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2023年7月 9日

7月上旬の舞岡公園-蝶影少なし 2023年7月5日 横浜市戸塚区舞岡公園

例年のことだが、ゼフィルスのシーズンが終わると舞岡公園から足が遠のく。実は日野春の北杜市オオムラサキセンターへ行きたくて、何時にしようか天気予報とにらめっこしていた。TVの天気予報は連日「急な雷雨にご注意」という。この日(7月5日)に行こうと2、3日前に決めていたが、今日になって明日の方が良さそうな状況になった。この日、7月5日も午前中は良さそうなので、舞岡公園へ行ってみた。
 しかし、チョウの姿は少なかった。種も貧弱だし、個体数も少ない。路傍の花の写真を撮りながら、いつものコースを歩くがこれといった成果はなかった。
 いつでも翔んでいるキタキチョウのほか目撃したのはモンキアゲハ、ゴマダラチョウ or アカボシゴマダラ(どちらか確認できなかった)の各1頭。撮影したのは、麦畑の脇で燃やされた廃材の灰に、アオスジアゲハがミネラル補給に来ていたのと、スジグロシロチョウがイヌガラシに産卵するところのみだった。

000_230705004 X900 〇舞岡公園 ネムノキ RX10M4.jpg
今が盛りのネムノキの花 2023年7月5日 横浜市戸塚区 舞岡公園

001_230705016 X900 舞岡公園セッコウベニバナユチャ RX10M4.jpg 1.セッコウベニバナユチャ(浙江紅花油茶)?
卓球のボールと同じような大きさをした、小さなリンゴの実を思い起こさせるような実を付けた木があった。実の様子からしてツバキの仲間と思ったが、「Picture This」 で検索したところ、セッコウベニバナユチャという聞き慣れない種が表示された。やはりツバキの仲間であったが、セッコウベニバナユチャであれば、中国浙江省特産でヤブツバキに似た性質を持ち、調理用、化粧品原料などとされている。ネットで検索してみると、葉も実もヤブツバキにとてもよく似ている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 67mm ISO3200 ) 露出補正 なし
002_230705019 X900 舞岡公園 ネムノキ RX10M4.jpg 2.ネムノキ(合歓木)
wikipediaによると、和名のネムノキは、夜になると葉が合わさって閉じて(就眠運動)眠るように見えることに由来する。漢字名の「合歓木」は、中国においてネムノキが夫婦円満の象徴とされていることから付けられたものだそうだ。舞岡公園にこんなにネムノキがあるとは知らなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 87mm ISO640 ) 露出補正 なし
003_230705031 X900 〇舞岡公園 オオバギボウシ RX10M4.jpg 3.オオバギボウシ(大葉擬宝珠)
蕾が橋の欄干の擬宝珠に似ているので大葉擬宝珠という。他に、湿地に自生する小形のコバギボウシが知られる。wikipediaによれば、オオバギボウシの新芽は東北地方では「ウルイ」とよび、春から初夏にかけて摘んで山菜として賞味されるという。春先の若葉が丸まって立つように生え、葉の色がうり類の皮に似ているので、瓜菜(うりな)が転化して「ウルイ」と言われているそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f3.5 1/1250秒 22mm ISO320 ) 露出補正 なし
004_230705036 X900 舞岡公園 チダケサシ RX10M4.jpg 4.チダケサシ(乳蕈刺)
ユキノシタ科チダケサシ属で、茎が細くて固く、この名前は乳茸(ちだけ)という食用キノコを採ったときに、この草の茎に刺して持ち帰る風習があることに由来するという。虫が好きな花で、箱根湿性花園では、この花にミドリシジミや、ミヤマカラスシジミが蜜を吸いに来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO1250 ) 露出補正 なし
005_230705034 X900 舞岡公園 オカトラノオ RX10M4.jpg 5.オカトラノオ(丘虎の尾)
白色の小さな花を茎の先に総状につけ、下方から開花していく。花穂の先端が虎の尾のように垂れ下がるのでこの名がある。下から開花していくということは、この花も既に後半に入っている。舞岡公園には散策路沿いにオカトラノオの小さな集落がある。チョウも好きな花でジャコウアゲハなどがやって来る。期待したが、チョウは何も来なかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f3.5 1/1250秒 30mm ISO800 ) 露出補正 なし
006_230705039 X900 〇舞岡公園 七夕 RX10M4.jpg 6.七夕
古民家の前には、七夕の願い事を書いた短冊を付けた竹竿が飾られていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f3.2 1/1250秒 16mm ISO400 ) 露出補正 なし
007_230705046 X900 舞岡公園 七夕 RX10M4.jpg 7.七夕の短冊
子供たちの、あるいは子供たちへの願い事が書かれた短冊が付けられていた。中には、「秀才になれますように」という願い事もあったが、「〇〇〇が元気に大きくなって優しい大人になりますように」というほのぼのとしたものもあった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
008_230705051 X900 〇舞岡公園 キキョウ RX10M4.jpg 8.キキョウ(桔梗)
キキョウも最盛期である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f3.5 1/1250秒 35mm ISO800 ) 露出補正 なし
009_230705091 X900 舞岡公園 ウワミズザクラ RX10M4.jpg 9.ウワズミザクラ(上溝桜)の実
「Picture This」で検索したところ、ウワズミザクラと同定された。ウワズミザクラは花だけ見ると、とてもサクラの仲間とは思えない。コップを洗う細長いブラシのような白花を咲かせる。ソメイヨシノもヤマザクラも花を落とした頃に開花する異色のサクラである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 76mm ISO2500 ) 露出補正 なし
010_230705137 舞岡公園 RX10M4.jpg 10.廃材焼却のあと
苗が植えられている麦畑の脇に、多分廃材を燃やした後の炭と思うが、そこにアオスジアゲハが翔んでいた。このように燃やされた後には、モンシロチョウ、アゲハ、キタテハ、コチャバネセリなどがよくミネラルを吸収に来ているが、アオスジアゲハを見るのは初めてだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
011_230705078 X900 〇舞岡公園 アオスジアゲハ RX10M4.jpg 11.アオスジアゲハ
比較的珍しいシーンと思うが、やはりアオスジアゲハは白い花に絡む姿のほうがよく似合う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 198mm ISO1250 ) 露出補正 なし
012_230705087 X900 〇舞岡公園 ヒマワリ RX10M4.jpg 12.ヒマワリ
瓜久保に入るところの体験畑のヒマワリは、まだ、こんな状態だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 42mm ISO320 ) 露出補正 なし
013_230705089 X900 舞岡公園 RX10M4.jpg 13.ヤブミョウガ
ミョウガに似た長楕円形の葉を互生させ、葉の根元は茎を巻く葉鞘を形成する。葉は茎の先端部分だけに集中する。この季節になると、茎の先端から花序をまっすぐ上に伸ばし、白い花を咲かせる。花が終わると初秋にかけて直径 5mm 程度の球状の実を付け、じきに葉を落とす。実は若いうちは緑色で、熟すと濃い青紫色になる。若芽は、初夏の葉が開ききらないうちに採取し、塩茹でしてそのままで、または炒め物や汁物などにして食用にされるという(wikipediaより)。花が咲く季節に見た記憶がなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 51mm ISO2000 ) 露出補正 なし
014_230705093 X900 舞岡公園 セイヨウダイコンソウ RX10M4.jpg 14.セイヨウダイコンソウ(西洋大根草)
「Picture This」で検索すると、セイヨウダイコンソウだった。後でネットで検索してみると、ダイコンソウと同じように見える。セイヨウダイコンソウは観賞用に栽培されるようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 37mm ISO640 ) 露出補正 なし
015_230705097 X900 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 15.スジグロシロチョウの産卵行動 -1
夏型のスジグロシロチョウの♀は、その黒い筋が太くはっきりしている。下草の上をゆっくりと飛びまわっている。産卵する草を探しているようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 180mm ISO1250 ) 露出補正 なし
016_230705103 X900 △舞岡公園 ホソエガラシに産卵 RX10M4.jpg 16.スジグロシロチョウの産卵行動 -2
動き回るチョウを連写で撮っていると、思わぬシーンが撮れることがある。全開の裏面が撮れた。小さな黄色い花を咲かせている食草のイヌガラシ(犬芥子)の周りを翔ぶ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 180mm ISO1250 ) 露出補正 なし
017_230705110 X900 〇舞岡公園 イヌガラシに産卵 RX10M4.jpg 17.スジグロシロチョウの産卵行動 -3
静止して産卵するところを探している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 203mm ISO1000 ) 露出補正 なし
018_230705127 X900 ◎舞岡公園 イヌガラシに産卵 RX10M4.jpg 18.スジグロシロチョウの産卵行動 -4
ようやく細い枝につかまり、尾端を曲げて産卵しようとしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 87mm ISO640 ) 露出補正 なし
019_230705123t X900 ◎舞岡公園 イヌガラシに産卵 RX10M4.jpg 19.スジグロシロチョウの産卵行動 -5
無事、何か所かイヌガラシに産卵したようだ。ほかにチョウの姿もないので、この個体の産卵行動に10分ほど付き添っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 203mm ISO640 ) 露出補正 なし
020_230705139 X900 〇舞岡公園 オオシオカラトンボ  +補正 RX10M4.jpg 20.オオシオカラトンボ
シオカラトンボを立派にしたようなトンボで、シオカラトンボより一回り大きい。わたくしはトンボには疎いが、シオカラトンボは、腰から下が急に細くなっているが、本種は尾の先までほぼ同じ太さ。♂はシオカラトンボと同様に濃いめの水色で、♀は黄色である。目の色が異なり、シオカラはブルー、オオシオカラは黒だ。背景が曇り空なのは苦手である。+1.0 段の露出補正をした。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO640 ) 露出補正 +1.0段
021_230705144 X900 舞岡公園 舞岡公園 ワスレナグサ・ホンカンゾウ RX10M4.jpg 21.ワスレグサ(忘れ草)
1本だけオレンジ色も鮮やかなワスレグサが咲いていた。ワスレグサはキスゲ亜科の多年草の一種で、別名でカンゾウともよばれる。ワスレグサ(忘れ草)は、花が一日限りで終わると考えられていたためで、実際には翌日または翌々日に閉花するものも多いそうだ。この日は11時過ぎに帰路に着いた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 94mm ISO640 ) 露出補正 +1.0段

2023年4月16日

舞岡公園 ツマキチョウ翔ぶ 2023年3月30日

今年になって初めてチョウを見たのは、3月8日の舞岡公園でのモンシロチョウだった。今年はモンシロチョウの発生が早い。
 今春は篠原へギフチョウを見に行く機会を逸した。気温が上って今日は飛びそうだと思う日は、他に予定があっていけなかった。また、毎年増えるギフチョウ愛好家が押し寄せるその場所は、ちょっと飽きてきている。
 舞岡公園のチョウの発生状況を見ておきたいと思い、3月30日、午前中は晴れるというので行ってみた。トラフシジミは出ていないか、ツマキチョウはどうだろう。アゲハは翔んでいないかといつものルートを歩き始めた。
 春型のトラフシジミをターゲットに食樹のあるところを探していると、先日、虹の館で行われていた「舞岡公園 写真展 生き物たち」でお目に掛ったGさんばったり会った。やはり"ハルトラ"狙いのようだった。異口同音に「いませんね」と言い、お仲間の方が撮られた今年の篠原のギフチョウの写真を見せてくださった。「では、また後ほど」と公園のどこかでまた顔を合わせるだろうと思いながらその場を離れた。
 11時を過ぎて、チョウが翔び始めた。菜の花に白いチョウが翔びかっている。翔び方でツマキチョウとわかる個体を目で追ってみると、そのオレンジ色が見えた。しかし、なかなか撮影チャンスを与えてくれない。連写で翔んでいるところを撮ってみたが、見られる画像は得られなかった。例年ツマキチョウを見るのは4月になってからで、3月に見るのは初めてだった。すでに♀も発生していた。
 冬を越したキタテハ、モンシロチョウ、スジグロシロチョウも飛んでいた。

000_230330102 X700 ◎舞岡公園 キタテハ G7X.jpg
菜の花にきたキタテハ秋型 2023年3月30日 横浜市戸塚区舞岡公園

001_230330002 X900 舞岡公園 イロハモミジ Z50 Z18-140.jpg 1.イロハモミジの花
秋にはテリトリーを張るウラギンシジミがいる日当たりのよい、道路わきのイロハモミジに花が咲いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 29mm ISO180 ) 露出補正 なし
002_230330084 X900 舞岡公園 レンギョウ G7X.jpg 2.レンギョウ(連翹)
この時季に咲くレンギョウの花は黄色が濃く、鮮やかだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 11mm ISO125 ) 露出補正 なし
003_230330088 X900 ◎舞岡公園 カラタチ G7X.jpg 3.カラタチ(枳殻、枸橘)の花
長久保池の脇を入ったところにカラタチの植え込みがある。新芽があるときは時々アゲハの♀が産卵に来ている。G7Xでマクロ撮りを試してみようと思う。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1250秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
004_230330099 X900 〇舞岡公園 古民家 枝垂れ桜 G7X.jpg 4.ハナカイドウ (花海棠)
古民家の門の傍で咲いているのはシダレザクラとばかり思っていた。ところが「Picure This」で検索してみると、ハナカイドウと答えが出てきた。いろいろネットで検索した結果、葉っぱの形状からハナカイドウが正解のように思える。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 16mm ISO200 ) 露出補正 なし
005_230330019 X900 舞岡公園 Z50 Z18-140.jpg 5.古民家の門から谷戸を見る
舞岡公園には、こぶし広場をはじめ何ヶ所か桜がある広場があるが、谷戸に沿った散策路には桜の木は多くない。古民家の門を背に、谷戸越しに丘の上の東門の方角を見ると、ここには何本かの桜が咲いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.8 1/1000秒 46mm ISO180 ) 露出補正 なし
006_230330020t X900 舞岡公園 ツマキ♂ Z50 Z18-140.jpg 6.ツマキチョウ♂
3月にツマキチョウを見たのは初めてだった。しかも個体数も多い。舞岡公園では、ツマキチョウは例年4月10日ごろに飛び始めていた。今年は発生が早いと思う。なかなかよいところに止まってくれず、やっと撮れたのがこれ1枚だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO320 ) 露出補正 なし
007_230330031 X900 ◎舞岡公園 ツマキ♀ Z50 Z18-140.jpg 7.ツマキチョウ♀
ツマキチョウの♀は♂より少し遅れて羽化してくるのだが、すでに♀も発生していた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO250 ) 露出補正 なし
008_230330101 X900 ◎舞岡公園 キタテハ G7X.jpg 8.菜の花にキタテハ
狐久保に入るところの体験畑に咲く菜の花に、越冬したキタテハの秋型が来ていた。柵があって手を伸ばせないが、かえって背景が入った環境の分かる写真になった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/1250秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
009_230330103m X900 〇舞岡公園 シュジョウツツジ・ミツバツツジ G7X.jpg 9.シュジョウツツジ ?
かっぱ池の傍の目立たないところにミツバツツジが咲いていた。ツツジも似たような花をつける種があるので難しい。「Picture This」ではシュジョウツツジと出てきた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
010_230330108 X900 〇舞岡公園 ナシ G7X.jpg 10.ナシ畑
火の見櫓の少し手前に農家の方が営んでいるナシ畑がある。その花がきれいだった。マクロで周囲の環境を入れられた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/1250秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
011_230330061 X900 ◎舞岡公園 モンシロ Z50 Z18-140.jpg 11.モンシロチョウ♂
菜の花畑で翔んでいる白い蝶は、ツマキチョウもわずかに混ざるが、ほとんどはモンシロチョウである。ツマキチョウとは翔び方で判別できるのだが、大きさがほとんど同じで紛らわしい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO250 ) 露出補正 なし
012_230330066 X900 ◎舞岡公園 スジグロ Z50 Z18-140.jpg 12.スジグロシロチョウ♂
菜の花畑に翔んでいるモンシロチョウにの中には、スジグロシロチョウも混ざっていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO220 ) 露出補正 なし

2023年2月 5日

蝶 自選年間ベスト10 (20) 2022年

2022年はコロナの時代になって3年目の年だった。年明けとともに感染者数は再び増え始めた。4月、5月、6月と、落ち着いたものの、7月に入って、オミクロンという変異株により再び新規感染者数が増加、第7波が到来、9月末には収まり、重症化率も下がってきた。これで終息するのかと思いもしたが11月からまた、じわじわと増え始め、第8波を迎えてしまった。
 そんな一年であったが、舞岡公園の平地産ゼフィルスは元気だった。良い写真は撮れなかったが、久しぶりにオオミドリシジミの撮影もでき、平地産6種のうち、ミズイロオナガシジミを除く5種を撮った。クリの花の開花時期と合致し、アカシジミ、ウラナミアカシジミ、そしてミドリシジミの個体数は例年より多かったように思う。
 7月の終わりと夏の終わりに二度入笠山へ行った。7月はアサギマダラこそ多く見られたが、他は目ぼしい収穫はなかった。9月の初めにキベリタテハやクジャクチョウ、シータテハの秋型を撮ろうと再度訪れたのだが、標高2,000mは気温が低く、雨こそ降らなかったが霧がでて、成果がなかった。
 五合目までバスで行ける富士山へは行ったことがなかったので、8月30日にバスツアーで行ってみた。この日も天候には恵まれなかったが5合目の広場でキベリタテハを見ることができた。次回来るときは五合目付近を散策してみたい。  2020年、2021年と自
宅の近くで観察できたクロマダラソテツシジミは3シーズン目は見ることができなかった。

001_220423252 X900 ◎舞岡公園 カラスアゲハ Z50 18-140.jpg 1.カラスアゲハ 春型  2022年4月23日 横浜市戸塚区舞岡公園
舞岡公園の駐車場を上がって、けやき広場が終わる辺りに1本のヤマツツジが咲いていた。今まであまりこの時期に来なかったので、ヤマツツジがあるのを知らなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/500秒 80mm ISO220 ) 露出補正 なし
002_220428076t X900 △◎裏高尾 アオバセセリ RX10M4.jpg 2.アオバセセリ 春型 2022年4月28日 裏高尾
久しぶりにアオバセセリに会えた。ミツバウツギの花に来た1頭の、しばらく撮影を楽しませてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 186mm ISO500 ) 露出補正 なし
003_220511179 X900 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg 3.クモガタヒョウモン  2022年5月11日 八王子市郊外
この日、ハルジオンの咲く原っぱでクモガタヒョウモンが比較的多く翔んでいた。ほとんどが で、発生最盛期のようだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
004_220524174t X900 ◎舞岡公園 前田の丘 Z50 18-140.jpg 4.アカシジミ 2022年5月24日 横浜市戸塚区舞岡公園
クリの花が咲いていた。複数のアカシジミが夢中で吸蜜している。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO1000 ) 露出補正 なし
005_220530153t X900 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 5.ウラナミアカシジミ  2022年5月30日 横浜市戸塚区舞岡公園
行使をずらして内側のオレンジ色を見せてくれた。このウラナミアカシジミとアカシジミは止まるときは翅を閉じるので、飛翔シーンを狙う以外、翅表を撮れない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO720 ) 露出補正 なし
006_220609173t X900 ◎舞岡公園 オオミドリ Z50 18-140.jpg 6.オオミドリシジミ  2022年6月9日 横浜市戸塚区舞岡公園
5.6年ぶりに舞岡公園でオオミドリシジミを撮影できた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO360 ) 露出補正 なし
007_220718072t X900 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 7.モンキチョウ  2022年7月18日 横浜市戸塚区舞岡公園
狐久保へ入る道の手前の体験畑に毎年ヒマワリが咲く。今年も色鮮やかな大輪のヒマワリが咲いていた。そこにモンキチョウが飛来した。吸蜜を試みていたようだがお口に会わぬのか、すぐ離れて行ってしまった。この写真は暮れの「日本チョウ類保全協会」のWeb写真展に出展したところ、トップページに取り上げられた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/640秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_220728234 X900 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 8.アサギマダラ  2022年7月28日 長野県 入笠山スズラン山野草公園
高原の夏のチョウを撮ろうと入笠山へ行った。ギンボシヒョウモン、ミドリヒョウモンなどとともに、アサギマダラの個体数が多かった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/500秒 52mm ISO1000 ) 露出補正 なし
009_221003101x X900 〇明神台公園 Z50 105MC.jpg 9.アゲハ 2022年10月3日 横浜市保土ヶ谷区 明神台公園
児童公園の一角に秋になるとキバナコスモスが咲く一角がある。ツマグロヒョウモン、ヒメアカタテハ、アオスジアゲハ、アゲハなどが集まってくる。

Nikon Z50 NIKKOR Z 105mm macro VR
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/500秒 105mm ISO125 ) 露出補正 なし
010_221030067t X900 〇帷子川公園 コヨメナ Z50 18-140.jpg 10.ヤマトシジミ 2022年10月30日 横浜市保土ヶ谷区 帷子川河畔
  帷子川の河畔は遊歩道になっているが、カタバミが繁茂し、秋には、雑草に類する植物ではあるが、野菊に類するヨメナの花が咲くところがある。秋のヤマトシジミのブルーは美しい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO500 ) 露出補正 なし
補001_220423177b X900 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 補1.ジャコウアゲハ春型   2022年4月23日 横浜市戸塚区舞岡公園
休耕畑に咲く大根の花に2頭のジャコウアゲハが来ていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
補002_220423235b X900 ◎舞岡公園 クロアゲハ Z50 18-140.jpg 補2.クロアゲハ春型  2022年4月23日 横浜市戸塚区舞岡公園
ヤマツツジの花にクロアゲハが来ていた。 の後翅前縁にある白い紋が見える写真は珍しい。コノヤマツツジにはカラスアゲハ、ジャコウアゲハも来ていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO280 ) 露出補正 なし
補003_220428241b X900 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg 補3.ウスバシロチョウ 2022年4月28日 八王子市郊外
ウスバシロチョウも最盛期だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 186mm ISO100 ) 露出補正 なし
補004_220524114b X900 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 補4.イチモンジチョウ 2022年5月24日 横浜市戸塚区舞岡公園
舞岡公園でイチモンジチョウが見られるところは限られている。前翅の先にオレンジ色の紋が見られる。発生初期だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO450 ) 露出補正 なし
補005_220609399xb X900 ◎舞岡公園 ウラゴ RX10M4.jpg 補5.ウラゴマダラシジミ 2022年6月9日 横浜市戸塚区舞岡公園
舞岡公園には何本かのイボタノキがある。ウラゴマダラシジミには毎年会うことができる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
補006_220613068xb X900 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 補6.クロアゲハ  2022年6月13日 横浜市戸塚区舞岡公園
古民家の入り口では、この時期しばしばクロアゲハの雄が吸水に来ている姿を見ることができる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 206mm ISO160 ) 露出補正 なし
補007_220630356bt X900 〇北大植物園 Z50 18-140.jpg 補7.エゾシロチョウ 2022年6月30日 札幌市北大植物園
札幌を旅行した折り、北海道庁の裏側にある北大植物園を訪ねてみた。他にチョウの姿を見ることはなかったが、エゾシロチョウは園内各所でふわふわと翔んでいた。ミヤマシロチョウそっくりだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO400 ) 露出補正 なし
補008_220728392b X900 ◎入笠山 RX10M4.jpg 補8.アサギダラチョウと八ヶ岳連峰 2022年7月28日 長野県 入笠山スズラン山野草公園
入笠山のゴンドラ山頂駅から、冬はスキーゲレンデになるところを降りていくと、八ヶ岳の展望台があり、ヒヨドリバナの群落と富士見の町が広がり、その向こうに八ヶ岳連峰が見えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f14 1/800秒 14mm ISO100 ) 露出補正 なし
補009_220708186b X900 ◎岐阜公園 エノキ Z50 18-140.jpg 補9.ゴマダラチョウ  2022年7月8日 岐阜市岐阜公園
岐阜の名和昆虫博物館を訪れたとき、岐阜公園でゴマダラチョウがいた。最近ゴマダラチョウを見る機会がなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO250 ) 露出補正 なし

2022年8月20日

夏の舞岡公園 7月18日

暑い日が続いている。6月13日にミドリシジミの♀を撮りたいと思い、また、トラフシジミの夏型発生しないかと期待して舞岡公園へ行ったが、新鮮なウラギンシジミ夏型の♂が撮影できた以外、あまり成果はなかった。  ひと月ちょっと過ぎて、そろそろクサギの花も咲き始めているのではないかと思い、新鮮なモンキアゲハの第2化などを狙って、暑いのを覚悟で、舞岡公園へ行って見ることにした。あまり暑くなるとチョウの活動も鈍くなるので、朝早めに出かけた。
 だが、残念ながら、クサギの花が咲くにはまだ早かった。山百合の花が咲いていたが、チョウは来ない。黒いアゲハや、アカボシゴマダラ、ツマグロヒョウモンも姿を現さない。ボロボロのモンキアゲハ♀が葉蔭で静止していたくらいである。端境期なのだろうか。狐久保へ入る道の手前の体験畑に毎年ヒマワリが咲く。今年も大輪のヒマワリが咲いた。そこにモンキチョウが吸蜜しに飛来した。あまり見ることのない光景だった。

000_220718074t X700 〇舞岡公園 Z50 18-140.jpg
ヒマワリの黄色に負けじとモンキチョウが飛来 7月18日 横浜市戸塚区 舞岡公園

001_220718002 X800 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 1.ヒメウラナミジャノメ
前翅の癌城門の周囲が淡くなっている。♀のようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 3600 ) 露出補正 なし
002_220718004 X800 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 2.ヒメジャノメ
このチョウも最近舞岡公園で見ることが少なくなった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 1100 ) 露出補正 なし
003_220718013 X800 〇舞岡公園 Z50 18-140.jpg 3.キタキチョウ
ハギにもいろいろと種類はあるようで、自信はないが、これはヤマハギのようだ。花期は7月~8月だという。キタキチョウは止まるときは翅を閉じるので、表は翔んだ時にしか撮れない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 2000 ) 露出補正 なし
004_220718016 X800 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 4.ダイミョウセセリ
ダイミョウセセリは新鮮な第2化が発生している。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 3200 ) 露出補正 なし
005_220718028 X800 〇舞岡公園 ヒメヒオウギスイセン Z50 18-140.jpg 5.ヒメオウギスイセン(姫檜扇水仙)
南の丘に咲いていた。舞岡では初めて見る。葉は剣状で、高さは60cmくらいだった。花茎から穂状花序を分枝し、各々にオレンジ色の花を付ける。花期は7〜8月だそうだ。スマホで写真を撮って、「Pictute This」というアプリで検索した。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 39mm ISO 280 ) 露出補正 なし
006_220718034 X800 ◎舞岡公園 ヤマユリ Z50 18-140.jpg 6.ヤマユリ(山百合)
山百合が咲き始めていた。モンキアゲハなどが来てくれると嬉しいのだが。和名ヤマユリは、山中に生えることからつけられたそうだが、平地でも咲いている。チョウが顔を突っ込んで吸蜜すると、その赤褐色の花粉が、翅に付く。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 20mm ISO 100 ) 露出補正 なし
007_220718035 X800 ◎舞岡公園 ヴィティス ムスタンゲンシス(ブトウ  Z50 18-140.jpg 7.ヴィティス ムスタンゲンシス
蝶がいないと手持無沙汰になり、植物にも目が行く。これは何だろうと思って「Picure This」で検索したところ、ブドウの仲間のヴィティス ムスタンゲンシスと答えてくれた。葉は確かにブドウの葉だ。ただ、開花時期は春という。果実は観賞価値があるだけでなく、鳥や小動物の餌にもなるそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 94mm ISO 110 ) 露出補正 なし
008_220718038 X800 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 8.キタキチョウ 裏面
この季節のキタキチョウの裏面の黒点は不明瞭である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6 1/500秒 125mm ISO 560 ) 露出補正 なし
009_220718044 X800 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 9.キキョウの開花
6月18にもキキョウの花が咲いていた。その時調べてみて、キキョウは雌雄同花だが、雄性先熟であり、まず雄しべが成熟して花粉が出て(雄花期)、その後に真ん中にある雌しべが開き柱頭が受粉可能になるということを知った。この写真では、上から順に開花していったのだとわかる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 65mm ISO 110 ) 露出補正 なし
010_220718119 X800 舞岡公園 Z50 18-140.jpg 10.小谷戸の里
小谷戸の里の古民家の縁側に、子供が自由に遊べるように、竹で作られた、けん玉やら、竹トンボのおもちゃが、置いてあった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 30mm ISO 360 ) 露出補正 なし
011_220718118 X800 舞岡公園 Z50 18-140.jpg 11.竹トンボの遊び方
椅子の上に右利き用と左利き用の竹トンボが置いてあった。そこには、「右利き用は右手を前に出して飛ばします。左利き用は左手を前に出して飛ばします。間違えると竹トンボは自分の顔に飛んできます。」と書いてあった。ちょっと危ないなと思ったが。それにしても、チョウが少ない。裏庭の縁側で一休みして汗を拭く。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 61mm ISO 360 ) 露出補正 なし
012_220718053 X800 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 12.コミスジ
コミスジも第2化が発生していた。きれいな個体だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6 1/500秒 125mm ISO 640 ) 露出補正 なし
013_220718058 X800 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 13.キタテハ夏型
キタテハがミネラル補給に廃材を燃やした後の炭に、ストローを伸ばしていた。1時間くらい後に再びここを通った時に、まだいた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6 1/500秒 220mm ISO 200 ) 露出補正 なし
014_220718067 X800 〇舞岡公園 Z50 18-140.jpg 14.ボロボロのモンキアゲハ♀
舞岡川に沿った小路を歩いていると、モンキアゲハの♀が飛び立った。元気なく、すぐそばの葉に止まる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 1100 ) 露出補正 なし
015_220718111 X800 舞岡公園 Z50 18-140.jpg 15.ヒマワリ咲く
狐久保に入る道の手前の体験畑に今年もヒマワリの花が咲いた。秋を感じさせるようなうろこ雲の青空をバックに黄色が鮮やかだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f9 1/500秒 91mm ISO 100 ) 露出補正 なし
016_220718069 X800 〇舞岡公園 Z50 18-140.jpg 16.モンキチョウとヒマワリ
何処からともなく翔んで来たモンキチョウの雄が、その大きなヒマワリの舌状花と筒状花の境の辺りに止まって、どうやら吸蜜しているようだ。チョウがヒマワリで吸蜜する姿を見るのは初めてだ。この日の3日後、「舞岡公園の自然2」で、多分同じところで撮られたと思う、キアゲハがヒマワリに吸蜜に来ている見事な写真を見せていただいた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 140mm ISO 100 ) 露出補正 なし
017_220718080 X800 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 17.コスモスに来たモンシロチョウ♂ -1
いつもの年よりモンシロチョウが多いような気がする。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/800秒 140mm ISO 100 ) 露出補正 なし
018_220718086 X800 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 18.コスモスに来たモンシロチョウ♂ -2
同じシーンをもう1枚。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/800秒 140mm ISO 100 ) 露出補正 なし
019_220718100 X800 〇舞岡公園 ヤブミョウガ Z50 18-140.jpg 19.ヤブミョウガ(薮茗荷)
道端に咲いていた地味で目立たない花である。しかし、その花をよく見るとなかなか可愛い。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 2000 ) 露出補正 なし
020_220718104 X800 △舞岡公園 Z50 18-140.jpg 20.カラタチ((枳殻、枸橘)に来たアゲハ
瓜久保の家の入り口にカラタチの植え込みがある。カラタチはミカンの仲間で、アゲハの食草のひとつだ。カラタチは、病気に強い、早く実がなる、樹の高さが低い、接ぎ木品種の味が良いなどの利点からミカンの台木として使われるそうだ。この木にも実がなっているが、食用にはならない。やってきたアゲハは♂のようにも見える。この日はこの辺で切り上げる。駐車場へ戻る道もめぼしい蝶は現れなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 640 ) 露出補正 なし


2022年5月13日

舞岡公園に春が来た(続き)4月23日

11時になると汗をかくほど暖かくなってきた。
 南門から歩いてきて、北門を過ぎてしばらくすると、休耕畑から狐久保へ抜ける左に行く小路があるが、その休耕畑に咲くダイコンの白い花にジャコウアゲハの雄が来ていた。ツマキチョウや、ベニシジミも飛ぶ。しばらくここで撮影を楽しんだ。
 そして帰りがけには、朝来たときに、けやき広場の辺りで、気温が上がれば、きっと黒いアゲハたちが来るだろうと期待していたヤマツツジの花にクロアゲハ、カラスアゲハ、ジャコウアゲハが次々にやってきて、楽しませてくれた。

000_220423205 X700 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg
休耕畑でダイコンの花に飛来したジャコウアゲハ 2022年4月23日 横浜市戸塚区 舞岡公園

017_220423086 X800 〇舞岡公園 カントウタンポポ Z50 18-140.jpg 17.狐久保
公園の北門への道を左に折れて、ツマキチョウや、ベニシジミを探しながら、休耕畑とミズキ休憩所の丘の間の小径を歩く。突き当りが狐久保というところだ。写真のような原っぱになっている。ここで見られるチョウは、スジグロシロチョウ以外ほとんどないが、まだ発生してきていないようだ。カントウタンポポが咲いている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 18mm ISO110 ) 露出補正 なし
018_220423095 X800 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 18.ジャコウアゲハ雄 -1
狐久保まで行って、休耕畑の入り口まで戻ってきた。休耕畑にダイコンの花が咲いていたが、そこに黒いアゲハが来ていた。ジャコウアゲハの雄だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO140 ) 露出補正 なし
019_220423105 X800 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 19.ジャコウアゲハ雄 -2
なかなか、落ち着いて撮らせてくれない。チョウまでの距離が3~4mある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO110 ) 露出補正 なし
020_220423112 X800 〇舞岡公園 Z50 18-140.jpg 20.ジャコウアゲハ雄 -3
しばらくダイコンの花の周りを飛び回って草の葉に止まる。左側後翅が少しちぎれているようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO720 ) 露出補正 なし
021_220423136 X800 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 21.ベニシジミ -4
ベニシジミが多く飛ぶようになった。ここまで近寄って撮れたら、このレンズもまずまずである。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 57mm ISO720 ) 露出補正 なし
022_220423145 X800 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 22.ベニシジミ -5
広角端で撮った。もう少し絞ると背景がはっきりすると思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 18mm ISO110 ) 露出補正 なし
023_220423150 X800 △舞岡公園 Z50 18-140.jpg 23.ジャコウアゲハ雄 -4
ダイコンの白い花には2頭のジャコウアゲハが来ていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO220 ) 露出補正 なし
024_220423167 X800 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 24.ジャコウアゲハ雄 -5
吸蜜中の雄に別の雄がぶつかるように接近している。2頭ともきれいな個体だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO250 ) 露出補正 なし
025_220423192 X800 〇舞岡公園 Z50 18-140.jpg 25.ツマキチョウ雄 -2
狐久保への小径のタンポポにツマキチョウが来た。ゆっくり吸蜜を始めるのを待つ。この日はたびたびツマキチョウの姿を見たが、なかなかシャッターチャンスがなかった。 

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/800秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
026_220423199 X800 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 26.ツマキチョウ雄 -3
前の写真と同じ個体。落ち着いて吸蜜してくれている。少しずつ近づいてシャッターを切って行った。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/800秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
027_220423220 X800 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 27.ジャコウアゲハ雄 -6
12時が過ぎた。そろそろ引き上げようと思い、来るときに見てきたヤマツツジに黒いアゲハが来ていることを期待して駐車場へと向かう。そのヤマツツジに絡んでいたジャコウアゲハが、飛び疲れたのか近くの葉の上に止まった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6 1/500秒 115mm ISO250 ) 露出補正 なし
028_220423224 X800 ◎舞岡公園 クロアゲハ Z50 18-140.jpg 28.クロアゲハ雄 -1
今度はクロアゲハが来た。小さい。後翅前縁の白い帯が鮮やかだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO250 ) 露出補正 なし
029_220423235 X800 ◎舞岡公園 クロアゲハ Z50 18-140.jpg 29.クロアゲハ雄 -2
前の写真と同じ個体である。損傷のないきれいな個体だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO280 ) 露出補正 なし
030_220423237 X800 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 30.ジャコウアゲハ雄 -7
別のジャコウアゲハが飛んできて、しばらく吸蜜もせず、ヤマツツジの周りを飛び回っていたが、また、同じように近くの葉の上に静止した。羽化したてのようなきれいな個体だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO180 ) 露出補正 なし
031_220423251 X800 〇舞岡公園 カラスアゲハ Z50 18-140.jpg 31.カラスアゲハ雄 -1
今度はカラスアゲハが飛来し、ヤマツツジの花で吸蜜を始めた。偶然に私の立っている位置が良くて、開翅シーンをほぼ正面から撮ることが出来た。ミヤマカラスアゲハかと見紛うほど鮮やかだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 78mm ISO220 ) 露出補正 なし
032_220423252 X800 ◎舞岡公園 カラスアゲハ Z50 18-140.jpg 32. カラスアゲハ雄 -2
前の写真と同じ個体である。少しトリミングしている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 80mm ISO220 ) 露出補正 なし
033_220423255 X800 ◎舞岡公園 カラスアゲハ Z50 18-140.jpg 33.カラスアゲハ雄 -3
今度は裏面を見せてくれた。残念だがミヤマカラスアゲハではないことを確認。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 140mm ISO400 ) 露出補正 なし
034_220423260 X800 ◎舞岡公園 ジャコウアゲハ Z50 18-140.jpg 34.ジャコウアゲハ雄 -8
さっき葉っぱの上で静止していた個体と思われるジャコウアゲハがヤマツツジの花に絡んできた。このあと、モンキアゲハ、ナガサキアゲハが来ないかと思ってしばらくねばってみたが、現れなかった。やはり、時期がまだ少し早いのかなと思う。しかし、この日は舞岡公園では久しぶりに満足できる成果だった。最低気温17℃、最高気温26℃という気温の高さがチョウの活動を活発にさせたのだと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO720 ) 露出補正 なし


2021年8月22日

酷暑の舞岡公園 クサギの花 8月11日

真夏にはあまり舞岡公園を歩くことがない。チョウが少ないのだ。しかし、園内に何本かあるクサギの花に黒いアゲハたちがやってくる。クロアゲハ、モンキアゲハ、ナガサキアゲハ、カラスアゲハだが、第2化は7月後半ごろから発生する。しかし、その頃にはクサギの花がまだほとんど咲いていないのだ。クロアゲハだけは少し遅れて第2化が出てくる。
 今頃はそのクサギの花が最盛期の頃と思い、運動不足を補うためにも、出かけてみることにした。
 チョウはほんとに少なかったが、古民家の裏手にある2本のクサギの木は見事に花を咲かせていた。匂いを放っている。9時半に立ち寄った時には、黒いアゲハの姿はなかったが、一回りして、10時40分ごろに戻ってくるとクロアゲハが吸蜜に来ていた。破損のないきれいな雄だった。しばらくするとモンキアゲハの雄が2頭やってきた。モンキアゲハは2頭とも破損していた。
 ほかに見かけたチョウは、カラスアゲハ、キタキチョウ、モンキチョウ、コチャバネセセリ、アカボシゴマダラ、ヤマトシジミくらいだった。

1.カラスアゲハ雌
緩やかに飛ぶカラスアゲハの雌がいた。しばらくフワフワ飛んでいたが、翅を広げてハギに止まった。カラスアゲハの雌はしばしばこんな姿勢を見せる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1250 ) 露出補正 なし
001_210811010 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg
2.ジャコウアゲハの蛹
ウマノスズクサにジャコウアゲハの蛹が付いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 31mm ISO800 ) 露出補正 なし
002_210811029 X800 〇舞岡公園 ジャコウアゲハ蛹 RX10M4.jpg
3.古民家裏の小径に咲くクサギ(臭木)
思った通り、古民家裏の小径に咲くクサギは見事に咲いていた。周囲にはその匂いが漂う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 13mm ISO500 ) 露出補正 なし
003_210811033 X800 舞岡公園 古民家裏 RX10M4.jpg
4.クサギの花
wikipediaによると、クサギの花は8月頃咲く。花びらは萼から長く突き出してその先で開く。雄しべ、雌しべはその中からさらに突き出す。花弁は白、萼ははじめ緑色でしだいに赤くなり、甘い香りがある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 43mm ISO320 ) 露出補正 なし
004_210811036 X800 〇舞岡公園 古民家裏 RX10M4.jpg
5.ヤマトシジミ
クサギの花にチョウが来ていないので、また後で来ようと古民家主屋の裏庭へ回る。ヤマトシジミがいた。開翅してくれなかったので、雌雄が分からない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
005_210811043 X800 ◎舞岡公園 古民家裏 RX10M4.jpg
6.ナンバンキセル(南蛮煙管、野菰)
草に覆われたわかり難いところに毎年この頃に咲く。過去に見てきた場所を覗いてみたが、見当たらない。近くに居られた管理者の方に「ナンバンキセルはまだですか?」と尋ねてみたところ。「咲き始めましたよ」とその場所を教えてくださった。少し離れた違う場所に咲いていた。ハマウツボ科ナンバンギセル属の寄生植物で、ここではススキの根に寄生している。葉緑素が無く、寄主の根から吸収した栄養分に依存して生育するのだそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/320秒 35mm ISO3200 ) 露出補正 なし
006_210811049 X800 〇舞岡公園 古民家裏 ナンバンキセル RX10M4.jpg
7.セミの抜け殻のコレクション
前日(8/10)に舞岡公園のブログを見たところ、"今、鳴いているのは6種類。小谷戸の里の事務所前に、6種類のセミの抜け殻を展示しました。大きくていかつい「クマゼミ」、「アブラゼミ」と「ミンミンゼミ」の殻はよく似ていて見分けづらい。違いは触角。小振りで茶色が濃いのは「ヒグラシ」、色が薄いのは「ツクツクボウシ」、そして、ころんと小さくて土にまみれているのは「ニイニイゼミ」です。"とコメントされていた。これがその「展示」である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 22mm ISO2500 ) 露出補正 なし
007_210811052 X800 舞岡公園 古民家  RX10M4.jpg
8.モンキチョウ雌 -1
一旦、古民家の里を離れ、かっぱ池の方へ向かう。途中の体験畑の辺りにわずかだがコスモスの花fが咲いているところがあり、その一輪にモンキチョウの雌が来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 42mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_210811058 X800 ◎舞岡公園  RX10M4.jpg
9.モンキチョウ雌 -2
青空を入れて撮りたいと思い、広角端でカメラを持つ手を伸ばして撮ろうとしたが、なかなか近寄らせてくれなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_210811063mt X800 ◎舞岡公園  RX10M4.jpg
10.コチャバネセセリ
弾丸のように飛んできて、目の前の葉に止まった。新鮮な第二化だった。翅形からすると雌のように見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 181mm ISO2500 ) 露出補正 なし
010_210811073 X800 〇舞岡公園  RX10M4.jpg
11.クロアゲハ雄 -1
11時前に再び古民家裏のクサギが咲くところに戻ってくると、クサギの花の周りを黒いアゲハが周回している。クロアゲハの雄だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 62mm ISO1250 ) 露出補正 なし
011_210811084 X800 〇舞岡公園  古民家裏 RX10M4.jpg
12.クロアゲハ雄 -2
近くに咲く花に来てくれた。ほとんど無傷のきれいな雄だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 62mm ISO1250 ) 露出補正 なし
012_210811087 X800 ◎舞岡公園  古民家裏 RX10M4.jpg
13.キタキチョウの雌雄 -1
クサギからチョウがいなくなったので、母屋の裏庭に面した縁側に座って一休みしていたところ、キタキチョウの雌雄が絡んでいた。雌はハギの新芽に産卵しようとしているようだったが、そこへ雄が飛んできた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO320 ) 露出補正 なし
013_210811095 X800 〇舞岡公園 古民家裏 RX10M4.jpg
14.キタキチョウの雌雄 -2
もう1頭、雄が飛んできた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO320 ) 露出補正 なし
014_210811098 X800 ◎舞岡公園 古民家裏 RX10M4.jpg
15.モンキアゲハ雄 -1
また、クサギの花が咲くところへ戻る。今度はモンキアゲハが来ていた。しかし、だいぶ破損してしまっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 196mm ISO320 ) 露出補正 なし
015_210811109 X800 ◎舞岡公園 古民家裏 RX10M4.jpg
16.モンキアゲハ雄 -2
花から花へと。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 196mm ISO320 ) 露出補正 なし
016_210811111 X800 ◎舞岡公園 古民家裏 RX10M4.jpg
17.モンキアゲハ雄 -3
厚い日が続いていた。この雄は羽化してからどのくらい経つのだろうか?

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 196mm ISO400 ) 露出補正 なし
017_210811113 X800 ◎舞岡公園 古民家裏 RX10M4.jpg
18.モンキアゲハ雄 -4
トリミングして、きれいなところを見てもらおう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 196mm ISO320 ) 露出補正 なし
018_210811114tm X800 〇舞岡公園 古民家裏 RX10M4.jpg
19.コミスジ<br> 比較的破損のない個体がいた。ミスジの仲間は外見から雌雄を判断するのは難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels<br> プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 196mm ISO320 ) 露出補正 なし
019_2108111238 X800 ◎舞岡公園 古民家裏 RX10M4.jpg


2021年6月28日

舞岡公園 平地産ゼフィルスを探しに ② 6月9日

6月9日 舞岡公園のつづきである。
 瓜久保から北門に出て、体験畑の手前を狐久保へと歩く。アカボシゴマダラもいたが撮影チャンスなし。ウラギンシジミ♂が多い。発生初期なのだろう。
 狐久保の井戸の脇を歩くとオレンジ色が飛び出して、すぐ近くに止まった。ウラナミアカシジミだったがすでに傷んでいる。ムラサキシジミも飛び出した、路上で口吻を伸ばす。 開いてはくれなかった。
 もしやウラゴマダラシジミではないかと思い、目を凝らすもいずれもルリシジミの♀だった。満たされぬ思いで帰路につく。

014_210609111 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 14.ウラギンシジミ♂
ウラギンシジミが目につく。2日前に行った八王子城跡でもそうだったが、この時期のウラギンシジミは地面で吸水する個体が多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 201mm ISO100 ) 露出補正 なし
015_210609118 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 15.ウラナミアカシジミ -5
狐久保に入るとオレンジ色が飛んでいた。すぐに下草に止まる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 46mm ISO1600 ) 露出補正 なし
016_210609121 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 16.ウラナミアカシジミ -6
向きを変えた。肛角部が少しちぎれている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 46mm ISO2000 ) 露出補正 なし
017_210609126 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 17.ウラナミアカシジミ -7
活動するのは夕方から日没にかけてというが、その時間にここを訪れたことがない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 18mm ISO100 ) 露出補正 なし
018_210609130 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 18.ウラナミアカシジミ -8
葉の上を離れない。近づいて広角側で撮ったが、じっとしてくれている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
019_210609152m X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 19.ムラサキシジミ -1
敏捷に飛ぶムラサキシジミが、路上に止まって吸汁を始めた。じっとしている。裏面の模様ははっきりしない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO500 ) 露出補正 なし
020_210609144m X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 20.ムラサキシジミ -2
望遠側で撮った。♂♀の区別はつかない。成虫で越冬するが、6月中旬になると今年生まれの成虫が出てくる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 215mm ISO500 ) 露出補正 なし
021_210609155 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 21.アカシジミ -4
駐車場へ戻る途中、クリの花に潜り込んでいたアカシジミがいた。この個体も擦れている。今年は発生が遅いのかと思っていたが、そうではなさそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
022_210609161 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 22.ルリシジミ♀ -1
もしやウラゴマダラではないかと思って撮るがルリシジミだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 183mm ISO400 ) 露出補正 -1.0段
023_210609168 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 23.ルリシジミ♀ -2
3月の終わりから、秋まで年4~6回発生する。この♀は発生後の日齢が進んでいるようで、大分擦れていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 193mm ISO100 ) 露出補正 なし
024_210609180 X800 〇舞岡公園 産卵 RX10M4.jpg 24.サトキマダラヒカゲ
サトキマダラヒカゲは南門の傍でもよく見かける。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixel
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 198mm ISO400 ) 露出補正 -1.0段


ウラギンシジミ,ウラナミアカシジミ,アカシジミ,ムラサキシジミ,ルリシジミ,サトキマダラヒカゲ,クリ,

2020年3月14日

舞岡公園の春 3月11日

新型コロナウィルスの流行で、自由に動き回ることもはばかられ、ここのところ、比較的近所の保土ヶ谷公園、舞岡公園しか行っていない。
 前日は冷たい雨が降っていたが、一夜明けて良い天気になった。日一日と春らしくなっている。「舞岡公園の自然 2」という毎日更新されているブログをフォローしているが、3月1日にモンシロチョウが発生していた。この日は舞岡公園へ行ってモンシロチョウの写真を撮ろうと車で出かけた。
 舞岡公園はすっかり春になってきている。もちろん、モンシロチョウに会えたし、越冬明けのムラサキシジミ、キタテハ、テングチョウ、キタキチョウ、ウラギンシジミも飛んでいた。また、撮影はできなかったが、早々のルリシジミもいた。
 この日は水曜日だったが、新型コロナウィルスの流行で、学校が休みになっているためか、小学生や中学生も多い。また、お母さんたちは公園は安全な場所と思ってか小さなお子さんを連れてこられている。年配のご夫婦も話をしながら歩いておられる。私と一緒で他に行くところがないのかもしれない。水車小屋の近くはこの日も野鳥愛好家の三脚が立ち並んでいたが、今日は野鳥が少ないようだった。
 約2時間、写真を撮りながら、舞岡公園の春を楽しんできた。

1.キブシ(木五倍子)の花
けやき広場からもみじ休憩所へ行く途中に両側に2本、キブシの木があった。春、葉が伸びる前に淡黄色の房のように下がる総状花序をつけている。長さ3-10cmになる花茎は前年枝の葉腋から出て垂れ下がり、それに花がつくので、まだ花の少ない時期によく目立つ。小さな花の集まりだが、この花にチョウもやってくる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 56mm ISO100 ) 露出補正 なし
  200311_001.jpg
2.移植されたスダジイ
南の丘に大きなスダジイの木がある。根元には江戸時代の石碑などがあって、由緒も窺える。10年位前に、横浜の銘木、古木になっているのこの木が、都市計画道路横浜藤沢線(上永谷舞岡地区街路整備工事)にひっかかるため植え替えが行われた。昨年、2019年春、「南の丘」に移植されたこのスダジイがようやく活着したとして、永らく閉鎖されていた「南の丘」が開放された。 大原谷戸池の方に抜ける道があり、ミズイロオナガシジミや栗の花に来たアカシジミなどを撮った記憶があるが、その道はなくなっていた。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_002.jpg
3.モンシロチョウ♀
今年初めてモンシロチョウに会えた。♀だった。あまり良い写真ではないが、今年初めてのモンシロチョウなので、モンシロチョウには悪いが、何時もなら見向きもしないのに、大事に記録する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 217mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_003.jpg
4.ウグイスカグラ(鶯神楽)
可愛い花が咲いていた。ウグイスの意味は、鶯の鳴く時期と関係し、神楽は「鶯隠れ」が変化したとの説などあるという。実(6~7月ごろ)は甘く食べることができ、一説には、この実をウグイスがついばむ姿が神楽を踊っているように見えることが名前の由来とも言われている。ウグイスカグラもウツギの仲間だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 117mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_004.jpg
  5.シジュウカラ(四十雀)
比較的どこでも良く見る鳥である。日本ではほぼ全国に分布し、平地から山地の林に住むが、市街地、住宅地で見ることも多い鳥という。鳥の中でもいち早く春を告げるシジュウカラは、四十雀と書くが、「たくさん群れるから」という説や、「スズメ40羽分の価値がある」として、名付けられたという説もあるという。ゴジュウカラという鳥もいる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 129mm ISO125 ) 露出補正 なし
200311_005.jpg
6.ハクモクレン(白木蓮) 3/21訂正
古民家の庭でハクモクレンの花が咲き始めていた。
実はこの時は、コブシと思っていたが、3月21日に再び訪れた折、ハクモクレンだと気が付いたので記述を訂正した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 14mm ISO100 ) 露出補正 なし  
200311_006.jpg
7.ボケ(木瓜)
古民家の庭にボケが植えられていた。wikipediaでは、和名のボケは、果実が瓜に似ており、木になる瓜で「木瓜(もけ)」とよばれたものが「ぼけ」に転訛したとも、「木瓜(ぼっくわ)」から「ぼけ」に転訛したとも言われるとあった。今年は花が咲くのが少し遅いように思うが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_007.jpg
8.古民家主屋など閉館
小谷戸の里の古民家主屋(旧金子邸主屋)は普段は開放されていて、中に入って見学することが出来るが、「古民家等一時閉館のお知らせ」という紙が貼られていて、新型コロナウィルスの感染拡大予防のため、3月15日まで納屋や売店などとともに閉館になっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_008.jpg
9.ネコヤナギ(猫柳)
古民家の裏庭に回ってみる。前回2月23日に来たときは、マンサクとアカバナマンサクが咲いていたが、花は終わりになっていた。代わりに、このネコヤナギが主張していた。写真は特徴的な銀白色の毛で目立つネコヤナギの花穂で、花期は3月~4月だ。これから次々に咲いてくる。「ネコヤナギ」の和名はこれをネコの尾に見立てたことによる。地方によりネコジャラシなど多くの呼び方があるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 125mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_009.jpg
10.ウラギンシジミ ♀
小谷戸の里の入り口近くのツバキの葉に、ウラギンシジミの♀が止まった。越冬したチョウだが、翅の傷みはほとんどない。この時期に見られる本種はほとんどが♀だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 132mm ISO250 ) 露出補正 なし
200311_010.jpg
11.ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)
春に道端で良く咲いている花だ。ヨーロッパを原産地として、日本では明治時代中期に帰化した外来種で、主に本州を中心に分布する。中国・朝鮮半島から日本に分布する、同属の高さが30-50cmくらいになるオドリコソウがあり、草丈が10cm~25cmの本種はヒメの名が冠されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 25mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_011.jpg
  12.キタテハ秋型 -1
この日は、気温が上がるにつれ、越冬したキタテハの秋型が多く飛んでいた。この個体は色は褪せているが翅は切れていない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 201mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_012.jpg
13.モンシロチョウ翔ぶ
飛び立つタンポポ(ニホンタンポポと思う)で吸蜜していたモンシロチョウの♂が飛び立った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_013.jpg
14.モンシロチョウ♂
モンシロチョウは春の陽を浴びて元気に飛び回り、せっかくの今が盛りのタンポポなのに、あまり止まってくれなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_014.jpg
  15.キタテハ秋型 -2
キタテハが元気だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 198mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_015.jpg  
16.キタテハ秋型 -3
体験畑の先を左に入り、狐久保へ行く道に咲くタンポポにキタテハが吸蜜に来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_016.jpg
17.タイワンリス -1
狐久保への道でタイワンリスが何かエサを探していた。 ゆっくりと近づいて撮る。あまり警戒しないのかすぐには逃げない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 41mm ISO125 ) 露出補正 なし
200311_017.jpg
18.タイワンリス -2
先日、保土ヶ谷公園で見たタイワンリスは体が大きかったが、この個体は小さいように見える。これくらいの大きさであれば"可愛い"と思える。しかし、タイワンリスは雑食性で木の実などの植物の他、昆虫やカタツムリだけではなく、鳥の卵も食べるそうだ。メジロやコゲラなどの巣に侵入し、大切に育てている卵を食べ、これらの野鳥の個体数減少の原因を作ってしまっていることもあるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 102mm ISO125 ) 露出補正 なし
200311_018.jpg  
19.テングチョウ -1
越冬したテングチョウがこの暖かさで眠りから覚め、活動を始めた。ユキヤナギの花に飛んできた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_019.jpg
20.火の見櫓
瓜久保の家という休憩所の前庭に、鉄塔の火の見櫓がある。威風堂々という感じの櫓で、半鐘を吊した屋根の上に風見鶏まで付いている。9年前のこの日(3月11日)、午後2時46分に東日本大震災に襲われたが、この火の見櫓の半鐘もその時から傾いたままになっていたという。次回行ったときに良く見てみよう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_020.jpg
21.テングチョウ -2
先に撮ったのとは別の個体である。開翅してくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_021.jpg
22.テングチョウ -3
飛び立って、飛行姿勢を見せてくれた。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
200311_022.jpg
23.コガモ♀ -1
カッパ池に2羽の鳥がいた。カルガモかなと思ったが、カルガモよりは小さい。通りがかりの方が、コガモの♀だと教えてくださった。美しい青緑色に見える翼鏡がある。wikipediaによると、「コガモは体長34〜38cm。翼開長58〜64cm。雄の方がやや大きい。ドバトより一回り大きい程度で、日本産カモ類の中では最小種のひとつ」とあった。日本では、冬鳥として全国に飛来する。全国で普通に見られ、市街地の河川や公園の池などでも観察されるとあったが、帷子川では見たことがない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし  
200311_023.jpg
24.コガモ♀ -2
「雄は頭が栗色で、目の周りから後頸にかけてが暗緑色、身体は灰色で、側面に横方向の白線が入る。下尾筒は黒く、両側に黄色い三角の斑がある。翼は暗褐色だが、翼鏡は緑色。嘴と足は黒い」とあった。2羽いたが2羽とも♀のようだ。♀は全体に褐色で、黒褐色の斑がある。下尾筒の両脇は白い。雄と同様に緑色の翼鏡が見られる。池の淵に来て水草を食べているようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
200311_024.jpg


2017年4月15日

チョウ と 野鳥 舞岡公園 3月17日

まだちょっと肌寒い日だったが、そろそろチョウも飛び始めるだろうと、舞岡公園へ出かけた。
 この日はもう一つ目的があって、舞岡公園から横浜市営地下鉄の舞岡駅の方へ行ったところにある、舞岡ふるさと村「虹の家」というところで、3/11~3/20まで、第5回 写真展 「生き物たち」 が開催されていて、それを見たかった。チョウの写真が多く展示されていたが、舞岡公園に生息するチョウのみならず、ヒョウモンモドキなど、珍しいチョウの写真もあり、興味深かった。
 この日は、駐車場から南門を入って、まっすぐ舞岡ふるさと村「虹の家」へ向かおうとした。途中、体験畑があるあたりで、陽光が注がれた菜の花に何かが絡んでいるのが見えた。テングチョウだった。そして数頭のモンシロチョウもいる。どうやら、チョウのシーズンも始まるようだ。
 写真展を見て、また、同じ道を戻ってきた。水車小屋の手前で、野鳥を撮る方々がカメラを構えておられた。ベニマシコだという声も聞こえる。私は見たことがない野鳥である。家に戻って、かろうじて捉えた写真を開いて、ネットで調べてベニマシコと確認した。

 この日は、n-shuheiさんに教えていただいた、スマホの山旅ロガーというアプリで、この日歩いたルートを記録し、測定結果のファイルをパソコンに送信、GoogleMapで表示することを試してみた。n-shuheiさんのブログでの説明がとても分かりやすく、何とか表示することができた。

舞岡公園散策地図(Google map)

1.マンサク(万作、満作、金縷梅)
先月、舞岡公園の小谷戸の里で赤褐色マンサクの花が咲いていたが、黄色い花が一般的と思う。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/160秒 81mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
2.モズ(百舌、百舌鳥、鵙)
いつもの道を歩いていると、飛んできた鳥が枝にとまった。肉眼では同定できない。撮った画像を見てみると、嘴が黒いのでモズのようだ。舞岡公園でモズは比較的多く見られる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.5 1/1000秒 258mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
3.越冬テングチョウ
狐久保への入り口に体験畑があり、そこに菜の花が咲いていた。日が当たって鮮やかな色だ。何かが絡んでいるので、近づいてみるとテングチョウだった。さすがに色あせてはいるが破損はない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.3 1/800秒 238mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
4.モンシロチョウ
モンシロチョウも飛んでいた。唱歌の歌詞のように菜の花に止まって吸蜜を始める。後ろにはテングチョウがいる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.5 1/500秒 258mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
5.開翅したモンシロチョウ
まだ発生初期のようでこの個体は♂だ。3m~4m離れているが、P610の258mm(35mm版換算1440mm)は、こんな時に役に立つ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.5 1/640秒 258mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
6.テングチョウ開翅
テングチョウはこちらに翅の模様が判るように止まってくれた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/800秒 179mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
7.瓜久保の家の梅
カッパ池に入るところに瓜久保の家という休憩所がある。ここには何本かの梅の花が植えられている。テングチョウを見たのは狐久保の入り口だが、ここは瓜久保という。この両者の地名に興味を持った。ネットで調べた限りでは判らない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.3 1/640秒 36mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
8.アオジ(青鵐、蒿鵐、蒿雀) -1
「虹の家」からの帰路、瓜久保の家を過ぎたあたりの散策路で地面をつついていた。はじめはスズメと思った。しかし、どこか違う。私にとっては初めて見る鳥だった。帰宅して調べてみるとアオジだと分かった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/125秒 72mm ISO250​ ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
9.アオジ -2
鋭い目と鋭い口が印象的な野鳥だ。飛び去らずにしばらく、歩き回って地面にいる何かを啄んでいた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/125秒 179mm ISO320​ ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
10.ベニマシコ (紅猿子) -1
きざはし池のところへ来た。ここはいつも多くの野鳥ファンがカメラを構えている。この日は水車小屋の手前の田んぼの縁に多くの愛好者が目を凝らしている。私には何がいるのかわからない。「ベニマシコの♀だ」とい声が聞こえた。何とかファインダーにとらえて連写する。♂は全体的に紅赤色を帯び、♀は雌は全体的に明るい胡桃色という。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.5 1/125秒 258mm ISO320​ ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
11.ベニマシコ -2
ベニマシコの♂は全体的に紅赤色を帯び、♀は雌は全体的に明るい胡桃色という。P610で連写すると、その連写した画像ファイル(7枚くらい)を取り込むのに時間がかかる。取り込みが終わるまでしばし次のシャッターが切れないのが難点だ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.5 1/320秒 258mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
12.カシラダカ (頭高) -1
「カシラダカ」という声も聞こえる。私は見たことがない。ベニマシコに比べ少し大きい鳥がいた。帰宅して撮った画像を見て、カシラダカとわかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.5 1/125秒 258mm ISO125 ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
13.カシラダカ  -2
土の中に虫でもいるのだろうか、啄んで嘴を動かしている。カシラダカの特徴である冠毛が隠れてしまった。「ウグイス」という声も聞こえたのでカメラで追ってみたが、探すことができなかった。ここには10数人のかたがおられれた。チョウと同じように、一人で探すより、多くの目で探す方が見つけやすい。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.5 1/125秒 143mm ISO110 ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。


2015年5月 3日

Petite Fleur et Petite Papillon 舞岡公園 4月23日


 急に暖かくなった。久しぶりに舞岡公園へ行ってみた。
  この日はベニシジミ春型やツバメシジミのきれいな個体を90mmマクロで撮ろうと思って出かけたのだが、残念ながらタイミングが合わなかったようだ。ベニシジミはすでに破損した個体が多い。ツバメシジミはその姿さえ見ない。舞岡公園の蝶は少なくなっていると思わざるをえない。それでも、この日は珍しくクロコノマチョウが飛んでいるのを見かけた。すぐ追いかけたが、見えなくなってしまった。黒くて大きな蝶がわさわさと飛ぶ感じで、ちらっと前翅先端のオレンジ色が見えた。このほか、ツマキチョウ、キアゲハ、アゲハ、モンキチョウ、キタキチョウ、モンシロチョウ、ルリシジミ、ベニシジミ、コチャバネセセリを目撃したが、数は少ない。

 一方、谷戸を歩くと小さな草花が咲いている。蝶が少ないので、これらの小さな花を見て歩く。先月末に来たときに咲いていたキフジ、コブシ、サンシュユ、ミツマタ、ボケ、マンサクなどと入れ替わり、季節はどんどん進んでいる。この分だとウツギやタニウツギが咲きだすのも早いかも知れない。

 必ずしも小さな草ばかりに咲く花ではないが、この時季の花を撮ってきた。私は植物の名前をあまり知らないので、名前を調べるのに苦労した。それらの花を並べてみる。​撮影のデータは省略するが、D5300+TAMRON 90mm と FUJIFILM FINEPIX HS50で撮った。どちらで撮ったかは写真を見ればお分かりになると思う。

150503-2_001.jpg このタニウツギの木は何年か前に剪定され、2~3年花を付けなかったが、昨年ごろから再び花を付けるようになった。ゴールデンウィークの頃にはモンキアゲハやナガサキアゲハが来ていたが今年はどうだろうか。谷戸にタンポポが咲いていた。まだ開き切らない花もあり、良く見るとセイヨウタンポポと少し違うようだ。
150503-2_002.jpg
これはセイヨウタンポポだろう。小さなバッタ?体長3mmほどだ。ハハコグサ(母子草)は春の七草の一つだ。
150503-2_003.jpg
カラタチはアゲハの幼虫が食べる。良くアゲハの♀が産卵にきている。90mm macro 寄って撮ると被写界深度が浅いのでピントを合わせるところが難しい。シャガ(著莪、射干)はアヤメ科の花だ。
150503-2_004.jpg
ハルジオンの花には良く虫が来る。蝶も石垣島のセンダングサのようにハルジオンの花が好きだ。ヒメジオンという良く似た花があるが、蕾が下に垂れ下がっているので、これはハルジオンの方だと思う。
150503-2_005.jpg
古民家の裏庭にはヤマブキが咲いていた。黄色いヤマブキと白いヤマブキがある。ムラサキサギゴケ(紫鷺苔)は形が鷺に似ているところからその名がある。
150503-2_11.jpg
アザミにもいろいろと種類が多い。春に咲くアザミ(薊)はほとんどノアザミという。ヒメオドリコソウは密集して生えていて、どれが花なのだろうかと思う。先端の葉の脇に、小さな唇形をした淡い紅紫色の花をたくさんつける。ダイコンの花は畑に咲いていた。モンシロチョウが飛び回っていた。
150503-2_006.jpg
アケビ(木通)がこんな花を咲かせるとは知らなかった。成長して果実となり、10cm前後まで成長し、9 - 10月に熟して淡紫色に色づく。ムラサキケマン(紫華鬘)にはツマキチョウも訪れる。
150503-2_007.jpg
まん中のホタルカズラ(蛍蔓)名前を調べるのに時間がかかった。​和名の由来は緑の中に鮮やかな瑠璃色の花が咲く様子をホタルに例えたことからという。ケキツネノボタン(毛狐の牡丹)も同定するのに時間がかかった。同じキンポウゲ科の花にキツネノボタンというのがあるが、こちらは全体に毛が生えているのでケキツネノボタンというそうだ。
150503-2_008.jpg
左、こんな小さなかわいい花をなぜオオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)などという名がついたのだろうか。形が似ているというのだが。カラスノエンドウ(烏野豌豆)はこの時季に良く見る。ミツバツチグリ(三葉土栗)も同定するのが難しかった。花と葉をしっかり撮っていかないと判別できない。
150503-2_009.jpg
トウダイグサとはどういう字を書くのかと思ったら燈台草だった。この草の姿を昔の灯明台にたとえたのだという。茎の先に5枚の葉が輪生し、花が杯状の総苞に包まれて茎先についている。しっかり見ないと花と葉の見分けが付きにくい。タツナミソウ(立浪草)はいい写真が撮れなかった。
150503-2_010.jpg
クローバの花はシロツメクサだ。このアカツメクサ(赤詰草)は同じシャジクソウ属だが、赤クローバーとも呼ばれるそうだ。モクレン(木蓮)は小さな花ではないが、古谷戸の里に咲くモクレンの背景にこいのぼりを入れた。3月末に来たときには黄色い濃厚な花を咲かせていたヒイラギナンテンは薄緑色の実を付けていた。これからブルーベリーのような色に熟していく。


  さて、この日のターゲットであったベニシジミはというと、先に記したようにすでに時期が遅かった。いつもの年だとまだ新鮮な春型がハルジオンをはじめ、オオイヌノフグリやタンポポで吸蜜する姿を見るのだが、この日はその個体数も少なく、破損した個体が多かった。ツバメシジミは全く見なかった。

150503_001.jpg 1.ベニシジミ -1
この日ベニシジミの写真を撮ったのは、体験畑から狐久保への道の右側のハルジオンの咲くところだけだった。この個体も擦れている。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.ベニシジミ -2
ベニシジミは活発に飛ぶ私の動体視力では捕捉できない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/900秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 3.ベニシジミ -3
これは比較的きれいな個体だった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.ベニシジミ -4
右後翅の外縁に少し切れたところがあるが、まあまあきれいな個体だ。ハルジオンが元気なので救われる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.ベニシジミ -5
このように破損した個体が多かった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.ベニシジミ -6
出来るだけ傷んでいない個体を撮っているのだが。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.キタキチョウ♀
♂に比べてやや大型で黄色が薄い。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/180秒 119mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 8.モンキチョウ♀
数は多くないが谷戸ではモンキチョウが元気に飛んでいる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.コチャバネセセリ -1
コチャバネセセリの発生は始まったばかりのようだ。きれいな個体が多かった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/800秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 10.コチャバネセセリ -2
コチャバネセセリもハルジオンで吸蜜する。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 11.コチャバネセセリ -3
どのコチャバネセセリもハルジオンの周りの舌状花と中心部の黄色い管状花との境目に口吻を伸ばしている。管状花は外側から中心部の方に開花が進む。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 12.コチャバネセセリ -4
この個体は翅の形に丸みがあって、お腹が太い。♀だろうと思う。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし