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2023年5月30日

ホソオチョウを求めて 2023年4月19日 埼玉県比企郡嵐山町

奈良紀行が写真点数232点を要し、8回にわたってしまった。結果、次の案件の掲載がだいぶ遅れてしまった。4月19日にホソオチョウを撮りに武蔵嵐山へ行った。ちょっとタイミングを失しているが、記録として載せていきたい。

 ホソオチョウは外来種である。年に3〜4回発生するという。昨年は4月26日にホソオチョウを撮りに行ったが、第1化の発生は終わってしまっていた。そこで今回は昨年より1週間早く出かけたのだが、目的としたホソオチョウは、それでも時期的に遅かったようで現れたのは♀数頭、♂は1頭のみだった。
 自宅を7時半に出発し、海老名SAに8時20分着。狭山PAでもう一度休憩をとって、「オオムラサキの森」活動センターの駐車場に着いたのは10時過ぎだった。結構な距離だ。帰りは関越を練馬でおり、環八から第三京浜で帰ったが、時間的にはほとんど変わらなかった。
 隣接する「蝶の里公園」ではウスバシロチョウが多く翔んでいた。発生が早く進んでいるようだ。すでに2人の同好の方がおられたが、ウスバシロチョウは翔び回っていてなかなか撮らせてくれない。
 11時ごろ、嵐山史跡博物館がある菅谷館跡の草地へ回り、ホソオチョウを探した。しかしながら、その姿は全くない。やっと、11時半近くになって、離れたところにその特徴ある翔ぶ姿を目撃し、近づいた。♀だった。♀はあと1~2頭見かけたが、♂は1頭目撃しただけだった。撮影できたのは♀だけである。今年も時期的に遅かったのだろう。
 良い写真ではなかったが、ヤマツツジに来たミヤマカラスアゲハが撮れたことと、ウスバシロチョウが、元気だったことが救いだった。

