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2018年4月 3日

鎌倉 鶴岡八幡宮の桜 3月28日

この日はゴルフの予定があった。しかし、3月10日に切開手術をした右足親指の裏側の痛みが続き、歩き難い日が何日か続いていた。23日に抜糸をしたが、28日にゴルフをすることについて医師に確認したところ、治りはギリギリだが体重のかかるところなので、万一、術創が開くといけないので、決して無理をしないようにと言われた。そう言われると大事をとってあきらめざるを得ない。ご一緒していただく方々にお詫びし、キャンセルをさせていただいた。
 この日は良い天気だった。そして、桜は満開になっている。鶴岡八幡宮の段葛の桜並木は、年老いた桜の木の植え替え工事のため、 2014年(平成26年)11月から、2016年(平成28年)3月までの予定で整備工事が行われていた。一昨年の春には新しい段葛の桜並木が完成していたが、昨年は見に行くことができなかった。今年は是非見たいと思っていた。とうとう、誘惑には勝てず、足をかばいながら、午前中鎌倉へ出かけた。

1.新しくなった段葛の桜
雲一つない快晴だった。朝早い時間には少し靄がかかっていたようだったが、ここに来たら、クリアな青空が広がっていた。そして段葛は、桜の木の植え替え前と比べると、天井が取り払われたようにリフレッシュされていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 21mm ISO100 ) 露出補正 なし
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2.植え替えられた180本のソメイヨシノ
時刻は午前9時半。まだ人はそれほど多くはない。外国人観光客の姿も見える。180本あるというソメイヨシノの木は、まだ若い。整然と並んでいる。石灯篭も新しくなった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 50mm ISO100 ) 露出補正 なし
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3.ほぼ満開のソメイヨシノ
見上げるソメイヨシノの花はほぼ満開だった。遠くに本宮の屋根が見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
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4.桜並木
段葛の桜並木が整然と続く。まだ木は若く細い。ソメイヨシノはサクラ類の中でも最も大きく成長する一種だそうだ。その大きさは長命で知られるエドヒガンをも凌ぐいう。良好な環境下であれば、樹齢50年で高さ15m、胸高幹周2.5m、枝張り20mにもなるという。このように大きくなることを想定せずにいろいろな所に植えてきたので、後々にいろいろな問題を生ずるようになったのだそうだ。人が手を掛けないとソメイヨシノは弱ってしまう。その時期は植えられて40年経ったころからで、弱り始めて何も手を掛けずにいれば衰退はいっそう進み、60年経った頃には無残な姿になってしまうという。これが寿命60年といわれる所以のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
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5.桜並木と本殿
桜の花の向こうには朱色の三の鳥居、本宮が見えてくる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 183mm ISO100 ) 露出補正 なし
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6.三の鳥居、舞殿、本宮
段葛の桜並木から眺める本宮の姿が大きくなってきた。段葛の入り口にあるのは、二の鳥居、これは三の鳥居である。本宮の手前にある屋根は舞殿の屋根だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 76mm ISO125 ) 露出補正 なし
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7.お嫁さん
鶴岡八幡宮では1日1組限定で、舞殿にて神前結婚式ができる。費用は20万円~25万円という。結婚式を終えたカップルが三の鳥居の前に来た。もちろん和装である。外国人観光客の方々がカメラを構える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 76mm ISO125 ) 露出補正 なし
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8.源平池
三の鳥居をくぐって、太鼓橋の左右に池が広がる。本宮に向かって左が平家池で、こちらが源氏池である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 20mm ISO125 ) 露出補正 なし
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9.ボルゾイ
太鼓橋の傍でボルゾイを散歩させている方がいた。「写真を撮らせてください」と声をかけて撮らせていただいた。ロシア原産のボルゾイは美しく高貴な姿で人気があるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f4 1/800秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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10.旗上弁財天社
源氏池に浮かぶ島に旗上弁財天社がある。ここの桜も満開だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 15mm ISO125 ) 露出補正 なし
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11.大イチョウ
鶴岡八幡宮を訪れるときは、必ず平成22年3月10日未明に倒れてしまった大イチョウがその後どうなったか見てくることにしている。前回は一昨年の秋、紅葉の季節に訪れた。大イチョウのひこばえから育った若木はさらに大きくなっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 38mm ISO160 ) 露出補正 なし
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12.源氏池の桜
再び、源氏池へ戻ってきた。鶴岡八幡宮の桜はここが一番きれいなようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 34mm ISO100 ) 露出補正 なし
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13.桜
源氏池から満開の桜を撮る。橋からこちら側にカメラを向ける観光客も多い。良い具合にぼけてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 20mm ISO100 ) 露出補正 なし
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14.段葛を戻る
望遠で石燈籠の並びを撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 213mm ISO100 ) 露出補正 なし
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15.本宮を振り返る
時刻はまだ、10時半前だ。薄いセーターを着ていたが、暑くなってきた。陽も高くなり満開の桜が輝く。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 81mm ISO100 ) 露出補正 なし
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2017年1月15日

紅葉の鎌倉を散策(4) 鶴岡八幡宮 12月5日

銭洗弁財天から道しるべに従って鎌倉駅方面へ下りる。20分ほど歩いて鎌倉駅の西口に出た。西口は江ノ電の乗り場になっている。駅に向かってロータリーを左に歩いて、地下道を抜けて反対側の東口に出た。
 この日の目的のひとつであった新しくなった段葛(参道)を見るためさっそく若宮大路の二の鳥居へ出た。段葛は今は花はないが、桜の木が植え替えられ、きれいになっていた。桜の花が咲くころに来てみよう。
  段葛をまっすぐ進んで、三の鳥居から境内に入った。次の目当ては大銀杏の子供がどうなっているか見ることだ。本宮の大石段の脇の根が残された大銀杏があったところからは選び抜かれた1本のひこばえがすくすくと育っていた。これが次代の大銀杏になるのだろう。高さは3mを超えているのではないだろうか。根元から切られたもともとの幹は植え替えられて、その周りにも多くのひこばえが生えている。
 そのあと、源氏池の旗上弁天社で撮影して、一の鳥居を出たのは午後1時を回っていた。一の鳥居を出て若宮大路を少し行ったところの左側に「繁茂」という蕎麦屋があった。少々歩き疲れたので、入ったことのない店だったが、即断即決、のれんをくぐった。なかなかにぎわっていた。冷たいとろろそばを頼んだが、思いのほか旨かった。

46.鎌倉市役所前
鎌倉市役所にでた。鎌倉駅西口へはまっすぐ行くのだが振り返って市役所前の交差点に立っている道案内板を見ると、海蔵寺1.4kmとある。次回はここから海蔵寺へ行こう。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f7.1 1/​800​秒 116mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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47.鎌倉駅西口​​
鎌倉駅西口に出た。向かって右側が江ノ電の駅舎である。八幡宮や小町通のある東口は観光客の町だが、西口は生活感のある地元の人たちの町という感じがする。左に行って線路の下をトンネルでくぐり東口に出た。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f9 1/​320​秒 38mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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48.二の鳥居​​​​
鶴岡八幡宮の若宮大路の二の鳥居に来た。ここから新しく整備された三の鳥居へまっすぐ続く段葛を見る。段葛は2014年10月より改修工事が行われ、2016年3月に完成した。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f10 1/​400​秒 18mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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49.新しくなった段葛
新しく植えられた桜の木はまだ枝が張っていないので、その先に鶴岡八幡宮の本宮が見える。ちなみに新しく植えられた桜は、枝が横に広がらないタイプのものが選ばれたそうだ。若宮大路は鎌倉のメインストリート。段葛のすぐ横は、大型の観光バスも行き交う。以前は、道にせり出した枝を切っていたが、桜は枝を切るとどうしても木の勢いが弱くなってしまうのだそうだ。そこで、ソメイヨシノの中でも上に伸びていく性質を持った桜が選ばれ、新生段葛の桜として植えられたとのこと。石灯籠も新しくなっていた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6 1/​1000​秒 175mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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50.太鼓橋
三の鳥居から境内に入り太鼓場所越えに本宮を拝む。 鶴岡八幡宮の太鼓橋は、1182年(寿永元年)、源平池が造営されたときに架けられたものと考えられているそうだ。将軍家が鶴岡八幡宮に参拝するときは、この橋で輿を下乗したという。当時は朱塗りの板橋であったことから、「赤橋」(あかはし・あかばし)と呼ばれていた。鎌倉の古絵図にも「赤橋」と記されているとのこと。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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51.舞殿と本宮
太鼓橋かの手前から、手前に舞殿、奥に本宮の楼門を望む。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​640​秒 130mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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52.カエデと参道
八幡宮の境内にはあまりカエデはないが、太鼓橋の先に赤く色づいたカエデがあった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f8 1/​250​秒 12mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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53.神前結婚式​​
鶴岡八幡宮では境内にある舞殿と、本宮の御子神をお祀りする若宮で挙式することができる。向こうから歩いてくるこのカップルはその神前結婚式を終えられたところであろう。鶴岡八幡宮をお参りすると、しばしば結婚式を挙げた二人に遭うことがある。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f7.1 1/​800​秒 82mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
54.後継ぎの大銀杏​​​​
本宮の大石段の左側、もとの大銀杏があったところに1本のひこばえがぐんぐんと伸びてきている。残された根の部分から生えていた何本ものひこばえから選ばれた次代の大銀杏だ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f10 1/​400​秒 50mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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55.移植された幹 -1
ちょっと離れたところに移植されている大銀杏の幹の部分からもひこばえが伸びている。ここはこれからどうしていくのだろうか?

