梅咲き始めた保土ヶ谷公園 ② 2023年2月9日 横浜市保土ヶ谷区
人が多くなってきたが保土ヶ谷公園の梅園で、梅の花とメジロを撮り続ける。
気が付くと、ツグミが人が多いところから少し離れたところの地面に下りてきていた。虫でも探しているのだろう。前にも同じころにこの場所でツグミを撮った。逃げないで3mくらいまで近寄らせてくれたが、さすがにそれ以上近づこうとすると、速足で離れていった。
地面に下りて来たツグミ 2024年2月9日 県立保土ヶ谷公園 梅園
YAMAKOの写真集です。蝶の写真を中心に、旅行したときに撮って気に入った写真を簡単なメッセージとともに掲載しています。
2024年3月15日
人が多くなってきたが保土ヶ谷公園の梅園で、梅の花とメジロを撮り続ける。
気が付くと、ツグミが人が多いところから少し離れたところの地面に下りてきていた。虫でも探しているのだろう。前にも同じころにこの場所でツグミを撮った。逃げないで3mくらいまで近寄らせてくれたが、さすがにそれ以上近づこうとすると、速足で離れていった。
地面に下りて来たツグミ 2024年2月9日 県立保土ヶ谷公園 梅園
2023年2月10日
暖かい日になりそうだ。保土ヶ谷公園へでも行ってみようと思うが、この日は日曜日。脚の具合が完全ではない家内を乗せるので車で行くが、早く行かないと駐車場が混みそうだ。
9時半に公園の駐車場に着いた。幸いまだ多くのスペースが空いていた。
噴水広場のわきからトンネルでバス通りをくぐって、向こう側(南)へ下りた。辻広場をまっすぐ行くと梅園だが、左へ下り、まず、下池から上池へと歩き、上池を右(北)へ上がって、テニスコートのわきを通って梅園に行くことにする。
咲き始めた八重野梅 2023年2月6日 横浜市 県立保土ヶ谷公園
2022年2月25日
先日、2月3日に保土ヶ谷公園の梅園を観に行ったが、八重寒梅、八重野梅が5分咲き程度だった以外、まだほとんど咲いていなかった。
10日ほど過ぎた2月15日、少し気温が低かったが、再び保土ヶ谷公園梅園へ行って見た。3日に行ったときには咲いていなかった品種が、いくつか花を咲かせていて、今年も特に、鹿児島紅の濃い紅色があざやかだった。
白い花を咲かせて、ほぼ満開になっていた八重野梅には。メジロが2頭きた。
一方、そろそろ開いても良いと思っていた河津桜は、まだ、一輪も咲いていなかった。今年は例年より開花が遅いようだ。やはり寒いのだろうか。
保土ヶ谷公園にはたった1本しかない、私の好きなロウバイの花が、ここでは見ごろだった。また、帰り路に寄った法性寺の境内でも咲いていた。
八重野梅の花に来たメジロ 2022年2月15日 横浜市 保土ヶ谷公園梅園
追伸 2月24にも保土ヶ谷公園の梅園へ行ってきた。遅咲きの梅が花を開き始めてはいたが、まだまだこれからというところだった。河津桜もやっと1本の木に2~3輪開花したと云ところだった。
2021年3月16日
2月21日、東京、横浜では20度を超えるのではないかとの予報だった。日曜日だし人が沢山出ているだろうなと思いつつ、チョウの姿を求めて、再び保土ヶ谷公園へ出かけた。
先週の日曜日も暖かく、キタテハ、キタキチョウが飛んでいたが、この日は、個体数がはるかに多かった。ルリタテハが飛んできて私の左手の甲に止まった。右手に持ったRX10M4で撮ろうとしたところ、逃げられてしまった。カワズザクラは八分咲きくらいだろうか?やっとユキヤナギが咲き始めた。早咲きのウメは花が落ちている。歩くと汗ばむ。
2021年3月 8日
この日、天気予報によれば17℃まで気温が上がるという。10時頃までは曇っていたが、11時前には陽が差すようになった。
余談になるが、「陽が差す」はこのほかにも、「日が差す」、「日が射す」、「陽が射す」とも書く。どれが正しいのか? 使い分けはあるのだろうか? と疑問を持った。わたくしは 「陽」は明るく暖かい太陽の光を感じる。「射す」は強い印象を受けるが、「差す」は降りそそぐという感じだ。どれも使われるようだが、書く人によって、イメージや感じ方が異なるだろう。この場面では「陽が差す」を選択する。
11時半ごろ家を出た。保土ヶ谷公園に付く頃は、すっかり晴れて気温も上がってきた。これなら越冬していたチョウたちが飛び出すのではないかと期待が持てる。また、前回2月9日に行ったときは梅園のウメは早咲きの八重寒紅などが見ごろであったが、この日は遅咲きの品種も咲き始めていると思う。
日曜日なので、子供連れの若いご夫婦も来ていた。梅園では、お昼のお弁当を食べている家族連れも多い。
保土ヶ谷公園案内図 神奈川県立保土ケ谷公園ホームページより
1.辻広場から下池、上池を望む 明神台バス停から、ミニ運動広場へ下りて、辻広場から下池、上池のある遊歩道を眺める。幼い子を連れたお母さん、年配のご夫婦、犬の散歩、家族連れの人たちの姿があった。暖かい陽が差している。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 23mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
2.キタキチョウ 今年初めて見るチョウはキタキチョウだった。破損のないきれいな個体だったが、昨秋遅くに羽化した個体であろう。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 198mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
3、キタテハ -1 キタテハも何頭か飛んでいた。もちろん秋型の越冬個体である。チョウは15度を超えると飛び出すというが、まさに今日はその日だった。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
4.キタテハ -2 広角側で周囲の様子を入れて撮った。枯葉が落ちた地面に止まるので写真にしにくいが、背景を入れることで見られるようになる。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
5.カワヅザクラ -1 下池と上池の間にあるカワヅザクラは、5日前には数輪しか咲いていなかった。三分咲きほどになってきている。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 16mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
6.カワヅザクラ -2 青空をバックに開いた花びらが清楚だ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
7.カワヅザクラ -3 上池から下池へ流れるせせらぎで子供たちが遊ぶ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
8.カワヅザクラ -4 この日は日曜日でもあり、暖かい陽光が差し、多くの人たちが散策を楽しんでいた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels 絞り優先オートで撮影 ( f8 1/500秒 14mm ISO250 ) 露出補正 なし | |
9.カワヅザクラ -5 年配のご夫婦がまだ咲き揃わないカワヅザクラを見上げておられた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 31mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
10.枝にぶら下がるメジロ 上池の先から右に折れて、戻るように一段高いところにあるテニスコートの脇を梅園へと歩く。右側に白い花の咲くウメの木があり、そこにメジロが来ていた。枝にぶら下がって懸垂をしているような仕草が可愛い。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 203mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
11.梅園 梅園には多くの人が来ていた。シートを敷いて座ってお弁当を食べる人たちや、写真を撮る人たちでにぎわっている。5日前と比べると、ウメの花も多く咲いている。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 39mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
12.「八重野梅」(ヤエヤバイ) どちらかというと早咲きの園芸品種だそうだ。びっしりと八重の白い花を付けていた。まだ蕾も残っている。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 39mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
13.「桜鏡」(サクラカガミ) 比較的遅咲きの品種である。葉の展開に先立って花を咲かせる。豊後系、豊後性の淡い紅色をした八重咲きの大輪(花径30~40mm)である。内側と外側の花弁が同じ大きさである。幹の股から小さな枝が伸び花を咲かせている。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 45mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
14.「大湊」(オオミナト)
豊後性の一重で、花の色は淡紅色だ。 花の大きさは 3.5cm 程度の 大輪である。 見ごろは2月上旬~2月下旬といから、今まさに見ごろである。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 160mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
15.「幾夜の寝覚」(イクヨノネザメ) -1 花図鑑によれば、「幾夜寝覚(イクヨネザメ)は栽培品種である。樹高は3mから6mくらいである。葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。開花時期は3月から4月であり、比較的遅咲きの品種である。緋梅系、紅梅性の淡い紅色をした八重咲きの大輪(花径30~40mm)である。花弁は大きく波打ち、雄しべの数が多い」とされている。しかし、八重ではなく一重のように見えた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
