初夏のような保土ヶ谷公園 ② チョウも飛び出す 2024年2月20日 横浜市保土ヶ谷区
今年の保土ヶ谷公園梅まつりは、この週の土曜日、2月24日に開催された。この暖かさで梅も満開になることだろう。河津桜はすでにほぼ満開であった。
越冬中だったキタテハ、キタキチョウが飛んでいた。
河津桜と子供たち 2024年2月20日 県立保土ヶ谷公園
YAMAKOの写真集です。蝶の写真を中心に、旅行したときに撮って気に入った写真を簡単なメッセージとともに掲載しています。
2024年3月29日
今年の保土ヶ谷公園梅まつりは、この週の土曜日、2月24日に開催された。この暖かさで梅も満開になることだろう。河津桜はすでにほぼ満開であった。
越冬中だったキタテハ、キタキチョウが飛んでいた。
河津桜と子供たち 2024年2月20日 県立保土ヶ谷公園
2023年3月20日
コロナ禍でここのところ、ご一緒に旅行することもなかったKさんご夫妻に誘われて、日帰りだが、大磯へドライブをすることになった。昼食で私がワインを飲めるように、Kさんがご配慮下さり、私が先にハンドルを握る。
大磯の大磯迎賓館というイタリアンレストランで食事をするのがそもそもの目的である。駐車場スペースが3台分しかなく、しかも駐車所の予約は叶わず、早い者勝ちということで、11時半にそのレストランに着くように出発する。
予定通り到着し、30分ほど待つことになった。時間調整のため、大磯駅周辺を散策したあと、レストランに戻り、昼食になった。
イタリアンのコース料理を堪能したのち、大磯と言えば旧吉田茂邸の見学に行く。わたくしは2017年11月に一度訪れている。
旧吉田茂邸は、吉田茂の没後、西武鉄道株式会社へ売却され、大磯プリンスホテルの別館として利用されていた。平成16年(2004年)頃より地元を中心に旧吉田茂邸の保存の機運が高まり、神奈川県や大磯町により近代政治史の歴史文化遺産として保全・活用が検討され、隣接する「県立大磯城山公園の拡大区域」として、県が整備する方向性が定められた。その後の計画検討の最中、平成21年(2009年)3月、本邸が火災で焼失してしまったが、焼失を免れた日本庭園や歴史的資源(兜門・七賢堂など)、そして大磯丘陵に連なる貴重な緑地を保存活用するため、「県立大磯城山公園」の拡大区域とすることが再確認され、平成21年(2009年)7月には都市計画の位置付けがなされたという。その後、「旧吉田茂邸地区」の事業に着手し、県が公園整備を行い、旧吉田茂邸は大磯町が町有施設として再建した。
戦後の混乱期に通算5期にわたり首相を務め、日本の戦後復興の礎を築いた吉田茂が、昭和19年頃(1944年)から亡くなった昭和42年(1967年)までを過ごしたのがこの大磯の旧吉田茂邸である。日本庭園には梅の古木が多く、見事に咲いていてくれた。「県立大磯城山公園」は、神奈川県中郡大磯町に位置する神奈川県立の都市公園(風致公園)である。旧三井財閥の別荘跡地を公園として整備されていた。その後、2013年(平成25年)に旧吉田茂邸地区一部開園、2017年(平成29年)に旧吉田茂邸地区全面開園したのだ。
午後2時半に旧吉田邸を離れ、平塚市の海抜約180mの高台にある湘南平(高麗山公園)へ上がった。ここへは2008年5月に、大磯まで電車で来てハイキングコースを歩いて上ったことがある。ツツジの季節でモンキアゲハや、カラスアゲハが飛んでいた。
展望塔へ上がると360度の景色が広がるが、相模湾側が順光になるが、山側は逆光になる。冬は日が落ちてくるのが早い。3時半、帰路に着いた。西湘バイパス、国道1号は、横浜新道は順調に走れ、1時間ほどで我が家まで送っていただいた。
旧吉田邸玄関 2023年2月28日 神奈川県中郡大磯町
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1.大磯迎賓館 大磯駅から徒歩1分と近いところにある大正元年建築の国登録文化財の建物で、イタリアンレストランになっている。旧木下家の別邸で切妻造りスレート葺きで左右の屋根上にドーマー窓、各室にベイウインドウを設けているの特徴。大正元年に建築され、工法はいわゆるツーバイフォーで国内最古の部類となる建築遺構でもあり平成24年に国登録有形文化財に指定されている。大磯の別荘文化を現代に伝える景観を形成していると説明されていた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし |
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2.大磯駅 駐車場確保のため早めに大磯迎賓館に着いたので、館内に入るまで少々待たねばならなかった。大磯駅周辺を歩いてみた。見たところ、歴史を感じる駅舎だったが、開業当時の駅舎ではないと思う。大磯駅は1887年(明治20年)7月11日、国鉄東海道本線 旧・横浜駅 - 国府津駅開通と同時に開業したそうだ。2000年(平成12年)関東の駅百選に選定される。2009年(平成21年)経済産業省の近代化産業遺産に認定されている。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO320 ) 露出補正 なし |
