検索結果: Studio YAMAKO

Studio YAMAKOで“ガビチョウ”タグの付いているブログ記事

2023年6月18日

6月の舞岡公園 ② 2023年6月7日 横浜市戸塚区舞岡公園

前々日にも舞岡公園へ行ったのだが、なかなか成果が上がらない。
 6月6日は雨で気温も低かったが、翌日7日の予報では天気は回復し気温も上がりそうなので、急遽、出かけることにした。
 雨上がりで期待できるのかと思ったが、平地産ゼフィルスはもとより、見かけるチョウの数も少ない。この日は平地産ゼフィルスは全く撮影できなかった。
 クリの花でトラフシジミの夏型と、近年少なくなっていたキマダラセセリを撮ることができたのが、せめてもの慰めだった。
 他の方のブログを拝見すると、オオミドリシジミを含めて6種の平地産ゼフィルスはすべて撮影されている。決して、発生していないわけではないので、私としては来シーズンに期待である。6月8日には関東甲信越地方も梅雨入りした。

000_230607069 X700 〇舞岡公園 RX10M4.jpg
桔梗 2023年6月7日 横浜市戸塚区舞岡公園 小谷戸の里

001_230607027 X900 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 1.コミスジ
南門から散策路に入るとコミスジが翔んでいた。コミスジは年3回ほど発生するが、すでに第1化の最盛期は過ぎていて、擦れている個体が多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
002_230607038 X900 ◎舞岡公園 トラフ RX10M4.jpg 2.トラフシジミ 夏型
クリの花が咲くところにいくと、愛好家がおひとり手持無沙汰そうに立っておられた。どうやらチョウの姿はないようだ。クリの花を眺めていくと何やら黒い影が見えた。何かわからない。RX10の望遠端で、AFフレームに入れて連写し、モニターで確認するとトラフシジミの夏型だった。そろそろ出現するころだと思っていた。トラフシジミは夢中で吸蜜し、動かなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
003_230607057 X900 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 3.親子連れのコジュケイ -1
コジュケイが前方3mくらいの目の前に現れた。1羽ではない。写真の右側にオレンジ色の姿が見える。まったく鳴き声は上げない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
004_230607045 X900 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 4.親子連れのコジュケイ -2
左側にもう1羽いた。明らかに体の大きさが違う。子供の方は親鳥に甘えるような姿を見せる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
005_230607064m X900 ◎舞岡公園 コジュケイ親子 RX10M4.jpg 5.親子連れのコジュケイ -3
しばらく観察していると、やがて親の後について右の藪の中に静かに入っていった。wikipediaによると、「コジュケイの繁殖形態は卵生。年に2回繁殖する。4-6月に地面の窪みに枯れ草を敷いた巣に、7-8個の卵を産む。メスのみが抱卵し、抱卵期間は17-19日。雛は孵化直後に巣立つ。雌雄共に育雛を行う。生後1年で成熟する。」と記されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 132mm ISO500 ) 露出補正 なし
006_230607068 X900 舞岡公園 ホタルブクロ RX10M4.jpg 6.ホタルブクロ(蛍袋)
一昨日はまだ蕾だったホタルブクロが開き始めた。ホタルブクロはキキョウ科の多年草で、和名「ホタルブクロ」は、子どもが本種の袋のような花にホタルを入れて遊んだことに由来するという。wikipediaには花色には赤紫のものと白とがあり、関東では赤紫が、関西では白が多いとあるが、これはどちらかというと白い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO500 ) 露出補正 なし
007_230607002 X900 舞岡公園 Z50 Z105mc.jpg 7.リョウブ(令法)
小谷戸の里の炭焼き小屋の入り口にあるリョウブ。リョウブの木は他にもあるがこの木は少し葉脈に赤みがある。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f8.0 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
008_230607071 X900 舞岡公園 RX10M4.jpg 8.ヤマアジサイ(山紫陽花)
一昨日も撮った瓜久保の家に咲くヤマアジサイである。その時はガクだけ撮ったが、これは花全体を撮った。ガクがよりピンク色になってきている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 154mm ISO500 ) 露出補正 なし
009_230607007 X900 舞岡公園 Z50 Z105mc.jpg 9.キキョウ(桔梗)
トップの写真はRX10で撮ったが、これは105mmマクロレンズで撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
010_230607073 X900 舞岡公園 RX10M4.jpg 10.キンシバイ(金糸梅) -1
いま、古民家の裏庭に黄色も鮮やかなキンシバイが咲いている。和名は中国名の「金糸梅」に由来し、これは5枚の花弁を梅に、多数の雄蕊を金の糸に喩えたものだそうだ。この写真では雄蕊はまだ長く伸びていないので、金の糸には見えない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f3.5 1/1250秒 34mm ISO125 ) 露出補正 なし
011_230607076 X900 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 11.キンシバイ -2
wikipediaによれば、樹高0.3 - 1.5 m程度の小低木で大きくなれば3 mに達する。主幹は基部から盛んに分枝し、高角度に広がる。枝は垂れ気味に長く伸び、先端が垂れるとある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f2.8 1/1250秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
012_230607011 X900 〇舞岡公園 キンシバイ Z50 Z105mc.jpg 12.キンシバイ -3
花は盃状で、花弁は5枚。楕円状卵形から広倒卵形、あるいは円形となり、僅かに外側に膨らみ浅い盃形をなす。この成長した花は雌蕊を中心に多くの雄蕊が金の糸のように長く伸びている。雄蕊は50 本~70本単位の5本の束を構成する。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f9.0 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
013_230607081 X900 〇舞岡公園 ルリシジミ 産卵 RX10M4.jpg 13.ルリシジミ 産卵 -1
ルリシジミがヤマハギに産卵に来ていた。ヤマハギの新芽に腹端を曲げて産卵している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f3.5 1/1250秒 30mm ISO100 ) 露出補正 なし
014_230607016 X900 〇舞岡公園 ヤマハギ Z50 Z105mc.jpg 14.ルリシジミ 産卵 -2
産み付けられた卵は確認できなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.0 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
015_230607024 X900 ◎舞岡公園 ヤマハギ Z50 Z105mc.jpg 15.ルリシジミ 産卵 -3
産卵はちょっとお休みして翅を開いた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
016_230607084m X900 ◎舞岡公園 キマダラセセリ RX10M4.jpg 16.キマダラセセリ -1
再びクリの木のところに戻ってきた。首が痛くなるほど上を見続けて探す。ミドリシジミはじめゼフィルスは見つけられなかったが、何か小さいのがいる。コチャバネセセリかキマダラセセリかと思い、レンズを向けて撮ってみる。キマダラセセリだった。数年前まではこの季節にしばしば見かけたが、最近は少なくなっていたので、いてくれてよかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 203mm ISO640 ) 露出補正 なし
017_230607090 X900 ◎△舞岡公園 キマダラセセリ RX10M4.jpg 17.キマダラセセリ -2
葉の間から差し込む日の光の加減で、面白い写真になった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
018_230607095 X900 〇舞岡公園 ウラギンシジミ RX10M4.jpg 18.ウラギンシジミ♂
駐車場に戻るとき、ウラギンシジミが路上を翔んでいた。ウラギンシジミは秋型が成虫で越冬し、翌春4月の終わりごろまで飛んでいる。そして、第1化が6月に発生する。開始するのを待ったが、これ以上は開いてくれなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
019_230607099m X900 〇舞岡公園 ガビチョウ RX10M4.jpg 19.ガビチョウ(画眉鳥)
南門の近くまで来るとよくガビチョウに会う。ガビチョウは中国南部から東南アジア北部にかけて広く生息する外来種だが、日本以外にハワイ諸島にも侵入していて、その侵入の経緯はホノルルの中華街の火事だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO1250 ) 露出補正 なし
020_230607102 X900 舞岡公園 RX10M4.jpg 20.ベニシジミ
どこからともなく敏速でベニシジミが翔んできて、大きな葉に止まった。春型はそろそろ擦れてきいる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 216mm ISO400 ) 露出補正 なし

