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2021年5月20日

隠居の庭:2021年春に咲いた花

今年は、我が家の庭は、ある意味では変革期である。長年、垣根を接してきた隣家の老夫婦(といってもこちらも同じようなものだが)が亡くなられ、残された家は取り壊され、更地となって、新しい居住者が、モダーンなトヨタホームを建てられた。その後の初めての春である。
63歳で引退してから始めた日曜大工で作ったパーゴラも、安価な2X4材を使っていたので朽ちてきて、隣家の新築との釣り合いで美観上も取り壊さざる得なくなった。
 それはともかく、猫の額ほどの庭で、家内が育ててきた草花が、今年もきれいに咲いたので、記録として残しておこうと思う。

DSC07010.JPG 2021/3/18 桃山台(堺市) ハーデンベルギア(再掲)
春になって、真っ先に咲きだすのは、この玄関先の垣根で紫色の可憐な花をつけるつる性のこの花である。背後は、お隣の新築トヨタホームである。
Sony α7Ⅱ + Sigma 18-300mm
18mm(35mm換算27mm) 1/500 3.5 ISO:250
DSC07253.JPG 2021/4/6 桃山台(堺市) マーガレット(赤紫)
玄関たたきのそば地面に、大きな株を咲かせている。
Sony α7Ⅱ + Sigma 18-300mm
75mm(35mm換算112.5mm) 1/500 5.6 ISO:640
DSC07257.JPG 2021/4/6 桃山台(堺市) ブルーベリーの花
鉢植えだったものを地植えにしたようだ。
Sony α7Ⅱ + Sigma 18-300mm
80mm(35mm換算120mm) 1/500 5.6 ISO:250
DSC07259.JPG 2021/4/6 桃山台(堺市)なでしこ
鉢植え。庭のあちこちに移動して、アクセントにしているようだ。鉢植えには、他に、パンジーなどがある。
Sony α7Ⅱ + Sigma 18-300mm
50mm(35mm換算75mm) 1/500 4.5 ISO:320
008.JPG 2021/4/9 桃山台(堺市) モッコウバラ(黄色)
垣根のモッコウバラは、黄色と白があり、黄色がカロライナジャスミンに続いて、先に咲きだす。今年は、早い。
Sony α7Ⅱ + Sigma 18-300mm
55mm(35mm換算82mm) 1/500 4.5 ISO:100
DSC07273.JPG 2021/4/12 桃山台(堺市) カロライナジャスミン
ハーデンベルギアの隣に、少し遅れて開花する。この株は、ずいぶん古いが、庭の花で真っ先に咲きだしてくれる。
Sony α7Ⅱ + FE F2.8 90mm MACRO
90mm 1/500 5.6 ISO:100
DSC07272.JPG 2021/4/12 桃山台(堺市) マーガレット(黄色)
カロライナジャスミンの下の地面に、黄色のマーガレットを盛花のように咲かせている。
Sony α7Ⅱ + FE F2.8 90mm MACRO
90mm 1/500 3.5 ISO:100
012.JPG 2021/4/12 桃山台(堺市) ヒメウツギ
古くから地植えで植わっている。
Sony α7Ⅱ + FE F2.8 90mm MACRO
90mm 1/500 9.5 ISO:100
020.JPG 2021/4/20 桃山台(堺市) コデマリ
ヒメウツギに並んで、地植えの白い花をつけるコデマリが咲きだす。
Sony α7Ⅱ + Sigma 18-300mm
100mm(35mm換算150mm) 1/500 6.7 ISO:50
016.JPG 2021/4/20 桃山台(堺市) 多肉植物
家内は、なぜか多肉植物が好きだ。パーゴラの残骸で残った棚の上に白い小鉢を並べてた楽しんだいる。
Sony α7Ⅱ + FE F2.8 90mm MACRO
90mm 1/250 4.0 ISO:50
021.JPG 2021/4/21 桃山台(堺市) 都忘れ
これも古くから植わっている草花である。この時期になると思い出したように咲きだす。原種のミヤヨメナに近い、色合いである。
Sony α7Ⅱ + FE F2.8 90mm MACRO
90mm 1/250 4.0 ISO:50
024.JPG 2021/4/22 桃山台(堺市) モッコウバラ(白)
黄色のモッコウバラに遅れること1週間くらいで、白いモッコウバラが咲きだす。この時が我が家の垣根が最もきれいな時かもしれない。垣根の右側(道路から見て)半分が、白くなる。
RICOH GRⅡ
18.3 1/1000 4 ISO:100
031.JPG 2021/4/30 桃山台(堺市) カラー
図鑑を見ると塊茎性多年草となっており、庭のあちこちで、この時期白い大きな花を咲かせる。
RICOH GRⅡ
18.3 1/1500 F4 ISO:100
035.JPG 2021/5/3 桃山台(堺市) ジャスミン
垣根に絡んで、真っ白な小さな花が咲く。
RICOH GRⅡ
18.3 1/750 F5.7 ISO:100
Q0002238.JPG 2021/5/8 桃山台(堺市) バラ(赤)
毎年、母の日頃に咲きだすのだが、今年は2週間くらい早いようだ。庭のあちこちに地植えしている。ピンクと赤が主体である。黄色はない。
 GRⅡをマクロにすれば、スマホのように気楽に撮れる。
RICOH GRⅡ
18.3 1/250 F5.7 ISO:100
Q0002248.JPG 2021/5/18 桃山台(堺市) ミニバラ
何年か前に、母の日にもらった鉢植えを地植えしたようだ。
RICOH GRⅡ
18.3mm 1/250 F5.7 ISO:100
Q0002251.JPG 2021/5/18 桃山台(堺市) キソケイ
カロライナジャスミンと似ているが、どうやらキソケイのようだ。この花が咲いて、春の庭の花は一段落である。
RICOH GRⅡ
18.3mm 1/180 F5.7 ISO:100


