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Atelierで“ウェブアルバム”が含まれるブログ記事

2016年4月15日

隠居のパソコン備忘録:Google Picasa3 で作ったアルバムをウェブアルバムとしてアップロードする

先日高校同期のウオーキング・飲み仲間と、花見を目的に、阪神香櫨園から阪急西宮北口まで歩いて、北口の居酒屋で一杯した。
 平坦なところを歩くというので持って行った SONY α7Ⅱ で撮った写真を仲間にも見てもらおうと共有する方法を考えた。昨秋、別の集まりで和倉温泉・金沢に旅したときの写真をウェブアルバムとして共有したことを思い出し、今回もその方法で思ったが、どうしても思い出せない。かなり簡単な方法であったとは覚えているが、その方法に辿りつけない。痴呆は進行しているようだ。
 ネットでのサーチや自分のブログの記録にないかと探したがヒットしない。その時にやり取りしたメールを辿って行くと、どうやら Google Picasa3 でアルバムを作成し、ブログ用のレンタルサーバーにアップロードしたと分かった。分かってみれば、それほど難しい作業ではないが、たどり着くのに時間がかかったので、次回同じような作業をする場合に備えて、方法を備忘録として記録しておきたい。
 私は、基本的に写真の整理は、Google Picasa3 を使っているので、これを前提として記述する。
 Google Picasa3 の導入については、Googleの写真編集ソフトを参照ください。

 
  1. 新規にアルバムを作成するには、Picasa3 ツールバー「ファイル(F)」から{新規アルバム}を選択する。【アルバム プロパティ】画面が出てくるので、ここにアルバム名などを入力し、OK する。と新規アルバムが作成される。こ

    album-02.JPG
    album-03.JPG

    ここでは、新しいアルバムとして、上のように、「花の文化園:2016/4/6」を作成した例を示したい。 新しくアルバムが作成されると、Picasa3 の画面左カラムに、下のように新アルバム名が表示される。

    album-04.JPG

  2. アルバムに収載したい写真を Picasa3 から選択し、(サムネイルからでも、一枚ずつ表示しながらでも)右クリックすると次のような画面が出てくるので、作成してあるアルバムを選択すると該当するアルバムに写真が追加される。

    album-05.JPG

    追加した写真の枚数は、下のように、アルバム名の後の( )内に数字が表示されるとともに、写真のサムネイルが表示される。

    album-06.JPG

  3. このアルバムをウェブアルバムとして共有するには、アルバム名を右クリックすると出てくる画面で、「HTMLページとしてエクスポート」を選択する。

    album-07.JPG

    すると、エクスポートするURL ページの詳細を決める画面が出てくるので、アルバムに掲載される写真の大きさを指定したり、PCに保存するフォルダーや画面の体裁(選択肢はあまりないが)を選択して、エクスポートすると指定したフォルダーに保存される。

    album-08.JPG
    どのようなページになっているかの確認は、エクスポート保存したファイルをクリックすれば、ブラウザーに表示される。

  4. 後は、ウエブサーバーにアップロードするだけである。アップロードは、作成保存したフォルダーまるごとをサーバーに転送すればよい。
    私の場合、ウエブサーバーは、ブログ用にレンタルしている Xserver で、アップロード(FTP)は、FFFTP を使っている。

    album-10.JPG


 なお、この用例に使用したアルバムは下のURLで確認できます。内容は全くありません。
 http://n-shuhei.net/photo/花の文化園:201646/index.html
 写真を見てもらう人には、このURL (フォルダーの)をメールで送信すれば良い。メールで写真を送付するのが、一番簡便であるが、量に制限がある。この方法なら、かなりの量の写真も見てもらうことができる。
 なお、掲載した写真の中から、自分用に特定の写真をダウンロードしたい場合は、ページ上の該当写真を右クリックすると出る画面で、「名前をつけて画像を保存」を選択することで、パソコン内に取り込むことができる。

2011年9月15日

Google Maps API で信州旅行地図(訪問地点写真つき)を作る

 このところは泊まりがけの旅行にいくたびに、Google Maps API で地図を作って残している。今回の旅行地図は、右メニューに【晩夏の信州私的観光地図】として記録した。

 このような地図を作るために、過去にさまざまなトライアルをしてきた。その時々で、幾つかの学習をしてきたことを以下のエントリーで記載している。
 また、Google Maps も、Picasa web Album との連携がとれるなど様々な改良が加えられてきている。これらの機能を活かすために、私はデジカメに撮影した地点の経度・緯度・高度情報が取り込めるように、GPS(Nikon GP-1) をつけている。さらに、最近使い始めたスマホ Xperia acro のカメラ機能にもGPS が付属している。例えば、このカメラで撮ったホテルの露天風呂の位置は、北緯36度41分24秒、東経137度51分30秒で、標高は737mである。
 これらの位置情報が得られないコンデジ(GPS 機能がついていないカメラ)などでは、Picasa のウェブアルバム機能を使えば、場所情報を簡単に付加することができ、撮影データが記録される写真の Exif に附加される。このあたりの方法については、下の2011年1月16日の【Google Maps: Picasa を使って野鳥出現地点をプロットする】に詳しく記録している。

 このような記録を残すことによって、旅の思い出を鮮明によみがえらせることができるのではないかと思う。

隠居の探鳥ウォーク:泉北ニュータウン栂地区で観察した水鳥をプロットしてみた
隠居のGoogle Maps: (続)Google Maps API を使って野鳥出現地点をカスタム・マーカーでプロットする
隠居のGoogle Maps: Picasa を使って野鳥出現地点をプロットする
隠居の探鳥ウォーク:堺市で撮影した秋の野鳥たち
隠居のパソコン備忘録:Google Maps と Picasa を使って位置情報を持つ写真を掲載する
隠居の写真整理:Picasa でGPS ユニットを使って撮影場所を記録する
隠居のGoogle利用:検索したGoogle マップをメール・ブログに貼り付ける
Google Maps API で旅行地図を作る:線画を描くなど
隠居のGoogle Maps:IE8 での不具合を回避する
Google Maps API で旅行地図を作る:番号付きマーカーを使う
隠居のパソコン備忘録:Google Maps API を使った地図ページでの文字化け対策
伊勢参り
泉北ニュータウン私的観光地図:Google Maps API Trial_5
改訂:早春の鹿児島:Google Maps API に litebox を使う
道東ドライブ:Google Maps API Traial_3
泉北近辺私的観光地図:Google Maps API Trial_2
泉北の紅葉:Google Maps API v2 Trial
Google Maps API の利用規約要約
キャプチャーで使う地図の著作権
泉北の紅葉:2006

