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2022年6月30日

リッチな一日・昆虫切手展と鳩山邦夫さんの蝶コレクションを観賞 6月4日

6月4日は「虫の日」である。毎年、その頃の土日に合わせて、目白の「切手の博物館」で「昆虫切手展」が開催される。2020年、2021年は新型コロナウィルス感染症のため中止になっていた。今回は3年ぶりの開催で「JPS 昆虫切手研究会50周年記念 第35回昆虫切手展の開催となった。私は何もしない会員であるが、会報で案内をいただいた。
 今年は6月4日(土)-5日(日)の開催であったので、6月4日の午前中に目自へ出かけた。湘南新宿ラインで新宿で山手線の乗り換えようとしたが、山手線は事故があり、止まっていた。私は目白は池袋の先だと勘違いして、池袋まで行こうと埼京線に乗った。その車窓から山手線が動いているのが見えたので池袋で下り、ひとつ戻らなくてはいけないことを確認して、山手線に乗った。会場に着いたのは、11時を少し過ぎていた。展示されているパネルを順に閲覧し、作者の方にもご説明いただけた。
 この日は、文京区教育センターで開催されている亡くなられた鳩山邦夫さんのコレクションの「蝶・魅惑の昆虫」という展示会へ回ることにしていた。この日に同会場で行われる東京大学総合研究博物館の矢後勝也先生の講演を聴講しようと事前に申し込んでいたが残念ながらその抽選に外れてしまい参加することが出来なかった。
 目白から西日暮里乗換で湯島へ行ったが、その会場の文京区教育センターがなかなかわかり難い。その方向へと歩いて行くと、春日局墓所という「麟祥院」の前に出た。ここで寄り道をしてしまった。
 鳩山邦夫さんのコレクションの「蝶・魅惑の昆虫」という展示は素晴らしかった。見に行ってよかったと思う。
 帰りも地下鉄千代田線の湯島駅へ出たが、途中に湯島天神の大鳥居が見え、お参りしてい行こうと、また、しばし寄り道をしてしまった。

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第35回昆虫切手展 クジャクチョウのカシエと切手に小型印(澤口尚子さん作)

001_220604094 X800 第35回昆虫切手展 G7X.jpg 1.目白「切手の博物館」
目白駅を降りて、山手線の沿うように高田馬場方面にしばらく歩くと「切手の博物館」がある。第35回昆虫切手展の会場は、エレベータで3階に上がったところだ。「切手の博物館」の沿革はwikipediaによると、「1988年(昭和63年)に設立された旧郵政省所管の財団法人フィラテリーセンターを前身とする。渋谷区代々木(現在のJR東日本本社敷地の一部)の郵趣会館内にあったが、再開発に伴い1996年(平成8年)にJR東日本が所有していた現在地へ移転した。2000年(平成12年)に財団法人切手の博物館と名称変更、中央省庁再編に伴い2001年(平成13年)より総務省所管、2013年(平成25年)4月1日より一般財団法人切手の博物館。2018年より財団名称を一般財団法人水原フィラテリー財団に変更し現在に至る。」とあった。立派な建物である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1250 ) 露出補正 なし
002_IMG_X800 20220621_0001.jpg 2.第35回昆虫切手展 パンフレット表紙
前回の第34回昆虫切手展で行った「世界一美しい蝶・総選挙」の上位に入った日本産のチョウとして「クジャクチョウ」を小型印に採用、クジャクチョウを中心にした会員の蒐集成果を中心に展示されている。作品紹介のパンフレットの表紙は、世界各国のクジャクチョウが描かれた切手が並べられていた。私は上段一番左のチェコが1961年に発行した画家シュヴァビンスキー原画の9種の蝶蛾切手の一枚が気に入っている。兄がスイスへ出張した時に、チョウ好きの小学生だった私に使用済みのこのセットをお土産に買ってきてくれたのを思い出す。
003_220604089 第35回昆虫切手展 G7X.jpg 3.第35回昆虫切手展 会場風景
JPS昆虫切手研究会は、1970年10月に発足し、2020年に50周年を迎える。JPS会員を中心に組織・運営されている昆虫切手愛好家の集まりである。もちろん、来られている方は会員以外の愛好家も多い。

  Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO640 ) 露出補正 なし
004_220604037 X800 第35回昆虫切手展 澤口さん作品 G7X.jpg 4.「日本の高標高・高緯度のチョウ」 澤口尚子さんの作品(部分)
日本の高山蝶など、高標高・高緯度に生息する蝶たちをテーマに、日本で発行された切手や、外国で発行された切手について、ご自分でお書きになっているカシエをまじえて2枚のパネルにまとめられている。そのカシエが生息地や生息環境、そして食草など正確で、かつ構図も良い。ご本人に解説していただくことが出来た。トップのクジャクチョウのカシエと小型印も澤口さんの作品だが、オカトラノオへ来て開翅して吸蜜するクジャクチョウの、そのあでやかな赤みががった緋色を白で抜いたところは流石と思った。展示されていた12のすべての作品を見させていただき会場をお暇したのは、正午を少し回っていた。これから湯島へ向かう。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO800 ) 露出補正 なし
005_220604136 X800 春日局墓所 麟祥院 G7X.jpg 5.「麟祥院」 春日局墓所
目白から山手線で西日暮里へ出てそこから地下鉄千代田線に乗り換えて湯島で下車、文部大臣、労働大臣、法務大臣等を歴任された故鳩山邦夫さんのコレクションで「蝶・魅惑の昆虫」という展示会の会場である文京区教育センタへ向かう。文京区教育センター はなかなかわかり難い場所だった。探しながら春日通りをだらだらと上がって行くと、右側にお寺の門が見え、春日局の像があった。ちょっと寄り道をしていく。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 15mm ISO125 ) 露出補正 なし
006_220604098 X800 春日局墓所 麟祥院 G7X.jpg 6.「麟祥院」山門
春日通りを右に入り、春日局の像の脇を進む見えてきたのは「麟祥院」の山門だった。「麟祥院」は臨済宗妙心寺派の寺院で山号は天澤山という。山門を入ると正面に本堂が見えた。開山は渭川周劉禅師、開基は「春日局」で、徳川三代将軍家光の乳母として知られている。春日局の命日は寛永20年(1943年))9月14日であるが、毎年10月14日に春日忌として春日局の法要を行っている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO200 ) 露出補正 なし
007_220604132 X800 春日局墓所 麟祥院 G7X.jpg 7.「麟祥院」墓地
山門を入って左手奥に進んでいくと墓地になっていた。境内に「東洋大学発祥之地」の碑(1987年(昭和62年)建立)がある。写真の2本の松の間に見える石碑がそれだ。1887年(明治20年)に井上円了がこの寺の一棟を借りて東洋大学の前身である哲学館を創立した。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 14mm ISO320 ) 露出補正 なし
008_220604106 X800 春日局墓所 麟祥院 G7X.jpg 8.春日局の墓塔 -1
墓地に入り右へ曲がると、左側に佐倉藩・堀田正俊の正室で稲葉正則の娘の墓、館山藩稲葉家分家の墓、右側には淀藩稲葉家の墓、春日局の孫である稲葉正則の正室・万菊の墓があった。そして、その正面が春日局の墓だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 13mm ISO1250 ) 露出補正 なし
009_220604107 X800 春日局墓所 麟祥院 G7X.jpg 9.春日局の墓塔 -2
春日局(1579-1643年)の墓はの無縫塔だった。死後の世界からも政治を見通せるようにとの春日局の遺言に基づき、穴が穿って(ほじくって)ある。 門の左側に葵の紋、右側に「三」の紋がるが、この「三」は「折敷(おしき)に三文字」と呼ばれる春日局の夫、稲葉氏の家紋だそうだ。折敷とは四角形のとがった部分を削った形のことをいうのだそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 13mm ISO1000 ) 露出補正 なし
010_220604127 X800 〇春日局墓所 麟祥院 G7X.jpg 10.アゲハチョウ -1
サツキの花が咲いていた。そこにアゲハチョウがやってきた。夢中で吸蜜している。寄れたので、まずコンデジ(Canon G7X) を広角端にして撮った。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
011_220604124 X800 〇春日局墓所 麟祥院 G7X.jpg 11.アゲハチョウ -2
別の個体が飛来して、サツキで吸蜜する。今度は望遠端の37mm(35mm版で100mm相当)にして撮る。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし


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「蝶・魅惑の昆虫」鳩山邦夫蝶類コレクション展示会ポスター
  展示企画:矢後勝也・遠藤秀紀(東京大学総合研究博物館)引用

