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2024年2月11日

秋たけなわ 保土ヶ谷公園のチョウたち その2 2023年11月3日 横浜市保土ヶ谷区

翌日の11月3日も良い天気だった。一昨年(2022年)も最後にチョウの写真を撮ったのは11月3日保土ヶ谷公園だった。そろそろ、チョウも飛ばなくなると思い、この日も保土ヶ谷公園へ出かけた。ひょっとしたら、民家の庭に植えられたソテツにクロマダラソテツシジミがいるのではないかと思い、星川駅から保土ヶ谷公園の南側の道を歩いて行ったが、その姿はなかった。

000_231103033 X700 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
セイタカワダチソウで吸蜜するキタテハ秋型 2023年11月3日 横浜市 県立保土ヶ谷公園

001_231103005 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 1.キタテハとコセンダングサ
星川から国道1号へ抜ける道を進み、右の方へ入ると、右手に保土ヶ谷公園が位置する。横浜市立桜ケ丘高校の下に保土ヶ谷公園への入り口がある。そこを入ったところから下池、上池への散策路がある。入ってすぐのところにコセンダングサの群落があり、キタテハが来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8.0 1/500秒 98mm ISO320 )
002_231103007 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 2.キタテハ秋型 -1
  キタテハは雌雄の同定が難しいが、この個体は♂である。日本チョウ類保全協会編のフィールドガイド「日本のチョウ」を見ると、♂は後翅裏面の外側は内側に比べ淡黄色になっているとある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8.0 1/500秒 94mm ISO320 )
003_231103010 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 3.キタテハ秋型 -2
翅表では同定が難しいが、♂の方が縁や斑点の黒と地の緋縅色とのコントラストがはっきりしているようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8.0 1/500秒 90mm ISO320 )
004_231103012 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 4.キタテハ秋型 -3
前の写真と同じ個体である。どちらかというと♀のような気がする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8.0 1/500秒 90mm ISO320 )
005_231103025 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 5.キタテハ秋型 -4
少し下池の方に歩いた。吸蜜に飽きたのか木の幹に止まって開翅する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 155mm ISO400 )
006_231103030 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 6.キタテハ秋型とセイタカワダチソウ -1
下池から上家へかけての散策路の右側の土手にはセイタカワダチソウが真っ黄色に咲いていた。今が盛りで、虫媒花である花は虫たちを呼び寄せる。黒い斑点がはっきりしていて、これは♂と思える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 203mm ISO160 )
007_231103032 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 7.キタテハ秋型とセイタカアワダチソウ -2
この個体は♀だ。後翅外縁部が淡黄色にならないで濃い褐色である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 210mm ISO250 )
008_231103033 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 8.キタテハ秋型とセイタカアワダチソウ -3
前の写真と同じ個体。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 210mm ISO250 )
009_231103041 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 9.木に止まるキタテハ秋型 -1
夏型とは異なるこの裏面が好きだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 210mm ISO320 )
010_231103048 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 10.木に止まるキタテハ秋型 -2
前の写真と同じ個体。♀である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 190mm ISO400 )
011_231103057 X900 ◎保土ヶ谷公園 ヤマト RX10M4.jpg 11.ベニシジミ -1
私にとって、この季節にベニシジミを見る機会は今まであまり多くなかった。暖かい地方では念い4~6回発生するというから、珍しいことではないのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
012_231103067 X900 ◎保土ヶ谷公園 ヤマト RX10M4.jpg 12.ベニシジミ -2
裏面は春に見るベニシジミのように鮮やかだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
013_231103071 X900 ◎保土ヶ谷公園 ヤマト RX10M4.jpg 13.ベニシジミ -3
このチョウも雌雄同定が難しい。♂は♀に比べて前翅頂が尖るというので、これは♂と思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO160 )
014_231103091 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 14.ツマグロヒョウモン♂
ツマグロヒョウモンもセイタカワダチソウに来た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
015_231103109 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 15.ベニシジミ -4
この個体は少々傷があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
016_231103115 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 16.セイタカアワダチソウの群落
ご覧の通り、日当たりのよい土手にはびっしりとセイタカアワダチソウが育ち、虫たちが集まって来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 14mm ISO100 )

2024年2月 7日

秋たけなわ 保土ヶ谷公園のチョウたち その1 2023年11月2日 横浜市保土ヶ谷区

11月に入ってから近所で撮ったチョウの写真のアップを後回しにしていたが再開する。   昨年11月上旬、横浜は暖かい日が続く。この日も日中は25℃近くになるほどで快晴の日だった。
 保土ヶ谷公園は鮮やかな黄色のセイタカアワダチソウが真っ盛りだった。コセンダングサも咲いている。例年なら、保土ヶ谷公園の近くの明神台公園で、キバナコスモスに来るチョウを撮って楽しむのだが、昨秋はすっかりそのキバナコスモスが公園の整備で刈られてしまっていて、花がないのが残念だ。
 しかし、保土ヶ谷公園の下池、上池の近くの土手に咲くセイタカアワダチソウには秋のチョウが多かった。

000_231102022 X700 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
セイタカアワダチソウに来たキタテハ秋型 2023年12月2日 横浜市 県立保土ヶ谷公園

001_231102003 X900 保土ヶ谷公園 イチョウ G7X.jpg 1.イチョウ坂の銀杏
特に日当たりのよいところのイチョウは黄色くなっていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 11mm ISO160 )
002_231102005 X900 保土ヶ谷公園 G7X.jpg 2.キタテハ秋型 -1
バス通りから下りて来て、下池の少し手前には、コセンダングサが咲くところがある。秋にはこの花に、キタテハや、ツマグロヒョウモン、ウラナミシジミなどが集まって来る。晩秋に入ると赤銅色の秋の装いになったキタテハ秋型が多くなる。私はこのキタテハの秋型が好きだ。コセンダングサ(小栴檀草)は空き地などでよくみられる黄色い小さな雑草の花だが、チョウが好む。花が終わると先端にある棘が衣服などに付きやすく、ひっつき虫である。今シーズンは花が咲くのが少し遅かったと思う。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1250秒 9mm ISO125 )
003_231102006 X900 〇保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 3.キタテハ秋型 -2
セイタカアワダチソウ(背高泡立草)は花粉症の元凶であるブタクサと似ているため間違えられることが多いが、セイタカアワダチソウは虫媒花で風媒花ではないので、花粉の生成量は少ない上に比較的重く、形状も風で飛ぶのには不適であるため花粉症とは無関係であると考えられている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 143mm ISO200 )
004_231102014 X900 保土ヶ谷公園 ウラナミ RX10M4.jpg 4.ウラナミシジミ(上)とベニシジミ
セイタカワダチソウには、シジミチョウの仲間も吸蜜に来る。クロマダラソテツシジミの寒冷期型と思しき姿も目撃したのだが、撮りそこなってしまい、二度と現れてくれなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 192mm ISO160 )
005_231102017 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 5.キタテハ秋型 -3
セイタカワダチソウの黄色はレモンイエローではなく、タンポポ色である。鮮やかな黄色であり、キタテハ秋型の赤銅色を浮き立たせる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 250mm ISO250 )
006_231102018 X900 △保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 6.飛び立つウラナミシジミ
ウラナミシジミも秋になると多くなるチョウである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
007_231102034 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 7.ウラナミシジミ -1
吸蜜するウラナミシジミ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 160mm ISO200 )
008_231102036 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 8.キタテハ秋型 -4
表も裏も魅力的だ。雌雄を同定するのは難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO250 )
009_231102038 X900 〇保土ヶ谷公園 ベニシジミ RX10M4.jpg 9.ベニシジミ -1
いままで、ベニシジミをこの時期に見ることは多くなかった。暖かいところでは年3〜4回の発生だが、夏型は橙色の部分が黒くなる。だが、この個体のオレンジ色は明るい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
010_231102039 X900 〇保土ヶ谷公園 ベニシジミ RX10M4.jpg 10.ベニシジミ -2
ベニシジミもセイタカアワダチソウによく似合う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
011_231102046 X900 ◎保土ヶ谷公園 ベニシジミ RX10M4.jpg 11.ベニシジミ -3
前の写真の個体と色彩が異なる。前翅の形から♀のように思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO320 )
012_231102058m X900 〇保土ヶ谷公園 河津桜 RX10M4.jpg 12.河津桜開花
まだ、11月の初めである。上池から下池へと流れるせせらぎの傍に植えられている河津桜が開花していた。wikipediaを見ると「東京の花期は通常は2月から3月上旬で、稀に早い年には12月に開花することもある。」と記されていた。11月初めの開花は「狂い咲き」であろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 13mm ISO800)
013_231102061 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 13.ツマグロヒョウモン♂
ツマグロヒョウモンもセイタカアワダチソウの花に来た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 180mm ISO200)
014_231102068t X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 14.キタテハ秋型 -5
コセンダングサにも来た。裏面にも味がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 186mm ISO125)
015_231102069 X900 △保土ヶ谷公園 チャバネ RX10M4.jpg 15.チャバネセセリ
チャバネセセリやイチモンジセセリもセイタカアワダチソウに集まって来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 190mm ISO200)
016_231102072 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 16.キタテハ秋型 -6
キタテハの雌雄の判定は難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 186mm ISO125)
017_231102078 X900 ◎保土ヶ谷公園 ツバメ RX10M4.jpg 17.ツバメシジミ♂
ブルーの美しいチョウだ。ヤマトシジミやルリシジミに比べると見る機会は少ない。裏面の尾状突起あたりの橙色の斑紋が可愛い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO180)
018_231102084 X900 ◎保土ヶ谷公園 ベニ RX10M4.jpg 18.ウラナミシジミ -2
キタテハの秋型とともに平地の秋を代表するチョウである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 31mm ISO160)
019_231102086 X900 保土ヶ谷公園 マユミ RX10M4.jpg 19.マユミ(檀・真弓)
上池から下池へ流れるせせらぎの途中に、マユミの小さな木がある。淡紅色の実が成っていた。美しい色だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels 絞り優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 50mm ISO1600)
020_231102091 X900 保土ヶ谷公園 セイヨウマユミ RX10M4.jpg 20.マユミの実
wikipediaによれば、「淡紅色の果実は熟すと4つに裂けて、中から赤い種子が現れる。秋に果実と種子、紅葉を楽しむ庭木としても親しまれ、盆栽に仕立てられることもある。果実は有毒であるが、春の新芽は山菜として利用される。」と記されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 196mm ISO1600)

2023年4月16日

舞岡公園 ツマキチョウ翔ぶ 2023年3月30日

今年になって初めてチョウを見たのは、3月8日の舞岡公園でのモンシロチョウだった。今年はモンシロチョウの発生が早い。
 今春は篠原へギフチョウを見に行く機会を逸した。気温が上って今日は飛びそうだと思う日は、他に予定があっていけなかった。また、毎年増えるギフチョウ愛好家が押し寄せるその場所は、ちょっと飽きてきている。
 舞岡公園のチョウの発生状況を見ておきたいと思い、3月30日、午前中は晴れるというので行ってみた。トラフシジミは出ていないか、ツマキチョウはどうだろう。アゲハは翔んでいないかといつものルートを歩き始めた。
 春型のトラフシジミをターゲットに食樹のあるところを探していると、先日、虹の館で行われていた「舞岡公園 写真展 生き物たち」でお目に掛ったGさんばったり会った。やはり"ハルトラ"狙いのようだった。異口同音に「いませんね」と言い、お仲間の方が撮られた今年の篠原のギフチョウの写真を見せてくださった。「では、また後ほど」と公園のどこかでまた顔を合わせるだろうと思いながらその場を離れた。
 11時を過ぎて、チョウが翔び始めた。菜の花に白いチョウが翔びかっている。翔び方でツマキチョウとわかる個体を目で追ってみると、そのオレンジ色が見えた。しかし、なかなか撮影チャンスを与えてくれない。連写で翔んでいるところを撮ってみたが、見られる画像は得られなかった。例年ツマキチョウを見るのは4月になってからで、3月に見るのは初めてだった。すでに♀も発生していた。
 冬を越したキタテハ、モンシロチョウ、スジグロシロチョウも飛んでいた。

000_230330102 X700 ◎舞岡公園 キタテハ G7X.jpg
菜の花にきたキタテハ秋型 2023年3月30日 横浜市戸塚区舞岡公園

001_230330002 X900 舞岡公園 イロハモミジ Z50 Z18-140.jpg 1.イロハモミジの花
秋にはテリトリーを張るウラギンシジミがいる日当たりのよい、道路わきのイロハモミジに花が咲いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 29mm ISO180 ) 露出補正 なし
002_230330084 X900 舞岡公園 レンギョウ G7X.jpg 2.レンギョウ(連翹)
この時季に咲くレンギョウの花は黄色が濃く、鮮やかだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 11mm ISO125 ) 露出補正 なし
003_230330088 X900 ◎舞岡公園 カラタチ G7X.jpg 3.カラタチ(枳殻、枸橘)の花
長久保池の脇を入ったところにカラタチの植え込みがある。新芽があるときは時々アゲハの♀が産卵に来ている。G7Xでマクロ撮りを試してみようと思う。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1250秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
004_230330099 X900 〇舞岡公園 古民家 枝垂れ桜 G7X.jpg 4.ハナカイドウ (花海棠)
古民家の門の傍で咲いているのはシダレザクラとばかり思っていた。ところが「Picure This」で検索してみると、ハナカイドウと答えが出てきた。いろいろネットで検索した結果、葉っぱの形状からハナカイドウが正解のように思える。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 16mm ISO200 ) 露出補正 なし
005_230330019 X900 舞岡公園 Z50 Z18-140.jpg 5.古民家の門から谷戸を見る
舞岡公園には、こぶし広場をはじめ何ヶ所か桜がある広場があるが、谷戸に沿った散策路には桜の木は多くない。古民家の門を背に、谷戸越しに丘の上の東門の方角を見ると、ここには何本かの桜が咲いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.8 1/1000秒 46mm ISO180 ) 露出補正 なし
006_230330020t X900 舞岡公園 ツマキ♂ Z50 Z18-140.jpg 6.ツマキチョウ♂
3月にツマキチョウを見たのは初めてだった。しかも個体数も多い。舞岡公園では、ツマキチョウは例年4月10日ごろに飛び始めていた。今年は発生が早いと思う。なかなかよいところに止まってくれず、やっと撮れたのがこれ1枚だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO320 ) 露出補正 なし
007_230330031 X900 ◎舞岡公園 ツマキ♀ Z50 Z18-140.jpg 7.ツマキチョウ♀
ツマキチョウの♀は♂より少し遅れて羽化してくるのだが、すでに♀も発生していた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO250 ) 露出補正 なし
008_230330101 X900 ◎舞岡公園 キタテハ G7X.jpg 8.菜の花にキタテハ
狐久保に入るところの体験畑に咲く菜の花に、越冬したキタテハの秋型が来ていた。柵があって手を伸ばせないが、かえって背景が入った環境の分かる写真になった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/1250秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
009_230330103m X900 〇舞岡公園 シュジョウツツジ・ミツバツツジ G7X.jpg 9.シュジョウツツジ ?
かっぱ池の傍の目立たないところにミツバツツジが咲いていた。ツツジも似たような花をつける種があるので難しい。「Picture This」ではシュジョウツツジと出てきた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
010_230330108 X900 〇舞岡公園 ナシ G7X.jpg 10.ナシ畑
火の見櫓の少し手前に農家の方が営んでいるナシ畑がある。その花がきれいだった。マクロで周囲の環境を入れられた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/1250秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
011_230330061 X900 ◎舞岡公園 モンシロ Z50 Z18-140.jpg 11.モンシロチョウ♂
菜の花畑で翔んでいる白い蝶は、ツマキチョウもわずかに混ざるが、ほとんどはモンシロチョウである。ツマキチョウとは翔び方で判別できるのだが、大きさがほとんど同じで紛らわしい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO250 ) 露出補正 なし
012_230330066 X900 ◎舞岡公園 スジグロ Z50 Z18-140.jpg 12.スジグロシロチョウ♂
菜の花畑に翔んでいるモンシロチョウにの中には、スジグロシロチョウも混ざっていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO220 ) 露出補正 なし

2021年11月26日

クロマダラソテツシジミ その22 10月15日 鉢植えのソテツに親しむ

この日も良い天気だった。しかし、明日から天気が悪くなり、気温も低いという。チョウたちは、まだ、活動前かなと思いつつ、8時45分にいつものポイントにクロマダラソテツシジミの観察に行く。
 クロマダラソテツシジミは、鉢植えのソテツがあるお宅の前に1頭と、センニチコウに1頭いた。ウラギンシジミ、キタテハ秋型など、秋のチョウが現れた。町会集会所裏の住宅建築中の空き地はコセンダングサの花盛りで、ウラナミシジミ、ツバメシジミ、ツマグロヒョウモンが多かった。

000_211015129 X700 ◎高橋邸 クマソ RX10M4.jpg
鉢植えのソテツに親しむクロマダラソテツシジミ雄 2021年10月15日 横浜市

001_211015003 X800 ◎町会集会所裏 RX10M4.jpg 1.ウラナミシジミ 雄
  公園裏手の空き地に咲くコセンダングサには、ウラナミシジミが多く飛んでいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
002_211015012t X800 ◎町会集会所裏 RX10M4.jpg 2.ウラナミシジミ 雌 -1
一見、わかり難いが、これは雌のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
003_211015018 X800 ◎峰岡公園 ヤマト RX10M4.jpg 3.ヤマトシジミ 雄
センニチコウの白い花頭に止まり、吸蜜するヤマトシジミ雄。前翅外縁に沿う黒帯は、まだ残っていて、高温期型と低温期型の中間のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 196mm ISO250 ) 露出補正 なし
004_211015035 X800 ◎町会集会所裏 RX10M4.jpg 4.ツマグロヒョウモン 雄
コセンダングサの小さな花で吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/640秒 206mm ISO100 ) 露出補正 なし
005_211015045xtm X800 ◎峰岡公園 ウラナミ RX10M4.jpg 5.ウラナミシジミ 雌 -2
雌雄の区別が難しいが、雌のように思う。鱗粉も全く落ちてなく、きれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 213mm ISO125 ) 露出補正 なし
006_211015058 X800 ◎町会集会所裏 RX10M4.jpg 6.モンシロチョウ 雌
コセンダングサにはいろいろな蝶が来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
007_211015068t X800 〇町会集会所裏 RX10M4.jpg 7.キタテハ 雄
キタテハは秋型になると大きく衣装を変える。夏型より翅のくびれが多きくなり、翅表の赤茶色の衣装はなかなか良い。裏面の黒茶色も引き締まる。この姿を見ると秋を感じさせる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
008_211015091 X800 ◎町会集会所 ウラギン RX10M4.jpg 8.ウラギンシジミ 雄
先日も見た。日に当たる葉に止まって、周囲を関しているようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
009_211015101t X800 ◎センニチコウ クマソ RX10M4.jpg 9.クロマダラソテツシジミ 雄 -1
センニチコウの花が咲く花壇では、比較的きれいな個体が1頭いた。センニチコウの花が、少し勢いがなくなってきているようなので気になった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 129mm ISO125 ) 露出補正 なし
010_211015107 X800 ◎センニチコウ クマソ RX10M4.jpg 10.クロマダラソテツシジミ 雄 -2
前の写真と同じ個体。右を向くと右側の後翅に少しだけちぎれたところが見えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 129mm ISO100 ) 露出補正 なし
011_211015115t X800 ◎高橋邸 クマソ RX10M4.jpg 11.クロマダラソテツシジミ 雄 -3
写真を撮らせていただいている、鉢植えのソテツのあるお宅には、そのソテツの葉先に止まっている雄を見つけた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO125 ) 露出補正 なし
012_211015125 X800 ◎高橋邸 クマソ RX10M4.jpg 12.クロマダラソテツシジミ 雄 -4
左の肛角部の辺りに少し欠損があるが、比較意的きれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 219mm ISO250 ) 露出補正 なし


2015年11月 3日

セイタカアワダチソウとキタテハ秋型 新横浜公園 10月19日

10月29日にオープンした「ららぽーと海老名」のことを先にアップしたので、前後してしまった。

10月19日、この日は晴れて気温も上がるという。久しぶりに新横浜公園へ行ってみようと思った。一昨年は、8月に迷蝶としてカバマダラが1頭が飛来し、このあたりに生育する食草のガガイモに産卵、9月から10月には、その第二化がここで発生したということが話題となった。私も最後の最後に1頭(多分第3化)をカメラに収めることができた。昨年、今年はそのような話は聞かない。

新横浜公園には、そのカバマダラが好んで吸蜜していたフジバカマが育てられている。そこには、ヒメアカタテハ、アカタテハ、キタテハも集まってきていた。今日はこのヒメアカタテハを撮りたかった。今年はヒメアカタテハを舞岡公園で全く見なかったし、ほかでもほとんど見ていない。しかし行ってみたところ、そのフジバカマはまだ蕾が多く、十分に咲いていない。もちろん蝶の姿もない。

そこで、まっ黄色に咲いているセイタカワダチソウに蝶を探してみた。いたのはキタテハの秋型だ。それはそれでセイタカワダチソウの黄色に良く似合う。しばらくは夢中になって撮影した。
 しかし、イチモンジセセリ、ウラナミシジミが飛んでいるが、ヒメアカタテハ​やアカタテハは姿を見せない。ヒメアカタテハはどうなってしまうのだろうか? ちょっと心配になる。
 セイタカワダチソウには、何種類かのハナブがいた。意識して見ていると興味が湧いてきた。

;クリックすると大きな写真になります。 1.キタテハ秋型 -1 開翅
フジバカマの花はまだ咲いていない。新横浜公園には野球場をはじめ第一運動広場、第二運動広場、球技場と広々としたグランドがあり、その周りにジョギングのコースが設けられている。北西の一番奥が野球場だがその近くにフジバカマは植えられている。フジバカマは諦めて、ジョギングコースと野球場の間に咲くセイタカアワダチソウを見に行った。キタテハのきれいな秋型が飛び出した。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 60mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.キタテハ秋型 -2
キタテハは関東では年3回発生するが、9月以降に発生する個体は、夏に生まれてくる成虫に比べ、翅表の色は赤褐色、裏面は案褐色になり、たくましく見える。前翅外縁の凸凹は夏型より大きくなる。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 60mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.キタテハ秋型 -3
秋型の色の濃さは個体により差はあるようだ。これは♂と思う。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 60mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.キタテハ秋型 -4
3.と同じ個体が翅を開いてくれた。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 60mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.キタテハ秋型 -5
色の濃い個体はひょっとしてシータテハ?と思わせることがある。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 60mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.キタテハ秋型 -6
P610の広角側で下から仰いで撮った。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1600秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.キタテハ秋型 -7
これは♀のように見える。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/640秒 81mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.イチモンジセセリ -1
これだけ花がいっぱいあるとどの花から吸蜜しようかと迷うだろう。蝶にとっては幸せな季節である。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 60mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.イチモンジセセリ -2
長い口吻を伸ばして吸蜜している。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 60mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.イチモンジセセリ -3
再びフジバカマがある花壇の方へ行ってみた。吸蜜中の♀に♂がアプローチをしている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/200秒 81mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 11.ウラナミシジミ
秋になるとみられる蝶のひとつにウラナミシジミがある。でも、そろそろ擦れてきているが。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 60mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 12.ウラナミシジミ♂ 半開翅
俊敏に飛ぶ。この蝶は暖地系の蝶だ。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 60mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 13.ウラナミシジミ♂ 開翅
破れてはいないが、大分擦れた個体だった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/320秒 236mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 14.モンキチョウ♀
モンキチョウは春一番から、秋の遅くまで元気に飛んでいる。意外と敏感でレンズを近づけていくとサッと飛び立つことが多い。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/800秒 236mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 15.キゴシハナアブ
先日、妻籠宿を歩いていた時に、民家のクロホオズキの花に吸蜜に来ていたハナアブがきれいだったことから、ハナアブに興味を持った。セイタカアワダチソウの花に何種類かのハナアブがいた。ハナアブには全く素人なので、撮ってきた写真をインターネットのハナアブ図鑑 などで調べた。これはキゴシハナアブのようだ。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 60mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 16.オオハナアブ
セイタカアワダチソウの花の周りを飛んでいるハナアブの中では大きいほうだ。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 60mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 17.ナミハナアブ
これは単にハナアブとも呼ばれる。後脚に花粉団子を付けている。ひと昔前、セイタカアワダチソウが花粉症の原因と言われひと騒動あった。 一部マスコミが取り上げ、机上の学者が認めた為、皆が信じ込んでしまったが、フィールド学者が杉の様な風媒花では無く、虫媒花である事を指摘し、騒ぎは収まったという。セイタカアワダチソウとブタクサとが混同されることもあるようだ。ブタクサとは違う種である。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 60mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 18.オオバン
新横浜公園の野球場と鶴見川の間にある池にくちばしと額が白い、黒い鳥が10数羽いた。n-shuhei さんにオオバンであると教えていただいた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.5 1/250秒 258mm ISO100 ) 露出補正 なし


2013年9月20日

台風一過 舞岡公園 9月17日 FINEPIX HS50EXR


 日本列島に大雨を降らせ、京都の桂川の氾濫など、大きな被害をもたらした台風18号が通り過ぎた翌日の9月17日は、久しぶりにさわやかな青空が広がった。舞岡公園へ出かける。
 この日も、先日、新規購入した、FINEPIX HS50EXR のみを携行し、蝶の写真を中心に、撮ってみようと思った。
 コンパクトデジカメではあるが、図体は大きく、小さな一眼レフほどある。重さは比較的軽い。ハンドストラップを付けて右手首に回し持つ。基本的な機能を使うが、どうも色ののりが淡白である。露出補正を試してみた。次回は、フィルムシュミレーション(発色設定)をPROVIA(スタンダード)から、Velvia(ビビッド)に切り替えて撮ってみようと思う。広角端での撮影も、試してみたが問題ない。このカメラは蝶を画面に捕えるのは不自由はない。少し慣れれば、ファインダーを見ながらAF枠を上下、左右に移動することが出来る。わたくしにとっては使いやすいカメラだ。

富士山;クリックすると大きな写真になります。 1.富士山
久しぶりに、自宅から、富士山がくっきりと見えた。望遠端(185mm:Equiv.135≑1000mm)で撮ってみる。自宅から富士山までの距離は80kmくらいだろうか。F5.6開放で、少し、周辺光量が落ちるようだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(F5.6 1/800秒 185mm〈Equiv.135≑1000mm〉 ISO100)露出補正 なし
スズメバチ警報;クリックすると大きな写真になります。 2.スズメバチ警報
公園のあちらこちらに「ハチに注意」の札が立てられていた。確かにキイロスズメバチが多い。札の手前にアカボシゴマダラがいたが、撮りようがない。

  FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 16mm〈Equiv.135≑87mm〉 ISO200 ) 露出補正 なし
アカボシゴマダラ -1;クリックすると大きな写真になります。 3.アカボシゴマダラ -1
この日はアカボシゴマダラを多く見かけた。発生ピークなのだろう。新鮮な個体だった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 31mm〈Equiv.135≑170mm〉 ISO800 ) 露出補正 なし
ヒメジャノメ;クリックすると大きな写真になります。 4.ヒメジャノメ
右後翅が羽化不全の個体。右前翅が透きとおってきれいに見えたが、うまく撮れなかった。露出補正すべきだった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 42mm〈Equiv.135≑228mm〉 ISO2500 ) 露出補正 なし
アカボシゴマダラ -2;クリックすると大きな写真になります。 5.アカボシゴマダラ -2
これも、きれいな個体だった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F4.5 1/250秒 20mm〈Equiv.135≑110mm〉 ISO1600 ) 露出補正 なし
アカボシゴマダラ -3;クリックすると大きな写真になります。 6.アカボシゴマダラ -3
広角端の4.4mmで撮ってみた。G12で撮るのとほとんど変わりはない。ISO100で撮れた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.6 1/250秒 4.4mm〈Equiv.135≑24mm〉 ISO100 ) 露出補正 なし
ナガサキアゲハ;クリックすると大きな写真になります。 7.ナガサキアゲハ
この日も黒いアゲハを見ることは少なかったが、ナガサキアゲハの♂がひらひらと飛んできて、梢の葉に止まった。破損している。まだ、この公園で新鮮な美しいナガサキアゲハに、出会えたことがない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.6 1/250秒 185mm〈Equiv.135≑1000mm〉 ISO200 ) 露出補正 なし
ウラギンシジミ;クリックすると大きな写真になります。 8.ウラギンシジミ 
比較的きれいな個体だった。銀色が飛んでしまう思い、思い切って露出補正を試みた。いい感じに撮れたと思う。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F6.4 1/250秒 185mm〈Equiv.135≑1000mm〉 ISO100 ) 露出補正 -1.3段
アカボシゴマダラ -4;クリックすると大きな写真になります。 9.アカボシゴマダラ -4
この日は多くのアカボシゴマダラを見た。そのほとんどが、破損の少ないきれいな個体だった。狐久保の、水飲み場があるあたりで。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F3.2 1/250秒 4.4mm〈Equiv.135≑24mm〉 ISO200 ) 露出補正 -0.3段
アカボシゴマダラ -5;クリックすると大きな写真になります。 10.アカボシゴマダラ -5 
帰り道、長久保の池の炭焼き小屋入り口に、植えられている柿の木の熟した実で、アカボシゴマダラが2頭、入れ替わりながら吸汁していた。写真を撮られていた先客お二人がいて、聞けば、ゴマダラチョウもいたという。ここではゴマダラチョウの方がはるかに貴重だ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.6 1/250秒 107mm〈Equiv.135≑583mm〉 ISO320 ) 露出補正 -0.3段
ヒカゲチョウ;クリックすると大きな写真になります。 11.ヒカゲチョウ
第二化なのだろうか、きれいな個体のヒカゲチョウが多い。スポットライトを浴びて、舞台挨拶でもしているようだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F2.8 1/250秒 4.4mm〈Equiv.135≑24mm〉 ISO800 ) 露出補正 -1.0段
コミスジ;クリックすると大きな写真になります。 12.コミスジ
梢の葉に止まったコミスジは、翅が光に照らされて誇らしげだった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 40.8mm〈Equiv.135≑222mm〉 ISO320 ) 露出補正 -1.0段
アオスジアゲハ;クリックすると大きな写真になります。 13.アオスジアゲハ
「きざはしの池」の淵に咲くヤブガラシにアオスジアゲハが来ていた。しかし、今年は、ツマグロヒョウモンや、ヒメアカタテハが少ないのとともに、アオスジアゲハも少ないように思う。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.6 1/250秒 107mm〈Equiv.135≑583mm〉 ISO160 ) 露出補正 -1.0段
キタテハ秋型;クリックすると大きな写真になります。 14.キタテハ秋型
キタテハは秋型が発生していた。秋型は夏型より色が濃くなり、精悍になる。プログラムオートの連写で撮る。シャッタースピードは1/250秒を超える高速で、ISO感度が400に上がっている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/1000秒 160mm〈Equiv.135≑870mm〉 ISO400 ) 露出補正 なし


