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2023年11月15日

Canon PowerShot G7X  2023年10月12日 横浜市保土ヶ谷区峰岡公園

10月3日に2年ぶりにクロマダラソテツシジミを見つけてから、何も予定がない日は、カメラをもって家から徒歩5分の公園に出かけるのが日課になってきた。この日も暖かく、最高気温は24℃になった。
 2016年3月に購入した Canon PowerShot G7X は今までは、スナップ撮影や、レンズが明るいので室内での撮影に利用することが多かった。旅行の時は必ず携行している。いままでこのカメラでチョウを撮るときは広角で、被写体に接近して撮りたい時だけだったが、過日、このカメラで公園の花壇に来るチョウの撮影を試みてみた。近距離でフォーカスが合いやすいようにマクロに設定して、1mくらい離れた被写体を撮ってみた。望遠側にズームしていくと、デジタルズーム域に入るあたりでピントが合ってくれることを知った。これなら使えるかなと思い、その練習をしておこうとこの日はそのG7Xのみを携行した。

000_231012025 X700 〇峰岡公園 アオスジ  G7X.jpg
コンデジで撮ったアオスジアゲハ 2023年10月12日 横浜市保土ヶ谷区峰岡公園

001_231012005 X900 〇峰岡公園 G7X.jpg 1.アゲハ  -1
前日は午前中だったが、この日は昼食後に出かけてみた。羽化したてのような傷のないアゲハがヒャクニチソウに来ていた。シジミチョウなどの小さなチョウに比べ、アゲハは撮りやすい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/1250秒 37mm ISO200 ) 露出補正 なし
002_231012008 X900 〇峰岡公園 G7X.jpg 2.ヤマトシジミ♂
新鮮な個体だったが、まだ外縁部に高温期型の黒い斑紋が出ている。ヤマトシジミの♂は、春型(低温期型)は、少し光沢のある空色の部分が広く、外縁部の黒い部分は細い。 夏型(高温期型♂の は、輝くような光沢のある青色になり、縁の黒い部分は広くなる。 秋型(低温期型)の♂は、少し光沢のある空色の部分が広く、外縁部の黒い部分は細くなる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
003_231012010 X900 〇峰岡公園 G7X.jpg 3.アオスジアゲハ -1
この日、花壇に来たアオスジアゲハはきれいな個体だった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/1250秒 37mm ISO160 ) 露出補正 なし
004_231012016 X900 〇峰岡公園 アゲハ G7X.jpg 4.アゲハ♂ -2
アゲハは4月上旬から10月下旬にかけて、年に3~5回発生する。このきれいな個体は今年最後の発生のものだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 37mm ISO160 ) 露出補正 なし
005_231012017 X900 〇峰岡公園 アオスジ  G7X.jpg 5.アオスジアゲハ -3
これは胴の白い帯が尾端まであり、♀だと思うが。 

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
006_231012032 X900 〇峰岡公園 アオスジ  G7X.jpg 6.アオスジアゲハ -4
チョウに興味を持った子供のころ、クスノキの周りを青く輝く翅をキラキラさせて敏捷に翔ぶこのチョウは魅力的だった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
007_231012041 X900 〇峰岡公園 アゲハ  G7X.jpg 7.アゲハ♂ -3
この個体はしばらくこの花壇にいて、ヒャクニチソウの花から花へと移り、吸蜜をしていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 37mm ISO160 ) 露出補正 なし
008_231012048 X900 〇峰岡公園 アゲハ  G7X.jpg 8.アゲハ♂ -4
頭から尾状突起の先まで、傷一つない姿をシャープに撮れた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 37mm ISO160 ) 露出補正 なし
009_231012054m X900 〇峰岡公園 ツマグロ G7X.jpg 9.ツマグロヒョウモン♀
これもきれいな個体であった。4月から11月まで姿を見ることが出来るが、今が最盛期で、発生する個体数が多いようだ。他のヒョウモンチョウ類がほとんど年1回しか発生しないのに対し、多化性という点でも例外的な種類である。冬は幼虫や蛹で越冬する。また、本種は熱帯・温帯域に広く分布するいわば暖地性のチョウであり、他のヒョウモンチョウ類が温帯から寒帯にかけて分布するのとは対照的である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
010_231012055 X900 〇峰岡公園 ツマグロ G7X.jpg 10.ツマグロヒョウモン♂
私がこのチョウを初めてネットに入れたのは、高尾山から小仏峠への尾根道を歩いていて、正面から矢のように飛んできたのを無我夢中でネット一閃、ゲットした小学校6年生のころ(1950年代)と記憶している。wikipediaによれば、関東地方で見られるようになったのは1990年になってからと言われるが。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
011_231012059 X900 〇峰岡公園 ヤマト G7X.jpg 11.ヤマトシジミ♀
後翅にかすかに青い鱗粉が見られる。ヤマトシジミの♀の翅表は晩秋の紅葉の頃から発生してくる個体からは、突然、青紫色の衣装を纏う。前翅は半分ぐらいが薄く青紫になるが、後翅はほぼ全体が青紫になる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
012_231012081 X900 〇峰岡公園 アゲハ♀ G7X.jpg 12.アゲハ♀ -1
♀が飛来した。だがこの個体はだいぶ傷んでいた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
013_231012082t X900 峰岡公園 アゲハ♀ G7X.jpg 13.アゲハ♀ -2
同じ個体だが破損していたところをカットした。後で気が付いたが、右触覚も断ち切られていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
014_231012090t X900 〇峰岡公園 ツバメ♀ G7X.jpg 14.ツバメシジミ♀
には黒地に青い鱗粉が現れることがあるが、この♀はほぼ真っ黒であり、後翅尾状突起あたりの橙斑が明瞭に表れている。シックな装いだと感じた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし

2022年1月 1日

2022年 新年のご挨拶

令和4年 みなさま明けましておめでとうございます

120101060m X700 神明社 P90.jpg
横浜市の保土ヶ谷神明社 元旦の御神楽(獅子舞)


毎年、自分の備忘録のような新年のご挨拶になってしまいますが、お許しください。
昨年もコロナに開け、コロナに暮れた1年でした。一昨年、9月16日に安倍前首相の突然の辞任の後を受け、菅義偉内閣が発足しました。一昨年の大晦日にそれまでの1日あたり新規感染者数が過去最多となる4,432人となり、昨年の新春を迎えました。1月8日には7,957人にまで増加し、同日、1都3県に緊急事態宣言が発出され、1月13日には11都府県に拡大されました。その後1日の新規感染者数は千人程度まで下がり、2月末に6府県、そして、3月21日には一旦全面解除されました。
 しかし、それでは治まらず、再び新規感染者が5千人を超えるようになり、4月25日に4都府県に緊急事態宣言が再発出され、5月22日には10都道府県に拡大されました。これが第4波です。6月に入り、千人台にまで収まってきて、6月20日には沖縄を除いて解除されましたが、7月中頃からの第5波はさらに大きくなり、7月31日には緊急事態宣言は6都道府県に拡大されました。1日の新規感染者数が25,992人を数えた8月20日には、さらに21都道府県まで拡大されました。

 一方、菅総理大臣からワクチン接種に全力を挙げる意向が表明され、全体の調整に当たるよう指示された河野規制改革担当大臣はワクチン担当大臣として尽力され、推進しました。2月17日に医療従事者への接種がスタートし、5月後半から接種の機会、場所が拡大され、順調に進みました。
 4月12日に高齢者へのワクチン接種が始められ、さらに一般成人への接種、職域接種などが展開されました。9月末には、日本の全人口に占める接種人数は、1回目がほぼ70%、2回目もほぼ60%となりました。欧米諸国に追いつきました。
 私も1回目6月21日、2回目7月5日に接種を受けました。注射の部位が翌日迄少し痛みを感じたほか副反応はありません。

 8月の終わり頃から、日本の新規感染者は急激に減少し始め、同時に死者、重傷者の数も減少の一途をたどりました。一時、逼迫していた医療体制も一息付けました。医療従事者の皆様に感謝です。ワクチン接種とマスク着用が功を奏しているといいますが、それだけなのでしょうか。良いことなのですが、疑問です。
 そして、10月1日に全国緊急事態宣言が解除されました。年初からそこまで緊急事態宣言およびまん延防止等重点措置の出てなかった日は28日間だけです。

 ところが南アフリカで確認された新たな変異株オミクロンがWHOで懸念される変異株に指定され、日本でもナミビアから到着した30代男性のオミクロン株感染が確認されました。日本に於いてもオミクロン株による市中感染が出始めているのが、若干気がかりです。11月末時点では、1日当たりの新規感染者は全国で、131人迄減少していましたが、クリスマスには、322人と増えています。

 COVID19の世界の状況を見るに、アメリカ、イギリス。フランス、イタリア、スペインなどの国々では、ここのところ1日新規感染者数は過去最多を更新し、いったんはK-防疫でコロナに勝ったとまで言っていた韓国も11月からデルタ株による感染者数が増加、1日7千人に及んでいます。昨年暮れ、12月30日現在での世界の感染者数は284,530,653人、死者: 5,422,092人に及んでいます。
 日本における同じく12月30日時点での総感染者数は、1,733,766人、死者は18.405人でした。

 3回目のワクチン接種が医療関係者から始められました。私たちが接種を受けられるのは4月頃と思います。私がその日本法人に勤務していた米国メルク社で開発されたCOVID19の内服薬モルヌプラビルが日本でも12月25日に承認になり、さっそく全国の医療機関に送り込まれています。アメリカではさらに効果があるというファイザー社パクスロビドも承認申請されます。予断は許されませんが、明るい材料も出てきています。


 さて、昨年の最も大きなイベントは、1年延期して迎えることになった東京2020オリンピックでした。
 開催されるまで色々なことがありました。メインスタジアムとなる新しい国立競技場の建設案は予算が膨らみ、いったん計画白紙になり、また、他のロゴと似ているとして訴えがあった大会のエンブレムについて組織委員会は使用中止を決定し、撤回されました。
 2018年12月には、東京大会の招致をめぐって贈賄疑惑が浮上し、招致委員会の理事長であったJOCの竹田恒和前会長は会長退任を余儀なくされました。
 そして、COVID19の影響で、史上初めて大会が1年延期されたあとも混乱は続きました。昨年2月には、当時、組織委員会の会長を務めていた森喜朗氏の女性蔑視ととれる発言に国内外から批判があがり、発言の責任を取って会長を辞任、橋本聖子内閣府特命担当大臣と交代しました。
 翌月の3月には、東京大会の開閉会式の統括責任者だった佐々木宏クリエーティブディレクターが女性タレントの容姿を侮辱するような演出案を提案していたことが明らかになり、不適切な表現の責任を取って辞任しました。
 直前の7月になっても、東京オリンピックの開会式の作曲担当者の1人だったミュージシャンの小山田圭吾さんが20年以上前に雑誌のインタビューであかした障害がある生徒などへのいじめの告白が批判を受け、開会式まであと4日に迫った7月19日に辞任しました。その翌日には、東京大会の文化プログラムに出演する予定だった絵本作家ののぶみさんが過去の著書やSNSで発信したとされる内容に対してインターネット上で批判の声があがり出演を辞退しています。
 さらに、開会式前日の22日、東京大会の開会式と閉会式のショーディレクターを務める小林賢太郎氏を過去にナチス・ドイツによるユダヤ人の大量虐殺を揶揄するセリフを使用していたとして、大会組織委員会が解任する事態となりました。
 昨年になってからも開催する場合は観客は入れるのか入れないのか、なかなか決まりませんでしたが、大会開幕まで15日に迫った7月8日にようやく無観客開催が決まりました。入場券の払い戻しや、ボランティアの調整など、実際に動かれる方々は大変なご苦労だったと思います。

 東京2020は、2021年7月23日、史上最多の33競技、およそ206の国と地域から11,000人余りが参加し開始され、8月8日まで17日間わたって行われました。1964年の東京オリンピックは93ヵ国・地域だったそうです。

