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2023年2月 5日

蝶 自選年間ベスト10 (20) 2022年

2022年はコロナの時代になって3年目の年だった。年明けとともに感染者数は再び増え始めた。4月、5月、6月と、落ち着いたものの、7月に入って、オミクロンという変異株により再び新規感染者数が増加、第7波が到来、9月末には収まり、重症化率も下がってきた。これで終息するのかと思いもしたが11月からまた、じわじわと増え始め、第8波を迎えてしまった。
 そんな一年であったが、舞岡公園の平地産ゼフィルスは元気だった。良い写真は撮れなかったが、久しぶりにオオミドリシジミの撮影もでき、平地産6種のうち、ミズイロオナガシジミを除く5種を撮った。クリの花の開花時期と合致し、アカシジミ、ウラナミアカシジミ、そしてミドリシジミの個体数は例年より多かったように思う。
 7月の終わりと夏の終わりに二度入笠山へ行った。7月はアサギマダラこそ多く見られたが、他は目ぼしい収穫はなかった。9月の初めにキベリタテハやクジャクチョウ、シータテハの秋型を撮ろうと再度訪れたのだが、標高2,000mは気温が低く、雨こそ降らなかったが霧がでて、成果がなかった。
 五合目までバスで行ける富士山へは行ったことがなかったので、8月30日にバスツアーで行ってみた。この日も天候には恵まれなかったが5合目の広場でキベリタテハを見ることができた。次回来るときは五合目付近を散策してみたい。  2020年、2021年と自
宅の近くで観察できたクロマダラソテツシジミは3シーズン目は見ることができなかった。

001_220423252 X900 ◎舞岡公園 カラスアゲハ Z50 18-140.jpg 1.カラスアゲハ 春型  2022年4月23日 横浜市戸塚区舞岡公園
舞岡公園の駐車場を上がって、けやき広場が終わる辺りに1本のヤマツツジが咲いていた。今まであまりこの時期に来なかったので、ヤマツツジがあるのを知らなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/500秒 80mm ISO220 ) 露出補正 なし
002_220428076t X900 △◎裏高尾 アオバセセリ RX10M4.jpg 2.アオバセセリ 春型 2022年4月28日 裏高尾
久しぶりにアオバセセリに会えた。ミツバウツギの花に来た1頭の、しばらく撮影を楽しませてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 186mm ISO500 ) 露出補正 なし
003_220511179 X900 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg 3.クモガタヒョウモン  2022年5月11日 八王子市郊外
この日、ハルジオンの咲く原っぱでクモガタヒョウモンが比較的多く翔んでいた。ほとんどが で、発生最盛期のようだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
004_220524174t X900 ◎舞岡公園 前田の丘 Z50 18-140.jpg 4.アカシジミ 2022年5月24日 横浜市戸塚区舞岡公園
クリの花が咲いていた。複数のアカシジミが夢中で吸蜜している。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO1000 ) 露出補正 なし
005_220530153t X900 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 5.ウラナミアカシジミ  2022年5月30日 横浜市戸塚区舞岡公園
行使をずらして内側のオレンジ色を見せてくれた。このウラナミアカシジミとアカシジミは止まるときは翅を閉じるので、飛翔シーンを狙う以外、翅表を撮れない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO720 ) 露出補正 なし
006_220609173t X900 ◎舞岡公園 オオミドリ Z50 18-140.jpg 6.オオミドリシジミ  2022年6月9日 横浜市戸塚区舞岡公園
5.6年ぶりに舞岡公園でオオミドリシジミを撮影できた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO360 ) 露出補正 なし
007_220718072t X900 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 7.モンキチョウ  2022年7月18日 横浜市戸塚区舞岡公園
狐久保へ入る道の手前の体験畑に毎年ヒマワリが咲く。今年も色鮮やかな大輪のヒマワリが咲いていた。そこにモンキチョウが飛来した。吸蜜を試みていたようだがお口に会わぬのか、すぐ離れて行ってしまった。この写真は暮れの「日本チョウ類保全協会」のWeb写真展に出展したところ、トップページに取り上げられた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/640秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_220728234 X900 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 8.アサギマダラ  2022年7月28日 長野県 入笠山スズラン山野草公園
高原の夏のチョウを撮ろうと入笠山へ行った。ギンボシヒョウモン、ミドリヒョウモンなどとともに、アサギマダラの個体数が多かった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/500秒 52mm ISO1000 ) 露出補正 なし
009_221003101x X900 〇明神台公園 Z50 105MC.jpg 9.アゲハ 2022年10月3日 横浜市保土ヶ谷区 明神台公園
児童公園の一角に秋になるとキバナコスモスが咲く一角がある。ツマグロヒョウモン、ヒメアカタテハ、アオスジアゲハ、アゲハなどが集まってくる。

