検索結果: Studio YAMAKO

このブログを検索

大文字小文字を区別する 正規表現

Studio YAMAKOで“氷川神社”が含まれるブログ記事

2021年2月 4日

明治神宮 鎮座百年祭 11月21日(2020年)

私が通った小学校は、渋谷区立神宮前小学校と云い、原宿駅から若い人達で賑わう表参道をまっすぐ、青山通りのメトロの表参道駅へ向かう途中、明治通りとの交差点を少し過ぎた左側、その頃は、同潤会のアパートだったが、今は表参道ヒルズになっている建物の裏側にあった。
  明治神宮 の境内は子供の頃の遊び場であり、その参道にある灯篭の明かりに、夜中に集まって来ていたカブトムシやコクワガタ、時には立派なノコギリクワガタなどを採りに行ったものだった。

明治神宮 境内案内図 X650  マップ.jpg
明治神宮 境内案内図

その明治神宮が、大正9年(1920年)11月1日に、ここ代々木の地に創建されて100年になる。2020年10月30日(金)~2020年11月1日(日)に明治神宮鎮座百年大祭が開催された。
 2019年(令和元年)10月26日、記念事業の一環で、隈研吾さん設計による「明治神宮ミュージアム」が新たな宝物館としてが開館した。ここへ行って見たかったのが、第一の目的であったのだが、久しぶりに明治神宮を参拝してきた。
 原宿駅も新しくなった。原宿駅から直接、明治神宮南参道の入り口である鳥居の前に出られる。 「明治神宮ミュージアム」では、令和2年の10月17日から12月6日までの間、「明治神宮鎮座百年祭記念展」が開催されていた。 「明治神宮ミュージアム」は南参道を進んで石橋の先の右側にあった。開館時間は10時であり、その少し前に着いた。係の方が、玄関の落ち葉を竹箒で履いている。
 午前10時、開館と同時に入館(入館料1,000円)した。入ると1階にメインロビーがある。左側が「森の展示室」になっていて、「明治神宮に宿る(百年)(一年)(一日)(一刻)という4っの時間軸を通して、森と祈りの永遠性をお伝えいたします。」と説明されていた。2階に上がる。床からして木の香りが伝わる素晴らしい空間である。階段を上がったところの「宝物展示室」がメインの展示であり、そこは「倹約の御心が偲ばれるご愛用の鉛筆から、金色の鳳凰をいただく儀装車まで、明治天皇、明憲皇太后おゆかりの御物を常設展示」と説明されていた。残念ながら、展示物の撮影は不可だった。
 「明治神宮ミュージアム」を見学して、再び南参道を本殿に向かう。副都心線の北参道駅の方からの北参道と合わさるところで、直角に左(西)に曲がり、高さ12mの明神鳥居としては日本一の大鳥居を潜る。そして突き当りを右へ曲がると「本殿」がある。大鳥居を潜ると参道の左側には、明治神宮鎮座百年に関わるパネルが並んでいた。七五三を祝う家族連れの姿があった。
 「本殿」の参拝を終えて御苑維持協力金500円をお支払いして、「明治神宮御苑」に入り、紅葉を見ながら少し歩いた。
 約2時間、久しぶりの明治神宮参拝だったが、この日の東京都のコロナの新規感染者数は500人を超えていた。

1.南参道鳥居
2020年の3月から使用開始されたJRの新原宿駅の西口を出るとここへ出てくる。鳥居を潜って南参道を歩く。南参道の右側には車道があり、駐車場もあるが、現在は代々木側の北参道口からしか入れない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 13mm ISO160 ) 露出補正 なし
001_201121001 X800 明治神宮 G7X.jpg
2.「杜のカフェ」
南参道の左側に洒落たテラス風のカフェが出来ていた。木の素材で仕上げた優しい外観とウッドデッキが「売り」のようだ。まだ、午前10時前なので、お客さんは少ない。朝早く来て、コーヒーを飲みながらの読書も良い。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1000 ) 露出補正 なし
002_201121005 X800 明治神宮 杜のテラス G7X.jpg
3.神橋
南参道を進むと神橋という石橋があった。せせらぎが流れるこの辺りには紅葉したカエデもある。  

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO320 ) 露出補正 なし
03_201121020 X800 明治神宮 G7X.jpg
4.明治神宮ミュージアム
神橋の先の右側に今日の明治神宮参拝の目的である「明治神宮ミュージアム」の入り口があった。令和2年(2020年)に鎮座百年祭を迎える明治神宮では、令和元年10月26日、鎮座百年祭記念事業の一環として明治神宮ミュージアムが開館された。このミュージアムの設計は、日本を代表する建築家の隈研吾氏である。開館時間は午前10時、少し待って入館する。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 12mm ISO200 ) 露出補正 なし
004_201121024 X800 明治神宮 ミュージアム G7X.jpg
5.芸術と出会えるウォークラリー
神宮の杜 野外彫刻展 としていくつかの彫刻が随所に展示されていた。これは 明治神宮ミュージアムの入り口右側にあった名和晃平さんの「White Dear」と題されたブロンズに塗装が施された彫刻である。2020年の作品。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2 1/1000秒 11mm ISO320 ) 露出補正 なし
005_201121029 X800 明治神宮 ミュージアム G7X.jpg
6.明治神宮ミュージアム メインロビー
入館券を求めて中に入ると、右手に広々とした木調のメインロビーが広がっていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 17mm ISO800 ) 露出補正 なし
006_201121066 X800 明治神宮 ミュージアム G7X.jpg
7.明治神宮ミュージアム メインロビーから
展示の撮影はご法度になっていたが、建物は撮っても良いと告げられた。「White Dear」が見える。入り口を入って左側は杜の展示室となっていて、「明治神宮に宿る(百年)(一年)(一日)(一刻)という4っの時間軸をとおして、森と祈りの永遠性をお伝えいたします。」と説明されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 12mm ISO2000 ) 露出補正 なし
007_201121069 X800 明治神宮 ミュージアム G7X.jpg
8.明治神宮ミュージアム 2階
階段を上がると、木調の廊下があって、その廊下を通して、外が眺められる処だ。人がいなかったこともあるが、素晴らしい空間だった。この左側が宝物展示室、企画展示室になっている。宝物展示室には金色の鳳凰が屋根に飾られた艤装車が中央に置かれ、明治天皇、明憲皇太后ゆかりの品々が展示されている。企画展示室には定期的に企画展示、特別展示が開催される。この時は本殿内陣の奥深くおよそ百年の間奉安されいた下村観山作の屏風などが展示されていた。記念にミュージアム・ショップで「明治神宮のご宝物」とい冊子を購入した。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO250 ) 露出補正 なし
008_201121073 X800 明治神宮 ミュージアム G7X.jpg
9.代々木
11時少し前まで、 明治神宮ミュージアムにいて外に出る。南参道の反対側に細く高い木があった(写真のイチョウの木の右側)。「この地には代々樅の大木が育ち、代々木という地名が生まれました。この前の名木代々木は昭和20年5月の戦禍で惜しくも焼失しましたので、そのあと植継いだものであります。」との説明札が立てられていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 32mm ISO125 ) 露出補正 なし
009_201121034 X800 明治神宮 G7X.jpg
10.奉献 清酒菰樽
これらの 菰樽は縁あって永年明治神宮に奉納されている甲東会はじめ、昭和38年に結成された明治神宮全国酒造敬神会会員、全国各地の敬神の念厚き酒造家から献納されたものだそうだ。216個の樽があり、全国の神社の中でも有数の数と言われる。鎌倉の鶴岡八幡宮や大宮氷川神社などでも菰樽が並んで積まれているのを見たことがある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO640 ) 露出補正 なし
010_201121041 X800 明治神宮 G7X.jpg
11.奉献 葡萄酒樽
参道の反対側にはフランスワインの酒樽が展示されていた。「和魂洋才を旨とし、我が国の伝統の心を守りつつ、西洋の優れた文物を取り入れた明治時代、まさに国民の模範となって近代化を推し進められた明治天皇は断髪、洋装をはじめ様々な西洋文化を積極的に取り入れられました。食文化に於いても率先して洋食をお召し上がりになり、西洋酒としては特に葡萄酒をお好みになられました。」という前置きがあり、ここに奉供されている葡萄酒樽はブルゴーニュ東京事務所代表で、シャトー・ドゥ・シャイイイホテルのオーナーでもある佐多保彦氏の呼びかけにより、葡萄酒産地として名高いフランス共和国ブルゴーニュ地方の醸造元各社より献納されたたものであるという説明書きがあった。ムルソーなど有名な銘醸の樽もあった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
011_201121054 X800 明治神宮 G7X.jpg
12.参道の展示パネル
代々木方面からの北参道がぶつかるところの左手(西側}に、高さ12mの明神鳥居としては日本一の大鳥居がある。そこから先は本殿への参道であり、その左側に明治神宮鎮座百年に関わる大きなパネルが整然と立ち並んでいた。明治天皇は明治元年(1868年)9月20日、京都を出発し、10月13日には江戸城に到着した。千年以上の長きにわたって都であった京都を離れ東京に都が定まり、若々しい君主を戴く明治の時代が始まった。  

