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2021年6月20日

再び八王子城跡へ 6月7日

まだ、午後1時少し前である。かわり映えはしないが、八王子城跡へ行くことにした。八王子城跡の駐車場で、持参した昼食をとり、滞在は小1時間と決めて歩き始めた。
 5月26日に来た時と比べると確実に季節が進んでいる。駐車場から上がったところの草地には、モンキチョウが活発に飛び、ツバメシジミが地表近くの草に絡むように飛んでいた。
 この日も野鳥愛好家の人たちが多い。  前回来た時も、最後にスイカズラにやってきたモンキアゲハを撮って帰ったが、今回も駐車場へ引き上げる途中で、まだ咲いていたツツジの花にモンキアゲハが吸蜜に来ていた。しかも、傷のないとてもきれいな個体だった。久しぶりにモンキアゲハの気に入った写真が撮れたのは嬉しい。その前に舞岡公園へ行ったときも帰り際に駐車場のツツジにモンキチョウが来ていたこともあり、どうやらこのチョウが花に来るのは午後にのようだ。

18.モンキチョウ♂ -1
駐車場から一段高いところにある草地の広場には、モンキチョウが活発に飛んではヒメジョオンの花に止まって吸蜜をしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
018_210607141 X800 〇八王子城跡 RX10M4.jpg
19.モンキチョウ♂ -2
2週間ほど前に来たときはモンキチョウの姿はなかったのに。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 38mm ISO200 ) 露出補正 なし
019_210607147 X800 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg
20.スジグロシロチョウ
既に夏型が発生しているようだ。初々しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
020_210607152 X800 ◎八王子城跡 ヒメジョオン RX10M4.jpg
21.モンキチョウ♂ -3
飛んでいるのはほとんどが♂である。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
021_210607166 X800 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg
22.愛鳥家
八王子城跡は野鳥を撮るカメラマンが大勢来ている。舞岡公園はこの時期になると、愛鳥家カメラマンは少なくなるが、ここはそうではない。八王子城跡は サンコウチョウ、キビタキ、オオルリなどが観察できる野鳥スポットとして人気があり、とくにサンコウチョウは今がトップシーズンのようで、私は見たことはないが、尾羽がとても長く、青いアイリングが鮮やかな♂が皆さんの狙いのようだ。

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/320秒 28mm ISO3200 ) 露出補正 なし
022_210607179 X800 八王子城跡 RX10M4.jpg
23.ウラギンシジミ♂
ウラギンシジミ夏型が発生していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 196mm ISO125 ) 露出補正 なし
023_210607184 X800 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg
24. 冠木門
wikipediaによると、八王子城 は1587年(天正15年)に築城され、1590年(天正18年)に廃城になっている。八王子城は北条氏の本城である小田原城の支城であり、北条氏康の三男・氏照が1571年(元亀2年)頃より築城し、1587年(天正15年)頃に本拠とした。八王子城は天下統一を進める豊臣秀吉の小田原征伐の一環として1590年7月24日(天正18年6月23日)、秀吉の軍勢に加わった上杉景勝、前田利家、真田昌幸らの部隊1万5千人に攻められた。八王子城攻防戦を含む小田原征伐において北条氏は敗北し、城主の北条氏照は兄、氏政とともに切腹した。のちに新領主となった徳川家康によって八王子城は廃城となった。城主北条氏照の居館があった御主殿門の復元工事は2012年(平成24年)度に完了した。この冠木門は八王子城御主殿への門だった。冠木門から八王子城の御主殿跡を眺める。この日は人が少なかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし  
024_210607191 X800 八王子城跡 RX10M4.jpg
25.曳橋
帰りに曳橋を渡り振り返って撮る。向こうに見えるのが 虎口 であり、その石段を上がって左に曲がると冠木門がある。左の高台になっているところが御主殿跡だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 13mm ISO125 ) 露出補正 なし
025_210607193 X800 八王子城跡 RX10M4.jpg
26.モンキアゲハ♂ -1
管理事務所のところまで戻ってくると、まだ咲いていたツツジの花にモンキアゲハが来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 175mm ISO1250 ) 露出補正 なし
026_210607198 X800 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg
27.モンキアゲハ♂ -2
全く傷のない美しい個体だ。いったん花から飛び立つが、また次の花へと移動する。「頼む、もう少し撮らせてくれ!」

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 178mm ISO100 ) 露出補正 なし  
027_210607205 X800 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg
28.モンキアゲハ♂ -3
連写で撮っていたが、花から飛び立った瞬間を捉えていた。ピントもしっかりしている。モデルも良い。今まで撮ってきたモンキアゲハの写真のなかで最も気に入った写真になった。午後2時、満足して帰路についた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 178mm ISO100 ) 露出補正 なし
028_210607207 X800 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg


 

2021年6月 8日

木下沢林道・多摩御陵・八王子城跡 5月26日

003.png
八王子市ホームページより引用(クリックすると大きくなります)

日影沢林道の入り口を出て、旧甲州街道を左へ少し行き、JR中央本線のガードをくぐって右手へ行くと木下沢林道だ。(国土地理院の地図には、木下沢林道と並行して流れている沢は「小下沢」と表記されている)
 JR中央本線のガードをくぐって木下沢梅林の方へ向かうと、10人くらいの方々がカメラを構えて待機していた。鉄道ファンのいわゆる「撮り鉄」の人たちだ。絶好の撮影ポイントなのだろう。さらに少し進むと、左側に何か工事中ところがあり、その前に「木下沢林道通行止め」の札が立っていた。2019年の台風19号で崩落があったらしい。近くにいた工事関係者のかたに聞いてみると、「距離にしてどれくらいか判らないが、崩れていて通行止めになってます。しかし、行けるところまでは入れます」と教えていただいた。その少し先の木下沢梅園のところまで行って、車を停めた。そこから1kmほど林道を歩いただろうか、ニの沢に入るあずまやのあるところを通り過ぎて、林道の途中にあるゲートのところまで行って引き返してきた。スミナガシと思しきチョウを目撃した。新鮮なヒメキマダラセセリがいたくらいで成果はない。
 梅林の脇に停めた車に戻り、まだ、時間も早いので八王子城跡へ行って見ようと国道20号線を八王子方面に行ったが、高尾街道を左へ行くべきところをまっすぐ行ってしまった結果、多摩御陵の入り口の表示があるところに来た。この際と思い、多摩御陵を参拝したあと、八王子城跡へ廻った。
 八王子城跡のガイダンス施設はCOVID-19のため閉ざされていたが、駐車場も利用でき、域内の散策は可能だった。野鳥写真家の方々がグループで大勢来られていた。ここでもスイカズラに来たモンキアゲハを見たくらいで、成果はなかった。ウスバシロチョウももう飛んでいなかった。

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24.ヒメキマダラセセリ
人影のない木下沢林道に入り、ふと、下草に目をやると小型ながら鮮やかなヒメキマダラセセリが止まっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
024_210526137 X800 ◎ヒメキマダラ 木下沢 RX10M4.jpg
25.ボロボロのオナガアゲハ
林道には日影沢と同じく花が何もない。わずかしか花の付いていないスイカズラの周囲をオナガアゲハが旋回していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
025_210526142 X800 △オナガアゲハ 木下沢 RX10M4.jpg
26.昨年生まれのテングチョウ
今年もテングチョウの発生が活発になってきたが、まだ、生き残って頑張っている年を越したテングチョウが元気にに飛んでいる。今年生まれたテングチョウはもうしばらくすると夏眠に入り、来春まで眠って暮らす。1月、2月の暖かい日には、姿を見せることがある。この個体は成虫になってから1年生きているわけだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 178mm ISO100 ) 露出補正 なし
026_210526146 X800 〇去年のテング 木下沢 RX10M4.jpg
27.多摩御陵
木下沢では、スミナガシらしきチョウが、飛び去って行ったのを目撃したが、ほかにめぼしいチョウもいなかった。いつものように八王子城跡へ廻ってみようと思って、甲州街道を八王子に向かって走るが、高尾街道を左に曲がらなくてはいけないところ、多摩御陵の入り口まで行ってしまった。多摩御陵は中を知らないので、この際、参拝していくことにした。ここは総門である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 18mm ISO125 ) 露出補正 なし
027_210526149 X800 総門 多摩御陵 RX10M4.jpg
28.北参道
総門をまっすぐ進むと表参道があり、右手に入ると北参道がある。北参道を進むと昭和天皇の武蔵野陵(むさしののみささぎ)と香淳皇后の武蔵野棟梁に近い。誰も歩いていない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
028_210526150 X800 北参道 多摩御陵 RX10M4.jpg
29.北参道を振り返る
北参道を中ほどまで進み、歩いてきた総門の方を振り返る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
029_210526151 X800 北参道 多摩御陵 RX10M4.jpg
30.武蔵野陵(昭和天皇陵) -1
昭和天皇は1989年(昭和64年)1月7日に崩御された。平成元年1月17日には陵所地鎮祭が行なわれ、造営が始まった。同年2月24日に斂葬の儀(大喪の礼)が行なわれ、造営中の陵所に埋葬された。同月27日に「武蔵野陵」と命名された。番所があり、守衛さんが立って居られたので、「御陵の写真を撮らせていただいてよいですか」と聞いてから許可を得て写真を撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
030_210526152 X800 武蔵野陵多摩御陵 RX10M4.jpg
31. 武蔵野陵(昭和天皇陵) -2
大正天皇陵の北東に位置し、ほぼ南面している。陵の形態は大正天皇陵などと同じく、上部2段・下部3段の上円下方墳である。(wikipedia参照)

