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Studio YAMAKOで“姫路城”が含まれるブログ記事

2021年3月24日

みなとみらい散策 ロープウェイが出来る 2月22日

昨日に続きこの日も良い天気になった。
最近、みなとみらいにロープウェイが出来るというニュースを聞いた。桜木町駅から汽車道沿いにみなとみらいの「World Porters」という商業施設までの短い間のようだが、工事中の様子を写真に撮っておこうかと思い、10時少し過ぎに家を出た。
 桜木町駅の駅前広場に新しいロープウェイの乗り場があった。ほぼ完成しているようだが、ゴンドラの姿はない。ランドマーク・タワーの前の、国指定重要文化財の旧横浜船渠株式会社第一ドックに係留されている帆船日本丸の大規模修繕は一昨年の3月に終了し、その後見に行っていないので、まず、そこから歩いてみることにする。日本丸は化粧直しされ、すっかりきれいになっていた。
 ロープウェイのロープを右手に見上げながら、汽車道を歩く。歩いている人は多くない。写真を撮りながら10分ほどで ロープウェイ 終点の「World Porters」駅に着いた。ほんの短い距離である。運賃は片道1,000円になるようだが、少々高い。観光用である。
 その後、赤レンガを通って、大さん橋に停泊中の「飛鳥Ⅱ」を見て、海上保安庁の桟橋がある方へ歩いて行くと、オレンジ色の大型客船のものと思われる煙突が見えた。どこにどんな船が止まっているのかと思い、その方向へ歩く。そこは新港埠頭と言われるところだった。
 2019年10月にオープンした、ホテル、商業施設を備えた複合施設である「新港ふ頭客船ターミナル」があった。ここへは来たことがない。多くの訪日客を迎えるため延伸されたという桟橋には、商船三井の「にっぽん丸」が停泊していた。いずれまた、ゆっくり来てみようと思う。
 ふたたび、WorldPortersの前まで戻り、汽車道を通って、JRの桜木町駅へ出た。自宅に戻って見たスマホの歩数計は11,800歩になっていた。