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO500 ) 露出補正 なし
012_201121086 X800 明治神宮 G7X.jpg
13.明治の人 その気概と志
国づくりに励んだ有名無名の先人一人ひとりの力が、日本の近代化を成し遂げた。また、政府が招聘した海外からの専門家たちも国造りに貢献した。上から左から右へ 1.ラフカディオ・ハーン 2.福沢諭吉 3.東郷平八郎 4.乃木希典 5.夏目漱石 6.北里柴三郎 7.下田歌子 8.ウィリアム・スミス・クラーク 9.森鴎外 10.岡倉天心 11.与謝野晶子 12.エドワード・シルベスター・モース 13.野口英世 14.青木繁 が並ぶ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1000 ) 露出補正 なし
013_201121177 X800 明治神宮 G7X.jpg
14.七五三の祝い
両親、祖父母らと家族揃って七五三の祝いでお参りに来られている方も見かけた。写真を撮ってもらっている女の子3人は、7歳、5歳、3歳なのかな。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 20mm ISO200 ) 露出補正 なし
014_201121114 X800 明治神宮 社殿 G7X.jpg
15.明治神宮 本殿
本殿は昭和33年に再建され、建築様式は「流れ造」。本殿は外拝殿、内拝殿、本殿からなる。写真は外拝殿。2020年(令和2年)12月23日付けで、本殿、内拝殿、外拝殿などの社殿36棟が国の重要文化財に指定された。新宿のドコモタワーが見える。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1200秒 23mm ISO125 ) 露出補正 なし
015_201121121 X800 明治神宮 社殿 G7X.jpg
16.夫婦楠 -1
夫婦楠は1920年(大正9年)の明治神宮創建当時に献上された2本のクスノキの総称だ。ご祭神の明治天皇と明憲皇太后の中が良かったことにあやかり、縁結び、夫婦円満、家内安全の象徴として親しまれ、明治神宮境内の中でも特に人気のパワースポットになっているそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 12mm ISO250 ) 露出補正 なし  
016_201121124 X800 明治神宮 社殿 G7X.jpg
17.夫婦楠 -2
離れて見ると広がった枝葉の部分がくっつき1本の木のように見え、夫婦が並んで立つ姿を想像させるという。拝殿、そしてその奥の本殿参拝の前に2本の仲睦まじい楠に手を合わせていく人が多い。樹齢は約100年で、樹高17m、幹回りは366cm/317mある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
017_201121125 X800 明治神宮 社殿 G7X.jpg
18.明治神宮御苑 隔雲亭
本殿にお参りして、正参道を戻る。右側に内縁の北門があった。この季節の内苑は見たことがないので入ってみることにした。wikipediaによれば、江戸時代から大名下屋敷の庭園として使われ、明治時代に宮内省が所轄する南豊島御料地となり、代々木御苑と呼ばれた。ここは明治天皇と昭憲皇太后にゆかりの深い名苑であり、この地の風光をこよなく愛した皇太后はしばしば行啓したほか、明治天皇は隔雲亭という御茶屋を建て、四阿を作り、池には菖蒲を植え、回遊歩道を設けて美しい庭園とされた。内苑の中で唯一、神社鎮座前から樹木が生えていた。隔雲亭は太平洋戦争の末期、アメリカ軍による空襲によって焼失したが、戦後に篤志家によって復元された。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1000秒 10mm ISO500 ) 露出補正 なし
018_201121141 X800 明治神宮 御苑 隔雲亭 G7X.jpg
19.明治神宮御苑 つつじ山辺りの散策路
御苑にカエデは少ないが、散策路を歩くと、カエデの葉が日光に当たって輝く。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1000秒 10mm ISO160 ) 露出補正 なし
019_201121156 X800 明治神宮 御苑 G7X.jpg
20.清正井(きよまさのいど)
御苑の最も北側の奥に清正の井戸がある。若い人達にとって、清正井は明治神宮で最も有名なパワースポットという。ここは江戸時代(1603年~1867年)の初めは熊本藩主加藤家下屋敷だったが、 江戸時代の武将、加藤清正が自らの手で井戸を掘ったという逸話から、「清正井」の名がついたとされている。 写真を携帯の待ち受けにするだけで良いパワーが得られると話題になり、多くの人が訪れるようになったそうだ。  

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/200秒 11mm ISO3200 ) 露出補正 なし
020_201121170 X800 明治神宮 御苑 G7X.jpg
21.南池
隔雲亭から見下ろす大池は南池(なんち 8,300㎡)と称される自然の古池で、加藤家のあとに入った彦根藩主井伊時代から「お泉水」と言われていた。清正井から花菖蒲田を潤した清水を満々とたたえ、周りの樹影を映し出す。池面に張り出す樹々の彩りが美しかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 22mm ISO320 ) 露出補正 なし
021_201121175 X800 明治神宮 御苑 G7X.jpg