2011年3月11日

隠居のパソコン備忘録:Google フォト スクリーンセーバーを設定する

 パソコンをしばらく使用していない間、画面を黒くしたり、簡単なアニメーションを表示するスクリーンセーバがある。表示されている文字などや画像がCRTディスプレイに焼きつくのを防止するためのものだが、最近はCRTディスプレイの性能向上や、仕様上焼きつきが発生しない液晶ディスプレイの登場などでその意味は薄れているらしい。私は、古くからのCRTディスプレイをまだつかっているので、10分間使用しないでいると画面が黒くなるように設定していた。

 最近になって、Windows の画面しか設定できないが、Google のPicasa に、【Google フォト スクリーンセーバー】というサービスが、ディスクトップの背景画像を選んでいるときにあることを知った。
 Picasa を使って、ディスクトップの背景画像を変更するには、Picasa のライブラリー表示モードでディスクトップ画面にしたい画像を選択して、メニューバー【作成】⇒【ディスクトップに設定】を選択すれば良い。

 同じように Picasa でフォト スクリーンセーバーを設定することが分かったので、手順を忘れないように記録しておきたい。
  1. メニューバーの【ツール】をクリックすると【スクリーンセーバーを設定】という項目がある。これをクリックすると、ディスクトップ画面で右クリックして【プロパティ】⇒【スクリーンセーバー】タブをクリックしたときと同じ画面となる。
  2. 出てくる画面の【スクリーンセーバー】セレクトボックスに、【Google フォト スクリーンセーバー】が選択されていることを確認して、右横の【設定】ボタンをクリックすると詳細な項目を設定する画面が現れる。
  3. 【写真の表示元】という項目には、【Picasa】【ウェブアルバム】【パソコン上の特定フォルダー】【公開サイトの写真】があり、いずれかを選択することができる。
    • 【Picasa】の項目は、Picasa でスクリーンセーバー・フォルダーに集めている写真を表示するときに使う。
    • 【ウェブアルバム】では、Picasa で作成しているウェブアルバムの写真を表示するときに使う。
    • 【パソコン上の特定フォルダー】では、指定したフォルダーにある写真を表示してくれる。私は、ブログに掲載する写真を集めたフォルダーがあるので、これを指定している。
    • 【公開サイトの写真】では、ネット上に公開されているサイトの写真を表示できるようだ。
  4. 同じポップアップ画面で、【視覚効果】と表示されたセレクトボックスでスライドショー的に出てくる写真の出し方を選ぶことができる。一つずつ試すことができるので、気に入った表示方法を選択すれば良い。また、その下にあるスライドバーで、表示間隔を0.1 秒から 9.6 秒までに設定することができる。
  5. Picasa で表示する写真に説明を加えておれば写真を表示するときに、【説明を表示】をチェックしておけば、説明が画面の下部に表示される。


モニターが液晶でも、このスクリーンセーバーを使えば好きな写真のスライドショーが出てくるので楽しいのでないかと思う。

 

2011年1月29日

隠居のGoogle Maps: (続)Google Maps API を使って野鳥出現地点をカスタム・マーカーでプロットする

 先にエントリーした【隠居のGoogle Maps: Picasa を使って野鳥出現地点をプロットする】の方法では、プロットする地点を追加しようとすると、そこで記録した 4. 以降のかなり厄介な作業を、一からやり直さなければならないことが分かった。これでは不便である。

 それで、もとに戻って、自由度の高い Google Maps API を応用することを再度試みることにした。右フレームにおいている【京都・滋賀・奈良近辺私的観光地図】のような方式に変えれば、XML ファイルに位置情報と写真へのリンクを追加するだけで、プロット地点を増やしていけることが分かっている。ただ、先のエントリーのように、プロット地点に立てるマーカーを鳥のアイコンにする方法が、乏しい知識ではなかなかわからなかった。マーカーを任意のものに変える方法は色々と紹介されているが、外部のXML ファイルを呼びこんでくるようなコードは紹介されていなかった。

 いろいろとトライしているうちに、どうやら使えそうにコードが、Google から紹介されているのを見つけた。このコードを応用して追加・訂正することで カスタム・マーカー ができたので、忘れないうちに記録しておくことにした。

 仕樣は【野鳥の写真サムネイル】の種別名欄に、【撮影地点地図】 というボタンを置き、これをクリックすると新しい画面が開き、小鳥のマーカーが地図上にプロットされる。このマーカーか、右フレームの地名をクリックすると、その地点で撮影した野鳥の写真が吹きだしに表示される仕組みである。
そして、ここが肝心なのだが、新しい写真とその撮影地点は、XML ファイルで容易に追加することができるようにしたことである。カワラヒワの撮影地点地図を例にとって、以下、順を追って記録する。

  1. まず、XML ファイルを呼びこんで地図にマーカーを立てるもととなる html コード(Google Maps API の JavaScript が含まれている。)を用意する。このオリジナルは、Google Maps API Tutorial からいただいたもので、【道東ドライブ:Google Maps API Traial_3】のエントリーで紹介している。
    このHTML コードの中で、使用している JavaScript は、以下のようなものである。
    
    <script type="text/javascript">
        //<![CDATA[
    
        if (GBrowserIsCompatible()) {
          // this variable will collect the html which will eventualkly be placed in the side_bar
          var side_bar_html = "";
        
          // arrays to hold copies of the markers and html used by the side_bar
          // because the function closure trick doesnt work there
          var gmarkers = [];
          var htmls = [];
          var i = 0;
    
          // A function to create the marker and set up the event window
          function createMarker(point,name,html) {
            var marker = new GMarker(point);
            GEvent.addListener(marker, "click", function() {
              marker.openInfoWindowHtml(html);
            });
            // save the info we need to use later for the side_bar
            gmarkers[i] = marker;
            htmls[i] = html;
            // add a line to the side_bar html
            side_bar_html += '<a href="javascript:myclick(' + i + ')">' + name + '</a><br>';
            i++;
            return marker;
          }
    