012_220604198 X800 鳩山郁夫コレクション 文京区教育センター G7X.jpg 12.鳩山邦夫さんのコレクション「蝶・魅惑の昆虫」展示
「麟祥院」を後に、 もう一度スマホで文京区教育センタの場所を確認する。少し行き過ぎていたようだ。着いたのは午後1時を過ぎていた。 さっそく、展示会場へ行く。失礼ながら想像していた以上に素晴らしい標本が並んでいた。解説のパネルも素晴らしい。主催者のご挨拶には、「今回の展示では、蝶に魅了されて長く研究を続けていた元文部大臣・鳩山邦夫氏(1948-2016)により採集・飼育され、東京大学総合研究博物館に寄贈された多くの蝶類標本とその業績に触れながら、翅の多様性を創り出した進化の軌跡のほか、分類、生態、行動、遺伝などの様々な蝶類研究を紹介します。また、蝶が教えてくれる近年の生態系破壊や地球温暖化、外来種などの環境問題について、自然との共生も見据えながら解説します。美麗で魅惑的な存在感を放つ蝶にひき込まれながら、科学的な好奇心や探求心を抱いてもらえれば幸いです。」と述べられていた。幼いお子さんとご一緒に熱心に展示されている標本をご覧になっているお母さんがおられた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 14mm ISO2000 ) 露出補正 なし
013_220604204 X800 鳩山郁夫コレクション 文京区教育センター G7X.jpg 13.オオウラギンヒョウモンの標本
オオウラギンヒョウモンの雌の標本がずらりと並ぶ標本箱があった。鳩山邦夫さんは飼育もされるので、これはたぶんその標本と思う。私の手元に、私が中学生時代の1956年8月23日に長野県の海ノ口牧場で採集した本種の雄と雌、そして雄の裏面と3体の標本が残っている。その日、牧場の草原に本種が沢山翔んでいて、10数頭は採集したことを覚えている。今はごく限られたところにしか生息しない絶滅危惧Ⅰ類である。日本で最も減少したチョウのひとつと言われる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 31mm ISO2000 ) 露出補正 なし
014_220604204 X800 鳩山郁夫コレクション 文京区教育センター G7X.jpg 14.湯島天神 唐門
それほど広い会場ではなかったが小一時間、夢中になって「蝶・魅惑の昆虫」鳩山邦夫蝶類コレクションの展示を見た。会場を出て、方角を定めて、春日通りに出た。地下鉄の油島駅に向かって歩くと右手に湯島天神の鳥居が見えた。ここもお参りしていこうと思う。湯島天神入り口の交差点を渡って、唐門から境内に入った。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
015_220604242 X800 湯島天満宮 G7X.jpg 15.湯島天神唐門の門扉
唐門の門扉には、天神信仰で信徒とされる牛と、神紋の「加賀梅鉢紋」の浮彫彫刻がされていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
016_220604238 X800 湯島天満宮 G7X.jpg 16.梅園
唐門を入って右側に緑濃い庭園があった。池や橋が配置され、婦系図 湯島の白梅の原作者である泉鏡花の筆塚がある。境内の約300本の梅木のうち約8割は白梅だそうだ。 

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1000秒 10mm ISO125 ) 露出補正 なし
017_220604226 X800 湯島天満宮 G7X.jpg 17.湯島天神 本殿
wikipediaにでは・・・湯島天神の社伝によれば、雄略天皇2年1月(西暦換算で458年)、雄略天皇の勅命により天之手力雄命(あめのたぢからをのみこと)を祀る神社として創建されたと伝えられている。南北朝時代の正平10年(1355年)、住民の請願により菅原道真を勧請して合祀した。この時をもって正式な創建とする説もある。当の湯島天満宮では西暦458年創建としているそうだ。徳川家康が江戸城に入ってから徳川家の崇敬を受けた。江戸時代には多くの学者・文人が訪れ崇敬を集める一方、享保期には富籤の興行が盛ん(江戸の三富の1つ)になり庶民に親しまれた。明治5年近代社格制度において郷社に列し、明治18年に府社に昇格した。平成13年(2001年)、神社本庁の別表神社に指定された。平成12年(2000年)3月31日、「湯島神社」から「湯島天満宮」に改称されている。新社殿は、ご本殿と、参拝する人のための拝殿が幣殿で結ばれている「権現造り」の建築様式で、日本古来の「木の文化」を象徴する純木造である。写真の拝殿の後ろに本殿がある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
018_220604227 X800 湯島天満宮 G7X.jpg 18.絵馬
古来より江戸・東京における代表的な天満宮であり、学問の神様として知られる菅原道真公を祀っているため受験シーズンには多数の受験生が合格祈願に訪れるが、普段からも学問成就や修学旅行の学生らで非常な賑わいを見せている。牛に乗った菅原道真が描かれた絵馬(牛乗り天神)は、受験生たちに大人気。受験シーズンには、約3万枚の絵馬が奉納されると言われるが。奉納された絵馬はどうされるのかがちょっと気になった。私がいたことがある福岡の太宰府天満宮の場合は前の年の絵馬はおたきあげされ新年から新しいものに変わるそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
019_220604245 X800 湯島天満宮 G7X.jpg 19.拝殿と狛犬
拝殿の囲いの前には、両側に梅の木があり、それぞれ梅が彫られた立派な台座の上で狛犬が守っている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 15mm ISO125 ) 露出補正 なし
020_220604250 X800 湯島天満宮 G7X.jpg 20.銅製表鳥居(都指定文化財)
拝殿を背に、境内をお茶の水方面へ行くと表鳥居がある。この鳥居は銅製で寛文7年(1667年)9月創建され、同11年修理した銘がある。下脚部にある唐獅子頭部の装飾は鳥居として特異なものだそうだ。数度の修理を重ねて維持されてきたが、都内に遺存する鋳造の鳥居としては時代も古く、製作も優秀なもので、昭和45年8月に東京都指定有形文化財に指定された。鳥居の様式は神明鳥居といわれるもので、横木が二重になり、反りをもって、柱が内側に傾いている。横木の上の方を笠木、下の方を島木といい、鳥居の大きさは、柱の下から上端についた台輪までの長さが3.88m、笠木上端の長さが6.81mだそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
021_220604252 X800 湯島天満宮 G7X.jpg 21.夫婦坂
再び境内に入り、拝殿・本殿の脇にある末社の戸隠神社、笹塚稲荷にお参りして、夫婦坂の石段を切通坂と言われるは春日通りに下りた。帰路につく。そういえばまだ、昼食をとっていなかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 14mm ISO125 ) 露出補正 なし


2020年1月29日

渋谷東横百貨店 3月31日閉店 1月16日

私は渋谷区立神宮前小学校を昭和23年(1948年)に入学した。最寄り駅は原宿だったが、百貨店や映画館がある賑やかな街は渋谷だった。渋谷までは歩いて行けたので、小学生の頃は母親に連れられて良く買い物にも行った。そんな時、渋谷駅にあった東横百貨店で、食堂で何か食べさせてもらったり、屋上へ上がるのが楽しみだった。
 そんな東横百貨店が、「旧渋谷駅街区プロジェクト」の第2期工事着工のため3月31日をもって、閉店し、解体されることになった。
 東急東横店(当時は東横百貨店)は1934年、渋谷駅と直結するターミナルデパートとして開業。当初は東館のみで、1954(昭和29)年に西館、1970(昭和45)年に南館をそれぞれ増築し3館体制で営業していた。
 その85年間にわたる最後の3か月、「東横デパートと渋谷の街の85年間」として、貴重な写真や、懐かしいグッズ、ジオラマなどの展示が行われていることを知り、とても懐かしいので、是非見に行こうと思っていた。
 会場は第一会場と第二会場に分かれていた。第一会場は主に懐かしい写真がパネルで展示されているのだが、その場所をなかなか探し出せない。百貨店のインフォーメーション係の人や、東横のれん街の店員さんなどに聞きながら、東横のれん街をいったん出て、「しぶちか」と呼ばれる渋谷のスクランブル交差点の下にある地下商店街の壁面の一部にパネルが並べられているのを見つけた。
 第二会場は西館7階のエスカレータわきのそれほど広くないスペースに、幻の空中ケーブルカー「ひばり号」のフォトスポットがあり、東横デパートに関する懐かしいグッズ、顧客からのメッセージ、1963年(昭和39年)の渋谷駅をリアルに再現したジオラマなどが展示されていた。

1.東横百貨店西館とスクランブルスクエア
1934年(昭和9年)渋谷駅の上に関東初の私鉄直営ターミナルデパートとして誕生した東横百貨店は、この3月31日で閉店する。跡地には写真の左側に見えるスクランブルスクエアの中央棟、西棟が建設される。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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2.東横デパートの思い出展
その85年の歴史の思い出展は、第一会場「渋谷の街とともに 東横デパート写真展」(東急フードショーしぶちか特設パネル)と第二会場「いつもみなさまと一緒に 東横デパートアラカルト」(西館7階エスカレータ裏特設会場)で開催されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1250 ) 露出補正 なし
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3.明治・大正・昭和初期の渋谷
まず、第一会場からと思い、東急東横店の西館に入ったが、どこにも会場の案内がない。1階のインフォメーション・デスクで聞いて、地下1階へ下りた。それでもわかり難く、地下1階の東横のれん街を行ったり来たりしてしまった。ベテランの店員さんに聞いて、やっと第一会場にたどり着いた。東横のれん街を外に出て、しぶちか商店街の壁面にパネルが展示されていた。これは、 「明治・大正・昭和初期の渋谷」と題された写真パネル。  1911年玉電開業当時の写真や、荷馬車が通る1914年(大正3年)頃の道玄坂の写真があった。写真提供:東急(株)  

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO500 ) 露出補正 なし
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4.空中ケーブルカー「ひばり号」
空中ケーブルカー「ひばり号」は、私が原宿に住んでいた頃の1951年(昭和26年)8月25日にできた。東横百貨店(現、東急東横店東館)屋上と、その隣にあった玉電ビル(現在の西館)屋上とを結び、渋谷の空の遊覧 を楽しむことが出来た。1953年(昭和28年)、玉電ビルの大増築工事に伴い、「ひばり号」は惜しまれつつ廃止された。写真提供:共同通信社

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 13mm ISO800 ) 露出補正 なし
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5.都電
JRの渋谷駅前、東急東横店の西館前には都電が乗り入れていた。渋谷駅前から青山や天現寺方面に向かう都電は昭和43~44年(1968年~1969年)に廃止されている。1957年2月 写真提供:東急(株)