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f7.1 1/​250秒 48mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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56.移植された幹 -2​​
2010年3月10日に強風により倒壊した樹齢1000年を超えるという大銀杏の幹がいかに太かったか・・・。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f8 1/​250秒 46mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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57.源氏池
​​ 大銀杏の再生を見て引き上げることにする。源氏池には水鳥が来ていた。ユリカモメもいる。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f8 1/​250秒 46mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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58.旗上弁財天社
​​ 源氏池に張り出した弁財天の鳥居と紅葉したカエデが重なっていた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f9 1/​320秒 18mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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59.蕎麦屋「繁茂」
​​​​ 初めて入った蕎麦屋だったがなかなか旨かった。後でこの店のHPを開いて見たら、不定期でミュージシャンを呼び、弾き語りなどの ライブを開催していて、美味しいお蕎麦をつまみにライブを堪能できますとあった。蕎麦屋でライブ・・・面白そうだ。この日は朝9時前に北鎌倉の駅に下り、円覚寺、東慶寺、浄智寺、そして葛原岡ハイキングコースを上り、銭洗弁財天から鶴岡八幡宮と4時間歩きづめで少々疲れたが、天候もよくすがすがしい1日だった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f8 1/​250秒 35mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
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2016年1月 9日

紅葉の古都鎌倉を巡る (4) 鶴岡八幡宮 12月7日

昨年の12月7日、その日鎌倉を歩く目的の一つは、平成22年3月10日未明、強風に煽られて根元から倒壊した大銀杏がその後どうなったかを見たいことだった。
 鎌倉街道を建長寺の方から歩いてくると、いわば鶴岡八幡宮の横丁に出る。丸山稲荷社があるところを上がっていくと本宮の脇に出る。本宮にお参りして石段を下ると右手に大銀杏がある。いくつも出ていた「ひこばえ」の中から選ばれた1本の若木がすくすくと伸びていた。
 若宮から白旗神社の紅葉を眺め、源平池へ出た。沢山の水鳥が遊んでいた。
  鶴岡八幡宮の境内への入り口である三の鳥居から見る参道、「段蔓」は工事中だった。2014年(平成26年)11月から改修工事が行われていて通行できない。桜の木も取り除かれている。そのため、平成27年の桜は観ることはできなかったという。工事は平成28年3月までかかるそうだ。新たなに桜とツツジが植えられる予定という。

65.丸山稲荷社と本宮
建長寺からそれほど歩くことなく鶴岡八幡宮の鳥居があった。鳥居をくぐって進むと右手の小高いところに丸山稲荷社があった。丸山稲荷社は鶴岡八幡宮の末社である。その本殿は重要文化財に指定されている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 11mm ISO900 ) 露出補正 なし
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66.本宮 そのまま進むと舞殿のほうから大きな石段を上がってきたところの横に出た。このまま本宮に進んでお参りをさせていただいた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 20mm ISO200 ) 露出補正 なし
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さて、ここで平成22年3月10日に倒れた大銀杏のことに触れたい。

e-66-1.jpg

↑ 上の写真は、2008年12月4日に撮影した写真で、2010年(平成22年)3月10日の未明に強風に煽られて倒れる前の立派な大銀杏の木だ。3代将軍源実朝を暗殺した公暁が隠れていたという伝説から「隠れ銀杏」とも呼ばれていた鶴岡八幡宮の大銀杏である。長い間、鎌倉の歴史を見守ってきた古木は、樹齢は1千年ともいわれ、昭和30年に神奈川県の天然記念物に指定されていた。左は大石段を上がって、本宮前から眺めたところで、左に見えるは舞殿だ。

e-66-2.jpg

↑ 2010年4月23日、倒壊してまだひと月半も経っていない時に、八幡宮を訪れて驚いた。ご覧のとおり、倒れた大銀杏の根はそのままに残されて、そこには早くも「ひこばえ」が芽吹いていた。そして、倒れたところから切られた大きな幹は、その隣に移植されていた。中の写真が元の根に芽生えた「ひこばえ」で、右の写真が移植された幹である。その時の私のブログには、「倒れた翌日の3月11日、早くも八幡宮は大銀杏を移植し、再生を目指す方針を固めたそうだ。倒壊した大銀杏を移植する作業が14日に行われた。根元から約4メートルで切断された幹(約17トン)がクレーンでつり起こされ、元あった場所の西側約7メートル地点に掘削された穴へ植え直された。新しい芽を使った後継樹の育成については、新しい芽は数本を生育させ、状態の良いものを(10年前後の期間を見ながら)後継樹として選びたい」という。切断された上の部分から、もう新しい芽が出ている。」と記されている。

e-66-3.jpg

↑ そして、倒壊してから9か月後の2010年12月6日、再び紅葉の頃、鶴岡八幡宮を訪れたが、元の根の「ひこばえ」はその数を増やし、移植された幹にも多くの「ひこばえ」を見ることができた。倒れた幹部分を「残せる限り、元の大きさで再生させたい」と、高さ約4メートルで切って移植した幹が、右側の写真だ。日当たりの良い側からぐんぐんと枝が生えている。 中の写真、階段の下から見ると、2010年3月に折れた根から新しく生えた枝は2mにも達している。

e-66-4.jpg

↑ 上は2011年12月12日に撮影した。倒れて1年9か月が経った。「ひこばえ」というか、もう枝と言っても良いほど太くなり、ぐんぐんと伸びている。生命力の強さを感じる。これから、移植した幹から延びた木と、元の根から伸びた木はどのように大きくなっていくのだろうか? 千年後には2本の大銀杏になるのだろうか。

 そして、今回4年9ヶ月後、久々にその後の姿を見に行った。
67.倒壊して4年9ヶ月後の大銀杏 -1
元の根から生えていた「ひこばえ」は整理され、最も優秀な子孫?が1本残されてすくすくと育ち、葉はもう一人前に黄色く色づいていた。高さも4~5mになっているように見える。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/400秒 56mm ISO200 ) 露出補正 なし
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68.倒壊して4年9ヶ月後の大銀杏 -2
石段の左にあって、もう十分存在感がある。立派だ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 27mm ISO200 ) 露出補正 なし
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69.倒壊して4年9ヶ月後の大銀杏 -3
移植された幹からの再生根の確認にはまだまだ時間がかかると言われる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 27mm ISO200 ) 露出補正 なし
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70.倒壊して4年9ヶ月後の大銀杏 -4
少し離れて、本宮と石段とその左に育っている銀杏で構図した。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/640秒 56mm ISO200 ) 露出補正 なし
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71.倒壊して4年9ヶ月後の大銀杏 -5
この銀杏の若木は倒れた根から生えているのだが、その根の部分が土に覆われて、地面から伸びているように見えるようになった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/640秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
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72.境内にあるもう一本の大銀杏
舞殿から本宮に向かって左側、広くなったところの縁にもう一本、大きな銀杏の木がある。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/320秒 27mm ISO200 ) 露出補正 なし
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73.奉納樽酒
同じく舞殿の左側の広くなったところに、全国津々浦々の樽酒が棚に奉納されている。8樽を納める棚が18もあり、棚の空きはひとつしかなく、そこにもビールなどが奉納されていた。樽の中に酒は実在するのだろうか?薦で包んだこの酒樽は、四斗樽(約72リットル入り)というそうだ、酒樽は主に祝いの席を華やかに盛り上げる慶びのセレモニー用具として使われる。外国人観光客が熱心に写真を撮っていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
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74.直会館前の紅葉 -1
参道に向かって舞殿の前を左側に折れると若宮があり、白旗神社の手前に池がある。その池に赤い橋が架かっていて、その周囲の紅葉がきれいだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 22mm ISO250 ) 露出補正 なし
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75.橋から見る舞殿
赤い橋の手前から、静御前が義経を慕い、心を込めて舞った若宮廻廊跡に建つ下拝殿とも言われる舞殿が見えた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 23mm ISO220 ) 露出補正 なし
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76.直会館前の紅葉 -2
この赤い橋のあたりのモミジの木は枝を大きく張り出してとてもきれいだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 60mm ISO450 ) 露出補正 なし
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77.斎館の庭
源平池の方へ進むと左側に斎館がある。斎館は献幣使を迎えたり、国の内外からの賓客を持て成すところだそうだ。だが、休館中だった。門から中を覗いて1枚撮らせていただいた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 18mm ISO250 ) 露出補正 なし
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78.源平池
右手に鶴岡幼稚園があり、正面に源平池がある。池には島があり旗上弁財天社が見える。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 50mm ISO200 ) 露出補正 なし
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79.源平池の水鳥
いろいろな水鳥がいる。オナガガモ、ヒドリガモ、それにユリカモメが見える。そういえば、この冬は帷子川でもユリカモメがとても多く見られる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
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80.オナガガモ♀
見栄えのするオナガガモの♀もいた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/400秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
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81.ヒドリガモ エクリプス
見たときは♂なのか、♀なのか良くわからなかったが、♂の生殖羽への換羽前のエクリプスのようだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 140mm ISO450 ) 露出補正 なし
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82.太鼓橋から本宮を望む
鶴岡八幡宮の太鼓橋は、1182年(寿永元年)、源平池が造営されたときに架れたものと考えられている。将軍家が鶴岡八幡宮に参拝するときは、この橋で輿を下乗したという。当時は朱塗りの板橋であったことから、「赤橋」(あかはし・あかばし)と呼ばれていたそうだ。その橋の脇から本宮が見える。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/640秒 70mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
83.神苑ぼたん庭園
以前にぼたんの季節にこの中に入って美しく咲くぼたんを鑑賞した。いまは休園になっていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 48mm ISO360 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
84.太鼓橋から舞殿と本宮を望む
G12で撮った。太鼓橋から参道がまっすぐ伸び、その先に舞殿と本宮が重なるように見える。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4​.5 1/​320秒 25mm ISO80 ) 露出補正 -0.3段
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85.赤い橋
太鼓橋の両側にも橋が架けられている。参拝客はそこを渡っていく。当初は左側の橋のみだったそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/640秒 85mm ISO200 ) 露出補正 なし
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86.ステンレスの灯篭
三の鳥居を入って池の手前の両側にステンレス製の大きな灯篭がある。これは私の先輩のご実家で制作されたもので、以前よりそのことは聞いていた。掃除も行き届いてきれいだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/800秒 23mm ISO200 ) 露出補正 なし
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87.小町通り
段蔓のある若宮大路へ出て、途中から小町通りに入った。大勢の人が歩き、賑わっている。また、新しい店ができているようだ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​5 1/​1250秒 14mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
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88.工事中の段蔓
三の鳥居から二の鳥居へと続く若宮大路を見たとき、覆いが施されて工事中だった。若宮大路の中央部に位置する段葛の改修工事は、11月4日から始まったという。老朽化の目立つ参道を補強し史跡としての風致・遺構を保全するとともに、参拝者と車両の安全確保、桜並木の回復と育成が主な目的だそうだ。工事が終わる2016年3月まで通行できない。桜の老化が進んでいると聞いた。神奈川新聞によれば、「ソメイヨシノの寿命はおよそ60、70年ともいわれ、段葛もこの時期を迎えた老木が多い。鶴岡八幡宮に残る記録では、大正時代に大掛かりな植え込み工事が、昭和初期には改修工事が行われた。今回、植え替えの必要な老木を選別し、新たな成木に植え替える」という。 工事が終わるのは3月だそうだが、今年(2016年)の花見はできるのだろうか?現在植えられている桜は、専門家が「育成が期待できる」と鑑定したものを平家池(本宮に向かって源平池の左側の部分)周辺に移植し、そのほかは伐採する。参道を支える石積みのたるみやひび割れの改修後は、種類や樹齢など可能な限り統一した桜を新たに植えるが育成に適した樹間を確保するため従来(248本)より少ない180本程度となる予定だそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/1250秒 35mm ISO200 ) 露出補正 なし
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89.鎌倉駅
ウィキペディアによれば、鎌倉駅は1889年(明治22年)6月16日 、 官設鉄道大船駅~横須賀駅の開通時に、開業した。1909年(明治42年)10月12日 に 横須賀線所属駅となる。1984年(昭和59年)10月3日 、 国鉄の駅舎を現在のものに改築(3代目)した。駅舎落成記念乗車券が発売される(私はこの記念乗車券を入手し、保存している)。1987年(昭和62年)4月1日 、 国鉄分割民営化により、国鉄の駅はJR東日本の駅となった。2000年(平成12年) 、 関東の駅百選に選定された・・・とあった。鎌倉駅の西口側には江ノ電の鎌倉駅がある。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/320秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
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2015年12月24日

紅葉の古都鎌倉を巡る (1) 円覚寺 12月7日

久しぶりに鎌倉に出かけた。この日は円覚寺明月院建長寺、そして鶴岡八幡宮と北鎌倉から鎌倉へ歩くコースを選んだ。
 円覚寺は紅葉が適期だと思う。明月院は初めて訪ねる。建長寺は通り道なので見直してみようと思う。そして、鶴岡八幡宮は新しい大銀杏がどこまで育っているか見てみたい。天気が良く気持ちが良い日だった。1日で600カット近く撮ってしまった。

横須賀線の北鎌倉駅に降りたのは9時半ごろだった。まず円覚寺だ。午前の光が紅葉したイチョウやモミジに降り注ぐ。この時間二も大勢の参拝客、観光客が見えている。カメラで紅葉を撮っている人が多い。わたくしもその一人に加わった。

