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Studio YAMAKOで“畠山重忠”が含まれるブログ記事

2022年5月17日

武蔵嵐山 ホソオチョウとウスバシロチョウ 4月25日

ホソオチョウにはちょっと遅いかな、ウスバシロチョウには少し早いかな、と思いつつ好天に誘われて、武蔵嵐山へ出かけた。自宅から、保土ヶ谷バイパスを走り、東名横浜から東名高速に入ったが渋滞はなく、快適なドライブとなった。昨年は、トイレだけしか開いていなかった狭山PAも、全面オープンされていて、入ってくる車の数も多い。
 関越を東松山で下りた。そこからまだ、30分弱かかる。10時に武蔵嵐山のオオムラサキの森活動センターの駐車場に着いたが、なんと、ここも月曜日は休館日で駐車場に入れなかった。しかし、この辺りはまだ空き地もあって、何とか車を停めることが出来た。
 都幾川の側からフィールドに入る。ツマキチョウが翔んでいた。ウスバシロチョウが翔ぶエリアには、すでに3人ほど先客がった。「おはようございます。お邪魔します」と声を掛けて、ウスバシロチョウを追う。午前中の早い時間は、なかかな花には止まらない。
 いま、NHKの大河ドラマで、鎌倉幕府の御家人として登場する畠山重忠が住んだという菅谷館跡の草原へ移動した。タイミングが合えば、あちらこちらでふわふわと翔んでいる姿が見られるが、この日は、たまにウスバシロチョウがが翔んでくるものの、ホソオチョウの姿は見られない。やっと、1頭探し出したが活動が不活発なので探しにくい。
 再びウスバシロチョウのエリアに戻る。12時近くなっていたが、ハルジオンの花で吸蜜する個体も多くなった。一昨日は舞岡公園でツマキチョウを撮ったが、この日はホソエガラシに産卵しようとする雌が多かった。そのあと、都幾川の河原を歩いてみたが、成果は得られなかった。

000_220425018 X700 〇武蔵嵐山 ホソオチョウ♀ Z50 18-140.jpg
やっと見つけたホソオチョウ雌 2022年4月25日 埼玉県武蔵嵐山

001_220425104 X800 △武蔵嵐山 ホソエガラシ RX10M4.jpg 1.ツマキチョウ雌 -1
この日最初に撮ったチョウは、アブラナ科のホソエガラシに産卵しようとアプローチするツマキチョウだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
002_220425116 X800 ◎武蔵嵐山 ピラカンサ RX10M4.jpg 2.ウスバシロチョウ雌 -1
ウスバシロチョウがピラカンサの小枝の葉に止まって、ストローを伸ばして吸蜜している。よく見ると交尾嚢を付けている。もう雌が発生しているのだ。本種の発生時期は年々早まっているように思える。ピラカンサは和名を常磐山査子(トキワサンザシ)という。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 160mm ISO100 ) 露出補正 なし
003_220425128 X800 ◎武蔵嵐山 ピラカンサ RX10M4.jpg 3.ウスバシロチョウ雌 -2
同じ個体である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 73mm ISO100 ) 露出補正 なし
004_220425132 X800 ◎武蔵嵐山 交尾嚢 ピラカンサ RX10M4.jpg 4.ウスバシロチョウ雌 -3
この画像では交尾嚢がはっきりと見える。多くのウスバシロチョウは翔び回っていて、なかなか撮影チャンスがない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 201mm ISO100 ) 露出補正 なし
005_220425146 X800 ◎武蔵嵐山 RX10M4.jpg 5.アゲハ雄 -1
ウスバシロチョウガ翔んでいるエリアから、菅谷館跡へと歩いて行く途中に咲くツツジにアゲハがやってきた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 121mm ISO200 ) 露出補正 なし
006_220425144 X800 △武蔵嵐山 交尾嚢 ピラカンサ RX10M4.jpg 6.アゲハ雄 -2
連写していたら、翔び立っていった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 121mm ISO125 ) 露出補正 なし
007_220425155 X800 ◎武蔵嵐山 RX10M4.jpg 7.ホソオチョウ雌 -1
菅谷館跡の広い草原にきた。食草であるウマノスズクサなども生えていて、発生のタイミングが合うとあちらこちらで多くの個体がふわふわと翔んでいるのがみられる。それらほとんどが雄であるが、この日は雄の姿が見えなかった。雄の発生の第一陣は既に終わってしまったようだ。これはやっと見つけた雌である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 53mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_220425157 X800 ◎武蔵嵐山 RX10M4.jpg 8.ホソオチョウ雌 -2
以下の写真を含め同じ個体である。本種は人為的に持ち込まれた外来種で原産地は韓国であろう。何年か前に韓国旅行をしたときに、目撃したことがあった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 175mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_220425004 X800 〇武蔵嵐山 ホソオチョウ♀ Z50 18-140.jpg 9.ホソオチョウ雌 -3
アカボシゴマダラと同じく外来種ではあるが、美しい姿をしているので、つい撮りたくなってしまうチョウだ。日本で成虫は4月から11月近くまで発生を繰り返すようである。季節による斑紋の違いはないように思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_220425035 X800 〇武蔵嵐山 ホソオチョウ♀ Z50 18-140.jpg 10.ホソオチョウ雌 -4
周囲の環境が分かるように広角端で撮った。菅谷館跡は鎌倉時代の有力御家人である畠山重忠が文治2年(1187年)までには住み始めていたと言われる中世の大事な遺跡である。元久2年(1205年)、武蔵国二俣川合戦の際、重忠はこの館から出陣したことが鎌倉幕府の記録「吾妻鏡」に記されている。武勇の誉れ高く、その清廉潔白な人柄で「坂東武士の鑑」と称されたという。畠山重忠像は菅谷館跡・二ノ郭の土塁上に、昭和4年(1929)に造られた竹筋コンクリート製の像建っている。平成23年度に嵐山町の文化財に指定された。昭和48年(1073年)5月、関東の有力豪族である畠山氏の館に起源をもつ城館跡として国の史跡に登録され、平成20年(2008年)3月には比企城館跡群菅谷館跡と名称が変更された。写真の左側に見える建物は埼玉県立嵐山史跡の博物館である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO180 ) 露出補正 なし
011_220425041 X800 〇武蔵嵐山 ホソオチョウ♀ Z50 18-140.jpg 11.ホソオチョウ雌 -5
この日、ホソオチョウを見かけたのはこの1頭のみだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3  1/500秒 140mm ISO220 ) 露出補正 なし
012_220425173 X800 ◎アゲハ 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 12.アゲハ雄 -3
菅谷館跡の原っぱに咲くカントウタンポポにアゲハが来て吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 201mm ISO100 ) 露出補正 なし
013_220425178 X800 ◎アゲハ 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 13.アゲハ雄 -4
タンポポからタンポポへと飛び回る。次に止まったこの花には、何かの幼虫がいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 206mm ISO100 ) 露出補正 なし
014_220425053 X800 ◎武蔵嵐山 ウスバシロチョウ Z50 18-140.jpg 14.ウスバシロチョウ -1
ウスバシロチョウのいるエリアに戻ってきた。12時を少し回った頃だが、この時間になるとハルジオンの花によく止まって吸蜜をするようになった。雌のように見えるが定かではない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3  1/500秒 140mm ISO110 ) 露出補正 なし
015_220425209 X800 ◎ツマキチョウ 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 15.ツマキチョウ雌 -2
ツマキチョウの雌は、産卵する食草を探しているからだと思うが、雄に比べて飛び方が緩やかである。野生のホソエガラシ(細柄芥子)に絡んでいく。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO125 ) 露出補正 なし
016_220425219 X800 ◎ツマキチョウ 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 16.ツマキチョウ雌 -3
同じ個体。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO160 ) 露出補正 なし
017_220425225 X800 ◎ツマキチョウ 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 17.ツマキチョウ雌 -4
同じ個体。産卵している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO160 ) 露出補正 なし
018_220425079 X800 ◎武蔵嵐山 ウスバシロチョウ  ハルジオン Z50 18-140.jpg 18. ウスバシロチョウ -2
ウスバシロチョウは個体数が多く、次々と視界に現れる。陽光を浴びて活発に翔び、ハルジオンの花に摑まっては吸蜜をしている。雌雄は確認できないものの、すでに雌が多く発生している。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3  1/640秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
019_220425099 X800 〇武蔵嵐山 都幾川 Z50 18-140.jpg 19.都幾川(ときがわ)の河原
菜の花の咲く都幾川の河原から、下流方面を眺める。都幾川は、埼玉県西部を流れる荒川水系の一級河川である。地図を見てみると、この周辺にはまだまだチョウの撮影に適したところがありそうだ。早春が良いかもしれない。午後1時、車を停めたところに戻り、車中でパンと牛乳で昼食にして、帰路についた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3  1/640秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし


2020年5月 3日

武蔵嵐山 チョウと歴史の散歩(1) 4月22日

今年の春は、天候がなかなか定まらない。やっと昨日今日と晴れ時々曇りといったような天気予報だったので、東武東上線の武蔵嵐山を歩いてみようと思った。2016年3月26日に、東武東上線に東京メトロ副都心線・東急東横線・みなとみらい線直通列車が走るようになり、横浜からも乗り換えなしで武蔵嵐山の2っ手前の森林公園まで行くことが出来るようになった。ここへは一度だけ、池袋から東武東上線に乗ってきたことがあった。池袋から57.1kmある。
 昨年は4月23日に車で来ている。車でも東名→圏央道→関越を走って、2時間近くかかる。第三京浜→環八→関越で来るのと時間的にはほぼ同じだ。
 午前10時ごろ、「オオムラサキ活動センター」の駐車場に入った。散歩を求めて来ている人たちで混むかと思ったが、1台しか止まっていなかった。ここに「オオムラサキの森」が整備されたのは1986年(昭和61年)、埼玉県により買収・整備され、オオムラサキの保護や森づくりの活動拠点として嵐山町に託された。森の広さは約1.7ヘクタールで、保全観察林、展示見本林、実験林、観察林の4つの区域に分かれている。さらに、「オオムラサキの森活動センター」も(財)日本宝くじ協会の助成を受けて建築されている。
 まず、この「オオムラサキと森」と都幾川の間にある「蝶の里公園」を歩き、「菅谷館跡」、都幾川河畔へ行ってみることにする。狙いはウスバシロチョウとホソオチョウだったが、都幾川のほうへ下りて行ったところで、さっそく数頭のウスバシロチョウが舞っていた。ところが11時少し前には曇ってきてしまい、そのウスバシロチョウたちは、どこへ行ってしまったのか、全く飛ばなくなった。菅谷館跡でもホソオチョウは飛んでいない。気温も下がってきた。どうやら、チョウはこれまでのようだ。

1.ショカツサイ
「蝶の里公園」を歩いていると紫色のショカツサイが多く咲いていた。ツマキチョウの食草でもある。ツマキチョウはこの日、1頭を目撃しただけだった。余談だが、今年はCOVID19のため、小石川植物園が3月27日から当分の間、休園となっていてツマキチョウを撮りに行けないでいる。 