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 22mm ISO160 ) 露出補正 なし
031_210526153 X800 武蔵野陵 多摩御陵 RX10M4.jpg
32.武蔵野東陵(香淳皇后陵) -1
香淳皇后は2000年(平成12年)6月16日に崩御し、7月25日に斂葬の儀が行われ、埋葬された。昭和天皇陵の南東に接して位置しておりほぼ南面している。おおよそ東方にあることから「武蔵野東陵」と名付けられた。拝所などの構成は他の陵と同様である。(wikipedia参照)

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 14mm ISO100 ) 露出補正 なし
032_210526154 X800 武蔵野東陵 多摩御陵 RX10M4.jpg
33.武蔵野東陵(香淳皇后陵) -2
他の御陵と同じく上円下方墳である。「香淳皇后武蔵野東陵」と書かれた石柱もまだ新しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 16mm ISO100 ) 露出補正 なし
033_210526156 X800 武蔵野東陵 多摩御陵 RX10M4.jpg
34.多摩陵(大正天皇陵) -1
以下、wikipediaから引用させていただくと、多摩陵(たまのみささぎ)は大正天皇の陵。1926年(大正15年)12月25日に崩御した大正天皇は、翌1927年(昭和2年)2月7日に新宿御苑において斂葬の儀(葬場殿の儀、大葬)が行なわれ、翌8日に陵所に埋葬された。陵墓は、前年10月に公布された皇室陵墓令に基づいて当時の東京府南多摩郡横山村から浅川村、元八王子村の御料地内に造営され、1月3日に日枝神社宮司による陵所地鎮祭が行われた。敷地内には数戸の農家や東照寺や長泉寺などの寺社、民間墓所などがあり、交渉をして移転が行われた。こうして武蔵陵墓地および多摩陵が始まった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 24mm ISO125 ) 露出補正 なし
034_210526165 X800 多摩陵 多摩御陵 RX10M4.jpg
35.多摩陵(大正天皇陵) -2
陵域の面積は2,500㎡あり、陵の形態は上部2段・下部3段の上円下方墳で南面している。上円は直径15mで高さは10.5mあり、一番下部の段は一辺27mの正方形で多摩川の石が葺き石として用いられており、南面は前方部の形をとっているので前方後円墳のような形をしている。これは奈良県桜井市の伝舒明陵古墳の形状に酷似している。鳥居を隔てて、陵の正面に皇族拝所がある。階段を下ったところに特別拝所があり、さらに下ったところに一般拝所がある。皇族拝所と一般拝所には鳥居が設けられている。 鳥居を隔てて、陵の正面に皇族拝所がある。階段を下ったところに特別拝所があり、さらに下ったところに一般拝所がある。皇族拝所と一般拝所には鳥居が設けられている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
035_210526163 X800 多摩陵 多摩御陵 RX10M4.jpg
36.多摩東陵( 貞明皇后陵 ) -1
多摩東陵(たまのひがしのみささぎ)は貞明皇后の陵。1951年(昭和26年)5月17日に崩御した貞明皇后は、6月22日に斂葬の儀が行われ、陵所に埋葬された。陵は大正天皇陵のほぼ東に位置し、そのため「多摩東陵」と命名されている。陵の構成は一般拝所に段がないことを除けば、大正天皇陵とほぼ同じである  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
036_210526160 X800 多摩東陵 多摩御陵 RX10M4.jpg
37.多摩東陵( 貞明皇后陵) -2
陵の構成は一般拝所に段がないことを除けば、大正天皇陵とほぼ同じである。多摩御陵の西側は高尾街道を挟んで森林総合研究所・多摩森林科学園という森林公園があるが、現在そこはコロナのため臨時休園になっている。

      SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
037_210526159 X800 多摩東陵 多摩御陵 RX10M4.jpg
38.表参道
ここは大正天皇領と昭和天皇陵を結ぶに西参道で、左へ行くと昭和天皇陵へ行く。右へ行き表参道を総門へ戻る。表参道は墓地正門から陵に至るまでの間、京都より取り寄せた北山杉を120本植えた並木道が形成されている。北山杉の高さは、植林当初は人の背丈の2倍ほどであったが、現在は20mを超すまでに成長しているという。それにしても歩いている人がいない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
038_210526166 X800 表参道 多摩御陵 RX10M4.jpg
39.ミスジチョウ -1
表参道を歩いているとミスジチョウが舞っていた。ここでも地面に止まることが多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 121mm ISO100 ) 露出補正 なし
039_210526169 X800 〇ミスジチョウ 表参道 多摩御陵 RX10M4.jpg
40.ミスジチョウ -2
参道を背景に撮ろうと思って近寄るが、すぐ飛び立ってしまう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 117mm ISO250 ) 露出補正 なし
040_210526172 X800 ◎ミスジチョウ 表参道 多摩御陵 RX10M4.jpg
41.キショウブ(黄菖蒲) 八王子城跡
緊急事態宣言で、八王子城跡の駐車場に入れるかどうか心配だった。ガイダンス施設は閉鎖されていたが、駐車場は開放されていて、域内を歩くこともできた。大きなレンズを付けたカメラを持っの野鳥愛好家の方々が、グループで来られていた。駐車場を上がったところの湿地一面にキショウブが咲いていた。西アジアからヨーロッパ原産の植物で、明治頃から栽培されていたものが日本全国の水辺や湿地、水田脇に野生化している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 190mm ISO160 ) 露出補正 なし
041_210526177 X800 ◎黄菖蒲 八王子城跡 RX10M4.jpg
42.コトラガ
今年のセ・リーグは、タイガースが大物新人の佐藤輝明選手の活躍もあり、2位ジャイアンツを4.5ゲーム差と離し、トラキチたちはマジックを数え始めたとか。黄色と黒の良く似た衣装を纏ったトラガという種もいるが、このガはコトラガのほうだ。タイガースはコトラではなく大トラだ。野鳥愛好家の望遠レンズの砲列を浴びていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 190mm ISO160 ) 露出補正 なし
042_210526188 X800 ◎トラガ 八王子城跡 RX10M4.jpg
43.モンキアゲハ -1
八王子城跡の御主殿の滝あたりに、1本の割と背の高いスイカズラの木があり、数は多くないが、花を付けていた。その花へモンキアゲハがアプローチしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 97mm ISO640 ) 露出補正 なし
043_210526195 X800 ◎モンキアゲハ 八王子城跡 RX10M4.jpg
44.モンキアゲハ -2
なかなか落ち着いて吸蜜しようとしない。ハイカズラの木の前は、レンズを構えた愛鳥家の皆さんが集まってきていた。消化不良の一日であったが、これで帰路についた。町田街道から国道16号を走って、午後4時過ぎに自宅に着いた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 97mm ISO640 ) 露出補正 なし
044_210526199 X800 ◎モンキアゲハ 八王子城跡 RX10M4.jpg


2020年6月18日

八王子市郊外と八王子城跡 6月8日

オオミドリシジミの写真を撮りたくて、八王子市郊外へ出かけた。自宅からは圏央道を利用すると小一時間で行くことが出来る。オオミドリシジミの活動時間に合わせ、遅くとも朝8時には現地に着きたいので、6時半に自宅を出発した。
 天気は良いと踏んで出かけたが、晴れてきたのは10時頃。それまでは薄日が差す程度で気温も低い。コナラの木の高いところで2~3頭が時折、翔び交うが、とうとう低いところには降りて来ず、下から見上げるばかりであった。
 10時過ぎには、全く活動しなくなってしまったので、残念ながら退散することにし、何回か行ったことがある八王子城跡へ廻った。八王子城跡は昨年秋の台風19号の土砂崩壊の被害を受けていた。御主殿全域も荒れていたようだ。御主殿跡へ向かう途中の滝の辺りでは崩落により、今まで見られなかった石垣の一部が現れたという。御主殿跡はきれいに復旧されていた。相変わらず野鳥カメラマンが多い。