1.円覚寺
北鎌倉の駅を降りて線路の左側を少し歩くとすぐ円覚寺の総門がある。wikipediaによれば円覚寺は、神奈川県鎌倉市山ノ内にある寺院。山号を瑞鹿山と称し、正式には瑞鹿山円覚興聖禅寺と号する。臨済宗円覚寺派の大本山であり、鎌倉五山第二位に列せられる。本尊は宝冠釈迦如来、開基は北条時宗、開山は無学祖元であると記されている。要するに鎌倉時代後期、北条時宗が中国より無学祖元禅師を招いて創建された。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/400秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
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2.円覚寺総門の石段
臨済宗大本山 円覚寺は言わずと知れた禅宗である。円覚寺の総門には、山号の「瑞鹿山」(ずいろくさん)の額が掲げられている。開山無学祖元の創建開堂にあたっての法話に、山中から白鹿が出てきてこれに連なったことから、この名が付けられたという。私は結婚した当初7年間この北鎌倉で間借り生活をした。娘の幼稚園も円覚寺の幼稚園だった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 23mm ISO450 ) 露出補正 なし
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3.円覚寺総門の紅葉
円覚寺の紅葉は適期だった。真っ赤に染まっている。ここから境内に入るが円覚寺のホームページにある境内案内を参照していただきたいと思う。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 95mm ISO640 ) 露出補正 なし
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4.桂昌庵
総門から境内に入ってすぐ左側に塔頭(たっちゅう)の一つである桂昌庵がある。桂昌庵の本尊は地蔵菩薩(矢柄地蔵)。永禄9年(1566年)、大道寺資親の寄進により創建されたそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 95mm ISO640 ) 露出補正 なし
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5.山門(三門)
円覚寺の山門(三門)は、夏目漱石の​「​門​」​にも描かれた​そうだ​。 楼上には十一面観音、十二 神将、十六羅漢像が安置されている​という​。 現在の山門は、天明年間(​1781​~​89​年)、第 ​189​世誠拙周樗によって再建されたもの​という​。 山門は「三門」とも呼ばれ、三解脱門の略​。「円覚興聖禅寺」は伏見上皇の勅額だそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 35mm ISO2000 ) 露出補正 なし
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6.仏殿
山門をくぐらずに桂昌庵の前の道を進むと右手に仏殿が見えてくる。円覚寺の本尊が祀られている建物だ。大正12年(1923)の関東大震災で倒壊したが、昭和39年(1964)に再建された。コンクリート造りだ。禅宗様式の七堂伽藍の中心に位置する建物で、開山毎歳忌(かいさんまいさいき)、達磨忌(だるまき)、臨済忌(りんざいき)、祝聖(しゅくしん)などの行事や毎朝の暁天坐禅が、ここで行われているそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/320秒 32mm ISO200 ) 露出補正 なし
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7.モミジの通り -1
桂昌庵、その先にある選佛場から妙香池への通りはモミジがとてもきれいだ。正面に見えるのは佛日庵だろう。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 140mm ISO450 ) 露出補正 なし
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8.モミジの通り -2
もう少し先に進んでカメラをモミジに向ける。大勢の写真愛好家がレンズを向けられていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 140mm ISO250 ) 露出補正 なし
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9.モミジの通り -3
選佛場のあたりから見る山門の屋根を背景にしたモミジが鮮やかだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 34mm ISO360 ) 露出補正 なし
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10.方丈
本来は住職が居住する建物を方丈というが、現在は各種法要の他、坐禅会や説教会、夏期講座等の講演会や秋の宝物風入など、多目的に使われている。庭の池に紅葉した木々が映っている。障子のガラスにも赤いモミジが映っている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 32mm ISO1250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
11.妙香池と虎頭岩
妙香池の周囲もモミジがきれいだ。池に正伝庵の建物が映っている。妙香池は円覚寺創建当初から知られた放生池で建武2年(1335)頃の絵図にすでに見られるという 。江戸初期の絵図に基づき自然風の姿に戻し虎頭岩と呼ばれる岸の露出岩盤を景観の中心として復元したそうだ。虎頭岩はことうがんと読むらしい​。しかし、​なかなかこの岩は虎の頭には見えない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 27mm ISO500 ) 露出補正 なし
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12.モミジと妙香池と虎頭岩
妙香池のほとりはモミジがきれいだが、その間から妙香池と虎頭岩を見る。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4​ 1/80秒 6mm ISO80 ) 露出補正 ​-0.3段​
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13.​妙香池と正伝庵
妙香池​の向こう側に見える​正伝庵​は、​第24世明巌正因の塔所​だそうだ。本尊は宝冠釈迦如来。 ​1348​年(貞和​4​年)、万寿寺(廃寺)内に創建された寿塔を、​1354​年 (文和​3​年)、円覚寺に移した​とのこと​。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4​ 1/​125​秒 6mm ISO80 ) 露出補正 なし
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14.佛日庵
佛日庵の建物を背景にしたモミジがとても​鮮やかだった。佛日庵は、円覚寺の塔頭寺院のひとつである。円覚寺の開基鎌倉幕府第8代執権北条時宗公の廟所(墓所)をお守りする塔頭寺院とのこと。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 ​52​mm ISO​320​ ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
15.国宝 舎利殿
​舎利殿は円覚寺塔頭正続院の昭堂(高僧の墳墓を院内につくり,その墓塔を弟子が守り拝礼するところ)。鎌倉で唯一の国宝建造物だそうだ。舎利殿には、源実朝が宋の能仁寺から請来した「佛牙舎利(ぶつげしゃり)」というお釈迦様の歯が祀られている。鎌倉時代に中国から伝えられた様式を代表する最も美しい建物として国宝に指定されている。当初の舎利殿は1563年(永禄6年)の火災で焼失してしまうが、1573年(天正元年)、北条氏康によって西御門にあった尼寺太平寺の仏殿が移築された。室町時代中期(​15​世紀​)​の建築物と推定され、日本最古の唐様(禅宗様)建築物。サワラ木葺の屋根は日本建築にはない急勾配なものであるが、これが禅宗様の特色であり、屋根の四方が反り上がりは、尼寺の仏殿らしい女性的なものに造られているとのこと。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/​640​秒 ​75​mm ISO​200​ ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
16.佛日庵 開基廟​
舎利殿から戻ってきて佛日庵の開基廟へ来た。先に記したとおり、佛日庵はその開基 北条時宗を祀る塔頭寺院である、時宗はこの場所に小さな庵をむすび禅の修業を行ったという。8代執権北条時宗の廟所(開基塔)であり、9代執権貞時および14代執権高時も合葬されているとのこと。本尊は地蔵菩薩。北条氏滅亡後は衰退したが、室町時代に鶴隠周音が再興して塔頭とした。本堂には地蔵菩薩坐像(鎌倉地蔵霊場十四番)と鶴隠周音像を安置。開基廟には十一面観音坐像(鎌倉観音霊場第三十三番)と北条時宗・貞時・高時の木像を安置されているとのこと。拝観料100円をお支払して中に入った。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 45mm ISO1250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
17.黄梅院 聖観世音を安置している観音堂
円覚寺には、塔頭が42あったとされるが、今も17の塔頭が残っているそうだ。円覚寺がある谷の一番奥にあるのが黄梅院だった。黄梅院は観応2年(1351年)に示寂した第15世夢窓疎石の塔所で、文和3年(1354年)に弟子の方外宏遠によって創設された。境内最奥の地で華厳塔が建っていた場所である。当時の状況を描く円覚寺境内絵図(1333~1335年頃)に三重塔が描かれているが、これが華厳塔であろう。足利将軍家や鎌倉御所の手厚い保護を受け、関東夢窓派の拠点として栄えたという。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 42mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
18.モミジと竹林
方丈のそばに竹林があった。竹林の緑とモミジの赤がきれいだ。

​Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 42mm ISO​450​ ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
19.百観音霊場 -1
方丈の中に百観音霊場という所があり、石仏が並んでいる。​・・・​江戸時代,拙叟尊者(せっそうそんじゃ)が​百態の石仏を岩窟に奉安したことが​由緒となり、明治に至って今北洪川​老​師​が整備した。・・・と説明板があった。​   

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/​640​秒 ​18​mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
20.百観音霊場 -2​
「仮想旅へ」というブログを拝見したら、次のようなことが記されていた。​・・・「拙叟尊者」とはどんな人だったか全くわかりません。尊者とは敬称でありますから、お坊様では無くて「在家でありながら尊い人」、そんな人だったのでしょう。拙叟さんが塔頭(松嶺院)の奥の岩屋に閉じこもって、観音像を彫った訳でした。円覚寺の観音像は一味も​、​ふた味も違っているのです。観音像はどれも「浮世絵」から出てきたような細面、かぎ目、厚い唇の美人なのです。時代の雰囲気や美意識は絵にも彫刻にも現れるものです。​・・・​

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/​500​秒 ​24​mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
21.方丈のガラス戸に映るモミジ
方丈の引き戸のガラスにモミジが映っていた。

​Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/​250秒 ​56​mm ISO​2500​ ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
22.山門とモミジ
方丈から山門へと戻ってきた。ここは半ば紅葉したモミジが陽の光を浴びていた。​

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4​ 1/​60秒 6mm ISO80 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
23.山門から総門を見る
時刻は11時少し前、参拝者がどんどん入ってくる。それにしてもこの日は良い天気だった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4.5​ 1/​160秒 30mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
24.総門を出る
円覚寺の紅葉を堪能し、次の目的地である明月院へ移動しようと総門を出た。石段に垂れる目の前のモミジもまた素晴らしく美しい。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4. 1/​125秒 ​14​mm ISO​80​ ) 露出補正 ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
25.北鎌倉駅
​50年近く前になるが結婚したころ、7年間はこの駅から​毎朝東京へ通勤していた。記憶では朝7時半ごろの電車に乗っていたと思う。しかし、その頃からこの駅の佇まいはほとんど変わっていない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/​640秒 ​122mm ISO​2500​ ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。


2014年4月15日

鶴岡八幡宮 3月28日


  散在が池森林公園を歩き、大船へ戻って昼食にした後、鎌倉の鶴岡八幡宮へ行ってみたくなった。段蔓の桜はもう咲いているだろうか?また、4年前に強風で倒れた大銀杏のひこばえはその後どうなっているだろうかということも気になっていた。