2023年6月 7日

5月の舞岡公園 ① 2023年5月2日・11日 横浜市戸塚区舞岡公園

今年もゴールデン・ウィークがやってきた。予報によるとその前半の3日~5日までは天気がよさそうだ。だがGWは駐車場もいっぱいになるほど舞岡公園にも人が集まる。そこでその前日の5月2日に行くことにした。
 さすがにまだ平地産のゼフィルスには早いのだが、タニウツギが咲き、黒いアゲハが訪れるのを期待する。しかし、チョウの数は少なかった。
 それではと、5月11日に出かけてみた。7日から9日までは気温が低く、この日は天気は良かったが気温は22℃~23℃くらいにしか上がらなかったようだ。
 アカシジミは発生しているかもしれないと、クリの花を見て歩いたが、まだ、花は蕾だし、アカシジミの姿はなかった。チョウは越冬したルリタテハとツマグロヒョウモン、アオスジアゲハくらいしかいなかった。見られる種類も少ないし、個体数も少ない。

000_230502067 X700 〇舞岡公園 RX10M4.jpg
古民家の庭で元気に泳ぐ鯉 2023年5月2日 横浜市戸塚区 舞岡公園

001_230502003 X900 丸舞岡公園 イロハモミジの種子 Z50 Z105mc.jpg 1.イロハモミジの実 5/2
3月30日に舞岡公園を訪れたとき、道路を渡る橋に伸びる枝にイロハモミジの花が咲いていた。そしてこの日、5月2日は早くも2枚の竹トンボを思わせるような翼に実がなっていた。熟すのはだいぶ先で11月以降と言われる。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f7.1 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
002_230502009 X900 舞岡公園 タニウツギ Z50 Z105mc.jpg 2.タニウツギ(谷空木) 5/2
さくら休憩所に小さなタニウツギの木が1本あるが、数年前は今より元気だったこの木の花に、モンキアゲハやナガサキアゲハが来ることがあった。この日、咲き始めていたが黒いアゲハの姿はない。マクロで寄って撮ったが花に奥行きがあり、ピント合わせが難しい。 

