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Studio YAMAKOで“ギンボシヒョウモン”が含まれるブログ記事

2023年9月24日

信州 夏の高原のチョウと花 ④ 2023年8月22日 長野県富士見町入笠山

ゴンドラ山頂駅から「入笠スズラン山野草公園」へ入るところにCafeがある。そこで一休みした。
 富士見パノラマリゾートは、現在、長野県富士見町が東急リゾートサービスと提携して運用管理されているが、スキーシーズン以外のグリーンシーズンの来場者誘致のために、2010年ごろからこの「ゴンドラ山頂駅」近くに「入笠スズラン山野草公園」の整備が始まったようだ。その計画は見事的中し、ウィンターシーズンの来場者が横ばいなのに反し、グリーンシーズンの来園者は倍増している。
 コロナ禍の中、2020年8月初めに「入笠すずらん山野草公園」に行ったときは、その花の多さ、そして、チョウの数の多さにびっくりした。入笠山一帯で見られるほとんどのチョウがそこに集約されているようだった。一度、5月下旬から6月初めに行ってみたいと思う。  

000_230822354tx 入笠山 クジャク RX10M4.jpg
クジャクチョウ  八ヶ岳連峰と富士見町を背景にして 
2023年8月22日 長野富士見町入笠山「入笠すずらん山野草公園」

067_230822433tx X800 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 67.マツムシソウとクジャクチョウ -19
クジャクチョウを撮り続ける。クジャクチョウの裏面は一見"まっ黒"に見えるが、細かな微妙な縞模様がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 118mm ISO250 ) 露出補正 なし
068_230822436 X800 △入笠山 クジャク RX10M4.jpg 68.マツムシソウとクジャクチョウ -20
翅を立てて花に止まっていたこのチョウが、鳥に襲われた時に、パッと翅を開くと鳥は驚いて怯むと聞いたことがある。翅の色の赤と前翅の目玉模様がそうさせるのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
069_230822451x X800 入笠山 ウラギン RX10M4.jpg 69.マツムシソウとウラギンヒョウモン -3
ウラギンヒョウモンが活発に翔び回っては、マツムシソウに止まる。裏面が見られるとギンボシヒョウモンと区別が付けやすい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 178mm ISO500 ) 露出補正 なし
070_230822456x X800 入笠山 ウラギン RX10M4.jpg 70.マツムシソウとウラギンヒョウモン -4
前の写真と同じシーン。この写真を撮ったあと、「入笠スズラン山野草公園」の入り口にあるCafeでコーヒーを飲んで一休みした。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 178mm ISO400 ) 露出補正 なし
071_230822094 X900 入笠山 クサレダマ Z50 Z105mc.jpg 71.クサレダマ(草連玉)
30分ほど休憩して第2ラウンドを開始した。このクサレダマは、箱根湿性花園にも生育している。wikipediaによれば、サクラソウ科オカトラノオ属の多年草。和名はマメ科のレダマに似て、草本であることに由来する。別名、イオウソウ(硫黄草)という。夏は黄色い花が多く咲き、目立つ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
072_230822464x X900 入笠山 ウラギン RX10M4.jpg 72.ノハラアザミで吸蜜するウラギンヒョウモン♂
前翅に2本の性標が見えるので♂だ。この個体は破損はほとんどないが、鱗粉が落ちてきている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO1000 ) 露出補正 なし
073_230822099x X900 入笠山 ヒメキマダラ・ヒヨドリバナ Z50 Z105mc.jpg 73.ヒメキマダラヒカゲ -1
ヒヨドリソウにヒメキマダラヒカゲがいた。♀のようだ。ヒヨドリソウがあれば、アサギマダラが翔んでいても良いところだが、今回は1頭も見ることがなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
074_230822468 X900 入笠山 ヤマユリ RX10M4.jpg 74.ヤマユリ -2
1株にこんなにたくさんの花を付けたヤマユリを初めて見た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 178mm ISO250 ) 露出補正 なし
075_230822478mx X900 入笠山 ヒメキマダラヒカゲ RX10M4.jpg 75.ヒメキマダラヒカゲ -2
73の写真とは違う個体だが、これもヒヨドリソウに来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO800 ) 露出補正 なし
076_230822482 X900 入笠山 サワギキョウ RX10M4.jpg 76.サワギキョウ(沢桔梗)
姿の良い美しい花であるが、全体に毒性の強いアルカロイドを持つ有毒植物だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 73mm ISO200 ) 露出補正 なし
077_2308220108 X900 入笠山 ノハラフウロ Z50 Z105mc.jpg 77.ノハラフウロ(野原風露) -2
PictureThisで検索すると、これはノハラフウロ(Geranium pratense)と同定された。フウロソウ属(風露草属、学名 Geranium)は、フウロソウ科に分類される多年生草本植物の属の名称で、 420種以上が確認されている。アサマフウロとか、ハクサンフウロかと思っていたが、どうやらそんな簡単なものではなさそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
078_230822487tx X900 入笠山 ギンボシ カルドゥウス・デフロラッス RX10M4.jpg 78.ギンボシヒョウモン -3
これも♀のようだ。♂の前翅の性標はウラギンヒョウモンに比べて、不明瞭であるが、前翅頂の黒い縁の様子から♀と思われる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
079_230822500tx X900 入笠山 ギンボシ カルドゥウス・デフロラッス RX10M4.jpg 79.ギンボシヒョウモン -4
止まっている花はノアザミと思ったが、PictureThisではカルドゥウス・デフロラッスと提示された。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
080_230822509tmx X900 入笠山 ギンボシ カルドゥウス・デフロラッス RX10M4.jpg 80.ギンボシヒョウモン -5
前の写真と同じ個体である。トリミングした。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
081_230822517x X900 入笠山 コオニユリ RX10M4.jpg 81.コオニユリ(小鬼百合)
オレンジ色がひときわ目立つ。クルマユリに似ているが、クルマユリは葉が放射状に輪生し、コオニユリは葉が交互につく。 雄蕊の色がクルマユリはオレンジなのに対し、コオニユリは茶色に近い色をしている。 クルマユリはスマートな姿だが、コオニユリは頑丈そうだとの説明がネットにあった。雄蕊が全く茶色に近く見えた。 この花はチョウが好きな花だ。待っているときっとキアゲハが来ると思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
082_230822512tx X900 入笠山 キアゲハ・コオニユリ RX10M4.jpg 82.コオニユリにキアゲハ
3分ほど待っていると、思った通りキアゲハがやってきた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 143mm ISO125 ) 露出補正 なし
083_230822519 X900 入笠山 ヘンプアグリモニー RX10M4.jpg 83.ヘンプグリモニー
フジバカマと思ったが、PictureThisではヘンプアグリモニー(Eupatorium cannabinum)とあった。フジバカマ(藤袴)は学名をEupatorium japonicumという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 135mm ISO640 ) 露出補正 なし
084_230822521mx X900 入笠山 ギンボシ・ヘンプアグリモニー RX10M4.jpg 84.ギンボシヒョウモン -6
そのヘンプアグリモニーにギンボシヒョウモンが来た。♂のように思うが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 136mm ISO500 ) 露出補正 なし
085_230822523x X900 入笠山 ギンボシ・ヘンプアグリモニー RX10M4.jpg 85.ギンボシヒョウモン -7
前の写真と同じシーン。少し引いて撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 136mm ISO800 ) 露出補正 なし

2023年9月20日

信州 夏の高原のチョウと花 ③ 2023年8月22日 長野県富士見町入笠山

スマホでの撮影を含めて、チョウの写真を撮る人は何人かいたが、ネットを振っている人はいない。
 入笠山は春から秋にかけて約150種類もの山野草を楽しむことができる花の宝庫である。平成26年にはユネスコエコパーク(生物圏保存地域)にも登録されている。

000_230822025 X700 入笠山 ホソバエゾリンドウ Z50 Z105mc.jpg
ホソバエゾリンドウ 2023年8月22日 長野富士見町入笠山「入笠すずらん山野草公園」

045_230822338x X900 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 45.マツムシソウとクジャクチョウ -15
八ヶ岳連峰が眺められる「入笠すずらん山野草公園」の展望台付近で、もう少し撮影を続けた。マツムシソウが沢山咲いている。何回か行った池の平湿原にもマツムシソウが多い。そこでは今頃だとベニヒカゲが多いが、ここではベニヒカゲは見られなかった。しかし、何年も前のことだが、入笠山に登った時はその登山道でベニヒカゲを目撃している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1250秒 20mm ISO160 ) 露出補正 なし
046_230822064 X900 △入笠山 クジャク Z50 Z105mc.jpg 46.マツムシソウとクジャクチョウ -16
吸蜜していたクジャクチョウが離れていった。クジャクチョウにもピントが合っていれば最高だが、ピントはマツムシソウに合ったままだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO110 ) 露出補正 なし
047_230822342 X900 入笠山 ギンボシ RX10M4.jpg 47.ギンボシヒョウモン -1
ギンボシヒョウモンもマツムシソウが好きだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 201mm ISO200 ) 露出補正 なし
048_230822344t X900 入笠山 ギンボシ RX10M4.jpg 48.ギンボシヒョウモン -2
前の写真と同じ個体。トリミングした。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
049_230822069tm X900 入笠山 クジャク Z50 Z105mc.jpg 49.マツムシソウとクジャクチョウ -17
マツムシソウはマツムシソウ科マツムシソウ属の越年草。北海道、本州、四国、九州に分布する日本の固有種で、山地の草原に生育する。(wikipedia)

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
050_230822075t X900 入笠山 クジャク Z50 Z105mc.jpg 50.マツムシソウとクジャクチョウ -18
背景がきれいにぼけてくれた。wikipediaによれば、マツムシソウは、葉を出して冬を越し、花を付けてから枯れる冬型一年草(越年草)だが、高地では枯れずに2年目の葉を出す多年草である。マツムシ(スズムシ)が鳴くころに咲くことが和名の由来であるとする説がある。薬草として皮膚病などに用いられることもある。日本の31の各都道府県で減少傾向にあり、各々のレッドリストに指定されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
051_230822077 X900 入笠山 モンキ Z50 Z105mc.jpg 51.モンキチョウ♂ -1
モンキチョウもマツムシソウに来る。モンキチョウは高山から平地まで、北海道から沖縄県まで日本全国に生息する凄いチョウだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
052_230822078tm X900  入笠山 モンキ Z50 Z105mc.jpg 52.モンキチョウ♂ -2
トリミングした。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.0 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
053_230822348tm X800 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 53.クジャクチョウ開翅
Sony RX10M4 の焦点距離200mmで撮った。トリミングしているが、シャープで、背景もきれいにぼけた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 203mm ISO400 ) 露出補正 なし
054_230822080 X800 入笠山 セイヨウノコギリソウ Z50 Z105mc.jpg 54.セイヨウノコギリソウ(西洋鋸草)
ヤマハハコと思ったが、葉の付き方が違った。セイヨウノコギリソウは、ヨーロッパ原産のキク科ノコギリソウ属に分類される多年草の1種。写真には写っていないが、たくさんのギザギザの葉がある。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.0 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
055_230822353tx X800 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 55.マツムシソウとクジャクチョウ -15
このような背景でクジャクチョウの写真を撮りたかった。広角で被写体に近づく。絞り込んで背景がもっとクリアになればなお望むところだった。トリミングした。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1250秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
056_230822362x X800 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 56.マツムシソウとクジャクチョウ -16
前の写真と同じシーンである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1250秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし
057_230822083 X800 入笠山 クジャク Z50 Z105mc.jpg 57.マツムシソウとクジャクチョウ -17
マクロレンズで撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
058_230822091 X800 入笠山 クジャク Z50 Z105mc.jpg 58.マツムシソウとクジャクチョウ -18
同じくマクロレンズで撮影。度どの個体も羽化したてのようなきれいな個体だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
059_230822092 X800 入笠山 キキョウ Z50 Z105mc.jpg 59.キキョウ(桔梗)
舞岡公園に咲くキキョウに比べ、少し色が濃いような気がする。園芸品種には白色や桃色の花をつけるものや、鉢植え向きの草丈が低いもの、二重咲きになる品種やつぼみの状態のままほとんど開かないものなどがあるそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f2.8 1/1000秒 105mm ISO200 ) 露出補正 なし
060_230822382m X800 入笠山マンシュウキスゲ RX10M4.jpg 60.マンシュウキスゲ(満州黄菅)
PictureThisで検索したら、マンシュウキスゲと同定された。マンシュウキスゲの花は夕方に開花し、翌日の午後までには萎んでしまう。 Hemerocallis属(和名 ワスレグサ属)で他には、ゼンティカ(ニッコウキスゲ)やユウスゲがある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 53mm ISO320 ) 露出補正 なし
061_230822385 X800 入笠山 アンタカラコウ RX10M4.jpg 61.ハンカイソウ(樊噲草)
PictureThisで調べてみるとハンカイソウと回答された。キク科メタカラコウ属の多年草とのこと。さっき、ギンボシヒョウモンが吸蜜していたトウゲブキもメタカラコウ属である。wikipediaでハンカイソウを検索すると、トウゲブキ(エゾタカラコウ)にある総苞の基部と、花柄の基部の苞はないと記されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 65mm ISO320 ) 露出補正 なし
062_230822392x X800 入笠山 クジャク・アキノキリンソウ RX10M4.jpg 62.アキノキリンソウに来ていたクジャクチョウ
始めて、マツムシソウ以外の花でクジャクチョウが吸蜜していた。気に入った1枚になった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 218mm ISO200 ) 露出補正 なし
063_230822399 X800 入笠山 ヤマユリ RX10M4.jpg 63.ヤマユリ(山百合)
1株にたくさんの花を付けていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 218mm ISO200 ) 露出補正 なし
064_230822093 X800 入笠山 ヤマハハコ Z50 Z105mc.jpg 64.ヤマハハコ(山母子)
今年の8月9日に、立山の室堂平でも見てきた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
065_230822405s X800 入笠山 ウラギン RX10M4.jpg 65.マツムシソウとウラギンヒョウモン -1
きれいな個体だった。翅の色を見ると♂のようだが、♂の特徴である前翅にある2本の性標ははっきりしない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 192mm ISO320 ) 露出補正 なし
066_230822414x X800 入笠山 ウラギン RX10M4.jpg 66.マツムシソウとウラギンヒョウモン -2
前の写真と同じ個体。傷のないきれいな個体だった。さて、そろそろ、いったんゴンドラ駅の方へ戻って、Cafe でコーヒーを飲みながら一休みし、海老名SAで買ってきたメロンパンを食べようと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 172mm ISO320 ) 露出補正 なし

2023年9月16日

信州 夏の高原のチョウと花 ② 2023年8月22日 長野県富士見町入笠山

10時になった。もう少し気温が上がると、「入笠すずらん山野草公園」のチョウの活動が活発になると思う。
 すこし、林の中の道を入笠山方面へ入ってみると、レンゲショウマが咲いていた。今が見ごろのようだ。"リンドウ"も咲いていた。私には、先に撮ったハーベストベルズとの差異が解らないが、PictureThisで確認したところ、ホソバエゾリンドウとの回答だった。
 ヒョウモンチョウ類のミドリヒョウモン、ギンボシヒョウモン、ウラギンヒョウモンが翔び始める。

000_230822033t X700 入笠山 シータテハ Z50 Z105mc.jpg
静止するシータテハ秋型 2023年8月22日 長野富士見町入笠山「入笠すずらん山野草公園」

023_230822037 X900 入笠山 シータテハ Z50 Z105mc.jpg 23.シータテハ秋型
林の中の道に入ると、トップの写真と同じ個体である。シータテハの秋型がシラカバの葉っぱの上で翅を開いて静止していた。よく見ると左前翅が破損している。トップの写真と同じ個体である。近づいても飛び立たなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
024_230822038 X900 入笠山 レンゲショウマ Z50 Z105mc.jpg 24.レンゲショウマ -2
wikipediaによると、レンゲショウマはキンポウゲ科、レンゲショウマ属の多年草で1属1種の日本特産である。ここでは比較的多く見ることが出来た。花は下から見るとよくわかるが、直径は4センチほど。萼も花弁も共に花弁状に見える。萼は花弁状で平らに開き、花弁は抱えるように咲くため、一見では二段構えに花弁が並んでいるように見える。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.2 1/1000秒 105mm ISO720 ) 露出補正 なし
025_230822039 X900 入笠山 レンゲショウマ Z50 Z105mc.jpg 25.レンゲショウマ 蕾
蕾だけ見るとどんな花が咲くのだろうかと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.3 1/1000秒 105mm ISO1100 ) 露出補正 なし
026_230822223 X900 入笠山 ホソバエゾリンドウ RX10M4.jpg 26.ホソバエゾリンドウ(細葉蝦夷竜胆)
ゴンドラに切符売り場でもらった「入笠に咲く花」という小冊子には、エゾリンドウとしてしか載っていなかった。PictureThisで検索すると、ホソバエゾリンドウと回答される。wikipediaにもホソバエゾリンドウの項目はないが、エゾリンドウ(Gentiana triflora var. japonica)はホソバエゾリンドウ(Gentiana triflora)の変種とされている。エゾリンドウは、日本原産で、北海道から本州近畿以北にかけて分布し、山地の湿地帯に生える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4,0 1250秒 215mm ISO250 ) 露出補正 なし
027_230822042 X900 入笠山 ミドリヒョウモン Z50 Z105mc.jpg 27.ミドリヒョウモン♀
高原で最もふつうに見られるヒョウモンチョウだ。♀は♂に比べて暗い色をしている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 105mm ISO450 ) 露出補正 なし
028_230822227 X900 入笠山 ミドリヒョウモン RX10M4.jpg 28.ミドリヒョウモン♂
♂はすでに鱗粉が擦れてしまっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4,0 1250秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
029_230822231 X900 入笠山 イタリアン・アスター(シオン) RX10M4.jpg 29.イタリアン・アスター
これもコヨメナに似た花だ。PictureThisでは、イタリアン・アスター(キク科シオン属)と同定された。花色は紫、青、となっている。和名を検索してみるとと、蝦夷菊(エゾギク)といい、キク科エゾギク属と出ていた。wikipediaによるとエゾギク(Callistephus chinensis)は、かつてはシオン属 Aster に分類されていたため、一般にアスターと呼ばれているが、現在では1種だけでエゾギク属 Callistephus に分類される。イタリアン・アスターの学名は Aster amellus である。難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4,0 1250秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
030_230822235x X900 入笠山 ギンボシ RX10M4.jpg 30.ギンボシヒョウモンとトウゲブキ(峠蕗) -1
黄色い花はPictureThisで検索したらトウゲブキ(峠蕗)とでた。私はマルバダケブキと思ったが、トウゲブキの頭花は直径4~5㎝なのに比べ、マルバダケブキは、直径8cmと大きい。ギンボシヒョウモンの雌雄は分かり難いが、新鮮な個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4,0 1250秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
031_230822236t X900 入笠山 ギンボシ RX10M4.jpg 31.ギンボシヒョウモンとトウゲブキ(峠蕗) -2
同じシーンである。少し近寄って撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4,0 1250秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
032_230822249 X900 入笠山 RX10M4.jpg 32.八ヶ岳連峰
「入笠すずらん山野草公園」の一番奥の辺りは、「信州ふるさとの見える丘」と呼ばれる。「八ヶ岳展望台」が設けられていて、北東の方向には、富士見の町とその向こうに八ヶ岳の山々が連なる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1250秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
033_230822254 X900 入笠山 RX10M4.jpg 33.八ヶ岳展望台からの眺め
八ヶ岳展望台からスキーゲレンデを介して、八ヶ岳連峰を眺める。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1250秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
034_230822258 X900 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 34.地面に止まるクジャクチョウ -2
クジャクチョウが多い。ほとんどの個体が新鮮である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 203mm ISO320 ) 露出補正 なし
035_230822261x X900 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 35.マツムシソウとクジャクチョウ -7
クジャクチョウの写真が多くなるが、お許しいただきたい。こんなチャンスもそうないと思うので、入りろなシーンを撮っておきたい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 87mm ISO250 ) 露出補正 なし
036_230822268mx X900 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 36.マツムシソウとクジャクチョウ -8
前の写真と同じ個体。レンズを伸ばして撮る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 217mm ISO320 ) 露出補正 なし
037_230822270t X900 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 37.マツムシソウとクジャクチョウ -9
これも同じ個体。トリミングした。前翅前縁の中ほどまである、黒と金色の"襟模様"はなかなか粋である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 217mm ISO320 ) 露出補正 なし
038_230822288x X900 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 38.マツムシソウとクジャクチョウ -10
これも同じ個体。位置を変えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixel
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 117mm ISO200 ) 露出補正 なし
039_230822300x X900 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 39.マツムシソウと2頭のクジャクチョウ -1
写真35~39のクジャクチョウが吸蜜しているマツムシソウの花に、左からもう1頭飛来して止まり、吸蜜を始めた。マツムシソウは沢山咲いているのに、なぜ同じ花に集まるのか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixel
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 213mm ISO200 ) 露出補正 なし
040_230822309x X900 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 40.マツムシソウと2頭のクジャクチョウ -2
前からいた方が翅を開いた。このように2頭が同じ距離にいてくれると、両者にピントが合わせられる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixel
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 213mm ISO400 ) 露出補正 なし
041_230822323t X900 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 41.マツムシソウとクジャクチョウ -11
富士見町と八ヶ岳連峰を背景に、マツムシソウで吸蜜するクジャクチョウを撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixel
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1250秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
042_230822320 X900 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 42.マツムシソウとクジャクチョウ -12
数頭のクジャクチョウがマツムシソウに来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixel
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1250秒 32mm ISO125 ) 露出補正 なし
043_230822052t X900 入笠山 クジャク Z50 Z105mc.jpg 43.マツムシソウとクジャクチョウ -13
マクロレンズで撮影。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.0 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
044_230822056t X900 入笠山 クジャク Z50 Z105mc.jpg 44.マツムシソウとクジャクチョウ -14
前の写真と同じ個体。"顔"が真っ黒でコントラストがなく、ピントを合わせ難かった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし

2023年9月12日

信州 夏の高原のチョウと花 ① 2023年8月22日 長野県富士見町入笠山

初めて入笠山へ行ったのは、ちょうど延長2,489mのゴンドラが完成した1992年だった。だが、そのゴンドラは、いわば最長滑走距離が3,000mという大きなスキー・ゲレンデの山頂駅(1,780m)に上がるためのもので、夏の入笠山登山を目的としたものではなかったようだ。
 その山頂駅周辺は現在はマイカーで立ち入ることはできないが、初めての入笠山へ行ったときは、その麓の花畑までマイカーで入れた。そのころの撮影地は、大阿原湿原、入笠山花畑、入笠牧場、鐘打平のあたりだった。その後、夏季シーズンの車両進入は規制されている。
 初めてゴンドラに乗って入笠山に入ったのは、2020年8月4日だった。この時初めて「入笠すずらん山野草公園」を知った。
 今回は朝6時にマイカーで自宅を出発し、途中休みながら、8時45分にゴンドラの乗り場に到着した。たっぷり4時間撮影を楽しみ、2時過ぎのゴンドラで下り、一休みして、午後3時に帰路に着いた。

000_230822011 入笠山 クジャク Z50 Z105mc.jpg
マツムシソウで吸蜜するクジャクチョウ 2023年8月22日 長野県富士見町入笠山「入笠すずらん山野草公園」

001_230822735 X900 〇入笠山 富士見パノラマリゾート G7X.jpg 1.ゴンドラすずらん
ゴンドラはまだ空いていた。往復料金は2千円。標高1,780mまで標高差730mを運んでくれるのだから、その値打ちはあると思う。ちなみに中央高速道の最高標高地点は富士見町(小淵沢と諏訪南の間)の1,015mだそうだ。ゴンドラは緩やかな登りから急斜面の登りになる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/400秒 23mm ISO125 ) 露出補正 なし
002_230822742 X900 〇入笠山 富士見パノラマリゾート G7X.jpg 2.ゴンドラ山頂駅付近
9時30分にゴンドラの山頂駅に着いた。右下に八ヶ岳連峰を背景にして写真をとる枠が見えるが、そこには愛犬を連れた家族連れが来ていた。ここはリードさえ付けていれば、愛犬をゴンドラにも乗せられるし、飼い主と一緒に高原を歩かせることもできる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 19mm ISO125 ) 露出補正 なし
003_230822001 X900 入笠山 ウラナミ Z50 Z105mc.jpg 3.ウラナミシジミ
「入笠すずらん山野草公園」に入る前に、少し入笠湿原の方に歩いてみた。ノアザミに何かシジミチョウが止まっている。意外にもウラナミシジミだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.2 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
004_230822149 X900 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 4.マツムシソウ(松虫草)とクジャクチョウ -1
マツムシソウが咲いていた。何かいないかと探していると、クジャクチョウが吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4,0 1250秒 203mm ISO320 ) 露出補正 なし
005_230822005 X900 入笠山 エゾカワラナデシコ Z50 Z105mc.jpg 5.エゾカワラナデシコ(蝦夷河原撫子) -1
入笠山は花が多い。今回は花の写真も撮っておきたいと思う。この花は種子には薬効があり、カワラナデシコと同様に消炎、利尿、通経作用があるそうだ。カワラナデシコは苞が3~4対あり。このエゾカワラナデシコは2対だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.0 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
006_230822151tm X900 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 6.マツムシソウとクジャクチョウ -2
クジャクチョウの裏面は真っ黒で、僅かに複雑な縞模様がある。日に照らされて透き通って、表の模様が見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4,0 1250秒 200mm ISO640 ) 露出補正 なし
007_230822160 X900 △入笠山 クジャク RX10M4.jpg 7.マツムシソウとクジャクチョウ -3 離脱
吸蜜していたマツムシソウの花から離脱した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4,0 1250秒 207mm ISO250 ) 露出補正 なし
008_230822016 X900 入笠山 クジャク Z50 Z105mc.jpg 8.地面に止まるクジャクチョウ -1
クジャクチョウやキベリタテハなどは、良く地面に静止する。その時はほとんどの場合開翅している。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO110 ) 露出補正 なし
009_230822168x X900 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 9.マツムシソウとクジャクチョウ -4
ほとんど傷のない美しいクジャクチョウばかりである。第2化の最盛期なのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4,0 1250秒 220mm ISO1000 ) 露出補正 なし
010_230822182x X900 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 10.マツムシソウとクジャクチョウ -5
こんなに多くのクジャクチョウを見るのは久しぶりである。中学生のころ、美ヶ原の麓の三城牧場で、何の花だったか忘れてしまったが、その花が真っ黒に見えるほど多くのクジャクチョウが止まって吸蜜していたのを思い出した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4,0 1250秒 207mm ISO640 ) 露出補正 なし
011_230822191 X900 入笠山 エゾカワラナデシコ RX10M4.jpg 11.エゾカワラナデシコ -2
可憐な花である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4,0 1250秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
012_230822020 X900 入笠山 クジャク Z50 Z105mc.jpg 12.マツムシソウとクジャクチョウ -6
今咲いている花の中ではマツムシソウが一番のお気に入りのようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f2.8 1/1000秒 105mm ISO180 ) 露出補正 なし
013_230822197 X900 入笠山 ハーベストベルズ RX10M4.jpg 13.ハーベストベルズ
「入笠すずらん山野草公園」を歩き始めた。まだ、散策する人は多くない。これは私のような花の素人には、リンドウ(竜胆)としか思えないが、念のためPictureThisで検索してみると、ハーベストベルズと同定された。山で見かけるリンドウは国内では複数の種類が自生しているという。ゴンドラの切符売り場で渡された小冊子には、エゾリンドウとしか載っていなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4,0 1250秒 208mm ISO250 ) 露出補正 なし
014_23082220x X900 入笠山 アキノキリンソウ RX10M4.jpg 14.アキノキリンソウ(秋の麒麟草)
高さは70〜80cm程度となり、8〜11月に総状(ふさのような形をしている)の黄色い花を多数つける。山地や丘陵の日当たりのよい場所に生える。箱根の湿性花園や、先日行った上高地では見ているが、平地では見たことがない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4,0 1250秒 132mm ISO250 ) 露出補正 なし
015_230822021 X900 入笠山 ツリガネニンジン Z50 Z105mc.jpg 15.ツリガネニンジン(釣鐘人参)
ツリガネニンジンという和名の由来は、花が釣鐘形で、根の形がチョウセンニンジンに似るのでこの名があるという。山野、山麓、山地の草原、林縁、草刈などの管理された河川堤防などに自生する種で、都会では見たことがない。花冠から突出する花柱が鈴を叩く棒のようで、印象的だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 105mm ISO180 ) 露出補正 なし
016_230822022 X900 入笠山 コマツヨイグサ Z50 Z105mc.jpg 16.コマツヨイグサ(小待宵草)
ゲレンデの土に生えていた。北アメリカ原産で、アジアやアフリカに帰化植物として移入分布している。日本では本州・四国・九州に広く定着している。日本では1910年代に初めて確認されたそうだが、在来種と競合し、在来種の数を大きく減らし、生態系を崩す事から外来生物法により要注意外来生物に指定されているそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
017_230822206x X900 入笠山 ウラギンRX10M4.jpg 17.ウラギンヒョウモン♀
ヤマハハコの花で吸蜜していた。ウラギンヒョウモンとギンボシヒョウモンは翅表では区別が付けにくい。これは♀であるが、ウラギンヒョウモンの方がやや大型で、斑紋の黒が際立つ。きれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4,0 1250秒 216mm ISO400 ) 露出補正 なし
018_230822212 X900 入笠山 ゼラニウム・シルバティカム RX10M4.jpg 18.ゼラニウム・シルバティカム -1
フウロの一種と思ったが、PictureThisで検索すると、ゼラニウム・シルバティカスと出た。フウロソウ科 フウロソウ属ではある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4,0 1250秒 55mm ISO800 ) 露出補正 なし
019_230822023 X900 入笠山 コヨメナ Z50 Z105mc.jpg 19.コヨメナ(小嫁菜)
PictureThisで検索して、コヨメナと同定された。wikipediaによれば、コヨメナは道端で見かける野菊の一種である。南方から侵入したと考えられるそうだ。秋に自宅近くの帷子川に沿って歩くと、コヨメナにヤマトシジミが絡んでいる。ただ、コヨメナによく似た花にヨメナをはじめ、ノコンギクやシロヨメナがあり、花だけ見たのではちょっと区別がつかないそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.2 1/1000秒 105mm ISO360 ) 露出補正 なし
020_230822217x X900 入笠山 レンゲショウマ RX10M4.jpg 20.レンゲショウマ(蓮華升麻) -1
花が蓮華に、葉がサラシナショウマ(晒菜升麻)に似ているので、レンゲショウマ(蓮華升麻)の名がつけられたそうだ。薄紫の上品で気品あふれる花が、下を向いて咲いていた。箱根湿性花園にも咲いている。また、近郊では奥多摩の御岳山が有名である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1250秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
021_230822023 X900 入笠山 ノハラフウロ Z50 Z105mc.jpg 21.ゼラニウム・シルバティカム -2
これはハクサンフウロかなと思って撮影したが、PictureThisで検索すると、やはりゼラニウム・シルバティカスと回答された。花びらの先端が両者で少し違うように見える。なお、wikipediaによれば、フウロソウ属(学名 Geranium)は、フウロソウ科に分類される多年生草本植物の属の名称で、420種以上が確認されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO250 ) 露出補正 なし
022_230822024 X900 入笠山 フシグロセンノウ Z50 Z105mc.jpg 22.フシグロセンノウ(節黒仙翁)
箱根湿性花園でも見ている。しかし、ここでは群落になって、まとまって咲いていた。オレンジ色が際立つ。しかし、この花にチョウが来ているのを見たことがない。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO180 ) 露出補正 なし

2023年2月 5日

蝶 自選年間ベスト10 (20) 2022年

2022年はコロナの時代になって3年目の年だった。年明けとともに感染者数は再び増え始めた。4月、5月、6月と、落ち着いたものの、7月に入って、オミクロンという変異株により再び新規感染者数が増加、第7波が到来、9月末には収まり、重症化率も下がってきた。これで終息するのかと思いもしたが11月からまた、じわじわと増え始め、第8波を迎えてしまった。
 そんな一年であったが、舞岡公園の平地産ゼフィルスは元気だった。良い写真は撮れなかったが、久しぶりにオオミドリシジミの撮影もでき、平地産6種のうち、ミズイロオナガシジミを除く5種を撮った。クリの花の開花時期と合致し、アカシジミ、ウラナミアカシジミ、そしてミドリシジミの個体数は例年より多かったように思う。
 7月の終わりと夏の終わりに二度入笠山へ行った。7月はアサギマダラこそ多く見られたが、他は目ぼしい収穫はなかった。9月の初めにキベリタテハやクジャクチョウ、シータテハの秋型を撮ろうと再度訪れたのだが、標高2,000mは気温が低く、雨こそ降らなかったが霧がでて、成果がなかった。
 五合目までバスで行ける富士山へは行ったことがなかったので、8月30日にバスツアーで行ってみた。この日も天候には恵まれなかったが5合目の広場でキベリタテハを見ることができた。次回来るときは五合目付近を散策してみたい。  2020年、2021年と自
宅の近くで観察できたクロマダラソテツシジミは3シーズン目は見ることができなかった。

001_220423252 X900 ◎舞岡公園 カラスアゲハ Z50 18-140.jpg 1.カラスアゲハ 春型  2022年4月23日 横浜市戸塚区舞岡公園
舞岡公園の駐車場を上がって、けやき広場が終わる辺りに1本のヤマツツジが咲いていた。今まであまりこの時期に来なかったので、ヤマツツジがあるのを知らなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/500秒 80mm ISO220 ) 露出補正 なし
002_220428076t X900 △◎裏高尾 アオバセセリ RX10M4.jpg 2.アオバセセリ 春型 2022年4月28日 裏高尾
久しぶりにアオバセセリに会えた。ミツバウツギの花に来た1頭の、しばらく撮影を楽しませてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 186mm ISO500 ) 露出補正 なし
003_220511179 X900 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg 3.クモガタヒョウモン  2022年5月11日 八王子市郊外
この日、ハルジオンの咲く原っぱでクモガタヒョウモンが比較的多く翔んでいた。ほとんどが で、発生最盛期のようだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
004_220524174t X900 ◎舞岡公園 前田の丘 Z50 18-140.jpg 4.アカシジミ 2022年5月24日 横浜市戸塚区舞岡公園
クリの花が咲いていた。複数のアカシジミが夢中で吸蜜している。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO1000 ) 露出補正 なし
005_220530153t X900 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 5.ウラナミアカシジミ  2022年5月30日 横浜市戸塚区舞岡公園
行使をずらして内側のオレンジ色を見せてくれた。このウラナミアカシジミとアカシジミは止まるときは翅を閉じるので、飛翔シーンを狙う以外、翅表を撮れない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO720 ) 露出補正 なし
006_220609173t X900 ◎舞岡公園 オオミドリ Z50 18-140.jpg 6.オオミドリシジミ  2022年6月9日 横浜市戸塚区舞岡公園
5.6年ぶりに舞岡公園でオオミドリシジミを撮影できた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO360 ) 露出補正 なし
007_220718072t X900 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 7.モンキチョウ  2022年7月18日 横浜市戸塚区舞岡公園
狐久保へ入る道の手前の体験畑に毎年ヒマワリが咲く。今年も色鮮やかな大輪のヒマワリが咲いていた。そこにモンキチョウが飛来した。吸蜜を試みていたようだがお口に会わぬのか、すぐ離れて行ってしまった。この写真は暮れの「日本チョウ類保全協会」のWeb写真展に出展したところ、トップページに取り上げられた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/640秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_220728234 X900 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 8.アサギマダラ  2022年7月28日 長野県 入笠山スズラン山野草公園
高原の夏のチョウを撮ろうと入笠山へ行った。ギンボシヒョウモン、ミドリヒョウモンなどとともに、アサギマダラの個体数が多かった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/500秒 52mm ISO1000 ) 露出補正 なし
009_221003101x X900 〇明神台公園 Z50 105MC.jpg 9.アゲハ 2022年10月3日 横浜市保土ヶ谷区 明神台公園
児童公園の一角に秋になるとキバナコスモスが咲く一角がある。ツマグロヒョウモン、ヒメアカタテハ、アオスジアゲハ、アゲハなどが集まってくる。

Nikon Z50 NIKKOR Z 105mm macro VR
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/500秒 105mm ISO125 ) 露出補正 なし
010_221030067t X900 〇帷子川公園 コヨメナ Z50 18-140.jpg 10.ヤマトシジミ 2022年10月30日 横浜市保土ヶ谷区 帷子川河畔
  帷子川の河畔は遊歩道になっているが、カタバミが繁茂し、秋には、雑草に類する植物ではあるが、野菊に類するヨメナの花が咲くところがある。秋のヤマトシジミのブルーは美しい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO500 ) 露出補正 なし
補001_220423177b X900 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 補1.ジャコウアゲハ春型   2022年4月23日 横浜市戸塚区舞岡公園
休耕畑に咲く大根の花に2頭のジャコウアゲハが来ていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
補002_220423235b X900 ◎舞岡公園 クロアゲハ Z50 18-140.jpg 補2.クロアゲハ春型  2022年4月23日 横浜市戸塚区舞岡公園
ヤマツツジの花にクロアゲハが来ていた。 の後翅前縁にある白い紋が見える写真は珍しい。コノヤマツツジにはカラスアゲハ、ジャコウアゲハも来ていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO280 ) 露出補正 なし
補003_220428241b X900 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg 補3.ウスバシロチョウ 2022年4月28日 八王子市郊外
ウスバシロチョウも最盛期だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 186mm ISO100 ) 露出補正 なし
補004_220524114b X900 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 補4.イチモンジチョウ 2022年5月24日 横浜市戸塚区舞岡公園
舞岡公園でイチモンジチョウが見られるところは限られている。前翅の先にオレンジ色の紋が見られる。発生初期だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO450 ) 露出補正 なし
補005_220609399xb X900 ◎舞岡公園 ウラゴ RX10M4.jpg 補5.ウラゴマダラシジミ 2022年6月9日 横浜市戸塚区舞岡公園
舞岡公園には何本かのイボタノキがある。ウラゴマダラシジミには毎年会うことができる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
補006_220613068xb X900 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 補6.クロアゲハ  2022年6月13日 横浜市戸塚区舞岡公園
古民家の入り口では、この時期しばしばクロアゲハの雄が吸水に来ている姿を見ることができる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 206mm ISO160 ) 露出補正 なし
補007_220630356bt X900 〇北大植物園 Z50 18-140.jpg 補7.エゾシロチョウ 2022年6月30日 札幌市北大植物園
札幌を旅行した折り、北海道庁の裏側にある北大植物園を訪ねてみた。他にチョウの姿を見ることはなかったが、エゾシロチョウは園内各所でふわふわと翔んでいた。ミヤマシロチョウそっくりだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO400 ) 露出補正 なし
補008_220728392b X900 ◎入笠山 RX10M4.jpg 補8.アサギダラチョウと八ヶ岳連峰 2022年7月28日 長野県 入笠山スズラン山野草公園
入笠山のゴンドラ山頂駅から、冬はスキーゲレンデになるところを降りていくと、八ヶ岳の展望台があり、ヒヨドリバナの群落と富士見の町が広がり、その向こうに八ヶ岳連峰が見えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f14 1/800秒 14mm ISO100 ) 露出補正 なし
補009_220708186b X900 ◎岐阜公園 エノキ Z50 18-140.jpg 補9.ゴマダラチョウ  2022年7月8日 岐阜市岐阜公園
岐阜の名和昆虫博物館を訪れたとき、岐阜公園でゴマダラチョウがいた。最近ゴマダラチョウを見る機会がなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO250 ) 露出補正 なし

2022年10月 8日

入笠山へもう一度 ③ 9月6日

スマホで随時確認していた現地の天気予報は、はじめは10時ごろから晴れてくるということだったが、12時に変わり、いま、スマホで確認すると15時になっていた。山の上は少し状況が違うのかもしれない。
 いま、午後1時15分過ぎである。折角ここまで来て、「晴れ」を4時間近くも待ったのだから、あと、1時間半ほど粘ってみることにした。
 午後1時40分ごろ、やっと日が差してきた。だがすぐまた晴れ間は消える。日が射すとヒョウモンたちが飛び始める。ひと月前には多かったミドリヒョウモンの数は減った。あんなに沢山いたアサギマダラは、この日は1頭も見ない。
 それでもやっとクジャクチョウ、ギンボシヒョウモン、ウラギンヒョウモンなどを撮り、午後3時、ゴンドラに乗って山を下りた。

000_220906236x X700 ◎山野草公園 クジャク RX10M4.jpg
クジャクチョウ マツムシソウで吸蜜中 2022年9月6日 入笠山すずらん山野草公園

041_220906162 X800 〇山野草公園 レンゲショウマ RX10M4.jpg 41.レンゲショウマ(蓮華升麻) -1
花が蓮(ハス)に、葉がサラシナショウマ(晒菜升麻)に似ているので、レンゲショウマ(蓮華升麻)の名がつけられた。あまり見かけることがない花で、人気がある。東京近郊では御岳山のレンゲショウマが有名だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 210mm ISO 640 ) 露出補正 -0.3段
042_220906164 X800 〇山野草公園 レンゲショウマ RX10M4.jpg 42.レンゲショウマ(蓮華升麻) -2
径が3cmくらいの薄紫色の花は下向きに咲く。カメラを低くしないと撮れない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 10mm ISO 100 ) 露出補正 -0.3段
043_220907064 X800 入笠すずらん山野草公園 フシグロセンノウ Z50 105mmMC.jpg 43.フシグロセンノウ(節黒仙翁)
茎の節が黒褐色であることからこの名がある。茎の上部は分枝し、まばらな軟毛がある。花期は7-10月で野草では珍しい色の朱赤色の花を、分枝した茎の先にまばらに数個付ける。林縁ではそれがよく目立つ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 105mm ISO 900 ) 露出補正 なし
044_220907068 X800 入笠すずらん山野草公園 ユートロキウム・マクラツム Z50 105mmMC.jpg ユートロキウム・マクラツム
Picture This で検索した結果、ユートロキウム・マクラツムと結果が出た。フジバカマのような花だった。学名を Eupatorium purpureum というムラサキヒヨドリバナというのがあるが、よく似ている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 105mm ISO 800 ) 露出補正 なし
045_220907071 X800 入笠すずらん山野草公園 サワギキョウ Z50 105mmMC.jpg 45.サワギキョウ(沢桔梗) -1
美しい野草だが、全体に毒性の強いアルカロイドを持つ有毒植物としても知られるそうだ。花期は8月から9月頃で、濃紫色の深く5裂した唇形の花が茎の上部に総(ふさ)の形になって咲く。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 105mm ISO 900 ) 露出補正 なし
046_220907072 X800 入笠すずらん山野草公園 アキノキリンソウ Z50 105mmMC.jpg 46.アキノキリンソウ(秋の麒麟草) -2
この季節、黄色いアキノキリンソウの花が山野草公園の主役になる。wikipediaによれば、アキノキリンソウは山地や丘陵の日当たりのよい場所に生える。かつては里山に囲まれた水田の周辺、ため池の土手などにごく普通に見られた秋草の代表であり、リンドウ等と共に小学校の教科書や絵本などでよく紹介された。しかし、そのような環境の減少や荒廃と共に見られる場所が少なくなり、「秋の道ばたの黄色い花」はセイタカアワダチソウに取って代わられた感がある。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 105mm ISO 400 ) 露出補正 なし
047_220907075 X800 入笠すずらん山野草公園 ツリガネニンジンソウ Z50 105mmMC.jpg 47.ツリガネニンジン(釣鐘人参)
花が釣鐘形で、根の形がチョウセンニンジンに似るのでこの名がある。舞岡公園でも咲いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 105mm ISO 500 ) 露出補正 なし
048_220906174 X800 山野草公園 ヤマナギラン RX10M4.jpg 48.ヤマギラン(柳蘭)
和名の由来は、葉が柳に似ていて、花をランにたとえたことによる。長さ1-1.5 cmの花弁は4個で、雄しべは8個、開花時期は7-9月である。信州の高原ではよく見られる花ではあるが、私の知る限り、この花にはチョウが来ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO 320 ) 露出補正 -0.3段
049_220906178 X800 〇山野草公園 ヒメキマダラヒカゲ RX10M4.jpg 49.サラシナショウマに止まるヒメキマダラヒカゲ
少し空が明るくなってきた。やっとチョウを見つけた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO 160 ) 露出補正 -0.3段
050_220907078 X800 入笠すずらん山野草公園 Z50 105mmMC.jpg 50.サラシナショウマとアキノキリンソウ
霧で霞んでいた山野草公園が、見通しが良くなってきた。午後1時40分だ。期待が持てる。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 105mm ISO 100 ) 露出補正 なし
051_220906184 X800 山野草公園 アキノキリンソウ RX10M4.jpg 51.霧が晴れる
アキノキリンソウが咲く林縁の木々の間から青空が見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 26mm ISO 125 ) 露出補正 -0.3段
052_220907083 X800 入笠すずらん山野草公園 ソバナ Z50 105mmMC.jpg 52.ソバナ(岨菜、蕎麦菜)
キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草である。ツリガネニンジンとよく似ている。花期は8月から9月頃で、青紫色の円錐状に近い鐘形の花を咲かせる。大きい株になると枝を数段に互生させ、多数の花をつける。花のがく片は披針状で全縁(葉の縁が滑らかで、ぎざぎざのないこと。全辺ともいう)。ツリガネニンジンと違うところは雌しべは花から突出しない。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 105mm ISO 100 ) 露出補正 なし
053_220906186 X800 山野草公園 シモツケ RX10M4.jpg 53.シモツケ(下野)
開花時期は5 - 8月という。7月28日に来た時も多くのシモツケが咲いていた。ホシミスジとフタスジチョウの幼虫が食草として、フタスジチョウの成虫は花を吸蜜する。だが、私はここでフタスジチョウに出会ったことはない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 178mm ISO 320 ) 露出補正 -0.3段
054_220906123m X800 すずらん山野草公園 ギンボシ Z50 105MC.jpg 54.ギンボシヒョウモン♂ -1
間もなく2時になる。気温も少し上がって、やっとヒョウモンが飛び始めた。右後翅に傷があるが、ギンボシヒョウモン♂だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 105mm ISO 360 ) 露出補正 なし
055_220906192 X800 〇山野草公園 ウラギン RX10M4.jpg 55.マツムシソウに来たウラギンヒョウモン♀
マツムシソウには、クジャクチョウ、エルタテハ、ベニヒカゲ、各種ヒョウモンなど、タテハチョウ科のいろいろなチョウが来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO 200 ) 露出補正 -0.3段
056_220907090 X800 入笠すずらん山野草公園 Z50 105mmMC.jpg 56.ウラギンヒョウモン♀ -1
7月28日に来たときはミドリヒョウモンがもっとも多かった。今回はウラギンヒョウモンの方が個体数は多い。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 105mm ISO 280 ) 露出補正 なし
057_220907097 X800 入笠すずらん山野草公園 アキノキリンソウ Z50 105mmMC.jpg 57.アキノキリンソウ -3
野草の花の今の主役はアキノキリンソウだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 105mm ISO 450 ) 露出補正 なし
058_220906196 X800 山野草公園 キダチマツヨイグサ RX10M4.jpg 58.キダチマツヨイグサ(木立待宵草)
マツヨイグサの仲間は、北アメリカ大陸・南アメリカ大陸原産の一年草または多年草である。花の美しい種が多く、日本には観賞用・園芸用として導入されたが、逸出(栽培植物が野生化)の結果現在では14種が帰化しているそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 215mm ISO 250 ) 露出補正 -0.3段
059_220906201 X800 〇山野草公園  RX10M4.jpg 59.マツムシソウとミツバチ
ハチは同定できないが、ミツバチの仲間と思う。マツムシソウはチョウをはじめいろいろな虫たちに好まれる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO 200 ) 露出補正 -0.3段
060_220907098 X800 入笠すずらん山野草公園 ギンボシ Z50 105mmMC.jpg 60.ギンボシヒョウモン♂ -2
ヒョウモンたちの姿が多く見られるようになってきた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 105mm ISO 500 ) 露出補正 なし
061_220906215 X800 山野草公園 RX10M4.jpg 61.八ヶ岳展望台と下界
八ケ岳連峰の山頂付近はまだ、雲に覆われている。ここは霧が晴れて、富士見町が見渡せるようになった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 19mm ISO 100 ) 露出補正 -0.3段
062_220906245 X800 ◎山野草公園 クジャク RX10M4.jpg 62.クジャクチョウ 裏面
少し離れたところで、クジャクチョウがマツムシソウで吸蜜いしているのを見つけた。真っ黒な裏面しか見えない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 196mm ISO 200 ) 露出補正 -0.3段
063_220906229 X800 ◎山野草公園 クジャク RX10M4.jpg 63.クジャクチョウ 翅表
少し前に出てきて、頭を下げ表側の華麗な姿を見せてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 219mm ISO 200 ) 露出補正 -0.3段
064_220906253 X800 ◎山野草公園 ウラギン♀ RX10M4.jpg 64.ウラギンヒョウモン♀ -1
ウラギンヒョウモンの♀は、まだほとんど破損の無いきれいな個体が多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO 400 ) 露出補正 -0.3段
065_220907102 X800 入笠すずらん山野草公園 アサマフウロ Z50 105mmMC.jpg 65.アサマフウロ(浅間風露)
フウロソウ、と呼ばれている仲間のなかで、最も大きく、色の濃い花を咲かせる。ハクサンフウロは信州の山や、箱根湿性花園などでも見てきた。花期は8月~9月。チョウも吸蜜に来る。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 105mm ISO 400 ) 露出補正 なし
066_220906259 X800 〇山野草公園 サワギキョウ RX10M4.jpg 66.サワギキョウ -2
キキョウと同じく雄性先熟で、雄しべから花粉を出している雄花期と、その後に雌しべの柱頭が出てくる雌花期がある。開花期は8月~9月。花の写真を撮るには曇り空の方がコントラストを抑えられて良い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO 320 ) 露出補正 -0.3段
067_220907107 X800 入笠すずらん山野草公園 チョロギ Z50 105mmMC.jpg 67.チョロギ(丁呂木、丁梠木、中国では石蚕(いさご虫)に似ていることから草石蚕と呼ばれている)
wikipediaには5月~6頃にピンク色の花を咲かせるとあるが、8月に舞岡公園でも見た。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 105mm ISO 1400 ) 露出補正 なし
068_220907110 X800 入笠すずらん山野草公園 メマツヨイグサ Z50 105mmMC.jpg 68.メマツヨイグサ(雌待宵草)
道端や荒れ地などに生える雑草である。wikipediaによれば、「マツヨイグサ属は、アカバナ科の属のひとつ。北アメリカ大陸・南アメリカ大陸原産の一年草または多年草。花の美しい種が多く、日本には観賞用・園芸用として導入されたが、逸出の結果現在では14種が帰化している。」と記されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 105mm ISO 220 ) 露出補正 なし
069_220907113 X800 入笠すずらん山野草公園 ゲンノショウコ Z50 105mmMC.jpg 69.ゲンノショウコ(現の証拠)
山野草公園として整備されたところではなく、スキーのゲレンデを歩くと、メマツヨイグサ同様、雑草の花が咲いている。和名の由来に興味を持ったが、古来より、下痢止めや胃腸病に効能がある薬草として有名で、和名の由来は、煎じて飲むとその効果がすぐ現れるところからきているそうだ。ゲンノショウコは「実際に効く証拠」を意味し、「現(験)の証拠」と漢字書きにされる。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 105mm ISO 1400 ) 露出補正 なし
070_220907115 X800 入笠すずらん山野草公園 キヌガサギク Z50 105mmMC.jpg 70.アラゲハンゴンソウ(粗毛反魂草) つぼみ
別名をキヌガサギクという。北米原産であり、メリーランド州の州花である。日本国内でも帰化植物として生息している。また、雲に覆われてきた。午後3時になった。そろそろゴンドラに乗って山を下りよう。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S 絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 105mm ISO 360 ) 露出補正 なし


2022年9月 9日

入笠すずらん山野草公園 ③ 7月28日

正午になった。少し雲行きが怪しくなってきたが、まだ、空は明るいのでもう少し撮ろう。入笠山へ登られたKさんは雨に降られないか、ちょっと心配である。
 小一時間粘ってみたが、目新しい成果は何もなかった。Kさんから、1時に少し遅れるとの電話があったが、撮影は切り上げ、山頂カフェの椅子に座っていると、1時少し過ぎにKさんが戻ってこられた。雨に降られなくてよかった。
 アイスコーヒーを飲んで一休みしてから、ゴンドラに乗って駐車場へ下りる。途中、談合坂のS.Aは混んでいたが、帰りもスムーズに走れ、6時まえに横浜に到着できた。秋になる前に高原のタテハチョウを狙ってもう一度チャレンジしたいなと思う。

000_220728411 X700 ◎入笠山 RX10M4.jpg
エゾカワラナデシコに来たキアゲハ  2022年7月28日
長野県諏訪郡富士見町 富士見パノラマリゾート「入笠すずらん山野草公園」

042_220728490 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 42.ウラギンヒョウモン♂ -4
きれいな個体である。ウラギンヒョウモンとギンボシヒョウモンの同定は翅表では難しいが、この個体は前翅の性標が濃く出ているのでウラギンヒョウモンと思われる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO 640 ) 露出補正 なし
043_220728500 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 43.ミドリヒョウモン♂ 2頭
ミドリヒョウモンは撮り飽きてきたが、そこへ2頭ならんで止まってくれた。両方にピントが合うようにカメラの位置を移動する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 217mm ISO 160 ) 露出補正 なし
044_220728202 X800 ◎入笠山 ギンボシ Z50 18-140.jpg 44.ギンボシヒョウモン♂ -2
ウラギンヒョウモンの裏面と比べるとギンボシヒョウモンの裏面後翅の緑色は淡い。そして、後翅前縁に並ぶ銀紋はウラギンが5っなのに対しギンボシは4っである。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 500 ) 露出補正 なし
045_220728211 X800 ◎入笠山  Z50 18-140.jpg 45.ウラギンヒョウモン♂ -5
ギンボシヒョウモンもウラギンヒョウモンも、ヒヨドリバナには来ない。専らノアザミに止まって吸蜜していた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 400 ) 露出補正 なし
046_220728217 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 46.アサギマダラ♀ -2
アサギマダヒヨドリバナ(鵯花)のほかには吸蜜に来ない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 89mm ISO 280 ) 露出補正 なし
047_220728221 X800 〇入笠山 Z50 18-140.jpg 47.アサギマダラ♀ -3
カメラを縦位置にして撮った。背景に奥行きが出た。黄色いキオンの花や、ノアザミも近くに咲くが、ヒヨドリバナ以外見向きもしない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 61mm ISO 280 ) 露出補正 なし
048_220728224 X800 〇入笠山 レンゲショウマ Z50 18-140.jpg 48.レンゲショウマ -2
小さな提灯のような形をした蕾が可愛い。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 65mm ISO 4000 ) 露出補正 なし
049_220728229 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 49.アサギマダラ♀ -4
花からふわっと飛び立つところを狙うがなかなかチャンスがない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 65mm ISO 1800 ) 露出補正 なし
050_220728234 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 50.アサギマダラ♂ -9
花の色に少し赤みがあるので、フジバカマかなと思ったが、葉の形を見てやはりヒヨドリバナだと思う。ヒヨドリバナ(鵯花)の名の由来はヒヨドリが里に下りてきて鳴く頃に咲くのでヒヨドリバナと呼ばれたとする説が有力で、フジバカマは花の色が藤色で、形が袴を帯びているように見える事から来ているという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 52mm ISO 1000 ) 露出補正 なし
051_220728240 X800 ◎入笠山 オオウラギンスジ Z50 18-140.jpg 51.オオウラギンスジヒョウモン♂ -1
夏の高原を代表するヒョウモンの仲間、本日5種目である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 63mm ISO 4500 ) 露出補正 なし
052_220728248 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 52.ヒメキマダラヒカゲ
ちょっと雌雄の同定が難しい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 4000 ) 露出補正 なし
053_220728253 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 53.ウラギンヒョウモン♀
ウラギンヒョウモンの雌はまだ多くは飛んでいない。発生初期だと思う。きれいな個体だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 34mm ISO 320 ) 露出補正 なし
054_220728503 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 54.シモツケ(下野)
和名のシモツケ(下野)は最初に下野国、現在の栃木県で発見されたことに由来する。他でも見ることはあるが、こんなにきれいな赤紫(濃紅色)の花は初めて見た。wikipediaによると、新しい枝の先に頂端が平らな複散房形花序に多数の花を付ける。両性花で、香気があり、花の直径は3 - 6 mm。花の色は濃紅色、紅色、薄紅色、稀に白色などがある。花弁は5個、楕円形 - 広楕円形で、長さ2.5 - 3.5 mm、幅1.5 - 3 mm。雄蕊は25 - 30個で花弁よりも長い。雌蕊は5個、花柱は無毛で長さ1 - 1.5 mm とあった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 34mm ISO 160 ) 露出補正 なし
055_220728263 X800 ◎入笠山 ウラジャノメ Z50 18-140.jpg 55.ユウスゲ(夕菅)に止まるウラジャノメ
ユウスゲという名は、花が夕方に開き翌日の午前中にしぼみ、葉がスゲに似ていることに由来する。別名が、キスゲというそうだ。ウラジャノメは最盛期を過ぎているようだが、比較的きれいな個体だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 72mm ISO 320 ) 露出補正 なし
056_220728506 X800 入笠山 RX10M4.jpg 56.クルマユリ
コオニユリとクルマユリは良く似ている。コオニユリの葉は茎から互い違いに生えるているのに対し、クルマユリは放射状に生えているという。 これはクルマユリのようだ。また、コオニユリの雄しべは茶色で、クルマユリはオレンジ色だ。箱根湿性花園ではコオニユリが咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 213mm ISO 500 ) 露出補正 なし
057_220728511 X800 ◎入笠山 オオウラギンスジ RX10M4.jpg 57.オオウラギンスジヒョウモン♂ -2
ヒヨドリバナに来たオオウラギンスジヒョウモン。箱根の湿性花園では、黄色いカセンソウ、ピンクのチダケサシ、白いヌマトラノオで吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 175mm ISO 1600 ) 露出補正 なし
058_220728281 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 58.オオウラギンスジヒョウモン♂ -3
これもオオウラギンスジヒョウモンだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 175mm ISO 1250 ) 露出補正 なし
059_220728519 X800 ◎入笠山 オオウラギンスジ RX10M4.jpg 59.オオウラギンスジヒョウモン♂ -4
空が暗くなってきた。そろそろKさんが下りてくる午後1時になる。最後はオオウラギンスジヒョウモンになった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 196mm ISO 1250 ) 露出補正 なし


2022年9月 5日

入笠すずらん山野草公園 ② 7月28日

「八ケ岳展望台」まで来た。八ヶ岳には雲がかかっているが、視界は良い。JR中央本線、中央高速道、国道20号(中山道)が通っている富士見町が見下ろせる。
 時刻は10時20分。八ヶ岳を眺めながら、少し時間をかけて写真を撮る。八ヶ岳の主峰、赤岳の山頂辺りは雲で隠れていた。しかし、思っていたより良い天気であった。入笠山に登ったKさんはどうしてるかなと思う。山頂からの眺めはどんな具合かなと思う。夏休みが始まったばかりなので、きっと学童たちの林間学校が多いだろうと察する。山頂は彼らに占領されているのではなかろうか。

000_220728258 X800 △入笠山 Z50 18-140.jpg
高原に咲くユウスゲ 2022年7月28日 長野県諏訪郡富士見町 富士見パノラマリゾート「入笠すずらん山野草公園」

021_220728386 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 21.アサギマダラ♂ -5
     「八ケ岳展望台」からゲレンデは急斜面になり、富士見の町が眺められる。アサギマダラが悠々と花にぶら下がっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/600秒 26mm ISO 100 ) 露出補正 なし
022_220728392 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 22.アサギマダラ♂ -6
少しカメラを起こして八ヶ岳連峰を画面に入れた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 14mm ISO 100 ) 露出補正 なし
023_220728112x X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 23.アサギマダラ♂ -7
アサギマダラはヒヨドリバナの花が大好きだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 45mm ISO 140 ) 露出補正 なし
024_220728122 X800 入笠山 Z50 18-140.jpg 24.八ヶ岳連峰
山頂付近の雲が取れたら姿を見たかった。「八ケ岳展望台」に置かれた案内板には、左から天狗岳(2,646m)、硫黄岳(2,760m)、少し稜線があって横岳(2,829m)、阿弥陀岳(2,805m)、そして主峰赤岳(2,899m)、少し低くなって西岳(2,398m)、権現岳(2,715m)、編笠岳(2,524m)と続く、

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/500秒 44mm ISO 110 ) 露出補正 なし
025_220728133t X800 ◎入笠山 クジャク Z50 18-140.jpg 25.クジャクチョウ
やっとクジャクチョウが現れたと思ったら、破損した個体だった。時期的に第一化と第二化のはざまなのだろう。この日見たクジャクチョウはこの1頭のみだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 98mm ISO 220 ) 露出補正 なし
026_220728403 X800 ▲入笠山 RX10M4.jpg 26.キアゲハ♂
高原のキアゲハはなかなか見栄えがする。カワラナデシコ(河原撫子)で吸蜜していて翔び立ったところだ。偶然ピントが合ってくれた。惜しいことに右側の尾状突起の先がちょっとだけ切れていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO 250 ) 露出補正 なし
027_220728137 X800 △入笠山 Z50 18-140.jpg 27.モンキチョウ♂
ピントが少し外れてしまった。紫色の花はイブキジャコウソウ(伊吹麝香草)と思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 98mm ISO 200 ) 露出補正 なし
028_220728146 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 28.ミドリヒョウモン♀ -3
♀はほとんどが破損、擦れがないきれいな個体だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 200 ) 露出補正 なし
029_220728420 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 29.ノアザミに来たキアゲハ -1
これは先の個体とは異なる個体で尾状突起も切れていない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO 250 ) 露出補正 なし
030_220728434 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 30.ノアザミに来たキアゲハ -2
前の写真と同じ個体だ。躍動感のあるショットだと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO 200 ) 露出補正 なし
031_220728441 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 31.テングチョウ♀ -1
まだ羽化して間もない鮮やかな個体と思う。来春の5月くらいまでは生きるのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 219mm ISO 200 ) 露出補正 なし
032_220728156t X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 32.テングチョウ♀ -2
テングチョウの雌雄は裏面で同定できる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 250 ) 露出補正 なし
033_220728157 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 33.アサギマダラ♀
アサギマダラは♂の方が圧倒的に多いが、初めて♀を撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 49mm ISO 400 ) 露出補正 なし
034_220728164 X800 ◎入笠山 ウラギンヒョウモン Z50 18-140.jpg 34.ウラギンヒョウモン♂ -2
ここでは、ミドリヒョウモンが吸蜜するのはヒヨドリバナばかりだが、ウラギンヒョウモンはノアザミの方が好きなようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 720 ) 露出補正 なし
035_220728450t X800 ◎入笠山 ギンボシ RX10M4.jpg 35.ギンボシヒョウモン♂
ギンボシヒョウモンを探していたが、やっと現れてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 38mm ISO 320 ) 露出補正 なし
036_220728174 X800 ◎入笠山 メスグロ Z50 18-140.jpg 36.メスグロヒョウモン♂
本種の♂の裏面は、ウラギンスジヒョウモンや、オオウラギンスジヒョウモンと似るところがあるが、表はクモガタヒョウモンに似るところがある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 400 ) 露出補正 なし
037_220728180 X800 ◎入笠山 ウラギン Z50 18-140.jpg 37.ウラギンヒョウモン♂ -3
またノアザミに来ていたのはギンボシヒョウモンだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 63mm ISO 180 ) 露出補正 なし
038_220728468 X800 ◎入笠山 レンゲショウマ RX10M4.jpg 38.レンゲショウマ(蓮華升麻)
wikipediaによれば、高さは80cm程度となり、写真にあるような丸い蕾をつける。赤みを帯びた光沢のある薄紫の上品で気品あふれる花が、様々な方向を向いて咲く。花の直径は4センチほど。萼も花弁も共に花弁状に見える。萼は花弁状で平らに開き、花弁は抱えるように咲くため、一見では二段構えに花弁が並んでいるように見える。和名は花がハス(蓮華)のように咲き、葉がサラシナショウマに似ているので付けられた。関東では奥多摩の御岳山が有名である。箱根湿性花園でキレンゲショウマを見たことがある。光線が悪く良い写真が撮れなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 16mm ISO 500 ) 露出補正 なし
039_220728478 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 39.アサギマダラ♂ -8
この花はヒヨドリバナではなく、葉が輪生しているように見えたのでヨツバヒヨドリかもしれない。いずれにしてもアサギマダラが好む似たような花である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 193mm ISO 400 ) 露出補正 なし
040_220728196 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 40.ヒメキマダラヒカゲ♂ -1
高原のササ類の生える落葉広葉樹林~常緑針葉樹林に生息し個体数は多い。これは♂だと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 450 ) 露出補正 なし
041_220728485 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 41.ヒメキマダラヒカゲ♂ -2
クガイソウの花で吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO 320 ) 露出補正 なし


2022年9月 1日

入笠すずらん山野草公園 ① 7月28日

長野県諏訪郡富士見町にある富士見パノラマスキー場は1987年12月の開業。当初はスキーブームで事業は順調に立ち上がったのだが、1992年に第3ゲレンデを900mから一気に3,000mとする大規模なゲレンデ拡張を行い、ゴンドラリフトを増設したのが裏目に出て、経営改善のために富士見町が東急リゾートサービスと業務提携し、運営主体はそのままに、東急側が運営業務のマネージメントを行っている。しかし、今や夏季にはゲレンデをマウンテンバイクのコースとして活用しているほか、ゴンドラの山頂駅周辺には山野草公園や入笠湿原があり、多くのハイキング客で賑わっている。
 以前にも数回入笠山へ行っているが、その時はすべて、「マナスル山荘」のある入笠山登山口までマイカーで入って、帰路は、千代田湖キャンプ場がある金沢峠を抜けて諏訪へ出ていた。その後、しばらく行っていなかったが一昨年の8月4日に久しぶりにに入笠山へ行ったときには、山頂直下(マナスル山荘)へアクセスする入笠林道は4月末から11月中旬にかけてマイカー規制が実施されていた。事前に承知していたので、ゴンドラを利用して行ったのだが、そのゴンドラの山頂駅に「入笠すずらん山野草公園」があり、多くのチョウが翔んでいた。
 そのことを旅友達のKさんに話したところ、一度行って見たいと言われていた。7月の下旬と考えていたが、なかなか天気が定まらない。午前中は何とか大丈夫だろうと判断して、朝6時に横浜を出発した、9時にはゴンドラ乗り場に着いた。

 入笠山へ登り、大河原湿原へ歩くというKさんと、ゴンドラの頂上駅の散策路案内図の前で、午後1時にゴンドラ駅で合流することにして別れ、私は、「入笠すずらん山野草公園」で蝶撮りに専念することにした。
 一昨年は8月4日に来ている。それより、1週間ほど早い。一昨年は大分擦れた個体しかいなかったギンボシヒョウモンは新鮮な個体が翔んでいたし、一昨年は多く見たメスグロヒョウモンの雌は全く見なかった。タテハチョウに関しては破損したクジャクチョウを1頭だけ目撃したが、一昨年見られたヒオドシチョウ、シータテハ、エルタテハは全く姿を見せなかった。時間の経過の順に、今回撮影してきたチョウを見て行きたい。

000_220728333 X700 ◎入笠山 RX10M4.jpg
ヒヨドリバナで吸蜜するアサギマダラ  2022年7月28日 長野県諏訪郡富士見町 富士見パノラマリゾート

001_220728010m X800 〇入笠山 Z50 18-140.jpg 1.「ゴンドラすずらん」
9時にゴンドラに乗った。何とか天候が悪くなりませんようにと願う。富士見町を見下ろす。しばらく進むと傾斜が急になった。高低差730mの1,780mのゴンドラ山頂駅へ向かう。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 47mm ISO 400 ) 露出補正 なし
002_220728015 X800 〇入笠山 Z50 18-140.jpg 2.ゴンドラ山頂駅へ
どうやら雲の上に出たようだ。ゴンドラ山頂駅の上には青空が見える。午後1時くらいまで、天気がもってくれることを祈る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 125 ) 露出補正 なし
003_220728298 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 3.アカタテハ
ゴンドラ山頂駅から「入笠すずらん山野草公園」の入り口まで歩く途中に、夏型のサカハチチョウが翔んでいた。残念ながら撮影できず。Kさんと午後1時に再会することにして、私は「入笠すずらん山野草公園」を歩くことにする。最初に迎えてくれたのはアカタテハだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO 400 ) 露出補正 なし
004_220728022 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 4.ミドリヒョウモン  -1
ここはミドリヒョウモンが多い。昨年は、雌も多く見かけたが、この日は雄の発生最盛期のようで、きれいな個体が多かった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 560) 露出補正 なし
005_220728029 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 5.ミドリヒョウモン  -2
このレンズは背景のボケもなかなかきれいだと思う。望遠端140mm でf6.3 開放で撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 360) 露出補正 なし
006_220728307 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 6.クガイソウ(九蓋草)に来たスジグロシロチョウ
クガイソウもチョウの好きな花である。和名は葉が何層にもなっているところに由来する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 217mm ISO 320 ) 露出補正 なし
007_220728310 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 7.ミドリヒョウモン  -3
ミドリヒョウモンも傷のないきれいな個体だが、止まっている葉もきれいな緑だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO 250 ) 露出補正 なし
008_220728313 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 8.ミドリヒョウモン  -4
クガイソウで吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO 200 ) 露出補正 なし
009_220728318 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 9.ウラジャノメの出会い ウラジャノメが止まっていた。ウラジャノメは少し前に発生した個体のようで擦れてしまっていたが、撮影しようと近寄っていくと翔び立たれてしまった。眼で追っていると、下に落ちるように急に見えなくなってしまった。傍に行って見ると翅を閉じているもう1頭のウラジャノメと、向かい合うようにして止まっている。多分、翔んでいったのが で、葉に静止していたのが なのだろう。 はよく見つけられるものだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO 320 ) 露出補正 なし
010_220728328 X800 〇入笠山 RX10M4.jpg 10.クロヒカゲ
クロヒカゲも擦れた個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO 400 ) 露出補正 なし
011_220728052 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 11.ミドリヒョウモン  -1
ミドリヒョウモンは も発生している。昨年来たときは著しく黒い暗色型の が多かったが、この個体はふつうだった。沢山咲いているヒヨドリバナにはミドリヒョウモンや、アサギマダラが多く見られる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 800) 露出補正 なし
012_220728057x X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 12.アサギマダラ  -1
10時少し前になった。翔んでいるアサギマダラの数が多くなったように思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 1000) 露出補正 なし
013_220728062 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 13.ミドリヒョウモン  -2
11.の写真の より、少し暗色になっている。生まれたばかりのように傷も擦れもないきれいな個体である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 320) 露出補正 なし
014_220728077tm X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 14.アサギマダラ  -2
後翅の肛角部近くに黒斑の性標があるので、雌雄の同定はしやすい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 250) 露出補正 なし
015_220728083x X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 15.アサギマダラ  -3
すぐそばに咲いていたヒヨドリバナに止まった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 56mm ISO 160) 露出補正 なし
016_220728087x X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 16.アサギマダラ  -4 前の写真と同じ個体である。少し翅を開いてくれた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 56mm ISO 100) 露出補正 なし
017_220728348 X800 〇入笠山 RX10M4.jpg 17.ミドリヒョウモン  -5
ストローを伸ばして、ヒヨドリバナの蜜を吸う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO 250 ) 露出補正 なし
018_220728354 X800 ▲入笠山 RX10M4.jpg 18.ミドリヒョウモン  -6 飛翔
ミドリヒョウモンはヒヨドリバナからヒヨドリバナへと翔び回る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO 250 ) 露出補正 なし
019_220728366 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 19.ミドリヒョウモン  -7
ゴンドラの山頂駅から「入笠すずらん山野草公園の散策路」を左右を見ながら、ジグザクに歩いて、「八ケ岳展望台」まで来た。ここから富士見町越しに八ヶ岳連峰が眺められる。ここからゲレンデは急なダウンヒルになっていく。フジバカマに混じって、シモツケの花が咲いている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 114mm ISO 200 ) 露出補正 なし
020_220728372 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 20.ウラギンヒョウモン -1
ノアザミに来たウラギンヒョウモン。特に表はギンボシヒョウモンと区別し難いが、前翅の性標がはっきりしているのでウラギンヒョウモンと同定した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 217mm ISO 125 ) 露出補正 なし


2022年6月 2日

俣野別邸庭園 5月6日

親しくお付き合いをさせていただいている Kさんご夫妻から、藤沢の近くに俣野別邸庭園というところがあるのだが、行って見ませんかとお誘いをいただいた。しかし、その時は少々事情があってご一緒できなかったのだが、あとで話を聴かせていただき、一度行って見ようと思っていた。
 まだ GW 中であるが、人出が多かったのも昨日までと思い、おみこしを上げた。9時開園だが駐車場がいっぱいになってはと思い少し早めに家を出た。藤沢バイパスから県道30号に入るところで、ちょっと迷ってしまったが、なんとかその駐車場に着いた。時刻は8時40分。駐車場は9時オープンとのことで入ることが出来ない。空き地に避難して待機していた。やがて、9時ちょっと前に係の人が来て、駐車場を開けてくれた。待っていたのは私の車1台だけだった。
 wikipedia、および横浜市緑の協会のパンフレットによれば、旧住友家俣野別邸は、1939年(昭和14年)に当時の住友家当主であった16代住友吉左衞門が発注した住宅で、住友家の東京本宅の別邸として現在の神奈川県横浜市戸塚区東俣野町の丘陵地に建築された。設計者は佐藤秀三であった。基本的には当時の大財閥一家が生活するために、使用人の居住区も備えた大規模な西洋風建築であるが、設計に際し北欧の伝統的な建築様式である柱や梁を露出させる様式を基本としながらも、屋根に日本瓦をのせるなどの伝統的な和風様式も取り入れている。建物はY字形で、昭和時代初期に流行したモダニズムの影響を受けた和洋と現代建築が融合し折衷した建築物と高く評価されていた。
 1998年ごろまでは住友家に関わるかたが生活していたが、2000年に相続税として国に物納され、政府に所有権が移った。2004年7月に国の重要文化財に指定され、保存と一般公開に向けて2008年1月から修復工事が進められていたが、2009年3月15日に既存建物の主要部分焼失により、2011年に重要文化財指定は解除された。2016年に横浜市が公園施設として再建し、2017年2月10日には横浜市認定歴史的建造物となった。現在は俣野別邸庭園の一部として公開されている。
 駐車場に車を停め、北入り口から園内に入った。やや起伏のある緑豊かな道を進むと、左手に木で造られた階段があり、その上に別邸が見えた。急な階段は避け、ツツジや、シャクヤク、咲き始めたショウブなどの花を見ながら、外苑と呼ばれるところを歩き、休憩棟に立ち寄り、もみじ坂と名付けられた緩やかな坂を上がって、迂回するように別邸のあるところに着いた。昭和の面影をたっぷり感じる別邸の中に入り、見学した。  チョウは時々ツツジの花に絡む黒いアゲハを見たが、撮影のチャンスはなかった。2時間ほど滞在し、帰りがけにシャクナゲを観賞して、駐車場に戻った。

000_220506098 X700 〇俣野別邸庭園 シャクナゲ園 ドック Z50 18-140.jpg
シャクナゲの花に鎮座するニホンアマガエル 2022年5月6日 俣野別邸庭園 横浜市戸塚区

001_220506107 X800 俣野別邸庭園 つつじ園 Z50 18-140.jpg 1.俣野別邸
俣野別邸は昭和14年に建てられた旧住友家の住宅である。昭和初期モダニズムの和洋折衷の建築物で、現在は横浜市認定の歴史的建造物になっている。横浜市と藤沢市の境に近い戸塚区東俣野町に位置するその庭園は、河岸段丘を利用した高低差のある地形が特徴的な風致公園だ。駐車場のある北入口から庭園内に入り、緩やかな坂道を上がって行くと、芝生の広場が広がる。その左手、東側の高いところに俣野別邸(本邸建物)が見えた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 36mm ISO100 ) 露出補正 なし
002_220506003 X800 俣野別邸庭園 休憩棟 Z50 18-140.jpg 2.芝生広場と管理棟
俣野別邸の建物に上がって行くには、左手(東側)の階段を上がって行くのが早い。しかし、急ぐことはないのでまっすぐ進み、芝生広場に入る。正面に管理棟がある。ここは入園無料である。

    Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 18mm ISO110 ) 露出補正 なし
003_220506002 X800 俣野別邸庭園 セイヨウトゲアザミ Z50 18-140.jpg 3.ヒメウラナミジャノメ -1
時折、黒いアゲハが翔んでいくが、チョウは少ない。路傍に小さな花を咲かせたアザミあり、ヒメウラナミジャノメが吸蜜していた。スマホで検索してみるとセイヨウトゲアザミだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO1800 ) 露出補正 なし
004_220506006 X800 俣野別邸庭園 シャクヤク 芝生広場 Z50 18-140.jpg 4.シャクヤク(芍薬)
管理棟の近くにシャクヤクの花が咲いていた。とても瑞々しい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 64mm ISO220 ) 露出補正 なし
005_220506008 X800 俣野別邸庭園 シャクヤク 芝生広場 Z50 18-140.jpg 5.赤いシャクヤク
赤紫色の花も咲いていた。立っても座っても、また歩いても、姿が艶やかで魅力的な美人の形容で「立てば芍薬座れば牡丹」というはやり 唄から出た表現がある。シャクヤクはボタン科の多年草である。日本には古く中国から渡来し、薬用、観賞用に栽培されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 55mm ISO100 ) 露出補正 なし
006_220506011 X800 俣野別邸庭園 休憩棟 Z50 18-140.jpg 6.管理棟にあったチョウの標本箱
管理棟は売店にもなっていて、売り物ではないが、ひとつだけチョウの標本箱が置かれていた。緑色のラベルがつけられているのが、この庭園で見られるチョウと説明されていた。ギンボシヒョウモンが緑のラベルだったが、疑わしい。裏面が見られないが、ウラギンヒョウモンの同定ミスかも知れない。ウスバシロチョウはいる可能性がある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO900 ) 露出補正 なし
007_220506014 X800 俣野別邸庭園 もみじ坂 Z50 18-140.jpg 7.もみじ坂
芝生広場の正面にある管理棟から左に、緩やかなもみじ坂と呼ばれる散策路が続いている。ここを登り切ると俣野別邸(本館)の内苑に入る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 28mm ISO800 ) 露出補正 なし
008_220506016 X800 俣野別邸庭園 芝刈り機 芝庭 Z50 18-140.jpg 8.自動芝刈り機
何だかミニタンクみたいな奴が芝生の上を動き回っていた。「H」というロゴが付いていて、Husqvarna という文字が見える。ググってみると、これはスウェーデン製のロボット芝刈り機だった。機種によって価格は異なるのだろうが、15万円ほどのものらしい。恰好が良い。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3<br> プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 36mm ISO250 ) 露出補正 なし
009_220506032 X800 俣野別邸庭園 別邸 Z50 18-140.jpg 9.子犬 vs Husqvarna
そのハクスバーナ オートモアという自動芝刈り機が動いていると、ペットの小型犬が吠え立てていた。この庭園は犬の散歩に来られている人が多い。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6 1/500秒 115mm ISO450 ) 露出補正 なし
010_220506019 X800 俣野別邸庭園 別邸 Z50 18-140.jpg 10.俣野別邸(本邸)外観
芝生の庭に面して俣野別邸本堤が建っている。重複するが、wikipediaによれば、1939年に住友財閥の創業者一族である住友家が建築させた和洋折衷の住宅である。当時の住友家当主であった16代住友吉左衞門が発注した住宅で、住友家の東京本宅の別邸として現在の神奈川県横浜市戸塚区東俣野町の丘陵地に建築された。基本的には当時の大財閥一家が生活するために、使用人の居住区も備えた大規模な西洋風建築である。設計者の佐藤秀三氏は日光のプリンスホテルを設計したそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 18mm ISO100 ) 露出補正 なし
011_220506042 X800 俣野別邸庭園 別邸 Z50 18-140.jpg 11.邸内見学
65歳以上ということで350円をお支払いして邸内を見学した。建物は南側の芝府の庭に面していて、玄関は反対側にある。玄関を入ってすぐのところにサンルームがあった。順路は2階へ上がるようになっているので、ここは後で見ることになる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 24mm ISO200 ) 露出補正 なし
012_220506046 X800 俣野別邸庭園 別邸 Z50 18-140.jpg 12.バスルーム
2階へ上がると、畳の部屋の隣に、乳白色のタイルが張られたバスルームがあった。実は接収時代にアメリカの将校さんが改築してしまったそうだ。背が高いアメリカ人が使い勝手がいいようにバスタブを広くして、洗面台が高くなっている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
013_220506049 X800 俣野別邸庭園 別邸 Z50 18-140.jpg 13.吹き抜けの階段
吹き抜けになっている階段の踊り場から階下を見る。趣がある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 32mm ISO560 ) 露出補正 なし
014_220506050 X800 俣野別邸庭園 別邸 Z50 18-140.jpg 14.眺望スポット
階段を2階へ上がると、展示室が並んでいた。そのなかで、写真は西側に張り出した展望が良い部屋で、そこからは丹沢山系のほか、晴れた日には富士山が望める。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 24mm ISO110 ) 露出補正 なし
015_220506051 X800 俣野別邸庭園 別邸 Z50 18-140.jpg 15.芝庭
上の写真の眺望スポットから左下に芝庭を眺める。ツツジが咲いていたが、チョウは来なかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 24mm ISO160 ) 露出補正 なし
016_220506056 X800 俣野別邸庭園 別邸 Z50 18-140.jpg 16.展示されていた書籍 -1
「小倉謙コレクションによる 世界植物切手図鑑」という大きな図鑑が展示されていた。編集は日本郵趣協会植物切手部会となっていた。発行日は1984年10月31日で、定価は9,500円となっていた。住んでいた方のご趣味だろうか。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 29mm ISO1800 ) 露出補正 なし
017_220506060 X800 俣野別邸庭園 別邸 Z50 18-140.jpg 17.展示されていた書籍 -2
このほかにも図鑑類が沢山展示されていた。有名な牧野富太郎氏の植物図鑑シリーズや、朝日百科の「世界の植物」12巻なども並んでいた。これは1978年から1980年にかけて刊行されている。1998年ごろまでは住友家に関わるかたが生活されていたというので、おそらくその蔵書であろう。余談になるが、シャッタースピードを1/500秒に設定しているこのショットのISO感度は4000になっていた。私のレベルでは、画質もほとんど問題はないと思う。私がチョウの写真を撮り始めた頃はリバーサルフィルムは、ASA100が最高で、ネガフィルムはやっとASA400が出てきたころである。デジタルの時代になって、最近使い始めたZの入門機である Z50 でさえ、ISO100~51200である。単純に考えると、例えば、ISO100でf4の1/25秒で撮っていたのが、ISO51200では、f4であると1/6400秒という高速シャッターを切れることになる。ISO6400でも、1/800秒で切れる。手振れが怖いチョウの撮影にとって、有難いことだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 25mm ISO4000 ) 露出補正 なし
018_220506065 X800 俣野別邸庭園 別邸 Z50 18-140.jpg 18.1階サンルーム
ここは2階の眺望スポットの階下にあるサンルームだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 25mm ISO220 ) 露出補正 なし
019_220506091 X800 俣野別邸庭園 シャクナゲ園 ハイドンハンター Z50 18-140.jpg 19.「シャクナゲ園」 -1
本邸を見学したあと、玄関から退出し、元きた道を辿って、芝生広場へ戻ってきた。駐車場の方へ歩くと途中の左側に「シャクナゲ園」があった。入って見るとシャクナゲが今を盛りと咲いていた。シャクナゲはツツジ科で品種も多い。これはハイドンハンターという品種だ。ニホンアマガエルが鎮座していたシャクナゲの品種はドッグという。ともに西洋シャクナゲと呼ばれる品種だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 52mm ISO110 ) 露出補正 なし
020_220506103 X800 俣野別邸庭園 シャクナゲ園 Z50 18-140.jpg 20.「シャクナゲ園」 -2
これはツツジではないかと思うほど、よく似ていた。地面の際でも花を咲かせている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 26mm ISO125 ) 露出補正 なし
021_220506102 X800 俣野別邸庭園 ネモフィラ Z50 18-140.jpg 21.ネモフィラ
「シャクナゲ園」の傍に「憩いの小庭」というところがあった。そこにネモフィラが咲いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO110 ) 露出補正 なし
022_220506104 X800 △俣野別邸庭園 シャクナゲ園 Z50 18-140.jpg 22.ヒメウラナミジャノメ -2
ちょっと変な装いのヒメウラナミジャノメがいた。両側の前翅の鱗粉が落ちて、透けている。どうしてこうなったのか?人が触れるとかそういった外的原因があったのか、羽化する際の生涯なのか、それとも斑紋異常のたぐいなのか、解らない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6 1/500秒 115mm ISO180 ) 露出補正 なし