 開会式当日、第5波の最中で緊急事態宣言が出されていた東京の新規感染者数は、1,128人、全国で3,574人でした。

 大学を卒業したばかり、1964年の東京オリンピックを知っている私にとって、7月23日テレビで見た開会式は、「日本は変わったのだ」ということを感じさせてくれました。1964年のときは古関裕而氏作曲のオリンピックマーチで整然と入場した各国選手たちは、今回は、オーケストラの「ドラゴンクエスト・ロトのテーマ」にのせて発祥国のギリシャから国立競技場にラフに入場してきました。「ドラクエ」以降の音楽も「ファイナルファンタジー」や「モンスターハンター」など、19の人気ゲーム音楽が使用されました。
 歌舞伎俳優の市川海老蔵(43)さんは荒事の代表的演目「暫(しばらく)」の鎌倉権五郎に扮して登場。 ジャズピアニスト・上原ひろみ(42)さんが演奏する軽快なピアノに合わせて豪快な見得を披露して日本の伝統文化を世界に発信しました。
 1824台のドローン群が東京五輪のエンブレムを形作り、そのまま青い地球へと姿を変える。ショーを提供したのは国際オリンピック委員会(IOC)の技術パートナーとなっている米インテルでした。

 今回ロシアはロシアという国名でなく、ロシア・オリンピック委員会の略称「ROC」と紹介されて77番目に登場しました。ロシア勢は、組織的なドーピング問題による処分のため、開会式は、国旗が振れない中での行進でしたが、個人資格が認められて大会に臨む選手たちは、赤いジャケットやスカーフを身に纏い、晴れやかな表情を浮かべていました。


 日本のメダル獲得数は金27、銀12、銅17と好成績でした。なかでも印象に残ったのは、卓球混合ダブルスの水谷隼・伊藤美誠組です。準々決勝でドイツペアに最終ゲーム2-9というまさしく絶体絶命のピンチまで追い詰められたものの、そこから驚異的な追い上げを見せて歴史的な逆転勝利、準決勝では台湾ペアに4-1で勝ち、決勝はフルセットで中国ペアを破って金メダルを獲得したのは嬉しいことでした。
 中国の国営メディアは「卓球で中国が3大会連続で金メダルを独占してきた勢いが、日本のペアに止められた」と伝えたそうです。
 また、体操競技では19歳の橋本大輝選手が団体優勝を牽引し、個人総合では内村航平選手を継いで金メダルを獲得したことは見事でした。

 8月7日、「Worlds We Share」というテーマで、各国選手4,500人が参加して行われた閉会式では、古関裕而さんのオリンピックマーチを聴いてほっとした思いでした。

 次の開催地パリでこの閉会式が生中継され、オリンピックの旗がパリ市のイダルゴ市長に引き継がれとき、パリ市民から歓声が上がった様子が大型スクリーンに映し出され、ひときわ大きな歓声があがっていました。

 引き続いて行われた13日間のパラリンピックは9月5日に幕を閉じました。車いすテニスの絶対的エースの国枝慎吾選手は9歳の時に脊髄の病気で下半身が不自由になり車いすテニスを始めたそうです。パラリンピックは過去4大会連続出場、北京とロンドンでシングルス2連覇。右肘の手術を経て復活し2020年全豪と全米優勝し、東京2020で2大会ぶりの金メダルは見事でした。

 東京2020オリンピック・パラリンピックの大会関係者の皆様はほんとにごくろうさまだったと思います。


 昨年も世界ではいろいろな出来事がありました。主だったところでは、1月、アメリカでバイデン政権が誕生しました。2月はミャンマーでクーデターが起こり、国軍が全権掌握です。5月には、イタリアでロープウェイが転落し、15人が亡くなるという事故がありました。サミットでは台湾の平和と安定が重要課題となり、中国との間で緊張が高まっています。
 そして8月にはタリバンがアフガニスタンを制圧するに至り、アメリカ軍は撤退をしました。しかし、アフガニスタンの国民は食事もとれないと云う危機的な状態だと伝えられます。

 そして、日本国内では、菅首相は解散、総選挙を模索していましたが、9月29日に行われた総裁選に出馬を見送りました。新しい自民党総裁は岸田文雄氏に決まり、1年余と短かった菅内閣は菅首相の任期終了をもって、総辞職、第100代の総理大臣に岸田文雄氏が就任しました。
 衆議院選挙は10月31日に行われ、自民党が「絶対安定多数」で勝利し、保守安泰となりました。立憲民主党が100議席を割り込んだ半面、大阪を中心に票を伸ばした日本維新の会が選挙前の4倍近い議席を獲得しました。これで憲法改正に必要な議席数が整いました。憲法改正は国民投票で決められます。
 8月22日に行われた地方選挙で、横浜市では自民党小此木氏や林文子前市長を破り、野党系でカジノ建設に反対する中山竹春氏(横浜市立大学医学部教授)が新市長に決まりました。
 8月に発生したみずほ銀行のシステム障害は大きな問題であり、社長、会長、頭取が退陣しています。
10月26日、眞子さまと小室敬さんとの結婚届が出されました。宮邸の玄関で見送りに出られた秋篠宮ご夫妻と妹の佳子さまとそれぞれ言葉を交わされ、最後に、眞子さまは佳子さまとハグされたのは印象的でした。
 凄いのは将棋の藤井聡太棋士です。18歳で九段に昇格し、9月には最年少19歳で三冠を獲得しました。さらに王位・叡王・棋聖に続く竜王となり、四冠を達成しました。なんと、19歳3か月です。


 11月にはCOP26がイギリスで開催されましたが、温室効果ガスの削減が叫ばれるなか、自然が猛威を振るいます。地球上で観測史上最も暑い記録は更新され、アメリカでは7月以降、カリフォルニア州、オレゴン州などで山火事(森林火災)が拡大し、深刻な被害が出ていると伝えられます。
 昨年も終わろうとしている頃に、南米ブラジル北東部で大雨による洪水が発生し、12月26日、寒波襲来中のカナダ西部各地で、マイナス50度を超える記録的寒さが、また、ケンタッキー州などアメリカの南部や中西部で12月10日夜から11日にかけて相次いで発生した竜巻では、100人を超える死者が出ていると報じられています。

 日本でも1月9日日本海側で大雪が降り、新潟、上越の道路で立ち往生が発生、1月19にも雪と強風によるホワイトアウトが原因で、東北道で140台が絡む事故が起きています。
 2月には栃木県足利で山火事があり、鎮火する2月26日までに30世帯を超える人々が避難しました。
 昨年の桜は九州では平年より3週間早く、東京では平年より12日も早く開花しています。

 7月3日には、熱海雨量観測所における降り始めからの総雨量が400mm以上となった梅雨前線による大雨に伴い、熱海市伊豆山の逢初川で大規模な土石流が発生しました。死者26人、不明者1人の犠牲はあまりに大きく、ずさんな盛り土の責任が指摘されています。

 9月まで猛暑が続きましたが、寒くなるのも早く、9月9日は富士山の初冠雪が伝えられました。
 10月27日小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」噴火で、軽石が沖縄や伊豆半島などに漂着し、船舶が航行不能となり、漁業やマリンレジャーに影響が出ました。
 11月26日、再び冬が訪れた北海道では平年の2倍を超える記録的大雪となり、12月7日には、滋賀県彦根市など近畿北部で大雪となっています。12月14日には横浜で初雪が降りました。
 さて、スポーツですが、東京2020以外にも、記憶に残ることが沢山あります。
1月には、全日本卓球選手権で、石川佳純選手が5年ぶりに優勝しました。2月には大坂なおみ選手が全豪テニスで2年ぶり2度目の優勝を果たしました。
 病気と闘っていた池江璃花子選手が50mバタフライで復帰後初優勝したのは嬉しいニュースであり、さらに4月に行われた東京2020大会の代表選考を兼ねた競泳の日本選手権では、50m,100mそれぞれのバタフライと自由形で優勝し、4冠を達成しました。敬意を表します。
 復帰と云えば、昨年2月に自動車事故を起こし、足の複雑骨折、粉砕骨折で再起不能と云われたタイガー・ウッズは、エキジビジョンながらリッツカールトンGC(パー72)で、12歳の息子・チャーリー君とのコンビでプレーし、2位になったそうです。試合後「自分の人生は闘うこと。(復帰は)期待できる。」と語ったと言います。医学の進歩は目を見張るものがあります。

 そして、4月は松山英樹選手の日本人として初めてのマスターズ優勝がありました。TV中継で、解説をしていた中島常幸プロも涙されていました。

 7月に行われたMBAのオールスターゲームに二刀流で出場した大谷翔平選手については、私が言うに及びません。そして、投手として150奪三振、打者として150打点を越え、46本塁打を記録したオータニサーンはMVPに満票で選出されました。
 平幕大栄翔の優勝で始まった大相撲は、7月には白鵬が45度目の優勝をし、引退をしました。7月には惜しくも白鵬に敗れて優勝が叶わなかった照ノ富士は横綱に昇進し、11月の福岡場所では全勝優勝で6度目の優勝を飾りました。


 今年は北京で冬季オリンピックが開催されますが、スキー・ジャンプの小林陵侑選手は暮れの12月30日に逆転で今季4勝目を挙げました。女子スピード・スケートとともに活躍が期待されます。

2022001 X700 16分割 文字 近所のチョウたち.jpg
2021年秋 自宅の近所で撮ったチョウたち 中心の4コマがクロマダラソテツシジミ

さて、最後に私の趣味のことです。昨年の前半は日帰りで毎年訪れているところへ蝶を撮りに出かけましたが、宿泊を伴う撮影旅行は、7月18日~20日に一人で信州の湯の丸高原に行っただけでした。この時は新鹿沢で最近では少なくなったコヒョウモンモドキと、池の平湿原でミヤマモンキチョウを撮影してきました。その後、7月、8月のトップシーズンには、コロナウィルスが蔓延り、悶々とした毎日を過ごすことになってしまいました。

 秋になって嬉しいことがありました。
 一昨年のことですが、9月30日に近所で偶然にクロマダラソテツシジミに遭遇し、その後、注意をしているとさらに近所の公園や、私が住んでいる集合住宅の玄関先にある植栽の花にまで姿を見せるようになり、最終12月1日まで楽しませてくれたのです。このチョウはもともと日本には生息していなかった南方系のチョウで、地球温暖化のためか台風などで飛ばされてきた個体が、神奈川県では三浦半島のような温かい海岸付近の、たまたま食草であるソテツがあるところで産卵し発生するようになりました。横浜市内での発見はそれまで聞いたことがありませんでした。
 でも、冬を越して世代を繋ぐことは無理だろうと考えていました。ところが、まだ、暑さが残る9月10日、一昨年、このチョウがいたところを注意して見ていたところ、近所の小さな公園の猫の額のような花壇に咲くセンニチコウで吸蜜する姿を発見し感激しました。それから、11月20日まで、ほぼ100日間にわたり、観察と撮影を楽しませてくれ、クロマダラソテツシジミに癒されました。その100日間で観察した個体数は少なくとも30頭から40頭に及んだのではないかと思います。いったいどこで発生していたのだろうかと思うのですが、突き止められません。この冬は寒そうです。今年は会えるかどうか分かりませんが、会えたらいいなと楽しみにしています。

 コロナが少し落ちつき緊急事態宣言が全面解除されたあと、10月の7日~10日に、紅葉鑑賞を目的に北海道を旅行しました。

 お陰さまで私は、何とか健康で過ごすことが出来たのですが、家内が10月の北海道旅行のあと、躓いた拍子にアキレス腱の部分断裂を惹起してしまい、クリスマスまで装具を付けて過ごさなくてはなりませんでした。幸い快方に向かっています。
 というわけで暮れはおとなしく過ごし、新年を迎えた次第です。


 皆様にとって、本年が良い年となりますことをお祈りいたします。



 

