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2021年6月16日

高尾山 初めて撮ったフジミドリ 6月7日

高尾山にフジミドリシジミが生息する。過去にも何回かトライしたが、撮影することは出来ないでいる。今年も発生しているらしい。
 今年は舞岡公園の平地産ゼフィルスの発生も不順である。少し遅いかなと思いつつ 6月7日に高尾山へ行って見た。天気予報は午前中曇り時々小雨とある。あいにくその天気予報は当たっていた。だが、気温は高い。ポイントへ到着するが、フジミドリ狙いの愛好者の姿はない。
 時々、小雨が降る中、それでも2時間は頑張ってみようと決意、結果、30分もしないうちにラッキーにも初めて見るフジミドリシジミに遭遇したのだ。飛来してきた♀が近くのブナ(あるいはイヌブナ)の梢に止まった。裏面を見せてくれたのでフジミドリと確認できた。光線の状況も悪く、良い写真にならなかったが、嬉しい。
 できれば♂も撮りたいとさらに粘ってみたのだが、このワン・チャンスのみだった。
 昼前にケーブルカーで清滝駅へ下りる。

001_210607033 X800 〇高尾山駅 フジミドリ RX10M4.jpg 1.フジミドリシジミ♀ -1
9時半ごろだったろうか、目を凝らして何か動きはしないかと見ていたところへそれらしきチョウが飛来した。裏面の斑紋は紛れもなくフジミドリシジミだった。半分開いた翅を見ると♀である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 215mm ISO500 ) 露出補正 なし  
002_210607040 X800 ◎高尾山駅 フジミドリ RX10M4.jpg 2.フジミドリシジミ♀ -2
日本の固有種で富士山で初めて発見されたのが和名の由来だそうだ。山地のブナ林に生息するので東京では珍しいチョウだ。幼虫の植樹はブナ、イヌブナである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 215mm ISO500 ) 露出補正 なし  
003_210607047 X800 高尾山 RX10M4.jpg 3.フジミドリシジミ♀ -3
ブナの梢に止まっているが、私にはそれがブナなのかイヌブナなのか判別がつかない。高尾通信 https://www.takaopress.net/jyumoku.html というサイトによると、高尾山のブナは、およそ90本弱と少ない。イヌブナはおよそ800本ある。イヌブナの方がブナよりやや低いところ生育するという。高尾山登山電鉄公式サイト https://www.takaotozan.co.jp/mntinfo/ によれば、ケーブルカーの山上駅広場北側から、4号路吊り橋付近までがイヌブナの自然林となっていると記されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし  
004_210607073 X800 △高尾山駅 フジミドリ RX10M4.jpg 4.フジミドリシジミ♀ -4
開翅したところを見ると、破損はしていないが、鱗粉はかなり擦れていた。やはり、時期的には少し遅かったようだ。しかし、この個体に遭遇できたのは、ラッキーであった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
005_210607082 X800 〇高尾山駅 テングチョウ RX10M4.jpg 5.テングチョウ -1
この時期は何処へ行ってもテングチョウで溢れている。「あっ、飛んだ」と思って止まったところを見ると、フジミドリではなくテングチョウだった。曇り空の明るさに負けないよう+2段補正をしてみた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 206mm ISO400 ) 露出補正 +2段
006_210607083 X800 〇高尾山駅 テングチョウ RX10M4.jpg 6.テングチョウ -2
1週間前のテングチョウは新品そのものだったが、すでに擦れてきている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO320 ) 露出補正 +0.7段


7.高尾山ケーブルカー
天候が悪かったためか、さすがに早朝のケーブルカーは空いていた。最急勾配は31度18分、ケーブルカーの線路では日本一の急勾配だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 21mm ISO1000 ) 露出補正 なし
007_210607013 X800 高尾山 RX10M4.jpg
8.ケーブルカー高尾山駅
前回来た時と少し様子が変わっていた。ケーブルカーの高尾山駅は標高472mである。黒豆のあんこが詰まった「天狗焼」を焼いて打っている店があった。皆さん、そこそこ買っていた。お土産に買って帰ろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 21mm ISO250 ) 露出補正 なし
008_210607027 X800 高尾山駅 RX10M4.jpg
9.八王子城山
駅前の広場からは、私がしばしば訪れる八王子城跡の城山(標高461m)が見える。ここから 北へ3km離れている。今日も午後にまた行って見ようと思う。眼下に中央高速道と圏央道の八王子jct が見える。写真で左側が中央高速の小仏・大月方面、右が高尾駅・八王子方面。手前が圏央道の高尾山出口だ。今朝は間違えて、高尾山で下りて、国道20号へ入るところを、まっすぐ町田街道の方へ走ってしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 28mm ISO160 ) 露出補正 なし
009_210607074 X800 高尾山駅 八王子城山 RX10M4.jpg
10.1号路
駅前広場から、高尾山山頂(599m)への1号登山路の入り口がある。登山客は少ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 15mm ISO250 ) 露出補正 なし
010_210607091 X800 高尾山駅 1号路 RX10M4.jpg
11.さる園・野草園
いつもは見向きもしないところだが、野草園にちょっと寄ってみることにした。入園料は430円。ほとんど花は咲いていなかった。アサギマダラでも飛んでいるかと思ったが、期待外れ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO640 ) 露出補正 なし
011_210607092 X800 高尾山 さる園・野草園 RX10M4.jpg
12.ノムラカエデ
期待外れの野草園だったが、バード・ウォチングの小屋があるところの大きなノムラカエデがきれいだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO800 ) 露出補正 なし
012_210607098 X800 高尾山 野草園 RX10M4.jpg
13.高尾まんじゅう
  下りもケーブルカーに乗って清滝駅まで下りてきた。清滝駅を出て左側に不動院という寺があった。高尾山薬王院の別院で、真言宗智山派寺院の不動院という。そこから国道20号線に出る手前の高尾橋まで表参道があり、両側に昔風の趣がある飲食店などが並んでいる。ここは蕎麦が有名らしいが、この写真は有喜堂という「高尾まんじゅう」ののれんがかかったお店で、横に入ったところで登山客が一服していた。定番は、茶と白の高尾まんじゅうで、1ケ110円だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO320 ) 露出補正 なし
013_210607112 X800 高尾山麓 清滝駅 RX10M4.jpg
14.高尾山表参道
国道20号線に出る高尾橋の近くから、いま歩いてきた表参道を振り返る。平日とはいえ、歩いている人が極めて少ない。緊急事態宣言故なのか。とすれば私などは異端者になる。天気予報通り、青空が広がってきた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
014_210607115 X800 高尾山麓 清滝駅 RX10M4.jpg
15.TAKAO 599 MUSEUM
高尾橋の手前の右側に TAKAO 599 MUSEUM がある。これから車を停めている高尾山薬王院祈祷殿駐車場へ戻って、今回も八王子城跡へ廻ってみようと思うが、その前に久しぶりに TAKAO 599 MUSEUM に入ってみることにした。2015年に八王子市が整備した観光・学習・交流の機能を併せ持つ複合展示施設で、施設名は高尾山の標高599mに因んで名付けられた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/61000秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
015_210607116 X800 TAKAO 599 MUSEUM RX10M4.jpg
16.フジミドリシジミ 標本
フジミドリシジミの♂♀の標本があった。高尾山を代表する蝶と言ってよい。また、高尾山はアサギマダラが多いので有名だ。私が小学生の頃、ここ高尾山の薬王院の傍でギフチョウを追ったのは、昔のことである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 38mm ISO800 ) 露出補正 なし
016_210607121 X800 TAKAO 599 MUSEUM RX10M4.jpg
17.アゲハモドキ 標本
この日、フジミドリを探しているときに、生まれて初めて蛾のアゲハモドキの飛翔を見た。小さめのジャコウアゲハ♀にそっくりの姿で、飛び方も似ていた。撮りたかったがチャンスがなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO1000 ) 露出補正 なし
017_210607124 X800 TAKAO 599 MUSEUM RX10M4.jpg