2020年11月 3日

隠居の庭:10月の花など

お隣さんの老夫婦(我々よりも10歳くらい年上の)が亡くなられてから家は売家になっていたが、ようやく新しい居住者が決まって、解体工事が始まった。
 解体が進むと、お隣の陰になっていた手作りパーゴラが汚くむき出しになった。このパーゴラは、15年前にまだ少しは体力が残っていた時分に作ったものだが、材木が安物の2X4材で、その後塗装などの手入れをしなかったのでぼろぼろになっていた。
 この取り壊しをしていると、庭に咲いているフジバカマにアカタテハが吸蜜にやってきた。以前にアサギマダラが飛来したことがあるので期待したが、翅が欠損しているアカタテハだった。この蝶は、3日間にわたり飛来した。

DSC06710.JPG 2020/10/30 自宅庭(堺)センシュウギク(マリーゴールド)
地植え。寂しい秋の庭に、唯一、鮮やかに咲いている。
Sony α7Ⅱ + FE3.5-5.6/28-70mm
70mm 1/500 F5.6 ISO:160
DSC06699.JPG 2020/10/30 自宅庭(堺) フジバカマにアカタテハ
アカタテハは、翅の一部が欠損している。
Sony α7Ⅱ + FE3.5-5.6/28-70mm
70mm 1/500 F5.6 ISO:200
DSC06623.JPG 2020/10/30 自宅庭(堺) ホトトギス
裏庭のあまり日当たりのよくない小さな花壇に咲いている。家内によれば、今年は多くの花がきれいに咲いているそうだ。
Sony α7Ⅱ + Sigma18-300mm
75mm(35mm換算112.5mm) 1/500 F5.6 ISO:3200


2011年5月21日

隠居の庭仕事:ケルヒャーによる敷石掃除など


 5月になって、庭の花も賑やかになってきた。それにつれて、家内から庭での作業要請が増えてきた。
 2009年3月に、エクラン塗装したガレージのタイヤ汚れや敷石の黒ずみをケルヒャーで掃除することや、家を立てた時から使っていた裏庭の立水栓蛇口を、昨秋園芸店で求めていたかっこ良い蛇口に交換すること、ウッドデッキ用のオーニングを取り付けること、庭の多くをジェラストーンで覆っているので、花檀を作って小さな植木や花を植えられるようにすること、などである。やった仕事を一応記録しておこう。
 ケルヒャーでの清掃作業はそれほど難しいものではない。多少の根気がいるだけである。ノズルの先を敷石から10cmくらい近づけると汚れがよく落ちるようである。
 水道栓の付け替えもそれほど困難な作業ではない。庭の道路側についている水道メータ・ボックスにある水道栓は、簡単には動かないようになっているので、ロッキング・プライヤーを使って水を止めた。古い水道栓は、ウォータプライヤーを使うと外すことができた。あとは新しい水道栓にシールテープを巻きつけて、ねじ込むだけである。シールテープは、時計回りの方向に巻くのが正解である。(シールテープの卷き方
 オーニングそのものは、2007年に作ったものを使っているが、それを支えていた木製の腕木が古くなって折れてしまったので、新しく細工した。3X4cm 角材にペンキを塗って、これをパーゴラの棚に使っているアイアンウッドに金具を使ってボルトで取り付けた。今までよりは、多少長持ちが期待できると思っている。
 花檀は、組み合わせるだけで直径が70cm になるようにな、8 分円のレンガを売っていたので、これを組み合わせてみた。継ぎ目をモルタルで接着したほうが強いかもしれないが、将来動かすことも考えて組み合わせただけにしている。これに植える低木として、ヒペリカム・エンビフレアという花木を買ってきた。黄色い花が咲くのを期待している。

