梅咲き始めた保土ヶ谷公園 ② 2023年2月9日 横浜市保土ヶ谷区
人が多くなってきたが保土ヶ谷公園の梅園で、梅の花とメジロを撮り続ける。
気が付くと、ツグミが人が多いところから少し離れたところの地面に下りてきていた。虫でも探しているのだろう。前にも同じころにこの場所でツグミを撮った。逃げないで3mくらいまで近寄らせてくれたが、さすがにそれ以上近づこうとすると、速足で離れていった。
地面に下りて来たツグミ 2024年2月9日 県立保土ヶ谷公園 梅園
YAMAKOの写真集です。蝶の写真を中心に、旅行したときに撮って気に入った写真を簡単なメッセージとともに掲載しています。
2024年3月15日
人が多くなってきたが保土ヶ谷公園の梅園で、梅の花とメジロを撮り続ける。
気が付くと、ツグミが人が多いところから少し離れたところの地面に下りてきていた。虫でも探しているのだろう。前にも同じころにこの場所でツグミを撮った。逃げないで3mくらいまで近寄らせてくれたが、さすがにそれ以上近づこうとすると、速足で離れていった。
地面に下りて来たツグミ 2024年2月9日 県立保土ヶ谷公園 梅園
2023年2月10日
暖かい日になりそうだ。保土ヶ谷公園へでも行ってみようと思うが、この日は日曜日。脚の具合が完全ではない家内を乗せるので車で行くが、早く行かないと駐車場が混みそうだ。
9時半に公園の駐車場に着いた。幸いまだ多くのスペースが空いていた。
噴水広場のわきからトンネルでバス通りをくぐって、向こう側(南)へ下りた。辻広場をまっすぐ行くと梅園だが、左へ下り、まず、下池から上池へと歩き、上池を右(北)へ上がって、テニスコートのわきを通って梅園に行くことにする。
咲き始めた八重野梅 2023年2月6日 横浜市 県立保土ヶ谷公園
2022年2月25日
先日、2月3日に保土ヶ谷公園の梅園を観に行ったが、八重寒梅、八重野梅が5分咲き程度だった以外、まだほとんど咲いていなかった。
10日ほど過ぎた2月15日、少し気温が低かったが、再び保土ヶ谷公園梅園へ行って見た。3日に行ったときには咲いていなかった品種が、いくつか花を咲かせていて、今年も特に、鹿児島紅の濃い紅色があざやかだった。
白い花を咲かせて、ほぼ満開になっていた八重野梅には。メジロが2頭きた。
一方、そろそろ開いても良いと思っていた河津桜は、まだ、一輪も咲いていなかった。今年は例年より開花が遅いようだ。やはり寒いのだろうか。
保土ヶ谷公園にはたった1本しかない、私の好きなロウバイの花が、ここでは見ごろだった。また、帰り路に寄った法性寺の境内でも咲いていた。
八重野梅の花に来たメジロ 2022年2月15日 横浜市 保土ヶ谷公園梅園
追伸 2月24にも保土ヶ谷公園の梅園へ行ってきた。遅咲きの梅が花を開き始めてはいたが、まだまだこれからというところだった。河津桜もやっと1本の木に2~3輪開花したと云ところだった。
2022年2月 9日
2日前に舞岡公園へ行って、ウメの花が咲き始めているのを知った。ここのところ、オミクロン株の感染拡大で運動不足でもあるので、保土ヶ谷公園の梅園にでも行って見ようと、新しく手に入れたZ50を持って散歩に出かけた。
梅園のウメは、特に「八重寒紅」と「八重野梅」という品種がそこそこ咲いていた。例年2月10日ごろに行くことが多いが、その頃には「道知辺」、「大湊」、「白加賀」、「幾夜の寝覚め」、「無類絞り」、などが咲いているが、この日は、まだ少し早かったようだ。その代わり、今まで咲いているのを見たことがなかった「養老」、「佐橋紅」、「白牡丹」がチラホラではあるが咲き始めていた。保土ケ谷公園は約40品種、約120本のウメがある、県内有数の梅の名所として知られているが、同じタイミングで40品種すべての花は見られない。
写真 ウメ開花 品種名 「八重野梅(ヤエヤバイ)」 2022年2月3日 横浜市 保土ヶ谷公園梅園
2021年3月 8日
この日、天気予報によれば17℃まで気温が上がるという。10時頃までは曇っていたが、11時前には陽が差すようになった。
余談になるが、「陽が差す」はこのほかにも、「日が差す」、「日が射す」、「陽が射す」とも書く。どれが正しいのか? 使い分けはあるのだろうか? と疑問を持った。わたくしは 「陽」は明るく暖かい太陽の光を感じる。「射す」は強い印象を受けるが、「差す」は降りそそぐという感じだ。どれも使われるようだが、書く人によって、イメージや感じ方が異なるだろう。この場面では「陽が差す」を選択する。
11時半ごろ家を出た。保土ヶ谷公園に付く頃は、すっかり晴れて気温も上がってきた。これなら越冬していたチョウたちが飛び出すのではないかと期待が持てる。また、前回2月9日に行ったときは梅園のウメは早咲きの八重寒紅などが見ごろであったが、この日は遅咲きの品種も咲き始めていると思う。
日曜日なので、子供連れの若いご夫婦も来ていた。梅園では、お昼のお弁当を食べている家族連れも多い。
保土ヶ谷公園案内図 神奈川県立保土ケ谷公園ホームページより
1.辻広場から下池、上池を望む 明神台バス停から、ミニ運動広場へ下りて、辻広場から下池、上池のある遊歩道を眺める。幼い子を連れたお母さん、年配のご夫婦、犬の散歩、家族連れの人たちの姿があった。暖かい陽が差している。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 23mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
2.キタキチョウ 今年初めて見るチョウはキタキチョウだった。破損のないきれいな個体だったが、昨秋遅くに羽化した個体であろう。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 198mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
