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2023年2月 5日

蝶 自選年間ベスト10 (20) 2022年

2022年はコロナの時代になって3年目の年だった。年明けとともに感染者数は再び増え始めた。4月、5月、6月と、落ち着いたものの、7月に入って、オミクロンという変異株により再び新規感染者数が増加、第7波が到来、9月末には収まり、重症化率も下がってきた。これで終息するのかと思いもしたが11月からまた、じわじわと増え始め、第8波を迎えてしまった。
 そんな一年であったが、舞岡公園の平地産ゼフィルスは元気だった。良い写真は撮れなかったが、久しぶりにオオミドリシジミの撮影もでき、平地産6種のうち、ミズイロオナガシジミを除く5種を撮った。クリの花の開花時期と合致し、アカシジミ、ウラナミアカシジミ、そしてミドリシジミの個体数は例年より多かったように思う。
 7月の終わりと夏の終わりに二度入笠山へ行った。7月はアサギマダラこそ多く見られたが、他は目ぼしい収穫はなかった。9月の初めにキベリタテハやクジャクチョウ、シータテハの秋型を撮ろうと再度訪れたのだが、標高2,000mは気温が低く、雨こそ降らなかったが霧がでて、成果がなかった。
 五合目までバスで行ける富士山へは行ったことがなかったので、8月30日にバスツアーで行ってみた。この日も天候には恵まれなかったが5合目の広場でキベリタテハを見ることができた。次回来るときは五合目付近を散策してみたい。  2020年、2021年と自
宅の近くで観察できたクロマダラソテツシジミは3シーズン目は見ることができなかった。

001_220423252 X900 ◎舞岡公園 カラスアゲハ Z50 18-140.jpg 1.カラスアゲハ 春型  2022年4月23日 横浜市戸塚区舞岡公園
舞岡公園の駐車場を上がって、けやき広場が終わる辺りに1本のヤマツツジが咲いていた。今まであまりこの時期に来なかったので、ヤマツツジがあるのを知らなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/500秒 80mm ISO220 ) 露出補正 なし
002_220428076t X900 △◎裏高尾 アオバセセリ RX10M4.jpg 2.アオバセセリ 春型 2022年4月28日 裏高尾
久しぶりにアオバセセリに会えた。ミツバウツギの花に来た1頭の、しばらく撮影を楽しませてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 186mm ISO500 ) 露出補正 なし
003_220511179 X900 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg 3.クモガタヒョウモン  2022年5月11日 八王子市郊外
この日、ハルジオンの咲く原っぱでクモガタヒョウモンが比較的多く翔んでいた。ほとんどが で、発生最盛期のようだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
004_220524174t X900 ◎舞岡公園 前田の丘 Z50 18-140.jpg 4.アカシジミ 2022年5月24日 横浜市戸塚区舞岡公園
クリの花が咲いていた。複数のアカシジミが夢中で吸蜜している。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO1000 ) 露出補正 なし
005_220530153t X900 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 5.ウラナミアカシジミ  2022年5月30日 横浜市戸塚区舞岡公園
行使をずらして内側のオレンジ色を見せてくれた。このウラナミアカシジミとアカシジミは止まるときは翅を閉じるので、飛翔シーンを狙う以外、翅表を撮れない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO720 ) 露出補正 なし
006_220609173t X900 ◎舞岡公園 オオミドリ Z50 18-140.jpg 6.オオミドリシジミ  2022年6月9日 横浜市戸塚区舞岡公園
5.6年ぶりに舞岡公園でオオミドリシジミを撮影できた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO360 ) 露出補正 なし
007_220718072t X900 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 7.モンキチョウ  2022年7月18日 横浜市戸塚区舞岡公園
狐久保へ入る道の手前の体験畑に毎年ヒマワリが咲く。今年も色鮮やかな大輪のヒマワリが咲いていた。そこにモンキチョウが飛来した。吸蜜を試みていたようだがお口に会わぬのか、すぐ離れて行ってしまった。この写真は暮れの「日本チョウ類保全協会」のWeb写真展に出展したところ、トップページに取り上げられた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/640秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_220728234 X900 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 8.アサギマダラ  2022年7月28日 長野県 入笠山スズラン山野草公園
高原の夏のチョウを撮ろうと入笠山へ行った。ギンボシヒョウモン、ミドリヒョウモンなどとともに、アサギマダラの個体数が多かった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/500秒 52mm ISO1000 ) 露出補正 なし
009_221003101x X900 〇明神台公園 Z50 105MC.jpg 9.アゲハ 2022年10月3日 横浜市保土ヶ谷区 明神台公園
児童公園の一角に秋になるとキバナコスモスが咲く一角がある。ツマグロヒョウモン、ヒメアカタテハ、アオスジアゲハ、アゲハなどが集まってくる。

Nikon Z50 NIKKOR Z 105mm macro VR
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/500秒 105mm ISO125 ) 露出補正 なし
010_221030067t X900 〇帷子川公園 コヨメナ Z50 18-140.jpg 10.ヤマトシジミ 2022年10月30日 横浜市保土ヶ谷区 帷子川河畔
  帷子川の河畔は遊歩道になっているが、カタバミが繁茂し、秋には、雑草に類する植物ではあるが、野菊に類するヨメナの花が咲くところがある。秋のヤマトシジミのブルーは美しい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO500 ) 露出補正 なし
補001_220423177b X900 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 補1.ジャコウアゲハ春型   2022年4月23日 横浜市戸塚区舞岡公園
休耕畑に咲く大根の花に2頭のジャコウアゲハが来ていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
補002_220423235b X900 ◎舞岡公園 クロアゲハ Z50 18-140.jpg 補2.クロアゲハ春型  2022年4月23日 横浜市戸塚区舞岡公園
ヤマツツジの花にクロアゲハが来ていた。 の後翅前縁にある白い紋が見える写真は珍しい。コノヤマツツジにはカラスアゲハ、ジャコウアゲハも来ていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO280 ) 露出補正 なし
補003_220428241b X900 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg 補3.ウスバシロチョウ 2022年4月28日 八王子市郊外
ウスバシロチョウも最盛期だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 186mm ISO100 ) 露出補正 なし
補004_220524114b X900 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 補4.イチモンジチョウ 2022年5月24日 横浜市戸塚区舞岡公園
舞岡公園でイチモンジチョウが見られるところは限られている。前翅の先にオレンジ色の紋が見られる。発生初期だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO450 ) 露出補正 なし
補005_220609399xb X900 ◎舞岡公園 ウラゴ RX10M4.jpg 補5.ウラゴマダラシジミ 2022年6月9日 横浜市戸塚区舞岡公園
舞岡公園には何本かのイボタノキがある。ウラゴマダラシジミには毎年会うことができる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
補006_220613068xb X900 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 補6.クロアゲハ  2022年6月13日 横浜市戸塚区舞岡公園
古民家の入り口では、この時期しばしばクロアゲハの雄が吸水に来ている姿を見ることができる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 206mm ISO160 ) 露出補正 なし
補007_220630356bt X900 〇北大植物園 Z50 18-140.jpg 補7.エゾシロチョウ 2022年6月30日 札幌市北大植物園
札幌を旅行した折り、北海道庁の裏側にある北大植物園を訪ねてみた。他にチョウの姿を見ることはなかったが、エゾシロチョウは園内各所でふわふわと翔んでいた。ミヤマシロチョウそっくりだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO400 ) 露出補正 なし
補008_220728392b X900 ◎入笠山 RX10M4.jpg 補8.アサギダラチョウと八ヶ岳連峰 2022年7月28日 長野県 入笠山スズラン山野草公園
入笠山のゴンドラ山頂駅から、冬はスキーゲレンデになるところを降りていくと、八ヶ岳の展望台があり、ヒヨドリバナの群落と富士見の町が広がり、その向こうに八ヶ岳連峰が見えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f14 1/800秒 14mm ISO100 ) 露出補正 なし
補009_220708186b X900 ◎岐阜公園 エノキ Z50 18-140.jpg 補9.ゴマダラチョウ  2022年7月8日 岐阜市岐阜公園
岐阜の名和昆虫博物館を訪れたとき、岐阜公園でゴマダラチョウがいた。最近ゴマダラチョウを見る機会がなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO250 ) 露出補正 なし

