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2023年5月 7日

いにしえの奈良 2泊3日のサクラ見物 ③ 2023年4月5日ー7日 吉野山 吉水神社

2023年4月6日の続き。金峯山寺の蔵王堂は、各自、自由時間に拝観するということで、先に吉水神社を団体としてお参りし、本殿に参拝し、重要文化財の書院を見学、そして、庭園と展望台からの中千本、上千本の桜の眺めを楽しんだ。
 この吉水神社の有料で拝観できる書院は、①南北朝時代、後醍醐天皇が吉野に潜幸(おしのびの行幸)したときに行宮(あんぐう)を設け、一時居所とした南朝の本拠地、②さらに源義経が潜居したり、③豊臣秀吉が花見の本陣とした等のエピソードがある凄い場所である。後醍醐天皇玉座の間、太閤秀吉花見の間、義経潜居の間なども写真撮影が許されていていた。古文書や武具、楽器など100点を超える宝物もあった。書院の見学を終え、外に出ると、「一目千本」、山が笑うほどの明るい桜の山が待っていてくれた。良いところを見ることができた。ツアコンさんの案内がなければ、見落としてしまっていたかもしれない。小一時間を吉水神社で過ごした。

000_2304060582 X700 ◎吉野山 Z50 Z18-140.jpg
吉水神社「一目千本」から中千本の眺望 2023年4月6日 奈良県吉野町

063_2304060572 X900 〇吉野山 吉水神社 Z50 Z18-140.jpg 63.吉水神社 表門(山門?)
吉水神社には3つの門があった。書院の奥にある北闕門(ほっけつもん)以外その名称が分からない。これは最初の門だ。山門というのだろうか。吉水神社の社伝では、白鳳年間に金峯山寺の僧坊「吉水院(きっすいいん)」として役行者(役小角)により建立されたと伝えられている。写真には写っていないが、この門の右側に、元弘の変に敗れ、隠岐に流される途中の後醍醐天皇へ児島高徳という忠義の武士が桜の木に刻んだ十字(10文字)の漢詩が掲げられている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm IS0250 ) 露出補正 なし
064_2304060576 X900 〇吉野山 吉水神社 Z50 Z18-140.jpg 64.吉水神社 中門
中門と言ってよいのかどうかはわからないが、最初の門の内側、本殿の手前にある門である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 23mm IS0180 ) 露出補正 なし
065_2304060586 X900 ◎吉野山 Z50 Z18-140.jpg 65.一目千本
表門を入って、右側に「一目千本」展望台があった。書院見学の前だが、ちょっと見たいと立ち寄ってしまった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 64mm IS0250 ) 露出補正 なし
066_2304060579 X900 ◎吉野山 Z50 Z18-140.jpg 66.中千本の桜 -1
この山は宝月尾(ほおづき尾)と呼ばれるそうだ。「ほおづき尾」をチャットGPTに聞いてみると、「奈良県吉野山のほおづき坂は、桜の名所の一つで、特に「ほおづき尾」として知られています。ソメイヨシノの桜が植えられています。ほおづき尾は、ほおずき坂の途中にある一帯のことを指し、桜のトンネルを形成している美しい景色が有名です」という答えがあった。ただ、吉野山はおおよそ3万本のヤマザクラというが、「ほおづき尾」はソメイヨシノなのかなと疑問に思った。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 125mm IS0250 ) 露出補正 なし
067_2304060580 X900 〇吉野山 Z50 Z18-140.jpg 67.中千本の桜 -2
中千本から上千本に連なる桜の眺めはまさしく「一目千両」だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 44mm IS0280 ) 露出補正 なし
068_2304060587 X900 ◎吉野山 吉水神社 Z50 Z18-140.jpg 68.吉水院庭園 -1
国指定名勝の池泉鑑賞式庭園で、豊臣秀吉によって造られた。吉水院庭園という説明板があったが、吉水院というのは明治時代の神仏分離令以前、お寺だった時代の名称。この庭園は1594年(文禄3年)に太閤・豊臣秀吉が吉野山で大花見を行った際、本陣だった吉水院に秀吉自らが設計した庭園とされている。安土桃山時代の華やかな雰囲気を今日に伝える「桃山様式の日本庭園」であると説明されていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 21mm IS0250 ) 露出補正 なし
069_2304060589 X900 吉野山 吉水神社 Z50 Z18-140.jpg 69.吉水神社本殿
1874年(明治7年)12月17日に吉水院は後醍醐天皇社の名で神社になることが太政官に承認されたとのこと。1875年(明治8年)2月25日、社名を吉水神社に改称し、併せて南朝方の忠臣であった楠木正成、吉水院宗信法印を配祀(はいし)(主祭神のほかに、同じ神社の中に他の神を祭ること)し、やがて村社に列している。現在、本殿には2001年(平成13年)に焼失した勝手神社の祭神が仮遷座されているそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 31mm IS0280 ) 露出補正 なし
070_2304060591 X900 吉野山 吉水神社 Z50 Z18-140.jpg 70.南朝皇居
吉水神社のホームページによれば、「延元元年(1336年) 後醍醐天皇が京の花山院から吉野へと行幸された際に、吉水宗信法印の援護のもと、この吉水院を南朝の皇居とされ、ここに住まわれました。それから南朝四代五十七年の歴史ははじめられ、それから南朝四代五十七年の歴史は始められ、吉水神社は現存する南朝唯一の行宮となっています。」と説明されている。石碑は新しいものであるが、「世界遺産・南朝皇居・吉野神社書院」と彫られていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 59mm IS0500 ) 露出補正 なし
071_2304060085 X900 吉水神社 G7X.jpg 71.書院 源義経潜居の間 -1
義経は後白河法皇から勝手に任官を命ぜられたことなどから、鎌倉の謀反人となり兄頼朝から追われる身となる。京を離れ、義経、静、弁慶など少ない手勢は、奈良の吉野山にあるここ「吉水院」にかくまわれた。文治元年12月、源義経が静御前、弁慶等と共に数日間この部屋に身を潜め再起を計ったが、それも束の間、すでに鎌倉から吉水院に義経追討状を送られ義経も止むなく山伏姿に身を替え弁慶等と共に吉野落をしたという。右側に弁慶思案の間がある。弁慶がここで見張りをしながら一世一代の秘策を考へ思案した。(吉水神社のホームページや、「セルフ塾のブログ」などの記述を参照させていただいた。)