3、キタテハ -1 キタテハも何頭か飛んでいた。もちろん秋型の越冬個体である。チョウは15度を超えると飛び出すというが、まさに今日はその日だった。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
4.キタテハ -2 広角側で周囲の様子を入れて撮った。枯葉が落ちた地面に止まるので写真にしにくいが、背景を入れることで見られるようになる。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
5.カワヅザクラ -1 下池と上池の間にあるカワヅザクラは、5日前には数輪しか咲いていなかった。三分咲きほどになってきている。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 16mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
6.カワヅザクラ -2 青空をバックに開いた花びらが清楚だ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
7.カワヅザクラ -3 上池から下池へ流れるせせらぎで子供たちが遊ぶ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
8.カワヅザクラ -4 この日は日曜日でもあり、暖かい陽光が差し、多くの人たちが散策を楽しんでいた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels 絞り優先オートで撮影 ( f8 1/500秒 14mm ISO250 ) 露出補正 なし | |
9.カワヅザクラ -5 年配のご夫婦がまだ咲き揃わないカワヅザクラを見上げておられた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 31mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
10.枝にぶら下がるメジロ 上池の先から右に折れて、戻るように一段高いところにあるテニスコートの脇を梅園へと歩く。右側に白い花の咲くウメの木があり、そこにメジロが来ていた。枝にぶら下がって懸垂をしているような仕草が可愛い。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 203mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
11.梅園 梅園には多くの人が来ていた。シートを敷いて座ってお弁当を食べる人たちや、写真を撮る人たちでにぎわっている。5日前と比べると、ウメの花も多く咲いている。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 39mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
12.「八重野梅」(ヤエヤバイ) どちらかというと早咲きの園芸品種だそうだ。びっしりと八重の白い花を付けていた。まだ蕾も残っている。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 39mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
13.「桜鏡」(サクラカガミ) 比較的遅咲きの品種である。葉の展開に先立って花を咲かせる。豊後系、豊後性の淡い紅色をした八重咲きの大輪(花径30~40mm)である。内側と外側の花弁が同じ大きさである。幹の股から小さな枝が伸び花を咲かせている。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 45mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
14.「大湊」(オオミナト)
豊後性の一重で、花の色は淡紅色だ。 花の大きさは 3.5cm 程度の 大輪である。 見ごろは2月上旬~2月下旬といから、今まさに見ごろである。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 160mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
15.「幾夜の寝覚」(イクヨノネザメ) -1 花図鑑によれば、「幾夜寝覚(イクヨネザメ)は栽培品種である。樹高は3mから6mくらいである。葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。開花時期は3月から4月であり、比較的遅咲きの品種である。緋梅系、紅梅性の淡い紅色をした八重咲きの大輪(花径30~40mm)である。花弁は大きく波打ち、雄しべの数が多い」とされている。しかし、八重ではなく一重のように見えた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
16.「幾夜の寝覚」(イクヨノネザメ) -2 前記花図鑑では八重となっていたが、八重ではなく一重のように見えた。幹には「幾夜の寝覚」の札が架かっていたのだが、見間違えたのだろうか。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 201mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
17.「白加賀」(シロカガ) -1 花図鑑によれば、樹高は3mから6mくらいである。葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。開花時期は2月から3月である。葉の展開に先立って花を咲かせる。野梅系、野梅性の白い一重咲きの中輪(花径20mm~25mm)である。江戸時代から「加賀白梅」と呼ばれて親しまれてきた。品種名は神奈川県の旧白加賀村で発見されたことに由来する。関東地方を中心に、梅干用や梅酒用として栽培されてきたが、観賞用ともされる。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 210mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