Nikon Z50 NIKKOR Z 105mm macro VR
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/500秒 105mm ISO125 ) 露出補正 なし
010_221030067t X900 〇帷子川公園 コヨメナ Z50 18-140.jpg 10.ヤマトシジミ 2022年10月30日 横浜市保土ヶ谷区 帷子川河畔
  帷子川の河畔は遊歩道になっているが、カタバミが繁茂し、秋には、雑草に類する植物ではあるが、野菊に類するヨメナの花が咲くところがある。秋のヤマトシジミのブルーは美しい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO500 ) 露出補正 なし
補001_220423177b X900 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 補1.ジャコウアゲハ春型   2022年4月23日 横浜市戸塚区舞岡公園
休耕畑に咲く大根の花に2頭のジャコウアゲハが来ていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
補002_220423235b X900 ◎舞岡公園 クロアゲハ Z50 18-140.jpg 補2.クロアゲハ春型  2022年4月23日 横浜市戸塚区舞岡公園
ヤマツツジの花にクロアゲハが来ていた。 の後翅前縁にある白い紋が見える写真は珍しい。コノヤマツツジにはカラスアゲハ、ジャコウアゲハも来ていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO280 ) 露出補正 なし
補003_220428241b X900 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg 補3.ウスバシロチョウ 2022年4月28日 八王子市郊外
ウスバシロチョウも最盛期だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 186mm ISO100 ) 露出補正 なし
補004_220524114b X900 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 補4.イチモンジチョウ 2022年5月24日 横浜市戸塚区舞岡公園
舞岡公園でイチモンジチョウが見られるところは限られている。前翅の先にオレンジ色の紋が見られる。発生初期だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO450 ) 露出補正 なし
補005_220609399xb X900 ◎舞岡公園 ウラゴ RX10M4.jpg 補5.ウラゴマダラシジミ 2022年6月9日 横浜市戸塚区舞岡公園
舞岡公園には何本かのイボタノキがある。ウラゴマダラシジミには毎年会うことができる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
補006_220613068xb X900 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 補6.クロアゲハ  2022年6月13日 横浜市戸塚区舞岡公園
古民家の入り口では、この時期しばしばクロアゲハの雄が吸水に来ている姿を見ることができる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 206mm ISO160 ) 露出補正 なし
補007_220630356bt X900 〇北大植物園 Z50 18-140.jpg 補7.エゾシロチョウ 2022年6月30日 札幌市北大植物園
札幌を旅行した折り、北海道庁の裏側にある北大植物園を訪ねてみた。他にチョウの姿を見ることはなかったが、エゾシロチョウは園内各所でふわふわと翔んでいた。ミヤマシロチョウそっくりだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO400 ) 露出補正 なし
補008_220728392b X900 ◎入笠山 RX10M4.jpg 補8.アサギダラチョウと八ヶ岳連峰 2022年7月28日 長野県 入笠山スズラン山野草公園
入笠山のゴンドラ山頂駅から、冬はスキーゲレンデになるところを降りていくと、八ヶ岳の展望台があり、ヒヨドリバナの群落と富士見の町が広がり、その向こうに八ヶ岳連峰が見えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f14 1/800秒 14mm ISO100 ) 露出補正 なし
補009_220708186b X900 ◎岐阜公園 エノキ Z50 18-140.jpg 補9.ゴマダラチョウ  2022年7月8日 岐阜市岐阜公園
岐阜の名和昆虫博物館を訪れたとき、岐阜公園でゴマダラチョウがいた。最近ゴマダラチョウを見る機会がなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO250 ) 露出補正 なし

2022年8月 4日

⑥北大植物園、新千歳空港 (6月30日) 北海道旅行 札幌,、そして富良野・美瑛バスツアー 6月27日-30日 最終日

楽しんできた札幌滞在も最終日になった。この日は私にとって今回の札幌旅行の目的のひとつだった北大植物園を見て、新千歳空港を楽しむ予定だ。8時半に婿殿と集合し、工事中の道庁の西側にある北海道大学植物園へ向かった。この植物園の正式名称は「北海道大学北方生物園フィールド科学センター植物園」という。札幌駅から徒歩で10分、ビルが建ち並ぶ街の中心部に「緑のオアシス」がある。野鳥の声が聞こえる緩やかな起伏に富む地形と、豊かな水、そしてハルニレの巨木、その一つ一つが札幌の原始の姿を今に伝える貴重な場所となっている。広さ13.3ha の園内には北海道の地性植物を中心に約4,000種類の植物が育成されている。(パンフレットを参照した) 東京文京区の小石川植物園を思わせる雰囲気もあった。
 エゾシロチョウの写真を撮りながら、約2時間ゆっくりと園内を散策した。
 札幌勤務時代の昔の仲間と再会し、もう一泊するという婿殿と別れ、老夫婦は札幌駅に移動した。帰りも快速エアポートで新千歳港港へ行く。帰りの便は16:00 発のJAL516便なので、新千歳空港でゆっくりできる。先ず昼飯だ。昨年秋に来たときに空港で食べた「函太郎」という寿司屋が美味かったので、今回もそこに寄るのが一つの楽しみでもあった。そのあと、北海道名産の生チョコレートや、海産物の加工品などを探していると、意外に早く時間がたち、搭乗手続きをする時間になってしまった。
 羽田にはほぼ予定通りに到着した。スーツケースはホテルから宅配便で送っておいたので楽だった。
 なお、北大植物園に関する記述は、パンフレット、現地の説明書き、HPを参照・引用させていただいた。

000_220630358 X700 ◎北大植物園 Z50 18-140.jpg
フスマウツギの花に来たエゾシロチョウ 2022年7月30日 北海道大学北方生物園フィールド科学センター植物園 札幌市