ケルヒャーでジェラストーンの清掃古い水道栓;クリックすると大きな写真になります昨年までのオーニング;クリックすると大きな写真になります新しく作った花檀;クリックすると大きな写真になります
ケルヒャーでジェラストーンの清掃作業。Before:古い水道栓Before:昨年までのオーニング新しく作った花檀
After:清掃後新しい水道栓;クリックすると大きな写真になります今年のオーニング;をヒペリカムを植えた;クリックすると大きな写真になります
After:清掃後After:新しい水道栓After:今年のオーニングヒペリカムを植えた

2009年6月27日

隠居のDIY:ウッドデッキの製作

 プロと一緒に作ったブロックの基礎の上に、梅雨にはいって雨が心配であるが、DIY 好きのパートナーと二人でウッドデッキの工事をしに、パートナーの都合に合わせて2週連続ででかけた。

 前のエントリーで書いたように Excel で描いた図面に従って材料は、こちら泉北ニュータウン内にあるホームセンターで調達した。
 根太となる 105mm角 x 4m の節の多い檜一等3本は、基礎作りをしてくれた地元の左官屋さんが運んでおいてくれた。このような長尺物はステーション・ワゴンでは運べないし、手に入りにくいからありがたい。

 根太にこの檜材を3本を基礎のブロックを作ったときに立てておいた径 10mm のボルトに固定する。その上に、多いときには2m以上にもなる積雪に備えて、とりはずしができる 2x4 SPF材で作ったすのこ状のものを置く設計である。そんなに複雑なことはしないから時間はかからないと思われたが、いろいろな作業で時間を取られた。

  根太を取り付ける前に、昔のテラスの残骸として汚く残っている小屋の根太に取り付けてあった鉄のアングルを除去した。
 取り付けに使ってあった錆びたボルトをはずすのに、まず時間がかかった。ボルトとナットが錆び付いていて、ディスクグラインダーで焼き切らねばならなかったりした。

 築35 年は経っている安普請の小屋は、もともと土台が少し狂っていたりする。雨戸レールの支えになっていた取り外した鉄アングルの代わりに 2x4 SPF材を取り付け、戸袋の改修などの作業をするとすぐに時間が経っていく。だが、雨戸のすべりはよくなった。
 パートナーは私と違って手を抜くことがないから、木部にはクレオソートをきっちりと塗布していく。

 作業の手順として、デッキの手すりを取り付ける支柱を先に取り付けることにした。その支柱のために、ボルトを埋め込んでおいたが、それだけでは強度が足りないのではないかと、ホゾを掘って根太と支柱を接合することにした。 105mm角と 90mm角との材をホゾで組み合わせるのは労力と時間がかかる作業であった。最終的には、羽子板ボルトも使って補強したが、はじめからこのような設計にしておけばよかったかもしれない。
根太の取り付け:クリックすると大きな写真になります旧テラスの残骸:クリックすると大きな写真になります雨戸レールの改修:クリックすると大きな写真になりますs手すり用支柱のとりつけ:クリックすると大きな写真になります
根太と支柱が立ち上がった 2x4 材すのこの作成:クリックすると大きな写真になりますほぼ完成のウッドデッキ:クリックすると大きな写真になりますほぼ完成のウッドデッキ:クリックすると大きな写真になります


 1週目は、スコールにあったり、小屋周辺に散らかしていたテラスの残骸や古いストーブ、プロパン・ボンベなど金属ゴミを捨てるのを、いつも世話になっている民宿のおじさんが手配してくれたので、それに時間が取られたりした。古い建材など燃える物は焚き火をして片づけた。おかげで、前から気になっていた小屋の周りにあった大きなゴミがかなり処分できた。
 高齢者であることを忘れて朝早くから日が暮れるまで働いたが、デッキを完成することができなかった。

 2週目、今回は全く雨が降らなかった。梅雨時にしてはついている。
 前回、根太などの接合は羽子板ボルトが有用であることが分かったので、今回それらの金物を用意していった。それで、手すり用の残り2本の支柱はわりあい簡単に立てることができた。

 この根太の上に取り外し可能のすのこを作るのは比較的簡単である。ゲレンデ側のデッキの上で、 2x4 SPF材を4本並べて、長さ 40cm に切断した角材( 30 x 40mm) 2本を両側の根太に近いところで横木として、65mm のコースレッドで止めた。 2x4 材の間隔は、網戸を作ったときに残っていたアルミ型枠をスペーサーとして使うと上手くいった。 横木の方からネジ止めしているので、表となる方にはねじくぎ(コースレッド)の痕はない。
 根太の上に出ているボルト・ナットなどにあたる部分は、パートナーがノミなどを使って、彫り込みを入れてくれた。
 幅 40cm のすのこは計算上、幅 360cm のデッキには9枚で上手く収まるはずであるが、わずかずつ広かったのか、最後の1枚のすのこでは、板の間隔を狭くせざるを得なかった。
 このすのこ1枚の重さは 13kg ぐらいあるので、よほどの強風でも舞い上がることはないだろう。

 高さ 80cm のところに 2x4 材で手すりを、シンプソン金具などを使ってつけた。図面では高さ 40cmのところに、板をわたすことになっているが、やり残した。今後時間を見つけてつけることにした。
 部屋の掃き出しから 2坪ほどのデッキが広がったので、小屋が広くなった感じである。 デッキの上に立つと樹々の間を抜けてくる風と木漏れ日が気持ちよい。もう帰宅する時間が迫っていたので、ビールを飲むわけにはいかなかったが、デッキの上でくつろぎは至福のときになるにちがいない。
 ブロック積みをしてくれた左官屋さんが立ち寄って、「なかなかいい具合に作りんさったな!」と地元言葉で誉めてくれた。

 今年に入って、2つのデッキができた。ゲレンデ側のデッキは、自宅でパーゴラを作る前に使っていたタープを立てた。なにか作業をするときには少々の雨なら大丈夫なので、便利であるし、バーベキュー・スタンドも置いて使える。 
 今回の夕食は、床下から放り込んでいたBBQ スタンドを引っ張り出し、炭火でイチロー御用達の羽淵精肉店で買った但馬牛を楽しんだ。
 廃材を燃やした跡で、久しぶりのファイアも楽しんだ。空には星が瞬きだしたが、悲しいかな星座はほとんど分からない。ニンテンドーのDSとソフト「星空ナビ」を手に入れて学習しないと孫にかっこわるいかもしれない。
但馬牛:クリックすると大きな写真になります久しぶりのファイア:クリックすると大きな写真になりますジャノメチョウ::クリックすると大きな写真になりますシロヨメナ:クリックすると大きな写真になります


 翌日、ながしで食器を洗っていると、ジャノメチョウが飛び込んできて網戸でバタバタとしていた。
 農道から小屋に続く雑草には、誰かが種を蒔いたのではないかと思うほどシロヨメナが群生して白い花をつけている。踏みつけるに忍びないが、よけては小屋にたどり着けない。


(追記:2009/6/30)二週目の早朝、デッキの製作も目途がついたので、久しぶりに小鳥の音録りをしてみた。
自宅に帰って、増幅し、いつもお世話になっている「ことりのさえずり」サイトを参照して聞こえてくるさえずりの同定をしてみたが、どうにも判断がつかない。お手数をかけるので申し訳なかったが、いつも親切に教えてくれるサイトのオーナにメールを出した。
 お忙しい中、以下のような暖かい返信をいただいたので、引用させて頂いた。ありがとうございます。
 上のプレイボタンをクリックするとさえずりが聞こえてくるはずです。

 さてさて...音声ファイル聞いてみました。

>朝、6時頃小屋の近くで鳴いていました。 前に教えて頂いたイカルかもと思ったりしますが、ヒガラにも似ているような気がします。
キビタキかな?と思います。オオルリっぽいところもあるのですが、オオルリ だとはいる「ジジッ」がないので、キビタキ!に1票。(^^ゞ
姿を見られるといいですね!黄色いのが、枝の中ほどからちょっと上あたりを 移動しながらさえずっていると思います!

>そのうしろで、ドラミングが聞こえるのですが、これは山鳩でしょうか。
コゲラでしょうか、アカゲラでしょうか...アオゲラとはちょっと違う気がしま す。これも姿を見ないと断言はできないのですが...。

さえずりが、いっぱいですね!私たちはこの週末は八ヶ岳で、クロツグミの歌 を聴いて満足してしまいました。

山の家で、素敵なバードリスニングをっ♪

 キビタキの姿をまだキャッチできていない。いちど、DIY ではなしに、双眼鏡を持ってゆっくりとバードリスニングにでかけようと思う。

2009年3月 1日

隠居のDIY:額縁プランタ用簡易イーゼル

 先日、仁徳御陵の近くにある大仙公園の堺市都市緑化センターへいったとき見つけた額縁プランタ用の簡易イーゼルを、真似て作ってみた。

 材料は、ウッドデッキの下にもてあましていた長尺(40X30X2800mm)の荒材3本を使ってみることにした。息子が借家にデッキを作るときに買っていたものである。

クリックすると大きな写真になります 長く置いていたので表面はねずみ色に変色している。長さ 1200mm 6本に切断して電気カンナで削ってみるとなんとか使えそうである。仕上げはペンキを塗る予定であるし、庭で使うものだから表面のねずみ色が削り取られれば十分である。
電気カンナというのは音がかなりするので、このような住宅街では短時間で作業をする必要がある。このようなとき、DIY を始めるときに買った安物のワークベンチは重宝である。