          // This function picks up the click and opens the corresponding info window
          function myclick(i) {
            gmarkers[i].openInfoWindowHtml(htmls[i]);
          }
    
    
          // create the map
          var map = new GMap2(document.getElementById("map"));
          map.addControl(new GLargeMapControl());
          map.addControl(new GMapTypeControl());
          map.setCenter(new GLatLng( 43.745305,144.431763), 9);
    
    
          // Read the data from example.xml
          var request = GXmlHttp.create();
          request.open("GET", "http://n-shuhei.net/xxxx/xxx/trial.xml", true);
          request.onreadystatechange = function() {
            if (request.readyState == 4) {
              var xmlDoc = request.responseXML;
              // obtain the array of markers and loop through it
              var markers = xmlDoc.documentElement.getElementsByTagName("marker");
              
              for (var i = 0; i < markers.length; i++) {
                // obtain the attribues of each marker
                var lat = parseFloat(markers[i].getAttribute("lat"));
                var lng = parseFloat(markers[i].getAttribute("lng"));
                var point = new GLatLng(lat,lng);
                var html = markers[i].getAttribute("html");
                var label = markers[i].getAttribute("label");
                // create the marker
                var marker = createMarker(point,label,html);
                map.addOverlay(marker);
              }
              // put the assembled side_bar_html contents into the side_bar div
              document.getElementById("side_bar").innerHTML = side_bar_html;
            }
          }
          request.send(null);
        }
    
        else {
          alert("Sorry, the Google Maps API is not compatible with this browser");
        }
    
        //]]>
        </script>
    

    上のコードの赤字部分を、下のコードと置き換えれば、標準マーカーを小鳥のアイコン(この場合、カワラヒワのアイコン)で表示できることが分かった。この時、用いるイメージは、必ずしも .png ファイルだけではなく .gif ファイル、.jpg ファイルでもOKである。
    
    // Create birds marker icon
           var birdIcon = new GIcon(G_DEFAULT_ICON);
           birdIcon.image = "http://n-shuhei.net/Libraly/Icon/birds/kawarahiwa.gif";
           birdIcon.iconSize = new GSize(20, 34);
                    
    // Set up our GMarkerOptions object
           markerOptions = { icon:birdIcon };
    
    // A function to create the marker and set up the event window
          function createMarker(point,name,html) {
          var marker = new GMarker(point,birdIcon);
    

  2. このコードを入れた JavaScript は以下のようになる。
    
    <script type="text/javascript">
        //<![CDATA[
    
        if (GBrowserIsCompatible()) {
    // this variable will collect the html which will eventualkly be placed in the side_bar
        var side_bar_html = "";
        
    // arrays to hold copies of the markers and html used by the side_bar
    // because the function closure trick doesnt work there
        var gmarkers = [];
        var htmls = [];
        var i = 0;
    
    // Create birds marker icon
        var birdIcon = new GIcon(G_DEFAULT_ICON);
         birdIcon.image = "http://n-shuhei.net/xxxxxxx/Icon/birds/kawarahiwa.gif";
           birdIcon.iconSize = new GSize(20, 34);
                    
    // Set up our GMarkerOptions object
           markerOptions = { icon:birdIcon };
    
    // A function to create the marker and set up the event window
        function createMarker(point,name,html) {
        var marker = new GMarker(point,birdIcon);
         GEvent.addListener(marker, "click", function() {
          marker.openInfoWindowHtml(html);
            });
    
    // save the info we need to use later for the side_bar
        gmarkers[i] = marker;
        htmls[i] = html;
    
    // add a line to the side_bar html
        side_bar_html += '<a href="javascript:myclick(' + i + ')">' + name + '</a><br>';
            i++;
        return marker;
          }
    
    // This function picks up the click and opens the corresponding info window
        function myclick(i) {
            gmarkers[i].openInfoWindowHtml(htmls[i]);
          }
    
    // create the map
          var map = new GMap2(document.getElementById("map"));
          map.addControl(new GLargeMapControl());
          map.addControl(new GMapTypeControl());
          map.setCenter(new GLatLng(34.48675,135.490608),14);
    
    // Read the data from example.xml
          var request = GXmlHttp.create();
          request.open("GET", "http://n-shuhei.net/atelier/xxxxx/xxxxxxxx/API_kawarahiwa.xml", true);
          request.onreadystatechange = function() {
          if (request.readyState == 4) {
          var xmlDoc = request.responseXML;
    // obtain the array of markers and loop through it
          var markers = xmlDoc.documentElement.getElementsByTagName("marker");
              
          for (var i = 0; i < markers.length; i++) {
    // obtain the attribues of each marker
                var lat = parseFloat(markers[i].getAttribute("lat"));
                var lng = parseFloat(markers[i].getAttribute("lng"));
                var point = new GLatLng(lat,lng);
                var html = markers[i].getAttribute("html");
                var label = markers[i].getAttribute("label");
    // create the marker
                var marker = createMarker(point,label,html);
                map.addOverlay(marker);
              }
    
    // put the assembled side_bar_html contents into the side_bar div
              document.getElementById("side_bar").innerHTML = side_bar_html;
            }
          }
          request.send(null);
        }
    
        else {
          alert("Sorry, the Google Maps API is not compatible with this browser");
        }
    
        //]]>
        </script>
    

  3. 上の JavaScript で青色文字で示したのは、以下の3箇所である。
    • マーカーに使うアイコン
    • 地図の中心となる経度・緯度と地図の縮尺の大きさ
    • 呼びこんでくる XML ファイル
    この3箇所は作成する地図ごとに書き換えねばならない。
  4. 呼びこんでくる XML ファイルには、
    • マーカーを立てる位置(経度・緯度)
    • リンクする写真のサーバー内のありか
    • ラベル(地図の右フレームに表示する地名)
    をリストする必要がある。このファイルの編集には、私は XML Notepad というソフトを使っている。duplicate 機能があるので楽ちんである。
  5. マーカーを立てる経度・緯度の値は10進法でなければならない。これは、【隠居のGoogle Maps: Picasa を使って野鳥出現地点をプロットする】で記載した方法(2. および 3.)のように Picasa のウェブアルバムで行うと、アルバムにある写真をクリックすると、右フレームに10進法の経度・緯度が表示される。
     Picasa の写真プロパティで表示される EXIF では、表示は 60進法になっている。 Picasa のウェブアルバムの助けを借りるのは、そのためである。
  6. リンクする写真のありか(例えば、 http://n-shuhei.net/xxxx/xxxx/xxxxx.jpg )は、【野鳥の写真サムネイル】で、種別表示をして写真サムネイルの下に表示されているリンク先のエントリーのソースからコピーしてくる。これが、少々煩わしいが、仕方ない。なにかいい方法がないか考えてみたい。
     このようにして作成した小鳥マーカーが表示された地図のサンプルは、以下である。
     Example:
  7. 【野鳥の写真サムネイル】の種別名欄に、【撮影地点地図】 というボタンを置き、これをクリックするとこの地図が、新しい Window で開くようにするために、下のような別の JavaScript を使っている。
    // POPUP Window
    