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/500秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
001)2004022176 X800 〇武蔵嵐山 ショカツサイ D5300 TAMRO 90.jpg
2.ヒメウラナミジャノメ -1
ヒメウラナミジャノメが多く飛んでいる。このチョウはなかなか良いところに止まってくれないので、良い写真が撮れない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
002)200422005 X800 〇武蔵嵐山 RX10M4.jpg
3.ウスバシロチョウ -1
都幾川の方へ下りていくと、ウスバシロチョウがフワフワと飛んでいた。時間は10時半だが、ハルジオンなどが咲いていても、この時間は吸蜜をしない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 87mm ISO100 ) 露出補正 なし
003)200422016 X800 〇武蔵嵐山 RX10M4.jpg
4.ウスバシロチョウ -2
これも同じように地面に止まった。絵にならないが、記録として撮っておく。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 136mm ISO100 ) 露出補正 なし
004)200422010 X800 〇武蔵嵐山 RX10M4.jpg
5.ウスバシロチョウ 交尾 -1
愛好家の方が来られていて、その方が、♀が草の上に止まっていて、そこへ♂がさっと下りてきて交尾をしたシーンを見ておられた。少し人為的に移動させ、撮影されていたので、私も撮らせていただいた。まずはマクロレンズで。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/800秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
005)2004022179 X800 ◎武蔵嵐山 D5300 TAMRO 90.jpg
6.ウスバシロチョウ 交尾 -2
次にSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ の180㎜近くで撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 183mm ISO100 ) 露出補正 なし
006)200422025 X800 〇武蔵嵐山 RX10M4.jpg
7.ウスバシロチョウ 交尾 -3
今度は広角端 9mm でローアングルで撮った。ウスバシロチョウが翔ぶ環境がわかる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
007)200422032 X800 ◎武蔵嵐山 RX10M4.jpg
8.ベニシジミ
ハルジオンにベニシジミが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 206mm ISO1320 ) 露出補正 なし
008)200422043 X800 〇武蔵嵐山 RX10M4.jpg
9.イヌザクラ 犬桜
ウスバシロチョウは、午後になると花に来るようになるので、先に「菅谷館跡」へ行ってホソオチョウを撮ろうと移動する。そこに大きな樹があった。木の高さは10m以上ある。その場では何という木の花なのか判らなかった。帰宅してネットで検索してみると、イヌザクラの花に似ている。葉の形状からもイヌザクラと思える。サクラの仲間だがサクラには見えない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
009)200422047 X800 〇武蔵嵐山 イヌザクラ RX10M4.jpg
10.菅谷館跡
菅谷館(すがややかた)は鎌倉時代の初めに畠山重忠が居館したところと伝えられている。館というが、それは城のようである。戦国時代に拡張されて現在のような5っの郭を持つ大規模な城郭になったと説明されている。wikipediaによれば、菅谷館とは、武蔵国男衾郡(現在の埼玉県比企郡嵐山町)にあった日本の城である。菅谷城とも呼ばれる。昭和48年(1973年)、国の史跡に指定された。館跡には「埼玉県立嵐山史跡の博物館」が設けられている。2017年(平成29年)4月6日、「続日本100名城」(120番)に選定された。とある。城郭の本丸があった原っぱに昨年はたくさんのホソオチョウが待っていた。しかし、今回は太陽は顔を出さず、ホソオチョウは全く姿を見せてくれない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
010)200422050 X800 武蔵嵐山 菅谷館跡 RX10M4.jpg
11.ヤエザクラ
嵐山史跡の博物館の方へも行ってみたがホソオチョウの姿は全くない。11時前になって、雲が出てきて陽が射さなくなり、気温も下がった。春のチョウは難しい。チョウの撮影は半分あきらめ、散歩することにした。ヤエザクラがきれいに咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
011)200422055 X800 〇武蔵嵐山 菅谷館跡 RX10M4.jpg
12.畠山忠重の銅像
「埼玉県立嵐山史跡の博物館」のホームページを見ると、昭和4年(1929年)に造られた「竹筋コンクリート」製の像だそうだ。平成23年度に嵐山町の文化財に指定されたとのこと。大きな郭や深い空堀や土塁が見事に残る二の郭の土塁上に畠山さんが立っている。「竹筋コンクリート」 というのは珍しい。wikipediaによれば、畠山重忠は、平安時代末期から鎌倉時代初期の武将。鎌倉幕府の有力御家人。源頼朝の挙兵に際して当初は敵対するが、のちに臣従して治承・寿永の乱で活躍、知勇兼備の武将として常に先陣を務め、幕府創業の功臣として重きをなした。しかし、頼朝の没後に実権を握った初代執権・北条時政の謀略によって謀反の疑いをかけられて子とともに討たれた(畠山重忠の乱)。 存命中から武勇の誉れ高く、その清廉潔白な人柄で「坂東武士の鑑」と称された。 とあった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/400秒 16mm ISO3200 ) 露出補正 なし
012)200422073 X800 武蔵嵐山 菅谷館跡 RX10M4.jpg
13.「オオムラサキの森」
南側、都幾川への道を行くと「オオムラサキの森」という表示があった。一度、オオムラサキの季節に来てみようと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/400秒 16mm ISO3200 ) 露出補正 なし
013)200422058 X800 武蔵嵐山 菅谷館跡 RX10M4.jpg
14.アカハネムシ
もう一度「蝶の里公園」へ戻ってみることにして、城郭の中を歩く。時々、散歩をしている人に会うが人はほとんどいない。この辺りは三の郭の出入り口なるところで、三の郭から西の郭へ渡した木橋があった。その木橋の欄干に赤い虫がいた。ハンミョウかと思ったが、触覚を見ると刷毛のようになっている。私は甲虫はカブトムシとクワガタくらいしか知らない。帰宅して調べてみたが、なかなかヒットしない。そこで「赤い甲虫」で検索してみたところ、どうやらアカハネムシと判った。インターネットはIT革命だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
014)200422067 X800 △武蔵嵐山 菅谷館跡 RX10M4.jpg
15.ムラサキケマン 紫華鬘
春に花を咲かせる野草だ。ツマキチョウなどが吸蜜するが、この日はツマキチョウも1頭目撃しただけだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
015)200422070 X800 〇武蔵嵐山 菅谷館跡 ムラサキケマン RX10M4.jpg
16.白い花のムラサキケマン
ムラサキ色の花が咲いているムラサキケマンのすぐ近くに咲いていた。花の形も葉の形もムラサキケマンだ。ムラサキケマンはその名の通り赤紫の花だが、これは頭部以外は白い色をしている。ムラサキケマンに稀に白い花があるらしい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
016)200422071 X800 〇武蔵嵐山 菅谷館跡 RX10M4.jpg
17.土塁
「出枡形土塁」という。本廓は空堀と高い土塁によって守らている。さらに土塁には凸型に突き出た個所が作られていて敵軍の進入が効果的に防げるようになっていると説明されていた。土塁はほかにも設けれていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
017)200422075 X800 武蔵嵐山 菅谷館跡 RX10M4.jpg
18.都幾川への道
いかにもチョウが出てきそうな道だが、全く姿を現さなかった。真っすぐ行って下ると都幾川の左岸に出る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO800 ) 露出補正 なし
018)200422076 X800 武蔵嵐山 菅谷館跡 RX10M4.jpg
19.タツナミソウ 立浪草
春にはムラサキケマンとかオオイヌノフグリ、タチツボスミレといった可憐な花が楽しませてくれる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 36mm ISO1600 ) 露出補正 なし
019)200422077 X800 武蔵嵐山 菅谷館跡 RX10M4.jpg
20.タチツボスミレ 立坪菫
これも春にはおなじみの花だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
020)200422079 X800 武蔵嵐山 菅谷館跡 RX10M4.jpg
21.ヒメウラナミジャノメ -2
ヒメウラナミジャノメは多く飛んでいた。陽が出ているときは活発に飛び回り撮り難いが、気温が下がってくると活動が鈍ってくる。普段は見ても撮らないチョウだが、この日はほかに撮るチョウもいない。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/800秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
021)2004022189 X800 ◎武蔵嵐山 D5300 TAMRO 90.jpg
22.ヒメウラナミジャノメ -3
同じ個体をカメラを持ち換えて、今度は広角端で撮った。このあと、いったんウスバシロチョウが飛んでいたところへ戻ってみたが、どこへ行ってしまったのか、1頭も飛んでいなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO250 ) 露出補正 なし
022)200422091 X800 ◎武蔵嵐山 菅谷館跡 RX10M4.jpg


