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2023年6月26日

海老名へ行く ② ジオラマパーク / 小田急ロマンスカー・ミュージアム 2023年6月14日

小田急ロマンスカー・ミュージアムのロマンスカーギャラリーで展示されていた車両を見たあと、2階のジオラマパークへ上がった。
 そこにはNゲージ鉄道模型の小田急の車両のレイアウトがあるくらいだろうと思っていたが、想像を超える新宿から箱根、江ノ島までの大きなジオラマが広がっていた。なかなかなものであった。入ったときは薄暗く、まず新宿駅周辺の光景があったが、実はそれは「夕暮れ時」が演出されていたのだ。
 やがて「夜」の情景になり、さすがに写真が撮りにくくなった。そして、しばらくしてジオラマの奥のスクリーンでプロジェクションマッピングなどによるショーが始まった。これが結構長い。早く明かりが点かないかと、係の女性に尋ねてみると、このジオラマは「夜」がメインなのですという答えだった。
  30分ほど経って、やっと「朝」になり、ジオラマの箱根の情景などを見て、退出した。ジオラマの写真は光線が難しく上手く撮れなかった。
 駅から小田急線、JR相模線を跨ぐ跨線橋で結ばれた「ららぽーと海老名」へ行き、レストランが混まないうちに昼食にした。まだ正午まで15分ほど時間があったが、待っている人がいる店もあった。食事のあと、1階から4階まであるショッピングフロアをざっと歩いてみた。
 「ららぽーと海老名」は西口だが、かっては相鉄線側の東口の方が賑やかだった。1980年代から東口周辺に商業施設が進出しはじめた。
 まず開発の皮切りになったのが1979年、海老名駅東口・ロータリー横に建設された大型ショッピングセンター「イオン海老名店」、続いて1984年に、ダイエーが運営元となる「ショッパーズプラザ海老名」がオープン。その後2002年には小田急電鉄が事業主体となり、商業施設「ViNAWALK(ビナウォーク)」が開業し、現在の海老名の街並みの基礎となった。
 「ららぽーと海老名」から、再び相鉄線の海老名駅に戻ってきたが、改札を入る前に、その東口に下りてみた。1985年に開園したという海老名中央公園の朱塗りの七重の塔が見える。そこまで歩いて行ってみたが、歩くと両側に商業施設が建ち並んでいた。西口と東口は街の雰囲気が違った。

000_230614094 X700 小田急ロマンスカーミュージアム 箱根神社 G7X.jpg
ジオラマ 箱根神社の情景 2023年6月14日 海老名 「小田急ロマンスカー・ミュージアム」
 

018_230614043 X900 小田急ロマンスカーミュージアム G7X.jpg 18.ジオラマ 夕暮れ近い新宿駅周辺
「小田急ロマンスカー・ミュージアム」2階のジオラマパークに入ると、照明が抑えられ、ジオラマの新宿駅周辺は日没まじかの情景となっていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2000 ) 露出補正 なし
019_230614048 X900 小田急ロマンスカーミュージアム 東京ジャーミー G7X.jpg 19.代々木上原方面 ジオラマ
新宿駅を出発した小田急線は代々木上原あたりに差し掛かる。ジオラマはここから左に広く展開し、箱根、江ノ島へ向かう。日本最大のイスラム教寺院(モスク)である「東京ジャーミイ」が見える。wikipediaによれば、東京ジャーミイの前身である東京回教学院は、1938年(昭和13年)にロシア帝国出身のタタール人たちのためのモスクとして設立された。同モスクが老朽化のため取り壊された後、亡命タタール人たちがトルコの国籍を取得していた縁から、トルコ共和国宗務庁の援助によってオスマン様式で再建され、2000年(平成12年)6月に開堂した。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/500秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
020_230614056 X900 小田急ロマンスカーミュージアム G7X.jpg 20.和泉多摩川あたりかな?
ジオラマ上の位置からして、流れる川は多摩川だと思う。新宿から小田急各駅停車で30分弱のところだ。少し、照明が赤みがかって夕方の情景である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/400秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
021_230614067 X900 小田急ロマンスカーミュージアム 大山・伊勢原・鈴川?G7X.jpg 21.伊勢原 大山
この山は伊勢原の大山だと思う。大山には古くから庶民の山岳信仰の対象とされた(大山信仰)。「大山」の名称の由来は不明だが、明治以降は山頂に大山祇神を祀ったためと言われるようになった。大山の山頂(標高1,252 m)には巨大な岩石を御神体(磐座)として祀った阿夫利神社の本社(上社)があり、中腹に阿夫利神社下社、大山寺が建っている。ケーブルカーが見えるが、山麓の大山ケーブル駅までは、小田急小田原線伊勢原駅からバスを利用し、終点の「大山ケーブル」バス停へいく。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/400秒 11mm ISO3200 ) 露出補正 なし
022_230614060 X900 小田急ロマンスカーミュージアム 鎌倉大仏 G7X.jpg 22.鎌倉大仏
小田急藤沢駅から江ノ島駅を経由してJR鎌倉駅へ江ノ電が走っている。その途中の長谷に長谷寺とともに鎌倉大仏がある。さすがに暗くて色が出ない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/250秒 16mm ISO3200 ) 露出補正 なし
023_230614066 X900 小田急ロマンスカーミュージアム 江ノ島?G7X.jpg 23.江ノ島ヨットハーバー
相模大野で分岐した小田急江ノ島線はJR藤沢駅を経由して、終点江ノ島駅に至る。手前に見えるヨットハーバーは1964年、東京オリンピックのヨット競技場として整備されて以来、ヨット活動の普及に貢献し、年間130回以上のレースが開催されているそうだ。奥に見える塔はシーキャンドルという江ノ島展望灯台である。現在のシーキャンドルは江ノ島電鉄開業100周年記念事業の一環として平成15年にリニューアルしたものである。海抜100mからの景色は海に沈む夕日や鎌倉の夜景を一望することができ、観光客に人気が高い。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.0 1/800秒 11mm ISO3200 ) 露出補正 なし
024_230614075 X900 小田急ロマンスカーミュージアム 小田原駅?G7X.jpg 24.小田原駅と小田原城
JR東海道線、東海道新幹線の小田原駅は、小田急小田原線の終点であり、箱稲登山鉄道の起点である。左側に小田原城見える。小田原城は北条氏の本拠地として有名である。江戸時代には小田原藩の藩庁があった。城跡は国の史跡に指定されている。1960年(昭和35年)に、コンクリート構造により、天守の再建工事が完成した。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 23mm ISO3200 ) 露出補正 なし
025_30614081 X900 小田急ロマンスカーミュージアム 小田原?G7X.jpg 25.夜の小田原駅付近
ここで照明は夜バージョンになった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/250秒 31mm ISO3200 ) 露出補正 なし
026_230614080 X900 小田急ロマンスカーミュージアム 箱根湯本?G7X.jpg 26.夜の箱根湯本駅
車で箱根に上るとき、箱根湯本に差し掛かると、右手にこの箱根湯本駅の特徴ある形が見えてくる。ホームの右側に緑色の古い車両が見えるが、その車両は1927年に登場した木造車チキ2形(模型)の走行系機器と新製車体を組み合わせて製造された車両で、2019年に箱根湯本-強羅 間の開業100周年を記念して1935年~49年頃の塗装に塗り替えられていた緑色の109号車両である。モハ2形109号は2021年3月21日をもって引退した。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/100秒 37mm ISO3200 ) 露出補正 なし
027_230614078 X900 小田急ロマンスカーミュージアム 箱根?G7X.jpg 27.夜の芦ノ湖
右側にトップの写真の箱根神社が見える。その左側の明々と灯がともる建物は、小田急山のホテルだ。有名なツツジの庭が造られている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/200秒 12mm ISO3200 ) 露出補正 なし
028_230614079 X900 小田急ロマンスカーミュージアム 新宿?G7X.jpg 28.新宿の夜景
まだ、朝になりそうもない。場所を変え、箱根から新宿の方へ移動してみた。新宿の高層ビル群の夜景が美しく作り出されていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1250 ) 露出補正 なし
029_230614087 X900 ◎小田急ロマンスカーミュージアム G7X.jpg 29.ジオラマ ショータイム -1
そろそろ「昼」の場面になるのかと思っていたら、ジオラマの背後のスクリーンで、ショーが始まった。ホームページには「新宿から小田原・箱根へ走るロマンスカーを、こだわりのプロジェクションマッピングとオリジナルソングで演出します。ロマンスカーと一緒に小田急線の旅をお楽しみください。」と紹介されていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/200秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
030_230614089x X900 小田急ロマンスカーミュージアム G7X.jpg 30.ジオラマ ショータイム -2
ホームページには、「都市・山・海、多様な沿線の魅力がぎゅっと詰まった風景のなかを、10車種のロマンスカーと5車種の通勤車両が駆け抜けます。懐かしの引退済み車両から最新の現役車両まで、小田急の歴代車両が勢ぞろいし、ジオラマ内で夢の共演を果たします。」と解説されている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/200秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
031_230614090m X900 〇小田急ロマンスカーミュージアム G7X.jpg 31.ジオラマ ショータイム -3
新宿周辺が明るく照らし出された。そろそろ朝になるのだろうかと思ったのだが、これもショーの内で、さらに5分くらいは夜の状態だった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/200秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
032_230614092 X90 小田急ロマンスカーミュージアム 3000形アレグレ号 G7X.jpg 32.箱根の朝 箱根登山鉄道
箱根にやっと待っていた朝がやってきた。これは箱根登山鉄道の新型車両で、3000形アレグラ号(模型)という。wikipediaによると、姉妹鉄道提携を結んでいるレーティッシュ鉄道が走っているスイスにちなんで、スイスで使用されているロマンシュ語の挨拶から「アレグラ号」という愛称が設定され、2015年5月21日付で「鉄道友の会」のローレル賞を受賞した。2003年8月に、箱根登山鉄道は小田急との株式交換により上場廃止となり、箱根登山鉄道は小田急の完全子会社となった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/100秒 37mm ISO1250 ) 露出補正 なし
033_230614096 X900 小田急ロマンスカーミュージアム 大平台 富士屋ホテルG7X.jpg 33.箱根登山鉄道 富士屋ホテルと大平台スイッチバック
標高165mの塔ノ沢駅から標高448mの宮ノ下駅間はもっとも標高差が大きな場所で急勾配の連続。出山信号場のスイッチバックを最初に、大平台駅、大平台信号場の3ヶ所でスイッチバックが行なわれる。左上に見えるのは富士屋ホテルがイメージされているのだと思う。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/100秒 17mm ISO320 ) 露出補正 なし
034_230614110 X900 小田急ロマンスカーミュージアム 江ノ電500型 G7X.jpg 34.江ノ電の車両
2006年(平成18年)に登場した最新形⾞両の500形(模型)だ。江ノ電は1947年(昭和22年)3月15日 東急持ち株の大部分が放出され、東急グループを離脱。2019年(令和元年)10月1日 小田急電鉄の完全子会社となっている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/400秒 37mm ISO3200 ) 露出補正 なし
035_230614119 X900 海老名駅 G7X.jpg 35.JR相模線 海老名駅改札口
1921年(大正10年)9月28日に開業した相模鉄道相模線は、1944年(昭和19年)6月1日に国有化され、運輸通信省(現在のJR)相模線となった。JR相模線は茅ヶ崎市の茅ケ崎駅と相模原市緑区の橋本駅を結ぶ茅ケ崎駅から相模川に沿って北へ向かう路線である。南側は相模川の東岸沿いを通り、北側は相模原台地の西側を築堤や切通しの連続で登り詰める。元は相模鉄道(法人としては現在の相鉄ホールディングス)の路線であったが、東海道本線と中央本線とを結ぶバイパス路線として後に国有化された。1991年(平成3年)3月16日:全線電化されている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
036_230614130 X900 ららぽーと海老名 G7X.jpg 36.ららぽーと海老名
ららぽーと海老名は2015年10月にオープンした。広さは40,200㎡である。店舗数は1階から4階まで263店あり、全国のららぽーと18施設のうち第5位だそうだ。それまで、海老名駅西口地区に商業施設はほとんどなかった。海老名駅西口改札を出て跨線橋歩道で連結されている。各階の入口近くにレストランがあり、特に3階、4階にはレストランゾーンとして集約され、店舗数が多い。3階のレストランでチーズ・パスタを食べた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO800 ) 露出補正 なし
037_230614136 X900 海老名東口 G7X.jpg 37.東口商業地区と海老名中央公園
冒頭にも記した通り、東口に出て両側の商業施設が立ち並ぶ海老名中央公園を歩き、朱塗りの七重の塔まで行った。平日の昼下がりで人通りは少ないが、街の広がりは西口より大きい。この塔は相模国分寺の七重の塔を基にして、実物大の約3分の1の大きさで作られた模型である。海老名駅の東側500mの台地上が相模国分寺跡であったそうだ。741年の聖武天皇の詔をうけて建立されたといわれるその伽藍の一部だった七重塔の復元版である。家内が待つ海老名駅に汗をかきながら早足で戻った。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし

2023年6月22日

海老名へ行く ① 小田急ロマンスカー・ミュージアム 2023年6月14日

梅雨空ではあったが、しばらく行っていなかった海老名へ行ってみようと思い立った。
 海老名は相鉄線の終点であり、小田急とJR相模線の駅もある。相鉄線は西谷駅から分岐する形で建設された相鉄新横浜線を介し他社線へ直通することで、東京方面へ乗り入れる計画が進み、2019年11月30日からは相鉄・JR直通線として東日本旅客鉄道(JR東日本)埼京線・川越線との直通運転が開始された。JRの新宿駅のホームで湘南新宿ラインを待っていると、濃紺一色に塗られた海老名行の相鉄線車両が入ってきたりするので驚く。2023年3月18日には、相鉄・東急直通線として相鉄新横浜線・東急新横浜線を経由して東急東横線などとの直通運転が開始されている。過日、都営地下鉄三田線の内幸町駅のホームで電車を待っていると、東急の車両ながら海老名行の電車が入ってきた。都営三田線から東急目黒線の乗り入れ、日吉から東急新横浜線・相鉄新横浜線で、西谷で相鉄線に入るのだ。自宅の最寄り駅は星川なので、西谷は行き過ぎてしまい、3駅ほど戻らなくてはならない。内幸町からであると、都営三田線で三田で乗り換え、都営浅草線の京浜急行乗り入れ快特で横浜に出るほうが時間的には速いと思う。
 海老名駅発の時刻表を見ると、その行先は、新宿、西高島平、浦和美園、大宮、川越、渋谷、目黒、新横浜などと多様である。乗り換えなしで目的地まで行く本数は限られているものの、乗り継いでいけるようになったのは便利だ。
 海老名では、小田急の「ロマンスカー・ミュージアム」と「ららぽーと海老名」へ行ってみようと思う。
 小田急の「ロマンスカー・ミュージアム」についての記述は、そのホームページとwikipedia を参照させていただいた。

000_230614007 X700 小田急ロマンスカーミュージアム G7X.jpg
歴代の小田急ロマンスカー 2023年6月16日 神奈川県海老名市

001_230614003 X900 21000型 海老名駅 G7X.jpg 1.相鉄線海老名駅
海老名駅で出発を待つ東急目黒線直通電車である。東急線直通用車両として8両編成の21000系を東急目黒線へ、10両編成である20000系が東急東横線へ、それぞれ直通運行されている。この車両は東急目黒線直通のために2021年(令和3年)度より20000系を8両編成とした21000形である。車体幅は従来の11000系では2,950 mmとしていたところ、本系列では東急目黒線など直通先の規格に合わせ2,770 mmとしている。塗装については「YOKOHAMA NAVYBLUE」の一色塗りが採用されている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
002_230614004 X900 小田急ロマンスカーミュージアム G7X.jpg 2.小田急ロマンスカー・ミュージアム
小田急ロマンスカー・ミュージアムは2021年4月19日に開館した。場所は、小田急海老名駅の改札口のすぐそばだった。入場料大人1名900円をお支払いして入館すると、一階下がって順路になっている。その1階はヒストリーシアターとなっていて、小田急電鉄はじまりの車両「モハ1」が展示されていた。この車両は小田急電鉄の前身、小田原急行鉄道が1927年(昭和2年)に開業したときに運行を開始した小田急線で最初の車両だそうだ。戦中・戦後にかけて小田急線で30年以上活躍した後に他社へ譲渡されたが、熊本電気鉄道で廃車となった車両を譲り受け、1983年に開業当時の状態に復元された。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/200秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
003_230614011 X900 小田急ロマンスカーミュージアム G7X.jpg 3.SE 3000形 ポスター
  1957年7月6日より、高性能特急専用車両として登場した"Super Express car"の営業運行が開始された。すぐに夏休みに入ったこともあって、連日満席となる好成績となり、営業的にも成功であったとか。wikipediaによれば、ロマンスカーという名称は、終戦後の1949年頃に、新宿の映画館「新宿武蔵野館」を復旧改装するにあたり、恋人同士の映画鑑賞を企図して2人掛けの座席を館内2階に設けたところ「ロマンスシート」としてマスメディアに取り上げられた。その頃に運行を開始した小田急の特急車両が2人掛けの対面座席を採用したことから「ロマンスカー」と称され、「小田急ロマンスカー」と命名された。その特急車両の外部塗色は濃黄色と紺色の2色塗りとすることになった。わたくしの記憶にも残っている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/160秒 22mm ISO3200 ) 露出補正 なし
004_230614012 X900 小田急ロマンスカーミュージアム G7X.jpg 4.SE 3000形
1階の小田急電鉄はじまりの車両「モハ1」のわきを抜けるとロマンスカー ギャラリー(展示会場)になる。5種のロマンカーが展示されていた。「画期的な軽量高性能新特急車」は、1957年に3000形として登場した。この3000形は "Super Express car" 、略して「SE車」と呼ばれる車両で、数多くの新機軸が盛り込まれ、軽量車両で安全に走行するための条件が徹底的に追求された、低重心・超軽量の流線形車両であった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 12mm ISO3200 ) 露出補正 なし
005_230614016 X900 小田急ロマンスカーミュージアム G7X.jpg 5.NSE 3100形の社内
展示されている車両の車内に入ることもでき、シートに座ってみることもできる。前を見ると運転席に上がる梯子が見えた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 17mm ISO3200 ) 露出補正 なし
006_230614019 X900 小田急ロマンスカーミュージアム G7X.jpg 6.連絡急行「あさぎり」
1968年7月1日からは、御殿場線直通列車が気動車からSE車に置き換えられ、愛称も「あさぎり」に統一された。「急行」の表示板が付いている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/800秒 22mm ISO3200 ) 露出補正 なし
007_230614021 X900 小田急ロマンスカーミュージアム G7X.jpg 7.「あさぎり」SE 3000形
反対側に回って、SE 3000形の正面を撮る。「乙女」号のプレートが付いた先頭車(写真4)と表情が違う。1950年のロマンスカー運転開始当初(SE車が投入される以前)はたくさんの愛称を持っており、朝一番から「あしがら」「明神」「はこね」「乙女」と往復毎に別の愛称を持っていたという。1960年(SE車投入以降)には16往復全部違う愛称の「あしのこ」「明星」「あしがら」「さがみ」「大観」「仙石」「はつはな」「湯坂」「明神」「はこね」「乙女」「神山」「姥子」「金時」「早雲」「夕月」と、愛称のインフレーションを起こしていたという。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 17mm ISO640 ) 露出補正 なし
008_230614022 X900 小田急ロマンスカーミュージアム G7X.jpg 8.NSE 3100形
 "New Super Express" 略して「NSE」という愛称が設定され、1964年には鉄道友の会よりブルーリボン賞を授与された小田急線で初めて展望席と2階の運転席を導入した車両である。先頭車2両と中間車1両が展示されている。先頭車には「さがみ」と「さようなら3100形NSE」と表示されていた。1963~1999年に運用された。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO2000 ) 露出補正 なし
009_230614025 X900 小田急ロマンスカーミュージアム G7X.jpg 9.HiSE 10000形
1987~2012年に運用された眺望性に優れた大きな窓とハイデッカー構造が特徴の車両である。先頭車1両が展示されており、ロマンスカーの特徴のひとつである連接台車も見られた。2012年に運用を終えた、いわば4代目の特急用車両である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.0 1/1000秒 10mm ISO1600 ) 露出補正 なし
010_230614026 X900 小田急ロマンスカーミュージアム G7X.jpg 10.HiSE 10000形 の社内
車内に入り、HiSE 10000形 の展望席を見ることができた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.0 1/1000秒 10mm ISO3200 ) 露出補正 なし
011_230614028 X900 小田急ロマンスカーミュージアム G7X.jpg 11.HiSE 10000形 の先頭車
大きな窓とともに、展望席を除く全ての客室を高床化した車両である。1988年には鉄道友の会よりブルーリボン賞を授与された。1987年は小田急の開業60周年となることから、これを記念すべく新形特急車両を増備することになった。この当時、観光バスなどで高床車(ハイデッカー)が導入されており、他鉄道事業者の車両においても高床構造の観光用車両が登場していた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1250 ) 露出補正 なし
012_230614030 X900 小田急ロマンスカーミュージアム G7X.jpg 12.RSE 20000形
1991~2012年に運用された。JR御殿場線への乗り入れのために新たに製造された車両で、小田急線で初めて2階建て構造の客席が導入された。先頭車1両と中間車1両が展示されている。小田急では、1955年から御殿場線へ直通する列車をキハ5000形気動車により運行を開始し、御殿場線が電化された1968年7月以降は8両連接から5両連接に短縮したSE車を使用して連絡急行「あさぎり」として運行していた。小田急とJRの間で相互直通運転に関する協議が進められることになった。この協議の中で、特急に格上げした上で運行区間も新宿 - 沼津間に延長し、あわせて2社がそれぞれ新形車両を導入した上で相互直通運転に変更することとなり、登場したのがこのRSE車20000形である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 21mm ISO800 ) 露出補正 なし
013_230614033 X900 小田急ロマンスカーミュージアム G7X.jpg 13.RSE 20000形 サービスコーナー
車内販売の基地となるサービスコーナーは、3・4号車の平屋部分に設けた。カウンター内には特別席のコールボタン表示盤が設置された。また、列車内専用の車椅子をサービスコーナーに常備した。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.0 1/1000秒 11mm ISO3200 ) 露出補正 なし
014_230614034 X900 小田急ロマンスカーミュージアム G7X.jpg 14.RSE 20000形 セミコンパートメント
4号車階下席に扉はないが、個室があった。セミコンパートメントが3室設置され、富士山麓をイメージするグリーン系の配色でコーディネイトされている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2500 ) 露出補正 なし
015_230614040 X900 小田急ロマンスカーミュージアム G7X.jpg 15.LSE 7000形
1980〜2018年に運用された LSE 7000形 は3代目のロマンスカーとして造られた。先頭車1両が展示されている。愛称は"Luxury Super Express"である。一方、観光客以外の日常利用が増加していたほか、1967年から開始された夕方新宿発の通勤用特急は増発が続けられ、このLSE 7000形も使用された。直線的でスピード感のあるフォルムが特徴の車両で、2018年まで長きにわたり運用された。新宿発17時以降の通勤特急ロマンスカーを平日18本、土休日18本運行している。LSE7000形は、2018年7月10日に新宿駅および箱根湯本駅で記念式典を行った後、同日の「ホームウェイ83号」をもって定期運行を終了した。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 22mm ISO1250 ) 露出補正 なし
016_230614039 X900 小田急ロマンスカーミュージアム G7X.jpg 16.ロマンスカーギャラリー
ロマンスカーギャラリーには5車種が展示されていた。向かって一番左が、初代SE3000形、その右側に二代目のNSE3100形、そして、その手前に三代目のLSE7000が見える。初代SE3000形の奥にはHiSE10000形が、そして、ヒストリーシアタ-の覆いの影になって見えないが、一番右にはRSE20000形2両が展示されていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/640秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
017_230614041 X900 小田急ロマンスカーミュージアム G7X.jpg 17.「乙女」「さがみ」「ホームウェイ」
こちら側からは、初代SE 3000形の「乙女」、次に二代目のNSE3100形には「さがみ」、一番右の三代目のLSE 7000形には「ホームウェイ」の先頭車表示が見られる。なお、現在、ロマンスカーとして運行している車両は1996年にデビューしたEXE 30000形 から、2018年にデビューしたGSE 70000形 まで4車種ある。2005年に運用開始された真っ白な美しい車体のVSE 5000形は、①アルミ合金押出形材によるダブルスキン構造の車体は溶接などの熱を加えての補修や修正が非常に困難で、修理に高度な技術や経験を要する。②連接構造や車体傾斜制御などに特殊な構造を多く採用しており、経年劣化に伴う主要機器の更新が難しく、性能を維持できないという問題点があり、更新工事を行わずに早期引退となることが決定され、2022年3月11日をもって定期運行が終了された。一度乗ってみたいと思っていたが、その機会もなく退役したのは残念だった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2000 ) 露出補正 なし

