道を、白糸の滝を眺めながら降りていく。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.2 1/​250​秒 38mm ISO450​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
10.白糸の滝 -1
白糸の滝から流れれ落ちた川を渡る「滝見橋」という橋が架かっている。この橋は、橋長39メートル、幅員2.5メートルで、東日本大震災後の3月15日に起こった富士宮での震度6の大きな地震をきっかけに具体的に計画され、風致景観の向上と適切な維持管理などを目的に架け替えられ、2013年12月21日に利用が開始された。その新しい橋の上から撮った。白糸の滝は高さ20m、長さ約150mにわたり馬蹄形に広がる崖面の各所から湧き出した水が、数多くの白い糸を垂らしたように流れ落ちている。全国的にも珍しい湧水から成る滝であり、見事な景観を持つことから、昭和11年(1936年)に国の名勝および天然記念物に指定されている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5.3 1/​250​秒 78mm ISO450​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
11.白糸の滝 -2
白糸の滝は幾筋もの細い滝が幅広く流れ落ちているが、これは一番左に見える最も太く水が落ちるところである。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f9 1/​320​秒 46mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
12.白糸の滝 -3​​
一番左に見える上流につながっている川から流れる滝と、崖面(溶岩断層)からの湧水による無数の滝が並んでいる。水量は毎秒1.5トン。幅約150m、高さ20メートルの崖から絹糸を垂らしたように流れる様子からこの名があるのは言うまでもない。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​250​秒 18mm ISO220​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。


2016年12月 3日

宮ケ瀬ダムから道志みちを山中湖へ (2) 山中湖 11月7日

国道413号線は現在、神奈川県相模原(国道16号線橋本)から山梨県富士吉田に至る一般国道だ。津久井湖の西側の青山交差点で、厚木方面から来る国道412号線と合流するが、ここから西へ山中湖方面は道志みちと呼ばれる。
  宮ケ瀬ダムを出発し、県道64号を北へ進み、牧馬で413号線に入った。ここから道志川沿いに走る。進むにつれ紅葉が見られるようになる。初めて通る道で、事前学習もなく、ビュー・ポイントがどこなのか、どこに車を止めたら良いのかわからず走り続ける。
 宮ケ瀬ダムを出発して1時間ほど乗っただろうか、「道志みち二里塚」という駐車スペースのあるところで車を止めた。のぞき込むと眼下に道志川の流れが見える。さらに進むと「道志水源の森 そば処 名水九割そば」というところがあった。どうしようかと考えているうちに通過してしまった。「道志の湯」というところもあった。次回は寄ってみたいなと思う。さらに進んで「道の駅どうし」で一息入れる。
 そこから15分くらいで山伏峠のバス停があった。ここが「道志みち」の七里塚で終点だ。山伏峠のトンネルを抜けるとすぐ平野交差点があった。左・山中湖、右・富士吉田の表示板があったがここは迷わず右へ行く。まもなく、山中湖畔に出ると雲一つない富士山が迎えてくれた。学生時代から山中湖へは時々遊びに来ていたので、若干の土地勘はある。
  山中湖を左回りに一周して、途中でそばを食べた後、湖畔で紅葉を撮ったりしながら、旭日丘を右に曲がって御殿場に行き、東名で帰ってきた。自宅に戻ったのは4時半ごろ、割りとお手軽に楽しむことができた。