2018年5月22日

武蔵嵐山(2) 史跡 菅谷館跡 4月19日

ここは埼玉県のほぼ中央にある。昨年来たときは、蝶の里公園から都幾川沿いに歩いたが、今回は 菅谷館 跡を歩いてみた。
 菅谷館跡は鎌倉幕府の有力御家人として知られる 畠山重忠 の館跡である。 菅谷城(すがやじょう)とも呼ばれる。昭和48年(1973年)、国の史跡に指定されたという。歩いてみると想像していたよりはるかに広かった。今回は中に入らなかったが、埼玉県立嵐山史跡の博物館がある。

15.菅谷館跡 本郭 (ほんぐるわ)  -1
現存する菅谷館(すがややかた)は戦国時代に拡張整備されていたと思われる。畠山重忠の館もおそらくこの郭の中にあったものと思われると書かれた説明版が立っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
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16. 菅谷館跡 本郭 -2
眼に入る新緑が爽快である。草原の輝きが広がる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 23mm ISO160 ) 露出補正 なし
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17.出枡形土塁
本郭は唐掘りと高い土塁によって守られている。さらに土塁には凸状に突き出た出枡形が造られていて、敵軍の侵入が効果的に防げるようになっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
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18.忠魂祠
戦没者を追悼する「忠魂祠」があった。昭和40年に大改修が実施されたが、その後50年が経過し劣化が進んでいるそうだ。さらに平成23年の東日本大震災の影響により、基礎部分に亀裂が入り、応急的な補修が行われている。 県内一立派なものと言われており、戦争の犠牲者の御霊を合祀し、平和を願う礎として永年にわたり守られてきているという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 13mm ISO100 ) 露出補正 なし
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19.二の郭
本郭の北西側には二の郭跡の草原が広がっている。本郭跡と同じように広い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
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20.畠山忠重像
二の郭の土塁を上がっていくと、 源平争乱から鎌倉幕府創立期にかけて、多くの武勇や逸話を残した武将として有名な畠山忠重の像があった。菅谷館跡は、古くから畠山重忠が暮らしていた地と伝えられている。「忠重公冠題百字碑文」というのがあったが、漢文で書かれていて内容が解らなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO640 ) 露出補正 -0.7段
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21.埼玉県立嵐山史跡の博物館
菅谷館の搦手門跡の近くにある。写真は二の郭側から見た建物裏側である。wikiopediaによれば、昭和51年(1976年)に埼玉県立歴史資料館として開館。平成18年(2006年)4月1日に現在の名称になった。城館跡、寺院跡、武蔵武士、板碑・五輪塔・宝篋印塔などの中世石造物、鎌倉街道上道などをテーマとする博物館で、主に古代から中世にかけての比企郡に関わる歴史資料を扱っている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 9mm ISO640 ) 露出補正 -0.7段
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22.埼玉県立嵐山史跡博物館 玄関
三の郭跡を北側へ突っ切って、駐車場の脇から博物館の玄関前に出た。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 21mm ISO125 ) 露出補正 なし
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23.空堀跡
説明板には「ここは三の郭から二の郭に通ずる連絡路と推定されます。この連絡路は幅が狭く、入り組んでいて、敵軍が簡単には二の郭に侵入できないよう工夫されています。」と記されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 15mm ISO125 ) 露出補正 -0.7段
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24.都幾川
ホタルの里の脇を通って都幾川に出た。菜の花が咲いていてツマキチョウも飛んでいた。昨年来たときは​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​ギンイチモンジセセリがいたのだが、この日はまだ時期が早いようだ。水は澄んでいる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 32mm ISO125 ) 露出補正 -0.7段
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25.オオムラサキの森活動センター
オオムラサキの森活動センター へ戻ってきた。中を覗いてみると、ここで見ることができるチョウの写真が貼ってあった。オオムラサキの発生は6月下旬だろうか。作業をされている方に伺ってみたら、いま、活動センターの前のエノキで緑色の網が掛けられて保護されている61頭の幼虫は、羽化すると開放されるとのことだ。 ただ、樹液の出る樹はこのあたりにはないらしい。午後1時半、帰りの道中も長いのでそろそろ引き上げることにする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/400秒 10mm ISO3200 ) 露出補正 -0.7段
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2017年5月13日

武蔵嵐山 蝶の里と都幾川河岸散策 4月28日

ホソオチョウという韓国から人為的に持ち込まれたといわれるアゲハチョウ科の蝶がいる。アカボシゴマダラと同じように、要注意外来生物であるが、一度、会ってみたいと思っていた。いくつか報じられている発生地の中に、埼玉県の都幾川沿いにも発生していると知り、武蔵嵐山の蝶の里公園と併せて都幾川河岸を歩いてみることにした。
 詳細な場所が判らず、カーナビで設定できないので、嵐山町役場を目的地にした。そこで聞き込みをしようという考えだ。東名高速の海老名から圏央道経由、鶴ヶ島で関越道に入り、東松山で下りようと考えた。しかし、国道16号から東名高速のインターに入ったところで、カーナビの案内に惑わされて、誤って東京方面にのってしまった。カーナビは環八経由、練馬から関越にのせたかったようだ。結局、その通りに走ることになり、東名高速の東京終点から環八を走ることになる。これなら始めから第三京浜で環八へ出た方が早くて安い。大失態だ。そんなことで嵐山町の役場に着いたのは10時少しすぎだった。町役場で蝶の里公園の場所を聞き、観光案内地図をもらって、やっとたどり着くことができた。
 まず、チョウの里公園を歩く。人は少なかった。向こうから歩いて来られたご婦人から「何の写真を撮られてますか」と聞かれた。花の写真を撮っているのならと、キンラン、ギンランが咲いているところを教えてくださった。ともに絶滅が心配されている珍しい花だそうだ。
 蝶の里公園を出て、都幾川の河岸を歩く。大きな川だ。のどかで気持ちがいい。左岸、右岸とそれほど広くない河川敷を歩く。
  午後になって、ようやくホソオチョウに遭遇した。限られた範囲だったが、数は多かった。チョウの写真は後編で掲載するとして、まず、散策したところを見ていただきたい。
 近くには、紅葉がきれいな嵐山渓谷や木曽義仲産湯の清水がある鎌形八幡神社や、菅谷城跡とも呼ばれる、鎌倉幕府の有力御家人として知られる畠山重忠の館跡である菅谷館跡など、歴史的な遺構がある。季節を改めてまた来てみたいと思った。