1.段蔓
鎌倉駅に着いた。まず段蔓の桜の開き具合を見たくて、駅前からまっすぐ若宮大路へ出た。残念ながら、ほとんど咲いていない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/850秒 5.4mm ISO100 ) 露出補正 なし
段蔓;クリックすると大きな写真になります。
2.段蔓の桜の蕾
二の鳥居から三の鳥居までの約500mある段蔓には300本の桜の木が植えられている。桜が植えられたのは大正7年、現在は「日本の桜名所100」にも選ばれている。ただ、桜はだんだん花の付きが悪くなっているようで、2年かけて植え替えをするという話があるようだ。神奈川新聞のカナロコによれば、「ソメイヨシノの寿命はおよそ60、70年ともいわれ、段葛もこの時期を迎えた老木が多い。鶴岡八幡宮に残る記録では、大正時代に大掛かりな植え込み工事が、昭和初期には改修工事が行われた。今回、植え替えの必要な老木を選別し、新たな成木に植え替える」という。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/800秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 なし
段蔓の桜の蕾;クリックすると大きな写真になります。
3.平家池から
三の鳥居から境内に入ると、正面に太鼓橋があり、右手に源氏池、左手に平家池がある。その平家池の端に植えられている桜は見事に花を付けていた。本宮が眺められる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/350秒 50.9mm ISO100 ) 露出補正 なし
平家池から;クリックすると大きな写真になります。
4.舞殿と本宮
太鼓橋の先から、舞殿と本宮を望む。芽を吹き始めた緑に朱色が鮮やかだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/300秒 23.3mm ISO100 ) 露出補正 なし
舞殿と本宮;クリックすると大きな写真になります。
5.ルリタテハ
舞殿の手前、右側にある社務所に植えられたアセビの花にルリタテハが飛んで来て吸蜜を始めた。ルリタテハはどこにでもいる蝶なのだが、数は多くない。翅を開くと瑠璃色の帯が輝く。会えると嬉しくなる蝶だ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/850秒 66.0mm ISO400 ) 露出補正 なし
ルリタテハ;クリックすると大きな写真になります。
6.ルリタテハ 広角側で
もちろん同じ個体である。バリアングルでローアングルで撮った。背景もシャープに写る。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/900秒 4.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
ルリタテハ 広角側で;クリックすると大きな写真になります。
7.舞殿の結婚式
舞殿では結婚氏が行われていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/320秒 22.4mm ISO160 ) 露出補正 なし
舞殿の結婚式;クリックすると大きな写真になります。
8.大銀杏の子
本宮に上がる大石段の左側には、樹齢1000年と言われていた大銀杏があった。ところが、平成22年(2010年)3月10日4時40分頃に、強風のためにその大銀杏は根元から倒れた。倒伏した大銀杏の根元から高さ4mまでを、もともと生えていた場所から隣りの7mほど離れた位置へ移動して根付かせると同時にその親木からのヒコバエと、大銀杏があった場所に生えるヒコバエが育てられていた。何本かのヒコバエの中から生育の良いものを剪定し、育てているそうだ。この3月10日で倒れて4年が経つ。残った根から、奇跡的に芽吹いた若木が成長し、すくすくと育っている。2011年12月に訪れた時に見たときは、残った根から何本ものヒコバエが伸びていたが、その後、いちばん良い若木が選ばれたようだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/600秒 15.5mm ISO100 ) 露出補正 なし
大銀杏の子
9.大銀杏 親と子
写真左側に見えるのが、4年前に倒れた大銀杏の根から4mの高さで切断し、移動して植えられた部分だ。その右側に囲われて若木が育っている。若木は今、高さ1.2mほど。直径2cmほどの幹からは9本の枝が分かれ、それぞれの枝にも数十の新芽の気配がみられる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/800秒 8.8mm ISO100 ) 露出補正 なし
大銀杏 親と子;クリックすると大きな写真になります。
10.神苑ぼたん庭園
鶴岡八幡宮のお参りを終えて、戻ってくると神苑ぼたん庭園開園中の案内板が目に付いた。入ったことがないので拝観料500円を支払って、中に入った。ここ神苑ぼたん庭園には約100品種1000株の「牡丹」が植えられているとのこと。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/160秒 7.9mm ISO100 ) 露出補正 なし
神苑ぼたん庭園;クリックすると大きな写真になります。
11.真紅のぼたん
大きな深紅のぼたんがあった。デジカメで赤を撮るとしばしば飛んでしまうことがある。少し露出をアンダーにして撮った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/140秒 10.7mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
真紅のぼたん;クリックすると大きな写真になります。
12.記念撮影
先ほど舞殿で結婚式を挙げていた新郎新婦だろうか。その新郎新婦を囲んで鶴岡八幡宮を背景に記念撮影。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/500秒 19.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
記念撮影;クリックすると大きな写真になります。
13.大巧寺
鎌倉駅からまっすぐ歩いて、若宮大路を渡ったところに大巧寺があった。今まで何回も来ているところだが、いつもは、小町通りを進むことが多く、この大巧寺の境内に入ったことがない。本堂は、奥にあり、本堂に行く路には、いろいろな樹や花がある。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/800秒 5.9mm ISO200 ) 露出補正 なし
大巧寺;クリックすると大きな写真になります。
14.シデコブシ
本堂の脇にシデコブシの花が咲いていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/500秒 7.9mm ISO200 ) 露出補正 なし
シデコブシ;クリックすると大きな写真になります。
15.ボケ
この時期、ボケが美しい花をつける。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/800秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 なし
ボケ;クリックすると大きな写真になります。
16.大巧寺本堂
本堂は小町大路と若宮大路に挟まれた位置にあり、若宮大路に背を向けている。小町大路側が正門、私が入った若宮大路側が裏門となる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/160秒 4.4mm ISO320 ) 露出補正 なし
大巧寺本堂;クリックすると大きな写真になります。


2011年12月26日

鎌倉散策 その2 12月12日 鶴岡八幡宮


 2010年3月10日に倒れた鶴岡八幡宮の大銀杏が1年9か月たった今、どうなっているかを見てみたかった。妙法寺を最後に鎌倉駅に向けて引き返したが、途中には、かみさんが好きな「スワニー」というキルティングの生地を扱う店や、昔ながらの食料品市場もあり、寄り道しながらになった。昼飯は「なかむら庵」で蕎麦にした。昼食を終え、「段葛」を通って鶴岡八幡宮へ。

16.一の鳥居と左の獅子
段葛の道が始まる所に御影石で造られた大鳥居がある。この鳥居が鶴岡八幡宮の一の鳥居。現在の鳥居は、1668年(寛文8年)、江戸幕府四代将軍徳川家綱によって寄進された石造明神鳥居で、高さは約8.5メートル。二の鳥居と三の鳥居も家綱の寄進によって建て替えられたが、大正12年の関東大震災によって三つとも倒壊した。昭和12年、一の鳥居のみが元のとおりに再建されている。その一の鳥居の手前左右に獅子がいる。これは八幡宮に向かって左の獅子。口を閉じている。

Nikon D5000 Σ17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F16 1/1000秒 29mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
一の鳥居と左の獅子;クリックすると大きな写真になります
17.一の鳥居と右の獅子
同じく右側の獅子。口を開いている。

Nikon D5000 Σ17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F14 1/800秒 29mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
一の鳥居と右の獅子;クリックすると大きな写真になります
18.雪の下カトリック教会
段葛の道を進んでいくと右側に教会が現れた。ファサードの絵がきれいだ。調べてみると、ここは鎌倉雪の下カトリック教会と言い、終戦後、国内には期待に応える充分な数の聖職者がいなかったため海外から多くの修道会が布教のために来日したが、その状況の中、横浜教区司教の招きに応じ、1948年5月に、レデンプトール会のレベック、ドモンティニ、カンパニアの3神父が来日し、この教会が始まったと伝えられる。そして、1958年にこの新聖堂が完成している。紛らわしいが、鎌倉警察署の隣に鎌倉雪の下教会があり、こちらはプロテスタントの教会だそうだ。

Nikon D5000 Σ17-70mm F2.8-4.5G プログラムオートで撮影 ( F9 1/320秒 26mm ISO400 ) 露出補正 なし
雪の下カトリック教会;クリックすると大きな写真になります
19.「絶えざる御助けの聖母」のモザイク
この「絶えざる御助けの聖母」の原画は非常に古く、長い間クレタ島で崇敬を受けていたのが、15世紀にローマの聖マタイ聖堂に移された。聖マタイ聖堂はフランス革命の際に破壊されたが、19世紀になって、聖画は摂理的(宗教的)な出来事によって発見され、レデンプトール会の創立者の聖アルフォンソに捧げられた聖堂に戻り、多くの人に崇敬を受けるようになったという。「絶えざる御助けの聖母」は、レデンプトール会とは深い縁によって結ばれていたことにより、この雪ノ下カトリック教会に掲げられることになった。この「絶えざる御助けの聖母」のモザイク画は、信徒ばかりではなく、一般市民や観光客に親しまれている。