2021年4月29日

府中市郷土の森博物館 4月20日

サントリーのビール工場の近くに府中市郷土の森博物館という博物館のある公園がある。どんなところなのか行って見たいと思っていた。秋に咲くヒガンバナがTVで紹介されたこともあった。
 この日、しばらく河川敷を歩いた後、寄ってみることにした。

000_210420103 X700 案内図 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
府中郷土の森博物館 園内案内板より

府中市郷土の森博物館は多くの移築された古い建築物を含む森全体が一体となった野外博物館である。つまり、博物館を核とした有料の公園である。敷地面積は約14haある。博物館の入場券(¥300)を購入して正門から入場すると、右手にプラネタリウムがある博物館の立派な建物があった。そして、多摩川の方(南)に向かって庭園が広がる。庭園には、四季折々に楽しめる花があるほか、町役場や郵便取扱書、尋常小学校などの復元された建物や屋敷がある。園のほぼ中央に田んぼがあり、辺りにヒガンバナが咲くようだ。春先にはロウバイやウメも楽しませてくれるという。
 ざっと一回りして、有料の公園を出ると交通公園やプールなどもあった。
 帰りは正門前からバスに乗って、分倍河原へ出ることが出来た。ロウバイやウメ、また、ヒガンバナが咲く頃に来てみたいと思う。

1.旧府中尋常高等小学校校舎<br> 公園の正門を入ると右手に立派な博物館の建物が見えた。展示内容を見てみると特に興味のあるものはなさそうだ。あまり長い時間滞在できないので、博物館の閲覧は割愛する。左手に復元された歴史的な建物が並んでいた。まず、ここから見て行くことにする。この建物は、1935年(昭和10年)に建てられた北多摩随一の規模を誇った木造校舎の一部が復元されたもの。教室には昔の教科書などが展示されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
001_210420105 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
2.詩人村野四郎記念館
校舎の中に入る。2003年、村野四郎記念館がここ府中市郷土の森博物館内、旧府中尋常高等小学校校舎1階に開館されている。古いオルガンが目を引いた。譜面台には 村野四郎 作詞の「巣立ちの歌」の楽譜が置いてあった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/400秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
002_210420107 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
3.昆虫採集箱
写真のようなチョウの標本箱が展示されていた。展翅されたチョウは武蔵野で見られるチョウだが、ギフチョウが含まれていた。かってはこの辺りにも生息していたのだろう? 私は小学生の頃に、高尾山の薬王院や、浅川の辺りで目撃したことがある。村野四郎の処女詩集『罠』に「昆虫採集箱」という詩が収められているそうだ。村野四郎が採集したものかどうかは分からない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/160秒 26mm ISO3200 ) 露出補正 なし
003_210420109 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
4.旧府中尋常高等小学校の教室
私が学んだ渋谷区立神宮前小学校の教室もこのようだった。椅子が小さくてかわいい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/1500秒 9mm ISO1250 ) 露出補正 なし
004_210420113 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
5.旧島田家住宅 店と蔵
府中市郷土の森博物館のホームページによれば、島田家は、旧甲州街道沿いの商家であったそうだ。移築・復元したのは、1886年(明治19年)から足掛け3年の歳月をかけて建築された店蔵(みせぐら)部分。同家には、この店蔵の普請帳が残され、建築の実態を詳細に知ることができた。復元にあたっては、この普請帳を参考にしながら伝統的な方法を再現し、同じく足掛け3年をかけて完成させたとのこと。薬屋を営んでいたため「島田薬舗」の看板が掲げられているが、その文字は「明治の三筆」の一人として知られた書家・巌谷一六(1834年~1905年)の筆によるものである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 10mm ISO200 ) 露出補正 なし
005_210420118 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
6.島田薬舗 店内
「水むし専門薬 ポンホリン 株式会社 塩野義商店」と書かれた看板が見えた。その他「キザミ和漢薬」の棚や、「猫イラズ」「回虫の完全な防ぎ方」と書かれた看板などがある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/250秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
006_210420120 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
7.旧田中家住宅 府中宿の大店
田中家は、江戸後期から明治の府中宿を代表する商家だそうだ。明治天皇が府中近辺に来訪した際には、休憩所や宿所として利用され、その御座所として使われた奥座敷部分が残されている。移築・復元にあたっては、当時の屋敷図や写真資料をもとに設計をし、間口が狭く奥行きが長い、町屋特有の屋敷全体が復元された。現在、表店(おもてみせ)部分を休憩所として利用し、和室の一部は貸出もされている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 10mm ISO640 ) 露出補正 なし
007_210420127 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
8.茶室 梅欅庵
茶室 梅欅庵は、市の花「梅」と市の木「欅(けやき)」から名付けられた。 本格的な純和風数寄屋づくりの建物で、3畳台目(三畳の客間を中央に、点前座と相伴席を配す)の小間と8畳の広間があり、それぞれ2畳・4畳の水屋がついている。庭は、中門・腰掛待合を配した日本庭園となっている。茶道具の貸出しもおこなわれており、また、一般の方のお茶室利用(貸出し)がない日は、呈茶も行われている。旧田中家ゆかりの茶室かと思ったがそうではないようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 45mm ISO200 ) 露出補正 なし
008_210420133 X800 梅欅庵 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
9.旧河内家住宅(ハケ上の農家)
浅間山近くの人見街道沿いにあった代表的な農家。元々は旧大沢村(三鷹市)に建てられたものだったとのこと。ここへの移築にあたっては、府中の養蚕盛んな時代の手掛かりとするため、明治後期に養蚕のために保温・通風・採光などの工夫を施し、昭和期まで使用した頃の姿に復元されており、当時の養蚕農家の様子をうかがい知ることができる。武蔵野台地の立川崖線(ハケ)の上にあったことから、園内のさらに奥にある旧越智家住宅「ハケ下の農家」に対して「ハケ上の農家」と呼ばれている。建てられたのは江戸時代後期だが、養蚕が盛んに行われた明治時代後期の姿に復元されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_210420137 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
10.旧府中町役場
府中市郷土の森博物館のホームページによれば、1921年(大正10年)に完成した洋風の町役場の庁舎だそうだ。 地方自治を謳う大正デモクラシーの風潮のなか、財政難にもかかわらず町民の熱意によって3年かけて建てられた。屋根の飾り天窓(ドーマー・ウィンドウ)や錘を内蔵した上げ下げ窓などを取り入れた洋風の2階建て建築だが、正面車寄せの屋根を和風の唐破風とし、裏側には和風平屋の建物を付設させている点に大きな特色がある。1954年(昭和29年)4月の府中町・西府村・多磨村の合併による府中市誕生後も、市役所、市立図書館、教育研究所等に利用された。多摩地域に現存する最古の役場建築で、大正時代の建物としては東京都の文化財指定の第1号であるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_210420138 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
11.旧府中郵便取扱所
1872年(明治5年)から1889年(明治22年)までの間、府中郵便取扱所として使われた矢島家の居宅である。府中番場宿の名主兼問屋の矢島九兵衛が郵便取扱役に任命されると、居宅に窓口を設けるなどの改築が加えられ、急遽、郵便取扱所として開設された。建築年代は幕末から1872年の間と推定され、1985年~86年(昭和60年~61年)の解体に至るまで、増築や代々の当主の職業によってその都度改造されてきていたが、府中の近代化を物語る郵便取扱所として、当時の姿に復元された。府中市郷土の森博物館のホームページ参照