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1250秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
072_2304060593 X900 吉野山 吉水神社 Z50 Z18-140.jpg 72.書院 源義経潜居の間 -2
ここから先は、女人禁制の「大峰山」で逃れられないと、義経は静に京に帰るよう命じたという。このとき静御前は義経の子を身ごもっていた。「吉野山 峰の白雪踏み分けて 入りにし人の跡ぞ恋しき」と歌われた、天下に名高い大ロマンスの舞台だそうだ。その際に身に着けていた数々の武器や道具や衣装を吉水院へ隠し残されていった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/200秒 21mm IS06400 ) 露出補正 なし
073_2304060090 X900 吉水神社 G7X.jpg 73.書院 後醍醐天皇玉座
吉永神社のホームページによれば「吉永神社書院の中にあるこの部屋は、延元元年(1336年)後醍醐天皇が京の花山院より秘かに吉野に行幸された時、吉水院の宗信法印が三百名の僧兵を従えて、天皇をここにお迎えしました。後醍醐天皇はこの部屋を南朝の皇居と定められて、吉野朝の歴史の第一頁が始まりました。天皇は建武の中興の偉業を成されるため、昼夜御努力をなされ王政復古を願われながら、南朝での御生活をされましたが、延元四年(1339年)にこの地で病により倒れられ、静かな最後を遂げられました。」と記されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/400秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
074_2304060104 X900 吉水神社 G7X.jpg 74.庭園と北闕門(ほっけつもん)
書院の縁から書院裏庭と北闕門を見る。書院裏庭に現存する北闕門は古来より修験者(山伏)たちの祈りの場であった。大峰山に入山するにあたり、無事に下山できるようにここから祈った聖地であった。山伏達は吉水院にて入山許可書をもらい、護摩を焚き崖から落ちたり、熊や猪や蝮に襲われることなく「平穏無事」の下山できるように念じたという。そして、この北闕門にて後醍醐天皇も朝夕に京都の方角の空を仰ぎながら邪気払いの「九字」を切られたといわれている。北闕門は後醍醐天皇が京都に凱旋する時の門でもあった。その後、楠正行も出陣にあたり「九字真法」の印を切り結んだ場所と伝えられている。(吉水神社ホームページ参照)