クリックすると大きな写真になります 都市緑化センターの建物の玄関に置いてあった簡易イーゼルは、3本の角材の一番上をボルトでとめて、3角錐状にしてある。これがなかなかいいアイディアである。
 ただ、脚を適度に広げるためには、2本の角材の端は斜めに切らねばならない。3角錐にして立てたとき安定するには、斜めの角度はいくらにしたらいいのか思案した。1本の角材を垂直に立てもう1本の角材を目分量で広げてみると、約 20 度くらいがよさそうである。昔、パーゴラを作ったときに、ピタゴラスの定理をエクセル化したユテリティが使ったのを思いだし、これで計算してみると底辺は 41cm くらいで、高さは 112cm となる。
クリックすると大きな写真になります 私のDIY 工具の中には、角度を決めて墨線を引くものはジャスティぐらいしかない。この道具をとりだして墨線を引こうとすると、目盛りに平勾配・返し勾配というのがある。前から気にかかっていたがよく分からずに、90 度や 45 度ばかり使ってきた。ネットでググッテみると、昔からの曲尺を使った大工さんの技術が、この勾配目盛に活かされているらしい。
 この目盛にある3寸平勾配返し勾配を上手く使えば、材を斜めに切る墨線は非常に楽に引ける。
3寸平勾配は、1尺いって3寸上がる勾配であるから、ほぼ16.7度であり、3寸勾配の返し勾配は、73.3度となる。 脚が地面に接する部分の角度は、返し3寸勾配で材を切ればよい。
 実際には、前脚は横だけでなく前にも開いているので少し複雑だが、この勾配目盛を使えばうまく墨線が描ける。また、2本の前脚をつなぐ横板を大入れで入れたが、このときの墨線も返し勾配で上手くいく。

 もともとは屋根の傾斜を決めるときに使われたようだが、昔の人の知恵とはすごいものだ。メートル法で算数を習った戦後教育は、このようなときいっこうに役に立たない。

クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります 組み上げてから、白の水性ペイントを塗布した。
以前に作っていた額縁プランタを結束バンドを使って結びつけてみるとなんとか様になるようだ。
端材を使った作品の割にはまあまあの出来ではないかと思っている。
花の時期でないので、プランタの中味は寂しいが。


シンワ 丸ノコカッター定規ジャスティー 230mm
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DIY作品集に収載

2008年7月 7日

隠居のDIY作品集

 DIY作品の写真をLitebox-1.0でスライドショウ的にアルバムにした。引退した2004年の夏からの拙い作品ばかりであるが何やかやと結構作っている。道具も増えるはずである。
 写真はクリックすると大きくなります。
    