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
011_210420140 X800 府中市の森 RX10M4.jpg
12.ムサシノキスゲ
旧島田家住宅。旧府中町役場、旧府中郵便取扱所からまっすぐ西へ、案内図に浅間山と書かれているほうへ歩いて行った。ニッコウキスゲのような花が咲いていて、ムサシノキスゲと説明されていた。市内北東部の標高約80mの浅間山に自生するユリ科の多年草で、いくつかの説がある中で、氷河期に分布を広げたニッコウキスゲが温暖化とともに低地に取り残され、独自の適応を遂げたという考えが有力視されている。 明るい落葉広葉樹林に生育し、特に草地に近い場所を好む。かつては多摩地域に広く生育していたが、現在は、山全体が都立公園となっている都立浅間山公園に自生するのみとなった。府中市郷土の森の雑木林は浅間山をイメージしているため、特別に数株を委嘱していると説明されていた。東京都レッドデータブックの絶滅危惧I類(CR+EN)に指定されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 13mm ISO125 ) 露出補正 なし
012_210420148 X800 〇ムサシノキスゲ 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
13.庚申塔とシャクナゲ
近くに享保、元文時代(1724年、32年、33年)に建立された庚申塔が3っあったが、この 庚申塔 も古いもののようだ。江戸時代に盛んに建られた庚申塔とは、体内にいる三匹の虫が庚申の夜に人が寝ると、天を昇り天帝にその人の悪事をつげ、そ の人の生命を縮めるという教えに根 ざしているという。 これを防ぐため 人々は、庚申 の 夜には当番の家に集まり寝ないで夜明けを待ったそうだ。この集まりは明治以降衰えたが、この民間信仰に基づいて庚申塔が建てられ、現在に残っているという説もあった。シャクナゲが咲いていた。    

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし
013_210420154 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
14.ラビットアイ ブルーベリー
  ブルーベリーはたくさんの品種がある。春に白またはピンク色のドウダンツツジに似た釣鐘状の花を咲かせ、花後に0.5-1.5cmほどの青紫色の小果実が生る。これはラビットアイ系のブルーベリーの栽培品種のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
014_210420160 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
15.旧三岡家長屋門
園内の西の端に 旧三岡家長屋門があった。この長屋門は1829年(文政12年)の創建と考えられる農家の長屋門だそうだ。江戸時代後期に旧是政村の村役人を勤めた三岡家の分家に建てられていたもの。 中央部を門とし、その両側に部屋を設けた長屋門の一般的な形式をとっていて、多摩地域では標準的な大きさという。しかし、両側の部屋を総塗込め蔵造りとし、置き屋根形式を採用している点で類例の少ない長屋門とも言えるそうだ。移築にあたっては創建時の姿に復元されている。府中市郷土の森博物館ホームページを参照

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO200 ) 露出補正 なし
015_210420162 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
16.旧三岡家長屋門の中
中に入ってみると、比較的近年まで使われていたと思われる扇風機なども置かれていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/200秒 11mm ISO3200 ) 露出補正 なし
016_210420165 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
17.レンゲツツジ(蓮華躑躅)
あまり見ることのないレンゲツツジが咲いていた。つぼみの様子が蓮華に見えることから名付けられたという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 129mm ISO100 ) 露出補正 なし
017_210420166 X800 レンゲツツジ 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
18.ルリタテハ
安らぎの池の傍の小川が流れるところでルリタテハが占有行動をとっていた。人が通るといったん飛び立つがまた元のところへ戻ってくる。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 129mm ISO100 ) 露出補正 なし
018_210420173 X800 〇府中市郷土の森 RX10M4.jpg
19.アオスジアゲハ
シバザクラのタマノナガレ(多摩の流れ)が植えられている花壇にアオスジアゲハが飛来した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 97mm ISO100 ) 露出補正 なし
019_210420178tm X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
20.交通公園 D51
午後2時半になった。そろそろ帰路につこうと思い郷土の森博物館公園のゲートを出る。正門前でバスの時刻表を見ると、次の分倍河原行バスまで30分ほどある。ちょっと交通公園まで行って見ることにした。D51296 が置かれていた。この機関車は1939年に川崎車両兵庫で新製され、新潟、長野、東京、仙台、秋田に配属され、その間30余年、約242万kmを走行したのち、1972年3月に廃車となった。そして、1972-年12月に府中市民健康センター(現 郷土の森)交通公園にEB101と共に保存されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 58mm ISO400 ) 露出補正 なし
020_210420182 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
21.交通公園 EB10 1
説明板には、この機関車は昭和2年東京芝浦電気株式会社(現東芝)によって2両のみが製造され、国鉄で初めての蓄電池機関車として、東北本線 王子・須賀間の貨物輸送として運行された鉄道史上大変貴重なものである。当時沿線には火薬庫などがあり、火気を避けるため蒸気機関車に代わり、この蓄電池機関車が採用された。昭和6年に架空電線が設置され、蓄電池が不要になったことに伴い、電気機関車に改造された後は、昭和46年1月まで44年にわたり貨物輸送の電気機関車として活躍した。この電気機関車は独特の凸型車体で、国鉄最小の電気機関車として鉄道ファンの人気を集めている。ここに保存されていることをお孫さんから知らされた、このEB101を運転していた元国鉄運転手の佐藤重行氏より、機関車のハンドル、運転帽子および電気機関車運転免状が寄贈された、といったことが記されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO250 ) 露出補正 なし
021_210420187 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
22.東京都電 6000形
懐かしい都電の車両が保存されていた。子供の頃は渋谷駅や青山通りで当たり前のように走っていた。この6000形は、1947年(昭和22年)から1952年(昭和27年)までの6年間に290両が製造された戦後初の新造車両である。1981年に府中市郷土の森の交通公園に来た。そしてこの6191号は1970(昭和45)年8月に荒川線を走ったようだ。荒川線での7年間を走り抜き、1978(昭和53)年4月27日に現役を引退している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO250 ) 露出補正 なし
022_210420196 X800 〇ハクセキレイ♂ 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
23.ハクセキレイ
バス停に戻ろうと、交通公園を歩いていると、背中が黒々としたセキレイがいた。見たときはセグロセキレイかとも思ったが、頬が白いのでハクセキレイの♂だった。セグロセキレイにはなかなか会えない。郷土の森博物館前のバス停に戻り、3時過ぎのバスに乗り南武線、京王線の分倍河原駅へ向かった。府中市立郷土の森博物館公園は季節を変えてまた来たいところだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
上 プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
下 プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
023_210420195 X800 連結 ハクセキレイ♂ 府中市郷土の森 RX10M4.jpg


2019年11月30日

上州紅葉巡り 11月14日 ③沼田城跡と赤城山全容眺望

原田農園から沼田城跡までは遠くはなかった。
 沼田城は群馬県の北部にあり、四方を山に囲まれた沼田盆地を中心に三方に利根川、薄根川、片品川が流れ、片品川周辺には河岸段丘が発達している。この段丘の先端部に最初に城を築いたのは、鎌倉時代以来この地方の有力者であった沼田氏12代鬼頭顕泰で天文元年(1532年)ごろと言われているそうだ。その城は倉内城と言われた。北陸から関東へ至る要衝の地であり、上杉、北条、武田などの戦国大名により激しい争奪が繰り広げられた。
 天正8年(1580年)武田勝頼の命により吾妻方面から進出してきた真田昌幸が沼田城を攻略し、沼田氏を滅亡させた。その後、この地の領有を主張する北条氏と真田との間で沼田城を巡る攻防が続いた。秀吉の小田原攻めで北条氏は滅亡し、真田昌幸は沼田城を嫡子の信幸に与えた。徳川の時代になり、真田氏が改易されたあとは真田領は一時代官支配となり、元禄16年(1703年)本田正永が幕府より、城の復興を命じられ沼田領を拝領したが、本格的な復興はされなかった。本田氏3代のあと、再び代官支配となった後、黒田氏2代、土岐氏12代で明治維新を迎え、沼田城は廃城となった。
 現在は、本丸・捨曲輪と二の丸、三の丸の一部が沼田公園となっている。本丸跡に西櫓台と石垣、本丸堀の一部が見られ、わずかに城の名残をとどめている。(沼田市観光協会のパンフレットを参照)