    function open_win_kawarahiwa(){
    window.open("http://n-shuhei.net/atelier/xxxxx/xxxxxxxxx/API_kawarahiwa_m.htm","","
    menubar=no,toolbar=no,location=yes,status=yes,scrollbars=yes,resizable=yes,
    width=950,height=600,left=50,top=50"); }

    この JavaScripr ファイルを、【野鳥の写真サムネイル】の、種別表示をしているページのHTML の <head> 部分に次のように読み込み、
    <script type="text/javascript" src="http://n-shuhei.net/atelier/xxxxx/xxxxxxxxx/pup_kawarahiwa.js"></script>
    、【撮影地点地図】 というボタンをクリックすると地図が新しい window に開くように、<body> 部の適切な位置に、次のコードを置いた。
    <input type="button" value="撮影地点地図" onClick="open_win_kawarahiwa()">

  8. 作成した地図は、まだカワラヒワだけであるが、順次時間を見て増やしていきたいと思う。泉北ニュータウンのごく限られた地域ではあるが、記録としては面白いのではないかと思っている。
     カワラヒワのプロット地図

2011年1月16日

隠居のGoogle Maps: Picasa を使って野鳥出現地点をプロットする


 最近、野鳥撮影はもっぱら NikonD90 と Σ120-400mm との組み合わせである。これに、GPS ユニットの Nikon GP-1 を付けている。これだと、カメラのアクセサリー・シューにつけて、アクセサリー・ターミナルとコード接続しておけば、撮った写真のEXIF(イグジフ:exchangeable image file format for digital still cameras)情報の一部として撮影時刻などと同じように経度・緯度・高度が記録される。つい最近までは、SONY の GPS を一緒に携帯し、GPS Image Tracker というソフトを使って、撮影位置情報を得てきたが、写真の整理に時間がかかり手間であった。
この情報を使って、【野鳥写真のサムネイル】からリンクする野鳥撮影地点プロット地図を作成したいとと思ってきた。なんでも記録することが、このごろの習い性となっている。

 方法については、右サイドフレームに載せている旅行地図作成に使っている Google Maps API の応用を何度かトライしてみたが、乏しい知識では満足いく結果は得られなかった。
 そこで、 昨年10月に掲載した、【隠居のパソコン備忘録:Google Maps と Picasa を使って位置情報を持つ写真を掲載する】の方法をもとに、位置情報を持たない写真に位置情報を付加するなどの新しいやり方も付け加えて、プロット地図を作ってみた。先のエントリーと重複する部分もあるが、改めて備忘録として残しておきたい。
 私の場合、今まで撮影した写真は Picasa に収納している。オリジナルの写真はほとんどNikon D90 の Fine L(4288x2848pixel) あるいはD70 Fine L(3008x2000pixel) で撮っているが、ブログに載せる写真は、800x530pixel に縮小して別フォルダに収納している。これらの写真を種別に整理したのが、【野鳥写真のサムネイル】である。
種別野鳥の撮影地点プロット地図を作成する方法を、以下、順をおって記録する。例として、野鳥サムネイルに掲載しているツグミの写真撮影地点地図の作成を取り上げる。

  1. プロット地図を作成するためには、これらの写真を集めておく方が後々便利なので、適切な場所に新しいフォルダーを作成(一般的な方法で,今回は、【tsugumi】というフォルダーを作成)し、収納する写真をこのフォルダーにエクスポートした。
  2. このようにして集めた写真をPicasa のライブラリー・サムネイル写真でみると、EXIF に経度・緯度が取り込まれている場合には、下のスクリーンショットのようにサムネイル写真にマーカーが表示される。ここで集めた写真は、GPS ユニットを使っていなかったときの写真も含まれるので、マーカーが表示されていない写真もある。

    birdsplot_01.JPG
  3. マーカーが表示されていない写真の撮影地点マークを貼り付けるには、Picasa の下段ツール・アイコンで【「場所」パネル表示/非表示】ボタンをクリックするとおなじみの Google Map の地図が出てくるので、Google Map の機能を使って拡大・縮小や移動を行い、写真を撮った地点が特定できる区域地図を表示させる。
     撮影地点を特定したい写真を選択し、地図の拡大(+)・縮小 (ー)マーク横の緑マーカーをクリックすると緑色の小さなマーカーが出てくるので、これをドラッグして目的とする地点でクリックすると、「写真をここに配置しますか?」とのポップアップ画面がでてくるので、OK とするとマークを立てることができる。

    birdsplot_04.JPG
  4. すべての写真にマークが立ったら、Picasa の【ツール】 ⇒【アップロード】⇒【Picasa ウエブアルバムにアップロード】と選択すると、アルバムのタイトルなどを指定する下のスクリーンショットのようなアップロード画面が現われる。例えば、この画面で、タイトルを "ツグミ" としてアップロードすると新しいウェブアルバムが作成される。これは、Picasa の画面右上にある【ウェブアルバム】タグをクリックして確認できる。(もし、アカウントのない場合は、アカウントを登録する必要がある)