2021年10月26日

北海道 3泊4日 10月7日~10日 その4 富良野から支笏湖を経て洞爺湖へ

3日目は富良野のホテルを8時30分に出発した。この日行くところは季節によって異なり、8月~9月出発のツアーはラベンダーで有名な富田ファームへ行くが、10月はラベンダーは終わってしまっているので、かなやま湖の紅葉を見に行くという。かなやま湖は、富良野から占冠へ向かう途中にある、治水(洪水調節、不特定利水)と利水(潅漑、上水道供給、水力発電)を目的としたダム湖だが、紅葉はまだ始まっておらず、景色も夕張岳が見えた以外は特に何もなかった。
 11月出発のツアーは紅葉終わってしまっているので、後藤純男美術館へ行くそうだ。日本画家後藤純男が、北海道の厳しい自然に惹かれ道内取材の拠点として同所にアトリエを構えた。平成9(1997)年9月、美術館として開館したのが後藤純男美術館だそうだ。 今回も後藤純男美術館へ行く方が良かったのでなかろうか。
 そこから千歳空港の近くの恵庭市にあるテーマパーク「えこりん村」へ行き、午後は支笏湖をを見て、洞爺湖へ向かう。この日バスは約300km走った。
 3日目の泊りは、2008年(平成20年)に『第34回主要国首脳会議』(北海道洞爺湖サミット)が開催されたことで有名な「ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ」である。部屋からバス・ローブを纏って温泉大浴場へ行くことが出来た。夕食はフレンチのフル・コースだった。2021年4月28日~11月30日 毎夜8時45分から20分間、ホテルからは右下に見える洞爺湖温泉街近くの湖上で、花火が打ち上げられるとのこと。夕食の後に観たが、下の方で上がる花火はイマイチだった。

000_211009534 X700 かなやま湖 夕張岳 RX10M4.jpg
かなやま湖から眺める夕張岳1,668m 2021年10月9日 北海道夕張市
「夕張岳の高山植物群落及び蛇紋岩メランジュ帯」は国の天然記念物。蛇紋岩メランジュ帯とは、高圧型変成帯や深部断裂帯に産出した蛇紋岩が、深部で形成された変成岩や,地殻深部~中部の岩石を大小のブロックとして包有する産状をいう。

63.かなやま湖
金山ダム(かなやまダム)は北海道空知郡南富良野町、一級河川・石狩川水系空知川最上流部に建設されたダム。国土交通省北海道開発局札幌開発建設部が管理する特定多目的ダムで、空知川の治水と滝川市・富良野地域への水源確保及び電力供給を目的に建設された。1959年五着工し、1967年に完成している。紅葉がきれいということだったが、まだ少し早かった。湖畔にはホテルがあり、夏はカヌーやキャンプ、冬はワカサギ釣りやソリ遊びなどが楽しめるようだ。私たちは展望台から写真のようなかなやま湖とダムを眺めただけで湖畔には行かなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
063_211009527 x800 かなやま湖 RX10M4.jpg
64.「自然体感しむかっぷ」
かなやま湖の展望所から少し走り、国道237号沿いの「自然体感しむかっぷ」という道の駅で手洗い休憩をとった。敷地内にあった農協の倉庫の壁に「シムカップアートキャンプ巨大壁画」と題された、ブラジルサンパウロ出身の画家 で、2014FIFAワールドカップ・ブラジルのオフィシャルデザイナー大岩オスカールという人の大きな絵が4枚描かれていた。その中の1枚。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 10mm ISO100 ) 露出補正 なし
064_11009544 X800 自然体感しむかっぷ」農協 RX10M4.jpg
65.「えこりん村」ウェルカムセンター
占冠(しむかっぷ)から道東自動車道に上がった。バスガイドさんが夕張について説明してくれた。夕張市の人口は昭和39年がピークで約11万人であったが、現在は9千人に減っているそうだ。千歳空港に近い裏恵庭の「えこりん村」に着いたのは11時だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
065_211009553 X800 えこりん村 RX10M4.jpg
66.白い顔の羊
「えこりん村」は「びっくりドンキー」で知られる株式会社アレフの子会社「株式会社牧家」によって、2006年(平成18年)4月20日に北海道恵庭市牧場で開業した。東エリアと西エリアに分かれていて、ウェルカムセンターは東エリアだが、西エリアは白いヒツジが多く飼育されている「みどりの牧場」や「水仙とバラとダリアのイギリス庭園」があり見どころが多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 31mm ISO125 ) 露出補正 なし
066_211009556 X800 えこりん村 RX10M4.jpg
67.「銀河庭園」のベニシジミ
「水仙とバラとダリアのイギリス庭園」は世界屈指のガーデンデザイナーであるイギリス在住のバニー・ギネス女史により「銀河庭園」として作り上げられ、2006年6月にオープンしたそうだ。今の季節はダリアが咲いていた。大分擦れてしまっているベニシジミが吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 175mm ISO320 ) 露出補正 なし
067_211009563 X800 えこりん村 RX10M4.jpg
68.「銀河庭園」ヒメアカタテハ -1
ダリアの品種は、現在では約3万種類以上あると言われている。花の大きさは、超巨大輪や巨大輪、大輪、中輪、小輪そして極小輪の6種類がある。花色は赤色やピンク色、そして黄色やオレンジ色など種類が豊富で、花の咲き方や草丈なども品種によって実にさまざまなようだ。私にはダリアかどうかもわからない。ヒメアカタテハが数頭飛び、短い時間吸蜜していく。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 81mm ISO320 ) 露出補正 なし
068_211009577 X800 ◎えこりん村 RX10M4.jpg
69.「銀河庭園」ヒメアカタテハ -2
「銀河庭園」はよく手入れがされている。もっと近づいて、背景を入れて撮りたかったが、吸蜜中のヒメアカタテハは敏感で、叶わなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 78mm ISO250 ) 露出補正 なし
069_211009580 X800 ◎えこりん村 RX10M4.jpg
70.トレーラーのファームツアー
トラクターの引っ張るトレーラーに乗って、「えこりん村」の中を回るファームツアーがある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 48mm ISO400 ) 露出補正 なし
070_211009590 X800 ◎えこりん村 RX10M4.jpg
71.前足を折るアルパカ
  「みどりの牧場」にはアルパカとラマも放牧されている。アルパカは主に体毛を利用するため、ラマは荷物を運ぶために人間と一緒に生活する動物だ。家畜であるアルパカとラマには交雑種が生まれやすいそうだ。見ていると前足を折って、ゴロンと横になる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 62mm ISO125 ) 露出補正 なし
071_211009601 X800 〇えこりん村 RX10M4.jpg
72.ゴロンと転がるアルパカ
何故、ゴロンと横になるのだろうか?ネコがゴロンと横になるのは、甘えたいから、くつろぎたいから、暑いからといったことだそうだが、アルパカの場合は何なのだろうか。体の毛に付いた虫でも落としたいのだろうか。でも、草に体を押し付けるような仕草はない。このアルパカの顔を見ていると、くつろぎたいように見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 62mm ISO125 ) 露出補正 なし
072_211009604 X800 〇えこりん村 RX10M4.jpg
73.放牧される羊
広々とした牧場でヒツジたちが牧草を食む。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 65mm ISO100 ) 露出補正 なし
073_211009611 X800 ◎えこりん村 RX10M4.jpg
74.ミニチュアホースとミニロバ
左側がミニロバで、右側はミニチュアホース。ミニチュアホースは賢く、ペットとしてだけではなく盲導馬としても活躍している。ミニロバは耳が長く、背中に十字模様がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 41mm ISO125 ) 露出補正 なし
074_211009618 X800 ◎えこりん村 RX10M4.jpg
75.支笏湖畔から見る樽前山
「えこりん村」で簡単に昼食を済ませ、支笏湖畔に着いたのは午後1時半ごろだった。湖畔から樽前山が見えた。樽前山は支笏湖の南側、苫小牧市の北西部に位置する活火山。珍しい三重式活火山として知られている。外輪山の内側に溶岩ドームがある。標高は最高点の樽前ドームで1,041m、この樽前ドームは、立ち入り禁止となっている火口原にある溶岩ドームで、周辺との比高は約120m、最大径は約450mある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 36mm ISO100 ) 露出補正 なし
075_211009628 X800 支笏湖畔 樽前山 RX10M4.jpg
76.支笏湖畔
バスの駐車場から、工事中の支笏湖ビジターセンターの脇を湖畔に下りると、遊覧船、ボート・カヌーの乗り場がある。バスガイドさんがペダルボートを指さして「シベリアから白い大きなハクチョウも来てます」などと冗談を言っている。支笏湖は「日本最北の不凍湖」として有名であるが、これは温かい水が湖の深部に残存していて水面を暖めることにより湖面の水温が下がりにくいので、凍りにくくなっているためだそうだ。しかし、低温の日が続いた場合には結氷することがある。最近の全面結氷は2001年(平成13年)で、その前は1978年(昭和53年)まで遡るという。 湖の周囲は約40km、最大水深360m、平均水深265m。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 16mm ISO100 ) 露出補正 なし
076_211009639 X800 支笏湖畔 RX10M4.jpg
77.支笏湖から洞爺への車窓 -1 牛の牧場
午後2時半に支笏湖を出発して、このツアーの最後の宿である洞爺湖の山の上にある「ザ・ウィンザーホテル洞爺」へ向かう。小1時間の走行だ。車窓から放牧された牛が見えた。北海道は広くて大きい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 38mm ISO160 ) 露出補正 なし
077_211009648 X800 支笏湖→洞爺 車窓 RX10M4.jpg
78.支笏湖から洞爺への車窓 -2 羊蹄山
山間道路を走る国道230号線を進んでいくと、羊蹄山(1,891m)が見え始め、その左側手前には羊蹄山によく似た形の尻別岳(1,107m)が重なるように見えた。留寿都を過ぎると間近に羊蹄山が眺められた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 30mm ISO100 ) 露出補正 なし
078_211009652 X800 ◎支笏湖→洞爺 車窓 RX10M4.jpg
79.支笏湖から洞爺への車窓 -3 広大な畑
洞爺湖が近くなり、標高約625mのポロモイ山山頂にある「ザ・ウィンザーホテル洞爺」が見えるよになると、広い畑が現れる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 39mm ISO160 ) 露出補正 なし
079_211009656 X800 支笏湖→洞爺 車窓 RX10M4.jpg
80.支笏湖から洞爺への車窓 -4 「ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ」
山の上に建つ「ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ」が見えると、バスはホテル専用道路に入って登っていく。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 39mm ISO160 ) 露出補正 なし
080_211009658 X800 支笏湖→洞爺 車窓 RX10M4.jpg
81.「ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ」到着
午後4時20分ごろ、ホテルに到着した。ロビーから洞爺湖が見下ろせる。日のあるうちに順光の洞爺湖を撮っておきたかったので外へ出て、撮影した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
081_211009661m X800 〇ホテルより RX10M4.jpg
82.「ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ」ロビーより
ロビーからガラス越しに見える洞爺湖の眺めは流石に素晴らしい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
082_211009658a X800 ホテルより RX10M4.jpg
83.内浦湾の夕焼け
洞爺湖の反対側には内浦湾が見える。内浦湾は北海道の南西部と渡島半島によって、北と西と南の三方を囲まれた湾で、噴火湾とも呼ばれる。夕方5時、雲に隠れて夕陽は見えなかったが、穏やかな夕焼けを眺めることが出来た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 60mm ISO100 ) 露出補正 なし
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84.「ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ」ロビー
夕食はフレンチだった。夕食後、8時45分から洞爺湖温泉から打ち上げられる花火を見ようと思い、ロビーから上の階に上がったが花火は小さくしか見えなかった。洞爺湖は真っ暗だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/400秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
084_211009117 X800 ザ・ウィンザーホテル洞爺 北海道旅行 D7X.jpg


2021年9月17日

旅の思い出 海外編 4

6)1994年8月ー9月 憧れのイタリア旅行(2)
サンジミニャーノ、シエナ、アッシジ、ローマ

8月27日から8月30日までミラノからヴェネチア、パドヴァ、ラヴェンナ、フィレンツェ、を観光して、後半は8月30日から9月2日まで、サンジミニャーノ、シエナ、アッシジ、そしてローマを周る、なか7日間の観光ツアーだった。
 ローマでちょっとにわか雨に振られただけで、毎日、ほとんど快晴に恵まれた。

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サンジミニャーノ トスカーナの丘

フィレンツェから南西57km、標高334mの丘の上の街サンジミニャーノ。城壁の中に形成されるこの町は高い塔が連立することで有名だが、これらの塔はかつて富や権力の象徴であり、最も多いときで70を越える塔が林立していたようだ。 いまでも14の塔が残っており、中世の面影を今に伝えている。 サンジミニァーノの塔の上からは、トスカーナのぶどうとオリーブ畑が見渡せた。なだらかな丘が幾重にも遠くまで続く。

