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Studio YAMAKOで“Nikon Capture NX2”が含まれるブログ記事

2018年3月 9日

2018 CP+ 3月2日

スマホに押されてカメラの売り上げが低迷していたというが、知り合いのカメラ業界の人に聞くとどうやら底を打ったという。そんな中で今年のCP+では各社どんな​アッピールがあるのか興味があった。
 会場のパシフィコ横浜へ行く途中、「みなとみらいギャラリー」で「後世に遺したい写真展」が開催されているので、先に見ようと思っていたが、開場は11時からだったので、帰りに見ることにした。
 11時少し前にパシフィコ横浜についた。入場事前登録をしていたので、待たされることなく受付を済ませた。大きな会場にはすでに多くの人が入場していた。
 今年のCP+の印象は、カメラについては、高級機にシフトされているようで、例えばSONYは新発売のα7RⅢを中心に展開していた。私が先週購入したRX10Ⅳはもちろん出展されていたが、大きな扱いにはなっていなかった。
 Nikonは100周年ということでその資産であるレンズ群と、D850、D7500を掲げ、Canonは、IOS Kiss のミラーレスMシリーズの新製品 IOS Kiss M がアッピールされていた。そのほかでは、パナソニック、富士フィルム、オリンパス、リコーや、レンズメーカーのシグマ、タムロンが大きなブースを構えていた。
 着いて早々に、先日、今回初めて購入したSONY機の情報を得ようと、ブースで行われた写真家・高橋良典氏による「感じる力、伝える力 with α7RⅢ」というプレゼンテーションを小1時間聴いた。その中でDレンジオプティマイザーという機能の話があった。これはNikonでいう、Dライティングのような機能であるが、あとで、SONYの展示ブースの方にRX10Ⅳにもこの機能があるのかどうか聞いてみた。答えは「ある」ということで、カメラのファンクションキーで呼び出せることが分かったのは収穫だった。
 午後1時ごろ会場を離れ、「みなとみらいギャラリー」で「後世に遺したい写真展」​を見て帰路に就いた。

1.2018 CP+ 入口
この会場入り口の写真は実は退出時に撮影した。ここから入って奥のほうに、横に​並んで​SONY 、Nikon、Panasonic、Canon、FUJIFILM の大きなブースが陣取っている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.​8​ 1/1000秒 ​25​mm ISO​2500​ ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.​SONYブース
先日購入したRX10Ⅳのこともあって、SONYの目指す方向なども知りたく思い、まず、SONYブースへ行く。活気があってとても賑わっていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.​8​ 1/1000秒 ​9​mm ISO​125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.写真家・高橋良典氏 「感じる力、伝える力 with α7RⅢ」
​席を確保して小1時間​、 風景写真家 高橋良典氏の話を傾聴した。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.​8​ 1/160秒 ​32​mm ISO​3200 ) 露出補正 なし
180309_003.jpg
4. Dレンジオプティマイザー
その中でDレンジオプティマイザーという機能を使った作例の紹介があった。NikonでいうDライティングという機能だが、先日RX10Ⅳの試し撮りをしたときに、ちょっとコントラストが強いかなと思ったことがあったので、Dレンジオプティマイザーという機能はRX10Ⅳにはあるのかなと疑問を持った。講演後ブースのRX10Ⅳの展示コーナーへ行き、係りの方に伺ってみたところ、 その機能は RX10Ⅳにもあるという。ファンクションキーから呼び出すことができることを実機で見せてもらった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.​2​ 1/1000秒 ​14​mm ISO​1600 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.ZEISSのブース
SONYブースから、Nikonブースへ移るとき、その右側にZEISSのブースがあった。はじめ、読書をして身動きしないこのモデルさんを人形かと思った。あとでZEISSのホームページを見ると、「 遠目にはいつもの白いZEISSブースですが、今年のタッチ&トライコーナーは今までとは違います。歴史を感じさせる図書が並ぶ書斎で読書をするモデル女性。図書、調度品も全て本物のアンティークを揃え、ちょっとした異空間でZEISSレンズの描写力をお試しください。」と記されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.​5 1/640秒 ​19​mm ISO​3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.Nikonブース
Nikonは創立100周年記念だそうだ。Nikon F を持ったマリリン・モンローの写真が映し出されている。1962年、「マリリン・モンロー/最後のポーズ」として知られるようになったニコンを愛した写真家バート・スターンによるフォトセッションの中で、マリリン・モンローが、バートの愛機であるニコンを横取りした、無邪気で愛嬌たっぷりの姿だ​。​NikonのCapture NX2というソフトでDライティング処理をした。​

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5​ ​1/640秒 19mm ISO​3200​ ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.鉄道写真
鉄道写真は人気がある。​そういう私も鉄道を見ると撮りたくなる。だが、ただ車両を撮るだけではなくて、風景の中の鉄道をどう撮るかなのだ。ステージでは鉄道写真家・助川康史​氏​の​「​スキルアップ鉄道写真術〜D850&D7500フル活用編〜​」​が行われていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.​8​​ ​1/​100​0秒 19mm ISO​​1250​ ​)露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.​ ​Canonブース
最近Canonは、ミラーレス機のIOSMシリーズに力を入れているようだが、近々発売予定の​IOS Kissの名を冠したミラーレス機 IOS Kiss M に力を入れているようだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​1​.​8​​ ​1/​100​0秒 9mm ISO​​800​ ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.​​​​鉄道模型ジオラマ
​ここにも鉄道があった。見たことがない車両が走行している。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​2​.​8​​ ​1/​100​0秒 35mm ISO​​2500​ ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
10.オリンパスのブース
オリンパスは、主力機のOM-D E-M1 MarkⅡが2017年の「カメラグランプリ大賞」と「あなたが選ぶベストカメラ賞」を受賞し、それをアッピールしていた。クラシカルなカメラの造形があったが、カメラはクラシックカメラではない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f​2​.​5​​ ​1/​100​0秒 19mm ISO​​1600​ ​)露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
11.ここにも鉄道模型
オリンパスのブースにも鉄道模型のジオラマがあった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​2​.​8​​ ​1/​100​0秒 37mm ISO​​2000​ ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
12.海野和男氏のチョウの写真
OM-D E-M1 MarkⅡ を愛用する海野和男さんの南米のドクチョウの仲間の飛翔写真があった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​2​.​5​​ ​1/​250秒 14mm ISO​​3200​ ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
13.デジタルカレッジ オリンパス
オリンパスにはデジタルカレッジ、フォトリュージュという女性向きの写真講座があるが、それがここで行われていた。若い女性たちが10数名で講師の話を聞きながら受講、実習をしていた。この参加者たちは、あらかじめ集められた方々なのだろうか?

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​2​​​ ​1/​1000秒 10mm ISO​​800​ ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
14.火星大接近
​今年、2018年7月31日に火星と地球が5759万キロメートルまで大接近するらしい。アメリカ・カリフォルニア州南部アーバインに本社がある、コンピューター制御の天体望遠鏡を得意とする世界最大級の光学製品メーカー「MEADE」社の天体望遠鏡の新製品AZM-90の展示があった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​2​​.2​ ​1/​640秒 1​2​mm ISO​​3200​ ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
15.ツマベニチョウ
Panasonic(Lumix)のブースの一番目立つところにツマベニチョウの大きな写真パネルがあった。どなたの撮影かはわからなかった。​

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​1.8 ​1/​1000秒 ​9​​mm ISO​​2500​ ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
16.TAMRON ブース​
​有名な鉄道写真家のご子息である広田泉氏による 「旅心が加速する」超高倍率・超望遠で撮る​鉄道写真の​魅力 という​講演が行われていた。​​鉄道写真のファンが多いことがわかる。​