18.「白加賀」(シロカガ) -2 花期は2月~3月だそうだが、遅咲きの品種なのだろう。まだ蕾が沢山付いている。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 11mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
19.「緑萼春日野」(リョクガクカスガノ) -1 単に萼(ガク)や枝が緑色の品種だと思っていたが、緑の萼は、僭性遺伝(劣性遺伝)するのだが、「緑萼春日野」は、「春日野」の枝変わりだという。全部緑になるのは僅かだそうだ。「春日野」という品種は野梅系、野梅性の八重咲きの中輪(20mm~25mm)で、花の色は白と桃色に咲き分け、絞りになるものもあるという。ここの「緑萼春日野」という札のかかった木の花は青白い。「緑萼」とい品種もある。これは難しい。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 55mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
20.「緑萼春日野」(リョクガクカスガノ) -2 暖かい春の日の長閑な風景を感じる。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 11mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
21.「思いのまま」(オモイノママ) -1 5日前に見たときはまだ白い花しか咲いていなかった。 野梅系のどちらかというと遅咲き品種だそうだ。別名を輪違い(リンチガイ)といい、1つの枝に、白、淡い紅色、紅色、絞りの花がつく。八重咲きの中輪(20mm~25mm)である。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 183mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
22.「思いのまま」(オモイノママ) -2 樹高は5mくらいあり、比較的高い。ほぼ満開で今が見頃のようだ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 55mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
23.「緑萼春日野」と「鹿児島紅」 青白い感じのする「緑萼春日野」と深紅の「鹿児島紅」の対比。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 25mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
24.「鹿児島紅」と「思いのまま」 青空に深紅と淡い紅色、そして白。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 42mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
25.「思いのまま」(オモイノママ) -3 「思いのまま」は梅園の外にもあった。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 37mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
26.メジロ -1 明神台バス停の近くにウメの木が数本あり、白い花が満開になっていた。そこに4~5羽ほどのメジロが来ていた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 143mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
27.メジロ -2 メジロは様々な姿勢で楽しませてくれる。この姿も良い。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 143mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
28.メジロ -3 目の周りの、刺繍で縫い付けられたような光沢のある白い環は何なのだろうか。メジロは社会性の強い鳥で、繁殖期以外は常に群れをつくって行動をする。 常緑樹林のような薄暗い環境で、あのように目のまわりがくっきりと白いというのは、仲間を見分けるために進化したと推測されている。この環は白い羽毛で覆われているのだ。 黄緑の体をしていて目のまわりが白いメジロの仲間は、世界に80種類ぐらいという。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
29.メジロ -4 ウメの花の蜜を吸う。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 164mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
30.メジロ -5 春はウメの花でメジロに楽しませてもらっている。これからはサクラだ。まだまだ楽しませてくれるに違いない。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし |
2016年2月15日
タイトルにした 旧東海道と保土ヶ谷公園に特別な関係があるわけではない。単に天気が良かったので、運動不足解消のため、天王町付近の旧東海道の名残を見に行き、その後、保土ヶ谷公園へ行ったというだけの話である。