1.嵐山町役場
立派な町役場なのに驚いた。小高い丘の上に立っている。昭和42年(1967年)町制が施行され、菅谷村は嵐山町となる。この時の国勢調査では2091世帯、人口10,148人であった。平成7年の国勢調査で5,768世帯、人口19,706人となった翌年の平成8年(1996年)にこの町役場新庁舎が完成している。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.3 1/1600秒 4mm ISO100​ )露出補正 -0.3段
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2.ホテルのような嵐山町庁舎
とても町役場とは思えない。まるでリゾートホテルのようだ。中に入って、たまたま、向こうから歩いて来られた職員の方に「蝶の里公園」へ行きたいのですが」と尋ねると、嵐山町ガイドマップを下さり、道を教えてくださった。チョウの里公園は平成5年(1993年)4月30日に開園している。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.3 1/1600秒 4mm ISO100​ )露出補正 -0.3段
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3.ピンクのハナミズキ
玄関の脇に植えられていた1本のハナミズキの木がピンクの花を咲かせていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f5.2 1/640秒 27mm ISO100​ )露出補正 -0.3段
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4.ギンラン 銀蘭
蝶の里公園に到着。散策されていたご婦人がギンランが咲いているのを教えてくれた。1990年代ころから急激に数を減らし、絶滅危惧II類(VU)(環境省レッドリスト)として掲載されたそうだ。これから花はもっと開くようだが、もっと丁寧に撮っておけばよかった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/250秒 90mm ISO900 )露出補正 なし
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5.キンラン 金蘭
「こっちにあるのがキンランです」とおしえてくださったのは、5~6m離れたところに咲いていたキンランだった。ウィキペディアによれば、キンランもギンランも、同じような場所で同時期に開花するが、近年は雑木林の放置による遷移の進行や開発、それに野生ランブームにかかわる乱獲などによってどちらも減少しているので、並んで咲いているのを見る機会も減りつつあるそうだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/250秒 90mm ISO450 )露出補正 なし
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6.都幾川河川敷
都幾川(ときがわ)は蝶の里公園の南側に流れている。都幾川とその支流である槻川(つきかわ)が合流する二瀬橋の手前から下流の方に向かって河川敷を歩いてみた。多摩川でもそうであったが、ここでも菜の花が咲いている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f4.2 1/1600秒 12mm ISO100​ )露出補正 -0.3段
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7.都幾川 二瀬橋
都幾川は荒川水系の一級河川であり越辺川の支流である。Wikipediaによれば、この上流域には大野ダムの建設計画があったが、治水計画見直しにより現在は中止されている。比企郡嵐山町で秩父郡東秩父村を源流とする槻川を合わせる辺りは京都の嵐山の風景によく似ている事から武蔵嵐山と命名され嵐山渓谷と呼ばれている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.3 1/1000秒 4mm ISO100​ )露出補正 -0.3段
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8.堤防と桜並木
都幾川右岸は桜並木になっている。もう花は落ちてしまって新緑になっているが、咲いているころはさぞ、きれいだったろうと思う。全長2kmに、約250本のソメイヨシノが連なっている。四半世紀前に地元住民の寄付により記念植樹された若木が今では大変見事になったということだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f5.2 1/400秒 30mm ISO100​ )露出補正 -0.3段
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9.オオムラサキの森
再び蝶の里公園に戻る。 嵐山町のホームページによれば、オオムラサキの森は、もとからある雑木林を生かして整備された森だそうだ。この森が整備されたのは1986年(昭和61年)で、埼玉県により買収・整備され、オオムラサキの保護や森づくりの活動拠点として嵐山町に託された。森の広さは約1.7ヘクタールで、保全観察林、展示見本林、実験林、観察林の4つの区域に分かれている。さらに、森内にあるオオムラサキの森活動センターも(財)日本宝くじ協会の助成を受けて建築された。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f4 1/125秒 9mm ISO125 )露出補正 -0.3段
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10.オオムラサキの幼虫
オオムラサキの森活動センターに来た。そこには大きなエノキの木があり、その枝にはグリーンのネットで被われたオオムラサキの幼虫が飼育、観察されていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f4 1/200秒 9mm ISO100 )露出補正 -0.3段
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11.エノキの葉
エノキの葉は、瑞々しい新緑になっていた。オオムラサキの幼虫たちにとって、やわらかくて、さぞおいしいことだろう。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f4.2 1/125秒 12mm ISO100 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
12.オオムラサキの森活動センター
グリーンのネットに被われた幼虫のことについて聞いてみようと思ったが、オオムラサキの森活動センターには、どなたもいらっしゃらなかった。この辺りで見ることのできるチョウたちの写真などが展示されていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.3 1/100秒 4mm ISO1600 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。


2015年10月 8日

夕闇迫る三峯神社 9月21日

「巾着田曼珠沙華とコスモスの競演 関東最大級のパワースポット三​峯​神社・秩父三社めぐり」のバスは2時30分に秩父駅を出発した。朝からの渋滞ですでに三社めぐりの一つ、長瀞にある宝登山神社参拝はキャンセルされた。何とか明るいうちにと三峯神社へと向かっている。県道70号線から国道140号線に入る。三峰神社へは秩父湖の二瀬ダムの手前で140号線を左折し、大洞川に沿って山道を登る。ダムの上の道を渡るとしばらくして渋滞になった。三峯神社の駐車場まで3kmというところで5時近くになってしまった。

その道は三峯神社で行き止まりである。駐車場から帰路に着こうと出てくる車の分しか前に進めない。4時半ごろから始まった渋滞は、5時を過ぎると観光バスの客だろうか車を降りて歩き出すほどになった。あと、1km,500mとそれでも少しづつ駐車場に近づき、5時20分ごろやっと三峯神社の駐車場に入った。外は薄暗くなってきている。普通なら1時間で行くところだそうだが、なんと3時間近くかかったことになる。 三つ柱鳥居、随身門を通って高いところにある三峯神社の拝殿、本殿に上がっていった。拝殿に着いたのは5時40分だった。

参拝を終え、駐車場へ戻ってきたのが6時10分、まだ駐車場のゲートを入ってくる観光バスがいる。どうやらこのバスは我々のお連れの6号車のようだった。 帰路も渋滞は覚悟。6時30分に三峯神社駐車場を出発。国道140号線を秩父へ戻り299号線を行き、狭山・日高ICから圏央道に乗った。帰りはそのまま海老名へ出て東名の横浜、町田ンターで降り、16号線にでた。横浜西口到着は夜10時半だった。秩父は思った以上に遠かった。とても欲張った行程の日帰りバスツアーであり、しかも連休の最中、はじめから無理なスケジュールだったのだと思う。