37.沼田城本丸跡
標識にある生方家はゆっくり見てこなかったが、17世紀末頃に建築されたものと考えられ、東日本で最も古い町家造りの建築物であることから昭和45年に国の重要文化財に指定されている。生方記念資料館は、元沼田町長であり、国の重要文化財に指定されている旧生方家住宅の前所有者であった生方誠氏が生前収集した資料の書画・出土品などが展示されており、旧生方家住宅に隣接して建てられている。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/500秒 38mm ISO100 ) 露出補正 なし
191114_037.jpg
38.もみじと青空
時刻は12時40分。秋の太陽は斜めから射し、真っ赤なもみじと青空の色を作り上げる。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 55mm ISO100 ) 露出補正 なし
191114_038.jpg
39.沼田城跡公園
沼田城跡公園のなかは、憩いの場になっていて、芝生が植えられている。真田信之、小松姫の像があるが、これは歴史的な建造物ではないようだ。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 60mm ISO100 ) 露出補正 なし
191114_039.jpg
40.真田信之と小松姫の像
公園のなかに、真田昌幸が沼田城を与えた戦国武将 真田幸村の兄である信之と妻小松姫の石像が建てられていた。この石像は、信之が初代城主を務めた沼田城跡公園を「もうひとつの真田の舞台」としてPRする目的で2016年1月にお目見えしたそうだ。NHK大河ドラマ「真田丸」に合わせ、記念撮影スポットにしようと、市観光協会が約430万円をかけて建てたという。 小松姫は徳川氏譜代家臣の本多忠勝の娘である。 wikipedia によれば、夫の信之は家康の率いる東軍に付き、父・昌幸と弟・信繁は三成の率いる西軍に付いたが、袂を分かった昌幸・信繁親子が居城の上田城に戻る際、沼田城に立ち寄り城に入ろうとしたところ、留守を預かる小松姫が昌幸の計略を見抜いて開門を拒み、女丈夫と謳われたとの逸話が残されている。また、 『改正三河後風土記』によれば、小松姫は昌幸から「今生の暇乞のため対面し、孫共を一見せばやと存候」との申し出を受けるが、これを断ると侍女を遣わして昌幸らを城下の旅宿に案内し丁重にもてなした。その一方で、城中の家臣には弓や鉄砲を狭間に配置させ相手方の襲撃に備えるように命じた。これを見た昌幸は家臣に向かって「あれを見候へ。日本一の本多忠勝が女程あるぞ。弓取の妻は誰もかくこそ有べけれ」と、その手並みを褒め称えたと記している。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/500秒 40mm ISO100 ) 露出補正 なし
191114_040.jpg
41. 天守閣跡に建つ利根英霊殿
かつて5層の天守閣が築かれていたという場所には、戦没者を祀る利根英霊殿が建立されている。沼田城の天守は沼田城初代城主となった真田信之が慶長年間に建造されたと伝えられている。関東における5層の天守は、江戸城以外は沼田城だけであったことや、天守付近から金箔を張った瓦が見つかっていることから、関東において沼田城は特別な城であったことが考えられると。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 38mm ISO100 ) 露出補正 なし
191114_041.jpg
42.柿の実 ?
柿にもいろいろと種類があるようだ。写真は撮ってきたのだが、実の形が見慣れた柿と違うようだ。ネットで調べてみたが、同定できない。貴秋柿というのに似ているようだ。葉は間違いなく柿の葉と思う。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 98mm ISO100 ) 露出補正 なし
191114_042.jpg
43.鐘楼
公園の西側に鐘楼があった。鐘楼は明治31年ごろ旧沼田町役場の裏手で時を告げていたが、昭和58年にこの公園に再建された。城鐘は信幸と小松姫の息子である2代藩主真田信吉が、領内の安泰を祈願して鋳造させ、突かれていたが、現在はレプリカの鐘が朝夕6時に時を告げる。実物は県の重要文化財で、沼田氏歴史資料館に展示されている。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 32mm ISO100 ) 露出補正 なし
191114_043.jpg
44.本丸跡 西櫓台の石垣と石段 -1
平成27年(2015年)に行われた発掘調査により発見された石垣と石段は西櫓台に伴うもので、出土した瓦などから真田時代の遺構と考えられる。真田の5代城主信利の改易により、その翌年城は跡かたもなく破却されたと言われていたが、壊されずに地中に埋められていた部分が、300年以上を経て再び往時の姿を現した。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/500秒 52mm ISO220 ) 露出補正 なし
191114_044.jpg
45.本丸跡 西櫓台の石垣と石段 -2
左側が石段の部分。石垣、石段の全長は27.5m、石垣の高さは0.8~2.0m、石段の幅は2.4m だそうだ。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/500秒 38mm ISO220 ) 露出補正 なし
191114_045.jpg
46.ビューポイント
公園の北西の端の先は段丘が切れる。そこからの眺めは良く、ビューポイントとされている。正面の山は三峰山(1122m)で、その中腹にある河内神社はかつて沼田城主の信仰が厚かったといい、その境内からは赤城山や武尊山を望み、沼田市街地を見下ろす絶好の展望台となっているという。このビューポイントからは、三峰山の左に木の陰になってしまっているが谷川岳(1977m)、右の端には武尊山(2158m)が望める。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 32mm ISO100 ) 露出補正 なし
191114_046.jpg
47.天狗堂
公園の北側、ビューポイントの東側に天狗堂というのがあった。沼田市の北部にある迦葉山弥勒寺は天狗の寺と言われ、9世紀創建の由緒ある寺で、高さ 6.5m、鼻の長さ 2.8mの大天狗面があることで有名だという。沼田市観光協会が 昭和34年11月に、迦葉山弥勒寺の大天狗面の分身として制作した天狗面が、この天狗堂に収められている。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/500秒 38mm ISO110 ) 露出補正 なし
191114_047.jpg
48.天狗面
お堂の中を覗いてみた。鼻に埃がたまった大きな天狗面が置かれていた。顔の長さ3m、顔の幅2m、鼻の高さ1.4m、重さ1トンで木彫りの天狗面としては日本一だそうだ。現在、迦葉山弥勒寺には地元商工会有志が奉納した顔の長さ6.5m、鼻の高さ2.8mの日本一の大天狗面が安置されているそうだ。高尾山薬王院や鞍馬寺と「日本三大天狗」のひとつ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/125秒 9mm ISO320 ) 露出補正 +0.7段
191114_048.jpg
49.沼田公園のもみじ
沼田城跡公園にはもみじは少なかった。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/500秒 66mm ISO100 ) 露出補正 なし
191114_049.jpg
50.沼田城本丸堀跡
沼田城二の丸から本丸の間に設けられた堀は幕府に提出した絵図(正保城絵図)によると、本丸側に唯一石垣が積まれた沼田城で最も規模が大きな堀だった。堀幅12間(約24m)、本丸に入る櫓門入り口の石垣高は約3間(約6m)と記されていたそうだ。平成9年に植え込みの中を発掘調査したところ、池の石垣に連なる石垣の一部と、堀の中に崩された石や多くの瓦が出土した。沼田城はほとんど城の跡が残っていなかった。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 90mm ISO500 ) 露出補正 なし
191114_050.jpg
51.赤城山の眺め -1
沼田城跡公園を後にして、バスは国道353号線を、渡良瀬川の高津戸渓谷に向かって走るが、途中で赤城山がきれいに見えるという撮影スポットがあって「さあ、降りて写真を撮ってください」とバスは路上駐車した。青空が広がっていたので、赤城山はきれいに見えた。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/640秒 38mm IS100 ) 露出補正 なし
191114_051.jpg
52.赤城山の眺め -2
赤城山は標高1,827.6mで、カルデラ湖を伴うカルデラを持つ、関東地方で有数の複成火山である。 バスが停まったところは赤城山を南側から見る位置にある。手前は素晴らしく平らな緑が広がっていた。何かを栽培している畑なのか、牧草を育てているのか。山肌は紅葉していた。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/640秒 105mm IS100 ) 露出補正 なし
191114_052.jpg