Nikon D5000 Σ17-70mm F2.8-4.5G プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/640秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
「絶えざる御助けの聖母」のモザイク;クリックすると大きな写真になります
20.鶴岡八幡宮 三の鳥居
鶴岡八幡宮の参道「段葛」を抜けて、鶴岡八幡宮の入口に建てられているのが三の鳥居である。徳川四代将軍家綱によって石造の鳥居が建てられていたが、関東大震災で倒壊し、現在はコンクリート造となっている。

Nikon D5000 Σ17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F13 1/640秒 24mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
鶴岡八幡宮 三の鳥居;クリックすると大きな写真になります
21.移植された大銀杏の幹
2010年(昨年)の3月10日未明、強風で倒れた樹齢千年の大銀杏は、高さ4mの幹が7m離れた場所に移植された。その1カ月半後の4月23日に行った時は、すでにその幹から沢山の「ひこばえ」が生えてきていて、驚いたものだった。そして、昨年12月に行った時には、その「ひこばえ」たちは高さ2mほどになっていた。そして、さらに1年たった今日、「ひこばえ」だった新芽は、ご覧の通り、たくましく、太くなっていた。

Nikon D5000 Σ17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F13 1/640秒 17mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
移植された大銀杏の幹;クリックすると大きな写真になります
22.残った根から
一方、大石段の本殿に向かって左側の元の大銀杏の根からも脇芽が出ていたが、その脇芽もぐんぐんと伸びている。生命力の強さを感じる。これから、移植した幹からの延びた木と、元の根から伸びた木はどのように大きくなっていくのだろうか? 千年後には2本の大銀杏になるのだろうか。

Nikon D5000 Σ17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F13 1/640秒 55mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
残った根から;クリックすると大きな写真になります
23.移植された幹と元の根
この写真右側が移植された幹で、左手前が元の幹の折れた根元である。とても大切に管理されているようだ。

Nikon D5000 Σ17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 29mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
移植された幹と元の根;クリックすると大きな写真になります
24.若宮のモミジ
八幡宮の本殿にお参りし、若宮の方へ降りてくると、まだ、モミジがきれいだった。

Nikon D5000 Σ17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 55mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
若宮のモミジ;クリックすると大きな写真になります
25.直会殿脇のモミジ
ここは、直会殿(諸行事や直会を行う施設)の辺りだろうか。陽の当たるモミジが輝いている。

Nikon D5000 Σ17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/640秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
直会殿脇のモミジ;クリックすると大きな写真になります
26.斎館前のモミジ
斎館(献幣使を迎えたり、国の内外からの賓客を持て成するところ)の中庭には入れなかったが、玄関前にモミジが残っていた。

Nikon D5000 Σ17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/320秒 26mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
斎館前のモミジ;クリックすると大きな写真になります
27.ハトに餌をやるひと
源平池のまえで、ハトに餌をやっている人がいた。ハトも慣れたもので「手乗り」状態である。いつも、こうされているのだと思えた。

Nikon D5000 Σ17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/1250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
ハトに餌をやるひと;クリックすると大きな写真になります
28.白いハト
源平池の旗上弁財天社の木に白いハトが集まっていた。きれいな真っ白なハトたちだ。一族なのだろうか。

Nikon D5000 Σ17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/800秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
白いハト;クリックすると大きな写真になります
29.源平池端 桜の葉
最後に残った桜の葉が、頑張ってしがみ付いていた。このあと、鶴岡八幡宮を後にして、小町通りを通って、途中からJR横須賀線の踏切を渡って、鎌倉駅の西口にでた。今日は大分歩いたので、脚が少々疲れた。

Nikon D5000 Σ17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F11 1/500秒 45mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
源平池端 桜の葉;クリックすると大きな写真になります


2011年2月 2日

初冬の鎌倉 2/2


 建長寺に来るのは久しぶりだ。境内に足を踏み入れるのは50年くらい前のことではなかっただろうか。建長寺は北鎌倉と、鎌倉の間にあり、円覚寺や鶴岡八幡宮に来た時にちょっとついでにと寄り難い。境内に入って改めて寺の大きさに感心した。
 建長寺の次は鶴岡八幡宮へ、大風で倒れた大銀杏はその後どうなっているのかを見に行った。丸山稲荷の方から本宮の脇に入ることができ、建長寺からは意外と近かった。

  15.建長寺 総門
建長寺は臨済宗建長寺派の大本山であり、鎌倉五山の第一位に位する。建長5年(1253年)、後深草天皇の勅を奉じ、北条時頼(鎌倉幕府五代執権)が国の興隆と北条家の菩提の為に、中国より名僧、蘭渓道隆(大覚禅師)を招き建立したという。ここは総門で、創建年次未詳だが建治元年(1275年)頃とみられる。現在のものは昭和15年、京都般舟三昧院より移築された表門であるとのこと。午前10時半、修学旅行生が境内に溢れていた。三門が見える。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/175秒 8.2mm ISO100 ) 露出補正 なし
建長寺 総門;クリックすると大きな写真になります
16.建長寺 三門
総門を入って両側に梅の木が並ぶ石畳の向こうに大きな三門がある。三門は空・無相・無作の三解脱門の略称で、一般には山門と書くそうだ。創建されたのは建長5年以降まもなくと思われるが未詳。現在のものは「狸和尚」の伝承を生んだ万拙碩誼和尚の努力により安永4年(1775年)に落成した。室町期の禅宗様を踏襲した重層門は威風堂々たる「本山の顔」と言われている。 その後、昭和29年大修理とともに茅葺を銅葺にして、平成8年220年振りに大修復を行い建立当初の雄姿が蘇った。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/362秒 4.6mm ISO100 ) 露出補正 なし
建長寺 三門;クリックすると大きな写真になります
17.建長寺 仏殿
開創の際、最初につくられた。当初の仏殿は左右に土地堂・祖師堂をしたがえ、殿内には開基時頼の梁碑銘がかかげられていた。現在のものは正保4年(1647年)、芝増上寺の霊屋を譲り受けたものであるという。本尊地蔵菩薩安置する他、かつて土地堂にまつられていたであろう伽藍神・祖師像それに千体地蔵・伝心平地蔵などを安置されているとのこと。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/140秒 4.6mm ISO100 ) 露出補正 なし
建長寺 仏殿;クリックすると大きな写真になります
18.建長寺 法堂の「雲龍図」
法堂は仏殿の後ろにあり、大法を説く堂で古代寺院では講堂に当たる。現在は千手観音像が安置されている。当初の法堂は建治元年(1275年)の創建であるが、現存の法堂は文化11年(1814年)の上棟である。平成14年に創建750年記念事業の一環として解体修理が完成した。天井には、創建750年を記念する法堂の改築に際し、日本画家、小泉淳作画伯の筆によりこの「雲龍図」が制作されることになった。「雲龍図」は平成12年に完成し、一旦、方丈(龍王殿)へ納められた。縦約10m、横約12mに及ぶ巨大な画である。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/4.3秒 4.6mm ISO100 ) 露出補正 なし
建長寺 法堂の「雲龍図」;クリックすると大きな写真になります
19.建長寺 半僧坊へ
方丈(龍王殿)の脇を通って、境内奥の参道を進むと、勝上嶽といわれる山に出る。ハイキングコースの入口になっている。少し紅葉には遅かったかもしれない。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/164秒 16.9mm ISO100 ) 露出補正 なし
建長寺 半僧坊へ;クリックすると大きな写真になります
20.建長寺 半僧坊
勝上嶽の中腹に祀られるのが、明治23年(1890年)静岡の方広寺から勧請したという半僧坊大権現。 3代前の住持膏貫道(おおぞらかんどう)か霊夢を見たことに由来し、建長寺の守護神としたとのこと。 途中の石段には鉄製の天狗像が立ち並び、尾根づたいにハイキングコースか続く。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/21秒 5.2mm ISO100 ) 露出補正 なし
建長寺 半僧坊;クリックすると大きな写真になります
21.富士見台
半僧坊から、少し上がったところに富士見台という展望台が設けられていた。富士山はかすんでいて、はっきりは見えなかった。この先は天園ハイキングコースになる。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/234秒 110.4mm ISO100 ) 露出補正 なし
富士見台;クリックすると大きな写真になります
22.竹林
同じ道を下ってくると、正統院のあたりだったろうか、美しい竹林があった。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/130秒 4.6mm ISO100 ) 露出補正 なし
竹林;クリックすると大きな写真になります
23.もみじ
青空をバックにもみじがきれいだったが、やはり、時期的に少し遅かったようだ。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/299秒 59.9mm ISO100 ) 露出補正 なし
もみじ;クリックすると大きな写真になります
24.龍峰院
降りてきた半僧坊を背にして右側の、建長寺山内の端に位置するところに龍峰院があった。ここは鎌倉観音巡り、29番寺だそうで、「不許拝観」という札がかかっていて、中に入ることは出来なかった。中を覗いてみるともみじがきれいだった。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/110秒 15.1mm ISO100 ) 露出補正 なし
龍峰院;クリックすると大きな写真になります」
25.建長寺 大庫裏のもみじ
大庫裏の屋根を背景にして、陽の光を浴びたもみじが鮮やかだ。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/194秒 13.4mm ISO100 ) 露出補正 なし
建長寺 大庫裏のもみじ;クリックすると大きな写真になります
26.鶴岡八幡宮 倒れた大銀杏 -1
久しぶりの建長寺をゆっくりと巡ったあと、再び、総門を出て、バス通り(鎌倉街道)を若宮大路の方へ向かう。ほどなく八幡宮裏の信号の辺りから左に入り、本宮の脇に出ることができた。いつもは若宮大路の方から入るが、今日は舞殿から本殿に上がる階段の上に出てしまった。さて、階段の上から階段わきの右側に見えるのが倒れた大銀杏であるが、折れたところから沢山生えた枝が伸び、黄色くもなっている。元気だ。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/211秒 9.2mm ISO100 ) 露出補正 なし
鶴岡八幡宮 倒れた大銀杏;クリックすると大きな写真になります
27.鶴岡八幡宮 移植されたおお銀杏の幹
一方、倒れた幹部分を「残せる限り、元の大きさで再生させたい」と、高さ約4メートルで切って移植した幹が、この写真の右側に見える。日当たりのよい方からこちらもぐんぐんと枝が生えている。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/170秒 9.2mm ISO100 ) 露出補正 なし
鶴岡八幡宮 移植されたおお銀杏の幹;クリックすると大きな写真になります
28.鶴岡八幡宮 倒れた大銀杏 -2
階段の下から見ると、2010年3月に折れたところから新しく生えた枝は2mにも達している。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/366秒 9.2mm ISO100 ) 露出補正 なし
鶴岡八幡宮 倒れた大銀杏;クリックすると大きな写真になります
29.婚礼
さて、源氏池、平家池の方まで参道を歩いてくる途中、結婚式を挙げたカップルを追い越した。しばらく行ってから振り返り、1枚撮らせていただいた。とてもきれいなお嫁さんだった。でも、ぼかしを入れさせていただいている。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/495秒 20.8mm ISO100 ) 露出補正 なし
婚礼;クリックすると大きな写真になります