2022年6月18日

舞岡公園 ①イチモンジチョウが発生 5月24日

そろそろ平地産ゼフィルスが出てくる頃になった。平地産ゼフィルスの中では、多分アカシジミが一番早く出てくると思うが、私が舞岡公園で最も早くアカシジミを見た年は2009年の5月19日だった。今年は発生が少し遅いかもしれない。「舞岡公園の自然」では、5月23日にアカシジミを撮影されていた。
 9時に公園の南門から入り、いつものように歩く。キアシドグガが発生のピークの様で、一視野に10頭もの成虫が翔ぶの目に入る。
 アカシジミは発生していた。南門から北門へ行くあいだに3頭が翔ぶのを目撃したが、撮影チャンスがない。やっと1頭、離れた梢の葉に止まったのを確認し、シャッターを切ったがピントを外してしまった。1回シャッターを切った時に飛び去られてしまった。発生していることが分かったので、焦ることはない。
 ミドリシジミはまだ、発生していないようだった。
 イボタノキやマルバウツギの白い花にイチモンジチョウが来ていた。羽化したばかりのようなきれいな個体だった。イチモンジチョウは個体数はそれほど多くないが、この季節に舞岡公園の広い範囲で見ることが出来る。アカボシゴマダラは1頭だけ撮ることが出来た。
 北門の辺りでテングチョウが飛来し近くに止まった。セセリかと思うほど小さな個体だったのに驚いた。幼虫期に食糧難だったのだろうか?
 かっぱ池へ行って見たが、ミドリシジミの姿はなかった。

000_220524114 X700 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg
マルバウツギの花で吸蜜するイチモンジチョウ 2022年5月24日 横浜市 舞岡公園

001_220524077 X800 舞岡公園 ハコネウツギ Z50 18-140.jpg 1.ハコネウツギ(箱根空木)
ウツギの種類は多い。そしてこの時期、多少前後して一斉に花を咲かせる。ハコネウツギは漏斗状の花を咲かせ、はじめは白い花が次第に赤へと変化する。 箱根の名がつくが、箱根に自生するものは少ないという。では和名の由来は何だろうか?。また、スイカズラ科とも、タニウツギ科ともいわれる。タニウツギはスイカズラ科である。 スイカズラ科タニウツギ属が正解か。ややこしい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/800秒 81mm ISO100 ) 露出補正 なし
002_220524006 X800 〇舞岡公園 キアシドクガ RX10M4.jpg 2.キアシドクガ(黄脚毒蛾)
舞岡公園の至る所で白い蛾がふわふわと翔んでいた。この時期に一斉に羽化するようだ。いつもの年より多いような気がする。幼虫には毒のあるドクガ特有の毒針毛は無く、一生を通じて毒は無いとされる。幼虫はミズキ、クマノミズキ、エゴノキの葉を食する。 卵で越冬し、春に孵化した幼虫は梢にのぼり、葉を食べる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
003_220524080 X800 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 3.サトキマダラヒカゲ
南門手前のさくら休憩所で毎年見かけるシーンである。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 57mm ISO400 ) 露出補正 なし
004_220524009 X800 △舞岡公園 イボタノキ RX10M4.jpg 4.アオスジアゲハ -1
イボタノキの花が咲き、アオスジアゲハが舞っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
005_220524086 X800 舞岡公園 イボタノキ Z50 18-140.jpg 5.イボタノキの花
イボタノキの花はミツバウツギとともにチョウの好きな花だ。ウツギの花とやっと区別が出来るようになった。最盛期だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO180 ) 露出補正 なし
006_220524088 X800 舞岡公園 マルバウツギ Z50 18-140.jpg 6.マルバウツギ
マルバウツギの花にもチョウは来る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f10 1/500秒 48mm ISO110 ) 露出補正 なし
007_220524092 X800 〇舞岡公園 イボタノキ Z50 18-140.jpg 7.イボタノキにモンシロチョウ雌
例年はスジグロシロチョウの方がモンシロチョウより多かったと思うのだが、今年はモンシロチョウが多く見られる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/800秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_220524096 X800 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 8.モンシロチョウ雄 -1
この日もカメラは2台携行した。1台はSONY RX10M4(8.8-220mm f2.4-4 35mm版24mm-600mm相当)をハンド・ストラップで持ち、もう1台はNikon Z50に18mm-140mm(35㎜版27mmー210mm相当)を首に掛けていく。このショットは後者の140mmで撮ったが、レンズの先端から30cmくらいまでは寄ることが出来る。背景のボケもきれいだ。ただ,140mmにすると開放でf6.3である。ちょっと暗い。マクロ105㎜ f2.8 が欲しくなっている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO140 ) 露出補正 なし
009_220524015 X800 〇舞岡公園 イボタノキ RX10M4.jpg 9.アオスジアゲハ -2
再びイボタノキにアオスジアゲハ飛来した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 198mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_220524020 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 10.イチモンジチョウ -1
イチモンジチョウがイボタノキの花にきた。新鮮な個体である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 203mm ISO320 ) 露出補正 なし
011_220524106 X800 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 11.イチモンジチョウ -2
前の写真と同じ個体である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO220 ) 露出補正 なし
012_220524117 X800 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 12.イチモンジチョウ -3
別の個体が、今度はマルバウツギの花にきた。この個体は翅頂近くにオレンジ色の小さな斑紋が出ている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO500 ) 露出補正 なし
013_220524125 X800 〇舞岡公園 ヒメウラナミジャノメ イボタノキ Z50 18-140.jpg 13.ヒメウラナミジャノメ
ヒメウラナミジャノメもイボタノキの花にきていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO250 ) 露出補正 なし
014_220524132 X800 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 14.アカボシゴマダラ
今年はアカボシゴマダラを見ることが少ない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO125 ) 露出補正 なし
015_220524138 X800 〇舞岡公園 テング Z50 18-140.jpg 15.テングチョウ雄
ギフチョウの写真を撮りに行く頃は、まだ越冬した成虫が多く飛んでいる。そしてこの頃になると、今年生まれのきれいな成虫が飛び出す。この個体は何処からともなく敏速に翔んできて、柵の柱に止まった。はじめはコチャバネセセリかなと思うほど小さかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/800秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
016_220524142 X800 ◎舞岡公園 チャバネ Z50 18-140.jpg 16.チャバネセセリ
チャバネセセリは秋になると多く見られるようになるが、この時期に見るのは初めてだった。年3回ほど発生するようだが、これは第一化だろう。きれいな個体だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO320 ) 露出補正 なし
017_220524151 X800 ◎舞岡公園 イモカタバミ Z50 18-140.jpg 17.モンシロチョウ雌
畑の脇に咲いていたイモカタバミの花に数頭のモンシロチョウが舞っていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6 1/640秒 115mm ISO100 ) 露出補正 なし
018_220524152t X800 ◎舞岡公園 イモカタバミ Z50 18-140.jpg 18.モンシロチョウ 雄と雌
吸蜜中の雌に雄がアプローチ。トリミングしている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6 1/500秒 115mm ISO100 ) 露出補正 なし
019_220524155t X800 ◎舞岡公園 イモカタバミ Z50 18-140.jpg 19.モンシロチョウが舞う
イモカタバミの花畑にモンシロチョウが舞う。これは両方とも雄のようだ。モンシロチョウをこんなに撮ったのは初めてだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6 1/640秒 115mm ISO100 ) 露出補正 なし
020_220524027 X800 〇舞岡公園 キアシドクガ RX10M4.jpg 20.キアシドクガ 成虫
瓜久保の家まできた。ここにもキアシドクガがいた。開翅する姿はチョウのようだが、触覚が櫛歯状になっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
021_220524163 X800 舞岡公園 キアシドクガ蛹 Z50 18-140.jpg 21.キアシドクガ 蛹
瓜久保の家の柱に蛹が付いていた。間もなく羽化するのだろう。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO3200 ) 露出補正 なし


2021年6月12日

舞岡公園 やっとミドリシジミ♀1頭 5月31日

今週後半は天気が悪くなるという予報だ。平地産ゼフィルスに会いたいのでいつ行こうかと思っていたが、今日行くことにした。どうも今年は発生が遅れているようだ。例年なら一番早く出てくるはずのアカシジミすらまだ見ていない。ブログ「舞岡公園の自然2」を拝見しても、ここ数日でウラゴマダラシジミ、ミドリシジミ、ウラナミアカシジミは発生しているようだが、その個体数は少ないようだ。
 午前9時に舞岡公園に着き、いつものコースを歩き始める。シジュウカラの5~6羽の群れがいた。リョウブの花はまだ蕾のようだ。この日はサトキマダラヒカゲが多かった。
 ゼフィルスのいそうなところを目を皿のようにして歩くが、見当たらない。例年はアカシジミやウラナミアカシジミが見られるところで、同好のかたが「開いてますよ」と教えてくださった。すでに撮影されたようで「どうぞ」と指さされた方向を見ると、ミドリシジミの♀が開翅していた。今年初めてのゼフィルスだった。
 さらにクリの花の咲くところへも行って見たが、アカシジミの姿はなかった。
 小谷戸池の傍のウマノスズクサが生えているところにジャコウアゲハが産卵に来た。後翅が大きく破損している♀だったが、産卵する場面を観察できた。3cmくらいになった幼虫が1頭付いていた。