2017年7月 4日

八王子城跡 6月9日

今年も、この時期に高尾山へ上がってみたが、目的のチョウには会うことが出来なかった。仕方なく、歩いて下山し、またまた、今季3度目になるが、八王子城跡へ寄った。
 八王子城跡の駐車場からエントランス広場に入ると、野鳥撮影の方々が三脚を立てておられた。そのレンズの向いている方(離れた木立に向けられていると思っていた)を確認して邪魔にならないように草地を歩いていると、キセキレイがいた。P610で数カット撮る。八王子城の立体模型が置かれている東屋にウラギンシジミやテングチョウが寄ってきていたので、撮影チャンスを狙ってのぞき込んでいたところ、レンズを構えておられた一人の方から、その立体模型が置かれている東屋の屋根裏を指さして、「そこに巣があるので、離れてこちらに来てくれませんか」と声を掛けられた。何のことかわからぬまま、言われたとおりに移動した。どうやら、その東屋の中にキセキレイが巣を作っていたようだ。「知りませんでした。失礼しました」とお詫びした。撮影のチャンスを邪魔してしまい申し訳なかったと思う。キセキレイは無事、東屋の中の巣に、咥えていた餌を運んだようであった。
  八王子城跡では、さすがに、ウスバシロチョウはもう見られなかった。そろそろ、帰路に着こうとアカツメクサで吸蜜するモンキチョウやダイミョウセセリをローアングルで撮ったりしながら、駐車場の車に戻る。帰りにちょっと寄り道をして、ミズイロオナガシジミでも撮れればと思い長池公園に行ってみたが、成果なし。こういう日もある。

1.高尾山自動車祈祷殿 高尾山のケーブルカー乗り場の近くには、八王子市営駐車場をはいじめ、いくつかの有料駐車場がある。今回は初めて、高尾山自動車祈祷殿の駐車場に停めることにした。朝7時半ごろ到着したが、受付は8時からだという。先に駐車し、山歩きの準備をされている方がおられた。尋ねてみると、ここを良く利用されている方らしい。「受付は8時からのようですが、ここに車を置いていって大丈夫ですか?」と聞いたところ、「大丈夫ですよ。後で、フロントグラスのワイパーに、受付に来てほしい旨の紙が挟んであります。」とのことだったので、そこに車を置き、ケーブルカーの清滝駅へ向かった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f4.5 1/125秒 15mm ISO110​ ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
2.高尾山599ミュージアム 
土産物店や蕎麦処などが立ち並ぶ参道にほど近い、旧東京都高尾自然科学博物館跡地に、高尾山599ミュージアムが2015年8月11日に開館した。主として都の財政難が理由で東京都高尾自然科学博物館は閉館(平成16年3月31日付)となり、同館の土地、標本・資料類等が八王子市に無償譲渡されたそうだ(平成17年4月1日付)。この無償譲渡の条件として、八王子市は5年以内(平成22年3月末まで)に、現在の敷地内に新たに博物館機能を有する施設を建設し、​​​​​​今後20年間、同博物館機能を維持することになったという。入場無料だそうだ。​​​​​​帰路、下りて来たときに寄ってみようと思う。​​​​​​​​​

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.3 1/500秒 4mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
3.老舗の蕎麦屋
高尾山は蕎麦が有名である。清滝駅への参道には、蕎麦屋さんが多い。この高橋屋という老舗は、高尾山の山麓に位置し、創業は天保年間(1830~1843)という。高尾山名物は「とろろそば」だそうだ。高尾山の「とろろそば」の始まりは、その昔、高尾山の薬王院に参拝者の疲れをとってあげようと、滋養強壮によいといわれたとろろを消化吸収のよいそばにのせて出したことからだといわれているらしい。高橋屋は、8時前では、まだ、開店していなかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.3 1/400秒 4mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
4.ミスジチョウ
8時始発のケーブルカーに乗った。山頂駅で降りると、気温は低く、曇っている。ミスジチョウがその食樹であるカエデの葉に止まった。被写体まで距離があったが、P610の望遠端で撮った。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f6.5 1/125秒 258mm ISO100​ )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
5.石仏の頭にテングチョウ
お目当てのチョウに会えぬまま、1号路を下山する。途中の道沿いに祀られている石仏の頭にテングチョウが止まった。ここ高尾山は天狗の住む山と言われる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f6.5 1/125秒 161mm ISO140​ )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
6.キセキレイ -1
高尾山口まで降りてきて、高尾山599ミュージアムに寄ってみた。中は広々としている。あまり印象に残る展示物はなかった。先の自動車祈祷殿に戻り、受付に寄って支払いをし、八王子城跡へと移動した。いつもの駐車場に車を停めて広場に行き、クモガタヒョウモンでもいないかと草地を歩いていると、東屋の傍に置かれているテーブルにキセキレイが止まっていた。この時は気が付かなったが、口に餌を咥えていたのだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f6.5 1/400秒 258mm ISO100​ )露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。
7.キセキレイ -2
少し近寄って、D5300で撮る。きれいな鳥だった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞りオートで撮影 (​ ​f​6​​​​​.3​​​ 1/​800​秒 300mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。
8.ウラギンシジミ​​
東屋に置かれている八王子城の模型にテングチョウが数匹いた。ウラギンシジミもいたので、のぞき込んで撮っていると、三脚を立てて野鳥を撮っておられるかたから、「そこに巣があるので、離れてこちらに来てくれませんか」と声を掛けられた。気が付かなかったが、あずまやの屋根裏に、さっきのキセキレイが巣を作っていて、その餌運びのシーンを撮ろうと、三脚に据えられたカメラのレンズは、その巣に向けられていたのだった。申し訳なかった。キセキレイのお母さん?にも申し訳ない思いだ。しばらくして、餌を咥えたキセキレイは東屋の中に入っていった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​.3​​​ 1/​250​秒 300mm ISO​​560​​​​ ​)露出補正​ ​なし
170404_008.jpg
9.モンキチョウ
草叢ではモンキチョウが元気に飛び、アカツメクサの花で吸蜜をする。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.3 1/2000秒 4mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。
10.テングチョウ
高尾山でも、ここでも、テングチョウがとても多かった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​.3​​​ 1/​500​秒 300mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。
11.ハナショウブ 花菖蒲​​
八王子城跡でもこれといった成果を得られぬまま、ミズイロオナガシジミでもいてくれればと思い、5月にアオバセセリを撮りに行った長池公園へ寄った。国道16号線の向かい側になるが、それほど遠くはない。ハナショウブがきれいに咲いていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先オートで撮影(​ ​f​5.6​​​ 1/​800​秒 62mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。
12.キタテハ
長池公園も、チョウは多くない。新鮮なキタテハ夏型が貴重に思える。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f6.5 1/200秒 258mm ISO100​ )露出補正 -0.7段
クリックすると大きくなります。
13.スジグロシロチョウ♂
モンシロチョウより一回り大きいスジグロシロチョウが多く見られた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影  (​ ​f​6.3​​​ 1/​320​秒 300mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。
14.ルリシジミ♀
ミズイロオナガシジミを探して歩いていると、不意にルリシジミが飛び立ち、近くの下草に止まって開翅した。ミズイロオナガシジミには会えずじまいだった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f6.5 1/200秒 258mm ISO100​ )露出補正 -0.7段
クリックすると大きくなります。