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3.料亭「松月」 大磯駅前ロータリーに面して、料亭「松月」があった。ホームページには、初代総理大臣、伊藤博文公より「松月」という屋号を拝領し開業した料亭で、伊藤博文の料理長として活躍した創業者が、伊藤公から「松月」という屋号を拝領し開業した料亭と記されていた。創業明治36年で、数々の要人を迎えてきた料亭である。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 28mm ISO160 ) 露出補正 なし |
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4.エリザベス・サンダース・ホーム(レリーフは沢田美樹さん) wikipediaによれば、第二次世界大戦後に日本占領のためにやってきたアメリカ軍兵士を中心とした連合国軍兵士と日本人女性の間に強姦や売春、あるいは自由恋愛の結果生まれたものの、両親はおろか周囲からも見捨てられた混血孤児たち(GIベビー)のための施設として、1948年、三菱財閥の創始者・岩崎弥太郎の孫娘である沢田美喜が、財閥整理委員会によって財産税として物納されそうになっていた岩崎家大磯別邸をGHQにかけあって日本政府に指令をだしてもらい、360万5千円を払うことで保持することを許された(ただし財閥親族が取得することは許されないため教会名義とした)。資金は自らの所有物を売却し、また募金集めに奔走してかき集めた。施設の名前は、聖公会の信者エリザベス・サンダース(40年にもわたって日本に住んだイギリス人女性)が1946年10月に逝去した際、170ドルを遺贈してくれたことにちなみ、「エリザベス・サンダース・ホーム」としたそうだ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 70mm ISO1000 ) 露出補正 なし |
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5.ミモザ 大磯迎賓館の入り口の両側に黄色い花が咲いていた。黄色い房状の花を咲かせるマメ科アカシア属の総称という。この花の種名はフサアカシアのようだ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 19mm ISO320 ) 露出補正 なし |
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6.旧吉田茂邸の梅 大磯迎賓館でイタリアンの昼食を楽しんだあと、旧吉田茂邸へ向かった。車で10分弱のところだ。駐車場から門へ歩く間に、紅白咲き分けの梅の花が咲いていた。これは「思いのまま」だと思う。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 65mm ISO100 ) 露出補正 なし |
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7.兜門 2019年に国登録有形文化財に登録された。寄棟づくり、檜皮葺など、裏千家今日庵兜門を倣った上質な意匠を持つ数寄屋建築になっている。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 24mm ISO100 ) 露出補正 なし |
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8.紅千鳥 兜門をくぐって日本庭園に入る。紅千鳥という品種札が付けられた濃い紅色の梅が、周囲の木々の緑を背景にして、美しく咲いていた。一重咲きの蕊まで紅色に染まる。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 58mm ISO160 ) 露出補正 なし |
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9.七賢堂 小高い丘になったところに七賢堂が見えた。七賢堂は明治36年ごろに建築された。昭和35年に伊藤博文邸から移築した建物で、屋根は入母屋造り、銅板葺き、正面は虹梁(社寺建築における梁"はり"の一種で、虹のようにやや弓なりに曲がっているもののこと)を通して桟唐戸風の引き戸を入れ、良材を用いた丁寧な小堂である。2019年に国登録有形文化財に登録されている。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 26mm ISO200 ) 露出補正 なし |
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10.梅の古木 -1 梅の季節である。庭には梅の木がそこここに植えられていて、それぞれ美しさを競っているが、古木の風情がよい。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 32mm ISO100 ) 露出補正 なし |
