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18.サトザクラ 紫桜
東京府江北村(現・東京都足立区)の荒川堤で栽培されていた品種で、紫紅色の花色は独特の色調である。「このはなさくや図鑑~美しい日本の桜~」というサイトには、「荒川堤から広まったものが栽培されています。花弁が丸くて大きくオオヤマザクラの特徴がうかがえます。花弁の色と若芽の赤葉のコントラストが美しい桜です。古くから知られる品種で、久保帯刀邸の長者ケ丸桜譜(1842年)にも、その名が見られます。」と解説されていた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 110mm ISO1000 )
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19.巨木 モミジハスズカケノキ -1
Wikipediaによれば、「落葉広葉樹の高木で、生長が早く、樹高は10 - 30mになり、大きなものでは高さ35 mになる。樹皮は、若木から次第に鱗片状に大きく剥がれやすく、灰色と褐色、淡緑色のまだら模様が出来る。老木では、株の根元に剥がれ落ちた樹皮がたくさん落ちている。・・・」と記されていた。歩いている人と見比べてもその大きさがわかる。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 67mm ISO640 )
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20.巨木 モミジハスズカケノキ -2
見上げてみてもこの樹の高さは解らないが、まさに巨木である。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 29mm ISO500 )
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21.スズカケノキ(鈴掛の木、篠懸の木)
この木の果実の形状が、山伏が胸にまとう装束「結袈裟」にぶらさがっている装飾的な球形の房(通称「鈴懸」、正式名称「鈴梵天」)に似ていることに由来する。属の名前であるプラタナスと呼ばれることが多いが、日本で見られるプラタナスはモミジバスズカケノキであることが多いそうだ。実は自宅に近い保土ヶ谷公園などで観察できる。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.8 1/2000秒 11mm ISO125 )
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22.ユリノキ(百合の木・百合木・百合の樹)
この樹も大きな樹である。高さ45mに達することもある大きな木であり、いまは落葉していて観察できないが、特徴的な形の葉をもつ。花期は晩春から初夏、オレンジ色の斑紋をもつ黄緑色の花が上向きに咲く。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.5 1/2000秒 9mm ISO100 )
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23.シダレザクラの道
さらに、内田祥三の設計により1939年に完成した本館のある方(東の方)へ向かうと、満開のシダレザクラの枝がその名の通り垂れ下がる道が続く。これはベニシダレザクラというのだろうか。こんなに桜が見られるとは期待していなかった。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 35mm ISO200 )
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24.ミツバツツジ -1
南へ移動するとツツジ園があった。ミツバツツジが青空と桜を背景に鮮やかだった。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 48mm ISO125 )
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25.ミツバツツジ -2
こんなに花をいっぱいに咲かせたミツバツツジはなかなか見られない。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 46mm ISO160 )
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26.シロバナコバノミツバツツジ(白花小葉三葉躑躅)
純白の葉は印象的だった。本種は同属で紫色の花をつけるコバノミツバツツジの白花品種として分類されている。樹高は2m程度まで。幹から枝が車輪状に分枝する。葉は枝の先に3枚ずつ輪生する。葉柄に粗毛が見られる。葉は長さ3~5㎝程度。3月頃葉の展開に先立って白色の花を開花する。花径は3㎝前後と解説されていた。(GKZ植物辞典)
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 53mm ISO100 )
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27.ソメイヨシノの林
枝垂れ桜が咲く道を、本館の方向かって歩いていくとソメイヨシノが満開だった。ソメイヨシノの林と名付けられているところだ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 55mm ISO200 )
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28.ソメイヨシノ(染井吉野)
Wikipediaによれば、ソメイヨシノは、母をエドヒガン、父を日本固有種のオオシマザクラの雑種とする自然交雑もしくは人為的な交配で生まれた日本産の栽培品種のサクラ。遺伝子研究の結果、ソメイヨシノは、エドヒガンとオオシマザクラの雑種が交雑してできた単一の樹を始源とする栽培品種のクローンであることが、1995年に明らかにされた。ソメイヨシノは江戸時代後期に開発され、昭和の高度経済成長期にかけて日本全国で圧倒的に多く植えられた。このため今日では気象庁が鹿児島県種子島から札幌までの各地のサクラの開花・満開を判断する「標本木」としているなど、現代の観賞用のサクラの代表種となっており、単に「サクラ」と言えばこの品種を指す事が多い。今年は何回も延期された気象庁による東京の靖国神社の標本木の開花宣言は3月29日で、平年より5日遅く、満開予想は4月4日と発表された。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/2000秒 16mm ISO200 )
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29.ソメイヨシノの花の下
染井吉野が咲くところは芝生になっていて、茣蓙を敷いてお弁当を食べたり、読書をする人も多い。だが、平日の昼下がりなのに人は多くなかった。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/2000秒 16mm ISO200 )
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30.ソメイヨシノの花
ソメイヨシノの花は、咲き始めは白く、しばらくすると淡い紅色が濃くなる。つぼみの時には大量にある花のアントシアニンは開花後に減少し、全開になったときに最小になります。 咲きたてのソメイヨシノをよく見ると、花弁の付け根がほんのり赤いだけで、全体が真っ白に近いことがわかる。気象庁の満開予想の日よりもかれこれ1週間が経っている。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 143mm ISO160 )
