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2023年10月10日

まだ暑い舞岡公園 ② カラタチの実 2023年9月12日 横浜市戸塚区

古民家の庭で、ダイダイの実や、ウメモドキの赤い実など、秋の訪れを感じた後、木道が設けられた谷戸のあぜ道を宮田池へと歩く。ツマグロヒョウモンの♂が元気に翔んでいた。チョウの数が多くないのでじっくり撮っていく。
 瓜久保の入り口にカラタチの植え込みがあるが、アゲハが2頭、産卵に来ていた。しばらくするとまた違う個体が飛来する。カラタチは大きな実を付けていた。かっぱ池へ向かう道の右手の田んぼには古代米が実っていた。

000_230912099m X700 舞岡公園 ツマグロヒョウモン Z50 Z18-140.jpg
ツマグロヒョウモン♂ 2023年9月12日撮影 横浜市戸塚区 舞岡公園

027_230912094 X900 〇舞岡公園 ツマグロヒョウモン Z50 Z18-140.jpg 27.ツマグロヒョウモン♂ -1
ツマグロヒョウモン♂が翔んできて、葦の葉に止まった。比較的小さな個体で精悍な感じがする。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO320 ) 露出補正 なし
028_230912097 X900 〇舞岡公園 ツマグロヒョウモン Z50 Z18-140.jpg 28.ツマグロヒョウモン♂ -2
同じ個体、いったん翔び立ったがすぐ戻ってきて木道の杭に止まった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO1100 ) 露出補正 なし
029_230912104 X900 ◎舞岡公園 ツマグロヒョウモン Z50 Z18-140.jpg 29.ツマグロヒョウモン♂ -3
きれいな個体だった。羽化したばかりであろう。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO320 ) 露出補正 なし
030_230912105 X900 ◎舞岡公園 アゲハ カラタチ Z50 Z18-140.jpg 30.カラタチにアゲハ -1
北門を出て、火の見櫓のある瓜久保の家の前に、カラタチの植え込みがある。カラタチ(枳殻、枸橘)はミカン科カラタチ属の落葉低木である。柑橘系の仲間である。アゲハが産卵に来ていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO1600 ) 露出補正 なし
031_230912109t X900 ◎舞岡公園 アゲハ カラタチ Z50 Z18-140.jpg 31.カラタチにアゲハ -2
ホバリングしているのでピントも合わせやすい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO1600 ) 露出補正 なし
032_230912120t X900 〇舞岡公園 カラタチ Z50 Z18-140.jpg 32.カラタチにアゲハ -3
アゲハの♀は黄色味を帯びた翅表だが、なかには♂と見紛うような白っぽい翅の色をした個体もある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO1600 ) 露出補正 なし
033_230912134 X900 〇△舞岡公園 カラタチ 産卵 Z50 Z18-140.jpg 33.カラタチにアゲハ -4
カラタチの新芽を探して産卵をこころみる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO4000 ) 露出補正 なし
034_230912139 X900 〇舞岡公園 カラタチの実 Z50 Z18-140.jpg 34.カラタチの実
実はユズよりも大きい。さっき古民家の庭で見たダイダイほどある。白い花が咲いたあとには、直径3~4cmの球形で軟毛に覆われた緑色の果実をつけ、秋には熟して黄色くなる。果実は食用になるというが、種が多く強い酸味と苦味があるため、そのままでは食用には向かないようだ。和名カラタチは唐橘(からたちばな)が詰まったものである。別名でもカラタチバナともよばれる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO1100 ) 露出補正 なし
035_230912141 X900 〇舞岡公園 古米 Z50 Z18-140.jpg 35.古代米
瓜久保の家からかっぱ池へ行く道の右側の田んぼに黒い稲穂を付けた稲が育っていた。古代米に属する品種の範囲は必ずしも明確でないそうだが、古代米とは名前の通り、現在食べられている米の先祖だそうだ。 古代米の中でも米の色が「赤」や「黒」といった色がのっている種類や葉に色がある種類など様々あるという。古くからある古代米が現代でもまだ栽培されている理由は神事におけるお供物として使用されてきた縁起のいい米だからという。wikipediaには、日本では1989年以降進められた農林水産省によるプロジェクト研究「スーパーライス計画」により、品種改良が進められたとあった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO2800 ) 露出補正 なし
036_230912143tm X900 △舞岡公園 古米 シオカラトンボ Z50 Z18-140.jpg 36.古代米の田んぼに翔ぶシオカラトンボ
wikipediaによれば、シオカラトンボ(塩辛蜻蛉)は、湿地帯や田などに生息する中型のトンボである。平地の湿地やため池にいるごく普通な種で、市街地などにも広く見られるため、日本では最もよく親しまれているトンボの一つである。胸部から腹部前方が灰白色の粉で覆われるようになってツートンカラーの色彩となる。この粉を塩に見立てたのが名前の由来である。塩辛との関係はない。♀はムギワラトンボ(麦藁蜻蛉)である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO2800 ) 露出補正 なし
037_230912146 X900 〇舞岡公園 古米 Z50 Z18-140.jpg 37.竹製昆虫の案山子
「NPO法人小谷戸」の里の竹細工指導員さんの作品なのだそうだ。竹細工のカマキリ、クワガタ、トンボ、そして右下にはカブトムシを付けて装われている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.8 1/1000秒 25mm ISO720 ) 露出補正 なし
038_230912147 X900 〇舞岡公園 Z50 Z18-140.jpg 38.竹の顔の案山子
眼、鼻、口が竹で造られ、素通しの顔の案山子。アイデアも見事と思う。これも里の竹細工指導員さんの作品なのだろう。但し、この2つの案山子はコンテストのエントリー外だそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 39mm ISO500 ) 露出補正 なし
039_230912149 X900 〇舞岡公園 エリムス・グラウクス エゾムギ属 Z50 Z18-140.jpg 39.赤い麦?
   離れたところに少し背の高い赤い穂を付けた稲?が生えていた。穂先を見ると稲ではなく麦のようだ。撮った写真をPictureThisで検索するとイネ科エゾムギ属エリムス・グラウクスと同定された。 よくわからない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO1800 ) 露出補正 なし
040_230912151 X900 〇舞岡公園 アキアカネ Z50 Z18-140.jpg 40.アキアカネ
wikipediaなどで調べてみると、アキアカネ(秋茜、学名:Sympetrum frequens )は日本特産種である。同様に人里でよく知られた赤とんぼにはナツアカネ (夏茜、学名:Sympetrum darwinianum )がある。アキアカネは夏に一旦低地から姿を消し、秋に成熟成虫が大挙して出現するのに対して、ナツアカネは生活史を通じて低地から姿を消さない。そのために夏にも低地で見られる方にナツアカネの和名が与えられたのであり、活動時期自体は両種にほとんど差はない。ナツアカネは胸までも赤くなっているが、アキアカネはそこまで赤くはならないという。同定は難しいがこの個体はアキアカネだと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO1400 ) 露出補正 なし
041_230912154 X900 〇舞岡公園 キツネノマゴ Z50 Z18-140.jpg 41.キツネノマゴ(狐の孫)
いまいち、ピントがシャープでないが、小さな花が咲いていた。道端に生える小柄な雑草である。夏に赤紫の小さな花をつける。キツネノマゴというのは良いネーミングだ。花序が花の咲いたあとに伸びるのがキツネの尾のようだとか、花の形がキツネの顔を思わせるからなどの説もあるが、名前の由来はよく分かっていないそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO1100 ) 露出補正 なし
042_230912158 X900 ◎舞岡公園 アゲハ Z50 Z18-140.jpg 42.カラタチにアゲハ -5
瓜久保の家の入口へ戻ってくると、まだアゲハが産卵行動をしていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO1000 ) 露出補正 なし
043_230912171 X900 〇舞岡公園 アゲハ Z50 Z18-140.jpg 43.カラタチにアゲハ -6
実が成っているカラタチの上を産卵するところを探して翔び回る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO1250 ) 露出補正 なし
044_230912204 X900 〇舞岡公園 アゲハ産卵 Z50 Z18-140.jpg 44.カラタチにアゲハ -7
産卵する葉を定めて、尾端を曲げる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO6400 ) 露出補正 なし
045_230912208 X900 舞岡公園 オクラ Z50 Z18-140.jpg 45.オクラ(秋葵)
アオイ科トロロアオイ属の植物、またはその食用果実である。wikipediaによれば、日本語名オクラは、英語名 "okra" (オクラ)からの借用語(外来語)で、その語源はアフリカのガーナで話されるトウィ語の "nkrama" に由来するという。淡黄色に中央が赤色のトロロアオイに非常に似た花をつける。開花は夜から早朝にかけてで、昼には萎んでしまうというが、そろそろ正午というのにまだ開いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.0 1/1000秒 110mm ISO5000 ) 露出補正 なし
046_230912212 X900 〇舞岡公園 マンシュウタムラソウ Z50 Z18-140.jpg 46.マンシュウタムラソウ(満州田村草)
PictureThisで検索してみたところ、マンシュウタムラソウとでた。wikipediaによれば、マンシュウタムラソウ(Serratula coronata subsp. coronata )はタムラソウの分類上の基本種で、タムラソウはその亜種で(Serratula coronata subsp. insularis )だそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.0 1/1000秒 62mm ISO900 ) 露出補正 なし
047_230912213 X900 舞岡公園 オミナエシ Z50 Z18-140.jpg 47.オミナエシ(女郎花)
ご存じ、秋の七草の一つとして、日本では古くから親しまれている。オミナエシは絶滅危惧種のウスイロヒョウモンモドキの食草である。以前に訪れた兵庫県の生息地では、シカの食害によってダメージを受け、ボランティアの方々が鹿除けのネットを張ったり、オミナエシを植えたり保護を計っていると聞いている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.0 1/1000秒 125mm ISO800 ) 露出補正 なし
048_230912214 X900 舞岡公園 アズキ Z50 Z18-140.jpg 48.アズキ(小豆)の花
PictureThisで調べてみると、餡子(あんこ)の原料になる食用の小豆の花だった。始めて見る。


Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO800 ) 露出補正 なし
049_230912218tm X900 ◎舞岡公園 アカボシ Z50 Z18-140.jpg 49.アカボシゴマダラ -4
この日はアカボシゴマダラを多く見ることが出来た。人為的に持ち込まれた外来種のようだが、美しいチョウである。レンズが暗く、露出がアンダーになってしまったが、ソフトで補正した。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO6400 ) 露出補正 なし

2023年8月 2日

午後から小雨の上高地 ① 2023年7月27日

某旅行社が主催する「往復JR特急あずさで行く!上高地4時間滞在ゆったり散策」という日帰りツアーを予約していた。暑い毎日が続くが天気は良さそうなので、楽しみにこの日を迎えた。
 早朝6時少し前に家を出て、横浜へ。京浜東北線を東神奈川で乗り換えで八王子で 8:02発のあずさ3号に乗り、合流することにした。湘南新宿ラインで集合場所の新宿へ行く方法もあるが、横浜から八王子まで約1時間かかるのは承知の上で、のんびり横浜線の各駅停車で行くことにした。八王子には7時25分に着き、1本前のあずさ1号を見送った。前日に連絡を受け、指定されていた座席に行くと添乗員さんが待っていてくれた。
 松本駅に10時23分に到着し、東口で待っていたバスに乗り込んだ。参加者は41名である。わたくしのように一人で参加する人も多い。
 バスは市街地を抜けくねくねと曲がる山道に入り、いくつものトンネルを抜けて、12時少し前に、大正池に着いた。私はそこで下車し歩く。バスはこの先、上高地帝国ホテル前、上高地バスセンターまで行く。
 大正池→田代池→田代橋→梓川右岸遊歩道→河童橋と歩いた。河童橋に着く前に、雷が鳴り、やがて小雨が降りだしたのでリュックから雨具を取り出した。河童橋の左側の食堂で昼飯にしたが、食べている間に小雨も止んでしまっていた。

000_230727070 X700 大正池 RX10M4.jpg
大正池のほとりから眺める 雲のかかった穂高連峰 2023年7月27日 長野県松本市

001_230727004 X900 星川駅早朝 G7X.jpg 1.早朝の星川駅
朝6時に相鉄線の星川駅に着いた。6:06発の電車に乗った。星川駅は昨年に新しい駅が出来上がり、高架駅となって、電留線も設けられた。右手に野村不動産が所有する横浜ビジネスパークのビル群が見える。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO200 ) 露出補正 なし
002_230727008 X900 あずさ1号 八王子駅 河口湖往き併結 G7X.jpg 2.八王子駅 7:29発 あずさ1号
八王子駅で乗車するあずさ3号は、八王子駅発 8:02 だが、その30分以上前に着いてしまった。中央本線の下り線ホームに降りると、1本前のあずさ1号が出発していった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
003_230727021 X900 あずさ1号 小淵沢付近 G7X.jpg 3.小淵沢付近
あずさ3号は千葉を始発駅として、大月まで併結してきた特急富士回遊 3号河口湖行を切り離し、松本へと進む。9時半過ぎに小淵沢に停車した。写真は小淵沢駅を発車したあずさ3号から撮った。南アルプスの峰々に雲がかかっているのが気にかかる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 14mm ISO160 ) 露出補正 なし
004_230727024 X900 あずさ1号 富士見・茅野間 G7X.jpg 4.富士見付近
あずさ3号は富士見にも停車する。8月に行こうと計画している入笠山の下車駅である。進行方向左側の車窓風景である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 37mm ISO160 ) 露出補正 なし
005_230727031 X900 あずさ1号 松本駅 G7X.jpg 5.松本駅到着
あずさ3号は、10時23分に松本駅に到着した。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
006_230727032 X900 あずさ1号 松本駅 G7X.jpg 6.松本駅西口(アルプス口)
上高地まで乗るバスは松本駅の西口で待っていた。わたくしは頼まなかったが、昼食の弁当が積み込まれた。松本駅は反対側の松本城がある東口の方が古くから発展し、賑やかである。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/1250秒 16mm ISO160 ) 露出補正 なし
007_230727033 X900 松本駅-上高地 G7X.jpg 7.上高地への道
バスは松本駅から市街地を抜けて、国道158号線を走る。30分ほど走って松本電鉄の終点、新島々駅を通過する。そこから先は山道となった。1時間ほど走って沢渡に至るがそこから先はマイカーは乗り入れることができない。上高地jへ行くのはバス、あるいはタクシーを利用することになる。国道158号線はトンネルが多い。写真は奈川渡ダムの先にある前川渡のトンネルだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO200 ) 露出補正 なし
008_230727065 X900 大正池 RX10M4.jpg 8.焼岳 -1
最後に釜トンネルを抜け、上高地に入った。晴れていた。バスは河童橋に近い上高地バスセンターまで行くが、私は大正池で降りて、歩くことにしている。まずは雄大な焼岳(2,455m)が迎えてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 23mm ISO250 ) 露出補正 なし
009_230727174m X900 焼岳 Z50 Z105mc.jpg 9.焼岳 -2
大正池(梓川)の左岸を進む。左手に見える焼岳は姿を変えていく。wikipediaによれば、1915年(大正4年)6月6日に大爆発を起こし、泥流が梓川をせき止め堰止湖である大正池を形成した。1962年(昭和37年)6月17日、水蒸気爆発を起こし松本市で降灰し、旧焼岳小屋を火山灰が押しつぶし4名の負傷者が出た。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f9 1/800秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
010_230727079 X900 大正池 ウツボグサ RX10M4.jpg 10.ウツボグサ((靫草・空穂草)
珍しい花かと思ったが、PictureThisで検索するとウツボグサだった。以前にも見ている。シソ科ウツボグサ属の多年生植物の1種で、日当たりのよい山地に自生する。漢方でも使われる薬用植物だそうで、セルフヒールといって、利尿や消炎に用いられる。(wikipedia参照)

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 183mm ISO800 ) 露出補正 なし
011_230727083 X900 大正池 RX10M4.jpg 11.焼岳 -3
焼岳の北側へ回り込むように歩いていく。大正池は焼岳の東側にある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 26mm ISO500 ) 露出補正 なし
012_230727090 X900 〇大正池 オミナエシ?RX10M4.jpg 12.オミナエシ(女郎花)
大正池から田代池に行く散策路の途中には、梓川の河畔に開けたところがあるが、そこにオミナエシが咲いていた。オミナエシは秋の七草のひとつで、花期は8月-10月であるが、たくさんの花を付けている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 78mm ISO250 ) 露出補正 なし
013_230727086t X900 〇大正池 ヨモギ RX10M4.jpg 13.ヒメシジミ♂
数頭のヒメシジミが翔んでいた。だいぶ傷んでしまっている。ヒメシジミ、ミヤマシジミ、アサマシジミの同定は難しいが、ヨモギの葉に止まっているところから推察してもヒメシジミと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
014_230727178 X900 ◎焼岳 Z50 Z105mc.jpg 14.ヒメシジミ♀ -1
後翅外縁部の橙斑がはっきり出ている♀がヨモギの葉の上で開翅していた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f8 1/800秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
015_230727181t X900 ◎焼岳 Z50 Z105mc.jpg 15.ヒメシジミ♀ -2
裏面を見ると、よりヒメシジミらしさが解る。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f11 1/800秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
016_230727092 X900 大正池 カラスシジミ RX10M4.jpg 16.カラスシジミ -1
ヒヨドリソウの花にカラスシジミが来た。上高地一帯ではカラスシジミを見る機会が多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 120mm ISO1000 ) 露出補正 なし
017_230727095 X900 〇大正池 カラスシジミ RX10M4.jpg 17.カラスシジミ -2
後翅裏面の肛角部付近の白条を見ると、♀のように思えるが、定かではない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO1250 ) 露出補正 なし
018_230727187 X900 〇大正池 ヒヨドリソウ Z50 Z105mc.jpg 18.カラスシジミ -3
きれいな個体だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/800秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
019_230727108m X900 ◎大正池 ウラゴ ヒヨドリソウ RX10M4.jpg 19.ウラゴマダラシジミ -1
別のヒヨドリソウに白っぽい蝶が止まっていた。どうやらウラゴマダラシジミだ。舞岡公園では今年見られなかったが、この時期にここで見ることができた。バックがきれいにボケてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO1250 ) 露出補正 なし
020_230727110tm X900 ◎大正池 ウラゴ ヒヨドリソウ RX10M4.jpg 20.ウラゴマダラシジミ -2 トリミング
少し擦れてはいるが傷のない比較的きれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO1250 ) 露出補正 なし
021_230727116 X900 〇大正池 コチャバネ ヒヨドリソウ RX10M4.jpg 21.コチャバネセセリ
ここに咲いていた数株のヒヨドリソウには、カラスシジミ、ウラゴマダラシジミのほか、コチャバネセセリ、ミドリヒョウモンも来ていた。ヤナギの木もあり、コムラサキも翔んでいたが、撮影のチャンスはなかった。このコチャバネセセリはすっかり擦れてしまっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 174mm ISO500 ) 露出補正 なし