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
075_2304060111 X900 吉水神社 G7X.jpg 75.吉野之花見図
これは複製だそうだ。細やかなタッチで花見の様子が描かれている。吉水神社ホームページには「文禄三年(1594年)に豊臣秀吉が南朝を偲んで吉水院(吉水神社)を本陣として盛大なる花見の宴を催しました。徳川家康・加藤清正・前田利家・伊達政宗など時の武将たちを含め総勢五千人の家来を引き連れて吉野山を訪れ、吉水院(吉水神社)に約五日間滞在されました。その時に、歌の会、茶の会,能の会などを開いて豪遊されました。一世の英雄がその権勢を天下に示し念願の大花見をしたのでした。豊臣秀吉はその時に後醍醐天皇玉座の間の修繕や庭園の設計などを含め、数多くの能面や金屏風などの宝物を吉水院(吉水神社)に残され寄贈されました。と記されている。「竹の図」(桃山時代後期 狩野山雪筆)、「桜の図」(桃山時代前期 狩野承穂筆)の屏風もあった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/250秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
076_2304060115 X900 吉水神社 G7X.jpg 76.秀吉花見の本陣
書院の庭に「秀吉花見の本陣」という標識が立てられていた。向こうに見えるのは北闕門である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 20mm ISO125 ) 露出補正 なし
077_2304060599 X900 〇吉野山 吉水神社 Z50 Z18-140.jpg 77.書院の縁と裏庭
書院の縁側からは、その裏庭と、右手に北闕門が見える。広くはないが、見応えがある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm IS0160 ) 露出補正 なし
078_2304060605 X900 〇吉野山 吉水神社 Z50 Z18-140.jpg 78.吉水院庭園 -2
神仙思想に基づく鶴亀蓬莱の庭と言われる。この石は鶴島を表している。その左手に、写真には写っていないが亀島がある。鶴と亀は千年生きたとされ、これを見た人は千年生きられると考えられていると説明されていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm IS0400 ) 露出補正 なし
079_2304060616 X900 ◎吉野山 吉水神社 Z50 Z18-140.jpg 79.「一目千本」からの眺め -1 中千本と上千本
最後にもう一度、「一目千本」展望所から、中千本、上千本の桜を眺めた。写真の左から右へ中千本から、上千本へと桜の尾根が連なる。画面は中千本と上千本の手前だが、今回撮った写真の中では気に入った写真になった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm IS0400 ) 露出補正 なし
080_2304060619 X900 ◎吉野山 吉水神社 Z50 Z18-140.jpg 80.「一目千本」からの眺め -2 宝月尾(ほおづき尾)のあたり
いくら眺めていても飽きない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 33mm IS0125 ) 露出補正 なし
081_2304060622 X900 〇吉野山 吉水神社 Z50 Z18-140.jpg 81.「一目千本」からの眺め -3 桜の花色
木によって微妙に異なる花色が織りなすバリエーションが素晴らしい。青空の下であればと欲が出る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 61mm IS0180 ) 露出補正 なし
082_2304060626 X900 ◎吉野山 吉水神社 Z50 Z18-140.jpg 82.「一目千本」からの眺め -4 中千本
中千本エリアは広い。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm IS0100 ) 露出補正 なし
083_2304060628 X900 ◎吉野山 吉水神社 Z50 Z18-140.jpg 83.「一目千本」からの眺め -5 中千本
「一目千本」展望所からは中千本と上千本が見えるというが、どこからが上千本なのかよくわからなかった。昨夜までは今日は雨だろうとあきらめていたが、ここまで桜を眺めることができてラッキーであった。吉野神社でよい時間を過ごし、退出したのは、11時少し前だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 54mm IS0125 ) 露出補正 なし
084_2304060641 X900 〇吉野山 勝手神社 Z50 Z18-140.jpg 84.勝手神社
吉水神社から少し、上千本の方へ進んだところに、勝手神社の境内があった。吉水神社の本殿には、現在は2001年(平成13年)に焼失した勝手神社の祭神が仮遷座されているということを知った。吉野町のホームページには「境内は、義経と別れた静御前が追手に捕えられ、請われて舞いを舞ったといわれる地。社殿は2001年(平成13)に焼失してしまいました。」とあった。再建計画が進められており、平成29年から再建工事が開始される予定であったが、コロナ禍のためか遅れているようだ。再建に必要な経費は約4億円とされている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 26mm IS0110 ) 露出補正 なし
085_2304060645 X900 吉野山 ダラスケ Z50 Z18-140.jpg 85.ダラスケ丸
和漢胃腸薬である「陀羅尼助」という胃腸薬の老舗があった。ホームページを見ても立派に営業されているようだ。高野山にも「大師陀羅尼錠」というのがあった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm IS0360 ) 露出補正 なし
086_2304060656 X900 〇吉野山 東南院 Z50 Z18-140.jpg 86.東南院 多宝塔
東南院につぃては、前回の写真61.で調べているが、多宝塔は、もともと江戸初期に和歌山に建てられたものを、昭和12年にこの地に移された。明治初年まで和歌山県海草郡野上町の野上八幡宮にあった。古い霊地霊山には東南院あるいは、東南寺という 名の寺院があることが多いが、これは、霊山を開くときに中心となる伽藍(吉野山の場合は金峯山寺である。) を建て、そこから巽(東南)の 方角に当たる所に寺を建て、一山の安泰と興隆を祈願したためであるそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/500秒 18mm IS0110 ) 露出補正 なし
087_2304060656 X900 〇吉野山 東南院 Z50 Z18-140.jpg 87.奈良漬
これからどこかで食事をして、バスの駐車場へ戻らなくてはならない。この店で奈良漬を買い求めた。帰宅して食べてみたがとても美味しかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 32mm IS0160 ) 露出補正 なし
088_2304060663 X900 吉野山 Z50 Z18-140.jpg 88.吉野山郵便局
吉野町の世帯数と人口は、そのホームページによれば、令和5年4月末日現在で、世帯数が3073世帯、人口は6,151人(先月比-33人)である。どれほどの町民が郵便物配達の対象になるのかなと、写真を撮りながら考えた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 18mm IS0110 ) 露出補正 なし

2020年3月25日

舞岡公園 春爛漫 3月21日

桜の便りもきかれ、晴れ晴れとした気分で花見もしたいが、不自由極まりない。
 今春3度目の舞岡公園散策である。「舞岡公園の自然2」というブログを拝見し、3月13日にトラフシジミの春型の写真が撮られていたのに触発された。今日は天気も良く、気温も20度を越えそうだ。しかし、10時ごろから昼頃まで歩いたが、期待したほどチョウは出てこなかった。ルリシジミ、ベニシジミを撮ったくらいである。
 園内のいろいろなところに桜はあるが、咲いている木はまだ少ない。駐車場の交通整理をされていた方は10日後くらいが見頃という。  昼少し前に駐車場に戻った頃は、満杯になっていて、これから来る人たちは、花見のシーズンに増設される仮設の駐車場に誘導されていた。
 近くに「かまくら」というそば処があるので行ってみたが、待っている人たちが店の外まで溢れていた。

1.おおなばの丘のサクラ
時刻は10時少し前。ここは駐車場から公園の南門に行く手前で、丘のようになっている。私はチョウの写真を撮りに来るときはここには来ない。お花見の場所で、何本かのサクラの木がある。1本のオオシマザクラが三分咲きほどになっていた。オオシマザクラは日本の固有種で、日本に10種あるサクラ属基本野生種のうちの一つだそうだ。葉の成長とともに茎の先端から数個の花をつける。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
  200321_001.jpg
2.オオシマザクラ -1
葉が出てくるのとともに咲く花は白くて大きい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 21mm ISO100 ) 露出補正 なし
200321_002.jpg
3.オオシマザクラ -2
オオシマザクラは、ソメイヨシノなどの多くの園芸品種を生み出したサクラだそうだ。私たちが食べる桜餅には、このサクラの若葉を塩漬けにした物が使用される。 塩漬けにした桜葉漬けは特徴的な芳香を持ち、香気成分の主体はクマリンの配糖体であり、ヤマザクラと比較して、葉に産毛がないため本種の葉が多く用いられるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
200321_003.jpg
4.ソメイヨシノ
おおなばの丘の奥の方にソメイヨシノらしき薄桃色の花を咲かせた木があった。舞岡公園には約700本のソメイヨシノがあるそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 106mm ISO100 ) 露出補正 なし
200321_004.jpg
5.ルリシジミ
スダジイが立っている南の丘の、日当たりの良いタンポポが咲く草地に、ルリシジミがいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
200321_005.jpg
6.レンギョウ(連翹) -1
レンギョウが咲く季節になった。鮮やかな黄色の花だ。日本で一般に植栽されているレンギョウ類の多くが、シナレンギョウ、チョウセンレンギョウという外来種であるというが、このレンギョウはどうなのだろうか?