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.3 1/1000秒 105mm ISO560 ) 露出補正 なし
003_230511039 X900 タニウツギ 舞岡公園 RX10M4.jpg 3.タニウツギ 5/11
大原谷戸池の傍に咲くタニウツギは、10日後にほぼ満開になっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 178mm ISO250 ) 露出補正 なし
004_230502020 X900 舞岡公園 ツクシヤブウツギ Z50 Z105mc.jpg 4.ツクシヤブウツギ(筑紫藪空木) 5/2
ハコネウツギと思っていたが、Picture This で検索してみると、ツクシヤブウツギと同定された。タニウツギや、ハコネウツギと同じタニウツギ属である。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f11.0 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
005_230502075 X900 舞岡公園 アカメガシワ RX10M4.jpg 5.アカメガシワ(赤芽槲、赤芽柏) 5/2
  芽が赤いのでこの名がある。柏が生息していない地域では、この木の葉を柏の葉の代用として柏餅を作ったことからアカメガシワと呼ぶようになったとの説もある。花期は初夏(6 - 7月)で、この花にはミドリシジミをはじめ、蝶が集まる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 183mm ISO400 ) 露出補正 なし
006_230502080 X900 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 6.ルリタテハ 5/2
越冬後のルリタテハがいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
007_230511047 X900 ◎イボタノキ 舞岡公園 RX10M4.jpg 7.イボタノキ(水蝋の木・水蝋樹・疣取木)の花にアオスジアゲハ 5/11
日当たりの良いところではイボタノキが咲き始めている。この花も蝶に好かれる花だ。ウラゴマダラシジミの食樹でもある。ウラゴマダラシジミには会えなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 172mm ISO320 ) 露出補正 なし
008_230511050 X900 舞岡公園 ◎イボタノキ RX10M4.jpg 8.アオスジアゲハ 5/11
アオスジアゲハがイボタノキの花に絡む。好きな花のようだ。樹皮上に寄生するイボタロウムシの分泌する「いぼた蝋」は、蝋燭の原料や家具のつや出し、日本刀の手入れに用いられるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 172mm ISO320 ) 露出補正 なし
009_230511059 X900 舞岡公園 〇イボタノキ RX10M4.jpg 9.ツマグロヒョウモン -1 5/11
ツマグロヒョウモンもイボタノキの花が好きだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 174mm ISO500 ) 露出補正 なし
010_230511065 X900 ◎舞岡公園 イボタノキ RX10M4.jpg 10.ツマグロヒョウモン -2 5/11
このチョウは開翅して吸蜜することが多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 215mm ISO400 ) 露出補正 なし
011_230511012 X900 〇舞岡公園 イボタノキ Z50 Z105mc.jpg 11.ツマグロヒョウモン -3 5/11
ツマグロヒョウモンは平地産のヒョウモンチョウとして普通種になって久しいが、舞岡公園では個体数が減っているように思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f7.1 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
012_230511021 X900 舞岡公園 イボタノキ Z50 Z105mc.jpg 12.イボタノキ -3 5/11
この季節は、イボタノキやマルバウツギ、エゴノキなどが白い花を咲かせる。はじめはみな同じように見えたが、やっとイボタノキが分かるようになった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f7.1 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
013_230511023 X900 〇舞岡公園 Z50 Z105mc.jpg 13.サトキマダラヒカゲ 5/11
舞岡公園でこのチョウの現れるところは限られていると思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
014_230511104 X900 舞岡公園 前田の丘 RX10M4.jpg 14.クリの花 5/11
アカシジミがいるかなと思って、クリの花の咲くところへ行ってみたが、まだ少し早かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 43mm ISO250 ) 露出補正 なし
015_230511108m X900 ◎舞岡公園 前田の丘 RX10M4.jpg 15.コジャノメ 5/11
コジャノメも舞岡公園では個体数が少ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 187mm ISO1600 ) 露出補正 なし
016_230511113 〇舞岡公園 タツナミソウ RX10M4.jpg 16.タツナミソウ(立浪草) 5/11
路傍の草むらに咲くとても可憐な花だ。シソ科だそうだ。和名は、花が咲くようすが、泡立って寄せてくる波を思わせるのでついたという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 206mm ISO2000 ) 露出補正 なし
017_230511119 X900 〇舞岡公園 ガビチョウ RX10M4.jpg 17.カビチョウ(画眉鳥) 5/11
大きな声でやかましく鳴く鳥である。人を怖がらず、散策路に飛び出してくる。中国南部から東南アジア北部にかけて広く生息する鳥で、日本では、ペットとして輸入された個体がかご脱けにより定着したそうだ。外来生物法で特定外来生物に指定されており、日本の侵略的外来種ワースト100定種にもなっている。眼の周り及びその後方に眉状に伸びた特徴的な白い紋様を持つ。和名は中国名の漢語表記「画眉」そのまま。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 193mm ISO3200 ) 露出補正 なし

2021年5月11日

タニウツギの花は咲いたか 舞岡公園 4月27日

新型コロナウィルスの変異型が複数現れ、なかでも感染力が強いというN501Y変異があるイギリス株ウイルスが増加してきている。インドではここ数日連日30万人以上の新規感染者が出ているが、そのインド型変異ウィルスも日本で見つかっている。大阪はもとより、東京の新規感染者数も毎日、前の週の同じ曜日の感染者数を上回ってきていて、関東では、先に令和3年4月20日から令和3年5月11日まで、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の指定地域で、まん延防止等重点措置が実施されていたが、とうとう東京都、京都府、大阪府、兵庫県で  令和3年4月25日から令和3年5月11日まで三度目の緊急事態宣言が発出された。私も5月の連休明けに北海道へヒメギフチョウの写真を撮りに行こうと、飛行機、宿、レンタカーの予約を済ませていたが、中止を決めた。
 そんな中だが、4月27日、舞岡公園へ、タニウツギの咲き具合や、モンキアゲハやナガサキアゲハは飛んでいるかどうかを見に出かけた。

