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2024年5月18日

陽春の小石川植物園 ① 2024年4月11日 東京都文京区小石川

今年の春は3月の前半は気温の低い日が続き、そのためか靖国神社のソメイヨシノ標本木もなかなか開花せず、気をもませた。ギフチョウをはじめツマキチョウやミヤマセセリ、コツバメなど年1回、春だけにしか出て来ない春の妖精たちは、何時頃飛び出すのだろうかと気をもませた。4月に入っても天候は好ましくなく、雨や曇りの日が多かった。
 小石川植物園には、ほぼ毎年のようにツマキチョウを撮りに出かけている。昨年は4月4日に行ったが、ツマキチョウは♀ばかりで、♂は姿を見せなかった。♂が先に生まれてきて♀はそのあとの羽化してくるのだが、♂の撮影のタイミングを逸してしまっていた。
 しかし、今年は発生が遅れるであろうと思い、天候も回復した4月11日に現地へ行った。タイミングとしては♂の発生初期と思われ、♀の姿は1頭も見なかったのだ。やはり、昨年に比べ10日くらいは発生が遅れてしまっていた。
 11時少し前に入園した。いつものように、すぐ左に折れて、南側の道を日本庭園の方へと歩く。だが、チョウの姿は少なく、例年ならアゲハなどが飛んでいるが、モンシロチョウしかいない。そのモンシロチョウが小さくて、ツマキチョウかと思わせるが、午前中はほとんどすべて、モンシロチョウだった。

000_240411056 X700 〇小石川植物園 旧東京医学校本館 RX10M4.jpg
日本庭園と旧東京医学校本館 2024年4月11日 文京区 小石川植物園

001_240411008 X900 〇小石川植物園 ショカツサイ RX10M4.jpg 1.ショカツサイ(諸葛菜
オオアラセイトウ、ハナダイコンなどという名でも呼ばれる。実はこのアブラナ科の植物はツマキチョウの食草でもあるのだ。ここを歩くといつもショカツサイの紫色の花に出迎えられる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixelsbr シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 192mm ISO320 )
002_240411009 X900 小石川植物園 太郎稲荷 RX10M4.jpg 2.太郎稲荷
池があって、その向こう側に鳥居が見えた。太郎稲荷という。鳥居は後から建て直されたものだろうが、吉宗のころの地図に、稲荷と書いてあるポイントがあったそうで、300年くらい前からあったという話もある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.5 1/2000秒 9mm ISO1250 )
003_240411019 X900 〇小石川植物園 モンシロ RX10M4.jpg 3.モンシロチョウ♀
モンシロチョウがアブラナの花に来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 208mm ISO250 )
004_240411023 X900 小石川植物園 RX10M4.jpg 4.サクラ
池の向こうに桜の木があり、見事に咲いている。桜には少し遅いと思っていたが、今が見ごろなのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/2000秒 16mm ISO200 )
005_240411028 X900 〇小石川植物園 モンシロ RX10M4.jpg 5.モンシロチョウ♂
春型のモンシロチョウは小型である。そして前翅の中ほどにある黒斑が、この個体のようにほとんど現れていないものもいる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
006_240411047 X900 小石川植物園 ハナズオウとオオリキュウバイ  RX10M4.jpg シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO320 ) 6.ハナズオウ(花蘇芳)とオオリキュバイ(大利休梅) -1
日本庭園に入る手前に少し広くなったところがある。そこにはハナズオウが紅い花をいっぱい付けていた。その向こう側にはオオリキュウバイの白い花が重なる。多くの人が足を止めて見ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f16.0 1/1250秒 23mm ISO3200 )
007_240411035 X900 〇小石川植物園 ハナズオウ RX10M4.jpg 7.ハナズオウとオオリキュバイ -2
ハナズオウは中国原産のマメ科の植物で、奥のオオリキュウバイも同じく中国原産のバラ科の植物だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.4 1/2000秒 9mm ISO125 )
008_240411053 X900 小石川植物園 サトザクラ 晩都 日本庭園 RX10M4.jpg 8.サトザクラ(里桜)
日本庭園には桜が咲いており、サトザクラという札が掛けられていた。wikipediaによれば、サトザクラは、広義ではバラ科サクラ属のサクラの栽培品種の総称で、狭義では11種ある日本のサクラの原種の一つであるオオシマザクラを基に誕生した栽培品種の品種群(Cerasus Sato-zakura Group)のことだそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 29mm ISO320 )
009_240411064 X900 小石川植物園 ヒラドツツジ RX10M4.jpg 9.ヒラドツツジ(平戸躑躅)
ひときわ色鮮やかなツツジの花が咲いていた。ヒラドツツジという。写真は真っ赤な大輪の花であるが、ヒラドツツジの花は、どれも大輪で、花の色は、赤、ピンク、白、紫、赤紫などで、濃い色から淡い色まで様々な色合いが魅力と言われている。古くから平戸で栽培されてきたことが名前の由来とされ、wikipediaでは、1712年に出た『和漢三才図会』にはすでに「ヒラドツツジ」の名で紹介されていたと記されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 25mm ISO320 )
010_240411066 X900 小石川植物園 コブシモドキ RX10M4.jpg 10.コブシモドキ(辛夷擬)
Wikipediaの「絶滅した植物一覧」によれば、コブシモドキは17世紀以降に野生では絶滅したと記されていた。だが、小石川植物園で、コブシモドキと品種名が記された札が掛けられた花が咲いていた。また、wikipediaには、コブシの近縁種としてコブシモドキは、葉がコブシより若干大きめで長さ20 cm、幅8-10 cm以上、開花期が4月中旬とコブシよりやや遅く花が大きい(直径12-15 cm)。また三倍体(基本数の三倍の染色体数をもつ生物体。二倍体と同質の四倍体との交雑によって生ずるもので、ふつう次の世代の植物として発達しうる種子を生じない不稔性を示す。自然界でもみられるが、種なしスイカやバナナなどがあり、種子を作らない。コブシは四国には分布していないが、この個体は1948年に阿部近一と赤澤時之によって徳島県相生町で発見され、この1個体のみが知られていたが、現在ではこの個体は存在せず、徳島県の相生森林美術館をはじめとした数箇所で当時の株から挿し木でクローン栽培したものが現地外保存されている。と記されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.8 1/2000秒 42mm ISO500 )
011_240411071 X900 〇小石川植物園 ハナミズキ RX10M4.jpg 11.ハナミズキ 総苞片 -1
ハナミズキ(花水木)では、小さな花が多数密集し、4枚の大きな(花びらのように見える)総苞片で囲まれている。総苞片とは、花序(花の集まり)を保護する苞葉のことである。開花時期を迎えるとこの総苞片が開き美しい花びら状に変身する。その総苞片の先端には閉じ合わさってきた痕跡が残っている。中心部に小さな筒状をした両性花が頭状に集まる。写真の状態ではまだ総苞片で囲まれている、

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 216mm ISO400 )
012_240411072 X900 〇小石川植物園 ハナミズキ RX10M4.jpg 12.ハナミズキ 蕾から開花へ -2
4枚の白い総苞片が開き始めている。中心にある赤茶色の部分が蕾と思う。これが開くと黄色い小さな花が現れる。ハナミズキの花びらと思っていたのは総苞片だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO320 )
013_240411079 X900 〇小石川植物園 カリン RX10M4.jpg 13.カリン(花梨・花櫚・榠樝)
日本庭園からツツジの咲く坂を上ってきた。可憐なピンクの花を咲かせている木があった。カリンだ。Wikipediaによれば、カリンは、中国から日本へ渡来した薬用にもされる果樹で、果実は同科のマルメロとよく似る。その果実は石細胞が多く含まれるため硬く生食はできないが、カリン酒や砂糖漬け、のど飴などの原料に使われる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 32mm ISO500 )
014_240411073 X900 〇小石川植物園 カリン RX10M4.jpg 14.カリンの花
花期は3 - 5月頃で、新葉とともに5枚の花弁からなる白や淡紅色の花を枝先に咲かせる。。果実はナシの実のようであり、晩秋に黄色に熟して良い香りがするそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/2000秒 18mm ISO200 )
015_240411088 X900 小石川植物園 サネブトナツメ RX10M4.jpg 15.サネブトナツメ(実太棗)の樹
日本薬学会のホームページを見ると、サネブトナツメの果実はナツメ(Zizyphus jujuba Miller var. inermis Rehder)と比較し、小さくてやや球状となり、秋に赤褐色に熟す。種子は果実の大きさの割に大きく、扁平で楕円状を呈している。薬用には種子を用いる。生薬名をサンソウニン(酸棗仁)といい、虚弱体質の改善を目的とした酸棗仁湯や温胆湯、帰脾湯などの漢方処方に配剤されている。と記されていた。立てられていた説明板には、明治10年発行の「小石川植物園草本目録」に享保12年(1727年)に中国から輸入されたものと記されている。大正6年(1917年)の暴風雨で倒れ、現在の樹形になった」と記されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/2000秒 18mm ISO200 )
016_240411097 X900 〇小石川植物園 トキワマンサク RX10M4.jpg 16.トキワマンサク(常磐万作)-1
トキワマンサクは舞岡公園でも見られるが、そのほとんどが黄色い花である。こんなに大きなトキワマンサクの樹を見るのは小石川植物園へ来たときだけである。奈良へ行ったときにベニバナトキワマンサク(変種)が桜と競うように咲いていたのを思い出した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/2000秒 18mm ISO400 )
017_240411093 X900 〇小石川植物園 トキワマンサク RX10M4.jpg 17.トキワマンサク -2
ここのトキワマンサクの樹は大きく、白い花が密に咲いている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.5 1/2000秒 9mm ISO200 )

2023年4月24日

小石川植物園 春のチョウ② 2023年4月4日 文京区白山 東京大学大学院理学系研究所付属植物園

旧東京医学校本館の前の草地でキアゲハを撮影して、北へ、次郎稲荷の方へ上がっていった。そこへツマグロヒョウモンが現れる。まだ4月のはじめである。今年のチョウの発生は全般的に早くなっているようだ。
 桜の花はまだ残っているだろうか?ハンカチの木はどうかな、などと思いながら歩く。白いこんもりとした花が咲いている木があった。傍に行ってみると白いトキワマンサクだった。マンサクは黄色い花や、赤い花を見ることが多いが白い花は初めてである。
 ハンカチの木は、花を咲かせ、白いハンカチを広げている。ツツジ園の各種のツツジもみんな満開だった。名残りのサトザクラは咲いていて、その下では小さな子供さんを連れた若いお母さんたちが、シートを敷いてお昼を楽しんでいる。
 総合研究博物館本館の前を入園口まで戻り、再度ツマキチョウの撮影を試みようと、ナノハナとショカツサイの咲くポイントへ向かった。だが、♂を含めて何頭かのツマキチョウは翔んでいるが、撮影できない。白いチョウのほとんどはモンシロチョウだった。例年はもっと多く翔んでいるはずだが、今年のツマキチョウの最盛期は10日ほど早かったのではなかろうか。

000_230404072 X700 小石川植物園 RX10M4.jpg
旧東京医学校本館(重要文化財) 2023年4月4日 文京区白山 小石川植物園

018_230404081t X900 ○小石川植物園 RX10M4.jpg 18.ツマグロヒョウモン♂ -1
ツマグロヒョウモンの発生も早い。いつもの年では4月の後半になってみることが多いのだが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 146mm ISO200 ) 露出補正 なし
019_230404147t X900 ◎小石川植物園 Z50 Z18-140 - コピー.jpg 19.ツマグロヒョウモン♂ -2
前の写真と同じ個体。この種が関東の平地で、大型ヒョウモンの普通種となって久しいが、私がまだ小学生のころ、高尾山山頂から小仏峠へ向かう尾根道で、真正面から飛来してきた本種を、無我夢中でネットを一振り、ゲットしたのを鮮明に覚えている。もう70年も前のことである。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO140 ) 露出補正 なし
020_230404154 X900 小石川植物園 トキワマンサク Z50 Z18-140.jpg 20.白い花のマンサク(万作)
保土ヶ谷公園では黄色いマンサクを、舞岡公園ではオレンジ色、そして先日は深紅のマンサクの花も見た。この白いマンサクにはトキワマンサクという札が掛けられていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.8 1/1000秒 54mm ISO360 ) 露出補正 なし
021_230404154 X900 小石川植物園 トキワマンサク Z50 Z18-140.jpg 21.トキワマンサクの木
その白い花が密集して咲いているトキワマンサクの木は、高さが5mくらいはあるとても大きな木だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
022_230404095 X900 ○小石川植物園 RX10M4.jpg 22.スズカケノキ<br> 説明版があって、「この木は明治9年に導入された日本で最も古いスズカケノキの一つです。街路樹として現在広く使われているモミジバスズカケはこのスズカケノキとアメリカスズカケノキの雑種であることが知られています・・・」と書かれていた。見上げるほど高い木だ。♪友と語らん・・・で始まるダークダックスの歌を連想する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels<br> シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.4 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
023_230404104t X900 ○小石川植物園 ハンカチの木RX10M4.jpg 23.ハンカチノキ
花についた白い大きな2枚の苞葉が垂れ下がりよく目立つため、日本では「ハンカチの木」や「幽霊の木」などと呼ばれる。英語では"Handkerchief tree"、"Ghost tree"、"Dove tree"(鳩の木)などというそうだ。木の高いところで咲いていたので、写真が撮り難かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
024_230404116 X900 ○小石川植物園 ツツジ園 RX10M4.jpg 24.ミツバツツジ (三葉躑躅) ツツジ園
ミツバツツジという名称は、個別の種と、ミツバツツジ類の総称を指す場合が紛らわしい。これは傍に「ミツバツツジ」という札が立てられていたので、個別の種としてのミツバツツジと思う。他のミツバツツジ類の多くは雄しべが10本なのに対し、本種は5本であることが大きな特徴で、雌しべは1個ある。おしべは確かに5本だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 45mm ISO200 ) 露出補正 なし
025_230404172 X900 小石川植物園 ツツジ園 Z50 Z18-140.jpg 25.シロバナフジツツジ(白花藤躑躅) ツツジ園
花が藤色のためフジツツジという。これは白花である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f7.1 1/1000秒 103mm ISO100 ) 露出補正 なし
026_230404173 X900 小石川植物園 甘藷試作跡 Z50 Z18-140.jpg 26.甘藷試作跡の碑
青木昆陽がこの場所でサツマイモの試作を行ったことを示す碑があった。wikipediaによれば、和名のサツマイモは、江戸時代に琉球王国(現・沖縄県)を経て薩摩国(現・鹿児島県)に伝わり、そこでよく栽培された事に由来、「薩摩藩から全国に広まった芋」を意味している。別名として甘藷(かんしょ)があり、中国植物名も甘藷である。甘藷は「甘味のある芋」の意味である。また、江戸時代に飢饉を救う救荒作物として栽培が奨励された。飢饉対策に腐心していた江戸幕府8代将軍・徳川吉宗の命によって、1735年、蘭学者の青木昆陽が薩摩から江戸に種芋を取り寄せて、小石川御薬園(現:小石川植物園)などでサツマイモを試作し、これをきっかけに東日本各地でも栽培が広がった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
027_230404177 X900 ◎小石川植物園 桜園 Z50 Z18-140.jpg 27.サトザクラ(里桜)の下で
総合研究博物館の手前にはソメイヨシノ林とう広場がある。ソメイヨシノは最盛期を過ぎていたが、まだまだサトザクラの札が掛けられた木は花がいっぱいであった。wikipediaによると、広義のサトザクラとは、サクラの栽培品種の総称である。そして狭義のサトザクラはオオシマザクラを基に誕生した栽培品種の品種群(Cerasus Sato-zakura Group)のことをいう。ソメイヨシノは、母をエドヒガン、父を日本固有種のオオシマザクラの雑種とする自然交雑もしくは人為的な交配で生まれた日本産の栽培品種のサクラである。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.8 1/1000秒 46mm ISO200 ) 露出補正 なし
028_230404181 X900 ◎小石川植物園 桜園 サトザクラ Z50 Z18-140.jpg 28.サトザクラ
何というサクラと、何というサクラの雑種であるのかはわからない。白い花の八重桜である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f7.1 1/1000秒 101mm ISO100 ) 露出補正 なし
029_230404191 X900 〇小石川植物園 ショカツサイ Z50 Z18-140.jpg 29.ショカツサイ(諸葛菜)
もう一度ツマキチョウの写真を撮ろうと、ショカツサイとナノハナの咲くポイントへ行った。ショカツサイはアブラナ科でツマキチョウの食層の一つである。オオアラセイトウ(大紫羅欄花)というのが正式名称で、ショカツサイは諸葛孔明が広めたとの伝説からの別名だという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.5 1/1000秒 110mm ISO125 ) 露出補正 なし
030_230404121 X900 ◎小石川植物園 モンシロチョウ RX10M4.jpg 30.モンシロチョウ♂
ナノハナが咲くところには、一視野に4~5頭の白い蝶が翔んでいるが、そのほとんどはモンシロチョウが。ツマキチョウとは翔び方で区別できるが、目の前を翅を開いてスーッと翔ぶ個体の翅先のオレンジ色を見て、目で追うがまったく止まってくれない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 210mm ISO320 ) 露出補正 なし
031_230404197 X900 ◎小石川植物園 モンシロ Z50 Z18-140.jpg 31.タンポポに止まるモンシロチョウ♂ -1
モンシロチョウとツマキチョウの大きさはほとんど変わらない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO250 ) 露出補正 なし
032_230404201 X900 ◎小石川植物園 モンシロ Z50 Z18-140.jpg 32.タンポポに止まるモンシロチョウ♂ -2
前の画と同じ個体。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
033_230404203 X900 ◎小石川植物園 ツバメシジミ Z50 Z18-140.jpg 33.ツバメシジミ♂ -1
足元でツバメシジミが翔んでいた。きれいなブルーの雄だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO360 ) 露出補正 なし
034_230404207 X900 ◎小石川植物園 ツバメシジミ Z50 Z18-140.jpg 34.ツバメシジミ♂ -2
裏面が見えるように撮る。尾状突起のところの小さなオレンジ色が良い。桜を見るには少し遅くなってしまったが、明日から某旅行社のツアーで奈良・吉野山へ2泊3日の旅行の予定である。新横浜6時45分集合と朝も早い。1時過ぎに帰路に着いた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO360 ) 露出補正 なし