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
200321_006.jpg
7.ラッパスイセン(喇叭水仙)
ネムノキ休憩所に上がってみると、やや大きな花で、茎に一つの花を付けたスイセンが咲いていた。ニホンスイセンは1本の茎に複数の花を付け、フサザキスイセンと呼ばれるようだが、ここで見たのは、ラッパスイセンと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
200321_007.jpg
8.ベニシジミ
谷戸の田んぼのわきの道に下りてみると、ベニシジミが開翅していた。おそらく今日羽化した成虫と思う。春型はオレンジ色が鮮やかだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 187mm ISO100 ) 露出補正 なし
200321_008.jpg
9.ヒトリシズカ(一人静) -1
古民家へ行った。前回3月11日に来たときには、母屋は新コロナウィルス感染予防のため3月15日まで閉館となっていたが、閉館はさらに3月末日まで延期されていた。古民家の裏にヒトリシズカを見つけることが出来た。茎の先に1本の穂状花序を出し、歯ブラシのような小さな白い花をつける。名前はヒトリだが、1本で生えるのは稀で、普通群生するという。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/500秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
200321_009.jpg
10.ヒトリシズカ(一人静) -2
和名は源義経の妾「静御前」 が ひとりで舞っている姿に見立てたことからという。 2本の花穂が出るフタリシズカという種もある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 28mm ISO160 ) 露出補正 なし
200321_010.jpg
11.タチツボスミレ(立坪菫)
小さな花だが、ギフチョウなどチョウの好む花だ。スミレ属は種類が多く、さまざまなものが各地に見られるが、花がほぼ同じ時期に見られるため、混同して扱われている場合が多いという。種としてのスミレも普通種であるが、それ以上に普通種であり、日本を代表するスミレがタチツボスミレである。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/1250秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
200321_011.jpg
12.キタキチョウ
このチョウはいつでも飛んでいる。年に数回発生を繰り返し、成虫越冬をするが越冬後の個体としてはきれいだ。今年の第1化なのだろうか。しかし、第1化は5月の下旬ごろ発生するというので、やはり越冬した個体なのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
200321_012.jpg
13.ミツマタ(三椏)
3月から4月頃ごろにかけて、三つに分かれた枝の先に黄色い花を咲かせる。そのため、「ミツマタの花」は日本に於いては仲春(3月6日頃の啓蟄から4月4日頃の清明の前日まで)の季語とされている。皮は和紙や紙幣の原料として用いられるということはご承知のとおりである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
200321_013.jpg
14.ボケ(木瓜
) 前回3月11日に来たときは、古民家の庭に咲く真っ赤なボケを撮ったが、これは小谷戸の里の事務所の前に咲いていたボケだ。ボケにはいろいろな品種があるようでにわかに興味を持った。。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 16mm ISO100 ) 露出補正 なし
200321_014.jpg
15. ボケ(木瓜) 咲き分け品種
傍に別の株があり、その花は、その一つの花びらが赤と白に分けられている。「これは凄い」と思いちょっと調べてみた。新潟市の秋葉というところはボケの栽培で有名なところのようだが、そこに 「日本ボケ協会」  という組織の本部が置かれていて、熱心な活動がされている。毎年開催されている「日本ボケ展」は、日本一の規模を誇り、期間中約15,000鉢のボケが会場いっぱいに展示即売されるという。 品種改良も行われており、新しく出た品種はこの 「日本ボケ協会」に登録されている。写真の品種のように、白の地合に赤の絞りが入るのは、東洋錦と呼ばれる品種などだそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 16mm ISO100 ) 露出補正 なし
200321_015.jpg
16.コブシ
瓜久保のかっぱ池まで来た。コブシの花が咲いていた。3月11日に舞岡公園の古民家の庭で撮った写真をコブシとしていたが、どうやらそれは私の間違いでモクレンだったようだ。モクレンとコブシは同じモクレン科モクレン属(マグノリア属)で、樹皮や葉っぱの感じは同じで見分けがつかない。モクレンには真っ白なものと、紫のものと、その中間のものがあるが、モクレン(白木蓮)は花が上に向いて咲き、コブシはあちこちに向いて咲く。ハクモクレンとは花弁が肉厚などの相違点がある。また、wikipediaによれば、和名コブシの由来については定説がないが、つぼみが開く前、開花の様子が小さな子どもの握りこぶしのように見えるという説。つぼみの形を握りこぶしに見立てたものだとする説。また他説では、果実(集合果)の形がでこぼこしていて、(子どもの)握りこぶしに見立てたことに由来するとする説もあるという。和名「コブシ」が、そのまま英名・学名になっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 19mm ISO100 ) 露出補正 なし
200321_016.jpg
17.きれいになった かっぱ池
かっぱ池の周辺がきれいに整備された。池とはいいながら、あまり水が溜まっていたのを見たことはなかったが、一部を深く掘って溜まるようにしたという。夏にはどのような姿になるのだろうか?