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サンジミニャーノ ドゥオモ(参事会教会大聖堂)広場 

サンジミニャーノにもドゥオモがあった。周囲を七つの塔に囲まれたドゥオモ広場に面するこの大聖堂の元の教会は12世紀にローマ教皇エウゲニウス3世により建造された。高さ54メートルの鐘塔をもつ。モデナの司教で397年にこの地で死亡した聖ジミニャーノを祀り、ここから町の名前になっている。ファサードは東向きで、18段の広い階段の上に建つ13世紀のロマネスク様式である。

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シエナ カンポ広場

シエナはフィレンツェから南へ約50kmのところにある。中世には金融業で栄えた有力都市国家であり、13世紀から14世紀にかけて最盛期を迎えた。フィレンツェとトスカーナ地方の覇権を競い、またその経済力を背景として、ルネサンス期には芸術の中心地のひとつであったそうだ。

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アッシジ サンフランチェスコ聖堂

シエナからボローニアへ移動し、そこで1泊した。翌日、アッシジへ向かった。アッシジは首都ローマから北へ約131kmのところにある。フランシスコ会の創設者である聖フランチェスコの出身地として知られており、キリスト教の巡礼地としての性格を持つ都市でもある。最大の見所はサン・フランチェスコ聖堂である。聖堂は町の北西の斜面の上に建ち、斜面を有効に利用するため建物は上下二段に分かれている。上堂部分はゴシック様式、下堂の部分はロマネスク様式になっている。聖堂にはチマブーエ、ジョット、マルティーニなどの画家の手になるフレスコ画が多数描かれ、上堂内部はルネサンス初期の画家ジョットによる28の場面を描いた聖人フランチェスコの生涯のフレスコ画が、また下堂には「玉座の聖母と4人の天使と聖フランチェスコ」がそれぞれ一番の見所である。私たちが訪れた1994年から3年後1997年に大地震で大打撃を受けた。ボランティアによる修復工事などにより、2000年にはほぼ元の形にもどった。

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アッシジ サンタ・キァーラ修道院

サンフランチェスコ聖堂の関連施設群であるサンタ・キァーラ修道院は、聖フランチェスコの精神に従った女性キァーラ(クララ)のグループが建てた女子修道院で、1257年に完成した。ファサードはサンフランチェスコ聖堂と似ているが、アッシジの町にも多く使われている白とばら色の大理石を縞模様に積み重ね、中央にバラ窓と入口がひとつずつあるだけでシンプルです。

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アッシジ 城塞

アッシジは城壁の街と言われる。市街地は丘陵に沿って東西に長く形成されており、これに伴って城壁も東西に長く築かれた。城壁は市街地西端のサン・フランチェスコ聖堂から山上まで伸び、その山上にはロッカ・マジョーレ「大きな城砦」がそびえる。

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ローマ トレヴィの泉 -1

アッシジを巡ったあと、その足でローマに入った。いよいよ最後の訪問地である。ローマにはたくさん見るべきところがあり、翌日と2日間での観光となった。トレヴィの泉は1762年に完成している。後ろのポーリ宮殿と一体になったバロック・ロココ様式の豪華な造りが魅力の、ローマで最も大きく、 夢のある美しい噴水という。

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ローマ トレヴィの泉 -2

「後ろ向きの肩越しにコインを1枚投げ入れたなら、またいつの日か必ずローマに戻ることができる」と言い伝えられ、いつもたくさんの観光客であふれかえるローマの超人気スポットである。

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ローマ ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂 

ローマ旧市街のほぼ中心にあるヴェネツィア広場をバスで通った。写真の建物はヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂という。1885年、イタリア統一運動時に核となり、統一後はイタリア王国の王家となったサヴォイア家 のヴィットーリオ・エマヌエーレ2世を王国の国父と見なし、その偉業を讃えるべくその息子であるウンベルト1世の治世に建設が開始された。建設開始から16年後の1911年に落成式が行われ、1925年に完成した。目立って聳え立つ新古典主義の建築物は、古代ローマや中世時代の建物が入り乱れる同地において浮いた存在であり、しばしば景観についての議論の対象となったそうだ。特に地元の人間からは景観を乱す存在として、独特の柱や階段の位置から「ウェンディングケーキ」「タイプライター」「入れ歯」といった蔑称で呼ばれていた。そのためかガイドさんからはほとんど説明がなかったと記憶している。

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ローマ コロッセオ

ローマ帝政期の西暦80年に、ウェスパシアヌス帝とティトゥス帝によって造られた円形闘技場。建造後1900年以上経ってもコロッセオは今もって古代ローマの象徴でありつづけている。各種イベントに使用されることも多く、2016年5月には日本とイタリアの国交樹立150年を記念してライトアップが行われた。観光地としての評価も高く、2015年にロンリープラネット社が発表した「世界の究極の観光地ベスト500」では、コロッセオは欧州最高の7位にランクインした。(wikipediaから引用)

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ローマ ティトゥスの凱旋門 

ガイドさんの説明でコロッセオを見学したあと自由散策となった。フォロ・ロマーノの入り口になるのかどうか、「聖なる道」を歩く。行く手に見える門はティトゥスの凱旋門だ。wikipediaによれば、ティトゥスの凱旋門は82年、ローマ帝国第11代皇帝ドミティアヌスにより、先代皇帝でドミティアヌスの兄でもあるティトゥスのエルサレム攻囲戦等での戦功を称えるため建てられたそうだ。この凱旋門は、16世紀以降に建てられることとなる凱旋門のスタイルの手本とされ、その中には有名なパリのエトワール凱旋門などがある。フォロ・ロマーノを見て歩くには事前勉強不足であった。

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ローマ バチカン宮殿

バチカン宮殿  は、バチカン市国内のサン・ピエトロ大聖堂に隣接するローマ教皇の住居である。

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ローマ バチカン宮殿の衛兵

バチカン市国で見かけるローマ教皇を警護するスイス衛兵隊は、カラフルな衣装を纏ったバチカンの花形的存在として目立つ。しかし、バチカン市国なのにスイス傭兵なのだ。 現在のスイスは、傭兵を禁止しているそうだが、儀礼的要素が強いことなどから例外として維持されているという。現存する国軍では創設時期が最古の軍である。

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ローマ 法王の執務室

ローマ法王は教皇とも呼ばれる。毎週日曜にサンピエトロ広場で行っている「正午の祈り」では、教皇が広場に面した宮殿の執務室の窓を開けて姿を見せ、信者に向けて説教したり、メッセージを伝えたりする。ガイドさんから「どの窓」かを説明されたが忘れてしまった。

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ローマ バチカン美術館 地図のギャラリー

ローマの2日目はバチカン美術館見学から始まった。wikipediaによれば、16世紀末に教皇ユリウス2世により創設されたバチカン美術館は、ベルヴェデーレの中庭の大部分を占めており、世界で最も大きな美術品コレクションの一つであり、歴代の教皇が蒐集した美術品の膨大なコレクションを展示している。ミケランジェロをはじめとする画家たちにより装飾されたシスティーナ礼拝堂と、ラファエロを中心とする画家たちにより装飾された教皇の居室は、見学コースに含まれている。地図のギャラリーは教皇宮殿内にある。幅6m、長さ120mの大ギャラリーの壁面にイタリアや教皇領の地図がフレスコ画で描かれる。1580年-1583年に描かれたものである。

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ローマ バチカン美術館 無原罪のマリアの間の天井

「無原罪の御宿り」という教義は聖母マリアが、神の恵みの特別なはからいによって、原罪の汚れと穢れを存在のはじめから一切受けていなかったとする、カトリック教会における教義である。中央の祭壇にマリア像がある。

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ローマ バチカン美術館 ラオコーン像

ラオコーン像 は、バチカン美術館のピオ・クレメンティーノ美術館に所蔵されている古代ギリシアの大理石製の彫像。ギリシア神話のトロイアの神官ラオコーンとその2人の息子が海蛇に巻き付かれている情景を彫刻にした作品である。古代ローマの博物家プリニウスによると、この彫像の作者はロドス島出身のアゲサンドロス、アテノドロス、ポリュドロスの三人の彫刻家であるとしている。(wikipediaによる)

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ローマ パンテオン神殿 内部

パンテオン神殿のファサードはギリシャ神殿のようだった。最初のパンテオンは紀元前25年、初代ローマ皇帝アウグストゥスの側近マルクス・ウィプサニウス・アグリッパによって建造された。現在、ローマで見ることが出来るのは118年から128年に掛けて、ローマ皇帝ハドリアヌスによって再建されたこのパンテオンである。画家ラファエロの墓もここにある。毎年8月6日と9日には、ここで、原爆忌 Mai più Hiroshima(Never more Hiroshima) が行われている。

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ローマ パンテオン神殿 天井

建物は、深さ4.5mのローマン・コンクリート基礎の上部に直径43.2m の円堂と半球形のドームが載った構造で、壁面の厚さは6mに達するが、高さによって材質を使い分けており、ドーム上部は凝灰岩と軽石を素材として用い、その厚さは1.5mに減じる。床からドーム頂部までの高さは直径と同じ43.2mで、天井にはオクルス(ラテン語で「目」の意)と呼ばれる採光のための直径9メートルの開口部があり、当時は日時計の役割もあったようだ。雨が降ると雨水が落ちてくるらしく、床には水はけの溝があるという。

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ローマ スペイン広場

スペイン広場は近くにあるスペイン大使館にちなんで命名されたそうだ。広場の中央には、「バルカッチャの噴水(舟の噴水)」がある。東側にトリニタ・デイ・モンティ教会へと続く「スペイン階段(トリニタ・デイ・モンティ階段)」があった。映画「ローマの休日」で、オードリー・ヘプバーン扮する王女がジェラートを食べたシーンでもおなじみの場所である。 今は保全のため、広場での飲食や階段での座り込みが法令で禁止されたそうだ。

2021年6月 8日

木下沢林道・多摩御陵・八王子城跡 5月26日

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八王子市ホームページより引用(クリックすると大きくなります)

日影沢林道の入り口を出て、旧甲州街道を左へ少し行き、JR中央本線のガードをくぐって右手へ行くと木下沢林道だ。(国土地理院の地図には、木下沢林道と並行して流れている沢は「小下沢」と表記されている)
 JR中央本線のガードをくぐって木下沢梅林の方へ向かうと、10人くらいの方々がカメラを構えて待機していた。鉄道ファンのいわゆる「撮り鉄」の人たちだ。絶好の撮影ポイントなのだろう。さらに少し進むと、左側に何か工事中ところがあり、その前に「木下沢林道通行止め」の札が立っていた。2019年の台風19号で崩落があったらしい。近くにいた工事関係者のかたに聞いてみると、「距離にしてどれくらいか判らないが、崩れていて通行止めになってます。しかし、行けるところまでは入れます」と教えていただいた。その少し先の木下沢梅園のところまで行って、車を停めた。そこから1kmほど林道を歩いただろうか、ニの沢に入るあずまやのあるところを通り過ぎて、林道の途中にあるゲートのところまで行って引き返してきた。スミナガシと思しきチョウを目撃した。新鮮なヒメキマダラセセリがいたくらいで成果はない。
 梅林の脇に停めた車に戻り、まだ、時間も早いので八王子城跡へ行って見ようと国道20号線を八王子方面に行ったが、高尾街道を左へ行くべきところをまっすぐ行ってしまった結果、多摩御陵の入り口の表示があるところに来た。この際と思い、多摩御陵を参拝したあと、八王子城跡へ廻った。
 八王子城跡のガイダンス施設はCOVID-19のため閉ざされていたが、駐車場も利用でき、域内の散策は可能だった。野鳥写真家の方々がグループで大勢来られていた。ここでもスイカズラに来たモンキアゲハを見たくらいで、成果はなかった。ウスバシロチョウももう飛んでいなかった。

