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2022年7月29日

④北海道大学構内散策と総合博物館見学(6月29日) 北海道旅行 札幌,、そして富良野・美瑛バスツアー 6月27日-30日 

富良野・美瑛バスツアーの翌日の主な予定は、北海道大学総合博物館の見学だった。実は2015年5月にKさんご夫妻と「日本一周鉄道の旅」という某旅行社企画のツアーに参加した時、その第1日目は、新横浜(こだま)→東京(東北新幹線はやぶさ)→新青森(スーパー白鳥)→函館(スーパー北斗)→そして札幌に夕方に着く行程だった。翌日スーパー宗谷で、稚内迄行くが朝食後、出発までのわずかな時間、Kさんのご主人と北大の構内を散歩した。その時に、また札幌に来たときは少し時間をとって、北大の構内を散策してみたいと思っていた。
 北大は泊ったホテルからは線路の反対側だが、そのガードくぐって、ちょっと行ったところに門があった。婿殿が案内してくれる。小雨が降っていたが、それがまた趣があった。ゆっくり構内を歩いて、北海道大学総合博物館へ行く。少し早く着くと、まだ門が閉まっていて、数人の方が開館を待っていた。10時に開く。
 約1時間半ほど、博物館を見学し、その1階にある「ミュージアムカフェ ぽらす」で一休みしたが、そこのアイスクリームが美味しかったとかみさんに好評だった。
 総合博物館の見学を終えたあとは、ポプラ並木を見に行った。
 昼時になった。特にどこへ行こうという予定はない。3人で協議の結果、まず、ビール工場の跡地にできている商業施設「サッポロファクトリー」へ行って、札幌ラーメンで昼食にしようということになり、タクシーに乗った。
 なお、写真に関する記述は、案内板やパネルの説明、wikipedia などを参照、引用させていただいている。

000_220629796 X700 〇北大構内 G7X.jpg
花木園の緑色に覆われた池に泳ぐマガモ 2022年6月29日 札幌市北海道大学構内

066_220629661 X800 北大構内 G7X.jpg 66.北大構内
JR函館本線の札幌駅北側のガードをくぐってまっすぐ歩くと、左側に北大正門があった。構内に入って、しばらく進むと、札幌駅の傍とは思えぬ緑の静寂があった。北海道大学は、日本初の学士授与機関として1876年(明治9年)に設立された札幌農学校を前身とする総合大学である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO 640) 露出補正 なし
067_220629664 X800 〇北大構内 G7X.jpg 67.サクシュコトニ川
wikipediaなどによれば、サクシュコトニ川は、北海道札幌市北区を流れる小さな川工で、新川水系琴似川支流の準用河川である。ほとんどの区間を北海道大学敷地内で占める。現在は人工流水になっているが、昭和初期までここにサケが遡上していたそうだ。1951年頃から水源である上流域の開発のため水量が徐々に減り始め、やがて枯渇し、流れの無くなった自然河川を2004年に再生事業により復活させた。川の名の由来は、アイヌ語で「浜(豊平川の河原)の方を通る琴似川」を意味する「サ・クㇱ・コトニ」にある。涸れた川になってしまった。今も河川として残っているのは北大構内で、ほとんど昔の風情そのままに潅漑用や、自然水等の水路として利用されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 30mm ISO 3200) 露出補正 なし
068_220629666 X800 〇北大構内 G7X.jpg 68.古賀講堂(旧東北帝国大学農科大学林学教室)
北大には古い歴史のある建物が多くある。1907年(明治40年) 、 札幌農学校が東北帝国大学の設立に伴い、東北帝国大学農科大学に改組されたが、この木造2階の建物は 1909年(明治42年) 11月24日 に竣工している。1997年(平成9年) に国の登録有形文化財となる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1000秒 10mm ISO 250) 露出補正 なし
069_220629668 X800 〇北大構内 G7X.jpg 69.古賀講堂 正面玄関
全体的にフランス・ルネサンス風にまとめられた建物である。古河家寄付記念事業の寄付金によって建てられた教室の中で、唯一現存している建物だそだ。足尾銅山で利益を上げていた古河財閥が足尾鉱山鉱毒事件の償いの意味を含めて寄贈したそうだ。正面玄関には、左から「古賀家寄贈」と書かれた銘が見える。現在は文学研究科の校舎として使用されていて、観光客が中に入ることはできない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 14mm ISO 125) 露出補正 なし
070_220629675 X800 〇北大総合博物館 G7X.jpg 70.北大総合博物館 -1
少し小雨が降ってきた。クラーク像を左に見て、その先を右へ向かうと総合博物館の建物が見えてきた。wikipediaによると、北海道大学における博物館は、札幌農学校時代の1884年(明治17年)に、それまで開拓使が管理・運営していた植物園博物館を譲り受けたことにより発する。なお、こことは別に北大植物園にも博物館はあるが、そこは現在、北海道大学北方生物圏フィールド科学センターの管轄下に置かれており、この総合博物館とは別組織となっている。 

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO 1000) 露出補正 なし
071_220629676 X800 北大総合博物館 G7X.jpg 71.北大総合博物館 -2
1966年(昭和41年)より札幌キャンパス内に総合博物館の設置の検討が開始され、およそ30年に渡る構想の上、1999年(平成11年度)文部省より設置が認められた。建物は1930年に造られた理学部本館約9千㎡のうち約3千㎡を展示に充て設置されている。2016年(平成28年)には 開学140周年にあたりリニューアルオープンされ、展示スペースが従来の倍近くとなったそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO 800) 露出補正 なし
072_220629677 X800 北大総合博物館 G7X.jpg 72.北大総合博物館 正面
9時50分ごろに着いたが、開館時間は10時である。待っている方が数人いた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 14mm ISO 1000) 露出補正 なし
073_220629685 X800 北大総合博物館 G7X.jpg 73.北大総合博物館 入館
10時になった。検温と手指の消毒を行い、記帳して入館する。入館料は無料だった。順路に従って見学していく。先ずは北大の歴史である。北海道大学は、明治9年(1876年)に札幌農学校として始った。東北帝国大学農科大学、北海道帝国大学を経て、昭和22年(1947年)から北海道大学となり、現在の組織体制が築かれた。、この写真は「1969 大学改革とグローバリゼーション」というパネルである。1969年と云えば大学紛争が始まった頃だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/800秒 9mm ISO 3200) 露出補正 なし
074_220629693 X800 北大総合博物館 G7X.jpg 74.ウィリアム・スミス・クラーク
札幌農学校と云えば、クラーク博士である。「Boys, be ambitious」というその言葉があまりにも有名だ。明治3年に開拓次官、後に開拓長官に就任した黒田清隆の要請で北海道開拓顧問を引き受けたアメリカの農務長官ホーレス・ケプロンは、通算4年にわたり北海道開拓に大きな功績を遺した。そして、初代教頭としてマサチューセッツ農科大学長ウィリアム・S・クラーク(1826年-1886年)を迎えて1876年(明治9年)札幌農学校が開校した。そのクラークはマサチューセッツ農科大学のカリキュラムをほぼそのまま札幌農学校に移植して、諸科学を統合した全人的な言語中心のカリキュラムを導入した。札幌農学校に広大な農場を開き、北海道への移住者に未経験の近代的な大規模有畜農業を採り入れる拠点を作った。明治政府(開拓使)は欧米の大学と遜色ないカリキュラムを採る札幌農学校に、国内で初めて学士の称号を授与する権限を与えた。クラーク博士は9ヶ月の札幌滞在の後、翌年の1877年5月に離日した。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/400秒 9mm ISO 3200) 露出補正 なし
075_220629694 X800 北大総合博物館 G7X.jpg 75.クラーク博士胸像
クラーク像は1926年(大正15年)のクラーク博士生誕100周年、札幌農学校創立50周年を記念して建立された。この像は、同窓生の強い要望で制作された同じ作者によるミニチュア像である。キャンパスの博物館に来る手前にあった現在のクラーク像は戦後再建されたものだそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/250秒 9mm ISO 3200) 露出補正 なし
076_220629698 X800 北大総合博物館 G7X.jpg 76.ノーベル化学賞 鈴木章 北海道大学名誉教授
鈴木 章(1930年- )北大名誉教授は、パラジウムを触媒とする、芳香族化合物の炭素同士を効率よく繋げる画期的な合成法を編み出し、1979年に「鈴木・宮浦カップリング」を発表、芳香族化合物の合成法の一つとしてしばしば用いられるようになった。北海道大学での勤務は、理学部で2年半、工学部で32年半に及んだ。途中、1963年(昭和38年)から1965年(昭和40年)までの3年間(実質的には2年弱)、アメリカ合衆国インディアナ州のパデュー大学のハーバート・C・ブラウン(1979年ノーベル化学賞受賞)のもとで有機ホウ素化合物の研究を行う。このときの経験が、当時助手だった宮浦憲夫(現在、北海道大学特任教授)とのカップリング反応の研究に活かされ、1979年(昭和54年)発表の鈴木・宮浦カップリングの発見につながった。2010年(平成22年)10月6日、スウェーデン王立科学アカデミーよりノーベル化学賞受賞が発表された。ご本人には6日午後6時25分頃、ノーベル財団からの自宅への電話で伝えられたそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/320秒 9mm ISO 3200) 露出補正 なし
077_220629701 X800 〇北大総合博物館 ニューロタン G7X.jpg 77.カップリング反応と医薬品の合成
「高血圧治療薬ロサルタンの合成家庭に用いられた鈴木カップリング反応」というパネルを見つけた。「ロサルタン」は私が勤務していたアメリカの製薬会社が開発した製品である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/640秒 20mm ISO 3200) 露出補正 なし
078_220629703 X800 北大総合博物館 ニューロタン G7X.jpg 78.鈴木・宮浦クロスカップリング
科学の知識のない私には、このことは難解で理解しがたい。鈴木章教授がノーベル化学賞を受賞された「鈴木・宮浦クロスカップリング反応」はここ北海道大学で生み出された。1979年に発表され、この30年間に世界を大きく変えてきたと説明されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO 2000) 露出補正 なし
079_220629703 X800 北大総合博物館 ニューロタン G7X.jpg 79.鈴木章名誉教授 ノーベル賞授与式
カール16世グスタフ・スウェーデン国王から化学賞のメダルと賞状を受け取る鈴木章北海道大学名誉教授。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/640秒 9mm ISO 2000) 露出補正 なし
080_220629722 X800 連結北大総合博物館 G7X.jpg 80.「都ぞ弥生」
2階から3階へ上がる廊下の白い壁に ♫都ぞ弥生の雲紫に・・・という北大寮歌の歌詞が書かれていた。思わず口ずさむ。明治38年に建てられた札幌農学校の寄宿舎は2年後に恵迪寮と命名された。wikipediaによれば、この寮歌は1912年(明治45年)度の恵迪寮の寮歌として作られた。当時の恵迪寮は、北海道大学の前身となる東北帝国大学農科大学の予修科(予科)学生の寄宿舎であった。恵迪寮では1907年から寮歌が作られており、都ぞ弥生は第6回目の寮歌である。作曲者は当時予科3年生であった赤木顕次(1891年 - 1959年)。作詞者は同じく2年生であった横山芳介(1893年 - 1938年)という。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1000秒 10mm ISO 400) 露出補正 なし
081_220629743 X800 北大総合博物館 G7X.jpg 81.台湾原住民族×グラフィックデザイン
鮮やかな色彩が目を引いた。アイヌ先住民研究センターによる『台湾原住民族×グラフィックデザイン--順益台湾原住民博物館所蔵・学生創作ポスター展』という展示があった。新型コロナ拡散防止のための緊急事態宣言が解除され、昨年10月5日より北海道大学総合博物館が開館(再開)されたが、それに合わせて、北海道大学総合博物館2階の当センター展示ブースは展示替えをおこない、順益台湾原住民博物館のご協力のもと『台湾原住民族×グラフィックデザイン--順益台湾原住民博物館所蔵・学生創作ポスター展』がスタートした。それぞれタイトルがつけられた24枚の学生創作ポスターが展示されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/320秒 9mm ISO 3200) 露出補正 なし
082_220629748 X800 〇北大総合博物館 G7X.jpg 82.マンモスの原寸模型
チレフチャフマンモスの原寸模型が展示されていた。天井につきそうだ。日本で一般的にマンモスと呼ばれるのはマンモスの仲間の1種、ケナガマンモスだそうだ。寒冷な環境に適応した全身の長い毛が特徴である。25万年前に登場し、ユーラシア大陸から北アメリカ大陸にわたり広大な地域で繁栄したという。この模型は1971年にシベリア東部のサハ共和国で発掘された3万年前のケナガマンモスの骨格を元に、国立アクーツク北方民族歴史・文化博物館によって原寸大に復元された。全身を覆う長い毛は見つかった毛によく似た馬の毛400頭分で再現されている。発見場所の川の名にちなんでチレフチャフマンモスと名付けられている。北海道は日本で唯一マンモスが暮らしていた地域だ。このチレフチャフマンモスが生きていた時代に北海道でもマンモスが闊歩していたのだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/250秒 9mm ISO 3200) 露出補正 なし
083_220629769 X800 北大総合博物館 G7X.jpg 83.チョウの標本
蝶の標本も何箱か展示されていた。北大では1896年に松村松年が札幌農学校助教授に着任し、日本で最初の昆虫学教室が開設されたというから歴史は古い。クモマツマキチョウなど松村コレクションも展示されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/400秒 12mm ISO 3200) 露出補正 なし
084_220629787 X800 〇北大ポプラ並木 G7X.jpg 84.ポプラ並木
約1時間半の見学を終え、博物館1階にある「ミュージアムカフェ ぽらす」でひと息入れる。博物館を退出し、正門のほうに少し戻って右(西)へ、ポプラ並木を見に行った。スマホで写真を撮る2人の女性の姿を取り込んで撮った。他に観光客の姿はなく、雨上がりのしっとりとしたポプラ並木を眺めてきた。平成16年9月8日、北海道に上陸した台風18号の最大風速50mにも及ぶ強風により、構内の樹木約1,900本、植物園の樹木約500本が倒木等の被害を受けた。ポプラ並木も51本のうち、19本が根元から倒れ、8本が幹だけを残し倒れるという被害を受けた。倒れた19本のうち、倒れたときの衝撃が少なく再生の可能性が高かった1本30トンもあるポプラ2本を立て直し、残りはポプラの枝を土に埋め込み育てていた若木を植えた。札幌市民や全国の「北大ポプラ並木」を愛する方々の支援により立派に再生され、現在は250m、ポプラ計72本からなる並木道になっているそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO 3200) 露出補正 なし
085_220629797 X800 〇北大構内 G7X.jpg 85.緑の池を泳ぐマガモ
ポプラ並木を見て、花木園に寄った。小さな池があり、その水面は緑色に覆われていた。どうやら水草の葉で覆われているようだ。静寂そのものである。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/320秒 37mm ISO 3200) 露出補正 なし