2022年7月 9日

箱根温泉一泊旅行 6月10日-11日

6月の初めに電話があり、娘たち夫婦から箱根に行こうと誘われた。家内の足が少し心配だが、車での移動であり、断る理由は何もない。
 娘の主人が新しく購入したBMWで家まで迎えに来てくれた。パワーがあって、乗り心地もよい。難点は後部座席に乗るときにルーフに頭をぶつけそうになることだったが、腰から先にシートに入れて行けば大丈夫だ。
 コースはすべて二人にお任せだ。止まるところも知らされていない。
 どこをどう走ったかは定かではないが国道1号から西湘バイパスにはいり、国府津辺りで下り、小田急線の栢山駅の近くにある「月読」(つきよみ)という蕎麦屋で昼食にした。
 そこから小田原に出て、箱根は強羅方面に向かい、道に迷いながらも宿に着いた。そこは早川を挟んで強羅の反対側で、宮城野の奥、大文字焼の明神岳のすそ野に位置する。宿のバルコニーからは強羅の街と早雲山へ上るケーブルカー、そしてその向こう側は大涌谷という山肌が見えた。宿は、2020年の11月にオープンしたホテルだった。全8室しかなく、源泉掛け流し半露天風呂付き客室であった。
 久しぶりに家族4人でのんびりと過ごすことが出来た。有難い。
 翌日は、娘たち夫婦が、私が良く写真を撮りに行く湿性花園のすぐそばの「相原精肉店」に寄るといったのは偶然だった。ロースト・ビーフやらソーセージを買い求めて、外に出てきたら店のご主人と鉢合わせし、サラミを追加購入することになってしまった。
 帰路は小田原にできた新しいショッピングセンターに寄り、また少々海産物などをお買い上げ。そして、西湘バイパス、東海道を走って、我が家にもどり、近くの街中華で夕食にして、解散となった。

000_220610021 X700 HAKONE NICA G7X.jpg
宿から強羅の街と箱根火山の最高峰・神山(1437.8m)を望む

001_220610001 X800 小田原郊外 蕎麦屋「月読」 G7X.jpg 1.栢山の蕎麦屋「月読(つきよみ)」
ドライバーの娘の主人がカーナビを見ながら到着したのは、小田急線の栢山駅近くの「月読」という蕎麦屋だった。ここで昼食。店主がこだわる「味のある蕎麦」を求めて、遠方や、開店時間前から訪れる人もいるという。店主は、毎朝その日に使う分だけの蕎麦を碾くそうだ。流石に美味い蕎麦だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
002_220610004 X800 芦ノ湖畔 山のホテル G7X.jpg 2.芦ノ湖畔のカフェ
湯本の方から登ってきて箱根神社の先にある「山のホテル」の芦ノ湖畔に建つ「サロン・ド・テ ロザージュ」というカフェでお茶にした。ダージリンの中でもタルボやマカイバリといった有名茶園で、茶園の風土に合った時期に摘まれたトップクオリティの紅茶など、常時20種類以上と充実の品揃えをしているという。紅茶に特化している。紅茶に無知な私は聞いたことがある名のアッサムを注文した。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
003_220610006 X800 芦ノ湖畔 山のホテル G7X.jpg 3.芦ノ湖の遊覧船
湖の上を遊覧船が行く。海賊船タイプではない白い落ち着いた形の船だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
004_220610029 X800 HAKONE NICA G7X.jpg 4.ホテル到着
娘たち夫婦にとっては、静かなホテルでのんびりするのが旅の目的らしい。少し早めの到着。ビールが美味かった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
005_220611036 X800 HAKONE NICA G7X.jpg 5.ロビーのテラスからの眺め
午後の4時である。空は雲に覆われ、コントラストが出ないが、豊かな緑が広がる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
006_220610034 X800 HAKONE NICA 強羅の眺め G7X.jpg 6.神山(1437.8m)
強羅の街の向こうに箱根火山の最高峰である神山が見える。強羅から神山の手前の早雲山に登るケーブルカーの軌道が見え、その終点からロープウェイが右の方に登っていく。ここからは見えないが、噴煙が見える神山の山肌に隠れた、その奥が大涌谷になる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 27mm ISO125 ) 露出補正 なし
007_220611052 X800 HAKONE NICA G7X.jpg 7.テラスから
翌日(6月11日)の朝、テラスから見下ろす緑には、多分マルバウツギと思われる白い花が咲き、その花の周囲をチョウが舞っている。矢印の上の花にアサギマダラが止まって吸蜜していた。望遠端37㎜(35mm版100mm相当)で撮っても、確認できないほど遠くに止まっていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO500 ) 露出補正 なし
008_220611052t X800 HAKONE NICA G7X.jpg 8.アサギマダラ
画像があれるのを覚悟で、アサギマダラと解る画像サイズに拡大してみた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO500 ) 露出補正 なし
009_220611093 X800 小田原 ミナカ G7X.jpg 9.ミナカ小田原
仙石の箱根湿性花園の入り口にある「相原精肉店」で、ローストビーフ、ソーセージ、サラミ、そして生ラーメンなどを買って、小田原へ下りた。小田原駅の近くに新しくできた「ミナカ小田原」という商業施設に寄っていく。ミナカ小田原は小田原駅直結、地上14 階+地下1階 の「タワー棟」と江戸情緒薫る「小田原新城下町」からなる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
010_220611091 X800 小田原 ミナカ G7X.jpg 10.ミナカ小田原 城下町市場 3階
40以上の店舗が集結している。「ミナカ小田原」という名称は、小田原の新しい時代の幕開けを願い、市民公募により命名されたそうだ。「みなか」とは、「真ん中(中心)」という意味の古語で、万葉集に日本一の霊峰・富士山を示す意味としても使われているという。城下町市場3階は21の店舗が両側に並び、その通りに置かれたテーブル、椅子には多くの人が陣取って行った。この日は土曜日で、人が多く出ていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​2.5​ 1/1000秒 ​15​mm ISO1​25​ ) 露出補正 なし
011_220611089 X800 小田原 ミナカ G7X.jpg 11.ミナカ小田原 二宮金次郎広場
城下町市場3階の小田原城寄りには郷土の偉人、二宮金次郎にちなんだ金次郎広場というところがある、これまで一度も描かれることのなかった 二宮金次郎の激動の生涯が初めて完全劇映画化され、2019年6月1日に封切られた。その「二宮金次郎夫婦像」が見守る金次郎広場では、賑わいを創出するための広場として、多彩なイベントが実施されている。昨日の昼に栢山の蕎麦屋「月読」寄ったが、その近くに尊徳の生誕の地があり、二宮尊徳生家に隣接する記念館があった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
012_220611098 X800 小田原 ミナカ G7X.jpg 12.ビルに映る小田原城
金次郎広場では、地上14 階の「タワー棟」の建物の側面に小田原城が映っていたのが見えた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 24mm ISO200 ) 露出補正 なし