001_210531001 X800 シジュウカラ 舞岡公園 RX10M4.jpg 1.シジュウカラ
歩いて行くと梢から数羽の鳥が飛び出した。すぐ近くの枝に止まってくれたので見るとシジュウカラだった。まだ幼鳥かも知れない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2000 ) 露出補正 なし
002_210531007 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 2.サトキマダラヒカゲ -1
写真では診難いが大きな木の根元に樹液でも出ているところがあるのだろうか、サトキマダラヒカゲが吸汁していた。全く保護色である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 110mm ISO500 ) 露出補正 なし
003_210531008 X800 ヒメジョオン 舞岡公園 RX10M4.jpg 3.ヒメジョオン(姫女苑)
  一昨日は裏高尾でハルジオン(春紫苑)を観察した。舞岡公園に生えているのはヒメジョオンだ。葉の幅は細く茎の上の方はすっきりしている。蕾は上向きについていて、舌状花の輪郭はくっきりしている。この両者には同じようなチョウが吸蜜に来る。彼らは両者を区別しているのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 73mm ISO250 ) 露出補正 なし
004_210531013 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 4. サトキマダラヒカゲ -2
散策路にヒメキマダラヒカゲが飛び出してきて、地面に止まる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 31mm ISO125 ) 露出補正 なし
005_210531021 X800 〇ウツギ 舞岡公園 RX10M4.jpg 5.ウツギの花に来たモンシロチョウ
これも保護色になっている。モンシロチョウがじっとしていると見つけられない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 31mm ISO100 ) 露出補正 なし
006_210531029 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 6.サトキマダラヒカゲ -2
長久保の炭焼き小屋の方へ入って見ると、ここでもサトキマダラヒカゲが飛んでいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
007_210531031 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 7.ウラギンシジミ♂ -1
古民家の裏庭でその縁側に腰を掛けて一休みしていると、小型のチョウが 庭の植え込みに敏捷に飛び込んできた。ウラゴマダラシジミかと期待したが、近くの梢の止まったのはウラギンシジミだった。高いところに止まったので、全体が見えないが、緋色が鮮やかな♂だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 147mm ISO320 ) 露出補正 なし
008_210531038 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 8.ウラギンシジミ♂ -2
回り込んでチョウの顔が見えるように撮ったが、翅を閉じられてしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 193mm ISO125 ) 露出補正 なし
009_210531044ts X800 〇カワセミ 舞岡公園 RX10M4.jpg 9.カワセミ登場 -1
谷戸の畦道を歩いていると宮田池の方からカワセミが飛んできて、田んぼの向こう側の田の番号標識に止まった。 15m~20mくらいは離れているだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
010_210531060tm X800 ◎カワセミ 舞岡公園 RX10M4.jpg 10.カワセミ登場 -2
すぐに飛び立ち、隣の田んぼに建てられた杭に止まった。何だか怖い顔をしている。嘴の下側が赤いので♀だ。♂は黒い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2000 ) 露出補正 なし
011_210531063tm X800 ◎カワセミ 舞岡公園 RX10M4.jpg 11.カワセミ登場 -3
後ろからカラスが飛んできた。杭から飛び立つ。もう少し露出をアンダーにすればよかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2000 ) 露出補正 なし
012_210531075 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 12.テングチョウ
今年もテングチョウの発生が活発のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
013_210531091 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 13.ゴマダラチョウ春型♂
瓜久保の家の前に田んぼがあるが、その向こう側で梢に止まったチョウがいた。距離があって、肉眼でも、ファインダーでも同定できない。手持ち撮影の限界と思いながら連写する。後でモニターで確認すると、舞岡公園では、アカボシゴマダラに侵入されて、姿を見るのが珍しくなったゴマダラチョウだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
014_210531091 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 14.ゴマダラチョウ春型♂ トリミング
トリミングして拡大する。少し傷があるが、立派なゴマダラチョウだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
015_210531095 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 15.ミドリシジミ♀ O型 -1
先に見つけられた方がいた。もう撮影されていたらしく「どうぞ」と言って場所を指してくださり、場所を譲ってくださった。今年初めてのゼフィルスは ミドリシジミ♀ のO型だった。飛ばれるとチャンスを逃すので、まずシャッターを切る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 106mm ISO500 ) 露出補正 なし  
016_210531103 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 16.ミドリシジミ♀ O型 -2
レンズを伸ばして撮った。少し擦れたところはあるが、羽化して間もないように思えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
017_210531115 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 17.ミドリシジミ♀ O型 -3
一旦飛び立ったが、すぐ近くの葉に止まってくれた。この位置の方が尾状突起も伸び、左前翅にあった擦り傷もめだたなくてきれいに撮れた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 140mm ISO320 ) 露出補正 なし
018_210531128 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 18.ヒメジャノメ
ゼフィルスを探して歩いていると、茂みの中からヒメジャノメが飛び出した。この種は舞岡公園にはあまり多くはいない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2000 ) 露出補正 なし
019_210531130t X800 舞岡公園 RX10M4.jpg 19.クリの花とテングチョウ
アカシジミが吸蜜していないかとクリの花を探索した。アカシジミはいなかった。今年は発生が遅いのだろうか?

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
020_210531132 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 20.イチモンジチョウ
この季節はイチモンジチョウが多い。都会ではあまり見ることが出来ないチョウである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
021_210531136 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 21.ジャコウアゲハ 産卵シーン -1
小谷戸池の傍にほんの僅かであるがジャコウアゲハの食草であるウマノスズクサが生えているところがある。そこへジャコウアゲハの♀がやってきた。長いあいだジャコウアゲハという和名の由来は♀の翅の色に由来すると思っていた。実は、雄成虫が腹端から麝香のような匂いをさせることに由来するのだそうだ。(成分はフェニルアセトアルデヒド)。この♀は後翅の半分近くがちぎれていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 190mm ISO500 ) 露出補正 なし
022_210531141t X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 22.ジャコウアゲハ 産卵シーン -2
ウマノスズクサの葉にアプローチしている。破損した後翅をカットしてやった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 190mm ISO500 ) 露出補正 なし
023_210531149 X800 ◎産卵 舞岡公園 RX10M4.jpg 23.ジャコウアゲハ 産卵シーン -3
産卵しようとする尾端がこちら側を向いている。

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 187mm ISO800 ) 露出補正 なし
024_210531151ts X800 ◎産卵 舞岡公園 RX10M4.jpg 24.ジャコウアゲハ 産卵シーン -3
尾端を曲げて産卵している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 51mm ISO800 ) 露出補正 なし
025_210531168 X800 〇幼虫 舞岡公園 RX10M4.jpg 25.ジャコウアゲハ幼虫
幼虫は手では触れたくないような姿をしている。黒褐色~黒色で、白色の帯がある。全身に太い突起があり、突起の先端は赤い。毒草であるウマノスズクサを食べて育つ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 219mm ISO1000 ) 露出補正 なし


2021年6月 2日

初夏の日影沢 5月26日

ここ数年、成果を得らないでいる小仏日影沢へ行って見ようと思い立った。例年と比べると時期的には10日ほど遅い。また、日影沢林道の環境も変わってしまっていて、沢沿いに白い花を咲かせていたミツバウツギは、林道の護岸工事のためか、無くなってしまっている。ミツバウツギの花には、アオバセセリや、ミヤマカラスアゲハ、オナガアゲハが良く吸蜜に来ていたのだが。
 この日は、久しぶりにサカハチチョウを撮りたかった。また、スミナガシやクモガタヒョウモン、ミスジチョウに会いたいと思っていた。だが撮影できたのは、ミスジチョウだけで、サカハチチョウ、スミナガシやクモガタヒョウモンには遭遇しなかった。
 7時半にマイカーで自宅を出て、8時半過ぎに日影沢林道に着いた。小仏峠へ向かう旧甲州街道の浅川国際マス釣り場の先を左に入ると日影沢林道への入り口だ。入り口から日影沢キャンプ場までの間の林道わきのスペースに車を止めようとするが、すでに車がいっぱい入っている。結局、日影沢キャンプ場のすぐ手前に停めることになった。日影沢キャンプ場はコロナ対策で臨時休業になっていた。
 気温が上がる10時少し前まで、キャンプ場に待機し、現れるチョウを撮っていた。
 今年生まれのきれいなテングチョウが飛び始める。アオスジアゲハ、モンキアゲハ、ジャコウアゲハが飛んでいる。10時近くなるとミスジチョウが現れた。
 サカハチチョウを撮ろうと林道を進むが現れてくれない。やはり時期的に少し遅いのであろう。2kmほど林道を入ったが、成果はなかった。再び、キャンプ場へ戻る途中、アサギマダラが現れたくらいだった。
 11時半過ぎ、木下沢林道へ行って見ようと車で移動する。