2022年3月18日

蝶 自選年間ベスト10 (19) 2021年

少々遅くなったが、昨年の蝶の写真の中から自分で気に入ったショットを選び出してみた。
2021年もコロナで始まった。4月、5月と感染者が増加し、まん防と緊急事態宣言が継続される。6月には一旦落ち着いたものの、7月下旬から第5波に襲われ、再び緊急事態宣言が出される。しかし、8月の終わりころから、不思議なほど新規感染者数は減少し始め、10月1日は全国的に緊急事態宣言が解除された。11月末時点では全国の新規感染者数は100人そこそこ迄減少した。
 こんな状況の中で、春から初夏にかけては例年通り、篠原、裏高尾、小石川植物園、武蔵嵐山など、近場へ出かけていた。第4波が落ち着いてきた7月18日から20日まで湯の丸高原へ行ったのが精いっぱいであった。
 ただ、9月になって、前縁に引き続き、クロマダラソテツシジミが他のしませてくれた。

001_210326023 X800 〇篠原 RX10M4.jpg 1.ギフチョウ 2021年3月26日 神奈川県相模原市
ミツバツツジに飛来したギフチョウ。少々タイミングが早すぎたためか、個体数は少なかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 81mm ISO100 ) 露出補正 なし
002_210420093 X800 ◎関戸橋 多摩川河川敷.jpg 2.ギンイチモンジセセリ 2021年4月20日 東京都府中市
  2019年10月の台風19号による大雨で氾濫した多摩川河川敷だった。ギンイチモンジセセリの数は少なかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/1000秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
003_210427048 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 3.アオスジアゲハ 2021年4月27日 横浜市戸塚区 舞岡公園
ヒメジオンの花に飛来したアオスジアゲハが翅を開いて飛ぶ姿を仕留めた。ピントが合ってくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
004_210526172 X800 ◎ミスジチョウ 表参道 多摩御陵 RX10M4.jpg 4.ミスジチョウ 2021年5月26日 八王子市 武蔵陵墓地
ここは昭和天皇陵が造営される以前は多摩御陵と称しており、現在でも通称として使われている。何頭かの本種を見かけた。ミスジチョウと表参道を写し込もうとしたが、近づくと飛び立ってしまい、ローアングルで撮れなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 117mm ISO250 ) 露出補正 なし
005_210607207 X800 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg 5.モンキアゲハ 2021年6月7日 八王子市 八王子城跡
高尾山へフジミドリシジミを撮りに行った帰路、八王子城跡に寄った。午後2時ごろ、植え込みのツツジの花にモンキアゲハが来た。きれいな個体で開翅した裏面を捉えることが出来た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/640秒 178mm ISO100 ) 露出補正 なし
006_210719174 X800 ◎嬬恋鹿沢 コヒョウモンモドキ RX10M4.jpg 6.コヒョウモンモドキ 2021年7月19日 群馬県 嬬恋鹿沢温泉
最近は個体数が少なくなったといわれるコヒョウモンモドキだったが、この時は発生最盛期だったのか、数頭のコヒョウモンモドキを見ることが出来た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/640秒 210mm ISO100 ) 露出補正 なし
007_211009580 X800 ◎えこりん村 RX10M4.jpg 7.ヒメアカタテハ 2021年10月9日 北海道恵庭市 えこりん村
秋に紅葉を見に北海道へ行った。旅行社主催のツアーだったが、そのコースにえこりん村というテーマパークが入っていた。クジャクチョウでもいてくれたらよかったが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 78mm ISO250 ) 露出補正 なし
008_211117018 X800 ◎峰岡公園 RX10M4.jpg 8.ツマグロヒョウモン雌 2021年11月17日 横浜市保土ヶ谷区
前翅裏面の茜色が好きだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 178mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_210922120t X800 ◎高橋宅 クマソ  RX10M4.jpg 9.クロマダラソテツシジミ♀ 2021年9月22日 横浜市保土ヶ谷区
前年に続き、2021年も自宅近くに本種が現れてくれて、9月10日から11月20日まで観察することが出来た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 219mm ISO200 ) 露出補正 なし
010_210927166x X800 ◎峰岡公園 クマソ D5300 TAMRON 90.jpg 10.クロマダラソテツシジミ♂ 2021年9月27日 横浜市保土ヶ谷区
クロマダラソテツシジミのきれいな♂だ。尾状突起が長い。今秋も是非、会いたいと願う。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO180 ) 露出補正 なし
補_210326091 X800 〇篠原 RX10M4.jpg 補1.ギフチョウ 2021年3月26日 神奈川県相模原市
民家を訪れたギフチョウ。このお宅の奥様とは、毎年お目に掛かり、お茶もご馳走になっていたが、最近はお目に掛かれなくなってしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
補_210409285 X800 ◎小石川植物園 RX10M4.jpg 補2.ツマキチョウ♂と♀ 2021年4月9日 東京都文京区 小石川植物園
この年は多くのツマキチョウを見ることが出来た。♀の方の前翅の黒い紋が流れている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
補_210607059 X800 ◎高尾山駅 フジミドリ RX10M4.jpg 補3.フジミドリシジミ♀ 2021年6月7日 東京都八王子市 高尾山
時期的に少し遅かった。曇り空のこの日、やっと擦れた♀1頭が現れた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
補_210718210 X800 ◎池の平 グリーン広場 RX10M4.jpg 補4.クロヒカゲ 2021年7月18日 長野県小諸市 池の平湿原
湿原入り口のベンチに集うクロヒカゲ。みんな♂のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.8 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
補_210720012 X800 ◎池の平 ミヤマモンキ D5300 TAMRON 90.jpg 補5.ミヤマモンキチョウとモンキチョウ 2021年7月20日 長野県小諸市 池の平湿原
ミヤマモンキチョウを撮ろうと10名くらいのかたが木道を行ったり来たりされていた。花が少なく、なかなか落ち着いて撮らせてくれなかった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/800秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
補_211120082 X800 ◎ソフィア横浜 クマソ RX10M4.jpg 補6.クロマダラソテツシジミ 2021年11月20日 横浜市保土ヶ谷区
2021年、最後に見たクロマダラソテツシジミがランタナの花に飛来。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし


2022年1月 1日

2022年 新年のご挨拶

令和4年 みなさま明けましておめでとうございます

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横浜市の保土ヶ谷神明社 元旦の御神楽(獅子舞)


毎年、自分の備忘録のような新年のご挨拶になってしまいますが、お許しください。
昨年もコロナに開け、コロナに暮れた1年でした。一昨年、9月16日に安倍前首相の突然の辞任の後を受け、菅義偉内閣が発足しました。一昨年の大晦日にそれまでの1日あたり新規感染者数が過去最多となる4,432人となり、昨年の新春を迎えました。1月8日には7,957人にまで増加し、同日、1都3県に緊急事態宣言が発出され、1月13日には11都府県に拡大されました。その後1日の新規感染者数は千人程度まで下がり、2月末に6府県、そして、3月21日には一旦全面解除されました。
 しかし、それでは治まらず、再び新規感染者が5千人を超えるようになり、4月25日に4都府県に緊急事態宣言が再発出され、5月22日には10都道府県に拡大されました。これが第4波です。6月に入り、千人台にまで収まってきて、6月20日には沖縄を除いて解除されましたが、7月中頃からの第5波はさらに大きくなり、7月31日には緊急事態宣言は6都道府県に拡大されました。1日の新規感染者数が25,992人を数えた8月20日には、さらに21都道府県まで拡大されました。

 一方、菅総理大臣からワクチン接種に全力を挙げる意向が表明され、全体の調整に当たるよう指示された河野規制改革担当大臣はワクチン担当大臣として尽力され、推進しました。2月17日に医療従事者への接種がスタートし、5月後半から接種の機会、場所が拡大され、順調に進みました。
 4月12日に高齢者へのワクチン接種が始められ、さらに一般成人への接種、職域接種などが展開されました。9月末には、日本の全人口に占める接種人数は、1回目がほぼ70%、2回目もほぼ60%となりました。欧米諸国に追いつきました。
 私も1回目6月21日、2回目7月5日に接種を受けました。注射の部位が翌日迄少し痛みを感じたほか副反応はありません。

 8月の終わり頃から、日本の新規感染者は急激に減少し始め、同時に死者、重傷者の数も減少の一途をたどりました。一時、逼迫していた医療体制も一息付けました。医療従事者の皆様に感謝です。ワクチン接種とマスク着用が功を奏しているといいますが、それだけなのでしょうか。良いことなのですが、疑問です。
 そして、10月1日に全国緊急事態宣言が解除されました。年初からそこまで緊急事態宣言およびまん延防止等重点措置の出てなかった日は28日間だけです。

 ところが南アフリカで確認された新たな変異株オミクロンがWHOで懸念される変異株に指定され、日本でもナミビアから到着した30代男性のオミクロン株感染が確認されました。日本に於いてもオミクロン株による市中感染が出始めているのが、若干気がかりです。11月末時点では、1日当たりの新規感染者は全国で、131人迄減少していましたが、クリスマスには、322人と増えています。

 COVID19の世界の状況を見るに、アメリカ、イギリス。フランス、イタリア、スペインなどの国々では、ここのところ1日新規感染者数は過去最多を更新し、いったんはK-防疫でコロナに勝ったとまで言っていた韓国も11月からデルタ株による感染者数が増加、1日7千人に及んでいます。昨年暮れ、12月30日現在での世界の感染者数は284,530,653人、死者: 5,422,092人に及んでいます。
 日本における同じく12月30日時点での総感染者数は、1,733,766人、死者は18.405人でした。

 3回目のワクチン接種が医療関係者から始められました。私たちが接種を受けられるのは4月頃と思います。私がその日本法人に勤務していた米国メルク社で開発されたCOVID19の内服薬モルヌプラビルが日本でも12月25日に承認になり、さっそく全国の医療機関に送り込まれています。アメリカではさらに効果があるというファイザー社パクスロビドも承認申請されます。予断は許されませんが、明るい材料も出てきています。