2015年9月29日

高尾山から城山、日影沢 初秋の蝶を探す 9月15日

ケーブルカーで高尾山へ上がった。高尾山にはブナ林がありシーズンにはフジミドリシジミが観察できるという。どの辺だろうかと思いつつ、さる園の方へ歩いていくが良くわからない。小学生の頃、このあたりでギフチョウを見たのを思い出す。小さなアゲハだと思ってネットを振ったところ、うまくかわされてしまったが、良く見るとそれはアゲハではなくギフチョウだった。ギフチョウとわかると緊張してしまってネットが思うように振れなかったのを思い出す。

薬王院に参拝し、写真を撮り、高尾山山頂へ上がる。ここまで蝶の姿は全く見なかった。今日の狙いは高尾山に多産するというアサギマダラだ。頂上からどこへ向かうか思案の結果、もみじ台、一丁平から城山に行くことにした。

もみじ台を過ぎたあたりでテングチョウや擦れたミドリヒョウモンが飛んでいる。少ないながらサカハチチョウもいた。一丁平から城山へ歩きはじめると、やっとアサギマダラがノアザミで吸蜜していた。この時期としては傷のないクモガタヒョウモンも現れる。

城山で一休みしたあと、日影沢を降りる。春にはアサギマダラも飛んでいたが姿がない。ヒヨドリバナのような蝶が好む花も少ない。夏型のサカハチチョウなどを撮りながら、キャンプ場まで下りてしまった。日影沢は春の方が蝶は豊かだ。
 この日はマイカーを高尾山口の氷川神社の駐車場に置いてきているので、日陰沢からのバス通りを歩かなければならなかったが、この道はイチモンジセセリ以外何もいなかった。高尾山の歩きを少し甘く見ていたが足のつま先が傷む。

;クリックすると大きな写真になります。 25.テングチョウ
もみじ台のあたりでは木枠で保護された階段状の道にテングチョウが飛んでいた。翅を閉じて止まるとどこにいるのかわからない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/640秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 26.サカハチチョウ夏型 -1
似たような花が沢山あるのでよくわからないが、カントウヨメナだろうかキク科の白い花で夏型のサカハチチョウが吸蜜していた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.3 1/1250秒 ​140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 27.サカハチチョウ夏型 -2
開翅を待ったが開いてくれなかった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 ​140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 28.ミドリヒョウモン♂
夏眠から覚めたミドリヒョウモンが飛んでいた。大分擦れてしまっている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/320秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 29.アサギマダラ -1
ようやくノアザミの花で吸蜜するアサギマダラに会えた。擦れている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​140mm ISO1000 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 30.アサギマダラ -2
前の写真と同じ個体。今度はP610で撮った。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 31.スジグロシロチョウ♀
これはきれいな個体だった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 4mm ISO160 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 32.チャバネセセリ
イチモンジセセリかと思ったらチャバネセセリだった。これも擦れている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​140mm ISO1000 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 33.ヒメキマダラセセリ -1
ハギの花ではヒメキマダラセセリが吸蜜していた。構図は良いと思うのだが、モデルがいまいち。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
;クリックすると大きな写真になります。 34.ヒメキマダラセセリ -2
前の写真と同じ個体をP610で撮る。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5,3 1/125秒 36mm ISO110 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 35.ヒメキマダラセセリ -3
キマダラセセリかなと思ったがヒメキマダラセセリのようだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR 
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​140mm ISO250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 36.クモガタヒョウモン♂ -1
擦れてはいるが比較的きれいなクモガタヒョウモンだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
  絞り優先オートで撮影  ( f5.3 1/250秒 ​95mm ISO220 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 37.クモガタヒョウモン♂ -2
前の写真と同じ個体。位置を変えたクモガタヒョウモンの傍らを登山客が登っていく。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
  絞り優先オートで撮影  ( f4.5 1/400秒 ​42mm ISO220 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 38.イチモンジセセリ
  城山から日影沢を下る。少し裏面の斑紋に違和感があるが、イチモンジセセリのようだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
   絞り優先オートで撮影  ( f4.5 1/400秒 ​42mm ISO220 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 39.サカハチチョウ夏型 開翅
ここ日影沢にくると春にはサカハチチョウ春型が飛んでいるが、同じあたりに翅表の黒い夏型のサカハチチョウがいた。夏型の方が好きだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
  絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/400秒 ​140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 40.サカハチチョウ夏型
  ローアングルでP610の広角端で撮った。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
  プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/800秒 4mm ISO160 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
41.ダイミョウセセリ
  ダイミョウセセリは暖かいところでは年3回発生する。これはとてもきれいな個体だったので恐らく第3化と思う。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR 
  絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​140mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 42.吸水するテングチョウ
  日影沢キャンプ場が近くなってきた。春にもこのあたりにはテングチョウが多い。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
  プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/500秒 98mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 43.コミスジ
  日影沢ではコミスジもおなじみの蝶だ。ここでローアングルで撮ろうと思って低く構えようとしたところ足を滑らせてバランスを崩し転んでしまった。転んだ姿勢のままでシャッターを押す。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
  プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/400秒 108mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 44.イチモンジセセリ
  日陰のバス停からバス通りを歩く。民家の庭に咲く花にイチモンジセセリが多い。花弁の先に蕾が付いているような写りになった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
   絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​140mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 45.バラの花とイチモンジセセリ
   おおよそバラの花に蝶が来るのを見たことがない。初めて見る光景だった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
    絞り優先オートで撮影  ( f5 1/1600秒 ​70mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 46.キク科の花にイチモンジセセリ
一つの株に咲く花にイチモンジセセリが数頭集まっている。このあとイチモンジセセリ以外蝶は姿を現さず、黙々と駐車場まで歩く。これといった成果がない秋の高尾山だった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
  絞り優先オートで撮影  ( f5 1/1000秒 ​100mm ISO200 ) 露出補正 なし


2015年9月27日

初秋の高尾山 9月15日

2007年にミシュランガイドで最高ランクの"三つ星"の観光地に選出されて以来、登山客が多くなっているというのでしばらく敬遠していたのだが、 高尾山へ行ってみたいと思った。ようやく天候も安定してきたので、9月15日に出かける。高尾山は東京都八王子市にある標高599mの山である。東京都心から近く、年間を通して多くの観光客や登山者が訪れる。また、古くから修験道の霊山とされている。

圏央道が開通して 自宅から高尾山へは行きやすくなった。朝7時半に自宅を出発、国道16号線の鵜野森を左折して、愛川インターから圏央道に入る。この間が距離は短いのだが、渋滞する。圏央道に上がってしまえば、高尾山まではすいすいと行けるのだが圏央道に入るまで約1時間を要し、結局、高尾山口の駐車場に入ったのは9時だった。既に八王子市営の駐車場は満車でその奥の氷川神社の駐車場に1日1000円で停めることになった。仕方ない。

9時15分発のケーブルカーに清滝駅から乗る。高尾山駅まで約6分で上がる。帰路はどの道を下るかはまだ決めていなかったが、いずれにせよケーブルカーには乗らないので、片道切符を買った。(往復930円、片道480円)

高尾山駅から薬王院へ向かう。高尾山には小学生のころは何回も来ているが、薬王院にお参りしたことはない。この日はゆっくり拝観したが結構な階段が続く。本堂、本社とお参りして奥ノ院の脇から高尾山頂へでた。