    birdsplot_05.JPG
    birdsplot_06.JPG
  5. 【ウェブアルバム】の画面で、新しく作成したアルバムをクリックすると、アルバムにアップロードした写真のサムネイルが表示される。この画面の右フレームの下の方にある、【Google Earth で表示】をクリックすると、作成された KML ファイルを保存するかどうかの下のようなポップアップが開くので、適当な名前をつけて適切なフォルダーに保存する。
    Picasa_webalbum_5.JPG
  6. ここで、Picasa と Picasa ウェブアルバムを閉じて、新たに【 Google マップ】を開く。左上の【マイマップ】をクリックし、【新しい地図を作成】画面を開く。新しく作る地図のタイトルを入力し、【インポート】をクリックするとインポートするファイルを指定する画面がでるので、先程保存したKML ファイルを指定してアップロードすると下のような画面になる。
    この時、Internet Explorer では、
    "Bad request"
    "Your client has issued a malformed or illegal request"
    というエラーが出て、うまくいかないことがある。
    Google のブラウザー Google Chrome では問題なくアップロードするので、こちらを選んだほうが良い。やはり、Google ソフトは Google 同士の方がうまく動くようだ。
    birdsplot_07.JPG
  7. この画面では小さな写真が、その写真を撮った地点にマークになっているが、これでは分かりにくい。
    この小さな写真をいろいろなアイコンに置き換えることができる。
    基本アイコンにもいろいろと用意されているが、マイアイコンを設定することもできる。ネットでサーチするとフリーのアイコンがいろいろと提供されており、これらを追加して(私の場合、レンタルサーバーにアイコンの gif ファイルを転送しておいた)使用することができる。今回の地図では、ツグミのアイコンが見当たらなかったので、体型のにているムクドリのアイコンを使ってみた。
    方法は、編集モードで、ふき出しにでている小さな写真をクリックすることで、置き換えることができる。(Google Maps ヘルプを参照)

    GoogleMap_4.JPGbirdsplot_08.JPG
  8. また、ふき出しにでてくる HTML のコードをいじることで、表示を変えることができる。
    アイコンをクリックして出てくる表示のサムネイル写真をクリックするとより大きな写真がウェブアルバムに表示される。
    作業途中でも保存しておけば、再度マイマップから該当する地図を開けば、編集を再開することができる。birdsplot_09.JPG
  9. 今回の目的は、【野鳥写真のサムネイル】からリンクする野鳥撮影地点プロット地図を作成しリンクすることであるので、ページに貼り付ける HTML コードが必要である。
     このコードは、先程の Google Map の右上にある リンク ボタンをクリックすると貼り付けるコードが表示される。この時、埋め込み地図のカスタマイズとプレビューの表示が出るので、これをクリックすると下のようなカスタム画面が出るので、地図のサイズなどをカスタマイズすると、この画面の下の方に、HTMLコードが表示される。

    birdsplot_11.JPG
  10. このHTMLコードを多少編集して、このエントリーに貼り付けて表示させたのが、下のプロット地図である。
    このプロット地図は、Google Map そのものであるので、航空写真に変えたりすることができる。また、マーカー(小鳥のアイコン)をクリックすると、その地点で撮影した写真が表示される。下の地図で試して欲しい。

 この方法を使って、記録すべき情報を充実したいと思っている。



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2010年10月12日

隠居の探鳥ウォーク:堺市で撮影した秋の野鳥たち


 10月の連休ころになって秋晴れの日が増え、近場に秋を探しに出かけた。ドック入りから帰ってきた望遠レンズの ΣAPO 120-400mm を NikonD90 につけて、GPS ユニットをベストのポケットに忍ばせた。主たる目的とする被写体は野鳥である。二十四節季の寒露となっても今年は暑さが残っているが、それでも少し涼しくなって、鳥の姿がチラホラと増えてきたようである。

 仁徳御陵となりの大仙公園には家内が急遽作った弁当持ちで、ハーベストの丘の花や野菜の直売所には家内が寄せ植えの花を買うというので付き合った。このお付き合いで、今まで写真に収めることのできなかったビンズイ・ヤマガラを初めて撮ることができた。この4日間にはその他に、ホオジロ・ヒヨドリ・セグロセキレイ・キセキレイ・マガモ(エクリプス)・カルガモ・カイツブリ・カワウ・コサギ・キジバト・アオサギ・モズ・シジュウカラ を記録に残すことができた。身近なところにも、結構鳥の姿は見られるのだ。
 NikonD90 では、ISO感度自動制御の設定ができる。この機能は、木立のなかでの小さな鳥を撮影するときなどには、威力を発揮してくれる。初めて撮ったヤマガラは、ISOが最高の3200 となっていた。

 前回のエントリーで記載した方法で、Google Map に撮影場所を野鳥のアイコンでプロットしてみた。野鳥のアイコンは、【Checking Mode】さんのものや、【鳥好きの部屋】さんのものを使わせてもらった。【鳥好きの部屋】さんのものは、そのまま使うと背景が白くなるので、FireWorks を使って透明にした。透明化の方法は、Adobe FireWorks のヘルプに詳しい。記録のために、リンクしておきたい。

 下の地図の野鳥アイコンをクリックすれば写真をみることができるが、もっと詳しくは写真を【Ctrl】キーを押しながらクリックすると別ウィンドウに表示される Web Album をご覧いただきたい。
カワセミなど撮った場所を教えたくない場合は、このような表示は問題だろうと思うが、今回の表示はありふれた場所のありふれた鳥なので、問題はないだろうと考えている。むしろ、記録のためにはおもしろいのではと思っている。


より大きな地図で(Google Map で) 堺市で撮影した秋の野鳥 を表示

2010年10月11日

隠居のパソコン備忘録:Google Maps と Picasa を使って位置情報を持つ写真を掲載する

 GSPユニット:GSP-CSK1 を手に入れたのをきっかけに、Picasa で撮影場所を記録することを試みてきた。
 撮影場所をマークした写真を表示する地図をブログに掲載するには、EveryTrail というサイトの【CREATE TRIP】の機能を使った。自分の写真情報が入ったtripという地図を作成し、これをアップロードしてきた。 結果としては、コマーシャル色の強い EveryTrail のサイトに自分の地図や写真を預かってもらうことになる。