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​2.8 ​1/​1000秒 ​26mm ISO​​3200​ ​) 露出補正 な​し
;クリックすると大きな写真になります。
17.SIGMA ブース
SIGMAブースでは​出張センサークリーニングサービスコーナー が設けられていた。来場者のカメラのセンサーを無料でクリーニングしてくれるという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​2.2 ​1/​1000秒 ​18mm ISO​​800​ ​) 露出補正 な​し
;クリックすると大きな写真になります。
18.​日本カメラ博物館
毎年、日本カメラ博物館のコーナーがある。今年は​​​​​​​「フランスカメラとレトロかわいいカメラ」​という特別展示があった。​二眼レフも4X4サイズのカメラが並べられていた。フランスカメラというのは注意していなかったので、見逃してしまったのが残念。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​1.8 ​1/​1000秒 ​9mm ISO​​1600​ ​) 露出補正 な​し
;クリックすると大きな写真になります。
19.レトロかわいいカメラ
YASHIKA-16は懐かしい。学生時代に買ってしばらく使っていた。家の中を探せばまだどこかにあるのではなかろうか。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​2.8 ​1/​1000秒 ​29mm ISO​​3200​ ​) 露出補正 な​し
;クリックすると大きな写真になります。
20.「後世に遺したい写真」
来るときにまだ開場前だったみなとみらいギャラリーの 「後世に遺したい写真」を見た。日本写真保存センターが収集保存している約30万点の写真原版から1920年から1970年のプリントが展示されているという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​1.8 ​1/​1000秒 ​9mm ISO​​1000​ ​) 露出補正 な​し
;クリックすると大きな写真になります。
21.芝浦電機の扇風機(広告写真)
受付で「写真を撮らせていただいてよいですか」とお尋ねしたら、「風景写真的にお取りいただく分には構いません。作品の接写はご遠慮ください」ということだった。これはぎりぎりのところだろうか。撮影は名取洋之助氏で、このポスターに起用された原節子さんは当時16歳で、デビューしたばかりの無名の新人だったという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​1.8 ​1/​1000秒 ​9mm ISO​​1000​ ​) 露出補正 な​し
;クリックすると大きな写真になります。
22.戦後・復興期の写真
私にとって1945年の敗戦から1970年までの写真が一番印象に残った。私は1941年に奉天(現瀋陽)で生まれた。戦後すぐ、引き上げてきて、父親の郷里である滋賀県に住んだ。その後、東京に出てきて、小学校からは東京で暮らしたのだが、ちょうどそのころのことが思い出される。1947年、「東京ブギウギ」で爆発的な人気だった笠置シズ子、1950年のプロ野球復活などなどだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​2.2 ​1/​1000秒 ​12mm ISO​​400​ ​) 露出補正 な​し
;クリックすると大きな写真になります。
23. 「後世に遺したい写真」会場風景
多くの写真が展示されている会場は見学者は多かった。展示されている写真はどれも貴重な資料と思う。 公益社団法人・日本写真家協会・日本写真保存センター のご努力は大変なものと思う。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​2.8 ​1/​1000秒 ​34mm ISO​​640​ ​) 露出補正 な​し
;クリックすると大きな写真になります。


2018年2月 1日

蝶 自選年間ベスト10 (​12) 2014年

これと言った写真を撮らないまま、今年もはや1か月が過ぎてしまった。地球温暖化と言われる昨今だが、最近では珍しく寒波が押し寄せ、気温が低い日が続いている。春以降のチョウのことが気になる。
 さて、2014年、この年は海外で撮った写真はなかったが、国内では、今まで行っていなかったところでの写真もある。春はツマキチョウ狙いで目黒自然教育園や小石川植物園へ、また、ギンイチモンジセセリとミヤマチャバネセセリを撮ろうと多摩川河川敷を歩いた。夏は赤城山へも行ってみた。
 信州は日帰りバスツアーで上高地へ行った。上高地滞在時間は3時間ちょっとだが、それなりに楽しめるお手軽さだ。

;クリックすると大きな写真になります。 1.スギタニルリシジミ 2014年4月9日 神奈川県相模原市
早春にこの地へ来るのは、もちろんギフチョウが主な目的なのだが、スギタニルリシジミもこの時期にしか現れない小さな蝶で見逃せない。向こう側に止まっているルリシジミに比べて色浅黒く、表のブルーも濃い。だが、なかなか翅表を見せて止まってくれない。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
プログラムオートで撮影(F7.1 1/800秒 90mm ISO400 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.トラフシジミ春型 2014年4月9日 神奈川県相模原市
梅の花でトラフシジミが吸蜜していた。2m以上離れたところにいる小さなシジミチョウは90mmマクロでは撮れない。COOLPIXP90の後継として昨年9月に購入したFUJIFILM FINEPIX HS50 で撮った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(f5.6 1/​500​秒 1​24​mm ISO​1​00 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.ツマキチョウ 2014年4月15日 小石川植物園
舞岡公園では春の花が少なく、なかなかツマキチョウの良い写真が撮れない。昨秋、初めて行ってみて蝶が多かった文京区の小石川植物園へ行ってみた。ナノハナにツマキチョウが舞っていた。 ​

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影(F5.6 1/1250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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4.ギンイチモンジセセリ 2014年4月26日 東京都日野市
春になると蝶愛好者のブログの写真に多摩川上流で撮られたギンイチモンジセセリの写真が登場する。生息しているのはこの辺だろうと見当を付けて、歩いてみた。初めて見るギンイチモンジセセリを撮った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(f5.6 1/​800​秒 5mm ISO​1​00 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.コチャバネセリ 2014年5月17日 横浜市舞岡公園
コチャバネセセリは、良くハルジオンの花で吸蜜している。こんな時は近寄って撮ることができるほどだが、その飛翔は敏捷だ。この時期を逃すと擦れてしまって、きれいな個体は撮れない。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影(F5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.飛び立つサカハチチョウ 2014年5月19日 東京都下裏高尾
偶然にこんな写真が撮れた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影(F5.6 1/1000秒 90mm ISO200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.半分翅を開いたウラゴマダラシジミ 2014年6月10日 横浜市舞岡公園 
この年はウラゴマダラシジミが多く見られた。この蝶もなかなか翅を開いて見せてくれないが、じっと待っていたら半分開いてくれた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影(F5.6 1/250秒 90mm ISO500 )露出補正 -1.0段
;クリックすると大きな写真になります。 8.ムラサキシジミ 2014年5月17日 横浜市舞岡公園
ムラサキシジミが住み着いているところがある。アラカシだろうか?食草であるに違いない。擦れていない、とてもきれいな♀だった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影 (F8.0 1/250秒 90mm ISO500) 露出補正 -1.0段
;クリックすると大きな写真になります。 9.ミヤマカラスアゲハ 2014年8月1日 長野県上高地
梓川が流れる散策路を歩いていると、ホテルの玄関の脇に植えられているシナノナデシコの花にミヤマカラスアゲハが来ていた。6月に入手したD5300に18-140mmのズームレンズで撮った。最短撮影距離はズーム全域で45cmだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影 (f6.3 1/320秒 140mm ISO200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.コヒョウモン 2014年8月1日 長野県上高地
上高地には多くのコヒョウモンが飛んでいて、クガイソウの花にも集まっていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影 (f6.3 1/320秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
180131_011.jpg 補1.ハチスの花とクロアゲハ 2014年8月15日 横浜市舞岡公園 
ハチスの花に一瞬、クロアゲハが立ち寄った。上手く撮れたのだが、フラットな写真になってしまった。たまたま、Amazonの広告を見て、「写真の学校 デジタル写真の色を極める!」を購入したばかりだった。そこでは、画像ソフトはAdobe Photoshop シリーズを使用して説明されているが、Nikon Capture NX2でレタッチを試みる。JPEGで撮っているのでレタッチには適さないのかもしれないが、なんとか見られるようになった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/320秒 140mm ISO200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補2.散歩道に休むヒカゲチョウ 2014年9月29日 横浜市舞岡公園 
自転車に引いて散歩されていた人が、立ち止まって撮り終わるのを待っていてくださった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/​900​秒 4​mm ISO​400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補3.翅を開くムラサキツバメ♂ 2014年11月19日 高知県桂浜
晩秋に3泊4日で四国一周駆け足旅行をした。桂浜に寄った日はとても良い天気だった。陽当たりの良いマテバシイ?の植え込みで、ムラサキツバメとムラサキシジミが飛び回っていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影( f​5.6​ 1/​640​秒 140mm ISO200 ) 露出補正 な
;クリックすると大きな写真になります。 補4.ヒョウモンチョウ 2014年7月24日 群馬県赤城山 白樺牧場付近
コヒョウモンなのか、ヒョウモンチョウなのかと思いつつ撮ったが、どうやらヒョウモンチョウのようだ。​

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/​160秒 74mm ISO​160 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補5.ミヤマチャバネセセリ  2014年4月26日 東京都日府中市
この蝶に会うのもこの日が初めてだった。生息地は限られるようだ。クリッとした眼がかわいらしい。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影( F5.6 1/1600秒 90mm ISO200) 露出補正 なし


2014年8月25日

素人がレタッチに挑戦


 デジタル写真のプロの方や、ハイ・アマチュアの方たちは、RAWで撮影して、現像され、必要なレタッチを施される。
  私の撮影はJPEG一本やりである。レタッチはするとしてもレベル補正で明るさとコントラストを調整する程度である。まれに彩度を上げてみることがあるが、無理をすると色のバランスを壊してしまう。素人にとって、画像ソフトで一番使いたい機能は、シャープネスである。しかし、ピントがきちっと合っている時にこそシャープネス調整がより効果的になるが、もともとピントが外れていたり、手振れしている写真はいくらシャープネスを効かせようとしてもうまくいかない。これを画像ソフトに期待するのは無理だ。

  先日、AMAZONから宣伝メールで「写真の学校 デジタル写真の色を極める!桐生彩希 著」というのが配信されてきた。興味を持ち、さっそく購入した。 実はまだ半分しか読み進んでいない。しかし、16.のレベル補正を極める、17.のトーンカーブを極める、を読んで、良し!やってみようという気になった。

写真 001);クリックすると大きな写真になります。 写真 1. レタッチ前
8月15日に舞岡公園で、Nikon D5300 +NIKKOR 18-140 で撮った写真である。絞り優先オートで撮影 で f6.3 1/320秒 140mm ISO200 露出補正はしていない。マルチパターン測光で撮っているが、主題であるハチスの花が暗い。ハチスの花をもっと明るく、はっきりさせたい。

「写真の学校 デジタル写真の色を極める!」では、画像ソフトはAdobe Photoshop シリーズを使用して説明されているが、Nikon Capture NX2でレタッチを試みる。レベル補正で右端の△を左にスライドをすることで明るくはなった。色はこのままでよいと思う。しかし、ハイライト部分が白トビしてしまった。トーンカーブで試行錯誤を繰り返したが、ハチスの花の明るさを維持して白トビをなくすことはできなかった。
そこで、NX2のカラーコントロールポイントという機能を使って、画像の中で白とびをしている部分に範囲を限定し、明るさを落としてみた。全体のバランスを壊すことなく、白トビを抑えることができた。次にクロアゲハの翅のディテールが出るように、同様にその範囲を設定して明るくしてみた。このカラーコントロールポイントを使えば、全体のバランスを崩さず、明るさのみならず、色調も調整することができる。
写真 002);クリックすると大きな写真になります。 写真 2. レタッチ後
素人が施したレタッチの結果、このようになった。クロアゲハの翅のほころびも目立たなくしてみた。画像サイズ 2416万画素 (6,000 X 4000ピクセル) で10.4MBだったのが、レタッチ後は20.3MBになっていた。画像は劣化しているのだろうが、見た目はほとんどわからない。もちろんオリジナル・データ・ファイルは保存している。

「写真の学校 デジタル写真の色を極める!」で、レベル補正、トーンカーブは、Adobe Photoshop シリーズを使用した説明がされているが、NX2でもレベル補正、トーンカーブの機能は同じように使用できる。この機能で、明るさ、コントラストそして階調を整えることができる。 しかし、少し挑戦してみて、簡単ではないことが良くわかった。どうやればどうなる、つまり、グラフのどこを持ち上げれば画像がどう変わる、といったことは試行錯誤で習得しなくてならない。 レベル補正、トーンカーブ、それにカラーコントロールポイントは、単に明るさの調整だけではなく、RGBつまり、赤、緑、青、それぞれ別々に調整することができる。「写真の学校 デジタル写真の色を極める!桐生彩希 著」を読んで少し理解できた。試しに行ったこのレタッチでいじってはみたものの、色のバランスを保つのは難しかった。素人は敢えてすべきではないと思った。 最近のデジカメの画像処理は優秀で、JPEGで、オート・ホワイトバランスで撮って、ほとんど満足な色が得られる。私は夕焼けなどを撮る場合を除いてはほとんどオートで撮る。 レタッチを前提とするなら、レタッチで画像を劣化させないためにRAWで撮影するとされているし、そうすべきなのだと思う。


book

2014年3月 3日

今年初めての舞岡公園 2月28日


 2月最後の日、この日はとても暖かな日になりそうだった。そろそろ蝶も飛び出すのではないかと期待して、今年初めての舞岡公園へ行く。
  まだ、緑はほとんどなく、公園の整備がなされていて下草がきれいに刈られていた。手入れをされている方たちには申し訳ないが、蝶たちは大丈夫かとちょっと心配になる。
  見かけた蝶は、越冬後のキタテハと生まれたばかりの1頭のモンシロチョウの♂だった。
  一方、舞岡公園には70種に及ぶ鳥たちがいるといわれる。蝶は60種弱だから鳥の方が多い。鳥も少しずつ撮っていこうと思うが、今日のところは、自宅の近くでも見るムクドリ、ヒヨドリ、ツグミといったところだけだった。鳥は手持ちで望遠端の185mmで撮るとやはり手振れを起こしやすい。ファインダーの中でターゲットが揺れる。何かにもたれかかって体を固定すると揺れが少ないのだが、いつもはそんな状況にない。