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24.ヒメキマダラセセリ
人影のない木下沢林道に入り、ふと、下草に目をやると小型ながら鮮やかなヒメキマダラセセリが止まっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
024_210526137 X800 ◎ヒメキマダラ 木下沢 RX10M4.jpg
25.ボロボロのオナガアゲハ
林道には日影沢と同じく花が何もない。わずかしか花の付いていないスイカズラの周囲をオナガアゲハが旋回していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
025_210526142 X800 △オナガアゲハ 木下沢 RX10M4.jpg
26.昨年生まれのテングチョウ
今年もテングチョウの発生が活発になってきたが、まだ、生き残って頑張っている年を越したテングチョウが元気にに飛んでいる。今年生まれたテングチョウはもうしばらくすると夏眠に入り、来春まで眠って暮らす。1月、2月の暖かい日には、姿を見せることがある。この個体は成虫になってから1年生きているわけだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 178mm ISO100 ) 露出補正 なし
026_210526146 X800 〇去年のテング 木下沢 RX10M4.jpg
27.多摩御陵
木下沢では、スミナガシらしきチョウが、飛び去って行ったのを目撃したが、ほかにめぼしいチョウもいなかった。いつものように八王子城跡へ廻ってみようと思って、甲州街道を八王子に向かって走るが、高尾街道を左に曲がらなくてはいけないところ、多摩御陵の入り口まで行ってしまった。多摩御陵は中を知らないので、この際、参拝していくことにした。ここは総門である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 18mm ISO125 ) 露出補正 なし
027_210526149 X800 総門 多摩御陵 RX10M4.jpg
28.北参道
総門をまっすぐ進むと表参道があり、右手に入ると北参道がある。北参道を進むと昭和天皇の武蔵野陵(むさしののみささぎ)と香淳皇后の武蔵野棟梁に近い。誰も歩いていない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
028_210526150 X800 北参道 多摩御陵 RX10M4.jpg
29.北参道を振り返る
北参道を中ほどまで進み、歩いてきた総門の方を振り返る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
029_210526151 X800 北参道 多摩御陵 RX10M4.jpg
30.武蔵野陵(昭和天皇陵) -1
昭和天皇は1989年(昭和64年)1月7日に崩御された。平成元年1月17日には陵所地鎮祭が行なわれ、造営が始まった。同年2月24日に斂葬の儀(大喪の礼)が行なわれ、造営中の陵所に埋葬された。同月27日に「武蔵野陵」と命名された。番所があり、守衛さんが立って居られたので、「御陵の写真を撮らせていただいてよいですか」と聞いてから許可を得て写真を撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
030_210526152 X800 武蔵野陵多摩御陵 RX10M4.jpg
31. 武蔵野陵(昭和天皇陵) -2
大正天皇陵の北東に位置し、ほぼ南面している。陵の形態は大正天皇陵などと同じく、上部2段・下部3段の上円下方墳である。(wikipedia参照)

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 22mm ISO160 ) 露出補正 なし
031_210526153 X800 武蔵野陵 多摩御陵 RX10M4.jpg
32.武蔵野東陵(香淳皇后陵) -1
香淳皇后は2000年(平成12年)6月16日に崩御し、7月25日に斂葬の儀が行われ、埋葬された。昭和天皇陵の南東に接して位置しておりほぼ南面している。おおよそ東方にあることから「武蔵野東陵」と名付けられた。拝所などの構成は他の陵と同様である。(wikipedia参照)

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 14mm ISO100 ) 露出補正 なし
032_210526154 X800 武蔵野東陵 多摩御陵 RX10M4.jpg
33.武蔵野東陵(香淳皇后陵) -2
他の御陵と同じく上円下方墳である。「香淳皇后武蔵野東陵」と書かれた石柱もまだ新しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 16mm ISO100 ) 露出補正 なし
033_210526156 X800 武蔵野東陵 多摩御陵 RX10M4.jpg
34.多摩陵(大正天皇陵) -1
以下、wikipediaから引用させていただくと、多摩陵(たまのみささぎ)は大正天皇の陵。1926年(大正15年)12月25日に崩御した大正天皇は、翌1927年(昭和2年)2月7日に新宿御苑において斂葬の儀(葬場殿の儀、大葬)が行なわれ、翌8日に陵所に埋葬された。陵墓は、前年10月に公布された皇室陵墓令に基づいて当時の東京府南多摩郡横山村から浅川村、元八王子村の御料地内に造営され、1月3日に日枝神社宮司による陵所地鎮祭が行われた。敷地内には数戸の農家や東照寺や長泉寺などの寺社、民間墓所などがあり、交渉をして移転が行われた。こうして武蔵陵墓地および多摩陵が始まった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 24mm ISO125 ) 露出補正 なし
034_210526165 X800 多摩陵 多摩御陵 RX10M4.jpg
35.多摩陵(大正天皇陵) -2
陵域の面積は2,500㎡あり、陵の形態は上部2段・下部3段の上円下方墳で南面している。上円は直径15mで高さは10.5mあり、一番下部の段は一辺27mの正方形で多摩川の石が葺き石として用いられており、南面は前方部の形をとっているので前方後円墳のような形をしている。これは奈良県桜井市の伝舒明陵古墳の形状に酷似している。鳥居を隔てて、陵の正面に皇族拝所がある。階段を下ったところに特別拝所があり、さらに下ったところに一般拝所がある。皇族拝所と一般拝所には鳥居が設けられている。 鳥居を隔てて、陵の正面に皇族拝所がある。階段を下ったところに特別拝所があり、さらに下ったところに一般拝所がある。皇族拝所と一般拝所には鳥居が設けられている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
035_210526163 X800 多摩陵 多摩御陵 RX10M4.jpg
36.多摩東陵( 貞明皇后陵 ) -1
多摩東陵(たまのひがしのみささぎ)は貞明皇后の陵。1951年(昭和26年)5月17日に崩御した貞明皇后は、6月22日に斂葬の儀が行われ、陵所に埋葬された。陵は大正天皇陵のほぼ東に位置し、そのため「多摩東陵」と命名されている。陵の構成は一般拝所に段がないことを除けば、大正天皇陵とほぼ同じである  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
036_210526160 X800 多摩東陵 多摩御陵 RX10M4.jpg
37.多摩東陵( 貞明皇后陵) -2
陵の構成は一般拝所に段がないことを除けば、大正天皇陵とほぼ同じである。多摩御陵の西側は高尾街道を挟んで森林総合研究所・多摩森林科学園という森林公園があるが、現在そこはコロナのため臨時休園になっている。

      SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
037_210526159 X800 多摩東陵 多摩御陵 RX10M4.jpg
38.表参道
ここは大正天皇領と昭和天皇陵を結ぶに西参道で、左へ行くと昭和天皇陵へ行く。右へ行き表参道を総門へ戻る。表参道は墓地正門から陵に至るまでの間、京都より取り寄せた北山杉を120本植えた並木道が形成されている。北山杉の高さは、植林当初は人の背丈の2倍ほどであったが、現在は20mを超すまでに成長しているという。それにしても歩いている人がいない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
038_210526166 X800 表参道 多摩御陵 RX10M4.jpg
39.ミスジチョウ -1
表参道を歩いているとミスジチョウが舞っていた。ここでも地面に止まることが多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 121mm ISO100 ) 露出補正 なし
039_210526169 X800 〇ミスジチョウ 表参道 多摩御陵 RX10M4.jpg
40.ミスジチョウ -2
参道を背景に撮ろうと思って近寄るが、すぐ飛び立ってしまう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 117mm ISO250 ) 露出補正 なし
040_210526172 X800 ◎ミスジチョウ 表参道 多摩御陵 RX10M4.jpg
41.キショウブ(黄菖蒲) 八王子城跡
緊急事態宣言で、八王子城跡の駐車場に入れるかどうか心配だった。ガイダンス施設は閉鎖されていたが、駐車場は開放されていて、域内を歩くこともできた。大きなレンズを付けたカメラを持っの野鳥愛好家の方々が、グループで来られていた。駐車場を上がったところの湿地一面にキショウブが咲いていた。西アジアからヨーロッパ原産の植物で、明治頃から栽培されていたものが日本全国の水辺や湿地、水田脇に野生化している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 190mm ISO160 ) 露出補正 なし
041_210526177 X800 ◎黄菖蒲 八王子城跡 RX10M4.jpg
42.コトラガ
今年のセ・リーグは、タイガースが大物新人の佐藤輝明選手の活躍もあり、2位ジャイアンツを4.5ゲーム差と離し、トラキチたちはマジックを数え始めたとか。黄色と黒の良く似た衣装を纏ったトラガという種もいるが、このガはコトラガのほうだ。タイガースはコトラではなく大トラだ。野鳥愛好家の望遠レンズの砲列を浴びていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 190mm ISO160 ) 露出補正 なし
042_210526188 X800 ◎トラガ 八王子城跡 RX10M4.jpg
43.モンキアゲハ -1
八王子城跡の御主殿の滝あたりに、1本の割と背の高いスイカズラの木があり、数は多くないが、花を付けていた。その花へモンキアゲハがアプローチしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 97mm ISO640 ) 露出補正 なし
043_210526195 X800 ◎モンキアゲハ 八王子城跡 RX10M4.jpg
44.モンキアゲハ -2
なかなか落ち着いて吸蜜しようとしない。ハイカズラの木の前は、レンズを構えた愛鳥家の皆さんが集まってきていた。消化不良の一日であったが、これで帰路についた。町田街道から国道16号を走って、午後4時過ぎに自宅に着いた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 97mm ISO640 ) 露出補正 なし
044_210526199 X800 ◎モンキアゲハ 八王子城跡 RX10M4.jpg


2021年2月28日

舞岡公園の蝶 55種 (17) ヒメジャノメ、コジャノメ、クロコノマチョウ、ヒメウラナミジャノ

ヒメジャノメ、コジャノメは舞岡公園ではあまり多くない。ヒメウラナミジャノメはヒメジオンの花で吸蜜している姿を良く見る。
 クロコノマチョウを舞岡公園で始めて見たのは2009年だった。まだ3~4回ほどしか見かけていない。いわゆる生息ポイントが良く分からない。

4.タテハチョウ科 ⑦  ヒメジャノメ、コジャノメ、クロコノマチョウ、ヒメウラナミジャノ

18) ヒメジャノメ

41801 2011年6月20日撮影
コジャノメによく似ているが、コジャノメは明らかに黒い。ヒメジャノメの♂の後翅裏面にはナイキのマークのような性標が盛り上がる。

Nikon D300 SIGMA 105mm f2.8 macro
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/125秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
01_110620054 X800 D300 SIGMA 105mm macro.jpg
41802 2009年9月10日撮影
これも♂と思う。年3~4回発生するという。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
  絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/200秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
02_090910082 X800 D300 Tokina100.jpg
41803 2011年10月6日
舞岡公園では、あまり数は多くない。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
  絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/800秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
03_111006015 D300 X800 Tokina100.jpg


19) コジャノメ

41901 2009年4月22日撮影
水車小屋の辺りで撮ったと記憶する。年2回の発生で、春はヒメジャノメより早く出てくるようだ。

Nikon D300 SIGMA 18-200mm macro f4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/320秒 200mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
01_090422021 X800 D300 NIKKOR 18-200 + Kenko CLOSE-UP 1.jpg
41902  2018年6月4日撮影
擦れた個体だったが開翅してくれた。コジャノメより生息数は少ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 -0.7段
02_180604012 X800 RX10M4.jpg


20) クロコノマチョウ

42001 2009年4月16日撮影
♂。この時期に見られるのは越冬した秋型である。このチョウも分布を拡大していて、舞岡公園で見られるようになったのも、比較的最近のことと思う。 