1.ハルジオン(春紫苑)
ここのところ、ハルジオンとヒメジョオンとの違いが今一つ理解できず、勉強してみた。先ず、いい加減だったのは、正しくはヒメジョオン(姫女苑)というのをヒメシオンと思い込んでしまっていた。キャンプ場に咲くこの花を見て、葉の茎への付き方、舌状花が糸のように細いことなどから、ハルジオンと同定した。ここに咲くのはすべてハルジオンのようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO500 ) 露出補正 なし
001_210526003 X800 ハルジオン 日影沢 RX10M4.jpg
2.ミニチュア・ピンシャーと飼い主さん
キャンプ場にご夫人が愛犬を散歩に連れてこられた。私を見たその愛犬がリードを引っ張って突進するように走り寄り、足に飛びついてきた。見たことのない犬種だったので、その名を聞いてみたが、帰宅した時にはすっかり忘れてしまっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 23mm ISO400 ) 露出補正 なし
002_210526010 X800 リクト君 日影沢 RX10M4.jpg
3.ミニチュア・ピンシャー リクト君(オス)
帰宅して、愛犬家のKさんに写真を送って犬種名を尋ねてみた。さすが、ミニチュア・ピンシャーという名が示された。ミニチュア・ピンシャーでネット検索をしてみたところ、大きさ、毛色、耳の形が一致し、また、小型犬だけどパワフル、といった記述もあり、飼い主さんを引っ張り、私に向かって突進してきた姿から見て、確信した。洋服を着せているので特徴的な胸の毛色が見えないが、想像はつく。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 20mm ISO100 ) 露出補正 なし
003_210526008 X800 リクト君 日影沢 RX10M4.jpg
4.テングチョウ♂
気温が上がってくると、まず、テングチョウが目についた。今年生まれの初々しい♂だ。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
004_210526017 X800 ◎日影沢 RX10M4.jpg
5.ヒメキマダラセセリ
飛来したセセリチョウがやや離れたところの葉の上に止まった。私は視力が弱くなっているので、同定できない。撮った画像を見て、ヒメキマダラセセリと想定する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
005_210526018 X800 日影沢 RX10M4.jpg
6.アカボシゴマダラ 春型
キャンプ場の広場にアカボシゴマダラ♂が飛来した。地面に止まり、口吻を伸ばし水分補給、ミネラル補給か? 昨日は雨が降って、朝の地面は湿っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
006_210526027 X800 ◎日影沢 RX10M4.jpg
7.ジャコウアゲハ♂
黒いアゲハはモンキアゲハ、オナガアゲハ、ジャコウアゲハが飛び回る。ジャコウアゲハ♂が葉の上に止まった。後翅が破損している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
007_210526031 X800 〇日影沢 RX10M4.jpg
8.ハルジオンに来たテングチョウ
茎に巻きつくような葉、下向きの蕾、細い舌状花などハルジオンの特徴があるその花にテングチョウ♂がきた。越冬した個体に比べると、オレンジ色が鮮やかだ。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 102mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_210526038 X800 〇日影沢 RX10M4.jpg
9.コミスジ
比較的大きな個体だったのでミスジチョウかと思ったが、コミスジだった。 コミスジの方が時期的に早く発生する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_210526043 X800 コミスジ 日影沢 RX10M4.jpg
10.ミスジチョウ -1
今度はミスジチョウだった。コミスジより大型である。発生初期のようで新鮮な個体である。地面に止まり、口吻を伸ばして吸水する。撮り難い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_210526045 X800 ミスジチョウ 日影沢 RX10M4.jpg
11.ミスジチョウ -2
広角側でローアングルで撮ろうとするが、なかなか敏感で、近づくとサッと飛び立ってしまう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 155mm ISO160 ) 露出補正 なし
011_210526050 X800 〇ミスジチョウ 日影沢 RX10M4.jpg
12.ミスジチョウ -3
追いかけまわしたためか、少し離れた葉の上に逃れて行った。葉と葉の間からフォーカスする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 87mm ISO160 ) 露出補正 なし
012_210526052 X800 〇ミスジチョウ 日影沢 RX10M4.jpg
13.イトトンボの仲間 -1
沢筋にはイトトンボの仲間が多い。検索してみたが同定は難しい。トンボ目のイトトンボ亜科には、イトトンボ科、カワトンボ科など7つの科がある。イトトンボと言った場合、イトトンボ科だけではなくカワトンボ科など、イトトンボ亜科の種を指すようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO250 ) 露出補正 なし
013_210526055 X800 〇日影沢 RX10M4.jpg
14.イトトンボの仲間 ー2
翅の先端に2点の小さな紅色の紋がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 196mm ISO2000 ) 露出補正 なし
014_210526064 X800 〇日影沢 RX10M4.jpg
15.イトトンボの仲間 ー3
翅が褐色である。これはニホンカワトンボの♂か?

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
015_210526105 X800 〇日影沢 RX10M4.jpg
16.イチモンジチョウ
サカハチチョウかと思ったが、イチモンジチョウだった。そう思ってしまうほど小さな個体だった。羽化したてのようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO160 ) 露出補正 なし
016_210526062 X800 〇日影沢 RX10M4.jpg
17.アサギマダラ♀ -1
山側の茂みからアサギマダラがスーッと飛来して近く草の葉に止まった。水分を補給しているようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 217mm ISO500 ) 露出補正 なし
017_210526075 X800 〇日影沢 RX10M4.jpg
18.アサギマダラ♀ -2 開翅
開翅したところを見ると、♂にある後翅の肛角部の黒い性標がない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 217mm ISO400 ) 露出補正 なし
018_210526077 X800 ◎日影沢 RX10M4.jpg
19.アサギマダラ♀ -3
少し近寄って望遠側で撮った。背景がボケている。アサギマダラのような大型のチョウは扱いやすい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO640 ) 露出補正 なし
019_210526089 X800 ◎日影沢 RX10M4.jpg
20.アサギマダラ♀ -4
さらに近づいて、今度は広角側で撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
020_210526091 X800 ◎日影沢 RX10M4.jpg
21.クロヒカゲ♀
崩れた、近づけない荒地に止まっていた。クロヒカゲは良く似たヒカゲチョウより、時期的に早く発生する。すでに破損している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO250 ) 露出補正 なし
021_210526110 X800 ◎クロヒカゲ 日影沢 RX10M4.jpg
22.ミスジチョウ -4
キャンプ場へ戻ってきた。キャンプ場の炊事場の傍でミスジチョウが地面に下りて吸水している。ローアングルで狙ったが背景が良くない。ミスジチョウは発生最盛期を迎えているようで、個体数も多いようだ。羽化直後は吸水行動を盛んに行う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 46mm ISO320 ) 露出補正 なし
022_210526119 X800 ◎ミスジチョウ 日影沢 RX10M4.jpg
23.アサギマダラ -5
キャンプ場の広場にもアサギマダラが舞い降りてきた。アサギマダラまで地面に止まる。この個体も羽化直後なのだろうか吸水している。先ほどの個体とは前翅の斑紋が少し違っているので、別の個体と推察される。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
023_210526127 X800 ◎日影沢 RX10M4.jpg


2020年7月24日

舞岡公園の蝶 55種 (12) オオウラギンスジヒョウモン、ツマグロヒョウモン、イチモンジチョウ

舞岡公園に生息するヒョウモンチョウ類は、ミドリヒョウモン、オオウラギンスジヒョウモン、およびツマグロヒョウモンの3種である。前2種は見る機会があまりない。なかなか見栄えの良いツマグロヒョウモンも、ここでは最近少なくなっているように思う。オオウラギンスジヒョウモンは、ミドリヒョウモンと同様に2014年の秋に比較的多くの夏眠後の個体を観察した。そして、翌2015年6月にリョウブの花に来た新鮮な♂が見られたが、その後は見る機会がない。
 さて、5月25日に緊急事態宣言が解除されたが、新型コロナウィルスの感染者は、その後、またじわじわと増えているのは周知のとおりである。ここにきて、7月2日以降1日の感染者は100人を超え、7月10日には243人とこれまでの最多となってしまった。そして、7月15日、東京都は専門家の分析を踏まえ、現状を「感染が拡大していると思われる」という最も深刻な表現に引き上げた。今週末に予定していた湯の丸、池の平の撮影行は、宿も予約していたのだが、キャンセルせざるを得なくなった。(7月16日記)

4.タテハチョウ科 ②  オオウラギンスジヒョウモン、ツマグロヒョウモン、イチモンジチョウ

04) オオウラギンスジヒョウモン

40401 2014年9月29日 撮影
秋の一日、かかし祭りが行われていた田んぼのあぜ道のかかしに止まった♀。40403まで同じ個体

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/2000秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
40401_140929026 X800 D5300 NIKKOR 18-140.jpg
40402 2014年9月29日 撮影
ヒヨドリソウで吸蜜

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 105mm ISO200 ) 露出補正 なし
40402_140929044 X800 D5300 NIKKOR 18-140.jpg
40403 2014年9月29日 撮影開翅
♂に比べ緑色がかった暗色になる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1600秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
40403_140929048 X800 D5300 NIKKOR 18-140.jpg
40404 2015年6月22日 撮影
初めて舞岡公園でオオウラギンスジヒョウモンを観察した翌年の6月終わりごろに、リョウブの花にきた新鮮な♂を観察することが出来た。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/400秒 125mm ISO100 )  露出補正 -0.3段
40404_150622017 X800 P610.jpg