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1000秒 10mm ISO800 ) 露出補正 なし
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6.東横線渋谷駅
私が中学生になった頃、航空機の技術であるモノコック構造を応用した超軽量構造と、アメリカからの技術導入による最新鋭の電装機器を兼ね備え、それ以前の日本の電車とは隔絶した高性能と軽快な車体スタイルを実現した5000系の電車が登場した。1954年から59年にかけて105両が製造された。その5000系が渋谷駅を出発する。急行電車に充当されていた。写真提供:関田克孝氏

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1000秒 10mm ISO1000 ) 露出補正 なし
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7.第二会場
懐かしい写真をいろいろとみて、第二会場へ移動した。ここは西館7階のエスカレータわきで、それほど広いスペースではなかったが、顧客からのメッセージや、記念品の数々、そして1963年(昭和39年)の渋谷駅をリアルに再現した素晴らしいジオラマが展示されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1600 ) 露出補正 なし 
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8.「ひばり号」フォトスポット
窓から顔を出した写真が撮れる「ひばり号」の模型が置かれていた。東横百貨店の屋上から山手線を挟んで旧玉電ビルの仮屋上まで、ロープの延長75m、定員12名のロープウェイは昭和26年に開通した。円型のゴンドラは当時のお金で600万円かけて造られたという。東急百貨店新館の建設のため昭和28年に姿を消している。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO500 ) 露出補正 なし
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9.顧客からのメッセージ
お客さんからの85年間思い出のメッセージが寄せられていた。それぞれの世代の人たちの思い出や、感謝の気持ちが綴られている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
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10.懐かしいグッズ
例えば、関田克孝さんが提供されている、戦後復興開店記念大売り出しのはがき(昭和25年)や、東横デパートのオリジナル商品であった東横浴用石鹸箱、右から書かれたスキー・スケート用品売り出しの広告が入った東横映画劇場冊子(昭和15年)などや、写真にある開店5周年記念の各種特売会冊子(昭和14年)などが展示されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
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11.平成5年頃の渋谷駅ターンテーブル
渋谷駅から代官山エリアへの循環路線(代官山循環線) などを運航している東急トランセという会社の淡島営業所の運転手さんたちが制作した、かって東急東横店の2階にあった東急本店とのシャトルバス乗り場とバスが方向転換するためのターンテーブルを中心に1993年頃の渋谷駅南口を再現したジオラマである。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 9mm ISO500 ) 露出補正 なし
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12.ジオラマ「思い出の街、渋谷」 -1
このジオラマを見ただけで今日ここへ来た意義があった。昭和39年ごろの渋谷駅東口付近の1/150の風景だ。この作品は富沢瑞夫さん、照子さんとおっしゃるご夫妻が1985年頃より構想を練り、資料・調査を進め、1997〜2002年にかけて制作に取り組んだ29年の思いが詰まった作品である。初期制作は1997年~2002年であるが、以後の展示イベントの都度改修が重ねられている。眺めているとさまざまな思いでが蘇ってくる。私にとってその頃は、買い物、食事、映画鑑賞など何をするにも渋谷が拠点であった。手前は地下鉄銀座線のガードで左手に現在ヒカリエになっている東急文化会館、右側に東横線の旧ホームがあり、都電の線路は左に青山方面と、まっすぐ天現寺方面へ伸びていく。 

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO1000 ) 露出補正 なし
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13.ジオラマ「思い出の街、渋谷」 -2
これはジオラマをプラネタリウムがあった東急文化会館側から眺めたところ。都電の車両、タクシー、人の流れは極めてリアルである。昭和39年には首都高速、東急渋谷駅ターミナルなどこの場所の基本要素が揃い、以降渋谷の東口が約50年にわたって大きく形をかえず、多くの人々の思い出を作ってきた。昭和39年は私が大学を卒業し、社会人となった年だ。東京オリンピックも開催された。 富沢さんのHP「60年代 懐かしの宝箱」特集ページ に詳しく紹介されている。   

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO1600 ) 露出補正 なし
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14.ジオラマ「思い出の街、渋谷」 -3
これは地下鉄ガードの手前から眺めたジオラマだ。ジオラマは内容が詰め込まれている。地下鉄の車両も当時の1800形、1900形、2000形といったところが再現されている。  

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 12mm ISO1600 ) 露出補正 なし
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15.ジオラマ「思い出の街、渋谷」 -4
JR渋谷駅のホームの断面が作りこまれている。手前が原宿側で、右側が東急東横店西館(スクランブル交差点・道玄坂方向)の建物で左側が東館(宮益坂方向)になる。東急東横店西館に顔見世大歌舞伎の垂れ幕が下がっているが、wikipediaによれば、西館の9・10階部分には、1954年(昭和29年)から1985年(昭和60年)まで大劇場「東横ホール」(のちに「東横劇場」と改称)があり、若手俳優による歌舞伎公演、新派劇や落語などの舞台上演の場として日本橋の三越劇場と並んで人気を集めていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1600 ) 露出補正 なし
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16.新しくなった地下鉄銀座線渋谷駅
ハチ公広場の上にあった地下鉄銀座線のホームは、表参道寄りの明治通りの上に新設された駅舎に移設されて、この1月3日より利用開始された。 写真は旧ホーム側から改札口へ歩いていく途中に撮影した。まだ工事中である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO800 ) 露出補正 なし
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2020年1月25日

SHIBUYA SKY 1月16日

渋谷は大きく変わろうとしている。もう何年も前から再開発の工事が行われている。
 渋谷というと、スクランブル交差点やセンター街に代表される、若者の街というイメージがあるが、実は渋谷の弱点でもあったようだ。インターネットで得た情報によれば、渋谷は駅の周辺に大きなオフィスビルが少なく、ビジネス街としての機能が弱かった。1950年から1992年まで東京急行電鉄本社があった土地に、2001年4月、オープンした超高層複合ビルであるセルリアンタワーは、新宿や品川に比べて、圧倒的に少ないホテルやオフィスを作り、「幅広い年代の集まる渋谷に変えていこう」との構想に則り建設された。2000年前後に新興IT産業が渋谷に集う「ビットバレー」ブームが起きたが、IT産業の成長スピードにオフィスフロアの供給が間に合わず、例えば2001年にセルリアンタワーに入ったGoogleの日本法人が2010年に六本木ヒルズへと移転するなど、成長とともに渋谷から脱出する企業が相次いだ。2012年、駅前に広いオフィスフロアを持つ渋谷ヒカリエが完成し、DeNAやLINEといった大IT企業が入居したが、LINEは2017年に新宿に引っ越してしまうなど、まだまだオフィスフロアの供給不足は続いていた。都内屈指の鉄道アクセスの良さを持ちながら、ビジネスマンにとっては乗り継ぎ駅にしかなっていない、という状況が続いているという。しかし、ヒカリエ以降に建設される大型ビルのほとんどが広いオフィスフロアを持ち、オフィス不足が解消されようとしている。
 そして、今日訪れた「渋谷スクランブルスクエア」は「旧渋谷駅街区プロジェクト」が都市再生特別地区認定事業として、2014年6月に第1期着工。渋谷駅の直上に位置し、東棟・中央棟・西棟の3棟で構成される。第1期の東棟は高さ約230 m、地上47階・地下7階建て、延床面積約181,000 ㎡で、2019年11月1日に開業。また、第2期に当たる中央棟・西棟は2020年3月31日をもって閉店し解体される予定の東急百貨店東横店跡地に建設する計画で、両棟を含めた街区全体(延床面積約270,000 ㎡)の完成は2027年度が予定されている。
 昨年11月に開業した「渋谷スクランブルスクエア」の屋上が展望施設「SHIBUYA SKY」として午前9時から夜11時まで営業していて、夜10時まで入場できる。渋谷地域最高峰となる高さ約230mの屋上には約2,500㎡の屋外展望空間を設けられているほか、46階(約3000平方メートル)もガラス(アクリル板?)張りで屋内展望施設になっている。46階~屋上階にかけては外に出てエスカレーターと階段で上れるようになっていた。
 前日にインターネットで、9時20分~40分に入場する予約をした。当日券は2,000円だが、webで購入すると1,800円である。
 その周辺はまだ工事中であり、展望施設「SHIBUYA SKY」 に直行するエレベータの乗り場はわかりにくかった。9時20分を過ぎて到着したが、平日の午前中で入場者はまだ少ない。14階でエレベータを乗り換えて、45階まで上がる。快晴とまではいかなかったが、まずまずの空で、富士山こそ隠れていたが遠くの山々まで見渡すことが出来た。1時間ほど写真を撮って、14階までエレベータで下り、そこから10時に営業開始された商業フロアをエスカレータで1階まで下りた。

1.屋上展望施設へ
スクランブルスクエアのエレベータで45階まで上がった。そこで受付をする。手荷物は小さなものもロッカーへ預けなくてはならない。今日はG7Xにしたが、カメラの持ち込みはOKだった。屋上展望スペースへ上がるエスカレータの左側は、さっそく展望が開けた。代々木公園、明治神宮、先日完成した新国立競技場、そして新宿の高層ビル群である。明治神宮のお社も見えた。ガラスかアクリル板か定かではないが、透明のフェンスは展望を妨げない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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  2.国立代々木競技場、代々木公園、明治神宮、新宿高層ビル群
国立代々木競技場は第一、第二体育館など、現在耐震改修工事が行われている。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催等に使用される。  

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
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3.山手線 原宿方面
下を見ると山手線が走っている。北へ向かって原宿方面だ。その右側は明治通りで表参道の交差点へ向かう。私が卒業した小学校は表参道を右に青山通りの方へ曲がって、かって同潤会のアパートがあり、いまは表参道ヒルズになっているところの内側にある。   

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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4.再開発中の宮下公園
   JR渋谷駅から最も近い公園として山手線に沿って、駅から徒歩約5分、宮下公園があったが、現在工事中である。宮下公園は1948年に誕生したが、1964年の東京オリンピック開催に伴って河川が暗渠化され、さらに近い将来に訪れるであろう自動車社会を予測し、1966年に下に駐車場、上に公園を持つ空中公園として整備されていた。 そして、2020東京オリンピック・パラリンピック開催に向け、地下2階地上3階の立体的な都市型公園として生まれ変わるという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
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  5. 新国立競技場
右回りに展望していく。先日公開された新国立競技場もまじかに見える。その左側の緑は新宿御苑と思う。そして右のはるか向こうに筑波山が眺められた。アクリル板越しに撮影するが、きれいに磨かれていて、支障はない。ただ、どうしても映り込みが生じる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
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6.六本木 ミッドタウン
六本木は東になる。中央左のビルが東京ミッドタウンのビル。その手前に國學院大學などがある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
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7.東京スカイツリー
こうして眺めると東京スカイツリーは高いのだなと実感する。その向こうは成田方面だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
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8.六本木ヒルズと東京タワー
左端に東京ミッドタウン、中央右に六本木ヒルズ、右端に東京タワーが見えた。六本木ヒルズに向かう道路は首都高速3号線で手前が高樹町出入口だ。 

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
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9.スカイツリーとタワー東京
スカイツリーと東京タワーを映し込んだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 17mm ISO125 ) 露出補正 なし
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10.東京湾
東京湾は南東の方向だ。アクアラインと海ほたるが見えた。SHIBUYA SKYは午前9時オープンなので、日の出の撮影はできない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.5 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
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11.横浜方面
南側を展望する。みなとみらいのランドマークタワーが見えた。右側のビル群は武蔵小杉だ。子供の頃、東横線の武蔵小杉駅は工業都市という名称で、今のような街になるとは夢にも思わなかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.5 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
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12.大山
さらに右へ回って、南西の方向には横浜の自宅から普段見慣れた大山が見えた。大山は山並みの中央左側のピラミッド形の山で標高1,252m、伊勢原市にある。大山が丹沢山塊の南端で、その北側(写真では右側)には丹沢山塊が連なり、最高峰は丹沢山地中央部にある標高1,673 mの蛭ヶ岳だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
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13.高尾山・南アルプス
高尾山や陣馬山は西側にある。どの山が高尾山(標高599m)かわからない。遠くに秩父の山並みが見える。左の方に富士山が見えるはずだが、この日は見えなかった。さらに遠くに雪を被った南アルプスがかすかに見えた。望遠で撮れるRX10M4が欲しかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
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14.駒場東大キャンパス
西側の近いところには東大駒場キャンパスが見えた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
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15.ヘリポート
屋上の一段高いところはヘリポートになっている。自由にその上に上がることが出来た。ヘリが近づいた時の退避場所が設けられていた。  

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
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  16.ジオ コンパス
ヘリポートの隅に「全方位に広がる世界を見通す」と書かれたジオ コンパスがあった。方位と世界各国の都市が示されている。いま、私は北の方を向いている。新宿副都心の先は北極、地球の向こう側へ行って、リオデジャネイロ(18,591km)がある。Eastの方角は六本木方面で、太平洋に浮かぶハワイのホノルルは6,211km、地球の向こう側へ行くとブエノスアイレス(18,389km)となる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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17.帰り口
1時間余り屋上展望施設で写真を撮りながら楽しんだ。ヘリポートの上に立つと、くるっと一回りすれば360度の世界を見渡すことが出来た。展望施設に上がってくるときは右側のエスカレータからだったが、帰りはその左側に見える階段から下りる。係の人の案内で、46階からエスカレータで1階下がり、45階から14階までエレベータで下りた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 23mm ISO125 ) 露出補正 なし
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18.商業フロア
14階からは10時からOpenした商業フロアをエスカレータで1階まで下りた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO800 ) 露出補正 なし
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19.渋谷スクランブルスクエア
外に出て、その周囲はまだ工事中であった渋谷スクランブルスクエアを見上げる。屋上に展望施設の囲いが見える。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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2014年11月11日

江戸東京博物館 10月31日


 この日、上野の「藪蕎麦」で大学で同じクラス、そして卓球部でも同じ釜の飯を食った友人二人と飲もうと約束をしていた。この仲間とは年に一二度、「藪蕎麦」で飲む。初めはあと二人、卓球部ではないが同じクラスの仲間がいて、五人組だった。だが、その二人は、70歳を前に既に亡くなられてしまった。

  上野「藪蕎麦」は夕方5時に予約を入れていた。それまでの時間、久しぶりに上野方面へ出かけるので、江戸東京博物館へ行ってみることにした。実は前々日に、神奈川県立歴史博物館を見学した折、そこに張られていたポスターで、「東京オリンピックと新幹線」と「モダン都市銀座の記憶」という二つの企画展が江戸東京美術館で開かれているのを知り、是非、見たいなと思っていた。

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  3時少し前に、両国駅に着き、江戸東京博物館へ向かった。
  江戸東京博物館へは2010年9月に「大昆虫博」を見るために訪れている。その時は、常設展など他の展示はほとんど見ていない。

さて、シニア半額のチケットを購入し、中に入る。まず、3階の「東京オリンピックと新幹線」の企画展へ。残念ながら撮影は禁止だった。新幹線が開業し、東京オリンピックが開催されたのは私が、学校を卒業し、社会人となった年だった。これを契機として東京の街がどんどん変わっていくのを思い返さずにはいられない。

  「東京オリンピックと新幹線」の企画展を見終えて、6階の常設展へと向かう。「モダン都市銀座の記憶」へは常設展の入場券で入れる。まず、常設展を見て歩いたが、なかなか素晴らしい展示であった。スケールも大きい。6階の入り口から入り5階と吹抜けになっているところから見る、日本橋や、中村座の大きな模型には目を見張る。ここは、写真撮影がOKだったので、いろいろと撮って歩いた。フラッシュを使ってよいところは、フラッシュOKの表示もある。

  最後に、写真家・師岡宏次さんの写した50年「モダン都市銀座の記憶」を見た。子供のころに見た銀座の街を断片的ではあるが、思い出す。

 4時半に江戸東京博物館を退出し、総武線、山手線に乗り、上野に急いだ。約束の5分前に到着。二人もすぐに顔を見せ、飲み始めた。お開きにしたのは、このお店の閉店時間、9時だった。帰りの電車は運よく座ることができ、気がついたらノン・ストップ?で横浜に着いていた。
  江戸東京博物館に関わる記述は、そのパンフレットやホームページを参照させていただいた。

1.両国駅
この駅舎は1929年に完成したというのだから、もう古い。やがて建て直しをしなくてはならないだろう。両国国技館は目の前にある。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 6mm ISO200 ) 露出補正 なし
両国駅;クリックすると大きな写真になります。
2.企画展「東京オリンピックと新幹線」
新幹線が開業した昭和39年前後の日本国有鉄道の各種列車や、最新の新幹線の模型、解説を楽しみながら見た。東京オリンピックは、私が社会人1年生のころ。ある方からサッカー準決勝のチケットをいただき、会社を休んで国立競技場へ見に行ったのを覚えている。入社早々で、オリンピックを見るために会社を休むことに逡巡はあったが、今思えば見ておいてよかったと思う。3階の企画展の出口へ来ると、こんなフォトスポットがあった。ちょっと、お粗末である。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/80秒 6mm ISO1600 ) 露出補正 なし
企画展「東京オリンピックと新幹線」;クリックすると大きな写真になります。
3.常設展入口
企画展「東京オリンピックと新幹線」を見終えて、6階の常設展示室入口へ移動した。下に観光バスが沢山止まっていたので、大勢の見学者、特に小学生たちがいると思っていたが、それほどでもなかった。小学生たちは、私が先に企画展を見ている間に帰ったのかもしれない。6階の入り口を抜けると、5・6階が吹き抜けになった空間が広がった。日本橋がかけられている。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/40秒 6mm ISO1600 ) 露出補正 なし
常設展入口;クリックすると大きな写真になります。
4.中村座
6階の常設展示室の入り口を入ったところから見渡すと、5階の展示スペースをまたいでかけられた日本橋の左側が「江戸ゾーン」、右側が「東京ゾーン」になっている。日本橋の途中から「江戸ゾーン」5階展示室のシンボル的な「中村座」を見下ろす。江戸堺町(現・中央区日本橋人形町三丁目)にあった歌舞伎の芝居小屋だ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/40秒 7mm ISO1600 ) 露出補正 なし
中村座;クリックすると大きな写真になります。
5.寛永の町人地 -1
日本橋を渡ったところも「江戸ゾーン」で、そこには、「寛永の町人地」という展示があり、精密に人物像が造られた模型があった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/40秒 12mm ISO1600 ) 露出補正 なし
寛永の町人地 -1;クリックすると大きな写真になります。
6.寛永の町人地 -2
説明書きによれば、ここは日本橋北詰付近の町人地で、敷地の広い大名屋敷に比べ、町人の家は一軒一軒がきわめて狭かったことが理解できるとされている。「江戸図屏風」「江戸名所図屏風」「武州豊嶋郡江戸庄図」などをもとに復元、作成さている。大勢の人々の模型が凄い。

  Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/40秒 30mm ISO1600 ) 露出補正 なし
寛永の町人地 -2;クリックすると大きな写真になります。
7.大名屋敷
江戸城本丸大手門の前に建てられた、越前福井藩主・松平伊予守忠昌(1597年~1645年)の上屋敷だそうだ。広大な敷地に桃山風の豪壮な建築が建っていたが、明暦の大火により焼失し、以後このような華麗な大名屋敷は姿を消したという。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/40秒 6mm ISO1600 ) 露出補正 なし
大名屋敷;クリックすると大きな写真になります。
8.棟割長屋
5階へ降りて、「江戸ゾーン」を見ていく。ほぼ実物大の棟割長屋の模型があった。棟の前後で部屋を分ける形のものは棟割長屋と呼ばれた。この模型は間口2間(約3.9m)、奥行き2間の規模で、居室部分は6畳の広さがある部屋の模型だ。模型はお産の風俗を再現している。ここはフラッシュ使用可になっていた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/60秒 10mm ISO1600 ) 露出補正 なし
棟割長屋;クリックすると大きな写真になります。
9.いろいろな錦絵
錦絵とは、浮世絵のうちの多色版画のこと。浮世絵には肉筆浮世絵(紙や絹に描いた巻物)など版画以外もある。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/60秒 10mm ISO1600 ) 露出補正 なし
いろいろな錦絵;クリックすると大きな写真になります。
10.江戸の商業 三井越後屋
越後屋の模型があった。三井財閥の源流である。言わずと知れた三越の前身であり、Wikipediaによれば、三越は「越後屋」の呉服店事業を引継いだため、「三井財閥(現三井グループ)の礎を築いた企業である」とされることも多いが、企業としての三越としてみるならば、三井の事業から呉服店部門のみを「合名会社三井呉服店」として分離したのが始まりであるとされている。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/30秒 10mm ISO1600 ) 露出補正 なし
江戸の商業 三井越後屋;クリックすると大きな写真になります。
11.銀座煉瓦街
「江戸ゾーン」から、「東京ゾーン」に入る。銀座煉瓦街は、明治5年2月の銀座一帯を焼き尽くす大火の後、近代国家にふさわしい街づくりとして、明治新政府によって計画、建設されたものだ。計画の中心は新橋ステーションから築地居留地や諸官庁を結ぶ銀座地域に不燃家屋(煉瓦造り)を建設し、道路を拡張、改良しようとするもだったとのこと。やがて、ウィンドウ・ディスプレイなどの近代商法が根付いたり、思潮をリードする新聞社や雑誌社が次々に集まったことも手伝って、文明開化を象徴する街として賑わったという。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/30秒 18mm ISO1600 ) 露出補正 なし
銀座煉瓦街;クリックすると大きな写真になります。
12.ニコライ堂
「東京ハリストス復活大聖堂」という正式名称がある。東京の人びとには、日本・ロシアの交流に尽くした宣教師ニコライにちなむ「ニコライ堂」という名で親しまれている。今も神田駿河台の丘の上に建つニコライ堂には2011年2月に訪れた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/60秒 6mm ISO1600 ) 露出補正 なし
ニコライ堂;クリックすると大きな写真になります。
13.ダットサントラック 222型
日産自動車が製造した小型トラックであるダットサントラックの2代目(Wikipediaによると4代目とされている)220シリーズで、1959年221型からマイナーチェンジされた222型である。この車はオーナーに2007年まで愛用された。荷台部分にNAKAJIMA-SHOTENの文字があり、自家用と書かれているのも懐かしい。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/25秒 7mm ISO1600 ) 露出補正 なし
ダットサントラック 222型;クリックすると大きな写真になります。
14.マイカー需要創出のトップバッター スバル360
通産省が国民車構想を打ち出したのは、1955年(昭和30年)。軽自動車の皮切りとして、製造、発売されたのがこのスバル360スバル360だった。私は1964年(昭和39)年に入社した企業で、営業用として初めてあてがわれて運転したのはトヨタのパブリカという、国民車構想に影響を受けて生産された、いわゆる大衆車だった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/50秒 7mm ISO1600 ) 露出補正 なし
マイカー需要創出のトップバッター スバル360;クリックすると大きな写真になります。
15.円タク
東京のタクシーは1912年(大正元年)に営業をはじめ、昭和に入って、市内は均一1円の料金で、"円タク"と呼ばれ、市民も利用するようになった。これはその"円タク"と同じ、フォードA型4ドアセダン(1931年製)である。1935年の統計では、タクシーの車種の約44%はフォード、約27%はゼネラル・モータースのシボレーで、両者は日本工場も設立し、右ハンドル車を生産したという。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/15秒 6mm ISO1600 ) 露出補正 なし
円タク;クリックすると大きな写真になります。
16.上野の飲食店街
上野藪蕎麦の閉店でお開きになった。時間は夜9時を回っている。上野駅の不忍口に向かって歩く。このあたりは、飲食店街になっていて、サラリーマンたちで賑わっていた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/60秒 6mm ISO1600 ) 露出補正 なし
上野の飲食店街;クリックすると大きな写真になります。
17.上野駅中央改札
上野駅のコンコースに入ってくると、正面に1951年に完成したの猪熊弦一郎作の壁画『自由』が掲げられており、当駅を代表する光景ともなっている。昭和59年6月、平成14年12月に修復されている。中学生のころ夜汽車に乗って尾瀬や信州の山へ行った時に、この中央改札口の前にかけられる列車名の札のところに並んで改札を待ったのを思い出す。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 21mm ISO1600 ) 露出補正 なし
上野駅中央改札;クリックすると大きな写真になります。


2014年6月18日

高野山と京都 5/21~24 3泊4日 (4)平等院 5月23日


 伏見稲荷を参拝した後、私たち夫婦は娘たち夫婦と別れ、JR奈良線の稲荷駅から、10:42発の電車で宇治へ向かった。25分ほどの乗車で宇治に到着した。駅前の道をまっすぐ進むと、商店街に突き当たった。右へ行くのか、左へ行くのか?通りかかった地元のご婦人に、平等へ行くには?と尋ねてみたところ商店街を左に進んで、宇治川に出たら右へ行くのが良いと教えてくださった。
 宇治川にかかる宇治橋から、平等院正門への道を歩きはじめと、左側に宇治川に面した、中村藤吉という老舗のお茶屋さんがやっている和風カフェがあった。茶そばもある。小腹が空いてきた。少し早いけれど食べたくなった。
 平等院は修復中であるが、正面3棟の修復は終了し、その色は鮮やかによみがえっていた。平等院鳳凰堂の中は4月1日より拝観が再開されているが、入り口で聞くと、入るのに1時間待ちとのこと。残念だったが、割愛してしまった。
 平等院に関する記述は、インターネットの世界遺産 平等院 と、Wikipediaの説明から引用させていただいた。 平等院鳳凰堂を囲む阿字池のほとりを歩きながら、鳳凰堂を眺め、鐘楼、鳳翔館という博物館を見て、JR宇治駅に戻り、再びJR奈良線で東福寺へ向かった。

52.JR奈良線の各駅停車車両 稲荷駅で
このモハ102-590という車両は、1974年(昭和49年)川崎重工製だそうだ。40年が経つ。塗り替えはされているのだろうが、昔、山手線を走っていた色だ。ところどころ塗装がつぎはぎになっている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/200秒 10.7mm ISO200 ) 露出補正 なし
JR奈良線の各駅停車車両 稲荷駅で;クリックすると大きな写真になります。
53.JR宇治駅
JR宇治駅に着いたのは11時6分、稲荷からの所要時間は約25分だった。この宇治駅からまっすぐに伸びる道を歩いて宇治橋通りに出て、商店街を左へ進む。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/900秒 13.3mm ISO100 ) 露出補正 なし
JR宇治駅;クリックすると大きな写真になります。
54.中村藤吉平等院店
宇治駅を背にまっすぐ行って宇治橋通りに突き当たったところに、中村藤吉という宇治茶の老舗があった。その宇治橋通りを左に曲がって、宇治橋へ出て、右に平等院への道に入った。そこに宇治川に沿って中村藤吉平等院店という店があった。案内板を見てみると、いわば和風Cafeで宇治茶を味会うことができるし、また、茶そばも食べられる。小腹も空いたので、まだ、平等院も観ていないが入ることにした。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/900秒 5.0mm ISO400 ) 露出補正 なし
中村藤吉平等院店;クリックすると大きな写真になります。
55.宇治川のほとり
前庭を進むと、右側に入り口があり、左手に宇治川が流れる。明治天皇の行幸の際、御座所として使用された建物を当時の雰囲気を残しつつ改装したのだといいう。宇治川の流れを眺めながら、お茶の香りがする茶そばを食べた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/170秒 11.9mm ISO400 ) 露出補正 なし
宇治川のほとり;クリックすると大きな写真になります。
56.宇治川の対岸
宇治川の上流を眺めると中州があって、その中州から宇治神社がある対岸に架かる朱色に塗られた朝霧橋が見える。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/220秒 39.3mm ISO100 ) 露出補正 なし
宇治川の対岸;クリックすると大きな写真になります。
57.宇治橋
前を流れる宇治川の少し下流に宇治橋が架かる。宇治川は琵琶湖から流れ出る唯一の河川。瀬田川、宇治川、淀川と名前を変えて大阪湾に流れ込む。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/900秒 43.9mm ISO400 ) 露出補正 なし
宇治橋;クリックすると大きな写真になります。
58.平等院正門
中村藤吉平等院店で宇治川の流れを眺めながら、茶そばを食べて、外に出る。宇治茶の老舗が並ぶ平等院表参道を200~300m行くと、平等院正門があった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/600秒 5.0mm ISO200 ) 露出補正 なし
平等院正門;クリックすると大きな写真になります。
59.平等院鳳凰堂
600円の拝観料を支払い、平等院の中に入る。左手に観音堂、藤棚があったが、ここは後にしてまず阿字池の周りを左回りに歩き、鳳凰堂の外観を眺める。この3月末に鳳凰堂の3棟の修理が完了している。鳳凰堂の中に入る人たちが見えるが、受付で聞くと鳳凰堂内部の拝観は1時間待ちとのことだったので、割愛した。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/900秒 5.2mm ISO200 ) 露出補正 +0.7段
平等院鳳凰堂;クリックすると大きな写真になります。
60.阿弥陀堂中堂の大棟
鳳凰堂の中央部分。鳳凰堂の呼称は後世のもので、平安時代後期、天喜元年(1053年)に、時の関白藤原頼通によって平等院に建立された阿弥陀堂である。華やかな藤原摂関時代をしのぶことのできるほとんど唯一の遺構として、このうえなく貴重な建築と言われる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/800秒 11.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
阿弥陀堂中堂の大棟;クリックすると大きな写真になります。
61.中堂と両翼廊
写真右側後ろにある尾廊(まだ改修中)とともに、世界遺産になっている。中堂大棟南北両端部に左右一対の金銅製の鳳凰像鳳凰像がある。北方像・南方像の一対で、北方像は総高235.0センチメートル、像高98.8センチメートル、総幅34.5センチメートル、南方像は総高228.8センチメートル、像高95.0センチメートル、総幅44.5センチメートルだそうだ。。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/850秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 +0.7段
中堂と両翼廊;クリックすると大きな写真になります。
62.鳳凰像 南方像
東向きに建てられている鳳凰堂の向かって右側に据えられた像を北方像、同じく左側の像を南方像と称する。オリジナルの製作は阿弥陀堂の創建と同時期であると考えられているが、両像ともいまは大気汚染による錆害などの保存上の見地から取り外されて鳳翔館(宝物館)に保管され、新たに制作された複製像が大棟に載せられている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/900秒 88.7mm ISO100 ) 露出補正 なし
鳳凰像 南方像;クリックすると大きな写真になります。
63.鳳凰堂と阿字池 -1
阿字池には蓮の花が咲いていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/850秒 11.1mm ISO100 ) 露出補正 なし
鳳凰堂と阿字池 -1;クリックすると大きな写真になります。
64.鳳凰堂と阿字池 -2
池にさざ波がなければ・・・。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/900秒 8.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
鳳凰堂と阿字池 -2;クリックすると大きな写真になります。
65.浄土院 羅漢堂
宝物館である鳳凰館で運中供養菩薩像26体をはじめとした平等院に伝わる様々な宝物を見学したあと、鳳凰堂の裏手に建てられている浄土院を見る。浄土院は平等院の塔頭で、浄土宗の栄久(えいく)上人が、明応年間(15世紀後半)に平等院修復のために開創した寺と伝えられている。 茶師星野道斎とその息子たちにより寛永17年(1640年)に建立され、 主要部材が建立当時そのままに保存され、鏡天井に描かれた龍は彩色良く保存されているという。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/400秒 10.7mm ISO200 ) 露出補正 +0.3段
浄土院 羅漢堂;クリックすると大きな写真になります。
66.最勝院
浄土院からさらに進むと、最勝院があった。浄土院とともに、平等院塔頭2ヶ寺の1つで天台宗寺門派聖護院末だそうだ。その歴史は比較的新しく、承応3年(1654年)京都東洞院六角勝仙院(住心院)の僧が平等院に移り、その住庵を最勝院と呼んだことに始まるという。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.4 1/800秒 4.6mm ISO400 ) 露出補正 +0.3段
最勝院;クリックすると大きな写真になります。
67.観音堂
正門から入ってきたときに左手に見えた観音堂である。鎌倉時代前期に創建当時の本堂跡に再建された建造物とされており、法橋徳応のニ天像、不動明王像が祀られている。 重要文化財。どっしりとした大きな建物だ。このカメラ、HS50は、空に向けて少し仰角に撮るとフレアが出る。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/750秒 4.4mm ISO400 ) 露出補正 +0.3段
観音堂;クリックすると大きな写真になります。
68.樹齢280年と言われるフジ
平等院にはフジの名木があると聞いていた。フジの古木が毎年4月末から5月上旬にかけて香り豊かに花開き、その花房が約1mにもなるノダフジが見事というので、楽しみにしていたが、鳳凰堂修理に伴い、昨年、花付きを改善するために大規模な剪定を行ったため、フジの花は咲いていなかった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/120秒 11.1mm ISO400 ) 露出補正 +0.3段
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69.つばめの巣作り
平等院の拝観を切り上げて、平等院表参道、宇治橋通りと同じ道をJR宇治駅へ戻った。途中、商店の軒下で巣作りをしているつばめがいた。巣作りはまだ、緒に就いたばかりのようだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/120秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
つばめの巣作り;クリックすると大きな写真になります。
70.郵便ポスト
JR宇治駅まで戻ってきた。駅前に茶壺の形をした郵便ポストがあった。さすが、お茶の名産地である。再び、JR奈良線で、今度は上り電車に乗り、東福寺へ向かう。東福寺は「みやこ路快速」が止まるので、15分で到着した。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/240秒 12.4mm ISO100 ) 露出補正 なし
郵便ポスト;クリックすると大きな写真になります。


2014年4月18日

目黒のツマキチョウ 4月8日 


 週末、また寒い日があったが、この日は良い天気で、気温も上がりそうだ。昨秋、新横浜にカバマダラを撮りに行った時にお目にかかった方から、白金の自然教育園のことを聞いていた。ブログを拝見すると、ツマキチョウが飛んでいるようだ。自然教育園の前の目黒通りはしばしば通るが、今まで入園したことはない。
 受付で入園料を払おうとしたところ、65歳以上は無料とのこと。都民ではなく、横浜市民なのに申し訳ない。
  中に入って、驚いた。まさに、ここが山手線の内側とは思えないほどの自然があった。面積は約6万坪あるそうだ。パンフレットによると、ここ自然教育園の生い立ちは、今から4~500年前の中世の豪族の館からはじまっている。その後、江戸時代には高松藩主松平頼重の下屋敷となり、明治時代には陸、海軍の火薬庫、大正時代には白金御料地としての歴史を重ねてきたという。昭和24年に(1949年)に全域が天然記念物および史跡に指定されると同時に一般に公開されるようになった。
  もちろん園内は採集禁止である。
 園内を進んでいくと、やがてツマキチョウが飛び始めた。白い蝶は全てツマキチョウで、モンシロチョウはいない。ただツマキチョウはほとんど止まってくれない。しばらくして、昨秋、新横浜でお目にかかった方と、そのお連れの方に出会った。二人でツマキチョウの飛翔写真を撮られている。飛んでいるツマキチョウを30cm~50cmのところで捉えて連写する。撮れた画像をモニターで見せていただいたが、素晴らしい写真が撮れていた。テクニシャンである。

1.鮮やかな黄色 ヤマブキ
園内に入ると、まずヤマブキの花の黄色が鮮やかに輝く。一週間前とは、全く違う春を感じる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/850秒 4.6mm ISO400 ) 露出補正 なし
鮮やかな黄色 ヤマブキ;クリックすると大きな写真になります。
2.ツマキチョウ♂
まず最初に撮った1枚。やっと地面近くに咲くクサイチゴの花に止まってくれた。この日は、D5000+TAMRON 90mm macro とHS50を持って行った。まだ発生初期のようで飛んでいるツマキチョウは全て♂である。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
プログラムオートで撮影  ( F9.0 1/1250秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ツマキチョウ♂;クリックすると大きな写真になります。
3.ラショウモンカズラ
遊歩道の脇には小さな草花が多く咲いていて、名前を記した札が差されている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/250秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 なし
ラショウモンカズラ;クリックすると大きな写真になります。
4.緑のモミジ
モミジの枝から元気な若葉が生まれていた。紅葉はもちろん見事だが、この時期の青葉の輝きも捨てたものではない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/340秒 119.3mm ISO200 ) 露出補正 なし
緑のモミジ;クリックすると大きな写真になります。
5.ノウルシ
水生植物園というところにくると、一面黄色いノウルシの花が咲いていた。ウルシという名前の由来は、、茎葉に傷をつけるとウルシ(漆)に似た白乳液が出ることからきているそうだ。また、比較的まれな植物であり、絶滅が心配される植物のひとつであるとも言われる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/850秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 なし
ノウルシ;クリックすると大きな写真になります。
6.キタテハ
キタテハもクサイチゴの花に来る。日が当たって赤褐色がきれいだ。ローアングルで、カメラを手前の草に中に潜り込ませて撮る。D5000では無理だ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/200秒 59.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
キタテハ;クリックすると大きな写真になります。
7.湿地
自然教育園の一番奥へと「森の小道」を歩く。右手に湿地が広がり紫色の花が咲いていた。花の名前はわからない。ここにはツマキチョウがいっぱい舞っていた。紫色の花に止まってくれたら望遠にして撮ってみたいと思ったが、止まらない。♀を探して飛び回っているのだろうか。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/320秒 39.3mm ISO100 ) 露出補正 なし
湿地;クリックすると大きな写真になります。
8.アゲハ
今年初めてのアゲハを見た。今日、羽化したのだろうか。飛んで来て、木の枝の新緑の葉に翅を休める。少々距離はあるが、HS50なら撮れる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/250秒 102.9mm ISO100 ) 露出補正 なし
アゲハ;クリックすると大きな写真になります。
9.アゲハ 開翅
しばらくじっとしていたが、翅を開いてくれた。右に回り込む。春のアゲハは小さくて、ギフチョウにも劣らない美しさだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/280秒 148.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
アゲハ 開翅;クリックすると大きな写真になります。
10.クサイチゴで吸蜜するツマキチョウ
昼過ぎになって、今まで飛び回ってばかりいたツマキチョウが、クサイチゴに止まって吸蜜することが多くなった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/800秒 16.7mm ISO200 ) 露出補正 なし
クサイチゴで吸蜜するツマキチョウ;クリックすると大きな写真になります。
11.枝垂れ桜
午後1時を過ぎた。腹も減ってきたのでそろそろ引き上げることにする。♀が発生するころにもう一度来てもいいなと思う。自然教育園の門を出て、目黒通りを左へ50mほど行くと公園がある。枝垂れ桜が咲いていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/850秒 4.6mm ISO100 ) 露出補正 +1.0段
枝垂れ桜;クリックすると大きな写真になります。


2013年12月22日

丸の内イルミネーション 12月11日


  気心の知れた友人6人で年に2~3回、酒を酌み交わす会がある。これもその中の一人が幹事を引き受けてくれて毎回お膳立てをしてくれているからこそ、継続的に開催できる。嬉しいことだ。ずっと幹事を引き受けてくれている友に感謝している。
  その会が12月11日に新橋であった。夜6時集合だが、せっかく東京方面に出かけるのだからと、話題になっている丸の内仲通りのイルミネーションを見ていこうと、4時半ごろに東京駅に着いた。イルミネーションは5時に点灯する。点灯する前に仲通りを先に進んでおいて、点灯したら撮りながら東京駅に戻ってきて新橋に行こうと考えた。
  D5000+Σ17-70mmにクロス・ライト・フィルターを付けた。

1.東京駅丸の内北口
4時30分、ちょうど日没のころ、東京駅に着いた。この日は北口に出る。北口のドームにも灯りが入り始めた。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F3.3 1/125秒 27mm ISO1100 ) 露出補正 なし
東京駅丸の内北口;クリックすると大きな写真になります。
2.「KITTE」のクリスマスツリー
先月末、訪れた「KITTE」(元東京中央郵便局跡)では、1階から5階への吹き抜けに設けられたクリスマスツリーがまだ、作成中だった。もう出来たのかなと思い寄ってみた。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F2.8 1/125秒 17mm ISO400 ) 露出補正 なし
「KITTE」のクリスマスツリー;クリックすると大きな写真になります。
3.新丸ビル
ビルにも灯りが灯り、一番美しく見える時間帯になろうとしている。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F3.5 1/125秒 34mm ISO2800 ) 露出補正 なし
新丸ビル;クリックすると大きな写真になります。
4.東京駅丸の内南口
まだ、帰宅を急ぐサラリーマンの人たちは少ない。ドームの中は温もりが感じられる。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F2.8 1/125秒 17mm ISO1100 ) 露出補正 なし
東京駅丸の内南口;クリックすると大きな写真になります。
5.三菱一号館美術館
先月末TOKYO SKY BUSに乗って眺めた旧三菱1号館ビルの美術館の脇を歩く。十分な光量がない。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F3.5 1/50秒 32mm ISO3200 ) 露出補正 なし
三菱一号館美術館;クリックすると大きな写真になります。
6.丸の内仲通り
日比谷通りの東京駅寄り1本手前の通りが丸の内仲通りだ。イルミネーションはまだ点灯していない。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F3.0 1/60秒 21mm ISO3200 ) 露出補正 なし
丸の内仲通り;クリックすると大きな写真になります。
7.イルミネーション点灯
午後5時になって、イルミネーションは一斉に輝いた。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F3.8 1/125秒 40mm ISO2500 ) 露出補正 なし
イルミネーション点灯;クリックすると大きな写真になります。
8.LEDのイルミネーション
ホーム・ページによると従来型LED電球の3倍の照度を持つLED電球に電力コントロールするシステムを加えることで、約1/3の使用電力で従来型 LED電球と同等の明るさを得ることに成功したそうだ。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F4.2 1/80秒 62mm ISO3200 ) 露出補正 +1.0段
LEDのイルミネーション;クリックすると大きな写真になります。
9.高級ブランド店が並ぶ丸の内仲通り
今まで、大手町から有楽町まで続く丸の内仲通りを歩くことはなかったと記憶しているが、高級ブランド店が数多く並んでいる。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F4.0 1/100秒 50mm ISO3200 ) 露出補正 +1.0段
高級ブランド店が並ぶ丸の内仲通り;クリックすると大きな写真になります。
10.イルミネーションとモミジ
見上げると、イルミネーションの光とモミジの淡いオレンジ色が絡んできれいだった。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F3.0 1/40秒 21mm ISO3200 ) 露出補正 +1.0段
イルミネーションとモミジ;クリックすると大きな写真になります。
11.人出
5時半に近くなった。イルミネーション見物の人の数が増えた。有楽町と大手町を結ぶ約1.2kmの丸の内仲通り沿いの街路樹約240本に、上品に輝く丸の内オリジナルカラー シャンパン・ゴールド色のLEDは約104万球とのことだ。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F4.2 1/60秒 62mm ISO3200 ) 露出補正 +1.0段
人出;クリックすると大きな写真になります。
12.「KITTE」脇にもイルミネーション広場
そろそろ、東京駅に戻って、新橋へ移動しないと会合の集合時間に間に合わない。適当に右へ入って東京駅に向かう。「KITTE」(JPタワー)の脇に出た。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F3.3 1/80秒 29mm ISO3200 ) 露出補正 +1.0段
「KITTE」脇にもイルミネーション広場;クリックすると大きな写真になります。
13.南口ドームに続く南ウイング
駅舎の南ウイングから南口ドームを見る。空はすっかり暗くなっていた。南口から入り、JRで新橋へ。人身事故があったとかで山手線、京浜東北線が止まっていた。東海道線を利用。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F3.0 1/40秒 21mm ISO3200 ) 露出補正 +1.0段
南口ドームに続く南ウイング;クリックすると大きな写真になります。


2013年9月 3日

日帰りで上高地へ 8月28日 その1 大正池→田代橋 


 東京もしばらく涼しい日が続いていたが、8月28日、インターネットで申し込んでおいた、はとバスの上高地日帰りツアーに出かけた。ここ2、3日、愚図ついていた天気も、この日は好天に恵まれた。
 集合は朝6時40分に新宿駅西口だったが、自宅からは、相鉄線星川駅5時13分発の始発電車に乗らなくてはならなかった。横浜からも、時間が早いため、まだ、湘南新宿ラインの便はなく、東横線で渋谷まで行って、山手線に乗り換えた。
 はとバスの企画だが、その協賛会社である帝産観光バスで行くことになった。運転手さんもベテランだし、はとバスからはベテランの添乗さんが、帝産からも若いバスガイドさんが付いてくれた。運転手さんのブレーキの踏み方はとても上手だった。
 バスは11時半に大正池に到着した。これから、約4時間の自由行動で、3時40分に上高地バスターミナルに再集合する。

1.焼岳
バス停から、大正池の岸辺に下りる。焼岳がきれいに見えた。ここから見ると、それほど高い山には見えないが、標高は、2,455mある。何回か来たことがあるが、ボート遊びができるとは知らなかった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
焼岳;クリックすると大きな写真になります。
2.穂高連峰
天気は良いのだが、残念ながら穂高連峰の吊り尾根には、雲がかかっている。帰るまでに雲が取れた姿を見ることが出来るだろうか。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/400秒 12.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
穂高連峰;クリックすると大きな写真になります。
3.クロヒカゲ
田代湿原に向かって、しばらく木道を歩く。途切れることなく、人の列が続く。道端には、黄色い花(多分、キオンと思う)が咲き、クロヒカゲ吸蜜していた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
クロヒカゲ;クリックすると大きな写真になります。
4.田代湿原
20分ほど歩くと田代湿原に出た。右に田代池がある。ここで木道は林間コースと川沿いのコースに分かれる。川沿いのコースを歩いて、田代橋に向かう。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/400秒 12.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
田代湿原;クリックすると大きな写真になります。
5.赤い小川
霞沢岳の沢から、大正池へ小川となって水が流れ込むが、その川床は赤い。これは赤渋といわれ、水酸化鉄が川床に付着しているためだとか。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/80秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
赤い小川;クリックすると大きな写真になります。
6.ブラウントラウト
その赤い川に魚が泳いでいる。15cm~20cm位の大きさだ。イワナかと思ったがそうではなさそうだ。帰ってきて調べてみると、どうやら外来種のブラウントラウトのようだ

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 90mm ISO1100 ) 露出補正 なし
ブラウントラウト;クリックすると大きな写真になります。
7.梓川
河童橋の方から、大正池へ流れ込む梓川の流れ。とても清々しい。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/640秒 15.7mm ISO200 ) 露出補正 なし
梓川;クリックすると大きな写真になります。
8.せせらぎ
これも梓川・大正池へ流れ込む小川だが、ここは赤くはなかった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/160秒 10.8mm ISO200 ) 露出補正 なし
せせらぎ;クリックすると大きな写真になります。
9.8月25日、ツキノワグマ出没
8月25日午後2時ごろ、このあたりでツキノワグマ1頭が目撃されたとの立札が立っていた。前を歩く人の腰に付けた鈴が急に鳴り出した。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/200秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
8月25日、ツキノワグマ出没;クリックすると大きな写真になります。
10.田代橋から望む穂高連峰
岳沢の雪渓が見える。岳沢には、クモマツマキチョウ、タカネキマダラセセリ、クモマツマキチョウといった高山蝶がいる。10年ほど前の7月下旬、あそこまで行こうと決心したが、天候が悪く断念した。もう、行くのは難しそうだ。左手に見えるのは、清水屋ホテルだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1250秒 12.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
田代橋から望む穂高連峰;クリックすると大きな写真になります。


2012年4月23日

青梅 梅の公園、レトロな映画看板、そして鉄道公園 3月29日 3/3


 キネマ通りを永山公園の方へ、青梅線の跨線橋を渡って、上っていく。15分ほどで青梅鉄道公園に到着した。ここも子供たちに混じって大人の団体も来ている。まずは、屋外に展示されているD51やクモハ40等懐かしい実物車両を見て歩く。新幹線の最初の車両である01型もあった。
 記念館の中に入ると、懐かしい青梅線の写真や、車両の模型、そして大きなHOゲージのジオラマがあった。前から行って見たいと思っていた青梅鉄道公園だが、正直なところ、あまりインパクトはなかった。
 40分ほど滞在して再び、キネマ通りを戻り、青梅駅へ向かう。途中にあった、イタ飯屋さんでビールで喉を潤し、スパゲティなどを食べ、3時少し前に帰路に着いた。少々盛りだくさんになってしまったが、私にとってはとても充実した青梅行だった。

39.D51 452
青梅鉄道公園に着き、100円の入場料を払って、中に入る。D51が迎えてくれた。この機関車は昭和15年に製造されている。ひとつの形式としては、日本で最多の1115両が1936年から1945年まで製造され、戦前から戦後にかけて全国で活躍した。小学生のころ、山手線の貨物線で50両以上の貨車を牽くD51をよく眺めた。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F8 1/250秒 19mm ISO400 ) 露出補正 なし
D51 452;クリックすると大きな写真になります
40.旧型国電 クモハ40型
子供のころ見た、あずき色の国電は、モハ63型や、その改良型のモハ72型がほとんどだった。このクモハ40型は戦前の1932年から42年にかけて製造された20m級の両側に運転台ある電動車だ。青梅線には戦後になって導入され、1978年(昭和53年)まで活躍した。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F10 1/400秒 24mm ISO400 ) 露出補正 なし
旧型国電 クモハ40型;クリックすると大きな写真になります
41.田中伸車両
写真40.のクモハ40型の名板に 昭和10年 田中伸車両 とある。田中伸車両とは今の近畿車輛の前身だそうだ。モハ40134型として新造され、当初は総武線で使われた。山手線を経て戦後は中央線を中心に走り、昭和37年に日光線に転じた。昭和20年代半ばに青梅線に転属されたことがあり、青梅-氷川(現奥多摩)間を1両編成で往復した。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F9 1/320秒 26mm ISO400 ) 露出補正 なし
田中伸車両;クリックすると大きな写真になります
42.ED16 1
戦前の1931年(昭和6年)に生まれた初期の国産電気機関車である。昭和初期は全体に電化区間は少なく、幹線の勾配区間やトンネルが多い区間として電化の進んだ上越線や、中央線で活躍した。最後のころは輸送量の比較的少ない南武線や青梅線で貨物列車を引いた。私は1977年~79年にかけて、立川営業所勤務になり、南武線で通勤したが、その時はまだ、このED16型電機が貨車を牽いていた。懐かしい。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/160秒 34mm ISO400 ) 露出補正 なし
ED16 1;クリックすると大きな写真になります
43.昭和6年 三菱電機株式会社、三菱造船株式会社
  ED16 1 の名板には、ビッグ・ネームが並ぶ。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F3.5 1/125秒 34mm ISO640 ) 露出補正 なし
ビッグ・ネーム;クリックすると大きな写真になります
44.キューロク
1913年(大正3年)製造。大正時代の標準型貨物用機関車(動輪4軸)で、国産独自の技術が各所に使われていたという。四国を除く全国各地で784両が活躍し、キューロクの愛称で親しまれ、蒸気機関車が国鉄から最後に消えた昭和51年まで使用された。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/160秒 24mm ISO640 ) 露出補正 なし
キューロク;クリックすると大きな写真になります
45.ジオラマ
記念館の中に入った。1階の展示室には、HOゲージの模型が走るジオラマがあった。1時間に1回、運転されている。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F3.2 1/125秒 24mm ISO500 ) 露出補正 なし
ジオラマ;クリックすると大きな写真になります
46.懐かしい青梅線の風景
2階には青梅線の歴史や、その写真が展示されている。小学生のころ、昆虫少年だった私は、当時住んでいた原宿から、山手線、中央線快速で立川へ行き、この青梅線に乗って、現在は奥多摩という駅名になっている氷川へ行った。そこから日原鍾乳洞まで片道2時間歩いて、蝶を追った思い出がある。青梅線の電車の窓から下を流れる多摩川を見て、ワクワクしたのを覚えている。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F3 1/125秒 21mm ISO450 ) 露出補正 なし
懐かしい青梅線の風景;クリックすると大きな写真になります
47.電話ボックス
青梅鉄道公園の見学を終え、再び旧青梅街道へ降りてきた。これは電話ボックスだが、昭和レトロというよりは妖怪劇画に登場するような電話にしか見えない。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G 絞り優先オートで撮影 ( F11 1/500秒 17mm ISO400 ) 露出補正 なし
電話ボックス;クリックすると大きな写真になります
48.看板
旧青梅街道のおかしな電話ボックスの隣に、青梅市住江町商店街振興組合の看板があった。とても解かりやすい。写真を撮って、後で、その撮影場所がどこなのか、どういう位置関係にあるのか、が思い出せないことがある。そんなときに案内板を備忘録として撮っておくと助けになる。このあと、青梅駅の方へ向かい、途中のイタ飯やさんで、ビールで喉を潤し、ボンゴレスパゲティで空いた小腹を満たして、帰路に着いた。自宅まで2時間を覚悟。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F13 1/640秒 17mm ISO400 ) 露出補正 なし
看板;クリックすると大きな写真になります

2009年10月 7日

国営昭和記念公園

 9月24日 立川の国営昭和記念公園へ行ってきた。新宿から青梅線直通の中央快速に乗って、青梅線の西立川で降りると、すぐ前が入口になっていいる。
 ここ国営昭和記念公園は、1983年より、昭和天皇在位50年を記念して、立川基地跡の一部に、順次開園されており、現在全体の180haのうち163haが利用されている。
 もとは戦前の1922年に帝都防衛構想の陸軍航空部隊の立川飛行場として開設された。戦後米軍に接収されたのち、1973年から一部の敷地が段階的に日本政府に返還されてきたが、1977年に全ての敷地が全面返還されたとのこと。

1.山手線命名100周年
渋谷から新宿まで山手線に乗ろうとしたところ、たまたま、こんな電車が来た。山手線は1909(明治42)年10月に当時の鉄道院が、品川-赤羽の品川線など3路線を合わせて命名した。この電車は山手線命名100周年を記念して、昭和30年代まで使われていた旧型電車の色「ぶどう色2号」に塗られている。ただしスポンサーは板チョコ。

Canon IXY900IS
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/320秒 4.6mm ISOオート )
山手線命名100周年:クリックすると大きな写真になります
2.国営昭和記念公園 
西立川口を入って正面にある水鳥の池の右側を「みんなの原っぱ」に進む。そこに一輪のヒマワリが咲いていた。「みんなの原っぱ」には、HITACHIのコマーシャルに出てくるような大きな木があった。

Canon IXY900IS
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/640秒 4.6mm ISOオート )
国営昭和記念公園:クリックすると大きな写真になります
3.コスモス畑
「みんなの原っぱ」の奥には、コスモス畑があった。

Canon IXY900IS
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/250秒 4.6mm ISOオート )
コスモス畑:クリックすると大きな写真になります
4.日本庭園 蓮の花
「みんなの原っぱ」を突っ切ってさらに進むと「日本庭園」があった。ハスの花が咲いていて、それを橋の上から眺める人が池に映る。

Canon IXY900IS
プログラムオートで撮影 ( F5 1/320秒 12.7mm ISOオート )
091006_004.jp日本庭園 蓮の花:クリックすると大きな写真になりますg
5.日本庭園 仲良し亀
池から顔を出している岩の上に仲良く2匹の亀が甲羅を干していた。

Canon IXY900IS
プログラムオートで撮影 ( F5.8 1/200秒 17.3mm ISOオート )
日本庭園 仲良し亀:クリックすると大きな写真になります
6.スジグロシロチョウ飛ぶ
再び「みんなの原っぱ」へ戻ってきて、売店の脇のシオンの花畑を見ると、スジグロシロチョウ、モンキチョウ、ベニシジミ、ツマグロヒョウモン、ヒメアカタテハらが吸蜜にきて飛び回っていた。青空と白い雲を背景に飛び上ったところをとれたが、やはり、青空と白い雲に引っ張られて、スジグロシロチョウは露出アンダーになった。フラッシュをオンにすればよかったろうが、とっさにそんなことはできない。Nikon Capture NX でスジグロシロチョウの部分を明るくした。

Canon IXY900IS
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/320秒 4.6mm ISOオート )
Nikon Capture NX で補正
スジグロシロチョウ飛ぶ:クリックすると大きな写真になります
7.ツマグロヒョウモン♀
同じくシオンの花畑で。

Canon IXY900IS
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/320秒 4.6mm ISOオート ) トリミング
Nikon Capture NX で補正
ツマグロヒョウモン♀:クリックすると大きな写真になります
8.吉祥寺 雲洞山月窓禅寺
帰りに吉祥寺に寄って、インド料理店「サムラート」という店でカレーを食べた。働いている人はネパールの人が多いようだ。以前にも行ったことがあり、ナンがとてもうまい。食後に吉祥寺界隈を歩いてみたが、寺が多いのは発見だった。

Canon IXY900IS
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/30秒 6.1mm ISOオート )
Nikon Capture NX で補正
吉祥寺 雲洞山月窓禅寺:クリックすると大きな写真になります