Nikon COOLPIX P90 f3.3-6.5 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/68秒 110mm ISO400 )  露出補正 -0.3段
42001_090416047 90.jpg
42002 2009年8月14日撮影
この個体は夏型の♀のようだ。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro f4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/125秒 300mm ISO1000 ) 露出補正 -0.3段
42002_090814035X800 秋 舞岡公園 D300 Σ70-300.jpg
42003 2009年8月14日撮影
前の写真と同じ個体。不意に茂みから飛び出してきたが、とても大きく感じたのを憶えている。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro f4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/125秒 300mm ISO1000 ) 露出補正 -0.3段
42003_090814041 X800 D300 Σ70-300.jpg
42004 2017年11月3日撮影 かっぱ池のそばで撮ったような記憶がある。秋型の♀のようだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO1400 ) 露出補正
42004_171103067 舞岡公園 D5000 TAMRON 90.jpg
42005 2019年8月6日撮影
夏型の♂のようだ。暗い、撮りにくいところに止まった。このチョウの表側を撮るのには、飛んででいるところを狙わなくてはならないが、叶わなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 155mm ISO3200 ) 露出補正 なし
42005_190806031 X800 夏 舞岡公園 RX10M4.jpg


21) ヒメウラナミジャノメ

42101 2013年4月25日撮影
舞岡公園の普通種のひとつで全域で多く見られる。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
  絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/800秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
01_130425042S X800 D300 Tokina100.jpg
42102 2007年9月4日撮影
普通種と言えども凝った衣装を纏っている。

Nikon D300 NIKKOR 18mm-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/320秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし  
02_070904044 X800 D100 Nikon VR18-200.jpg
42103 2009年4月22日撮影
大きな葉の上で静止して、開翅し、日光浴をしているようだ。 

Nikon D300 NIKKOR 18mm-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/800秒 200mm ISO135 ) 露出補正 -0.3段
03_090422002 X800 D300 NIKKOR 18-200 + Kenko CLOSE-UP 1.jpg
42104 2010年5月15日撮影
年3~4回発生するという。この写真のように低いところを飛び、下草に止まることが多い。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm f2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1600秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
04_100515008 X800 D5000 Σ17-70 macro LV.jpg
42105 2015年5月21日撮影
レンズが回転するスイバルデザインのコンデジの広角端で撮影した。。

Nikon COOLPIX S10 6.3-63mm f3.5 6.0 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f3.5 1/108秒 6mm ISO50 ) 露出補正なし
05_100521003 X800 S10.jpg
42106 2011年4月26日撮影
チヂミササやススキなど、イネ科の植物を食草とする。60mmマクロレンズで撮影した。  

Nikon D5000 TAMRON 60mm f2.0G macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2000秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
06_110426036 X800 D5000 TAMRON 60mm.jpg
42107 2015年5月3日撮影
ハルジオンの花で吸蜜。たまたま2枚目の写真を除いて4月、5月に撮った写真ばかりになってしまったが、発生時期による変化はないようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 236mm ISO100 )  露出補正 -0.3段
07_150503025 X800 P610 test.jpg


2018年8月 7日

2泊3日 青森県の旅(4) 立佞武多 鶴の舞橋 弘前昇天教会 7月6日

五所川原でレンタカーを借りて、鶴の舞橋へ行く前に 「立佞武多の館」 へ行く。見る前はそれほど期待していたわけではなかったが、ここに展示されている五所川原立佞武多は感動を与えてくれた。立佞武多(たちねぷた)の館はJR五所川原駅をまっすぐ進んだところにある。徒歩5分の距離だ。五所川原の町は高い建物がないが、この「立佞武多の館」は高さ38m、地上6階の偉容である。
 五所川原のねぷたは明治時代にその高さの隆盛を極めていたが、電線の普及とともに、背の低いねぷたとならざるを得なかった。 戦後に起きた2度の大火で街が全焼したことにより、設計図や写真が消失し、巨大ねぷたは姿を消した。しかし、1993年、市内のある家庭で先祖の遺品の整理をしていたところ、明治・大正期の立佞武多の設計図の一部が発見されたのをきっかけに、1996年市民有志が高さ22mの巨大なねぷたを復元したそうだ。そして「立佞武多」と命名し1998年より、8月4日から8日に開催される祭りの名を「五所川原立佞武多」として80年ぶりに復活させた。高さ約23m、重さ約19トンの巨大な山車3台が「ヤッテマレ!ヤッテマレ!」の掛け声のもと、総勢50名以上の曳き手で五所川原市街地を練り歩き、その圧倒的迫力で沿道の観客を魅了し短い夏の五所川原を盛り上げてるのだ。
 この祭のために運行経路上の配線は地下に埋めてある。そうでなければできない祭だろう。立佞武多製作には4人ほどがかかわっており、毎年1台ずつ製作している。費用は1200万円くらいかかるようだ。昔の資料が少なく、写真などを頼りに、製作しているらしい。祭りでは、巨大な山車3台と町内・学校・愛好会などでつくられる中型、小型のねぷたと合わせ、15台前後が出陣するそうだ。
 この「立佞武多」の館には、年に一つ制作されるねぷたが3年分3体保管されている。それは見事に管理されていて、質の高い、見事な照明で展示されているねぷたに感動した。
 「立佞武多の館」に入り、エレベーターで4階に上がった。そして、スロープを1階まで下りながら、見学していく。展示室は、何せ高さ23mに及ぶ立佞武多を展示する高さが必要である。そしてスロープの壁側には、立佞武多の資料が展示されていたが、それも優れた展示になっていた。最後に、昨年、平成29年作のねぷた「纏」の前で4人で写真を撮って退出した。
 「立佞武多の館」を堪能したあと、タクシーで今日、明日と借りるレンタカーの営業所までいく。そのタクシーの運転手さんが、五所川原佞武多祭りの巡行コースなどを説明してくれた。立佞武多が通る道は確かに電線がない。
  トヨタレンタカーでVitsのハイブリット車を借り、鶴の舞橋へ向かう。鶴の舞橋は北津軽郡鶴田町の津軽富士見湖にある。30分少々で到着した。
 そして今宵の宿の「青森ワイナリーホテル」へ行く途中、Kさんが運転する車で、ちょっと寄り道をしてもらって、大正9年に建てられた弘前の 弘前昇天教会 に寄った。午後4時を過ぎていて、残念ながら中に入ることはかなわなかった。
 そして、大鰐温泉の南に位置する あじゃら山(阿闍羅山 709m)の山頂に建つ青森ワイナリーホテルへ向かう頃、大鰐温泉からの山道は霧が出てきていた。