16.「幾夜の寝覚」(イクヨノネザメ) -2 前記花図鑑では八重となっていたが、八重ではなく一重のように見えた。幹には「幾夜の寝覚」の札が架かっていたのだが、見間違えたのだろうか。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 201mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
17.「白加賀」(シロカガ) -1 花図鑑によれば、樹高は3mから6mくらいである。葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。開花時期は2月から3月である。葉の展開に先立って花を咲かせる。野梅系、野梅性の白い一重咲きの中輪(花径20mm~25mm)である。江戸時代から「加賀白梅」と呼ばれて親しまれてきた。品種名は神奈川県の旧白加賀村で発見されたことに由来する。関東地方を中心に、梅干用や梅酒用として栽培されてきたが、観賞用ともされる。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 210mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
18.「白加賀」(シロカガ) -2 花期は2月~3月だそうだが、遅咲きの品種なのだろう。まだ蕾が沢山付いている。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 11mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
19.「緑萼春日野」(リョクガクカスガノ) -1 単に萼(ガク)や枝が緑色の品種だと思っていたが、緑の萼は、僭性遺伝(劣性遺伝)するのだが、「緑萼春日野」は、「春日野」の枝変わりだという。全部緑になるのは僅かだそうだ。「春日野」という品種は野梅系、野梅性の八重咲きの中輪(20mm~25mm)で、花の色は白と桃色に咲き分け、絞りになるものもあるという。ここの「緑萼春日野」という札のかかった木の花は青白い。「緑萼」とい品種もある。これは難しい。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 55mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
20.「緑萼春日野」(リョクガクカスガノ) -2 暖かい春の日の長閑な風景を感じる。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 11mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
21.「思いのまま」(オモイノママ) -1 5日前に見たときはまだ白い花しか咲いていなかった。 野梅系のどちらかというと遅咲き品種だそうだ。別名を輪違い(リンチガイ)といい、1つの枝に、白、淡い紅色、紅色、絞りの花がつく。八重咲きの中輪(20mm~25mm)である。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 183mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
22.「思いのまま」(オモイノママ) -2 樹高は5mくらいあり、比較的高い。ほぼ満開で今が見頃のようだ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 55mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
23.「緑萼春日野」と「鹿児島紅」 青白い感じのする「緑萼春日野」と深紅の「鹿児島紅」の対比。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 25mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
24.「鹿児島紅」と「思いのまま」 青空に深紅と淡い紅色、そして白。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 42mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
25.「思いのまま」(オモイノママ) -3 「思いのまま」は梅園の外にもあった。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 37mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
26.メジロ -1 明神台バス停の近くにウメの木が数本あり、白い花が満開になっていた。そこに4~5羽ほどのメジロが来ていた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 143mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