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11.楓の間(応接室) トップの写真の玄関に入った。パンフレットを見ると、旧吉田茂邸は戦後の内閣総理大臣を務めた吉田茂(1878年ー1967年)が暮らした私邸である。もとは明治17年(1884年)に吉田茂の養父・吉田健三が大磯の土地を購入し、その地に別荘を建てたのが始まりだそうだ。昭和20年(1945年)より吉田茂は大磯の邸宅を本邸とし、晩年をこの地で過ごした。このまだ新しい建物は吉田茂が暮らした当時の邸宅を復元したものである。昭和22年ごろ建てられた応接間棟、および昭和30年代に近代数寄屋建築で有名な「吉田五十八が設計した新館をメインに再建された。写真は1階の楓の間(応接室)である。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 10mm ISO1600 ) 露出補正 なし |
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12.展示室 1階から2階へ上がる途中に展示室があった。自分もよく耳にした吉田茂元首相当時のイギリス首相のウインストン・チャーチル、西ドイツ首相のコンラート・アデナウアー、アメリカ陸軍総帥のダグラス・マッカーサーらの写真もあった。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 16mm ISO1600 ) 露出補正 なし |
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13.書斎 2階に上がる。吉田茂の私的な書斎で、官邸直通のダイヤルのない黒電話が置かれていたそうだ。床の間には、吉田茂が首相として昭和26年サンフランシスコ講和条約に臨んだ際の心境について書かれた掛け軸があった。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 11mm ISO1250 ) 露出補正 なし |
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14.2階・書斎からの眺め 南縁から海の方を眺める。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし |
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15.バカヤロー オブジェ 応接間棟2階から新館2階へ行く。途中の廊下にこんなものが置いてあった。よく見ると「バカヤロー」と見える。バカヤロー解散というのがあった。1953年(昭和28年)2月28日、第15回国会中の衆議院予算委員会で、吉田茂首相と社会党右派の議員との質疑応答中、吉田が議員の質問に対して「バカヤロー」と発言したことがきっかけとなって衆議院が解散された。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 21mm ISO2500 ) 露出補正 なし |
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16.富士山の眺め 新館2階からは雄大な富士山が見えた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 183mm ISO100 ) 露出補正 なし |
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17.「金の間」(居間) 富士山の見えるこの部屋は賓客をもてなす応接間である。「金の間」という名称は部屋の装飾に金を使ったことにある。「金の間」からは箱根山、富士山といった山々や、太平洋を一望することができる。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 22mm ISO500 ) 露出補正 なし |
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18.「銀の間」 寝室兼書斎である。この部屋のベッドで吉田茂は最後を迎えたという。「銀の間」の装飾品には銀が用いられていた。吉田茂はこの部屋を書斎としても利用していた。部屋のガラス棚には蔵署が並べられ、ベッド横の窓際には執務用の机が置かれていたという。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO800 ) 露出補正 なし |
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19.「銀の間」の装飾 「銀の間」の天井は、銀色一色の華やかながらも、落ち着いたいぶしが感じられる銀色の天井である。 銀箔かと思ったが、経年変化で、変色するので、錫(すず)の箔が使われているそうだ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO640 ) 露出補正 なし |
