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Atelierで“丸ノコ”が含まれるブログ記事

2012年1月24日

隠居のDIY:2X4 を使ったプラレール列車収納棚


 娘の子供たちは、誰の影響か無類の「鉄ちゃん」である。男の子二人なので、誕生日とか何かの記念日に買ったり、もらったプラレールがアチラコチラに散らばっていたり、プラスティックの収納容器に、雑然と放り込まれている。
 片付けに愚痴をこぼす娘から、ウェブで見つけた見本をプリントしてきて、収納棚を作って欲しいとの要望があった。そんなに難しくはなさそうだ。

 写真では横板を2X4 材(厚さ 38mm)を使っているが、プラスティックの玩具電車を載せるだけなので1X4 (厚さ 18mm)で十分のように思われた。1X4 材(90 x 1830mm)を6 枚買ってきて、買い置きの 2X4 材とで作ることにした。

 作業は極めて簡単である。用意する材料は、次のようなもので、¥2000 たらずでそろった。
  • 長さ 900mm の 1x4 8枚
  • 長さ 1200mm の 1x4 2枚
  • 長さ 900mm の 2x4 1枚:一番下の棚に使う
  • 細めの 35mmコーススレッド(木ねじ) 40 本ほど
  • 径 8mm の丸棒 50cm ほど

 作業は、1X4 と2x4 を上の寸法に切断し、コーススレッドで組み上げるだけであるが、コーススレッドの頭を隠したかったので、コーススレッドを打つ部分を、径 8mm のダボ穴用のドリルで穴を開け、コーススレッドをねじ込んだあと、径 8mm の丸棒を打ち込んで手鋸で切り取った。この作業が最も時間を使う作業であったが、先に位置決めをして(鉛筆で印をつけて)ダボ穴を掘ったので、コーススレッドをねじ込む作業は楽になった。

 なお、使った工具は以下のものである。

 棚の幅は、2X4 の幅 89mm であるから、プラレールの車体は2列で収納できる。 各棚には、プラレールの直線レールを敷いた方が、車体は落ち着くだろう。ただし、70本ほどの直線レールが必要である。

DSC_0010.JPG
 作って早速持って行くと、孫たちは喜喜としてプラレールの列車を収納をしていたが、すべてが収まりそうにない。全部収めようとすると、この収納棚の半分くらいのものを追加して作らなければならないだろう。
 ただ、壁に立てかけているので、転倒防止の工夫がいるようだ。

  
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2009年11月 1日

隠居のDIY:山小屋トイレの改装

 近代的なウエスタン・トイレに慣れている孫たちらには、山小屋Hütte Hachi のトイレは不評であった。
 壁は昨年夏の修繕作業でパートナーが珪藻土を塗ってくれてずいぶんきれいになったが、便器は建築当初の和式スタイルに、プラスティックの便座を載せて洋式に使えるようにしていた。床・壁の下部は当初からタイル貼りであった。

トイレの改装 1:クリックすると大きな写真になります これをパートーナーが水洗にはできないが、便座部分がヒーターで暖かくなるウエスターン・スタイルのセラミックの便器に替える作業に挑戦したいというので、手助けをすることにした。彼は主として左官的な作業を行い、私は大工的な作業をした。
 パートナーが作業してくれた旧の便器の取り外しと床面のタイルを剥がしとりが大変であった。ダイヤモンドカッターをつけたディスクグラインダーで切れ目を入れ、ハンマーなどで砕くのであるが、2cm くらい厚のモルタルに貼ったタイルは案外強固であった。
 35年も経つと土台になっている木材部分も傷んでいる。2X4 材などで補強し、防腐剤用のステインをしっかり塗って、その上にパートナーが用意していたフローリング材を貼った。便器部分はジグソーでくりぬいた。その上に、白いセラミックの便器を置くと見違えるようになった。座り心地もなかなか良い。
 一泊2日の作業では、そこまでがようやくであった。冬が近づいて日が落ちるのが早い。特に谷間にあるこの場所は、4時半を過ぎると暗くなってくる。

 パートナーの休みに合わせて一週間後続きの作業をすることにした。この日に、電気の契約容量を上げ室内に漏電時にも落ちるブレーカーを設置する工事を地元の業者に頼んだこともある。
 大昔の契約で電気容量を小さいままにしていたので、冬季などホットカーペット・電子レンジ・ポット式ストーブ・IH機器などを同時に使うと電柱から電力を取り込んでいる部分についているメータのブレーカーが落ちることが度々あった。深い積雪の中をブレーカーを上げに行かねばならなかった。この冬は、電気製品を安心して使えるだろう。