1. YOKOHAMA AIR CABIN  ゴンドラ桜木町駅
JR桜木町駅のみなとみらい側の広場に出ると、右手にまだ工事中のロープウェイ・ゴンドラ乗り場らしきものが見えた。右に回り込むと、ロープウェイの出発口が見えた。YOKOHAMA AIR CABIN(ヨコハマ・エア・キャビン)という。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段
210222001_001 桜木町ロープウェイ駅 X800 G7X.jpg
2. YOKOHAMA AIR CABIN 桜木町駅
ランドマークタワーを背景にゴンドラの出発口を見る。ロープは支柱1本で支えられている。この YOKOHAMA AIR CABIN は 泉陽興業 が運営する都市索道(都市型ロープウェイ)である。2018年(平成30年)5月 に横浜市の「まちを楽しむ多彩な交通」事業案において泉陽興業の提案が採用され、2019年(令和元年)12月 に 横浜市と泉陽興業が事業実施協定を締結が締結された。2020年(令和2年)1月 に本格着工され、現在は工事はほぼ完了している。2021年(令和3年)4月22日 に 開業が予定されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 15mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段
210222003_002 桜木町ロープウェイ駅 X800 G7X.jpg
3. クイーンズタワー
ランドマークタワーの右側には 3棟の超高層オフィスビルが連なる「クイーンズタワー」 が見える。一番手前がA棟だ。クイーンズスクエア横浜はこれらの「クイーンズタワー」やショッピングモール、シティホテルで構成される複合商業施設である。事業主体は東急だそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段
210222004_003 桜木町ロープウェイ駅 G7X.jpg
4. YOKOHAMA AIR CABIN の支柱
桜木町駅前から、 汽車道 に沿って YOKOHAMA AIR CABIN の支柱が続く。横浜のシンボルとしての顔を持つ大観覧車「コスモクロック21」が見える。全高112.5m、定員480名の世界最大の時計機能付き大観覧車で、夜は美しい光で装われる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 20mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段
210222011_004 工事中ロープウェイ X800 G7X.jpg
5.改修なった日本丸
2019年の1月11日に、20年ぶりの大改修中の日本丸を見に行った。その時は 旧横浜船渠株式会社第一ドック内の海水はすべて排水され、 ドライドックの状態にして、老朽化している船体・船底をはじめ、甲板やヤードなどの修繕 が行われていた。2019年3月末に完了したが、その後、見に行っていなかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段
210222012_005 日本丸 X800 G7X.jpg
6.ドックに映る日本丸
水が満たされたドックに改装なった日本丸の姿が映っていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 17mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段
210222024_006 日本丸 第一ドック X800 G7X.jpg
7.汽車道を歩く
  汽車道を歩くと右側にロープウェイの支柱が見える。泉陽興業によると、YOKOHAMA AIR CABINは「世界最新式の都市型循環式ロープウェイ」。定員8名計36基のゴンドラは、冷房システムや各種安全監視システム、LED照明など最先端の機能を備える。キャビンに最新式のバッテリーを備えることで、こうした機能が実現したと謳う。営業時間は10時~22時の12時間。運賃(片道)は大人1,000円、小児500円だそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 19mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段
210222028_007 汽車道 X800 G7X.jpg
8.港第1号橋梁から
汽車道には3っの橋が架かっているが、この橋は一番桜木町駅寄りの鉄橋である。 明治時代後期に架橋されたアメリカン・ブリッジ製のトラス橋で、前の写真で見られるように、「 AMERICAN BRIDGE COMPANY , OF NEW WYORK , U.S.A. 1907 」という銘板が打ち付けられていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段
210222032_008 汽車道 X800 G7X.jpg
9.汽車道を振り返る 第3号橋梁を渡って、運河パークと呼ばれるところに出る。もうすぐロープウェイは終点である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段
210222039_009 汽車道 X800 G7X.jpg
10.運河パーク
今日は暖かい。運河パークには黄色い花が咲いていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段
210222043_010 汽車道 X800 G7X.jpg
11. YOKOHAMA AIR CABIN
右側に汽車道が見える。ロープウェイの高さは最高で約40mだそうだ。桜木町駅側の出発駅から片道630mで終点の「World Porters」駅に到着する。また、ゴンドラ・駅舎・支柱のライトアップ(照明デザイン)は、横浜ベイブリッジや東京タワー、姫路城などのライトアップも手掛けた石井幹子が担当するそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段
210222047_011 汽車道 X800 G7X.jpg
12. YOKOHAMA AIR CABIN の支柱
支柱の数は全線で3本、いずれも運河上に設置されている。支柱の高さは32mから40mになるが、景観に溶け込むスリムな設計のためか、さほど圧迫感はない。空中に張られたケーブルは、左右それぞれ1本。このロープウェイの形式は、環状のケーブルに固定されたゴンドラが起終点を往復する「単線自動循環式」と呼ばれ、最も単純な形と言える。なおゴンドラはスイスのCWA社製とのこと。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段
210222049_012 汽車道 X800 G7X.jpg
13.終点の「World Porters」駅
終点の「World Porters」駅 は運河パークにある。左手に見えるのが商業施設である「World Porters」入り口の階段だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段
210222053_013 World Porters X800 G7X.jpg
14. 「World Porters」駅 到着口
ほぼ完成している。YOKOHAMA AIR CABIN の試運転は1月18日にも行われたようだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段
210222056_014 World Porters X800 G7X.jpg
15.汽車道とランドマークタワー
汽車道を歩けば桜木町駅から「World Porter」まで、10分~15分くらいのところだ。 「World Porter」に行くために片道1,000円で、わざわざロープウェイに乗ることはないと思う。 YOKOHAMA AIR CABIN は観光用で、言ってみれば観覧車のようなものかもしれない。しかし、ライトアップされた姿は是非見てみたいと思う。4月22日の開業が楽しみだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 19mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段
210222059_015 World Porters X800 G7X.jpg
16.赤レンガ倉庫へ
運河パークからは赤レンガ倉庫が見える。行って見たくなった。運河パークは整備されていて、この時期もキズイセンが咲いていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段
210222067_016 World Porters X800 G7X.jpg
17.赤レンガ倉庫2号館
赤レンガ倉庫の2号館と1号館の間にあるイベント広場に来た。月曜日の11時40分、緊急事態宣言の最中ではあるが、晴れた暖かい日なのに人が少ない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 22mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段
210222072_017 赤レンガ倉庫 X800 G7X.jpg
18.赤レンガ倉庫の避雷針
日本では、高さ20mを超える建築物には避雷設備を設けなければならない。 赤レンガ倉庫の避雷針は意匠的な要素をもつ部材として、建物の魅力を引き出している。たとえば、ジャックと呼ばれる横浜市開港記念会館などのような、クラシックな建物が多い横浜には、避雷針も飾り気のあるデザインのものが多いという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段
210222075_018 赤レンガ倉庫 X800 G7X.jpg
19.「かもめハープ」と「飛鳥Ⅱ」
赤レンガ倉庫の先は赤レンガパークとなっていて、そのすぐ向こうが大さん橋だ。「飛鳥Ⅱ」が停泊していた。手前の彫刻は「かもめハープ」という。デザインは井上みすずというかたで、「この作品は、人が集い、経済が豊かで、心が豊かな横浜を夢見て、社団法人横浜青年会議所が創立50周年(2001年)を記念して横浜市に寄贈したものです。」と書かれていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 26mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段
210222077_019 赤レンガ倉庫 X800 G7X.jpg
20.「飛鳥Ⅱ」
大さん橋に停泊する 50,444t、全長241m、全幅29.6m の「飛鳥Ⅱ」の船尾。 3/26(金)~ 3/28(日) 3日間 で相模湾をくるっと回るという「飛鳥Ⅱ」に乗船することが目的の船旅、また、3/31(水)~4/5(月) 6日間 の佐世保発着 陽春の金沢・舞鶴クルーズが予定されているが、外国を巡るクルーズはいつ実現できるのだろうか?