112_220630308 X800 北大植物園 Z50 18-140.jpg 112.工事中だった北海道道庁
赤レンガ庁舎で有名な北海道庁旧本庁舎は、重要文化財として国の指定を受けた北海道を代表する歴史的建造物であるが、昭和43年(1968年)の復元工事以来50年以上を経過し、平成30年(2018年)北海道命名150年を契機として、先人から受け継いだ貴重な財産である「赤レンガ庁舎」の歴史的価値を保存し、次の世代に受け継いでいくため、耐震改修を含めた大規模改修が行われていた。現在、進められている大規模改修工事で、これまで知られていなかった創建当時の遺構が相次いで発見されたという。工事完成予定は令和7年だそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 40mm ISO 140 ) 露出補正 なし
113_220630316 X800 〇北大植物園 Z50 18-140.jpg 113.赤レンガ庁舎前庭の池に咲くスイレン
道庁は東門から入ると正面に赤レンガ庁舎が見え、庁舎へ向かうアプローチの両側に池がある。ちょうど今の季節、スイレンが咲いていて見ごろである。この赤れんが庁舎の前庭には、約100種、1000本の樹木が植えられており、季節ごとの景観を楽しむことが出来る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 68mm ISO 500 ) 露出補正 なし
114_220630323 X800 北大植物園 Z50 18-140.jpg 114.北海道大学植物園入口
植物園の正門は北海道庁の西側真裏にある。入園料は400円だった。この北大植物園は明治9年(1876年)に設立された札幌農学校の教頭だったクラーク博士が、明治10年(1877年)、開拓使に植物学の教育には植物園が必要と提言したことに始まる。同年農学校構内に小さな植物園と灌木園が造られた。いっぽう、開拓使は北海道庁の西側の原始林を牧羊場とし、明治15年(1882年)に博物館を建てた。明治17年(1884年)現在に植物園用地が博物館とともに札幌農学校に移管され、のちに初代園長となる宮部金吾が計画・設計して明治19年(1886年)植物園は開園した。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO 320 ) 露出補正 なし
115_220630324 X800 北大植物園 Z50 18-140.jpg 115.植物園門衛所
植物園の中の建物は歴史のある建造物が多く、この門衛所も明治44年(1911年)竣工した重要文化財である。切妻づくりの主体部に半八角形の張り出しを作り、正面として出入り口を設けている。内部は半八角形の部分を板敷の見張所、主体部を畳敷きの休憩所としている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 26mm ISO 1000 ) 露出補正 なし
116_220630326 X800 北大植物園 Z50 18-140.jpg 116.ハルニレの木
ハルニレは札幌では馴染み深い木で、北大や、この北大植物園のシンボルともいえる。自然状態ではハルニレは川沿いのような湿ったところに生育する。北大植物園や北大キャンパスは、元々豊平川の扇状地で、泉の湧く水の豊かな場所だった。ただ、ハルニレはこの植物園で最も本数の多い木であったが、この30年の間に本数が減り続けているという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 21mm ISO 720 ) 露出補正 なし
117_220630327 X800 北大植物園 Z50 18-140.jpg 117.博物館本館 明治15年(1882年)竣工
昨日、北大総合博物館を見学したが、北大植物園の中にも博物館があった。明治10年に偕楽園内に仮博物城を作り、明治15年に開拓使の博物場として、当時牧羊場だった現在地に札幌博物場が建てられた。その後明治17年に開拓使の後を引き継いだ北海道事業管理局から、札幌博物場とその周辺を植物園敷地として札幌農学校が譲り受け、明治19年に園路などが整備され、現在の形に整えられた。平成元年5月19日に、本館、事務所、倉庫、鳥舎、便所、門衛所の6棟の建物が重要文化財に指定され、建物とその周辺は大正末期から昭和初期の佇まいに復原、整備されている。(パンフレットから引用)

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 25mm ISO 110 ) 露出補正 なし
118_220630330 X800 北大植物園 Z50 18-140.jpg 118.ヒグマのはく製 博物館
下手な写真で恐縮である。博物館館内風景として撮ったので、映り込み、構図など、このヒグマのはく製に無頓着であった。このヒグマは1890年に牧場を襲い、手稲駅辺りで駆除されたそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO 2000 ) 露出補正 なし
119_220630949 X800 北大植物園 タロ G7X.jpg 119.南極観測で活躍したカラフト犬「タロ」の剥製 博物館
北海道大学の教員が訓練に関り、南極観測で活躍したカラフト犬「タロ」の剥製もあった。1956年、第一次南極地域観測隊にソリ犬として参加した樺太犬は調査活動で活躍したが、1958年1月、隊員交代のため派遣された宗谷丸が天候不良のため接岸できず、犬15頭が無人の基地に取り残された。翌1959年1月、1年ぶりに再訪した隊員によって、タロとジロの生存が確認された。ジロはその後越冬中の1960年7月昭和基地で死亡した。タロは4年余を南極で過ごした後、1961年5月に帰国し、その後は14歳7か月の老衰で死亡するまでの9年余の間、この博物館で飼育された。ジロの標本は国立博物館で保存されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/250秒 16mm ISO 3200) 露出補正 なし
120_220630951 X800 北大植物園 樺太犬 G7X.jpg 120.樺太犬の標本 博物館
樺太犬は、樺太および千島列島で作り出された犬種で、体型は中型〜大型、太い鼻面を持つ。 アイヌ・ニヴフなどの北方の民族が犬ゾリ・猟犬に古くから使っていた。胸部がよく発達して幅が広く四肢もよく発達し前肢は特に太い。 耐久力に優れ耐寒性も強く、大食だが粗食に耐え、飼い主に忠実だそうだ(wipipedia参照)。しかし、純血種はもはや存在しない可能性が高いといわれている。日露戦争後、南サハリンが日本に割譲されると、大量の樺太犬が北海道に渡来。同時に、本州から渡ってきた秋田犬と交雑が進み、雑種化していった。日ロで「最後の純血の一群」と目されてきた個体が、これまで樺太犬の原形とされてきた骨格の特徴を備えていなかったことが、名古屋大博物館の新美倫子准教授(動物考古学)の調査で明らかになった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/400秒 26mm ISO 3200) 露出補正 なし
121_220630336 X800 北大植物園 Z50 18-140.jpg 121.重要文化財 博物館倉庫
真ん中に見える建物(倉庫)は、はじめは現在の博物館事務所がある位置に平屋建て切妻づくりとして建てられたが、事務所新築に伴い現在地に移築され、その後、マンサード型 の二階建てに改められた。この右側に見えるのが、明治36年に北海道大学農学に建てられた、重要文化財の便所である。大正7年に現在地に移築された。左側に見える建物は明治34年(1901年)竣工の重要文化財 博物館事務所.