000_230419036 X700 ◎武蔵嵐山 ホソオチョウ Z50 105mc.jpg
ホソオチョウ ♀ 2023年4月19日 埼玉県比企郡嵐山町 菅谷館跡

001_230419064 X900 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 1.オオムラサキの保護
埼玉県が整備した「オオムラサキの森」の南側に隣接して、1993年(平成5年)に嵐山町により買収・整備されたのが「蝶の里公園」である。管理はともに嵐山町環境課の嵐山町オオムラサキの森活動センターで行われている。この公園は、「オオムラサキの森」や「ホタルの里」等と一体的に、町の自然保護のシンボル的存在として、維持・管理及び活用が図られている。活動センターの近くにはエノキが植えられていて、オオムラサキの幼虫がグリーンのネットで保護されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
002_230419067 X900 ◎武蔵嵐山 RX10M4.jpg 2.ミヤマカラスアゲハ♀ -1
ヤマツツジに黒いアゲハの姿が見えた。行ってみるとミヤマカラスアゲハだった。さい先が良い。比較的きれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 175mm ISO800 ) 露出補正 なし
003_230419068 X900 〇武蔵嵐山 RX10M4.jpg 3.ミヤマカラスアゲハ♀ -2
連写で撮っていると、こういうタイミングでとれることがある。但し、ピントは合せに行けない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 172mm ISO3200 ) 露出補正 なし
004_230419083 X900 ◎武蔵嵐山 RX10M4.jpg 4.ミヤマカラスアゲハ♀ -3
ホバリングしながら、花びらに足をかけて吸蜜している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 172mm ISO31600 ) 露出補正 なし
005_230419004 X900 〇武蔵嵐山 Z50 105mc.jpg 5.ミヤマカラスアゲハ♀ -4
撮影できたのはこの1頭のみだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO1400 ) 露出補正 なし
006_230419088m X900 ◎武蔵嵐山 ベニシジミ RX10M4.jpg 6.ベニシジミ
春のベニシジミは可憐である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 183mm ISO320 ) 露出補正 なし
007_230419106m X900 ◎武蔵嵐山 ウスバシロ 交尾嚢 RX10M4.jpg 7.蝶の里公園
都幾川が流れる方向へ下りていくと、ウスバシロチョウが多く翔んでいた。ウスバシロチョウが好むハルジオンやショカツサイの花が多く咲いている。翔んでいるウスバシロチョウの個体数も多い。しかし、なかなか花に止まって吸蜜しようとせず、撮影が難しい。10:45 、やっとハルジオンに来た1頭を撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
008_230419015 X900 ◎武蔵嵐山 Z50 105mc.jpg 8.ツバメシジミ♀
気温も上がってきて、チョウたちも活発に活動する。ツバメシジミの♀も元気に翔び回る。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.0 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_230419114 X900 △武蔵嵐山 モンキ RX10M4.jpg 9.モンキチョウ♀
ウスバシロチョウが翔び交うポイントへはまた後で下りて来ることにして、菅谷館跡の草地へ移動した。ホソオチョウの姿はない。ウスバシロチョウが上がってきているほかは、アゲハ、そしてモンキチョウくらいであった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_230419135m X900 ◎武蔵嵐山 ジャコウ♀ RX10M4.jpg 10.ジャコウアゲハ♀ -1
ジャコウアゲハの♀が半径5mくらいの草地を、行ったり来たりして翔んでいる。食草を探しているのかと思うが、産卵することなく翔び回っている。カメラで追いかける。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
011_230419146 X900 ◎武蔵嵐山 ジャコウ♀ RX10M4.jpg 11.ジャコウアゲハ♀ -2
こちらもじっとして、カメラだけで同じ個体を撮った。連写していると数ショットに1枚、はまあまあピントが合う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 76mm ISO125 ) 露出補正 なし
012_230419155t X900 ◎武蔵嵐山 ジャコウ♀ RX10M4.jpg 12.ジャコウアゲハ♀ -3
こちらも一緒になって草地を探るがウマノスズクサは見つからない。10分くらい、このジャコウアゲハと付き合っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 76mm ISO125 ) 露出補正 なし
013_230419168mt X900 〇武蔵嵐山 ホソオチョウ♀ RX10M4.jpg 13.ホソオチョウ♀ -1
やっとのことで、遠くに独特のゆっくりとした翔びかたをするチョウを見つけた。ホソオチョウの♀だった。小さな個体である。すでに咲き終えて綿毛をつける前のタンポポに止まった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
014_230419022 X900 ◎武蔵嵐山 ホソオチョウ Z50 105mc.jpg 14.ホソオチョウ♀ -2
同じ個体をマクロレンズで撮る。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
015_230419030 X900 ◎武蔵嵐山 ホソオチョウ Z50 105mc.jpg 15.ホソオチョウ♀ -3
♂が飛んでいるのを見つけるが、♀より翔び方は速く、なかなか止まってはくれなかった。♀も良い写真は撮れなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
016_230419181 X900 ◎武蔵嵐山 ウスバシロ 交尾嚢♀セリバヒエンソウ RX10M4.jpg 16.セリバヒエンソウで吸蜜するウスバシロチョウ
11時50分、再びウスバシロチョウのポイントへ戻ってきた。やっと花に来るようになってきた。セリバヒエンソウの花に来るのを見るのは珍しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 208mm ISO160 ) 露出補正 なし
017_230419187 X900 △武蔵嵐山 ウスバシロ アズキナシ RX10M4.jpg 17.アズキナシの花に来たウスバシロチョウ
木に咲くアズキナシの花に止まって吸蜜する。腕をあげてモニターを見ながら撮ったが、ピントを外してしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 183mm ISO125 ) 露出補正 なし
018_230419208 X900 ◎△武蔵嵐山 ウスバシロ RX10M4.jpg 18.ハルジオンに来たウスバシロチョウ -1
この季節には、ハルジオンにはアオスジアゲハ、アゲハ、ベニシジミなどいろいろな蝶がやって来る。チョウの好きな花だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
019_230419215 X900 ◎武蔵嵐山 ウスバシロ RX10M4.jpg 19.ハルジオンに来たウスバシロチョウ -2
元気に翔びまわる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
020_230419227m X900 △◎武蔵嵐山 RX10M4.jpg 20.ハルジオンに来たウスバシロチョウ -3
時刻は12時を過ぎた。チョウたちは活発に翔び周る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
021_230419234 X900 △〇武蔵嵐山 RX10M4.jpg 21.ハルジオンに来たウスバシロチョウ -4
今日の目的としたホソオチョウの良い写真は撮れなかったが、ウスバシロチョウは元気な姿を撮らせてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
022_230419053 X900 ◎武蔵嵐山 ツマキ♀Z50 105mc.jpg 22.ツマキチョウ♀
都幾川の河原に出てみた。菜の花が咲いていた。モンシロチョウに混じってツマキチョウの♀も吸蜜に来ていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.0 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
023_230419270 X900 ◎武蔵嵐山 アカタテハ  RX10M4.jpg 23.駐車場のアカタテハ
そろそろ引き上げようと活動センターの前に戻ってきた。越冬したアカタテハが迎えてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.4 1/1250秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし

2022年6月 6日

いま一度 裏高尾と八王子城跡へ 5月11日 前編

前回、およそ2週間前の4月28日に行った時は、ラッキーにも狙っていたアオバセセリを撮影することが出来た。加えて、クモガタヒョウモンが撮れたのは嬉しかった。しかし、サカハチチョウにはまだ少し早かったのとミヤマカラスアゲハやオナガアゲハには会えなかった。
 ここ最近、サカハチチョウを撮っていないので、撮りたかったし、黒いアゲハたちも撮りたくて、再度、5月11日に日影沢と八王子城跡へ行ってきた。
 結果はサカハチチョウには遭遇できず、黒いアゲハもクロアゲハを撮っただけだった。
 ただ、前回も撮ったクモガタヒョウモンだが、この日は個体数が多いのに驚いた。最盛期だったのだろう。原っぱにはハルジオンが沢山咲いていて、そこにクモガタヒョウモンとウスバシロチョウがやってくる。ハルジオンが咲いていなかったら、これらのチョウを撮ることが出来なかっただろう。

000_220511179 X700 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg
広い原っぱを翔び回るクモガタヒョウモン雄 2022年5月11日 東京都 八王子城跡