  05) ツマグロヒョウモン

40501 2005年6月8日 撮影
もともと温暖なところに生息するチョウだ。私が最初にツマグロヒョウモンにあったのは、高尾山から小仏峠へ行く尾根道で、1950年代のことであった。分布が北方に拡大し、2000年代に入り、神奈川県でも普通に見られるようになった。今では標高2000mの信州の山地でも出会う。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
データ不詳
40501_050608017 X800 D100.jpg
40502 2005年9月29日 撮影
♂ ヒヨドリバナで吸蜜 年数回発生するので、他のヒョウモン類と異なり、秋になっても新鮮な個体が見られる。   

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
データ不詳
40502_050929094 X800 D100 Tokina100.jpg
40503 2005年9月29日 撮影
♀は体内に毒を持つカバマダラに擬態していると言われる。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
データ不詳
40503_050929098 X800 D100 Tokina100.jpg
40504 2006年9月4日 撮影
♀ 本種は秋になると個体数が多くなるように思う。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
40504_060904077 X800 D100 Tokina100.jpg
40505 2007年5月9日 撮影
4月の後半から5月にかけて第一化が発生する。 

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/800秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
40505_070509019 X800 D100 Tokina100.jpg
40506 2008年10月2日 撮影
♀ ヒヨドリバナで吸蜜

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro  絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
40506_081002071 X800 D300 Tokina100.jpg
40507 2008年10月2日 撮影
♂ 舞岡公園では♂♀ともヒヨドリバナによく訪花するが、キバナコスモスなど秋の花にも良く来る。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/320秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
40507_081002074 X800 D300 Tokina100.jpg
40508  2008年10月2日 撮影
このチョウの前翅裏面の茜色が好きだ。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
40508_081002089 X800 D300 Tokina100.jpg
40509 2020年5月25日 撮影
最近の写真である。しかし、舞岡公園ではツマグロヒョウモンの個体数が減ってきているように思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 125mm ISO100 ) 露出補正 なし
40509_200525047 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg
40510 2020年5月25日 撮影
♂ 田んぼのあぜ道の杭に止まって、テリトリーを張るように周囲を見ているようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 94mm ISO100 ) 露出補正 なし
40510_200525050 X800 RX10M4.jpg


6) イチモンジチョウ

40601 2007年9月4日 撮影
本種は5月の終わりから6月にかけて新鮮な個体を見ることが多いが、年3~4回発生で秋にも成虫が発生する。

Nikon D100 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/750秒 200mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
40601_070904072 X800 D100 Nikon VR18-200.jpg
40602 2009年5月19日 撮影
ウツギの花を訪れた第一化 裏面が美しい。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
  絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/250秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
40602_090519042tf X800 D300 Tokina100.jpg
40603 2009年7月19日 撮影
羽化したばかりの個体

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
  絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/160秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
40603_090719062 X800 D300 Tokina100.jpg
40604 2010年6月1日 撮影
ウツギの花に良く似合う。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/2500秒 150mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
40604_100601094 X800 D5000 VR18-200.jpg
40605 2011年5月31日 撮影
南門から入って南の丘へ上がるところの散策路でよく見かける。

Canon PowerShot A640 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 7mm ISOオート )
40605_110531036 X800 A640.jpg   
40606 2020年6月2日 撮影
同じところで羽化したてのイチモンジチョウを見つけた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
40606_200602019 X800 RX10M4.jpg
40607 2020年6月2日 撮影
前の写真と同じ個体 飛ぼうとして翅を打つがひっくり返って裏向きになってしまう。何とか態勢を立て直すがうまく飛べない、このままでは歩く人に踏まれてしまいそうだ。手に載せて、近くの葉の上に置いてやった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
40607_200602024 X800 RX10M4.jpg


  

2020年6月25日

真夏日の舞岡公園 6月10日

明日は梅雨入りしそうで、天気が良いのは今日までとの予報を聞いて、撮り残したアカシジミやウラナミアカシジミを撮ろうと、朝から暑い舞岡公園へ出かけた。
 自分では丹念に探して歩いたが、前半はゼフィルスの姿は見られない。久しぶりにクリ林と呼ばれる小高い雑木林へ上がってみたが、ここは少し環境が変わっていた。
 古民家の裏でノアザミに来たキアゲハを撮りながら、11時少し前に、やっと大きな樹の下の日陰になっているところでアカシジミを見つけた。日陰に居るので、光量が少なく色が出にくい。カラー・バランスはオートで撮るが、後でソフトで多少調整している。
 次に移動した同じようなところで、ウラナミアカシジミがいた。アカシジミ、ウラナミアカシジミは目立つので、見つけやすい。この日は5頭のウラナミアカシジミに遭遇した。
 今シーズンの平地産ゼフィルスは不調だったが、八王子郊外でオオミドリシジミとミズイロオナガシジミ、新治でミドリシジミが撮れ。舞岡で撮ったウラゴマダラシジミ、アカシジミ、ウラナミアカシジミと合わせて、あまり良い写真はないものの、6種がそろった。

001_200610038 RX10M4.jpg 1.サトキマダラヒカゲ
クリ林へ上がっていく途中でサトキマダラヒカゲが飛び出した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 151mm ISO1250 ) 露出補正 -0.3段
002_200610050 X800 RX10M4.jpg 2.キアゲハ♂ -1
少し破損しているが、比較的きれいな個体だった。山吹色というような黄色が印象的だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 219mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
003_200610053 X800 RX10M4.jpg 3.キアゲハ -2
前の写真と同じ個体。咲き残ったノアザミの花で吸蜜、開翅

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
004_200610013c X800 D5300 TAMRON 90.jpg 4.アカシジミ -1
10時40分 気温は30℃近くまで上がっていると思う。日陰にある低い木の葉に止まっていたのを見つけた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 90mm ISO1800 ) 露出補正 なし
005_200610075c X800 RX10M4.jpg 5.アカシジミ -2
狐久保というところにいたが、ここでアカシジミを見るのは初めてだった。光量が少ないので良い色で撮れない。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
006_200610084c X800 RX10M4.jpg 6.アカシジミ -3
これも同じ個体だが、位置を換えて撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2000 ) 露出補正 -0.3段
007_200610090c X800 RX10M4.jpg 7.アカシジミ -4
広角端で撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
008_200610099tc X800 RX10M4.jpg 8.アカシジミ -5
位置は変えるが飛び立たずにじっとモデルになってくれた。ソックスを履いたような脚先が可愛い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO640 ) 露出補正 -0.3段
009_200610109 X800 RX10M4.jpg 9.ドクダミの花とサトキマダラヒカゲ
余談だが、wikipediaによれば、和名ドクダミの名称は、民間薬で毒下しの薬効が顕著であるので、毒を抑えることを意味する「毒を矯(た)める」から、「毒矯め(ドクダメ)」が転訛して「毒矯み(ドクダミ)」と呼ばれるようになったというのが通説だそうだ。ドクダミ自体に毒はない。昔から、ゲンノショウコ、センブリとともに日本の三大民間薬の一つに数えられ、薬効が多岐にわたるところから十薬とも呼ばれている。ドクダミは、内服薬として、胃腸病、食あたり、下痢、便秘、利尿などに利用され、外用薬としても腫れ物、吹き出物、皮膚病などの排膿や毒下しに用いられるとあった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1250 ) 露出補正 -0.3段
010_200610122 X800 RX10M4.jpg 10.ヒメアカタテハ -1
少なくなったと思っていたが、草むらにヒメアカタテハがいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 218mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
011_200610135 X800 RX10M4.jpg 11.ヒメアカタテハ -2
シロツメクサの花から花へと飛び回る。追いかけまわして、やっと開いたところを捉えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
012_200610142 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg 12.ウラナミアカシジミ -1
この日の目的のひとつであるウラナミアカシジミを見つけた。きれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 60mm ISO2500 ) 露出補正 -0.3段
013_200610150c X800 RX10M4.jpg 13.ウラナミアカシジミ -2
ズームを伸ばして撮る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 175mm ISO2500 ) 露出補正 -0.3段
014_200610154 X800 RX10M4.jpg 14.ウラナミアカシジミ -3
同じところにもう1頭いた。お腹が大きいのでこれは♀だろうと思う。ウラナミアカシジミの食樹は、クヌギ、ミズナラ、コナラなどブナ科である。少し擦れている。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 175mm ISO2500 ) 露出補正 -0.3段
015_200610165 X800 RX10M4.jpg 15.ウラナミアカシジミ -4
これは最初に見つけた個体だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
016_200610021 X800 D5300 TAMRON 90.jpg 16.ウラナミアカシジミ -5
開いた後翅の間から翅表の鮮やかなオレンジ色が見える。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro 絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/500秒 90mm ISO1250 ) 露出補正 なし
017_200610191 X800 RX10M4.jpg   17.ウラナミアカシジミ -6
葉の影に止まっている環境を入れて撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO500 ) 露出補正 -0.3段
018_200610210c X800 RX10M4.jpg 18.アカシジミ -6
別のアカシジミがいた。比較的きれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 206mm ISO1250 ) 露出補正 -0.3段
019_200610213 X800 RX10M4.jpg 19.アカシジミ -7
内臓ストロボを使って撮ってみた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 121mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
020_200610218 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 20.ウラゴマダラシジミ -1
この日3種目のゼフィルスはウラゴマダラシジミだった。我ながらよく見つけられたと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 206mm ISO2000 ) 露出補正 -0.3段
021_200610223 X800 RX10M4.jpg 21.ウラゴマダラシジミ -2
一度飛び立ったが、またすぐ近くに止まった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 181mm ISO2500 ) 露出補正 -0.3段
022_200610231 X800 RX10M4.jpg 22.ムラサキシジミ
駐車場へ戻る途中、ムラサキシジミが飛び立って、少し先のササの葉に止まった。とっさにシャッターを切ったが、ズームを伸ばして撮る余裕はなく逃げられてしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 125mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
023_200610233t X800 RX10M4.jpg 23.イチモンジチョウ
いつものところにイチモンジチョウがいた。開翅して、水平にしか撮れないが、白い紋を通した光のところが明るく映っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 60mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段