DIY作品集 サムネイル
Revised on Nov. 30th, 2010
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最初の作品:ウッドデッキの端材を使いました。定形外大ポスター枠::Musicページの背景画のためです。2X4材とジグソーを初めて使った作品:ジグソーでの曲線切りは案外簡単です。ドゥーパ40号に紹介されているガーデンパネルです。プレーしたゴルフ場で収集したボールマークのための額縁です。このような細かい工作は苦手です。
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「すのこで作る家具&雑貨」を参考に作りました。裏庭に追いやられています。花車:「ドゥーパ 号」に収載されている作品を参考に、端材で作りました。ガーデンチェア:建築設計を学んでいる娘から初めて及第点をもらいました。電力メーターおよびポールカバー:なぜか庭の真ん中に引き込み線用のポールが立っています。工具収納箱:ガレージ改修後は裏庭で灯油容器などの収納で使っています。
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初孫の畳ベッド:要望でつけたキャスター部分が弱く後で補強しました。バード・フィーダ:なかなかの作品と思っているのですが、小鳥達が寄ってきません。台所のゴミ箱:杉の薄い集成材が上手く使えました。後でふたをつけました。マガジンラック:布地部分は家内のヘルプです。バナナ吊:ガーデンパネルを作ったときの端材を利用しました。
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御簾垣もどき:右側のプロの作品を真似て作りました。MP3プレーヤ置き:「車でMP3を聞く」を参照ください。玄関網戸:ホームセンターのセット品を少し加工して。納屋兼工房入り口:「BeforeAfter」を参照ください。垣根の貼りレンガ:「BeforeAfter」を参照ください。
クリックすると大きくなりますクリックすると大きくなりますルーバクリックすると大きな写真になります。 クリックすると大きな写真になります。
変形パーゴラ:エントリー「変形パーゴラ」を参照ください。ペンキ塗り:エントリ「ペンキ塗り」を参照ください。ルーバー風目隠し:エントリ「久しぶりに木の香」を参照ください。オーニング:エントリー「オーニング」を参照ください。立水栓:エントリー「隠居が作ったイングリッシュ・ガーデン風立水栓」を参照ください。
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手作りサイクロン式集塵機:エントリー「隠居のDIY:手作りサイクロン式集塵機」を参照ください。隠居のDIY道具部屋:エントリー「隠居のDIY道具部屋」を参照ください。    ローズアーチ:エントリー「ローズアーチの作成」を参照ください。ローズアーチ用プランタ:エントリー「隠居の手づくりプランタ」を参照ください。    玄関用腰掛け:エントリー「玄関チェア」を参照ください。
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タベストリー風壁掛け:エントリー「タベストリー風壁掛け」を参照ください。玄関壁面の飾り箱:エントリ玄関壁面の飾り箱」を参照ください。ランドセル置き棚隠居のDIY:ランドセル置き棚を参照ください。ベッドサイドテーブル隠居のDIY:ベッドサイドテーブルを参照ください。シンプルな座り机隠居のDIY:シンプルな座り机を参照ください。
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西日よけのオーニング:エントリー「塩ビパイプと結束バンドを使ったオーニング」を参照ください。組立作業台:エントリー「隠居のDIY:組み立て作業台」を参照ください。マガジンスタンド:エントリー「隠居のDIY:マガジンスタンド」を参照ください。すのこを使った布団置き用棚「隠居のDIY:すのこを使った収納庫内布団おき」を参照ください。山小屋修繕:エントリー「夏の山小屋修繕」を参照ください。
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三脚に付けるレコーダー置き台:エントリー「三脚に取り付けるレコーダー置き」を参照ください。ファルカタ集成材と桐すのこで作ったアンティーク風シューズラック「ファルカタ集成材と桐すのこで作ったアンティーク風シューズラック」を参照ください。書斎の棚シリーズ(1) CDラック隠居のDIY:書斎の棚シリーズ(1) CDラックを参照ください。書斎の棚シリーズ(2) 新書・文庫用「隠居のDIY:書斎の棚シリーズ(2)新書・文庫用」を参照ください。"「隠居のDIY:枕 木にブリックを貼る」を参照ください。
クリックすると大きな写真になります クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります
額縁プランタ:エントリー「隠居のDIY:額縁プランタ」を参照ください。 "「隠居のDIY:書斎の棚シリーズ(3) 飾り書棚」を参照ください。"「隠居のDIY:枕木柱にトタンのキャップを被せる」を参照ください。"「隠居のDIY:書斎兼寝室用のワゴンを製作」を参照ください。"「隠居のDIY:パソコンデスク部品の再利用」を参照ください。
クリックすると大きな写真になりますリフォームしたガーデン・テーブル:クリックすると大きな写真になります完成したミニデッキ:クリックすると大きな写真になります部屋に置いた抽出つきワゴン:クリックすると大きな写真になりますウッドデッキの立水栓:クリックすると大きな写真になります
「隠居のDIY:額縁プランタ用簡易イーゼル」を参照ください。「隠居のDIY:ガーデン・テーブルのリフォーム」を参照ください。「隠居のDIY:山小屋にミニ・デッキを作る」を参照ください。「隠居のDIY:アリ継ぎ(dovetail joint) で抽出を作る 」を参照ください。「隠居のDIY:立水栓を修理する 」を参照ください。
できあがったデッキの基礎:クリックすると大きな写真になりますキーボード・マウス操作台;クリックすると大きな写真になりますHütte Hachi ウッドデッキ:クリックすると大きな写真になります完成したデッキとエニサイズテーブル:クリックすると大きな写真になりますパソコン横の小物入れ:クリックすると大きな写真になります
「隠居のDIY:ブロック積みを学習する」を参照ください。「隠居のDIY:シンプルなキーボード・マウス操作台」を参照ください。「隠居のDIY:ウッドデッキの作成」を参照ください。「隠居のDIY:ウッドデッキの製作(続)」を参照ください。「隠居のDIY:小物収納棚を作る;トリマーとルータの練習」を参照ください。
改装後のトイレ:クリックすると大きな写真になります新しい棚回転式手作りTV台;クリックすると大きな写真になります組みあがった棚;クリックすると大きな写真になりますこたつを設置;クリックすると大きな写真になります
「隠居のDIY:山小屋トイレの改装」を参照ください。「隠居のDIY:2X4 材で棚を製作する」を参照ください。「隠居のDIY:シンプルな回転式TV台」を参照してください。「隠居のDIY:2X4で作る組み立て式棚」を参照してください。「隠居のDIY:山小屋で掘ごたつを作る」を参照してください。
完成;クリックすると大きな写真になります 完成図;クリックすると大きな写真になります 巣箱完成品;クリックすると大きな写真になります 孫の部屋に置いた本棚;クリックすると大きな写真になります
「隠居のDIY:節電用のエアコン室外機カバーを作製する」を参照ください。 「隠居のDIY:(続)2X4 を使ったプラレール列車収納棚」を参照ください。 「隠居のDIY:小鳥用の巣箱を作る」を参照ください。 「隠居のDIY :集成材で孫の本棚を作る」を参照ください。