2019年1月 6日

大晦日と三が日 2018年から2019年へ

12月27日にあった忘年ゴルフで、今年のイベントはすべて終了した。
 年賀状は25日に投函を済ませた。一年間の「やりっぱなし」のツケで、散らかされていたカメラ関係の資材や、パソコンの参考書、そして、夏物、冬物がゴッチャ混ぜになった衣料の整理もしておかないといけない。家事は棚の上など高いところの埃払いを私がすることになるが、たいしたことはしなかった。
 大晦日は気温は低かったが、良い天気だった。帷子川に来ているだろう水鳥を見に行く。オナガガモ、ホシハジロ、キンクロハジロが来ていた。
 元旦は、娘たちの家で、娘の主人の父親を招いて、家族の新年会だった。
 2日は、私の家内の父親の命日なので、例年通り八王子へ墓参りに行く。以前は10人以上が集まったが、母親と家内の兄たち3人が他界してしまったので、寂しくなった。
 遅くなってしまったが、3日は、氏神さまの神明社と橘樹神社に初詣に行った。午後は3時半ごろになって冷たい風の吹くなか横浜の大桟橋へ、夕焼けのみなとみらいを撮ろうと出かけた。天気は良かったのだが、きれいな夕焼けは見られなかった。これはまた別編で。
 今年の三が日は風もあって寒かったが、良い天気だった。今年も元気に過ごしたいと思う。

1.オナガガモ 大晦日
帷子川にはいつも真っ先に姿を現すオナガガモだが、今年も渡ってきていた。真ん中にいるのが♀でその周りの3頭は♂だ。♂の尾が長いのでオナガガモという和名がある。ポケットに入れて持ち歩く小さなカメラがなかったので、暮れにCanon PowerShot SX620 HSを購入したが、その望遠端である35㎜版換算625mmで撮影。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.6 1/320秒 112mm ISO320 ) 露出補正 なし
181231001.jpg
2.ホシハジロ♀ 大晦日
日本には越冬のために飛来するが繁殖はしない。♂より♀のほうが落ち着いた毛色をしている。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.6 1/500秒 112mm ISO400 ) 露出補正 なし
181231002.jpg
3.ホシハジロ♂ 大晦日
ホシハジロは10月に入ると日本への飛来が始まるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
181231003.jpg
4.オナガガモの雌雄 大晦日
オナガガモの♂と♀のペアだが、夫婦かどうかは分からない。川面の波紋がきれいだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 94mm ISO1000 ) 露出補正 なし
181231004.jpg
5.キンクロハジロ♂ 大晦日
キンクロハジロもおなじみだ。星川の辺りではオナガガモが最も上流側にいることが多く、キンクロハジロは天王町に近いほうに群れている。初列風切の上面には白い斑紋が入り、和名ハジロの由来になっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 164mm ISO320 ) 露出補正 なし
181231005.jpg
6.オナガガモの群れ 大晦日
オナガガモが8頭、同じ方向に向かって泳いでいた。♀が3頭いる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 45mm ISO250 ) 露出補正 なし
181231006.jpg
7.帷子川の冬鳥 大晦日
天王町寄りの古町橋まで行って、戻って上流に向かって歩く。これは愛染橋の上から撮った。向こうに見えるのは常盤橋だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 13mm ISO100 ) 露出補正 なし
181231007.jpg
8.使われなくなった線路 -1 大晦日
相鉄線は昨年の11月24日から上り線も高架線に移り、これで上下線とも高架を走ることになった。踏切はなくなって、車は一時停止しないで通過する。工事はまだ完了しておらず、あと、2年ほどかかるようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
181231008.jpg
9.使われなくなった線路 -2 大晦日
これは新しく使われるようになった天王町方面への高架線。天王町駅は以前から高架駅になっているが、現在その駅の改修が行われている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 13mm ISO100 ) 露出補正 なし
181231009.jpg
10.上り電車 大晦日
常盤橋付近を走る上り横浜行き電車。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 64mm ISO100 ) 露出補正 なし
181231010.jpg
11.星川駅高架ホーム 元旦
昨年、11月24日始発から使用されるようになった星川駅上り線ホーム。元旦は星川から相鉄線に乗り、大和で小田急線に乗り換えて新百合ヶ丘へ行った。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/400秒 9mm ISO80 ) 露出補正 なし
181231011.jpg
12.小田急線新百合ヶ丘駅ロータリー 元旦
娘たちの家で家族の新年会を終え、気持ちよい風に吹かれながら新百合ヶ丘駅まで歩いてきた。小田急線の改札は2階にあり、下はバスターミナルのあるロータリーになっている。昨年12月にポケットに入れて持ち歩くために購入したコンパクトカメラは、光量が多い時は良いが、暗いとやはり手振れする。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/20秒 6mm ISO1250 ) 露出補正 なし
181231012.jpg
13.八王子 大乗寺 1月2日
1月2日に家内の両親や兄たちが眠る八王子の大乗寺へ墓参りに行くのは、もう40年近く続いているのではなかろうか。だんだんと墓参りをする人たちが少なくなって行くのが寂しい。この大乗寺は天正5年(1577年)、小石川本郷駒込に創建された日蓮宗の寺である。太平洋戦争末期の昭和20年(1945年)、東京大空襲による無差別爆撃で焼失した。昭和49年(1974年)に現在地に移転した。 この本堂の屋根瓦の主なものは、小石川にあったものだそうだ。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 7mm ISO80 ) 露出補正 なし
181231013.jpg
14.八王子 大乗寺方丈の屋根 1月2日
今までお参りにきても屋根には関心がなかったが、あらためて見てなかなか立派だなと思った。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/800秒 9mm ISO80 ) 露出補正 なし
181231014.jpg
15.小海老のから揚げ 1月2日
八王子の墓参りの後、築地へ出て寿司屋で食事をした。寿司の前に酒のあてに「小海老のから揚げ」というのを注文してみた。これがふっくらとしていて旨かった。一匹つまんで、マットの上に取り出して撮った。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/300秒 6mm ISO160 ) 露出補正 なし
181231015.jpg
16.波除神社 -1 1月2日
食後、場外市場を歩いてみたが、ほとんどの店は閉まっていた。波除神社にお参りする。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/40秒 8mm ISO250 ) 露出補正 なし
181231016.jpg
17.波除神社 -2 1月2日
神社の前の立札に書かれた由緒によれば、波除神社の創建は万治年間(1658-1661)とされている。wikipediaによれば、 江戸時代の明暦の大火後、当時はまだ江戸湾が入り込んでいた築地の埋め立て工事が行われたが、荒波の影響で工事は難航した。その最中のある晩、光を放ち海面を漂う御神体が見つかり、万治2年(1659年)、現在地に社殿を建て祀った。その後、波が収まり工事が順調に進んだことから、「波除稲荷」と尊称して厄除けなどに信仰を集めることとなったという。参拝者は茅の輪をくぐって社殿で2礼、2拍、1礼。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/20秒 12mm ISO1250 ) 露出補正 なし
181231017.jpg
18.ベニーリの丘 1月3日
野村不動産の横浜ビジネスパークを通って、神明社へ向かう。ここは横浜ビジネスパークの中央にある「ベニーリの丘」に造られた池だ。水面に周囲の建物が映り込んでいた。クリスマスなどにはイルミネーションが輝き、ライトアップされる。

HTC HTV31 20.2 Mega Pixels
オートで撮影 ( f2.2 1/120秒 5mm ISO80 ) 露出補正 なし
181231018.jpg
19.保土ヶ谷神明社 1月3日
神奈川県神社庁の献幣使参向神社となっており、横浜市内では最も由緒の古い神社の一つとされる。私たちがこの地へ移り住んできて以来、勝手にに氏神さまとさせていただいているが、もともとは、氏という字のように、氏族にとって縁の深い神社や、親神を祀った神社という意味だった。しかし次第に、今住む地域を守る神を「氏神さま」と呼ぶようになっていったようである。 「氏神さまは、あなたが住む地域を守ってくださっている神様のことです。」ということで、橘樹神社と併せて氏神さまになっていただいて、毎年感謝のお参りをしている。

HTC HTV31 20.2 Mega Pixels
オートで撮影 ( f2.2 1/457秒 5mm ISO50 ) 露出補正 なし
181231019.jpg