 今回の作業は、トイレ壁下部のタイル部分に腰板を貼ろうという作業である。建築設計士をしている娘によれば、そのようなことをするときは、タイルの上から貼ればいいそうである。断熱効果も強さもあるので、むしろその方がいいという。
ベニアに両面テープを貼る:クリックすると大きな写真になります平行定規をつけた丸ノコ:クリックすると大きな写真になります 35年も前の叩き大工の工作は、教科書にあるような規格になっていない。だから、腰板貼りも教科書通りにはいかない。腰板と下地となるタイルの間に隙間ができるので、両面テープを貼った厚さ 1mm の短冊状のベニア板を作り、これで隙間を埋めた。この材料作りは自宅でしていった。ベニア板を短冊状に切るには、丸ノコに平行定規をつけて切ればよい。今回の場合、幅20mm で切断したベニア板を2枚並べて、上から幅40mm の両面テープを貼り付け、カッターで真ん中部分を切れば、幅20mm の両面テープつきの材料ができる。これが、隙間を埋めるのに、なかなか役に立った。

スタイロフォームを貼る:クリックすると大きな写真になります腰板を貼った:クリックすると大きな写真になります  床面はもともと段がついていたので、上の写真のようにタイルを剥がした後は外壁などと素通しになっている。ここに、下地に合板を貼り、腰板との間に厚さ 30mm の発砲ポリスティレン(スタイロフォーム)を断熱材としていれることにした。剥がしたあとのモルタルが一部残っていたりしてなかなかきっちりとはまらないが、スタイロフォームはカッターで簡単に薄くしたり切断できたりするので、細工はやりやすい。

 一応無垢であるが安物の腰板を使ったので、反っていたりして細いビスなどで下地に留めざるをえなかった。ヒータ用のコンセントは、パートナーが取り付けてくれた。L字となっているモールを貼って仕上げをしたのは、夕方4時半過ぎになっており外は暗くなってきた。元々あった桟との間に隙間ができたりしているので、もう少し手を入れたいが、まあ、今までのことを考えると、小鳥のさえずりなどを聞きながら、ゆっくり座っておられるだろう。

赤倉山の紅葉:クリックすると大きな写真になります この一週間の間に、山の樹々はすっかり色づいた。特に、500m ほどの谷を隔てた人家のない急峻な山(赤倉山?)は、黄色や赤の紅葉がきれいだ。野鳥を追い求める時間はなかったが、谷のこちら側から、デジスコで紅葉を撮ってみた。紅葉は近くで、イチデジで撮った方がやはりきれいだが、とても近づけるところではない。 

2009年7月19日

隠居のDIY:ウッドデッキの製作(続)

 山小屋 Hütte Hachi の部屋掃き出しの続きに作っていたウッドデッキは、6月下旬にパートナーとの製作作業でほぼ完成したが、手すりが一部できていなかったり、塗装が完全でなかった。
 梅雨明け宣言はまだ出ていなかったが、これらを仕上げに車を走らせた。

 高さ 86cm の手すりの中間に、横桟を入れる作業は簡単である。外側の支柱間には、上部の横残と同じようにシンプソン金具のリジッドコーナーコネクター(RTC42)とフラットタイ(RTF)を少し加工して使った。掃き出し側の支柱は、2x4 サイズではないので適当なシンプソン金具がない。面(つら)を合わすために支柱に切り込みを入れ、径 10mm ボルトで接合した。

 床のすのこは同じサイズのSPF 2x4 材を使ったので端が揃うはずであるが、すのこの横木位置が少しずつ違うせいか端が不揃いである。実は初めてなのであるが、墨壺と墨糸を使って長さ 360cm の墨線を引いて、その線に沿って電動丸ノコをフリーに動かし、端を揃えた。思っていたよりも簡単である。

 ボルトを締めて接合した部分はボルトの端がいろいろな長さで残っている。孫たちが服でも引っかけないように、ディスクグラインダに金属切断砥石を着けてでっぱている部分を切断した。

 塗装は、ゲレンデ側のミニ・デッキを塗装したときに残っていた屋外用のスティンを使った。
 実は、これが結構しんどい作業だった。手すりを塗るのは簡単であるが、床は積雪時に取り外しができるように、SPF 2x4 材4本をつなぎ合わせた9つのすのこからできあがっている。ひとつのすのこは、重さが 15kg くらいある。裏を塗装するために、蒸し暑い中で、これらを中腰でひとつずつ取り外し裏返し塗って、また元に戻す作業はきつかった。