1.カエデの実
竹トンボの形に似た小さな赤い羽根のようなものが見える。イロハカエデの花かと思ったが、花は既に終わっていて、これは実なのだ。実は翼果で、花が咲いた後にプロペラ付きの実ができる。翼はほぼ水平に開く。秋には茶色く色づく。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 31mm ISO200 ) 露出補正 なし
001_210427001 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg
2.タニウツギの花
4~5年前には、南門の手前に2本のタニウツギの木があり、ゴールデン・ウィークの頃には、花が咲き、モンキアゲハやナガサキアゲハが飛来していた。ところが数年前に2本とも花を付けなくなってしまった。大きい方の木は枯れてしまったが、小さい木の方は、昨年ごろから再び花を咲かせるようになった。しかし、まだ、黒いアゲハたちが飛来するのを見ていない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 16mm ISO250 ) 露出補正 なし
002_210427006 X800 タニウツギ 南門 舞岡公園 RX10M4.jpg
3.咲き始めのタニウツギ
長久保池の傍にもう1か所、タニウツギが咲くところがある。ここの木は高さが3mほどあり、見上げるところに花が咲く。まだ咲き始めたばかりばかりであるが、そこに小さなキアゲハが止まっていた。回り込んで撮ろうとしたところ逃げられてしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 26mm ISO160 ) 露出補正 なし
003_210427105 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg
4.ガビチョウの夫婦
夫婦かどうかは定かではないが、2羽のガビチョウが飛んできて、茂みの枝に止まった。仲睦まじそうに見える。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1000 ) 露出補正 なし
004_210427017 X800 〇ガビチョウ 舞岡公園 RX10M4.jpg
5.古民家
小谷戸の里は端午の節句を迎える準備がされていた。前庭には鯉のぼりが泳ぎ、主屋には五月人形が飾られていた。ゴールデン・ウィークは、まん延防止等重点措置が実施されている。残念なことだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/200秒 12mm ISO3200 ) 露出補正 なし
005_210427022 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg
6.カキツバタ(杜若)
古民家の裏庭に咲いているカキツバタだ。アヤメ(菖蒲)、ハナショウブ(花菖蒲)とよく似ている。アヤメとショウブ(正しくはハナショウブ)はユリ目アヤメ科だが、このカキツバタはキジカクシ目アヤメ科だそうだ。この3つの花が咲いているのを見ると、「アヤメが咲いている」と言ってしまう。しかし、花びらの付け根で区別できる。すなわち、アヤメは網目状、ハナショウブは黄色、そしてこのカキツバタは白い筋がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
006_210427027 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg
7.アオスジアゲハ
これほど舞岡公園にチョウが少ないと思ったことはない日であったが、やっとカッパ池に入る道でヒメジオンにアオスジアゲハが飛来した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 203mm ISO125 ) 露出補正 なし
007_210427035 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg
8.アオスジアゲハ 開翅 -1
道から休耕地を見下ろすように撮っている。たまたまだが見事に開翅したところを上から撮ることが出来た。発生初期なのだろうか、とてもきれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_210427048 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg
9. アオスジアゲハ 開翅 -2
開いた翅に陽を浴びて、青緑色の模様が輝いて見えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_210427049 X800 △舞岡公園 RX10M4.jpg
10.アオスジアゲハ
春の定番の場面だ。アオスジアゲハはヒメジオンの花が好きだ。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_210427055 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg
11.休耕地のツマグロヒョウモン
谷戸に広がる、蓮華の花やタンポポが咲く広い休耕地を、自由に飛び回るツマグロヒョウモン♂。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
011_210427071 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg
12.南の丘
ねむのき休憩所という小高いところがある。最近整備され、新しい木枠で固めた階段が出来ている。そのわきに1本のツツジの木があるが、その花に黒いアゲハの姿が見えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 18mm ISO500 ) 露出補正 なし
012_210427102 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg
13.ジャコウアゲハ♂ -1
ジャコウアゲハの♂がツツジの木の周囲を旋回していたが、いっこうに花に止まろうとしない。しばらくして、飛び疲れたのか近くの葉の上に静止した。

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし  
013_210427094 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg
14.ジャコウアゲハ♂ -2
結局、この日見かけた黒いアゲハはジャコウアゲハの♂2頭のみだった。モンキアゲハ、ナガサキアゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハは姿を見せなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
014_210427087 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg
15.モミジの新緑と紅葉
手前に見える紅葉はノムラモミジの新芽だ。新緑の時期に真っ赤な葉が目を引くノムラモミジは、春は暗紫色、夏は深緑色、秋は紫紅色と変化するのだ。周囲の新緑のモミジははイロハモミジで、別の株である。コロナが忌々しいが美しい季節だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 129mm ISO800 ) 露出補正 なし
015_210427108 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg


2017年7月 8日

舞岡公園 成果上がらず 6月15日

10日前、ウツギの花が満開だった舞岡公園で、平地産ゼフィルスは、ミドリシジミ、アカシジミ、ウラゴマダラッシジミを撮影できたが、ウラナミアカシジミ、ミズイロオナガシジミ、そしてオオミドリシジミが残っている。その後、私の都合と、天候がままならず、出かけることが出来なかった。
 今日こそはと思って、出かけてみたが、この日は残念ながらミドリシジミのみで、新たな収穫はなかった。それなら、そろそろ咲き始めるであろうリョウブの花に来るトラフシジミや、キマダラセセリはどうかと、リョウブの木があるところへ行ってみたが、白い蕾はまだ、硬いようだった。今年は花が咲くのが少し遅いようだ。
  クリの花が咲くところに、ミドリシジミはいたが、開翅シーンは撮れない。結局これといった成果は得られなかった。