山頂からの眺めを楽しんだ後、さて、これからどこへ向かおうかと思案した。初めは山頂の周囲を巡る5号路を歩こうかと思ったが、いずれにしても下山しなくてはならない。アサギマダラなど蝶の写真も撮りたいが、山頂付近に蝶の影はない。そこで、もみじ台、一丁平から城山へ行き、城山から春は蝶の多い日影沢へ下りることにした。高尾山頂から城山への道は比較的起伏のないのんびり歩ける路を想像していたが、高尾山からは木枠で段が付けられた道を一気に下り、次に結構な上りがあった。造られた段が歩幅に合わず歩きにくい。期待した蝶もアサギマダラ1頭と、比較的擦れていないクモガタヒョウモンを撮ったくらいで収穫は少ない。

城山では前回と同じく冷たいサイダーをラッパ飲みし、日影沢を下る。春に比べると花が少なく、蝶も時折、サカハチチョウの夏型がいるくらいでパッとしなかった。
 今日は車を高尾山口に置いてきている。日影沢のキャンプ場から1時間半以上歩くことになってしまった。

1.京王線 高尾山口駅
駐車場は高尾山口駅の傍にあった。1967年に開業し、今年の4月24日にルニューアルが完成した新しい駅舎がきれいだ。この日もP610を重宝に使った。しかし、三日前に舞岡公園へ行ったとき、最後の数カットを露出補正-0.7で撮ったが、それをリセットするのを怠ってしまいそのまま撮っていってしまった。迂闊。開いてみて随分アンダーだなと気が付いた。レベルとトーンカーブで調整している。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/800秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
2.高尾山ケーブルカー 清滝駅
高尾山口駅からケーブルカーの山麓駅である清滝駅へは5分ほど歩いた。遠足だろうか小学生の列が続く。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/1250秒 12mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
3.ケーブルカーの車両
9時30分発のケーブルカーが上から降りてきた。あおば号ともみじ号があり、これはもみじ号だ。2008年12月23日から4代目車両が導入されたという。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/400秒 59mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
4.あおば号と交換
右側を上から下りてきたあおば号が通り過ぎた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.2 1/250秒 27mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
5.高尾駅到着
ケーブルカーは約6分間で高尾山駅に着いた。降りる人はそれほど多くなかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/160秒 8mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
6.青銅三十六童子 師子慧童子
ケーブルカーを降りて薬王院の参道を登っていくと両側に次々と青銅の像が立っている。高尾通信によれば、これらの童子達は、すべて不動明王の眷属であり、ひとりひとりが1千万人の従者をもっているとわれる。眷属とは、ここでは仏や観音に従うものということだ。その眷属である三六童子については、どのような者かその典拠となるお経本がない。大法輪平成2年1月号に村岡空師の「日本の不動尊信仰」という文があるがこれに「天台座主の尊意(9世紀)が撰した「吽迦迦羅野儀軌」三巻にもとずき「仏説聖不動経」が編まれ、(ここに三十六童子が出ている)そしてそれを真言系の行者が部分的に手直しし、現在の形が生まれた。」とあるそうだ。難しい。この像は「師子慧童子」という。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 8mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
7.杉苗寄進
「高尾山の御信徒は自分のお願いが成就した時に、感謝とお礼を込めて苗木を奉納する習慣があった」ということで、現在でも苗木ではなくお金を納めるという形に変えて、杉苗奉納が続いているそうだ。一口3千円からで1万円以上の人がその名をこの写真のように掲示される。最後は1000本の寄進者の名前が掲示されているようなので、1本10円ということか?

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 4mm ISO280 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
8.薬王院 四天王門
しばらく歩くと薬王院の入口に立つ楼門があった。昭和59(1984)年に江戸期に建立されたままの形に5億円かけて再建されたそうだ。重層入母屋造り形式で、なかなか風格がある。外国人観光客も登ってきている。なにせ、ミシュランガイドの三ツ星観光地だ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 4mm ISO110 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
9.四天王像
四天王門にはその名の通り、持国天、広目天、増長天、多聞(毘沙門)天の像がある。門の外側には向かって左に増長天、右に広目天、門の内側には左に多聞天、右に持国天が立つ。写真は左から増長天、広目天、多聞天、持国天。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/125秒 12mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段 ほか4枚合成
;クリックすると大きな写真になります。
10.薬王院 仁王門
本堂の手前に、三間一戸、八脚門、単層、寄棟造、柿葺型銅版葺屋根の仁王門があった。向かって左側には密迹金剛力士像(吽形)、右側には那羅廷金剛力士像(阿形)が安置されている。仁王門の前面にはこの阿吽一対の仁王像が、仁王門の本堂側には大天狗と小天狗の像が右左にあって阿吽一対をなしている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
11.薬王院 本堂
仁王門をくぐると高尾山薬王院有喜寺本堂が目の前にある。本堂には薬師如来と飯縄権現(いづなごんげん)が祀られている。薬王院のホームページによれば、高尾山薬王院有喜寺は今から1260余年前の天平16年(744年)に、聖武天皇の勅令により東国鎮守の祈願寺として、高僧行基菩薩により開山された。薬王院の名は創建当初、薬師如来をご本尊とした事に由来する。現在は真言宗智山派の大本山として「成田山新勝寺」「川崎大師平間寺」「高尾山薬王院」が三大本山として知られている。南北朝時代の永和年間(1375年)には京都醍醐山より俊源大徳が入山し八千枚の護摩供養秘法の後、今のご本尊「飯縄大権現(いづなだいごんげん)」を奉祀し中興された。戦国期、飯縄大権現は戦国武将の守護神として崇敬され、上杉謙信や武田信玄の兜表にも奉られ、また北条家の手厚い保護も受け江戸期に入ると徳川家(特に紀州家)との仏縁により隆盛をむかえた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/160秒 10mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
12.大天狗
本堂の左右には巨大な大天狗、小天狗の面が掲げられている。こちらは右側にある赤い顔の大天狗。大天狗は強い神通力を持っているので鼻が高いと言われている。別名、鼻高天狗とも呼ばれるそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/125秒 12mm ISO220 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
13.小天狗
向かって左側には青い顔の小天狗が据えられている。口がくちばしのようなかたちをしている。別名烏天狗と呼ばれるそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/125秒 5mm ISO140 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
14.薬王院 本社 飯縄権現堂
ウィキペディアによれば、ここは薬王院の中心となる本社で、飯縄権現を祀る社殿(神社)である。現在の社殿は1729年(享保14年)に本殿が建立され、1753年(宝暦3年)に幣殿と拝殿が建立された。のち1805年(文化2年)・1965年(昭和40年)・1998年(平成10年)に大改修を行なっている。江戸時代後期の代表的な神社建築で1952年(昭和27年)に東京都指定有形文化財に指定されている。入母屋造の本殿と拝殿を幣殿で繋いだ権現造である。社殿全体に華麗で極彩色の装飾がなされていることが特徴である。社殿前方には鳥居があり、神社であることが分かる。寺院の中にある神社という形態は神仏分離以前の神社の姿の一つの典型例といえるだろうとのこと。本尊の飯縄大権現立像は異形の仏として有名だそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/250秒 7mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
15.薬王院 本社 飯縄権現堂の彫刻 この飯縄権現堂は華麗さにおいては山内一といっても過言ではないようだ。拝殿、幣殿、本殿が一体となった権現造りで壁面に施されている見事な彩色彫刻は、規模では及ばないものの日光の東照宮に比べても見劣りしないという。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/200秒 12mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
16.高尾山山頂
30~40分ほど薬王院を参拝見学し、10時半過ぎに標高599mの高尾山山頂に着いた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/1600秒 7mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
17.山頂からの眺め
右手のやや高い山は丹沢山地北部、山梨県と神奈川県の境にある大室山(1588m)、晴れていればその右側に富士山が見える。大室山の手前には、石老山(700m)が見える。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/2000秒 14mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
18.高尾山から城山へ もみじ台
高尾山山頂からどこへ回ろうか考えた挙句、結局、城山へ行くことにした。のんびりと歩ける尾根道を想定したが、もみじ台までは、急な下り坂だった。木枠で階段状になっているのだが、歩幅が合わなくて歩きづらかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/400秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
19.もみじ台から一丁平への道
こんな道ばかりを予想していたが、このあと、今度は上り坂になる。このあたりでやっとアサギマダラとクモガタヒョウモンに会えた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/200秒 14mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
20.一丁平
やがて一丁平に着く。もうひと登りしなくてはならない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
21.シモクレンの実
しょうがのような形をした紅い実がいくつもなっている木があった。後で調べてみるとシモクレン(紫木蓮)というようだ。花は赤紫色のモクレン様で3月~5月に咲く。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/400秒 15mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
22.城山山頂
今年5月に日影沢から上った城山山頂に着いた。時間は12時20分。途中写真を撮りながら1時間半もかかってしまった。城山茶屋で冷たいサイダーをラッパ飲みした。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/800秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
23.中央本線
日影沢を下って行ったが、春に比べて花がなく、蝶もあまり飛んでいない。キャンプ場まで下りたが、車を高尾山口に置いてあるので、そこまで歩かなければならない。これが結構苦痛だった。裏高尾から国道20号へ出る道の横をJR中央本線が走っている。城山山頂から2時間以上かかってしまった。足が痛い。親指の爪が紫色になってしまった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/640秒 15mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
24.高尾山口氷川神社
この神社の境内が臨時駐車場になっている。氷川神社は、二千年以上の歴史をもつといわれ、以前、鉄道博物館の帰りに寄った大宮の氷川神社が総本社だそうだ。高尾の氷川神社は応永年間(1394-1428)に片倉城主毛利師親が武蔵一宮氷川神社より勧請されたとされている。帰りは町田街道を行くことにした。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 10mm ISO110 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。