1.ムクドリ
集団で冬の田圃で餌を探していた。あまり評判の良い鳥ではないが、なかなか良い姿をしている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/280秒 185.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
ムクドリ;クリックすると大きな写真になります。
2.ツグミの後ろ姿
ムクドリたちが集まっていたところで、少し離れて餌をあさっていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/240秒 185.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
ツグミの後ろ姿;クリックすると大きな写真になります。
3.フクジュソウ
この花は早春に花を咲かせ、夏までに光合成をおこない、それから翌年の春まで地下で過ごす、典型的なスプリング・エフェメラルである。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.4 1/900秒 7.0mm ISO400 ) 露出補正 なし
フクジュソウ;クリックすると大きな写真になります。
4.オレンジ色のマンサク
保土ヶ谷公園のマンサクは黄色だったが、ここのはオレンジ色だ。早春に咲くことから。「まず咲く」「まんずさく」が東北地方でなまったものとの説がある。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/420秒 12.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
オレンジ色のマンサク;クリックすると大きな写真になります。
5.ヒヨドリ
30m位先の葉の落ちた木の枝に止まった。ターゲットをAF枠に入れてシャッターを切ったが、眼が悪いので何という鳥かわからない。モニターで拡大してみてヒヨドリと分かった。少しトリミングしている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/450秒 185.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
ヒヨドリ;クリックすると大きな写真になります。
6.桃色の梅の花
紅梅には、とても紅色の濃い花もあるが、この紅梅は、薄いピンクで、いわば桃色だった。品種の名前はわからない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/680秒 68.0mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
桃色の梅の花;クリックすると大きな写真になります。
7.緑色の梅
花びらは白だが、萼(がく)は緑色だし、蕾も緑色だ。蕾の多いこの時期に見ると緑色の梅だ。この梅も品種の名はわからない。「緑萼梅」とでもいうのだろうか。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/600秒 82.0mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
緑色の梅;クリックすると大きな写真になります。
8.ロウバイ
かっぱ池の傍にロウバイがあったのを思い出した。行ってみたが、すでに花はほとんど咲き終わっていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/600秒 82.0mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
ロウバイ;クリックすると大きな写真になります。
9.紅梅と白梅
かっぱ池の奥、瓜久保に紅梅と白梅の木が並んで立っている。両者を重ねて撮った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/680秒 92.0mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
紅梅と白梅;クリックすると大きな写真になります。
10.キタテハ -1
やっと蝶が飛ぶ姿を見た。時間は12時20分過ぎ。何ショットかシャッターを切った後、近寄ってバリアングル・モニターを使って、ローアングルで撮ろうと思ったが逃げられてしまった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/500秒 173.0mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
キタテハ -1;クリックすると大きな写真になります。
11.キタテハ -2
キタテハは次々と現れた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/350秒 119.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
キタテハ -2;クリックすると大きな写真になります。
12.キタテハ -3
このキタテハはシャープに撮ることが出来た。翅をいっぱいに開いて日光浴をしている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/420秒 66.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
キタテハ -3;クリックすると大きな写真になります。
13.キタテハ -4
前の写真とは違う個体である。でも、落ちている同じ葉っぱに止まった。この個体は、冬を越したのに、少し色は褪せているが、ほとんど傷んでいない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/280秒 185.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
キタテハ -4;クリックすると大きな写真になります。
14.モンシロチョウ
これは今年生まれた♂だ。少し露出を抑えればよかった。晴れた日に白い蝶を撮るときはマイナス補正が必須だ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/900秒 185.0mm ISO200 ) 露出補正 なし
モンシロチョウ;クリックすると大きな写真になります。
15.ヒヨドリ
このヒヨドリも、カメラを向けているときは名前が分からなかった。露出補正しないで撮ってしまったので、Nikon Capture NX2 でレベル補正した。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/400秒 185.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
ヒヨドリ;クリックすると大きな写真になります。
16.カルガモと亀
いつもは多くの三脚が並ぶ宮田池だが、この日はなかった。宮田池の反対側にあるさくらなみ池のほとりに、2羽のカルガモと亀たちが日光浴をしていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/320秒 124.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
カルガモと亀;クリックすると大きな写真になります。
17.ツグミ -2
田圃でツグミが餌を漁っていた。ムクドリと異なり、単独行動している。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/160秒 185.0mm ISO160 ) 露出補正 なし
ツグミ -2;クリックすると大きな写真になります。
18.ツグミ -3
田圃の向こう側の少々遠いところで、田の番号を示す木札に止まった。望遠端で狙ったが、なんとか止めることが出来た。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/450秒 185.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
ツグミ -3;クリックすると大きな写真になります。


2014年2月17日

雪に見舞われた「2014 CP+」(カメラ・ショウ) 会場風景 2月13日


  「2014年 CP+」は2月13日~16日、今年もパシフィコ横浜で行われた。私は、土、日は混むだろうから、14日に行こうと決めていた。
 夜半より降り始めた雪は、朝になっても降り続いていたが、湿気が多いためか、道にはほとんど積もっていない。交通機関も問題なさそうだ。予定通り、出かけることにした。 10時少し過ぎに会場に着いたが、さすがに受付は空いていた。

 この時期に合わせて、各社からいろいろな新製品が発表されている。今年目立ったのは、レンズ交換式、電子ビューファインダーの一眼タイプで、撮像素子が比較的大きいデジタルカメラが各社から発表されている。特に、ミラー式の一眼レフデジカメに強い、Nikon、CanonあるいはPENTAX などを除き、また、SONY α の撮影中もミラーのアップダウンのない透過ミラーを使用した独自のミラーボックスというのもあったが、そのSONY はじめ OLYMPUS、FUJIFILM、Panasonic はこぞって、ミラーレス、つまり電子ビューファインダーの単にデジカメとは呼ばせないレンズ交換式のデジタルカメラに力が入っている。

  私はカメラおよびデジカメのテクニカルな面について、全くの素人であるが、いちユーザとして感じてきたことからすれば、ミラーレスはデジカメの本質だと思う。銀塩フィルム時代は、ファインダーで見たとおりに撮れるカメラは、撮影レンズでとらえた像をミラーで反射して、ペンタプリズムあるいはペンタミラーを介してファインダーで見て構図などを決め、シャッターを切って、そのミラーを跳ね上げ、光をフィルム面に当てる。そしてファインダーから像が消えないように瞬時にミラーを元の位置に戻すという一眼レフだけだった。

  Nikon や Canon などはデジカメでも、ミラーで見るファインダーの見易さを踏襲し、大事にしているが、デジカメでは、ミラーがなくとも背面のモニターで、撮影するそのままの、ただし電子的に処理された像を見ることが出来る。その背面のモニターで見える像を電子的にファインダーで見られるようにすることは、可能なことだ。問題はその電子ビューファインダーで見る像が、ミラー式のファインダーで見る像と比較してどうかというところにある。
 レンズ交換ができるミラーレス・デジカメ以外のことでは、各社、スマホとの競合や、連携を意識しているように思えた。バカチョンならば、スマホに付いているカメラで十分なのだ。 2時間ほどで切り上げて、外に出たが、雪と風は強くなり、みなとみらいの観覧車もかすんで見えた。