2020年6月11日

舞岡公園 平地産ゼフィルス不調 6月1日

いつも閲覧させていただいている「舞岡公園の自然2」というブログでは、5月24日にアカシジミ、ウラナミアカシジミ,ウラゴマダラシジミが、5月28日には、ミズイロオナガシジミが撮影され、写真がアップされていた。
 前日は冷たい雨が降っていた。今日は日中は晴れの予報で気温も上がるというので、居ても立っても居られないくなり、10時ごろに自宅を出た。
 ところが、チョウは少なく、ゼフィルスは全く見ることが出来ない。愛好家のカメラマンも3人ほどお見かけしただけで、皆さん「いませんね」と嘆いておられた。発生にばらつきがあるのだろうか。春になって気温が低い日も多かった。ハンノキの根本付近の下草もきれいに刈られているところもある。チョウたちにとっても、いろいろなことがあるのだろう。
 その後、6月4日の「舞岡公園の自然2」で、ミドリシジミ、オオミドリシジミが出現し平地産ゼフィルス6種が出そろったという報があった。

001)200602019 X800 RX10M4.jpg 1.イチモンジチョウ -1
散策路を歩いていると目の前の路上でイチモンジチョウが翅をパタパタさせていた。羽化したばかりかなと思いつつローアングルで撮影する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
  002)200602021 X800 RX10M4.jpg 2.イチモンジチョウ -2
見ていると翅を打ち下ろし、裏向きになってしまった。すぐ元通りに戻るが何か変である。翅を閉じて横たわるような姿勢になったが、見ると脚はたたまれている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
003)200602026 X800 RX10M4.jpg 3.イチモンジチョウ -3
指の先に乗せてやり、右手に持ったカメラで撮影する。脚はしっかり指を掴んでいる。大丈夫だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO320 ) 露出補正 なし
004)200602029 X800 RX10M4.jpg 4.イチモンジチョウ -4
飛ばせてやろうと試みたが、無理なようだ。近くの葉の上にリリースしてやった。帰り道でその近くで、気持ちよさそうにスイスイと飛んでいたイチモンジチョウを見たが、この個体かどうかはわからない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO320 ) 露出補正 なし
005)200602004 X800 D5300 TAMRON 90.jpg 5.キタテハ夏型
第1化のキタテハが見られるようになった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/500秒 90mm ISO180 ) 露出補正 なし
006)200602006 X800 D5300 TAMRON 90.jpg 6.ベニヒシジミ -1
5月25日に来たときは、ほとんど見られなかったベニシジミがこの日は多く見られた。それでも個体数は例年より少ないと思う。

D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
007)200602037 X800 RX10M4.jpg 7.ベニシジミ -2
ウツギの花に止まる。口吻は伸ばしていない。もう第2化が出ているのだろうか?  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 136mm ISO250 ) 露出補正 なし
008)200602009 X800 D5300 TAMRON 90.jpg 8.ベニシジミ -3
ベニシジミもハルジオンの花に良く来る。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4.5 1/640秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
009)200602043 X800 RX10M4.jpg 9.ベニシジミ -4
休耕地の畔に咲くハルジオンで吸蜜

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
010)200602052t X800 舞岡公園 RX10M4.jpg 10.ウラゴマダラシジミ -1
ひとりの方が何かにレンズを向けられていた。ウラゴマダラシジミだ。「私は撮りましたからどうぞ」と言われ、礼を言ってファインダーを覗く。なかなか難しいところに止まっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 48mm ISO1250 ) 露出補正 なし
011)200602015 X800 D5300 TAMRON 90.jpg 11.ウラゴマダラシジミ -2
カメラを換えて、近寄って撮った。チョウに位置を変えてもらおうとちょっと払ってみると、上の方の葉に止まり、いよいよ撮れなくなってしまった。この1頭の他、今日は平地産ゼフィルスには会うことが出来なかった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 90mm ISO560 ) 露出補正 なし


2020年6月 3日

舞岡公園 チョウの姿を求めて 5月26日

気温も上がりそうなので、また、舞岡公園を散歩することにした。神奈川県も含めて緊急事態宣言は解除されるという。これからも自粛の生活が続くが、気分的には解放された。この日、年配のご夫婦や、子供を伴われた若いご夫婦など、散策する人の数は多くなっている。私と同じようにカメラを携えた人も多い。
 気温が上がってチョウたちの動きが活発になる午前11時ごろ舞岡公園を歩き始めた。すでに平地産ゼフィルスも出始めているというネット情報もある。昼過ぎまで、平地産ゼフィルスの中でも比較的出現するのが早いアカシジミにも会えずにいたところ、4人くらいの方がイボタノキの花が咲くところで何かを撮っておられた。アオスジアゲハが絡んでいたので、鳥の写真を撮りに来られた方が、「チョウでも撮るか」とカメラを向けられていたのかと思った。私もアオスジアゲハやイチモンジチョウを撮り始めたのだが、ふと見るとウラゴマダラシジミがイボタノキの花で吸蜜していた。皆さんゼフィルス・ファンなのだ。 一緒に撮らせていただいたが、ちょっとソーシャル・ディスタンスがとり難くなる。イボタノキには2頭のウラゴマダラシジミがいた。

  001)200525002 X800 舞岡公園 D5300 TAMRON 90.jpg 1.チャバネセセリ -1
小さなセセリチョウがアカツメクサで吸蜜していた。コチャバネセセリかと思って近づいてみると、チャバネセセリのようだ。熱心に吸蜜している のでマクロで寄って撮る。裏面を見る。こんなにきれいなチャバネセセリを見るのは初めてだった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/500秒 90mm ISO320 ) 露出補正 なし
002)200525029t X800 舞岡公園 チャバネセセリ RX10M4.jpg  2.チャバネセセリ -2
後翅の翅表が観察できた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 213mm ISO500 ) 露出補正 なし
003)200525029t X800 舞岡公園 チャバネセセリ RX10M4.jpg 3.テングチョウ♀
今年羽化したテングチョウだ。ローアングルで撮ろうと思って、しゃがみこもうとするが、なかなか敏感で、飛び立たれてしまう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
004)200525047 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg 4.ツマグロヒョウモン♂ -1
この日見たツマグロヒョウモンはこの1頭のみだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 125mm ISO100 ) 露出補正 なし
005)200525050 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg 5.ツマグロヒョウモン♂ -2
前の写真と同じ個体。田んぼのあぜ道の杭に止まって彼の世界を視察している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 94mm ISO100 ) 露出補正 なし
006)200525060 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg 6.キタテハ
今年の第1化だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
007)200525022 X800 舞岡公園 D5300 TAMRON 90.jpg 7.モンシロチョウ♂ -1
コウゾリナだろうか黄色い花に頭を突っ込んで無心に吸蜜をしている。羽化する時、前翅の翅頂の部分が伸び切らなかったようだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/1600秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
008)200525067 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg 8.モンシロチョウ♂ -2
休耕地なのだろうか、荒れた草むらに雑草の花が多く咲く。そんなところを飛んでいる。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
009)200525068 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg 9.コミスジ
コミスジはこのように葉の上に止まって開翅することが多い。地面に降りて吸汁する姿も良く見かける。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
010)200525071 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 10.ジャコウアゲハ♀
アカシジミを撮ろうとクリの花が咲くところを歩いていたら、食草を探しているかのような飛び方で、ジャコウアゲハの♀が現れた。静止はせずに飛び続ける。連写で狙ってみたなかの1枚。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 164mm ISO250 ) 露出補正 なし
011)200525077 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 11.アオスジアゲハ -1
イボタノキには2頭ほどのアオスジアゲハが絡んでいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
012)200525082 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg 12.イチモンジチョウ
先々週来た時もイチモンジチョウが飛んでいたが、この個体も擦れてなくきれいだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO640 ) 露出補正 なし
013)200525088 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 13.ウラゴマダラシジミ -1
静止しているゼフィルスを一人で探し出すのは難しいが、ここでも数人のかたがカメラを向けていたので、見出すことが出来た。今年初めてのゼフィルスである。2時間半歩き、やっと巡り会えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
014)200525109 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 14.ウラゴマダラシジミ -2
このイボタノキには2頭いたが、これは前の写真と同じ個体である。少し開翅しそうになったが撮影チャンスはなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
015)200525113 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg 15.カラスアゲハ♂ -1
別のイボタノキの花にカラスアゲハがきていた。イボタノキの花にはいろいろなチョウがやってくる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 122mm ISO160 ) 露出補正 なし
016)200525116 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg 16.カラスアゲハ♂ -2
翅表に日が当たって輝いた。右後翅が破損して、少し擦れていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO400 ) 露出補正 なし
017)200525131 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 17.アオスジアゲハ -2
今年はアオスジアゲハが多いように思う。市街地でも良く見かける。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 110mm ISO400 ) 露出補正 なし


2020年5月27日

舞岡公園 カメラ散歩 5月14日

舞岡公園へ散歩に出かけた。9時半ごろから歩き始めたが、朝のうちは風が涼しく、さわやかな気分になれた。
 南門の手前のさくら休憩所に5~6年位前まで2本のタニウツギの木があった。5月中頃には花が咲き、モンキアゲハや、ナガサキアゲハが吸蜜に来ていたが、それ以降、そのうちの1本は無くなってしまっていた。残った1本も小さく剪定され、花も咲かなかったが、この日行ってみると、低くなった木にピンクの花が咲いていた。モンキアゲハが現れ、花の周りを旋回していたが、そのまま行ってしまった。今日はいろいろなチョウも見られるかなと楽しみにしたのだが。
 この日観察できたチョウは、モンキアゲハ、アゲハ、サトキマダラヒカゲ、アオスジアゲハ、キタキチョウ、ヒメアカタテハ、イチモンジチョウ、キミスジ、コチャバネセセリ、などであったが、いずれも個体数が少なく、カメラに収められたのはイチモンジチョウとコチャバネセセリだけだった。
 白い花を撮るのに、白トビを避けようと、露出をマイナス補正して撮っていたが、アンダーにしてしまうことが多かった。 この季節は、白い花を咲かせる木が多くなる。これからは、ウツギやエゴノキの花も咲く。

1.アコーディオン
いつものように南門から入ろうとすると、アコーディオンの音が聞こえてきた。ちなみに、wikipediaによると、日本ではアコーディオンの流行期と衰退期が交互に繰り返したという。アコーディオン専門誌・月刊「アコーディオン・ジャーナル」の編集長を長くつとめた金子元孝によると、明治30年代の関西での「手風琴」大流行、昭和10年代から20年代、1960年代(昭和35年から昭和44年)がアコーディオンの「わが国における三つの黄金時代」であった。現在、かつての黄金時代とは比ぶべくもないものの、アコーディオンは今も一定の人気を保っているそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/125秒 18mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
001)200513005 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg
  2.シナハクチョウゲ 支那白丁花
少し前は黄色い花が多く咲いていたが、5月になって白い花を付ける木々が多くなる。シナハクチョウゲ は和名の通り、原産は中国の南部だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 181mm ISO1250 ) 露出補正 -1.0段
002)200513007 X800 舞岡公園 シナハクチョウゲ RX10M4.jpg
3.復活したタニウツギ 谷空木
前書きしたように、南門の手前のさくら休憩所にはかって2本のタニウツギがあり、2015年頃のこの季節には、その花にモンキアゲハやナガサキアゲハが飛来していた。ところがそれから、そのタニウツギの木は1本が枯れてしまい、他1本は剪定され花が咲かなくなっていた。今年久しぶりにここで咲くタニウツギの花を見ることが出来た。そして、モンキアゲハがその周囲を飛んでいたが吸蜜には至らなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
003)200513010 X800 舞岡公園 タニウツギ RX10M4.jpg
4.ニワゼキショウ 庭石菖
芝生や草地などに群生する。花期は5月から6月で、直径5mmから6mm程度の小さな花を咲かせるアヤメ科の1年草。花の色は白のものと赤紫のものがある。明治時代に観賞用として北アメリカから輸入されたものが野生化したのではなく、本来雑草的な種が帰化植物となったものであるとされる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
004)200513016 X800 舞岡公園 ニワゼキショウ RX10M4.jpg
5.アカツメクサ 赤詰草
公園周辺の都市計画道路の工事のため、2010年に南の丘に移植されたスダジイの木が、昨年ようやく活着したとして、永らく閉鎖されていた南の丘が開放された、その原っぱには多くの花が咲いていた。これはその一つ、アカツメクサである。ムラサキツメクサ、また、一般的に赤クローバーとも呼ばれる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
005)200513019 X800 舞岡公園 アカツメクサ RX10M4.jpg
6.ノゲシ 野芥子
ブタナとかコウゾリナといったよく似た黄色い花も多い。タンポポともそっくりだ。みんなキク科である。wikipediaによれば、ノゲシは日本各地の道端や畑に自生する。ヨーロッパ原産で世界各地に広まったと考えられている。日本には史前帰化植物として入ってきたものと思われる。ニワゼキショウとアカツメクサとこのノゲシは南の丘の草原に咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
006)200513020 X800 舞岡公園 ノゲシRX10M4.jpg
7.イチモンジチョウ
イチモンジチョウは年3回ほど発生するが、その第1化である。この季節に公園の散策路を歩くと気持ちよさそうにスイスイと飛ぶ本種を見かける。タニウツギやスイカズラも植樹なのだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 -0.7段
007)200513027 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg
8.イチモンジチョウ 裏面
前の写真と同じ個体である。露出補正をリセットして撮らなくてはいけなかったが、目の前に不意にシャッターチャンスが来ると余裕がない。仕方なくソフトで補正する。イチモンジチョウの♂♀の判別は難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO125 ) 露出補正 -0.7段
008)200513033 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg
9.オトコエシ? 男郎花
ちょっと自信はないがオトコエシだと思う。雄蕊は4個、雌蕊は1個。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
009)200513037 X800 舞岡公園 オトコエシ RX10M4.jpg
10.ガマズミ 蒲染
雄蕊はオトコエシにも似ている。wikipediaによれば花期は5-6月。白い小さい花の花序を作る。晩夏から秋にかけて3-5mm程度の果実をつけ、食用となる。果実は赤く熟し、最終的に晩秋の頃に表面に白っぽい粉をふき、この時期がもっとも美味になるそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 41mm ISO320 ) 露出補正 -1.0段
010)200513071 X800 〇舞岡公園 ガマズミ RX10M4.jpg
11.オリーブ? 橄欖
同定を試みたが、自信はない。オリーブは、単に観賞用としても見栄えがよいだけでなく、収穫した実を塩漬けにしたり、オリーブオイルを作ったりと、様々な用途で楽しめる植物だ。縁起のよい 「平和」「安らぎ」「知恵」「勝利」といった 花言葉をもっているため、何かの記念日と重ねてシンボルツリーとして植える人もいるそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 10mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
011)200513042 X800 〇舞岡公園 オリーブ RX10M4.jpg
12.コチャバネセセリ♀ -1
羽化したばかりのきれいな個体だった。活発に飛び回り、裏面の黄褐色の鱗粉は段々と擦れてきて、黒褐色に近くなってくる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 187mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
012)200513052 X800 ◎舞岡公園 コチャバネセセリ RX10M4.jpg
13.コチャバネセセリ♀ -2
前の写真と同じ個体。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 10mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
013)200513060 X800 ◎舞岡公園 コチャバネセセリ RX10M4.jpg
14.サンザシ 山査子、山樝子
花のかたまり方と、葉で判断した。wikipediaによれば、中国中南部の原産で、日本には江戸時代(1734年)に中国から薬用の樹木として小石川御薬園に持ち込まれて、その後は庭木や盆栽として栽培されているという。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 12mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
014)200513063 X800 舞岡公園 サンザシ RX10M4.jpg
15.マツヨイグサ 待宵草
wikipediaには、「原産地は南アメリカ。嘉永年間(1848年〜1853年)に日本にもたらされ、当初観賞用として植えられていたものが逸出し、昭和30年代に同属のオオマツヨイグサ O. erythrosepala とともに空き地などに大群落を形成した。しかし近年はこれも同属のメマツヨイグサ O. biennis に押され、姿を見る機会は減った。」とある。また、「マツヨイグサ」は分類上は本属中の一種 O. enothera stricta を指すが、口語においてはオオマツヨイグサやメマツヨイグサなども含め、本属中の黄色の花を咲かせる複数の種を大まかに指す語として用いられるとされている。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 42mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
015)200513066 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg
16.ノイバラ 野茨
花の形と葉の形で判断した。和名の由来は、とげが多い木であること。元々有棘の低木類のバラを茨(いばら)と呼んでいて、野生であることから「野」がついてノイバラとなったものである。「野バラ」とも呼ばれて親しまれ、日本のバラの代表的な原種であるそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 43mm ISO200 ) 露出補正 -1.0段
016)200513069 X800 舞岡公園 ノイバラ RX10M4.jpg
17.トベラ 扉
少し黄色みを帯びた花が混じる。wikipediaにこんなことが書いてあった。「野生状態ではあまりトベラを食樹とする昆虫は大量発生しないが、都市に植樹されたトベラには、新芽にキジラミ科の昆虫がしばしば大量発生して、排泄物の甘露にすす病菌が発生しているのを見ることが多い」