先日、帷子川のブログを綴っている時に、帷子川に架かる橋をネットで調べていたところ、いつもはあまり気にしていなかった「古町橋」の少し北側に旧東海道「古町橋跡」があるのを知った。また、天王町駅の南口側駅前広場は「旧帷子橋跡」だったのだ。ただちょっとややこしいのは、現在知られている「旧東海道」は、慶安元年(1648年)にルートが改められた道である。その前、慶長6年(1601年)に保土ヶ谷宿が成立した当時は、少し西側を通っていた。この日見てきた天王町駅前の「旧帷子橋跡」は、慶安元年(1648年)に道筋が改められた「旧東海道」であり、「旧古町橋跡」はそれ以前の保土ヶ谷宿ができた当時のいわば「旧々東海道」であるらしい。歌川広重の浮世絵で有名な程ヶ谷宿帷子橋は、この日見てきた、道筋が変更された後の「旧帷子橋」が描かれているという。
「旧東海道」および「旧々東海道」の橋の跡を見た後、大門通りの神明社前から保土ヶ谷公園の入り口である明神台までバスに乗った。横浜市「敬老特別乗車証」のお世話になった。
1.オナガガモ2頭の♂ まずは「古町橋」へ行こうと帷子川河畔に出る。水鳥たちはいつもと同じ生息域を保っている。ただ、このオナガガモ2頭は、いつもよりだいぶ下流まで来ていた。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/250秒 179mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段 | |
2.「旧古町橋跡」 「古町橋」は「帷子橋」の1本上流、つまり星川の方から歩いていくと1本手前に架かっている橋だ。橋を渡って、相鉄線の踏切を越えると、小さな四つ角にこの案内板があった。ほかに何も残されていない。案内板に書かれていることを読むと、旧東海道は、その道筋が慶安元年(1648年)に変更されるまではここを通っていたとなっていた。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4.4 1/400秒 11mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段 | |
3.「旧帷子橋跡」 道筋変更前の旧東海道は踏切を背にしてまっすぐに進む。先に「旧帷子橋跡」を見てみようと、天王町駅の方へ左に折れる。200mも行かないうちに天王町駅前広場にでた。慶安元年(1648年)に道筋が改められた「旧帷子橋跡」はここにあった。今まで何度も通っているところだがまったく意識になかった。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1600秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段 | |
4.江戸日本橋から八里 この日はこの石柱に気が付かなかった。翌々日の日曜日(2月7日)、帷子橋のたもとの「伊豆庵」へ蕎麦を食べに行ったついでに撮ってきた。当然、後世に立てられたものと思う。
Panasonic DMCーSZ-10 f3.1-6.3 4.3mm-51.6mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f7.8 1/320秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -2.0段(後処理あり) | |
5.庚申堂 一旦、「旧古町橋跡」まで戻って、左折した。神明社のある大門通りにぶつかると庚申堂があり、その右側に、まっすぐ「古東海道」、庚申堂が面した大門通りを「相州道」と記した石柱があった。これが道筋が変更される前の東海道のようだ。wikipediaの程ヶ谷宿によると「1648年(慶安元年)までは元町付近に宿場があり、東海道も西北の位置にあったが、新町(下岩間町 - 程ヶ谷茶屋町)が起立して道筋も変更になった。」とある。「相州道」は二俣川、海老名を経て厚木の方へ通じている「大山道」とされる。「大山道」とは、主に江戸時代の関東各地から、相模国大山にある大山阿夫利神社への参詣者が通った古道の総称だそうだ。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/250秒 19mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段 | |
6.庚申堂の中に 小さな庚申堂には消えかけて読めないような字で「庚申堂」と書かれた扁額が架かっている。お堂の中には2基の庚申塔とお地蔵さまが見える。左の庚申塔には「元禄九年」(1696年)と刻んであるのが読みとれる。さらに奥には「庚申堂改修再建趣旨」が記された板が貼られていた。昭和11年10月5日付で書かれているこの板にはおおよそ次のようなことが記されていた。・・・この庚申堂は元禄7年に当時の町の有志により建立され、240余年の間には幾多の天災などにより毀損されたが、原体は維持されてきた。しかし、昭和11年9月7日夜半、たまたま、車両にぶつけられ大きく毀損した。交通安全、町内の康寧と福祉の増進を祈り再建した。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 4mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段 | |
7.街のメジロ さて、旧東海道の跡を訪ねた後は天気も良いので保土ヶ谷公園の梅林へでも行ってみようと考えていた。ここから徒歩で行くにはちょっと距離があるし、その途中に何があるわけもはない。神明社前のバス停からバスを利用することにする。バスを待つ間、通りの向こう側を見ていると、メジロが植え込みに来た。慌ててカメラをセットして撮る。1440mm相当の望遠端での撮影だが、良く画が止まってくれた。1/800秒ならOKか?