 以前に購入して小さいテーブルを作っていた「エニーサイズテーブル」のパーツを使って、幅 40cm x 長さ 182cm x 高さ 43cm のテーブルを新たに作った。パーツに SPF 2x4 材5本をビス止めするだけなので頗る簡単である。これも、同じ色の屋外用スティンを塗布すると、ウッドデッキとマッチして、いいアウトドア・テーブルとなった。
手すり横桟:クリックすると大きな写真になります墨線に沿って丸ノコを動かす:クリックすると大きな写真になります完成したデッキとエニサイズテーブル:クリックすると大きな写真になります


 私が塗装をしている間、パートナーは、小屋の周りの草刈りなどの清掃、屋外立水栓の流しをレンガとモルタルで作ってくれた。おかげで、小屋の外回りは3ヶ月前に比べれば随分きれいになった。

ホオジロのピンボケ写真:クリックすると大きな写真になります 今回、個人的に楽しみにして行ったのは、やっと思い切って手に入れたフィールドスコープを使って野鳥を観察することであった。出かける前に、接眼レンズがようやく届いたのだ。恥ずかしながら、フィールドスコープは双眼鏡とは違って、接眼レンズがないと何も見えないことを知らなかった。
 三脚にフィールドスコープを装着して、早朝に小屋を抜け出した。あいにくの曇天であるが、空が明るくなると三脚を構えた 12~3m 先の林道の上を通る電線に小鳥がとまってさえずりだした。慣れていないので小さな視角に入れるのとピントを合わすのが難しいが、フィールドスコープで見るとバッチリと大きく見える。コンデジの Canon IXY900IS を接眼レンズに押しつけて撮ろう(「ことりのさえずり」サイトの写真は、フィールドスコープにコンデジを押しつけて撮っておられる。アイピースとコンデジの相性がいいのかもしれない。)と試みたが、ほとんど不可能である。やはりアタッチメントが必要なようである。ピンぼけ写真を家で野鳥図鑑と照らし合わせてみると、ホオジロの特徴がよく分かる。やはり面白い世界のようだ。アタッチメントをきちんと揃えて、野鳥写真に挑戦してみたいと思う。しかし、金のかかる道楽である。  

2009年3月 1日

隠居のDIY:額縁プランタ用簡易イーゼル

 先日、仁徳御陵の近くにある大仙公園の堺市都市緑化センターへいったとき見つけた額縁プランタ用の簡易イーゼルを、真似て作ってみた。

 材料は、ウッドデッキの下にもてあましていた長尺(40X30X2800mm)の荒材3本を使ってみることにした。息子が借家にデッキを作るときに買っていたものである。

クリックすると大きな写真になります 長く置いていたので表面はねずみ色に変色している。長さ 1200mm 6本に切断して電気カンナで削ってみるとなんとか使えそうである。仕上げはペンキを塗る予定であるし、庭で使うものだから表面のねずみ色が削り取られれば十分である。
電気カンナというのは音がかなりするので、このような住宅街では短時間で作業をする必要がある。このようなとき、DIY を始めるときに買った安物のワークベンチは重宝である。

クリックすると大きな写真になります 都市緑化センターの建物の玄関に置いてあった簡易イーゼルは、3本の角材の一番上をボルトでとめて、3角錐状にしてある。これがなかなかいいアイディアである。
 ただ、脚を適度に広げるためには、2本の角材の端は斜めに切らねばならない。3角錐にして立てたとき安定するには、斜めの角度はいくらにしたらいいのか思案した。1本の角材を垂直に立てもう1本の角材を目分量で広げてみると、約 20 度くらいがよさそうである。昔、パーゴラを作ったときに、ピタゴラスの定理をエクセル化したユテリティが使ったのを思いだし、これで計算してみると底辺は 41cm くらいで、高さは 112cm となる。
クリックすると大きな写真になります 私のDIY 工具の中には、角度を決めて墨線を引くものはジャスティぐらいしかない。この道具をとりだして墨線を引こうとすると、目盛りに平勾配・返し勾配というのがある。前から気にかかっていたがよく分からずに、90 度や 45 度ばかり使ってきた。ネットでググッテみると、昔からの曲尺を使った大工さんの技術が、この勾配目盛に活かされているらしい。
 この目盛にある3寸平勾配返し勾配を上手く使えば、材を斜めに切る墨線は非常に楽に引ける。
3寸平勾配は、1尺いって3寸上がる勾配であるから、ほぼ16.7度であり、3寸勾配の返し勾配は、73.3度となる。 脚が地面に接する部分の角度は、返し3寸勾配で材を切ればよい。
 実際には、前脚は横だけでなく前にも開いているので少し複雑だが、この勾配目盛を使えばうまく墨線が描ける。また、2本の前脚をつなぐ横板を大入れで入れたが、このときの墨線も返し勾配で上手くいく。