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 28mm ISO 500 ) 露出補正 なし
122_220630341 X800 北大植物園 Z50 18-140.jpg 122.アルパイン・ペンステモン
本種はアメリカ南中部の中央ロッキー山脈に自生する野草である。カナディアン・ロックガーデンに咲いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 77mm ISO 320 ) 露出補正 なし
123_220630960 X800 北大植物園 G7X.jpg 123.重要文化財 博物館事務所
明治34年(1901年)竣工。博物館管理のために建設された事務所である。窓は上げ下げ窓と開き窓の2重構成で寒冷地への配慮が見られるが、屋根は北海道では珍しい瓦葺。煉瓦と基礎の鋳鉄の換気口にも特徴がある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1250秒 9mm ISO 125) 露出補正 なし
124_220630965 X800 北大植物園 G7X.jpg 124.ベアーバリー・ハニーサックル
スイカズラ科の植物である。印象に残ったので撮った。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/000秒 9mm ISO 320) 露出補正 なし
125_220630386 X800 北大植物園 シャクヤク Z50 18-140.jpg 125.シャクヤク(芍薬)
wikipedia によると、シャクヤクはボタン科の多年草で、初夏、大形の紅・白色などのボタンに似た花を開く。アジア大陸北東部の原産。花は一重、八重があり、花色もさまざまで、多くの園芸品種がある。いずれも薬用になる。花言葉は「はじらい」「慎ましさ」だそうだ。咲いていたところは確か草本文化園だったと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 68mm ISO 450 ) 露出補正 なし
126_220630402 X800 ◎北大植物園 Z50 18-140.jpg 126.エゾシロチョウ -1
この季節、園内では種々の白い花が咲いている。これはまだ蕾だろうと思うが、何という花かは分からない。オニシモツケに似ているが定かではない。そこにエゾシロチョウが吸蜜に来ていた。「エゾシロチョウは、日本では北海道にのみに生息する白い蝶で、幼虫は春にサクラやリンゴなどの樹木に発生し、新芽や若葉を食い荒らす。5月末頃には集団でサナギになり、6~7月に蝶となって飛び回る。」と札幌市のホーム・ページでは害虫扱いだ。 主に山に住むエゾシロチョウであったが、1970年代ごろから徐々に街に降りてきて、生息域を広げてきた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 800 ) 露出補正 なし
127_220630422 X800 〇北大植物園 Z50 18-140.jpg 127.エゾシロチョウ -2
イボタノキにもエゾシロチョウがいた。数頭がふわふわと翔んでいる。イボタノキが咲くのも横浜より1か月ほど遅いようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 2500 ) 露出補正 なし
128_220630436 X800 北大植物園 Z50 18-140.jpg 128.広い芝生
北ローンと呼ばれる園内の芝生の広場にも大きな木が立っている。今は咲いていないが、芝生の向こうは、ライラック並木がある。ライラックは札幌市の花だそうで見ごろは5月下旬だそうだ。その上に見える白い花はヤマボウシだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 25mm ISO 560 ) 露出補正 なし
129_220630443 X800 〇北大植物園 Z50 18-140.jpg 129.都会のオアシス
写真のタイトルを何としようか困ってしまった。このエリアもよく覚えていなし、樹木の名も定かでない。でも、気持ちの良い散策だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO 3200 ) 露出補正 なし
130_220630447 X800 北大植物園 Z50 18-140.jpg 130.札幌で最古のライラック
このライラックは、1890年(明治23年)頃、サラ・スミス女史(北星学園の前身、スミス女学校の創始者)が故郷アメリカから携えてきた苗から育てられた。北星学園に植えられた母樹は現存していないので、今では北海道で一番古く大きい株となった。この株からさらに多くの木が育てられ、札幌のあちこちに分けられている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 28mm ISO 500 ) 露出補正 なし
131_220630449 X800 北大植物園 Z50 18-140.jpg 131.宮部金吾記念館
この建物は1901年(明治34年)竣工、1942年(昭和17年)移築された。もとは札幌農学校動植物教室として建設され、農学部本館の南にあった。1942年に東半分を移築して園長室等に使用した。その後、北半分を取り壊し、植物園の創始者初代園長で文化勲章受章者でもある宮部金吾博士の遺品を展示している。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO 110 ) 露出補正 なし
132_220630454 X800 北大植物園 Z50 18-140.jpg 132.大きなハルニレの木
大きなハルニレの木があった。「北海道大学植物園」のパンフレットの表紙にもなっているハルニレだ。ハルニレはニレ属の中でも最も大きくなる種で、北海道に多く肥沃な沖積地に林をつくる。同属のアキニレに対して春に花が咲くのでハルニレと呼ばれている。英名はエルムで、この植物園や、北大キャンパスの景観を代表するところから、北大を「エルムの学園」と呼ぶこともある。ニレは世界各地で神聖視され、アイヌ神話でも「火の神」として敬われている。高さ30m、直径2~3mになることもある。園内の大きいハルニレは樹齢約200年に達する。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 22mm ISO 250 ) 露出補正 なし
133_220630977 X800 新千歳空港 G7X.jpg 133.新千歳空港 札幌市電通り食堂街
新千歳空港ターミナルビルに着いた。先ずは昼飯だ。楽しみにしていた3Fの「札幌市電通り食堂街」へ行き、すし屋「函太郎」(写真の右角の店)に入る。店内の様子は昨年秋に来た時と少し様子が変わっているように思えた。注文はカウンターに置かれているタブレットで行うようになっていた。残念ながら、昨秋来た時のような感動はなかった。コロナ第6波の影響なのだろうか。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( 2.5 1/000秒 15mm ISO 1600) 露出補正 なし
134_220630979 X800 〇新千歳空港 G7X.jpg 134.新千歳空港 北海道ラーメン道場
「札幌市電通り食堂街」向かい側の一角に「北海道ラーメン道場」というコーナーがあり、とても賑わっていた。札幌ラーメンはじめ、旭川、弟子屈、函館、帯広など北海道各地の有名ラーメン店が10軒出店している。ハシゴをする人もいそうだ。このあと、チョコレートで有名なロイズ・チョコレートで生チョコなどお土産を少々買った。「Royce' Chocolate World」という大きなエリアを設けていた。生チョコは種類も多く、価格も求めやすい。出発手続きの時間を計って、2Fの海産物のコーナーにも寄って、搭乗手続きを行った。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( 1.8 1/000秒 9mm ISO 3200) 露出補正 なし


2022年7月25日

③青い池・四季彩の丘(6月28日) 北海道旅行 札幌,、そして富良野・美瑛バスツアー 6月27日-30日 

2日目のつづき
 「ファーム富田」を出発したバスは、次の目的地である美瑛の「青い池」へ向かった。「青い池」は昨年秋のツアーでも来ている。しかし、季節が変わるとその景観も異なって見えた。何かチョウはいないかと探したが、気温が低く現れなかった。
 その次は「四季彩の丘」である。ここも、何年か前に来たことがあるが、さらに広げられたようだ。ひとり500円のトラクターが牽くバスに乗って、15分ほど園内をめぐった。そのあと、「ジェットコースターの道」と名付けられたアップダウンのある2車線の直線道路を2.5kmほど走って、富良野のワイン工場を見学へ行った。楽しみにしていた試飲のワインは独特な味わいがあった。
 バスは予定通り夕方6時ごろ札幌駅に帰着した。合流する婿殿は既にホテルにいた。いっしょに、札幌駅の近くの「かに本家」という店で蟹を賞味した。