 他に方法がないかとネットでググってみると、どうやら Google Earth を経由して、Google Map でブログに掲載できるような地図を作成できることが分かった。歳をとってすぐにやり方を忘れるので、備忘録として記録しておきたい。
  1. 写真に撮影地点の情報を取り込むのは、【隠居の写真整理:Picasa でGPS ユニットを使って撮影場所を記録する】で記載している 4.までの順序どおりである。
  2. 地図に掲載したい写真を選択して、Picasa の【ツール】 ⇒【アップロード】⇒【Picasa ウエブアルバムにアップロード】と選択すると、アルバムのタイトルなどを指定する下のスクリーンショットのようなアップロード画面が現われる。例えば、この画面で、タイトルを "Morning Walk at Oct. 8, 2010" としてアップロードすると新しいウェブアルバムが作成される。これは、Picasa の画面右上にある【ウェブアルバム】タグをクリックして確認できる。(もし、アカウントのない場合は、アカウントを登録する必要がある) Picasa_webalbum_1.JPG
  3. 【ウェブアルバム】の画面で、新しく作成したアルバムをクリックすると、アルバムにアップロードした写真のサムネイルが表示される。この画面の右フレームの下の方にある、【Google Earth で表示】をクリックすると、作成された KML ファイルを保存するかどうかの下のようなポップアップが開くので、適当な名前をつけて適切なフォルダーに保存する。Picasa_webalbum_5.JPG
  4. ここで、Picasa と Picasa ウェブアルバムを閉じて、新たに【 Google マップ】を開く。左上の【マイマップ】をクリックし、【新しい地図を作成】画面を開く。新しく作る地図のタイトルを入力し、【インポート】をクリックするとインポートするファイルを指定する画面がでるので、先程保存したKML ファイルを指定してアップロードすると下のような画面になる。
    この時、Internet Explorer では、
    "Bad request"
    "Your client has issued a malformed or illegal request"
    というエラーが出て、うまくいかないことがある。
    Google のブラウザー Google Chrome では問題なくアップロードするので、こちらを選んだほうが良い。やはり、Google ソフトは Google 同士の方がうまく動くようだ。GoogleMap_3.JPG
  5. この画面では小さな写真が、その写真を撮った地点にマークになっているが、これでは分かりにくい。
    この小さな写真をいろいろなアイコンに置き換えることができる。
    基本アイコンにもいろいろと用意されているが、マイアイコンを設定することもできる。ネットでサーチするとフリーのアイコンがいろいろと提供されており、これらを追加して使用することができる。野鳥の写真には、提供されているアイコンを使ってみた。
    方法は、編集モードで、ふき出しにでている小さな写真をクリックすることで、置き換えることができる。(Google Maps ヘルプを参照)

    GoogleMap_4.JPGGoogleMap_5.JPG
  6. また、ふき出しにでてくる HTML のコードをいじることで、表示を変えることができる。
    アイコンをクリックして出てくる表示のサムネイル写真をクリックするとより大きな写真がウェブアルバムに表示される。
    作業途中でも保存しておけば、再度マイマップから該当する地図を開けば、編集を再開することができる。GoogleMap_6.JPG
  7. 形を整えた地図は、地図の上に表示される【リンク】タグをクリックするとページに貼り付けることができる HTML コードが表れる。これを地図を表示させたいページに Copy&Paste すればよい。
    実際に下に HTML を貼りつけてみた。Google Map 作成で、Polyline も描くことができるので歩いた道も表示できるだろう。また、当然ながら Google Map の機能をもっているので拡大したり、航空写真モードで見ることもできる。
    サムネイル写真のクリックで別ウィンドウに表示されるウェブアルバムで編集することもできる。
    これらの機能をうまく使えば、旅行した時の写真整理などには有効であろう。


 ただ、この地図も、Google サイトで預かってもらうことになる。自分の有料のサーバーに負担をかけなくていいが、Google が個人の作品まですべて取り込もうとしているのではないかとの疑念もないことはない。


より大きな地図で Morning Walk at Oct. 8, 2010 を表示


2009年2月23日

隠居の写真整理:Picasa Web Album

 前回は Picasa の操作について記録したので、Picasa が導入されていることを前提に Picasa を使ってネット上に仲間へ写真を公開する操作について記録しておきたい。写真を公開するためには、Google のアカウントを作成しておく必要がある。
 
  • Google のアカウント作成は、Google のいろいろな画面ででてくるが、ここではホームページの下部にある「写真管理」をクリックする例で記録しておきたい。
  • クリックすると大きくなります
    1.  クリックすると出てくる Picasa ウェブアルバムの画面で、「アカウントを作成」ボタンをクリックする。
    2. するとアカウントを作成するために右のような必要な項目の入力画面がでてくるので、指示通りに入力する。
    3. 入力が求められるキャプチャーの英字は判別しにくいようだが、一字一字確認すれば大丈夫である。失敗しても、再度やり直せば新しいキャプチャーが表示される。
    4. アカウント作成が上手くいくと早速「Picasa ウェブアルバムの使用開始」の画面が表示される。


  • ウェブアルバムに写真をアップロードするのは、すこぶる簡単である。
  • クリックすると大きくなります
    1. 先ず Picasa を起動 する。
    2. 左のフォルダー表示から、共有したい写真のあるフォルダーを選択し、サムネイルを表示する。そのフォルダーにある写真をすべて掲載(アップロード)する場合は、フォルダー名を反転させて(選択して)、画面下のツールアイコンのアップロードをクリックすればよい。写真を選択してアップロードする場合は、サムネイルから写真を選択してアップロード・アイコンをクリックすればよい。
    3. すると「ウエブアルバムにアップロード」というポップアップ画面が出るので、右上の新規ボタンをクリックする。すると右のような画面に変わるので、適切なアルバム名と説明を入力する。
    4. クリックすると大きくなります
    5. 「アップロードするサイズ」は推奨の1600ピクセルでよいのではないかと思う。元の写真がこれより小さいサイズの写真であれば、そのサイズでアップロードされるようだ。
    6. 「このアルバムの可視性」では「非公開」を選んで、アップロードボタンをクリックするとアップロードが始まる。
    7. Picasa の画面の右上にある「ウェブアルバム」をクリックすると、先ほどアップロードした写真の1枚目が表示されたアルバムが現れる。
      このときのブラウザーは、Firefox となる。
    8. アルバムを Google サーバーにフリーで置けるのは、1GB までのようである。
    9. クリックすると大きくなります
    10. このアルバムの写真をクリックするとアルバムのサムネイルがでて、スライドショーなどで全ての写真を見ることができたり、「編集」ボタンを選択すると写真の並べ替えができたり、アルバムのカバー写真を変えたりできる。