  001_200608116 D5300 TAMRON 90.jpg 1.ミズイロオナガシジミ -1
現地へ到着した。地元の方が一人来られていた。テレワークで仕事をされているとかで、平日でも朝は時間がとれるという。「2~3頭が卍飛行をするのですが」と言っておられた。一段下がったところでオオミドリを探していたところ、ミズイロオナガシジミがいた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 90mm ISO1400 ) 露出補正 なし
002_200608004 RX10M4.jpg 2.ミズイロオナガシジミ -2
RX10M4で撮る。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 78mm ISO2000 ) 露出補正 -0.3段
003_00608009 RX10M4.jpg 3.ミズイロオナガシジミ -3
見ていると、歩いて位置を換えている。逆さまになった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 136mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
004_200608019 X800 RX10M4.jpg 4.ミズイロオナガシジミ -4
逆さまに止まっていた葉から、一つ下の葉に移り真っすぐになった。とてもきれいな個体だった。オオミドリシジミはさて置き、今年初めて撮るミズイロオナガシジミはラッキーだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 193mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
005_200608022 X800 RX10M4.jpg 5.オオミドリシジミ -1
少し薄日が差すようになった。コナラの木を見上げる。2~3頭で絡んで飛翔し、葉の上に止まる。こんな写真しか撮れない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
006_200608029X800 RX10M4.jpg 6.オオミドリシジミ -2
高いところの葉に止まる。上ばかり見ているので首が痛くなる。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
007_200608038 X800 RX10M4.jpg 7.卍飛翔
時々1頭が飛び立つと、いわゆる卍飛行が始まる。シルエットにしかならない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
008_200608056 X800 RX10M4.jpg 8.オオミドリシジミ -3
10時を過ぎた。地元の方は少し前に引き上げられた。そろそろ、潮時かなと思ったころ、比較的近いところに止まってくれた。慌てて、シャッターを切る。後翅裏面の模様が見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 121mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
009_200608065tm X800 RX10M4.jpg 9.オオミドリシジミ -4
しばらく止まっていてくれたので望遠端に伸ばして撮ることが出来た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
010_200608085 X800 RX10M4.jpg 10.ミスジチョウ
八王子城跡へ移動した。ここではミスジチョウを撮っておきたいと思っていたが、さっそく食樹であるイロハモミジのところで見つけた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
011_200608091 X800 RX10M4.jpg 11.アカボシゴマダラ 春型 ♂ -1
春型としては、翅表の黒い翅脈がはっきりした個体だった。黄色いストローを砂利の間に入れて、吸っている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 76mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
012_200608094 X800 RX10M4.jpg 12.アカボシゴマダラ 春型 ♂ -2
夏型では後翅に赤い斑紋が並ぶが、春型では目立たないことが多い。この個体も目立たないがかすかに、赤が 滲むようにある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 23mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
013_200608099 X800 RX10M4.jpg 13.テングチョウの集団 -1
御主殿へ向かう管理棟の前の石畳にテングチョウが群れていた。なぜか一列に並んでいる。韓国を観光した時に、慶州の国立博物館の石畳でも同じような光景を見た記憶がよみがえった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 27mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
014_200608102 X800 RX10M4.jpg 14.テングチョウの集団 -2
踏みつけてしまうほどの数だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 53mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
015_200608109t X800 RX10M4.jpg 15.オナガアゲハ♂
折角のオナガアゲハだったが、春型の生き残りで後翅が千切れてしまっていた。クロアゲハに比べて前翅の幅が細く、尾は見えないけどそれとわかる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 203mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
016_200608111 X800 RX10M4.jpg 16.野鳥カメラマン
御主殿へ行く大手道に沿って多くの野鳥カメラマンが、カメラを構えられていた。八王子城跡は サンコウチョウ、キビタキ、オオルリ、クロツグミ、コゲラ、エナガ などが観察できる野鳥スポットと言われている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 15mm ISO2500 ) 露出補正 -0.3段


2018年10月22日

珠玉の昆虫標本 -1 8月28日 9月13日

「日本チョウ類保全協会」のイベント開催案内で、東京大学総合研究博物館で開催されている「珠玉の昆虫標本」のことを知った。最近、購入した「美しい日本の蝶図鑑」を監修された矢後勝也博士が企画された展示だそうだ。
夏休みも終わりに近づいた8月28日に行ってきた。今まで私が見てきた昆虫標本展とは違うインパクトがあった。多くの著名な昆虫学者であられる先生方が、東大総合研究博物館に寄贈され、収蔵されている約70万点の中から、日本の昆虫研究史の源流ともいえる学術標本から、現在に至るまで継続的に収集、研究されてきた約4万点の秘蔵コレクションが一挙公開されている。さすが、東京大学である。私は蝶の標本に注目していったが、その標本に見られる、それぞれの研究者のかたがたのテーマを学びながら、その標本の量、特に近縁種の標本の多さには感動した。
 受付のボランティアのかた、多分、研究者のかたと思われるが、「写真を撮っても良いですか?」と聞いたところ、江戸時代の本草学者・武蔵石寿により制作された日本最古の昆虫標本は、撮影禁止だが、他はノー・フラッシュで撮影してもよいのことだった。
 9月13日に行ったときは、まず、展示会場に入って右側の、尾本恵市氏の蝶の標本に圧倒され、そこから左回りに見学していった。夢中で写真も撮らせていただいたが、後で撮った画像を見てみると、どの標本がどの研究者の標本かわからないファイルが多くあったのに気が付いた。
 退出するときに、入場時にお話をお聞きしたボランティアのかたから東京大学総合研究博物館ニュース「Ouroboros」をいただいた。それぞれの研究者とその標本の説明が記されていたのを知って、これを先に読んでから見学すればよかったと思った。ブログの記述には、この「Ouroboros」の記事を参照させていただいた。また、種名については、手持ちの〔学研の図鑑〕「世界のチョウ」や、インターネットの情報を検索させていただいた。
そして後日、改めて見たいと思って、9月13日に、再度、東京大学総合研究博物館へ赴いた。ブログには2回に分けて載せたいと思うが、標本の写真については9月13日の見学に沿って載せていきたい。