001_220511003 X800 ミツバウツギ 日影沢 Z50 18-140.jpg 1.ミツバウツギ
4月28日に来たときは、日影沢のミツバウツギはどうなってしまったのだろうかと思ったが、いくらか回復してきているように思える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 88mm ISO2800 ) 露出補正 なし
002_220511124 X800 日影沢 ガクウツギ RX10M4.jpg 2.ガクウツギ(額空木)
名前にウツギ(空木)の名前が入っているがアジサイ科でもウツギ属ではなくアジサイ属の低木の一種で、アジサイのように萼片が大きくなるが、3つの萼片の大きさが異なるのが特徴である。従来ユキノシタ科であったが、APG分類(1990年代にDNA解析による分子系統学に基づいて新たに構築された被子植物の分類体系)で:アジサイ科に変更される。そういえばガクアジサイに似ているようにも見える。この花にチョウが来ているのを見たことがない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 193mm ISO2000 ) 露出補正 なし
003_220511127 X800 〇日影沢 コミスジ RX10M4.jpg 3.コミスジ -1
日影沢の日当たりの良いところではコミスジが翔んでいた。ミスジチョウはまだ発生していないようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
004_220511129 X800 ◎日影沢 コミスジ RX10M4.jpg 4.コミスジ -2
コミスジはなかなかうまく撮れないが、これは撮ってくれと言わんばかりに開翅してくれていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
005_220511133 X800 ◎日影沢 RX10M4.jpg 5.ニホンカワトンボ -1
日影沢の渓流沿いにはカワトンボが多く見られる。 私はトンボのことは門外漢であるが、調べてみると、トンボのなかま(トンボ目)は、世界に5,500種類くらいいるといわれ、日本には203種類がいる。そして、それらのトンボは大きく、均翅(きんし)亜目(イトトンボ亜目)、不均翅(ふきんし)亜目(トンボ亜目)と 均翅不均翅亜目(ムカシトンボ亜目)の3つのグループに分けられている。我々が良く知るギンヤンマはトンボ亜目ヤンマ科、オニヤンマは同じくトンボ亜目オニヤンマ科、シオカラトンボは同じくトンボ亜目トンボ科である。 均翅亜目(きんしあもく)は、ふつうイトトンボとかカワトンボとかいわれているの仲間である。4枚の翅の形がほぼ同じで、腹部も細く、弱々しい感じである。ムカシトンボ亜目は現生種は1科1属2種のみである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
006_220511140 X800 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg 6.ウスバシロチョウ -1
八王子城跡へ移動した。2週間前に来た時もウスバシロチョウは多かったが、この日も多く翔んでいた。午前中の早い時間はハルジオンの花にあまり止まらないで翔び廻っているが、この時間(11時半)になると訪花する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 78mm ISO100 ) 露出補正 なし
007_220511010 X800 〇八王子城跡 Z50 18-140.jpg 7.ウスバシロチョウ -2
まだまだきれいな個体が多い。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_220511011 X800 ◎八王子城跡 Z50 18-140.jpg 8.ウスバシロチョウ -3
広い原っぱを動き回って、ウスバシロチョウの様々な姿を撮って行った。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_220511142 X800 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg 9.ウスバシロチョウ -4
撮りながら、ウスバシロチョウの翅の色を見ると、鱗粉が擦れているかいないかではなく、白いタイプと透明度が高いタイプがあるようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 160mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_220511146 X800 〇八王子城跡 RX10M4.jpg 10.ウスバシロチョウ -5
これは立派な交尾嚢を付けた雌である。食草はムラサキケマンなどケマンソウ科だそうだ。産卵シーンは見たことがない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO100 ) 露出補正 なし
011_220511157 X800 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg 11.ニホンカワトンボ -2
ここ八王子城跡にもニホンカワトンボが多く見られる。ニホンカワトンボはアサヒナカワトンボと紛らわしいという。同定に自信はない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 62mm ISO100 ) 露出補正 なし
012_220511166 X800 八王子城跡 マルバウツギ RX10M4.jpg 12.マルバウツギ((丸葉空木)
春先はマンサクやサンシュウユ、ロウバイなど、黄色い花を見ることが多いが、この季節は灌木に咲く白い花をよく見る。チョウが好きな白い花にミツバウツギ、イボタノキ、リョウブなどがあるが、このマルバウツギにチョウが来ているのを見かけたことない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 110mm ISO500 ) 露出補正 なし
013_220511022 X800 八王子城跡 ヒメウツギ Z50 18-140.jpg 13.ヒメウツギ(姫卯木)
スマホで花の写真を撮って「Picture This」で検索してみたらヒメウツギと結果が出た。(後日、このブログを見て下さった方から、「これはヒメウツギではないようだ。ヒメウツギはもっと房咲きになり、葉はもっと細いと思う」とご指摘をいただいた。ご自宅に咲くヒメウツギの写真を添付して送ってくださった。とすると、これもマルバウツギに違いない)