000_220628235 X700 〇四季彩の丘 Z50 18-140.jpg
「四季彩の丘」から眺める美瑛の丘陵と大雪山系の山々 2022年6月28日 北海道上川郡美瑛町

044_220628196 X800 〇富田ファーム-青い池 Z50 18-140.jpg 44. 「ファーム富田」から「青い池」へ 車窓
中富良野「ファーム富田」から白金温泉の近くの「青い池」までは、道道353号を走って30分ほどだった。写真正面の山は十勝岳である。十勝岳の噴煙と雪らしいものも見える。運転手さんのすぐ後ろの席から撮影した。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6 1/500秒 110mm ISO 500 ) 露出補正 なし
045_220628200 X800 青い池 Z50 18-140.jpg 45.「青い池」 -1
バスは湯元白金温泉ホテルから5分ほど走って、「青い池」の駐車場に入った。駐車場から「青い池」の散策路を歩く。さっそく観光で来ているお嬢さんたちがスマホで写真を撮っていた。残念ながら青空という訳には行かなかった。昨年秋に来たときは池の水面に青空に浮かぶ雲が映り込んでいた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO 125 ) 露出補正 なし
046_220628207 X800 〇青い池 Z50 18-140.jpg 46. 「青い池」 -2
ここは、「青い池」の奥の方である。水の色は前回来た時と違うように見える。木々の緑と立ち枯れた木が水面に映り込んでいた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 40mm ISO 360 ) 露出補正 なし
047_220628222 X800 青い池 Z50 18-140.jpg 47.「青い池」と美瑛川の本流
前にも記したが、この池は十勝岳の堆積物による火山泥流災害を防ぐため、美瑛川本流に複数建設された堰堤のひとつに水が溜まったものだそうだ。目的を持って造られた溜池や貯水池などとは異なり、「青い池」は偶発的に人造池となったものである。「青い池」が青く見える理由を説明したパネルがあった。それによると、上流の白金温泉地区で湧出している「白ひげの滝」などからアルミニウムを含んだ水が美瑛川の河川水と混じることにより、コロイドが生成される。太陽光が水中のコロイド粒子と衝突し波長の短い青い光が散乱されるため青く見えると説明されていた。物質が、光学顕微鏡では確認できない程度に小さな粒子として媒質中に分散している状態をコロイド状態というそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 34mm ISO 160 ) 露出補正 なし
048_220628228 X800 〇青い池 Z50 18-140.jpg 48.「青い池」 -3
レンタカーで周っている観光客を含め、平日ではあるが、多くの観光客が来ていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 41mm ISO 400 ) 露出補正 なし
049_220628231 X800 青い池 ハンゲショウ Z50 18-140.jpg 49.ハンゲショウ(半夏生)
「青い池」の遊歩道から駐車場へ戻る道筋でハンゲショウを見つけた。普通は白くなる部分がピンク色になっていた。紅を差したハンゲショウだ。ハンゲショウは、花期になると花序に近い数枚の葉が白くなり送粉者への広告塔となるが、花期が終わると再び緑色になるという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 640 ) 露出補正 なし
050_220628233 X800 四季彩の丘 Z50 18-140.jpg 50.四季彩の丘 サルビア(来路花)
大雪山系の山々を背景に、見事な紫色が広がっていた。ラベンダーではなくサルビアである。ブラジル原産のシソ科だそうだ。この風景は「ファーム富田」より好きだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 60mm ISO 220 ) 露出補正 なし
051_220628249 X800 〇四季彩の丘 カリフォルニアポピー Z50 18-140.jpg 51.カリフォルニアポピー(花菱草)
2台の客車を農耕用のトラクターが牽く「ノロッコ号」(1人500円)に乗って園内を15分ほど回る。見ごろの花が咲くところで止めてくれて写真を撮らせてくれた。これはカリフォルニアポピーという。お日様とともに花が開き、夕方には花が閉じるのだそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 400 ) 露出補正 なし
052_220628259 X800 四季彩の丘 Z50 18-140.jpg 52.色彩豊かな花々
オリエンタルポピーやルピナスが帯状に植えられている。まだまだこれから彩りは賑やかになる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 125mm ISO 250 ) 露出補正 なし
053_220628276 X800 四季彩の丘 Z50 18-140.jpg 53.「展望花畑 四季彩の丘」
wikipediaによれば、パノラマロードの小高い丘にある「展望花畑 四季彩の丘」は、7ha(東京ドーム3個分)もの広さを有し、季節によってはラベンダーやルピナス、コスモス、ヒマワリなど年間約30種類の草花が、丘全体にカラフルなじゅうたんのように咲く美瑛を代表する花園である。園内には農産物直売所やお土産販売所、レストランなどがあり、トラクターバスで園内を巡る四季彩ノロッコ号、白樺に囲まれた花畑を一周できる貸しバギー、花畑の好きな場所に移動できる4人乗りのカートといったアトラクションもあると説明されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 43mm ISO 200 ) 露出補正 なし
054_220628283m X800 〇四季彩の丘 青+20 赤+20 Z50 18-140.jpg 54.「四季彩の丘」と美瑛の丘陵、十勝岳や富良野岳の山々
トラクターの「ノロッコ号」に乗ってよかった。広いだけでなく、アップダウンもあり、歩いて回っていると限られたところしか見られなかったと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 32mm ISO 110 ) 露出補正 なし
055_220628284 X800 〇四季彩の丘 Z50 18-140.jpg 55.エゾシロチョウとサルビア -1
ノロッコ号のスタート地点に戻ってきた。サルビアの花畑にエゾシロチョウが翔んでいた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 640 ) 露出補正 なし
056_220628290t X800 〇四季彩の丘 Z50 18-140.jpg 56.エゾシロチョウとサルビア -2
少し近くに来てくれた。擦れてはいるが貴重な1枚だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 800 ) 露出補正 なし
057_220628292 X800 四季彩の丘 Z50 18-140.jpg 57.ノロッコ号のトラクター
ノロッコ号を牽くのはクボタ製の M720W (72馬力)で、価格は500万~600万ほどのトラクターだ。クボタは創業1890年の大阪に本社を置く産業機械(農業機械、建設機械等)、建築材料、鉄管、産業用ディーゼルエンジンのメーカーである。農機メーカーとしては国内首位、世界でも3位である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 30mm ISO 160 ) 露出補正 なし
058_220628615 X800 〇アップダウンの道 G7X.jpg 58.ジェットコースターの道(車窓)
「四季彩の丘」に約40分間滞在して、次の目的地は、富良野にある「カンパーナ六花亭」、または「富良野ワイン工場」になっている。参加者の希望により、どちらかだという。私たちは迷わず「富良野ワイン工場」にした。「四季彩の丘」からJR美馬牛駅に出て、正式名を西11線農免道路という延長約2.5キロメートルの農道を走行する。農免道路とは「農林漁業用揮発油税財源身替農道整備事業」とされ、農林漁業用機械に使用されるガソリンは免除される。 その免除された分のお金で道路を整備しているのが農免道路である。ほとんど民家がない。それがジェットコースターと称される緩急さまざまな坂で丘陵地を直線道路で貫いている、観光に絶景の道としても知られている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO 200 ) 露出補正 なし
059_220628651 X800 富良野ワイナリー G7X.jpg 59.「富良野ワイン工場」見学
先に「カンパーナ六花亭」を選択した人たちが降り、それからバスは5分ほど走って「Chateau Furano」の看板のある「富良野ワイン工場」に着いた。誰も案内係の人は付かず、順路に沿って各自見学していく。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO 160 ) 露出補正 なし
060_220628625 X800 富良野ワイナリー G7X.jpg 60.シャトー富良野の製品
ふらの2号(セイベル種×山ぶどう)・ツバイゲルトレーベを使用し、各ぶどうの特徴を生かした複雑味がある余韻の長いという「シャトー富良野」の製品の一部が並べられている。富良野産のツバイゲルトレーベをセニエ(果汁を抜いて濃縮度を高める)することで濃厚感が増し、アメリカンオークで1年間熟成することで風味豊かになったという「ツバイゲルトレーベ」が自慢のワインのようだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/125秒 9mm ISO 3200) 露出補正 なし
061_220628638 X800 富良野ワイナリー G7X.jpg 61.100年カプセル
タイムカプセルのようだ。20年カプセルから100年カプセルまで並んでいた。2004年に全て保管し、いずれリリースされるワインになっていくのだろう。20年カプセルには20年後の2024年にリリースされるワインがあり、写真の100年カプセルは2104年まで保管されるワインだろう。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/60秒 9mm ISO 3200) 露出補正 なし
062_220628644 X800 富良野ワイナリー G7X.jpg 62.試飲コーナー
売店の手前には楽しみにしていた試飲コーナーがあった。小さなカップに自分で注いで飲んでみる。富良野産セイベル種や国産ブドウ品種をブレンドした白ワインだという。今まで経験したことがないような独特な味の白ワインだった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO 2000) 露出補正 なし
063_220628653 X800 かに本家 G7X.jpg 63.「札幌かに本家」 -1
バスは予定通り、夕方6時ごろ札幌駅に着いた。今夜合流する婿殿に電話をしてみると、既にホテルで待っていてくれた。今日はジンギスカンにしようということで、予約の電話をしていてくれたのだが、札幌駅近くの「松尾ジンギスカン」はいっぱいで8時にならないと空かないという。ということで翌日の計画と入れ替えて蟹を食べようということになった。札幌駅近くの老舗「かに本家」の予約が取れた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/125秒 18mm ISO 800) 露出補正 なし
064_220628654 X800 かに本家.jpg 64.「札幌かに本家」 -2
最上階の大きな部屋の通された。「札幌かに本家」の前身である「かに道楽」名古屋住吉店は1967年6月に開店した。「札幌かに本家」は愛知県名古屋市に本部を、北海道札幌市に本店を置く。設立は1971年9月2日、現在の社名になったのは1984年だそうだ。1985年からは北海道に本格的に進出、同年3月にはこの札幌駅前店をオープンさせている。2015年2月15日、札幌かに本家の駅前本店にある地上15m、重さ25kgの看板が落下し歩道を通行していた女性が意識不明の重体となる事故があった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/125秒 9mm ISO 400) 露出補正 なし
065_220628657 X800 かに本家 G7X.jpg 65.花咲ガニ
蟹はタラバの刺身、茹で、焼きなどを少しづつ食べたあと、夏が旬だという花咲ガニを注文した。花咲ガニは、生息域が狭いことと漁獲量が制限されていることから「幻のカニ」と呼ばれている。 そんな花咲ガニの旬は夏の時期(7月~9月)だそうだ。 もう何年も前のことだが札幌出張の折、二条市場に寄って花咲ガニを買って帰り、茹でて食べた美味さが忘れられなかった。残念ながらこの夜の花咲ガニは随分と小ぶりだった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/125秒 9mm ISO 320) 露出補正 なし


2022年7月21日

②富良野 「ファーム富田」(6月28日) 北海道旅行 札幌,、そして富良野・美瑛バスツアー 6月27日-30日​ 

2日目、事前に申し込んでおいた札幌発富良野・美瑛日帰りバスツアーに参加した。札幌からはちょっと遠いが、せっかく北海道に来るのだから、せめてクジャクチョウやコヒオドシくらいは撮ってきたいという下心があったからだ。
 朝7時40分に札幌駅で集合。バス1台がほぼ満席になる参加者数だった。7時50分にバスに乗り込んで出発した。
 道央自動車道の岩見沢SAで休憩して、三笠ICで下り、山間部の道を「ファーム富田」へ向かう。私たちのバスの座席は運転手さんのすぐ後ろだったので眺めがよい。途中、エゾシロチョウかウスバシロチョウ、あるいはヒメウスバシロチョウかははっきりわからないが、白い蝶が飛んでいるのが見えた。
 「ファーム富田」へは10時頃到着し、2時間ほど滞在することになった。昼食は各自でとることになっているが、私たちは昨夜ホテルに戻る前に駅前のデパ地下で買ったパンを、園内のベンチで飲み物を購入して食べた。北海道にしかいないエゾシロチョウが飛んでいた。チョウはいないかと傾斜地にあるトラディショナル・ラベベンダー畑を上がったり、下がったりして汗をかいた。
 次は「青い池」である。12時半ごろ富田ファームを出発し、30分ほどで着いた。

000_220628157 △富田ファーム Z50 18-140.jpg
ラベンダー畑に翔ぶモンシロチョウ 2022年6月28日 北海道中富良野町 「ファーム富田」

027_220628578 札幌駅 G7X.jpg 27.札幌駅前広場 彫刻「牧歌」
朝7時半の札幌駅前広場。彫刻「牧歌」の群像は昭和35年札幌市出身の彫刻家 本郷新氏の作品である。その説明板には、「作品は北海道の特徴としてポプラの若木、トウモロコシ、スズランを持った3人の少女、子羊を抱いて立つ男性、角笛を吹く男性という5基の等身大の像で構成されている。」と記されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 18mm ISO 160 ) 露出補正 なし
028_220628105 〇岩見沢SA キャットミント Z50 18-140.jpg 28.岩見沢SA キアゲハ
バスは道央自動車道の岩見沢SAで休憩となった。花が咲いているところがあったので行って見ると、サルビアのような青紫色の花(Picture This で検索するとキャットミントと出た)に、少々傷んでいたがキアゲハが来ていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 250 ) 露出補正 なし
029_220628107 岩見沢SA Z50 18-140.jpg 29.ばんえい競馬
岩見沢のばんえい競馬の歴史は古く、1889年(明治22年)、岩見澤村競馬山(現・鳩が丘)に競馬場を造成し、翌1891年(明治24年)9月15日に祭典奉納競馬としてばんえい競走が行われている。そのばんえい競馬のモニュメントが置かれていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 18mm ISO 110 ) 露出補正 なし
030_220628108 X800 岩見沢SA Z50 18-140.jpg 30.三笠市のアンモナイト化石
岩見沢の近くの三笠市は、約1億年前、恐竜が陸上の王者として君臨していた頃、まだ海の底にあった。そこには、たくさんのアンモナイト、モササウルスやクビナガリュウなどの大型爬虫類が生息する、今とは全く異なる世界が広がっていたという。三笠市の桂沢周辺の地層は中生代白亜紀層で構成され、太古のロマンを秘める化石の宝庫として世界的に有名である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 34mm ISO 125 ) 露出補正 なし
031_220628585 X800 〇車窓 三笠 G7X.jpg 31.「三笠市立博物館」
岩見沢SAを出発したバスは、三笠市を走る。バスのガイドさんが、右手に見えた「三笠市立博物館」を紹介し、その屋上から恐竜が顔を出していた。アッという間に通り過ぎる恐竜の顔をカメラに収めるのは難しかった。wikipediaによれば、別名「化石の博物館」とも言われる「三笠市立博物館」は、天然記念物に指定されている「エゾミカサリュウ」の化石をはじめとして、アンモナイト等およそ3,000点以上の展示物を収蔵する。また、炭坑の街として栄えた三笠市の歴史を刻む北海道の資料や、三笠市の豊かな自然を知ることができる屋外博物館なども整備されていると。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 23mm ISO 800 ) 露出補正 なし
032_220628113 X800 〇ファーム富田 キンギョソウ Z50 18-140.jpg 32.「ファーム富田」 赤いキンギョソウ
バスは桂沢ダムのところで、道道116号を左に曲がって、国道452号を芦別から右へ、さらに国道38号を走って中富良野の「ファーム富田」に着いたのは10時少し過ぎていた。園内はおよそ15haあるそうだ。ラベンダーが栽培されている畑のほかにも多くの花が栽培されている。花畑はそれぞれ「花人の畑」、「倖の畑」、「春の彩りの畑」、「秋の彩りの畑」、「彩りの畑」、「森の彩りの畑」、「トラディショナルラベンダー畑」に分かれている。 園内を歩き始める。バスを降りたところの前に広がる「花人の畑」にはいろいろな花が咲いている。これはキンギョソウだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 130mm ISO 180 ) 露出補正 なし
033_220628114 X800 〇ファーム富田 キンギョソウ Z50 18-140.jpg 33.「ファーム富田」 白いキンギョソウ
「花人の畑」には、このほか、ビオラやケイトウ、サルビア、マリーゴールドなど色とりどりの花が咲いていて、眼を楽しませてくれる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 125mm ISO 100 ) 露出補正 なし
034_220628123 X800 〇ファーム富田 ハシドイ Z50 18-140.jpg 34.「ファーム富田」 十勝岳連峰を望む
「アルプの舎」のテラスにあるベンチに座り、飲み物を頼んで、持ち込んだパンを食べる。正面には早咲きのラベンダーが咲く畑があり、その向こうに十勝岳連峰が眺められた。花色の違う ようてい、はなもいわ、濃紫早咲(のうしはやざき)、おおむらさき の4っの品種が紫色のグラデーションを作り出す。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 34mm ISO 100 ) 露出補正 なし
035_220628128 X800 ファーム富田 ハマナス Z50 18-140.jpg 35.ハマナス
ハマナスも咲いていた。ハマナスの花は2mほどの灌木に咲く。花期は初夏から夏(6 - 8月頃)で、枝先に1 - 3個ほど紅紫色の5弁花を咲かせ、甘い芳香がある。花は径5 - 8 cmあり、花びらの先端に少し凹みがあり、中心は雄しべは多数つき、野生のバラとしては大輪で、2 - 3日で枯れる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 180 ) 露出補正 なし
036_220628146t X800 〇ファーム富田 ノロッコ号 Z50 18-140.jpg 36.ノロッコ号 -1
「アルプの舎」のテラスでラベンダー畑と十勝岳連峰を眺めながらパンをほおばっていると、ラベンダー畑の向こうをトロッコ列車が走っているのを見つけた。富良野線旭川駅・美瑛駅 - 富良野駅間で1997年(平成9年)6月から運行しているトロッコ列車(臨時列車)である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 63mm ISO 100 ) 露出補正 なし
037_220628143 X800 〇ファーム富田 ノロッコ号 Z50 18-140.jpg 37.ノロッコ号 -2
ノロッコ号は1日3往復しか運行されない。つまり、6回、ここを通るのだが見られたのはラッキーだった。3両編成で機関車はDE15形のディーゼル機関車で 2019年(令和元年)より美瑛の丘をイメージした塗装の機関車で牽引しているそうだが、ここからはその機関車の様子は良く見えない。客車は50系客車をトロッコ仕様に改造し、自然に溶け込むように配慮された茶色(ブドウ色)を配し、レトロ調のイメージとした車両が使用さているそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 63mm ISO 110 ) 露出補正 なし
038_220628150 X800 〇富田ファーム Z50 18-140.jpg 38.「トラディショナル ラベンダー畑」
「アルプの舎」の西側に町道があり、その向こう側は傾斜地になっていて、さらにラベンダー畑が続く。そこは「ファーム富田」の原点となった、最も歴史のあるラベンダー畑だった。まだ、あまり花は咲いていないが7月上旬から中旬が見ごろであるという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 34mm ISO 360 ) 露出補正 なし
039_220628159 X800 〇富田ファーム Z50 18-140.jpg 39.ラベンダーの花 -1
「トラディショナル ラベンダー畑」のラベンダーの花である。まだまだ蕾が多い。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 91mm ISO 500 ) 露出補正 なし
040_220628184 X800 〇富田ファーム Z50 18-140.jpg 40.ラベンダーの花 -2
これから開花するラベンダーの蕾である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 130mm ISO 800 ) 露出補正 なし
041_220628161 X800 富田ファーム Z50 18-140.jpg 41.森のラベンダー畑
「トラディショナル ラベンダー畑」の奥には白樺林があり、これから手が入れられる畑もあった。1970年には富良野における香料用ラベンダー栽培がピークを迎えるが、その後、合成香料の技術進歩とともに香料会社がラベンダーオイルの買い上げ中止をするようになり、富良野地方でのラベンダー栽培農家は「ファーム富田」だけとなったそうだ。しかし、1976年にはラベンダー畑が国鉄のカレンダーになり、全国に紹介されて観光客が訪れ始め、今日の人気につながって行った。また、1990年には南フランスのラベンダー生産者組織から「オートプロヴァンス・ラベンダー修道騎士」を授与された。ラベンダーオイル品評会に置いて「ラベンダーオイル おおむらさき」が第1位を獲得した。2008年6月には、隣接する上富良野町に開園50年記念して「ファーム富田 ラベンダーイースト」が開園した。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 58mm ISO 500 ) 露出補正 なし
042_220628181 X800 〇富田ファーム エゾシロ Z50 18-140.jpg 42.エゾシロチョウ
道端に咲く黄色い花(クレピスサンクタ?)に白い蝶が止まった。北海道だけに生息するエゾシロチョウだ。北海道ではごく普通種のようだ。だが、本州の高山蝶ミヤマシロチョウに似ていて魅力的である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 250 ) 露出補正 なし
043_220628189 X800 〇富田ファーム Z50 18-140.jpg 43.「カフェ ルネ」
12時を過ぎたので、そろそろバスに戻ろうと「トラディショナル ラベンダー畑」から「ポプリの舎」へ下り、早咲きのラベンダーが咲く「悻の畑」と、「秋の彩りの畑」「春の彩りの畑」の間をゆっくり下って、富良野川の脇を駐車場に向かった。ラベンダーを愛でながら、お茶を飲む人々があった。なお、南側にある、テレビなどでよく紹介される鮮やかな色彩の花の帯がなだらかな斜面を美しい虹のように染める「彩りの畑」は見るのを割愛した。そこは、2009年の7月に訪れている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 26mm ISO 250 ) 露出補正 なし


2009年1月28日

初めてのデジカメ 北海道の蝶 (2)

 OLYMPUS CAMEDIA E-10 というカメラは、当時としては高画素の400万画素で、撮像素子も2/3型と最近のコンデジと比べると大きいので、にじみの少ない絵が撮れる。しかし、起動時間が遅い。シャッターチャンスを逃すこともある。また、4~5枚続けて撮ると、書き込みのために、動かなくなる。蝶の写真は連続してシャッターを切りたいことが多いのでこれも難点である。レンズはF2.0-F2.4と明るい9mm-36mmのズームレンズで、35mm版換算では35mm-140mm相当になっている。可動式のモニターもあり、良いカメラだと思う。また、使ってみたい。
クリックすると大きな写真になります 6.コヒオドシ
層雲峡に泊まった翌日(第3日目 7月19日)、大雪街道を十勝の方に向け進んだ。三国峠近くの空き地で蝶が飛んでいる。コウリンタンポポに来たコヒオドシである。本州では中部山岳地帯にしかいない高山蝶だが、北海道では標高の低いところでもたくさん飛んでいる。

OLYMPUS CAMEDIA E-10
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 シャッタースピード不明 )
以下の写真も同様
クリックすると大きな写真になります 7.オオハナウドに来たホソバヒョウモン
この蝶はよく似ているカラフトヒョウモンとともに北海道特産種である。始めてみる蝶に出会うとワクワクする。
クリックすると大きな写真になります 8.ヒメウスバシロチョウ
関東にいるウスバシロチョウは黄色い襟巻きをしているが、このヒメウスバシロチョウは、それが無く、清楚な感じがする。これも北海道特産種である。
クリックすると大きな写真になります 9.2頭のホソバヒョウモン
ちょっとカラフトヒョウモンとの区別が難しいが、2頭のホソバヒョウモンがハナムグリや他の虫たちと仲良くオオハナウドの蜜を吸っている。
クリックすると大きな写真になります 10.エゾシロチョウ
この蝶も北海道にだけ生息する。本州の中部山岳に棲む高山蝶 ミヤマシロチョウによく似ているが、エゾシロチョウは北海道の普通種である。
クリックすると大きな写真になります 11.美瑛
7月19日は然別湖で泊まった。翌日は家内のたっての望みで美瑛へ行くことにした。狩勝峠を越え、富良野を抜けて着いた美瑛のファーム富田はラベンダーほか、花でいっぱいだった。 この後、旭川空港でレンタカーを返し、空港のすし屋で腹ごしらえをして帰路に着いた。