 さて、昨年の最も大きなイベントは、1年延期して迎えることになった東京2020オリンピックでした。
 開催されるまで色々なことがありました。メインスタジアムとなる新しい国立競技場の建設案は予算が膨らみ、いったん計画白紙になり、また、他のロゴと似ているとして訴えがあった大会のエンブレムについて組織委員会は使用中止を決定し、撤回されました。
 2018年12月には、東京大会の招致をめぐって贈賄疑惑が浮上し、招致委員会の理事長であったJOCの竹田恒和前会長は会長退任を余儀なくされました。
 そして、COVID19の影響で、史上初めて大会が1年延期されたあとも混乱は続きました。昨年2月には、当時、組織委員会の会長を務めていた森喜朗氏の女性蔑視ととれる発言に国内外から批判があがり、発言の責任を取って会長を辞任、橋本聖子内閣府特命担当大臣と交代しました。
 翌月の3月には、東京大会の開閉会式の統括責任者だった佐々木宏クリエーティブディレクターが女性タレントの容姿を侮辱するような演出案を提案していたことが明らかになり、不適切な表現の責任を取って辞任しました。
 直前の7月になっても、東京オリンピックの開会式の作曲担当者の1人だったミュージシャンの小山田圭吾さんが20年以上前に雑誌のインタビューであかした障害がある生徒などへのいじめの告白が批判を受け、開会式まであと4日に迫った7月19日に辞任しました。その翌日には、東京大会の文化プログラムに出演する予定だった絵本作家ののぶみさんが過去の著書やSNSで発信したとされる内容に対してインターネット上で批判の声があがり出演を辞退しています。
 さらに、開会式前日の22日、東京大会の開会式と閉会式のショーディレクターを務める小林賢太郎氏を過去にナチス・ドイツによるユダヤ人の大量虐殺を揶揄するセリフを使用していたとして、大会組織委員会が解任する事態となりました。
 昨年になってからも開催する場合は観客は入れるのか入れないのか、なかなか決まりませんでしたが、大会開幕まで15日に迫った7月8日にようやく無観客開催が決まりました。入場券の払い戻しや、ボランティアの調整など、実際に動かれる方々は大変なご苦労だったと思います。

 東京2020は、2021年7月23日、史上最多の33競技、およそ206の国と地域から11,000人余りが参加し開始され、8月8日まで17日間わたって行われました。1964年の東京オリンピックは93ヵ国・地域だったそうです。

 開会式当日、第5波の最中で緊急事態宣言が出されていた東京の新規感染者数は、1,128人、全国で3,574人でした。

 大学を卒業したばかり、1964年の東京オリンピックを知っている私にとって、7月23日テレビで見た開会式は、「日本は変わったのだ」ということを感じさせてくれました。1964年のときは古関裕而氏作曲のオリンピックマーチで整然と入場した各国選手たちは、今回は、オーケストラの「ドラゴンクエスト・ロトのテーマ」にのせて発祥国のギリシャから国立競技場にラフに入場してきました。「ドラクエ」以降の音楽も「ファイナルファンタジー」や「モンスターハンター」など、19の人気ゲーム音楽が使用されました。
 歌舞伎俳優の市川海老蔵(43)さんは荒事の代表的演目「暫(しばらく)」の鎌倉権五郎に扮して登場。 ジャズピアニスト・上原ひろみ(42)さんが演奏する軽快なピアノに合わせて豪快な見得を披露して日本の伝統文化を世界に発信しました。
 1824台のドローン群が東京五輪のエンブレムを形作り、そのまま青い地球へと姿を変える。ショーを提供したのは国際オリンピック委員会(IOC)の技術パートナーとなっている米インテルでした。

 今回ロシアはロシアという国名でなく、ロシア・オリンピック委員会の略称「ROC」と紹介されて77番目に登場しました。ロシア勢は、組織的なドーピング問題による処分のため、開会式は、国旗が振れない中での行進でしたが、個人資格が認められて大会に臨む選手たちは、赤いジャケットやスカーフを身に纏い、晴れやかな表情を浮かべていました。


 日本のメダル獲得数は金27、銀12、銅17と好成績でした。なかでも印象に残ったのは、卓球混合ダブルスの水谷隼・伊藤美誠組です。準々決勝でドイツペアに最終ゲーム2-9というまさしく絶体絶命のピンチまで追い詰められたものの、そこから驚異的な追い上げを見せて歴史的な逆転勝利、準決勝では台湾ペアに4-1で勝ち、決勝はフルセットで中国ペアを破って金メダルを獲得したのは嬉しいことでした。
 中国の国営メディアは「卓球で中国が3大会連続で金メダルを独占してきた勢いが、日本のペアに止められた」と伝えたそうです。
 また、体操競技では19歳の橋本大輝選手が団体優勝を牽引し、個人総合では内村航平選手を継いで金メダルを獲得したことは見事でした。

 8月7日、「Worlds We Share」というテーマで、各国選手4,500人が参加して行われた閉会式では、古関裕而さんのオリンピックマーチを聴いてほっとした思いでした。

 次の開催地パリでこの閉会式が生中継され、オリンピックの旗がパリ市のイダルゴ市長に引き継がれとき、パリ市民から歓声が上がった様子が大型スクリーンに映し出され、ひときわ大きな歓声があがっていました。

 引き続いて行われた13日間のパラリンピックは9月5日に幕を閉じました。車いすテニスの絶対的エースの国枝慎吾選手は9歳の時に脊髄の病気で下半身が不自由になり車いすテニスを始めたそうです。パラリンピックは過去4大会連続出場、北京とロンドンでシングルス2連覇。右肘の手術を経て復活し2020年全豪と全米優勝し、東京2020で2大会ぶりの金メダルは見事でした。

 東京2020オリンピック・パラリンピックの大会関係者の皆様はほんとにごくろうさまだったと思います。


 昨年も世界ではいろいろな出来事がありました。主だったところでは、1月、アメリカでバイデン政権が誕生しました。2月はミャンマーでクーデターが起こり、国軍が全権掌握です。5月には、イタリアでロープウェイが転落し、15人が亡くなるという事故がありました。サミットでは台湾の平和と安定が重要課題となり、中国との間で緊張が高まっています。
 そして8月にはタリバンがアフガニスタンを制圧するに至り、アメリカ軍は撤退をしました。しかし、アフガニスタンの国民は食事もとれないと云う危機的な状態だと伝えられます。

 そして、日本国内では、菅首相は解散、総選挙を模索していましたが、9月29日に行われた総裁選に出馬を見送りました。新しい自民党総裁は岸田文雄氏に決まり、1年余と短かった菅内閣は菅首相の任期終了をもって、総辞職、第100代の総理大臣に岸田文雄氏が就任しました。
 衆議院選挙は10月31日に行われ、自民党が「絶対安定多数」で勝利し、保守安泰となりました。立憲民主党が100議席を割り込んだ半面、大阪を中心に票を伸ばした日本維新の会が選挙前の4倍近い議席を獲得しました。これで憲法改正に必要な議席数が整いました。憲法改正は国民投票で決められます。
 8月22日に行われた地方選挙で、横浜市では自民党小此木氏や林文子前市長を破り、野党系でカジノ建設に反対する中山竹春氏(横浜市立大学医学部教授)が新市長に決まりました。
 8月に発生したみずほ銀行のシステム障害は大きな問題であり、社長、会長、頭取が退陣しています。
10月26日、眞子さまと小室敬さんとの結婚届が出されました。宮邸の玄関で見送りに出られた秋篠宮ご夫妻と妹の佳子さまとそれぞれ言葉を交わされ、最後に、眞子さまは佳子さまとハグされたのは印象的でした。
 凄いのは将棋の藤井聡太棋士です。18歳で九段に昇格し、9月には最年少19歳で三冠を獲得しました。さらに王位・叡王・棋聖に続く竜王となり、四冠を達成しました。なんと、19歳3か月です。


 11月にはCOP26がイギリスで開催されましたが、温室効果ガスの削減が叫ばれるなか、自然が猛威を振るいます。地球上で観測史上最も暑い記録は更新され、アメリカでは7月以降、カリフォルニア州、オレゴン州などで山火事(森林火災)が拡大し、深刻な被害が出ていると伝えられます。
 昨年も終わろうとしている頃に、南米ブラジル北東部で大雨による洪水が発生し、12月26日、寒波襲来中のカナダ西部各地で、マイナス50度を超える記録的寒さが、また、ケンタッキー州などアメリカの南部や中西部で12月10日夜から11日にかけて相次いで発生した竜巻では、100人を超える死者が出ていると報じられています。

 日本でも1月9日日本海側で大雪が降り、新潟、上越の道路で立ち往生が発生、1月19にも雪と強風によるホワイトアウトが原因で、東北道で140台が絡む事故が起きています。
 2月には栃木県足利で山火事があり、鎮火する2月26日までに30世帯を超える人々が避難しました。
 昨年の桜は九州では平年より3週間早く、東京では平年より12日も早く開花しています。

 7月3日には、熱海雨量観測所における降り始めからの総雨量が400mm以上となった梅雨前線による大雨に伴い、熱海市伊豆山の逢初川で大規模な土石流が発生しました。死者26人、不明者1人の犠牲はあまりに大きく、ずさんな盛り土の責任が指摘されています。

 9月まで猛暑が続きましたが、寒くなるのも早く、9月9日は富士山の初冠雪が伝えられました。
 10月27日小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」噴火で、軽石が沖縄や伊豆半島などに漂着し、船舶が航行不能となり、漁業やマリンレジャーに影響が出ました。
 11月26日、再び冬が訪れた北海道では平年の2倍を超える記録的大雪となり、12月7日には、滋賀県彦根市など近畿北部で大雪となっています。12月14日には横浜で初雪が降りました。
 さて、スポーツですが、東京2020以外にも、記憶に残ることが沢山あります。
1月には、全日本卓球選手権で、石川佳純選手が5年ぶりに優勝しました。2月には大坂なおみ選手が全豪テニスで2年ぶり2度目の優勝を果たしました。
 病気と闘っていた池江璃花子選手が50mバタフライで復帰後初優勝したのは嬉しいニュースであり、さらに4月に行われた東京2020大会の代表選考を兼ねた競泳の日本選手権では、50m,100mそれぞれのバタフライと自由形で優勝し、4冠を達成しました。敬意を表します。
 復帰と云えば、昨年2月に自動車事故を起こし、足の複雑骨折、粉砕骨折で再起不能と云われたタイガー・ウッズは、エキジビジョンながらリッツカールトンGC(パー72)で、12歳の息子・チャーリー君とのコンビでプレーし、2位になったそうです。試合後「自分の人生は闘うこと。(復帰は)期待できる。」と語ったと言います。医学の進歩は目を見張るものがあります。

 そして、4月は松山英樹選手の日本人として初めてのマスターズ優勝がありました。TV中継で、解説をしていた中島常幸プロも涙されていました。

 7月に行われたMBAのオールスターゲームに二刀流で出場した大谷翔平選手については、私が言うに及びません。そして、投手として150奪三振、打者として150打点を越え、46本塁打を記録したオータニサーンはMVPに満票で選出されました。
 平幕大栄翔の優勝で始まった大相撲は、7月には白鵬が45度目の優勝をし、引退をしました。7月には惜しくも白鵬に敗れて優勝が叶わなかった照ノ富士は横綱に昇進し、11月の福岡場所では全勝優勝で6度目の優勝を飾りました。


 今年は北京で冬季オリンピックが開催されますが、スキー・ジャンプの小林陵侑選手は暮れの12月30日に逆転で今季4勝目を挙げました。女子スピード・スケートとともに活躍が期待されます。

2022001 X700 16分割 文字 近所のチョウたち.jpg
2021年秋 自宅の近所で撮ったチョウたち 中心の4コマがクロマダラソテツシジミ

さて、最後に私の趣味のことです。昨年の前半は日帰りで毎年訪れているところへ蝶を撮りに出かけましたが、宿泊を伴う撮影旅行は、7月18日~20日に一人で信州の湯の丸高原に行っただけでした。この時は新鹿沢で最近では少なくなったコヒョウモンモドキと、池の平湿原でミヤマモンキチョウを撮影してきました。その後、7月、8月のトップシーズンには、コロナウィルスが蔓延り、悶々とした毎日を過ごすことになってしまいました。

 秋になって嬉しいことがありました。
 一昨年のことですが、9月30日に近所で偶然にクロマダラソテツシジミに遭遇し、その後、注意をしているとさらに近所の公園や、私が住んでいる集合住宅の玄関先にある植栽の花にまで姿を見せるようになり、最終12月1日まで楽しませてくれたのです。このチョウはもともと日本には生息していなかった南方系のチョウで、地球温暖化のためか台風などで飛ばされてきた個体が、神奈川県では三浦半島のような温かい海岸付近の、たまたま食草であるソテツがあるところで産卵し発生するようになりました。横浜市内での発見はそれまで聞いたことがありませんでした。
 でも、冬を越して世代を繋ぐことは無理だろうと考えていました。ところが、まだ、暑さが残る9月10日、一昨年、このチョウがいたところを注意して見ていたところ、近所の小さな公園の猫の額のような花壇に咲くセンニチコウで吸蜜する姿を発見し感激しました。それから、11月20日まで、ほぼ100日間にわたり、観察と撮影を楽しませてくれ、クロマダラソテツシジミに癒されました。その100日間で観察した個体数は少なくとも30頭から40頭に及んだのではないかと思います。いったいどこで発生していたのだろうかと思うのですが、突き止められません。この冬は寒そうです。今年は会えるかどうか分かりませんが、会えたらいいなと楽しみにしています。