27.メジロ -2 メジロは様々な姿勢で楽しませてくれる。この姿も良い。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 143mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
28.メジロ -3 目の周りの、刺繍で縫い付けられたような光沢のある白い環は何なのだろうか。メジロは社会性の強い鳥で、繁殖期以外は常に群れをつくって行動をする。 常緑樹林のような薄暗い環境で、あのように目のまわりがくっきりと白いというのは、仲間を見分けるために進化したと推測されている。この環は白い羽毛で覆われているのだ。 黄緑の体をしていて目のまわりが白いメジロの仲間は、世界に80種類ぐらいという。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
29.メジロ -4 ウメの花の蜜を吸う。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 164mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
30.メジロ -5 春はウメの花でメジロに楽しませてもらっている。これからはサクラだ。まだまだ楽しませてくれるに違いない。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし |
2021年3月 4日
ひと月ほど前のことになる。
朝から晴れて裾まで雪に覆われた富士山がくっきりと姿を見せていたこの日は北風が吹き、この冬のピークの寒さだった。
しかし、10時を過ぎるころ、風もおさまり、暖かくなってきた。保土ヶ谷公園のウメの様子をネットで調べてみると、早咲きのウメが見ごろという。それではと、バスに乗って保土ヶ谷公園へ出かけた。バスを降りたところのウメの木も白い花をいっぱい付けていた。下池、上池の方へ下りていくと、カワズザクラが咲き始め、ロウバイも咲いている。
ボールを打つ音と、賑やかな声が交差するテニスコート脇を通って、梅園へ行くと、確かに早咲きのウメが見ごろになっていた。白梅も紅梅もある。メジロが来ないかと、うろうろしていると、段々と人の数が増えてきた。毎年、2月の第3週の土曜日に梅まつりが行われるが、今年はコロナのため中止だそうだ。止むをえまい。その梅まつりの頃には早咲きと遅咲きが入れ替わりの時季となり見ごろを迎えという。
小一時間もその場にいなかったが、帰りは何時もの通り徒歩で下る。バス停の前の白いウメが咲いていたところに、メジロが2~3羽来ていて、しばらく楽しませてくれた。
2020年2月22日
良い天気だった。この日は暖かくなるという。じっとしてはいられなくなり、再び近くの保土ヶ谷公園に出かけた。2月1日に行ったときに1輪咲いていたカワヅザクラはどうなったか、まだ開花していなかった梅の品種は花を咲かせているだろうか、暖かいからチョウや鳥は出てくるだろうか、などと思いながら、まず、上池の近くに咲くカワヅザクラを見に行く。
カワヅザクラはまだ一分咲きというところだった。暖冬で開花は早いかと思ったが、それほどでもなさそうだ。そこから、上池の奥にある花見台へ行ってみた。バス通りで停留所がある。梅が何本か咲いていたが、他に見るものはない。梅園へ下りていく。
梅園は大分色濃く咲き揃ってきていた。2月1日には咲いていなかった「思いのまま」や「緑萼春日野」も咲き始めていた。
ほぼ満開になっている白梅にメジロが来ていた。「梅にウグイス」という言葉はよく聞くが、梅の花に来たウグイスは見たことがない。メジロは梅にも桜にもよく来るし、良く似合う。「梅にウグイス」というのは実は間違いであり、梅に来るのはメジロで、正しくは「梅にメジロ」なのだということを耳にしたことがある。「梅にウグイス」という言葉を検索してみると、その意味は "取り合わせのよい二つのもの、よく似合って調和する二つのもののたとえ。" また、"梅に鶯(うぐいす)"とは、日本の詩歌や絵画における伝統的な"絵になる良い取り合わせ"、または"仲のよい間柄"のたとえと解説されていた。「梅にウグイス」という言葉は万葉の時代にさかのぼり、正しいとか間違いであるとかいうことではないのだ。美しい声で早春を告げるウグイスと、美しい花で春の訪れを知らせる梅の取り合わせであり、日本人の早春のイメージであり、理想であり、文化なのだという。しかし、私はその鳴き声はしばしば聴くが、ウグイスの姿を見たことがない。
2020年2月 3日
梅雨のような雨の降る寒い日が続いて、しばらくカメラを持って外を歩いていないので、散歩がてら保土ヶ谷公園に行ってみた。3週間ほど前の1月13日に訪れた保土ヶ谷公園梅園の梅は、早咲きの梅が咲き始めたばかりだった。そろそろ、5分咲きくらいになっているのかと思っていってみたが、早咲きの「無類絞り」や「八重寒紅」が大分咲き進んでいるものの、全体としてはまだまだだった。
保土ヶ谷公園の梅園は「かながわ花の名所100選」になっていて、毎年2月下旬には「梅まつり」が開催される。今年は2月22日(土)だそうだ。暖冬で開花時期がどうなるのかわからないが、「梅まつり」は毎年20日前後の土曜日に開催されている。