25.三峯神社の駐車場へ
夕方4時50分、三峯神社の駐車場に向けて車がつながっている。少しづつ動く

​Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/125秒 48mm ISO640 ) 露出補正 -0.3段
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26.我慢できずに歩き出す観光客
5時10分、駐車場まであと500mあたりのところだろうか、後の観光バスの乗客が我慢しきれず下車して歩き始めた。歩く人たちが我々の乗るバスを追い越していく。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/125秒 39mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
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27.三つ柱鳥居
三峯神社の鳥居は1つの鳥居の両脇に、小規模な2つの鳥居を組み合わせたものである。神社の案内図には三つ柱鳥居と書かれているが、柱の数は4本だ。三つ鳥居が正しい言い方かもしれない。この鳥居は昭和42年に献納されている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/60秒 9mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
28.狛犬ならぬ狛狼
ツアーのガイドさんが三峯神社の狛犬は犬ではなく狼だと説明していた。三峯神社は山犬信仰で有名だそうだ。したがって狛犬ではなく狛狼なのだ。また、三峯神社のホームページには「お使い(神様の霊力を受け、神様と同じ働きをするとして仰がれる動物)はオオカミです。日本武尊の道案内をされ、その勇猛、忠実さから、当社の使い神に定められたと伝えます。またオオカミとは、三峯山の不思議な霊気を言うと古書にも見え、大口真神(親しみを込めてお犬様、ご神犬、御眷属様とも呼ばれる)は、あらゆるものを祓い清め、さまざまな災いを除くと言われます。古くからこの御眷属様を御神札として一年間拝借し、地域の、或いは一家のご守護を祈る事が行われています。これを御眷属拝借と呼び、火盗除、病気除、諸難除の霊験あらたかです。御眷属を拝借されて一家の無事息災をお祈りください。」と説明されている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 8mm ISO1400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
29.交番
参道の途中にこんな建物があった。いつ頃建てられたものなのだろうか。昔は本当に警察官がいたそうだ。今では物置になって、融雪剤や除雪スコップが置かれている。ISO1600でシャッタースピードが1/4秒になってしまった。暗い。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/4秒 6mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
30.随身門
薄暗くなった参道を登っていくと、やがて随身門が左手に見えた。随身門は元禄4年(1691年)建立。昔の仁王門にあたり、明治初年仁王像は鴻巣の勝願寺へ移されたという。現在の随身門は寛政4年(1792年)再建されたものを、昭和40年(1965年)春に改修。扁額は増山雪齋の筆跡になる。当初は青銅鳥居(拝殿正面)付近に建立されていたという記録が伝えられているそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/6秒 14mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
31.随身門の狛狼 -1
随身門の手前右手の狛狼。「阿」。スピードライト使用

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/30秒 8mm ISO450 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
32.随身門の狛狼 -2
左側の狛狼で阿吽の「吽」。口を結んでいる。スピードライト使用

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/30秒 8mm ISO560 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
33.夕ぐれ時の参拝
何とか薄明かりがあるうちに拝殿でお参りすることができた。三峯神社のホームページによれば拝殿は寛政12年(1800年)建立され、昭和37年(1962年)改修。 正面に掲げた大額は有栖川宮一品親王殿下の御染筆になる。 内部の格天井には奥秩父の花木百数十種が画かれ、左右脇障子に竹林七賢人の透彫があり重厚な雰囲気を感じさせる。拝殿の奥にある本殿は寛文元年(1661)11月、中興第六代龍誉法印が、願主となって造営した一間社春日造りの建物だそうだ。石積みの基壇上に立ち、正面と両側に縁を回し、公欄を付け、屋根は銅板葺きで、総体的に木割が太く堂々とした風格を備えている。また全体に漆が塗られ、斗組・虹梁・柱頭などには極彩色が施された美麗な本殿である。スピードライト使用

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/60秒 14mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
34.龍
平成24年、拝殿脇の石畳にその年の干支である「龍(辰)」が現れたそうだ。瑞祥としてご紹介しますという社務所の説明が出ていた。この写真は横から撮ったので、赤い目の龍の顔は上を向いているように見える。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/125秒 15mm ISO1100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
35.神木
拝殿への石段の両脇にはしめ縄が施された樹齢800年と推定される大きな杉の木がある。鎌倉時代の武将畠山重忠が奉献したと伝えられている神木だ。神木より発せられる「気」は活力そのものという説明板が立てられていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/5秒 12mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
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36.神木に何を願う
若い女性二人が神木に振れて長い間なにか願い事をしていた。パワースポットと言われる。スピードライト使用

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/30秒 7mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
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37.夕暮れの随身門
薄暗くなった道を歩いて駐車場へと下っていく。再び随身門を通った。ライトが付いていた。スローシャッターなので歩く人がぶれる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 0.77秒 9mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
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38.広大な駐車場
参道を降りる途中で見る三峯神社の駐車場は広い。第一駐車場、第二駐車場合わせてバスが約20台、乗用車が300台弱駐車できる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/6秒 9mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
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39.まだ駐車場に入ってくる観光バス
時刻は6時10分、すっかり暗くなってきている。これから参道を上がってお参りするのだろうか。どうやらこのバスは横浜から出発した同じツアーの9台のうち6号車のようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/6秒 21mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
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2012年4月27日