2017年2月23日

まつだ桜まつり 2月6日

神奈川県足柄上郡松田町に河津桜の名所がある。横浜から東名高速で大井松田で下りるとほど近い。そして、その松田町の西平畑公園では「第19回まつだ桜まつり」が2月11日~3月12日に開催されることになっている。しかし、今年は河津さくらの開花が早く、もう見ごろを迎えているとTVなどで報じられていた。「第19回まつだ桜まつり」会期前だが、2月6日の月曜日に行ってみることにした。車で自宅から1時間足らずで行けるところだ。
  西平畑公園は松田山の中腹にあり、そこに駐車場もあるようだが、混雑が予想される。JR御殿場線の松田駅周辺の駐車場に停めて、そこから歩くことにした。25分くらいだ。
 比較的暖かい日だったが、少し雲が出ていて、富士山の全容が見られなかったのが残念だった。

1.JR御殿場線松田駅前
二宮金次郎の像があった。二宮金次郎(尊徳)は天保7年(1787年)に松田(小田原市栢山)で百姓の長男として生まれ、安政3年(1856年)、日光今市で亡くなっている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f10​​​ 1/​400​秒 18mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.西平畑公園​​
JR松田駅前から東名高速の下をくぐって、松田山を登っていく。途中、見上げると河津桜の連なりが見えた。そこが西平畑公園だ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f10​​​ 1/​400​秒 18mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.足柄の山を背景に
​​ 南西の方向を振り返る。背景の山は矢倉岳だ。春にウスバシロチョウの写真を撮り行く「夕日の滝」の近くになる。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f10​​​ 1/​400​秒 18mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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4.箱根の山
​​ 真下に東名高速を見て、大雄山の街の向こうには箱根の山が連なる。なだらかな山は明神ケ岳(標高1169m)だ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f9​​​ 1/​320​秒 18mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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5.満開の河津桜
​​ 斜面の日当たりの良いところに咲く彼岸桜はほぼ満開だった。今年の桜祭りの会期は2月11日~3月12日だそうだが、始まる前に満開を迎えている。例年より2~3週間早いという。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f10​​​ 1/​400​秒 28mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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6.河津桜と東名高速
​​ 松田山西平畑公園の下を東名高速道路が走る。これは東京方面だ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6​​​ 1/​500​秒 92mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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7.カワヅザクラ -1
​​​​ カワヅザクラは、wikipediaによれば、1955年に飯田勝美が静岡県賀茂郡河津町田中で原木を偶然発見したことが由来である。オオシマザクラとカンヒザクラの自然交雑種であると推定されているそうだ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6​​​ 1/​1000​秒 165mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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8.カワヅザクラ -2
​​​​ 1974年に「カワヅザクラ(河津桜)」と命名され、1975年に河津町の木に指定された。現在も原木はこの地に存在し、2007年現在で樹齢50~60年である。また、1968年頃からこのサクラが増殖されるようになったそうだ(wikipedia)。「まつだ桜まつり」は19回目だ。西平畑公園では松田町民が斜面に約260本の河津桜を植えたという。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f7.1​​​ 1/​800​秒 102mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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9.金時山を背景に
​​​​ 密集した河津桜の向こうには、箱根の金時山(標高1213m)が見える。富士山はこの右側に見えるのだが・・・

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f8​​​ 1/​1000​秒 78mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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10.カワヅザクラ -3
​​​​ カワヅザクラは1月下旬から2月にかけて開花する早咲き桜である。花は桃色ないし淡紅色で、ソメイヨシノよりも桃色が濃い。また花期が1ヶ月と長い。この枝にはまだ蕾がたくさんあった。蕾があると桃色がより濃く見える。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f10​​​ 1/​400​秒 50mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
11.相模湾を望む​​
​​​​ はるか南東の方を眺めると相模湾がきらきらと輝いて見えた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f10​​​ 1/​1250​秒 92mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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12.酒匂川 -1
​​​​​​ 眼下には酒匂川が流れる。大きな川の流れを見ると大らかな気分になる。桜の花をアップで入れたかったので絞り込んで撮った。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​​​ シャッタースピード優先オートで撮影  (​ ​f22 1/​125​秒 70mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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13.酒匂川 -2​​
小田急線の鉄橋を特急「あさぎり」が渡っていく。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
シャッタースピード優先オートで撮影  (​ ​f20 1/​125​秒 44mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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14.姿を表さなかった富士山​​​​
富士山はほぼ真西の方向にある。カメラを構えた大勢の方々が雲が切れるのを待っていたが、残念ながら下半分は見ることができなかった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
シャッタースピード優先オートで撮影  (​ ​f22 1/​175​秒 44mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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2015年10月31日

「ららぽーと海老名」オープン初日 10月29日

前の日のTV番組で「ららぽーと海老名」がきょうオープンすることを知った。海老名は相鉄線の終点であるとともに小田急線、JR相模線が交差する相模の国の中心地である。
  海老名駅は私が生まれた年である1941年(昭和16年)に開業したそうだ。当初は1943年に相鉄線に吸収合併される神中鉄道線の駅だった。そしてその1943年(昭和18年)4月1日 に は隣接していた小田急線の海老名国分駅が廃止され、海老名駅が小田急小田原線の駅として旅客営業開始された。また、1987年​3月21日 には 国鉄相模線の駅としても開業する。

小田急小田原線と相鉄本線の合流点に設けられた​海老名​駅は、開業当初、周辺集落のいずれからも遠い水田地帯の真ん中に位置していた​そうだ。だが、海老名駅メインの出入口である東口には​、2002年4月より丸井海老名など130以上の専門店が入居する大型ショッピングモールのビナウォークが​出来​、少し離れるとイオン海老名店やショッパーズプラザ海老名などの商業施設、海老名市役所や海老名郵便局、さらにヤマダ電機やダイソー、そして駅からかなり離れているがコジマなどの家電量販店、オークラフロンティアホテル海老名、海老名プライムタワー​などが立地している賑やかな市街地として発展してきたという。
​  東口と​JR海老名駅のある西口では街の様相が大きく異なっていたが、​西口​に​おいて​も​再開​発​の準備​が進​められ、西口開発事業における中核施設として「ららぽーと海老名」が​今日オープンされたのだ。

​ ​

小田急とJR相模線の先にある「ららぽーと海老名」​との間は、小田急の所有地であり、​それまでは市街化調整区域のため開発が認められなかったが、2009年9月中旬に市街化区域に編入されたことにより、再開発の下地が​整い、​都市デザインコンセプト​を​地形的特徴から「段丘都市」として​、​現在再開発が準備され​、​2016年度​に着工されるという。​、竣工は2025年度を​予定されているが、海老名駅は東口、西口一体となって発展していくことになるのだろう
​ ​ ​ 2010年に完成した小田急海老名駅構内の自由通路を延伸する形で、JR​相模線​海老名駅までの連絡通路(新自由通路)が2015年10月に整備された​。オープンした「ららぽーと海老名」への客はこの自由通路を渡って、相鉄線の改札口から、「ららぽーと海老名」の入り口に導かれた。時刻は10時50分、さすがオープン初日、平日の午前中にもかかわらず凄い人出だった。次の土、日にはもっと凄いことになるのだろう。

1.海老名駅
​ 何年か前(2006年)、大型ショッピング・モール​ができて間もない頃、相鉄線に乗ってその終点である海老名に来たことがある。そのころショッピング・モールのあったのは東口で、JR相模線の海老名駅の方はまだまだ未開発であった。この日オープンになった「ららぽーと海老名」へは相鉄線の改札を出て、誘導に従い西口に向かう。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
​ プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/200秒 5mm ISO125 ) 露出補正 なし
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2.「ららぽーと海老名」
​ 「ららぽーと海老名」へは、西口への連絡通路が延長されて、連絡路ができていた。途中、下に見える小田急線とJR相模線との間は、これから開発される。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
​ プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 12mm ISO125 ) 露出補正 なし
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3.新しくなったJR相模線の海老名駅入り口
​ 「ららぽーと海老名」への連絡通路の左手にはJR相模線の真新しい海老名駅改札口が出来ていた。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
​ プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/250秒 5mm ISO125 ) 露出補正 なし
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4.「ららぽーと海老名」入口
​ 連絡通路を渡りきるとそのまま「ららぽーと海老名」の入り口となった。入ると全部で4フロアあるうちの2階フロアである。オープンから1時間後の11時少し前に着いたが、大勢の人びとが吸いこまれていく。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
​ プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/800秒 5mm ISO125 ) 露出補正 なし
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5.「タカシマヤ スタイルメゾン」
​ 入ってすぐ右側に「タカシマヤ スタイルメゾン」というショップが目に付いた。これは新業態となる編集型のサテライトショップだとのこと。日常のハレカジュアルストアをコンセプトに、コスメやファッション雑貨、ライフスタイル雑貨などを展開。百貨店ならではのグレード感、アイテム集積を地域のニーズやSCの環境に合わせて編集すると共に、新業態ならではの新たな商品も取り入れ、百貨店グランドフロアのような、楽しさや華やかさを提供すると謳われている。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
​ プログラムオートで撮影 ( f4 1/100秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.吹き抜け
​ 入口の上は4階までの吹き抜けになっていて、外光が取り込まれている。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
​ プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/100秒 5mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.屋上
​ 各フロアのショップはどの店も大勢の人で溢れている。入場制限されていた店もある。レジにも長い列ができている。一番上から降りてこようとエスカレータで上がっていくと屋上に出た。屋上は駐車場になっている。丹沢の大山が見えた。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
​ プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/800秒 19mm ISO125 ) 露出補正 なし
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8.4階フロアから
吹き抜けとなっている4階フロアから下を眺める。各階のショップを眺めながら下りて行こうと思う。出店数は全部で263店舗だそうだ。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/30秒 5mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.生ハム食べ放題!
4階のフロアを歩いていくと「パルマ産生ハム60分食べ放題」というポスターが目を引いた。@500円だそうだ。「樽生フリーワイン60分飲み放題」@1400円というのもある。入店を待つ長いお客さんの列ができていた。一度来てみようと思う。この店は株式会社ユニマットプレシャス レストラン事業部が営む銀座で人気のイタリアンバル「バル ピノーロ」。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/30秒 14mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
10.アウトドア用品の店
「モンベル」というアウトドア用品の店があった。最近のアウトドア ブームもあってお客さんも入っている。このほかにもA$F、THE NORTH FACE、スノーピーク、エルプレスといったアウトドア用品の店が数店あった。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/40秒 5mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
11.駄菓子屋さん
3Fに「ふうりん堂」という駄菓子屋さんがあった。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/30秒 5mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
12.3Fフロアを歩く
3Fフロアを歩きながら、2Fを見る。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/40秒 5mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
13.チーズタルト
入口のフロアである2Fは特に人が多かった。ぐるっと回って、!Fへ下りようと下の店を見てみた。人が多く集まっている店があり、はじめたこ焼き屋さんかと思ったがよく見るとケーキの店のようだ。自由が丘に本店のあるチーズタルトの「BAKE」だ。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/40秒 5mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
14.相鉄線、小田急線への連絡橋
12時少し前、何も買うことはなかったが、そろそろ引き上げることにした。「ららぽーと海老名」側から東口方面へ続く連絡橋を見る。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 10mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
15.海老名駅構内
東口に連絡する海老名駅構内は行き交う人が多かった。東口側へ行って、ショッピング・モールの中で食事をしようかと思ったが、見たところ東口の方も人出が多かった。今日は諦めて電車に乗る。 ​