2010年5月 6日

鶴岡八幡宮の大銀杏


 4月23日 娘夫婦から鎌倉へそばを食べに行こうと誘いがあった。生憎の雨だったが、小町通りの奥のほうにある「山路」という店の磐梯山雄国そばはなかなか旨かった。ここから鶴岡八幡宮は目と鼻の先である。3月10日に倒れた大銀杏が気になっていたので見に行ってきた。自然の力は凄い。ひこばえが沢山芽吹いている。
1.磐梯山 雄国そば
鎌倉の小町通り界隈には何軒かの蕎麦処がある。以前に紹介した「なかむら庵」もその一つだ。しかし、ここ「山路」は初めて娘たちに連れて行かれた。雨の降る肌寒い日だったので暖かい天ぷらそばを食べた。旨かった。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/60秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 なし
磐梯山 雄国そば;クリックすると大きな写真になります
2.倒れる前の大銀杏
この写真は一昨年の12月4日に撮影した。鶴岡八幡宮の舞殿から本殿へ上る階段の左側にあったこの大銀杏は、樹齢1千年余とされ、高さ約30メートル、幹回り約6.8メートル。鎌倉幕府3代将軍・源実朝を暗殺する際、おいの公暁が身を隠した伝承も残る。

Nikon D300 Σ17-70mm F2.8-4.5G macro
プログラムオートで撮影 ( F9 1/320秒 17mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
倒れる前の大銀杏;クリックすると大きな写真になります
3.根元lから倒れた大銀杏
雪混じりの強風で大銀杏が倒壊したのが3月10日未明だった。県天然記念物にも指定されているご神木の倒壊に、同八幡宮も落胆していたと伝えられた。ずたずたに切り裂かれた根。えぐり取られたような地面の穴。散乱する木片。倒れた幹の内部は空洞のようになっており、神職も「こんなに空洞化していたとは」と、外見では分からない樹勢の衰えを嘆いたという。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/60秒 12.7mm ISOオート ) 露出補正 なし
根元lから倒れた大銀杏;クリックすると大きな写真になります
4.新芽
ところが、行ってみて驚いた。素晴らしい生命力で、倒れた根から、ひこばえというのだろうか、目に痛いほどの新緑の新芽がいっぱい生えてきている。一つ一つが銀杏の葉の形をしている。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/60秒 14.7mm ISOオート ) 露出補正 なし
新芽;クリックすると大きな写真になります
5.移植された幹
倒れた翌日の3月11日、早くも八幡宮は大銀杏を移植し、再生を目指す方針を固めた。倒壊した大銀杏を移植する作業が14日、行われた。根元から約4メートルで切断された幹(約17トン)がクレーンでつり起こされ、元あった場所の西側約7メートル地点に掘削された穴へ植え直された。新しい芽を使った後継樹の育成については、新しい芽は数本を生育させ、状態の良いものを(10年前後の期間を見ながら)後継樹として選びたい」という。切断された上の部分から、もう新しい芽が出ている。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
移植された幹;クリックすると大きな写真になります
6.ひこばえ
この写真の向こう側に見える移植と並行して進められたのが、「ひこばえの生育」だった。手前の元の場所にはかなり良好な状態で根系が残され、ひこばえの生育が十分に期待できる状況という。事実、4.の写真のように生えてきているのだ。八幡宮では土入れを行い生育環境を整えたという。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
ひこばえ;クリックすると大きな写真になります
7.段葛(だんかづら)
鶴岡八幡宮の表参道である段葛は、桜が終わってしまい淋しかったが、つつじが咲き始めていた。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/100秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
段葛(だんかづら);クリックすると大きな写真になります
8.(おまけ) 「アマルフィ」
鎌倉の街を歩いた後、葉山まで海岸線をドライブし、「音羽の森」というホテルでコーヒーを飲んで、再び鎌倉に戻り、娘たちが予定していた「アマルフィ」というイタリアン・レストランで夕食にした。ここは由比ガ浜と江の島の間にあり、窓側の席からは薄暗くなった小雨の降る海でサーフィンをしている人たちが眺められた。客あしらいもよく、味もよく、価格もそれほど高くなかった。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/3.3秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
「アマルフィ」;クリックすると大きな写真になります


2010年1月 9日

秋の鎌倉

 2009年11月27日 一昨年に続き昨秋も鎌倉の紅葉を見に行った。私が大変お世話になった方が亡くなり、前々日(11/25)お通夜、前日(11/26)告別式があった。さびしい気持ちを癒したかった。一昨年は円覚寺、海蔵寺を巡ったが、昨年は鶴岡八幡宮からその反対側にあたる鎌倉宮、さらに足を延ばして瑞泉寺まで行ってみた。紅葉はちょうど見ごろだったと思う。
1.鎌倉駅のレトロなバス
このバスは「京急りんどう号」という。鎌倉駅と大仏の間の路線バスとして運行されている。最近は電車もバスも行き先表示板は電光式になったが、これを写真に撮ると旨く読めないことが多い。

Nikon D300 NIKKOR 28-105 F3.5-4.5D
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 62mm ISO400 ) 露出補正 0段
鎌倉駅のレトロなバス:クリックすると大きな写真になります
2.段葛
鶴岡八幡宮の南北に延びた若宮大路で、二の鳥居から鶴岡八幡宮入口(三の鳥居)までの、車道より一段高くなった歩道を段葛いう。段葛は,頼朝の夫人・北条政子が、二代将軍・源頼家を懐妊した時、安産を祈って養和2年(1182)3月、北条時政以下の御家人と共に土石を運んで築いたと言われる。春は桜が咲く。