2008年2月 4日

2007年の蝶(4)



クリックすると大きな写真になります1.キチョウ 2007年9月4日 横浜市戸塚区舞岡公園
9月の声を聞くとキチョウの姿をよく見るようになる。この花に絡まりつくように飛び回る。翅表を見せては止まってくれない。
Nikon D100 Tokina 100mm macro
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/500秒 )
クリックすると大きな写真になります2.ウラナミシジミ 2007年10月7日 相鉄線緑園都市
この蝶も秋になると多く見るようになる。この写真は相鉄ギャラリー前の花壇に来たところを、コンデジで、バリアングルの液晶モニターを見ながら、ローアングルで撮影した。背景の広がりが撮れた。
Canon PowerShot A620
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/250秒 )
クリックすると大きな写真になります3.キタテハ秋型 2007年10月24日 横浜市戸塚区舞岡公園
キタテハの秋型は、夏型に比べ褐色が濃く、鮮やかになり、翅の切れ込みも大きく、精悍で美しい。バックのボケが変わった感じになった。ただし、ファインダーを見ているときは、絞り開放の状態で見ているのでボケの状態はわからない。勿論、絞り込んだ状態をファインダーで見ることは出来るが、蝶の写真を撮っているときにそんな余裕はない。
Nikon D100 Tokina 100mm macro
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/650秒 )
クリックすると大きな写真になります4.ヒメアカタテハ 2007年10月24日 横浜市港南区多良岐公園
初めて行ってみた公園だったが、あまり蝶は多くなかった。ヒメアカタテハも秋になって多くなる蝶である。一旦、蝶にピントを合わせ、シャッターボタン半押しでフォーカスロックし、カメラを右に振って蝶の位置を左にした。
Nikon D100 Tokina 100mm macro
プログラムオートで撮影 ( F8 1/1000秒 )
クリックすると大きな写真になります5.ツマグロヒョウモン 2007年11月5日 静岡県大井川上流寸又峡
この蝶は、どこでも見かける普通種になった。小学生の頃、高尾山で初めてこの蝶をネットに入れたときは、まだ関東で採れることは少なく、手が震えたものだった。棲息地がどんどん北へ拡がっている。地球温暖化を否が応でも知らされる。
Nikon D100 Tokina 100mm macro
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/320秒 )
クリックすると大きな写真になります6.ヒメアカタテハ 2007年11月13日 静岡県沼津近郊淡島
富士山が綺麗に見えた快晴の朝、淡島ホテルの庭の花壇にヒメアカタテハが来ていた。コンデジでバリアングルモニターを使用して、ローアングルで撮った。一眼レフでは腹ばいにならないとこのアングルでファインダーは覗けない。
Canon PowerShot A620
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 )