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 10mm ISO100 ) 露出補正 なし
200321_017.jpg
18.かっぱ池の河童
あわせて、今まで山からの土で埋まりかけていた河童の像は、掘りあげて対岸に移動された。今までどうだったか、あまり気を付けてみていなかったが、相撲を取る河童の全身が見えるようになった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 10mm ISO125 ) 露出補正 なし
200321_018.jpg
19.瓜久保の火の見櫓
前回、3月11日に舞岡公園に来た時の記述で、「9年前のこの日(3月11日)、午後2時46分に東日本大震災に襲われたが、この火の見櫓の半鐘もその時から傾いたままになっていたという。」と記したが、確認しようと火の見櫓の周りをまわって見上げてみた。しかし、どう見ても傾いてはいない。そこで、帰りに古民家の事務所に立ち寄って、ご高齢の係の方に、そのことを尋ねてみた。結果は、「確かに傾いてしまったのですが、修復しました」ということだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 43mm ISO100 ) 露出補正 なし
200321_019.jpg
20.レンギョウ(連翹) -2
狐久保の入り口に毎年、鮮やかな黄色のレンギョウの花が咲く。春は黄色い花が鮮やかだ。今は、菜の花、ヒイラギナンテン、そしてレンギョウなどが咲く。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/1250秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
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21.モズ(百舌鳥) -1
何時も野鳥愛好家のカメラが並ぶところでモズが杭に止まっていた。野鳥愛好家はモズなど相手にされていないようだ。体は向こうを向いているが首を右に向けてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
200321_021.jpg
22.モズ(百舌鳥) -2
今度はこちらを向いてくれた。モズの食性は動物食で、昆虫  節足動物、甲殻類、両生類、小型爬虫類、小型の鳥類、小型哺乳類などを食べるという。樹上などの高所から地表の獲物を探して襲いかかり、再び樹上に戻り捕えた獲物を食べる習性があるようだが、この個体はしばらくの間、この杭の上に止まり、あっちこっち獲物を探しているようだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
200321_022.jpg
23.モズ(百舌鳥) -3
少し場所を変えてみた。ここからだと腹が見える。この個体は♂だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
200321_023.jpg
24.ばらの丸の丘
そろそろ引き上げることにする。大原谷戸池から、谷戸の田んぼの畔を渡って、東門から ばらの丸丘 へ上がる道を通った。ばらの丸の丘もお花見に適したところだが、まだ、1本のソメイヨシノしか咲いていなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 11mm ISO100 ) 露出補正 なし
200321_024.jpg
25.ヒュウガミズキ(日向水木)
保土ヶ谷公園で見たトサミズキに花はよく似ているが、一見して違うなと思った。小枝を持ち上げて花を覗くと、このヒュウガミズキの蕊は黄色である。保土ヶ谷公園で見たトサミズキは木の高さがもう少し高く3m~4mほどで、下から見上げる花の中の蕊は紅色だった。トサミズキのほうが花は密集して咲いていた。花の色はヒュウガミズキのレモンイエローが好きだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4.5 1/800秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
200321_025.jpg
26.ヤマザクラ
駐車場へ行く途中の もみじ休憩所 にもサクラの木があった。これはヤマザクラのようだ。この日は期待したトラフシジミの春型は撮れなかったが、暖かい日差しの一日、新型コロナウィルスを忘れて、春を見て歩くことが出来た。翌日、「舞岡公園の自然2」を見るとツマキチョウの写真が載せられていた。春はまた一歩進んでいる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 147mm ISO100 ) 露出補正 なし
200321_026.jpg


2019年4月 9日

舞岡公園 春爛漫 3月31日

この日は日曜日、絶好のお花見日和である。舞岡公園も花見のできる広場がいくつかあるので、きっとにぎわうことと思う。そろそろチョウも飛ぶだろうと思うのだが、なかなか出かけれずにいた。駐車場が混むだろうと思い、9時少し前に舞岡公園の駐車場に入ったが、さいわい、まだ空いていた。
 駐車場のわきにあるアラカシの植え込みに越冬明けのムラサキシジミでもいないかと丹念に見てみたが、影も形もなかった。
 桜が咲いているけやき広場には、そろそろ花見客がブルー・シートを広げて場所取りを始めていた。
 リョウブがあるところへ行ってみる。春型のトラフシジミがいるかと期待したが、見ることはできなかった。まだ、気温が低いのだろう。
 でも、春爛漫である。花々が瑞々しい。緑も増えてきている。この日、チョウはモンシロチョウとキタキチョウを撮っただけだが、アゲハが敏捷に飛んでいるのを見かけた。

190331001.jpg 1.レンギョウ
レンギョウの黄色が鮮やかだ。その植え込みの向こうに桜が咲いている。これから、ここも徐々に花見客が増えるだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 18mm ISO640 ) 露出補正 なし
190331002.jpg 2.けやき広場
そろそろ花見客が増えてきた。今日は賑やかになるだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 18mm ISO100 ) 露出補正 なし
190331003.jpg 3.ピンクのアセビ
ピンクの花を付けるのはアケボノアセビ(ベニバナアセビ)という園芸品種というが。