1.受付
開場は10時である。10時15分ごろに会場に着いた。毎年、開場直後は列ができている受付も、この日ばかりは空いていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/73秒 4.6mm ISO800 ) 露出補正 なし
受付;クリックすると大きな写真になります。
2.「2014 CP+」会場入口
中は広い展示会場になっている。奥に、FUJIFILM、Canon、Nikon、Panasonic、RICOH 各社の展示ブースが並び、手前には、HAKUBA、EPSON、OLYMPUS、SONY、CASIO、SIGMA、TAMRONと並ぶ。左サイドにはKenkoの大きなブースがあり、その手前に日本カメラ博物館の展示があった。カメラ・撮影用品各社の展示は、展示会場の中央に並んでいた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/90秒 6.2mm ISO800 ) 露出補正 なし
「2014 CP+」会場入口;クリックすると大きな写真になります。
3.OLYMPUS
会場入口を入ってすぐ左側にはOLYMPUSのブースがあった。今年は、OM-Dというレンズ交換式、電子ビューファインダーのデジカメと、高級コンパクトデジカメ路線であるSTYLUSが中心である。ブースでは、桃井一至さんのプレミアムコンパクトカメラトークライブ ~STYLUS 1~という講演が行われていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/40秒 4.8mm ISO400 ) 露出補正 なし
OLYMPUS;クリックすると大きな写真になります。
4.LUMIX と LEICA レンズ
Panasonic がデジカメ市場に参入した時、いわゆるカメラメーカーのカメラを使っていたユーザは、誰もが「電器屋さんがカメラ?」と思ったに違いない。それを払拭しようとしたのが、LEICA レンズを装着したことだったと思っている。そして、LUMIX は大成功だった。LEIC社の講師による「ライカレンズ協業とノクチクロンについて」というプレゼンが行われていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/75秒 15.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
LUMIX と LEICA レンズ;クリックすると大きな写真になります。
5.LUMIX モデルフォトセッション
LUMIX ブースには、「お客様ご持参のカメラでモデル撮影を体験していただけます」というステージがあった。Panasonic もいわゆるミラーレス一眼(レンズ交換式、電子ビューファインダーのデジカメ)が主力であるが、中でもコンパクトデジカメ並みに小さなボディの GM1K が目立った。ただし、この GM1K は電子ビューファインダーが付いてない。レンズ交換式だけど背面のモニターだけである。一方、TZ60という間もなく発売されるコンデジは、コンパクトな形態ながら電子ビューファインダーが供えられている。電子ビューファインダーがあると日差しが強いときや、望遠端で撮るときは、ターゲットを捉え易い。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/80秒 15.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
LUMIX モデルフォトセッション
6.Nikon
Nikon はフルサイズ撮像素子の一眼レフである新製品 Df (fusion) や D610 などが中心で、それらのカメラを活かすNIKKOR レンズ群にも力が入っていた。ステージでは'ゆる鉄'で有名な中井精也さんのプレゼンが行われていた。スライドの北条鉄道というのは聞いたことがなかったが、兵庫県で旧国鉄特定地方交通線の鉄道路線を運営している加西市・兵庫県などが出資する第三セクター方式の鉄道会社である。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/40秒 11.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
Nikon;クリックすると大きな写真になります。
7.会場奥に並ぶ大きなブース
FUJIFILM、Canon、Nikon、Panasonic、RICOH(PENTAX)とブースが並ぶ。FUJIFILMのブースも大きかった。カメラで力を入れていたのは X-T1 といういわゆるミラーレス一眼(レンズ交換式、電子ビューファインダーのデジカメ)だった。昔のフィルムカメラを思い起こすような精悍なスタイルだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/229秒 14.4mm ISO400 ) 露出補正 -2.0段
会場奥に並ぶ大きなブース;クリックすると大きな写真になります。
8.Canon
オリジナルである7.の写真は、-2.0の露出補正をした結果、暗いところが強く抑えられてしまった。この写真は、オリジナルを画像ソフトでレベル補正している。Canon は、ミラーレスカメラでは、EOS M に次ぐ EOS M2 を発売したが、他はあまりインパクトはなかった。PowerShot G1X MarkⅡ をはじめとしたコンパクトデジカメに新しいものがあった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/229秒 14.4mm ISO400 ) 露出補正 -2.0段 Nikon Capture NX2 でレベル補正
Canon;クリックすると大きな写真になります。
9.FUJIFILM 80周年
FUJIFILMのステージでは、塙真一さんのトークショーが行われていた。FUJIFILMは創立80周年を迎えるらしい。同社はフィルムで培った「色」を訴えていた。余談になるが、私が愛用し始めている同社のHS50EXRだが、その後継機となる S1 が間もなく発売になるというので触ってきた。HS50EXRと比べ、防塵・防滴構造になったことを売りにしている。この手の高倍率ズームのデジカメは、野外で野鳥などを撮るのに使われることが多い。そういうことからすれば着眼点は良い。しかし、AFはむしろ遅くなっているし、気に入っていた手動ズームが電動になってしまったので、私は歓迎できない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/40秒 11.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
FUJIFILM 80周年;クリックすると大きな写真になります。
10.Kenko Tokina
左側中央にある   Kenko Tokinaのブースも多彩だった。ステージでは萩原和幸さんが 70-200 F4 という新製品によるポートレート撮影について講演していた。モデルは林恵里さんでだった。撮影タイムもあった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/67秒 49.1mm ISO1600 ) 露出補正 なし
Kenko Tokina;クリックすると大きな写真になります。
11. 日本カメラ博物館の展示
今回も日本カメラ博物館の展示があった。歴史を語り継ぐ多くのカメラが展示されていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/45秒 4.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
日本カメラ博物館の展示;クリックすると大きな写真になります。
12.スポーツ写真の歴史
日本カメラ博物館の展示会場には、歴史のあるスポーツ写真が展示されていた。この写真は、「東京オリンピック入場行進」と題されている。1964年の東京オリンピックの開会式は国立競技場で行われたが、これは外苑の絵画館前に日本選手団が集合している写真である。ここから、国立競技場へ向かったのだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/25秒 9.2mm ISO400 ) 露出補正 なし
スポーツ写真の歴史;クリックすると大きな写真になります。
13.外は雪!
SONYのブースは、入口から見て手前にある大きなスペースだったが、囲いの中にあった。勿論、中に入って見てきたが、やはり、ミラーレスに力が入っている。特にフルサイズのα7、α7R に人気が集まっていた。そのほか、TAMRON ,SIGMA のレンズメーカーも頑張っていたし、写真・撮影用品の中にも興味があるものもあった。一通り見終えたので、正午少し過ぎに切り上げて、外に出た。みなとみらいの観覧車も雪ではっきり見えない。翌15日は雪のため中止になった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/499秒 16.7mm ISO100 ) 露出補正 なし
外は雪!;クリックすると大きな写真になります。


2014年1月15日

お台場の夜景 12月26日


 昨年最後の忘年会が新橋の「喜久鮨」というすし屋であった。例によって、開始時間は6時半からだったので、お台場の夜景を撮ろうと「ゆりかもめ」に乗った。車内は若いカップルやグループが多い。多くの人たちが台場で降りた。昨年6月に友人が日本科学未来館を案内してくれたことがあったが、その時は昼の時間にウェスト・プロムナードを歩いている。
 台場の駅を降りたら、ちょうど夕闇迫るころだった。さっそく、レインボー・ブリッジのライトアップを撮ろうと、海の方へ向かう。レインボー・ブリッジと自由の女神を狙うが、暗い。手振れしないように手すりなどにカメラを置くようにして撮るが、歩留まりは極めて悪い。カップルの邪魔をするようで、気が咎める。

 うしろを向くとフジTVのビルがイルミネーションで輝いていた。フジTVは1959年3月1日に開局し、今年は開局55周年になる。それを記念しての「開局55周年記念 フジテレビ本社屋イルミネーション」である。幅12m、長さ100mの大階段や、本社ビルの壁面のイルミネーションは色や形が変化する。
 そろそろ忘年会へ行かなくてはならない時間になったので、再び「ゆりかもめ」に乗って新橋へ戻った。取りあえずのビールがとても旨かった。

1.ライトアップされたレインボーブリッジ
いま「ゆりかもめ」で渡ってきたレインボー・ブリッジを撮る。虹色にライトアップされていた。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/10秒 170.0mm ISO3200 ) 露出補正 なし
ライトアップされたレインボーブリッジ;クリックすると大きな写真になります。
2.自由の女神
ここには2000年に設置された、フランスのクーベルタン鋳造所にて複製されたブロンズ製の自由の女神のレプリカがある。自由の女神像とレインボー・ブリッジを撮った。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F4.5 1/20秒 44.0mm ISO3200 ) 露出補正 なし
自由の女神;クリックすると大きな写真になります。
3.RAWで撮影
この日はD5000でRAW+JPEGで撮った。この写真だけRAWで現像してJPEGファイルにしてみた。Nikon Capture NX2 という画像ソフトはRAWとJPEGと同じような操作ができるので私には使いやすい。RAWのオリジナル・ファイルの容量は21.2MBだが、JPEGファイルに現像・変換すると約半分の10.7MBになる。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F4.2 1/25秒 34.0mm ISO3200 ) 露出補正 なし
RAWで撮影;クリックすると大きな写真になります。
4.レインボー・ブリッジ全景と東京タワー
時刻は5時10分。少し空に青味が残っているように撮れているが、十分暗い。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F4.2 1/6秒 36.0mm ISO3200 ) 露出補正 なし
レインボー・ブリッジ全景と東京タワー;クリックすると大きな写真になります。
5.自由の女神像とレインボー・ブリッジ
広角で自由の女神像全体が入るところまで近づいた。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F3.5 1/50秒 18.0mm ISO3200 ) 露出補正 なし
自由の女神像とレインボー・ブリッジ;クリックすると大きな写真になります。
6.屋台 -1
フジTVの本社ビルの方に移動する。プロムナードには屋台が出ていた。振り返るとライトアップされたレインボー・ブリッジと東京タワーが綺麗だった。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F4.8 1/80秒 56.0mm ISO3200 ) 露出補正 なし
屋台 -1;クリックすると大きな写真になります。
7.フジTV本社ビルの大階段 -1
フジTVの方を見ると、ビル全体がイルミネーションで多彩に輝く。その幅12m、長さ100mの大階段も、全てのステップが彩られ、踊り場には名残のクリスマスツリーも見える。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.3 1/50秒 95.0mm ISO3200 ) 露出補正 なし
フジTV本社ビルの大階段 -1;クリックすると大きな写真になります。
8.フジTV本社ビルの大階段 -2
大階段の輝きは変化する。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F4.8 1/80秒 62.0mm ISO3200 ) 露出補正 なし
フジTV本社ビルの大階段 -2;クリックすると大きな写真になります。
9.屋台 -2
この日は寒かった。これでは生ビールも売れないだろう。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.3 1/160秒 90.0mm ISO3200 ) 露出補正 なし
屋台 -2;クリックすると大きな写真になります。
10.プロムナード
プロムナードを振り返る。人影は少ない。X'Masの宵は賑やかだったのだろうか?