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20.梅の古木 -2 午後2時半に旧吉田茂邸を退出する。外に出るとだいぶ日は下がってきているが、空気はさわやかだった。これは紅梅の古木である。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 26mm ISO100 ) 露出補正 なし |
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21.旧吉田茂邸 全景 駐車場へ歩く途中、旧吉田茂邸を振り返る。梅が花が咲く季節に来れてよかった。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 31mm ISO100 ) 露出補正 なし |
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22.湘南平(高麗山公園) 大きな木 Kさんの運転で旧吉田茂邸から約15分で湘南平へ上がった。ここは標高は約180mである。展望台へ上がってみる。北側は相模湾が拡がり、南側は丹沢、そして西側には富士山が見渡せる高台である。西日がまぶしい。相模湾の方を見ると、大きな木があった。落葉広葉樹であるが、エノキのようにも思えるが何の木かよくわからない。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし |
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23.相模湾 江ノ島と烏帽子岩 東側を眺める。相模湾に見えるのは左に江ノ島、右に茅ヶ崎のシンボル・烏帽子岩だ。烏帽子岩の正式名称は「姥島(うばじま)」という。茅ヶ崎海岸の沖合約1.4kmにあり、高さは約14.6mだそうだ。手前に堤防のように見えるところは、「ひらつかタマ三郎漁港フィッシャリーナ」というところのようだ。午後3時半、最後までKさんの運転で帰路に着いた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 151mm ISO100 ) 露出補正 なし |
2022年3月30日
前日も保土ヶ谷公園へ行ったのだが、今日はさらに暖かい日になった。昨日、3月11日の最高気温は18.2℃だったが、この日はさらに気温が上がるという。
昨日は、イマイチ蝶が飛ばなかったので、また、カメラを持って出かけたくなった。舞岡公園は工事中でどうなっているかわからない。結果、また、保土ヶ谷公園へ行く。
昨日に比べて多数のキタテハが飛び、キタキチョウも姿を見せた。
満開の「思いのまま」にきたメジロ 2022年3月12日 横浜市 県立保土ヶ谷公園
2022年3月26日
3月11日、8分咲きになっていたカワヅザクラを見て、梅園へ入った。
2月28日に来たときに見ごろでだったのは、梅園の東側に咲く白梅「八重野梅」と紅梅「八重寒紅」のそれぞれ数株くらいであったが、11日は西側から梅園に入ってすぐのところにいくつかの品種が花を付けていた。「思いのまま」は2月末に来たときは咲いていたのは白い花ばかりで、紅い花はほとんどなく、咲き分けは見られなかったが、今回は紅い花も十分に花を付け、咲き分けていた。
前回は咲いていなかった 「玉光枝垂」「 花香実」「別角晩水」「姫千鳥」「紅千鳥」といった品種も咲き始めていた。
メジロは来てくれなかったが、ツグミが地面に降りてせわしなく歩いていた。
梅園に現れたツグミ 2022年3月11日 横浜市 県立保土ヶ谷公園
2022年3月22日
3月8日は雨が降る肌寒い日だった。9日は雨上がりの好天で、気温も上がりそうである。昨年アキレス腱を切ってしまい、痛みは無くなっているのだが、まだ、杖を頼りに歩いているかみさんをマイカーに乗せて久しぶりに「大池こども自然公園」へ行ってきた。
その時は暖かいと感じる日だったが、まだまだ気温は12.5℃とチョウが飛び出す15℃には達していなi。
翌々日の3月11日、晴れて気温が上がると報じていた天気予報の通り、暖かい日となった。例年より2、3週間は開花が遅れているという河津桜の様子を見に、保土ヶ谷公園へいく。
期待どおり、下池から上池への池端に植えられた4~5本のカワヅザクラは見ごろを迎えていた。いろいろと構図を変えて撮って行った。
河津桜を撮った後、梅林へ向かう。2月28日に来たときは、遅咲きの花はほとんど咲いておらず、「思いのまま」も咲き分けが見られなかったが、開花が進むとともに咲き分けが見られるようになっていた。
ほぼ満開の河津桜 3月11日 横浜市 県立保土ヶ谷公園
2022年3月14日
2日ほど寒い日が続いたが、3月9日は快晴で暖かい日になった。とはいうものの、チョウが飛ぶにはまだ少し早い。しかし、窓から差し込む暖かそうな陽の光がじっとしてはいられなくさせる。というわけで、二俣川の近くにある、以前は大池公園と言われていた「こども自然公園」へ行って見ることにした。車で少しだけ横浜新道を走り、今井で下り、横濱カントリークラブの脇を通って、15分ほどで着いてしまった。近い。
駐車場は広く、私が停めた第一駐車場の収容台数は172台、料金は2時間で300円である。第2、第3駐車場もある。平日でもあったのでゆうゆう止めることが出来た。案内図を見て、大池の左側を歩く。まだ小さく、きれいな翅の色をしたカルガモが泳いでいる。橋を渡って、右手にキンクロハジロが泳ぐ中池を見てまっすぐ進み、第一の梅林に出た。ちょうど見ごろであった。保土ヶ谷公園では咲き分けが見られなかった「思いのまま」は見事に紅と白の花を咲かせていた。