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 16mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段
210222083_020 飛鳥Ⅱ X800 G7X.jpg
21.「飛鳥Ⅱ」船首
「飛鳥Ⅱ」は、2020年1月より、シンガポールのセンブコープ・マリンにて、「飛鳥II」の就役時以来となる約60日間にわたる大規模改装を実施し、4月に母港・横浜へ帰港した。2020年1月から適用される硫黄酸化物(SOx)規制などの環境規制に対応。さらに、展望大浴場グランドスパへの露天風呂や、上級客室であるロイヤルスイートやアスカスイート専用のプレミアダイニングは「The Veil(ザ・ベール)」へと名称変更しスペースを拡張。カジュアルレストランの「リドカフェ」「リドガーデン」の改装や、PCコーナーとライブラリを兼ねたブックラウンジ「e-Square(イースクエア)」の新設、エントランスへのLEDディスプレイ設置などが行われた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段
210222084_021 飛鳥Ⅱ X800 G7X.jpg
22.赤レンガ倉庫とランドマークタワー
写真の赤レンガ倉庫2号館は1911年(明治44年)にできた。保税倉庫としての役割は1989年(平成元年)までに終え、しばらく放置されていたが、2002年(平成14年)に、1号館は展示スペース、ホールなどの文化施設、2号館は商業施設となった。一方、後ろに見えるランドマークタワーは1990年3月20日に着工され、1993年7月16日に開業した。70階建て、高さ296.33m。超高層ビルとしては2014年に開業した大阪市のあべのハルカスに次いで日本で2番目に高い。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段
210222087_022 赤レンガ倉庫 X800 G7X.jpg
23.海上保安資料館横浜館
海上保安庁の桟橋がある新港の方へ行って見る。北朝鮮工作船が展示されている海上保安資料館横浜館の前を通ると、オレンジ色の煙突が見えた。大きな船の煙突のようだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1250秒 16mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段
210222088_023 赤レンガ倉庫 X800 G7X.jpg
24.新港ふ頭客船ターミナル
wikipediaによれば、新港埠頭は明治後期から大正初期にかけて造成された。1905年(明治38年)12月28日に第1期の埋立が完成。翌1906年(明治39年)5月22日に新港町が新設された。その後、1911年(明治44年)から1913年(大正2年)にかけて、国営保税倉庫(赤レンガ倉庫)が完成した。みなとみらいには良く来るものの、今まで新港を訪れたことはなかったので知らなかったが、2019年にハンマーヘッドという 「新港ふ頭客船ターミナル」が出来ていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段
210222090_024 新港埠頭客船ターミナル X800 G7X.jpg
25.新港ふ頭客船ターミナル 館内
館内に入ってみた。客船ターミナル・商業施設・ホテルなどからなる地上5階建ての複合施設で、1階が商業施設およびCIQ、ホテルエントランス、2階が商業施設およびホテルフロント、3-5階がホテル客室となる。この施設名のハンマーヘッドというのは当地にある歴史的な産業遺産の遺構「ハンマーヘッドクレーン」に由来するそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2000 ) 露出補正 +0.3段
210222091_025 新港埠頭客船ターミナル X800 G7X.jpg
26.「にっぽん丸」
新港ふ頭客船ターミナルの階上に上がってみた。桟橋が見える。さっき見えたオレンジ色の煙突の主は「にっぽん丸」だった。「飛鳥Ⅱ」は日本郵船の船だが、この「にっぽん丸」は商船三井客船(通称:MOPAS)が運航する外航クルーズ客船である。内閣府が実施する青年国際交流事業「世界青年の船」と「東南アジア青年の船」でも使用されている。この船は3代目「にっぽん丸」で、1990年に三菱重工業神戸造船所で建造された。総トン数は 22,472トン、全長 166.65m、全幅 24.00mで、2020年に2回目の大改修が行われ、203室・最大532名になっているそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 24mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段
210222094_026 新港埠頭 X800 にっぽん丸 G7X.jpg
27.ハンマーヘッドとにっぽん丸
新港ふ頭客船ターミナルの建物の外に出ると、後ろ側にある註車場のほうへ歩いて行くと歴史的な産業遺産の遺構「ハンマーヘッドクレーン」があった。「にっぽん丸」のオレンジ色の煙突を、そのクレーンの鉄骨の間から撮った。  

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 18mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段
210222096_027 新港埠頭 X800 ハンマークレーン と にっぽん丸 G7X.jpg
28.Japan Coast Guard
  「にっぽん丸」が停泊していた桟橋の反対側に海上保安庁の桟橋があり、巡視船PL31が停泊していた。PL31「いず」は全長110m、総トン数 約3,500トン である。1995年の阪神・淡路大震災の教訓により、1997年に竣工した海上保安庁初の災害対応型巡視船だ。海上保安庁最大の艦艇は6,500トンの「しきしま」と「あきつしま」の2艇である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段
210222097_028 新港埠頭 Japan Coast Guard PL31 いず X800 G7X.jpg
29.「ハンマーヘッドクレーン」
「 ハンマーヘッドクレーン」は起重機のことだった。カナヅチのような形をしているものをハンマーヘッドというそうだ。wikipediaによれば、産業遺産「ハンマーヘッドクレーン」は1914年(大正3年)に建造されたイギリス製の50tジャイアント・カンチレバークレーンで、日本に3基(他は長崎県長崎市および佐世保市に現存)、世界でも17基しか存在しない貴重な産業遺産である。2007年に近代化産業遺産(経済産業省)に認定、さらに2018年には土木学会選奨土木遺産にも認定されている。関東大震災(1923年)でも倒壊せず、高度経済成長(1960年代)に入ると再び活躍した。1970年代以降、コンテナ化の進展と共に横浜港の港湾機能はより水深の深い本牧埠頭や大黒埠頭が中心となたったため徐々に使用されなくなり、2001年に廃止された。2010年には国が塗装の塗り替えおよび基礎補強工事を実施しており、耐震性の強化が図られている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 14mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段
210222098_029 新港埠頭 ハンマークレーン と にっぽん丸 X800 G7X.jpg
30.「にっぽん丸」全景
「にっぽん丸」 は商船三井客船が運航している。やはりコロナの影響であろうが、2月~3月のクルーズは中止されている。  

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 27mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段
210222105_030 にっぽん丸 X800 G7X.jpg
31.運河パークから桜木町へ
12:30、再び YOKOHAMA AIR CABIN の「World Porters」駅のある運河パークへ戻り、桜木町へ向かった。大分、歩く人が多くなった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 14mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段  
210222111_031 工事中のロープウェイ X800 G7X.jpg
32.港第1号橋梁とランドマークタワー
歩き始めてから一度も腰掛けることなく、青空が広がる汗ばむ陽気のなか、歩いては立ち止まってシャッターを押しながら1時間半がたった。横浜へ出て、何か食べて帰りたいと思いながら、JR桜木町駅へ向かった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段
210222113_032 工事中のロープウェイ X800 G7X.jpg


  

2018年5月21日

山陰・山陽バスツアー地図

3月29日~31日、1日目 倉敷美観地区→姫路城→大山、 2日目 足立美術館→出雲大社→萩城下町、 3日目 津和野→宮島 をめぐる2泊3日の某旅行社の周遊ツアーに参加した。初日は新横浜から新幹線に乗り、岡山まで行って、そこからバスに乗り換えて倉敷美観地区へ行く。その後3日間、下津井電鉄の観光バスで山陰山陽をめぐったツアーの記録である。

各数字マーカーをクリックすると、その地点で撮影した写真を見ることができる。


marker01.png :岡山県倉敷市美観地区 3月29日 marker02.png :兵庫県姫路市姫路城 3月29日
marker03.png :島根県安来市足立美術館 3月30日   marker04.png :島根県出雲市出雲大社 3月30日
marker05.png :山口県萩市 3月30日    marker06.png :島根県津和野町 3月31日
     marker07.png :広島県廿日市市厳島神社 3月31日

2018年4月15日

2泊3日で山陰山陽を周遊(2) 姫路城 3月29日

新幹線で通るたびに見ていたので、 姫路城 は是非行ってみたいと思っていた。 平成の大修理が行われて、白く輝く天守閣の姿は、白いサギが舞い立つように見えることから別名「白鷺城」と呼ばれるのは衆知の通りだ。昭和に行われた昭和の大修理から45年、平成の大修理と呼ばれた大天守保存工事は、傷みや汚れが激しくなった漆喰壁の塗り直しや屋根瓦の葺きなおしを中心に、平成21年(2009年)から5年をかけて行われ、平成27年(2015年)に完成した。
  姫路城は昭和26年(1951年)国宝に指定され平成5年(1993年)には奈良の法隆寺とともに日本初の世界文化遺産となった。
 最初の城は、 1333年、南北朝時代の播磨守護・赤松則村が京に兵を進める途中、姫山に砦を築いたことに始まる。本格的な城は1346年に赤松貞範が築いた。1545年に黒田重隆が姫路城に入り、1546年黒田官兵衛が姫路城で誕生したと伝えられている。その後、1580年、中国毛利勢討伐の武将として秀吉が姫路城に入り、大阪城を築くまでの3年間城主であった。1600年、関ケ原の戦いの後、池田輝政が姫路城主となる。池田輝政は姫路城の大改築を開始し、1609年には五重7階の連立天守閣が完成した。そして、城主は移り変わり、1867年に大政奉還がなされ、当時の城主酒井忠邦が天皇に領地と領民を返還した。姫路藩は廃止され、姫路県となったが、明治6年(1873年)姫路城は熊本城など全国56の城とともに存城となった。姫路城は池田輝政が1609年に完成させて以来、一度も戦火にまみえることはなく、内曲輪の城郭がほぼ完全な形で残っているそうだ。
 天守閣に上がることは出来るのだが、混雑していて断念した。桜が満開で姫路城を一層際立たせていた。

20.「大手門」から見た天守閣
姫路城の天守はバスの駐車場から見えていた。天守閣の入り口まではバスガイドさんが案内してくれる。「大手門」から入場口へ進む。この写真は大手門から入場口へ進む途中で撮った。何も慌てて撮る必要はなかったのに、はやる気持ちを抑えられなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f5 1/1000秒 51mm ISO100 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
21.「菱の門」
入場口から、ガイドさんの後について、団体チケットで城郭の中に入っる。「菱の門」という立派な門をくぐった。片側だけ石垣に乗る珍しい安土桃山時代の城門だそうだ。正面を見上げると灌木に花菱の紋があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
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22.桜と石垣と白い天守閣
右手に三国堀と桜を眺めながら「いの門」へと進む。今回見た姫路城は、白く輝く天守閣と満開の桜がテーマとなった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 23mm ISO100 ) 露出補正 なし
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23.「ろの門」
姫路城には、「菱の門」、「いろは・・・るの門」、「水の一・・・六の門」、備前門が現存している。その様式は様々という。防備面から頑丈さを重視した柵門や木戸、塀重門、冠木門、高麗門、櫓門、長屋門、埋門など安土桃山時代の様式を残す21の門が残っているそうだ。「いの門」の次の「ろの門」に来た。さすが、欧米からの観光客が多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 13mm ISO100 ) 露出補正 なし
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24.石垣と狭間
石垣の上には狭間が並ぶ。狭間は土塀の壁面に開けられた矢や鉄砲を放つための穴のことで、城を防備するために重要であった。現存する狭間の数は997か所だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 14mm ISO100 ) 露出補正 なし
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25.小天守
「ろの門」から「はの門」へは土塀の沿っての道だ。姫路城に小天守は3っある。桜も良い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 51mm ISO100 ) 露出補正 なし
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26.乾小天守
3っある小天守のうちで一番大きい乾小天守の前に来た。外観3層、 内部は地下1階、地上4階の造りになっているそうだ。この先から天守閣へ登ることができるが、長い列ができていた。大天守へ登るのは断念し、天守閣の石垣の下に広がる本丸(備前丸)へ進む。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 36mm ISO100 ) 露出補正 なし
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27.本丸からの眺め
天守閣の南側に開けた本丸(備前丸)から、西の丸、その向こうに姫路市内が眺められた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 36mm ISO100 ) 露出補正 なし
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28.「備前門」
天守の東側の折廻櫓に続く切妻の櫓門で、本丸(備前丸)への主要な出入り口となる城門である。築城の際、石不足であったため、門のすぐ脇には石棺が転用されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO160 ) 露出補正 なし
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29.狭間
狭間から下を撮った。カメラを下に向けないと撮れない。この正方形の狭間は鉄砲用の狭間だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 30mm ISO100 ) 露出補正 なし
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30.お菊井戸
播州皿屋敷のヒロインお菊が責め殺されて投げ込まれたという井戸で、もとは鶴瓶取井戸と呼ばれていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
31.しだれ桜と天守
お菊井戸のある二の丸から、枝垂れ桜と天守を撮った。本丸にある2本の松もいい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 23mm ISO100 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
32.大天守の鯱
鯱は瓦ぶき屋根の大棟の両端に付けられている飾りで、鬼瓦と同様に守り神とされた。姿は魚で頭は虎、尾ひれは常に上を向き、背中には幾重にも鋭いとげを持っているという想像上の動物を模しているそうだ。明治、昭和、平成のそれぞれの時代の鯱があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO2500 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
33.化粧櫓
二の丸を後にして、再び「ろの門」のところへ戻ってきた。「ろの門」の手前から、長局(百間廊下)に続く化粧櫓を眺める。 二の丸を後にして、「るの門」から三国堀に出た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 24mm ISO100 ) 露出補正 なし
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34.石垣と桜
初めて来た姫路城だったが、平年より少し早く咲いた満開の桜が、大歓迎してくれた。姫路城を語るとき、いつまでもこの光景が眼にに浮かぶと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
35.桜と天守閣 -1
満開の桜の花に見え隠れする天守閣。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 30mm ISO100 ) 露出補正 なし
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36.三国堀
三国掘りから天守閣、西に続く小天守を眺める。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 13mm ISO125 ) 露出補正 なし
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37.三国堀に映える天守、小天守
三国掘の水に天守閣が映り込んでいた。雲一つない春の好日である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 11mm ISO100 ) 露出補正 なし
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38.三国堀から西の眺め
堀の前を東に移動して、北西側を撮った。さっき通ってきた「菱の門」から「いの門」への桜並木が見える。その向こうは、西の丸へ続く化粧櫓だ。バスガイドさんに天守に登らないのなら、西の丸へ行ってみるとよいといわれていたが、その時間もなかった。西の丸の外周は櫓群で囲まれている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
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39. 桜と天守閣 -2
焦点距離を110mm(35㎜版換算で300mm相当)にして、桜にピントを合わせて撮る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 110mm ISO100 ) 露出補正 なし
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40.「菱の門」から退出
三国堀から左へ、 「菱の門」から退出した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
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41. 桜と天守閣 -3
姫路城は白く輝く天守閣と満開の桜だった。桜の花で作られた額縁から大天守を望む。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 97mm ISO100 ) 露出補正 なし
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42.桜門橋
「大手門」を退出し堀にかかる桜門橋を渡る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 20mm ISO100 ) 露出補正 なし
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43.和船
堀に沿ってバスの駐車場へ向かう途中、 船頭さんが漕ぐ、観光客を乗せた和船が見えた。和船は、夫・本多忠刻と幸せな10年間を暮らした千姫ゆかりの長局(百間廊下)の真下を通り、西の丸の「ワの櫓」で引き返し、今渡った桜門橋をくぐって姫路市立動物園にかかる赤い橋まで行って引き返して来る約30分間のコースのようだ。遠くだったので望遠で撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
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2018年4月11日

2泊3日で山陰山陽を周遊(1) 倉敷美観地区 3月29日

3月29日~31日、1日目 倉敷美観地区→姫路城→大山、 2日目 足立美術館→出雲大社→萩城下町、 3日目 津和野→宮島 をめぐる2泊3日の某旅行社の周遊ツアーに参加した。初日は新横浜から新幹線に乗り、岡山まで行って、そこからバスに乗り換えて倉敷美観地区へ行く。これから3日間、下津井電鉄の観光バスで山陰山陽をめぐる。
 のぞみ7号は10:19に岡山に着いた。小1時間バスに乗り、倉敷美観地区へ着いたのは、11時半ごろだった。バスガイドさんの後について大原美術館前まで行き、そのあと自由行動となった。といっても大して時間があるわけではない。倉敷川に沿った街並みを見て、アイビー・スクエアというところへ行ってみることにする。大原美術館にも入館してみたかったが、時間がなさそうだ。
 倉敷市は1928年(昭和3年)に都窪郡倉敷町の市制施行に伴い、最初の市が発足した。その後、1967年(昭和42年)の初代倉敷市・玉島市・児島市の3市による新設合併に伴い、現在の二代目倉敷市が発足している。 平成25年の人口は約48万人だそうだ。
 白壁の街並みの残る倉敷川沿いの街並みを歩き、アイビー・スクエアでは倉紡記念館などを見たあと、12時半にバスに戻り、姫路に向かった。なぜ新幹線で先に姫路で降りて姫路城を観光せずに、岡山から姫路へ戻るのか釈然としなかった。

1.大原美術館分館
バスガイドさんに引率されて駐車場から美観地区へと向かう。そこに大原美術館の分館があった。この彫刻はイギリスのヘンリー・ムーアの「横たわる母と子」という。1975年から76年の作品だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 35mm ISO250 ) 露出補正 なし
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2.大原美術館
新渓園という庭園のわきを抜けて、倉敷川に出る手前に 大原美術館 の本館があった。写真などでよく見るこの建物は大原孝四郎の3男で、大原家7代目、大原孫三郎(1880年-1943年)が、自身がパトロンとして援助していた洋画家児島虎次郎(1881年-1929年)に託して収集した西洋美術、エジプト・中近東美術、中国美術などを展示するため、1930年に開館した。西洋美術、近代美術を展示する美術館としては日本最初のものである。大原孫三郎の支援で1908年に渡欧した洋画家の児島虎次郎(1881~1929)はクロード・モネやアンリ・マティスから直接作品を購入するなどした。バスガイドさんの説明によると、第二次大戦で大原美術館が戦火を免れたのはその美術品を守るためといわれているそうだ。エル・グレコの受胎告知やモネの睡蓮などが収蔵されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
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3.倉敷川 今橋
大原美術館の前には倉敷川にかかる今橋があり、ここから倉敷美観地区がはじまる。 倉敷美観地区一帯は倉敷川沿いの柳並木と町並みで有名である。 倉敷川は、倉敷市の倉敷美観地区から岡山市南区の児島湖に流れる二級河川だそうだ。桜も満開だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 13mm ISO100 ) 露出補正 なし
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4.倉敷川 中橋
今橋を渡ったところから、中橋を見る。まず、アイビー・スクエアへ行ってみようと思う。倉敷川は川というよりは堀のようである。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 41mm ISO100 ) 露出補正 なし
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5.倉敷川
中橋の上から、下流を眺める。両側の街並みがまさしく美観である。向こうに見えるのは高砂橋だ。アイビー・スクエアへの行き方を、客待ちをしていた人力車の車夫さん尋ねたところ、この先の路地を左へ入っていくのだと教えてくれた。乗りもしないのに申し訳ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 42mm ISO100 ) 露出補正 なし
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6.川舟乗り場
かつて物資を積んだ川舟の往来でにぎわった倉敷川では、その風情を味わえる観光川舟が運行されている。観光客に人気らしい。500円だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 42mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.倉敷館
倉敷川が直角に折れるところにかかる中橋のほうを振り帰ってみると、その左側に倉敷館があった。 施設を長持ちさせるため、また、、バリアフリー化や、利用者の利便性向上に向けた改修工事のため、現在休館中だが、倉敷館は1917年(大正6年)に倉敷町役場として建てられた洋風木造建築である。現在は観光の起点や情報収集に観光案内所となっている便利なスポットだそうだ。建物は、国登録有形文化財に指定されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.路地
倉敷川から左に折れて、路地に入った。食べ物屋、土産物店などが軒を連ねる。倉敷はジーンズや帆布が名産だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 21mm ISO320 ) 露出補正 なし
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9.アイビー・スクエア入口
アイビー・スクエアは、江戸幕府の代官所跡に1889年(明治22年)に建設された倉敷紡績創業の旧工場で、1973年(昭和48年)に改修され、観光施設として再生された。倉敷紡績の関連会社「株式会社倉敷アイビースクエア」が経営・管理し、現在も倉敷紡績の登記上の所在地だそうだ。場所は倉敷美観地区に含まれ、建物は2007年(平成19年)11月30日に経済産業省より「近代化産業遺産」に認定されているという。 明治時代の倉敷紡績所を そのまま改装開発したホテルとなっている

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
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10.児島虎次郎記念館
アイビー・スクエアのアーチをくぐって左側に、昨年12月に閉館された児玉虎次郎記念があった。 この建物は,明治39年に倉敷紡績が5度目の工場増設を行った時、製品倉庫として建てられたものだ。煉瓦造り(一部木造)の平屋建物で、屋根は寄棟桟瓦葺、小屋組はトラス組だそうだ。昭和47~56年にかけて,大原美術館の分館として利用するために改装されたが、保存状態が良く、往時の姿をとどめているという。閉館に際し、収蔵品は、同美術館が活用策を検討してきた旧中国銀行倉敷本町出張所(同所、国登録有形文化財)に移転し、大原美術館開館90周年の2020年11月に「新児島館」(仮称)として開館する計画だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 11mm ISO100 ) 露出補正 なし
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11.倉紡記念館 -1
倉敷紡績 株式会社(クラボウ)は明治21年倉敷紡績所として創立された。初代社長に大原孝四郎が就任。翌22年、江戸時代の倉敷代官所跡地に当時としては最も近代的な紡績工場が操業を開始した。倉紡記念館は、昭和44年、クラボウの創立80周年の記念行事のひとつとして造られた。明治の創業期に建てられた工場は、その後現在の倉敷アイビースクエアとなり当時の原綿倉庫が倉敷の町並みに合わせて改造され、記念館に生まれ変わった。ここにはわが国紡績産業の時代の移り変わりを背景に、クラボウの歩みが、写真・模型・文書・絵画などによって展示されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/100秒 12mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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12. 倉紡記念館 -2
これは大原孝四郎の3男で、2代目大原孫三郎社長の執務机である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/125秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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13. 倉紡記念館 -3
昭和天皇は昭和25年3月、愛媛県行幸の折、当時国内で最も新しい紡績工場であった北条工場を視察された。後ろの書画は宗像志功のものである。宗像志功は 大原總一郎 の知遇を得て、戦時中倉敷を訪れてた時、倉紡従業員の教育に資するものと請われて、協力会社の倉敷工業㈱萬壽航空機製作所(旧倉敷紡績萬壽工場)の礼法室の襖に仕上げたのがこの書画だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/160秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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14.蔦が絡まる建物
この建物は倉敷紡績の発祥工場で明治22年(1889年)に建設された。そして、昭和20年(1845年)、終戦とともに長年にわたる操業に終止符をうち、休止工場として保存されていたのを昭和49年(1974年)に改装された。この壁面の蔦は、昭和の初期に西日のため室内の温度が上がるのを防ぐために植えられたものである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 39mm ISO320 ) 露出補正 なし
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15.考古館
そろそろバスに戻らなくては時間になってきた。来た道をアイビー・スクエアからたどっていく。中橋のところへ来ると、さっきは倉敷館しか気が付かなかったが、考古館というのがあった。考古館は1950(昭和25)年、江戸時代の土蔵作り米倉を改装して開館した。今では考古館の建物は、倉敷を象徴する倉として、ポスターや切手をはじめ、様々なデザインにも使用されており側面壁の貼り瓦の美しさも注目を集めているよいうだ。内部の展示品は、「吉備」地方である岡山県と周辺一帯を中心にした遺跡から発見された遺物が中心で数多くあるという。中を見る時間はなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 12mm ISO320 ) 露出補正 なし
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16.倉敷川舟流し
大原美術館を目標に倉敷川沿いに歩いていると、川舟が観光客を乗せて進んできた。かつて物資を積んだ川舟の往来でにぎわった倉敷川。その風情を味わえる観光川舟が運行されている。ゆったりと進む舟に腰を下ろして眺める白壁の町並みは、川舟流しならではの表情を見せてくれるというのだが、そんな時間的余裕はない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 20mm ISO100 ) 露出補正 なし
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17.有隣荘
中橋を渡って倉敷川の対岸へ回り込んだ。有隣荘という建物を背景に入れて川舟を撮りたかった。有隣荘は大原孫三郎が病弱だった妻を気遣って、家族で住むために建てた大原家の旧別邸だそうだ。独特の製法で焼かれた瓦は、見る角度によって緑色に光り、地元では「緑御殿」とも呼ばれているという。ここには昭和天皇も宿泊されたという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし
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18.新渓園
大原美術館の本館と分館との間に新渓園というところがあった。 この新渓園は明治26年、倉敷紡績の初代社長大原孝四郎の別荘として建設されたもので、和風建築として高く評価されたそうだ。その後、広く一般に開放されて、市民の憩いの場として親しまれてきたという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
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19. 下津井電鉄の観光バス
私たちが3日間お世話になるバスだ。 下津井電鉄は岡山県に本社があり、鉄道事業が創業時からの中核事業であったが、1991年に全線を廃止し、撤退したそうだ。その子会社である下電観光バスという会社のバスだ。バスガイドの話では、この地方では大手であり、これから行く観光地ではよくお目にかかるはずとのことだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 14mm ISO100 ) 露出補正 なし
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