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO400 ) 露出補正 なし
014_220511167 X800 八王子城跡 ガマズミ RX10M4.jpg 14.ガマズミ(莢蒾)
この白い花が咲く木はウツギの仲間ではなく、レンプクソウ科ガマズミ属だそうだ。「Picture This」の検索結果だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
015_220511176 X800 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg 15.クモガタヒョウモン雄 -1
クモガタヒョウモンは4月28日に来た時より個体数が増えていた。発生のピークと思う。雌を探したが見つけることは出来なかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
016_220511186 X800 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg 16.クモガタヒョウモン雄 -2
ピッカピカの羽化したばかりの雄だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
017_220511034 X800 ◎八王子城跡 Z50 18-140.jpg 17.クモガタヒョウモン雄 -3
開翅してハルジオンの花で吸蜜していた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
018_220511044 X800 ◎八王子城跡 Z50 18-140.jpg 18.クモガタヒョウモン雄 -4
2頭が仲良く吸蜜している。2頭にピントが合うように動いて撮影する。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
019_220511201 X800 ◎八王子城跡 コチャバネ RX10M4.jpg 19.コチャバネセセリ
雑草であるが、原っぱに沢山咲いているハルジオンが、チョウを呼んでくれる。チョウにとって、より取り見取りのハルジオンだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 217mm ISO100 ) 露出補正 なし
020_220511047 X800 ◎八王子城跡 Z50 18-140.jpg 20.ダイミョウセセリ
このチョウも年数回発生するが、この時期が一番個体数が多いように思う。多くの種の蝶がハルジオンを好む。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO180 ) 露出補正 なし


2022年5月17日

武蔵嵐山 ホソオチョウとウスバシロチョウ 4月25日

ホソオチョウにはちょっと遅いかな、ウスバシロチョウには少し早いかな、と思いつつ好天に誘われて、武蔵嵐山へ出かけた。自宅から、保土ヶ谷バイパスを走り、東名横浜から東名高速に入ったが渋滞はなく、快適なドライブとなった。昨年は、トイレだけしか開いていなかった狭山PAも、全面オープンされていて、入ってくる車の数も多い。
 関越を東松山で下りた。そこからまだ、30分弱かかる。10時に武蔵嵐山のオオムラサキの森活動センターの駐車場に着いたが、なんと、ここも月曜日は休館日で駐車場に入れなかった。しかし、この辺りはまだ空き地もあって、何とか車を停めることが出来た。
 都幾川の側からフィールドに入る。ツマキチョウが翔んでいた。ウスバシロチョウが翔ぶエリアには、すでに3人ほど先客がった。「おはようございます。お邪魔します」と声を掛けて、ウスバシロチョウを追う。午前中の早い時間は、なかかな花には止まらない。
 いま、NHKの大河ドラマで、鎌倉幕府の御家人として登場する畠山重忠が住んだという菅谷館跡の草原へ移動した。タイミングが合えば、あちらこちらでふわふわと翔んでいる姿が見られるが、この日は、たまにウスバシロチョウがが翔んでくるものの、ホソオチョウの姿は見られない。やっと、1頭探し出したが活動が不活発なので探しにくい。
 再びウスバシロチョウのエリアに戻る。12時近くなっていたが、ハルジオンの花で吸蜜する個体も多くなった。一昨日は舞岡公園でツマキチョウを撮ったが、この日はホソエガラシに産卵しようとする雌が多かった。そのあと、都幾川の河原を歩いてみたが、成果は得られなかった。

000_220425018 X700 〇武蔵嵐山 ホソオチョウ♀ Z50 18-140.jpg
やっと見つけたホソオチョウ雌 2022年4月25日 埼玉県武蔵嵐山