2012年1月24日

川崎大師 1月15日

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 1月15日 日曜日、かみさんが毎月のように友人たちとお参りしている川崎大師に出かけた。かみさんは帰りにはいつも宝くじを買ってきているが、300円以上当たったためしがない。
 私自身は福岡へ転勤する前、前厄、本厄、後厄と3年続けて川崎大師にお参りし、本堂でお祓いを受け御札を納めて以来、お参りしていなかった。
 この日は日曜日、まだ正月ということで人出が多い。午前中に川崎大師のお参りは終え、川崎の新しい商業施設であるラゾーナ川崎プラザへ行き、元祖ハヤシライスの早矢仕で昼食にした。

1.川崎大師 参道
1899年(明治32年)大師電気鉄道が川崎駅(後の六郷橋駅) - 大師駅(現・川崎大師駅)間 (2.0km) 開業したのが始まりという京浜急行大師線は、開業から3年後の1902年に現・京急川崎駅へ延長、乗り入れした。その京急川崎駅から4っつ目、川崎大師駅で降りる。駅前の表参道厄除門をくぐって、川崎大師へ歩く。参道の両側には屋台が並ぶ。今日は日曜日だ。人出が多い。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/400秒 21.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
川崎大師 参道;クリックすると大きな写真になります
2.仲見世
参道を500m~600m進み、右手に曲がると、その右手に仲見世通りがあり、名物の飴を切るトントンという音が聞こえてくる。仲見世の先に見えるのが大山門である。仲見世通りは賑やかだ。この日は混雑のためか、ここ仲見世通り側からは大山門に行けない。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/640秒 30.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
仲見世;クリックすると大きな写真になります
3.不動門
先に進んで右手に見える、境内からの出口となっている不動門の前を、さらに右へ曲がって、大山門に出る。そこから境内に入る。これは不動門。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
不動門;クリックすると大きな写真になります
4.不動門から境内を眺める
この不動門は戦後、第43世隆超和上により福島県のゆかりの地から、戦災によって失われた川崎大師(平間寺)旧大山門の跡地にその山門として持ってこられた。そして、現在の大山門建立に伴い不動門としてこの場所に移設されたとのこと。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/400秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
不動門から境内を眺める;クリックすると大きな写真になります
5.大山門
この新大山門は1977年(昭和52年)11月に、開創850年記念事業として落成した。京都東寺の四天王像を模刻安置し、また、上層部分は経庫になっており、この寺で行われる「写経会」で写経された経文や、奉納された写経が収められているという。上層部分に安置されていた薬師如来像は、薬師殿完成にともない、遷座されたとのこと。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
大山門;クリックすると大きな写真になります
6.香献所と大本堂
大山門から大本堂への間に香献所があり、お線香の煙が漂っていた。前後してしまったが、通称川崎大師で知られる平間寺(へいけんじ)は真言宗智山派の大本山の寺である。山号は金剛山。院号は金乗院。高尾山薬王院、成田山新勝寺とともに関東三本山のひとつであるという。1813年(文化10年)に徳川幕府第11代将軍、家斉が厄除に訪れた事から厄除け大師として広まったとのこと。 毎年の正月には全国で五指に入る初詣の参拝客で大変な賑わいとなる。大本堂は1964年(昭和39年)5月落成。本尊厄除弘法大師が祭られている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/640秒 30.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
香献所と大本堂;クリックすると大きな写真になります
7.香燃所?
香献所にあげられた線香はいっぱいで、燃えている。参拝者は手をかざして自分の身体に煙をかざしている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/160秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
香燃所?;クリックすると大きな写真になります
8.しょうづかの婆さん
大本堂に向かって左側に不動堂があるが、その先の西解説門の手前に「しょうづかの婆さん」の像があった。葬頭河の婆が訛って「しょうづかの婆さん」と呼ぶようになったらしい。脱衣婆、葬頭河婆、正塚婆(しょうづかのばば)とも言われる奪衣婆(だつえば)は、三途川(葬頭河)の渡し賃である六文銭を持たずにやってきた亡者の衣服を剥ぎ取る老婆のこと。民間信仰における奪衣婆は、疫病除けや咳止め、特に子供の咳止めに御利益があるといわれたようだ。ここの立て札には、「昔から歯の痛みをいやし、容貌を美しくすると信じられ、そのほかにも健脚や諸願をかける人が多く、香華たゆることがない。」と記されていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/60秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
しょうづかの婆さん;クリックすると大きな写真になります
9.八角五重塔
多くの屋台が埋める境内のほぼ中央に中興塔(八角五重塔)があった。この五重塔は1984年(昭和59年)、弘法大師1150年御遠忌・大開帳記念として落成したという。私が福岡転勤の前に厄払いにお参りした時は、この塔はなかった。少し露出補正をし過ぎてしまった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/500秒 10.8mm ISO400 ) 露出補正 +1.0段
八角五重塔;クリックすると大きな写真になります
10.大山門前 名物久寿餅
川崎大師久寿餅組合というのがあって、十数件の店があるようだ。その中でここ「住吉」は大山門のすぐ横で立地条件は最高である。創業は大正6年。一方、表参道に面したところに「住吉総本店」というのがあった。ここの創業は明治20年。伝統の味を継承している最も古い老舗だそうだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 7.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
大山門前 名物久寿餅;クリックすると大きな写真になります
11.せき止め飴
久寿餅とともに川崎大師ではせき止め飴が有名だ。この写真の「松屋総本店」は明治初年、深川門前仲町で創業し、昭和11年に川崎大師仲見世通りに出店したとされ、創業141年の老舗とのこと。仲見世にはのれん分けされた「松屋の飴総本舗」という店もあった。また、昭和53年に出店した「評判堂」というのもある。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/250秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
せき止め飴;クリックすると大きな写真になります