23.道志みち 二里塚
紅葉が始まっている道志みちを走る。山中湖方面に向かって進行方向左側に狭いがパーキング・エリアがあった。車を止める。道志七里の二里塚と刻まれた置石があった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.5 1/​320​秒 26mm ISO200 ​) 露出補正​ ​なし
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24.道志川​​
渓谷となっている道志川を見下ろす。大分下の方だ。道志川は、山梨県南都留郡道志村から神奈川県相模原市緑区までを流れる相模川水系の一級河川である。山梨県南都留郡道志村長又の山伏峠(山中湖村との境)付近に端を発し、道志山塊・丹沢北西部の山地に広がる森林が貯えた水を集めて道志村を横断し、神奈川県に入ると右岸が相模原市緑区津久井地区、左岸が同藤野・相模湖両地区の境を概ね東方向へ流れ、相模原市緑区三ケ木の津久井湖最上流部で相模川に合流する。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6 1/​250​秒 195mm ISO250 ​) 露出補正​ ​なし
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25.道志山塊​​​​
二里塚から右手の方、山梨県側(上野原市、都留市)の山並みの木々は、そろそろ紅葉が見ごろになりそうだ。この山並みの向こうにリニアモーターカー実験線がある。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.2 1/​320​秒 38mm ISO200 ​) 露出補正​ ​なし
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26.道の駅どうし
四里塚を過ぎたあたりに「道の駅どうし」があった。広い駐車スペースが設けられている。お客さんも多い。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/30秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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27.山梨のワイン
山梨はブドウの山地でワインの生産も盛んになっている。ぶどうが山梨に根付いて800年にも及ぶという。ぶどう作りに適した盆地気候はワインつくりにも適した土地柄だそうで原種といわれる「甲州種」ぶどうから「甲州ワイン」がつくられた。かつて葡萄酒と呼ばれていた山梨ワインは、時とたゆまぬ努力により日本を代表するワインになっている。国産ワインコンクールで次々と受賞し、その実力はめざましいものがある。そんなワインが棚に並べられていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/30秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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28.道志川の流れ
「道の駅どうし」の裏側には道志川が流れている。このあたり、川幅が少し広くなっているようだ。川向うには「道志横丁」という食堂もある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 19mm ISO125 ) 露出補正 なし
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29.山中湖畔
「道の駅どうし」を出発して、15分ほど走ると山伏峠のトンネルがあった。そこを抜けると山中湖村平野だ。平野の交差点は左へ行くと、山中湖の南側を走り、湖畔を一周できる。右折すると湖の北側を走り、富士吉田へ行くにはこちらのほうが早い。学生時代から何回も山中湖へは来たので、山中湖からの富士山の眺めは決して賑やかではないこの北側湖畔道路を走る方が良いことを知っていた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f9 1/​320​秒 44mm ISO200 ​) 露出補正​ ​なし
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30.山中湖と釣り人とコブハクチョウ​​
船着き場で釣りをする人がいた。ブラックバスらしい。近年定住したというコブハクチョウは2013年1月に来た時にもいた。今年の5月には3羽のひなが誕生したと報じられている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels​​
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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31.富士山の雄姿 -1
これは「みさきキャンプ場」のあたりから眺めた富士山の雄姿。電線が気になる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
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32.富士山の雄姿 -2
マリモ通りと呼ばれている湖畔北側の道をさらに西へ進む。左側にサイクリング・ロードが並走する。手前に遮るものがない富士山の全景が見られるところに駐車場があった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f11 1/​500​秒 44mm ISO200 ​) 露出補正​ ​なし
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33.富士山の雄姿 -3
同じところからカメラを換えてもう1枚。左からスワンの形をした遊覧船がきた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1250秒 28mm ISO125 ) 露出補正 なし
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34.ヒドリガモ
山中湖の西の端をぐるっと回って南側へ来た。湖畔の駐車場に車を止める。駐車場のそばでは水鳥の餌を売っている。その近くの水辺には多くの鳥たちが集まっていた。これは、ヒドリガモのようだ。(後日 n-shuhei さんからエクリプスではなかろうかとのご指摘をいただきました。)

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​250​秒 200mm ISO200 ​) 露出補正​ ​なし
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35.ヒドリガモの雌雄
ヒドリガモはユーラシア大陸の北部の寒帯地域やアイスランドで繁殖し、冬季はヨーロッパ、アフリカ北部、インド北部、中国南部、朝鮮半島、日本などに渡り越冬する。山中湖には何時頃やってきたのだろうか。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​320秒 200mm ISO200 ​) 露出補正​ ​なし
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36.マガモ♂
マガモも北方で繁殖するものが代表的であり、冬季は南方への渡りをおこない越冬する。北海道と本州中部の山地では少数が繁殖するという。越冬中の10月末-12月につがいを形成し、春には雄雌が連れ立って繁殖地へ渡るそうだ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​250秒 200mm ISO200 ​) 露出補正​ ​なし
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37.ヒドリガモたちと緋鯉​​
誰かが餌を買い与えたのだろう、ヒドリガモたちのところに大きな緋鯉がやってきていた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​250秒 120mm ISO280 ​) 露出補正​ ​なし
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38.コブハクチョウ​​​​
wikipedeaによれば、コブハクチョウは本来日本には分布していない外来種だそうだ。本来、ヨーロッパ、中央アジアを中心に生息し、繁殖のため渡りをする。日本では1952年に飼い鳥として、ヨーロッパから移入したものが公園や動物園などで飼育された。しかし、飼育個体の一部が野生化し、各地に定着しているという。ここ山中湖では約20羽が周年生息しているとされる。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​400秒 200mm ISO200 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
39.マガモが鯉に囲まれる
まるでマガモが鯉に囲まれて襲われているかのようだ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5.3 1/​250秒 86mm ISO560 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
40.マガモ♀?
ヒドリガモの♀かと思ったが、くちばしは上が黒く、下側は黄色なので、マガモの♀だろうか?

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​250秒 210mm ISO220 ​) 露出補正​ ​なし
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41.湖畔の紅葉 -1
さて、そろそろ御殿場経由で帰路につこうと思い、旭日丘に向けて走ると、湖畔にきれいに紅葉しているカエデの木があった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f8 1/​250秒 31mm ISO200 ​) 露出補正​ ​なし
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42.湖畔の紅葉 -2
車を止めて数カット撮った。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​250秒 18mm ISO200 ​) 露出補正​ ​なし
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43.湖畔の紅葉 -3
時刻は午後2時少し前、この季節になると太陽が傾き始めるのが早い。そんな陽の光を受けて、鮮やかに紅葉が輝く。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​640秒 86mm ISO200 ​) 露出補正​ ​なし
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