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31.ヤマザクラ(山桜)
山桜も咲いていた。ヤマザクラも日本のサクラの基本野生種11種のうちの一つ。ソメイヨシノは花が開花したのちに葉が出てくるが、ヤマザクラの花は新芽と同時に開花する。この樹も葉が目立つ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 50mm ISO250 )
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32.ソメイヨシノの花の下 -1
ソメイヨシノ林と言われているその木下は、芝生?の広場が広がっている。休日は人が多いのだろうが、この日は木曜日だった。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.8 1/2000秒 10mm ISO200 )
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33.ソメイヨシノの花の下 -2
樹の下にはベンチがあり、読書を楽しむ人もいる。園内では、アルコール類はご法度だが、ベンチ、レジャーシート等を敷いて飲食ができる。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/2000秒 13mm ISO320 )
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34.ソメイヨシノの花の下 -3
小石川植物園のソメイヨシノは樹齢130年と言われている。ソメイヨシノの学名 Prunus x yedoensis は、小石川植物園の初代園長を務めた松村任三教授によって1901年に名付けられた。命名の基準となるタイプ標本は、園内の木から採集されたものだが、現在では、どの木がその木であるかはわからなくなってしまったそうだ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 38mm ISO340 )
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35.サクラバラ(桜薔薇)
バラ科の植物である。四季の山野草というサイトによれば、桜の花に似るというのが名前の由来である。園芸種のように見えるが、 ノイバラ と コウシンバラ の自然交雑の自生種だそうだ。カイドウの花にも似ていることから、別名をカイドウバラともいう。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO500 )
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36.サトザクラ 太白
タイハクというサトザクラの一品種。日本固有種のオオシマザクラを基に生まれた日本原産の栽培品種のサトザクラ群のひとつである。遺伝子解析の結果、タイハクは日本固有種のオオシマザクラを基に、同じく日本固有種のヤマザクラと交雑して誕生したことが確認されている。イギリス生まれの桜で、1932年に日本に逆輸入されたと伝えられているそうだ。花びらの縁が全体にウエーブしていている。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO400 )
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37.公開温室
新しい温室を見てきた。入口は高い屋根を持つ中央室で、その両側に先代と同様に左右対称の温室がある。温室内のメイン通路は広くまっすぐでバリアフリーとなっていた。小石川植物園の公開温室は1900年に木造西洋式温室として完成して、120年の歩みがあるそうだ。1945年の5月の空襲により焼失したが、その後、1977年に再構築され、建築当初を彷彿させる両翼構造が完成した。その後骨組みの耐震性着尺が指摘され、2008年に一般公開が中止された。2018年に建て替えの本体工事が着手され、2019年5月に建物が完成している。2019年11月より一般公開されるに至ったそうだ。公開温室では、熱帯・亜熱帯地域に生育する植物を中心に約2,000種が、地域や生育環境で6室に分けて展示されている。小石川植物園新温室での最大の注目は、小笠原諸島固有の植物たちだそうだ。写真の右隣には、今は花が咲いていなかったが、高山植物などが集められている冷温室が配置されている。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.8 1/2000秒 12mm ISO125 )
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38.柴田記念館
小石川植物園のHPによれば、大正7年に、当時植物園内にあった東京大学植物学教室の柴田桂太教授が、植物生理化学の研究業績に対して授与された学士院恩賜賞の賞金を寄付し、それをもとに翌大正8年に建設された、植物園に残っている最も古い建物である。もともと生理化学の研究室として使われていたが、2005年春に外装を改修し、内部も展示・講演を目的とした部屋に改装されている。外国人観光客の姿も見えた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.8 1/2000秒 12mm ISO160 )
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39.イロハモミジ並木
柴田記念館の中には、今回は入らなかったが、そこから西側を振り返ってみると、新緑の紅葉並木があった。絵を描いているグループがおられた。私は、ツマキチョウの季節にしか小石川植物園に来ていないが、秋の紅葉も見に来たいと思う。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/2000秒 20mm ISO800 )
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40.本館から正門へ
午後1時になった。まだ、この日の本命であるツマキチョウの写真が撮れていない。これからの時間、ツマキチョウの吸蜜活動が活発になる。右手に1939年に建てられた本館を見ながら、正門への道を下り、再び日本公園の方へと歩き始めた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/2000秒 16mm ISO125 )
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41.モチノキ(餅の木・黐の木)
見たことがない常緑広葉樹に黄色い花が咲いていた。モチノキ(餅の木、黐の木)という。和名は樹皮から鳥黐(トリモチ)が採れることに由来する。戦後、何年もたっていない子供のころ、竹竿の先にトリモチを付けセミを獲って遊んでいたのを思い出す。上手く獲れた記憶はない。Wikipediaに興味あることが記されていた。「モチノキにはモチノキタネオナガコバチという天敵が存在する。このコバチは夏に発育中の種子の中に産卵し、幼虫と成って越冬する。幼虫は実の色を操作する能力があり、秋になれば本来赤くなる実を緑のままにすることで、実が鳥に食べられる事態を避ける。鳥に食べられる事によって繁殖するモチノキにとって、コバチの産卵は繁殖の妨げとなる。」と。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.4 1/2000秒 9mm ISO1000 )
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