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 22mm ISO100 ) 露出補正 なし
190331004.jpg 4.ソメイヨシノ
舞岡公園にはいろいろな桜の品種がある。これは、桜を代表するソメイヨシノのようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 53mm ISO100 ) 露出補正 なし
190331005.jpg 5.ヤマザクラ
ヤマザクラは基本種が9種あり、さらにそこから変性した自生種が100種類ほどあるといわれている。代表的なものは奈良県「吉野の桜」で有名な「ヤマザクラ」だそうだ。日本の象徴ともいえるこの桜は野生の桜の代名詞である。ヤマザクラの見た目はソメイヨシノとほぼ同じだが、開花と同時に葉が出るのが特徴という。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 114mm ISO100 ) 露出補正 なし
190331006.jpg 6.ヒイラギナンテン
葉がヒイラギに似て、実がナンテンに似ているのが名前の由来だが、花はナンテンに似ず、また色も黄色である。ヒイラギナンテンは常緑だが、陽があたり気温が低くなる場所では紅葉する。これはその中でも、めずらしいほど鮮やかに色づいたもの。ちなみに、陽が当たらない場所に植えられているものは、紅葉せず緑の葉のままが多いという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 210mm ISO100 ) 露出補正 なし
190331007.jpg 7.ばらの丸の丘
ここは谷戸の上にある丘で、広場になっている。絶好のお花見の場所と思うが、まだ花見客は見えない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし
190331008.jpg 8.アオキ
普段、あまり気にかけないが、常緑で高さは2mほどの低木の植物だ。花は3 ~ 5月に咲き、褐色または緑色で枝先に穂のようにつける花弁を4枚有し、子房下位(被子植物の花のめしべの下部にあり,雌性生殖細胞を分化する部分である子房が、花被や雄しべの付着点より下にあるもの)、単性花で雌雄異株。雄花は黄色の葯をもつ4本の雄蕊があり、雌花は緑色の子房がある。これは雌花だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 220mm ISO2500 ) 露出補正 なし
190331009.jpg 9.カイドウ
古民家の門をくぐって左側に、鮮やかな濃いピンク色の花を咲かせた木があった。はじめモモかと思ったが花の付き方が、サクラのようだ。カイドウだと思う。花がきれいなのでハナカイドウと言われる。中国原産で、江戸時代初期に日本に渡来した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 56mm ISO1000 ) 露出補正 なし
190331010.jpg 10.ミツマタ
3月から4月ごろにかけて、三つ叉(また)に分かれた枝の先に白~黄色い花を咲かせる。ご存知、皮は和紙の原料として用いられる。古谷戸の里に咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 27mm ISO1000 ) 露出補正 なし
190331011.jpg 11.古谷戸の里 中庭
もうすぐ鯉のぼりが泳ぐ季節になる古谷戸の里の庭である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 27mm ISO1250 ) 露出補正 なし
190331012.jpg 12.キンカン
古谷戸の里の裏庭への入り口に、キンカンが成っていた。 キンカンは、ミカン科キンカン属に分類される常緑性低木の総称だそうだ。日本には江戸時代以前に伝わったと言われている。品種が多く、樹高も1~2mほどと幅がある。楕円形で光沢のある葉っぱは、濃い緑色をしていて冬でも美しい。キンカンは、風邪の予防や喉の傷みを緩和する風邪薬として、民間療法で利用されていた。一昨年3月に曽我梅林へ行ったときに、富士山を背景にキンカン畑を撮ったのを思い出した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 10mm ISO800 ) 露出補正 なし
190331013.jpg 13.古民家
古民家の旧金子家母屋の裏庭側縁側から、囲炉のある座敷の向こうの庭とモモノキを眺める。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 35mm ISO1250 ) 露出補正 -1.0段
190331014.jpg 14.菜の花とモンシロチョウ
やっと蝶が飛び出した。時刻は11時である。普段は見向きもしないモンシロチョウも主役になった。220mmで獲るとボケが良い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO1250 ) 露出補正 -1.0段
190331015.jpg 15.キタキチョウ
これは越冬したキタキチョウだ。秋型の♂と思う。今年生まれるキタキチョウの第一化は5月下旬から6月に現れる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
190331016.jpg 16.モンシロチョウ
ヒメオドリコソウで吸蜜していたモンシロチョウが飛びたった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
190331017.jpg 17.ヒトリシズカ
母屋の裏庭で、地面にカメラを近づけて写真を撮られている方がいた。邪魔しないように、立ち去られた後に撮った。花の名はわからなかったが、後で公園の手入れをされている方に聞いたところ、ヒトリシズカと教えていただいた。よい名だ。源義経が好んだ静御前(しずかごぜん) が一人で舞っている姿に見立てたことからという。高さは10-30cm。葉は4枚が輪生状に付き光沢があり、縁には鋸歯があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
190331018.jpg 18.スダジイ
公園周辺の道路工事のため、「南の丘」に移植されていたスダジイがようやく活着したとして、2019年3月、永らく閉鎖されていた「南の丘」が開放された。もと生えていたところの根元には江戸時代の石碑などがあって、由緒あるところだった。この木が、都市計画道路にひっかかるので、植え替えの作業が行われていた。これで、ここから大原の谷戸池のほうへ抜けられるのだろうか。そこには6月ごろ花にアカシジミが来るクリの木があったのだが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 14mm ISO100 ) 露出補正 なし
190331019.jpg 19.けやき広場の花見
時刻は12時半になろうとしている。このけやき広場の様子は朝、公園に入った時とは大違いだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 31mm ISO100 ) 露出補正 なし
190331020.jpg 20.昼頃のけやき広場
レンギョウとサクラの間に広がるけやき広場は賑わっていた。駐車場に戻ろうとすると、私が停めた駐車場は満車になっていて、こぶし広場が臨時駐車場になっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし


2016年1月 9日

紅葉の古都鎌倉を巡る (4) 鶴岡八幡宮 12月7日

昨年の12月7日、その日鎌倉を歩く目的の一つは、平成22年3月10日未明、強風に煽られて根元から倒壊した大銀杏がその後どうなったかを見たいことだった。
 鎌倉街道を建長寺の方から歩いてくると、いわば鶴岡八幡宮の横丁に出る。丸山稲荷社があるところを上がっていくと本宮の脇に出る。本宮にお参りして石段を下ると右手に大銀杏がある。いくつも出ていた「ひこばえ」の中から選ばれた1本の若木がすくすくと伸びていた。
 若宮から白旗神社の紅葉を眺め、源平池へ出た。沢山の水鳥が遊んでいた。
  鶴岡八幡宮の境内への入り口である三の鳥居から見る参道、「段蔓」は工事中だった。2014年(平成26年)11月から改修工事が行われていて通行できない。桜の木も取り除かれている。そのため、平成27年の桜は観ることはできなかったという。工事は平成28年3月までかかるそうだ。新たなに桜とツツジが植えられる予定という。

65.丸山稲荷社と本宮
建長寺からそれほど歩くことなく鶴岡八幡宮の鳥居があった。鳥居をくぐって進むと右手の小高いところに丸山稲荷社があった。丸山稲荷社は鶴岡八幡宮の末社である。その本殿は重要文化財に指定されている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 11mm ISO900 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。

66.本宮 そのまま進むと舞殿のほうから大きな石段を上がってきたところの横に出た。このまま本宮に進んでお参りをさせていただいた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 20mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。

さて、ここで平成22年3月10日に倒れた大銀杏のことに触れたい。

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↑ 上の写真は、2008年12月4日に撮影した写真で、2010年(平成22年)3月10日の未明に強風に煽られて倒れる前の立派な大銀杏の木だ。3代将軍源実朝を暗殺した公暁が隠れていたという伝説から「隠れ銀杏」とも呼ばれていた鶴岡八幡宮の大銀杏である。長い間、鎌倉の歴史を見守ってきた古木は、樹齢は1千年ともいわれ、昭和30年に神奈川県の天然記念物に指定されていた。左は大石段を上がって、本宮前から眺めたところで、左に見えるは舞殿だ。

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↑ 2010年4月23日、倒壊してまだひと月半も経っていない時に、八幡宮を訪れて驚いた。ご覧のとおり、倒れた大銀杏の根はそのままに残されて、そこには早くも「ひこばえ」が芽吹いていた。そして、倒れたところから切られた大きな幹は、その隣に移植されていた。中の写真が元の根に芽生えた「ひこばえ」で、右の写真が移植された幹である。その時の私のブログには、「倒れた翌日の3月11日、早くも八幡宮は大銀杏を移植し、再生を目指す方針を固めたそうだ。倒壊した大銀杏を移植する作業が14日に行われた。根元から約4メートルで切断された幹(約17トン)がクレーンでつり起こされ、元あった場所の西側約7メートル地点に掘削された穴へ植え直された。新しい芽を使った後継樹の育成については、新しい芽は数本を生育させ、状態の良いものを(10年前後の期間を見ながら)後継樹として選びたい」という。切断された上の部分から、もう新しい芽が出ている。」と記されている。

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↑ そして、倒壊してから9か月後の2010年12月6日、再び紅葉の頃、鶴岡八幡宮を訪れたが、元の根の「ひこばえ」はその数を増やし、移植された幹にも多くの「ひこばえ」を見ることができた。倒れた幹部分を「残せる限り、元の大きさで再生させたい」と、高さ約4メートルで切って移植した幹が、右側の写真だ。日当たりの良い側からぐんぐんと枝が生えている。 中の写真、階段の下から見ると、2010年3月に折れた根から新しく生えた枝は2mにも達している。

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↑ 上は2011年12月12日に撮影した。倒れて1年9か月が経った。「ひこばえ」というか、もう枝と言っても良いほど太くなり、ぐんぐんと伸びている。生命力の強さを感じる。これから、移植した幹から延びた木と、元の根から伸びた木はどのように大きくなっていくのだろうか? 千年後には2本の大銀杏になるのだろうか。