2021年9月24日

舞岡公園 アカボシゴマダラ最盛期 9月13日

2015年の9月12日に舞岡公園へ行ったとき、水車小屋の近くの熟した柿の実にコムラサキが吸蜜に来ていたことがあった。コムラサキだけではなく、ゴマダラチョウや、アカボシゴマダラもいた。
 9月13日にその様子を見に舞岡公園へ行ってみた。柿の実は成る年と成らない年があるようだが、残念ながら柿の実は成っていなかった。柳の下にいつも泥鰌はいない。家の近所の柿の木を見てもまだ実は小さく青かった。
 舞岡公園はアカボシゴマダラ第3化発生の最盛期になってきたようだ。多くの個体が見られたし、ほとんどが傷ひとつないきれいな個体だった。

000_210913171 X700 ◎舞岡公園 完品 雄 RX10M4.jpg
アカボシゴマダラ秋型発生最盛期 2021年9月13日 横浜市戸塚区舞岡公園

001_210913001 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg 1.コミスジ -1
いつものように南門から園内に入る。コミスジは年3回ほど発生する。第3化のきれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO400 ) 露出補正 なし
002_210913015 X800 〇舞岡公園 アゲハ カラタチ RX10M4.jpg 2.アゲハ雌とカラタチ -1
長久保の炭焼き小屋へ入る道にカラタチが植えられていて、しばしばアゲハが産卵に来る。大分破損している雌だが、新芽を探して産卵を試みる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 84mm ISO640 ) 露出補正 なし
003_210913025x X800 ◎舞岡公園 アゲハ カラタチ RX10M4.jpg 3.アゲハ雌とカラタチ -2
腹端を曲げ枝先にある新芽に産卵を試みる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 132mm ISO200 ) 露出補正 なし
004_210913027x X800 ◎舞岡公園 アゲハ カラタチ RX10M4.jpg 4.アゲハ雌とカラタチ -3
産卵を試みては、離れてまた新芽にタッチする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 132mm ISO250 ) 露出補正 なし
005_210913035 X800 舞岡公園 アゲハ カラタチ RX10M4.jpg 5.案山子まつり
毎年、稲穂が実る秋には案山まつりが行われ、田んぼの畔に着飾った案山子たちがあらわれる。9/18-10/11のあいだ、案山子たちの人気投票が行われる。今年は良い作品が多いように思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 24mm ISO100 ) 露出補正 なし
006_210913055 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 6.アカボシゴマダラ -1
古民家の裏庭を見ながら縁側に腰を掛けて、汗をぬぐっていると、アカボシゴマダラが現れた。羽化したばかりのようなきれいな個体だったが左後翅が少しちぎれていた。雌雄の判別が難しいが、ゆっくりと飛び、エノキの葉に絡んでいるところを見ると雌なのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 140mm ISO320 ) 露出補正 なし
007_210913066t X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 7.アカボシゴマダラ -2
前の写真と同じ個体。ゆっくり撮らせてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 140mm ISO320 ) 露出補正 なし
008_210913079t X800 ◎舞岡公園 オミナエシ RX10M4.jpg 8.イチモンジセセリとオミナエシ
古民家の庭にオミナエシ(女郎花)の花が咲いている。黄色い花と白い花が枝分かれして咲いているよに見えたが、よく見ると違うようだ。白い花の方はオトコエシ(男郎花)だ。イチモンジセセリが吸蜜している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 53mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_210913084 X800 ◎舞岡公園 カラスアゲハ RX10M4.jpg 9.カラスアゲハ雌 -1
ほとんどのクサギの花は終わってしまっていたが、まだ花が残っている株があった。カラスアゲハが来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO1000 ) 露出補正 なし
010_210913086 X800 ◎舞岡公園 カラスアゲハ RX10M4.jpg 10.カラスアゲハ雌 -2
雄かと思ったが前翅に性標がない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO1000 ) 露出補正 なし
011_210913090 X800 △舞岡公園 カラスアゲハ RX10M4.jpg 11.カラスアゲハ雌 -3
前翅表面に白い帯模様が広がる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO1000 ) 露出補正 なし
012_210913097 X800 △舞岡公園 RX10M4.jpg 12.アカボシゴマダラ -3
この日は多くのアカボシゴマダラを見かけた。どの個体も新鮮であった。秋型発生の最盛期に入っているようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO1000 ) 露出補正 なし
013_210913103 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 13.アカボシゴマダラ -4
前の写真と同じ個体。エノキの葉に産卵をしようとしているようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO1600 ) 露出補正 なし
014_210913113 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 14.アカボシゴマダラ -5
これも同じ個体である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 155mm ISO400 ) 露出補正 なし
015_210913127 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 15.アカボシゴマダラ -6
狐久保の広場の傍らに水飲み場があるが、そこでアカボシゴマダラがしばらく翅を休めていた。この辺はアカボシをよく見かけるところである。ゴマダラチョウには滅多に会えなくなってしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 155mm ISO400 ) 露出補正 なし
016_210913141t X800 ◎舞岡公園 コミスジ RX10M4.jpg 16.コミスジ -2
この日はコミスジも多く見かけた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
017_210913156 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 17.ヒメウラナミジャノメ雌 -1
前翅の蛇の目の紋の周囲に白い環が見える。雌は前翅のジャノメの周りの色が薄くなるのだが、これほどはっきりしたのはあまり見ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 132mm ISO51000 ) 露出補正 なし
018_210913192 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 18.ヒメウラナミジャノメ雌 -2
前翅外縁の縁取りがはっきりしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 117mm ISO800 ) 露出補正 なし


2020年9月15日

箱根湿性花園(3・終)チョウは夏枯れ 8月25日

今回期待していたのは、黒いアゲハたちで、特にミヤマカラスアゲハの写真が撮りたかった。湿性花園はチョウの好きな花が多いので、チャンスはあると思っていたが、この日現れたのは破損したクロアゲハとカラスアゲハのみだった。この2種は、平地ではおおよそ、5月ごろ春型が発生し、7月中頃から8月にかけて第2化が羽化、9月に第3化が発生するようだ。丁度第2化と第3化の端境期だったようだ。ミヤマカラスアゲハは第2化が7月から8月にかけて発生する。
 ここは標高は約650mである。ゼフィルスのミドリシジミは、横浜の舞岡公園では5月末から6月にかけて発生する。しかし、箱根湿性花園での最盛期は、毎年変わるようではあるが、概ね7月10日ごろのようだ。
 今回は残念ながら期待外れだった。次回は8月初めごろにでも来てみよう。
 入笠山では、メスグロヒョウモン♀と、ミドリヒョウモン♂の斑紋異常(脱色)を撮影したが、この日はイチモンジセセリの脱色タイプを撮影できた。

001_200824129 X800 〇箱根湿性花園 RX10M4.jpg  1.クロアゲハ♀ -1
入園して、「世界の食虫植物展」を見ていると、ナガバミズアオイの花にクロアゲハの♀が来ていた。比較的傷のない個体だ。♀は後翅の赤い紋がきれいだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2000 ) 露出補正 なし
002_200824120 X800 △箱根湿性花園 RX10M4.jpg 2.クロアゲハ♀ -2
しばらく花から花へ移動していたが、なかなかじっとしていてはくれない。距離があるので、35mm換算の600mmで撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO3200 ) 露出補正 なし
003_200824035 X800 〇箱根湿性花園 D5300 TAMRO 90.jpg 3.イチモンジセセリ -1
ミソハギにイチモンジセセリが来ていた。イチモンジセセリが多い。ひょっとしてホソバセセリでもいないかと目を凝らすが、みんなイチモンジセセリだった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO110 ) 露出補正 なし 
004_200824040 X800 箱根湿性花園 D5300 TAMRO 90.jpg 4.カラスアゲハ♀ -1
仙石原湿原植生復元区に咲くコオニユリに、カラスアゲハ 来てていた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO110 ) 露出補正 なし
005_200824145 X800 〇箱根湿性花園 RX10M4.jpg 5.キアゲハ
前回、7月22日に来た時には、キアゲハのきれいな個体が多く飛んでいた。この日もキアゲハ多かったが、破損した個体が多い。これは比較的きれいだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 183mm ISO100 ) 露出補正 なし
006_200824048 X800 〇箱根湿性花園 D5300 TAMRO 90.jpg 6.イチモンジセセリ -2
アサマフウロで吸蜜するイチモンジセセリ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
007_200824156 X800 〇箱根湿性花園 RX10M4.jpg 7.コミスジ
コミスジは草原の花畑を好むチョウではない。林縁を飛んでいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 164mm ISO800 ) 露出補正 なし
008_200824162 X800 △箱根湿性花園 RX10M4.jpg 8.イチモンジセセリ -3
イチモンジセセリはミソハギの花を好む。ハチに割り込まれ、驚いて翅をはばたかせている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 196mm ISO800 ) 露出補正 なし
009_200824172 X800 〇箱根湿性花園 シシウド RX10M4.jpg 9.スジグロシロチョウ
スジグロシロチョウがシシウドの花に止まって吸蜜していた。   

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 121mm ISO800 ) 露出補正 なし
010_200824204 X800 〇箱根湿性花園 イチモンジセセリ 斑紋異常 RX10M4.jpg 10.イチモンジセセリ 斑紋異常? -1
またイチモンジセセリかと思い、何気なく見ると右側後翅に白い部分がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO2000 ) 露出補正 なし
011_200824207 X800 〇箱根湿性花園 イチモンジセセリ 斑紋異常 RX10M4.jpg 11.イチモンジセセリ 斑紋異常? -2
よく見てみるが、擦れて鱗粉が落ちてしまっているのではなさそうだ。先日入笠山で一部脱色したと思われるメスグロヒョウモン♀とミドリヒョウモン♂を観察したが、このイチモンジセセリもそうなのだろうか。それとも、単に鱗粉が擦れて脱落したのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2000 ) 露出補正 なし
012_200824221 X800 〇箱根湿性花園 RX10M4.jpg 12.サトキマダラヒカゲ
意外と敏捷に飛んできて木の幹や葉に止まる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2500 ) 露出補正 なし
013_200824227 X800 〇箱根湿性花園 ナガバミズアオイ チャバネ RX10M4.jpg 13.チャバネセセリ
ナガバミズアオイが咲く湿地で飛び交うイチモンジセセリを目で追っていると、チャバネセセリが花に止まった、  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
014_200824232 X800 〇箱根湿性花園 RX10M4.jpg 14.ヒメウラナミジャノメ
きれいな葉の上に止まって開翅していると、このチョウも新鮮に見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 217mm ISO800 ) 露出補正 なし
015_200824239 X800 〇箱根湿性花園 ヒメキマダラ RX10M4.jpg 15.ヒメキマダラセセリ
先月22日に来たときは、♀が元気に飛んでいたが、これは♂で擦れてしまっている個体だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
016_200824084 X800 〇箱根湿性花園 D5300 TAMRO 90.jpg 16.モンキチョウ♀ -1
仙石原湿原植生復元区に咲くオミナエシにモンキチョウの♀が舞っている。他のチョウたちが擦れている個体が多いのに比べ、モンキチョウは新鮮で元気だった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/800秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
017_200824252 X800 〇箱根湿性花園 RX10M4.jpg 17.モンキチョウ♀ -2
何頭かのモンキチョウが飛んでいたが、♀が多い。箱根の山を背景に撮った。wikipediaによれば、「箱根山は40万年前に活動を開始した第四紀火山である。カルデラと中央火口丘、二重の外輪山で構成され、内側には堰止湖の芦ノ湖を形成している。現在でも大涌谷などで噴煙や硫黄などの火山活動が見られ、致死性の火山ガスを噴出する場所もある。」とある。箱根湿性花園のある仙石原は箱根火山カルデラ内の北部に位置し、湿原や草原が広がる。総面積は約16ha。これはかつてこの地域がカルデラ湖の一部だった名残りであるそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 30mm ISO250 ) 露出補正 なし
018_200824268 X800 〇箱根湿性花園 クルマグサ RX10M4.jpg 18.キタキチョウ
キタキチョウがクルマバナに来た。キタキチョウの翅表の写真は飛翔中を撮らないと不可能だが、不完全ながら、何とか翅表前翅の黒い斑紋が見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 175mm ISO100 ) 露出補正 なし
019_200824284 X800 〇箱根湿性花園 RX10M4.jpg 19.カラスアゲハ♀ -2
コオニユリに来るカラスアゲハは何頭か見たが、すべて♀で、しかもボロボロだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
020_200824095 X800 〇箱根湿性花園 D5300 TAMRO 90.jpg 20.イチモンジセセリ -4
ミソハギで吸蜜していたイチモンジセセリが、離脱する瞬間である。 

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO110 ) 露出補正 なし
021_200824097 X800 〇箱根湿性花園 D5300 TAMRO 90.jpg 21.イチモンジセセリ -5
このイチモンジセセリは擦れてしまっていたが、目がなかなかチャーミングと思う。ミソハギの苞葉の腋(蕾を包むように葉が変形した部分)に1〜3個ずつつく花は色鮮やかである。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO125 ) 露出補正 なし


2020年9月11日

箱根湿性花園(2)花の写真撮影も難しい 8月25日

もう少し撮ってきた花の写真を載せておきたい。
 箱根湿性花園のパンフレットによると、「箱根湿生花園は、湿原をはじめとして川や湖沼などの水湿地に生育している植物を中心にした植物園です。園内には低地から高山まで、日本の各地に点在している湿地帯の植物200種のほか、草原や林、高山植物 1100種が集められ、その他、珍しい外国の山草も含め、約1700種の植物が四季折々に花を咲かせています。園路は低地から高山へ初期の湿原から発達した湿原へと順に植物を見てまわるようになっています。」とあるが、この日撮ってきた花は50種に満たない。まだまだ、たくさん残っている。

20.オミナエシ(女郎花)
「ヌマガヤ草原」と呼ばれるところでオミナエシが咲いていた。オミナエシはご承知の通り、秋の七草の一つとして、日本では古くから親しまれている。和名の由来は、同属で姿がよく似ている白花のオトコエシ(男郎花)というのがあり、そのオトコエシに対する「女郎花」で、全体にやさしい感じがするところから名付けられたとされる。別名、敗醤(はいしょう)ともいうらしい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 13mm ISO100 ) 露出補正 なし
020_200824178 X800 〇箱根湿性花園 オミナエシ RX10M4.jpg
  21.コウホネ(河骨)
「ヌマガヤ草原」の池にはスイレン科の植物であるコウホネが黄色い小さな花を花を咲かせていた。アサザとは葉の形が違う。和名の由来には複数の説があるというが、一説には、川辺に生え、ワサビ状の白い地下茎が白骨のように見えることから、「河の骨」の意でこの名がついたとされている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 143mm ISO250 ) 露出補正 なし
021_200824179 X800 〇箱根湿性花園 コウホネ RX10M4.jpg
  22.ヒメトラノオ(姫虎の尾)
オカトラノオ、ヌマトラノオなど、私が見たことのあるトラノオと名がつく花があるが、トラノオとは特定のグループを指す名称ではなく、虎の尻尾が上を向いてピンと立ち上がっている様子から、そのような植物に広く使われているのだそうだ。 入笠山で見たチョウの好きなクガイソウは、ヒメトラノオと同じ ゴマノハグサ科だ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO180 ) 露出補正 なし
022_200824074 X800 箱根湿性花園 ヒメトラノオ D5300 TAMRO 90.jpg
23.ヤマトリカブト(山鳥兜)
キンポウゲ科トリカブト属。トリカブトの仲間は北半球に約300種が分布し、日本にはこのヤマトリカブトなど30種ほどがあるそうだ。塊根を乾燥させたものは漢方薬や毒として用いられ、烏頭(うず)または附子(生薬名は「ぶし」、毒に使うときは「ぶす」)と呼ばれる。「附子」は球根の周りに着いている「子ども」の部分である。wikipediaには、俗に不美人のことを「ブス」というが、これはトリカブトの中毒で神経に障害が起き、顔の表情がおかしくなったのを指すという説もあるとも記されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 178mm ISO1600 ) 露出補正 なし
023_200824197 X800 〇箱根湿性花園 ヤマトリカブト RX10M4.jpg
24.マムシグサ(蝮草)
サトイモ科テンナンショウ属の多年草で、有毒植物だそうだ。 これも見当がつかなかったので「赤いトウモロコシのような実」でググってみたらヒットした。同じサトイモ科のミズバショウのように2枚の葉に包まれる仏炎苞を形成する。茎には褐紫色の模様があり、これがマムシの皮膚の模様に似ているのでマムシグサの和名となったそうだ。晩春に、花茎を直立させて開花する。秋には写真のように橙色から赤色に熟したトウモロコシに似た形状の果実を付ける。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 178mm ISO2000 ) 露出補正 なし
024_200824198 X800 箱根湿性花園 マムシグサの実 RX10M4.jpg
25.ジャコウソウ(麝香草)
ミドリシジミの食樹であるハンノキなどが生える湿生林のなかに始めて見る花が咲いていた。日本の固有種で、湿ったところに生育する。和名は茎葉をゆすると「麝香」のような馥郁(ふくいく)とした良い香りがするとして付けられたが、ジャコウソウにそれほどの香りはないそうだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO1100 ) 露出補正 なし
025_200824076 X800 箱根湿性花園 ジャコウソウ D5300 TAMRO 90.jpg
26.キレンゲショウマ (黄蓮華升麻
) ネットで調べてみると、何々ショウマと名の付く花は、このキレンゲショウマの他にレンゲショウマとサラシナショウマというのがあるようだが、キレンゲショウマはアジサイ科で、レンゲショウマとサラシナショウマはキンポウゲ科である。和名はレンゲショウマに似ているからというが、似ているとは思えない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/320秒 172mm ISO3200 ) 露出補正 なし  
026_200824210 X800 〇箱根湿性花園 キレンゲショウマ RX10M4 -.jpg
27.レンゲショウマ(蓮華升麻) -1
花がレンゲに、葉がサラシナショウマ(晒菜升麻)に似ているので、レンゲショウマ(蓮華升麻)の名がつけられた。  wikipediaによれば、本州(東北地方南部~近畿地方)の太平洋岸の温帯域に分布し、山地から深山のかけての湿り気のある林下に生える。複数の都道府県でレッドリストの絶滅危惧種(絶滅危惧I類)や絶滅危惧Ⅱ類などに指定されているとある。 毎年8月に、奥多摩の御岳山で「御岳山レンゲショウマまつり」を開催されている。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO1250 ) 露出補正 なし  
027_200824077 X800 箱根湿性花園 レンゲショウマ D5300 TAMRO 90.jpg
28.レンゲショウマ(蓮華升麻) -2
花が下を向いて咲いているので、下から見上げるように撮った。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO320 ) 露出補正 なし 
028_200824214 X800 〇箱根湿性花園 レンゲショウマ RX10M4 .jpg
29.ナガバミズアオイ(長葉水葵) -2
  園内を一巡して、外国の山草と園芸種が植えられているところへ戻ってきた。湿地の池に咲くナガバミズアオイに集まるイチモンジセセリなどを撮った。このナガバミズアオイは観賞用に水辺や水鉢で栽培されるというが、仔細に見ると美しい花だ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO280 ) 露出補正 なし
029_200824078 X800 箱根湿性花園 ナガバミズアオイ D5300 TAMRO 90.jpg
30.ヒツジグサ(未草)
地下茎から茎を伸ばし、水面に葉と花を1つ浮かべる。花の大きさは3cmから4cm、萼片が4枚、花弁が10枚ほどの白い花を咲かせる。  未の刻(午後2時)頃に花を咲かせることから、ヒツジグサと名付けられたといわれる。ただし、実際は朝から夕方まで花を咲かせる。一般的にスイレンと呼ばれるが、植物学上はヒツジグサで、日本にはこのヒツジグサの1種類のみ自生する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 183mm ISO320 ) 露出補正 なし 
030_200824234 X800 箱根湿性花園 RX10M4 .jpg
31.サギソウ(鷺草 )
花の形を見ただけでこの花の名の由来がわかる。唇弁の開いた様子がシラサギが翼を広げた様に似ていることが和名の由来である。日当たりのよい湿地に生える。もう少し露出をアンダーにして、白い花ビラのディテイルを出せればよいと反省。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
031_200824081 X800 サギソウ 箱根湿性花園 D5300 TAMRO 90.jpg
32.ノムラカエデ(野村楓)
紅葉したようなカエデがあった。今年の4月15日に「神奈川県立四季の森」を散歩した時に、春なのに紅葉したようなモミジの木を見て興味を持った。ノムラカエデはオオモミジ系の栽培品種で、春の若葉も赤紫色を帯びているのが特徴で、鑑賞価値の高い樹木だ。江戸時代から栽培されてきたそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 58mm ISO480 ) 露出補正 なし 
032_200824235 X800 箱根湿性花園 ノムラカエデ RX10M4 .jpg
33.サワヒヨドリ(沢鵯)   仙石原湿原植生復元区を歩いていると、ヒヨドリバナと明らかに葉の形が違うよく似た花が咲いていた。丈はヒヨドリバナより低く、ほっそりとしている。フジバカマとも違う。数は少なかった。日当たりのよい湿原周辺や湿った草地などに生える。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
033_200824090 X800 箱根湿性花園 サワヒヨドリ 絶滅危惧種 D5300 TAMRO 90.jpg
34.カワラナデシコ(河原撫子) -1
ススキ草原区域にカワラナデシコが咲いていた。先日訪れた入笠山ではこのカワラナデシコにキアゲハが吸蜜に来ていた。ナデシコは秋の七草のひとつである。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
034_200824087 X800 箱根湿性花園 カワラナデシコ D5300 TAMRO 90.jpg
35.カワラナデシコ(河原撫子) -2
wikipediaによると、日本では、自生地の開発や園芸用の採集、動物による食害、外来種の影響等で減少している地域もある。また、カワラナデシコは草原等の開けた環境を好む種であり、そのような環境が遷移の進行に伴い、日当たりの悪い陰的な環境に変化すると生育に適さなくなるという。カワラナデシコはそれほど背が高くないのでだが、ローアングルで背景を入れて撮ることが出来た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし  
035_200824276 X800 〇箱根湿性花園 カワラナデシコ RX10M4 .jpg
36.コオニユリ(小鬼百合)
前回7月22日にここへ来た時もコオニユリは咲いていた。今回は少し傷んだ花もあったが、まだまだ元気である。よく似た近縁で同属のオニユリというのがあるが、オニユリには葉の腋に珠芽(むかご)がつくが、コオニユリにはつかない。コオニユリはオニユリに比べて小さく、山地の草原や低地の湿原に生育する。チョウの好きな花だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし  
036_200824278 X800 〇箱根湿性花園 コオニユリ RX10M4 .jpg
37.ツチアケビ(土木通)
戻る道で見つけた。wikipediaによれば、ツチアケビは、森林内に生育するラン科植物である。ラン科植物として、また腐生植物(菌従属栄養植物)としては非常に草丈が高く、大きな真っ赤な果実がつくので、大変人目を引く植物である。和名は地面から生えるアケビの意であると考えられるが、果実は熟しても裂開せず、形状以外はさほど似ていない。本種はつる性で高さは5mにも達する日本最大のランであり、絶滅危惧IA類(CR)だそうだ。写真は果実で、6月ごろに黄色い花を付ける。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/200秒 90mm ISO3200 ) 露出補正 なし
037_200824104 X800 〇箱根湿性花園 ツチアケビ D5300 TAMRO 90.jpg
38.「湿性茶屋」
駐車場の前に3軒の蕎麦屋がある。湿性花園に来たときは大概、昼はこの店で蕎麦を食べる。とろろそばが美味い。箱根湿生花園とともに創業30年だそうだ。テラス席で食べたが、風がわたり、さわやかだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 43mm ISO100 ) 露出補正 なし
038_200824296 X800 箱根湿性花園 湿性茶屋 RX10M4 .jpg


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2015年8月21日

秋が近づく舞岡公園 8月18日

昨日は久しぶりに雨らしい雨が降った。時々、日は差すものの曇り空だ。さすがに気温も下がっていた。

5月、6月と足しげく通ったが、7月は一度も行っていなかった舞岡公園へ行ってみようと思う。そろそろクサギの花が咲くころで、そこに集まる黒いアゲハの夏型を撮ろうと思う。

いつものように駐車場に車を停め、公園へと歩きはじめる。谷戸までの道はキタキチョウくらいしか飛んでいない。田んぼは稲が実り、鳥たちから守るためにネットが掛けられていた。秋の気配を感じる。蝶は少ないが、新鮮なイチモンジセセリが飛び始めている。

小谷戸の里にクサギの花が咲く頃だ。近くへ行くとクサギ独特の匂いがしてきた。これは黒いアゲハたちが来るだろうと期待したのだが、来ていない。もう一か所、奥にもクサギの木がある。そちらに行ってみると、カラスアゲハとクロアゲハがいた。割ときれいな個体だった。クサギの花は傾斜地の上の方で咲いていて、吸蜜に来る蝶を撮りにくい。そのアゲハたちもクサギを離れてしまった。また、もとのクサギの花へ戻る。ボロボロのモンキアゲハの♀が来ていた。しばらく粘ってみたが、他には来てくれなかった。

いつものように、狐久保へ行く道を入り、また戻って、瓜久保ヘいった。瓜久保のかっぱ池は昨日雨が降っているのに干上がっていた。帰り道でもう一度古民家のクサギの花を見て行った。ナガサキアゲハ、モンキアゲハが来て、ようやくナガサキアゲハを撮ったが、良い写真は撮れていない。

この日、それらの蝶のほかに、数は少ないながら見かけた蝶は、アゲハ、キアゲハ、サトキマダラヒカゲ、ヒメウラナミジャノメ、イチモンジチョウ、ルリタテハ、アカボシゴマダラ、モンシロチョウ、ヅバメシジミ、ルリシジミ、ヤマトシジミ、ウラギンシジミ、ベニシジミ、ムラサキシジミなどだったが、アカボシゴマダラの数は少なく、ツマグロヒョウモン、ヒメアカタテハ、アカタテハは全く見られなかった。秋には出てくるのだろうか。

;クリックすると大きな写真になります。 1.キタキチョウ
ハギの花の周りをキタキチョウたちが飛んでいる。♂の黄色はとても鮮やかだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 143mm ISO1100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.実りの秋
谷戸の田んぼのイネには実が育っている。鳥たちに食べられないように広範囲にネットが掛けられていた。そろそろ、案山子たちも出てくるだろう。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/125秒 21mm ISO280 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.イチモンジセセリ
小谷戸の里へ行く途中の道端の低い草の上を、新鮮なイチモンジセセリが飛んでいた。発生初期なのだろう。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 64mm ISO450 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.ツバメシジミ
擦れたツバメシジミが元気に飛んでいた。暑い夏を生き延びてきたのだろう。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/125秒 8mm ISO220 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.ユウガギク
マーガレットを小型にしたような花が咲いていた。「柚香菊」と書く。一般に野菊と呼ばれる種類の1つである。 和名の由来は、柚に似た香りのする菊ということからきているとのこと。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 4mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.ヤブガラシ
この花は蝶の好きな花だ。特にアオスジアゲハが良く吸蜜にくる。しかし、この日、アオスジアゲハを見なかった。和名の「藪枯らし」と書くが藪を覆って枯らしてしまうほどの生育の旺盛さを示しているそうだ。wikipediaによれば、別名ビンボウカズラ「貧乏葛」とも呼ばれ、その意味としては、庭の手入れどころではない貧乏な人の住処に生い茂る、あるいはこの植物に絡まれた家屋が貧相に見える、またはこの植物が茂ったことが原因で貧乏になってしまう、などの意味に解釈されている。どれも邪魔者扱いである。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 4mm ISO360 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.サルスベリ
小谷戸の里の入り口を入ったところに一本の百日紅の木があり、いま、見事なピンクの花を咲かせていた。サルスベリは「百日紅」書くが、「猿滑」とも書く。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 4mm ISO140 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 8.クサギの花
私はこの花が咲くのを毎年、待ち望んでいる。8月の中頃から咲くこの花には黒いアゲハたちが良く集まってくるからだ。クサギ「臭木」の花は傍に行くと独特の匂いが漂うが、嫌いな匂いではない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 9mm ISO180 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 9.小谷戸の里に咲くオミナエシ
秋の七草「女郎花」が咲いていた。キタキチョウがその周りを飛んでは花に止まり吸蜜していた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/125秒 48mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 10.トウギボウシ
オオバギボウシともいう。「唐擬宝珠」。花は下向きに咲いているので、ローアングルで撮った。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/160秒 48mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 11.クサギの花に来たクロアゲハ
裏面では雌雄の区別が難しいが、後翅の赤い斑紋からすると、♂のようだ。比較的きれいな個体だった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/160秒 48mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 12.クサギの花に来たカラスアゲハ♀
やっと近くの花に来てくれたが、良い写真は撮れなかった。クサギの花ではじっと留まって吸蜜せず、ホバリングをしながら吸蜜し、花から花へすぐ移っていく。このカラスアゲハは♀だった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 72mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 13.クサギの花に来たモンキアゲハ
最初のポイントのクサギの花で吸蜜をしていた。しかし、大きく破損している。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 197mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 14.ウラギンシジミ
夏のウラギンシジミはこのように路上で吸蜜するものが多い。こういう時は開翅して止まってはくれない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/250秒 12mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 15.トロロアオイ
「黄蜀葵」。一日花で、夕方早い時間に閉じる。根の部分が粘っこいらしい。オクラに似た花を咲かせることから花オクラとも呼ばれる。この植物から採取される粘液はネリと呼ばれ、和紙作りのほか、蒲鉾や蕎麦のつなぎ、漢方薬の成形などに利用されるそうだ。大きな花だった。次に咲く蕾が、咲いている花の後ろにいっぱい付いていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1600秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 16.ガビチョウ
餌を咥えたガビチョウが目の前を横切って茂みの中に入って止まった。見るとそこにはもう一羽ガビチョウがいて、自分が加えてきた餌を口移ししていた。残念ながらそのシーンを撮ることはできなかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/125秒 54mm ISO1100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 17.ベニシジミ
チダケサシの花にきれいなベニシジミが止まっていた。箱根湿生花園ではこの花でミドリシジミも吸蜜している。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/160秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 18.干上がったかっぱ池
この様子を見たときは、今年の夏の暑さを一層思い知らされた。昨日はここも久しぶりに雨らしい雨が降ったはずなのに、このありさまである。蓮の花はどうなってしまうのかな。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/200秒 8mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 19.カワセミ
帰り道、もう一度クサギの花を見て行こうと小谷戸の里を歩いていたら、瑠璃色の鳥が前を横切って10m位先の小枝に止まった。カワセミだ。こちらを向いて止まったので背中の瑠璃色の翅が見えなかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 108mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 20.クサギの花に来たナガサキアゲハ♂
ナガサキアゲハがクサギの花に来たのを見るのは初めてだった。擦れていないきれいな個体だった。撮った時は気が付かなかったが、向こう側にもう1頭いるようだ。帰りに小谷戸の里のクサギを見に来てよかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 108mm ISO450 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 21.ヤマトシジミ♀
この頃なぜかヤマトシジミを見る機会が少なくなっているような気がする。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/160秒 6mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 22.ムラサキシジミ♀
この日も駐車場の植え込みにムラサキシジミがいた。待つことしばし、やっと開翅してくれた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 81mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段


2015年8月 2日

八島ヶ原湿原一周・高原の花(1) 7月27日

7月30日~31日、一泊のバス旅行で黒部・立山へ行く予定だったが、なぜか申し込んでいたツアーが催行されなくなった。というわけで今年の夏は、アクセントが無くなってしまった。それでは、日帰りで信州へ出かけようと、先週の湯の丸高原に続き、今週は、もう何回も行っているところだが、霧ヶ峰の八島ヶ原湿原へ行くことにした。

自宅を朝5時半に出発し、八島湿原の駐車場に着いたのは9時10分ごろだった。まだ、駐車場は十分に停めるスペースがあった。夏休み期間中は駐車場が満杯になってしまうことがあると聞く。一応、急な雨に備えてビニールのレインコート、着替えと麦茶を2本リュックに入れて持ち歩くことにする。カメラの準備をして、歩き始めようとすると駐車場の整理をされている方から「熱中症対策は大丈夫ですか」と声を掛けられた。「大丈夫です」と答えて、ヴィーナスラインをくぐるトンネルを抜けて、八島湿原の入り口広場に向かった。

ここにはもう4~5回は来ている。しかし、美ヶ原へ行く途中に寄ったり、三城牧場から松本へ抜ける途中に寄ったりで、ここだけを目的に来たことはない。1時間半くらいで湿原を一周できるそうだが、まだ、一回りしたことはなく、左回りで途中まで行って引き返してきていた。一度だけ右回りに少し進んだことがあるが、この時も後の時間が迫っていて、途中で引き返し、駐車場に戻ってきていた。そこで、この日は右回りに一周することにした。

蝶はあまり収穫はなかったが、先日、湯の丸高原で撮りそこなったコヒョウモンモドキと、初めて見るアカセセリを撮ることができたのはうれしい。

蝶の写真は後にして、まず、雄大でさわやかな景色と、高原の花を載せる。COOLPIX P610 にはGPSで位置情報を記録する機能がついていて、ファイルごとにどこで撮った写真かを記録することができる。
P610でGPS位置情報を記録するように設定しておくと、撮影した画像のファイルをパソコンに取り込めば、Nikonの無償ソフトである ViewNX 2 で地図情報に撮影位置が表示させることができる。

この日は、先に述べたように八島湿原を右回りに一周することにした。

八島ビジターセンター あざみ館 のホームページにアップされている八島ヶ原湿原(八島湿原)のイラストマップを転載させていただいた。

IllustMap.JPG

1.八島湿原駐車場到着
9時10分ごろ、美ヶ原へ向かうヴィーナスラインの手前にある八島ヶ原湿原の大きな駐車場に入った。まだ、余裕を持って停められたが、すぐ満杯になるらしい。カメラを準備し、雨具や水を入れた小さなリュックサックを背負って出発した。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1600秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.ノアザミ(1)
駐車場からはヴィーナスラインの下をくぐるトンネルを抜けて八島湿原の展望が開ける広場へと向かう。そこまでの道にも花が沢山咲いている。ノアザミが色鮮やかだった。漢字では「野薊」と書く。アザミ(薊)の由来は「花に魅かれて触ると葉のトゲに刺される」ということで、つまり「あざむく」が変化してアザミとなったとのことらしい。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.シシウド(2) -1
シシウドが咲いている。湿原ではひときわ大きいので目を引く。漢字では「猪独活」と書く。これから盛夏に向けて咲いていく。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 35mm ISO200 ) 露出補正 なし
150801_003.jpg
4.コウリンカ(3)
ここは湿原の傍だが、コウリンカは明るい乾いた草原に生える多年草だそうだ。「紅輪花」と書く。これから花が咲いていく今が一番きれいな時季のようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 21mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.コオニユリ(4)
先週登った烏帽子岳では、コオニユリでミヤマシロチョウが吸蜜していた。箱根の湿生花園ではコオニユリ「小鬼百合」にキアゲハがぶら下がって吸蜜するのが見られる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1250秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.エゾカワラナデシコ(5)
​ナデシコの類もいろいろな種がある。エゾカワラナデシコは「蝦夷河原撫子​」と書く。本州中部以北に分布する種のようだ。​

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1000秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.ヨツバヒヨドリ(6)
このヨツバヒヨドリや同じヒヨドリバナの仲間のフジバカマは蝶が好む花である。アサギマダラやヒョウモンチョウの類が多くが集まるキク科の多年草である。「四葉鵯」と書く。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/640秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.八島湿原入口
まっすぐ歩けば5分と掛からないほどだが、花の写真を撮りながら20分ほどかかって、八島湿原の入り口に着いた。ここから湿原を一周する遊歩道がつけられているが、右回りと左回りがある。いずれも平坦な道で、ゆっくり歩いても1時間半で一周できるようだ。霧ヶ峰湿原植物群落として昭和35年に天然記念物に指定されている。湿原の標高は1,630mで、約12,000年の年月を経て現在の姿になったそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/800秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.八島湿原 花ごよみ
八島湿原の入り口にはこのような看板があった。今の季節に見られる花として57種の花の写真と名前が掲示されていた。今日はどれほどの花に気が付いて、見ることができるだろうか?

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 8mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
10.林間学校
小学校の林間学校のグループが来ていた。このグループは右回りのコースを行くのだろうか、それとも左回りだろうか?引率の先生のお話が終わって、湿原の方へ下って行った。私が行こうと思っているのと反対の左回りに行くようだ。それにしても快晴である。暑いのは我慢することにして出発しよう。私には時間がたっぷりある。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/1250秒 7mm ISO100 ) 露出補正 なし
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11.コウゾリナ(7)
キク科の越年草だそうだ。このタンポポの花に似たコウゾリナの和名の由来は何だろうと思って調べてみると、漢字で「顔剃菜」と書き、固い毛を剃刀に見立てたものであるようだ。和名の由来やその漢字については、「季節の花 300」というサイトなどを参考にさせていただいている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2500秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
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12.霧ヶ峰を望む
手前の池は八島ヶ池。湿原の向こうには霧ヶ峰の山並みが拡がる。まだ時間は早いが、バスツアーで来た人たちなど、歩く人も多い。特に年配のご夫婦が多いが道も平坦なので、好天のもと、花を愛でながら歩くには最適である。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/500秒 17mm ISO100 ) 露出補正 なし
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13.八島湿原全容
右の方が霧ヶ峰の車山(1,925m)の方向。正面(東側には)蓼科山(2,530m)が頭を見せる。左手が八島ヶ池。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1600秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
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14.ノリウツギ(8)
この花もチョウが好きだ。箱根湿生花園に咲くノリウツギには、ミドリシジミ、ミヤマカラスシジミ、オオウラギンスジヒョウモン、アサマイチモンジなどが吸蜜にくる。ここ八島湿原には蝶の好きな花がいっぱい咲いている。ミドリヒョウモンが舞っていた。漢字では「糊空木」と書くが、樹皮の内皮をはいで水につけて粘液を出させて、それを和紙を漉くときの糊として使ったことからこの和名があるそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/800秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし
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15.イブキトラノオ(9) -1
イブキトラノオは、滋賀県と岐阜県の県境の伊吹山に多く生え、虎のしっぽのような花穂からこの名前になったという。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
16.御射山へ
入口の広場から南東にある御射山に向かって歩いている。手前にノリウツギの白い花が咲いている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 10mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
17.オミナエシ(10)
秋の七草のひとつ、オミナエシが咲いていた。オミナエシの「おみな」は「女」の意、「えし」は古語の「へし(圧)」で美女を圧倒する美しさから名づけられたそうで、漢字で「女郎花」と書くようになったのは平安時代のなかば頃からだそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2000秒 105mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
18.カワラマツバ(11)
地味な花だ。和名は河原に生え、葉が松葉のようであることからカワラマツバというらしい。漢字では「河原松葉」と書く。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 75mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
19.ゼブラ山
中央に見えるのは、霧ヶ峰の山並みの西の端、ゼブラ山(1,776m)だ。こことの標高差は140mほどしかない。ゼブラ山の東側に山彦谷北の耳、山彦谷南の耳が連なる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/1000秒 11mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
20.蓼科山遠望
山彦谷南の耳とそ右(東)側手前に見える蝶々深山(1,836m)の間に、蓼科山が遠望できた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/1000秒 17mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
21.左奥に蓼科山、右に車山
この写真の右端が車山で山頂の気象レーダーが見える。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
22.シュロソウ(12)
シュロソウ「棕櫚草」とは、シュロの幹の周りに付く毛のような皮に似たものが、葉の根本の葉柄(さや状に葉を包んでいた柄)が腐りシュロに似た毛になることから名付けられたという。ユリ科だそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.2 1/200秒 30mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
23.イタチササゲ(13)
7月11日に観音平でこの花を見たときは、クララかなと思っていた。しかし、ここで見たこの花にはイタチササゲという札が立ててあった。イタチササゲ「鼬大角豆」という和名は,花色がイタチの毛色に似ていることに由来しているそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 100mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
24.フタバハギ(14)
マメ科の花でナンテンハギとかタニワタシともいうらしい。「二葉萩」

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
25.ツリガネニンジン(15)
ツリガネニンジンは、花の形が釣鐘形で、白く太い根が人参(高麗人参)の形に似ていることから「釣鐘人参」と名付けられている。。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1250秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
26.ハクサンフウロ(16)
ハクサンフウロ「白山風露」は、先週、烏帽子岳でもたくさん見てきた。ミヤマモンキチョウも吸蜜していた。この花が発見された石川県の白山にちなんだ名命だそうだ。フウロというのは、風が冷たく露が降りているところに咲くからだろうか。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/640秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
27.キンバイソウ(17) -1
まだ開ききっていない黄色いきれいな花があった。花がウメのように咲き、黄色であることから「金梅草」と名付けられている。実はこの写真の状態で見たときは、開くとどのような花なのかわからなかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1000秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
28.キンバイソウ -2
しばらく先に進むと開いた花が咲いていて、そこにキンバイソウという札が立てられていた。先月、舞岡公園で見たキンシバイとは花も名前も似ている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 66mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
29.ホソバノキリンソウ(18)
「細葉の麒麟草」と書く。別名ミヤマキリンソウともいう。和名はキリンソウより葉が細長いことに由来する。ホソバノキリンソウは神奈川県と三重県で絶滅し、岡山県で絶滅危惧I類に指定されている種だそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/500秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
30.湿原と鷲ヶ峰
写真を撮りながら40分~50分ほど歩いた。強清水や車山肩、沢渡方面への分岐になる御射山に向かっている。振り返ると、駐車場から近くに見えた鷲ヶ峰(1,798m)が湿原の左手に見える。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1250秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
31.ヨツバヒヨドリとミドリヒョウモン
湿原とは反対側になる進行方向右手の斜面にはヨツバヒヨドリが咲き、ミドリヒョウモンが舞っていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/250秒 81mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
32.シシウドの咲く道
正面に車山を見て進む。両側にはシシウドが多く咲いていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/400秒 21mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
33.シシウド -2
湿原でのシシウドはひときわ背が高い。今が一番きれいな時季なのだろう。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.4 1/400秒 6mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
34.イブキトラノオ -2
トラノオと名の付く花の種類もいろいろあるようだが、このイブキトラノオは舞岡公園などでも咲いているオカトラノオと比べると、花穂がまっすぐに伸びる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
35.ノハナショウブ(19)
ノハナショウブは湿原あるいは湿性の草原に生育する多年草。ハナショウブの原種であり、和名「野花菖蒲」の意味はいうまでもなく野に咲く花菖蒲である。時刻は10時半になった。この後は、次回のアップにしたい。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1250秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。


2013年8月18日

信州蝶撮りの旅 7月25日~27日 -6 花々


 私は、花については無知である。写真の撮り方も不勉強である。蝶は花に止まる場面が多く、蝶の写真を撮っていると、花も撮ることになる。写真の説明をするときも、何という花にとまっているのか示せるほうが良い。花の種類は、蝶の種類とは比較にならないほど多く。似たような花も多い。そこで、山の花のハンドブックや、インターネットで検索するのだが、写真ではわかりにくいところもあり、苦戦している。
  今回の信州の山歩きでは、花の写真を少し撮ってみた。必ずしも高山植物だけではない。前述のとおり、名前は間違っているかもしれないが、お許しいただきたいと思う。

1.タカネナデシコ?
ナデシコ属ナデシコ科には、北半球の温帯域を中心に約300種が分布するという。花の基部(苞)の形はタカネナデシコのようだ。標高1,600mあたりで撮影した。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
タカネナデシコ?;クリックすると大きな写真になります。
2.ナデシコ(カワラナデシコ)?
「国営あずみのアルプス公園」に植えられていた。秋の七草のひとつ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F8 1/2500秒 6.1mm ISO800 ) 露出補正 なし
ナデシコ(カワラナデシコ)?;クリックすると大きな写真になります。
3.コウリンカ -1
地味な花だった。ギンボシヒョウモンが吸蜜していたのを見たが、あまり蝶が好む花ではなさそうだ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
コウリンカ -1;クリックすると大きな写真になります。
4.コウリンカ -2
花びらの形が少し違うように見えたが、これもコウリンカだと思う。紅輪花と書く。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F8 1/250秒 6.6mm ISO64 ) 露出補正 -0.3段
コウリンカ -2;クリックすると大きな写真になります。
5.マルバダケブキ
大きな葉である。オオバダケブキという呼び方もあるのだろうか。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F6.3 1/250秒 4.6mm ISO64 ) 露出補正 -0.3段
マルバダケブキ;クリックすると大きな写真になります。
6.ニッコウキスゲ
群落となって咲いているところをよく見るが、これはぽつんと一輪が咲いていた。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 (F5.6 1/250秒 110.4mm ISO64) 露出補正 -0.3段
ニッコウキスゲ;クリックすると大きな写真になります。
7.ウスユキソウ -1
言うまでもなく、エーデルワイズの仲間だ。ミネウスユキソウ、ヒメウスユキソウなどがあるよだが、私には同定できない。薄雪草と書く。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ウスユキソウ -1;クリックすると大きな写真になります。
8.ウスユキソウ -2
こんなにまとまって咲いているウスユキソウは初めて見た。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F4 1/250秒 13.4mm ISO84 ) 露出補正 なし
ウスユキソウ -2;クリックすると大きな写真になります。
9.ハクサンフウロ -1
小さな五弁の花が愛らしい。ヒメシジミが吸蜜に来ているところを撮ることができた。フウロとは、風と露のことだそうだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
ハクサンフウロ -1;クリックすると大きな写真になります。
10.ハクサンフウロ -2
ハクサンフウロは、日本の民間薬の代表格であるゲンノショウコの仲間だそうだ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ハクサンフウロ -2;クリックすると大きな写真になります。
11.ヒメシャジン
はじめて見たが、可愛い花だ。亜高山から高山の岩場に生え、中部地方以北の本州に分布する。キキョウ科ツリガネニンジン属だそうだ。漢字で姫沙参と書くが、小型のツリガネニンジンという意味だそうだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 +0.7段
ヒメシャジン;クリックすると大きな写真になります。
12.イワキンバイ
フィールドガイドで調べると、同じような花がたくさんある。葉の形を確認できたので、イワキンバイだと思う。岩にへばりつくように生えているところは、いかにも高山植物という風情だ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
イワキンバイ;クリックすると大きな写真になります。
13.キバナノヤマオダマキ
あまり多くは咲いていなかった。下を向いて花が咲いている。オダマキという名は、中心を空洞にして巻いた麻の糸玉「苧環(おだまき)」に花の形が似ているところから付けられたそうだ。糸繰草(いとくりそう)と呼ばれることもある。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
キバナノヤマオダマキ;クリックすると大きな写真になります。
14.ウツボグサ
シソ科の植物だそうだ。マクロで撮ると、どこにピントを合わせたらよいのか迷う。ウツボグサという名は、弓矢の矢を収める「靫(うつぼ)あるいは空穂(うつぼ)」に形が似ている事に由来するとのこと。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ウツボグサ;クリックすると大きな写真になります。
15.ヤマホタルブクロ
萼片の間が盛り上がっているので、ホタルブクロと区別できた。ホタルブクロという和名は、子供がその袋のような花に、ホタルを入れて遊んだことに由来するという。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヤマホタルブクロ;クリックすると大きな写真になります。
16.オミナエシ
これは、国立安曇野アルプス公園で撮った。漢字で女郎花と書く。その由来は、オミナエシの「オミナ」は「若い女性、女性、美人」のことだそうで、「エシ」は飯(メシ)のことで、黄色い花を粟(アワ)に例えた、という説や、エシ=減し、つまり「ヘシ」と読み、花が美しいので、女性の美しさを減す。美女より美しさに勝る。・・・といった説があるようだが、良くわからないそうだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F8 1/1600秒 6.1mm ISO800 ) 露出補正 ー0.7段
オミナエシ;クリックすると大きな写真になります。
17.ハンゲショウ
これも国立安曇野アルプス公園で撮った。名前の由来は、半夏生(太陽の黄経が100°になる日。グレゴリオ暦で毎年7月2日頃)の頃に花を咲かせることに由来する説と、葉の一部を残して白く変化する様子から「半化粧」とする説があるそうだ。「半化粧」説の方が親しみやすい。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/4000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ハンゲショウ;クリックすると大きな写真になります。
18.ガクアジサイ -1
蕎麦処「あさかわ」の庭に咲いていた。葉からしてガクアジサイの飾り花だと思う。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/60秒 6.1mm ISO250 ) 露出補正 なし
ガクアジサイ -1;クリックすると大きな写真になります。
19.ガクアジサイ -2
18.と隣り合わせに咲いていた。何とも渋い色だ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/100秒 6.1mm ISO250 ) 露出補正 なし
ガクアジサイ -2;クリックすると大きな写真になります。


2009年7月29日

川越散策

 7月23日、友人4人と私たち夫婦で川越に出かけた。横浜からは湘南新宿ラインで大宮まで50分で行く。そこから川越線でJR川越へ。今日はJR川越駅から徒歩で「小江戸川越 七福神めぐり」と「いちのや」で鰻を食べることが主たる目的である。午前10時半、JR川越駅から歩き始めた。
1.小江戸川越七福神 第一番 妙善寺(毘沙門天)
「小江戸川越 七福神めぐり」の第一番は妙善寺。案内板もなく分かり難いので駅前交番で尋ねた。駅から400m、妙善寺は静かなところにあった。観光客の姿はない。

Canon IXY 900IS
プログラムオートで撮影  ( F7.1 1/200秒 )
小江戸川越七福神 第一番 妙善寺(毘沙門天):クリックすると大きな写真になります
2.オミナエシとヤマトシジミ
妙善寺の境内に女郎花(オミナエシ)が植えられていて、そこにヤマトシジミが来ていた。

Canon IXY 900IS
プログラムオートで撮影  ( F2.8 1/320秒 )
オミナエシとヤマトシジミ:クリックすると大きな写真になります
3.第二番 天然寺(寿老人)
この寺も探すのに苦労した。観光客は誰もいないから後をゾロゾロ付いて行くわけにもいかない。。妙善寺を出て、2回、町の人に尋ねた。一旦国道16号線に出て歩いた。

Canon IXY 900IS
プログラムオートで撮影  ( F3.5 1/80秒 )
第二番 天然寺(寿老人):クリックすると大きな写真になります
4.中院
11時半になった。天然寺から、この日の「楽しみ」である「いちのや」で鰻を食べようと、松江町目指して歩き始めた。道筋にも寺がある。なかでも中院は庭園は良かった。

Canon IXY 900IS
プログラムオートで撮影  ( F2.8 1/100秒 )
中院:クリックすると大きな写真になります
5.第四番 成田山川越別院(恵比寿天)
喜多院の裏門、成田山川越別院の脇を通ったが、ここは「いちのや」を優先し、あとで見ることにした。

Canon IXY 900IS
プログラムオートで撮影  ( F4 1/100秒 )
第四番 成田山川越別院(恵比寿天):クリックすると大きな写真になります
6.「いちのや」
天保の時代から180年のれんを受け継いで六代目という「いちのや」。ここは二つある入り口のひとつ。昼時なので混みあっていたが、大部屋、小部屋と席は多く、回転がいい。すぐに案内された。

Canon IXY 900IS
プログラムオートで撮影  ( F2.8 1/160秒 )
いちのや:クリックすると大きな写真になります
7.「いちのや」のうな重
びっしりと詰まったうな重は旨かった。これに肝吸とお新香がついて3.15K。納得である。八海山を別途注文。

Canon IXY 900IS
プログラムオートで撮影  ( F2.8 1/25秒 )
.「いちのや」のうな重:クリックすると大きな写真になります
8.第三番 喜多院(大黒天)
「いちのや」を出て、来た道を戻り、川越の中心的存在である喜多院をお参りした。平安時代の創建と言われるが、慶長4年(1599年)にその27世を継いだ天海が家康の厚い信頼を得たところから栄えたという。

Canon IXY 900IS
プログラムオートで撮影  ( F2.8 1/160秒 )
第三番 喜多院(大黒天):クリックすると大きな写真になります
9.時の鐘
そして、再び来た道を「いちのや」の方角へ戻り、「いちのや」を通り越して、連雀町の手前を右に曲がり、大正浪漫夢通りと名づけられた道を通り、蔵造りの町並みへでた。先月訪れた佐原の古い町並みとはまた違った蔵造りの商店が建ち並らぶ。ぶらぶら歩いていると、あいにく雨が降ってきた。これは、川越のランドマークである「時の鐘」。外国からの観光客も来ている。

Canon IXY 900IS
プログラムオートで撮影  ( F3.2 1/125秒 )
時の鐘:クリックすると大きな写真になります
10.蔵造りの町並み
蔵造りの町並みはメインストリートになっていて、車も多く通る。雨が強くなってきたので、本日はここまで。バスに乗って川越駅へ向った。小江戸川越七福神めぐりの、第5番 蓮馨寺(福禄寿神)、第6番 見立寺(布袋尊)、第7番 妙昌寺(弁財天)は次回川越を訪れる時にとっておくことにした。

Canon IXY 900IS
プログラムオートで撮影  ( F4 1/160秒 )
蔵造りの町並み:クリックすると大きな写真になります