001_220425104 X800 △武蔵嵐山 ホソエガラシ RX10M4.jpg 1.ツマキチョウ雌 -1
この日最初に撮ったチョウは、アブラナ科のホソエガラシに産卵しようとアプローチするツマキチョウだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
002_220425116 X800 ◎武蔵嵐山 ピラカンサ RX10M4.jpg 2.ウスバシロチョウ雌 -1
ウスバシロチョウがピラカンサの小枝の葉に止まって、ストローを伸ばして吸蜜している。よく見ると交尾嚢を付けている。もう雌が発生しているのだ。本種の発生時期は年々早まっているように思える。ピラカンサは和名を常磐山査子(トキワサンザシ)という。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 160mm ISO100 ) 露出補正 なし
003_220425128 X800 ◎武蔵嵐山 ピラカンサ RX10M4.jpg 3.ウスバシロチョウ雌 -2
同じ個体である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 73mm ISO100 ) 露出補正 なし
004_220425132 X800 ◎武蔵嵐山 交尾嚢 ピラカンサ RX10M4.jpg 4.ウスバシロチョウ雌 -3
この画像では交尾嚢がはっきりと見える。多くのウスバシロチョウは翔び回っていて、なかなか撮影チャンスがない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 201mm ISO100 ) 露出補正 なし
005_220425146 X800 ◎武蔵嵐山 RX10M4.jpg 5.アゲハ雄 -1
ウスバシロチョウガ翔んでいるエリアから、菅谷館跡へと歩いて行く途中に咲くツツジにアゲハがやってきた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 121mm ISO200 ) 露出補正 なし
006_220425144 X800 △武蔵嵐山 交尾嚢 ピラカンサ RX10M4.jpg 6.アゲハ雄 -2
連写していたら、翔び立っていった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 121mm ISO125 ) 露出補正 なし
007_220425155 X800 ◎武蔵嵐山 RX10M4.jpg 7.ホソオチョウ雌 -1
菅谷館跡の広い草原にきた。食草であるウマノスズクサなども生えていて、発生のタイミングが合うとあちらこちらで多くの個体がふわふわと翔んでいるのがみられる。それらほとんどが雄であるが、この日は雄の姿が見えなかった。雄の発生の第一陣は既に終わってしまったようだ。これはやっと見つけた雌である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 53mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_220425157 X800 ◎武蔵嵐山 RX10M4.jpg 8.ホソオチョウ雌 -2
以下の写真を含め同じ個体である。本種は人為的に持ち込まれた外来種で原産地は韓国であろう。何年か前に韓国旅行をしたときに、目撃したことがあった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 175mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_220425004 X800 〇武蔵嵐山 ホソオチョウ♀ Z50 18-140.jpg 9.ホソオチョウ雌 -3
アカボシゴマダラと同じく外来種ではあるが、美しい姿をしているので、つい撮りたくなってしまうチョウだ。日本で成虫は4月から11月近くまで発生を繰り返すようである。季節による斑紋の違いはないように思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_220425035 X800 〇武蔵嵐山 ホソオチョウ♀ Z50 18-140.jpg 10.ホソオチョウ雌 -4
周囲の環境が分かるように広角端で撮った。菅谷館跡は鎌倉時代の有力御家人である畠山重忠が文治2年(1187年)までには住み始めていたと言われる中世の大事な遺跡である。元久2年(1205年)、武蔵国二俣川合戦の際、重忠はこの館から出陣したことが鎌倉幕府の記録「吾妻鏡」に記されている。武勇の誉れ高く、その清廉潔白な人柄で「坂東武士の鑑」と称されたという。畠山重忠像は菅谷館跡・二ノ郭の土塁上に、昭和4年(1929)に造られた竹筋コンクリート製の像建っている。平成23年度に嵐山町の文化財に指定された。昭和48年(1073年)5月、関東の有力豪族である畠山氏の館に起源をもつ城館跡として国の史跡に登録され、平成20年(2008年)3月には比企城館跡群菅谷館跡と名称が変更された。写真の左側に見える建物は埼玉県立嵐山史跡の博物館である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO180 ) 露出補正 なし
011_220425041 X800 〇武蔵嵐山 ホソオチョウ♀ Z50 18-140.jpg 11.ホソオチョウ雌 -5
この日、ホソオチョウを見かけたのはこの1頭のみだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3  1/500秒 140mm ISO220 ) 露出補正 なし
012_220425173 X800 ◎アゲハ 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 12.アゲハ雄 -3
菅谷館跡の原っぱに咲くカントウタンポポにアゲハが来て吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 201mm ISO100 ) 露出補正 なし
013_220425178 X800 ◎アゲハ 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 13.アゲハ雄 -4
タンポポからタンポポへと飛び回る。次に止まったこの花には、何かの幼虫がいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 206mm ISO100 ) 露出補正 なし
014_220425053 X800 ◎武蔵嵐山 ウスバシロチョウ Z50 18-140.jpg 14.ウスバシロチョウ -1
ウスバシロチョウのいるエリアに戻ってきた。12時を少し回った頃だが、この時間になるとハルジオンの花によく止まって吸蜜をするようになった。雌のように見えるが定かではない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3  1/500秒 140mm ISO110 ) 露出補正 なし
015_220425209 X800 ◎ツマキチョウ 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 15.ツマキチョウ雌 -2
ツマキチョウの雌は、産卵する食草を探しているからだと思うが、雄に比べて飛び方が緩やかである。野生のホソエガラシ(細柄芥子)に絡んでいく。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO125 ) 露出補正 なし
016_220425219 X800 ◎ツマキチョウ 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 16.ツマキチョウ雌 -3
同じ個体。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO160 ) 露出補正 なし
017_220425225 X800 ◎ツマキチョウ 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 17.ツマキチョウ雌 -4
同じ個体。産卵している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO160 ) 露出補正 なし
018_220425079 X800 ◎武蔵嵐山 ウスバシロチョウ  ハルジオン Z50 18-140.jpg 18. ウスバシロチョウ -2
ウスバシロチョウは個体数が多く、次々と視界に現れる。陽光を浴びて活発に翔び、ハルジオンの花に摑まっては吸蜜をしている。雌雄は確認できないものの、すでに雌が多く発生している。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3  1/640秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
019_220425099 X800 〇武蔵嵐山 都幾川 Z50 18-140.jpg 19.都幾川(ときがわ)の河原
菜の花の咲く都幾川の河原から、下流方面を眺める。都幾川は、埼玉県西部を流れる荒川水系の一級河川である。地図を見てみると、この周辺にはまだまだチョウの撮影に適したところがありそうだ。早春が良いかもしれない。午後1時、車を停めたところに戻り、車中でパンと牛乳で昼食にして、帰路についた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3  1/640秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし


2019年5月 9日

武蔵嵐山 蝶の里公園 春の蝶 4月23日

「チョウの里公園」に到着すると、職員の方が「おはようございます」と声をかけてくださった。そして、「いま、ウスバシロが飛んでますよ」と話してくれ、しばらく蝶談義となった。嵐山町のホームページでは、嵐山町では昔からある雑木林をオオムラサキの森として整備されたと記されている。この森が整備されたのは1986年(昭和61年)、埼玉県により買収・整備され、オオムラサキの保護や森づくりの活動拠点として嵐山町に託された。森の広さは約1.7ヘクタールで、保全観察林、展示見本林、実験林、観察林の4つの区域に分かれている。さらに、森内にある「オオムラサキの森活動センター」も(財)日本宝くじ協会の助成を受けて建築された。
 「オオムラサキの森活動センター」の前には、何本かのエノキがあり、オオムラサキの幼虫がグリーンのネット被せて保護されている。今年も70頭ほどいるようだ。6月後半になるとネットを外し、羽化した成虫が観察できるという。
 職員の方としばらく話し込んでしまったが、ウスバシロチョウが飛んでいるというところへ移動した。数は多いが、なかなか止まって撮らせてくれない。それでも、9時半ごろには草の上に止まるのを撮ることがで出来たし、午後はハルジオンに吸蜜に来た。
 この日は、Nikon の D5300 に TAMRON 90mm macro を付けて首にかけ、右手にハンドストラップでSONY RX10 M4 を持って撮影していた。D5300 のファインダーを覗くときに右手の RX10M4 が邪魔にならないか、また、RX10M4 でローアングルで撮るときに、首から下げた D5300 が邪魔にならないかと心配していたが、無意識のうちに使いこなせていた。
 ウスバシロチョウの他、ツマキチョウ、ミヤマセセリ、ジャコウアゲハなどを撮影した。

190423_013.jpg 13.ウスバシロチョウ -1
とても新鮮なウスバシロチョウが、すぐそばの草の葉に止まってくれた。まだ羽化したてのようだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
190423_014.jpg 14.ウスバシロチョウ -2
多くのウスバシロチョウが、独特の飛び方で草むらの上を飛び交っている。ようやく遠くに咲くハルジオンの花に止まった。裏面をこちらに向けて吸蜜している。RX10M4 の望遠端で撮る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
190423_015.jpg 15.コゲラ
コゲラが飛んできて、木の幹を突いている。しばらくしたら 嘴で、4cmくらいの何かの幼虫を掘り出し、咥えていた。ちょっとブレてしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO640 ) 露出補正 なし
190423_016.jpg 16.ツマキチョウ♂
数は多くなかったがツマキチョウも飛んでいた。きれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 196mm ISO100 ) 露出補正 なし
190423_017.jpg 17.ミヤマセセリ♀ -1
地味な蝶だが、春だけに発生する独特な斑紋のチョウだ。ミヤマセセリはいわゆる里山の環境に生息する。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4.5 1/2500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
190423_018.jpg 18.ミヤマセセリ♀ -2
前の写真の個体と比べて、前翅の縦の白い帯紋様の現れ方が異なる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4.5 1/2000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
190423_019.jpg 19.ミヤマセセリ♀ -3
18.の写真と同じ個体の裏面である。♀の前翅の幅は♂に比べてが広い。春に産卵されると5月~6月の初めには孵化し、ブナ科のクヌギ、ミズナラ、コナラなどの葉を綴った巣の中でゆっくりと成長し、秋の落葉時に巣事地上に落ち、終齢幼虫で越冬するという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 187mm ISO125 ) 露出補正 なし
190423_020.jpg 20.テングチョウ
この日もたくさんのテングチョウを見た。テングチョウは長生きである。もうすぐ今年生まれのテングチョウが出てくる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 208mm ISO100 ) 露出補正 なし
190423_021.jpg 21.ベニシジミ
春のベニシジミは爽やかな緑の草によく止まり、そのオレンジ色が鮮やかに映える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 203mm ISO125 ) 露出補正 なし
190423_022.jpg 22.ウスバシロチョウが飛ぶ
この日、ウスバシロは多かった。そのほとんどは草むらの1mくらいの高さをふわふわと飛んでいるが、時折、5mほどの高さの木に絡むように舞いあがっていた。そしてまた下へ降りてくる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 53mm ISO160 ) 露出補正 なし
190423_023.jpg 23.ウスバシロチョウ♀ -1
そろそろ引き上げようかと思ったころ、ハルジオンの花にウスバシロチョウが来た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒160mm ISO100 ) 露出補正 なし
190423_024.jpg 24.ウスバシロチョウ♀ -2
前の写真と同じ個体である。よく見ると大きな交尾嚢を付けている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 208mm ISO100 ) 露出補正 なし
190423_025.jpg 25.ウスバシロチョウ♀ -3
これも同じ個体。裏側から撮れたが、白い大きな交尾嚢が見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
190423_026.jpg 26.ジャコウアゲハ♂
何処からともなく飛んできたジャコウアゲハの♂が、静止して翅を休めた。ジャコウアゲハの幼虫の食草はウマノスズクサで、それは午前中に写真を撮っていた外来種のホソオチョウと同じ食草である。餌資源をめぐって競争する危険性があるといい、実際にホソオチョウが多数生息する地域では、ジャコウアゲハの生息密度が低くなっていることが確認されている。この地域もホソオチョウが多数生息し、ジャコウアゲハへへの影響が心配されのではないか。すでにジャコウアゲハが少なくなっているかもしれない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 187mm ISO500 ) 露出補正 なし /div>


2015年5月25日

南足柄 夕日の滝と最乗寺 5月11日


 今年は「寒い寒い」と思っていたら、急にあたたかくなり、桜の開花も早かった。そしてウスバシロチョウのシーズンになった。今年も南足柄へ行こうと思うのだが、タイミングがいまいち不安だった。しかし、5月はいろいろと他にも予定があったのと、好天に恵まれこの日に行くことにした。