181022_001.jpg 1.東大赤門
地下鉄の本郷3丁目から東大赤門まで歩き構内へ入った。「珠玉の昆虫標本」展の会場である東京大学総合研究博物館は、赤門の手前を右に入ると近いのだが、不案内であった。赤門は文政10年(西暦1827年)、加賀藩主前田斎泰に嫁いだ11代将軍徳川家斎の息女溶姫のために建てられた朱塗りの御主殿門で重要文化財に指定されているとの案内書きがあった。9月13日、「珠玉の昆虫標本」展見学2回目のときは、学習効果で、赤門手前からショート・カットして入ることができた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 12mm ISO400 ) 露出補正 なし
181022_002.jpg 2.東京大学総合研究博物館
赤門から入って、歩いてきた国道17号と平行に右へ進むと、「珠玉の昆虫標本」展の会場があった。その東京大学総合研究博物館は1966年(昭和41年)4月に東京大学総合研究資料館として発足し、1996年(平成8年)5月11日に東京大学総合研究博物館として改組された。2002年(平成14年)1月12日には、ここのところ毎春、ツマキチョウを撮りに訪れている小石川植物園の中に、東京大学総合研究博物館小石川分館が開館されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO400 ) 露出補正 なし
181022_003.jpg 3.江戸から平成の昆虫研究を支えた「珠玉の昆虫標本」
館内には一般展示もあるが、まずは 「珠玉の昆虫標本」の展示会場へ向かう。子供さんたちが多いかと思ったが、それほどではなかった。会場に一歩入るとアカデミックな雰囲気があった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/400秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181022_004.jpg 4.「珠玉の昆虫標本」の展示会場
写真でご覧いただけるように one room の会場は決して広くない。そこにぎっしりと「珠玉の昆虫標本」が展示されている。会場へ入ってすぐのところに、貴重な標本があった。日本最古の昆虫標本として知られる約200年前の江戸時代に旗本・武蔵石寿が制作した全7箱の昆虫標本が平置きされていた。チョウは、クロアゲハ、アオスジアゲハがあったが、少々形は崩れている。この標本は撮影禁止であった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/320秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181022_005.jpg 5.山階芳麿侯爵の昆虫標本
正面左の壁面の展示から右回りに見ていく。その壁面、江戸時代の本草学者・武蔵石寿により制作された日本最古の昆虫標本の後ろ側の壁面にはセミ博士の愛称を持つ加藤正世博士( 1898ー1967 年)の59箱の標本があった。昭和初期の昆虫黄金時代を築いた人で、セミが中心だがチョウの標本もあった。その隣に展示されていたのが本邦初公開と言われる、鳥類学者で山階鳥類研究所の創設者でもある山階芳麿博士(1900年-1989年)の、昭和初期に採集された標本だった。テンシャンウスバと思われるチョウや、ルリモンアゲハの標本もあった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181022_006.jpg 6.江田茂さんの標本 -1
続いて西多摩の博物学者と言われる宮野浩二さん(1937年-2012年)の昆虫標本45箱。1960年代半ばから動植物に衰退の兆しを察知し、西東京産のあらゆる昆虫を継続的に採集、標本にしていて、昭和初期の昆虫の変遷から環境の変化を読みとる上できわめて貴重な情報源だ。さらにその隣には、平和・トンボ資料館館長の白石浩次郎さんの、1941年-2010年のトンボ標本が10箱があった。そして、入口からみての正面の壁面には、労働省の官僚であり、大収集家である江田茂さん(1930-2008)の昆虫標本33箱が並ぶ。写真は、南アメリカと中央アメリカの熱帯圏に生息する小型の美しいジャコウアゲハ類のマエモンジャコウアゲハの仲間や、ミツオアゲハ、ウスキオビアゲハの仲間の標本だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/200秒 24mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181022_007.jpg 7.江田茂さんの標本 -2
チョウ類と甲虫類が主体だ。私は同定ができないが、標本の種名が記されていないので、手持ちの図鑑などを参照して探っている。誤りがあると思うがお許しいただきたい。世界各地の昆虫標本が多岐にわたり収集されている。江田茂さんは、中学生の頃より、海外の昆虫標本商や研究者と文通、交換をして珍奇で美麗チョウなどの標本コレクションを始めたそうだ。 写真はパルナシウス(ウスバアゲハ族)の一部である。テンジクウスバ、チェケニーウスバ、アクディティスウスバ、そして、中央の上はヒメウスバシロチョウだろうか。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/640秒 14mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181022_008.jpg 8.江田茂さんの標本 -3
この箱のチョウの名前はほとんどわからない。中央アメリカや南米の蝶と思うが、わずかに右上にフタエヘリボシジャコウアゲハらしきチョウが認められるのみである。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/400秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181022_009.jpg 9.江田茂さんの標本 -4
ケニアなど中央アフリカからアフリカ南部に生息するツマアカシロチョウの仲間と思う。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 14mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181022_010.jpg 10.江田茂さんの標本 -5
江田茂さんの標本、エガーモルフォの雌雄型の箱があった。私は雌雄型では、左側が♂なら、右側の翅は♀というように現れるものと思っていたが、モザイクの現れ方もいろいろ異なることを知った。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181022_011.jpg 11.ブータンシボリアゲハ
これは、日本・ブータン共同調査隊により約80年ぶりに発見されたブータン絞りアゲハの標本である。この標本は「珠玉の昆虫標本」展を企画された矢後勝也博士が採集されたものだそうだ。2011年11月に国賓で日本を訪れたブータン国王夫妻が2頭の♂の標本を持ってこられ、東京大学総合研究所博物館と、東京農大の 進化生物学研究所にそれぞれ贈呈された。6~7年前だったと記憶しているが、NHK-TVで "NHKスペシャル 「秘境ブータン 幻のチョウを追う」" が放映された。そして、2012年2月に東京農大 進化生物学研究所「食と農」の博物館で開催された "幻の蝶「ヒマラヤの貴婦人」ブータンシボリアゲハ"展示会も見に行った。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/500秒 10mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181022_012.jpg 12.五十嵐邁博士の標本 -1
五十嵐邁博士(1924-2008)はチョウ類の幼生期の生活史と形態を主に研究された昆虫学者として知られる。幼虫期の形態や生活史が不明だったテングアゲハの調査団を結成して、インドのダージリンで食樹がキンベリーモクレンであることを発見されたのは有名である。没後の2010年の3月に東京千駄木のファーブル昆虫館で開催された「五十嵐邁展」を見に行ってきた。その翌年、前述したブータンシボリアゲハの日本・ブータン共同調査隊に参加された奥様の昌子様にもお目にかかることができた。著書の「アゲハ蝶の白地図」や「蝶と鉄骨」も私の書架にある。ここでは40箱のチョウの標本が展示されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/800秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181022_013.jpg 13.五十嵐邁博士の標本 -2
東南アジア産チョウ類を主体とする約10万点の標本、1000点を優に超える学術図書、5000点以上のチョウ類幼生期の写真や描図などの五十嵐コレクションは2010年6月に東京大学に寄贈された。この写真は初めて見るチョウだった。フィディアスタイマイのようだ。照明がどうしても標本箱のガラスに反射してしまい、撮りにくい。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/320秒 37mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181022_014.jpg 14.五十嵐邁博士の標本 -3
アレキサンドラトリバネアゲハだ。♀を最初に発見したミークという探検家がチョウがあまりにも巨大だったため、鳥と間違えて鉄砲で撃ち落としたと伝えれているが。開長180mm近くにおよぶ巨大なものもいるという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181022_015.jpg 15.五十嵐邁博士の標本 -4
ヒイロツマベニチョウだ。インドネシアのアンボン島、セラム島、ベレン島、ブル島といった生息地により、亜種がある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2500 ) 露出補正 なし
181022_016.jpg 16.五十嵐邁博士の標本 -5
五十嵐邁博士と言えば、まず、このテングアゲハだ。1986年、幼虫期の形態や生活史が不明だったテングアゲハの調査団を結成して、インドのダージリンのタイガーヒルで食樹がキンベリーモクレンであることを発見されたのは有名である。五十嵐博士が現地から日本鱗翅学会の白水隆会長へ打たれた発見成功の電報も展示されていた。 1979年発刊の〔学研の図鑑〕「世界のチョウ」では、幼虫の生態は不明とされていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/800秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181022_017.jpg 17.五十嵐邁博士の標本 -6
メガネトリバネアゲハには生息地により、多くの亜種があるようだ。♂の翅がグリーンのほかに、ブルー系亜種と、オレンジ系亜種がある。これはアカメガネトリバネアゲハ Ornithoptera croesus lydius だろうか。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/500秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181022_018.jpg 18.五十嵐邁博士の標本 -7
「Ouroboros」では、今回の五十嵐邁博士の展示品で特筆すべきは、きわめて希少な尾なしカラスアゲハの標本である。特に♀は国内に1頭しか存在せず、一見の価値があるとされている。見た目はカラスアゲハというよりクロアゲハのようだった。この標本でどれが♀か分からなかったが、一番右端の胴が大きいのでこれが♀なのだろうか?。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2500 ) 露出補正 なし
181022_019.jpg 19.五十嵐邁博士の標本 -8
ルリモンアゲハと思う。先月、ベトナムの中部のダナンで見たのは、ルリモンアゲハだったかもしれない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/640秒 11mm ISO2500 ) 露出補正 なし
181022_020.jpg 20.五十嵐邁博士の標本 -9
下の箱はオオクジャクアゲハ、あるいはタカネクジャクアゲハだろうか。上の箱はルリオビアゲハ(オビクジャクアゲハ)と思う。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/80秒 22mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181022_021.jpg 21.五十嵐邁博士の標本 -9
この箱のチョウは何か分からなかった。もしかしてルリモンジャノメの仲間かと思い検索してみたがヒットしなかった。やや小型のチョウだったのでシジミチョウ科のチョウだろうか。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/800秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181022_022.jpg 22.五十嵐邁博士の標本 -10
メスシロキチョウとその仲間のようだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181022_023.jpg 23.五十嵐邁博士の標本 -11
日本にも生息するアオバセセリの仲間の標本だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/800秒 18mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181022_024.jpg 24.五十嵐邁博士の標本 -12
シボリアゲハ 。シボリアゲハの仲間は、アゲハチョウ科の中でも、原始的なグループのウスバシロチョウ亜科タイスアゲハ族に含まれ、この族にはタイスアゲハ属2種、シロタイスアゲハ属5種、シボリアゲハ属4種、ホソオチョウ属1種、ギフチョウ属4種、慶16種が知られている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/800秒 18mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181022_025.jpg 25.五十嵐邁博士の標本 -13
左側の列がウンナンシボリアゲハ、右側がシナシボリアゲハだ。シボリアゲハの仲間の4種はヒマラヤ山麓からミャンマー、タイ、中国西部に生息する。ブータンシボリアゲハはブータンに、シボリアゲハはヒマラヤ山麓ブータン、アッサム、ミャンマー、タイ、中国雲南省に、シナシボリアゲハは中国雲南省、四川省、峡西省に、そして、ウンナンシボリアゲハは中国雲南省にそれぞれ種生息する。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/160秒 29mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181022_026.jpg 26.濱正彦さんの標本 -1
これも凄い。信州の蝶聖信州屈指のアマチュア研究者と言われる濱正彦さん(1935-2012)のチョウの標本である。濱コレクションは、294箱に収納された44,570頭の主として長野県中南部産のチョウ類で、2013年4月に東京大学総合研究博物館に寄贈された。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/640秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181022_027.jpg 27.濱正彦さんの標本 -2
これはヒメヒカゲの箱だ。ヒメヒカゲはいま、絶滅危惧Ⅰ類になっている。私が昆虫少年だったころ、美ケ原の王が鼻から石切り場へ下りる途中で数頭採集した記憶がよみがえる。それ以来、会っていない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/320秒 12mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181022_028.jpg 28.濱正彦さんの標本 -3
コヒョウモンモドキだ。このチョウも最近めっきり会う機会が少なくなっている。1993年に海ノ口牧場で撮った本種の写真が残っている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/200秒 24mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181022_029.jpg 29.濱正彦さんの標本 -4
アイノミドリシジミだろうか。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/320秒 14mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181022_030.jpg 30.濱正彦さんの標本 -5
右側はウラゴマダラシジミ、左側はフジミドリシジミ。フジミドリシジミの♀の表は黒で無地だ。ウラゴマダラシジミは近くの舞岡公園でも撮れるが、フジミドリシジミはまだ撮ったことがない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/320秒 32mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181022_031.jpg 31.濱正彦さんの標本 -6
このクモマツマキチョウの数には圧倒される。私はクモマツマキチョウも撮ったことがない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/800秒 16mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181022_032.jpg 32.濱正彦さんの標本 -7
ヒメギフチョウ の箱だ。左から3列目に並ぶのは、ギフチョウとの種間雑種なのかなと思った。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/320秒 16mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181022_033.jpg 33.濱正彦さんの標本 -8
こちらはギフチョウである。黒状が太いので、ヒメギフチョウに比べて黒っぽく見える。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/640秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181022_034.jpg 34.濱正彦さんの標本 -9
写真では中央にキベリタテハの箱があり、その下にクジャクチョウ、上にはコヒオドシが見える。昆虫少年のころキベリタテハやクジャクチョウはあこがれの的で、夏休みの終わりのころに行った美ケ原で目的を達した時はうれしかった。クジャクチョウは何の花だったか忘れてしまったが、その花が真っ黒になるほど群がっていたのを思い出す。60年も前の話だ。昨今は、キベリタテハもクジャクチョウもとても少ない。コヒオドシは、夏の林間学校で乗鞍岳に登ったとき、畳平で3頭をネットに入れた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/60秒 21mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181022_035.jpg 35.須田孫七さんの標本 -1
展示場の右奥には日本のファーブルと言われる須田孫七さんの昆虫標本47箱だ。アリの標本は圧巻であると言われる。チョウの標本は少ないが、中心は1940年~2000年代に収集された東京都産の標本で東京の環境と昆虫相の変遷を知ることができる重要な資料とのこと。いまは東京では見られないギフチョウの標本もあった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/125秒 28mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181022_036.jpg 36.須田孫七さんの標本 -2
コムラサキ、ミドリシジミ、アサマイチモンジの標本もあった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/640秒 10mm ISO3200 ) 露出補正 なし