 ブログ内に、これだけセル数の多いテーブルを設置するのに苦労した。この経緯については、別のエントリーで記載したいと思っている。

2007年5月20日

塩ビパイプと結束バンドを使ったオーニング

クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります 昨年作ったオーニングが色あせてきたので、新調することにした。手芸材料店で売っているような生地は初めは見栄えがいいが、風雨には弱い。今年は、ホームセンターで売っているオーニング(サンシェード)布を利用することにした。デッキの上で開閉できるようにしているオーニングは、丁度幅90cmのものがあったのでこれを使うと少し幅が狭いが長さ180cmと240cmの規格品に補強用にハトメを打ったが結束バンドで繋ぐと上手くいった。
 ただし、西日よけのオーニングは自作のパーゴラにぴったり合うようなサイズのものは市販されていなかった。靴に足を合わせるようなことになるが、オーニング掛けを改造することにした。

続きを読む "塩ビパイプと結束バンドを使ったオーニング"

2006年6月 3日

オーニング

クリックすると大きな写真になります。 ウッドデッキの西日対策に、昨年作ったパーゴラを利用してオーニングを製作することにした。ホームセンターなどで販売されている商品を買ってきてもいいのだが、結構な値段がするしぴったりなものはできない。NHKのDIY入門「住まい自分流」に紹介されている”自転車置き場に雨除けをつける”を参考に手芸専門店に家内についていってもらって綿布とカーテン用の芯地・ハトメを求めた。また、ホームセンターでΦ24mmの丸棒2本とJ型金具などを購入した。横桟は余っていた集成材を使うことにした。
 幅11cmの集成材を丸鋸で縦半分に切断する。丸鋸でのこのような作業は結構難しい。クランプで材を台にとめて丸鋸を滑らすが、途中で丸鋸のベースがクランプにあたるので途中で停めて、クランプの位置を変えねばならないし切り込みの途中から丸鋸の刃をいれるのが難しい。卓上用の台に丸鋸をつけるようにすれば上手くいくと思うが、スペースが必要だしまたものが増える。
 2本の桟の端に丸棒を通すためのΦ24mmの穴をホールソーで開ける。加工した桟と丸棒には防腐用の塗料を塗った。桟を支えるための金具ともう一本の丸棒を受けるためのJ型のステンレス金具をパーゴラの柱にビス止めした。
 綿布の長さは、パーゴラを作ったときに使ったExcelの三角計算で求めた。NHKのテキストでは、布地の端の処理は両面接着テープですることになっているが、裁縫が苦手な家内がミシンでやるというのでしてもらうことにした。布地の左右両端は三つ折りにして幅の調整と補強をし、下の端は丸棒を入れるように袋縫いをした。また、布地の上端はハトメが打てるようにカーテン用の芯地をいれた。25cm間隔にポンチで穴をあけ、買ったハトメに入っていた治具で取り付けた。上用の丸棒には結束バンドで取り付けた。ものをくくりつける作業には、この結束バンドが重宝である。簡単だし強い。
 全ての材料が揃ったので早速取り付けた。布地の大きさは三角計算までして計ってあるのでぴったりだ。桟の取り付け金具の微妙な角度が異なるのか水平になっていないので、結束バンドの切れ端をつめるなどして調整した。
 今日は1日暑い日だったので早速西日よけに効果を発揮している。カフェテラス的な雰囲気にもなった。布地を選んだセンスを家内は自慢している。さて、批評家の娘はどう言うだろうか。 

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2006年5月 7日

久しぶりに木の香

ルーバ パソコンの前ばかりでは体に悪いし陽気も良くなってきたこともあって、久しぶりにDIYをした。といってもたいした作品ではない。昨年ウッドデッキの上に立てたパーゴラの一部にルーバ風の目隠しを作った。パーゴラを立てたときは大きく葉をつけて茂っていたデュランタが目隠しになってルーバはいらないと思っていたが、この冬の寒さのせいか家内が枝を切りつめたのが原因かで枯れ木になってしまった。そばに植わっているライラックも春に僅かの花を付けるが古木のため枯れ木寸前である。みっともないので上部に付けたと同じような手作りルーバをとりつけた。
 2X4材の端材を相欠きはぎで接いで(縦にこのような接ぎ方良くないが)斜めに1X4材用の切り込みを入れた。この切り込みは、はじめ昨年同様のものを作ったとき置いてあったテンプレートを使ってトリマーでとりかかったが、トリマーの馬力が弱く音ばかり大きくて作業が捗らなかったので、ルータをフリーハンドで使った。ルータはトリマーより馬力があるので慎重に作業すればかなり上手くいくことが分かった。取り付ける前に、最近アメリカで健康上に問題があるとか言われているキシラデコールに代わる木材保護用の塗装をし、インパクトドライバーでコースレッド止めした。2X4材の継ぎ目部分がかっこよくないので、またの機会に何かで目隠しを考えている。久しぶりの木の香でDIYへの時間が増えそうな気がする。