最初の梅林の先を右手の進むと、「ピクニック広場」の手前右手に第二の梅林があった。ここでは、「枝垂れ緑咢」「大輪緑咢」「雪月花」「見驚」といった保土ヶ谷公園の梅園にはなかった品種の花を見ることが出来た。
1時間半ほどのんびりと散策を楽しんだ。ここはサクラもきれいなようなので、3週間後頃にはまた来てみようと思う。
紅白の花が同じ枝に咲く「思いのまま」 2022年3月9日 横浜市旭区 大池こども自然公園
2022年3月 5日
新しく調達した Nion Z50 + NIKKOR 18mm-140mm でチョウの写真を撮って見たくて、多摩動物園の昆虫生態園へ行こうと思ったが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、2022年1月11日から臨時休園とのこと。それでは足立区生物園はどうかと思い、ホームページを開いてみると、ここも同様に救援している。仕方なく、また、安直な保土ヶ谷公園へ出かけて行った。
まず、河津桜の咲き具合を見に行った。やっとチラホラと咲き始めたところだった。その花をチョウに見立てて、雄しべにピントを合わせて撮ってみる。写りは良いようだ。
梅園では、遅咲きの花が咲き始めていた。「無類絞り」はまだこれから、「道知辺」は見ごろを迎えていた。「呉服枝垂」(クレハシダレ)という枝垂れ梅が咲き始めていた。満開になるときれいなようだが、付いている蕾は多くなさそうだ。何本かある「思いのまま」が5分咲きになっているが、どうも咲き分けになっていないようだ。これでは思いのほかである。
最近、ハトが人を怖がらなくなったようで、すぐそばを平気で歩いて行く。モニターでローアングルで撮ってみた。首の回りの緑色、紫色の金属光沢が鮮やかだ。
人を怖がらないハト 2022年2月28日 横浜市 保土ヶ谷公園
2021年3月 8日
この日、天気予報によれば17℃まで気温が上がるという。10時頃までは曇っていたが、11時前には陽が差すようになった。
余談になるが、「陽が差す」はこのほかにも、「日が差す」、「日が射す」、「陽が射す」とも書く。どれが正しいのか? 使い分けはあるのだろうか? と疑問を持った。わたくしは 「陽」は明るく暖かい太陽の光を感じる。「射す」は強い印象を受けるが、「差す」は降りそそぐという感じだ。どれも使われるようだが、書く人によって、イメージや感じ方が異なるだろう。この場面では「陽が差す」を選択する。
11時半ごろ家を出た。保土ヶ谷公園に付く頃は、すっかり晴れて気温も上がってきた。これなら越冬していたチョウたちが飛び出すのではないかと期待が持てる。また、前回2月9日に行ったときは梅園のウメは早咲きの八重寒紅などが見ごろであったが、この日は遅咲きの品種も咲き始めていると思う。
日曜日なので、子供連れの若いご夫婦も来ていた。梅園では、お昼のお弁当を食べている家族連れも多い。
保土ヶ谷公園案内図 神奈川県立保土ケ谷公園ホームページより
1.辻広場から下池、上池を望む 明神台バス停から、ミニ運動広場へ下りて、辻広場から下池、上池のある遊歩道を眺める。幼い子を連れたお母さん、年配のご夫婦、犬の散歩、家族連れの人たちの姿があった。暖かい陽が差している。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 23mm ISO125 ) 露出補正 なし |
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2.キタキチョウ 今年初めて見るチョウはキタキチョウだった。破損のないきれいな個体だったが、昨秋遅くに羽化した個体であろう。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 198mm ISO100 ) 露出補正 なし |
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3、キタテハ -1 キタテハも何頭か飛んでいた。もちろん秋型の越冬個体である。チョウは15度を超えると飛び出すというが、まさに今日はその日だった。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし |
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4.キタテハ -2 広角側で周囲の様子を入れて撮った。枯葉が落ちた地面に止まるので写真にしにくいが、背景を入れることで見られるようになる。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし |
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5.カワヅザクラ -1 下池と上池の間にあるカワヅザクラは、5日前には数輪しか咲いていなかった。三分咲きほどになってきている。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 16mm ISO100 ) 露出補正 なし |