;クリックすると大きな写真になります。 1.サトキマダラヒカゲ
切り株にサトキマダラセセリが止まった。すでに擦れてしまっている。サトキマダラヒカゲとヤマキマダラヒカゲは、かつて同一種として、単にと呼ばれていたが、1970年に2種に分離された。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f6.5 1/250秒 258mm ISO560​ ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 2.ルリシジミ♂
ルリシジミが元気だ。高いところを飛び回る個体も多い。♂のブルーが輝く。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f6.5 1/320秒 197mm ISO100​ )露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 3.ベニシジミ
橙色部が少なくなって、黒っぽく見えるベニシジミの夏型が多くなってきた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f5.6 1/640秒 116mm ISO100​ )露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 4.ウラギンシジミ
これは♂だったと思う。開翅してくれなかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.3 1/1600秒 4mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 5.キアゲハ♂ -1
ここのところの雨で水が溜まった谷戸の畑の上をキアゲハが元気に飛び回っている。キアゲハ、特に♂は見栄えのするチョウだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​800​秒 300mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.キアゲハ♂ -2
畑の脇に燃やされた木屑が放置されていた。ミネラルを補給するのだろうか、キアゲハが好んで吸水している。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​320​秒 300mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.キアゲハ♂ -3
谷戸の風景を入れて撮りたかった。もう少しカメラを下げられれば良かったのだが、これが精いっぱいだった。田んぼの水には、青空と雲が映る。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.3 1/800秒 4mm ISO100​ )露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 8.ガビチョウ
ガビチョウが飛び出してきて近くに止まった。大きな声で啼く。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f5.6 1/197秒 4mm ISO200​ ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 9.ヒカゲチョウ
ヒカゲチョウが多く発生している。初々しいきれいな個体が多い。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影(​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​250秒 300mm ISO​1250​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.スジグロシロチョウ
スジグロシロチョウは夏型と思う。仲良く並んで吸蜜していた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.3 1/400秒 4mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 11.ミドリシジミ -1
今月5日に来た時にミドリシジミがいたクリの花のところに来る。クリの花はまだ咲いていて、この日もミドリシジミがいた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f6.3 1/125秒 236mm ISO180​ ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 12.ミドリシジミ -2
♂か♀かは区別できなかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f6.3 1/161秒 236mm ISO110​ )露出補正+0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 13.ムラサキシジミ♀
リョウブの咲くところへ行ってみた。トラフシジミは見つけられなかったが、ムラサキシジミがいた。翅を閉じて止まっていて、飛び立とうという瞬間を連写でとらえた。♀だ。ムラサキシジミの♂はあまり撮ったことがない。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​800秒 300mm ISO​100​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 14.ミドリシシジミ -3
再びクリの花のところへ行ってみる。さっきのとは違う個体のミドリシジミがいた。裏面後翅の白線が個体によって微妙に異なる。襟元(前翅の付け根)からわずかに金属光沢の緑色がのぞく。♂だ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f5.6 1/125秒 143mm ISO560 )露出補正+0.7段


2015年8月21日

秋が近づく舞岡公園 8月18日

昨日は久しぶりに雨らしい雨が降った。時々、日は差すものの曇り空だ。さすがに気温も下がっていた。

5月、6月と足しげく通ったが、7月は一度も行っていなかった舞岡公園へ行ってみようと思う。そろそろクサギの花が咲くころで、そこに集まる黒いアゲハの夏型を撮ろうと思う。

いつものように駐車場に車を停め、公園へと歩きはじめる。谷戸までの道はキタキチョウくらいしか飛んでいない。田んぼは稲が実り、鳥たちから守るためにネットが掛けられていた。秋の気配を感じる。蝶は少ないが、新鮮なイチモンジセセリが飛び始めている。

小谷戸の里にクサギの花が咲く頃だ。近くへ行くとクサギ独特の匂いがしてきた。これは黒いアゲハたちが来るだろうと期待したのだが、来ていない。もう一か所、奥にもクサギの木がある。そちらに行ってみると、カラスアゲハとクロアゲハがいた。割ときれいな個体だった。クサギの花は傾斜地の上の方で咲いていて、吸蜜に来る蝶を撮りにくい。そのアゲハたちもクサギを離れてしまった。また、もとのクサギの花へ戻る。ボロボロのモンキアゲハの♀が来ていた。しばらく粘ってみたが、他には来てくれなかった。

いつものように、狐久保へ行く道を入り、また戻って、瓜久保ヘいった。瓜久保のかっぱ池は昨日雨が降っているのに干上がっていた。帰り道でもう一度古民家のクサギの花を見て行った。ナガサキアゲハ、モンキアゲハが来て、ようやくナガサキアゲハを撮ったが、良い写真は撮れていない。

この日、それらの蝶のほかに、数は少ないながら見かけた蝶は、アゲハ、キアゲハ、サトキマダラヒカゲ、ヒメウラナミジャノメ、イチモンジチョウ、ルリタテハ、アカボシゴマダラ、モンシロチョウ、ヅバメシジミ、ルリシジミ、ヤマトシジミ、ウラギンシジミ、ベニシジミ、ムラサキシジミなどだったが、アカボシゴマダラの数は少なく、ツマグロヒョウモン、ヒメアカタテハ、アカタテハは全く見られなかった。秋には出てくるのだろうか。