2005年10月 2日

変形パーゴラ

 一昨年、庭の一次改造でプロに造ってもらったウッドデッキを利用してパーゴラを立ち上げたい考えてきた。ファミリーの何かのイベントがあるときなどデッキで七輪BBQをするたびに、パーゴラ(Pergola)とその上に架かった日よけがあればいいなと思っていたからだ。写真のように、パーゴラを製作する前は、夏の日よけに、簡単なターフをデッキの上に立ててすごした。



 ウッドデッキの家屋側には、2階のテラスが屋根代わりになっている。30年ほど前の鉄とプラスチックのテラスは、なんどか塗装をしているが、床面(ウッドデッキの屋根)は、ぼこぼことひずんでいる。しかし、床を支えている鉄柱(ポスト)や胴縁(幕板)はまだしっかりしているので、これを利用することにした。テラス胴縁の鉄板をドリルで穴をあけボルトで2X6SPFを固定した。この鉄板に穴をあける作業が結構きつかった。少し重い振動ドリル(振動は必要ないが)で径の小さなドリル刃から順次大きなものに変えて穴をあけた。刃に油をさしていかないと一気には穴が開かない。脚立の上での作業であり、2X6を抱えながらの昇り降りの繰り返しには、大量の汗をかいた。

 また、ウッドデッキのフェンスにはプロによってしっかり立てられた枕木が支柱となっているので、これを利用してポストの4X4材を径12mmのボルトで固定した。このボルトとナットおよび角形のワッシャー(正式にはなんと呼ぶんでしょう)は、信じられないくらい安かった。また、デッキ上に立てたポストは、八幡ネジのポスト固定具を使った。これは安い買い物ではなかったが、シンプソン金具のポスト固定よりも強力である。心配していたポストの強度は、思っていたよりがっちりできた。なお、ポスト材は、4X4と決めて4本のポストは使ったが、2X4を2枚貼り合わせると一辺が80mmになるが、十分に使えることが分かった。2X4の6フィートは200円ちょっとで安いので、代用できる時は、高い4X4を買う必要はない。
 パーゴラは立ち上がったものの自宅前の道路側から眺めると古い2階テラスの床が汚い。これを隠すために、ポスト間に1X4材で作ったルーバ風のフェンスを付けた。その下高さ1m位のところに補強もかねて棚を作った。家内のガーデニィング教室での作品を乗せるにちょうど良くなった。普通は、床の部分からその棚にかけてフェンスをするものであるが。

 また、もともと日よけが目的であるので、垂木の下に、日よけ布を付けた。すだれや寒冷紗を覆い被せることはしたくなかったので、径が3mmのステンレス・ワイヤをターンバックルなどを利用してとりつけ、これをカーテンレールのようにして、日よけ布を張った。この日よけ布には、ロープをつけて、張ったりたぐり寄せたりできるように考えた。日よけの必要な暑いシーズンも終わったので、取りあえず実験的に古いオーニングを日よけ布にしている。来年シーズン前には、家内が新調してくれるそうである。

   この作品から、新しい電動工具が加わった。充電式インパクトドライバーである。前から欲しかったが、安物といえどもコード式ドライバーを3つも持っていたので高い買い物に躊躇していた。ホームセンターのチラシに特価で出たのを機会に、ついに購入した。使ってみるとなかなかの優れものである。特に高所でのネジ打ち、ボルトの締め付けには欠かせないものとなった。インパクト(打撃)が働くときは、静かな住宅街では少し音が気になるが、長いネジが見事に木に食い込んでいくのは爽快である。

 DIYはいつも新しい経験への挑戦である。テラス胴縁につけた2X6とビームとの間にわたす垂木は、ビーム側を少し低くして傾斜させているが、このとき垂木を何度の角度で切るかが問題になる。直角三角形の三角比の計算なんて高校以来ご無沙汰である。インターネットで調べるとあったあった。直角三角形の底辺・高さ・角度・斜辺のいずれか2つの値をいれると計算して他の値を出してくれるsankakukeisan.xlsというユティリティである。結局最後は現物合わせの部分もあるが、ずいぶんお世話になった。インターネットは、巨大な百科事典である。何か探し物とか困るとパソコンに向かった。日よけ布のロープ止めは、ヨットのロープ止めがすぐ頭によぎったが、名前が分からない。「ロープ止め」というような言葉で検索するとどうやらクリートという名前らしいことが分かった。しかし、ホームセンターにはなさそうだし、あっても高そうである。こういうものは、海外サイトの方が詳しいので、英語で検索しようとしたが綴りが分からない。掲載されている写真からCLEATということが分かったので、海外サイトを検索するとCLEATにロープを結ぶ方法がアニメ式に見えるようになったサイトもあった。これらの絵を参考に、端材でクリートを製作した。また、ステンレス・ワイヤの端を輪にするには、どうするのかも分からなかったが、gooの「教えて」のサイトで検索するとスリーブなるものがあって、これにワイヤーを通してかしめて作ることが分かった。インターネット様々である。