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​5​ 1/​6​0秒 1​3​mm ISO1​60​ ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。


2014年5月28日

江の島 と 鎌倉長谷観音 5月13日


  小学校のクラス会の幹事を引き受けている。これまでも2年に一度くらいは集まる機会があったが、70歳を過ぎて、お互い時間もできたので、「もう少し頻繁に会おうか!」ということになり、半年に一回開催することにし、その幹事を引き受けることにした。
 昨年12月は、横浜に来てもらった。その時に次回の希望を聞いたら、江の島へ行きたいという。続けて神奈川県に来ていただくのは申し訳ないと思ったが、ご希望に従う。幹事といっても特に何をするわけではない。前回開催時に、今回の開催日は決めてあるので、どこを周るかを少し考えて、食事をする店を決め、案内を出すだけだ。今はe-mailがあるので、連絡も簡単である。(しかし、約3名ほど携帯のメールも使ったことがない方がいる。この方々には郵便で知らせて、返事をいただくしかない。申し訳ないが電話連絡は億劫だ)
  午前11時に小田急線の片瀬江ノ島駅で集合。全員遅れることなく到着した。江の島大橋を渡って、参道の石畳を歩き、江島神社、奥津宮をお参りして、岩屋通りを下って、海岸に出る。3~4名は戻ってくるときの登りが辛そうだと下りなかった。この日は何やら工事中で岩屋に入ることはできなかった。昼食は岩屋に行く途中にある「魚見亭」というところを予約しておいた。各自、好きなものを食べてもらう。
 昼食後は江ノ電に乗って、長谷寺と大仏へ行くことになった。片瀬江ノ島からまっすぐ帰るというメンバー2人と別れ、江ノ電に乗る。結局、時間にあまり余裕もないので、長谷寺だけにした。小一時間散策をして、JR鎌倉駅へ着いたのは夕方5時だった。

1.トンビ
朝のうちははっきりしない天気だったが、11時に小田急線の片瀬江ノ島駅で集合し、江の島に向け歩き出すころには、日が射すほどになっていた。江の島大橋を渡りながら、浜を見ていると、トンビが2~3羽、翅を休めていた。トンビなのかトビなのか、はっきり知らなかったが、トンビともトビともいうらしい。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/480秒 185。0mm ISO100 ) 露出補正 なし
トンビ;クリックすると大きな写真になります。
2.江島神社
江島神社の階段を上がる。階段の手前には、エスカーというエスカレーターがある。昭和34年に国内初の屋外エスカレーターとして、高低差46メートルを4連で結ぶ全長106メートルの「江の島エスカー」が登場した。頂上まで石段を上っていくと20分かかるところ、江の島エスカーだとわずか4分で登れるという。参加者の意見を聞いたが、エスカーはやめて階段を上ることにする。瑞心門から、いま上がってきた参道を眺める。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.5 1/840秒 5.8mm ISO400 ) 露出補正 なし
江島神社;クリックすると大きな写真になります。
3.江の島ヨットハーバー
江の島ヨットハーバーは1964年10月に開催された東京オリンピックのヨット競技の会場として使うために、1961年より江ノ島の北東側海岸にあった岩場を埋め立て1964年に完成している。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/900秒 38.1mm ISO100 ) 露出補正 なし
江の島ヨットハーバー;クリックすると大きな写真になります。
4.岩屋道通り
予約した昼食の時間調整と、頂上まで登ってきた疲れを癒すため、海の見える Cafe でお茶にする。男性はビールだ。一休みしたあと、岩屋への道を歩く。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/250秒 10.7mm ISO200 ) 露出補正 なし
岩屋道通り;クリックすると大きな写真になります。
5.奥津宮
江の島が二つにくびれているところ(山ふたつ)の断崖を眺め、先に進むと江島神社の奥津宮がある。江島神社のご祭神は三人姉妹の女神だが、この奥津宮の祭神は多紀理比賣命(タギリヒメミコト)。 三人姉妹の一番上の姉神で、安らかに海を守る神様といわれている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/850秒 9.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
奥津宮;クリックすると大きな写真になります。
6.龍宮
関連のインターネット情報によると、江の島は沸出以来龍の棲む所と言われ、古来より龍神は弁財天信仰と習合し、密接な結びつきから江島縁起を始め多くの伝説が残っている。鎌倉で悪行を重ねていた、5つの頭を持つ5龍頭は、江ノ島に舞い降りた弁財天の弁天様に一目惚れし、更正を誓い結婚した。五龍頭は江ノ島の正面にある龍口寺に五龍頭は祀られてが、ここ龍宮(わだつみのみや)にも祀られている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/800秒 6.0mm ISO400 ) 露出補正 なし
龍宮;クリックすると大きな写真になります。
7.稚児ヶ淵
江の島の一番奥にあたる稚児ヶ淵の上に出た。ここから石段を下りて、左の方へ行くと岩屋である。この日は防護ネットの張替等工事のため入ることができなかった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.4 1/850秒 15.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
稚児ヶ淵;クリックすると大きな写真になります。
8.茅ヶ崎沖 烏帽子岩の遠望
茅ヶ崎の烏帽子岩をHS50の望遠端(35mm版換算1000mm)で撮る。烏帽子岩は正しくは姥島(うばしま)ということを知った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/900秒 185.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
茅ヶ崎沖 烏帽子岩の遠望;クリックすると大きな写真になります。
9.もどり道
昼食は稚児ヶ淵の崖の上にある「魚見亭」を1時に予約していた。少し早めに着いたが、平日のためか、入ることができた。みんな自分の食べたいものをそれぞれ注文し、1時間ほど海を見ながら、食事とおしゃべりを楽しんだ。ここで次回開催の日取りと場所が決まり、合わせて、この日はこれから江ノ電に乗って、鎌倉の長谷へ行こうということになり、「魚見亭」を後にした。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/950秒 23.3mm ISO400 ) 露出補正 なし
もどり道;クリックすると大きな写真になります。
10.鵜
来るときはトビを見てきたが、帰りには鵜がいた。鵜にはウミウとカワウがいて、両者はよく似ている。くちばしの基部の露出部が小さく、口角で三角形に尖るという特徴から、これはウミウと判断した。'環境省のウミウとカワウの見分け方を参照した。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/420秒 160.5mm ISO100 ) 露出補正 なし
鵜;クリックすると大きな写真になります。
11.江ノ電 江の島駅
江ノ電は単線運転だ。ここ江の島駅で交換する。車内は学校帰りの小学生たちでにぎやかだった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/350秒 30.3mm ISO100 ) 露出補正 なし
江ノ電 江の島駅;クリックすると大きな写真になります。
12.長谷
江ノ電を長谷で下車した。大仏へ行こうか、長谷寺へ行こうか、両方行こうか、相談したが、時間も心配なので長谷寺に行こうということになった。長谷寺に向かって歩いていくと左側に収玄寺というお寺があった。何回か長谷寺を訪れているが今まで気が付かずに通り過ぎていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/850秒 12.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
長谷;クリックすると大きな写真になります。
13.イワシカギクで吸蜜するヤマトシジミ
長谷寺の境内で小さな花が咲いていたが、花に詳しいクラスメートがイワシカギクと教えてくれた。そのイワシカギクにヤマトシジミの♂が吸蜜に来ていた。なかなか落ち着いてくれず、撮りにくい。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/350秒 106.8mm ISO100 ) 露出補正 なし
イワシカギクで吸蜜するヤマトシジミ;クリックすると大きな写真になります。
14.オガタマノキの花
境内にオガタマノキの花が咲いていた。木に名札があったのでオガタマノキと分かった。オガタマノキ(招霊木)はモクレン科オガタマノキ属の常緑高木で日本に自生するモクレン科では唯一の常緑樹だそうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/120秒 30.3mm ISO800 ) 露出補正 なし
オガタマノキの花;クリックすると大きな写真になります。
15.カイウ
海芋という札が立てられていた。サトイモ科の多年草だそうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/120秒 11.9mm ISO400 ) 露出補正 なし
カイウ;クリックすると大きな写真になります。
16.弁天窟の弁財天
境内の放生池を過ぎた辺の弁天堂をさらに奥へすすむと、弘法大師参籠の地と伝わる弁天窟があり、その名にちなみ窟内壁面には弁財天とその眷属(けんぞく:神の使者)である十六童子が彫られている。光はほとんどなく、ノーフラッシュで無理やり撮った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/6秒 6.0mm ISO3200 ) 露出補正 なし
弁天窟の弁財天;クリックすると大きな写真になります。
17.和み地蔵
弁天窟から出てくると和み地蔵に迎えられた。その名の通り、心を和ませてくれるお顔をされている。宮城県の石神彫刻工房で作られたそうだ。長谷寺を出て、再び江ノ電に乗り、JR鎌倉駅へ。みなさんはちょうど来た湘南新宿ラインに乗り、切符を買っていて乗り遅れた人と、その面倒を見ていた人と私の3人は次に来た横須賀線の電車に乗って帰路に着いた。次回は今秋11月に三鷹のジブリの森で再会を予定している。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/160秒 4.4mm ISO320 ) 露出補正 なし
和み地蔵;クリックすると大きな写真になります。