59.「忠孝太鼓」
「立佞武多の館」に中に入った。右手に天井まで吹き抜けになっているスペースがあり、大きな山車が展示されている。はじめはこれが立佞武多だと思っていた。ところが違っていた。 調べてみると、これは8月4日から8日に開催される夏まつり「五所川原立佞武多」の先陣を飾る、「忠孝太鼓」という。 高さは大型立佞武多よりも少し小さめの17メートル、重さは18トン、太鼓の直径は2.4mある。2010年に五所川原市民の三上忠孝氏の寄付により誕生したという。テーマは三日月祈願 山中鹿之助で、戦国時代から安土桃山時代にかけての山陰地方の武将だそうだが、「忠孝太鼓」との関連はわからない。「忠孝太鼓」の台座部分は、これから見ていく大型立佞武多とほぼ同じしくみでできている。太鼓の部分は非常に珍しい縦に2台乗っている形である。 台車には照明用の発電機が積まれている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 11mm ISO250 ) 露出補正 なし
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60.立佞武多「纏」 -1
入館料@570円を支払い、「立佞武多の館」展示場に入る。エレベーターで4階に上がる。 「立佞武多の館」は2004年に竣工され、高さ38m、地上6階あり、五所川原では大きなビルで、大型立佞武多が3台格納できるスペースがある。 「立佞武多の館」はその中央が吹き抜けの大型の立佞武多の展示場になっていて、4階からスロープを下りながら鑑賞していく。上の階から順に佞武多の写真を見ていただくのが良いのだが、自分でもどれがどの佞武多だったか判らなくなってしまったので、あとで整理して、3っある大型佞武多別に並べた。これは昨年、平成29年に制作された「纏」である。今年、平成30年の立佞武多のテーマは「稽古照今・神武天皇、金の鵄を得る」だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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61.立佞武多「纏」-2
これが「纏」のほぼ正面である。昭和19年と21年に五所川原は2度の大火に見舞われた。その2度の大火から復興していく五所川原の不撓不屈の精神を火事場で「纏」を振る火消しの勇壮な姿で再現したと説明されていた。台座には照明用、運行用の発電機が搭載されている。ねぷた祭りは七夕の日の「眠り流し(灯篭流し)」が起源という説があり、台座に書かれている「雲漢」とは天の川という言う意味だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 16mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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62. 立佞武多「纏」 見送り絵
見送り絵とは立佞武多の後ろ側の絵のことで、美人画や水墨画が描かれる。見送り絵の両側にそれぞれ袖絵がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 13mm ISO1600 ) 露出補正 なし
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63.立佞武多「歌舞伎創生 出雲阿国」 -1
平成28年製作で、「纏」と同じく高さ23m、重さ約19トンある。「出雲阿国」は安土桃山時代の女性芸能者である。はじめは諸国の寺社境内で勧進のための踊りを奉納していたが、自分の踊りを喜んでくれる里や町の人々の為に踊ることの大切さを悟っていく。それが様々な変遷を経て、現在の世界無形文化遺産歌舞伎が出来上がったという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO2000 ) 露出補正 なし
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64.立佞武多「歌舞伎創生 出雲阿国」 -2
アップで撮った。アップで撮っても、その佞武多は全くほころびのない、質の高い仕事だと感心する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 18mm ISO3200 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
65.立佞武多「歌舞伎創生 出雲阿国」 -3
スロープを下のほうに下りてきて、出雲阿国を見上げる。手前にある「纏」と重なってしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 15mm ISO2000 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
66.立佞武多「歌舞伎創生 出雲阿国」 番傘
これは、スロープの一番上から撮った写真だ。最初に、その大きさと美しさ、照明の見事なことに魅せられてしまった。この背中側の番傘は、見送りに表現する歌舞伎大人気演目の「助六」がさしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/320秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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67.立佞武多「歌舞伎創生 出雲阿国」 見送り絵
「歌舞伎創生 出雲阿国」の見送り絵の袖絵は、連獅子の振り乱した髪(毛振り)が、「絵」から飛び出ていて、3Dのような立体感がある。立佞武多の新たな試みのようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/320秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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68.立佞武多「津軽十三浦伝説 白髪水と夫婦梵鐘」 -1
「立佞武多の館」には大型立佞武多が3台格納できるスペースをがある。祭り当年とその前年2年分の大型立佞武多が常設格納展示されている。そしてこの佞武多は平成27年製作、つまり、前々年に制作された。3台ともそれぞれ作者は違う。そして、この「津軽十三浦伝説 白髭水(しらひげみず)と夫婦梵鐘(めおとぼんしょう)」は役目を終え、私たちが訪れた11日後の7月17日にここで解体された。「立佞武多の館」で翌18日から、平成30年新作の「稽古(けいこ)照今(しょうこん) 神武天皇、金の鵄(とび)を得る」の組み立てが始まったそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/320秒 18mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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69.立佞武多「津軽十三浦伝説 白髪水と夫婦梵鐘」 -2
この佞武多も前2作と大きさは同じく、高さ約23m、重さ約13トンである。五所川原にある十三湖がかって十三浦と呼ばれていた頃、たびたび襲われる洪水、津波を白髪水と呼んでいたそうだ。白髪の老人がその波に乗ってやってくるからだという。この十三浦にまつわるはかない恋伝説がある。五所川原市の長円寺で梵鐘を造ることになり、兄寺である津軽の長勝寺との一対の梵鐘を京都に依頼した。京都で誕生したこの梵鐘が海路日本海を経て、十三浦に入ったときに大荒れの時化に襲われ、夫婦梵鐘は海底深く沈んでしまったという。長円寺の梵鐘は引き上げられたが長勝寺の梵鐘は見つからなかった。後に長円寺に納められた鐘を衝くと「十三恋しや ゴーン」と悲しみにあふれた音がするという。佞武多は夫婦梵鐘が白髪水により引き裂かれた場面を表現したものだそうだ。長くなってしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/320秒 12mm ISO2000 ) 露出補正 なし
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70.立佞武多「津軽十三浦伝説 白髪水と夫婦梵鐘」 見送り絵 -1
見送り絵は三味線を持った美人画である。「恋の津軽十三湖」を歌った長山洋子さんをイメージしたのだという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO1600 ) 露出補正 なし
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71.立佞武多「津軽十三浦伝説 白髪水と夫婦梵鐘」 見送り絵 -2
さらにその上に観音様の像があった。観音様の左右の紋章は長円寺、長勝寺の紋章だろうか?調べたけれどわからなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 9mm ISO2500 ) 露出補正 なし
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72.平成16年以降の立佞武多の姿と解説
一つ一つ詳しくみては来れなかったが、スロープの壁側には、立佞武多に関する興味ある展示がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/100秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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73.平成25年以降の立佞武多の姿と解説
私たちが訪れた時、「立佞武多の館」には平成27年以降の立佞武多3体が保管、展示されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/60秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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74.平成28年、29年の立佞武多の姿と解説
この2体は今年から来年にかけて「立佞武多の館」で実物を見ることができる。この解説は貴重だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/60秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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75.昭和25年~30年ころの見送り絵
これは戦時中、中断していた祭りが戦後まもなく復活したころの貴重なねぶた画だそうだ。立佞武多が復活したのは、前に記したように、平成8年(1996年)だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/40秒 11mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
76.立佞武多の制作過程
スロープには、立佞武多の制作過程が説明されていた。下絵→骨組み→紙貼り→書き割り→蝋入れ→色付け、そして組み立てとなる。人形部分は15から18個のパーツに分かれていて、木、針金、糸、和紙など一般的なねぷたと同様の材料からなっている。ただし分量はやはり桁違いで、表面に張られている和紙は畳おおよそ600畳分、針金700キログラム、骨組みに使う材木は、2トン、内部の仕込まれる照明は電球600~800個、蛍光灯40~60本、および点灯には一般家庭の約10軒分の電力を要するという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/100秒 11mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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77.「掌」たなごころ
「掌」 では、「すべてをつかみ取るような巨大な手、その手に夏の風を、祭りの熱気をまとわりつかせながら、立佞武多は夜気を掻く。」とあった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/160秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
78.鶴の舞橋 -1
「凄いな」という思いで「立佞武多の館」を退出した。タクシーで少し離れたところにあるトヨタレンタカーの営業所へ行き、Vitsのハイブリット車を借りる。Kさんに運転をお願いして、県道154号を走り、 40分足らずで 津軽富士見湖 に着いた。鶴の舞橋を眺めながら駐車場に入る。津軽富士見湖は廻堰大溜池(まわりぜきおおためいけ)とも呼ばれる。古記によると、このため池は 岩木山を水源とする白狐沢からの自然流水による貯水池であったものを万治3年(1660年)に四代藩主津軽信正が樋口権右衛門を廻堰大堤奉行に命じ、柏村地方の用水補給のための堤防を築き用水池にしたものと記録されているそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 38mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
79.鶴の舞橋 -2
鶴の舞橋は平成6年7月8日、日本一長い三連太鼓橋として津軽富士見湖に架けられた。全長300メートルもの三連太鼓橋は優しいアーチ型をしている。前の写真とほぼ同じ所から、その三連アーチを眺める。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 22mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
80.鶴の舞橋 渡り口
橋は青森県産の桧葉(ヒバ)一等材で造られている。小雨降る中、ここから対岸へ300mの橋を渡る。一昨年あたりから、JR東日本「大人の休日倶楽部」のCMで女優の吉永小百合さんが「鶴の舞橋」に登場するコマーシャルが放送されているが、撮影場所は岩木山の雄大な山影を津軽富士見湖の湖面に美しく映す橋の向こう側からのようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 29mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
81.横から見た鶴の舞橋
橋は最も高いところで湖面より8mある。こちら側から100mのところに中間休憩所として小ステージがあり、さらに100mのところに大ステージがある。総工費は2億6千万円。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 28mm ISO160 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
82.鶴の舞橋 対岸から
晴れていればこのあたりから橋の上に岩木山が眺められるのだと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 24mm ISO160 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
83.丹頂鶴自然公園
対岸を少し歩くと丹頂鶴の自然公園でタンチョウが飼育されていた。釧路市丹頂鶴自然公園のほうが有名だが、ここ鶴田町には江戸時代の頃数多くの鶴が飛来したという。平成4年に「生きた丹頂鶴誘致」の声が高まり、平成5年に中国黒龍江省より2羽を譲り受け、平成9年にはロシア連邦アムール州よりつがいを譲り受け飼育、現在では当町で出生したものや多摩動物公園から借受している丹頂鶴が飼育されているそうだ。タンチョウはいくつかのケージに何頭か飼育されている。近くの人だろうか、ケージの傍にきて「鶴太郎」と声をかけた。するとその中の1頭のタンチョウが傍に寄ってきて長い首をたたむように曲げる。「鶴太郎」は固有名詞なのだ。慣れているのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 164mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
84.富士見湖パーク
再び鶴の舞橋を渡って戻ってくる。花が植えられていたので行ってみる。赤いベコニアが後ろの緑に映えてきれいだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 34mm ISO1000 ) 露出補正 なし
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85.鶴の舞橋 全景
帰路、再度鶴の舞橋の全景を眺める。その後、堤体や取水施設等の整備がなされた現在のため池は、貯水量1,100万トンをかかえ、満水面積281ヘクタールと県内で最も大きな人造湖であり、当地域の重要な農業用施設となっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 20mm ISO100 ) 露出補正 なし
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86.弘前昇天教会
今回の旅行の前に、ネットで知った弘前昇天教会の建物を見たいと思い、大鰐温泉の近くにある今宵の宿、青森ワイナリーホテルへ行く途中で、寄り道をしてもらった。wikipediaによれば、1920年(大正9年)に建設された当教会堂は、イングランド地方で発達した堅牢な積み方であるイギリス積みの赤レンガが特徴的な建物で、正面右寄りには鐘塔が配置され、外壁に控え壁を設けたゴシック建築である。帰ってきた後で、Kさんからこの教会の設計者は、2011年11月に、Kさんご夫妻と那須、日光を旅行した際、日光の町でみた日光真光教会の設計者であるジェームズ・ガーディナー であると教えていただいた。ジェームズ・ガーディナー は立教大学の校長を務めたそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO320 ) 露出補正 なし
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87.弘前昇天教会 の門
正しくは日本聖公会弘前昇天教会教会堂というこの建物は、1920年(大正9年)に日本聖公会弘前昇天教会の教会堂として建設され、1993年(平成5年)県重宝に指定されている。教会の中には牧師がおられる礼拝や祈祷会の時のみ入れるそうだが、その中はチューダーアーチを描く梁とトラスの意匠や、白壁と柱・垂木・トラス・方杖の濃茶との色彩のコントラストが印象的だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO500 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
88.弘前昇天教会の鐘
歴史の重さと清涼な音色を響かせる正面右寄り上部の三葉飾りアーチの鐘塔にある鐘は、平日6:30と17:30、日曜日は9:30と10:30に司祭と信徒が鳴らしているという。これは礼拝が始まる合図で、夏と冬では響き方が違うとか。弘前市の地域情報を発信するコミュニティFM放送であるFMアップルウェーブの時報としても使われているそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 43mm ISO200 ) 露出補正 なし
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89.青森ワイナリーホテル
到着した今宵の宿である青森ワイナリーホテルは、大鰐温泉の南に位置する あじゃら山(阿闍羅山 709m)の山頂に建つ。宿に着いて、部屋の窓から五所川原方面を眺める。午後6時45分、霧が出ていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO2500 ) 露出補正 なし
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2017年4月20日

藤棚商店街 3月25日

3月19日、夕方、TVをつけたら、徳光さんの「路線バス寄り道の旅」という番組が流れていた。
 この日は「新横浜~保土ケ谷~伊勢佐木町で横浜グルメ旅!!」というタイトルで、私がその番組を見始めた時は、保土ヶ谷から藤棚へ向かうところだった。藤棚の商店街を歩く徳光和夫、根本律子、乙葉の3人のナビゲーターが「今井かまぼこ店」や小さな映画館「シネマノヴェチェンコ」を訪れる。
 藤棚は自宅からそう遠くはない。歩いていこうと思えば行けるところだ。相鉄線で横浜方面へ2駅乗って西横浜で下りれば、徒歩5分くらいで行ける。
  3月25日にこの「シネマノヴェチェンコ」を見てみたくて、藤棚の商店街へ行ってみた。さつま揚げの「今井かまぼこ店」に寄って、横浜下町名物「たこ焼き風浜焼き」も買ってみた。家内はこの商店街の物価は安いという。この日は「シネマノヴェチェンコ」を外から眺め、その少し先にある日限地蔵をお参りし、帰宅した。

後日談がある。25日に見た「シネマノヴェチェンコ」のポスターにあった「お父さんと伊藤さん」という映画を見たくて、28日に再び「シネマノヴェチェンコ」を訪れた。客席数28席という日本最小の35ミリ及び16ミリフィルム映写機を有する正式な映画館という触れ込みにも興味があった。
  「お父さんと伊藤さん」は上野樹里、リリー・フランキー、藤竜也が主演し、中澤日菜子の原作をタナダユキ監督が映画化した作品であった。2016年10月8日公開され、全国の100軒弱の映画館で上映された。現在もほんの数軒で上映中である。2017年4月5日にDVDが発売されという。
  午後3時開映の「お父さんと伊藤さん」の観客は私たち夫婦の一組だけだった。

1.ふじだな1番街
相鉄線で星川から2駅、西横浜で下りて、水道道を藤棚交差点へ歩く。五叉路になっている交差点に出ると、左前方と手前右側に商店街が連なり、左前方(東側の)商店街がTV番組で徳光和夫さんたちが歩いたふじだな1番街だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/160秒 33mm ISO125 ) 露出補正 なし
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2.今井かまぼこ店
「新横浜~保土ケ谷~伊勢佐木町で横浜グルメ旅!!」で徳光和夫さんたちが立ち寄った今井かまぼこ店があった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/160秒 12mm ISO125 ) 露出補正 なし
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3.横浜下町名物 「はま焼」
たこやき風「はま焼」もあった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO200 ) 露出補正 なし
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4.「シネマノヴェチェンコ」外観
ふじだな1番街を中ほどまで進むと日限地蔵尊への入り口がある。そこを入った左側にこの「シネマノヴェチェンコ」の建物があった。この2階が客席数28席の映画劇場だ。この日は、入口を2階まで上がって、ひっそりとした待合室にいた「シネマノヴェチェンコ」のご主人(?)と上映作品などについて少し話をした。2階部分の外壁からは、中村錦之助や美空ひばりやジョン・ウェインらが見下ろしていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 15mm ISO125 ) 露出補正 なし
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5.名優たち
建物に添って左に回り込むと、石原裕次郎らがいた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 21mm ISO125 ) 露出補正 なし
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6.法亀山願成寺
近くにあった日限地蔵尊が祀られている法亀山願成寺へ上がってみた。法亀山願成寺は16世紀に創建された高野山真言宗の寺で、本尊は延命地蔵とのこと。写真の手前、階段の右側にある庵に、江戸時代から門前にあった日限地蔵尊、関東大震災で焼け出された藤棚の延命地蔵尊と、岩亀横丁の子育地蔵尊が合祀されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 21mm ISO125 ) 露出補正 なし
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7.タイサンボク(泰山木、大山木 モクレン科の常緑高木)の葉
階段の上の山門の右側に大きなタイサンボクの木があった。社務所の屋根にかかって透けて見える葉が瑞々しい。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/100秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
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8.願成寺地蔵尊
この庵の中に地蔵尊が3体安置されている。「一つは大正12年(1923年)9月1日の関東大震災の直後、藤棚一丁目角に残された延命地蔵尊石像と、戸部岩亀横町の子育地蔵尊石像を願成寺に奉安し、それに古く徳川時代から当寺境内にあった日限地蔵尊石像を加えて、ご三体を奉安合祀して今日に至っている。」と第47世山王が書かれた札が立てられていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 10mm ISO125 ) 露出補正 なし
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9.繁盛している八百屋
午前11時15分、まだ客足が少ない商店街だったが、この八百屋だけは繁盛していた。この店は横浜市内に数店舗を持つチェーン店のようだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 22mm ISO125 ) 露出補正 なし
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10."あれっ"YAMAKO
このブログのタイトルに付けているYAMAKOという名のお店があった。紳士用品店のようだ。残念ながら店はまだ開いていなかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 15mm ISO125 ) 露出補正 なし
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11.藤棚商店会
バス通りを挟んでふじだな1番街の反対側に藤棚商店会がある。藤棚地区には、ふじだな1番街、藤棚商店会、のほか、西前銀座商店街、協同組合サンモール西横浜、久保町ニコニコ商店会の5つの商店街が一直線に並んでいる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 28mm ISO125 ) 露出補正 なし
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12.藤棚商店会さくら祭り
この日、3月25日(土)、藤棚商店会では車両進入禁止にしてさくら祭りが開催されていて賑やかだった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 33mm ISO125 ) 露出補正 なし
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13.模擬店
藤棚商店会さくら祭りで通行止めにされた道路に飲食店を中心とした模擬店が店を開いていた。昼近くなって人出が多くなってきている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 16mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
14.願成寺のお地蔵さん
次の週の火曜日(3月28日)「シネマノヴェチェンコ」へ「お父さんと伊藤さん」という映画を見に行った。3時に開映だが入れ替え制のため2時50分にならないと中に入れない。待っている間、再び願成寺境内を訪れる。3体のお地蔵さんが祀られている庵の中を見ると、赤い衣を纏った石像があった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/30秒 10mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
15.大きなタイザンボク
25日に来たときに撮った写真では大きさが判らなかったが、山門の右手に植えられるいるタイザンボクは10mほどの高さがあった。このあと、「シネマノヴェチェンコ」で「お父さんと伊藤さん」を観た。あまり話題になった作品ではないが、上野樹里、リリー・フランキー、藤竜也は好演で、ストーリーも印象的な良い映画だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 17mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。