2018年6月14日

裏高尾と八王子城跡 5月11日

ここのところ、あまり成果が上がっていない裏高尾と八王子城跡に行ってきた。少し気温が低い。結論から言うと、今回もあまり成果はなかった。
  日影沢から入ったが、コミスジが多いだけで、例年に比べてサカハチチョウも少ない。ただ、アサギマダラを多く見ることができたが、すでに少し擦れている個体が多かった。昼頃になって、キャンプ場の周囲にはアオスジアゲハとオナガアゲハが多かった。オナガアゲハの♀は赤い斑紋がきれいなので、是非撮りたかったが、現れてくれなかった。 木下沢林道も収穫はない。
 そして、 八王子城跡に廻り、アオバセセリはいないかと、少し時間をかけて歩いてみたが、此処もダメだった。ウスバシロチョウもいなかったのは意外だった。

;クリックすると大きな写真になります。 1.アサギマダラ -1
午前9時、最初に会ったアサギマダラ。右後翅が破損していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 203mm ISO160 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.クロヒカゲ♂
このチョウは思ったより敏捷に飛翔する。飛んでいるときは何かなと思ってしまった。開翅して日光浴する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 203mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.コミスジ -1
日影沢では新鮮なコミスジが多く飛んでいた。この写真はAFで良く頭部にピントを合わせることができたと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 215mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.サカハチチョウ
何時もはそこそこ撮ることができるサカハチチョウだが、この日は少なかった。時期が早いのだろうか、遅いのだろうか。やっと出てきてくれた1頭が材木に止まったところ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.アオスジアゲハ -1
林道を歩いたが、チョウはすくない。沢沿いのミツバウツギの花は咲いていなかった。諦めてキャンプ場まで戻ってくると、そこに咲くハルジオンの花にアオスジアゲハの姿が見えた。花から花へと飛び回る。とても新鮮な個体だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 147mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.アオスジアゲハ -2
とてもきれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 151mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.オナガアゲハ -1
今度はオナガアゲハがやってきた。ハルジオンの花に絡む。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 94mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.オナガアゲハ -2
蝶が好みそうな花はハルジオンしか咲いていない。オスの特徴である後翅前縁の白い斑紋が見える。クロアゲハに似るが、その名の通り尾状突起が長く、細身である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 97mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.オナガアゲハ -3
接近して撮ってみた。後ろに咲くハルジオンの花がきれいにボケてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 196mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.アサギマダラ -2
車を止めておいたところに戻る途中、シャガの花が咲いているところがあった。そこにアサギマダラが飛来し吸蜜を始めた。シャガの花に来るチョウは皆無ではないが、あまり見たことがない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO1600 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 11. アサギマダラ -3
無心に吸蜜をする。近寄って撮ることができた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 219mm ISO1250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 12.アサギマダラ -4
位置を変えて撮る。越冬した成虫なのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1600 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 13.イチモンジチョウ -1
車に戻って、中央線線路の反対側へ行く。林道を歩くと翅の周りに白い柔毛も鮮やかな新鮮なイチモンジチョウが飛んでいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 147mm ISO250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 14.イチモンジチョウ -2
モニターを使って、ローアングルで林道を入れて撮った。ネックストラップを掛けたままになるので、腕だけを伸ばして撮ることができない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 15.ダイミョウセセリ
この時期の定番のチョウの一つだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 164mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 16.イチモンジチョウ -3
林道に止まったイチモンジチョウ。近づくとすぐ飛び立つ。何回か試みてやっとシャッターを切った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 17.クロヒカゲ
元気に飛び回っては、このように葉っぱの上に止まる。ジャノメチョウ科あるいはジャノメチョウ亜科のチョウであるが、飛び方はタテハに似るところがある。私が昆虫少年であった頃はジャノメチョウ科(Satyridae)は独立した科とされていた。いつのころからか、ジャノメチョウ亜科として、タテハチョウ科に含まれるようになった。タテハチョウの仲間とジャノメチョウ仲間の最も顕著な成虫の形態的共通項は、脚が4本しか無いように見えるということだ。 この退化したように見える2本の前脚は味覚を感じる感覚器官としての働いているという。 マダラチョウやジャノメチョウの仲間の幼虫とでは形態や生態が明らかに異なっている部分もあり、従来通り別の科として分類する方が良いという意見もある。愛用しているフィールドガイド「日本のチョウ」では、タテハチョウ科の中に含め、ジャノメチョウ亜科とされている。私は永年の付き合いからジャノメチョウ科として分けておきたい。テングチョウ科やマダラチョウ科などの扱いを含め、いまだ研究者によって説が分かれるそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 18.アカタテハ
午後1時ごろ、八王子城跡の駐車場に入る。ガイダンス施設の壁にアカタテハがいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 164mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 19.オナガアゲハ
ノアザミの花で吸蜜するオナガアゲハ♂。ここではクロアゲハのほうが多く、オナガアゲは少ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 178mm ISO500 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 20.カラスアゲハ♀
カラスアゲハの雌が食草を探すように土手を緩やかに飛んでいた。時々休んで止まるが、撮りにくい止まり方だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 206mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 21.八王子城跡の古道
古道は戦国時代に八王子城の御主殿へ入る道として使われていたそうだ。当時は城山川沿いに続いていたと考えられている。その対岸に江戸時代に造られた林道がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 23mm ISO1250 ) 露出補正 -1.0段
;クリックすると大きな写真になります。 22.御主殿の滝
落城時に御主殿にいた北条方の武将や婦女子らが滝の上流で自刃して次々に身を投じ、その血で城山川の水は三日三晩赤く染まったと伝えられる。(八王子市教育委員会発行 国史跡八王子城跡)

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オート( f4 1/30秒 90mm ISO320 )露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 23.アサギマダラ -5
八王子城跡のハルジオンにもアサギマダラがいた。 フィールドガイド「日本のチョウ」では、 アサギマダラもタテハチョウ科に含まれている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 129mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 24.アサギマダラ -6
御主殿曲輪にいたアサギマダラを背景を入れて撮った。もう少し近寄ってチョウを大きく撮れればよかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 25.クロヒカゲの交尾
ウッドチップが敷かれた散策路で交尾中のクロヒカゲがいた。手前が♀である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO500 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 26.竹林
古道に架かる小さな橋の向こうに竹林が見えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 42mm ISO3200 ) 露出補正 なし


2017年6月15日

裏高尾 リベンジならず 5月22日

5月8日に裏高尾へ行ったときは3分咲だったミツバウツギは、5月14日(日)に開催された日本チョウ類保全協会主催の「春の裏高尾・チョウの観察会2017」のレポートでは、8分咲のミツバウツギにはアオバセセリが多く来て、ミヤマカラスアゲハも撮られていた。それならばと思って22日に再度出かけてみたが、すでに遅く、ミツバウツギの花はすっかり落ちていた。狙いは、アオバセセリ、クモガタヒョウモン、ミヤマカラスアゲハ、ミスジチョウだったが、全く成果なし。アオバセセリ、クモガタヒョウモン、ミヤマカラスアゲハは見ることもできなかったが、最後に寄った八王子城跡でミスジチョウが現れた。しかし、コンクリートの建物の壁に止まって写真にならなかった。
 アサギマダラ、モンキアゲハを目撃。ウスバシロチョウがまだ飛んでいた。