Nikon D300 NIKKOR 28-105 F3.5-4.5D
プログラムオートで撮影 ( F8 1/250秒 28mm ISO400 ) 露出補正 0段
段葛:クリックすると大きな写真になります
3.鶴岡八幡宮
三の鳥居を抜けたところから、太鼓橋を見ると、舞殿の屋根の陰になって大石段は見えないが、その大石段を上がりきったところの本殿が見える。本殿への61段の大石段の左側に大銀杏がある。この日は修学旅行生の姿が目立った。

Nikon D300 NIKKOR 28-105 F3.5-4.5D
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 105mm ISO400 ) 露出補正 0段
鶴岡八幡宮:クリックすると大きな写真になります
4.奉献
大銀杏の左側にいわゆる薦被りが奉納されている。神社ではよく見かけるが、ここのはさすが立派である。

Nikon D300 NIKKOR 28-105 F3.5-4.5D
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 28mm ISO400 ) 露出補正 0段
奉献:クリックすると大きな写真になります
5.齋館
本殿に向かって舞殿の手前右側、源平池の向こうに齋館がある。齋館は献幣使をお迎えしたり又、国の内外からの賓客をお持て成しするところだそうだ。香席なども行われる。モミジがきれいだった。

Nikon D300 NIKKOR 28-105 F3.5-4.5D
プログラムオートで撮影 ( F4 1/125秒 50mm ISO400 ) 露出補正 0段
齋館:クリックすると大きな写真になります
6.瑞泉寺
鎌倉宮(大塔宮)を参拝して、瑞泉寺に向かった。鎌倉宮の拝殿前には、鎌倉宮の伝統とも言える獅子頭守があったが、他はこれと言って見るところもなく、ちょっと期待外れであった。瑞泉寺までは鎌倉宮から20分ほど歩く。瑞泉寺のある一帯は紅葉ヶ谷(もみじがやつ)と呼ばれる谷戸に位置している。

Nikon D300 NIKKOR 28-105 F3.5-4.5D
プログラムオートで撮影 ( F4 1/125秒 46mm ISO1000 ) 露出補正 0段
瑞泉寺:クリックすると大きな写真になります
7.冬桜
本堂手前の庭に冬桜があった。1輪ずつさびしく咲く。ここは来春、梅のころに訪ねたいと思う。

Nikon D300 NIKKOR 28-105 F3.5-4.5D
上:プログラムオートで撮影 ( F5 1/125秒 28mm ISO400 ) 露出補正 0段
下:プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 38mm ISO400 ) 露出補正 0段
冬桜:クリックすると大きな写真になります
8.本堂裏
本堂裏手の夢窓国師作庭と伝わる石庭は、一切の無駄を省き、岩と水だけで作られた禅の庭という。その石庭を背に見る本堂裏のモミジが陽の光を透して輝いていた。

Nikon D300 NIKKOR 28-105 F3.5-4.5D
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 56mm ISO400 ) 露出補正 0段
本堂裏:クリックすると大きな写真になります
9.なかむら庵
鎌倉小町通りを駅に向かって歩いていくと、左側の路地に「なかむら庵」という蕎麦処がある。有名な店でいつも外に列が出来ているという。冒頭に書いた、亡くなられた私がお世話になった方が無類の蕎麦好きで、以前からこの「なかむら庵」のことは聞かされていた。一昨年も寄ったのだがその日はあいにく定休日であったので、この日、初めて店に入った。旨かった。

Canon IXY900IS
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/320秒 4.6mm ISOオート )
なかむら庵:クリックすると大きな写真になります

2008年12月 7日

古都鎌倉

 12月2日の「いい旅・夢気分」というTV番組で、紅葉の鎌倉円覚寺が紹介された。見事な紅葉であった。翌日は朝から暖かな日で快晴、行くかとカメラを持って横浜から横須賀線に乗った。北鎌倉で降りたら、狭いホームが中高年で溢れていた。平日というのに凄い人である。写真を撮りに来ている人も多く、立派なカメラに大きな白いレンズを付け三脚を抱えたフル装備の方々も多い。今年の秋はすっかり紅葉づいてしまった。近くにいながらじっくり見たこともなかったが、鎌倉の紅葉もなかなか鮮やかである。
クリックすると大きな写真になります 1.円覚寺総門 北鎌倉駅の改札を出てすぐのところに円覚寺の入り口がある。ただしこれは帰りがけに撮った写真。行きはあまりにも人が多くて撮る気になれなかった。

Nikon D300  SIGMA 17-70mm
プログラムオートで撮影  ( F9 1/320秒 ASA400 )
アクティブD-ライティング(標準)、ピクチャーコントロール(ビビッド)
クリックすると大きな写真になります 2.円覚寺入り口
総門の階段を上がると列が出来ていた。境内に入るのに300円を支払う。

Nikon D300  SIGMA 17-70mm 
プログラムオートで撮影  ( F6.3 1/160秒 ASA400 )
アクティブD-ライティング(標準)、ピクチャーコントロール(ビビッド)
クリックすると大きな写真になります 3.円覚寺山門
山門を背景にオレンジ色に染まった紅葉が輝く。

Nikon D300  SIGMA 17-70mm
プログラムオートで撮影  ( F5.6 1/125秒 ASA400 )
アクティブD-ライティング(標準)、ピクチャーコントロール(ビビッド)
クリックすると大きな写真になります 4.円覚寺桂昌庵
山門を上がって左側に十王堂(桂昌庵)があるがその脇に真っ赤に紅葉したもみじがあった。

Nikon D300  SIGMA 17-70mm
プログラムオートで撮影  ( F8 1/250秒 ASA400 )
アクティブD-ライティング(標準)、ピクチャーコントロール(ビビッド)
クリックすると大きな写真になります 5.円覚寺書院
落ち葉を焼く煙がたなびいて、晩秋の雰囲気が漂う。

Nikon D300  SIGMA 17-70mm
プログラムオートで撮影  ( F9 1/320秒 ASA400 )
アクティブD-ライティング(標準)、ピクチャーコントロール(ビビッド)
クリックすると大きな写真になります 6.円覚寺聖観世音
これから赤くなるのだろうか、黄色いもみじもとてもきれいだ。陽が当たらところは思った以上に暗い。ASA400で1/125以上でシャッターが切れない明るさのときは自動的に感度が上がるように設定しているが、ここではASAは自動的に640に上がっていた。

Nikon D300  SIGMA 17-70mm
プログラムオートで撮影  ( F3.8 1/125秒 ASA640 )
アクティブD-ライティング(標準)、ピクチャーコントロール(ビビッド)
クリックすると大きな写真になります 7.グラデェーション
円覚寺の総門を出て、北鎌倉駅へ行く道の脇に、一本に見事な赤、黄、緑の葉を付けたもみじの木があった。

Nikon D300  SIGMA 17-70mm
プログラムオートで撮影  ( F5.6 1/125秒 ASA400 )
アクティブD-ライティング(標準)、ピクチャーコントロール(ビビッド)
クリックすると大きな写真になります 8.鶴岡八幡宮
せっかくここまで来たので、鎌倉に出ることにした。歩くか、電車に乗るか迷ったが、昼前に鎌倉に出て、混まないうちに「なかむら庵」で蕎麦を食べようと思い電車に乗った。ところが、「なかむら庵」は本日定休日。代案の小町通の蕎麦屋で昼飯にした後、鶴岡八幡宮にお参りした。ここはもみじはあまりないが、大銀杏が見事だった。

Nikon D300  SIGMA 17-70mm 
プログラムオートで撮影  ( F9 1/320秒 ASA400 )
アクティブD-ライティング(標準)、ピクチャーコントロール(ビビッド)
クリックすると大きな写真になります9.海蔵寺の鐘楼
鶴岡八幡宮をお参りした後、小町通に通じる路地に入ると、カレー屋さんに行列が出来ていた。ビーフカレー、ポークカレーなど6種類のカレーライスがどれもミニサラダ付きで730円と今時、この場所では安い。行列が出来るわけだ。「旨いのかな」とかみさんと話していると、そこから出てきた人のよさそうなおじさんが「旨いですよ」と言い、「海蔵寺がきれいですよ」という。道を聞いて行ってみた。

Nikon D300  SIGMA 17-70mm 
プログラムオートで撮影  ( F5.6 1/125秒 ASA400 )
アクティブD-ライティング(標準)、ピクチャーコントロール(ビビッド)