2012年8月 7日

八ヶ岳山麓から安曇野を巡る 7月12日~14日 2/4 八島ヶ原湿原・碌山美術館


 7月13日、諏訪大社下社秋宮のお参りを終え、御柱祭の木落し坂とその祭事の観覧席を見たあと、国道142号線を和田峠へ向かった。和田峠からビーナスラインを美ヶ原と反対方面に向かうと右手に八島ヶ原湿原の駐車場があった。この日はまだ駐車場に空きがある。
 空が明るくなり、時折、雲に切れ目が出来て青空がのぞく。気温も上がってきた。蝶も飛ぶかもしれない。期待に違わず、蝶が飛び始めた。ギンボシヒョウモンやウラジャノメなど新鮮な個体が見られる。
 1時間半ほど、八島ヶ原湿原に滞在し、駐車場の傍にあった食堂でそばや、おやきで軽い食事をした。再びR142を戻り、岡谷から長野自動車道に上り、豊科ICで下りて安曇野は碌山美術館に寄った。穂高駅前にある観光センターで明日行くところの情報を得て、この日の宿に向かった。今宵の宿は、昨夜の宿と同じくセラヴィリゾート泉郷のホテルアンビエント安曇野コテージだ。

14.ヒメウラナミジャノメ
駐車場からビーナスラインの下のトンネルを通って、八島ヶ原湿原に出るのだが、そのトンネルを抜けたところに白い花が咲いていて、ヒメウラナミジャノメが吸蜜していた。何処にでもいる普通種だが"蝶がいた"ので何故かほっとした。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヒメウラナミジャノメ;クリックすると大きな写真になります
15.八島ヶ原湿原
八島ヶ原湿原は長野県のほぼ中央にあり、標高約1,600mの高層湿原だ。面積は43.2haある。今日は天候が悪く、この景観も見られないかと思ったが、ことのほか天候は回復してきている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
八島ヶ原湿原;クリックすると大きな写真になります
16.ウラジャノメ -1
本州では中央部の標高1,500m~2,000mあたりに生息し、比較的いるところは限られているようだが、今日は多くの新鮮なウラジャノメを見ることができた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ウラジャノメ -1;クリックすると大きな写真になります
17.ウラジャノメ -2
はじめに見かけたときは、必死になって追いかけたが、個体数はきわめて多く、余裕が出てきた。これは、湿原周囲の散策路に施されている行先表示板の支柱に止まっている。支柱も行先表示板もコンクリートの造り物である。雨露を吸っているのであろう。♂か、♀かは良くわからない。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ウラジャノメ -2;クリックすると大きな写真になります
18.ギンボシヒョウモン
散策路の脇で咲くノアザミに新鮮なギンボシヒョウモンが止まった。G12で背景を写し込む。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
ギンボシヒョウモン;クリックすると大きな写真になります
19.手乗りウラジャノメ
ウラジャノメは人にも纏わりついて汗を吸いに来る。手の甲に乗せたまま、背景の良いところに移動し、シャッターを切る。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/400秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 +0.7段
手乗りウラジャノメ;クリックすると大きな写真になります
20.ウラジャノメ -3
これほど多くのウラジャノメに会えることはそうないだろうと思い、多くのカットを撮ってしまった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO640 ) 露出補正 -0.3段
ウラジャノメ -3;クリックすると大きな写真になります
21.ヒメキマダラセセリ♀
コキマダラセセリ、スジグロチャバネセセリ、ヘリグロチャバネセセリと、本種は良く似ているが、前翅表の黒の濃さからヒメキマダラセセリ♀と同定した。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヒメキマダラセセリ♀;クリックすると大きな写真になります
22.ウラギンヒョウモンかギンボシヒョウモンか?
この2種の♂は翅表では、なかなか区別ができない。裏を見せてくれると一目瞭然なのだが。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ウラギンヒョウモンかギンボシヒョウモンか?
23.ウラギンヒョウモンか?
正直なところ、これも正確には同定できない。前翅の中央部にある性標がはっきりしているので、ウラギンヒョウモンかと思うのだが。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ウラギンヒョウモンか?;クリックすると大きな写真になります
24.ヒメシジミ♂
この蝶もミヤマシジミとの区別が難しい。後翅裏面外縁のオレンジ色の帯の外側にある黒い紋の中に青い点が見えるのでミヤマシジミかと思ったが、開翅した翅表のブルーを見ると黒い縁取りの幅が広く、ヒメシジミと判断した。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヒメシジミ♂;クリックすると大きな写真になります
25.ヒメシジミ♂開翅
24.と同じ個体である。開翅したところを見ると黒い外縁部の幅は広く、ヒメシジミの特徴が出ている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/200秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ヒメシジミ♂開翅;クリックすると大きな写真になります
26.コチャバネセセリ
黒くて小さなセセリチョウがいた。はじめは何だかよくわからなかったが、これはコチャバネセリで、翅が擦れて特徴ある裏面の茶色の麟粉がとれてしまっているのだ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
コチャバネセセリ;クリックすると大きな写真になります
27.碌山美術館
八島ヶ原湿原では思った以上に蝶の写真が撮れた。昨年は8月10日に来ているが、見かける蝶も時期的な違いがあって良かった。八島ヶ原湿原で軽く昼食にして、安曇野へ向かうことにした。宿に入る前、まだ陽は高かったので、穂高駅前の観光案内所で明日行くところの情報を得た。親切にいろいろと教えてくださった。そして、碌山美術館へ。碌山美術館は、近代彫刻家である荻原守衛(碌山)(1879‐1910)の作品と資料を 永久に保存し、一般に公開するために、昭和33年4月、碌山の生地・北アルプスの麓・安曇野に造られた。この建物が魅力的である。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
碌山美術館;クリックすると大きな写真になります
28.碌山美術館 グズベリーハウスの窓から
館内の一角に、グズベリーハウスというミュージアム・ショップが設けられていた。その窓から喜多武四郎の女立像が見える。碌山美術館の見学を終え、北アルプスの蝶が岳や常念岳の方へその山麓を上がっていくと、今夜の宿、セラヴィリゾート泉郷のホテルアンビエント安曇野コテージがあった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/200秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -1.0段
碌山美術館 グズベリーハウスの窓から;クリックすると大きな写真になります

2012年6月29日

舞岡公園 6月4日 トップシーズン始まる


 舞岡公園が輝くシーズンが始まった。春先は少ないと思っていた蝶も、個体数こそ多くはないが、多くの種が発生している。とくに平地産ゼフィルスのシーズンで、その写真を撮りに来られる方も多い。すっかり、平地産ゼフィルスが見られる公園として、有名になったようだ。6月4日、この日、私はゼフィルスには会えなかったが、コムラサキを見ることができた。舞岡公園にいるとは聞いていたが、私にとっては、舞岡公園で初めて見るコムラサキだった。

テングチョウ;クリックすると大きな写真になります 1.テングチョウ
路上で吸水をしているテングチョウがいた。なかなか落ち着かず、タッチ・アノド・ゴーを繰り返す。お陰で翅表が見えるようにカメラに収まってくれた。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 ASA400 ) 露出補正 なし
コミスジ;クリックすると大きな写真になります 2.コミスジ
コミスジも多く飛んでいる。コミスジはだいぶ擦れてきている個体が多い。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/320秒 ASA400 ) 露出補正 なし
ダイミョウセセリ;クリックすると大きな写真になります 3.ダイミョウセセリ
新鮮なダイミョウセセリは少なくなった。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ASA400 ) 露出補正 なし
アカボシゴマダラ春型 -1;クリックすると大きな写真になります 4.アカボシゴマダラ春型 -1
♀だと思う。春型はアカボシゴマダラという名の所以である後翅の赤いドットが現れない個体が多いが、この個体では薄らではあるが、はっきりと赤いドットが現れている。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/125秒 ASA640 ) 露出補正 なし
アカボシゴマダラ春型 -2;クリックすると大きな写真になります 5.アカボシゴマダラ春型 -2
4.と同じ個体。春型のアカボシゴマダラは白いが、その'白さ'の程度は幅がある。この個体はちょうど中間ぐらいの'白さ'で翅表の黒い筋が濃い。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 ASA640 ) 露出補正 なし
キタテハ;クリックすると大きな写真になります 6.キタテハ
今年、成虫になったキタテハ夏型である。初々しい。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ASA640 ) 露出補正 なし
キタキチョウ;クリックすると大きな写真になります 7.キタキチョウ
キタキチョウの個体数は多い。反面、今年は、モンキチョウが少ないように思う。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ASA640 ) 露出補正 なし
コムラサキ;クリックすると大きな写真になります 8.コムラサキ
はじめ、道端の木に纏いつくにように飛んでいたので、サトキマダラヒカゲかと思った。しかし、飛びかたが少し違う。そのうち、谷戸に向かって伸びている枝に止まった。コムラサキの♂だった。良い位置に止まってくれているのだが、少々距離がある。私にとって舞岡公園初のコムラサキだ。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 ASA640 ) 露出補正 なし
ツマグロヒョウモン飛翔;クリックすると大きな写真になります 9.ツマグロヒョウモン飛翔
蕾が下を向くハルジオンの花に、タッチ・アンド・ゴーするツマグロヒョウモンの♂。連写で撮った中の1枚だが、もう少し、ピントが合えばよかった。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ASA640 ) 露出補正 なし
アカツメクサに来たツマグロヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 10.アカツメクサに来たツマグロヒョウモン
羽化したばかりのピカピカの♂だった。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 ASA640 ) 露出補正 なし
モンシロチョウ;クリックすると大きな写真になります 11.モンシロチョウ
普段あまりカメラを向けることが無いモンシロチョウだが、とても初々しかった。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2500秒 ASA640 ) 露出補正 なし
ツマグロヒョウモン開翅 12.ツマグロヒョウモン開翅
きれいな♂だった。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 ASA640 ) 露出補正 なし
コムラサキ;クリックすると大きな写真になります 13.コムラサキ
谷戸のあぜ道を歩いていると、再びコムラサキに出会った。鳥の排泄物を吸っているようだ、先ほどの♂と同じ個体かどうかわからない。良い写真ではないが、撮れたのはこの日の収穫だった。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 ASA640 ) 露出補正 なし
サトキマダラヒカゲ;クリックすると大きな写真になります 14.サトキマダラヒカゲ
この蝶も普段あまりカメラを向けることが少ないが、この個体は擦れのないきれいな個体だった。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 ASA640 ) 露出補正 なし