 もともとは屋根の傾斜を決めるときに使われたようだが、昔の人の知恵とはすごいものだ。メートル法で算数を習った戦後教育は、このようなときいっこうに役に立たない。

クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります 組み上げてから、白の水性ペイントを塗布した。
以前に作っていた額縁プランタを結束バンドを使って結びつけてみるとなんとか様になるようだ。
端材を使った作品の割にはまあまあの出来ではないかと思っている。
花の時期でないので、プランタの中味は寂しいが。


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DIY作品集に収載

2008年9月29日

隠居のDIY:書斎の棚シリーズ(3) 飾り書棚

 大昔のオーディオ・ラックの上の空間を活かすために、CDラックとか新書用本棚を作ってきた。

 雑然としていた、CDや新書などは少しは片づいたが雑誌的な how to 本は適当なプラスティック・ケースに入れたままで、 整頓第一片づけ魔の家内からは不評である。涼しくなって DIY にも意欲がわく時候になってきたので、書斎の棚づくりを継続することにした。前にも紹介したように、参考書は「シンプルな棚づくり」である。

クリックすると大きな写真になります 今回の工作から新しくマキタの電気マルノコ5230 が加わった。今まで使っていた National (多分、今後は Panasonic になるのだろうが)の充電パワーカッター(EZT502)では、力不足であり、Makita の電気マルノコ5831Aでは重すぎる。
 EZT502 のバッテリーは、インパクト・ドライバーとの兼用である。もともとセットで付いていたニカド電池の充電方法がまずかったのか、最近すぐに容量がなくなり力も落ちてきていた。ホームセンターのコーナンで、この電動工具に使えるリチュームイオンのバッテリーがあるのを知った。少々お高かったが、思い切って求めて使ってみると力は強いようである。
 この電気マルノコで板材を切断するためには、写真のような簡単な治具を作っておいた方が便利である。電気マルノコのベースを沿わせるフェンスには、山小屋の網戸を作ったときに余ったアルミ桟を取り付けた。

クリックすると大きな写真になります 切断した部材の一部は、下穴を開けてコースレッドでネジ止めにし、ネジ頭を隠すために丸棒を打ち込んだ。でっぱった頭は、ルーターの刃先をベースと同じ高さにして削った。これはトリマーでもできるが、この方法がもっとも簡単で綺麗に処理できる。
クリックすると大きな写真になります ダボ跡も見せたくない部分は、長さ40mm径6mmの木ダボで接合することにした。ダボ穴をドリルで慎重に垂直に掘って、その穴にマーキングポンチをはめ込み接合するもう一方を合わせて、プラスチックハンマーで叩くとマークができる。そのマークをドリルで深さ12~3mmの穴をあけ、木工ボンドを垂らして木ダボを埋め込み、接合するもう一方の穴に合わせて、当て木をしてハンマーでたたき込むと上手く接合する。この作業は、コンデジの調子が悪く、撮りそこねた。
 いずれにせよ、このような作業は部材が正確に直角・垂直であることが肝心だ。0.5mm以下の調整だが、サンダーで削るなどこの調整に時間がかかるし、騒音がご近所迷惑と不評である。 

クリックすると大きな写真になります 塗装は、前に作ったCDラックや新書用の棚に WATOCO オイルを塗ったので、同様の塗装をした。
 以前に作っていた正立方体のボックス・キャビネットがうまくすっぽりと収まった。大阪にも出店した IKEA あたりに行けば体裁の良いものが安く手にはいるが、拙くとも自分サイズの書棚に満足している。

DIY作品集に収載
 

2007年6月21日

隠居のDIY:基本の垂直・直角

 インテリア作品を製作しだして、基本の直角・垂直が気になるようになった。少しの狂いが作品に隙間を作る。エクステリア作品だと少々寸法が狂っていてもコースレッドで無理矢理接合しディスクグラインダーで削って格好をつけるようなことができるが、インテリア作品ではそんな荒っぽいことはできない。技術もないのにコースレッドのような金物はできるだけ使わない作品にしたいと思う。そのような作品を作るためには、まっすぐに切断する、垂直に穴を開けるといった基本ができていないと上手くいかない。老眼のDIYerでは、道具に頼らざるを得ない。穴を垂直に開けるための治具として 高儀 ドリルスタンド を購入している。
クリックすると大きな写真になります 商品の写真を見て頂いたら分かるように、ドリルを垂直にセットするパイプ部分は40cmである。だからセットできる穴を開ける材料の厚さ(or長さ)は、ドリルの長さを差し引くと20cmくらいになる。穴を貫通させる場合は問題ないが、ダボのための穴を板の端に開けるような場合は使えない。それでホームセンターで長さ90cmのパイプを求め交換してみた。これで少し長い(70cmくらいまで)板の端には、まっすぐに穴が開けられるようになった。それ以上長い場合は別の手段を考えねばならない。水平な台にドリルスタンドが水平に固定できるようであれば、できるかもしれない。
クリックすると大きな写真になります  もう一つの課題は直角である。寸法を丸ノコの刃の厚さも考慮してmm以下で正確に測り、直角スコヤを用いて90度や45度の墨線を引く必要がある。墨線を引くには、今では使わなくなった0.3mmのシャープペンシルを使っている。机の中を整理していたら、替え芯も含めて沢山出てきた。使い残した事務用品が結構役に立っている。接合は寸法が正確で角度も狂いがなければ楽である。写真は、木工の学習として書斎兼寝室の古い大型スピーカーを3cm上げる(書斎の棚つくりを狙っている)ために作った台である。45度部分にビスケットジョイントカッターで溝を掘り、ビスケットと木工ボンドで接合した。寸法と角度がきちんとできておれば、比較的上手くいくことが分かった。ボンドが乾くまでのクランプは、コーナークランプベルトクランプを使ってみた。ベルトクランプの方が上手くいくようだ。

2007年6月11日

隠居のDIY:マガジンスタンド

 保育園に通っている孫が絵本やDVDなどの持ち物が増えてきたので、整理用のマガジンラックを作って欲しいとの依頼があった。「シンプルな棚づくり」(雄鶏社)という本に出ていたマガジンスタンドを参考に製作することにした。

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2007年6月 4日

隠居のDIY:組み立て作業台

クリックすると大きな写真になります DIYによる木工はガレージにブルーシートを敷いて、その上に2X4材とシンプソン金具で作ったソーホース1対とホームセンターで安価にもとめた WorkBench を使っている。ソーホースはDIYを始めた頃に作ったので、ペンキが付いたりして古ぼけてきている。最近、DIYによる木工もインテリア作品を作ることが多くなってきたので、製作に便利な作業台が欲しくなっていた。といっても、ガレージなどのリフォームの時に作った工房(というより納屋)は狭隘で小さな作品しか作業できない。そこで、ちょっとした製作作業は専らガレージですることになる。大きな作業台は置くところがないので、使うときは組み立て、作業が終わったら分解して格納できるような作業台を作ることにした。

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2007年5月10日

隠居のDIY:ベッドサイド・テーブル

 この4月から、下の娘が京都で一人住まいしている。1Kの小さな部屋なので家具を置くスペースが少ない。黒っぽいオイルステンを塗装したパインの集成材の四角いブロックとその上に集成材を載せただけの棚を自宅で使っていた。これを持って行ったので、デザイン的に同じようなベッドサイド・テーブルを作って欲しいとの要請があった。一応建築士(まだ2級だが)なので、作ってもらう割には注文が多い。
 クリックすると大きな写真になります。 孫のランドセル置き棚を作ったときに余分に買っていたパイン集成材(幅400mmX長さ1820mmX厚さ18mm)を1枚ちょっと使って木取りした。四角いブロックを作り、間に棚を一段設けるだけなのでいたって簡単である。今回は、木ねじ(コースレッド)を1本も使わずに、木工ボンドだけで組み合わせることに挑戦した。

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2007年5月 3日

隠居のDIY:孫のランドセル置き棚

 初孫が今年から小学校に行くようになった。歳をとるはずである。母親からお下がりの勉強机の横に、ランドセル置き棚を作って欲しいとの要望があった。DIYをするネタが少なくなってきたので、製作のチャンスを提供してくれているらしい。
 私が作った畳ベッドの移動を手伝う(一部を解体しないと動かせない。)ついでに採寸をしてきた。幅400mmX長さ1820mmX厚み18mmのパインの集成材2枚と背板に厚さ5mmのMDF(medium density fiberboard:中密度繊維板)を使うことにした。実は、このMDFというボードの名前が分からなかった。インターネットで調べるにも検索語が難しい。購入したボードのバーコードラベルを見るとMDFと印字があるので再びインターネットで調べると出てきました。

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