;クリックすると大きな写真になります。 1.キタキチョウ
ハギの花の周りをキタキチョウたちが飛んでいる。♂の黄色はとても鮮やかだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 143mm ISO1100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.実りの秋
谷戸の田んぼのイネには実が育っている。鳥たちに食べられないように広範囲にネットが掛けられていた。そろそろ、案山子たちも出てくるだろう。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/125秒 21mm ISO280 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.イチモンジセセリ
小谷戸の里へ行く途中の道端の低い草の上を、新鮮なイチモンジセセリが飛んでいた。発生初期なのだろう。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 64mm ISO450 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.ツバメシジミ
擦れたツバメシジミが元気に飛んでいた。暑い夏を生き延びてきたのだろう。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/125秒 8mm ISO220 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.ユウガギク
マーガレットを小型にしたような花が咲いていた。「柚香菊」と書く。一般に野菊と呼ばれる種類の1つである。 和名の由来は、柚に似た香りのする菊ということからきているとのこと。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 4mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.ヤブガラシ
この花は蝶の好きな花だ。特にアオスジアゲハが良く吸蜜にくる。しかし、この日、アオスジアゲハを見なかった。和名の「藪枯らし」と書くが藪を覆って枯らしてしまうほどの生育の旺盛さを示しているそうだ。wikipediaによれば、別名ビンボウカズラ「貧乏葛」とも呼ばれ、その意味としては、庭の手入れどころではない貧乏な人の住処に生い茂る、あるいはこの植物に絡まれた家屋が貧相に見える、またはこの植物が茂ったことが原因で貧乏になってしまう、などの意味に解釈されている。どれも邪魔者扱いである。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 4mm ISO360 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.サルスベリ
小谷戸の里の入り口を入ったところに一本の百日紅の木があり、いま、見事なピンクの花を咲かせていた。サルスベリは「百日紅」書くが、「猿滑」とも書く。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 4mm ISO140 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 8.クサギの花
私はこの花が咲くのを毎年、待ち望んでいる。8月の中頃から咲くこの花には黒いアゲハたちが良く集まってくるからだ。クサギ「臭木」の花は傍に行くと独特の匂いが漂うが、嫌いな匂いではない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 9mm ISO180 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 9.小谷戸の里に咲くオミナエシ
秋の七草「女郎花」が咲いていた。キタキチョウがその周りを飛んでは花に止まり吸蜜していた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/125秒 48mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 10.トウギボウシ
オオバギボウシともいう。「唐擬宝珠」。花は下向きに咲いているので、ローアングルで撮った。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/160秒 48mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 11.クサギの花に来たクロアゲハ
裏面では雌雄の区別が難しいが、後翅の赤い斑紋からすると、♂のようだ。比較的きれいな個体だった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/160秒 48mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 12.クサギの花に来たカラスアゲハ♀
やっと近くの花に来てくれたが、良い写真は撮れなかった。クサギの花ではじっと留まって吸蜜せず、ホバリングをしながら吸蜜し、花から花へすぐ移っていく。このカラスアゲハは♀だった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 72mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 13.クサギの花に来たモンキアゲハ
最初のポイントのクサギの花で吸蜜をしていた。しかし、大きく破損している。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 197mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 14.ウラギンシジミ
夏のウラギンシジミはこのように路上で吸蜜するものが多い。こういう時は開翅して止まってはくれない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/250秒 12mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 15.トロロアオイ
「黄蜀葵」。一日花で、夕方早い時間に閉じる。根の部分が粘っこいらしい。オクラに似た花を咲かせることから花オクラとも呼ばれる。この植物から採取される粘液はネリと呼ばれ、和紙作りのほか、蒲鉾や蕎麦のつなぎ、漢方薬の成形などに利用されるそうだ。大きな花だった。次に咲く蕾が、咲いている花の後ろにいっぱい付いていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1600秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 16.ガビチョウ
餌を咥えたガビチョウが目の前を横切って茂みの中に入って止まった。見るとそこにはもう一羽ガビチョウがいて、自分が加えてきた餌を口移ししていた。残念ながらそのシーンを撮ることはできなかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/125秒 54mm ISO1100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 17.ベニシジミ
チダケサシの花にきれいなベニシジミが止まっていた。箱根湿生花園ではこの花でミドリシジミも吸蜜している。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/160秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 18.干上がったかっぱ池
この様子を見たときは、今年の夏の暑さを一層思い知らされた。昨日はここも久しぶりに雨らしい雨が降ったはずなのに、このありさまである。蓮の花はどうなってしまうのかな。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/200秒 8mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 19.カワセミ
帰り道、もう一度クサギの花を見て行こうと小谷戸の里を歩いていたら、瑠璃色の鳥が前を横切って10m位先の小枝に止まった。カワセミだ。こちらを向いて止まったので背中の瑠璃色の翅が見えなかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 108mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 20.クサギの花に来たナガサキアゲハ♂
ナガサキアゲハがクサギの花に来たのを見るのは初めてだった。擦れていないきれいな個体だった。撮った時は気が付かなかったが、向こう側にもう1頭いるようだ。帰りに小谷戸の里のクサギを見に来てよかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 108mm ISO450 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 21.ヤマトシジミ♀
この頃なぜかヤマトシジミを見る機会が少なくなっているような気がする。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/160秒 6mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 22.ムラサキシジミ♀
この日も駐車場の植え込みにムラサキシジミがいた。待つことしばし、やっと開翅してくれた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 81mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段