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f6.5 1/800秒 258mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段 | |
8.明神台の梅 バスを保土ヶ谷公園の入り口でもある明神台という停留所で下りる。相鉄線が走っているところからは上りだが、バスだと楽だ。バスはギア・チェンジして上がっていく。停留所で下車して保土ヶ谷公園の「森とせせらぎゾーン」の方へ歩きはじめるところに白梅が咲いていた。5分咲きというところか。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段 | |
9.白い梅の花 青空に白い梅の花が映える。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/1000秒 17mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段 | |
10.コサギ -1 「森とせせらぎゾーン」まで下りてくる。白いサギが枝に止まって1本脚で休んでいた。くちばしが黒く、足が黄色いのでコサギと思う。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/400秒 197mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段 | |
11.コサギ -2 休めていた片方の足で首のあたりを掻くようなしぐさをする。怖い顔をしている。冠毛が2本、飛び出してきた。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f6.5 1/640秒 258mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段 | |
12.一人ぼっちのカルガモ 池にはカルガモが1羽、日向ぼっこをしていた。さびしそうだ。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.54.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/320秒 179mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段 | |
13.梅は咲きはじめ 「森とせせらぎゾーン」からテニス・コートに上がり、そのわきを通って梅林に出た。まだ、咲きはじめだが、何本か3分咲きほどに咲いている木があった。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.54.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 14mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段 | |
14.「道知辺」 保土ヶ谷公園の梅林には約50品種、120本の梅があるという。翌日のホームページを見ると早咲きの梅は7~8分咲きになってきたとあるが、まだそこまではいっていなかった。これは幾分花が咲き始めた「道知辺」という品種。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.54.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/400秒 48mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段 | |
15.「桜鏡」 これは「桜鏡」という品種。まっすぐ枝を上に伸ばしている。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.54.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/400秒 19mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段 | |
16.「八重野梅」 この梅は7分咲きというところか。ヤエヤバイと読むらしい。野生に近く、比較的早咲きの品種とされている。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.54.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/1000秒 17mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段 | |
17.「鹿児島紅」 深紅の梅が5分咲きになっていた。ふと見るとメジロが飛んできている。だが、撮り逃してしまった。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.54.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/400秒 72mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段 | |
18.メジロ -1 そのメジロは隣の白い梅に移り、花を啄もうとしている。ほかに2羽いるようだ。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.54.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/500秒 64mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段 | |
19.メジロ -2 メジロはじっとしていてくれない。ピントがあったと思うともう動いている。P610は合焦が早いので使いやすいのだが、それでも苦労する。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.54.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/400秒 64mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段 | |
20.メジロ -3 やっとメジロの眼が撮れた。メジロは梅に良く似合う。梅に鶯というが、ウグイスが梅に来たのを見たことがない。梅に鶯というのは梅に鶯が来るという意味ではないようだ。広辞苑によると取り合わせが良いことのたとえだそうだ。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.54.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/500秒 64mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段 | |
21.星川杉山神社 保土ヶ谷公園から星川駅のほうへ下りる途中に、杉山神社がある。普段は失礼してしまっているが、今年初めてなのでお参りをした。境内に伏見稲荷社という小さな社があった。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.54.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/320秒 6mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段 | |
22.工事中の相鉄線星川駅 保土ヶ谷公園から星川駅のほうへ下りる途中から、星川駅が俯瞰できる。随分長い間、天王町と和田町の間を高架線にするための工事が行われている。そのために星川駅も高架になるのだが、だいぶその姿は見えてきた。この工事の完成予定は当初の計画より6年遅れ、平成30年になるそうだ。最終的に事業期間は2002年度~2018年度(平成30年)の約17年間、踏切除去数は9ヶ所、総事業費は470億円を予定していると報じられている。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.54.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 12mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段 | |
23.法性寺の梅 法性寺の境内を通らせていただく。山門の屋根を背景に紅梅が一輪咲いていた。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.54.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/800秒 17mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段 |