 コロナが少し落ちつき緊急事態宣言が全面解除されたあと、10月の7日~10日に、紅葉鑑賞を目的に北海道を旅行しました。

 お陰さまで私は、何とか健康で過ごすことが出来たのですが、家内が10月の北海道旅行のあと、躓いた拍子にアキレス腱の部分断裂を惹起してしまい、クリスマスまで装具を付けて過ごさなくてはなりませんでした。幸い快方に向かっています。
 というわけで暮れはおとなしく過ごし、新年を迎えた次第です。


 皆様にとって、本年が良い年となりますことをお祈りいたします。



 

2021年12月25日

原鉄道模型博物館 1 of 4 11月27日

前回、原鉄道模型博物館へ行ったのは、2017年11月だった。その後、久しぶりに行って見ようと思って、ホームページを開いてみると、コロナ感染防止のため閉館になっていた。
 今年も秋になってようやくコロナ感染者数が減少し、10月1日に緊急事態宣言も全面解除となって、原鉄道模型博物館は10月14日に営業再開された。ただ、密にならないように、事前にチケットの購入が求められる。久しぶりに行って見たくなって、11月27日の10時の予約をとった。
 当日は開館時間前に10名ほどの列が出来ていた。子供さんを連れて来られているかたもいるが、むしろ大人の入場者が多い。この日は SONY RX10M4 を携行する。写真を撮りながら2時間ほど滞在した。写真撮影は許可されている。

000_211127004 X700 〇原鉄道模型博物館 DSC04018.jpg
JR九州の観光列車「在る列車」の原型となった模型のこと 2021年11月27日 原鉄道模型博物館

001_211127002 X800 原鉄道模型博物館 DSC04018.jpg 1.「在る列車」
wikipediaを見ると、明治時代末期に九州鉄道がアメリカ合衆国のJ.G.ブリル社より輸入した豪華客車のイメージを持たせて設計された車両とあるが、写真が原信太郎さんが制作したその模型である。 今回のJR九州の観光列車である「在る列車」の専用車となった車両は、四国旅客鉄道(JR四国)で2011年4月に廃車となったキハ47形気動車のキハ47 176・1505を譲り受け小倉総合車両センターで改造した2両編成 で、2015年7月18日に報道関係者向けに公開され、同日小倉総合車両センターから出場した。その車両は世界的に著名な鉄道模型愛好家の原信太郎が製作した模型をベースに、次男で原鉄道模型博物館副館長である原健人の監修のもと、水戸岡鋭治がデザイン・設計を行ったと記されていた。列車名の「或る列車」は、この車両のコンセプトの基となった豪華客車に対して当時の鉄道趣味者が付けた呼び名である。また、キーワードの"ARU"には A - AMAZING(「素晴らしい」九州の魅力を広く紹介) R - ROYAL(「豪華な」デザイン、「素晴らしい」スイーツコース) U - UNIVERSAL(「世界中の」「皆さま」に愛される列車を目指して)の意味が込められている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f3.2 1/200秒 14mm ISO3200 ) 露出補正 なし
002_211127030 X800 〇原鉄道模型博物館 DSC04018.jpg 2.ブダペストの地下鉄
電車を使った地下鉄として、世界最古のハンガリーの首都ブダペストの地下鉄1号線が開業時に導入した木造車両の模型。私が2009年11月に中欧旅行をした折、ブダペストでその古い駅舎跡を見たようなな記憶があるが定かではない。一号線は2002年に世界文化遺産の一部になった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f3.5 1/320秒 32mm ISO3200 ) 露出補正 なし
003_211127033 X800 〇原鉄道模型博物館 DSC04018.jpg 3.ボストン高架鉄道の車両
私は路面電車が好きだ。広島とか熊本へ行くとしばしば見とれていることがある。高知の土佐電鉄もいい。ここではケースの中に多くの路面電車の車両が展示されていて、見惚れてしまう。ボストン高架鉄道の車両が何両かあった。wikipediaでは、ボストン高架鉄道は、マサチューセッツ州ボストンとその周辺地域の街路の上、下、を運行する路面電車と高速輸送鉄道だった。 1894年に設立され、最終的にリースと合併によりウェストエンドストリート鉄道を買収し、市内の主要な公共交通機関のプロバイダーとなった。と記されていた。しかしこの車両のことかどうかわからない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f3.5 1/500秒 22mm ISO2200 ) 露出補正 なし
004_211127040 X800 〇原鉄道模型博物館 DSC04018.jpg 4.京阪電気鉄道60号 びわこ号
説明板には、1930年代の流線形の流行をいち早く採用し、電力方式の異なる2路線を直通するため、パンタグラフとトロリーポールを持つ。日本初の2車体連接構造を採用して急曲線の輸送力確保を両立した。と記されている。1934年に製造され、現役時代の形式は60型で3編成が製造された。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/400秒 48mm ISO3200 ) 露出補正 なし
005_211127044 X800 〇原鉄道模型博物館 DSC04018.jpg 5.阪神電気鉄道 71型
説明板には、1937年に登場した14.5mの路面電車用大型車両。大きな窓と当時関西で流行していた流線形の外観から「金魚鉢」の愛称でも親しまれたとある。1937年に製造されて1975年にい引退した。10両製造され、71号が水明公園(尼崎市水明町)、74号が蓬川公園(尼崎市崇徳院3丁目)、79号が民間企業敷地内(滋賀県)の3両が保存されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/400秒 37mm ISO3200 ) 露出補正 なし
006_211127058 X800 〇原鉄道模型博物館 DSC04018.jpg 6.パリ・リヨン・地中海鉄道(上)とチェサピーク・オハイオ鉄道の蒸気機関(下)
車 上のパリ・リヨン・地中海鉄道の蒸気機関車は151A型、151A3 (1932年製造)で、蒸気圧の使用効率を高めるため、前後2基、左右合計で4基のシリンダーを搭載している。1,520tの貨車を牽引して1/125の勾配を50km/hで登った。下のチェサピーク・オハイオ鉄道の蒸気機関車 H8型 H8 1601(1941年製造) は、アメリカ東部アリゲーニー山脈を越えるルートで使われた。最大5,200tがけん引可能でウェスト・バージニア州で採掘された石炭の輸送などで活躍した。UP(ユニオン・パシフィック)のビッグボーイを超える強力な機関車と云えると説明されている。展示ケースにはまだまだたくさんの美しい車両たちの模型があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f3.5 1/200秒 32mm ISO3200 ) 露出補正 なし
007_211127083 X800 〇原鉄道模型博物館 DSC04018.jpg 7.世界の模型店巡り
原信太郎さんは海外旅行をすると鉄道模型店巡りが楽しみだったようだ。ひとたび店に入ると、引っ越しの荷物のような木箱をいくつも持ち帰ったと記されている。海外では鉄道模型は大人の趣味のひとつであるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f2.4 1/400秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
008_211127085 X800 〇原鉄道模型博物館 DSC04018.jpg 8.原信太郎さんの「青年時代満州への旅」
青年時代になると大陸の鉄度を見たいと思うようになる。大学入学前には、北朝鮮の当時最新の鋼製電車である金剛山電気鉄道を見た。1942年には戦争の緊迫感のなか、東京から下関、下関から連絡船で釜山へ連絡船で渡り、釜山から北京へ行き、北京から国際列車「大陸」で奉天(現瀋陽)へ行った。奉天からソ連製の寝台列車で異国情緒溢れるハルピンに到着した。なお、wikipediaによれば、有名な「あじあ号」は南満州鉄道(満鉄)が1934年(昭和9年)から1943年(昭和18年)まで大連駅 - 哈爾濱(ハルビン)駅間の約950kmを連京線・京浜線経由で運行していた特急列車である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f2.4 1/400秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
009_211127090 X800 〇原鉄道模型博物館 DSC04018.jpg 9.貴重なメルクリン社の模型
下の3両の電車模型は20世紀初頭、ドイツのケルン・ボン鉄道が重役15人に記念品として贈るため、ドイツのメルクリン社に発注した15台(45両)のうちの1台(3両)だそうだ。原信太郎さんはこれを1950年にスイスで購入したとのこと。世界で15台しかない希少性に加え、メルクリン社の歴史としても貴重な模型であり、同社から譲って欲しい懇願されたことのある1品という。「メルクリン」は150年以上の歴史を持つ、ドイツの老舗玩具メーカーの名前であり、1895年に最初の鉄道模型を発売して以来、世界中の人たちに愛されて、世界最大級のシェアを持ち続けている。私も子供の頃はあこがれたが、親にねだれるほど安くはなかった。なお、メルクリン社は2009年2月4日 、 資金繰りに行き詰まって裁判所に破産手続きを申請したが、2010年10月 に自己再生をはたしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f3.2 1/200秒 15mm ISO3200 ) 露出補正 なし


2021年11月16日

クロマダラソテツシジミ その17 10月3日 秋のチョウたち

新規感染者数が、その理由が判らぬほど急速に減少し、緊急事態宣言も10月1日に全面解除になった。ワクチンの2回目接種を終えた人の全人口に占める割合は60%を越えた。この日、10月3日も素晴らしく良い天気だった。行楽地の人出も多くなってきている。
 日曜日なので、センニチコウの花が咲く公園も、子供たちが多い。魚を掬う網を振ってチョウを追いかける子供たちもいる。この日もセンニチコウの花壇にはクロマダラソテツシジミはいなかった。2日見ていない。
 ソテツの鉢植えが置かれているお宅の玄関前では、擦れた雌が1頭いた。私が住む集合住宅の玄関前の植栽に植えられたローズマリーにはウラナミシジミがいた。

000_211003126tm X700 〇峰岡公園 ソフィア玄関前 ランタナ RX10M4.jpg
集合住宅玄関前の植栽で咲くランタナに来たツマグロヒョウモン雌 2021年10月3日 横浜市

001_211003008 X800 ◎峰岡公園 ウラギン RX10M4.jpg 1.ウラギンシジミ 雄 -1
公園の裏手で、ウラギンシジミが勢いよく飛び回っていた。そろそろ越冬のねぐらを探しているのだろうか?雄が縄張りを張っているようにも見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
002_211003018m X800 ◎峰岡公園 ウラギン RX10M4.jpg 2.ウラギンシジミ 雄 -2
もう1頭飛んできて、追尾して飛び回っていたが、1頭が残って、また梢に止まり、こちらを睨んでいる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
003_211003026x X800 ◎峰岡公園 RX10M4.jpg 3.アゲハ 雄 -1
コセンダングサに比較的傷のないアゲハが飛来し、吸蜜している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
004_211003030x X800 ◎峰岡公園 RX10M4.jpg 4.アゲハ 雄 -2
今度はキバナコスモスに移る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
005_211003044 X800 ◎峰岡公園 RX10M4.jpg 5.ツマグロヒョウモン 雄
ツマグロヒョウモンも元気に飛び、キバナコスモスで食欲を満たす。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO160 ) 露出補正 なし
006_211003071 X800 ◎峰岡公園 RX10M4.jpg 6.ツマグロヒョウモン 雌
雌もきれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
007_211003095 X800 ◎峰岡公園 RX10M4.jpg 7.キタテハ 秋型
黄褐色だった夏型から赤褐色に衣替えた秋型も最盛期のようだ。セイタカアワダチソウの黄色い花にもよく来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/640秒 190mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_211003112 X800 〇峰岡公園 高橋宅 RX10M4.jpg 8.クロマダラソテツシジミ 雌 -1
公園を離れて、ソテツの鉢植えのあるお宅へいく。9月の19日にこのお宅の奥様にお目にかかり、訳をお話しして、玄関前での撮影の許可をいただいている。この日、最初に見たのは、擦れてしまって鱗粉の落ちた雌だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
009_211003113 X800 〇峰岡公園 高橋宅 RX10M4.jpg 9.クロマダラソテツシジミ 雌 -2
その雌が、鉢植えされたソテツの根元に、潜るようにして止まった。産卵しようとしているのだろうか。ここでは産卵してもその卵が成虫になることは出来ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
010_211003123 X800 ◎峰岡公園 ソフィア玄関前 RX10M4.jpg 10.ウラナミシジミ
自宅のある集合住宅の玄関の植栽で咲いているローズマリーに、ウラナミシジミが来ていた。昨年、ここでもクロマダラソテツシジミを見ているので、「もしや」と期待したのだが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし


2021年10月14日

北海道 3泊4日 10月7日~10日 その1 旭川と旭山動物園

7月の中頃に申し込んでおいた某旅行社の「北海道大周遊4日間」というツアーが催行されることになり行ってきた。
 新型コロナウィルスの日々の感染者数は、10月に入って著しく減少した。10月4日以降は東京、神奈川とも100人を下回るようになり、びっくりしている。お陰で少し旅行にも出かけやすくなった。
 テーマが大周遊というものの、4日間のうち、1日目は旭川に行くだけ。2 日目に行く、旭山動物園、美瑛、富良野がメインで、3日目も、恵庭にある「えこりん村」と支笏湖畔へ行くだけだ。このツアーは1泊目「星野リゾート 旭川OMO7」、2泊目富良野の「ラビスタ富良野ヒルズ」、そして最後に「ザ・ウィンザーホテル洞爺」に泊るということがテーマのようなものだった。

1日目、羽田から昼の便で新千歳空空港へ、そのまま旭川へバスに揺られ、夕方「星野リゾート 旭川OMO7」に入る。夕食は"敢えて"自由食だった。
2日目はバスで「旭山動物園」へ。約3時間滞在したが飽きなかった。昼食はそこで簡単に済ませ、美瑛へ。Mac Computer のコマーシャルの壁紙になったという「青い池」を見たあと「白髭の滝」、「十勝岳望岳台」の風景を楽しんだ。「青い池」は意外に印象的だった。
3日目、 水力発電、潅漑のダムによる「かなやま湖」へ立ち寄ったが無用だった。そこから「びっくりドンキー」が運営する「えこりん村」へ行った。東エリアと西エリアがあり、西エリアの「銀河庭園」「みどりの牧場」は別料金だが、よく手入れがされていた。昼食後、支笏湖畔へ寄り、洞爺湖の「ザ・ウィンザーホテル洞爺」に入った。
最終日は、洞爺湖が眺められる「サイロ展望台」、洞爺湖温泉の「わかさいも本舗」に寄って新千歳空港へ。昼食は空港3階の「市電通り食堂街」の「函太郎」で寿司にした。食後、2階の海産物を扱う店が並ぶコーナーへ寄った。酒の当てに旨そうなものがいっぱい並んでいて、買わざるを得なかった。緊急事態宣言が解除された後の日曜日とあって混雑はしていたが、新千歳空港は楽しむことが出来た。

それでは、第1日目から2日目の旭山動物園前半まで。

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キングペンギン 2021年10月8日 旭川市 旭山動物園

1.旭川のすし屋
新千歳空港からバスに揺られ、旭川市役所のすぐそばにある「星野リゾート OMO7 旭川」に着いたのは6時少し前だった。北海道は日が暮れるのが早い。この日の夕食はなぜか自由食。寿司を食べたいと思い、出発前にチェックしておいた3軒の店の中から、最初に電話した「二幸本店」というところを予約した。場所は買物公園通りの三条で、見当をつけて歩き始める。買物公園通りに出て、地元のかたに聞いてたどり着いた。繁華街のはずだが、人通りは少ない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/125秒 9mm ISO500 ) 露出補正 なし
001_211007028 X800 旭川 二幸本店 北海道旅行 D7X.jpg
2.「二幸本店」品書き
中に入ると、すし屋というより、居酒屋のようだった。まず、「にぎり」を頼み、この品書きから酒の肴を選ぶ。「たちのてんぷら」と「北寄貝のバター焼き」が美味かった。「にぎり」はイクラはイマイチだったが、ウニは美味かった。珍しい「ハッカク」や「アブラボウズ」も美味かった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/125秒 15mm ISO1600 ) 露出補正 なし
002_211007030 X800 旭川 二幸本店 北海道旅行 D7X.jpg
3.買物公園通り
食事を終えた後、買物公園通りを歩いてみる。JR旭川駅前に通ずる歩行者専用の買物公園通りは、商店や飲食店が並ぶ目抜き通りである。ブランド店もある。道端にこんな像があった。後で調べたところ、ベンチに座ってサックスを吹くおじさんと、その先にネコが座っている「サキソフォン吹きと猫」というブロンズ像だ。黒川晃さんというかたの2001年の作品だそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/125秒 12mm ISO1600 ) 露出補正 なし
003_211007036 X800 旭川 買物公園通り 北海道旅行 D7X.jpg
4.「星野リゾート OMO7 旭川」のロビー
8時ごろホテルに戻ると、明日行く旭山動物園に因んで動物たちの骨についての話があるというので、30分ほど聴いてみた。このホテルの1階フロアは、朝食に使用するCafeを含めて、この時間はフリーのスペースになっていて、コーヒーやフルーツ・ウォーターなどのサービスもある。写真はその一部で、ブック・トンネルと呼ばれるスペースだ。周りには書棚があり、旭川に関する写真集などをテーブルに持ってきて、自由に閲覧できる。落ちつた良い空間と思う。創業は1920年(大正9年)というこの宿は、1994年(平成6年)「旭川グランドホテル」として開業した。2016年(平成29年)春から旭川グランドホテルの経営に参画している星野リゾートが、2018年(平成30年)にホテルを星野リゾートの新たなブランド「OMO」(おも)第1号となる「OMO7 旭川」と改名した。OMOとはどんな意味かと聞いたら冗談で「おもしろい」のOMOだというが、OMOとはOnline Merges with Offlineの略で「オンラインとオフラインが融合した世界」を指す。 オンライン(インターネット)とオフライン(リアル店舗)の境界線をなくして個々の顧客に最適なサービスを提供し、CX(顧客体験)の向上を目指そうというものだそうだ。星野リゾートのOMOは、その街だけの楽しさや美味しいものをスタッフ目線で紹介してくれるなど、"街を楽しむ"という視点"から生まれたのが「旅のテンションを上げる都市観光ホテル」というOMO Hotels のコンセプトという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/125秒 12mm ISO1600 ) 露出補正 なし
004_211007050 X800 旭川 OMO7 北海道旅行 D7X.jpg
5.旭川の朝
次の日の10月8日は今回の目的のひとつである「旭山動物園」だ。ここから近いので、その開園時間に合わせ9時半出発と遅い。出発まで間、ホテルの外に出て見た。写真は9時少し前の市役所前の通りである。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8 1/1800秒 19mm ISO640 ) 露出補正 なし
005_211008065 X800 旭川 市役所 北海道旅行 D7X.jpg
6.「旭山動物園 」東門 あべ弘士のヒョウ
10時ちょうどにバスは「旭山動物園」に着いた。旭山という山があって、その下に動物園が作られたので「旭山動物園」の名がある。団体客は東門から入る。その東門にあべ弘士さんというかたの絵のヒョウのモニュメントがあった。あべ弘士さんは、1970年代に旭山動物園飼育員として25年勤務され、その後、絵本作家として活躍中である。夕べOMO7で閲覧した絵が気にって、「動物園物語」という冊子を売店で求めたが品切れ中、帰ってきてAMAZONで見つけ発注すると、翌日に届いた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
006_211008223 X800 旭山動物園 RX10M4.jpg
7.モンキチョウ 雄
東門は動物園内で一番高いところにある。そこから動物たちのいる方へ下りていくのだが、動物に会う前にモンキチョウに会ってまった。普段見ているモンキチョウより小型で、飛んでいるとミヤマモンキチョウを思わせる。北海道の10月はもうチョウは飛ばないと思っていたが、意外だった。個体数も多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 117mm ISO200 ) 露出補正 なし
007_211008225t X800 〇旭山動物園 RX10M4.jpg
8.エゾユキウサギ
そばの説明板を見るとエゾユキウサギとあった。愛くるしい姿をしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 56mm ISO500 ) 露出補正 なし
008_211008233 X800 旭山動物園 RX10M4.jpg
9.ジェフロイクモザル
クモザルは、南米原産の小型のサルの仲間で、樹上で小さな群れを作って生活している。細長い腕と、物をつかむことのできるしっぽを用いて枝から枝、木から木へと優雅に移動する。敏捷なこのサルは、ほとんどの時間を木の上で過ごし、親指がないか、非常に小さいにもかかわらず、木の枝にしっかりつかまって活動する。旭山動物園では、「くもざる・かぴばら館」でカピバラと同居する。クモザルは上の方に、カピバラは地表にと棲み分けるが、この時はクモザルは地表に降りていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 97mm ISO1000 ) 露出補正 なし
009_211008236 X800 〇旭山動物園 RX10M4.jpg
10.カピバラ
げっ歯類(ネズミの仲間)の中では最大の種類で、クモザルと同じように南米に生息している。異種で混同飼育する事は難易度が高く、逃げ場などを用意しておかないと事故が起こる事もあるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 62mm ISO400 ) 露出補正 なし
010_211008237 X800 〇旭山動物園 RX10M4.jpg
11.ワオキツネザル
名前の由来は尻尾と顔で、わっかになった尾の狐みたいな顔のサルだ。体温調節が苦手で、お腹を太陽やヒータに向けて対応んを上げる。メスが擬陰茎(巨大化した陰核)を有することが特徴である。マダガスカルの国獣に指定されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 121mm ISO1000 ) 露出補正 なし
011_211008244 X800 旭山動物園 RX10M4.jpg
12.アビシニアコロブス
本種は Leaf Eater で主食は木の葉だそうだ。胃が3室に分かれ、胃の中には微生物が生息して分解を助けている。このおかげで他のサルたちとエサを巡っての争いをしないで済む。きれいなマントのような白い毛は、目立ってしまいそうだが木の上では保護色になる。黒はこの葉の陰に見え、白は木漏れ日に見えるのだそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 117mm ISO3200 ) 露出補正 なし
012_211008248t X800 〇旭山動物園 RX10M4.jpg
13.ホッキョクグマ -1<br> ホッキョクグマの展示場所は2つある。こちらは、堀を利用し、檻のない放飼場になっており、陸上でのホッキョクグマを観察できる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 29mm ISO640 ) 露出補正 なし
013_211008263m X800 〇旭山動物園 RX10M4.jpg
14.ホッキョクグマ -2
食べ終わったエサ入れを抱えて眠っている。腹がいっぱいになれば眠くなる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 36mm ISO250 ) 露出補正 なし
014_211008269 X800 旭山動物園 RX10M4.jpg
15.ホッキョクグマ -3
もう一つ、ホッキョクグマを観察する場所として、水中を泳ぐところを見ることが出来るプールがある。なかなかプールの中に入って泳いでくれなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO800 ) 露出補正 なし
015_211008272t X800 〇旭山動物園 RX10M4.jpg
16.キングペンギン
ペンギンは旭山動物園の人気ものである。ここではキングペンギン、ジェンツーペンギン、フンボルトペンギン、イワトビペンギンの4種類のペンギンが飼育されている。写真の右側の2頭はキングペンギンだ。オオサマペンギンともいう。そして左にいるチョコレートの塊のようなのは、キングペンギンの幼鳥である。キングペンギンはコウテイペンギンに次いで2番目に大きな種類のペンギンで、体長は85-95cmほどで体重は10-16kg。外見はコウテイペンギンに似るが小型で、頭部から喉にかけてのオレンジ色が強い。また、体に対するくちばしやフリッパーの比率も大きい。卵は54日ほどで孵化するが、それまではオスとメスが交代で抱卵する。夏の海は餌が多いので、オスとメスはこの機を活かしてヒナに多くの餌を与える。秋を迎えるまでには、ヒナの体重は成鳥の8割ほどになる。雛の羽毛は生後約6ヶ月で大人の羽に生え変わり、自力で泳ぐことができるようになるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 36mm ISO400 ) 露出補正 なし
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17.キングペンギンの顔
実に立派な顔をしている。自然の造形は見事である。眼が顔の黒と同じ色をしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 132mm ISO400 ) 露出補正 なし
017_211008286 X800 〇旭山動物園 RX10M4.jpg
18.イワトビペンギン
イワトビペンギンは体長45-58cmほどと比較的小さい。鋭い目の上の白い一筋の模様は特徴的だ。足は白い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 48mm ISO160 ) 露出補正 なし
018_211008293t X800 旭山動物園 RX10M4.jpg
19.ペンギンのお食事タイム
東門を入った時に、ペンギンの「もぐもぐタイム」は10時45分からと掲示されていた。もうすぐ、その10時45分になる。ペンギンたちが集まってきた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 25mm ISO100 ) 露出補正 なし
019_211008294 X800 旭山動物園 RX10M4.jpg
20.立派なイワトビペンギン
これは立派な成鳥のようだ。眼の上の黄色い模様と黄色い冠羽が凛として立派だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 94mm ISO250 ) 露出補正 なし
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21.4種類のペンギンたち
飼育員の傍にペンギンたちが集まってきた。一番左の手前にいるのがフィンボルトペンギン、右から3番目のやや大きい褐色で、眼の後ろに白い斑紋があるのが、ジェンツーペンギンだ。ジェンツーペンギンは体長は51cm - 90cm、体重は5kg - 8.5kgほどで、大きさはペンギン18種類のうち、コウテイペンギン、キングペンギンに次いで3番目に大きい。 フィンボルトペンギンは 全長64 - 69cmだそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 94mm ISO200 ) 露出補正 なし
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22.餌を与えられるイワトビペンギン
種類の違うペンギンたちだが、争うことなく、おとなしく餌を食べている。これも躾けられているのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 84mm ISO250 ) 露出補正 なし
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23.泳ぐキングペンギン -1
ペンギン館の館内に入ると360度見渡せる水中トンネルがあり、ペンギンが飛んでいるように泳ぐ姿を観察することができる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
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24.泳ぐキングペンギン -2
立っているときの姿とは違った魅力がある。ちゃんと速く泳げるような体形になっているのだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
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25.イワトビペンギンの顔
イワトビペンギンの成鳥の目の上には眉毛のような黄色の羽(冠羽)があるのが大きな特徴だ。目とくちばしが赤い。旭山動物園の続きは次回にアップする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO500 ) 露出補正 なし
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2021年9月 9日

みなとみらいのロープウェイ 8月26日

今年の3月24日、横浜みなとみらいを散歩した時に、桜木町の駅前から汽車道と並行するように、運河パークの「World Porters」のところまで、架線が張られたロープウェイの鉄柱が並んでいるのを見てきた。この時はまだ運行開始前でキャビンの姿はなかった。
 4月22日に開業が予定されているということだったので、その頃にまた見に来ようと思っていたが、この日、午前中、パシフィコ横浜で開催されている「日本国際切手展2021」を見て、その足で運河パークまで歩いてきた。「日本国際切手展2021」の会場は涼しかったが、外に出ると猛烈に暑い。
 運河パークの「World Porters」側から、汽車道を汗びっしょりになりながら、桜木町駅まで写真を撮り歩いた。キャビンは「世界最新式の都市型循環式ロープウェイ」と謳われ、定員8名計36基のゴンドラが行ったり来たりしていた。

1.国際橋から乙女橋、湾内観光船ターミナル方面を眺める
パシフィコ横浜を出て、国際大通りを左(海側)に歩く。お日様が容赦なく照り付ける。運河にかかる国際橋へ出た。左側がグランド インター コンチネンタル ホテルで西側には臨港パークがある。右側(東側)は新港埠頭客船ターミナルで、その先は赤レンガ倉庫だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 20mm ISO125 ) 露出補正 なし
001_210826075 X800 YOKOHAMA AIR CAVIN G7X.jpg
2.よこはまコスモワールド
国際橋を渡ると右手に観覧車、ジェットコースター、ダイビングコースター、などのアトラクションが見える。高さ112.5m、480人乗りの世界最大級の観覧車「コスモクロック21」がシンボルの 「 よこはまコスモワールドという」都市型遊園地だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 25mm ISO125 ) 露出補正 なし
002_210826079 X800 YOKOHAMA AIR CAVIN G7X.jpg
3.横浜ワールドポーターズ
冷房の効いた横浜ワールドポーターズの建物の中に入り、運河パークへ出る。その右側がロープウェイの駅だ。そこから桜木町駅前広場までロープウェイが結ばれている。写真は桜木町方面を見たところ。等間隔にキャビンが次々に並んで動いていく。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
003_210826086 X800 YOKOHAMA AIR CAVIN G7X.jpg
4.ランドマークタワーと汽車道
「World Porters」から桜木町駅に行くために片道1,000円で、わざわざ「YOKOHAMA AIR CABIN 」というこのロープウェイに乗ることはないと思う。 観光用、あるいはアトラクションであり、言ってみれば観覧車のようなものかもしれない。右側の汽車道を歩いても、桜木町駅まで10分~15分くらいのところだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 11mm ISO125 ) 露出補正 なし
004_210826089 X800 YOKOHAMA AIR CAVIN G7X.jpg
5.「YOKOHAMA AIR CABIN」のゴンドラ
定員8名、36基のゴンドラが行き来している。キャビンに最新式のバッテリーを備えることで冷房システムや各種安全監視システム、LED照明など最先端の機能が実現したいう。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 33mm ISO125 ) 露出補正 なし
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6.運河パーク駅
運河パークの出発口である。循環式で桜木町駅から来たゴンドラが左側に到着し、乗客が乗り降りして右側から出発していく。ゴンドラとゴンドラの間隔が同じになるようにコントロールされている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 30mm ISO125 ) 露出補正 なし
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7.「YOKOHAMA AIR CABIN 」
右手に「よこはまコスモワールド」の大きな観覧車が見えるが、「YOKOHAMA AIR CABIN 」は「そのよこはまコスモワールド」を運営する泉陽興業によってつくられた。wikipediaによれば、2018年5月に桜木町駅周辺から新港地区まで汽車道沿い約600メートルに日本初の都市型ロープウェイ(索道)を整備する空中交通構想が浮上。さらに2019年2月にはロープウェイ計画の詳細が公表され、それによると桜木町駅前から横浜ワールドポーターズ前(運河パーク)まで汽車道沿い(南側の北仲通地区寄り)にロープウェイ「YOKOHAMA AIR CABIN(ヨコハマ・エア・キャビン)」を当初2020年夏に開催する予定であった東京オリンピック開幕前の開業を目指し整備するとしていた[が、その後の資材調達や工期の遅れなどから半年以上ずれ込み、2021年4月22日に開業を迎えた。泉陽興業が計画に係る費用を全額負担するため公費負担はなかったそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 30mm ISO125 ) 露出補正 なし
007_210826096 X800 YOKOHAMA AIR CAVIN G7X.jpg
8.汽車道から運河パークを見る
桜木町駅に向かって汽車道を歩き始める。運河パークを振り返ると、汽車道の突き当りに「ナビオス横浜」という穴をあけたような建物がある。「ナビオス横浜」は横浜国際船員センターで、日本船員厚生協会が運営する施設である。宿泊設備や、レストランなどがある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
008_210826104 X800 YOKOHAMA AIR CAVIN G7X.jpg
9.汽車道から見上げるロープウェイ
汽車道沿いに植えられたサルスベリの花が咲いていた。このロープウェイは乗ってみるときっと眺めが良いのだと思う。写真の右側にふ頭のクレーンが見えるが、カジノ予定地だった山下ふ頭の方向だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 34mm ISO125 ) 露出補正 なし
009_210826108 X800 YOKOHAMA AIR CAVIN G7X.jpg
10.第二橋梁付近から
運河パークから桜木町へ向かう汽車道の丁度中ほどに第二橋梁がある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
010_210826114 X800 〇YOKOHAMA AIR CAVIN G7X.jpg
11.第一橋梁
もう一つ桜木町寄りの第一橋梁。1907年(明治40年)に、港二号橋梁とともにアメリカン・ブリッジで製作されたトラス橋で、1909年(明治42年)に鉄道院により架設されたそうだ。「AMERICAN BRIDGE COMPANY. OF NEW YORK, U.S.A. 1907」 の銘板がつけられていた。ロープウェイは桜木町に向かって左側の運河の上を行く。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
011_210826122 X800 YOKOHAMA AIR CAVIN G7X.jpg
12.第二橋梁付近から
ロープウェイに乗って横浜港の方を眺めると、きっと大さん橋やベイブリッジも眺められ、晴れた日は気持ちが良いだろうと思う。営業時間は10時~22時の12時間。夜も良いに違いない。一度カメラを携えて乗ってみよう。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
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13.ゴンドラが行く
桜木町駅広場に近づいてきた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
013_210826129 X800 YOKOHAMA AIR CAVIN G7X.jpg
14.桜木町駅 乗り場
「YOKOHAMA AIR CABIN 」の桜木町駅は、桜木町駅前バスターミナルの近くにある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
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15.ランドマークタワーとロープウェイ乗り場
左方向に歩いてJR桜木町駅で京浜東北線に乗った。汗びっしょりだ。食べ物屋さんに入っても緊急事態宣言下でビールも飲めない。帰宅してシャワーを浴びて冷たいビールで一杯やろうと、横浜駅の地下で、焼き鳥と寿司を買って帰宅することにした。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 21mm ISO125 ) 露出補正 なし
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2021年9月 5日

日本国際切手展 PHILANIPPON 2021 見学 8月26日

私が会員になっている JPS昆虫切手研究会 の7月会報で、「日本国際切手展2021」がパシフィコ横浜で8月25日~8月30日に開催されることを知った。国際切手展は、世界一流の切手コレクションが一堂に会する貴重な機会で、郵趣の発展向上を図り、毎年、世界各国で開催されているが日本では、1971年から10年おきに開催され、今回6回目を迎えるとのことだ。

チョウ好きの私は、中学生の頃、兄がヨーロッパへ出張した時の土産に買ってきてくれたチェコのチョウ切手(原画シュヴァビンスキー)に魅了され、チョウを題材にした切手を集め始めた。 2010年の1月にこのブログに「キアゲハの切手」をアップした。集めた切手を眺めていて各国からキアゲハがデザインされた切手が多く発行されているのに興味を持ったからだ。発行した国の地域別とか発行年次別とか整理すればよかったのだが、集めて並べるのが精いっぱいである。その当時(2010年)で64種のキアゲハの切手が私のストックブックにあった。なぜ、こんなにキアゲハの切手が多いのだろうかと考えてみたが、まず、キアゲハは旧北区を中心にユーラシア大陸と北米大陸に広く分布すること、大型で鮮やかな色彩で見栄えが良いことなどではなかろうか。

  わき道にそれてしまったが、パシフィコ横浜は自宅から40分ほどで行ける。「日本国際切手展2021」には8月26日に行くことに決め、インターネットで事前登録を済ませた。 昨年と今年は中止になってしまったが、毎回2月に出かけている「CP+(カメラと写真映像のワールドプレミアショー)」のときは人で溢れている駅からパシフィコ横浜の展示ホールへのアプローチは、今回の「日本国際切手展2021」では全く密になっていない。10時開場の5分ほど前に着いたこともあるが、この暑さとコロナの感染者数が増えているので見に来る人も少ないのだろうと思う。
 B・Cホールを使用した広い会場も空いていた。まず「企画展示」のコーナーへ行った。展示作品の写真撮影は残念ながら禁止されていた。JPS昆虫切手研究会のメンバーからの展示を見る。
 出展されていた作品は、
・「水辺の昆虫」 柴田 茂 氏
・「ヤママユガ」 澤口 尚子 氏
・「クジャクチョウのマキシムカード」 正野 俊夫 氏
・「クジャクチョウ」 西田 豊穂 氏
・「ルーマニアの郵便封皮」 加藤 利之 氏
・「ニュージーランドの蝶蛾切手」 加藤 利之 氏
・「昆虫切手を用いた宇宙とロケット関連郵便物」 白野 孝雄 氏
・「俳句に詠まれた虫たち」 池内 昇 氏
・「Proofs」 森 晋一郎 氏
だった。それぞれテーマを持たれて深く掘り下げて研究された力作だった。森氏の作品の解説には英文が添えられていた。せっかく会場が空いていたのだから、もっと時間をかけて鑑賞してくるべきだったと思い返す。
 また、JPS植物切手研究会のメンバーでもある 澤口 尚子 氏 からは「バタフライ・ガーデンへようこそ」という作品が出展されていた。小型印とカードに描かれた絵が素晴らしい。

  1897年4月20日に郵便事業が創業されて今年は150年になるという。今回のメインテーマともいえる「郵便創業150年特別展示」は広いスペースが設けられていた。床に展開された コドモ絵本正月フロク の「郵便飛行雙六」など興味あるものもあった。もう一つ「皇室展示」というコーナーがあり、明治天皇銀婚式記念、発行されなかった東宮御婚儀記念の切手シート、昭和大礼記念絵葉書など、私が生まれる前の珍しい品々を見ることが出来た。他にも、各国から発行された東京オリンピック2020関連の切手も展示され、ギリシャ、スイス、エストニア、ベルギー、キプロスなどの優れたデザインの切手があった。
 会場には2時間余り滞在したが、帰りがけに出店していた切手商の椅子に久しぶりに座り、何点かのチョウ切手を買ってしまった。

なお、ブログの記述には、「日本国際切手展 PHILANIPPON 2021​」の Bulletin および ​​日本国際切手展2021​ ​のホームページを参照させていただいた。

1.みなとみらい駅からパシフィコ横浜展示ホールへのアプローチ
催し物があるときはいつも人で溢れている駅から会場への連絡通路も人はほとんどいない。通路には「日本国際切手展2021」の小旗が並べて掛けられていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 23mm ISO125 ) 露出補正 なし
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2.パシフィコ横浜展示ホール
「日本国際切手展2021」の会場はホールB,C であったが、7月17日~9月12日までAホールで「恐竜科学博」が開催されている。開場は9時からだが、本来なら、子供連れの入場者が多いはずなのに姿はない。やはり、緊急事態宣言と暑さからなのだろう。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 16mm ISO125 ) 露出補正 なし
002_210826011 X800 PHILA NIPPON 2021 パシフィコ横浜 G7X.jpg
3.「日本国際切手展2021」受付に列
エスカレータで一つ下りたところのホールCが「日本国際切手展2021」の受付になっていた。開場5分前だったが、40m~50mほどの列が出来ていた。係の人が前の人との間隔を1~2m開けて並ばせている。10時になると列は動き出し、事前登録のためか滞りなく入場できた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/800秒 15mm ISO3200 ) 露出補正 なし
003_210826012 X800 PHILA NIPPON 2021 パシフィコ横浜 G7X.jpg
4.「日本国際切手展2021」入場口
ここから会場内に入るが、手首で体温を測り、テープを巻かれて、手指の消毒をする。「郵政創業150年 すべてのお客様のために ー郵政百五十年の歩みー 日本郵政グループ」という288ページのA5サイズの冊子と、小さなポケットタイプの「日本国際切手展2021」の公式ガイドブックと手提げ用の紙袋をいただく。ただ、公式ガイドブックなるものはちょっとお粗末だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO640 ) 露出補正 なし
004_210826070 X800 PHILA NIPPON 2021 G7X.jpg
5.展示会場
入り口を入ると左側に国内切手商ブースがあり、すぐそばにインフォメーションがあった。写真撮影の可否を尋ねたところ、出展作品は撮影禁止になっていた。まっすぐ進むと広々とした展示会場があった。ここは競争出品の伝統郵趣、郵便史などの展示コーナーである。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 31mm ISO3200 ) 露出補正 なし
005_210826014 X800 PHILA NIPPON 2021 パシフィコ横浜 G7X.jpg
6.企画展示コーナー
まず、JPS昆虫切手研究会の展示コーナーへ行く。植物切手研究会や音楽切手研究会などの作品も展示されている。パネルの文字が小さくわかり難かった。何とか探し出してJPS昆虫切手研究会の皆様の出展作品を見ていく。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO800 ) 露出補正 なし
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7.ポストカー 「& Post(アンド・ポスト)」
ホットドッグか何か食べ物の移動販売車のような車が置かれていた。反対側へ回ってみると「ポストカー」と書かれたパネルがあった。よく理解できないのでネットで調べてみると、「日本郵便では、手紙交流の価値を見直し、新たな可能性を探る"プロジェクト& Post(アンド・ポスト)"を展開しており、ポストカー運行もその一環。ポストカーは、心に残る風景に出会った瞬間に、絵はがきを書く・差し出すための環境を提供することをコンセプトに実施する」と説明されているが、それでも良く分からない。例えば、日本三大花火大会の1つである「長岡花火大会」、日本一美しい盆踊りとされる「おわら風の盆」といったところへ移動郵便局としてこの車を配備して、各地の郵便局員が絵はがきコンシェルジュとなり、撮影した写真をその場で絵はがきにするサービスをはじめ、オリジナルデザイン絵はがきの配布と文房具の貸し出し、地域の特色ある絵はがきや切手の販売などを行う。そこに来た人が絵葉書を書いてポストカーのポストに投函するということらしい。 車両は郵便収集車として使われていた6代目「ハイラックス」をベースにカスタマイズされている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/800秒 13mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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8.郵便局臨時出張所
郵便操業150年とポイモンを扱った横浜中央郵便局の日替わり小型記念日付印が数種類用意されていて、その押印カウンターが並んでいた。まだ時間が早いこともあり、押印している来場者は少ない。外国からの来場者も意識しているのだろうが、外国人の姿は見られない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO2000 ) 露出補正 なし
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9.皇室展示/コートオブオナー 展示室
お恥ずかしいが、直訳で名誉裁判所という Court of Honour の意味がよく分からなかった.。著名な蒐集家による出展作品のことなのだろうか。皇室展示としては、明治、大正、昭和の皇室に関わる切手や絵葉書が展示されていた。私の記憶にある皇室関連切手は昭和27年発行の上皇(平成天皇)の立太子礼記念切手だ。美智子妃と並ばれた上皇の昭和34年発行皇太子御成婚記念切手(30円)の試刷版が展示されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/800秒 13mm ISO3200 )
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10.郵政創業150年特別展示
企画展示のコーナーを見たあと、今回の「日本国際切手展2021」のメインテーマである「郵政創業150年特別展示」を見学した。流石に「郵便現業絵巻」「郵便のルーツ」などの興味ある"宝物"が展示されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO250 )
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11.「郵便のルーツ」ポストの変遷
ポストは郵便のシンボルだと思う。1回にたくさんの書状を集めて運べば、効率が良い。明治時代からある円柱型の赤いポストも、ひなびた温泉町へ行くと今でも見かけることがある。数年前だが、旅行先の銀山温泉や法師温泉で見かけた。

  Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO250 )
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12.昭和39年のお年玉郵便切手
お年玉付き郵便はがきの末等景品としてのお年玉郵便切手の始まりは、昭和25年からだったというが、景品が目的だったので発行は2月1日で、年賀には使えなかったという。写真の昭和39年用年賀切手は、私が社会人となった年のもので思い出多い。切手図案の右は鳥取県の岩井挽物人形「辰」、左は山梨県の甲斐の「龍神招福」だった。

  Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO800 )
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13.「郵便飛行雙六」(部分)
郵政創業150年特別展示会場の床に、大きな コドモ絵本正月フロク の「郵便飛行雙六」の絵が敷かれていた。郵便飛行機が突風に遭い、そこで一または二が出ると墜落修理へ、四または六は出発に戻る。三を出すと四の突風へ、五は無事突破して富士山へ・・・といったようなストーリーが展開されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO800 )
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14.昭和の切手デザイン室
絵具と絵筆があり、机の上の並べられた本には「原色日本鳥類図鑑」や「昆虫の図鑑」などが並んでいる。この隣には現代の切手デザイン室があり、そのデスクの上はパソコンが主役だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO800 )
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15.海外郵政ブース
カナダ郵政、チェコ郵政など7か国の郵政機関と国連郵政機関のブースがあった。切手や郵趣品の販売が行われていた。ここは比較的人気があり、人が集まってきていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1250 )
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2021年8月13日

御殿場 秩父宮記念公園 7月27日

この日は住まいの集合住宅管理組合より、機械式駐車場の部品交換工事を行うので、朝の9時から夕方5時まで、車を移動させて欲しいとの通達が来ていた。どうせなら、7月10日に行った箱根湿性花園を再訪して見ようかと思っていた。
 ところが、天気予報ではこの頃に台風8号が、関東から東北に上陸すると報じられた。掛かった駐車場代は管理組合負担というが、近くの有料駐車場に入れておくのも能がない。東名を走ってSA巡りでもしてみようかと考えていた。
 当日の御殿場方面の天気予報は雨のち曇りで、風はそれほどでもなさそうだ。
 御殿場の近くでどこか行って見るところがあるか探してみた。そうしたら、御殿場インターを下りて箱根湿性花園へ上がる138号線の東山湖を少し右へ入ったところに秩父宮記念公園というところがあるのを知った。パンフレット等によると秩父宮記念公園は、昭和16年8月から約10年間、秩父宮雍仁親王・勢津子妃が実際にお住まいだった静岡県御殿場市の箱根外輪山の麓にある別邸を、秩父宮妃勢津子殿下が平成7年8月に亡くなられた際の遺言により御殿場市に寄贈され、公園として整備され、平成15年(2,003年)4月に開園したところだ。敷地面積は約18,000坪(東京ドームの約1.5倍)だそうだ。
 50台くらいは停められそうな駐車場だが、1台しか入ってなかった。正門から入り管理棟へ回って受付をして、入園料@300円をお支払いし、案内パンフレットをいただいて、順路に従い園内を歩き始めた。雨は時々小雨が降るが、傘を差すほどではない。
 園内は整備されていて、たくさんの美しい花々が咲いていた。

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案内所付近に掲示されていた園内案内図 (クリックすると大きくなります)

1.秩父宮記念公園 正門
駐車場の前の道路を渡ったところに正門がある。雨はほとんど降っていなかったが、人影はなかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 14mm ISO500 ) 露出補正 なし
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2.森のエントランス
正門の脇には故寛仁親王(三笠宮崇仁親王第1男子 1946-2012 )が書かれた園銘板がある。スギかと思ったが、ヒノキ林だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2000 ) 露出補正 なし
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3.受付
コロナ禍のため現在ここは閉じられていた。左に曲がって、西門の前を通り、管理棟・休憩所・売店のあるところで受付をする。緊急事態宣言が出されているところからの来園者は入場できないとあったが、横浜市から来たと話すと入園が許可された。横浜市は 「まん延防止法等重点措置」がとられていて、県としての緊急事態宣言下にある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1600 ) 露出補正 なし
003_210727008 X800 秩父宮記念公園 御殿場 正門受付 G7X.jpg
4.ヤマユリ(山百合)
ヒノキ林には見事なヤマユリの花が咲いていた。ヤマユリは神奈川県の県の花に指定されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1250 ) 露出補正 なし
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5.カノコユリ(鹿の子百合) -1
受付を済まして外に出るとさっそく見事に咲く花々が迎えてくれる。見たことないユリだった。別名をドヨウユリ(土用百合)、タナバタユリ(七夕百合)という。少し前に雨が降っていて、花は雫に濡れていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
005_210727010 X800 秩父宮記念公園 御殿場 カノコユリ G7X.jpg
6.カノコユリ -2
「宮菜」(宮様の農事試験場の再現)、「節花」(古木・山野草宿根草等)、「憩いの庭」への道筋にカノコユリが咲く。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO250 ) 露出補正 なし
006_210727013 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
7.秩父宮メモリアルガーデン 草葦の庭
よく手入れされた広々とした草原。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO160 ) 露出補正 なし
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8.ヤブミョウガ(薮茗荷)
見たことのない花だった。花が終わると初秋にかけて、直径約5mmほどの球形の実がなる。藍紫色に熟し乾いても裂開しないそうだ。和名の由来は、藪地に自生して葉が茗荷(ミョウガ)に似ているところからきているそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO500 ) 露出補正 なし
008_210727018 X800 秩父宮記念公園 御殿場 ヤブミョウガ G7X.jpg
9.シュウカイドウ(秋海棠)
江戸時代に中国から渡来した帰化植物で、バラ科の海棠(カイドウ)に似た花を秋に咲かせることから、秋海棠との名がついたという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 25mm ISO400 ) 露出補正 なし
009_210727020 X800 秩父宮記念公園 御殿場 シュウカイドウ G7X.jpg
10.クレオメ
セイヨウフウチョウソウ(西洋風蝶草)のことを指す。「節花」付近に咲いていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 25mm ISO160 ) 露出補正 なし
010_210727022 X800 秩父宮記念公園 御殿場 クレオメ G7X.jpg
11.シロバナナデシコ
白い花のカワラナデシコをシロバナナデシコという。先日、池の平湿原へ行ったときもカワラナデシコを見てきたが白い花はなかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1250秒 9mm ISO1250 ) 露出補正 なし
011_210727023 X800 秩父宮記念公園 御殿場 カワラナデシコ白花 G7X.jpg
12.ヘメロカリス
ユリ科のワスレグサ属だそうだ。日本ではニッコウキスゲ、ノカンゾウ、ヤブカンゾウ、ユウスゲなどがこの仲間の野性種として知られているという。園芸品種(デイリリー、ヘメロカリスと呼ばれる)が多数ある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 9mm ISO640 ) 露出補正 なし
012_210727026 X800 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
13.ルドベキア(絹笠菊)
「節花」や「憩いの庭」で咲いていた。一般にオオハンゴンソウという花の仲間のようだ。明治中期に観賞用に導入され、日本に自生するハンゴンソウ に葉の様子が似ていて、背丈が大きいことから命名された。特定外来生物指定のオオハンゴンソウの仲間で多く栽培されるのは一年草のルドベキア・ヒルタ(アラゲハンゴンソウ、グロリオサデージー)と小粒な花を無数に咲かせるルドベキア・トリロバ(ミツバオオハンゴンソウ、タカオ)だそうだ。これらも繁殖力強く野生化する。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO200 ) 露出補正 なし
013_210727027 X800 秩父宮記念公園 御殿場 ルドベキア G7X.jpg
14.ガクアジサイ
ガクアジサイの種類も多くあるようだが、私には詳しいことは分からない。ガクの色が落ち着いた赤紫色で印象的だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
014_210727031 X800 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
15.フロックス ピンク
秩父宮記念公園のホームページに「見頃の植物」 というページがあり、「園内の花たち 現在の開花状況」として、一週間ごとに、園内に咲く花の写真が載せられ、それを見て花の名を検索することが出来る。7月23日にアップされた写真を見ると、この花はフロックスのようだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO800 ) 露出補正 なし
015_210727034 X800  秩父宮記念公園 御殿場 フロックス G7X.jpg
16.フロックス 白い花
白い花のフロックスも咲いていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO500 ) 露出補正 なし
016_210727035 X800 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
17.ボルドーギク
アメリカギク、チョウセンヨメナ、チョウセンシオン等の別名もあるそうだ。そういえば見覚えのあるヨメナによく似ていた。 チョウセンヨメナで「花図鑑」というサイトを検索すると、「原産地は朝鮮半島で 日本へは大正時代に渡来し、広く栽培されるようになった。一部は野生化して、関東地方を中心に道ばたなどに群落を形成している。」と記されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1000秒 9mm ISO320 ) 露出補正 なし
017_210727042 X800 秩父宮記念公園 御殿場 ボルドーギク G7X.jpg
18.ヤブツバキ(藪椿)の実
園のいちばん東側の奥に「つばき園」がある。もちろん今は花期ではないが、リンゴのような実がなっていた。ツバキにこんな大きな実がなることを知らなかった。ヤブツバキの果実の中には油分の多い種子があり、種子から椿油を採取する。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO640 ) 露出補正 なし
018_210727057 X800 〇秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
19.リンゴツバキ(林檎椿)の実
これはリンゴツバキという品種の実で、ヤブツバキの変種だそうだ。その名の通りリンゴのような真っ赤な実が付いていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO800 ) 露出補正 なし
019_210727052 X800 〇秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
20.赤いユリ
この花はそばに見える蕾の形からして赤いユリの花のようだ。品種名は分からない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO400 ) 露出補正 なし
020_210727058 X800 秩父宮記念公園 御殿場 ユリG7X.jpg
21.バラ(薔薇)
広くはないがバラ園もある。wikipediaによれば、「バラは、バラ科バラ属の総称である。あるいは、そのうち特に園芸種(園芸バラ・栽培バラ)を総称する。」とある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 14mm ISO8125 ) 露出補正 なし
021_210727061 X800 〇秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
22.防空壕
園内には両殿下専用、将校専用、お付きの人たち用の防空壕があり、戦後70年経った2015年夏に将校用防空壕が公開され、その後両殿下用防空壕も公開されている。写真は両殿下用防空壕の入り口である。昭和19年11月、御殿場上空を敵機が通過するようになったそうだ。昭和20年7月30日、御殿場駅付近に爆弾8個投下され、両殿下は初めて防空壕に退避されたという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 24mm ISO1250 ) 露出補正 なし
022_210727064 X800 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
23.防空壕内部
病気療養中だった殿下を担架に乗せてそのまま防空壕の奥まで入れるカタツムリのような構造になっていた。入り口近くに爆弾が落ちても中に、弾や飛散物、爆風などが直接入らないように折れ曲がり厚い板戸が付いた構造になっていると。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/30秒 9mm ISO1320 ) 露出補正 なし
023_210727069 X800 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
24.母屋と銅像
近代歴史遺産の旅「思いつくまま」 というブログを拝見すると、「元々は、御殿場市深沢の庄屋も務めた旧家・小宮山家の主屋として享保8年(1723)に建てられたのを、日銀総裁や蔵相を務め、血盟団事件で暗殺された井上準之助(1867~1932)が購入、昭和2年(1927)に別邸として現在地に移築、土間を洋室に改めるなどの改造を加えたものである。昭和16年(1941)、肺結核を患い闘病中であった秩父宮擁仁親王(1902~1953)の療養先として御殿場が選ばれ、井上家別邸は買い上げられ療養室等を増築の上、秩父宮家御別邸となった。」と記されていた。今回訪れたときは工事中で内部の見学は出来なかった。銅像は昭和3年(1928年)に昭和天皇より贈られた登山服姿の殿下の銅像は彫刻家朝倉文夫氏が制作したもので昭和19年(1944年)に東京から当地に移転し富士山に向けて設置されているとパンフレットに記されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1250秒 13mm ISO125 ) 露出補正 なし
024_210727077 X800 〇秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
25.アメリカフヨウ(芙蓉) 白
主屋付近には大きなフヨウの花が咲いていた。秩父宮記念公園のホームページの「園内の花たち 現在の開花状況」を見るとアメリカフヨウとなっていた。フヨウと、アメリカフヨウとの違いは何かなと思い調べてみると、アメリカフヨウは、アオイ科フヨウ属の草花で冬を越して咲く、宿根草で、別名クサフヨウと云い 北アメリカ原産だそうだ。葉は、切れ込みがなく、卵形で先がとがっているので、フヨウとの区別はつけやすい。いっぽうフヨウはアオイ科フヨウ属の樹木で、別名モクフヨウと云い原産地は、日本、台湾、中国という。葉の形が、先がとがり、切れ込んでいると。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 11mm ISO125 ) 露出補正 なし
025_210727080 X800 〇秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
26.アメリカフヨウ(芙蓉) 赤
赤い花もあった。これもアメリカフヨウと思う。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 21mm ISO125 ) 露出補正 なし
026_210727079 X800 〇秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
27.記念館
平成4年(1992年)に建てられた新館の一部を改装し秩父宮家から遺贈された品々を中心とした常設展示と年数回特別展示が行われている。ここから主屋に行けるが今回は工事中で入らなかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 14mm ISO640 ) 露出補正 なし
027_210727084 X800 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
28.三峰釜
陶芸家 加藤士師萌氏の指導によりつくられたもので、両殿下は1,300度の熱に耐えるこの窯で抹茶茶碗、花器などさまざまな作品を作られたという。三峰釜とは富士・箱根・愛鷹の三山にちなんで殿下が命名したものだそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/640秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
028_210727097 X800 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
29.アキノタムラソウ(秋の田村草)に止まるスジグロシロチョウ
この日は天候も悪くチョウはスジグロシロチョウしか見なかった。また、箱根湿性花園の帰りにでも、季節を変えて訪れてみたい。思いがけないチョウがいるかもしれない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO640 ) 露出補正 なし
029_210727104 X800 秩父宮記念公園 御殿場 アカンサスモリス G7X.jpg


2021年6月16日

高尾山 初めて撮ったフジミドリ 6月7日

高尾山にフジミドリシジミが生息する。過去にも何回かトライしたが、撮影することは出来ないでいる。今年も発生しているらしい。
 今年は舞岡公園の平地産ゼフィルスの発生も不順である。少し遅いかなと思いつつ 6月7日に高尾山へ行って見た。天気予報は午前中曇り時々小雨とある。あいにくその天気予報は当たっていた。だが、気温は高い。ポイントへ到着するが、フジミドリ狙いの愛好者の姿はない。
 時々、小雨が降る中、それでも2時間は頑張ってみようと決意、結果、30分もしないうちにラッキーにも初めて見るフジミドリシジミに遭遇したのだ。飛来してきた♀が近くのブナ(あるいはイヌブナ)の梢に止まった。裏面を見せてくれたのでフジミドリと確認できた。光線の状況も悪く、良い写真にならなかったが、嬉しい。
 できれば♂も撮りたいとさらに粘ってみたのだが、このワン・チャンスのみだった。
 昼前にケーブルカーで清滝駅へ下りる。

001_210607033 X800 〇高尾山駅 フジミドリ RX10M4.jpg 1.フジミドリシジミ♀ -1
9時半ごろだったろうか、目を凝らして何か動きはしないかと見ていたところへそれらしきチョウが飛来した。裏面の斑紋は紛れもなくフジミドリシジミだった。半分開いた翅を見ると♀である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 215mm ISO500 ) 露出補正 なし  
002_210607040 X800 ◎高尾山駅 フジミドリ RX10M4.jpg 2.フジミドリシジミ♀ -2
日本の固有種で富士山で初めて発見されたのが和名の由来だそうだ。山地のブナ林に生息するので東京では珍しいチョウだ。幼虫の植樹はブナ、イヌブナである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 215mm ISO500 ) 露出補正 なし  
003_210607047 X800 高尾山 RX10M4.jpg 3.フジミドリシジミ♀ -3
ブナの梢に止まっているが、私にはそれがブナなのかイヌブナなのか判別がつかない。高尾通信 https://www.takaopress.net/jyumoku.html というサイトによると、高尾山のブナは、およそ90本弱と少ない。イヌブナはおよそ800本ある。イヌブナの方がブナよりやや低いところ生育するという。高尾山登山電鉄公式サイト https://www.takaotozan.co.jp/mntinfo/ によれば、ケーブルカーの山上駅広場北側から、4号路吊り橋付近までがイヌブナの自然林となっていると記されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし  
004_210607073 X800 △高尾山駅 フジミドリ RX10M4.jpg 4.フジミドリシジミ♀ -4
開翅したところを見ると、破損はしていないが、鱗粉はかなり擦れていた。やはり、時期的には少し遅かったようだ。しかし、この個体に遭遇できたのは、ラッキーであった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
005_210607082 X800 〇高尾山駅 テングチョウ RX10M4.jpg 5.テングチョウ -1
この時期は何処へ行ってもテングチョウで溢れている。「あっ、飛んだ」と思って止まったところを見ると、フジミドリではなくテングチョウだった。曇り空の明るさに負けないよう+2段補正をしてみた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 206mm ISO400 ) 露出補正 +2段
006_210607083 X800 〇高尾山駅 テングチョウ RX10M4.jpg 6.テングチョウ -2
1週間前のテングチョウは新品そのものだったが、すでに擦れてきている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO320 ) 露出補正 +0.7段


7.高尾山ケーブルカー
天候が悪かったためか、さすがに早朝のケーブルカーは空いていた。最急勾配は31度18分、ケーブルカーの線路では日本一の急勾配だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 21mm ISO1000 ) 露出補正 なし
007_210607013 X800 高尾山 RX10M4.jpg
8.ケーブルカー高尾山駅
前回来た時と少し様子が変わっていた。ケーブルカーの高尾山駅は標高472mである。黒豆のあんこが詰まった「天狗焼」を焼いて打っている店があった。皆さん、そこそこ買っていた。お土産に買って帰ろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 21mm ISO250 ) 露出補正 なし
008_210607027 X800 高尾山駅 RX10M4.jpg
9.八王子城山
駅前の広場からは、私がしばしば訪れる八王子城跡の城山(標高461m)が見える。ここから 北へ3km離れている。今日も午後にまた行って見ようと思う。眼下に中央高速道と圏央道の八王子jct が見える。写真で左側が中央高速の小仏・大月方面、右が高尾駅・八王子方面。手前が圏央道の高尾山出口だ。今朝は間違えて、高尾山で下りて、国道20号へ入るところを、まっすぐ町田街道の方へ走ってしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 28mm ISO160 ) 露出補正 なし
009_210607074 X800 高尾山駅 八王子城山 RX10M4.jpg
10.1号路
駅前広場から、高尾山山頂(599m)への1号登山路の入り口がある。登山客は少ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 15mm ISO250 ) 露出補正 なし
010_210607091 X800 高尾山駅 1号路 RX10M4.jpg
11.さる園・野草園
いつもは見向きもしないところだが、野草園にちょっと寄ってみることにした。入園料は430円。ほとんど花は咲いていなかった。アサギマダラでも飛んでいるかと思ったが、期待外れ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO640 ) 露出補正 なし
011_210607092 X800 高尾山 さる園・野草園 RX10M4.jpg
12.ノムラカエデ
期待外れの野草園だったが、バード・ウォチングの小屋があるところの大きなノムラカエデがきれいだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO800 ) 露出補正 なし
012_210607098 X800 高尾山 野草園 RX10M4.jpg
13.高尾まんじゅう
  下りもケーブルカーに乗って清滝駅まで下りてきた。清滝駅を出て左側に不動院という寺があった。高尾山薬王院の別院で、真言宗智山派寺院の不動院という。そこから国道20号線に出る手前の高尾橋まで表参道があり、両側に昔風の趣がある飲食店などが並んでいる。ここは蕎麦が有名らしいが、この写真は有喜堂という「高尾まんじゅう」ののれんがかかったお店で、横に入ったところで登山客が一服していた。定番は、茶と白の高尾まんじゅうで、1ケ110円だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO320 ) 露出補正 なし
013_210607112 X800 高尾山麓 清滝駅 RX10M4.jpg
14.高尾山表参道
国道20号線に出る高尾橋の近くから、いま歩いてきた表参道を振り返る。平日とはいえ、歩いている人が極めて少ない。緊急事態宣言故なのか。とすれば私などは異端者になる。天気予報通り、青空が広がってきた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
014_210607115 X800 高尾山麓 清滝駅 RX10M4.jpg
15.TAKAO 599 MUSEUM
高尾橋の手前の右側に TAKAO 599 MUSEUM がある。これから車を停めている高尾山薬王院祈祷殿駐車場へ戻って、今回も八王子城跡へ廻ってみようと思うが、その前に久しぶりに TAKAO 599 MUSEUM に入ってみることにした。2015年に八王子市が整備した観光・学習・交流の機能を併せ持つ複合展示施設で、施設名は高尾山の標高599mに因んで名付けられた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/61000秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
015_210607116 X800 TAKAO 599 MUSEUM RX10M4.jpg
16.フジミドリシジミ 標本
フジミドリシジミの♂♀の標本があった。高尾山を代表する蝶と言ってよい。また、高尾山はアサギマダラが多いので有名だ。私が小学生の頃、ここ高尾山の薬王院の傍でギフチョウを追ったのは、昔のことである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 38mm ISO800 ) 露出補正 なし
016_210607121 X800 TAKAO 599 MUSEUM RX10M4.jpg
17.アゲハモドキ 標本
この日、フジミドリを探しているときに、生まれて初めて蛾のアゲハモドキの飛翔を見た。小さめのジャコウアゲハ♀にそっくりの姿で、飛び方も似ていた。撮りたかったがチャンスがなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO1000 ) 露出補正 なし
017_210607124 X800 TAKAO 599 MUSEUM RX10M4.jpg