    11. クリックすると大きくなりますalbum_18.jpg
    12. このアルバムを仲間に見てもらうときは、「共有」タブをクリックすると右のようなメールの送信フォームがでるので、送信先のメールやメッセージを付け加えて送信すればよい。メールを受け取った側(受信者)は、「アルバム表示」をクリックすると送信したときと同じ画面があらわれる。極めて便利にできている。
    13. この画面の右にある「このアルバムへのリンク」をクリックすると、下にURL を表示するボックスが現れるので、この中味をコピーして仲間へのメールに貼り付けて、メールを送信することもできる。


 Google が提供するソフトはフリーだし、ファイルも Google で預かってくれるので便利ではあるが、なんとなく Google に取り込まれているような気がしないでもない。

2009年2月16日

隠居のデジカメ写真整理:Picasa で取込・編集・送信する

 同窓会の写真や友人との旅行したときの写真、あるいは会食時に撮った写真を、プリントアウトするのはもちろんCD に焼いたりすることも面倒なので、Google が提供する写真管理サービスPicasa を使って Web 上にアルバムを作成し、それを見てもらうことにしている。それらの方法について同世代の老人(といっても失礼ではない歳と思うが)からよく質問されるので、自分の学習も含めて Picasa の操作方法をあまりパソコンが得意ではない同世代の人向けに整理してみたいと思う。

 最近は写真を撮るのはデジカメだから、整理は楽になっている。だが、ほとんどの人は購入したデジカメに付属してついてくる、そのメーカ固有のソフトを使って写真を整理しておられるようだ。

 たとえば、私のパソコンにも Canon ではZoomBrowser EX, Panasonic では Lumix Simple Viewer, Nikon では PictureProject といったソフトが入っている。ほとんどのソフトは、該当するメーカーのデジカメを USB 接続すれば自動的に立ち上がるようになっている。
これが便利なようでたちが悪い。カメラを変える毎に該当するソフトが立ち上がり勝手に保存するフォルダーを作成したりするので、その操作方法を覚えなければならない。歳とった頭ではいささか面倒くさい。

 そこで私はデジカメの写真の取り込みや整理・発信などは、Google がフリーで提供してくれている Picasa に特殊な場合を除いて統一している。Picasa は写真修整のできるフォトレタッチ機能も持っているので、写真管理のほとんどは Picasa ですんでしまう。Picasa の現在のバージョンは、Picasa 3 となっている。

 まずはじめに、Picasa を使った写真の取り込み・整理・編集から、記しておきたい。
 説明のスクリーンショットは、クリックすると大きく表示されます。screenshot_2screenshot_1
  1. Google のホームページ の下の方にあるサービス一覧にある写真管理ではなく、 サービス一覧>> をクリックすると表示される詳細の右列下方に、picasa があるのでこれをクリックすると Picasa3 ダウンロードボタンを表示する画面が出てくる。
    ダウンロードボタンクリックすると自動的にダウンロードが始まる。ただし、IntertExplorer の場合、セキュリティのため一時的にブロックする表示が出るが、ダウンロードを許可すると screenshot_1 のような画面がでてくるので、「実行」ボタンをクリックするとセキュリティ上の注意メッセージがでるが、これを「OK」とすると、ダウンロードが始まり、ライセンス契約書に同意を求めてくる。これに同意すると Picasa を保存するフォルダーを指定する画面がでるので、私の場合、"Program Files" フォルダーではなく、写真用のフォルダーの下にサブフォルダーを作って、そこに保存した。(screenshot_2)
    好みの問題であるが、"Program Files" フォルダーには知らない間にどんどんソフト・サブフォルダーができてしまい、あとで見つけるのに苦労することがあるからだ。
    私は、外付けのHDD も取り入れて写真を中心としたドライブ(D:)、音楽ファイルを中心としたドライブ(E:)というようにドライブを区分している。
  2. screenshot_3
  3. この画面の「インストール」ボタンをクリックするとインストールが始まり、セットアップが終わると screenshot_3 のような完了画面が出てくる。
    ここでは、デスクトップ画面にショートカットができているかどうかを確認するために、「Picasa を実行」のチェックをはずしているが、もちろんチェックをつけておいても問題はない。
    デスクトップ画面には、Picasa のアイコンができているはずである。
  4. screenshot_4
  5. このアイコンをクリックすると、screenshot_4 のようにパソコンに持っている写真(画像)のスキャンを問いかける画面が出てくる。
    マイピクチャーにしか写真を保存していない場合は下のボタンのチェックでよいが、いろいろなデスク(USB接続しているものも)のフォルダーに写真を保存している場合、上のボタンをチェックして「続行」ボタンをクリックする。


  6. このスキャンというのは、パソコンのどのデスクに・どのようなフォルダーに・どのような画像ファイルがあるかを探して、データーベースを作っている作業と考えれば理解しやすい。
    私の場合、音楽ファイルのデータベースは WindoesMediaPlayer であり、写真(画像)ファイルは Picasa ということになる。
    スキャンが完了するには、パソコンのスペックも影響すると思うが、写真の枚数が多いとかなりの時間がかかる。スキャンの途中で、「フォトビューアの設定」という画面が出てくると思うが、設定をしておけばエクスプローラなどで写真を表示するときに、私のブログで写真を表示するときに使っている lightbox のような表示(画像の背面が黒くフェードアウトする)がされる。ファイル形式の指定はデフォールトのままでいいであろう。
  7. screenshot_5
  8. スキャンが完了すると screenshot_5 のように、デフォールトでは撮影(作成)日付降順にフォルダーが表示される。写真ファイルが持っている日付データを読んでいるようだ。
    この表示をお馴染みのフォルダー構造に変えるには、画面上部にあるツールアイコンの左から4つめ「フォルダーのツリー階層が表示されるように表示を設定」をクリックするとが出てくる。
    一度スキャンを完了しておけば、あとは写真(画像)を追加するたびに、データベースに追加される。
  9. screenshot_6
  10. デジカメからの取り込みは、デジカメをパソコンにUSB接続(カードリーダーからのとりこみでも同じ)する。接続して電源をONにすると大抵の場合そのカメラに付属していたソフトが立ち上がるが、これをすべて終了させ、Picasa を立ち上げる。
    画面の左上のツール・アイコンの「インポート」→「デバイスの選択」でリムーバブル・ドライブをクリックするとデジカメにつながり、デジカメに保存されている写真のサムネイルが表示される。(screenshot_6)
  11. screenshot_7
  12. 取り込む写真を選択して(連続して選択する場合は Shift キーを、とびとびで選択する場合は Ctrl キーを押しながら)、その画面の左下にある「選択したアイテムをインポート」ボタンをクリックすると screenshot_7 のようにインポート先(保存先)を聞いてくる画面がでるので、「参照」ボタンをクリックして保存先メイン・フォルダーを選ぶ。一番上の入力欄「これらの写真のフォルダー名を入力してください。」に、新しいフォルダー名(私の場合、090215 というような日付にしている)を入力するとサブホルダーとなり、下の「写真の保存場所」に、フルパスが表示される。
    「終了」ボタンをクリックするとインポートがはじまり、保存されたフォルダーは左のフォルダーツリーの一番上部に表示される。
  13. screenshot_8
  14. 取り込んだ写真を編集(広い意味のレタッチ)するには、サムネイルで表示されている写真をダブルクリックすると screenshot_8 のように、左に編集する項目が表示されるので、編集したい項目を選択する。