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
017)200513075 X8007舞岡公園 トベラ RX10M4.jpg


2019年9月24日

軽井沢 蝶の楽園 (1) 9月7日

  インターネットで「軽井沢 蝶の楽園」というところがあるのを知った。そこにはフジバカマがたくさん植えられ、秋にはアサギマダラが群れ飛ぶという。
 9月5日に毎年お世話になっている学生時代の友人の軽井沢の別荘に泊めていただき、翌6日は仲間とゴルフを楽しんだ。例年ゴルフをした日の夜は泊まり、翌日の朝食後に解散になる。ゴルフをした6日も快晴だったが、7日も天気は良かった。私は、「晴れたので、軽井沢で写真を撮っていきたい」と勝手を言い、毎年、往きにわたくしの車に同乗してきた2人に、帰路は同乗をお断りして新幹線で帰っていただいた。
   軽井沢駅まで2人を送った後、 信濃追分の近くの花咲山というところにある「軽井沢 蝶の楽園」に向かった。ごく近いところなのだが、カーナビに登録されていなかったので少々道に迷ってしまったが、スマホ検索で10時半に現地を探し当て、到着した。
 「軽井沢 蝶の楽園」に入る。管理をされている「軽井沢アサギマダラの会」の受付があったので、挨拶に行くと、ここの地主さんなのだろうか、5年前にここに「蝶の楽園」を造られた土屋正治さんという方が来て居られて話をさせていただいた。御代田の神社で見たアサギマダラが好きになり、この地にアサギマダラを呼びたいとテニスコートだっところに、フジバカマなどを植えられたという。今では9月の10日ごろから、フジバカマが咲き、最盛期には3千頭のアサギマダラが舞う、と楽しそうに話をしてくださった。
 私が訪れた9月7日には残念ながらアサギマダラは姿を現さなかった。少し時期が早かったのと、まだフジバカマもほとんど蕾の状態だった。
 ブッドレアが咲いていて、そこにミドリヒョウモンなどに混じって、クジャクチョウ、シータテハが飛来した。期待していなかったシータテハに会えたのはうれしい。私にとってはアサギマダラ以上である。ミヤマカラスアゲハも少なくないようだ。
 近くに「花咲山 せせらぎの小径」があり、歩いてみた。この日はそこでは収穫がなかったが、改めて5月~7月ごろに来てみる価値がありそうだ。 10時半から2時間ほど撮影を楽しんだ。

  190907_001.jpg 1.ゴルフ場から浅間山を望む
これは、「軽井沢 蝶の楽園」へ行く前日、学生時代の仲間とゴルフを楽しんだ「隨縁軽井沢ナインハンドレッド倶楽部」から眺めた浅間山の姿である。この時は噴火の噴煙は見られなかった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 18mm ISO80 ) 露出補正 なし
190907_002.jpg   2.「軽井沢 蝶の楽園」 駐車場
軽井沢駅から、ナビを設定しようとしたが「軽井沢 蝶の楽園」は登録されていない。電話番号もわからない。GoogleMapを頼るしかなく、しなの鉄道の信濃追分駅をナビに入力し、車を走らせた。スマホで「軽井沢 蝶の楽園」の場所が表示できたので何とかその駐車場にたどり着くことが出来た。昨日ゴルフをしたゴルフ場からそう遠くはないところだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 12mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_003.jpg 3.クジャクチョウ -1
駐車場から「蝶の楽園」へ下りていくと、まず最初に出くわしたのがクジャクチョウだった。しかも、とてもきれいな個体だった。開翅して後翅の眼状紋が見えない姿は、美しく精悍である。インターネットの情報から想像するに、栽培されたフジバカマにアサギマダラとミドリヒョウモンくらいが来るのかなと思っていたが、クジャクチョウに会えたのは嬉しかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 94mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_004.jpg 4.ミドリヒョウモン♀
「蝶の楽園」にはフジバカマだけでなく、多くの花が植えられ、咲いていた。ブッドレアは蝶の好きな花である。そのブッドレアにミドリヒョウモンの♀がいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 45mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
190907_005.jpg 5.クジャクチョウ -2
ブッドレアにはクジャクチョウも来て、吸蜜していた。クジャクチョウは山地性のチョウである。信濃追分駅は信越本線時代、中央本線富士見駅と並んで、特急が通る日本最高所駅(957 m)として知られていたそうだ。蝶の楽園もほぼ同じ程度の標高と思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 46mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
190907_006.jpg 6.シータテハ -1
ブッドレアの花にはシータテハもいた。シータテハに会うのは久しぶりである。この日一番の収穫と言っても良い。これは夏型だろうか、秋型だろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 42mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_007.jpg 7.シータテハ -2
前の写真と同じ個体。翅表を見る限り、夏型の♂のようだ。

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 42mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_008.jpg 8.受付小屋
「軽井沢アサギマダラの会」の受付があった。そこでアサギマダラの会の発起人であり、土地を提供された土屋正治さんという方にお目にかかって、いろいろと話をさせていただいた。ここを5年前に造られた土屋正治さんは、近くの御代田にある某神社で見たアサギマダラが好きになり、この地にアサギマダラを呼びたいとテニスコートだっところに、アサギマダラが好むフジバカマの花を700株以上植えられた。いまでは1シーズン3,000頭ものアサギマダラが飛来すると話してくれた。土屋さんが、マーキングをして放蝶したアサギマダラが、鹿児島県の喜界島で再捕獲されているという。この日は時期的にまだ少し早く、フジバカマも蕾の状態で、アサギマダラの姿を見ることはできなかった。

 SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 15mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
190907_009.jpg 9.ブッドレアと浅間山
このブッドレアは浅間山を背景に吸蜜するチョウの撮影ポイントだそうだ。f11くらいに絞って撮ると浅間山がシャープに撮れたかもしれなかった。後の祭りである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 43mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_010.jpg 10.アカタテハ -1
アカタテハ、ヒメアカタテハもブッドレアの花が好きだ。フジバカマも好きなはずだが、フジバカマはまだ蕾が多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 53mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_011.jpg 11.ウラギンヒョウモン♀
ミドリヒョウモンに混じってウラギンヒョウモンもいる。ブッドレアが咲くコーナーは賑やかだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 55mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_012.jpg 12.アサマイチモンジ -1
少し擦れてはいるがアサマイチモンジも元気だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 81mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_013.jpg 13.アサマイチモンジ -2
イチモンジチョウは舞岡公園あたりでも見られるが、アサマイチモンジはまず見ることが出来ない。日本固有種である。

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 147mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_014.jpg 14.ミドリヒョウモン♂
♂もまだ元気に飛び回っている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 151mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
190907_015.jpg 15.シータテハ -3
前掲の写真とは別の個体である。この裏面を見るとやはり夏型だと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_016.jpg 16.クロアゲハ
「蝶の楽園」の一番奥にクサギの木が1本ある。花も咲いている。これはミヤマカラスアゲハが来るかなと思って、見張っていると、クロアゲハが吸蜜に来た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 183mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_017.jpg 17.ウラギンヒョウモン♀ -2
大分擦れてしまっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 37mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_018.jpg 18.アカタテハ -2
アカタテハは秋になると多くなる。これはきれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 94mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_019.jpg 19.イチモンジセセリ
この花に飛来し、吸蜜するチョウの種類は多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 94mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_020.jpg 20.ヒメアカタテハ -1
傷んでいる個体も多かったが、これはきれいな個体だった。ヒメアカタテハもこれから数を増してくる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 121mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_021.jpg 21.ヒメアカタテハ -2
出来るだけ背景を入れようと広角端で近づいて撮った。

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_022.jpg 22.シータテハ -4
日をいっぱいに浴びて吸蜜している。夏型の♀のようだ。

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 76mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_023.jpg 23.シータテハ -5
シータテハはブッドレアの周囲に数頭いた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 136mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_024.jpg 24.ジャノメチョウ
「蝶の楽園」の奥の草むらにはジャノメチョウが飛んでいた。もしかしてオオヒカゲかと期待したが、ジャノメチョウだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_025.jpg 25.フジバカマと浅間山
ここらでちょっと一休みだ。フジバカマの花の向こうに浅間山が見える。あと1週間もすれば、ここにアサギマダラが舞う姿を撮影できそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 24mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段