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.3 1/160秒 90.0mm ISO3200 ) 露出補正 なし
プロムナード;クリックすると大きな写真になります。
11.フジTV本社イルミネーション -1
開局55周年記念イベントのイルミネーションは大がかりだ。いろいろなパターンに輝く。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F3.8 1/40秒 22.0mm ISO3200 ) 露出補正 なし
フジTV本社イルミネーション -1;クリックすると大きな写真になります。
12.フジTV本社イルミネーション -2
今度は赤く輝いた。手前をモノレールが走る。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F3.8 1/60秒 22.0mm ISO3200 ) 露出補正 なし
フジTV本社イルミネーション -2;クリックすると大きな写真になります。
13.フジTV本社イルミネーション -3
今度は複雑なパターンを描きだした。本社屋の窓に設置したLED照明の色や明滅をコントロールし、社屋の壁面全体を使ってさまざまなイルミネーションを音楽と連動しながら展開するという画期的な取り組みだそうだ。Glitter 8と題されている。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F4.0 1/40秒 28.0mm ISO3200 ) 露出補正 なし
フジTV本社イルミネーション -3;クリックすると大きな写真になります。


2013年6月18日

ミズイロオナガシジミ 舞岡公園 6月10日


 この日は、雨は降りそうではなかったが、気温はこの時期としては、やや低く、曇り空だった。 いつもより遅くに自宅を出発し、昼過ぎに駐車場に着いた。歩き始めるがしばらくはモンシロチョウとキタキチョウしか現れない。花の写真を撮りながら、池への入口まで行くと、今シーズンはじめてミズイロオナガシジミに会うことができた。
  この日、写真展(舞岡の蝶・日本の蝶)が舞岡ふるさと村の「虹の家」で開催されていることを知った。ぜひ、見たいと思い、舞岡駅の方へ歩いて「虹の家」へ行った。そこには舞岡公園では59種の蝶が生息することが確認されていて、すべての蝶の写真が展示されていた。
  その中で、私が舞岡公園で、まだ撮ったことのない蝶は、オオチャバネセセリ、ヒオドシチョウ、オオウラギンスジヒョウモン、ゴイシシジミ、ミヤマカラスアゲハ、オナガアゲハの6種だ。ということは53種はなんとか撮れているということだ。昨年、コムラサキキを初めて撮ったが、残りの6種に出会うのは難しい。

キキョウ;クリックすると大きな写真になります 1.キキョウ
古民家の近くに桔梗が咲いていた。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F2.8 1/250秒 4.6mm ISO66 ) 露出補正 -0.3段
ミズイロオナガシジミ -1;クリックすると大きな写真になります 2.ミズイロオナガシジミ -1
昨年もこの蝶を見つけたあたりで、今年も会うことができた。昨年撮った個体は大きく破損していたが、このミズイロオナガシジミはとてもきれいだ。撮りやすい位置に止まってくれている。まずはD300+100mmマクロで撮る。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/400秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ミズイロオナガシジミ -2;クリックすると大きな写真になります 3.ミズイロオナガシジミ -2
同じ個体。今度は枝の下へ隠れるように入ってしまった。ピント合わせが難しい。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/320秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ミズイロオナガシジミ -2;クリックすると大きな写真になります 4.ミズイロオナガシジミ P90で撮る
P90で撮る「2m離れて蝶を撮る」もだいぶ慣れてきた。しかし、ピント合わせは難物である。モニターでは被写体をとらえ難いのでファインダーを使うが、AF枠に被写体を入れて、AF枠がグリーンになる(合焦を示す)のを確認してシャッターを押す。合わせようとしたところに合焦しているかどうかは、あとでモニターで確認しないと解らない。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/358秒 110.4mm ISO358 ) 露出補正 -0.3段
ミドリシジミ -1;クリックすると大きな写真になります 5.ミドリシジミ -1
5月31日にここに来た時に、多くのミドリシジミが見られた池の傍で、この日もミドリシジミを見ることができた。少し離れたハンノキの枝を歩いている。P90のズームを広角側へ移動して、腕を伸ばして撮る。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F3.2 1/250秒 8.2mm ISO233 ) 露出補正 -0.3段
ミドリシジミ -2;クリックすると大きな写真になります 6.ミドリシジミ -2
ストロボを発光させて撮った。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO349 ) 露出補正 -0.3段 内蔵スピードライト使用
ミドリシジミ 100mmマクロ -1;クリックすると大きな写真になります 7.ミドリシジミ 100mmマクロ -1
今度は100mmマクロで撮った。ちょっと葉の陰になってしまったのでCapture NX2で部分的にレタッチした。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ミドリシジミ 100mmマクロ -2;クリックすると大きな写真になります 8.ミドリシジミ 100mmマクロ -2
枝を歩いている。産卵しているようにも見える。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 ISO1000 ) 露出補正 -0.3段
アカボシゴマダラ;クリックすると大きな写真になります 9.アカボシゴマダラ
ふわふわと大きな白い蝶が飛んできた。アカボシゴマダラの春型だ。ちょっと離れた薄暗いところの梢に止まった。P90は1/250秒のシャッタースピード優先で撮っているが、ISO感度は1600になっていた。さすがに画はざらつく。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
モンシロチョウ;クリックすると大きな写真になります 10.モンシロチョウ
舞岡公園を北門から出て、舞岡ふるさと村の「虹の家」へ向かう途中の民家の植え込みに、モンシロチョウが吸蜜に来ていた。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO189 ) 露出補正 -0.3段
ヒメジャノメ;クリックすると大きな写真になります 11.ヒメジャノメ
舞岡駅への道は小川が流れるプロムナードになっている。水辺でヒメジャノメが開翅していた。ISO感度は500を超えたが、まあまあ、見られる範囲だろうか。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO533 ) 露出補正 -0.3段
ミドリシジミ♀ AB型開翅;クリックすると大きな写真になります 12.ミドリシジミ♀ AB型開翅
舞岡ふるさと村の「虹の家」で行われていた舞岡公園に生息する蝶の写真展を見た後、再び舞岡公園を通って駐車場へ向かう。途中、水車小屋あたりのポイントでミドリシジミのAB型が開翅していた。まず、100mmマクロで撮る。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 ISO1100 ) 露出補正 -0.3段
ミドリシジミ♀ AB型開翅 P90で撮る;クリックすると大きな写真になります 13.ミドリシジミ♀ AB型開翅 P90で撮る
今度はP90で撮った。「2m離れて蝶を撮る」の効果が出ている。問題は画質だ。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO577 ) 露出補正 -0.3段
ミドリシジミ♀ O型;クリックすると大きな写真になります 14.ミドリシジミ♀ O型
これはO型のメスだ。意外とAB型の方が多くて、O型は少ないようだ。上手くピントを合わせることができた。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO681 ) 露出補正 -0.3段
アゲハチョウ;クリックすると大きな写真になります 15.アゲハチョウ
古民家の庭ではアゲハチョウが吸蜜していた。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO493 ) 露出補正 -0.3段
サトキマダラヒカゲ;クリックすると大きな写真になります 16.サトキマダラヒカゲ
大分擦れてしまったサトキマダラヒカゲが電柱に止まった。こういう構図の場合はピントを合わせやすい。午後3時を過ぎてだいぶ暗くなってきた。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO1585 ) 露出補正 -0.3段
ヒカゲチョウ まずP90で;クリックすると大きな写真になります 17.ヒカゲチョウ まずP90で
きれいな個体だった。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
ヒカゲチョウ 100mmマクロで;クリックすると大きな写真になります 18.ヒカゲチョウ 100mmマクロで
次に、蝶に近づいて100mmマクロで撮る。やはり、100mmマクロの方がシャープな画になる。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 ISO1800 ) 露出補正 -0.3段
アジサイ;クリックすると大きな写真になります 19.アジサイ
舞岡公園のアジサイはこのブルーの花が多く、また、きれいだ。曇りの日はしっとりと撮れる。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F2.8 1/250秒 4.6mm ISO235 ) 露出補正 -0.3段

2012年9月 6日

モンキアゲハと空中戦 舞岡公園 8月30日


 11日前の8月19日にも舞岡公園を訪れた。その日もとても暑く、クサギの花は咲き始めていたが、狙っていた黒いアゲハはそこにはいなかった。第2化と第3化の端境期だったのかもしれない。その時は10時頃に公園を歩き始め、暑くて2時間も滞在しなかった。時間的にも昼ごろが良いのかもしれない。蝶にも昼食時間があるのだろうか。
 そこで、この日は家を出るのを遅くして、12時少し前に公園の駐車場に着くようにした。クサギの花が咲く最初のポイントで3頭のモンキアゲハが訪花していた。この日、黒いアゲハはモンキアゲハのほかにクロアゲハとカラスアゲハを目撃した。ナガサキアゲハがクサギの花を訪れているのを見たことがない。
  この日も Nikon D300 に、もう古くなったが SIGMA のAPO70-300mm を付け、ISOは1600にして、絞り優先で、少し解像度が良くなることを期待し、300mmでの開放のF5.6からひと絞り絞ってF6.3に設定した。それでも解像度はイマイチで、眠い画像になるので、Nikon Capture NX2 のアンシャープマスク で少し調整した。

コミスジ;クリックすると大きな写真になります 1.コミスジ
いつものように南門から入り谷戸の方へ下っていくと、コミスジが スィー パタパタ スィー と飛んでいた。この場所ではシーズン中、良くコミスジを見かける。コミスジの道だ。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro F4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1000秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
モンキアゲハ;クリックすると大きな写真になります 2.モンキアゲハ
期待通り、クサギの花にモンキアゲハが来ていた。比較的破損の少ない個体だった。このクサギの木には、入れ替わり立ち替わり、常に2~3頭が舞っていたが、全くいなくなる時もある。モンキアゲハの足は思ったより長い。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro F4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/5000秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
2頭のモンキアゲハ;クリックすると大きな写真になります 3.2頭のモンキアゲハ
クサギの花が満開だ。周囲にはその強い匂いが漂う。モンキアゲハが追いかけごっこをしている。2頭とも♂のようだ。なかなかじっとしていてくれないので、撮るのも空中戦になった。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro F4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/4000秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
花から離れるモンキアゲハ;クリックすると大きな写真になります 4.花から離れるモンキアゲハ
モンキアゲハは止まったかと思うとすぐ移動する。連写しているとこんなシーンが撮れる。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro F4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/3200秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
モンキアゲハ開翅;クリックすると大きな写真になります 5.モンキアゲハ開翅
これは比較的きれいな♂だった。開翅のタイミングで撮れた。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro F4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/640秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
モンキアゲハ飛翔;クリックすると大きな写真になります 6.モンキアゲハ飛翔
花から飛び上がってこちらに翅の表を見せてくれた。今日見られるモンキアゲハはすべてといってよいほど♂が多い。第3化の発生初期なのだろう。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro F4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1600秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
モンキアゲハの吸蜜 -1;クリックすると大きな写真になります 7.モンキアゲハの吸蜜 -1
止まって、翅を休めて吸蜜するのではなく、hovering しながらストローを伸ばしている。じっとしていてくれない。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro F4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/2500秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
モンキアゲハの吸蜜 -2;クリックすると大きな写真になります 8.モンキアゲハの吸蜜 -2
7.と同じ個体である。連写して撮った。長い脚を、身体を支えるためではなく、位置を保つために花に触れているようだ。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro F4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/2500秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
長い脚;クリックすると大きな写真になります 9.長い脚
モンキアゲハだけではないかもしれないが、その脚は伸ばすと意外と長いのだ。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro F4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/4000秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
枯れたヒマワリ;クリックすると大きな写真になります 10.枯れたヒマワリ
11日前の8月19日に舞岡公園を訪れた時には見事に咲いていたヒマワリは、連日の暑さで枯れてしまっていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 +1.0段
実りの秋;クリックすると大きな写真になります 11.実りの秋
瓜久保にあるこどもの田んぼの稲穂は実りの時期に向かい、こうべを下げていた。秋はそこまで来ているのに、この暑さはいつまで続くのだろうか。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/250秒 12.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
ウラギンシジミ;クリックすると大きな写真になります 12.ウラギンシジミ
このウラギンシジミの♂は夏型だろうか、秋型だろうか? 前翅の角の尖りが少なく、どうやら夏型のようだ。300mmは、こういう写真をとる時は、working distance がとれる。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro F4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/2500秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
池の水も干上がりそう;クリックすると大きな写真になります 13.池の水も干上がりそう
瓜久保のかっぱ池の水も干上がりそうだ。住みかを奪われそうな蛙が、干上がりかけた池の底に、心配そうに顔を出した。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro F4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/3200秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段


2012年7月 6日

舞岡公園 6月14日 2/2 いろいろな昆虫たち


 6月14日の舞岡公園は、撮りたい被写体が多くあり、続編となってしまった。この季節は蝶ばかりでなく、いろいろな生き物が命をはぐくむ。ホタル、大きな蛾、リス、はたまた2mほどある蛇にも出会った。写真を撮りに来られている方々の中には、決して、鳥や蝶ばかりではなく、ほかの昆虫や生き物に詳しい方がおられた。

ゲンジホタル;クリックすると大きな写真になります 12.ゲンジホタル
古民家から出てきて、再びミドリシジミのいそうな所へ向かうと、カメラを上に向けて撮られている方がいた。「何ですか?」と伺ってみたところ、ゲンジボタルだと教えていただいた。4月2日に行った二俣川の近くのこども自然公園でもゲンジボタルが発生し、6月の夜は観察会が行われる。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/160秒 ASA400 ) 露出補正 なし
ウラゴマダラシジミ -1;クリックすると大きな写真になります 13.ウラゴマダラシジミ -1
瓜久保の手前の狐久保への入口あたりで、ウラゴマダラシジミが飛んでいた。しばらく様子を見ていると、目の前の葉先に止まってくれた。通りかかったご婦人も、デジカメを取り出す。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/160秒 ISO400 ) 露出補正 なし
ウラゴマダラシジミ -2;クリックすると大きな写真になります 14.ウラゴマダラシジミ -2
13.と同じ個体を同じ位置でG12で撮った。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/160秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
アカボシゴマダラ;クリックすると大きな写真になります 15.アカボシゴマダラ
瓜久保の方へ歩いて行くと、アカボシゴマダラがゆっくりと飛んできて、翅を休めた。この春型は随分と黒いが、後翅の赤いドットは現れていない。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 ISO400 ) 露出補正 なし
シンジュサン 裏面;クリックすると大きな写真になります 16.シンジュサン 裏面
瓜久保をかっぱ池の方へ歩いて行くと、何人かの人が集まって木の枝に向けカメラを構えておられる。オオミドリシジミでもいたのかなと思って行って見ると大きな褐色の蛾が木にぶら下がっている。傍には抜け出た蛹の殻も見られる。「何という蛾ですか」と伺ってみたところ、 シンジュサンといい、なかなか見ることができないそうだ。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/125秒 ISO1100 ) 露出補正 なし
シンジュサン 表;クリックすると大きな写真になります 17.シンジュサン 表
伸びている枝の反対側に回り込んで表側を撮る。逆光だったのでプラス補正したが、それでも不十分で、Capture NX2で補正している。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 ISO400 ) 露出補正 +1.0段
ミズイロオナガシジミ -1;クリックすると大きな写真になります 18.ミズイロオナガシジミ -1
瓜久保から戻り道で、小川に渡された木道にミズイロオナガシジミを見つけた。今季初めてのミズイロオナガだったので嬉しかったが、左前翅が大きく破損していて、旨く飛べないようだった。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/125秒 ISO2200 ) 露出補正 なし
ミズイロオナガシジミ -2;クリックすると大きな写真になります 19.ミズイロオナガシジミ -2
18.と同じ個体をG12で撮った。左前翅が大きく破れているのが解かる。後からここを通る人に踏まれやしないかと心配になった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/60秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
ツマグロヒョウモン -1;クリックすると大きな写真になります 20.ツマグロヒョウモン -1
舞岡公園でも見かけることが少なかったツマグロヒョウモンも多く見られるようになった。この個体、前翅の先の黒い紋に少し、違和感がある。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2500秒 ISO400 ) 露出補正 なし
ツマグロヒョウモン -2;クリックすると大きな写真になります 21.ツマグロヒョウモン -2
ヒメジオンで吸蜜する同じ個体を、森と青空をバックにG12で撮った。翅が透けてしまうと裏表の模様が重なってしまい、決して美しくない。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
キタテハ夏型;クリックすると大きな写真になります 22.キタテハ夏型
秋型とは、色、翅のくびれ方など、随分違う。山地性のシータテハもそうだが、秋型の方が精悍な感じがして、一般的に夏型より好まれる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ベニシジミ;クリックすると大きな写真になります 23.ベニシジミ
ベニシジミが黒くなった。この蝶は年5~6回発生すると言われていて、夏に生まれる成虫、特に♂は前翅の橙色が退いて黒くなるものが多い。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 なし
リス;クリックすると大きな写真になります 24.リス
これは台湾リスだろうか? すぐそばまで来る。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 なし
紫陽花;クリックすると大きな写真になります 25.紫陽花
紫陽花がきれいな季節になった。公園のあちらこちらで、赤紫、青、白などの紫陽花の花が咲いている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/320秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -1.0段
サトキマダラヒカゲ;クリックすると大きな写真になります 26.サトキマダラヒカゲ
サトキマダラヒカゲが多くなった。まだ、発生初期なのか、きれいな個体が多い。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/100秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 +0.7段


2011年7月 9日

PowerShot G12 のテスト 舞岡公園 6月30日


 また、新しいコンデジを買ってしまった。ここのところ PowerShot A640 のバリアングル・モニターを使って撮ってきたが、まあまあの結果であった。そうするうちに欲が出て、もう少し広角端の焦点距離が短く、機能が良いのは無いかと思うようになり、ついに PowerShot G12 を新規購入してしまった。
 Coolpix P90 も保持しているのだが、AFがいまいち合わせ難いのと、ポケットに入らない大きさが難点だった。G12 は A640 よりは大きいがなんとかベストのポケットに入る。
 というわけで G12 の試し撮りを兼ねて舞岡公園へ行ってきた。やはり蝶の数は少なかった。しかし、今年初めて舞岡公園でツマグロヒョウモンの♂を目撃した。とても小さな個体だったのが気になる。

Canon PowerShot G12 1.Canon PowerShot G12
新規購入したCanon PowerShot G12。昔、Olympus E10 で使おうと購入してあったハンドストラップを付けた。このハンドストラップを手の平に通して持ち歩くと、ハンドストラップに手を通したままシャッターボタンを押せる。また、首にぶら下げたD300で撮るときも、G12を手の平に通したままぶら下げ、D300のファインダーをのぞきシャッターを切ることもできる。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (F4.5 1/60秒 11mm ISOオート) 露出補正 -0.3段
内蔵ストロボ発光
ベニシジミ 2.ベニシジミ -1
もちろんマクロに設定して撮る。ピントは合わせやすい。広角端の開放絞り値はF2.8だが、プログラムオートではF4になった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/250秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 -1.0段
ベニシジミ;クリックすると大きな写真になります 3.ベニシジミ -2
ベニシジミの第二化が多く見られるようになった。台湾の陽明山で撮ったウラフチベニシジミも普通種だが、このベニシジミも普通種ではあるものの、他のシジミでは見られない色彩の持ち主でなかなか美しい蝶である。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/320秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 -1.0段
アゲハチョウ♀;クリックすると大きな写真になります 4.アゲハチョウ♀
カラタチの植え込みがある所でその若い芽にアゲハチョウが産卵していた。この母蝶も今年の第一化の♀が産み付けた卵から成虫になった第二化である。これはD300のマクロレンズで撮った。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/2500秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
キマダラセセリ;クリックすると大きな写真になります 5.キマダラセセリ
キマダラセセリが多くなった。なかなか美しいセセリチョウである。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
トラノオで吸蜜するキマダラセセリ;クリックすると大きな写真になります 6.トラノオで吸蜜するキマダラセセリ
舞岡公園でも白いトラノオが咲き始めた。蝶が好きな花である。さっそくキマダラセセリ♂が表翅を見せて吸蜜していた。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/500秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
ムラサキツバメ♀;クリックすると大きな写真になります 7.ムラサキツバメ♀
古民家のあたりで不意に飛びだした。はじめはなんだか分からず、ミドリシジミの♀かと思った。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/1600秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
適正露出と露出補正;クリックすると大きな写真になります 8.適正露出と露出補正(1)
G12の露出補正はダイアルでできる。モニターを見ながら設定するより楽だ。この写真のような白い紫陽花の花を撮るにはどう露出補正すればよいのか試してみた。評価測光で補正なしから、-0.3、-0.7、-1.0 で撮った。如何だろうか。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
上左:プログラムオートで撮影 (F4 1/100秒 6.1mm ISOオート) 露出補正 なし
上右:プログラムオートで撮影 (F4 1/125秒 6.1mm ISOオート) 露出補正 -0.3段
下左:プログラムオートで撮影 (F4 1/160秒 6.1mm ISOオート) 露出補正 -0.7段
下右:プログラムオートで撮影 (F4 1/200秒 6.1mm ISOオート) 露出補正 -1.0段
適正露出と露出補正 9.適正露出と露出補正(2)
次に古民家の部屋越しに見える庭の緑を撮った。評価測光の露出補正なしでは、庭の緑が飛んでしまう。(下左)-2.0 にすると庭の緑はほぼ適正露出になるが部屋の詳細がでない。(下右)は-2.0で撮影したのを Nikon Capture NX2 でDライティング処理した。このような場合は、-2.0 の露出補正をしても良いと思う。白飛びしていなければレタッチもしやすい。(上右)のカットではシャッタースピードが1/500秒になってしまっていた。ISO感度がオートで上がってしまったのだろう。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
上左:プログラムオートで撮影 (F3.5 1/80秒 13.8mm ISOオート) 露出補正 なし
上右:プログラムオートで撮影 (F3.5 1/500秒 13.8mm ISOオート) 露出補正 -1.0段
下左:プログラムオートで撮影 (F4 1/200秒 13.8mm ISOオート) 露出補正 -2.0段
下右:プログラムオートで撮影 (F4 1/200秒 13.8mm ISOオート) 露出補正 -2.0段 Dライティング