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6.カワヅザクラ -2 青空をバックに開いた花びらが清楚だ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし |
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7.カワヅザクラ -3 上池から下池へ流れるせせらぎで子供たちが遊ぶ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし |
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8.カワヅザクラ -4 この日は日曜日でもあり、暖かい陽光が差し、多くの人たちが散策を楽しんでいた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels 絞り優先オートで撮影 ( f8 1/500秒 14mm ISO250 ) 露出補正 なし |
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9.カワヅザクラ -5 年配のご夫婦がまだ咲き揃わないカワヅザクラを見上げておられた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 31mm ISO125 ) 露出補正 なし |
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10.枝にぶら下がるメジロ 上池の先から右に折れて、戻るように一段高いところにあるテニスコートの脇を梅園へと歩く。右側に白い花の咲くウメの木があり、そこにメジロが来ていた。枝にぶら下がって懸垂をしているような仕草が可愛い。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 203mm ISO100 ) 露出補正 なし |
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11.梅園 梅園には多くの人が来ていた。シートを敷いて座ってお弁当を食べる人たちや、写真を撮る人たちでにぎわっている。5日前と比べると、ウメの花も多く咲いている。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 39mm ISO125 ) 露出補正 なし |
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12.「八重野梅」(ヤエヤバイ) どちらかというと早咲きの園芸品種だそうだ。びっしりと八重の白い花を付けていた。まだ蕾も残っている。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 39mm ISO125 ) 露出補正 なし |
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13.「桜鏡」(サクラカガミ) 比較的遅咲きの品種である。葉の展開に先立って花を咲かせる。豊後系、豊後性の淡い紅色をした八重咲きの大輪(花径30~40mm)である。内側と外側の花弁が同じ大きさである。幹の股から小さな枝が伸び花を咲かせている。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 45mm ISO100 ) 露出補正 なし |
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14.「大湊」(オオミナト)
豊後性の一重で、花の色は淡紅色だ。 花の大きさは 3.5cm 程度の 大輪である。 見ごろは2月上旬~2月下旬といから、今まさに見ごろである。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 160mm ISO100 ) 露出補正 なし |
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15.「幾夜の寝覚」(イクヨノネザメ) -1 花図鑑によれば、「幾夜寝覚(イクヨネザメ)は栽培品種である。樹高は3mから6mくらいである。葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。開花時期は3月から4月であり、比較的遅咲きの品種である。緋梅系、紅梅性の淡い紅色をした八重咲きの大輪(花径30~40mm)である。花弁は大きく波打ち、雄しべの数が多い」とされている。しかし、八重ではなく一重のように見えた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし |
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16.「幾夜の寝覚」(イクヨノネザメ) -2 前記花図鑑では八重となっていたが、八重ではなく一重のように見えた。幹には「幾夜の寝覚」の札が架かっていたのだが、見間違えたのだろうか。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 201mm ISO100 ) 露出補正 なし |
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17.「白加賀」(シロカガ) -1 花図鑑によれば、樹高は3mから6mくらいである。葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。開花時期は2月から3月である。葉の展開に先立って花を咲かせる。野梅系、野梅性の白い一重咲きの中輪(花径20mm~25mm)である。江戸時代から「加賀白梅」と呼ばれて親しまれてきた。品種名は神奈川県の旧白加賀村で発見されたことに由来する。関東地方を中心に、梅干用や梅酒用として栽培されてきたが、観賞用ともされる。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 210mm ISO100 ) 露出補正 なし |
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18.「白加賀」(シロカガ) -2 花期は2月~3月だそうだが、遅咲きの品種なのだろう。まだ蕾が沢山付いている。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 11mm ISO100 ) 露出補正 なし |
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19.「緑萼春日野」(リョクガクカスガノ) -1 単に萼(ガク)や枝が緑色の品種だと思っていたが、緑の萼は、僭性遺伝(劣性遺伝)するのだが、「緑萼春日野」は、「春日野」の枝変わりだという。全部緑になるのは僅かだそうだ。「春日野」という品種は野梅系、野梅性の八重咲きの中輪(20mm~25mm)で、花の色は白と桃色に咲き分け、絞りになるものもあるという。ここの「緑萼春日野」という札のかかった木の花は青白い。「緑萼」とい品種もある。これは難しい。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 55mm ISO100 ) 露出補正 なし |
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20.「緑萼春日野」(リョクガクカスガノ) -2 暖かい春の日の長閑な風景を感じる。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 11mm ISO100 ) 露出補正 なし |
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21.「思いのまま」(オモイノママ) -1 5日前に見たときはまだ白い花しか咲いていなかった。 野梅系のどちらかというと遅咲き品種だそうだ。別名を輪違い(リンチガイ)といい、1つの枝に、白、淡い紅色、紅色、絞りの花がつく。八重咲きの中輪(20mm~25mm)である。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 183mm ISO100 ) 露出補正 なし |
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22.「思いのまま」(オモイノママ) -2 樹高は5mくらいあり、比較的高い。ほぼ満開で今が見頃のようだ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 55mm ISO100 ) 露出補正 なし |
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23.「緑萼春日野」と「鹿児島紅」 青白い感じのする「緑萼春日野」と深紅の「鹿児島紅」の対比。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 25mm ISO100 ) 露出補正 なし |
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24.「鹿児島紅」と「思いのまま」 青空に深紅と淡い紅色、そして白。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 42mm ISO100 ) 露出補正 なし |
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25.「思いのまま」(オモイノママ) -3 「思いのまま」は梅園の外にもあった。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 37mm ISO100 ) 露出補正 なし |