2015年12月 7日

雨の石神井公園散策 11月25日

ここのところ1年に2度集まっている小学校のクラス会で今秋は石神井公園へ行くことになっていた。ところがこの日に限って冷たい雨が降っている。誰かひとり雨女と呼ばれている人がいる。
 11時半に西武線の石神井公園駅で待ち合わせた。参加予定者の全員が時間通りに集まった。毎回集まる場所はメンバーそれぞれの地元近くを順番にということにしている、今回アレンジしてくれた石神井公園のすぐ近くに住むクラスメートの段取りで、地元では人気のあるイタ飯屋さんで昼食にする予定だが、12時になると満席になってしまうとのこと。そこで、そのクラスメートは少し早目にそのイタ飯屋さんへ行って人数分の席を確保してくれていた。ワインとパスタを楽しんだが、とても旨かった。しかし、我々の年齢では量が多すぎて食べきれない人もいた。

昼食後小雨の降る中を三宝寺池の方へ歩き始めた。すぐ公園の中に入る。落ち葉が地面を覆う小道は落ち着いた静寂があった。左手に池のほとりにある厳島神社をみながら進むと氷川神社があった。それぞれにお参りして石神井城跡を通って、下石神井大泉線(都道444号線)から少し入ったところにあるクラスメートのご自宅にお邪魔した。コーヒーをご馳走になったが、私ともうひとりの男性はワインをいただき、二人で1本空けてしまった。
 2時間ほど楽しい時間を過ごし、帰路に着く。案内をしていただきながら今度は石神井池(通称ボート池)を左手を見ながら石神井公園駅に着いたのは4時半を過ぎていた。お世話になった地元クラスメートに感謝する。私はタイミングよく石神井公園から横浜まで地下鉄副都心線、東横線乗り入れで乗り換えなしの特急に乗ることができた。
 新緑の頃に、ミドリシジミに会えるのを楽しみに再び石神井公園に訪れてみたいと思っている。

1.石神井公園の道
石神井公園は三宝寺池、石神井池の二つの池を中心とした公園で、園内は起伏に富み、武蔵野の自然がよく残されている。富士街道の近くにある昼食をしたイタ飯屋さんを出て、三宝寺池の西側から石神井公園に入った。落ち葉が雨に濡れて滑りやすいので注意!

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/125秒 11mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.紅葉は?
石神井公園の紅葉は全般的にはまだだったが、この木はイロハモミジだろうか真っ赤に染まっていた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/125秒 11mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.野鳥誘致林
こんな札があった。そういえばさっきから鳥に鳴く声が聞こえる。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/25秒 7mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
4.氷川神社
この石神井氷川神社は、石神井郷の総鎮守社とのこと。そのホームページによれば、神社の創建は、古く室町時代に遡る。社伝によれば、本社は応永年間(1394年-1428年)に、このあたりに勢力が大きかった豊嶋氏が、この地を護る石神井城の中に、城の守護神として祀ったのが創まりだそうだ。武蔵国一ノ宮である大宮の氷川神社から御分霊を祀ったという。みんなそれぞれに拝殿にお参りした。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/60秒 6mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.氷川神社参道
参道はまっすぐ都道25号線の方に続いている。私たちは再び三宝寺池の道へ戻る。その左側池畔にはこんもりと雑木林で覆われた小高い丘があり、 そこが豊島氏の居城石神井城跡だ。回廊の様な木橋で三宝寺池を渡り丘を登るとそこが石神井城の本丸跡だ。城跡には空堀、土塁がよく整備されて保存されている。豊嶋氏は大田道灌に攻められ、善戦するもその甲斐なく退却を強いられたという。そして遂に文明9年(1477)4月18日、道灌により石神井城が攻略され、城主豊島泰経(やすつね)とその息女・照姫は池に身を投げて自害したと伝えられている。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/60秒 14mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.三宝寺池
三宝寺池の東側にきた。池のほとりのモミジは赤くなっているが、あまり鮮やかではない。赤くなる前に枯れているようにも見える。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/50秒 16mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.カルガモ
雨が落ちる池にカルガモが2羽いた。翼鏡の青が鮮やかに見える。手前が♂で向こう側が♀だろうか。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/50秒 25mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.落ち葉
落ち葉が雨に濡れていた。ここは三宝寺池の一番東側のあたりだ。下石神井大泉線(都道444号線)が通っていて三宝寺池前というバス停があった。クラスメートのご自宅はここからすぐ近くだった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/100秒 11mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.石神井池
2時間ほどクラスメートのご自宅にお邪魔して、コーヒーやワインをご馳走になり、昔話にも花が咲き、楽しいひと時を過ごさせていただいた。ここから石神井池のほとりを歩いて石神井公園駅へ向かった。雨もほとんど止んでいる。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/13秒 6mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
10.静かな公園
雨上がりの夕方、公園の広場は静かだった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/6秒 18mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
11.石神井池のほとりの道
石神井公園前バス停に向かって歩く。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/20秒 14mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
12.高級住宅地
池の反対側は高級住宅地。瀟洒な家が立ち並ぶ。すっかり暗くなってきた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/8秒 16mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
13.飛行機が埋まっている?
この近くに中島飛行機の軍需工場があったらしいが、ここらあたりに飛行機が埋められているという話があるという。真偽のほどはわからない。西武線の石神井公園駅まではここからそれほど時間がかからなかった。半年後の再会を楽しみに今回のクラス会は解散となった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/8秒 16mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。


2015年9月29日

高尾山から城山、日影沢 初秋の蝶を探す 9月15日

ケーブルカーで高尾山へ上がった。高尾山にはブナ林がありシーズンにはフジミドリシジミが観察できるという。どの辺だろうかと思いつつ、さる園の方へ歩いていくが良くわからない。小学生の頃、このあたりでギフチョウを見たのを思い出す。小さなアゲハだと思ってネットを振ったところ、うまくかわされてしまったが、良く見るとそれはアゲハではなくギフチョウだった。ギフチョウとわかると緊張してしまってネットが思うように振れなかったのを思い出す。

薬王院に参拝し、写真を撮り、高尾山山頂へ上がる。ここまで蝶の姿は全く見なかった。今日の狙いは高尾山に多産するというアサギマダラだ。頂上からどこへ向かうか思案の結果、もみじ台、一丁平から城山に行くことにした。

もみじ台を過ぎたあたりでテングチョウや擦れたミドリヒョウモンが飛んでいる。少ないながらサカハチチョウもいた。一丁平から城山へ歩きはじめると、やっとアサギマダラがノアザミで吸蜜していた。この時期としては傷のないクモガタヒョウモンも現れる。

城山で一休みしたあと、日影沢を降りる。春にはアサギマダラも飛んでいたが姿がない。ヒヨドリバナのような蝶が好む花も少ない。夏型のサカハチチョウなどを撮りながら、キャンプ場まで下りてしまった。日影沢は春の方が蝶は豊かだ。
 この日はマイカーを高尾山口の氷川神社の駐車場に置いてきているので、日陰沢からのバス通りを歩かなければならなかったが、この道はイチモンジセセリ以外何もいなかった。高尾山の歩きを少し甘く見ていたが足のつま先が傷む。