 ウスバシロチョウはまず間違いなく飛んでいるだろうが、オナガアゲハやカラスアゲハなどの春型の黒いアゲハたちはツツジの花に来ているだろうか、ミヤマカラスアゲハに会えるだろうかと思いながら、東名高速を走る。

 大井松田で一般道に下りて、 足柄街道をのんびりと走り、夕日の滝への入り口を通り越して足柄城跡へ行く。車を停めて城址に上がってみると素晴らしい富士山の眺めに迎えられた。

 来た道を戻り、万葉公園で少し寄り道をして、夕日の滝へと右折する。地蔵堂の駐車場に車を停めて滝まで歩いた。ツツジの花には遅かった。黒いアゲハたちの姿は少ない。ウスバシロチョウは多く飛んでいるが、なかなか止まってくれず、シャッターチャンスが少ない。ウスバシロチョウは午前中は♂が♀を求めて飛び回る時間帯だ。初めてそのの交尾シーンを撮影できた。

 車へ戻って、持参のおにぎりで昼食にする。午後は大雄山最乗寺へ行った。境内のフジ棚のフジはまだ咲いていたが、シャクナゲは半数が花を落とし、ツツジにも遅かった。僅かに残ったツツジの花にオナガアゲハとカラスアゲハがやってくるのを待って、数カット撮った。

1.足柄城跡からの富士山の眺め -1
時間調整のつもりでここまで上がってきたが、来てよかった。御殿場の市街地の向こうに雄大な富士山が現れた。

​Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.2 1/1250秒 27mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.足柄城跡からの富士山の眺め -2
駿河湾に向かって美しい裾野が広がる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/1600秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.足柄城跡からの富士山の眺め -3
望遠端(258mm 35mm版換算1440mm)で山頂付近を撮る。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.5 1/1000秒 258mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
4.足柄城跡からの富士山の眺め -4
ベンチに座ってこの雄大な富士の眺めを独り占めした。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 27mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.大涌谷の噴気
左の方(南側)に目を移すと、最近活発化している大涌谷の噴気が見えた。ここには二三回来ているが、もちろん初めてのことである。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/500秒 72mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.キセキレイ
地蔵堂の駐車場に車を停め、夕日の滝に向かって歩きはじめる。しばらく行くと甲高い鳥の鳴き声が聞こえた。どこかと思って見上げると電線に止まっている。何という鳥なのか素人の私にはわからない。後で調べてみるとどうやらキセキレイのようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.5 1/500秒 258mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.ウスバシロチョウ -1
11時20分、ウスバシロチョウは数多く飛んでいるがなかなか止まってくれない。やっと1頭がハルジオンの花に止まった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/1500秒 5mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.田んぼ
新緑に囲まれた田んぼは田植えのシーズンだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.ウスバシロチョウ -2
夕日の滝の近くまで来た。まっすぐ行くと金時山への登山道になっている。ウスバシロチョウが舞っている。メスを探している♂なのだろうか、飛んできては行ってしまうのでなかなか撮れない。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
10.ウスバシロチョウ -3
まだまだきれいな個体が多い。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
11.ウスバシロチョウ 交尾 -1
ふと目を落とすとウスバシロチョウが絡み合っていた。初めて見る交尾シーンである。左側が♂。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
12.ウスバシロチョウ -4
交尾から離れた前の写真のペアの♀。交尾嚢が形成されている。交尾嚢とは、障害物を作り他の♂に交尾をさせず、自分の遺伝子を残そうとする本能の中で、非常に直接的なものと考えられている。これはウスバシロチョウやギフチョウの仲間に限られたことではない。(参考 http://www.envr.tsukuba.ac.jp/~watanabe/japanese/08chourui/)

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
13.ジャコウアゲハ♂
頭上に垂れ下がっていたミツバウツギの白い小さな花でジャコウアゲハの♂が吸蜜していた。プログラムオートにして最低シャッタースピードを1/125秒に設定しておいたが、その結果ISO感度は280に上がっていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 108mm ISO280 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
14.ウスバシロチョウ -5
12時を過ぎて少し葉上などに止まる個体が増えてきた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/200秒 54mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
15.ウスバシロチョウ 交尾 -2
さっきとは別のペアで、♂が♀に言い寄っている。しかし、このペアは交尾には至らず、離れて行ってしまった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
16.ウスバシロチョウ -6
これは♂のようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/400秒 116mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
17.ウスバシロチョウ -7
前の写真と同じ個体。P610で練習。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/400秒 116mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
18.ウスバシロチョウ -8
ウスバシロチョウは翅が透き通るように見える個体とこのように白く見える個体がいる。♀の方が黒っぽく見えることが多い。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
19.新緑のパッチワーク
晴天のもと、木々が緑に輝く。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
20.ヒメキマダラセセリ
セセリチョウがいたのでチャバネセセリかなと思い撮っておいた。後でモニターで拡大してみるとヒメキマダラセセリだった。♀のようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.4 1/400秒 258mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
21.山に咲くフジの花
あちこちに野生のフジが咲いていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 72mm ISO140 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
22.大雄山最乗寺のフジ棚
地蔵堂の駐車場に止めておいた車に戻り、車の中でおにぎりをほおばった。かみさんがアイスボックスに入れておいてくれたオレンジが旨い。食べ終えていつものように最乗寺へ行く。フジ棚のフジは見事に咲いていた。しかし境内のツツジは終わっていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/250秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
23.オナガアゲハ♂ -1
僅かに残っていたツツジの花にオナガアゲハの♂がやってきた。きれいな個体だ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/400秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
24.オナガアゲハ♂ -2
花が残っているツツジはここしかない。ここでしばらく粘っていると、また、オナガアゲハが来た。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
25.オナガアゲハ♂ -3
花に顔を埋め口吻を伸ばして吸蜜している。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/400秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;
26.カラスアゲハ♂
最後にカラスアゲハがやってきた。あまり収穫はなかったが、2時半になったので帰路に着く。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。