    screenshot_10screenshot_9例えば、写真の切り抜きをするときには、
    1. 切り抜きボタンをクリックする。
    2. 切り抜きしたい部分の左上のポイントをクリックして、そのまま右下にドラッグして大きさを決める。
      このとき切り取ったあとの写真の縦横比を下の選択ボックスにある 10X15 しておけば、イチデジで撮った写真の縦横比となる。
    3. screenshot_10 は切り抜きをした後の写真である。このようにすれば、大きいサイズで写真を撮りトリミングすれば拡大した写真にすることもできるようである。

    写真にテキストを表示する場合には、screenshot_12 screenshot_11
    1. screenshot_8 の画面で「テキスト」ボタンをクリックする。
    2. すると右の screenshot_11 のような画面になるので、テキストのフォントや大きさ、色などを指定して、画面上のテキストを表示したい位置にカーソルを置き、文字を入力する。日本語の場合、画面の左下ボックスに文字変換が表示される。
    3. テキストの位置などはあとで修正できるのでいろいろと試してみるとおもしろい。

    I'm Feeling Lucky ボタンをクリックするとコントラストや明るさを自動調整してくれるので便利である。
    その他にもいろいろな修正ができるので、いろいろと試してみればいいと思う。

  15. 次に、画像のサイズを小さくする方法について記しておきたい。
    ほとんどの方は、デジカメで写真を撮るときのサイズはかなり大きく設定されている。私の場合、イチデジでは 3008X2000 ピクセル(約2.7MB )で撮っている。このくらいの大きさで撮っていると先に紹介した写真の切り抜き(サイズが小さくなる)に耐えられる。
    ただ、写真をそのままメールで送ると一度に送れるメールの容量が制限されている(Gmail の場合20MB )ので、サイズを小さくしておきたい。
    ブログに載せる写真などは、幅700 ~ 800 ピクセルでいいと思う。これだと写真にもよるが、200 KB 程度になると思う。
  16.  screenshot_13
    1. 私は、ブログに載せるために Picasa で写真のサイズを圧縮するときは、サムネイル表示画面の下にあるツール・アイコンで「エクスポート」を選んでいる。
    2. ブログに載せる写真をクリックして「エクスポート」アイコンをクリックすると、右の screenshot_13 ような画面が出てくるので、保存するフォルダーを指定して、「画像のサイズオプション」で「サイズの変更」を選択し、私の場合 800 ピクセルを指定している。この数字は、画像の横幅を指定しているので、縦長の写真では 600 ピクセルにする。
    3. 画質は元の画質を保存する「自動」で「OK」を押すと、新しいフォルダーに 800X600 ピクセルにリサイズした写真が保存される。エクスポートは、複数枚の写真でも一度に保存できる。
      リサイズした写真は元に戻せないので、オリジナルとは異なるフォルダーに保存するのがよいだろう。
    4. (追記:2009/2/19)新しく作成したフォルダーにあるファイル名は、Renamin というソフトを使えば、一括してファイル名を変更できる。

  17.  このように保存した写真を送信するときは、サムネイル画面で送信する写真を選択し(複数OKである)、サムネイル表示画面の下にあるツール・アイコンで「メール」を選べばよい。screenshot_14
    1. 「メール」アイコンをクリックすると、右のようなポップアップ画面( screenshot_14 )が出てくる。
      Google のアカウントがない方は、「アカウント作成」をクリックして作っておけば、Google が提供する他のサービス(Web Album や自分向けのポータル画面を作る iGoogle など)を利用するにも便利である。
    2. 私は、最近は専ら Gmail を使っているので Gmail をクリックすると Gmail のアカウントを入力する画面が出てくるので、これを入力し Gmail にログインする。2回目からは省略できるようだ。
    3. screenshot_15
    4. ログインするとようやく写真を貼付してメールを送信するフォームが出てくる。
      普通のメールと同じように、複数の宛先を指定できるし、表題も変えられる。
      送信文も変更挿入できるし、送付する写真のファイル名が出ているので、その横に説明を挿入すればより親切である。
    5. ただ、ひとつ落とし穴がある。「ツール」→「オプション」→「メールアドレス」→「出力オプション」で、「元のサイズ」を事前に選択しておかないと、初期設定では 460x380 ピクセルぐらいになっているので、折角リサイズしておいても、460x380 ピクセルで送信されるので気をつけたい。
      元の大きなファイルからリサイズせずにメールをするときは、上の「出力オプション」で、たとえば 800 ピクセルを事前に選択しておくと、送信するファイル(写真)はリサイズして送信される。
    6. なお、ⅰで記したメールプログラムの設定もこのポップアップ画面で設定できる。
    7.  

  18. その他にも、Picasa には数多くの機能がある。
    このうち、写真を仲間内で共有する方法(ウェブアルバム)については、別の機会に記録しておきたいとおもう。


 この記録をまとめることで、今まで知らなかった Picasa の新しい機能を発見したり、進化していることを学習した。
ブログを書くことは、よい学習の機会である。