;クリックすると大きな写真になります。 25.テングチョウ
もみじ台のあたりでは木枠で保護された階段状の道にテングチョウが飛んでいた。翅を閉じて止まるとどこにいるのかわからない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/640秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 26.サカハチチョウ夏型 -1
似たような花が沢山あるのでよくわからないが、カントウヨメナだろうかキク科の白い花で夏型のサカハチチョウが吸蜜していた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.3 1/1250秒 ​140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 27.サカハチチョウ夏型 -2
開翅を待ったが開いてくれなかった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 ​140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 28.ミドリヒョウモン♂
夏眠から覚めたミドリヒョウモンが飛んでいた。大分擦れてしまっている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/320秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 29.アサギマダラ -1
ようやくノアザミの花で吸蜜するアサギマダラに会えた。擦れている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​140mm ISO1000 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 30.アサギマダラ -2
前の写真と同じ個体。今度はP610で撮った。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 31.スジグロシロチョウ♀
これはきれいな個体だった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 4mm ISO160 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 32.チャバネセセリ
イチモンジセセリかと思ったらチャバネセセリだった。これも擦れている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​140mm ISO1000 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 33.ヒメキマダラセセリ -1
ハギの花ではヒメキマダラセセリが吸蜜していた。構図は良いと思うのだが、モデルがいまいち。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
;クリックすると大きな写真になります。 34.ヒメキマダラセセリ -2
前の写真と同じ個体をP610で撮る。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5,3 1/125秒 36mm ISO110 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 35.ヒメキマダラセセリ -3
キマダラセセリかなと思ったがヒメキマダラセセリのようだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR 
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​140mm ISO250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 36.クモガタヒョウモン♂ -1
擦れてはいるが比較的きれいなクモガタヒョウモンだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
  絞り優先オートで撮影  ( f5.3 1/250秒 ​95mm ISO220 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 37.クモガタヒョウモン♂ -2
前の写真と同じ個体。位置を変えたクモガタヒョウモンの傍らを登山客が登っていく。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
  絞り優先オートで撮影  ( f4.5 1/400秒 ​42mm ISO220 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 38.イチモンジセセリ
  城山から日影沢を下る。少し裏面の斑紋に違和感があるが、イチモンジセセリのようだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
   絞り優先オートで撮影  ( f4.5 1/400秒 ​42mm ISO220 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 39.サカハチチョウ夏型 開翅
ここ日影沢にくると春にはサカハチチョウ春型が飛んでいるが、同じあたりに翅表の黒い夏型のサカハチチョウがいた。夏型の方が好きだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
  絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/400秒 ​140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 40.サカハチチョウ夏型
  ローアングルでP610の広角端で撮った。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
  プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/800秒 4mm ISO160 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
41.ダイミョウセセリ
  ダイミョウセセリは暖かいところでは年3回発生する。これはとてもきれいな個体だったので恐らく第3化と思う。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR 
  絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​140mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 42.吸水するテングチョウ
  日影沢キャンプ場が近くなってきた。春にもこのあたりにはテングチョウが多い。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
  プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/500秒 98mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 43.コミスジ
  日影沢ではコミスジもおなじみの蝶だ。ここでローアングルで撮ろうと思って低く構えようとしたところ足を滑らせてバランスを崩し転んでしまった。転んだ姿勢のままでシャッターを押す。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
  プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/400秒 108mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 44.イチモンジセセリ
  日陰のバス停からバス通りを歩く。民家の庭に咲く花にイチモンジセセリが多い。花弁の先に蕾が付いているような写りになった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
   絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​140mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 45.バラの花とイチモンジセセリ
   おおよそバラの花に蝶が来るのを見たことがない。初めて見る光景だった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
    絞り優先オートで撮影  ( f5 1/1600秒 ​70mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 46.キク科の花にイチモンジセセリ
一つの株に咲く花にイチモンジセセリが数頭集まっている。このあとイチモンジセセリ以外蝶は姿を現さず、黙々と駐車場まで歩く。これといった成果がない秋の高尾山だった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
  絞り優先オートで撮影  ( f5 1/1000秒 ​100mm ISO200 ) 露出補正 なし


2015年9月27日

初秋の高尾山 9月15日

2007年にミシュランガイドで最高ランクの"三つ星"の観光地に選出されて以来、登山客が多くなっているというのでしばらく敬遠していたのだが、 高尾山へ行ってみたいと思った。ようやく天候も安定してきたので、9月15日に出かける。高尾山は東京都八王子市にある標高599mの山である。東京都心から近く、年間を通して多くの観光客や登山者が訪れる。また、古くから修験道の霊山とされている。

圏央道が開通して 自宅から高尾山へは行きやすくなった。朝7時半に自宅を出発、国道16号線の鵜野森を左折して、愛川インターから圏央道に入る。この間が距離は短いのだが、渋滞する。圏央道に上がってしまえば、高尾山まではすいすいと行けるのだが圏央道に入るまで約1時間を要し、結局、高尾山口の駐車場に入ったのは9時だった。既に八王子市営の駐車場は満車でその奥の氷川神社の駐車場に1日1000円で停めることになった。仕方ない。

9時15分発のケーブルカーに清滝駅から乗る。高尾山駅まで約6分で上がる。帰路はどの道を下るかはまだ決めていなかったが、いずれにせよケーブルカーには乗らないので、片道切符を買った。(往復930円、片道480円)

高尾山駅から薬王院へ向かう。高尾山には小学生のころは何回も来ているが、薬王院にお参りしたことはない。この日はゆっくり拝観したが結構な階段が続く。本堂、本社とお参りして奥ノ院の脇から高尾山頂へでた。

山頂からの眺めを楽しんだ後、さて、これからどこへ向かおうかと思案した。初めは山頂の周囲を巡る5号路を歩こうかと思ったが、いずれにしても下山しなくてはならない。アサギマダラなど蝶の写真も撮りたいが、山頂付近に蝶の影はない。そこで、もみじ台、一丁平から城山へ行き、城山から春は蝶の多い日影沢へ下りることにした。高尾山頂から城山への道は比較的起伏のないのんびり歩ける路を想像していたが、高尾山からは木枠で段が付けられた道を一気に下り、次に結構な上りがあった。造られた段が歩幅に合わず歩きにくい。期待した蝶もアサギマダラ1頭と、比較的擦れていないクモガタヒョウモンを撮ったくらいで収穫は少ない。

城山では前回と同じく冷たいサイダーをラッパ飲みし、日影沢を下る。春に比べると花が少なく、蝶も時折、サカハチチョウの夏型がいるくらいでパッとしなかった。
 今日は車を高尾山口に置いてきている。日影沢のキャンプ場から1時間半以上歩くことになってしまった。