 そして、今回4年9ヶ月後、久々にその後の姿を見に行った。
67.倒壊して4年9ヶ月後の大銀杏 -1
元の根から生えていた「ひこばえ」は整理され、最も優秀な子孫?が1本残されてすくすくと育ち、葉はもう一人前に黄色く色づいていた。高さも4~5mになっているように見える。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/400秒 56mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
68.倒壊して4年9ヶ月後の大銀杏 -2
石段の左にあって、もう十分存在感がある。立派だ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 27mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
69.倒壊して4年9ヶ月後の大銀杏 -3
移植された幹からの再生根の確認にはまだまだ時間がかかると言われる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 27mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
70.倒壊して4年9ヶ月後の大銀杏 -4
少し離れて、本宮と石段とその左に育っている銀杏で構図した。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/640秒 56mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
71.倒壊して4年9ヶ月後の大銀杏 -5
この銀杏の若木は倒れた根から生えているのだが、その根の部分が土に覆われて、地面から伸びているように見えるようになった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/640秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
72.境内にあるもう一本の大銀杏
舞殿から本宮に向かって左側、広くなったところの縁にもう一本、大きな銀杏の木がある。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/320秒 27mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
73.奉納樽酒
同じく舞殿の左側の広くなったところに、全国津々浦々の樽酒が棚に奉納されている。8樽を納める棚が18もあり、棚の空きはひとつしかなく、そこにもビールなどが奉納されていた。樽の中に酒は実在するのだろうか?薦で包んだこの酒樽は、四斗樽(約72リットル入り)というそうだ、酒樽は主に祝いの席を華やかに盛り上げる慶びのセレモニー用具として使われる。外国人観光客が熱心に写真を撮っていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
74.直会館前の紅葉 -1
参道に向かって舞殿の前を左側に折れると若宮があり、白旗神社の手前に池がある。その池に赤い橋が架かっていて、その周囲の紅葉がきれいだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 22mm ISO250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
75.橋から見る舞殿
赤い橋の手前から、静御前が義経を慕い、心を込めて舞った若宮廻廊跡に建つ下拝殿とも言われる舞殿が見えた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 23mm ISO220 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
76.直会館前の紅葉 -2
この赤い橋のあたりのモミジの木は枝を大きく張り出してとてもきれいだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 60mm ISO450 ) 露出補正 なし
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77.斎館の庭
源平池の方へ進むと左側に斎館がある。斎館は献幣使を迎えたり、国の内外からの賓客を持て成すところだそうだ。だが、休館中だった。門から中を覗いて1枚撮らせていただいた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 18mm ISO250 ) 露出補正 なし
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78.源平池
右手に鶴岡幼稚園があり、正面に源平池がある。池には島があり旗上弁財天社が見える。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 50mm ISO200 ) 露出補正 なし
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79.源平池の水鳥
いろいろな水鳥がいる。オナガガモ、ヒドリガモ、それにユリカモメが見える。そういえば、この冬は帷子川でもユリカモメがとても多く見られる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
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80.オナガガモ♀
見栄えのするオナガガモの♀もいた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/400秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
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81.ヒドリガモ エクリプス
見たときは♂なのか、♀なのか良くわからなかったが、♂の生殖羽への換羽前のエクリプスのようだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 140mm ISO450 ) 露出補正 なし
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82.太鼓橋から本宮を望む
鶴岡八幡宮の太鼓橋は、1182年(寿永元年)、源平池が造営されたときに架れたものと考えられている。将軍家が鶴岡八幡宮に参拝するときは、この橋で輿を下乗したという。当時は朱塗りの板橋であったことから、「赤橋」(あかはし・あかばし)と呼ばれていたそうだ。その橋の脇から本宮が見える。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/640秒 70mm ISO200 ) 露出補正 なし
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83.神苑ぼたん庭園
以前にぼたんの季節にこの中に入って美しく咲くぼたんを鑑賞した。いまは休園になっていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 48mm ISO360 ) 露出補正 なし
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84.太鼓橋から舞殿と本宮を望む
G12で撮った。太鼓橋から参道がまっすぐ伸び、その先に舞殿と本宮が重なるように見える。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4​.5 1/​320秒 25mm ISO80 ) 露出補正 -0.3段
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85.赤い橋
太鼓橋の両側にも橋が架けられている。参拝客はそこを渡っていく。当初は左側の橋のみだったそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/640秒 85mm ISO200 ) 露出補正 なし
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86.ステンレスの灯篭
三の鳥居を入って池の手前の両側にステンレス製の大きな灯篭がある。これは私の先輩のご実家で制作されたもので、以前よりそのことは聞いていた。掃除も行き届いてきれいだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/800秒 23mm ISO200 ) 露出補正 なし
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87.小町通り
段蔓のある若宮大路へ出て、途中から小町通りに入った。大勢の人が歩き、賑わっている。また、新しい店ができているようだ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​5 1/​1250秒 14mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
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88.工事中の段蔓
三の鳥居から二の鳥居へと続く若宮大路を見たとき、覆いが施されて工事中だった。若宮大路の中央部に位置する段葛の改修工事は、11月4日から始まったという。老朽化の目立つ参道を補強し史跡としての風致・遺構を保全するとともに、参拝者と車両の安全確保、桜並木の回復と育成が主な目的だそうだ。工事が終わる2016年3月まで通行できない。桜の老化が進んでいると聞いた。神奈川新聞によれば、「ソメイヨシノの寿命はおよそ60、70年ともいわれ、段葛もこの時期を迎えた老木が多い。鶴岡八幡宮に残る記録では、大正時代に大掛かりな植え込み工事が、昭和初期には改修工事が行われた。今回、植え替えの必要な老木を選別し、新たな成木に植え替える」という。 工事が終わるのは3月だそうだが、今年(2016年)の花見はできるのだろうか?現在植えられている桜は、専門家が「育成が期待できる」と鑑定したものを平家池(本宮に向かって源平池の左側の部分)周辺に移植し、そのほかは伐採する。参道を支える石積みのたるみやひび割れの改修後は、種類や樹齢など可能な限り統一した桜を新たに植えるが育成に適した樹間を確保するため従来(248本)より少ない180本程度となる予定だそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/1250秒 35mm ISO200 ) 露出補正 なし
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89.鎌倉駅
ウィキペディアによれば、鎌倉駅は1889年(明治22年)6月16日 、 官設鉄道大船駅~横須賀駅の開通時に、開業した。1909年(明治42年)10月12日 に 横須賀線所属駅となる。1984年(昭和59年)10月3日 、 国鉄の駅舎を現在のものに改築(3代目)した。駅舎落成記念乗車券が発売される(私はこの記念乗車券を入手し、保存している)。1987年(昭和62年)4月1日 、 国鉄分割民営化により、国鉄の駅はJR東日本の駅となった。2000年(平成12年) 、 関東の駅百選に選定された・・・とあった。鎌倉駅の西口側には江ノ電の鎌倉駅がある。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/320秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
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