こども自然公園 4月2日


 相鉄線の二俣川駅から歩いて行けるところに、こども自然公園がある。入口を入ると右手に大池という池があり、水鳥が遊び、釣り人もいる。いつもの年なら、花見客で賑わうのだが、今年の桜は遅く、ソメイヨシノはまだ咲かない。平日だけど、春休みなので、子供たちの姿は多かった。
  蝶は、越冬後のムラサキシジミでもいないかと期待したが、テングチョウとルリシジミがいただけ。やはり、蝶も遅いようだ。
  池のほとりには、寛政2年(1790年)の銘がある弁財天を祭るほこらがあり、入口には説明板がある。この池は、古くから「本宿の大池」といわれ、二俣川村本宿の溜池で、元久2年(1205)6月、畠山重忠公と合戦した北条時政の軍勢が、この池の水で炊き出しをしたと伝えられている。また、土地の古老の話しによると、江戸時代中期(1700年代)にこの付近の地頭の渡辺氏の命により、百姓六兵衛親子二代にわたり、村内52戸の灌漑池(農業用水)としてつくられたとも伝えられている。池畔には、弁財天の石祠が祭られており、寛政2年(1790)2月に建立と刻まれているが、天明3年(1783)の大飢饉で大勢の人が亡くなったことを供養して建てられたと伝えられている。また、一方では、昔ある男が鴨を撃とうとして誤って池の主の大蛇を殺してしまい、祟りを恐れて弁財天を建てたとも伝えられている。昔からの行事としてこの池では、毎年5月5日に村人が弁財天に「御神酒上げ」をして豊作を祈った。また、旱魃になると村人の代表数人が大山の阿夫利(雨降)神社に参拝し、「御神水」を戴いてこの池に注ぎ、弁天様に雨が降るように「雨乞い」をした。このような行事は昭和33年(1958)頃まで行われていた。そのころまでは、池の周辺や前の道路に桜が植えられ、花見などで大変賑わい、こども達は釣りや夏の水泳にと格好の遊びの場となっていた。現在の池は面積6,460平方メートルあり、昭和47年(1972)には林と共に保存するため、「こども自然公園」として生まれかわったそうだ。

1.ソメイヨシノ
大池から右手に入って、横浜市指定文化財・天然記念物になっているゲンジボタルの生息地へ行く途中に、大きなソメイヨシノの木がある。例年なら今頃はきれいに咲いているのだが。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
ソメイヨシノ;クリックすると大きな写真になります
2.ルリシジミ
6月中旬の日没から9時ごろにゲンジボタルが見られるという水路の脇の、快適な雑木林の中の路を進んでいくと、道端にルリシジミがチラチラと飛んでいた。この日はG12とP90を携行した。このルリシジミはなかなか落ち着いてくれず、だいぶ時間をかけたが、ローアングルで撮った。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/282秒 4.6mm ISO64 ) 露出補正 -0.3段
ルリシジミ;クリックすると大きな写真になります
3.セイヨウタンポポ
一口にタンポポと言っても、日本在来種から外来種まで60種以上あると言われている。多くみられるのは茎の長いセイヨウタンポポのようだ。花びらの黄色が飛ばない様に-1.0段にして撮った。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -1.0段
セイヨウタンポポ;クリックすると大きな写真になります
4.武相境道
雑木林の中の緩やかな尾根道を進んで行くと「武相境道」と書かれた小さな石碑があった。この尾根道は武蔵国と相模国の国境になっているようである。JR根岸線の港南台駅の南にあるいっしんどう広場から鎌倉天園へと続く尾根道も国境ということで、横浜市の市域は、武蔵国と相模国にまたがるようにして広がっているようだ。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/168秒 4.6mm ISO64 ) 露出補正 -0.3段
武相境道;クリックすると大きな写真になります
5.ボケ
戸塚カントリークラブにほど近いところに、青少年野外活動センターの入口があった。中に入って管理棟のところまで行くと、ボケの花が咲いていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
ボケ;クリックすると大きな写真になります
6.タイワンリス
歩いていると、一旦公園の外の道に出てしまった。また、戻れるかとしばらく歩いたが、そのような気配はない。仕方なくまた、今来た道を戻った。途中にリスがいた。舞岡公園にいたのより小さいのでニホンリスかと思ったが、やはりタイワンリスのようだ。新芽を食べている。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/138秒 110.4mm ISO189 ) 露出補正 -0.3段
タイワンリス;クリックすると大きな写真になります
7.テングチョウ
再びソメイヨシノの大きな木のところに戻ってきた。テングチョウがテリトリーを張っている。なかなか撮らせてくれないが、また、すぐに元のところに戻ってくる。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/225秒 4.6mm ISO189 ) 露出補正 -0.3段
テングチョウ;クリックすると大きな写真になります
8.紅梅
ソメイヨシノの大きな木のあるところを大池の方に戻り、右に行くと梅園がある。こども自然公園の梅林には約220本、約38品種の梅が植えられているという。品種により開花の時期は異なるが、早咲きの品種は1月頃から咲き始め、 2月中旬から3月中旬までが見頃だという。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/100秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
紅梅;クリックすると大きな写真になります
9.白梅
今年は随分いろいろな梅を見た。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
白梅;クリックすると大きな写真になります
10.緑色の梅
この梅の花の中心部分(ガク)は緑色だ。リョウガクバイという梅なのだろうか?定かではない。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
緑色の梅;クリックすると大きな写真になります
11.キンクロハジロの雌雄
この鳥は、シベリア、ヨーロッパ北部などのユーラシア大陸北部で繁殖し、冬季になるとアフリカ大陸北部、ヨーロッパ、中近東、インド、中華人民共和国東部などへ南下し越冬するという。日本では冬季に九州以北に越冬のため飛来する冬鳥。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/500秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
キンクロハジロの雌雄;クリックすると大きな写真になります
12.亀の日光浴
大池の水面に出た石の上では、亀が気持ちよさそうに首を伸ばし日光浴をしていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1000秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
亀の日光浴;クリックすると大きな写真になります
13.誰もいない桜山
大池で水鳥や、亀の写真を撮って、また、少し戻るように歩くと、桜が咲くと全山ピンクに染まり、大勢の人たちの花見の宴で賑わうところがある。ところが、今年は4月2日なのにまだほとんど咲いていない。胴枯病(どうがれびょう)が発生し、菌類が入った枝を剪定し、回復させるための治療を行っているという看板がやけに目だっていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
誰もいない桜山;クリックすると大きな写真になります