1.京王線 高尾山口駅
駐車場は高尾山口駅の傍にあった。1967年に開業し、今年の4月24日にルニューアルが完成した新しい駅舎がきれいだ。この日もP610を重宝に使った。しかし、三日前に舞岡公園へ行ったとき、最後の数カットを露出補正-0.7で撮ったが、それをリセットするのを怠ってしまいそのまま撮っていってしまった。迂闊。開いてみて随分アンダーだなと気が付いた。レベルとトーンカーブで調整している。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/800秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
2.高尾山ケーブルカー 清滝駅
高尾山口駅からケーブルカーの山麓駅である清滝駅へは5分ほど歩いた。遠足だろうか小学生の列が続く。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/1250秒 12mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
3.ケーブルカーの車両
9時30分発のケーブルカーが上から降りてきた。あおば号ともみじ号があり、これはもみじ号だ。2008年12月23日から4代目車両が導入されたという。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/400秒 59mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
4.あおば号と交換
右側を上から下りてきたあおば号が通り過ぎた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.2 1/250秒 27mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
5.高尾駅到着
ケーブルカーは約6分間で高尾山駅に着いた。降りる人はそれほど多くなかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/160秒 8mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
6.青銅三十六童子 師子慧童子
ケーブルカーを降りて薬王院の参道を登っていくと両側に次々と青銅の像が立っている。高尾通信によれば、これらの童子達は、すべて不動明王の眷属であり、ひとりひとりが1千万人の従者をもっているとわれる。眷属とは、ここでは仏や観音に従うものということだ。その眷属である三六童子については、どのような者かその典拠となるお経本がない。大法輪平成2年1月号に村岡空師の「日本の不動尊信仰」という文があるがこれに「天台座主の尊意(9世紀)が撰した「吽迦迦羅野儀軌」三巻にもとずき「仏説聖不動経」が編まれ、(ここに三十六童子が出ている)そしてそれを真言系の行者が部分的に手直しし、現在の形が生まれた。」とあるそうだ。難しい。この像は「師子慧童子」という。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 8mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
7.杉苗寄進
「高尾山の御信徒は自分のお願いが成就した時に、感謝とお礼を込めて苗木を奉納する習慣があった」ということで、現在でも苗木ではなくお金を納めるという形に変えて、杉苗奉納が続いているそうだ。一口3千円からで1万円以上の人がその名をこの写真のように掲示される。最後は1000本の寄進者の名前が掲示されているようなので、1本10円ということか?

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 4mm ISO280 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
8.薬王院 四天王門
しばらく歩くと薬王院の入口に立つ楼門があった。昭和59(1984)年に江戸期に建立されたままの形に5億円かけて再建されたそうだ。重層入母屋造り形式で、なかなか風格がある。外国人観光客も登ってきている。なにせ、ミシュランガイドの三ツ星観光地だ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 4mm ISO110 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
9.四天王像
四天王門にはその名の通り、持国天、広目天、増長天、多聞(毘沙門)天の像がある。門の外側には向かって左に増長天、右に広目天、門の内側には左に多聞天、右に持国天が立つ。写真は左から増長天、広目天、多聞天、持国天。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/125秒 12mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段 ほか4枚合成
;クリックすると大きな写真になります。
10.薬王院 仁王門
本堂の手前に、三間一戸、八脚門、単層、寄棟造、柿葺型銅版葺屋根の仁王門があった。向かって左側には密迹金剛力士像(吽形)、右側には那羅廷金剛力士像(阿形)が安置されている。仁王門の前面にはこの阿吽一対の仁王像が、仁王門の本堂側には大天狗と小天狗の像が右左にあって阿吽一対をなしている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
11.薬王院 本堂
仁王門をくぐると高尾山薬王院有喜寺本堂が目の前にある。本堂には薬師如来と飯縄権現(いづなごんげん)が祀られている。薬王院のホームページによれば、高尾山薬王院有喜寺は今から1260余年前の天平16年(744年)に、聖武天皇の勅令により東国鎮守の祈願寺として、高僧行基菩薩により開山された。薬王院の名は創建当初、薬師如来をご本尊とした事に由来する。現在は真言宗智山派の大本山として「成田山新勝寺」「川崎大師平間寺」「高尾山薬王院」が三大本山として知られている。南北朝時代の永和年間(1375年)には京都醍醐山より俊源大徳が入山し八千枚の護摩供養秘法の後、今のご本尊「飯縄大権現(いづなだいごんげん)」を奉祀し中興された。戦国期、飯縄大権現は戦国武将の守護神として崇敬され、上杉謙信や武田信玄の兜表にも奉られ、また北条家の手厚い保護も受け江戸期に入ると徳川家(特に紀州家)との仏縁により隆盛をむかえた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/160秒 10mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
12.大天狗
本堂の左右には巨大な大天狗、小天狗の面が掲げられている。こちらは右側にある赤い顔の大天狗。大天狗は強い神通力を持っているので鼻が高いと言われている。別名、鼻高天狗とも呼ばれるそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/125秒 12mm ISO220 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
13.小天狗
向かって左側には青い顔の小天狗が据えられている。口がくちばしのようなかたちをしている。別名烏天狗と呼ばれるそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/125秒 5mm ISO140 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
14.薬王院 本社 飯縄権現堂
ウィキペディアによれば、ここは薬王院の中心となる本社で、飯縄権現を祀る社殿(神社)である。現在の社殿は1729年(享保14年)に本殿が建立され、1753年(宝暦3年)に幣殿と拝殿が建立された。のち1805年(文化2年)・1965年(昭和40年)・1998年(平成10年)に大改修を行なっている。江戸時代後期の代表的な神社建築で1952年(昭和27年)に東京都指定有形文化財に指定されている。入母屋造の本殿と拝殿を幣殿で繋いだ権現造である。社殿全体に華麗で極彩色の装飾がなされていることが特徴である。社殿前方には鳥居があり、神社であることが分かる。寺院の中にある神社という形態は神仏分離以前の神社の姿の一つの典型例といえるだろうとのこと。本尊の飯縄大権現立像は異形の仏として有名だそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/250秒 7mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
15.薬王院 本社 飯縄権現堂の彫刻 この飯縄権現堂は華麗さにおいては山内一といっても過言ではないようだ。拝殿、幣殿、本殿が一体となった権現造りで壁面に施されている見事な彩色彫刻は、規模では及ばないものの日光の東照宮に比べても見劣りしないという。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/200秒 12mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
16.高尾山山頂
30~40分ほど薬王院を参拝見学し、10時半過ぎに標高599mの高尾山山頂に着いた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/1600秒 7mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
17.山頂からの眺め
右手のやや高い山は丹沢山地北部、山梨県と神奈川県の境にある大室山(1588m)、晴れていればその右側に富士山が見える。大室山の手前には、石老山(700m)が見える。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/2000秒 14mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
18.高尾山から城山へ もみじ台
高尾山山頂からどこへ回ろうか考えた挙句、結局、城山へ行くことにした。のんびりと歩ける尾根道を想定したが、もみじ台までは、急な下り坂だった。木枠で階段状になっているのだが、歩幅が合わなくて歩きづらかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/400秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
19.もみじ台から一丁平への道
こんな道ばかりを予想していたが、このあと、今度は上り坂になる。このあたりでやっとアサギマダラとクモガタヒョウモンに会えた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/200秒 14mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
20.一丁平
やがて一丁平に着く。もうひと登りしなくてはならない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
21.シモクレンの実
しょうがのような形をした紅い実がいくつもなっている木があった。後で調べてみるとシモクレン(紫木蓮)というようだ。花は赤紫色のモクレン様で3月~5月に咲く。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/400秒 15mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
22.城山山頂
今年5月に日影沢から上った城山山頂に着いた。時間は12時20分。途中写真を撮りながら1時間半もかかってしまった。城山茶屋で冷たいサイダーをラッパ飲みした。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/800秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
23.中央本線
日影沢を下って行ったが、春に比べて花がなく、蝶もあまり飛んでいない。キャンプ場まで下りたが、車を高尾山口に置いてあるので、そこまで歩かなければならない。これが結構苦痛だった。裏高尾から国道20号へ出る道の横をJR中央本線が走っている。城山山頂から2時間以上かかってしまった。足が痛い。親指の爪が紫色になってしまった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/640秒 15mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
24.高尾山口氷川神社
この神社の境内が臨時駐車場になっている。氷川神社は、二千年以上の歴史をもつといわれ、以前、鉄道博物館の帰りに寄った大宮の氷川神社が総本社だそうだ。高尾の氷川神社は応永年間(1394-1428)に片倉城主毛利師親が武蔵一宮氷川神社より勧請されたとされている。帰りは町田街道を行くことにした。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 10mm ISO110 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。