;クリックすると大きな写真になります。 1.コジャノメ
前回5月8日と同じく、キャンプ場の近くで、林道を通る車や、トレッキングを楽しむ人たちの邪魔にならないように車を停めて、歩き始める。最初に現れたのはコジャノメだった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​500​秒 300mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.サカハチチョウ♂ -1​​
サカハチチョウの春型はまだ元気に飛んでいた。これは♂で、♀より斑紋にしまりがある。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​640​秒 300mm ISO​2​​30​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.サカハチチョウ♂ -2
陽の光に透けて見える表翅の模様は黒の部分が映えて、夏型のようにさえ見える。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​640​秒 300mm ISO​2​​30​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.サカハチチョウ​​
何という花だろかと帰宅してから調べたところ、どうやらガクウツギのようだ。チョウはいないかと探してみたところサカハチチョウが吸蜜していた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels​​
プログラムオートで撮影(​ f​6.5 1/400秒 258mm ISO100​ )​ 露出補正-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 5.ジャコウアゲハ♀
スーッと飛んできたジャコウアゲハの♀が、茂みの陰の葉に止まった。暗い。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f5.6 1/125秒 179mm ISO300​ )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 6.アカタテハ
林道にアカタテハが飛んできた。路上に止まって吸水をはじめる。近寄って広角で撮ろうとするが、なかなか敏感だった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f5.6 1/250秒 81mm ISO100​ )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 7.サカハチチョウ♀
林道の脇の日当たりの良い葉上に止まる。これは♀だろうと思う。サカハチチョウ春型はは5月の半ばを過ぎるとすこし翅が擦れてくる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.3 1/250秒 4mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 8.ツマキチョウ♀ -1
ツマキチョウは4月のチョウだが、ここでは発生が遅れていたようだ。♀は♂よりさらに発生が遅れる。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影(​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​320​秒 300mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.ツマキチョウ♀ -2
前の画と同じ個体である。まだまだ擦れていない。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影(​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​1000​秒 300mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.ダイミョウセセリ -1
ダイミョウセセリが多くみられる季節になった。一昨年、石垣島の真栄里林道で見たクロセセリを思い起こさせる個体だった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影(​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​400​秒 300mm ISO​2​​00​​​​ ​)露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 11.アオスジアゲハ​​
キャンプ場まで戻ってきた。ハルジオンの咲く草叢には、いつものようにアオスジアゲハが飛んでいた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​1000​秒 300mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 12.イチモンジチョウ
今回も日影沢の後のあと、アオバセセリを求めて木下沢のミツバウツギのあるところまで行ってみるが、ミツバウツギの花はすっかり終わってしまっていた。林道には新鮮なイチモンジチョウが飛び、5月8日から2週間たつと、見られるチョウが変わってきている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影(​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​800​秒 300mm ISO​2​​00​​​​ ​)露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 13.コミスジ​​
コミスジにしては少しい大きいなと思って期待して近寄って撮るが、残念ながらミスジチョウではなかった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ 絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​800​秒 300mm ISO​2​​80​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 14.ウスバシロチョウ -1
​​ 木下沢でも成果はなく、八王子城跡へ移動した。ハルジオンの咲く草叢にはウスバシロチョウがいた。南足柄で思うように撮れなかったので、粘って数ショット撮った。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​絞り優先​​オートで撮影(​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​800​秒 300mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 15.ウスバシロチョウ -2​​
前の写真と同じ状況で半開翅たところを狙う。SIGMA 18-300mm は300mmでも被写体との距離が39cmまで寄れるので楽だ。横着してしまう。開放300mmでもまあまあの写りが得られる。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​800​秒 300mm ISO​2​​00​​​​ ​)露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 16.ウスバシロチョウ -3
少し位置を変えて、正面から狙ってみた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影(​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​800​秒 300mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 17.ウスバシロチョウ -4​​
時期的には少し遅いがきれいな個体だった。前に記したが、ウスバシロチョウは毒を持つムラサキケマンを食草としている。そのため鳥に狙われることが少ないのだろうか。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影(​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/1250​秒 300mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 18.アカボシゴマダラ春型
駐車場の方からフワフワ飛んできた白いチョウが、樹に止まった。これもウスバシロチョウかと思って見ると、アカボシゴマダラだった。アカボシゴマダラの春型は、それほどまでに白く見える。5mくらいの高さのところに止まったが、P610のロングショットは有効だ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f6.5 1/160秒 258mm ISO100​ )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 19.ダイミョウセセリ -2
草叢のハルジオンにはしばしばダイミョウセセリが訪れる。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影(​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/250​秒 300mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 20.ウスバシロチョウ -5​​
御主殿からの戻り道で、ウスバシロチョウが下から吹き上げられてきた。その裏側を撮れた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/640​秒 300mm ISO​2​​00​​​​ ​)露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 21.ミスジチョウ現る
そろそろ帰路に着こうと思い、「八王子」の「八」をイメージした八角形をしている鉄筋コンクリート平屋建てのガイダンス施設まで戻ってきて、裏口から入ろうとしたとき、ミスジチョウを見つけた。最後の最後に会えた。しかし、建物のコンクリートの壁に止まって絵にならない。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/250​秒 300mm ISO​2​​80​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 22.ミスジチョウ裏面
止まる位置を変えさせようと追ってみると、フェンスの向こうへ飛んでに行ってしまった。比較的近くの葉の上に止まったので、フェンスの網目からP610で狙う。何とか撮った。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f6.5 1/250秒 258mm ISO100​ )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 23.ジャコウアゲハ♂ -1
駐車場に近いハルジオンの咲く草叢にジャコウアゲハがいた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/500​秒 300mm ISO​2​​80​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 24.ジャコウアゲハ♂ -2​​
時刻は午後2時過ぎ。そのジャコウアゲハは午後の日差しを浴びて、のんびりと吸蜜していた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影(​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/800​秒 300mm ISO​2​​80​​​​ ​) 露出補正​ ​なし


2017年5月24日

裏高尾と八王子城跡 散策 5月8日

長かったゴールデン・ウィークから抜けた5月8日は快晴だった。連休が明けたらと計画していた裏高尾へ行く。朝はゆっくり8時ごろ出発した。圏央道を使うと、1時間少々で日影沢林道入口に到着することができる。特に駐車場はないが、林道の広くなったところに路駐だ。
  歩き始めると汗が出るほどの暑さだが、新緑の林道を歩くのはさわやかだ。林道は小仏城山へと続くが、年配の方々がトレッキングをされている。歩くのが目的の方、探鳥が目的の方、道端に咲く花々を観察して歩かれる人などと会ったが、チョウの写真を撮りに来ている人は見かけなかった。
  私のこの日の目的はアオバセセリだ。沢沿いに咲くミツバウツギの花に来ていないか、目を凝らして探すが、姿はない。ミツバウツギはまだ三分咲きというところか。アオバセセリもまだ発生していないのかもしれない。路傍の可憐な花を撮りながら、城山への途中まで行って戻ってきた。
 昼前になって、持参したサンドウィチを車の中で食べたあと、中央線のガードをくぐって、木下沢へ行ってみた。ここは、網を持った採集者が多く、5~6人の人たちと出会った。ここもウスバシロチョウが飛んでいたくらいだったが、そのウスバシロチョウも採集者のネットに納まってしまった。
 最後に八王子城跡に寄った。ここの方が蝶が多かった。いずれも撮影できなかったが、ウスバシロチョウが飛び、クモガタヒョウモンも元気に舞っていた。咲き始めたミツバウツギの花に来た生まれたてのクロアゲハの♀が、とてもきれいだった。
  午後3時半、帰路に着いたが、帰りは町田街道から16号線に出る一般道を走った。幸い渋滞はなく1時間半で自宅に着いた。

1.タツナミソウ 立浪草 -1
オカタツナミソウかもしれない。シソ科のタツナミソウ属には種類が多い。和名は"波立つような"ということから由来しているそうだ・・・なるほど。素晴らしいイマジネーションと思う。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.3 1/125秒 4mm ISO900​ )露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。
2.タツナミソウ 立浪草 -2
SIGMA 18-300 を付けたD5300 で撮る。花の咲き方と模様が泡立つ波を連想させる。花言葉は「わたくしの命を捧げます」だそうだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影(​ ​f​6​​​​​​​​ 1/​250​秒 165mm ISO3​2​​00​​​​ ​)露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。
3.クサイチゴ 草苺 -1
クサイチゴの純白の花が咲いていた。イチゴと付くと食べられるかなと思ってしまうが、はたして食べられるのか否か?毒ではないが、食べた方の話によると美味ではないようだ。全草や果実を乾燥させたものは漢方の生薬として利用されるという。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影(​ ​f5.6​​​​​​​​ 1/​250​秒 52mm ISO10​​00​​​​ ​)露出補正​ ​なし
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4.クサイチゴ 草苺 -2​​
P610でも撮っておいた。こういうところに生えているという環境が判る。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/125秒 4mm ISO220​ ) ​ 露出補正 -0.3段
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5.八重桜​​
小仏城山に向け登って行って、そろそろ引き返そうかと思っていたころ、こんな花が咲いていた。遠くから見るとエゴノキかなと思ったが、近くへ行ってみると八重の桜だった。wikipediaによると、ヤエザクラとは八重になる桜の総称という。ヤマザクラやサトザクラから変化したものと言われている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影(​ ​f6.3​​​​​​​​ 1/​250​秒 300mm ISO280 ​)露出補正​ ​なし
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6.日影沢林道
八重桜のところで引き返す。日影沢林道を下っていく。左側は沢が近くなってくる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.8 1/200秒 6mm ISO100​ ) 露出補正 -0.3段
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7.ムラサキケマン 紫華鬘
こんなきれいなムラサキケマンは初めて見た。wikipediaによれば、全草にプロトピンを含み有毒で、誤食すれば嘔吐・呼吸麻痺・心臓麻痺などを引き起こすという。 ウスバシロチョウの幼虫の食草であり、このためウスバシロチョウも有毒となる。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.3​​​​​​​​ 1/​800​秒 280mm ISO200 ​)露出補正​ ​なし
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8.シャガ 射干、著莪、胡蝶花
シャガは中国原産で、かなり古くに日本に入ってきた帰化植物だそうだ。色鮮やかな花だが、あまり好きではない。チョウもめったに寄ってこない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.3 1/125秒 4mm ISO360 )露出補正 -0.3段
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9.ミツバウツギ 三葉空木
写真のように葉が3枚、複葉で出てくるのでこの名がある。花は完全には開かない。しかし、チョウたちが好きな花だ。開花のころ、アオバセセリ、オナガアゲハ、カラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハ、クロアゲハ、サカハチチョウ、コミスジ、キタキチョウ、などが吸蜜している。茎はウツギと同様に中空となる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f5.2 1/320秒 30mm ISO100 )露出補正 -0.3段
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10.ヤブデマリ 藪手毬
長池公園で見たヤブデマリのようだ。、カンボクかとも思ったが、葉の形がヤブデマリのようである。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f5.5 1/125秒 45mm ISO560 )露出補正 -0.3段
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11.コハコベ 小繁縷
小さな可憐な花が咲いていた。 wikipediaによれば、日本では春の七草の一つとして古くから親しまれており、葉野菜として食用にされる。また家畜として飼われているニワトリの餌となることもある。ただし畑地では、他の穀物の成長を妨げる雑草として扱われ、オオムギの生産量を最大80%減少させることもあるとされる。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.3​​​​​​​​ 1/​500​秒 280mm ISO200 ​)露出補正​ ​なし
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12.セリバヒエンソウ 芹葉飛燕草 
小石川植物園や武蔵嵐山でもツマキチョウが吸蜜に来ていた花だ。中国から明治時代に観賞用に渡来したとされる外来種だそうだ。強い毒性があるという。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.3​​​​​​​​ 1/​450​秒 300mm ISO200 ​)露出補正​ ​なし
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13.ホオジロ​​
八王子城跡に初めて見る野鳥がいた。その場では何という鳥かわからなかった。10m以上向こうで、地面にいる虫を啄んでいるのだろう。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels​​
プログラムオートで撮影(​ ​f5.6 1/125秒 197mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
14.八王子城跡​​
想定復元された冠木門。八王子城跡の虎口への石段を上がるとこの門がある。石垣は落城したあと土に埋もれていたという。通路の幅の広さから立派な城であったことが偲ばれる。この門の向こうが御主殿である。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels​​
プログラムオートで撮影(​ ​f3.3 1/1250秒 4mm ISO100 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。


2016年6月11日

日影沢、木下沢、八王子城跡 5月13日

昨年はアオバセセリを撮ることが出来なかったので、今年は何とか撮りたいと思っていた。
 5月16日の月曜日に日陰沢へ行こうと思っていたが、天気予報では雨が降るという。13日に快晴の朝を迎えた。前日の12日は小学校のクラス会で少々歩いているので、どうしようかなと思ったのだが、行こう!ときめた。
 圏央道が出来たので、自宅から日影沢まで1時間ほどで行ってしまう。9時半に日陰沢の林道入り口についてしまった。キャンプ場でふいに飛来したスミナガシを追いかけた。駐車してあった車に止まるが良い写真は撮れなかった。
 日陰沢林道を歩き始める。過去にミツバウツギの花が咲きアオバセセリが吸蜜に来ていたポイントに着くが、ミツバウツギの花は咲いていない。どうしたのだろうか。当然アオバセセリやオナガアゲハなどの姿もない。さらに進むが状況は変わらなかった。どうやら今年は花の進みが早く、ミツバウツギもヒメウツギも花が終わってしまっていたようだ。
 途中で、また、スミナガシが飛来した。そのスミナガシを撮りながら時間調整をし、再びキャンプ場の方へ戻る。途中でお目に掛かった白いボディの一眼レフをお持ちの方が、私を見て「カメラ2台持たれて、蝶ですか」と声をかけられた。しばらく立ち話をして、アオバセセリのことを尋ねてみると、先週の土曜日(5月7日)木下沢で撮ったという。カメラに収められていたミツバウツギで吸蜜するアオバセセリを見せていただいた。
  そこで、木下沢へ回ってみる。梅林の少し先で撮ったとの話だったが、アオバセセリの姿はなかった。
 最後の望みと、八王子城跡へ行ってみたが、ここでも会えなかった。ミツバウツギが咲いていない。
  この日は、スミナガシと、南足柄で撮れなかったウスバシロがとれたのが収穫だった。

;クリックすると大きな写真になります。 1.ニホンカワトンボ
林道の入り口からキャンプ場の方へ歩く。右側が沢になっているが、この辺りにはカワトンボが飛んでいる。これはニホンカワトンボの♀のようだ。姿は可憐だが、顔は怖い。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6 1/200秒 215mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.コミスジ
ミスジチョウではないかと期待を持って近づいたが、コミスジだった。この日はミスジチョウとは会えなかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/160秒 4mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.スミナガシ -1
駐車場にいたスミナガシは上手く撮れなかった。林道が少し広くなっているところでコミスジやサカハチチョウを撮っていると、突然現れた黒っぽい蝶がいた。スミナガシだった。なぜか下草に止まる。食草ではないと思うのだが。ストローを伸ばして葉に付いた露を吸っているようだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/400秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.スミナガシ -2
このスミナガシは下草の周りを歩いて、その下草の中に潜り込むように入っていこうとする。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.スミナガシ -3
とうとう草の茂みの中に隠れてしまった。なかなか出てこないので、優しく草を動かしてみたら飛び出してきて、近くの梢に止まった。赤いストローが印象的だ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/250秒 197mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.スミナガシ -4
しばらくしてこのスミナガシは飛び立ってしまったが、サカハチチョウなどを追ってその場にいたところ、10分くらいして、スミナガシがまた同じようなところにやってきた。さっきのスミナガシと同じ個体だったかどうかはわからないが、止まったところは同じ草の葉だ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/400秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.サカハチチョウ春型 -1
この日はサカハチチョウは多く見ることが出来た。今年は発生が早いのか、すでに擦れている個体も多い。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.サカハチチョウ春型 -2
こういうところによく止まる。保護色になって見つけにくい。不意に踏み込んで飛び立たれることが多い。これは比較的きれいな個体だった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/1000秒 4mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.アオスジアゲハ -1
アオスジアゲハは多く見られ、元気だった。ハルジオンの花から花へと飛び回る。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.アオスジアゲハ -2
アオスジアゲハの多くはきれいな個体だった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 11.イチモンジチョウ
イチモンジチョウも発生し始めていた。ローアングルで撮ろうと近づくと逃げられる。とても敏感な蝶だ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.3 1/640秒 236mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 12.サカハチチョウ春型 -3
ノリウツギの花が咲いていた。箱根や信州では7月に咲く花だと思うが、ここではもう咲いていた。今年は開花が早いのだろうか。そのノリウツギの花にサカハチチョウが来ていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.3 1/500秒 236mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 13.ウスバシロチョウ -1
日陰沢ではスミナガシを撮れたのは成果だったが、本命のアオバセセリには会うことだ出来なかった。アオバセセリが好きなミツバウツギの花も咲いていない。前述したとおり、途中でお目に掛かった同好の方が先週、木下沢でアオバセセリを撮ったと言ってカメラの中に入っていたファイルを見せていただいたところ、ミツバウツギの花で吸蜜するアオバセセリが見事に収まっていた。そこで車を移動させ、木下沢林道に行ってみた。だが、アオバセセリを見つけることはできなかった。あきらめて八王子城跡へ行こうと途中に停めておいた車に戻ると、そこにウスバシロチョウが飛んできた。飛び方が変なので良く見ると羽化不全のようだ。しかし、5日前、南足柄でウスバシロチョウの写真が撮れなかったので、カメラに収めた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 14.ウスバシロチョウ -2
八王子城跡について、そのガイダンス施設から外に出ると、御主殿へ向かう入口に草原があるが、そこに咲くハルジオンの花で吸蜜するウスバシロチョウを我ながら目敏く見つけた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 15.ウスバシロチョウ -3
開翅してくれた。今年の貴重なウスバシロチョウの写真になるだろう。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1600秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 16.アオスジアゲハ -3
ここでもアオスジアゲハは元気だった。P610の望遠端(35mm版1440mm相当)で撮ったが、シャープに撮れた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.5 1/320秒 258mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 17.ダイミョウセセリ -1
今年初めてのダイミョウセセリだ。アカツメクサの花で吸蜜する。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO600 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 18.ダイミョウセセリ -2
前の写真と同じ個体。周囲の環境を写し込もうと思いローアングルで撮った。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.5 1/320秒 258mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 19.コジャノメ♂
コジャノメが日向ぼっこをするように草の葉に止まって開翅した。前翅に性標があり♂であることがわかる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6 1/125秒 215mm ISO640​ ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 20.ハリエンジュの花にオナガアゲハ♂
御主殿の下の林道の途中に少し広くなっているところがあり、そこに10mくらいはあると思われる大きな木に白い花が咲いていた。初めて見るが、後で調べてみるとどうやらハリエンジュ(針槐・マメ科ソラマメ亜科) という木のようだ。北アメリカ原産、明治中頃に渡来したという。ニセアカシアともいうらしい。樹高は20-25mにもなるという。その高いところに咲く花にオナガアゲハが来ていた。撮影するのに首が疲れる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/320秒 108mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 21.サカハチチョウ春型 -4
同じく八王子城跡の御主殿の下の林道にもサカハチチョウがいた。そろそろ傾き始めた陽を浴びている。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし


2013年5月24日

裏高尾と八王子城跡 -2 八王子城跡 5月15日


 日影沢林道の入り口付近に停めておいた車に戻り、持参したサンドウィッチで腹ごしらえをし、八王子城跡へ向かった。JR高尾駅を右手に見て左折し、八王子城跡の駐車場に着いたのは、午後1時半頃だった。

 八王子城は、小田原に本拠を置いた後北条氏の三代目氏康の三男、北条氏照が築いた山城で、天正年間(1573-1592)に築城が開始され、天正12年から15年の間に、氏照が滝山城(八王子市丹木町)から拠点を移した。そして、豊臣秀吉の関東制圧の一環で、天正18年(1560)6月23日、前田利家、上杉「景勝軍に攻められ、落城したという。
  駐車場の手前に、八王子城跡ガイダンス施設というのが出来ていた。昨年秋に竣工したそうだ。八王子城跡ガイダンス施設は、八王子城跡見学の拠点として、広大な山城である八王子城と、城主の北条氏照について学べる施設になっている。
 そこからエントランス広場を通って、以前からある管理棟から、昨年アオバセセリが飛んでいた城山林道の入り口まで歩いた。途中にある御主殿跡も昨年来た時より、さらに整備されていた。 ここでもアオバセセリには会えなかったけど、最後にねばって南足柄で撮れなかったウスバシロチョウを撮ることができた。

八王子神社鳥居;クリックすると大きな写真になります 14.八王子神社鳥居
間違えて山の上にある八王子城跡の方へ歩き始めてしまった。入口に八王子神社の鳥居がある。八王子城跡本丸は標高460mあり、約40分で行けるが、日が差し込まない林の中の道のようなので、ここからいったん管理棟まで引き返し、昨年と同じように、管理棟の南側から御主殿跡への道を歩く。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/50秒 9.2mm ISO400 ) 露出補正 なし
曳橋;クリックすると大きな写真になります 15.曳橋
大手門跡から城山川左岸の古道を進むと、その城山川を再び右岸へ渡る曳橋が架かっている。御主殿への導入路として、戦国時代当時の雰囲気を考えて架けられている。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/72秒 9.2mm ISO138 ) 露出補正 なし
虎口;クリックすると大きな写真になります 16.虎口
虎口とは曲輪の出入り口のことをいう。石垣や石畳はなるべく当時のものを使い、忠実に復元されているという。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/160秒 7.3mm ISO64 ) 露出補正 なし
御主殿跡;クリックすると大きな写真になります 17.御主殿跡
御主殿跡とは北条氏照の館などがあったとされている。落城後は幕府直轄領や国有林であったため、当時のままの状態で残っていたという。発掘調査の結果、建物の礎石、水路跡、多数の遺物が出土した。平成24年度には、御主殿跡の復元的整備工事が 完了した。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/218秒 4.6mm ISO64 ) 露出補正 なし
野鳥の森;クリックすると大きな写真になります 18.野鳥の森
御主殿跡の向こう側は深い森がある。野鳥を撮る方々の、この森に向けた長い望遠レンズを付けたカメラを据えた三脚が並んでいた。新緑が美しい。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/76秒 11.8mm ISO64 ) 露出補正 なし
城山林道;クリックすると大きな写真になります 19.城山林道
昨年アオバセセリがいたところを目当てに、城山林道をさらに進む。新緑に注ぐ陽が、木漏れ日となってすがすがすがしい。この先に少し開けたところがあり、昨年はそこでアオバセセリやウスバシロチョウルリタテハ、カラスアゲハなどが飛んでいたが、この日は見かけることもできなかった。そこから引き返したが、この林道は圏央道の八王子城跡トンネルのあたりで行き止まりになってしまうようだ。     

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/65秒 10.3mm ISO64 ) 露出補正 なし   
モンキアゲハ;クリックすると大きな写真になります 20.モンキアゲハ
御主殿の滝というところへ下りて、城山林道を先に進む。路傍に咲いていたシャガの花にモンキアゲハが吸蜜に来ていた。シャガの花に来る蝶はあまり見たことがない。トリミングしている。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1600秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ウスバシロチョウ -1;クリックすると大きな写真になります 21.ウスバシロチョウ -1
午後3時近くなったので、そろそろ帰路に着こうと車にいったん戻ったが、渋滞するといけないのでトイレに行っておこうと八王子城跡ガイダンス施設へ寄った。トイレから出てくると、駐車場へ戻る道の右側にある原っぱにウスバシロチョウが舞っていた。先日、南足柄で撮れなかったので、ねばってハルジオンに止まるのを待った。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/2000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ウスバシロチョウ -2;クリックすると大きな写真になります 22.ウスバシロチョウ -2
-1 と同じ個体である。顔と黄色い襟巻を撮った。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/2500秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
130523_023.jpg 23.ウスバシロチョウ -3
これも同じ個体。今度は上から狙う。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/2000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ウスバシロチョウ -4;クリックすると大きな写真になります 24.ウスバシロチョウ -4
少し余裕ができたので、こんどはP90の広角端で環境を入れて撮った。ここでコンデジを持ったご婦人が「撮らせてください」と来られた。「どうぞ」とお譲りして、私は車へ戻った。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/160秒 4.6mm ISO64 ) 露出補正 なし

2012年5月31日

新緑の日影沢と八王子城跡 5月14日 2/2 八王子城跡


 八王子城跡へ移動する前に、中央本線の線路の反対側に上がっていく木下沢へ行って見ることにした。林道である。どこまで車で入れるのかわからない。途中、カメラを持った人たちも多く、頭を下げながら道の端に寄ってもらって進む。どれくらい進んだろうか、突然、林道を遮る柵があって、その先通行止めになっていた。
 ところが林道の道幅は狭く、車を転回させることができない。左側が沢で、右は崖が迫っている。仕方なく友人に見てもらいながら、転回出来るところまで、後ろ向きのまま戻ろうとバックで走りだした。200m~300mくらい戻ると、やや道幅が広がり、山側にスペースのあるところへ来た。そこで5、6回切り返しをして、やっと向きが変わった。
 木下沢では写真を撮ることなく、元の道へ戻り、八王子城跡へ向かった。1時半ごろ到着、友人が狛江を出発する時に買っておいてくれた稲荷ずしや海苔巻で昼食にした。ポットに入れて持ってきてくれていた熱いお茶がうれしい。昼食を終え、その周辺を歩く。アオバセセリ、アサギマダラ、ウスバシロチョウに会うことができた。

御主殿跡;クリックすると大きな写真になります 10.御主殿跡
ここは八王子城跡の御主殿跡というところで、1590年(天正18年)の八王子城落城当時のままの状態で保存されていたという。ここで昼食にした。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
アオバセセリ飛び出す;クリックすると大きな写真になります 11.アオバセセリ飛び出す
食事を終え、御主殿跡から御主殿の滝の方へ下りて、沢沿いの道を山の方へ上っていく。すると、素早い、不規則な動きをする影が見えた。アオバセセリだ。地面近くの小さな葉に泊り、その葉に溜まっていた水を吸い始めた。しばらくは動かない。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/160秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
アオバセセリ吸水;クリックすると大きな写真になります 12.アオバセセリ吸水
D300の100mmマクロレンズで撮った。夢中で水を吸っている。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
カラスアゲハ♂;クリックすると大きな写真になります 13.カラスアゲハ♂
日陰に咲いていたミツバウツギの花に、傷の無い、きれいなカラスアゲハ♂が吸蜜にきた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/125秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
ルリタテハ;クリックすると大きな写真になります 14.ルリタテハ
途中、ちょっと開けたところがあり、ウスバシロチョウが飛んでいるところがあった。ウスバシロチョウは止まってくれず、撮ることができなかった。この越冬したルリタテハは、その周辺でテリトリーを張っていた。飛び立ってもまた同じようなところへすぐ戻ってくる。ウスバシロチョウを追いかけ、ルリタテハは放っておいたが、良いところに止まってくれたのカメラを向ける。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
ミツバウツギのアオバセセリ;クリックすると大きな写真になります 15.ミツバウツギのアオバセセリ
先ほど、カラスアゲハが吸蜜していたミツバウツギにアオバセセリが来ていた。3~4頭ほど飛びまわっている。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/125秒 100mm ISO900 ) 露出補正 なし
アオバセセリ♂?;クリックすると大きな写真になります 16.アオバセセリ♂?
15.とは別の個体である。アオバセセリの、特に裏からの雌雄の判別は難しい。最近、日本蝶類保全協会から発行された「フィールドガイド 日本の蝶」で調べてみたが、はっきりとは判別できなかった。ただ、♂では後脚の脛節に褐色の長毛の束があり、雌は毛束とならずにまばらな長毛となる・・・とある。多分、この個体は♂だろうと思う。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/125秒 100mm ISO800 ) 露出補正 なし
コミスジ;クリックすると大きな写真になります 17.コミスジ
ここがウスバシロチョウが飛んでいた開けたところだ。コミスジがハルジオンの花で翅を拡げて吸蜜している。コミスジは写真にとってもなかなか絵になり難いことが多いが、これはまずまずと思う。午後3時を回った。帰路につく。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし