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2024年3月29日

初夏のような保土ヶ谷公園 ② チョウも飛び出す 2024年2月20日 横浜市保土ヶ谷区

今年の保土ヶ谷公園梅まつりは、この週の土曜日、2月24日に開催された。この暖かさで梅も満開になることだろう。河津桜はすでにほぼ満開であった。
 越冬中だったキタテハ、キタキチョウが飛んでいた。

000_240220159 X900 ◎河津桜 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
河津桜と子供たち 2024年2月20日 県立保土ヶ谷公園

022_240220093 X900 ◎ヒヨドリ 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 22.ヒヨドリ -1
ヒヨドリも梅の花の蜜を吸いに来ていた。ヒヨドリはムクドリと同じように日本では多く、ごく普通に見られる。wikipediaによれば、日本、サハリン、朝鮮半島南部、台湾、中国南部、フィリピンの北部(ルソン島)に分布するというが、そこでの生息数は少ないそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO320 )
023_240220116 X900 〇ヒヨドリ 思いのまま 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 23.ヒヨドリ -2
ヒヨドリは、1本の樹に紅白の花を咲かせる「思いのまま(オモイノママ)」に移動した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 132mm ISO500 )
024_240220101 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 24.メジロ
緑萼だろうか、一重の白梅で吸蜜するメジロ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO250 )
025_240220106 X900 〇保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 25.スマホで撮影
見頃の梅は観梅に来た人たちの絶好の被写体になっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 26mm ISO500 )
026_240220120 X900 〇思いのまま 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 26.思いのまま(オモイノママ)
八重咲の咲分け品種「思いのまま」の由来は、品種改良の際に思うような色の花が出てこず、改良を手掛けた園芸家にとっては"思いのまま"に咲き分けてくれず、むしろ梅のほうが"思いのまま"に咲き分けることから命名されたようである。ChatGPTで、聞いてみたところ、「思いのまま」という品種以外にも、紅白に咲き分ける梅の木の品種はいくつか存在し、その中でも代表的なものを挙げると、「葉縁白梅(ようえんしろうめ)」、「春狂い(はるくるい)」、「双葉梅(ふたばうめ)」といった品種があるそうだ。それぞれの特徴も教えてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 151mm ISO640 )
027_240220124 X900 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 27.週末は「梅まつり」
この週の土曜日には毎年恒例の「梅まつり」が開催される。ちなみに保土ヶ谷公園梅園には40種90本の梅があるそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f16 1/1250秒 21mm ISO3200 )
028_240220141 X900 ◎全7犬 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 28.6匹のワンちゃん -1
今日も奥様方が愛犬を連れて散歩に来られていた。小型犬から中型犬の6匹が集まっていた。「撮らせてください」と声をかけてカメラを向けた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.8 1/2000秒 11mm ISO400 )
029_240220136 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 29.6匹のワンちゃん -2
乳母車に乗せられている2匹の小型犬は、そこに「Miniature Pinscher」という犬種名が書かれていた。右上の脚の長い中型犬は、ウィペットという犬種のようで、wikipediaで調べてみると「ウィペットとは、イギリスのイングランド原産のサイトハウンド犬種である。犬種名は鞭で打たれた馬のようにすばやく俊足で駆け回ることに由来していると考えられている。」と記されていた。他のワンちゃんたちの犬種は解らない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 28mm ISO500 )
030_240220148 X900 ◎河津桜 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 30.河津桜と幼稚園の子供たち -1
梅園を離れ、再び下池の方へ下りて来た。先生に引率された幼稚園の子供たちが河津桜の下をわんぱく広場の方へ歩いていく。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 30mm ISO400 )
031_240220163 X900 ◎河津桜 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 31.河津桜と幼稚園の子供たち -2
手前に張り出した枝に咲く河津桜にピントを合わせた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 46mm ISO800 )
032_240220166 X900 ◎河津桜 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 32.河津桜と幼稚園の子供たち -3
此処を左へ上がるとバス通りの方へ、まっすぐ進むと公園の南側の出口だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 38mm ISO640 )
033_240220157 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 33.越冬していたキタテハ秋型
今日は格別に暖かいので飛び出してきた。翅を広げて日光浴をしている。だが、近づくと敏捷に飛び立つ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO250 )
034_240220167 X900 アメリカスズカケノキ 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 34.スズカケノキの実
何の実だろうかと思った。検索してみたところこれはスズカケノキの実だった。スズカケノキの別名はプラタナスである。昨年秋に横浜ビジネスパーク(YBP)で撮った紅葉しているプラタナスの写真を振り返ってみると、この写真の前段階の実が写っていた。wikipediaによれば、日本では街路樹として、モミジバスズカケノキ が多く使われる。モミジバスズカケノキは、スズカケノキとアメリカスズカケノキとの雑種である。このイガイガの丸い実はプラタナスの和名「スズカケノキ」の名前の由来にもなっているそうだ。山伏が山道を歩く時に身に着ける上着「篠懸(すずかけ)衣(い)」に、鈴玉のような装飾をつけていて、それをプラタナスの実に見立てた、というのがスズカケノキの名前の由来という。実を割ると、たくさんの綿毛がついた種子の集合体(集合果)である事がわかる。外見はまるでライチのようで「食べられる?」と思えるのだが、割ってみると食べらtれないことがわかるそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 132mm ISO320 )
035_240220169 X900 アメリカスズカケノキ 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 35.スズカケノキ(プラタナス)
これが実が成っていた木だ。私にはスズカケノキか、アメリカスズカケノキか区別はつかない。PictureThisで検索するとアメリカスズカケノキとあった。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.5 1/2000秒 9mm ISO100 )
036_240220183 X900 〇保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 36.キタキチョウ
キタキチョウも成虫で越冬する。暖かい日差しに目が覚めたのだろう、オオイヌノフグリの花で吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒220mm ISO500 )
037_240220185tm X900 ▲飛翔 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 37.飛んでいるキタキチョウ
下池と河津桜と散策する人物を背景にキタキチョウが飛ぶ姿が撮れた。決して合成写真ではない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.4 1/2000秒9mm ISO200 )
038_240220190 X900 オオキバナカタバミ 峰岡公園 RX10M4.jpg 38.オオキバナカタバミ(大黄花片喰・大黄花酢漿草)
近所の峰岡公園まで戻ってきた。オオキバナカタバミの花が咲いていた。wikipediaには、南アフリカ原産で、現在では世界各地の温帯に帰化植物として定着している。葉に紫褐色の斑点が多数見られることで他のカタバミと識別が可能。春先に鮮やかな黄色の花を多数咲かせる。別名キイロハナカタバミ。ヤマトシジミの食草の一つである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO200 )
039_240220197 X900 ◎アブラナ 峰岡公園 RX10M4.jpg 39.アブラナ(油菜)
昨秋、センニチコウやヒャクニチソウが咲き、クロマダラソテツシジミや、ツマグロヒョウモンで楽しませてもらった花壇が植え替えられてアブラナが咲いていた。wikipediaによれば、古くから野菜として、また油を採るため栽培されてきた作物で、別名としてナノハナ(菜の花)、ナタネ(菜種は正式な作物名である)などがあり、江戸時代には胡菜または蕓薹と呼ばれたそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 56mm ISO200 )

2024年3月25日

初夏のような保土ヶ谷公園 ① メジロ 2024年2月20日 横浜市保土ヶ谷区

2月20日、初夏のように暖かくなるという予報のとおり、なんと横浜の気温は24℃まで上がったようだ。
 河津桜や梅園の梅が満開になるだろうと思い、またメジロの写真を撮ろうと保土ヶ谷公園へ出かけた。歩くと汗ばむ。越冬中のチョウも飛び出すかもしれない。

000_240220050 X700 ▲緑萼 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
白梅で蜜を吸っていたメジロが次の花へと移動する 2024年2月20日 県立保土ヶ谷公園 梅園

001_240220001 X900 河津桜 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 1.上池から流れるせせらぎ沿いの河津
明神台のバス停で降りて、バス通りから辻広場へ下りる。下池の方を見ると、前回2月9日に来た時には咲き始めたばかりだった河津桜が沢山の花を咲かせていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 26mm ISO1000 )
002_240220004 X900 河津桜 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 2.ほぼ満開の河津桜 -1
上池に近いほうの河津桜はほぼ満開だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 55mm ISO1000 )
003_240220010 X900 河津桜 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 3.ほぼ満開の河津桜 -2
河津桜は上池から下池へ流れる水路に沿って植えられている。上池側(手前)から順に花を咲かせていく。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.8 1/2000秒 12mm ISO250 )
004_240220011 X900 河津桜 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 4.ほぼ満開の河津桜 -3
ソメイヨシノに比べると花色が濃い。青空をバックに映える、

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 29mm ISO200 )
005_240220015 X900 河津桜 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 5.ほぼ満開の河津桜 -4
バス通りの向こう側は、高校野球神奈川県大会などが行われる保土ヶ谷球場である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.8 1/2000秒 12mm ISO250 )
006_240220026 X900 〇冬空 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 6.飛行機雲
葉を落とした大木の上空に1本の飛行機雲が描かれていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 40mm ISO100 )
007_240220032 X900 〇キタテハ 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 7.越冬キタテハ
思っていた通り越冬していたキタテハ秋型が飛び出した。この時期は花がないから、地面に止まって翅を開き、日光浴をする。近づくと敏捷に飛び立つ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO500 )
008_240220034 X900 河津桜 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 8.上池から見る河津桜
保土ヶ谷公園で河津桜が植えられているのは、上池から下池へ流れるせせらぎ沿いだけだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 27mm ISO640 )
009_240220036 X900 〇オオイヌノフグリ 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 9.オオイヌノフグリ 早春に咲く、その名にそぐわぬ可憐なオオイヌノフグリが咲いていた。チョウも吸蜜に来る花だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO400 )
010_240220041 X900 佐橋紅 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 10.佐橋紅(サバシコウ)
上池の上まで行き、テニスコートのわきを通ってUターンし、梅園に来た。今まで目立たなかった品種の梅も咲いている。この佐橋紅は濃紅色の丸弁、一重咲き、小~中輪である。 2月中旬~3月上旬に咲く遅咲きだそうでまだ蕾も残っている。 幕末の江戸で作出された古品種の紅梅だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 117mm ISO250 )
011_240220044 X900 長谷川絞り 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 11.長谷川絞り(ハセガワシボリ) 佐橋紅の隣に長谷川絞りが咲いていた。付けられていた品種札には、「花は咲き始めは淡紅色、咲き進むにつれて白色になる八重咲で紅色の絞りが入る」と書かれていた。よく見ると白地の花びらに紅色が滲んでいるように見えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 120mm ISO400 )
012_240220046 X900 大湊 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 12.大湊(オオミナト)
GKZ植物辞典によれば、本種は、花梅の分類としては、野梅性(豊後性とする場合もある)一重咲き種として分類される。さらに、「花色は淡紅色で、萼片は紅茶色となる。本紅色で、抱え咲きとなる。蕊は紅色で長く、散開する。花底は黄茶色。萼は濃い焦げ茶色となる。」と記されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 50mm ISO500 )
013_240220054 X900 ◎緑萼 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 13.メジロ -1
緑萼(リョクガク)にメジロが来ていた。次はどの花に行こうかと思案中のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 125mm ISO400 )
014_240220059 X900 〇緑萼 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 14.メジロ -2
「ちょっと待て」と反対側を見ているようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 125mm ISO400 )
015_240220063 X900 ◎緑萼 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 15.メジロ -3 ちょっと一休み。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 125mm ISO640 )
016_240220068 X900 ◎緑萼 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 16.メジロ -4
隣の枝の花に嘴を伸ばす。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 125mm ISO640 )
017_240220070x X900 ◎緑萼 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 17.メジロ -5
今度こそ次の花へ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 125mm ISO640 )
018_240220075 X900 ◎緑萼 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 18.メジロ -6
咲き終わっている花もある。さかさまにぶら下がって辛くないのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 125mm ISO400 )
019_240220089 X900 ▲緑萼 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 19.メジロ -7
飛び立つ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 120mm ISO1600 )
020_240220091 X900 ◎緑萼 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 20.メジロ -8
メジロは春には、梅や桜の花の蜜を吸いに飛来する多くの個体を見ることが出来るが、夏になると姿を消してしまう。どこへ行ってしまうのかと疑問に思い、ChatGPTで聞いてみたところ次のような答えが返ってきた。「メジロは春には繁殖期を迎え、繁殖のためにさまざまな地域で活動します。しかし、夏になると繁殖が終わり、一部の個体は北の地域に移動することがあります。これは季節的な渡りとして知られています。夏の間、北の方へ移動するメジロは、より涼しい環境で過ごしたり、食物を求めて広い範囲を移動することがあります。そのため、夏になると見られなくなるメジロは、基本的には北の方へ移動している可能性が高いです。しかし、全てのメジロが移動するわけではなく、地域によっては夏にもメジロを見ることができる場合もあります。」と返ってきた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 121mm ISO1000 )
021_240220109 X900 〇保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 21.メジロ -9
鉄棒にぶら下がって蜜を吸っているような姿だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 132mm ISO1250 )

2021年4月 1日

舞岡公園 進む春(2) 3月16日

12時を過ぎると、また一段と暖かくなったようだ。菜の花の周りを飛び交うモンシロチョウの数も増えてきた。この春羽化した、今年生まれのチョウは、モンシロチョウと、スジグロシロチョウがいた。
 3月に舞岡公園を歩いたことは数えるほどしかないが、飛んでいるのはキタテハとキタキチョウくらいで、モンシロチョウもいないことが多い。2011年3月30日に行ったときにはベニシジミが飛んでいた。今日はベニシジミに会えるかなと思ったが、見かけることはなかった。

12.キタテハ -1
菜の花が咲き休耕地になっているところを左へ、狐久保の方へ入る。路傍にはオオイヌノフグリ、カントウタンポポ、ホトケノザ、タチツボスミレなど春の花が咲く。キタテハが飛んできて、路上の枯葉の上に止まり、翅を広げる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
210316045_012 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg
13.キタテハ -2
なかなか敏捷で近づいて撮ろうとするとすぐ飛び立ってしまう。何とかモニターのライブビューで、ローアングルで撮る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
210316050_013 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg
14.モンシロチョウ -1
畑に咲く菜の花の間をモンシロチョウが飛ぶ。チョウまでの距離があるので狙いにくい。モンシロチョウを撮るのにこんなに真剣になるとは。今年初めてカメラに収めたモンシロチョウだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
210316059_014 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg
15.モンシロチョウ -2
♂が菜の花で吸蜜する。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
210316070_015 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg
16.スジグロシロチョウ♂
スジグロシロチョウが、ヒメオドリコソウのこれから開こうとしている花に、口吻を伸ばしていた。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO100 ) 露出補正 なし
210316075_016 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg
17.ミツマタ(三叉・三椏)
古民家の裏手に背の低いミツマタの木が何本か植えられている。葉の柄は長さ5〜10mm。葉の展開前に開花する。枝先の頭状花序に小さな花が30〜50個つく。花は両性で、花弁はなく、萼が目立つ。昨年11月に滋賀県湖東の百済寺を訪ねたとき、ミツマタの群落を見た。その冬芽は裸芽で、銀白色の絹毛におおわれていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
210316083_017 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg
18.ボケ(木瓜) -1
春は黄色い花が多いが、ボケの花は赤が色鮮やかである。ボケはバラ科ボケ属で、葉は長さ4〜8cmの楕円形または長楕円形で先はとがり、ふちには鋭い鋸歯がある。両性花と雄花が混生する。両性花には花柱が5個、雄花には雌しべがない。葉の展開前に開花する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
210316088t_018 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg
19.ボケ -2
  古民家のある小谷戸の里にはボケが何本か植えられている。ボケは、庭木や盆栽、生け垣、切り花として観賞され、ボケの品種は200種類以上あるとされており、花も一重や八重咲きなど様々である。 花色も鮮やかな朱色や赤、白、ピンク、まだらに色が入るタイプ、一本の株に紅と白の花をつけるものなどがあると言われる。果実が瓜に似ており、木になる瓜で「木瓜(もけ)」とよばれたものが「ぼけ」に転訛したとも、「木瓜(ぼっくわ)」から「ぼけ」に転訛したとも言われるそうだ。『本草和名』(918年)には、果実の漢名を木瓜(もくか)、和名を毛介(もけ)として登場するという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
210316099_019 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg
20. ボケ -3
ボケはいろんな花の咲き方があり、同じ枝より赤と白の花が咲いたり、花色が変化する咲き方や枝や、花が変形するものなどいろんな特色のあるボケがあるという。これは1本の木に白と紅の花が咲く品種だが、花が白と紅に絞り分けられる安田錦とか東洋錦という人気品種もあるようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
210316100_020 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg
21.ハナモモ
小谷戸の里にはモモの花が咲いていた。モモの花は紅色の印象があるが、この花色は淡いピンク色である。モモは大きく分けて2種類あり、食用の実桃と、園芸品種のハナモモに分けられる。花を観賞するための品種は「ハナモモ」と呼び、食用の実桃とは性質が異なる。ハナモモにも実はなるが、小さくて食べられない。日本で数多くの品種改良が行われ、種類が豊富。観賞用のハナモモとして改良が行われるようになったのは江戸時代に入ってからで、現在の園芸品種の多くも江戸時代のものが多いそうだ。どれくらいの品種数があるのか知りたかったが、わからなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 208mm ISO100 ) 露出補正 なし
210316092_021 X800 〇舞岡公園 モモ RX10M4.jpg
22.ムクドリの水浴び -1
長久保池でムクドリが数羽集まって、水浴びをしていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 198mm ISO320 ) 露出補正 なし  
210316109t_022 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg
23.ムクドリの水浴び -2
「水浴びはこうするのよ」とお手本を示しているような様子だった。埃をとるのはもちろん、寄生虫なども洗い流しているらしい。数十羽のムクドリの群れが集団で水浴びをすることがあるらしい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 198mm ISO320 ) 露出補正 なし
210316110t_023 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg
24.アカバナマンサク マンサクの花は黄色いものと思っていたが、マンサクには、日本の山野に自生する在来種とか シナマンサクとかアメリカ産のマンサクとか色々あって、しかも各々を人工交配した園芸品種が沢山あり、種類が多いそうだ。舞岡公園の南門のそばにアカバナマンサク?があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
210316113_024 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg
25.ヒイラギナンテン(柊南天)
この時期には黄色い可愛い花を咲かせる。wikipediaによれば、葉は奇数羽状複葉で、互生し、小葉は硬く、ヒイラギの葉に似て鋸歯はとげとなる。常緑で落葉はしないが、冬に赤銅色になる部分があり、紅葉のようになる。春先に総状花序に黄色い花をつける。その中にある雄しべは、昆虫などが触れることによる刺激で内側に動いて、花粉をなすりつける。果実は液果で、秋に青く熟す。江戸時代に中国から日本に持ってこられ、栽培される。ヒイラギナンテン属(英語版)には約60種あり、中国から北米・中米にかけて分布するそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
210316116_025 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg
26.ジョウビタキ♀
私にとって、野鳥の同定は難しい。「くらべてわかる野鳥 ヤマケイ文庫 叶内拓哉」を首っ引きで調べ、ジョウビタキの♀にたどり着いた。羽の白い斑紋と尾羽の裏側の赤褐色が同定の根拠となった。先日、かっぱ池で♂を観察したが、♂と♀ではいでたちが随分違う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
210316124tm_026 X800 〇舞岡公園 ジョウビタキ♀ RX10M4.jpg     


2021年3月28日

舞岡公園 進む春(1) 3月16日

今春は3月14日にモンシロチョウが飛ぶのを始めて見た。例年より早いと思う。
 2日後の3月16日、この日も少々風は吹くが暖かい良い天気になった。舞岡公園はどんな具合かなと出かけてみることにする。
 何時ものように駐車場に車を止め、南門へ向かう。もみじ休憩所に寄ってみると、ヤマザクラが咲いていた。ユキヤナギ、レンギョウ、ヒュウガミズキ、ヒラギナンテンが小さな花を咲かせている。
 南門から散策路を古民家の方へ歩くと、大きなコブシの木があった。何年も舞岡公園に来ているが、余り印象にない。コブシの花が咲く時季に来ていなっかたのだろう。北門の先を左に狐久保の方へ入る。路傍には春を彩るオオイヌノフグリ、ホトケノザ、そしてタンポポが咲く。ベニシジミやツバメシジミがいるかと思ったが、さすがにまだ春も早いようだ。

1.ヤマザクラ(山桜) -1
もみじ休憩所にはヤマザクラの木が1本ある。葉が出てくるのと、花が咲き始めるのとほぼ同時である。すでに数輪の花が咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
210316002_001 X800 舞岡公園 ヤマザクラ RX10M4.jpg
2.ヤマザクラ(山桜) -2
ヤマザクラは日本の固有種で、日本に自生する10もしくは11種あるサクラ属の基本野生種の一つだそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 87mm ISO100 ) 露出補正 なし
210316007_002 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg
3.ヒュウガミズキ(日向水木) -3
1~1.5mのまだ葉が出てきていない低い木に、数個の花が房になって無数に咲き、花弁の先から黄色の雄蕊の葯がのぞいている。下向きに咲くので下からモニターで覗いて撮る。薄黄色の可愛い花だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
210316013_003 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg
4.ユキヤナギ(雪柳)
やっとユキヤナギが伸びた枝に花をいっぱい付けるようになった。小さい花ではあるが、近くで見ると姿が良い。wikipediaによると、手を掛けなくても成長し、大きくなると1.5mほどの高さになる。地面の際から枝がいく本にも枝垂れて、細く、ぎざぎざのある葉をつける。公園や庭先でよく見かけるが、自生種は石川県で絶滅危惧I類に指定されているなど、地域的には絶滅が危惧されているという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
210316017_004 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg
5.レンギョウ(連翹)
wikipediaによれば、和名のレンギョウは中国名「連翹」を音読みしたものだが、実は「連翹」とは中国で過去に異なる植物を指すものであった。そもそも原産地の中国で「連翹」とは、本来トモエソウ、もしくはオトギリソウを指したそうだ。また、日本の公園や庭木などで「レンギョウ」として一般的に植栽されているのは、レンギョウ、シナレンギョウ、チョウセンレンギョウである。耐寒性耐暑性に優れているため、日本全国に分布している。大気汚染や病虫害にも強く、どんな土壌でもよく育つことから、庭木、公園、垣根に用いられることが多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
210316021_005 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg
6.コブシ(辛夷、拳) -1
樹高は5~20m、木の幹はほとんど直立し、直径はおおむね30~60cmに達するという。この木も高さ10m以上はありそうだ。和名コブシの由来については定説がないと言うが、つぼみが開く前、開花の様子が小さな子どもの握りこぶしのように見えるという説などがある(wikipedia参照)。

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 21mm ISO100 ) 露出補正 なし
210316026_006 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg
7.コブシ(辛夷、拳) -2
このコブシの木は花をいっぱい付けていた。モクレンの花は上向きに咲く。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 114mm ISO100 ) 露出補正 なし
210316024_007 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg
8.オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)
散策路の路傍には至る所にオオイヌノフグリの可愛い薄青色の花が咲いている。不釣り合いの和名については、何度か取り上げているが、wikipediaによれば、同じくオオバコ科クワガタソウ属のイヌノフグリの果実の形が雄犬の陰嚢に似ていることからこの名前が付いた。オオイヌノフグリの果実はハート型で、フグリに似てはいないそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
210316034_008 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg
9.タチツボスミレ(立坪菫)
種としてのスミレも普通種であるが、それ以上に普通種であり、日本を代表するスミレがタチツボスミレである。いくつかの近似種とともに広く見られる(wikipedia)。チョウも好きな花で、ギフチョウが生息するところでは、しばしば飛来し、吸蜜している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
210316035_009 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg
10.ホトケノザ(仏の座)
シソ科オドリコソウ属であるが、 春の七草に数えられる「仏の座」 とは異なる。成長した際の高さは10cmから30cmぐらい。四角断面の茎は柔らかく、下部で枝分かれして、先は直立する。ちょっと変わったいでたちの花だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
210316041_010 X800 舞岡公園 ホトケノザ RX10M4.jpg
11.カントウタンポポ(関東蒲公英)
セイヨウタンポポと言うのがあるが、写真のタンポポは在来種のようである。在来のタンポポは分布地域によって、エゾタンポポ、トウカイタンポポと分類されるが、これはカントウタンポポという。調べてみると、外来種のセイヨウタンポポは、在来種より花期が長く、単為生殖し、繁殖力が強いため在来種が減っているという報告が多数ある。特にカントウタンポポの減少が顕著なようである。外観的にはセイヨウタンポポは総苞外片が蕾の時から下向きに反曲することで区別できる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 208mm ISO100 ) 露出補正 なし
210316043_011 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg


2020年7月 3日

舞岡公園の蝶 55種 (10) ヤマトシジミ、ルリシジミ、ツバメシジミ

舞岡公園で、私が生息を確認できたシジミチョウ科のチョウは15種である。舞岡公園にゴイシシジミがいると言われるが、私は見たことがない。
 さて、COVID-19 はまだまだ新しい感染者が増加している。WHOは、1日に報告された新たな感染者が世界全体で15万人を超えてこれまでで最も多くなり、「危険な新局面に入った」という認識を示し、パンデミックが加速しているとして、厳重な対策を呼び掛けている。
  アメリカの一部の州やブラジルでは経済活動を再開する中で感染者が増え続けているという。日本では6月19日には都道府県を越えた移動を含め、ほぼ全面的に自粛が緩和された。そんななか、東京都では、新たな感染者が増える状況にあるのも気がかりなことだ。 これからは「新しい生活様式」で自衛していかなくてはならない。さっそくスマホに COCOA(接触確認アプリ)をインストールした。(6月20日記)

3.シジミチョウ科 ⑤   ヤマトシジミ、ルリシジミ、ツバメシジミ

13) ヤマトシジミ

31301 2005年10月21日 撮影
秋も深まるころ、フジバカマが咲き、ヤマトシジミが吸蜜

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
データ不詳
31301_051021043 X800 D100 Tokina100.jpg
31302 2005年10月21日 撮影
きれいな♂だった。秋に羽化した本種は成虫越冬ではなく、産卵し、孵化して、終齢幼虫で越冬するという。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
データ不詳
31302_051021046 X800 D100 Tokina100.jpg
31303 2006年9月4日 撮影
小さな花で吸蜜する。外縁の黒い部分の幅が広い個体だが、♂だと思う。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
  プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/350秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
31303_060904083 X800 D100 Tokina100 ヤマトシジミ.jpg
31304 2007年7月25日 撮影
シジミチョウのこれぞ標準というようなシンプルな裏面だ。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
31304_070725054 X800 D100 Tokina100.jpg
31305 2007年10月5日 撮影
英語では、青いシジミチョウのことをブルーというようだが、♂の表はその代表のようなブルーだ。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
  プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/750秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
31305_071005003 X800 D100 Tokina100.jpg
31306 2008年7月5日 撮影
シロツメクサで吸蜜

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm f2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/400秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
31306_080705074 X800 D300 Σ17-70.jpg
31307 2011年7月18日 撮影
ルリシジミとともにハギの花も訪れる。

Nikon D300 SIGMA 105mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
31307_110718053 D300 SIGMA 105macro.jpg
31308 2016年10月20日 撮影
秋、コセンダングサで吸蜜

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1000秒 4mm ISO100 )  露出補正 -0.3段
31308_161020025 X800 P610.jpg

14) ルリシジミ

31401 2006年7月4日 撮影
白い花 (ネズミモチの花のようだが)で吸蜜する♀

OLYMPUS CAMEDIA E-10 f2.0-2.4 9-36mm 4.0 Mega Pixels
   データ不詳
031401_0607041 X800 E10.jpg
31402 2007年6月12日 撮影


Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
  プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
031402_070612024 X800 D100 Tokina100.jpg
31403 2010年6月24日 撮影
春のルリシジミはなかなか敏捷で、梢の高いところを翔ぶことが多いが、この時期になると落ち着いてくる。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/250秒 200mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
031403_100624008 X800 D5000 VR18-200.jpg
31404 2010年6月24日 撮影
   ウツギの花で吸蜜する♂

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/500秒 200mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
031404_100624036 X800 D5000 VR18-200.jpg
31405 2010年6月24日 撮影
ヤマトシジミと同じく、簡素な裏面が良い。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/200秒 200mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
031405_100624132 X800 D5000 VR18-200.jpg
31406 2016年6月3日 撮影
♀がブルーではなく灰青色の翅表を半分開いてくれた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし 
031406_160603069 X800 D5300 TAMRON 90.jpg
31407 2017年6月15日 撮影
♂半開翅 これも典型的なブルーだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/320秒 197mm ISO100 )  露出補正 -0.7段
031407_170615008 X800 P610.jpg
31408 2018年6月4日 撮影
ルリシジミの写真を選んでいて、この辺りでは年に4~5回発生するのに、何故か6月に撮った写真が多かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 -1.7段
031408_180604016 X800 RX10M4.jpg
31409 2019年6月6日 撮影
クリの花で吸蜜

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 215mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
031409_190606114 X800 RX10M4 JPEG DSC08101a.jpg
31410 2019年6月13日 撮影
田んぼの畔で廃材が焼却されたその消し炭にルリシジミが来ていた。ストローを伸ばして吸汁している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 2134mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
031410_190613016 X800 RX10M4.jpg
31411 2018年5月25日 撮影
珍しいシーンに出会った。ウラギンシジミの♀にルリシジミの♂が求愛している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 2204mm ISO160 ) 露出補正 なし
031411_180525077 X800 RX10M4.jpg

15) ツバメシジミ

31501 2005年9月12日 撮影
ツバメシジミは暖かい地方では年4~6回発生する。羽化したばかりのような♂だった。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
詳細データなし
031501_050912010 X800 D100.jpg
31502 2007年5月9日 撮影
♀の翅表は個体によって差異があり、この個体は青が比較的多く出ている。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( F5 1/350秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
031502_070509010 X800 D100 Tokina100.jpg  
31503 2007年10月5日
撮影♀ 産卵

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
031503_071005006 X800 D100 Tokina100.jpg
31504 2008年9月3日 撮影
マメ科植物に産卵する。年に4~5回発生する。終齢幼虫で越冬する。かわいいチョウだ。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
  絞り優先オートで撮影 ( f9 1/320秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
031504_080903004 X800 D300 Tokina100.jpg  
31505 2009年4月22日 撮影
シロツメクサで吸蜜する第一化 

Nikon D300 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 200mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
031505_090422041 X800 D300 NIKKOR 18-200 + Kenko CLOSE-UP 1.jpg
31506 2009年5月19日 撮影
アカツメクサで吸蜜する黒が発達した♀

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
  プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/800秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
031506_090519015 X800 D300 Tokina100.jpg
  31507 2009年9月10日 撮影
裏面もきれいだ。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 100mm ISO400 ) 露出補正  -0.3段
031507_090910040 X800 D300 Tokina100.jpg
31508 2010年4月13日 撮影
春、オオイヌノフグリで吸蜜する♂。輝いている。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/2500秒 100mm ISO400 ) 露出補正  なし
031508_100413047T X800 D300 Tokina100.jpg
31509 2010年7月31日 撮影
葉上に静止し、半開翅する♀

Nikon D300 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/500秒 200mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
031509_100731041 X800 D5000 VR18-200.jpg  
31510 2011年4月26日 撮影
交尾するツバメシジミ

Nikon D5000 TAMRON 60mm f2.0G macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2500秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
031510_110426022 X800 D5000 TAMRON 60mm.jpg


 

2020年5月13日

帷子川散歩 道端の小さな花 5月2日

カメラをぶら下げて帷子川に沿って歩く。この季節は足元で小さな花が沢山咲く。いわゆる雑草だがよく見るとそれぞれ可愛い。
 撮ったのは良いが、それらの花の名が判らない。手元にある「美しい小さな雑草の花 図鑑」(写真:大作晃一、文:多田多恵子 山と渓谷社)やインターネットにたくさんある花のページを検索して調べるが、同定が難しい。花の大きさ、色、花期、葉や茎の形などを見比べながら見極めていくが、自信はない。見当をつけたら wikipedia などで確認を試みた。
 色々調べてみて、外来種が多いことを改めて知った。帷子川沿いに散策していたが、途中から集合住宅の中庭に入ったので、雑草だけではなく、園芸種が多くなった。

1.フラサバソウ
オオバコ科の植物。オオイヌノフグリとよく似ているが、オオイヌノフグリより花が小さく、また発芽時期が遅いようだ。別名をツタバイヌノフグリといい、ヨーロッパ、アフリカ原産の帰化植物だそうだ。和名は、フランスの植物学者であるフランシェとサバティエの名前を組み合わせたものだそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
200502_001.jpg
2.アメリカフウロ 亜米利加風露
北アメリカ産の帰化植物だが、今では道端でよく見かける雑草だそうだ。手を広げたような葉っぱで見分けがつく。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1600 ) 露出補正 なし
200502_002.jpg
3.ノゲシ 野芥子
ブタナとか、コウゾリナといった同じようなケシ科の黄色い花が多い。注意して見ないとみんな同じに見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 38mm ISO800 ) 露出補正 なし
200502_003.jpg
4.キバナアマ 黄花亜麻
古代より油の原料や亜麻布(リネン)として利用されているアマの花に似ていて、黄色であることで付いた名前だが、これはアマ科キバナアマ属の常緑低木で、主に観賞用である。キバナノアマナ(ユリ科)というのもある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 41mm ISO100 ) 露出補正 なし
200502_004.jpg
5.ユウゲショウ 夕化粧
和名の由来は、午後遅くに開花して、艶っぽい花色を持つことからとされるが、実際には昼間でも開花する。このショットは11時10分に撮影した。アカバナ科マツヨイグサ属の多年草で、原産地は南米から北米南部。現在は帰化植物として世界の温暖な地域に広く分布し、日本では、明治時代に観賞用として移入されたものが日本全国に野生化していて、道端や空き地でもよく見かける花になった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
200502_005.jpg
6.ムラサキゴテン 紫御殿
同定するのにちょっと手間取ったが、葉っぱからたどり着いた。ツユクサ科の園芸品種で、別名パープルハート、セトクレアセアという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 27mm ISO100 ) 露出補正 なし
200502_006.jpg
7.モクシュンギク 木春菊
英語でマーガレットという観賞用のキク科の植物である。マーガレットはなじみのある名だが、どんな花か知らなかった。カナリア諸島が原産地で、17世紀末に欧州に渡る。日本には明治時代末期に伝わり、大正時代から幅広く栽培されるようになった。カンシロギク(寒白菊 ノースポール)というよく似た花がある。これもどちらだろうか見分けが付かない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 27mm ISO100 ) 露出補正 なし
200502_007.jpg
8.トキワツユクサ 常磐露草
南アメリカ原産で、日本には昭和初期に観賞用として持ち込まれ、帰化植物として野生化していて、外来生物法により要注意外来生物に指定されているそうだ。ツユクサ科。白い花を撮るのは露出が難しい。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 208mm ISO800 ) 露出補正 なし
200502_008.jpg
9.ムラサキツユクサ 紫露草
北アメリカ原産のムラサキツユクサとオオムラサキツユクサの交配種が多いそうだ。写真の花は花びらが反り返っているように見えるので、同定が難しい。20種近くの品種があるらしい。ツユクサ科の園芸品種である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 208mm ISO800 ) 露出補正 なし
200502_009.jpg
10.シラン 紫蘭
ラン科植物には珍しく、日向の畑土でも栽培可能なので、観賞用として庭に植えられる。舞岡公園などで見るシランの花はもっと大きいので、別種かと思って撮ったのだが。日本、台湾、中国原産。野生のものは準絶滅危惧種だそうだ。しかし園芸品種として広く普及しており、種子が飛散して栽培逸出することもあるため、野生状態のものも本来の自生個体かどうか判別は難しいそうだ。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 208mm ISO320 ) 露出補正 なし
200502_010.jpg
11.サルビアの仲間 来路花
サルビアというと赤い花を連想するが、これはサルビアのブルーセージという品種に似ている。サルビアはシソ科である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
200502_011.jpg
12.コメツブツメグサ 米粒詰草
小さな黄色い花が地面に敷き詰めたられたように咲いていた。マメ科の植物。ヨーロッパ - 西アジア原産で、日本では1930年代に確認された帰化植物。コゴメツメクサ(小米詰草)、キバナツメクサ(黄花詰草)ともいう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
200502_012.jpg
13.ラベンダー(マース)
これも検索するのが難しかった花だ。葉っぱから検索して、まあ、これだろうと行き当たった。シソ科ラベンダーのストエカス系の亜種同士で交配されたマールという栽培種のようである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO160 ) 露出補正 なし
200502_013.jpg
14.チェリーセージ
シソ科のサルビアの仲間だ。アメリカ南部・メキシコに分布する低木性のサルビアで、チェリーセージにもいろいろ品種があるらしい。園芸品種だが、帷子川沿いに建つ集合住宅の中庭も歩いたのでこの花を見ることが出来た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO100 ) 露出補正 なし
200502_014.jpg
15.ミヤマオダマキ 深山苧環
キンポウゲ科オダマキ属の多年草で、もともとは北海道~中部地方以北、南千島から朝鮮北部、樺太に分布する高山植物だそうだ。園芸品種として改良されたものが山野草として栽培されている。高山性のものとしては栽培しやすいらしい。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 183mm ISO160 ) 露出補正 なし
200502_015.jpg
16.フリージアの仲間
アヤメ科フリージア属。半耐寒性球根植物の種の一つ で、花の色から「浅黄水仙(アサギスイセン)」、甘い香りから「香雪蘭(コウセツラン)」、その他「コアヤメズイセン」などと呼ばれているという。南アフリカのケープ地方に10種余りが分布しているが、オランダでの品種改良により現在では150以上の園芸品種が存在するそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 175mm ISO100 ) 露出補正 なし
200502_016.jpg
17.カタバミ 酢漿草、片喰、傍食
日本では、地方地方でいろいろな呼び方があり「日本方言大辞典」には180種以上が記録されているそうだ。カタバミ科カタバミ属の多年草。この日はこのカタバミを食草にしているヤマトシジミの写真を撮ろうと思っていたが、全く飛んでいなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
200502_017.jpg
18.ニワゼキショウ 庭石菖
アヤメ科ニワゼキショウ属の一年草。普通みられるものは、アメリカ合衆国テキサス州を中心に分布する多型的な種だそうだ。しかし、明治時代に観賞用として北アメリカから輸入されたものが野生化したのではなく、本来雑草的な種が帰化植物となったものであると言われる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 121mm ISO250 ) 露出補正 -1.0段
200502_018.jpg
19.イモカタバミ 芋片喰
フシネハナカタバミ(節根花片喰)が基本種で、イモカタバミは独立種として扱われていたが、後にフシネハナカタバミの亜種とされた。カタバミ科カタバミ属の植物。現在は、フシネハナカタバミとイモカタバミは園芸上、まとめてイモカタバミと呼ばれている。黄色いカタバミにピントが合っているが、ピンクの花がイモカタバミで、道端に雑草のように生えている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 155mm ISO100 ) 露出補正 なし
200502_019.jpg
20.コバノランタナ
ランタナはクマツヅラ科の常緑小低木で中南米が原産で、観賞用に栽培される。和名はシチヘンゲ(七変化)という。コバナランタナは小型で地面を這い赤、紫などの花をつける。学名はランタナが Lantana camara でコバナランタナは Lantana montevidensis である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
200502_020.jpg
21.ローズマリー
和名はマンネンロウ(迷迭香)というがローズマリーの方が通りが良い。地中海沿岸地方原産で、シソ科に属する常緑性低木。wikipediaによれば、生葉もしくは乾燥葉が香辛料、薬(ハーブ)として用いられ、花も可食。水蒸気蒸留法で抽出した精油も、薬として利用される。 野生のローズマリーには純正種は少なく、ほとんどは変種だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
200502_021.jpg


2020年5月10日

舞岡公園の蝶 55種 (5) ツマキチョウ、モンシロチョウ、スジグロシロチョウ

今年の春は3月26日を最後に舞岡公園へは行っていない。3月26日には日本国内のCOVID19の感染者数は1300人を少し超えた。専門家会議は「蔓延の恐れ高い」と警告を発する。東京都内の大病院で集団感染が起こっている。都知事の夜間外出自粛要請に関わらず、夜桜花見の若い女性がTVで報じられる。
 国内感染者が4,000人を超えた4月7日には、東京、大阪、神奈川、埼玉、兵庫、千葉、福岡の7都道府県 に緊急事態宣言が出された。期間は連休の終わる5月6日までの1か月間である。3つの「密」(密閉空間、密集場所、密接場面)の重なりを避けることから考えれば、公園をカメラを持って一人で歩く分には問題はなさそうと考えるが、「外出自粛」であれば、後ろ髪をひかれる。
 この時すでに世界の感染者数は1,214,466人と報じられていた。5月のGW以降も緊急事態宣言は継続されるようだ。(5月2日記)

2.シロチョウ科 ②  ツマキチョウ、モンシロチョウ、スジグロシロチョウ

03) ツマキチョウ
  
20301 2005年4月28日 撮影
♀ ツマキチョウは年1回、春に生まれてくるスプリング・エフェメラルだ。

Nikon D100  Tokina 100mm f2.8 macro
データ不詳
20301)050428051 X800 ○舞岡公園D100Tokina.jpg
20302 2006年4月22日 撮影
♀ 舞岡公園ではツマキチョウの個体数はそれほど多くないと思う。

Nikon D100  Tokina 100mm f2.8 macro
データ不詳
20302)060422047 X800 舞岡公園 D100 Tokina100.jpg
20303 2007年4月26日 撮影
ダイコンバナに来た♂ ♂のオレンジトップは魅力的だ。

Nikon D100  NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
20303)070426011 X800 ○舞岡公園 D100.jpg
20304 2010年4月13日 撮影
タンポポで吸蜜する♂ タンポポ、菜の花には比較的よく来るが、ハルジオンに来たところは見たことがない。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/3200秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
20304)100413016 X800 ○舞岡公園 D300 Tokina100.jpg
20305 2010年4月13日 撮影
♂ 可憐なチョウだ。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/2500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
20305)100413023 X800 ◎舞岡公園 D300 Tokina100.jpg
20306 2010年4月13日 撮影
フラサバソウというのだろか、オオイヌノフグリを小さくしたような直径5㎜ほどの小さな花に飛来し吸蜜する。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
  絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/2500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
20306)100413059 X800 ◎舞岡公園 D300 Tokina100.jpg
20307 2012年4月15日 撮影
♂ これは何の蕾だろうか。ツマキチョウは地に咲く小さな花に良く来る。

Nikon D5000 TAMRON 60mm f2.0G macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
20307)110415015T X800 ○舞岡公園 D5000 TAMRON 60mm.jpg
20308 2011年4月26日 撮影
ムラサキケマンで吸蜜する♂ 時期的には少し遅いがまだまだきれいな個体だった。

Nikon D5000 TAMRON 60mm f2.0G macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/12500秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
20308)110426082 X800 ◎舞岡公園 D5000 TAMRON 60mm.jpg
20309 2012年4月24日 撮影
♀ 飛翔

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
  絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/2000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
20309)120424037 X800 ○舞岡公園 D300 Tokina100.jpg
20310 2013年4月25日 撮影
4月も25日になると破損した個体も多くなる。  

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1600秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段 
20310)130425008 X800 ◎舞岡公園 D300 Tokina100.jpg


04) モンシロチョウ

20401 2005年4月14日 撮影
定番の菜の花にモンシロチョウ

MINOLTA DiMAGE A200 f2.8-3.5 7.2-50.8mm 8.0 Mega Pixels
データ不詳
20401)050414026 X800 ○舞岡公園A200.jpg  
20402 2005年4月28日 撮影
ハルジオンに来たモンシロチョウ

Nikon D100  Tokina 100mm f2.8 macro
データ不詳
20402)050428037 X800 ○舞岡公園D100Tokina.jpg
20403 2006年4月22日 撮影
ヒメオドリコソウに来た♀

Nikon D100  Tokina 100mm f2.8 macro
データ不詳
20403)060422026 X800 ○舞岡公園ヒメオドリコソウ D100 Tokina100.jpg
20404 2006年6月29日 撮影
谷戸に咲くハルジオンで吸蜜する♀

Canon PowerShot A620 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 7.4 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1250秒 7mm ISOオート )
20404)060629006 X800 ◎舞岡公園 A620.jpg
20405 2011年4月26日 撮影
セイヨウタンポポに来た♂

Nikon D100 TAMRON 60mm f2.0G macro
プログラムオートで撮影 ( f8 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 なし
20405)110426069 X800 ○舞岡公園 D5000 TAMRON 60mm.jpg
20406 2011日7月12日 撮影
散策路に咲くハルジオンに

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/200秒 6mm ISO160 ) 露出補正 なし
20406)110712012 X800 舞岡公園 G12.jpg
20407 2012年4月24日 撮影
路傍のハルジオンで吸蜜 

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
20407)120424027 X800 舞岡公園 G12.jpg
20408 2013年4月13日 撮影
菜の花にはセイヨウアブラナとセイヨウカラシナとがあるが、区別できない。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
  絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/2000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
20408)130413026T X800 ○ 舞岡公園 D300 Tokina100.jpg
20409 2013年5月31日 撮影
求愛飛行

Nikon COOLPIX P90 f3.3-6.5 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/302秒 110mm ISO64 )  露出補正 なし
20409)130531011 X800 ○舞岡公園 P90.jpg
20410 2013年6月10日 撮影
イモカタバミの花に顔を埋める♂ ちょっと北海道で見たオオモンシロチョウを想起する。

Nikon COOLPIX P90 f3.3-6.5 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/250秒 110mm ISO179 )  露出補正 -0.3段
20410)130610036 X800 ◎舞岡公園 イモカタバミ P90.jpg
20411 2013年6月29日 撮影
アカツメクサと♂

Nikon COOLPIX P90 f3.3-6.5 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/250秒 110mm ISO64 )  露出補正 -0.3段
20411)130629001 X800 舞岡公園 P90.jpg
20412 2014年7月1日 撮影
田んぼのの畔で廃材が燃やされ、消し炭になっているところへ雨が降り、そこへモンシロチョウがその水を吸いに来ていた。こんな光景を見るのは珍しい。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/400秒 25mm ISO200 ) 露出補正 なし
20412)140701058 X800 舞岡公園 D5300 NIKKOR 18-140.jpg
20413 2014年7月1日 撮影
モンシロチョウの他にルリシジミやアゲハも吸汁に来ていた。  

FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/250秒 185mm ISO800  ) 露出補正 なし
20413)140701046 X800 岡公園 HS50.jpg


05) スジグロシロチョウ

20501 2007年5月29日 撮影
イボタの花で吸蜜

Nikon D100  Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
20501)070529031 X800 ○舞岡公園 D100 Tokina100.jpg
20502 2010年6月11日 撮影
イボタの花でよく見る。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
20502)100611005 ○舞岡公園 D5000 VR18-200.jpg
20503 2010年6月11日 撮影
谷戸のこの花はウツギと思う。

Canon IXY900IS f2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 5mm ISOオート ) 露出補正 なし
20503)100611008 X800 ◎舞岡公園 IXY900IS.jpg
20504 2010年6月15日 撮影
   交尾

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/640秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
20504)100615033 X800 ○舞岡公園 D5000 VR18-200.jpg
20505 2012年6月14日 撮影
ノアザミで吸蜜

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
20505)120614029 X800 ○舞岡公園 G12.jpg 
20506 2012年6月14日 撮影
交尾拒否

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8D macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 12000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
20506)120614065 X800 ◎舞岡公園 D300 Tokina100.jpg


2020年5月 3日

武蔵嵐山 チョウと歴史の散歩(1) 4月22日

今年の春は、天候がなかなか定まらない。やっと昨日今日と晴れ時々曇りといったような天気予報だったので、東武東上線の武蔵嵐山を歩いてみようと思った。2016年3月26日に、東武東上線に東京メトロ副都心線・東急東横線・みなとみらい線直通列車が走るようになり、横浜からも乗り換えなしで武蔵嵐山の2っ手前の森林公園まで行くことが出来るようになった。ここへは一度だけ、池袋から東武東上線に乗ってきたことがあった。池袋から57.1kmある。
 昨年は4月23日に車で来ている。車でも東名→圏央道→関越を走って、2時間近くかかる。第三京浜→環八→関越で来るのと時間的にはほぼ同じだ。
 午前10時ごろ、「オオムラサキ活動センター」の駐車場に入った。散歩を求めて来ている人たちで混むかと思ったが、1台しか止まっていなかった。ここに「オオムラサキの森」が整備されたのは1986年(昭和61年)、埼玉県により買収・整備され、オオムラサキの保護や森づくりの活動拠点として嵐山町に託された。森の広さは約1.7ヘクタールで、保全観察林、展示見本林、実験林、観察林の4つの区域に分かれている。さらに、「オオムラサキの森活動センター」も(財)日本宝くじ協会の助成を受けて建築されている。
 まず、この「オオムラサキと森」と都幾川の間にある「蝶の里公園」を歩き、「菅谷館跡」、都幾川河畔へ行ってみることにする。狙いはウスバシロチョウとホソオチョウだったが、都幾川のほうへ下りて行ったところで、さっそく数頭のウスバシロチョウが舞っていた。ところが11時少し前には曇ってきてしまい、そのウスバシロチョウたちは、どこへ行ってしまったのか、全く飛ばなくなった。菅谷館跡でもホソオチョウは飛んでいない。気温も下がってきた。どうやら、チョウはこれまでのようだ。

1.ショカツサイ
「蝶の里公園」を歩いていると紫色のショカツサイが多く咲いていた。ツマキチョウの食草でもある。ツマキチョウはこの日、1頭を目撃しただけだった。余談だが、今年はCOVID19のため、小石川植物園が3月27日から当分の間、休園となっていてツマキチョウを撮りに行けないでいる。 

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/500秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
001)2004022176 X800 〇武蔵嵐山 ショカツサイ D5300 TAMRO 90.jpg
2.ヒメウラナミジャノメ -1
ヒメウラナミジャノメが多く飛んでいる。このチョウはなかなか良いところに止まってくれないので、良い写真が撮れない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
002)200422005 X800 〇武蔵嵐山 RX10M4.jpg
3.ウスバシロチョウ -1
都幾川の方へ下りていくと、ウスバシロチョウがフワフワと飛んでいた。時間は10時半だが、ハルジオンなどが咲いていても、この時間は吸蜜をしない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 87mm ISO100 ) 露出補正 なし
003)200422016 X800 〇武蔵嵐山 RX10M4.jpg
4.ウスバシロチョウ -2
これも同じように地面に止まった。絵にならないが、記録として撮っておく。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 136mm ISO100 ) 露出補正 なし
004)200422010 X800 〇武蔵嵐山 RX10M4.jpg
5.ウスバシロチョウ 交尾 -1
愛好家の方が来られていて、その方が、♀が草の上に止まっていて、そこへ♂がさっと下りてきて交尾をしたシーンを見ておられた。少し人為的に移動させ、撮影されていたので、私も撮らせていただいた。まずはマクロレンズで。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/800秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
005)2004022179 X800 ◎武蔵嵐山 D5300 TAMRO 90.jpg
6.ウスバシロチョウ 交尾 -2
次にSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ の180㎜近くで撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 183mm ISO100 ) 露出補正 なし
006)200422025 X800 〇武蔵嵐山 RX10M4.jpg
7.ウスバシロチョウ 交尾 -3
今度は広角端 9mm でローアングルで撮った。ウスバシロチョウが翔ぶ環境がわかる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
007)200422032 X800 ◎武蔵嵐山 RX10M4.jpg
8.ベニシジミ
ハルジオンにベニシジミが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 206mm ISO1320 ) 露出補正 なし
008)200422043 X800 〇武蔵嵐山 RX10M4.jpg
9.イヌザクラ 犬桜
ウスバシロチョウは、午後になると花に来るようになるので、先に「菅谷館跡」へ行ってホソオチョウを撮ろうと移動する。そこに大きな樹があった。木の高さは10m以上ある。その場では何という木の花なのか判らなかった。帰宅してネットで検索してみると、イヌザクラの花に似ている。葉の形状からもイヌザクラと思える。サクラの仲間だがサクラには見えない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
009)200422047 X800 〇武蔵嵐山 イヌザクラ RX10M4.jpg
10.菅谷館跡
菅谷館(すがややかた)は鎌倉時代の初めに畠山重忠が居館したところと伝えられている。館というが、それは城のようである。戦国時代に拡張されて現在のような5っの郭を持つ大規模な城郭になったと説明されている。wikipediaによれば、菅谷館とは、武蔵国男衾郡(現在の埼玉県比企郡嵐山町)にあった日本の城である。菅谷城とも呼ばれる。昭和48年(1973年)、国の史跡に指定された。館跡には「埼玉県立嵐山史跡の博物館」が設けられている。2017年(平成29年)4月6日、「続日本100名城」(120番)に選定された。とある。城郭の本丸があった原っぱに昨年はたくさんのホソオチョウが待っていた。しかし、今回は太陽は顔を出さず、ホソオチョウは全く姿を見せてくれない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
010)200422050 X800 武蔵嵐山 菅谷館跡 RX10M4.jpg
11.ヤエザクラ
嵐山史跡の博物館の方へも行ってみたがホソオチョウの姿は全くない。11時前になって、雲が出てきて陽が射さなくなり、気温も下がった。春のチョウは難しい。チョウの撮影は半分あきらめ、散歩することにした。ヤエザクラがきれいに咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
011)200422055 X800 〇武蔵嵐山 菅谷館跡 RX10M4.jpg
12.畠山忠重の銅像
「埼玉県立嵐山史跡の博物館」のホームページを見ると、昭和4年(1929年)に造られた「竹筋コンクリート」製の像だそうだ。平成23年度に嵐山町の文化財に指定されたとのこと。大きな郭や深い空堀や土塁が見事に残る二の郭の土塁上に畠山さんが立っている。「竹筋コンクリート」 というのは珍しい。wikipediaによれば、畠山重忠は、平安時代末期から鎌倉時代初期の武将。鎌倉幕府の有力御家人。源頼朝の挙兵に際して当初は敵対するが、のちに臣従して治承・寿永の乱で活躍、知勇兼備の武将として常に先陣を務め、幕府創業の功臣として重きをなした。しかし、頼朝の没後に実権を握った初代執権・北条時政の謀略によって謀反の疑いをかけられて子とともに討たれた(畠山重忠の乱)。 存命中から武勇の誉れ高く、その清廉潔白な人柄で「坂東武士の鑑」と称された。 とあった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/400秒 16mm ISO3200 ) 露出補正 なし
012)200422073 X800 武蔵嵐山 菅谷館跡 RX10M4.jpg
13.「オオムラサキの森」
南側、都幾川への道を行くと「オオムラサキの森」という表示があった。一度、オオムラサキの季節に来てみようと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/400秒 16mm ISO3200 ) 露出補正 なし
013)200422058 X800 武蔵嵐山 菅谷館跡 RX10M4.jpg
14.アカハネムシ
もう一度「蝶の里公園」へ戻ってみることにして、城郭の中を歩く。時々、散歩をしている人に会うが人はほとんどいない。この辺りは三の郭の出入り口なるところで、三の郭から西の郭へ渡した木橋があった。その木橋の欄干に赤い虫がいた。ハンミョウかと思ったが、触覚を見ると刷毛のようになっている。私は甲虫はカブトムシとクワガタくらいしか知らない。帰宅して調べてみたが、なかなかヒットしない。そこで「赤い甲虫」で検索してみたところ、どうやらアカハネムシと判った。インターネットはIT革命だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
014)200422067 X800 △武蔵嵐山 菅谷館跡 RX10M4.jpg
15.ムラサキケマン 紫華鬘
春に花を咲かせる野草だ。ツマキチョウなどが吸蜜するが、この日はツマキチョウも1頭目撃しただけだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
015)200422070 X800 〇武蔵嵐山 菅谷館跡 ムラサキケマン RX10M4.jpg
16.白い花のムラサキケマン
ムラサキ色の花が咲いているムラサキケマンのすぐ近くに咲いていた。花の形も葉の形もムラサキケマンだ。ムラサキケマンはその名の通り赤紫の花だが、これは頭部以外は白い色をしている。ムラサキケマンに稀に白い花があるらしい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
016)200422071 X800 〇武蔵嵐山 菅谷館跡 RX10M4.jpg
17.土塁
「出枡形土塁」という。本廓は空堀と高い土塁によって守らている。さらに土塁には凸型に突き出た個所が作られていて敵軍の進入が効果的に防げるようになっていると説明されていた。土塁はほかにも設けれていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
017)200422075 X800 武蔵嵐山 菅谷館跡 RX10M4.jpg
18.都幾川への道
いかにもチョウが出てきそうな道だが、全く姿を現さなかった。真っすぐ行って下ると都幾川の左岸に出る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO800 ) 露出補正 なし
018)200422076 X800 武蔵嵐山 菅谷館跡 RX10M4.jpg
19.タツナミソウ 立浪草
春にはムラサキケマンとかオオイヌノフグリ、タチツボスミレといった可憐な花が楽しませてくれる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 36mm ISO1600 ) 露出補正 なし
019)200422077 X800 武蔵嵐山 菅谷館跡 RX10M4.jpg
20.タチツボスミレ 立坪菫
これも春にはおなじみの花だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
020)200422079 X800 武蔵嵐山 菅谷館跡 RX10M4.jpg
21.ヒメウラナミジャノメ -2
ヒメウラナミジャノメは多く飛んでいた。陽が出ているときは活発に飛び回り撮り難いが、気温が下がってくると活動が鈍ってくる。普段は見ても撮らないチョウだが、この日はほかに撮るチョウもいない。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/800秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
021)2004022189 X800 ◎武蔵嵐山 D5300 TAMRO 90.jpg
22.ヒメウラナミジャノメ -3
同じ個体をカメラを持ち換えて、今度は広角端で撮った。このあと、いったんウスバシロチョウが飛んでいたところへ戻ってみたが、どこへ行ってしまったのか、1頭も飛んでいなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO250 ) 露出補正 なし
022)200422091 X800 ◎武蔵嵐山 菅谷館跡 RX10M4.jpg


2020年3月20日

ギフチョウにはちょっと早すぎた 3月18日

3月13日に舞岡公園でトラフシジミの春型が発生したことを知って、今年はチョウの季節も随分と早そうだと思い、ギフチョウはどうかなと、3月18日、天気予報で快晴で気温も上がることを確認の上、毎年訪れるところへ行ってきた。
 結果は、さすがにちょっと早すぎたというところだった。私以外に3人のギフチョウ愛好家がこられていた。そのうちのお一人が山頂まで登られて、下りてこられていたが、山頂で1頭目撃され、スミレの花に来たところを撮影できたと話してくださった。私も以前はまず山頂へ上っていたが、登りがきつく、最近は遠慮している。山頂を目指して登っても、ギフチョウは枯れ枝に止まるか、地面に止まることが多く、せいぜい小さなタチスボスミレに吸蜜に来る程度なので、麓の花のあるところのほうが、マメザクラや、ミツバツツジにくるところを撮れるというのを言い訳にしている。
 この日目撃したチョウは、テングチョウ、キタテハ、ルリタテハ、ミヤマセセリ、スギタニルリシジミといったところだったが、撮影したのは至る所にいた越冬したテングチョウだけだった。 今春はもう一度ここへ来ることになるだろう。

  200318_001.jpg 1.落ち葉と枯草に紛れるテングチョウ
テングチョウだけはいっぱい飛んでいた。できるだけ傷んでいない個体に被写体になってもらう。枯草の上に止まっていると全くの保護色だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 193mm ISO100 ) 露出補正 なし
200318_002.jpg 2.梅の枝に止まるテングチョウ -1
梅の花はまだ残っていた。花の匂いは衰えているのだろうが、テングチョウが吸蜜に来ている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 62mm ISO250 ) 露出補正 なし
200318_003.jpg 3.梅の枝に止まるテングチョウ -2
前の写真と同じ個体である。寄ってマクロレンズで撮った。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/500秒 90mm ISO160 ) 露出補正 なし
200318_004.jpg 4.オオイヌノフグリとテングチョウ -1
道端にはオオイヌノフグリが咲いている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
200318_005.jpg 5.テングチョウの顔
その名の通り鼻(下唇髭)が長い。眼が意外とかわいい。オオイヌノフグリも何か違った花のように見える。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/1000秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
200318_006.jpg 6.オオイヌノフグリとテングチョウ -2
この個体はまだまだきれいだった。去年の6月ごろに生まれたとは思えない。 

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/800秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
200318_007.jpg 7.梅の花に来たテングチョウ
梅の花に覆いかぶさるようにして吸蜜していた。擦れて鱗粉は落ちているが、傷みはほとんどない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 129mm ISO100 ) 露出補正 なし
200318_008.jpg 8.菜の花とテングチョウ -1
何かいないかと菜の花畑を眺めていたら、いたのはやはりテングチョウだった。この個体も比較的擦れていなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
200318_009.jpg 9.菜の花とテングチョウ -2
前の写真と同じ個体である。この日は越冬明けのテングチョウしか撮れなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし


2020年3月 7日

春は本番 ! 保土ヶ谷公園 3月3日

「舞岡公園の自然」というブログを拝見していたら、3月1日にモンシロチョウが飛んでいたという記録があった。早い出現と思う。
 COVID-19 の感染拡大を抑えるため、昨日から学校が休みになったのを始め、大勢の人が集まるイベントの開催や立食パーティー、閉ざされた会場での飲み会などの集まりの自粛要請があり、私が参加を予定していたイベントや、旅行、懇親会、飲み会、ゴルフなどが次から次と中止の連絡がとどいた。とりわけ2月27日から3月1日に横浜で開催が予定されていた「CP+ 2020」(カメラと映像のワールドプレミアショウ)の中止は自粛要請が出る前の2月14日に決定された。
 3月3日は暖かな春の日なるという。公園など風通しのよい広いところは、新型コロナウィルス感染も心配ないということで、保土ヶ谷公園へ行ってきた。バスには乗らないで往復歩いたが、汗ばむほどの暖かさだ。
 梅園のウメはもう終わりになっていたが、カワヅザクラは満開で、トサミズキも咲き始めた。道端にはタンポポやオオイヌノフグリなども咲いている。
 気温も17度くらいまで上がるというので、今日こそはチョウも飛ぶだろうと思っていたが、期待どおり、越冬していたキタテハの秋型やキタキチョウが姿を見せてくれた。

1.保土ヶ谷公園 イチョウ並木
ここは横浜新道の星川入り口の近くだ。最近保土ヶ谷公園へ来るときは、往きはバスに乗ってくるのだが、この日は歩いていくことにした。ここからイチョウ並木のわきを公園に向って坂を上がっていく。左側がバス通りだ。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f4.5 1/500秒 24mm ISO200) 露出補正 なし
200303_001.jpg
2.スイセン
先日法性寺へ下る途中で見たニホンスイセンに比べると、花は大きく、その白い花弁の幅が細いようだ。イチョウ並木を上がっていく途中の花壇に植えられていた。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f9 1/500秒 38mm ISO200) 露出補正 なし
200303_002.jpg
3.アセビ
漢字で馬酔木と書く。「馬」が葉を食べれば毒に当たり、「酔」うが如くにふらつくようになる「木」というところから付いた名前だという。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f7.1 1/800秒 66mm ISO200) 露出補正 なし
200303_003.jpg
4.トサミズキ
春は黄色い花を咲かせる木が多い。ロウバイにはじまり、マンサク、サンシュユはそろそろ咲き終える。低木には、ミツマタ、ヒイラギナンテンが咲いているし、レンギョウももうすぐだ。  

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f6.3 1/1600秒 300mm ISO200) 露出補正 なし
200303_004.jpg
5.ヤブツバキ
ツバキには大きく分けて3種類あるという。これはツバキで、学名 Camellia japonica、ツバキ科ツバキ属だ。別名をヤブツバキという。開花時期は10月~3月だ。カンツバキ(寒椿)というのは、 学名はCamellia sasanquaで おしべは筒状にならず、香りが強いという。もう一つナツツバキ(夏椿)というのがあって、学名は Stewartia pseudocamellia でこれはツバキ科ナツツバキ属だそうだ。ナツツバキの  開花時期は、梅雨の6月~7月だそうだ。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f6.3 1/640秒 102mm ISO200) 露出補正 なし
200303_005.jpg  
6.ウンナンオウバイ
バス通りを渡って、上池の方に下りていく途中にこんな花が咲いていた。山吹かなと思ったが、少し違うようだ。帰宅してネットで検索し、どうやらウンナンオウバイであると同定した。よく似たオウバイより花が大きいとか。別名オウバイモドキともいう。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f6.3 1/640秒 300mm ISO200) 露出補正 なし
200303_006.jpg
7.セイヨウタンポポ
ヨーロッパ原産の帰化植物で環境省指定要注意外来生物である。日本の侵略的外来種ワースト100に選定されているそうだ。写真では花に隠れて見えないが、カントウタンポポなど日本在来種のタンポポは、花の下の総苞片が閉じているのに対し、セイヨウタンポポは総苞片が反り返っている。wikipediaによると、最近になって日本では、セイヨウタンポポを含む外来タンポポと在来タンポポの雑種が発見され、新たな問題として注目されていると伝えられている。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f6.3 1/800秒 300mm ISO200) 露出補正 なし
200303_007.jpg
8.愛犬の散歩 -1
愛犬を散歩に連れてこられている2人のご夫人が居られた。犬を飼っていらっしゃる方同士が良く話をされているのを見かける。可愛らしい犬だったので「撮らせてください」とお声がけして撮った。飼い主さんも画に入れたかったがリードを伸ばして離れられてしまった。これは日本犬のようだが、日本犬は6種しかいないようだ。その中で白い犬は紀州犬と北海道犬だそうだ。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f8 1/1000秒 102mm ISO200) 露出補正 なし  
200303_008.jpg
9.愛犬の散歩 -2
もう一人の女性が連れてこられていた小型犬。私は犬種については全く無知である。一応検索してみるとシーズーというのによく似ている。あるいはチベタンテリアか。かわいい顔をしている。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f9 1/1250秒 102mm ISO200) 露出補正 なし
200303_009.jpg
10.オオイヌノフグリ
足元にこの花が咲いているのを見ると春を実感する。 日本にもともと咲いていた在来種のイヌノフグリがある。イヌノフグリとは犬の陰嚢のことだ。なんとも気の毒な名前が付けられている。イヌノフグリの実の形が、犬の陰嚢に似ているので、植物学者の牧野富太郎さんが名づけたそうだ。明治維新の頃、近縁のオオイヌノフグリが日本に帰化した。在来種のイヌノフグリは駆逐され、今では絶滅危惧種になってしまっている。しかし、このオオイヌノフグリの実の形は犬の陰嚢には似ていない。 単に「在来種イヌノフグリの大型」という意味だ。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f6.3 1/1000秒 300mm ISO200) 露出補正 なし  
200303_010.jpg
11.赤紫のアセビの花
アケボノアセビ(学名:Pieris japonica f. rosea)という。一方、普通に見る白いアセビは学名: Pieris japonica subsp. japonica という。  

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f4.8 1/500秒 52mm ISO280) 露出補正 なし
200303_011.jpg   
12.カワヅザクラ満開 -1
上池から下池への遊歩道に沿って植えられた数本のカワヅザクラは、2月11日にここに来たときはまだ三分咲き程度だったが、いま満開である。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f7.1 1/500秒 24mm ISO200) 露出補正 なし
200303_012.jpg
13.カワヅザクラ満開 -2
まだ少し蕾も残っているが密に花を咲かせている。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f7.1 1/800秒 70mm ISO200) 露出補正 なし
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14.フジノピンキー -1
河津桜の傍に、今年もこの可愛い花が咲いていた。周囲にはオリジナルの白いユキヤナギも咲いているが、このピンクのユキヤナギは鮮やかであり、良く目立つ。 

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f8 1/500秒 18mm ISO200) 露出補正 なし
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15.フジノピンキー -2
ユキヤナギのフジノピンキーという園芸品種で、赤いつぼみからピンク色がかった白い花が咲く。ユキヤナギのように枝垂れていなくて、まっすぐ上を向いて咲く。ベニバナユキヤナギともいう。  

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f7.1 1/800秒 56mm ISO200) 露出補正 なし  
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16.キタテハ 秋型  -1
やっとキタテハを見つけた。今年になってフィールドで撮った初めてのチョウの写真である。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f5 1/500秒 50mm ISO200) 露出補正 なし
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  17.キタテハ 秋型  -2
日当たりの良いところでは数頭のキタテハが飛んでいた。すぐ地面に止まり日向ぼっこをする。この日はこのほかにキタキチョウも数頭目撃したが、なかなか写真を撮らせてくれなかった。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f6 1/1000秒 185mm ISO200) 露出補正 なし
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18.アオサギ
カルガモの住みかになっている上池にアオサギがいた。エサを探している。体がやや小さく見える。幼鳥のようだ。成鳥は 肩羽と胸の羽に飾り羽根が見られ、目の上から後頭部にかけて黒い帯がクッキリ見えるのだそうだがそれは見られない。それから、後頭部に見られる黒く長い冠羽も成鳥の特徴という。 写真のアオサギは目の上から後頭部の黒帯がハッキリしない。ボンヤリ見えるところが幼鳥の特徴だという。 

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f6 1/500秒 195mm ISO320) 露出補正 なし
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19.上池と下池の散策路
何時ものように上池の先からテニスコートに上がって、梅園へ向かう。右下に上池から下池への水路のわきに造られたカワヅザクラが咲く散策路が眺められる。写真の右側(西側)が上池で、左側が下池だ。  

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f6.3 1/500秒 38mm ISO200) 露出補正 なし
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20.タイワンリス
梅園の周囲の茂みでタイワンリスが果実か花、或いは虫か何か食べ物を探している。時々大きな鳴き声を発する。wikipediaによれば、もともと台湾に生息するリスが、「1935年に伊豆大島から飼育個体が逃げ出して分布を広げ、島内全域に生息するようになった。現在では、日本で一番個体数が多いと推定されている神奈川県の江ノ島では、1951年に伊豆大島から連れてきた54匹のタイワンリスを江ノ島植物園で飼育した。しかし、台風で飼育小屋が壊れたことで逃げ出し、弁天橋を渡って鎌倉市内に入り込んで繁殖するようになったと言われている。また、鎌倉市内の個体については、別荘地で飼われていた個体が逃げ出し野生化したとする説もある。」と記されていた。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f6.3 1/500秒 280mm ISO3200) 露出補正 なし
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21.ムクドリ
最近スズメの数が減っているように感じる一方、ムクドリを多く見るようになった。ムクドリは嫌われているが、なかなか姿の良い鳥である。何かエサを探しているようだが、椋(ムク)の木の実が好きだということから、ムクドリと名づけられたという。しかし、ムクドリは雑食性で、木の実に限らず種子や、果物や虫などいろいろな物を食べる。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f6.3 1/800秒 280mm ISO200) 露出補正 なし
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  22.シジュウカラ
大分離れていたのでシャープに撮れなかった。撮った時はシジュウカラとはわからなかった。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影  (f6.3 1/640秒 300mm ISO200) 露出補正 なし
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23.のどかな梅園
ウメはほとんど終わりになっていたが、今日は日差しが暖かく、お弁当を食べる女性、金髪の小さな姉妹、そして、お茶を飲む中年のご夫婦がベンチに座って、それぞれに 過ごしていた。ここなら新型コロナウィルスに感染する心配はない。 

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f4.2 1/500秒 32mm ISO200) 露出補正 なし
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24.コゲラ
バス通りに沿って歩いていると、木の幹にコゲラがいた。これもその時は何という鳥かわからなかった。AFを頼りに連写で何枚かシャッターを切る。英名は "Japanese Pygmy Woodpecker"という。 キツツキなのだ。トリミングしている。舞岡公園では時々見られる。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f7.1 1/800秒 82mm ISO200) 露出補正 なし
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