2013年1月30日

大宮氷川神社 1月11日


 鉄道博物館からの帰りは、氷川神社へ寄ろうと思っていた。午後1時過ぎに鉄道博物館を出て、東北新幹線、高崎線のガードをくぐり、大宮公園のほうへ向かって歩いた。途中、宇都宮線、東武野田線の踏切を渡ると、埼玉県立歴史と民俗の博物館があった。博物館を左手に見ながら大宮公園の中に入る。大宮公園は明治18年、太政官布達により氷川公園の名称で誕生し、同31年に埼玉県が管理することになったとのこと。。現在ある県営公園の中では最も長い歴史を持つ公園だそうだ。
  公園の中央にある池の先を右へ進むと、氷川神社の楼門にでた。鉄道博物館から30分以上歩いたことになる。少々疲れた。氷川神社は正式には武蔵一ノ宮氷川神社というとのこと。
  氷川神社のあちこちを巡って、参道を歩く。結局、参道を一の鳥居まで歩いて、そこから大宮駅までタクシーに乗ってしまった。大宮駅に着いたのは2時半、駅ビルの中のカフェでコーヒーを飲み、3時過ぎの湘南新宿ラインの逗子行に乗った。

1.大宮公園の池
宇都宮線、東武野田線の踏切を渡り、歴史と民俗の博物館の博物館入口への道を右に曲がり、しばらく進むと大宮公園の池に出た。案内板には「ボート池」とあった。今の時期、ただ水鳥だけが遊ぶ殺風景な池だが、桜のころはきれいだと思う。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F11 1/500秒 42mm ISO400 ) 露出補正 なし
大宮公園の池;クリックすると大きな写真になります
2.初詣の名残
初詣の名残か、氷川神社に近くなると、営業していない屋台がおかれていた。初詣ではさぞにぎわったのであろう。しかし、明日からまた三連休になる。参拝客も多いだろうから、また、営業するのかもしれない。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F3.5 1/250秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
初詣の名残;クリックすると大きな写真になります
3.神橋
氷川神社の楼門の脇に出た。左手に神池があり、そこに楼門に向けて橋が架かっている。大宮駅方面からの参道を来ると、三の鳥居をくぐって境内に入り、この神橋に出る。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F9 1/320秒 36mm ISO400 ) 露出補正 なし
神橋;クリックすると大きな写真になります
4.氷川神社楼門
朱塗りの楼門は立派だった。その延長で舞殿、拝殿、本殿が囲われている。この日の参拝客は少なかった。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/250秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
氷川神社楼門;クリックすると大きな写真になります
5.舞殿
楼門を入ると舞殿があった。平成癸巳と書かれた大きな札が掲げてられている。その向こう側に見えるのは拝殿である。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F3.8 1/250秒 24mm ISO400 ) 露出補正 なし
舞殿;クリックすると大きな写真になります
6.舞殿わきから見る拝殿
拝殿もなかなか立派だった。拝殿の奥には本殿がある。拝殿の前には大きな賽銭箱が設けられていた。正月には参拝者が多かったのだろう。正月三が日の参拝者数は全国で10位に入るという。氷川神社という名はあちこちで聞くが、ここ大宮の氷川神社が東京都・埼玉県近辺に約200社ある氷川神社の総本社であるそうだ。現在の祭神は須佐之男命(スサノオノミコト)、奇稲田姫命(クシナダヒメノミコト)、大己貴命(オオナムチノミコト)。創建は孝昭天皇3年(紀元前473年)と伝えられるが定かではないようだ。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F4 1/250秒 27mm ISO400 ) 露出補正 なし
舞殿わきから見る拝殿;クリックすると大きな写真になります
7.門客人神社
神橋から楼門の方を見て右側に門客人神社がある。門客人神社は摂社で足摩乳命(アシナヅチノミコト)と手摩乳命(テナヅチノミコト)が祀られている。摂社とは、その神社の主祭神と縁故の深い神を祀った神社だそうだ。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F4 1/250秒 28mm ISO500 ) 露出補正 なし
門客人神社;クリックすると大きな写真になります
8.御嶽神社
門客人神社のすぐ右側に御嶽神社がある。御嶽神社は末社であり、摂社に次ぐ格式を有し、本社の祭神や由緒に深い関係をもつ神社という。祭神は大己貴命(オオナムチノミコト)と少彦名命(スクナビコナノミコト)が祀られいる。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F4.2 1/250秒 35mm ISO800 ) 露出補正 なし
御嶽神社;クリックすると大きな写真になります
9.おみくじ
門客人神社と御嶽神社の前にはたくさんのおみくじが結いつけられていた。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F11 1/500秒 34mm ISO800 ) 露出補正 なし
おみくじ;クリックすると大きな写真になります
10.松尾神社
大宮駅に向かおうと神橋を渡ると、右側に松尾神社があった。松尾神社も末社の一つで(オオヤマイクノカミ)が祀られている。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F3.5 1/250秒 18mm ISO1000 ) 露出補正 なし
松尾神社;クリックすると大きな写真になります
11.カルガモの♀
松尾神社の前の池にはカモたちがいた。くちばしの黄色からカルガモと見たが、いかがだろうか。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/250秒 200mm ISO1100 ) 露出補正 なし
カルガモの♀;クリックすると大きな写真になります
12.神楽殿
神橋から三の鳥居のほうへ歩くと、左側に地味な古い建物が二つあった。この写真は手前の神楽殿だ。神楽殿とは境内に設けられた神楽を奉ずるための建物だそうだ。この日は、おみくじの納めどころの柵が前にあり、沢山のおみくじが結び付けられていた。柵の切れ目をくぐって、中に入る。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F4.5 1/250秒 22mm ISO400 ) 露出補正 なし
神楽殿;クリックすると大きな写真になります
13.額殿
神楽殿の奥に額殿があった。額殿とは、信者の奉納する額 や絵馬を掲げておくお堂のこと。この額殿は江戸時代後期の建造物だそうだ。額殿には「先の関東大震災や東日本大震災には持ち堪えましたが老朽化が進んで居りますので建物保存の為筋交いを入れました」という札が打ちつけられていた。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F4.0 1/250秒 26mm ISO560 ) 露出補正 なし
額殿;クリックすると大きな写真になります
14.三の鳥居
境内を抜けて三の鳥居を出る。参道から振りかえって三の鳥居を眺める。まだ正月の名残があった。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F10 1/400秒 27mm ISO400 ) 露出補正 なし
三の鳥居;クリックすると大きな写真になります
15.二の鳥居
武蔵一宮氷川神社の参道である氷川参道は、ケヤキを中心としたおよそ700本の樹木により南北約2kmにわたり続いている。さいたま市における歴史・文化的資産として、都心部に残された貴重な緑の空間となっている。この二の鳥居は、木造では日本一の大きさを誇る鳥居で、昭和51年に明治神宮から奉納されたとのこと。一の鳥居はJRで一駅先の「さいたま新都心」駅のすぐ手前にあり、一の鳥居から三の鳥居まで歩くと30分~40分かかるようだ。我々は、二の鳥居でタクシーに乗ってJR大宮駅へ出た。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F10 1/400秒 34mm ISO400 ) 露出補正 なし
二の鳥居;クリックすると大きな写真になります

2013年1月19日

大宮鉄道博物館 1月11日 その1


 前々から一度行ってみたいと思っていた。電車の中吊り広告で、1月14日までイギリスの 「ヨーク・国立鉄道博物館」 展というのが開催されていることを知ったので、それまでに行こうと考えた。土日は子供たちで混むだろうと思い、11日(金)に行くことにした。

  横浜から湘南新宿ラインに乗ると、約1時間で大宮に着く。大宮からは ニューシャトルに一駅乗る。大成駅が 鉄道博物館 の入り口に直結していた。鉄道博物館到着は10時半。SUICAで入場券(カード)を購入し、電車に乗るようにそのカードをかざして入る。昼食は屋外に展示されている特急「とき」の車両の中で駅弁を食べた。昼食後、企画展「鉄道開業ものがたり」、模型鉄道ジオラマ、そして、「ヨーク・国立鉄道博物館」展を見た。
  鉄道博物館を見た後、徒歩で大宮氷川神社へ向かった。2kmくらい歩いただろうか。少々くたびれてしまった。氷川神社から大宮駅まではタクシーに乗り、コーヒーを一杯飲んで、午後3時過ぎの湘南新宿ラインで座って横浜まで帰ることができた。

1.ニューシャトル大宮駅
JR大宮駅の新幹線の向こう側にニューシャトルの大宮駅へ続く通路がある。ニューシャトルはゴムタイヤで走る5両編成の小型の車両で、5分から10分間隔で運行されれている。平日の10時過ぎだったが、思ったより乗降客が多かった。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/40秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 なし
ニューシャトル大宮駅;クリックすると大きな写真になります
2.ニューシャトル 大成駅=鉄道博物館前
東北新幹線にへばりつくようにして走るニューシャトルの一駅目が大成駅=鉄道博物館だった。この日は天気がよく、ニューシャトルの車窓から富士山が眺められた。大成駅を降りると、そこがもう鉄道博物館のエントランスであり、アプローチの通路には東北新幹線の時刻表が描かれていた。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/200秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 なし
ニューシャトル 大成駅=鉄道博物館前;クリックすると大きな写真になります
3.鉄道博物館入り口
入り口はさながら鉄道の駅の改札口のようだった。まず、入って右側に広がるヒストリーゾーンから見て回ることにする。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/60秒 8.4mm ISOオート ) 露出補正 なし
鉄道博物館入り口;クリックすると大きな写真になります
4.説明をして下さるボランティアの案内係
ヒストリーゾーンに入ろうとすると、黄色いユニフォームを着た方々が何人かいらっしゃった。その中のおひとりが「ご案内いたしましょうか」と言って来られた。お願いすることにする。この方は、もちろん国鉄のOBで、大宮工場に勤務されていたとのこと。新幹線の設計にも従事されたと仰っていた。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F3.5 1/100秒 20mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
説明をして下さるボランティアの案内係;クリックすると大きな写真になります
5.鉄道黎明期の鉄道
ヒストリーゾーンの最初は、再現された新橋駅のプラットフォームに停車している1号機関車をはじめ、日本の鉄道黎明期の機関車や客車が展示されていた。写真の機関車は1881年(明治14年)にイギリスで造られた善光号という機関車(1290)形式)。搬入時に横浜港から筏に乗せて荒川に入り、現在の埼玉県川口市にある善光寺のそばで陸揚げされたのでこの名がある。明治14年に創立した日本鉄道の上野ー熊谷間の建設用に輸入されたとのこと。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F3.5 1/100秒 18mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
鉄道黎明期の鉄道;クリックすると大きな写真になります
6.C57
ヒストリーゾーンのほぼ中央にある転車台の上にC57が堂々と展示されていた。1975年12月14日、室蘭発岩見沢行きの最後の旅客列車をけん引した蒸気機関車がこのC57135とのこと。1940年(昭和15年)に三菱重工業で製造された。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F3.8 1/25秒 22mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
C57;クリックすると大きな写真になります
7. 特急「つばめ」
これは東海道線の特急をけん引したEF58形式電気機関車だ。EF58は1946年から1958年までの間に172両が造られた。1952年(昭和27年)には、それまでの電気機関車特有のデッキを廃し、この写真のような半流線形になった。1956年(昭和31年)に東海道本線が全線電化されると、このEF58も客車も、その色を明るい緑色にした。新製時の塗装で展示されているこのEF58は1956年日立製作所製のEF5889だ。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F3.8 1/60秒 22mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
 特急「つばめ」;クリックすると大きな写真になります
8.2号御料車
ヒストリーゾーンには御料車の展示コーナーがあった。いずれも鉄道記念物である6両の御料車が展示されていたが、これはその中の2号御料車だ。1891年(明治24年)に九州鉄道会社小倉製作所で造られている。横には金箔を施した菊の御紋章が浮き彫りにされている。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F3.5 1/25秒 18mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
2号御料車;クリックすると大きな写真になります
9.2号御料車の屋根
前述した2号御料車の屋根は写真のような装飾を施した二重の丸型である。私にとって、展示されていた6両の御料車の中で、この2号御料車がもっとも印象的だった。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.0 1/40秒 82mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
2号御料車の屋根;クリックすると大きな写真になります
10.ブルートレイン客車の車内
1958年(昭和33年)に東京-博多間の特急「あさかぜ」として登場した冷暖房を完備の20系客車は、「動くホテル」「走るホテル」と言われるようになった。展示されている車両はナハネフ22形式で1964年(昭和39年)に日本車両製造で造られている。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F3.8 1/80秒 22mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
ブルートレイン客車の車内;クリックすると大きな写真になります
11. ランチトレイン
ヒストリーゾーンの南側屋外に183系と189系の特急電車の車両が、ランチトレインとして置かれていた。ヒストリーゾーンからここへ出てくるところに、駅弁屋さんがあって、全国の有名な駅弁が販売されていた。少し時間的には早かったが、私たちもそこで駅弁を買い求めて、183系特急「さざなみ」の車内に入った。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F13 1/640秒 20mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ランチトレイン;クリックすると大きな写真になります
12.これは現役
ランチトレインが置かれている広場の向こう側は、東北本線が走っている。何やらホイッスルが聞こえたので、何か来るのかなと思って見ると、現役のDD51形式ディーゼル機関車が単行で走り去った。車体にはJRFの文字があった。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F11 1/500秒 29mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
これは現役;クリックすると大きな写真になります

2011年8月26日

横浜港 サマー・ナイト・クルーズ を楽しむ 8月22日 1/2


 かみさんの親友ご夫妻に誘っていただき、横浜山下公園の氷川丸の隣から出発する、サマー・ナイト・クルーズを楽しむことができた。マリーンシャトルという 764トン、定員541名の昭和60年2月に建造された船に乗る。
 この日は、朝から激しい雨が降っていて、午後には止んだものの、とても蒸し暑かった。乗船は午後6時、出発は6時半である。午後4時半にみなとみらい線の元町中華街駅で、友人ご夫婦と合流し、山下公園に向かった。夕方の山下公園で1時間過ごしたが、大桟橋を見ると「飛鳥Ⅱ」が停泊している。
 今日は PowerShot G12 が暗さにどれだけ頑張るのか、試してみたかった。前編は「飛鳥Ⅱ」の出港を見送るまで、後篇にサマー・ナイト・クルーズ体験記を載せる。

1.大桟橋に停泊する「飛鳥Ⅱ」
ごご4時半ごろ山下公園に到着したが、そこから眺める大桟橋には大きな客船が停泊していた。良く見ると煙が出ている煙突の下に「ASUKA Ⅱ」と書かれていた。煙が出ているのは、出航が近いのかもしれない。かみさんや友人の奥様は「夕食の用意をしているのよ」という。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1000秒 30.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
大桟橋に停泊する「飛鳥Ⅱ」;クリックすると大きな写真になります
2.山下公園
厚い雲に覆われたどんよりとした午後だ。ここからは現代横浜の中心部が眺められる。この右側に大桟橋が続く。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 21.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
山下公園;クリックすると大きな写真になります
3.氷川丸
一方、右側には今も相変わらず「氷川丸」が係留されている。「氷川丸」は、日本郵船が1930年に竣工させた日本の12,000トン級貨客船で北太平洋航路で長らく運航された。現在は、博物館船として公開されている。「氷川丸」の主機関は信頼性の面で実績のあるデンマークのバーマイスター&ウェイン(現在はドイツのMAN社と合併)製ディーゼル機関を2基搭載して、必要な出力と経済性の両立が図られたという。また、「氷川丸」という船名は埼玉県大宮市(現:さいたま市大宮区)の氷川神社に由来するものであるとのこと。
 現役時代の「氷川丸」はサービスの良さが評判を呼び、多くの乗客で賑わったと伝えられる。1932年の11次航海ではチャーリー・チャップリンが乗船、1937年の47次航海ではイギリス国王ジョージ6世の戴冠式からの帰国時、秩父宮夫妻が乗船するなど、「氷川丸」は華々しい活躍を続けた。多くの日本商船が失われた太平洋戦争でも沈没を免れた数少ない大型貨客船で、戦後も1960年まで北太平洋航路で運航を続けた。運航終了後、1960年12月21日に除籍され、この山下公園に係留されている。もう50年間もここに浮いているのだ。(Wikipedia参照)

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 21.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
氷川丸;クリックすると大きな写真になります
4.カモメは同じ方向を向いて休む
「氷川丸」を係留している艫綱にはいつもカモメが休んでいる。海を見渡せる方を向いているのか、風向きによるのか、何故かみんな同じ方向を向いて止まっている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/200秒 30.5mm ISO400 ) 露出補正 -1.0段
カモメは同じ方向を向いて休む;クリックすると大きな写真になります
5.横浜港観光船チケット売り場
「氷川丸」の向こう側に小さな船着き場があり、そこから3種の遊覧観光船が出ている。私たちはこの後「マリーンシャトル サマー・ナイト・クルーズ」を楽しむ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/320秒 9.8mm ISO400 ) 露出補正 なし
横浜港観光船チケット売り場;クリックすると大きな写真になります
6.ガールスカウト像
公園内にはバラ園があり、そのバラ園と氷川丸が係留されている遊歩道との間にこのような像があった。英語で書かれた碑があり、1962(昭和37)年に、アメリカのガールスカウト50周年とガールスカウト日本連盟の世界連盟への加盟を記念して建てられたようだ。 このほか公園内には、淋しそうな表情で海を見つめて座っている「赤い靴はいてた女の子の像」、横浜と姉妹都市であるサンディエゴ市から贈られた「水の守護神」、童謡「カモメの水兵さんの歌碑」など記念碑・石像・記念樹が多く、横浜と諸外国との友好の歴史を物語っている。 (Wikipedia参照)

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/320秒 9.8mm ISO400 ) 露出補正 なし
ガールスカウト像;クリックすると大きな写真になります
7.「飛鳥Ⅱ」出航 -1
だいぶ周囲が暗くなってきたので、ISO感度を1600に挙げた。どれくらいノイズが出るだろうか。そして、ふと、「飛鳥Ⅱ」の方を見ると動き出していた。
 ここでちょっと調べてみると、1991年10月に就航した先代「飛鳥」は、1990年代中盤より順調にその集客を伸ばし、21世紀に入る頃には、特に夏場のハイシーズンにおいては満船の状態が続くようになり、「予約が取れない」と乗船希望客の不満が募るようになったという。運営する側としてもこれはビジネスチャンスを逃していることに他ならず、キャパシティの増大が必須となり、第二船の投入や、より大型の新造船の建造等が検討されたが、結果として、同じ日本郵船グループのクリスタルクルーズ社が運航する「クリスタル・ハーモニー」を日本向けに改装し、「飛鳥II」として代替投入、これに伴い「飛鳥」は売船されることとなった。クリスタル・ハーモニー」は2005年11月25日、ロサンゼルスにてその運航を終了、同月末よりカナダの Victoria Shipyards にて改装工事にかかった。12月下旬に出渠、年末年始にかけ太平洋を横断し、2006年1月5日に三菱重工業横浜製作所に入渠、更に改装工事が続けられた。 船舶登記上は1月5日までが「クリスタル・ハーモニー」、1月6日からが「飛鳥II」であるとのこと。そして、2006年3月17日 飛鳥Ⅱとして就航したとのこと。(Wikipedia参照)

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 30.5mm ISO1600 ) 露出補正 なし
「飛鳥Ⅱ」出航;クリックすると大きな写真になります
8.「飛鳥Ⅱ」出航 -2
タグボートが離れた。煙突からの煙が後ろに流れている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 30.5mm ISO1600 ) 露出補正 なし
「飛鳥Ⅱ」出航 ;クリックすると大きな写真になります
9.「飛鳥Ⅱ」出航 -3
役目を終えたタグボートは前に出る。これから「飛鳥Ⅱ」はベイブリッジをくぐって行く。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 30.5mm ISO1600 ) 露出補正 なし
「飛鳥Ⅱ」出航;クリックすると大きな写真になります
10.「飛鳥Ⅱ」出航 -4
やがて、「氷川丸」の向こう側へ進む。一体何処へ行くのだろうか。帰宅してインターネットで大桟橋の入出港予定を調べてみると、この日の午後5時に名古屋に向けて「夏の尾張名古屋クルーズ」の乗客を乗せて出港していた。港を出るとき、「氷川丸」から汽笛が鳴り、大桟橋に停泊中の他の船からの汽笛が続き、それに応じて「飛鳥Ⅱ」は大きな汽笛を鳴らしてベイブリッジに向かって行った。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 30.5mm ISO1600 ) 露出補正 なし
「飛鳥Ⅱ」出航;クリックすると大きな写真になります