2012年5月28日

新緑の日影沢と八王子城跡 5月14日 1/2 日影沢


 昨年は5月19日にアオバセセリを狙って、裏高尾の日影沢に出掛けた。今年もその頃を予定していたが、他に旅行などの予定もあり、その前の5/14~5/18の週に行く計画をした。時期的に少し早いかなと思ったが、5月7日に行った長池公園でアオバセセリがいたので、ちょうど適期だと思う。今回もボランティア・ガイドをしている友人に案内を頼んで同行していただくことにし、5月14日、日影沢と八王子城跡へ行く計画を立てた。
  昨年は高尾駅からバスに乗ったが、今年は八王子城跡への移動を考え、マイカーで行くことにする。午前9時に小田急線の狛江駅で友人をピックアップし、日影沢のキャンプ場へ着いたのは10時半少し前だった。日影沢では、ウツギの花がまだ少ししか咲いていない。そしてアオバセセリの姿はなかった。しかし、午後から廻った八王子城跡では、アオバセセリが迎えてくれた。

日影沢キャンプ場 高尾森林センター 多目的ホール;クリックすると大きな写真になります 1.日影沢キャンプ場 高尾森林センター 多目的ホール
おどろいたことに日影沢キャンプ場の多目的ホール「ウッディハウス愛林」が焼失していた。今年の4月22日に火災があったそうだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/400秒 21.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
サカハチチョウ春型;クリックすると大きな写真になります 2.サカハチチョウ春型
一本だけ咲き始めていたミツバウツギの花に、サカハチチョウの春型が吸蜜に来ていた。オレンジ色が鮮やかに映える。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
サカハチチョウ開翅;クリックすると大きな写真になります 3.サカハチチョウ開翅
この日は、サカハチチョウの多くの個体に出会えた。陽の光をいっぱいに浴びる。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
吸水するサカハチチョウ;クリックすると大きな写真になります 4.吸水するサカハチチョウ
昨年も同じ所で、同じシーンを見たような気がする。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/640秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
吸水するサカハチチョウ;クリックすると大きな写真になります 5.ダイミョウセセリ
この花はミツバウツギではないようだ。後で調べてみようと写真を撮っていたらダイミョウセセリがやってきた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -1.0段
オナガアゲハ;クリックすると大きな写真になります 6.オナガアゲハ
先ほどサカハチチョウがいた1本だけ花を付けているミツバウツギにはオナガアゲハが入れ代わり立ち代わりやってきていた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/320秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
オナガアゲハは花から花へ;クリックすると大きな写真になります 7.オナガアゲハは花から花へ
♂の特徴である後翅前縁の白い紋が鮮やかに見える。連写で撮っていると、このようなシーンも撮れる。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
アサギマダラ;クリックすると大きな写真になります 8.アサギマダラ
同じミツバウツギの花にアサギマダラがやっていきた。落ち着いて吸蜜を始める。じっくり撮ることができた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
ニホンカワトンボ?;クリックすると大きな写真になります 9.ニホンカワトンボ?
カワトンボの仲間と思う。日影沢にはこのイトトンボ、カワトンボの仲間が多い。この日も少なくとも3種は見ている。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし


2012年3月29日

世田谷線巡り 3月6日 3/3


 上町駅からら、宮の坂駅へひと駅電車に乗る。世田谷線は三軒茶屋から終点の下高井度まで全線5kmしかない。宮の坂の先は、山下、松原、下高井戸だ。全部で10駅である。宮の坂で保存車両を見たり、世田谷八幡宮をお参りしたりして、山下へ移動した。山下は小田急線の豪徳寺駅と接続するので、豪徳寺というお寺は、山下が最寄り駅と思い込んでいた。ところが宮の坂が最寄りだった。全線5kmといえども、あちこち歩き回ったのでだいぶ疲れてきた。320円の「世田谷線散策きっぷ」を利用して再度、宮の坂駅へ戻り、世田谷八幡宮とは線路の反対側にある豪徳寺にお参りした。
  12時半に三軒茶屋を出発、午後4時を過ぎた。3時間半、電車に乗った時を除いては休みなしで歩いていたので少々疲れた。昼飯も食べていない。今日の世田谷線巡りは豪徳寺参拝で終わりにし、豪徳寺駅前のファミレスに入ってビールとスパゲティなどを食べてひと休みした。帰りは小田急線で、相模大野、大和を経由して、相鉄線星川にたどりついた。なかなか見どころの多い楽しい散策だった。

28.デハ80型
宮の坂駅のホームの隣にデハ80型の保存車両が置かれていた。デハ80型は1950年から1953年にかけて、28両が製造された。ただし、新規製造は最初の6両(81号から86号)のみで、後の22両(87号から108号)は旧型車の鋼体化改造で登場している。この車両は87号で大正14年(1924年)に旧型車両として製造され、デハ80型に更新され、昭和44年(1969年)まで玉川線を走り、その廃線により、江ノ電に譲渡され、601号となり、1990年に運転終了した。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/320秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
デハ80型;クリックすると大きな写真になります
29.デハ80型(江ノ電601号)車内
玉電から江ノ電に譲られた600形は、それまで江ノ電を走っていた電車に比べて大型で、しかも乗降扉が3枚と、混雑時に威力を発揮することを期待されての入線だったそうだ。ただ江ノ電はホームが普通の電車のように高く、路面電車仕様のままでは乗り降りできないため、600形は乗降扉のステップを切りつめて普通の電車のように改造されている。里帰りして、宮の坂駅前にある宮の坂区民会館で維持されているが、車内のシートなどもきれいだった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/100秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
デハ80型(江ノ電601号)車内;クリックすると大きな写真になります
30.世田谷八幡宮 城山通りの大鳥居
宮の坂駅の線路を背に西へ進んだところの右側に、見あげるような大きな鳥居があった。寛治5年(1091年)後三年の役の帰途、源義家がこの宮の坂の地で豪雨に会い天気回復を待つため、滞在した折、今度の戦勝は日頃氏神としている八幡大神の御加護に依るものと思い、豊前国の宇佐八幡宮の御分霊をこの地に勧請しお祭りしたと伝えられている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/640秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
世田谷八幡宮 城山通りの大鳥居;クリックすると大きな写真になります
31.狛犬と拝殿
明治維新後の明治5年には政府により世田谷地区の総鎮守として郷社宇佐神社となったが、終戦後に神社は国家管理を離れたので、宇佐神社の社号も元の社号「世田谷八幡宮」に戻したという。現在の社殿は昭和39年5月に改築された鉄筋コンクリート製であるが、文化10年(1813年)の建築といわれる本殿は、現在の本殿の中にそっくりそのまま納められているという。狛犬はちょっと不気味だった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
狛犬と拝殿;クリックすると大きな写真になります
32.土俵
参拝を終え、拝殿を背に石の鳥居をくぐったところの左手に弁天池がある。その少し上手に土俵が設けられ、観客席がちょうど円形劇場のように広がっている。江戸時代には「江戸三大相撲」の一つといわれるほど有名になり、現在も秋季大祭の9月15日には、学生や若者の奉納相撲が行われる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/200秒 8.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
土俵;クリックすると大きな写真になります
33.宮の坂駅
住宅街を分けて山下方面から電車が来る。先にふれたが、山下は小田急線の豪徳寺駅と接続しているので、豪徳寺というお寺は山下駅が最寄り駅だろうと思い込み、ひと駅電車に乗ってしまった。線路の左側が世田谷八幡宮、豪徳寺はこの右側にあった。307・バイオレット

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/1250秒 30.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
宮の坂駅;クリックすると大きな写真になります
34.豪徳寺山門
ひと駅戻って再び宮の坂駅へ。今度は線路の反対側を進む。左手に豪徳寺の山門が見えた。立派な構えのお寺だ。正面に仏殿が見える。山門には碧雲関と書かれている。碧雲関「せいうんかん」と読むそうだ。 寺に入る前に注意書きの石碑を見ると女性のお化粧のにおいはお坊さんを惑わすので禁止と書かれている。 惑わされるお坊さんにはさらなる修行が必要。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4 1/640秒 8.9mm ISO400 ) 露出補正 なし
豪徳寺山門;クリックすると大きな写真になります
35.香炉と仏殿 豪徳寺
仏殿は世田谷区の指定有形文化財で、1677年完成、江戸初期の建物だそうだ。仏殿の前には大きな香炉がある。 この広大な豪徳寺の敷地はもともと世田谷城の本郭部分にあたるとされている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
香炉と仏殿 豪徳寺;クリックすると大きな写真になります
36.豪徳寺仏殿寺
伝よれば今から500年前に世田谷城内の「弘徳院」と呼ばれていた小庵が豪徳寺の原型だそうである。これは文明12年(1480年)に吉良政忠が伯母の供養ために建てたもので、その法号「弘徳院殿久栄理椿大姉」に因んでいるという。その後天正12年(1584年)に門菴宋関住職が中興開山し、臨済宗から曹洞宗に改宗したそうだ。ちなみにこの門菴宋関住職は忠臣蔵で有名な高輪泉岳寺を開山した人でもあり、豪徳寺は泉岳寺の末寺という関係になるようである。そして江戸時代に入り、寛永10年(1633年)に彦根藩世田谷領が成立後、彦根藩主井伊家の菩提寺として取り立てらた。中興開基を行った二代目藩主井伊直孝の没後に、彼の法号「久昌院殿豪徳天英大居士」から豪徳寺と寺号が改められたとのこと。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/250秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
豪徳寺仏殿;クリックすると大きな写真になります
37.灯篭と本堂
敷地内には仏殿の北側に本堂がある。豪徳寺の敷地内の建物は禅宗伽藍配置の基本通りに、手前から山門、仏殿、本堂と一直線上に建てられている。木製で古い山門や仏殿に対して、本堂は江戸時代からの建物が関東大震災のときに焼失したとのことで、昭和42年に鉄筋コンクリート造りに改築されたそうだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
灯篭と本堂;クリックすると大きな写真になります
38.深紅の梅
本堂の脇に、紅梅よりはるかに深い紅色の梅が咲いていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
深紅の梅;クリックすると大きな写真になります
39.境内から山門を振り返る
山門は江戸時代に建てられたもの。パトカーで隠れてしまったが、パトカーの後ろに参道が続く。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/640秒 13.8mm ISO400 ) 露出補正 +0.7段
境内から山門を振り返る;クリックすると大きな写真になります
40.三重塔 豪徳寺
境内から山門の方に向かい右手にある三重の塔は、平成18年(2006年)5月14日に落慶したものだ。まだ木の新しさが残り、境内の中ではちょっと浮いた感じの存在である。この塔の特徴としては一階部の屋根の下あたりに、一面に三個づつ、十二支の彫り物が飾られている事である。真北を向いた面の真ん中のところから、時計回りに鼠、牛、寅、兎・・・・と。そして塔の何カ所かに猫の彫り物がさりげなく施されているそうだが良くわからなかった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/640秒 13.8mm ISO400 ) 露出補正 +0.7段
三重塔 豪徳寺;クリックすると大きな写真になります
41.招き猫の奉納所
招き猫で名が知れる豪徳寺、そしてその由縁となる場所は、三重の塔の北側、仏殿の西側にある招福堂という小さなお堂だそうだ。この中には、「招福観音」が祀られていて、「家内安全」「商売繁盛」「心願成就」というご利益があるそうだ。堂の前にある絵馬掛けにかけられているのは、絵馬ならぬ絵猫。そして堂の横の奉納所には多数の招き猫が返納されていた。何故、豪徳寺は招き猫なのか・・・ちょっと長くなるが、せたがや百景公式紹介文を引用した説明によると、世田谷吉良氏の滅亡後世田谷城が廃城となり、城内にあった豪徳寺(当時は弘徳院)もどんどんと寂れ、貧乏寺になってしまった。時の住職が、ある日我が子のように可愛がっていた猫に「私の恩がわかるならば、何か果報を将来せよ。」と無茶な注文をした。その数ヶ月後の夏、鷹狩の帰りの武士達が寺の前を通りかかると、山門の前で「オイデオイデ」と手招きする猫がいるではないか。なんだろうと不審に思った武士は休憩がてら寄ってみた。そして住職が渋茶をもてなしながら説法なんぞ説いていると、急に空が曇りだし激しい雷雨が降ってきた。もし寺に寄っていなければ大変な事になっていたところだ。これも猫が招き入れてくれたおかげだ。と武士はこの幸運を喜び、福を招く猫のいる寺として、この寺を大事にすることを決めた。この武士が彦根藩の二代目藩主井伊直孝公であり、後に豪徳寺を東京における井伊家の菩提寺とすることに決めたと伝えられている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/125秒 9.8mm ISO400 ) 露出補正 +0.7段
招き猫の奉納所;クリックすると大きな写真になります
42.拓本
招福堂の奥にいくつかの石碑が建っていた。その石碑に刻まれた文字を写し取っていた方がいた。拓本は まず石碑の上にぬらした紙をかぶせる。その上から、ハケでこすって空気を抜き、さらにブラシや木槌を使って、文字の窪みに紙を押し込むようにして密着させた後、タンポという道具に墨をつけて墨をなじませる。タンポで叩くようにして、紙に墨を付けていくと墨が濃くなり、墨のついていない文字の部分が鮮明に浮き上がってくるという。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/500秒 30.5mm ISO400 ) 露出補正 +0.7段
拓本
43.駅のミラーに映ったオレンジ
豪徳寺のお参りを終えて帰路に着く。宮の坂駅の進行方向先端に設けられている運転手さん用のミラーに、対向車線のホームに入った 309・オレンジ が映った。再び山下まで世田谷線に乗って、小田急線の豪徳寺駅構内のファミレスでビールを1杯、そして空腹を癒してから帰路に着いた。320円の「世田谷線散策きっぷ」も十分もとがとれた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/200秒 18.1mm ISO400 ) 露出補正 +0.7段
駅のミラーに映ったオレンジ;クリックすると大きな写真になります

2012年3月13日

ごぜ唄(瞽女唄)を聴き、梅を観る 2月25日


 世田谷区の東松原にあるブロードハウスというライブハウスへ「ごぜ唄」を聴きに行った。今も時々オフ会でお目にかかる、現役時代、同業他社の情報システム部門で仕事をされていた友人が、企画・製作されていて、毎年2月開催され、今年で5回目になる。昨年もチケットを予約していたが、あまり早くから予定していたためか、失念してしまい、その友人に大変失礼をしてしまった。
  この日はごぜ唄を後世に伝えるべく活動を行っている萱森直子さんの「山椒大夫」を聴いた。瞽女(ごぜ)とは、生きるために三味線をたずさえて村々を回っていた盲目の女性旅芸人のこと。三味線を弾きながらの物語であるが、ストーリーは我々が知っている「安寿と厨子王」と少し違う。
  約1時間半の公演だったが、その間、咳ばらいが聞こえたのは唯の一度だけ、観客も素晴らしい。
  江戸時代までは、日本の各地に瞽女さんがいたという。明治から昭和初期になって、各地でその後継者がいなくなってしまったが、新潟県を中心に多くの瞽女が活躍していた。しかし、第二次大戦後、ほとんどの瞽女は廃業し、その数は急速に減っていったとのこと。 共演した福岡から萱森直子さんのところへ瞽女唄を習いに行っている北村紋さんの春歌(艶歌)も興味あるものだった。

1.「ごぜ唄が聞こえる」会場
井の頭線の東松原駅の近くにあるこじんまりとしたライブハウス「ブローダーハウス」が会場だった。(金)、(土)2回、(日)と4回の公演があるが、今日、私が鑑賞したのは土曜日の午後13時からの公演で、満席だった。出演の萱森直子さんは、国から指定された無形文化財保持者の長岡瞽女故小林ハルさんに長年師事され、今日では希少な瞽女唄伝承者だ。当然のことながら、舞台の撮影は禁じられていた。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/160秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
「ごぜ唄が聞こえる」会場;クリックすると大きな写真になります
2.羽根木公園「梅まつり」
公演が終わったのは、午後4時前だったが、近くの羽根木公園で2月4日から2月26日まで、第35回せたがや梅まつりが開催されているようなので寄ってみた。羽根木公園は1956年に都立公園として開園し、1965年に世田谷区に移管されて区立公園になっている。公園の北口から入る。入ってすぐに草広場というところがあり、そこは「梅まつり」会場の梅林ではないが、何本かの梅の木がある。たった1本だけ、花が咲いていた。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/100秒 9.1mm ISOオート ) 露出補正 なし
羽根木公園「梅まつり」;クリックすると大きな写真になります
3.梅の蕾
草広場のほとんどの梅の木も蕾はびっしり付いていたが、咲くのにはまだ何日か掛かりそうだ。午前中に降った雨の水滴には、周りの梅の木が写り込んでいた。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/100秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
梅の蕾;クリックすると大きな写真になります
4.中村汀女の石碑
公園の中を進むと野球場があり、テニスコートがあって、子供たちの遊び場もある。その向こう側には、梅林が広がる。梅林には俳人中村汀女の石碑と句碑があった。中村汀女は、昭和12年(1937)から世田谷区代田に住み、閑静だった世田谷の自然に親しみ、この辺りを散策したそうだ。句碑には、 代表作のひとつ 「外(と)にも出よ ふるゝばかりに 春の月」が刻まれている。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/100秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
中村汀女の石碑;クリックすると大きな写真になります
5.白梅
南側の梅林は全体が小高い丘になっており、紅梅、白梅合わせて60種以上、約650本の梅の木があるというが、梅まつりは明日までというのに、ほんのちらほらとしか咲いていない。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/100秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
白梅;クリックすると大きな写真になります
6.紅梅
五分咲きの紅梅の木があった。明るく撮ろうと思って、プラス露出補正をしたが、ちょっと補正しすぎだったようだ。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 +2.0段
紅梅;クリックすると大きな写真になります
7.星辰堂(和室)と日月庵(茶室)
園内の一角にお茶・生花・句会などに利用できる施設、星辰堂(和室)、日月庵(茶室)があった。この写真は星辰堂で、茶室の日月庵は右側にある。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/80秒 14.7mm ISOオート ) 露出補正 なし
星辰堂(和室)と日月庵(茶室);クリックすると大きな写真になります
8.飛梅
菅原道真にまつわる梅の伝説に登場する梅の木「飛梅」に関する石碑があった。 平安時代、右大臣であった道真が九州の大宰府に左遷となり京の都を発つとき、日頃大切に育てていた梅に向かって、「こちふかば にほひおこせよ 梅のはな あるじなしとて 春なわすれそ」 と詠むと、 梅は主人を慕って大宰府まで飛び、根付いたということだが、その伝説の「飛梅」の分身紅白一対が大宰府天満宮から寄贈されてここに植えられている。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/100秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
飛梅;クリックすると大きな写真になります
9.飛梅(紅梅)
その飛梅の白梅の方は、まだ蕾だったが、紅梅の方は花が咲き始めていた。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
飛梅(紅梅);クリックすると大きな写真になります
10.猫
雨上がりの午後はそれほど寒くはなかった。しかし、肝心の梅が咲いていなければ訪れる人も少ない。猫がベンチでのんびりと座っている。時々通りがかる人が頭をなでていく。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/125秒 12.7mm ISOオート ) 露出補正 -1.0段
猫;クリックすると大きな写真になります
11.売店
売店のテントの前を通るときに「お茶は如何ですか?」と声を掛けられた。町内会の方々だろうか、売店の売り手の方々は手持無沙汰の様子。本来なら、今日は土曜日で賑わうはず。しかし、天候がいまいちで、梅が咲いていない。梅まつりは明日の日曜日が最終日。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.8 1/80秒 17.3mm ISOオート ) 露出補正 なし
売店;クリックすると大きな写真になります
12.井の頭線東松原駅への商店街
梅林からは小田急線の梅ヶ丘駅の方が近いようである。しかし、私は渋谷から東横線で横浜に出るので、再び井の頭線の東松原駅へ向かった。商店街の街路灯に架けられた「せたがや梅まつり」の旗を見ると気の毒に思う。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/100秒 14.7mm ISOオート ) 露出補正 なし
井の頭線東松原駅への商店街;クリックすると大きな写真になります