2014年5月15日

長池公園 5月2日


 実はこの日は別の予定があった。いや、あったと思っていた。ところがその予定は、私の記憶違いで、5月2日ではなく、4日の間違いだった。
  予定が無くなったこの日は、天気が良く気温も上がりそうだ。じっとしていられない。一昨年の5月7日に、ここ長池公園を訪れて、思いもかけずにアオバセセリに出会った。ミツバウツギの白い花に絡むようにアオバセセリが吸蜜に来ていた姿を思い起こす。その時に比べ、この日は5日ほど早いが、アオバセセリに会えるだろうか。
 結果、ミツバウツギの花は咲き始めで、そこにアオバセセリの姿はなかった。(ところが翌日、長池公園生き物図鑑というサイトを見ると、この日5月2日にアオバセセリを撮影されていた方がおられた。発生していたのだ。会えなかったのは粘りが足りなかったか)
  この日はとても暖かい日だったのに、蝶の数は少なかった。見かけた蝶は、クロアゲハ、アオスジアゲハ、アゲハ、スジグロシロチョウ、キタキチョウ、あとは越冬したキタテハ、テングチョウくらいだった。
 もちろん、D5000+TAMRON 90mm も首から下げていたが、この日は、これを使うチャンスが全くなかった。

長池公園自然館;クリックすると大きな写真になります。 1.長池公園自然館
11時半、長池公園の駐車場に車を止め、まず自然館へ行った。たまたま展示室で、19994年に公開されたスタジオジブリ制作のアニメ「平成狸合戦ポンポコ」の原画・背景画展が行われていた。このアニメは、高畑勲監督が、人間による自然破壊から自分たちの住処を守ろうと奮闘するタヌキたちの姿をユーモラスに描いたファミリー・アニメであった。かっての自然の恵み多き東京の多摩丘陵で、そこに住むタヌキたちはのんびりとひそやかに暮していた。しかし、宅地造成による自然破壊によって、タヌキたちのエサ場が次第に少なくなっていた。自分たちの住処を守るため、タヌキたちは先祖伝来の"化け学"で人間たちに対抗することにするが、作戦は失敗に終わり、わずかばかりの手つかずの自然が残してもらえる道を選んだ。狸たちも生き続けるというお話。展示されていた、その原画・風景画はとても素晴らしかった。残念ながら(当然)「撮影はご遠慮ください」の札が出ていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/640秒 8.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
浄瑠璃姫の碑;クリックすると大きな写真になります。 2.浄瑠璃姫の碑
一昨年の経験で、アオバセセリが見られたミツバウツギの咲く道を長池まで歩いてみた。蝶の影はない。長池のそばには、 戦場で討ち死にした主君の後を追い、相模の国大磯の海から引き揚げられた薬師如来像を背負って、侍女13人とともに長池に身を投じたという瑠璃姫の伝説を伝える碑が建てられていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/480秒 6.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
エビネ;クリックすると大きな写真になります。 3.エビネ
名前は聞いたことがあるが、見たことはなかった。wikipediaによれば、日本の大多数の都道府県で、レッドリストの準絶滅危惧の種に指定されているという。日本の野生ランで漢字では海老根と書く。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/220秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 なし
オオアマドコロ;クリックすると大きな写真になります。 4.オオアマドコロ
和名の「オオアマドコロ」は漢字では大甘野老と書く。根茎がヤマノイモ科のトコロ(オニドコロ)に似て、甘味があるということから付いたもののようです。学名 Polygonatum odoratum (Mill.) Druce はヨーロッパからロシア、中国を経て日本までと、広範囲に分布する種で、形態的にも変化に富み4変種に分化している。そのうちの3変種 オオアマドコロ(var. maximowiczii)、ヤマアマドコロ(var. thunbergii)、アマドコロ(var. pluriflorum)が日本に生育している。(参照:http://www48.tok2.com/home/mizubasyou/91amadokoro.htm)

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/85秒 130.0mm ISO800 ) 露出補正 なし
ミツバウツギ;クリックすると大きな写真になります。 5.ミツバウツギ
毎年5月初めから白い花を付けはじめ、多くの蝶が吸蜜に来る。本家ウツギのユキノシタ科ではなく、ミツバウツギ科ミツバウツギ属である。ウツギと花が似ていることや、葉が3つに分かれているので、この名前がついた。この写真でも三つに分かれた葉を確認できる。一昨年はアオバセセリもこの花に吸蜜に来た。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.4 1/900秒 6.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
ミツバウツギの花に来たコミスジ;クリックすると大きな写真になります。 6.ミツバウツギの花に来たコミスジ
コミスジが3頭飛んでいた。半径50mくらいの範囲を飛び回り、時々花に止まって吸蜜する。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/280秒 185.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
静止するコミスジ;クリックすると大きな写真になります。 7.静止するコミスジ
まだ出始めのコミスジである。もちろん今年初めて見る。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/160秒 130.0mm ISO125 ) 露出補正 なし
アオスジアゲハ -1;クリックすると大きな写真になります。 8.アオスジアゲハ -1
午後になってアオスジアゲハがミツバウツギを訪れるようになった。今年初めて見る。なかなか近くに来てくれない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/160秒 56.9mm ISO320 ) 露出補正 なし
アオスジアゲハ -2;クリックすると大きな写真になります。 9.アオスジアゲハ -2
まだまだ個体数は少ないが、1頭がミツバウツギの花から花へ、さらに木から木へ飛び回る。なかなか落ち着いて吸蜜してくれない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/640秒 130.0mm ISO500 ) 露出補正 なし
クロアゲハ -1;クリックすると大きな写真になります。 10.クロアゲハ -1
ふと見るとミツバウツギの花に黒いアゲハが絡んでいるのを見つけた。カラスアゲハか、ジャコウアゲハかと思ったが、クロアゲハの雄だった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/320秒 68.5mm ISO500 ) 露出補正 なし
クロアゲハ -2;クリックすると大きな写真になります。 11.クロアゲハ -2
しばらく、花から花を飛び回っていたが、すぐ飛んで行ってしまった。ミツバウツギの花はまだ咲き始めで、あまり蜜が出ていないのかもしれない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/640秒 85.5mm ISO640 ) 露出補正 なし
ガビチョウ;クリックすると大きな写真になります。 12.ガビチョウ
突然、3m位先の枝にガビチョウが飛んできて止まった。この鳥は一昨年ここへ来たときにも出会った。中国南部から東南アジア北部にかけて広く生息する鳥で、日本では、ペットとして輸入された個体が篭脱けにより定着したらしい。特定外来種だそうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/160秒 47.3mm ISO250 ) 露出補正 なし


2012年7月10日

舞岡公園 6月18日 ミドリシジミは♀の季節に


 6月18日 6月に入って3回目の舞岡公園へ。この日も、ゼフィルス狙いの方、鳥を撮る方など、カメラを抱えた人が多い。そのカメラを見ると、この方は蝶かな?、この方は鳥だなというのがわかる。ミドリシジミはやはりハンノキのあるところに多い。この日に見たミドリシジミはほとんどが♀だった。ただ、昨年はよく見かけた瓜久保の池の傍では見ることができなかった。アカシジミかウラナミアカシジミかが樹上を飛んでいる。

ベニシジミ;クリックすると大きな写真になります 1.ベニシジミ
夏に発生するベニシジミは前翅の橙色が黒くなると書いたが、この個体の前翅はまだ鮮やかなオレンジ色だった。高温期に発生する、特に♂が黒くなるようだが、春から夏への移行期にはバラツキがあるようだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/500秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 +0.7段
ウラゴマダラシジミ;クリックすると大きな写真になります 2.ウラゴマダラシジミ
ウラゴマダラシジミの食樹はイボタで、舞岡公園にはイボタの木がところどころにある。白い花が咲くが、花はもう落ちてしまった。この個体はすでにだいぶ擦れている。ゼフィルスの撮影は暗いところが多くなり、手ブレをおこしやすい。この日はシャッタースピードの下限を1/250秒セットした。ISOは1000まで上がっていた。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 ISO1000 ) 露出補正 なし
ムラサキシジミ♂;クリックすると大きな写真になります 3.ムラサキシジミ♂
瓜久保の池の傍で、ミドリシジミを探していたところ、ちらちらと飛んできて下草に止まった。閉じた後翅を見るとムラサキシジミだった。一緒に居合わせた方の「あっ、開いた」との声に改めて見ると、♂だった。♀に比べて表翅の紫色の部分が広い。♂の開翅シーンは初めて撮った。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/320秒 ISO400 ) 露出補正 なし
ヒカゲチョウ -1;クリックすると大きな写真になります 4.ヒカゲチョウ -1
ヒカゲチョウが発生期を迎えている。新鮮な個体が多い。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/60秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 +0.7段
ヒカゲチョウ -2;クリックすると大きな写真になります 5.ヒカゲチョウ -2
4.と同じ個体を、100mmマクロで撮る。地味だけど裏面は味のある模様と思う。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 ISO1600 ) 露出補正 なし
コジュケイのお散歩;クリックすると大きな写真になります 6.コジュケイのお散歩
谷戸に沿った散策路を歩いていたら、コジュケイが散歩していた。5mくらいまで近寄れたが、右側の藪の中に入っていってしまった。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 ISO640 ) 露出補正 なし
ミドリシジミ登場;クリックすると大きな写真になります 7.ミドリシジミ登場
ハンノキのあるところまで戻ってくると、先日お目にかかった人がファインダーを覗かれていた。翅を閉じていて♂か♀かはっきりしないが、胴が太いので、どうやら♀らしい。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 ISO400 ) 露出補正 なし
ミドリシジミ♀ AB型;クリックすると大きな写真になります 8.ミドリシジミ♀ AB型
しばらく待っていたら、開翅してくれた。AB型の♀だ。舞岡公園はAB型が比較的多く、B型が希少であると聞く。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/320秒 ISO400 ) 露出補正 なし
ガビチョウ;クリックすると大きな写真になります 9.ガビチョウ
私たちがミドリシジミの開翅シーンを撮っていた時、その脇で反対の方向にカメラを向けて、 ガビチョウの水浴びシーンを撮っておられる方がいた。そのガビチョウは水浴びを終えると近くの木の枝に止まった。ガビチョウは先日行った八王子市の長池公園でも見た。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 ISO640 ) 露出補正 なし
下草に降りたミドリシジミ♀;クリックすると大きな写真になります 10.下草に降りたミドリシジミ♀
7.8.と同じ個体である。下草に降りて来たので、上から開翅した状態を撮ることができた。この日の収穫はこのミドリシジミ♀ AB型の開翅シーンだった。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 ISO400 ) 露出補正 なし