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2024年5月27日

陽春の小石川植物園 ④ ツマキチョウは発生初期 2024年4月11日 東京都文京区小石川

その後もツマキチョウを狙って撮影チャンスを待つが、発生初期であり、個体数は少なかった。♀は全く見られなかった。
 シジミバナに止まり、夢中で吸蜜を始めた1頭を、カメラの位置を変えて撮影した。その個体がこの日の最後のモデルとなった。
 この日も、手振れ防止のため、シャッタースピード優先で1/2000秒で撮ったが、ISOは1000を超えることもあった。フィルムカメラで撮っていた頃、フィルムのISO感度は1/800秒くらいが最高であり、しかも粒子の粗さを感じたが、最近のデジタルカメラの感度はカメラによっては、ISO51,200あるいはそれ以上も可能である。この日使用したSONYのRX10M4では、シャッタースピード優先に設定にし、シャッタースピードを1/2000秒にしてISOをAUTOにすると、レンズを開放、ISO3,200までは撮れる。
 2時半に小石川植物園を退出した。都営地下鉄三田線の白山駅まで15分ほど歩く。何も食べていないので、前にも同じような時間に二回ほど寄ったことがある蕎麦屋に入り、天ざるとビールを注文した。

000_240411327 X700 ◎小石川植物園 ツマキチョウ シジミバナ RX10M4.jpg
シジミバナで吸蜜するツマキチョウ 2024年4月11日 文京区白山小石川植物園

056_240411305t X900 〇小石川植物園 ツマキチョウ RX10M4.jpg 56.シジミバナ(蜆花)で吸蜜するツマキチョウ -1
ツマキチョウがユキヤナギに訪花したのかと思った。ユキヤナギでチョウが吸蜜するのを見たことがないので、不審に思い、帰宅後PictureThisなどで調べて見たら、どうやらシジミバナというバラ科シモツケ属の落葉低木らしい。春に同属のユキヤナギより遅れて花が咲くそうだ。この樹もまだ、ほんの咲き始めだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 46mm ISO1000 )
057_240411310 X900 ◎小石川植物園 ツマキチョウ シジミバナ RX10M4.jpg 57.シジミバナで吸蜜するツマキチョウ -2
落ち着いて吸蜜を始めた。望遠端で撮る。裏面の唐草模様も粋である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO1000 )
058_240411316 X900 ◎小石川植物園 ツマキチョウ シジミバナ RX10M4.jpg 58.シジミバナで吸蜜するツマキチョウ -3
少し右へまわりながら撮っていく。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO1000 )
059_240411318 X900 ◎小石川植物園 ツマキチョウ シジミバナ RX10M4.jpg 59.シジミバナで吸蜜するツマキチョウ -4
翅表が見えるようにさらに右へまわると同時に、二歩前に出て近づく。落ち着いてくれている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO800 )
060_240411339 X900 ◎小石川植物園 ツマキチョウ シジミバナ RX10M4.jpg 60.シジミバナで吸蜜するツマキチョウ -5
さらに右へまわったら、やっと右の翅表の全体が入った。さらに近寄って、220mmで撮ったのが、トップの写真。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 19mm ISO400 )
061_240411347t X900 ◎小石川植物園 ニリンソウ RX10M4.jpg 61.ニリンソウ(二輪草)
さて、ツマキチョウの写真も撮れたので、目的を達した。入園した正門へ戻る。臨床にはニリンソウの白い花が群落となって咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO200 )
062_240411353m X900 〇小石川植物園 オオヤマツツジ 飛鳥川 RX10M4.jpg 62.オオヤマツツジ(大山躑躅)
オオヤマツツジの種名札が架けられたツツジが咲いていた。「小石川植物園の樹木」というサイトによれば、オオヤマツツジの名は、過去にはヤマツツジ の地方変種と考えられていた事に由来する。植物園の名札や朝日百科「植物の世界」では 、独立した種としている。 違いはヤマツツジの雄しべが通常5本なのに対して、6-10 本なのだそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 34mm ISO800 )
063_240411354m X900 〇小石川植物園 オオアマナ RX10M4.jpg 63.オオアマナ(大甘菜)
wikipediaによれば、オオアマナは欧州からアジア南西部が原産の多年草で、日本には観賞用植物として明治末期に渡来した。白い鱗茎を持ち、分球により盛んに繁殖する。耐寒性があり、性質は丈夫。しばしば逸出し、野生化している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO1250 )

2024年5月24日

陽春の小石川植物園 ③ ツマキチョウを撮影 2024年4月11日 東京都文京区小石川

アブラナの花が咲いているところへ行くと、白い小型のチョウがたくさん飛んでいる。しかし、そのほとんどはモンシロチョウである。6~7頭が絡み合って飛んでいることもある。ツマキチョウとモンシロチョウは、色や、大きさでは区別しにくい。ただ、飛び方が違う。ツマキチョウの方がより小刻みに、翅を動かし滑空するように飛ぶ。そういう飛び方をする白い小型のチョウがいると、目を凝らして追い、確認する。アブラナの花か何かに止まるのを待つ。敏捷に飛ぶので空中でカメラで捉えるのは難しい。
 見られるチョウの種類は少ないので、ベニシジミも貴重である。春型のベニシジミは前翅のオレンジ色が鮮やかであり、1997年発行の通常切手の図案にもなっている。

000_240411206 X700 ◎小石川植物園 RX10M4.jpg
オレンジ色が鮮やかなベニシジミ春型 2024年4月11日 小石川植物園

042_240411218t X900 ◎小石川植物園 ヒメオドリコソウ RX10M4.jpg 42.モンシロチョウ ♂ -1
午後1時を過ぎた。再び日本庭園に向かって歩き始める。路傍に咲くヒメオドリコソウでモンシロチョウが吸蜜していた。このモンシロチョウの♂も前翅中央部の黒斑がほとんど見えない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 132mm ISO320 )
043_240411221 X900 ◎小石川植物園 RX10M4.jpg 43.モンシロチョウ ♀ 産卵
モンシロチョウがアブラナに産卵していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 132mm ISO640 )
044_240411213tm X900 ◎小石川植物園 RX10M4.jpg 44.ベニシジミ
トップの写真と同じ個体である。今春、始めて見るが羽化したてのようで新鮮だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO500 )
045_240411227 X900 ◎小石川植物園 セイヨウタンポポ RX10M4.jpg 45.モンシロチョウ ♂ -2
セイヨウタンポポの花で吸蜜するモンシロチョウ♂

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 168mm ISO400 )
046_240411229t X90 ◎小石川植物園 RX10M4.jpg 46.モンシロチョウ ♂ -3
前の写真と同じ個体。トリミングしている。前翅中央部の黒斑は裏面の方がはっきりしているようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 168mm ISO400 )
047_240411230 X900 ◎小石川植物園 RX10M4.jpg 47.モンシロチョウ ♂ -4
アブラナの花で吸蜜。後ろに咲くアブラナが綺麗にぼけてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 215mm ISO640 )
048_240411234 X900 ◎小石川植物園 RX10M4.jpg 48.モンシロチョウ ♂ -5
近づいてきた仲間も♂のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 215mm ISO640 )
049_240411237 X900 ◎小石川植物園 RX10M4.jpg 49.モンシロチョウ ♂ -6
この2頭の♂は、前翅中央部の黒斑が鮮明だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 215mm ISO500 )
050_240411247 X900 ◎小石川植物園 RX10M4.jpg 50.モンシロチョウ群飛
右下に♀が1頭いる。その周りを♂が飛ぶ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO400 )
051_240411255 X900 ◎小石川植物園 ツマキチョウ RX10M4.jpg 51.ツマキチョウ ♂ 登場
ツマキチョウが飛んでいるのを確認出来てはいたが、なかなか撮影チャンスがなかった。ようやくアブラナの花に止まってくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO640 )
052_240411262tm X900 ◎小石川植物園 ツマキチョウ RX10M4.jpg 52.ツマキチョウ ♂ -1
午後になってツマキチョウが飛び始めた。気温が上がったからだろうか。午前中は見つけても決して花に止まって吸蜜はしなかったが、花にも止まるようになった。どの個体も新鮮である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO640 )
053_240411270 X900 ◎小石川植物園 ツマキチョウ RX10M4.jpg 53.ツマキチョウ ♂ -2
可憐なチョウである。このチョウも立派な春の妖精(Spring ephemeral)である。ギフチョウなどと同じように年1回春先に生まれてくる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO320 )
054_240411295 X900 ▲小石川植物園 RX10M4.jpg 54.群れ飛ぶモンシロチョウ -1
ショカツサイの紫色の花の周りで、6~7頭のモンシロチョウが群れていた。この中に1頭♀がいるに違いない。この中にツマキチョウが混ざることがない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 25mm ISO640 )
055_240411299tm X900 ◎小石川植物園 RX10M4.jpg 55.群れ飛ぶモンシロチョウ -2
前の写真と同じ群れである。思った通り、左下に♀がいる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 37mm ISO400 )

2024年5月 8日

桜さがし その後 ① 2024年4月4日 横浜市保土ヶ谷区

私が住んでいるエリアの桜はどうなったかと桜さがしに出かけたのは先月31日だった。それから4日後、どんよりした曇り空の日だったが、その後少しは咲き進んだかと気になって、昼食前のほんの僅かの時間だったが、特に気になっていた小学校の傍の小さな公園へ、樹齢約60歳のソメイヨシノの古木の様子を見に行ってきた。
 咲き始めていた。三分咲きというところだろう。
 Wikipediaによると、ソメイヨシノ(染井吉野)は、母をエドヒガン、父を日本固有種のオオシマザクラの雑種とする自然交雑もしくは人為的な交配で生まれた日本産の栽培品種のサクラ。遺伝子研究の結果、ソメイヨシノは、エドヒガンとオオシマザクラの雑種が交雑してできた単一の樹を始源とする栽培品種のクローンであることが、1995年に明らかにされた。」と記されていた。

000_240404056 X900 ◎峰岡公園 ソメイヨシノ樹齢60年 RX10M4.jpg
小さな公園の樹齢約60年のソメイヨシノ 2024年4月4日 横浜市保土ヶ谷区

001_240404004 X900 峯小学校 RX10M4.jpg 1.小学校のソメイヨシノ 東門 -1
まず、近序の小学校に咲くソメイヨシノを見に行った。門に続く塀の中にソメイヨシノが3本植えられている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 214mm ISO400 )
002_240404008t X900 峯小学校 RX10M4.jpg 2.小学校のソメイヨシノ 東門 -2
ここは日当たりが良い。八分咲きというとこだろう。きれいだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixelsbr
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 217mm ISO400 )
003_240404013 X900 峯小学校 学校裏ヤマザクラ RX10M4.jpg 3.小学校の裏手に咲くヤマザクラ
東門から塀に沿って反時計回りに歩いて小さな公園へ向かう途中、小学校の北側裏手に1本のヤマザクラが咲いていた。葉が先に出て白い花が同時に咲いている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO400 )
001_240404004 X900 峯小学校 RX10M4.jpg 4.小さな公園の樹齢約60年のソメイヨシノ -1br まっすぐ進んで小さ果公園に入る。ソメイヨシノの古木の裂けているところが痛々しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixelsbr シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 38mm ISO1000 )
005_240404015 X900 峰岡公園 ソメイヨシノ樹齢60年 RX10M4.jpg 5.小さな公園の樹齢約60年のソメイヨシノ -2br あまり密には咲いていないが、三分咲きというところだろうか。日当たりが良くない。wikipediaによれば、「ソメイヨシノはクローンであるため、全ての株が同一に近い特性を持ち、病気や環境の変化に負ける場合には、多くの株が同じような影響を受け、植樹された時期が同時期ならば、同時期に樹勢の衰えを迎えると考えられている。」と記されていた。また、「一般的にソメイヨシノは植えてから20年から30年後に花付きの最盛期を迎え、その後は徐々に衰えていく傾向がある。21世紀に入り樹勢の衰えが目立つようになったため、戦後に大量に植えられた本種の寿命が到来しつつあると危惧されており、ソメイヨシノ60年寿命説が唱えられることもある。」とあった。この樹もそろそろ寿命なのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 31mm ISO640 )
006_240404019 X900 峰岡公園 ソメイヨシノ樹齢60年 RX10M4.jpg 6.小さな公園の樹齢約60年のソメイヨシノ -3br 垂れ下がった細い枝に10輪以上の花が咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixelsbr シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 180mm ISO1250 )
007_240404027 X900 〇峰岡公園 ソメイヨシノ樹齢60年 RX10M4.jpg 7.小さな公園の樹齢約60年のソメイヨシノ -4
垂れ下がった2本の細い枝の先に咲く花を撮った。瑞々しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 65mm ISO1250 )
008_240404066m X900 〇峰岡公園 ソメイヨシノ樹齢60年 RX10M4.jpg 8.小さな公園の樹齢約60年のソメイヨシノ -5
前の写真の右側の細い枝に咲く房である。望遠で撮ると背景が綺麗にぼけてくれる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 215mm ISO1000 )
009_240404031 X900 峰岡公園 ソメイヨシノ樹齢60年 RX10M4.jpg 9.小さな公園の樹齢約60年のソメイヨシノ -6
太い黒い幹とソメイヨシノソの花の色は淡い。 しかし、咲き始めは最も色が淡く白く見え、次第にピンク色が濃くなり、散る直前が最も色濃く見えるようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 140mm ISO1000 )
010_240404035 X900 〇峰岡公園 チュリップの花壇 RX10M4.jpg 10.小さな公園の花壇
小さな公園の小さな花壇には、昨秋はセンニチコウやヒャクニチソウが咲き、クロマダラソテツシジミやツマグロヒョウモンの撮影を楽しませてもらった。その後、植え替えられ春先には菜の花が咲いていた。今はチューリップが咲いているが、チューリップにはチョウが来ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 84mm ISO400 )
011_240404039 峰岡公園 ソメイヨシノ樹齢60年 RX10M4.jpg 11.小さな公園の樹齢約60年のソメイヨシノ -7
細い枝の枝先からだけではなく枝の途中から花柄が出て花を咲かせている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 117mm ISO640 )
012_240404040 X900 峰岡公園 ソメイヨシノ樹齢60年 RX10M4.jpg 12.小さな公園の樹齢約60年のソメイヨシノ -8
ここは日当たりも良くないが、花は咲き始めで、幹の黒さとのコントラストがあざやかだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 136mm ISO1000 )
013_240404044 X900 〇峰岡公園 ソメイヨシノ樹齢60年 RX10M4.jpg 13.小さな公園の樹齢約60年のソメイヨシノ -9 「胴吹き桜」
この古木にも「胴吹き桜」が咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 117mm ISO3200 )
014_240404056 X900 ◎峰岡公園 ソメイヨシノ樹齢60年 RX10M4.jpg 14.小さな公園の樹齢約60年のソメイヨシノ -10
少し日当たりの良い枝では、より多くの花が咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 125mm ISO500
015_240404091 X900 〇峯小学校正門 RX10M4.jpg 15.小学校正門の桜
ソメイヨシノの樹があるところから校庭に沿って歩くと南に面して小学校の正門がある。そこにもソメイヨシノが1本ある。この時はまだあまり咲いていなかったので、入学式の日まで咲いていると思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/2000秒 16mm ISO100

2024年5月 3日

桜さがし 2024年3月31日 横浜市保土ヶ谷区

3月13日の日本気象協会による東京のサクラの開花予想は、3月21日開花、28日満開ということだった。しかし、3月は15日までに15℃を越えた日はほとんどなく、20度に達した日は全くなかった。ようやく16日、17日に20℃を越えたが、またそのあと肌寒い日が続き、やっと、29日、30日、31日と20℃を越えた。東京のサクラ開花予報は3月24日に延ばされた。しかし、靖国神社のソメイヨシノ標本木はなかなか開花しない。そして気象庁により開花が宣言されたのは29日だった。
 3月31日、横浜は27℃近くまで上がり、汗ばむほどの日になった。
 私の住む近くには、数か所桜が咲くところがある。小学校の傍の公園、水道道沿いの桜並木。それと帷子川河畔の帷子川公園の遊歩道、帷子川の向こう側の横浜ビジネスパーク付近だ。この日は、桜を探しにそのあたりを歩いてみた。
 約600種あるというサクラの品種はとてもとても素人の私には同定できない。

000_240331061 X700 ◎帷子川河畔 ヤマザクラ RX10M4.jpg
帷子川河畔のヤマザクラ? 2024年3月31日 横浜市保土ヶ谷区

001_240331003 X900 峰岡公園 コヒガンorカンヒザクラ RX10M4.jpg 1.自宅近くの公園 -1
まずは、自宅の近所にある公園に行ってみた。ここは昨年秋にクロマダラソテツシジミを撮ったところだ。年配の方々が、グランド・ゴルフを楽しむそのグランドのわきに、1本の小さなサクラの樹が花を咲かせていた。コヒガン系の早咲き桜だと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 140mm ISO125 )
002_240331015 X900 〇三井マンション前 RX10M4.jpg 2.水道道沿いの桜並木 -1
水道道というのは国道16号と帷子川の間を通る道だ。横浜には水道道と呼ばれる道が3本あるらしい。写真は横浜の方向を見ているが、この先左側に一昨年新装開店したAEONがある。左側は高層集合住宅で、この並木はその建設の際に造られたものと思われる。桜はまだ3分咲きにもならない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 31mm ISO400 )
003_240331008 X900 三井マンション前 RX10M4.jpg 3.水道道沿いの桜並木 -2br 花はソメイヨシノだと思うが、日当たりの良いところでは、三分咲きというところか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO250 )
004_240331010 X900 〇三井マンション前 RX10M4.jpg 4.水道道沿いの桜並木 -3 「胴吹き桜」
よく写真のように樹の幹から芽が出て花を咲かせていることがある。「胴吹き桜」というのだそうだ。調べてみたが、わかりやすく解説してくれている資料はなかなかない。老木に多いが、木にエネルギーが不足してくると急いで葉を増やそうとして幹の途中から芽を出すとの解説もあった。「胴吹き桜」はよく見かける光景で、ついつい写真を撮りたくなる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixel
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 120mm ISO1000 )
005_240331022 X900 〇帷子川河畔 RX10M4.jpg 5.帷子川河畔の桜と鯉のぼり
これは帷子川の右岸にある桜の樹。葉が先に出てきていて、花は数輪咲き始めていた。オオシマザクラだろうか。明日から4月だが、早くも鯉のぼりが帷子川を泳ぐ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 23mm ISO250 )
006_240331025 X900 ◎ 帷子川河畔  RX10M4.jpg 6.オオシマザクラ? -1
前の写真と同じ樹。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 54mm ISO320 )
007_240331032 X900 ◎帷子川河畔 RX10M4.jpg 7.ヤマザクラ?
特徴からしてヤマザクラだと思うが。wikipediaによれば、ヤマザクラは日本固有の品種で、日本に自生する10もしくは11種あるサクラ属の基本野生種の一つ。花期は3月下旬から4月中旬である。花は赤味を帯びた新芽の芽吹きと同時に開花する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 81mm ISO200 )
008_240331036 X900 ◎帷子川河畔 RX10M4.jpg
8.オオシマザクラ? -2
見たところこの樹はかなり古いと思う。葉は出てきているが花はほとんど咲いていない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/2000秒 16mm ISO250 )
009_240331041 X900 ◎帷子川河畔 RX10M4.jpg 9.帷子川公園の桜並木
川沿いに植えられているサクラの樹はソメイヨシノである。道路の右側は集合住宅の敷地になるがそこにはオオシマザクラなど古い樹が多い。ソメイヨシノはほんの僅か、咲き始めていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/2000秒 15mm ISO250 )
010_240331051 X900 ◎帷子川河畔 RX10M4.jpg 10.八重咲の白い花 モモ
純白の八重の花が咲いていた。葉はほとんど出ていない。3mくらいの高さの樹だが枝はまっすぐ上に延びていた。この写真をPictureThisで検索してみると、ソメイヨシノという結果が返ってくるが、明らかにそんなことはない。これはモモの花であろう。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 113mm ISO160 )
011_240331054 X900 ◎帷子川河畔 RX10M4.jpg 11.八分咲きのヤマザクラ? -1
帷子川は二級河川で、ここから横浜港まで5km弱の距離だ。下流に向かってカメラを向けているが、右のソメイヨシノ並木はほとんど咲いていない。左側から八分咲きほどの花をつけたヤマザクラ?の枝が道路にかかっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/2000秒 13mm ISO200 )
012_240331070 X900 ◎帷子川河畔 ヤマザクラ RX10M4.jpg 12.八分咲きのヤマザクラ? -2
道に掛っていた白い花に近寄って、青空をバックに撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 160mm ISO110 )
013_240331073 X900 ◎帷子川河畔 RX10M4.jpg 13.八分咲きのヤマザクラ? -3
今日の帷子川の花見はこのヤマザクラ?だけだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 26mm ISO150 )
014_240331075 X900 ◎帷子川河畔 シドミとサクラと鯉のぼりRX10M4.jpg 14.モモとサクラと鯉のぼり
右手に咲く赤い花は何だろうと思って、撮った写真をPicuteThisで検索したら、最初シドミ(ボケ)と見立てられた。しかし、写真を拡大して見たが、花に黄色い蕊が見られないので疑問に思い、再度、検索したところモモという結果だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 25mm ISO400 )
015_240331091 X900 ◎帷子川河畔 サクラと鯉のぼり RX10M4.jpg 15.サクラと鯉のぼり -1
数輪しか咲いていないサクラ(オオシマザクラ?)だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/2000秒 14mm ISO400 )
016_240331093 X900 ◎帷子川河畔 サクラと鯉のぼり RX10M4.jpg 16.サクラと鯉のぼり -2
この桜は少し咲き始めていた。葉が先に出ている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 14mm ISO100 )
017_240331105 X900 〇帷子川河畔 鯉のぼり RX10M4.jpg 17.帷子川上空を泳ぐ鯉のぼり
帷子川の右岸にある集合住宅から幾筋ものロープが渡され、鯉が風に身を任せていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels

シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 21mm ISO160 )
018_240331110 X900 YBPの桜 RX10M4.jpg 18.横浜ビジネスパーク付近のサクラ -1
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/2000秒 19mm ISO200 )
019_240331115  X900 ◎YBPの桜 RX10M4.jpg 19.横浜ビジネスパーク付近のサクラ -2
ところどころ花をつけている枝がある。この並木は咲くとなかなかきれいなのだが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 87mm ISO200 )
020_240331119 X900 〇YBPの桜 RX10M4.jpg 20.横浜ビジネスパーク付近のサクラ -3
ここにも「胴吹き桜」が咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 27mm ISO200 )
021_240331124 X900 YBPの中 プラタナスの実 RX10M4.jpg 21.プラタナスの実
横浜ビジネスパークの中に入る。なかにはサクラの樹はない。秋に美しく紅葉して見せてくれたプラタナスの実が石畳の上に落ちていた。


SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.5 1/2000秒 9mm ISO100 )
022_240331125 X900 YBPの中 YBPの前の公園 RX10M4.jpg 22.小さな公園
横浜ビジネスパークの北西側に道路を隔てて神戸町第二公園という小さな公園がある。そこに赤い花、白い花、そして紅白絞りの花が咲いている一本のハナモモの木があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 102mm ISO250 )
023_240331138 X900 ◎YBPの前の公園 ヨコハマヒザクラ RX10M4.jpg 23.ヨコハマヒザクラ(横浜緋桜) -1
2,3日前に、TVで本牧山頂公園に咲くヨコハマヒザクラが紹介されていた。wikipediaによれば、ヨコハマヒザクラは、サクラの園芸品種の一つである。1972年(昭和47年)頃、神奈川県横浜市港北区在住の園芸家により、カンヒザクラと、オオシマザクラとタカネザクラの交雑種のケンロクエンクマガイ(兼六園熊谷)とを交配して作られたそうだ。カンヒザクラの特徴的な緋色(スカーレット)と、ケンロクエンクマガイの花形の良さを兼ね備える。品種名は出生地である横浜と、花の色の特徴である緋色から名づけられた。この園芸家は昭和30年代後半からサクラの交配を始めた。交配を始めてから花を付けるまで5年から10年の期間を要する。試作を重ねるうち、数学的思考で交配のバランスを考えることに到り、ヨコハマヒザクラはその成果である。1996年(平成8年)4月には、横浜公園開園120周年を記念して同園内に植樹され、1997年11月12日には中区の区制70周年を記念して本牧山頂公園に原木が寄贈されている。一重の平開咲。やや下向きの大輪の花を付ける。葉の形が倒卵状楕円形であること、花序の形状が散房状であること、花弁が楕円形であること、花が紫ピンクの大輪の花であることなどからカンヒザクラと区別できる。そして、葉が出る前に花が咲く。ヒヨドリが蜜を吸いに来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 101mm ISO250 )
024_240331142 X900 ◎YBPの前の公園 ヨコハマヒザクラ RX10M4.jpg 24.ヨコハマヒザクラ -2br この樹は早咲きである。既に花弁が落ちている花もある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 172mm ISO400 )
025_240331145m X900 〇YBPの前の公園 メジロ ヨコハマヒザクラ RX10M4.jpg 25.ヨコハマヒザクラ -3
メジロもやってきた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 160mm ISO500 )
026_240331178 X900 峰岡公園 ソメイヨシノ60歳 RX10M4.jpg 26.自宅近くの公園 -2
この日の桜さがしの収穫は、早咲きのヤマザクラ?と、最後に見たヨコハマヒザクラだった。帰路にもう一度いつもの自宅近くの公園によって、ソメイヨシノの老木を見る。この樹は樹齢60年ほどだそうだ。ソメイヨシノとしては高齢である。太い幹がほじくられたように割れて、ひびが入っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 90mm ISO1000 )
027_240331180 X900 峰岡公園 ソメイヨシノ60歳 RX10M4.jpg 27.自宅近くの公園 -3 「胴吹き桜」
このソメイヨシノの老木にも、「胴吹き桜」が咲いていた。生きようとする力なのか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒110mm ISO1600 )

2024年4月 9日

春遅々と 近所の桜は 2024年3月18日 横浜市保土ヶ谷区

「春よ来い、早く来い」と口ずさみたくなるような日が続いている。3月5日から15日くらいまでの10日間は、毎日の最高気温は15℃に届かなかった。やっと前日の3月17日には21℃となったので、桜の蕾はどうなのかと思い、近所を歩いてみた。
 早咲きの桜がちらほら咲いていたが、ソメイヨシノの蕾はまだまだ硬い。予報では、まだこれから寒の戻りがあるという。今年の靖国神社の桜標本木の開花日は何時になるのだろうか。桜もさることながらギフチョウやツマキチョウといったスプリング・エフェメラルたちはいつ生まれてくるのだろうか? 気がもめる。

000_240318033m X700 ◎帷子川畔 護岸工事 G7X.jpg
二級河川帷子川の護岸工事 2024年3月18日 横浜市保土ヶ谷区

001_240318002 X900 帷子川畔 桜並木 G7X.jpg 1.帷子川の桜並木
まず、桜並木のある帷子川沿いの遊歩道を歩いてみた。昨年秋には桜としては珍しくきれいに紅葉していたところだ。だが、桜の花は全く咲いていなかった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 9mm ISO250 )
002_240318007 X900 帷子川畔 オオキバナカタバミ G7X.jpg 2.オオキバナカタバミ(大黄花片喰)の蕾
鮮やかな黄色い蕾が今にも開きそうになっている。ピンク色の花を咲かせるムラサキカタバミや、イモカタバミと同じように幅1.5~2cmのハート形の3っの小さな葉が円形につくカタバミ属特有の三出複葉である。このオオキバナカタバミは、葉の表面に紫褐色の小斑点を不規則に生じ、この特徴によって花のない時期でも他のカタバミの仲間とは容易に識別できるそうだ。カタバミはヤマトシジミの食草であり、カタバミさえ生えていればどこにでもいると言われる。しかし、wikipediaによれば、外来種であるムラサキカタバミや、イモカタバミでは育たないとある。オオキバナカタバミも南アフリカ原産の帰化種というが、オオキバナカタバミがヤマトシジミの食草になり得るかはわからなかった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 37mm ISO160 )
003_240318008 X900 帷子川畔 オオキバナカタバミ G7X.jpg 3.開花したオオキバナカタバミ(大黄花片喰)
カタバミもこのオオキバナカタバミも、同じ黄色い花を咲かせるが、カタバミの花は花径が0.8〜1 cmなのに対し、オオキバナカタバミの花径は3~4cmと大きい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 37mm ISO160 )
004_240318016 X900 帷子川畔 護岸工事 G7X.jpg 4.親水護岸の工事 -1
帷子川の柳橋と常盤橋の間に水の傍まで行けるように整備されたところがある。私が星川に住むようになった20年前にはもう完成されていたと記憶している。親水護岸とは、護岸としての機能を持ちつつ、水辺で人々が楽しめるように配慮された護岸のことと説明されている。休みの日などには、釣りをする人もいた。この辺りの帷子川の岸はコンクリート造りの岩壁になっていて、川面に近づけるのはこの親水護岸のところだけだった。ところが、この日常盤橋から柳橋へと帷子川の河畔を歩いてくると写真のような工事が始まっていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 9mm ISO160 )
005_240318022 X900 〇帷子川畔 護岸工事 G7X.jpg 5.親水護岸の工事 -2
傍に行ってみると、工事の説明版はあったが、護岸工事としか記されていなかった。何のための護岸工事なのかを知りたかったので、神奈川県のホームページを見たところ、二級河川 帷子川 河川改修事業の(広域河川改修事業)および(地震高潮対策事業)というのがあった。ただ市民に分かるような解説は見つからなかった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 37mm ISO250 )
006_240318026 X900 〇帷子川畔 護岸工事 G7X.jpg 6.コブシ(辛夷) -1
大きな白い花が咲いていた。wikipediaによれば、コブシはモクレン科モクレン属に属する落葉高木の1種である。和名「コブシ」の由来については、諸説あるそうで、つぼみの形を握りこぶしに見立てたとする説、つぼみが開花する様子を握りこぶしが開く様子に見立てたとする説、でこぼこした果実(集合果)の形を握りこぶしに見立てたとする説などがあるそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/1250秒 11mm ISO250 )
007_240318034 X900 〇峰岡公園 早咲き桜(コヒガン) G7X.jpg 7.近所の公園に咲く早咲き桜
帰りに近所の公園に寄ってみた。3mほどの高さの小さな木に桜の花が咲いていた。エドヒガン(江戸彼岸)だと思う。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 9mm ISO200 )
008_240318039 X900 〇峰岡公園 ヒメコブシ G7X.jpg 8.コブシ -2
遠くから見るとサクラと見紛うような白い花が咲いていた。これもコブシのようだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 37mm ISO125 )
009_240318043m X900 峰岡公園 ソメイヨシノ蕾 G7X.jpg 9.ソメイヨシノ(染井吉野)の蕾
近所の公園にソメイヨシノの古木がある。この木は昨年10月26日に見たときに、5~6輪の花を咲かせていた。狂い咲きである。そのころは暖かい日が続いていたので、春と間違えて咲いたのかなと思っていた。それで、咲くべき時に咲いてくれるのかどうかと気にしていたが、蕾はしっかり付いていた。だが、まだまだ蕾は堅かった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO250 )

2024年3月29日

初夏のような保土ヶ谷公園 ② チョウも飛び出す 2024年2月20日 横浜市保土ヶ谷区

今年の保土ヶ谷公園梅まつりは、この週の土曜日、2月24日に開催された。この暖かさで梅も満開になることだろう。河津桜はすでにほぼ満開であった。
 越冬中だったキタテハ、キタキチョウが飛んでいた。

000_240220159 X900 ◎河津桜 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
河津桜と子供たち 2024年2月20日 県立保土ヶ谷公園

022_240220093 X900 ◎ヒヨドリ 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 22.ヒヨドリ -1
ヒヨドリも梅の花の蜜を吸いに来ていた。ヒヨドリはムクドリと同じように日本では多く、ごく普通に見られる。wikipediaによれば、日本、サハリン、朝鮮半島南部、台湾、中国南部、フィリピンの北部(ルソン島)に分布するというが、そこでの生息数は少ないそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO320 )
023_240220116 X900 〇ヒヨドリ 思いのまま 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 23.ヒヨドリ -2
ヒヨドリは、1本の樹に紅白の花を咲かせる「思いのまま(オモイノママ)」に移動した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 132mm ISO500 )
024_240220101 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 24.メジロ
緑萼だろうか、一重の白梅で吸蜜するメジロ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO250 )
025_240220106 X900 〇保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 25.スマホで撮影
見頃の梅は観梅に来た人たちの絶好の被写体になっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 26mm ISO500 )
026_240220120 X900 〇思いのまま 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 26.思いのまま(オモイノママ)
八重咲の咲分け品種「思いのまま」の由来は、品種改良の際に思うような色の花が出てこず、改良を手掛けた園芸家にとっては"思いのまま"に咲き分けてくれず、むしろ梅のほうが"思いのまま"に咲き分けることから命名されたようである。ChatGPTで、聞いてみたところ、「思いのまま」という品種以外にも、紅白に咲き分ける梅の木の品種はいくつか存在し、その中でも代表的なものを挙げると、「葉縁白梅(ようえんしろうめ)」、「春狂い(はるくるい)」、「双葉梅(ふたばうめ)」といった品種があるそうだ。それぞれの特徴も教えてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 151mm ISO640 )
027_240220124 X900 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 27.週末は「梅まつり」
この週の土曜日には毎年恒例の「梅まつり」が開催される。ちなみに保土ヶ谷公園梅園には40種90本の梅があるそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f16 1/1250秒 21mm ISO3200 )
028_240220141 X900 ◎全7犬 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 28.6匹のワンちゃん -1
今日も奥様方が愛犬を連れて散歩に来られていた。小型犬から中型犬の6匹が集まっていた。「撮らせてください」と声をかけてカメラを向けた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.8 1/2000秒 11mm ISO400 )
029_240220136 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 29.6匹のワンちゃん -2
乳母車に乗せられている2匹の小型犬は、そこに「Miniature Pinscher」という犬種名が書かれていた。右上の脚の長い中型犬は、ウィペットという犬種のようで、wikipediaで調べてみると「ウィペットとは、イギリスのイングランド原産のサイトハウンド犬種である。犬種名は鞭で打たれた馬のようにすばやく俊足で駆け回ることに由来していると考えられている。」と記されていた。他のワンちゃんたちの犬種は解らない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 28mm ISO500 )
030_240220148 X900 ◎河津桜 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 30.河津桜と幼稚園の子供たち -1
梅園を離れ、再び下池の方へ下りて来た。先生に引率された幼稚園の子供たちが河津桜の下をわんぱく広場の方へ歩いていく。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 30mm ISO400 )
031_240220163 X900 ◎河津桜 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 31.河津桜と幼稚園の子供たち -2
手前に張り出した枝に咲く河津桜にピントを合わせた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 46mm ISO800 )
032_240220166 X900 ◎河津桜 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 32.河津桜と幼稚園の子供たち -3
此処を左へ上がるとバス通りの方へ、まっすぐ進むと公園の南側の出口だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 38mm ISO640 )
033_240220157 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 33.越冬していたキタテハ秋型
今日は格別に暖かいので飛び出してきた。翅を広げて日光浴をしている。だが、近づくと敏捷に飛び立つ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO250 )
034_240220167 X900 アメリカスズカケノキ 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 34.スズカケノキの実
何の実だろうかと思った。検索してみたところこれはスズカケノキの実だった。スズカケノキの別名はプラタナスである。昨年秋に横浜ビジネスパーク(YBP)で撮った紅葉しているプラタナスの写真を振り返ってみると、この写真の前段階の実が写っていた。wikipediaによれば、日本では街路樹として、モミジバスズカケノキ が多く使われる。モミジバスズカケノキは、スズカケノキとアメリカスズカケノキとの雑種である。このイガイガの丸い実はプラタナスの和名「スズカケノキ」の名前の由来にもなっているそうだ。山伏が山道を歩く時に身に着ける上着「篠懸(すずかけ)衣(い)」に、鈴玉のような装飾をつけていて、それをプラタナスの実に見立てた、というのがスズカケノキの名前の由来という。実を割ると、たくさんの綿毛がついた種子の集合体(集合果)である事がわかる。外見はまるでライチのようで「食べられる?」と思えるのだが、割ってみると食べらtれないことがわかるそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 132mm ISO320 )
035_240220169 X900 アメリカスズカケノキ 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 35.スズカケノキ(プラタナス)
これが実が成っていた木だ。私にはスズカケノキか、アメリカスズカケノキか区別はつかない。PictureThisで検索するとアメリカスズカケノキとあった。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.5 1/2000秒 9mm ISO100 )
036_240220183 X900 〇保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 36.キタキチョウ
キタキチョウも成虫で越冬する。暖かい日差しに目が覚めたのだろう、オオイヌノフグリの花で吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒220mm ISO500 )
037_240220185tm X900 ▲飛翔 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 37.飛んでいるキタキチョウ
下池と河津桜と散策する人物を背景にキタキチョウが飛ぶ姿が撮れた。決して合成写真ではない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.4 1/2000秒9mm ISO200 )
038_240220190 X900 オオキバナカタバミ 峰岡公園 RX10M4.jpg 38.オオキバナカタバミ(大黄花片喰・大黄花酢漿草)
近所の峰岡公園まで戻ってきた。オオキバナカタバミの花が咲いていた。wikipediaには、南アフリカ原産で、現在では世界各地の温帯に帰化植物として定着している。葉に紫褐色の斑点が多数見られることで他のカタバミと識別が可能。春先に鮮やかな黄色の花を多数咲かせる。別名キイロハナカタバミ。ヤマトシジミの食草の一つである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO200 )
039_240220197 X900 ◎アブラナ 峰岡公園 RX10M4.jpg 39.アブラナ(油菜)
昨秋、センニチコウやヒャクニチソウが咲き、クロマダラソテツシジミや、ツマグロヒョウモンで楽しませてもらった花壇が植え替えられてアブラナが咲いていた。wikipediaによれば、古くから野菜として、また油を採るため栽培されてきた作物で、別名としてナノハナ(菜の花)、ナタネ(菜種は正式な作物名である)などがあり、江戸時代には胡菜または蕓薹と呼ばれたそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 56mm ISO200 )

2024年2月17日

シーズン最後のチョウ撮り 2023年11月8日 横浜市保土ヶ谷区 県立保土ヶ谷公園

この先、ムラサキツバメや、ウラギンシジミなどの越冬個体を見ることがあるかもしれないが、チョウの撮影はそろそろ終了と思い、ここのところ頻繁に通っていた保土ヶ谷公園へ行ってみた。まだ、セイタカアワダチソウは咲き残っていて、相変わらずの秋のチョウたちが集まっていた。傷のないアオスジアゲハが元気に飛んでいた。

000_231108086 X700 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
セイタカアワダチソウに飛来したアオスジアゲハ♀ 2023年11月8日 横浜市保土ヶ谷区 県立保土ヶ谷公園

001_231108031 X900 〇保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 1.カタバミの花とヤマトシジミ♂
高温期には縁の黒い部分が広くなっていたが、秋深くなると、その黒い部分は細くなる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO160 )
002_231108032 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 2.キタテハ秋型♀ -1
キタテハはほとんどの個体が傷や擦れのない完全な姿だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO250 )
003_231108035 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 3.キタテハ秋型♀ -2
前の写真と同じ個体。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
004_231108041 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 4.イチモンジセセリ 2頭
イチモンジセセリの裏面の銀色の紋は個体差があるようだが、この写真では上の個体は前翅の紋が明瞭であり、下の個体は後翅の斑紋が明瞭である。擦れて色が落ちてしまうこともあるのだろうが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO160 )
005_231108044 X900 〇保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 5.ウラナミシジミ♀ -1
とっさに雌雄を判別するのは難しい。この個体も♂かと思ったが♀だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
006_231108054 X900 〇保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 6.ウラナミシジミ♀ -2
ウラナミシジミは傷んだ個体が多くなっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
007_231108062 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 7.キタテハ秋型
翅の表側からは雌雄の判別が難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
008_231108066 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 8.ベニシジミ -1
セイタカアワダチソウには多くのベニシジミが吸蜜に来ていた。雌雄の識別は難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO320 )
009_231108072 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 9.ベニシジミ -2
ベニシジミも擦れた個体が多くなっていた。夏型の名残りを残すオレンジ色に重なる黒い部分が多い。特に春と秋遅くに出てくるベニシジミは、オレンジ色が明るく、黒い部分が少ないので美しい。ベニシジミは1997年(平成9年)11月28日発売の30円普通切手の意匠になった。その切手は2015年(平成27年)9月30日に販売を終了している。切手に描かれている橙色が鮮やかな個体は、添えられている花の絵から春型かと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 78mm ISO160 )
010_231108074 X900 ◎保土ヶ谷公園 ベニとウラナミ RX10M4.jpg 10.ベニシジミとウラナミシジミ
キタテハとともに、セイタカアワダチソウのフィールドで、多く見られた2種だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 81mm ISO400 )
011_231108089 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
11.アオスジアゲハ♀
2023年11月の気温は高く、1日から9日までは連日20℃を超える日だった。この日も暖かくて、日差しの強い日だったのを記憶している。アオスジアゲハも元気だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 220mm ISO500 )
012_231108097 X900 ◎保土ヶ谷公園 ムラサキシジミ RX10M4.jpg
12.ムラサキシジミ
保土ヶ谷公園でムラサキシジミを見るのは初めてだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 220mm ISO400 )
013_231108098 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
13.ウラナミシジミ♀ -3
裏面と表面を見せてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 220mm ISO800 )
014_231108109tm2 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
14.ベニシジミ 2頭 -1
オレンジ色が鮮やかな個体だった。寒くなってから育った個体であろう。上の個体は翅頂が尖っているので♂だと思う。下の個体はお腹が太く♀なのか。眼は上の個体に向け4ている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 220mm ISO500 )
015_231108112 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
15.ベニシジミ 2頭 -2
♂の方が♀の後ろに回った。♀は吸蜜に夢中だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 200mm ISO400 )
016_231108116 X900  ◎保土ヶ谷公園 求愛 RX10M4.jpg
16.ベニシジミ 2頭 -3
後に回った♂が、腹端を曲げて求愛をしている。だが♀の方はストローを伸ばしてまだ吸蜜している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 200mm ISO500 )
017_231108130 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
17.ウラナミシジミ♂
コセンダングサで吸蜜するウラナミシジミの♂。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 203mm ISO160 )
018_231108133 X900 ◎保土ヶ谷公園 ツバメ RX10M4.jpg
18.ツバメシジミ♂
擦れてはいるが尾状突起はしっかり付いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 200mm ISO200 )
019_231108151 X900 〇保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
19.ツマグロヒョウモン♀
ツマグロヒョウモンも秋に多く見られるようになるチョウだ。北へと分布を拡大してきているが、20年~30年くらい前からだろうか、神奈川でも普通に見られるようになっている。昨年(2023年)の夏には上高地でこのチョウを見かけ、驚いたものだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 200mm ISO320 )

2024年2月13日

秋たけなわ 保土ヶ谷公園のチョウたち その3 2023年11月3日 横浜市保土ヶ谷区

撮影を続ける。セイタカアワダチソウの群落に飛来したのは、やや大型のキタテハ、ツマグロヒョウモン、アオスジアゲハで、あとは小さな、ヤマトシジミ、ツバメシジミ、ベニシジミ、ウラナミシジミ、イチモンジセセリ、チャバネセセリ、そしてシャッターを押せなかったクロマダラソテツシジミの10種だった。

000_231103212tm X700 ◎保土ヶ谷公園 ウラナミ交尾 DSC08135.jpg
ウラナミシジミ 交尾 2023年11月3日 横浜市保土ヶ谷区県立保土ヶ谷公園

017_231103125 X900 ◎保土ヶ谷公園 ヤマト RX10M4.jpg 17.ヤマトシジミ斑紋変化 -1
ヤマトシジミの♀。この程度では斑紋異常とは言わないのだろうが、後翅前縁下の2つの黒斑がつながっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO160 )
018_231103126 X900 ◎保土ヶ谷公園 ヤマト斑紋異常 RX10M4.jpg 18.ヤマトシジミ斑紋変化 -2
前翅の黒斑も滲んでいるようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
019_231103137m x900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 19.ベニシジミ -5
ベニシジミは多くみられた。擦れてしまっている個体も多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO250 )
020_231103147m X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 20.キタテハ秋型とセイタカアワダチソウ -4
♀。越冬して春には産卵し、次世代につなぐ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
021_231103158tm x900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 21.ベニシジミ -6
これはきれいな個体だった。♂のように見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO250 )
022_231103160tm X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 22.ウラナミシジミ -1
ウラナミシジミの個体数は多かった。関東南部以南の暖かいところで成虫越冬し、6月に産卵、成虫になって発生を繰り返し、秋に向け北上し個体数を増やしていく。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO250 )
023_231103173 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 23.キタテハ秋型とセイタカアワダチソウ -5
やっと裏面を見れば雌雄が判るようになった。これは♂だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 208mm ISO160 )
024_231103188m X900 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 24.ウラナミシジミ -2 ♀
綺麗な個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 192mm ISO100 )
025_231103199 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 25.キタテハ秋型とセイタカアワダチソウ -6
ポートレート写真になった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/640秒 155mm ISO100 )
026_231103206 X900 ◎保土ヶ谷公園 DSC08135.jpg 26.コセンダングサに来たキタテハ秋型♂ -1
秋のチョウはコセンダングサにも良く飛来する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 220mm ISO100 )
027_231103209 X900 ◎保土ヶ谷公園 DSC08135.jpg 27.コセンダングサに来たキタテハ秋型♂ -2
前の写真と同じ個体。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 220mm ISO100 )
028_231103216t X900 ◎保土ヶ谷公園 ウラナミ交尾 DSC08135.jpg 28.ウラナミシジミ交尾
ウラナミシジミの交尾シーンは多くみられた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 220mm ISO100 )
029_231103226 X900 ◎保土ヶ谷公園 DSC08135.jpg 29.キタキチョウ
 従来キチョウとされていた種は、キチョウ(ミナミキチョウ Eurema hecade、南西諸島に分布)とキタキチョウ(Eurema mandarina、本州~南西諸島に分布)の2種に分けられることになったが、外見による識別は困難である。成虫は年に5、6回発生し、越冬も行う。いつでも、どこにでもいる蝶だ。秋型は翅表は翅頂の黒斑がほとんどなくなり、黄色一色になる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/800秒 220mm ISO100 )
030_231103239tx X900 ◎保土ヶ谷公園 DSC08135.jpg 30.コセンダングサとウラナミシジミ♀
コセンダングサにはウラナミシジミも来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 220mm ISO640 )
031_231103261 X900 〇保土ヶ谷公園 DSC08135.jpg 31.小型犬の集い
梅の開花が待たれる梅林で、若い奥様方4人が小型の犬の散歩の途中で立ち話をされていた。憩いのひとときなのだろう。この秋は甲斐犬、ダルメシアン、など大型犬を散歩させていた女性にも会う機会があり、お声がけして撮らせていただいたが、このグループには声をかけづらかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 25mm ISO2000 )
032_231103266 法性寺 X900 ジュウガツザクラ DSC08135.jpg 32.法性寺 ジュウガツザクラ
この日は保土ヶ谷公園までバスで来ていたので、いつものように帰りは歩いて帰る。法性寺では、毎年、この時期にはジュウガツザクラが咲いている。だが、花の数は少なくちょっと寂しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 220mm ISO1000 )
033_231103272 X900 〇法性寺 カキと鐘楼 DSC08135.jpg 33.法性寺 鐘楼と柿
鐘楼の前に植えられている柿の木には柿がたくさん実っていた。食べられるのかどうかわからない。秋を満喫した一日だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 25mm ISO1000 )

2024年2月11日

秋たけなわ 保土ヶ谷公園のチョウたち その2 2023年11月3日 横浜市保土ヶ谷区

翌日の11月3日も良い天気だった。一昨年(2022年)も最後にチョウの写真を撮ったのは11月3日保土ヶ谷公園だった。そろそろ、チョウも飛ばなくなると思い、この日も保土ヶ谷公園へ出かけた。ひょっとしたら、民家の庭に植えられたソテツにクロマダラソテツシジミがいるのではないかと思い、星川駅から保土ヶ谷公園の南側の道を歩いて行ったが、その姿はなかった。

000_231103033 X700 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
セイタカワダチソウで吸蜜するキタテハ秋型 2023年11月3日 横浜市 県立保土ヶ谷公園

001_231103005 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 1.キタテハとコセンダングサ
星川から国道1号へ抜ける道を進み、右の方へ入ると、右手に保土ヶ谷公園が位置する。横浜市立桜ケ丘高校の下に保土ヶ谷公園への入り口がある。そこを入ったところから下池、上池への散策路がある。入ってすぐのところにコセンダングサの群落があり、キタテハが来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8.0 1/500秒 98mm ISO320 )
002_231103007 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 2.キタテハ秋型 -1
  キタテハは雌雄の同定が難しいが、この個体は♂である。日本チョウ類保全協会編のフィールドガイド「日本のチョウ」を見ると、♂は後翅裏面の外側は内側に比べ淡黄色になっているとある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8.0 1/500秒 94mm ISO320 )
003_231103010 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 3.キタテハ秋型 -2
翅表では同定が難しいが、♂の方が縁や斑点の黒と地の緋縅色とのコントラストがはっきりしているようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8.0 1/500秒 90mm ISO320 )
004_231103012 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 4.キタテハ秋型 -3
前の写真と同じ個体である。どちらかというと♀のような気がする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8.0 1/500秒 90mm ISO320 )
005_231103025 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 5.キタテハ秋型 -4
少し下池の方に歩いた。吸蜜に飽きたのか木の幹に止まって開翅する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 155mm ISO400 )
006_231103030 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 6.キタテハ秋型とセイタカワダチソウ -1
下池から上家へかけての散策路の右側の土手にはセイタカワダチソウが真っ黄色に咲いていた。今が盛りで、虫媒花である花は虫たちを呼び寄せる。黒い斑点がはっきりしていて、これは♂と思える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 203mm ISO160 )
007_231103032 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 7.キタテハ秋型とセイタカアワダチソウ -2
この個体は♀だ。後翅外縁部が淡黄色にならないで濃い褐色である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 210mm ISO250 )
008_231103033 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 8.キタテハ秋型とセイタカアワダチソウ -3
前の写真と同じ個体。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 210mm ISO250 )
009_231103041 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 9.木に止まるキタテハ秋型 -1
夏型とは異なるこの裏面が好きだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 210mm ISO320 )
010_231103048 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 10.木に止まるキタテハ秋型 -2
前の写真と同じ個体。♀である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 190mm ISO400 )
011_231103057 X900 ◎保土ヶ谷公園 ヤマト RX10M4.jpg 11.ベニシジミ -1
私にとって、この季節にベニシジミを見る機会は今まであまり多くなかった。暖かい地方では念い4~6回発生するというから、珍しいことではないのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
012_231103067 X900 ◎保土ヶ谷公園 ヤマト RX10M4.jpg 12.ベニシジミ -2
裏面は春に見るベニシジミのように鮮やかだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
013_231103071 X900 ◎保土ヶ谷公園 ヤマト RX10M4.jpg 13.ベニシジミ -3
このチョウも雌雄同定が難しい。♂は♀に比べて前翅頂が尖るというので、これは♂と思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO160 )
014_231103091 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 14.ツマグロヒョウモン♂
ツマグロヒョウモンもセイタカワダチソウに来た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
015_231103109 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 15.ベニシジミ -4
この個体は少々傷があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
016_231103115 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 16.セイタカアワダチソウの群落
ご覧の通り、日当たりのよい土手にはびっしりとセイタカアワダチソウが育ち、虫たちが集まって来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 14mm ISO100 )

2024年2月 7日

秋たけなわ 保土ヶ谷公園のチョウたち その1 2023年11月2日 横浜市保土ヶ谷区

11月に入ってから近所で撮ったチョウの写真のアップを後回しにしていたが再開する。   昨年11月上旬、横浜は暖かい日が続く。この日も日中は25℃近くになるほどで快晴の日だった。
 保土ヶ谷公園は鮮やかな黄色のセイタカアワダチソウが真っ盛りだった。コセンダングサも咲いている。例年なら、保土ヶ谷公園の近くの明神台公園で、キバナコスモスに来るチョウを撮って楽しむのだが、昨秋はすっかりそのキバナコスモスが公園の整備で刈られてしまっていて、花がないのが残念だ。
 しかし、保土ヶ谷公園の下池、上池の近くの土手に咲くセイタカアワダチソウには秋のチョウが多かった。

000_231102022 X700 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
セイタカアワダチソウに来たキタテハ秋型 2023年12月2日 横浜市 県立保土ヶ谷公園

001_231102003 X900 保土ヶ谷公園 イチョウ G7X.jpg 1.イチョウ坂の銀杏
特に日当たりのよいところのイチョウは黄色くなっていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 11mm ISO160 )
002_231102005 X900 保土ヶ谷公園 G7X.jpg 2.キタテハ秋型 -1
バス通りから下りて来て、下池の少し手前には、コセンダングサが咲くところがある。秋にはこの花に、キタテハや、ツマグロヒョウモン、ウラナミシジミなどが集まって来る。晩秋に入ると赤銅色の秋の装いになったキタテハ秋型が多くなる。私はこのキタテハの秋型が好きだ。コセンダングサ(小栴檀草)は空き地などでよくみられる黄色い小さな雑草の花だが、チョウが好む。花が終わると先端にある棘が衣服などに付きやすく、ひっつき虫である。今シーズンは花が咲くのが少し遅かったと思う。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1250秒 9mm ISO125 )
003_231102006 X900 〇保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 3.キタテハ秋型 -2
セイタカアワダチソウ(背高泡立草)は花粉症の元凶であるブタクサと似ているため間違えられることが多いが、セイタカアワダチソウは虫媒花で風媒花ではないので、花粉の生成量は少ない上に比較的重く、形状も風で飛ぶのには不適であるため花粉症とは無関係であると考えられている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 143mm ISO200 )
004_231102014 X900 保土ヶ谷公園 ウラナミ RX10M4.jpg 4.ウラナミシジミ(上)とベニシジミ
セイタカワダチソウには、シジミチョウの仲間も吸蜜に来る。クロマダラソテツシジミの寒冷期型と思しき姿も目撃したのだが、撮りそこなってしまい、二度と現れてくれなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 192mm ISO160 )
005_231102017 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 5.キタテハ秋型 -3
セイタカワダチソウの黄色はレモンイエローではなく、タンポポ色である。鮮やかな黄色であり、キタテハ秋型の赤銅色を浮き立たせる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 250mm ISO250 )
006_231102018 X900 △保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 6.飛び立つウラナミシジミ
ウラナミシジミも秋になると多くなるチョウである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
007_231102034 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 7.ウラナミシジミ -1
吸蜜するウラナミシジミ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 160mm ISO200 )
008_231102036 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 8.キタテハ秋型 -4
表も裏も魅力的だ。雌雄を同定するのは難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO250 )
009_231102038 X900 〇保土ヶ谷公園 ベニシジミ RX10M4.jpg 9.ベニシジミ -1
いままで、ベニシジミをこの時期に見ることは多くなかった。暖かいところでは年3〜4回の発生だが、夏型は橙色の部分が黒くなる。だが、この個体のオレンジ色は明るい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
010_231102039 X900 〇保土ヶ谷公園 ベニシジミ RX10M4.jpg 10.ベニシジミ -2
ベニシジミもセイタカアワダチソウによく似合う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
011_231102046 X900 ◎保土ヶ谷公園 ベニシジミ RX10M4.jpg 11.ベニシジミ -3
前の写真の個体と色彩が異なる。前翅の形から♀のように思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO320 )
012_231102058m X900 〇保土ヶ谷公園 河津桜 RX10M4.jpg 12.河津桜開花
まだ、11月の初めである。上池から下池へと流れるせせらぎの傍に植えられている河津桜が開花していた。wikipediaを見ると「東京の花期は通常は2月から3月上旬で、稀に早い年には12月に開花することもある。」と記されていた。11月初めの開花は「狂い咲き」であろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 13mm ISO800)
013_231102061 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 13.ツマグロヒョウモン♂
ツマグロヒョウモンもセイタカアワダチソウの花に来た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 180mm ISO200)
014_231102068t X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 14.キタテハ秋型 -5
コセンダングサにも来た。裏面にも味がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 186mm ISO125)
015_231102069 X900 △保土ヶ谷公園 チャバネ RX10M4.jpg 15.チャバネセセリ
チャバネセセリやイチモンジセセリもセイタカアワダチソウに集まって来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 190mm ISO200)
016_231102072 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 16.キタテハ秋型 -6
キタテハの雌雄の判定は難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 186mm ISO125)
017_231102078 X900 ◎保土ヶ谷公園 ツバメ RX10M4.jpg 17.ツバメシジミ♂
ブルーの美しいチョウだ。ヤマトシジミやルリシジミに比べると見る機会は少ない。裏面の尾状突起あたりの橙色の斑紋が可愛い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO180)
018_231102084 X900 ◎保土ヶ谷公園 ベニ RX10M4.jpg 18.ウラナミシジミ -2
キタテハの秋型とともに平地の秋を代表するチョウである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 31mm ISO160)
019_231102086 X900 保土ヶ谷公園 マユミ RX10M4.jpg 19.マユミ(檀・真弓)
上池から下池へ流れるせせらぎの途中に、マユミの小さな木がある。淡紅色の実が成っていた。美しい色だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels 絞り優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 50mm ISO1600)
020_231102091 X900 保土ヶ谷公園 セイヨウマユミ RX10M4.jpg 20.マユミの実
wikipediaによれば、「淡紅色の果実は熟すと4つに裂けて、中から赤い種子が現れる。秋に果実と種子、紅葉を楽しむ庭木としても親しまれ、盆栽に仕立てられることもある。果実は有毒であるが、春の新芽は山菜として利用される。」と記されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 196mm ISO1600)