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26.メジロ -1 明神台バス停の近くにウメの木が数本あり、白い花が満開になっていた。そこに4~5羽ほどのメジロが来ていた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 143mm ISO100 ) 露出補正 なし |
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27.メジロ -2 メジロは様々な姿勢で楽しませてくれる。この姿も良い。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 143mm ISO100 ) 露出補正 なし |
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28.メジロ -3 目の周りの、刺繍で縫い付けられたような光沢のある白い環は何なのだろうか。メジロは社会性の強い鳥で、繁殖期以外は常に群れをつくって行動をする。 常緑樹林のような薄暗い環境で、あのように目のまわりがくっきりと白いというのは、仲間を見分けるために進化したと推測されている。この環は白い羽毛で覆われているのだ。 黄緑の体をしていて目のまわりが白いメジロの仲間は、世界に80種類ぐらいという。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし |
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29.メジロ -4 ウメの花の蜜を吸う。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 164mm ISO100 ) 露出補正 なし |
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30.メジロ -5 春はウメの花でメジロに楽しませてもらっている。これからはサクラだ。まだまだ楽しませてくれるに違いない。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし |
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2021年3月 4日
ひと月ほど前のことになる。
朝から晴れて裾まで雪に覆われた富士山がくっきりと姿を見せていたこの日は北風が吹き、この冬のピークの寒さだった。
しかし、10時を過ぎるころ、風もおさまり、暖かくなってきた。保土ヶ谷公園のウメの様子をネットで調べてみると、早咲きのウメが見ごろという。それではと、バスに乗って保土ヶ谷公園へ出かけた。バスを降りたところのウメの木も白い花をいっぱい付けていた。下池、上池の方へ下りていくと、カワズザクラが咲き始め、ロウバイも咲いている。
ボールを打つ音と、賑やかな声が交差するテニスコート脇を通って、梅園へ行くと、確かに早咲きのウメが見ごろになっていた。白梅も紅梅もある。メジロが来ないかと、うろうろしていると、段々と人の数が増えてきた。毎年、2月の第3週の土曜日に梅まつりが行われるが、今年はコロナのため中止だそうだ。止むをえまい。その梅まつりの頃には早咲きと遅咲きが入れ替わりの時季となり見ごろを迎えという。
小一時間もその場にいなかったが、帰りは何時もの通り徒歩で下る。バス停の前の白いウメが咲いていたところに、メジロが2~3羽来ていて、しばらく楽しませてくれた。
2020年2月22日
良い天気だった。この日は暖かくなるという。じっとしてはいられなくなり、再び近くの保土ヶ谷公園に出かけた。2月1日に行ったときに1輪咲いていたカワヅザクラはどうなったか、まだ開花していなかった梅の品種は花を咲かせているだろうか、暖かいからチョウや鳥は出てくるだろうか、などと思いながら、まず、上池の近くに咲くカワヅザクラを見に行く。
カワヅザクラはまだ一分咲きというところだった。暖冬で開花は早いかと思ったが、それほどでもなさそうだ。そこから、上池の奥にある花見台へ行ってみた。バス通りで停留所がある。梅が何本か咲いていたが、他に見るものはない。梅園へ下りていく。
梅園は大分色濃く咲き揃ってきていた。2月1日には咲いていなかった「思いのまま」や「緑萼春日野」も咲き始めていた。
ほぼ満開になっている白梅にメジロが来ていた。「梅にウグイス」という言葉はよく聞くが、梅の花に来たウグイスは見たことがない。メジロは梅にも桜にもよく来るし、良く似合う。「梅にウグイス」というのは実は間違いであり、梅に来るのはメジロで、正しくは「梅にメジロ」なのだということを耳にしたことがある。「梅にウグイス」という言葉を検索してみると、その意味は "取り合わせのよい二つのもの、よく似合って調和する二つのもののたとえ。" また、"梅に鶯(うぐいす)"とは、日本の詩歌や絵画における伝統的な"絵になる良い取り合わせ"、または"仲のよい間柄"のたとえと解説されていた。「梅にウグイス」という言葉は万葉の時代にさかのぼり、正しいとか間違いであるとかいうことではないのだ。美しい声で早春を告げるウグイスと、美しい花で春の訪れを知らせる梅の取り合わせであり、日本人の早春のイメージであり、理想であり、文化なのだという。しかし、私はその鳴き声はしばしば聴くが、ウグイスの姿を見たことがない。