2012年6月 4日

南足柄でウスバシロチョウと黒いアゲハ達を狙う 5月16日 1/2 夕日の滝あたり


 5月16日、今年もウスバシロチョウと黒いアゲハを撮ろうと南足柄へ出かけた。ポイントに着くとさっそくフワフワ、スーとその特徴のある飛びかたで、ハルジオンの咲く草原にウスバシロチョウを見つけることができた。しかし、ほとんど吸蜜をしないで飛びまわるので、なかなか写真が撮れない。
 一方、ツツジはすでに盛りを過ぎていた。黒いアゲハは、そのほとんどがジャコウアゲハの♂である。しばらく撮影して、夕日の滝のキャンプ場へ行き、持参したおにぎりを食べる。夕日の滝は、いつもより水の量が多かった。午後は、昨年と同じく大雄山最乗寺へ廻った。

ジャコウアゲハ♂ -1;クリックすると大きな写真になります 1.ジャコウアゲハ♂ -1
夕日の滝の入口にあたる地蔵堂の駐車場に車を停める。花が少なくなったツツジにジャコウアゲハが来ていた。腹部の赤が鮮やかだ。近くにお茶の工場があり、見学もさせてくれるという。3.11の原発被害で、一時話題となった南足柄の放射能などに付いて話をしてくれた。全く問題はないとのこと。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
オナガアゲハ♂;クリックすると大きな写真になります 2.オナガアゲハ♂
時間はまだ9時半になっていない。今度はオナガアゲハの♂がツツジを訪れた。花から花へ、タッチ・アンド・ゴーを繰り返す。連写で撮った中の1枚。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
ジャコウアゲハ♂ -2;クリックすると大きな写真になります 3.ジャコウアゲハ♂ -2
同じく地蔵堂の駐車場で撮影。1.とは別の個体である。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
モンキチョウ♀;クリックすると大きな写真になります 4.モンキチョウ♀
さて、ウスバシロチョウのポイントに着いた。ウスバシロチョウは飛んでいるが、なかなか止まってくれず撮影のチャンスがない。取りあえず、傍のハルジオンに止まったモンキチョウ♀を撮る。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
ウスバシロチョウ -1;クリックすると大きな写真になります 5.ウスバシロチョウ -1
やっとウスバシロチョウが写真を撮らせてくれた。翅がやや黒ずんだ個体である。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
ウスバシロチョウ -2;クリックすると大きな写真になります 6.ウスバシロチョウ -2
5.と同じ個体。前翅の中室にある黒い縞模様の幅が太く、より黒く見える。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
ウスバシロチョウ♀ -1;クリックすると大きな写真になります 7.ウスバシロチョウ♀ -1
ハルジオンの花に止まるウスバシロチョウは♀が多かった。交尾済みの♀の腹端には茶色っぽい交尾嚢が見られる。これは交尾中に雄が粘液を出して、自分の尾端の毛とともに塗り固めて、他の♂と交尾ができないようにするためのものだ。この写真では交尾嚢が良くわかる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/320秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ウスバシロチョウ♀ -2;クリックすると大きな写真になります 8.ウスバシロチョウ♀ -2
7.とは別の個体だが、この♀にも交尾嚢がある。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
コツバメ;クリックすると大きな写真になります 9.コツバメ
コツバメが、近くの民家のツツジの周りを飛んでいた。落ちたツツジの花に止まって、露を吸ってているようだ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
ジャコウアゲハ♂ 裏面;クリックすると大きな写真になります 10.ジャコウアゲハ♂ 裏面
コツバメがいた民家のツツジにジャコウアゲハの♂が訪れた。後翅の赤い紋と、腹部の赤が毒々しく見えるが鮮やかだ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
ウスバシロチョウ♂;クリックすると大きな写真になります 11.ウスバシロチョウ♂
この個体はどうやら♂のようだ。右側前翅が透けて後ろにあるピンクのハルジオンの花が見える。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
ツバメシジミ♀;クリックすると大きな写真になります 12.ツバメシジミ♀
ツバメシジミはマメ科の植物を食草とするが、このツバメシジミも産卵をしようとしているのだろうか。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
夕日の滝;クリックすると大きな写真になります 13.夕日の滝
酒匂川の支流、内川に架かる高さ約23mの滝で、足柄山の金太郎はこの滝の水を産湯の使い、育ったと伝えられる夕日の滝は昨年来た時より、水の量が多かった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/30秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段