この日は暖かい日だったので、メジロやツグミといった野鳥も見られるのではないか、キタテハやテングチョウも飛び出すのではないかと期待していたが、まだ、ちょっと早かったようだ。
2016年3月22日
先月(2月)13日の暖かい日、保土ヶ谷公園の「森とせせらぎゾーン」には、越冬したキタテハが飛び交っていた。その中の1頭に斑紋異常らしき個体がいた。ファインダーの中で見つけて慌ててシャッターを切ったが、翅を閉じられてしまった。次の瞬間、飛び去ってしまい、2度と現れなかった。
そして3月5日、今日も暖かい。2月13日に出会った斑紋異常型がまだいるかもしれない。「森とせせらぎゾーン」へ直行した。キタテハはその時と同じように陽だまりの土手を飛んでいる。踏み込むと素早く飛び立ち、離れたところでまた止まる。そんなキタテハを確認しながら、数個体の写真を撮っていったが、そこへ例の斑紋異常型と思われる個体が現れた。近くに止まる。飛び立たれないように近づく。ところが翅を合わせたままで開いてくれない。じっとシャッターボタンに指を掛けたまま、カメラを向ける。なかなか開いてくれなかったが、やっとチャンスが来た。一度きりのチャンスだったが、なんとか、斑紋異常が判るような写真が撮れた。後翅の前縁に沿ってE~Cの黒褐色の紋が連続している。
2月13日に撮った写真。 残念ながら後翅の斑紋異常がはっきり見えるように撮れなかった。
3月5日撮影した写真。 良く写真を見比べてみたが、どうやら同じ個体のようだ。
あれから約20日間、よく頑張って生きていてくれた。
春はどんどん近づいている。キタキチョウも飛んでいる。ヒメオドリコソウやホトケノザ、オオイヌノフグリも咲き始めた。梅の季節は終わりに近づき、桜のシーズンが来るのは間もなくだ。
2016年3月10日
小田原の手前、国府津の丘陵地帯に曽我梅林というところがある。晴れた日には富士山がとてもきれいに見えるようだ。曽我は小田原市北東部にあって、かつては「曽我庄」と呼ばれ, 仇討ちで有名な「曽我の五郎・十郎」が育った場所で、兄弟の墓など 多くの史跡が残されている。
3月1日、快晴の朝を迎えた。富士山がきれいなのは朝のうちと思い、7時半に自宅を出発、小田原厚木道路を走って、小田原の手前の小田原東で下りた。9時前に曽我梅林に到着、無料駐車場に車を停めた。
まず、曽我山の中腹にある展望台へ行ってみようと歩き出す。犬を連れて朝の散歩をされている地元のご夫婦に道を尋ねながら、県道72号線を東側に渡って、緩やかな山道を歩いた。展望台までは行かなかったが、途中、相模湾と真鶴半島がきれいに見えた。
戻ってきて、曽我梅林のいくつかの地区のひとつである別所梅林のメイン会場を鑑賞する。2月6日(土)から3月6日(土)まで梅まつりが開催されているが、曽我梅林を代表する「十郎」という品種はすでに花を落としていた。紅色の枝垂れ梅が満開できれいだった。
梅の花は気温や雨に影響されやすい花という。暖かい日が続き、その間に雨が一度降れば開花はあっという間に進む。別所梅林では、メイン会場付近は地形が低いため寒気が留まりやすく、不思議なようだが高い位置にある山の中腹の方が早く開花するという。そういえば、展望台の方へ登って行ったところにあった梅は咲ききっていたようだ。
梅林には主に、十郎梅(梅干し専用)・白加賀(梅ジュース、梅エキス、梅酒などの加工用)・南高(梅干し、加工兼用)・枝垂れ梅(観賞用)とあるが、およそ 十郎→ 南高・枝垂れ → 白加賀の順番に咲いていくとのこと。梅の花は花持ちが良く、約1ヵ月間楽しめる。またここ別所梅林では、特産の十郎をはじめ、白加賀、南高、杉田、枝垂れ梅等、数多くの品種を栽培しているため、長い期間にわたって梅の花を楽しむことができるそうだ。ボランティアで案内をしてくださる土地の方が曽我の里35,000本の梅の花を満喫してくださいと言う。時期的には少し遅かった。しかし、枝垂れ梅のピンク色の花が楽しませてくれた。
1.別所梅林から 別所梅林の無料駐車場に車を置いて、見晴台の方へと歩く。振り返ると雲一つない空に富士山があった。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 12mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段 | |
2.枝垂れ梅と富士山 県道72号線に面したところに「小田原牧場アイスクリーム工房」というところがあり、そのあたりが富士山のビューポイントになっている。そこに咲く枝垂れ梅と富士山を撮る。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f5.2 1/1600秒 27mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段 | |
3.穂坂家の枝垂れ梅 -1 「小田原牧場アイスクリーム工房」で駐車場の整理をしていた若い係員の方が、「向かい側の穂坂家の枝垂れ梅が今満開ですから、是非見てください」と教えてくれたので行ってみた。
Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR 絞り優先オートで撮影 ( f9 1/320秒 32mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段 | |
4.穂坂家の枝垂れ梅 -2 その庭を覗いていたら、たまたまこの家の奥様らしきかたが出てこられた。「済みません。お庭の梅の花を見させてください」とお声掛けをしたら、「どうぞ、ゆっくり見て行ってください」と言われた。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/800秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段 | |
5.穂坂家の枝垂れ梅 -3 駐車場の整理をしていた若い係員によれば、樹齢は明らかではないが、300年とも言われているという。別所梅林のビュー・ポイントの一つになっている。
Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR 絞り優先オートで撮影 ( f8 1/1000秒 100mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段 | |
6.秀麗富士 穂坂家から展望台に向けて歩きはじめる。振り返ると見事な富士山があった。
Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/2500秒 140mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段 | |
7.法蓮寺 石垣と生垣に挟まれた路地を進んでいくと、道が二手に分れる。 右手の道のすぐ先にお寺が見えた。法蓮寺という。 両側に丸まった石碑があって、左側には紅白の枝垂れ梅が綺麗な花を咲かせていた。 数段の石段を登って「日蓮宗」「法蓮寺」と刻まれた石門を過ぎていくと、法蓮寺の境内になる。 正面に本堂があり、境内の左側に「毘沙門天」の扁額が掛るお堂があった。本堂の左手から裏手にかけては墓地が広がっていた。小田原市教育委員会の説明では、山号は千葉山といい、この地方の古寺の通例として、もとは天台宗であったというが、 寺伝によると慶長19年(1614)に日蓮宗に改宗したという。 この寺の木彫毘沙門天立像は、現在独立した毘沙門堂に祀られ、古風な唐破風二重垂木の厨子に安置されている。 この像は別名「夢の毘沙門天」とも言われ、安永3年(1774)に住職の日迂上人と小八幡の漁師双方の夢枕に立った。 そしてその言葉どおり、小田原市小八幡の海で、漁網にかかって出現したという伝承がある。 毎年1月の寅の日が毘沙門天の縁日であったが、現在では、毎月17日が縁日で、近郷から信者が集まってくるという。
Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR 絞り優先オートで撮影 ( f8 1/2500秒 24m ISO200 ) 露出補正 -0.3段 | |
8.石垣のある道 法蓮寺から元の道に戻ると、左手に白い梅の花が咲く庭の生垣と、右側に石垣のある道に出た。なぜか落ち着いた気持ちになる。
Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR 絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/800秒 140m ISO200 ) 露出補正 -0.3段 | |
9.曽我兄弟の母 満江御前の墓 法蓮寺から北側へ少し上がったところにある墓地内に仇討で有名な曽我兄弟の母、満江御前の墓があった。
Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR 絞り優先オートで撮影 ( f8 1/250秒 42m ISO200 ) 露出補正 -0.3段 | |
10.富士山とキンカン この辺りはみかん農家も多い。これはみかんではなく実の直径が3cmほどのキンカンのようだ。wikipediaによれば、キンカンの果肉は酸味が強い。果皮のついたまま甘く煮て、砂糖漬け、蜂蜜漬け、甘露煮にする。甘く煮てから、砂糖に漬け、ドライフルーツにすることもある。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f5 1/640秒 22mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段 | |
11.真鶴半島 まだ展望台には到着していないが、とても眺めの良いところに出た。相模湾越しに真鶴半島がはっきりと見え、その向こうの伊豆半島も眺めることができた。
Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/2500秒 140m ISO200 ) 露出補正 -0.3段 | |
12.国府津方面の眺め 曽我梅林は東海道本線を国府津から分岐する御殿場線の下曽我駅が最寄りである。これは、その国府津方面を眺めたもので、多分、国府津駅付近だろう。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/250秒 116mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段 | |
13.曽我梅林を俯瞰 富士山の方(西)へ目を移していくと、通ってきた法蓮寺の屋根が見え、県道72号線の向こうに広がる曽我梅林が俯瞰できた。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段 | |
14.梅の間から富士山を望む 残念ながら、花は落ちかけている。何とか梅の花と富士山にピントが来ている。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f5.2 1/800秒 30mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段 | |
15.里の空気 結局、真鶴半島の写真を撮ったところから少し上がってみたが、展望台まで行くのはやめてしまった。再び、別所梅林へ向けて下り始める。途中には、失礼ながらボロ家が良い雰囲気を醸し出している。富士山がもう少しはっきり見える位置取りを探したが、良いところが見つからなかった。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/400秒 15mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段 | |
16.再び別所梅林 再び別所梅林へ戻ってきた。少し、人出も多くなっている。通りがかりに「アイスクリーム工房」の駐車場を見ると、はとバスが来ていた。梅林の十字路には、居場所が分かるように名前が付けられている。ここは「十郎」という十字路だ。このあたりは基本的に「十郎」という品種が植えられているそうだ。「白加賀」と名付けられた十字路もある。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段 | |
17.紅梅 これは何という品種の梅なのだろうか?鹿児島紅だろうか?枝垂れてはいない。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f5 1/320秒 10mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段 | |
18.枝垂れ梅のフィールド もう、春の気配だ。地面は緑色の下草で覆われている。そして枝垂れ梅のピンクとよく調和している。
Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR 絞り優先オートで撮影 ( f7.1 1/800秒 95m ISO200 ) 露出補正 -0.3段 | |
19.梅と富士山 残念ながら、ここの白い梅は花が終わりに近かった。
Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR 絞り優先オートで撮影 ( f9 1/1250秒 130m ISO200 ) 露出補正 -0.3段 | |
20.富士山と白い梅の花 -1 この距離で富士山と梅の花にピントを合わせるのは難しい。かろうじて富士山と分かる。でもf16くらいまで絞ってみたらどうだったろうか。
Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR 絞り優先オートで撮影 ( f8 1/1000秒 95m ISO200 ) 露出補正 -0.3段 | |
21.富士山と白い梅の花 -2 この白い梅の花は「白加賀」だそうだ。「白加賀」は花が咲くのが、ここでは比較的遅いという。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f5.2 1/1250秒 27mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段 | |
22.別所梅林の中心部 八幡社 ここは売店や、花木売り場、野外ステージなどがある別所梅林のメイン会場だ。かみさんは土地の農家の方の出店でみかんを買った。安いらしい。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f5 1/250秒 24mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段 | |
23.立ち並ぶ枝垂れ梅 このメイン会場への入り口に満開のピンクの枝垂れ梅が何本か立ち並んでいた。これはなかなか見応えがあった。
Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR 絞り優先オートで撮影 ( f10 1/400秒 34m ISO200 ) 露出補正 -0.3段 | |
24.富士山と紅梅と白梅 そろそろ引き上げようかと思い、最後に少し歩いてみた。何とか富士山と紅梅と白梅が撮れるポイントがあった。富士山にピントを合わせて撮り、梅にピントを合わせて撮ったりしたが、前者を載せておく。
Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/2500秒 140m ISO200 ) 露出補正 -0.3段 |