2023年4月20日

小石川植物園 春のチョウ① 2023年4月4日  文京区白山 東京大学大学院理学系研究所附属植物園

昨年は迂闊にも月曜日の休園日に行ってしまい、入園できなかった。先月30日に舞岡公園で、ツマキチョウが比較的多く発生しているのを確認していたので、小石川植物園には例年より1週間ほど早めに来てみた。
 入園早々、アマナの白い花が咲き、ツツジも満開に近い状況なのを目にし、例年より春が早く来たと実感した。
 この日はツマキチョウの良い写真を撮るのが目的だったので、さっそく、菜の花や、ショカツサイの咲くところへ行く。先客が2組おられた。「お邪魔します」と、まず菜の花に舞う白いチョウを眺める。「♀が産卵してますよ」と教えてくださった。♀が止まっているところはさっそく撮影できたのだが、♂の個体数は少ないし、しかも撮影チャンスを与えてくれない。この日はとうとう♂の写真を撮ることができなかった。
 ベニシジミ、キアゲハ、ツマグロヒョウモンが翔んでいたが、いずれも羽化したばかりのようなきれいな個体だった。
 サクラの開花に代表されるが、今年の春の訪れは早かった。

000_230404123 X700 〇小石川植物園 ショカツサイ Z50 Z18-140 - コピー.jpg
ショカツサイの花で吸蜜するツマキチョウ♀ 2023年4月4日
  文京区白山 東京大学大学院理学系研究所附属植物園

001_230404004 X900 小石川植物園 RX10M4.jpg 1.ツツジとメタセコイヤ林
いつものように入園して左へ、日本庭園の方へ歩き始める。ツツジが咲き、背の高いメタセコイヤがまっすぐ青空を指していた。パンフレットには「三木茂が化石に基づき1941年(昭和16年)に発表、後に中国で生きている株が発見された。」と記されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 12mm ISO125 ) 露出補正 なし
002_230404122 X900 小石川植物園 オオアマナ Z50 Z18-140 - コピー.jpg 2.オオアマナ(大甘菜)
白い花が群落となって、地表に近いところ一面に咲いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO220 ) 露出補正 なし
003_230404007t X900 〇小石川植物園 RX10M4.jpg 3.ベニシジミ
春に出てくるベニシジミはオレンジ色が鮮やかである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
004_230404012t X900 〇小石川植物園 RX10M4.jpg 4.ツマキチョウ♀ -1
セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)で吸蜜。ツマキチョウは小さな花で吸蜜することが多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 195mm ISO200 ) 露出補正 なし
005_230404022t X900 〇小石川植物園 RX10M4.jpg 5.ツマキチョウ♀ -2
4.の写真と同じ個体。トリミングして、シャープを調整した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 193mm ISO250 ) 露出補正 なし
006_230404036 X900 ◎小石川植物園 RX10M4.jpg 6.ツマキチョウ♀ -3
ショカツサイ(諸葛菜)で吸蜜。オオアラセイトウ(大紫羅欄花)というのが正式名称なのかもしれない。このショカツサイはツマキチョウの食草の一つでアブラナ科の植物である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
007_230404039t X900 〇小石川植物園 RX10M4.jpg 7.ツマキチョウ♀ -4
同じ個体。広角端で接近して撮影した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_230404044 X900 ◎小石川植物園 RX10M4.jpg 8.ウラギンシジミ♀
越冬したウラギンシジミが勢いよく翔んで来た。この時期に見る本種はほとんが♀である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.0 1/1250秒 120mm ISO800 ) 露出補正 なし
009_230404051 X900 ○小石川植物園 ハナズオウ マメ科 RX10M4.jpg 9.ハナズオウ(花蘇芳)
高さ3mくらいの木に花をいっぱい付けていた。マメ科の植物というが花を見るとなるほどと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.0 1/1250秒 54mm ISO250 ) 露出補正 なし
010_230404130 X900 〇小石川植物園 Z50 Z18-140 - コピー.jpg 10.ハナズオウとオオリキュウバイ
ハナズオウの隣に同じくらいの高さの白い花の木があった。オオリキュウバイという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 26mm ISO100 ) 露出補正 なし
011_230404132 X900 ◎小石川植物園 Z50 Z18-140 - コピー.jpg 11.オオリキュウバイ(大利休梅)
中国原産の落葉植物でバラ科だそうだ。花の同定のためには、花だけではなく、葉と枝、木全体の画像を撮っておくべきなのは理解しているのだが、現場では怠りがちである。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f7.1 1/1000秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
012_230404136 X900 ◎小石川植物園 Z50 Z18-140 - コピー.jpg 12.キリシマツ ツジ(霧島躑躅)
日本庭園には満開のツツジがあった。これはキリシマツツジだと思うが、ちょっと自信がない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 43mm ISO160 ) 露出補正 なし
013_230404064 X900 ◎小石川植物園 RX10M4.jpg 13.キアゲハ♀ -1
日本庭園を旧東京医学館本校の方へ歩いていくと、キアゲハが翔んできた。カラスノエンドウに産卵を試みているように見える。しかし、キアゲハの食草はセリ科の植物なのだが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.0 1/1250秒 84mm ISO400 ) 露出補正 なし
014_230404069t X900 ○小石川植物園 RX10M4.jpg 14.キアゲハ♀ -2
きれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.0 1/1250秒 102mm ISO250 ) 露出補正 なし
015_230404140 X900 ◎小石川植物園 Z50 Z18-140.jpg 15.キアゲハ♀ -3
どう見ても産卵しようとしている姿勢である。傍にセリ科の植物があったのだろうか。もっとしっかり確認してくればよかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO220 ) 露出補正 なし
016_230404144 X900 〇小石川植物園 Z50 Z18-140.jpg 16.キアゲハ♀ -4
翔び去る際に翅を広げて見せてくれた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO250 ) 露出補正 なし
017_230404077 X900 ○小石川植物園 RX10M4.jpg 17.旧東京医学校本館の屋根
この旧東京医学校本館の建物は昭和45年に重要文化財に指定されている。現在は臨時休館中だった。旧東京医学校本館(現東京大学総合研究博物館小石川分館)は、東京大学の前身にあたる東京医学校時代の建物である。この建物の創建までの経緯は、安政5年(1858年)の神田お玉が池種痘所創設以来、幾たびかの変遷を経て、明治7年5月に東京医学校となり、同年11月に本郷旧加賀藩邸への移転を決定、明治8年に着工、翌9年に一応の完成をしたという。明治44年、屋上の時計台を撤去するなど、規模を縮少して移築、さらに昭和44年現在地に移築されたそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f2.5 1/1250秒 30mm ISO200 ) 露出補正 なし

2021年4月17日

小石川植物園 ツマキチョウを撮りに (2) 4月9日

発生しているかどうか心配だったツマキチョウも11時半ごろには姿を見せ始め、♂が♀を求めて飛ぶ姿が見られるようになった。アブラナなどの花に止まってゆっくり吸蜜する姿は少なかったが、カメラに収めることは出来た。
 アブラナの花が咲くポイントへは、また後で戻ってくることにして、日本庭園の方へ歩く。咲いていてくれた枝垂れ桜や八重桜を眺め、日本庭園へ向かうと、ツツジが咲き、フジも咲いていた。
 旧東京医学校本館を左に見て、日本庭園の北側から、ツツジが咲く丘を登って大きな木が茂る高台に着いた。大木に咲くトキワマンサクの白い花や、ツクシカイドウを見たり、数人の女性の方々が見ておられた雄株の木に実のなったオオモミジの説明を伺ったりした。
 サクラは、ソメイヨシノは散ってしまい、サトザクラの一葉や普賢象が咲き残っていた。

26.藤棚とツツジ
日本庭園の池にかかる橋は藤棚になっていてフジが咲いていた。その手前にはアゲハが来ていたツツジが咲く。この時は青空が見えていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 16mm ISO100 ) 露出補正 なし
026_210409147 X800 日本庭園上 小石川植物園 RX10M4.jpg
27.旧東京医学校本館
きれいに刈りこまれたツツジの植栽が池に映っている。  この建物は、当初は東京大学の前身である東京医学校の施設として1876年に本郷キャンパス鉄門の正面に建てられたが、1911年に赤門わきに移築され、さらに1969年に小石川の現在地に移築された。国指定重要文化財となり保存修復され、博物館として一般公開されている。明治初期らしい擬洋風建築で、擬洋風建築としては昨秋訪れた滋賀県近江八幡市の白雲館を思い起こす。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、入館手続きを要するが、館内も見学できるようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 15mm ISO160 ) 露出補正 なし
027_210409155 X800 日本庭園 小石川植物園 RX10M4.jpg
28.ムラサキサギゴケ(紫鷺苔)
日本庭園の旧東京医学校本館の前の草地に、一面に可愛い花が咲いていた。和名は、花が紫色で、形がサギに似ていることからだそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 15mm ISO125 ) 露出補正 なし
028_210409159 X800 サギゴケ 日本庭園 小石川植物園 RX10M4.jpg
29.日本庭園東側
藤棚のある橋の上から日本庭園の東側を眺める。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし
029_210409161 X800 日本庭園 小石川植物園 RX10M4.jpg
30.ツツジが咲く道
藤棚の橋を渡り北へ高台に向かって歩く。ツツジの群落が見えた。受付でいただいた園内案内図によればこの辺りにはキリシマツツジがあるはずだ。藤棚のそばに咲いていたケラマツツジに似ているが、さらに色が濃いように思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 10mm ISO1250 ) 露出補正 なし
030_210409165 X800 日本庭園上 小石川植物園 RX10M4.jpg
31.旧東京医学校本館を見下ろす
振り返ると、 旧東京医学校本館の北東側の棟が見えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 16mm ISO320 ) 露出補正 なし
031_210409167 X800 日本庭園上 小石川植物園 RX10M4.jpg
32.カラスアゲハ
キリシマツツジにカラスアゲハ♂が飛来した。こんなに擦れていないきれいな春型のカラスアゲハを見るのは久し振りである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 102mm ISO1000 ) 露出補正 なし
032_210409169 X800 ◎カラスアゲハ 日本庭園上 小石川植物園 RX10M4.jpg
33.熱心な観察者
大きな木が茂る高台に上がった。カエデと思われる大きな木を見上げている4~5人のグループの女性たちがいた。何を見ているのかなと思い、その方々の視線の先を見る。この木はオニモミジ(別名 カジカエデ 梶楓 )といい、雌雄異株の樹木であり、雌株の木には実がなるが、雄株の木には実はつかない。しかし、このご夫人たちが見ているオニモミジの木は雄株でありながら、実が付いている。一対の翼果になっている。珍しいのだと教えてくださった。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
033_210409182 X800 オニモミジ 小石川植物園 RX10M4.jpg
34.オニモミジの実
右側の2枚の翅を広げたように見えるのが、オニモミジの実(翼果)だそうだ。その左にあるのが咲き終えた花だという。 wikipediaによれば、花期は4-5月。葉が展開する前に、長さ3-5cmの散房花序を前年枝の側芽から出す。花はふつう暗紅色で、雄花と比べ雌花の方が色が淡い。雄花序は花が5-15個垂れ下がり、花柄は長さ1-3cm、萼片と花弁が部分的に合着した長さ5mmになる鐘形の花被筒になり、雄蕊は7-10個で花被筒より長く、退化雌蕊は微小。雌花序は花が3-9個やや上向きにつき、萼片、花弁は5個ときに4個で合着せず、雄蕊はなく、子房は短毛が密生し、花柱は外曲する。果期は7-8月。果実は翼果で、黄褐色の長剛毛があり、分果の長さは2.5-3cmになり、翼果は鋭角に開くか、ほとんど開かない。雄株では雄花が、雌株では雌花が咲くのが雌雄異株だそうだ。と記されていた。また、ややこしいが、カエデ類の性には3タイプがあり、まずは雌雄異株。次いで雄株と両生花の株のある雌雄異株。最後にハウチワカエデのような雄性同株。このタイプはひとつの株に雄花と両性花がつくそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
034_210409180 X800 〇オニモミジ 小石川植物園 RX10M4.jpg
35.オニモミジの葉
あとで確認できるよう葉の写真を撮っておいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO800 ) 露出補正 なし
035_210409183 X800 オニモミジ葉 小石川植物園 RX10M4.jpg
36.トキワマンサク(常磐万作)
マンサクの花は春先に舞岡公園や保土ヶ谷公園などでよく見かける。しかし、こんな大きなマンサクの木は始めて見る。また、白い花が咲くマンサクを見たのも初めてだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 13mm ISO250 ) 露出補正 なし
036_210409185 X800 トキワマンサク 小石川植物園 RX10M4.jpg
37.トキワマンサクの花
写真のような細長い4枚の花弁の花を咲かせる。花の色は、基本種はごく薄い黄色であるが、紅色の変種であるベニバナトキワマンサクがよく栽培されている。トキワマンサクは日本での自生は極めて限定的で、静岡県湖西市・三重県伊勢神宮・熊本県荒尾市で知られるのみだそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
037_210409188 X800 トキワマンサク 小石川植物園 RX10M4.jpg
38.ツクシカイドウ (筑紫海棠)
  右の方に白い花が咲いているのが見えた。何かなと思って行ってみると、ツクシカイドウという札が架かっていた。カイドウと云えばピンクの花を想いうかべるが白い可憐な花が咲いていた。 環境省レッドリストによれば、日本では野生絶滅種である。熊本、大分に分布していたが、現在は絶滅が確認されているそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO200 ) 露出補正 なし
038_210409191 X800 ツクシカイドウ 小石川植物園 RX10M4.jpg
39.モミジバスズカケノキ(紅葉葉鈴懸の木)
スズカケの木の大木が並ぶところへ来た。この木は モミジバスズカケノキという。スズカケノキとアメリカスズカケノキとの交配種だそうだ。大木である。現在街路樹として広く使われている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
039_210409194 X800 モミジバスズカケノキ 小石川植物園 RX10M4.jpg
40.スズカケノキ( 鈴懸の木) プラタナスの大木だ。この木は明治9年に導入された日本で最も古いスズカケノキだそうだ。ここにはスズカケノキ、アメリカスズカケノキ、そして、その交配種であるモミジバスズカケノキの、3種類のスズカケノキがある。樹皮は白っぽく剥離する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 19mm ISO250 ) 露出補正 なし
040_210409200 X800 スズカケノキ 小石川植物園 RX10M4.jpg
41.ユリノキ(百合の木)
スズカケノキの傍に樹高が高いユリノキがあった。ステンレスの立派な説明板には、「ユリノキ(モクレン科) ユリノキとシナユリノキはそれぞれ北米と中国に分布しており、近縁な種が隔離分する例にあげらます。この木は明治の初めの頃に植えられたわが国で最も古い株のひとつで、理学部植物学教室の員外教授として植物園で活躍した伊藤圭介が米国からもらい受けた種子を育てたものです。明治23年、大正天皇が皇太子の頃に御来園された際に、この木を見てユリノキと命名されたと言わtれています。」と記されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
041_210409197 X800 ユリノキ 小石川植物園 RX10M4.jpg
42.ツバキの品種 熊坂
ツバキ園に寄ってみた。このツバキは熊坂(C. japonica cv. Kumasaka)という園芸品種である。小石川植物園のホームページによれば、ツバキ属は日本・中国・ヒマラヤ・東南アジアに約120種が知られ、日本には4種1変種が自生している。お茶として栽培されるチャノキの他、ツバキ(C. japonica)はその花の美しさから日本では古くから親しまれ、多くの園芸品種が生み出されてきた。ツバキ園では、ツバキの園芸品種を中心に約80品種と、日本産種・外国産種をみることができるとあった。また、ツバキ園にあった「椿品種群」説明板には、園芸品種の多くはヤブツバキの突然変異体であるが、侘助など多種との間で生じた異種交配によって生まれた園芸系統もある記されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
042_210409207 X800 ツバキの品種 小石川植物園 RX10M4.jpg
43.絞りのツバキ
始めて見るような咲き始めのツバキの花があった。ツバキの品種は私が思っていたよりはるかに多いのだ。このツバキは何という品種なのだろうか? 品種が書かれた札がない。「椿品種群」という説明札の隣に、「侘助椿の来歴」という説明札が立てられていた。「侘助ツバキは謎に満ちたツバキである。本品種は胡蝶侘助とも言われ、古く18世紀増補地錦抄にも記録が残る古い品種。(中略)近年様々な解析から、侘助品種群は中国産のヤブツバキ近縁種と日本のヤブツバキ近縁種との交雑して出来た有楽をルーツとすることが明らかになってきた。(後略)」と書かれていたので、これはその説明板の写真から、胡蝶侘助かと思って、帰宅後ネットで調べて見たところ、あるサイトで「胡蝶侘助」は、ツバキ園の一番奥の暗いところまで入って、「これは何というツバキか?」とひとつひとつ見て確認していかないと見つからないという記述があったので、私が撮った写真のツバキは胡蝶侘助ではないのだろう。ネットで絞りのツバキを検索してみたが、菊更紗(キクサラサ)、古金欄(コキンラン)、光源氏(ヒカルゲンジ)あたりかなと思えるが。難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 43mm ISO800 ) 露出補正 なし
043_210409210 X800 ツバキの品種 小石川植物園 RX10M4.jpg
44.サトザクラ(一葉) -1
一葉は先日訪れた新宿御苑でも見てきた。随分長く、散らずに咲いているのだなと思った。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
044_210409212 X800 サトザクラ 一葉 小石川植物園 RX10M4.jpg
45.キヨスミミツバツツジ(清澄三葉躑躅)
キヨスミミツバツツジの特徴は、雄しべは10本、雄しべの花糸と雌しべに毛がなく、子房に長く白い毛が生えるとのこと。先日ギフチョウが飛来していたミツバツツジの雄しべは5本だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし  
045_210409214 X800 キヨスミミツバツツジ 小石川植物園 RX10M4.jpg
46.サトザクラ(一葉) -2
サトザクラの枝は、地面近くまで垂れて伸びている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 15mm ISO125 ) 露出補正 なし
046_210409214 X800 サトザクラ 一葉 小石川植物園 RX10M4.jpg
47.トウゴクミツバツツジ(東国三葉躑躅)
    wikipediaには、関東の山地に多いことからこの名が付いた。代表種のミツバツツジとは違い、おしべが10本あり、主に5月中旬~6月上旬にかけて咲く。ミツバツツジよりも花期がやや遅く、標高の高い場所(概ね標高1000m以上)に見られる。平地では咲く場合は、早く咲くのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 16mm ISO125 ) 露出補正 なし
047_210409216 X800 トウゴクミツバツツジ 小石川植物園 RX10M4.jpg
48.サトザクラ(普賢象) -1
普賢象はオオシマザクラを基に生まれたサトザクラ群のサクラで日本原産の栽培品種のヤエザクラだそうだ。名前の由来は、花の中央から出ている雌しべの先端が曲がっており普賢菩薩の乗る白象の鼻に似ているためという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 16mm ISO125 ) 露出補正 なし
048_210409218 X800 サトザクラ 普賢象 小石川植物園 RX10M4.jpg
49.サトザクラ(普賢象) -2
八重の花が咲くのを見上げる。wikipediaによると、東京の花期は4月下旬。開花が進むほど花弁が白くなっていき最盛期を過ぎると花の中心部が赤く染まっていく。命名の由来となった中央から2本出ている雌しべは正常な柱頭と花柱ではなく細い葉のように葉化していて生殖能力を失っており、結実できないため接ぎ木や挿し木でないと繁殖ができないそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 13mm ISO100 ) 露出補正 なし  
049_210409219 X800 サトザクラ 普賢象 小石川植物園 RX10M4.jpg
50.甘藷試作碑跡
享保20年(西暦1735年)に青木昆陽が、この地でサツマイモの栽培を試みた。この試作の成功により、サツマイモが全国的に栽培されることになった。この記念碑は大正10年(西暦1921年)にその功績をたたえて建てられたもの。

    SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
050_210409220  X800 甘藷試作跡小石川植物園 RX10M4.jpg
51.オオバベニガシワ (大葉紅柏)
サクラを見て、植物園本館の方へ歩いて行くと20cmほどある大きな葉を付けた、目立つ小さな木があった。以前も見たことがあるオオバベニガシワだ。若葉のときは赤い色をしている。葉は成長すると緑色になるようだが、これはその途中というところなのか。5月にはさらに色が変わり始め、初夏にはすっかり緑色になるそうだ。いつもツマキチョウの時期に来ていると、それがわからない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし  
051_210409222 X800 オオバベニガシワ 小石川植物園 RX10M4.jpg
52.植物園本館
正門からまっすぐ坂を上がっていくと、左側に、正門を背にして建つ位置にある。逆に私のように、サクラの林から正門へ戻るとき見えるこの建物の構成は左右対称で、中央には装飾のない列柱のある玄関が見える。建物は左右対称のウイングが横に伸びていく形で、中央には大きな窓が付き、中に階段が見える大きな塔がある。塔の横には象徴的な壁時計が付いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
052_210409227 X800 植物園本館 小石川植物園 RX10M4.jpg
53.アカタテハとイラクサ
正門の手前まで坂を下りて、さあ、もう一度アブラナの花が咲くところへ行こうと歩き始めると、右手の草むらに何かタテハチョウが飛んできた。アカタテハ♀だ。そして開翅して止まった葉をみると、その食草であるイラクサのようだ。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし  
053_210409229 X800 アカタテハ イラクサ 小石川植物園 RX10M4.jpg


2021年4月13日

小石川植物園 ツマキチョウを撮りに(1)  4月9日

ツマキチョウは春に現れる可愛いチョウだ。横浜市でも郊外に行くと生息しているのだが、舞岡公園あたりでも個体数は少ない。ツマキチョウの写真を撮るなら小石川植物園である。コロナ禍で休園を心配したが、20名以上の団体受付が中止されているが、個人は入園できるようである。
 いつもの通り、京浜急行と都営地下鉄浅草線と三田線を乗り継いで白山へ行く。国指定名勝及び史跡 東京大学大学院理学系研究科附属施設 小石川植物園に着いたのは、午前11時だった。受付で園内案内図をいただく。
 サクラはほとんど終わっていたが、ツツジやフジが咲き、緑の若葉がさわやかだった。気温はそれほど上がらなかったが、日が差すと暖かく、チョウも元気に飛ぶ。経時的に3回に分けて、コンテンツを見ていただくことにする。
 日本庭園のほうに歩いて行くとさっそく、クロアゲハやアゲハがツツジの植栽に絡んでいた。

1.小石川植物園 正門
都営地下鉄の白山駅から歩いて10分ほど、小石川植物園の塀が右手に現れる。突き当りを右に曲がって右側が、その正門になる。入園料500円を支払って中に入る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
001_210409392 X800 正門 小石川植物園 RX10M4.jpg
2.クロアゲハ♂
正門を入って、一番左側(南側)の道を西へ歩く。さっそく、いくつかのツツジが植えられたところで、クロアゲハ、カラスアゲハ、アゲハが飛んでいた。今年はツツジの花が咲くのも早いようだし、チョウの発生は早いと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 183mm ISO500 ) 露出補正 なし
002_210409001 X800 クロアゲハ 小石川植物園 RX10M4.jpg
3.オオアマナ(大甘菜)の群落
  英名をベツレヘムの星というらしいが、確かに星のような形をした花だ。地面一杯に咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
003_210409002 X800 オオアマナ 小石川植物園 RX10M4.jpg
4.ハンノウツツジ(飯能躑躅) 乙女桂
  サツキのような赤い小さな花が咲いていた。ハンノウツツジ 乙女桂 と記された品種札があった。ヤマツツジとサツキの自然交配種と言われ、1915年に埼玉県の天覧山で発見されたそうだ。ヤマツツジと比べると花期が遅く、サツキと異なり冬になると落葉するなどの特徴があるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
004_210409005 X800 ハンノウツツジ 乙女桂 小石川植物園 RX10M4.jpg
5.センエオオムラサキ(千重大紫)
品種が書かれた札を探せなかったので、帰宅してネットで調べて見た。どうやらセンエオオムラサキらしい。八重咲きのツツジというのは見たことがなかった。  

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
005_210409007 X800 センエオオムラサキ 小石川植物園 RX10M4.jpg
6.ショカツサイ(諸葛菜)
別名をムラサキハナナ、オオアラセイトウ、ハナダイコンという。アブラナ科の植物であり、ツマキチョウの食草でもある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
006_210409010 X800 ショカツサイ 小石川植物園 RX10M4.jpg
7.クロアゲハ♂
ツツジの花に絡んでいたクロアゲハの♂が、スッーと下りてきてタンポポに止まった。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 60mm ISO160 ) 露出補正 なし
007_210409013 X800 小石川植物園 RX10M4.jpg
8.セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)に来たツマキチョウ♂
時刻は11時半を過ぎたところ。この日初めてのツマキチョウである。すぐに飛び立ってしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 73mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_210409014 X800 セリバヒエンソウ 小石川植物園 RX10M4.jpg
9.ツマキチョウ♀ 羽化不全 -1
次に現れたのが、なんとも痛々しい♀だった。鱗粉が落ちているように見えるが、これは擦れて鱗粉が落ちたのではなく、羽化不全があったのだろうと思う。

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
009_210409024 X800 〇羽化不全 小石川植物園 RX10M4.jpg
10.ツマキチョウ♀ 羽化不全 -2
同じ個体だが、左の翅は何か不自然に鱗粉が落ちている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
010_210409028 X800 ◎羽化不全 小石川植物園 RX10M4.jpg
11.ツマキチョウ♀ 羽化不全 -3
同じく右側の翅も、前翅、後翅にわたり、同じように鱗粉が欠落していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
011_210409030 X800 ◎羽化不全 小石川植物園 RX10M4.jpg
12.菜の花で吸蜜するツマキチョウ♀
この個体は正常な♀だ。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
012_210409033 X800 ◎小石川植物園 RX10M4.jpg
13.オドリコソウ(踊子草)
名前の由来は、花が輪生したようすが、笠をかぶって踊る踊子に似ていることによる。ヒメオドリコソウは良く見るが、オドリコソウを見ることは少ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
013_210409043 X800 オドリコソウ 小石川植物園 RX10M4.jpg
14.ツマキチョウ 交尾 -1
アブラナが咲く傍でじっとして動かないツマキチョウがいた。よく見ると交尾中だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 215mm ISO160 ) 露出補正 なし
014_210409058 X800 〇交尾 小石川植物園 RX10M4.jpg
15.ツマキチョウ 交尾 -2
近寄って広角側で撮った。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
015_210409084 X800 ◎交尾 小石川植物園 RX10M4.jpg
16.ツマキチョウ 交尾 -3
ササの葉をあいだに置いて、左が♂で右が♀だ。どうやら♀の方は、さっき見た羽化不全の個体のようだ。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
016_210409088 X800 ◎交尾 小石川植物園 RX10M4.jpg
17.ツマキチョウ♂
この日、ツマキチョウは♂も♀も見られる。心配していた発現時期は丁度良いタイミングだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
017_210409094 X800 ◎小石川植物園 RX10M4.jpg
18.サトザクラ(里桜) -1
日本庭園の方へ歩いて行くと、サトザクラ 晩都 の札が掛かった八重桜が咲いていた。Wikipediaによると、サトザクラ(里桜)は、広義ではバラ科サクラ属のサクラの栽培品種の総称で、狭義ではオオシマザクラを基に誕生した栽培品種の品種群のことで、八重咲きのヤエザクラの栽培品種の多くがオオシマザクラを基に開発された狭義のサトザクラ群だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 37mm ISO320 ) 露出補正 なし
018_210409104 X800 サトザクラ 晩都 小石川植物園 RX10M4.jpg
19.サトザクラ(里桜) -2
傍に「司枝垂」という札が掛けられた木があったが、それは梅の品種で、この花はサトザクラのようだ。  晩都(オソミヤコ) かどうかは分からない。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
019_210409108 X800 小石川植物園 RX10M4.jpg
20.サトザクラ(里桜) -3
花が咲いた枝が地面スレスレまで垂れ下がっていた。  

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 37mm ISO250 ) 露出補正 なし
020_210409113 X800 小石川植物園 RX10M4.jpg
21.このツツジの名は?
ケラマツツジ 日本(奄美 琉)絶滅危惧Ⅱ類( VU)という札があったので、てっきり、ケラマツツジと思っていた。いま、画像を確認し、再度品種をネットで調べてみると、どうも違うように思う。色は違うようだが、センエオオムラサキ (千重大紫)のようにも見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 26mm ISO320 ) 露出補正 なし
021_210409116 X800 ケラマツツジ 小石川植物園 RX10M4.jpg
22.フジ(藤)
日本庭園にかかる橋が藤棚になっていてフジの花が咲いていた。wikipediaによれば、「一般名称としての藤には、つるが右巻き(進行方向に時計回り)と左巻きの二種類がある。右巻きの藤の標準和名はフジまたはノダフジ、左巻きの藤の標準和名はヤマフジまたはノフジである(牧野富太郎の命名による)」と記されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels<br> プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 26mm ISO320 ) 露出補正 なし
022_210409119 X800 フジ 小石川植物園 RX10M4.jpg
23.日本庭園と旧東京医学校本館
日本庭園の西側、池の向こうに見える旧東京医学校本館(現東京大学総合研究博物館小石川分館)は、東京大学の前身にあたる東京医学校時代の建物である。明治10年(1877年)4月に 東京開成学校東京医学校 が合併され、東京大学が創設された。この建物は明治初年の木造擬洋風建築特有の様相を残すと共に、東京大学の創立以前からの長い歩みを見守ってきた建物でもあるのだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 26mm ISO100 ) 露出補正 なし
023_210409122 X800 フジ 小石川植物園 RX10M4.jpg
24.アゲハ♂ -1
フジの花を橋の上で撮っていたら、橋のそばに咲いていた真っ赤なツツジの花に、アゲハがやってきた。羽化したてのようなきれいな個体だった。春型のアゲハは夏型に比べ小さくて姿が良い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 60mm ISO250 ) 露出補正 なし
024_210409131 X800 〇アゲハ 日本庭園 小石川植物園 RX10M4.jpg
25.アゲハ♂ -2
今考えるとこのツツジがケラマツツジと思えてきた。次回、行ったときに確認しておこう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 97mm ISO250 ) 露出補正 なし
025_210409134 X800 ◎アゲハ 日本庭園 小石川植物園 RX10M4.jpg


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2018年5月13日

小石川植物園 春の花々 4月10日

今年もツマキチョウ狙いで小石川植物園へ行く。雲一つない素晴らしい天気だ。ソメイヨシノはもう終わてしまったが、ここではサトザクラなどが、まだまだ、見られると思う。
 今年は桜の開花も例年より早く、ギフチョウも早く飛び出した。ツマキチョウはどうだろう。ここ3~4年、毎年4月15日前後にいっている。一番写真が撮れたのは、2015年で、菜の花に吸蜜に来るツマキチョウが多かった。ところが昨年などは、個体数は多いのだが、吸蜜に来ることが少なく、写真を撮らせてくれない。私には敏捷なツマキチョウチョウの飛翔写真は無理だ。そんなこともあって、今年は少し早めの時期に行くことにしたのだが・・・。
 今年も個体数は多かった。しかし午前中、特に♂は全く、花に来てくれない。工事が行われていて、菜の花畑は刈り込まれていた。ショカツサイや、セリバビエンソウの花にも来ない。最後にタンポポに来た♀を撮っただけだった。気温が上がって活動する時間を狙って、11時ごろに行ったのだが、来年は朝早く、あまり気温が上がらないうちに行ってみようか。
ハンカチノキなど、いろいろな春の花を見ながら、新しく買い求めた SONY RX10 Ⅳ での撮影を楽しんだ。チョウを撮るには、少々工夫がいるようだ。

クリックすると大きくなります。 1.アゲハ -1
生まれたばかりのアゲハチョウが元気に飛び回り、タンポポに止まる。余裕なく、上から押さえつけての写真になってしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 46mm ISO100 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 2.アゲハ -2
前の写真と同じ個体。少し姿勢を低くして撮った。まだ、モニターでローアングルからうまく撮れない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 102mm ISO100 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 3.モンシロチョウ
最近はモンシロチョウが少なくなり、郊外ではスジグロシロチョウのほうを多く見るが、ここはモンシロチョウが多い。飛んでいるときは、ツマキチョウと紛らわしいが、ツマキチョウの独特な飛び方とは区別でき、飛びかたで同定できる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 84mm ISO100 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 4.サトザクラ オソミヤコ 晩都
サトザクラの品種で「晩都」という札が掛かっていた。ソメイヨシノから遅れて開花することから命名されたのか。 サトザクラのサトは、山桜に対しての里であり、花の美しさの際立つ品種が多い。品種の数は200~300と言われ、花弁数や花色など様々なものがある。野生種に比べ、人工的な印象を与えるので、自然地よりも建物まわりなどに植えた方が景観に調和するという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 5.日本庭園のフジ
もう、フジの花が咲いていた。後ろに見えるレンガ造りの建物は、旧東京医学館本館で、いまは総合研究博物館小石川分館になっている。東京大学現存最古の学校建築で、赤門とともに国の重要文化財に指定されている。1876年(明治9年)に東京医学校本郷キャンパス(現在の本郷キャンパスの前身)の中心建築として創建された。 1965年に本郷で解体、69年に小石川へ移築再建され、「標本館」と名づけられた。2001年(平成13年)11月に総合研究博物館小石川分館(学校建築デジタルミュージアム)として一般公開され、現在に至っている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 58mm ISO100 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 6.ベニバナハナミズキ
この季節には、街路樹として植えられたハナミズキが、多くは白い花を咲かせている。このベニバナハナミズキは青空に透き通ってとてもきれいだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 121mm ISO100 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 7.ハンカチノキ
小石川植物園の銘木の一つであるハンカチノキだ。もう、薄黄色の大きな花を咲かせている。今年の開花は早いようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f4 1/500秒 16mm ISO100 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 8.ハンカチノキの花
真ん中の花を包むように白いハンカチのような葉状部分が目立つ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 178mm ISO100 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 9.アメリカアサガラ
見たとき、エゴノキの花に似ているなと思った。アメリカアサガラ エゴノキ科 という札が掛けられていた。木の質が脆く麻殻のように折れやすいことから和名が付けられた。北アメリカの東部に分布し、日本には明治時代の中期に渡来したという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 31mm ISO100 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 10.サトザクラ イチヨウ 一葉 -1
薬園保存園の近くに来ると、 ソメイヨシノはもう花を落としているが、まだまだ桜が咲いていた。イチヨウはサトザクラ群の桜で日本原産の園芸品種のヤエザクラ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 11. サトザクラ イチヨウ 一葉 -2
芝生の上では、お弁当を広げている、小さな子ど連れのグループが何組かおられた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO100 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 12.サトザクラ フゲンゾウ 普賢像
フゲンゾウも、サトザクラ群の桜で日本原産の園芸品種のヤエザクラ だ。大輪の花を咲かす。雌しべが普賢菩薩の乗る普賢象の鼻に似ている事からこの名前がつけられたそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 29mm ISO100 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 13.ヤマフジ ムラサキカピタン 紫花美短  -1
  紫花美短という札が掛けられていた。 一般名称としての藤には、つるが右巻き(上から見て時計回り)と左巻きの二種類がある。 牧野富太郎の命名によれば、右巻きの藤の標準和名は「フジ」または「ノダフジ」、左巻きの藤の標準和名は「ヤマフジ」または「ノフジ」である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 17mm ISO100 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 14. ヤマフジ ムラサキカピタン 紫花美短  -2
マメ科の花の多くは、「蝶形花」と呼ばれる。共通点があり、花びらは5枚で、上に飛び抜けて大きくよく目立つ1枚(旗弁)があり、二枚貝の貝殻のように組み合わさった2枚(竜骨弁)または(舟弁)を残りの2枚(翼弁)がはさんでいる。旗弁の付け根には、黄色い蜜標がある。 (福原達人さんのホームページを参照)

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 15.ツマグロヒョウモン♀
毎年ツマグロヒョウモンを見るのはゴールデンウィークが近くなってからだが、今年はやはり発生時期が早いと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 16.ツマグロヒョウモン♂
こちらは♂。元気に飛び回る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 190mm ISO100 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 17.キアゲハ
この時期に見るキアゲハは、とても見栄えがして美しい。それにしてもどの蝶もみんな地面に止まるので、撮りにくく、良い構図が作れない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 18.小さなアゲハチョウ
とても小さなアゲハチョウが飛んできた。ギフチョウより小さいかもしれない。タンポポの花の大きさと比べてみてもその小ささが判る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 151mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 19.ツマキチョウ♀
ツマキチョウの♂は、たくさん飛んではいるのだが、花に来てくれなかった。やっとタンポポのに来た♀を撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 196mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 20.モチツツジ 黐躑躅
なんとい難しい漢字だろうか。wikipediaによれば、モチツツジは花の萼や柄、葉(両面)、若枝、子房、果実に腺毛が多く見られ、そこから分泌される液滴によって粘着性を持つ。野外ではここに多くの昆虫が粘着してとらえられているのが観察される。この腺毛は花にやってくる花粉媒介に与る以外の昆虫を捕殺して、花を昆虫に食害されるのをふせぐために発達したものらしく、実験的に粘毛を剃ると、花は手ひどく食害される。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 17mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 21. ヤマフジ シロカピタン 白花美短 -1 
ヤマフジの白花品種である。フジは紫色の花と思っていたが、そういえば、この時期になるとTVで足利フラワーパークの白藤が紹介される。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 29mm ISO125 ) 露出補正 なし


2016年5月13日

小石川植物園 (2) ツマグロヒョウモン、アオスジアゲハ 4月15日

午後1時になった。もう1時間半近く、ツマキチョウを撮っていたことになる。少し歩いてみることにする。日本庭園の池を右手に見て、旧東京医学校から右の方に上がる。次郎稲荷というのがあった。さらに上に登って行く。カゴノキ、保土ヶ谷公園で見るのより何倍も大きいトキワマンサクや、ユリノキ、スズカケの木などの大きな木を見ながら歩くと、サトザクラや、オオシマザクラが咲く芝生の広場に出た。木陰で小さな子供さんを伴った家族連れが楽しそうにお弁当を開いている。
 最後にもう一度、菜の花の咲いていたところへ戻ってみた。しばらくすると、ツマグロヒョウモン、アオスジアゲハがやってきた。最後にやっとセリバヒエンソウで吸蜜するツマキチョウの♀に♂がアプローチする写真を撮って、小石川植物園を後にした。
 白山駅近くのそば屋で乾いた喉を冷たいビールで潤し、蕎麦を食べて帰路に着いた。

;クリックすると大きな写真になります。 21.コミスジ
日本庭園の池の傍にコミスジがいた。テリトリーを貼るように木の高いところにある葉上で羽を広げる。裏面を撮ることになる。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 90mm IS200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 22.次郎稲荷
古くからありそうな稲荷社があった。少し調べてみたが由緒はわからない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f1.8 1/1000秒 9mm ISO160) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 23.太郎稲荷
場所を違えて太郎稲荷というのもある[。ネットで探していくと、由緒についてはわからなかったが、東京大学大学院理学系の邑田仁教授が「小石川植物園の昔と今」と言う講演の中で、「享保7年、御薬園内に有名な養生所が出来ました。享保20年(1735)、青木昆陽が養生所と御薬園の敷地の一部を利用してサツマイモの試作を行います。享保年間の御薬園の図を見ますと、ほぼ現在の場所に稲荷と書き込まれており、太郎稲荷はこの時代からあったと思われます。」と述べられている資料があった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f1.8 1/1000秒 9mm ISO320) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 24.サトザクラが咲く芝生の広場
薬園保存園の方の近くに、まだ花をいっぱい付けている桜があった。サトザクラだ。芝生では、小さな子供たちを連れたお母さん仲間だろうか、花見をしている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f3.5 1/1250秒 13mm ISO125) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 25.ツマグロヒョウモン♂ -1
再び菜の花のところに戻ってみる。しばらくすると、オレンジ色の蝶が颯爽と飛んできて、菜の花に止まる。羽化したてのツマグロヒョウモンの♂で、ツマグロヒョウモンとしては小さな固体だった。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 90mm IS200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 26.ツマグロヒョウモン♂ -2
このツマグロヒョウモンは、菜の花の花から花へと移り、長い間楽しませてくれた。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 90mm IS200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 27.菜の花に産卵するツマキチョウ♀ -1
モンシロチョウに交じってツマキチョウの♀が飛んでいる。花芽に止まって産卵を試みているようだ。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 90mm IS200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 28.ツマグロヒョウモン♂ -3
菜の花に飽きると地面に止まって休んでいる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f3.2 1/1250秒 21mm ISO125) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 29.ツマグロヒョウモン♂ -4
これも同じ個体だ。また、菜の花に戻ってきた。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 90mm IS200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 30.モンシロチョウ♂
清楚な蝶だ。マルチパターン測光で白飛びがない。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 90mm IS200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 31.アオスジアゲハ -1
次に菜の花にやってきたのはアオスジアゲハだ。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 90mm IS200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 32.アオスジアゲハ -2
ツマグロヒョウモンとのツー・ショットになった。両方にピントを合わせるのは難しい。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 90mm IS200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 33.アオスジアゲハ -3
なかなかじっとしていてくれない。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 90mm IS200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 34.菜の花に産卵するツマキチョウ♀ -2
ツマキチョウの♀は菜の花の花芽に産卵を続ける。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/125秒 90mm IS360 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 35.アオスジアゲハ -4
このアオスジアゲハもツマグロヒョウモン同様、しばらくの間、菜の花畑に滞在した。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 90mm IS200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 36.アオスジアゲハ -5
丸いボケがきれいだ。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 90mm IS200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 37.アオスジアゲハ -6
次から次へと菜の花を移動する。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 90mm IS200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 38.カラスノエンドウに来たモンシロチョウ
同じようにマルチパターン測光で撮っているが、今度は少し白飛びしてしまった。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 90mm IS200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 39.セリバヒエンソウで♀が吸蜜
初めて♀がセリバヒエンソウで吸蜜している写真が撮れた。この♂は♀が目当てなのか、それともセリバヒエンソウが目当てなのだろうか。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 90mm IS200 ) 露出補正 なし


2015年4月28日

ツマキチョウざんまい 小石川植物園 4月16日


 小石川植物園に着いたのは11時半だった。気温はぐんぐん上がり、すでにツマキチョウらしき蝶が飛び交っている。今日は絶好のコンディションとなった。
 小石川植物園に来たのは3回目である。初めてきたのは一昨年の秋だった。アサギマダラをはじめツマグロヒョウモン、ミドリヒョウモンなどが いて、蝶の数も多かった。
 2回目は翌年の春で、ツマキチョウを撮りに来た。この時も菜の花に多くのツマキチョウが来ていたのだが、なかなか止まってくれず、良い写真が撮れなかった。今日はその菜の花のポイントで粘ってみようと思う。

  菜の花には、モンシロチョウとツマキチョウが来ていたが、ターゲットはツマキチョウである。翅先のオレンジ色を確認して狙っていった。12時半くらいまで、そこで撮っていたが、シャッターチャンスはそう多くはない。しかし、一応、菜の花で吸蜜する♂と♀を確保したので、昼飯にすることにした。日本庭園の旧東京医学校の手前まで進み日陰にあったベンチが空いていたので座る。気持ちが良い。
  午後1時半、再び菜の花のポイントへ戻った。さっきより、花に止まる個体が増えている。モンシロチョウも4~5頭が絡んで飛んでいる。ツマキチョウのカップルも撮れた。
 菜の花のポイントでは、もっぱらD5300+TAMRON 90mmで撮った。背景がきれいにボケてくれる。

;クリックすると大きな写真になります。 1.セイヨウタンポポに止まったツマキチョウ♂
正門を入るとセイヨウタンポポが地面を覆うように咲いているところがあった。さっそく、ツマキチョウらしい飛び方の蝶がそのセイヨウタンポポの花に止まったところをHS50で押さえた。ローアングルで撮ろうと思ったら逃げられてしまった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/900秒 68mm ISO200 ) 露出補正 なし
150428_002.jpg 2.菜の花とツマキチョウ♂ -1
ツマキチョウは菜の花の周りを飛び回っている。なかなか止まって吸蜜しようとはしない。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.菜の花とツマキチョウ♂ -2
真横からの位置になってしまった。裏面の唐草模様はこの蝶の特徴の一つだ。速いシャッタースピードで撮れる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.モンシロチョウ開翅
開いている"と思ったらモンシロチョウだった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.ツマキチョウ♀ -1
♀は♂に比べて発生時期が遅れるが、もう♀も羽化していた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.ツマキチョウ♀ -2
落ち着いて吸蜜している時は、近寄って撮ることができる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1600秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.モンシロチョウ群飛
5頭のモンシロチョウが絡み合って飛んでいる。さすがなことにこの仲間にツマキチョウは入らない。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.モンシロチョウの塊
絡み合っていたモンシロチョウは菜の花の新芽に止まった、確認はできなかったが多分♀に集まり塊になった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.ぶつかり合うモンシロチョウ
躰をぶつけている。意志を伝えているのだろう。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.小さなアゲハ -1
今度は菜の花にアゲハチョウの小さな春型がやってきた。ほんとに小さい。ギフチョウよりも小さい。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 11.小さなアゲハ -2
同じ個体。花から花へと飛び回る。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 12.菜の花とツマキチョウ♂ -3
菜の花の高い位置に止まることが多いが、このツマキチョウは低いところで咲く花に止まった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 13.ツマキチョウ♀ 産卵姿勢
菜の花はツマキチョウの食草の一つだった。葉の付け根に産卵しようとしている。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 14.モンシロチョウの交尾
モンシロチョウもアブラナ科植物を食草としている。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 15.菜の花とツマキチョウ♂ -4
密集する菜の花の中の方で咲く花で吸蜜する♂もいる。隙間からレンズを向ける。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 16.菜の花とツマキチョウ♂ -5
一旦、この菜の花のポイントから撤退し、日本庭園のベンチで昼飯にした。小一時間たった1時半ごろ、また、ここに戻ってきた。状況は変わっていないが、花に止まる蝶が多くなっているように思う。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 17.菜の花とツマキチョウ♂ -6
午後1時40分、この時刻、ツマキチョウは数は増えているようだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 18.ツマキチョウのランデブー -1
産卵しようとしている♀に♂がアプローチしている。良く見ると上にいる♂が首をひねって下にる♀を見ている。こういう写真を撮ったのは初めてだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 19.ツマキチョウノランデブー -2
同じ雌雄。♀の方は産卵姿勢になっている。このカップルは結ばれることはなかった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 20.菜の花とツマキチョウ♂ -7
菜の花に止まるツマキチョウが撮りやすくなった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 21.菜の花とツマキチョウ♂ -8
そういえば正面からの開翅を撮っていない。すぐにチャンスがやってきた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 22.菜の花とツマキチョウ♂ -9
余裕も出てきて、近寄って開翅を撮ることができた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1600秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 23.菜の花とツマキチョウ♂ -10
この日は菜の花のポイントで思う存分撮影することができた。飛翔写真にチャレンジしてみようかと思ったが、ツマキチョウの動きが素早く難しい。追いかけまわすと、足元の草花を傷めてしまいそうだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1600秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 24.街のツマキチョウ
午後2時過ぎに小石川植物園を退出し、白山駅へ戻る途中、住宅の玄関に咲くラベンダーの花にツマキチョウが来ていた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし


2015年4月21日

小石川植物園 春の花 4月16日 


  しばらく気温が低く、天候が優れない日が続いていたが、今日は朝から青空が広がり、気温も上がるという。ツマキチョウの写真を撮りたい。舞岡公園はツマキチョウの個体数が少なく、花も少ないので、小石川植物園にしようか、目黒の自然教育園にしようかと考えた。ナノハナとツマキチョウの取り合わせを思い浮かべ小石川植物園へ行くことにした。横浜から京浜急行の「特快」で都営地下鉄浅草線の三田まで行き、同じく都営地下鉄三田線に乗り換え、白山へ行く。意外と時間はかからない。

 白山駅から小石川植物園へは15分ほど歩くが、汗ばんでくるほど暖かい。
  小石川植物園の正門から園内に入ると、さっそく白い蝶が活発に飛んでいる。昨年も来ているので菜の花がどこにあるかは記憶していた。

  この日はほとんどの時間を菜の花に集うツマキチョウの撮影にあてた。撮った写真は改めてアップさせていただくことにする。鈴懸の木やハンカチの木のある方へは上がらず、旧東京医学校本館の手前の日陰になったベンチに座って、持参のサンドイッチを食べ、再び菜の花に戻り、午後2時過ぎに退出、つつじが咲き始めたという根津神社へ回ってみることにした。

1.菜の花
正門を入って、すぐ左側の道を日本庭園の方に歩いていくと、左側に菜の花が咲いている。植物園の南側の端で一般道路に接し、その向こうは住宅が立ち並ぶ。ご婦人の先客が一人いらっしゃって、イヤホンで音楽を聴きながらツマキチョウの撮影チャンスを狙っておられた。私も今日はここで時間をかけることにする。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/640秒 11mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
2.ハナズオウとオオリキュウバイ
午後1時近くなったので、一旦菜の花のポイントを離れ、日本庭園の方へ歩く。途中、昨年と同じようにハナズオウ(紅)とオオリキュウバイ(白)の花が咲いていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/800秒 12mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
3.ハナズオウ
中国原産のマメ科の植物で、花蘇芳と書く。蘇芳とは赤色の染料になるマメ科の植物。木の高さは3mくらいだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/900秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
4.オオリキュウバイ
これも中国原産。バラ科ヤナギザクラ属で、木の高さはハナズオウと同じく3m位だった。漢字では大利休梅と書く。千利休が好んで茶花に用いられたと言われている利休梅(リキュウバイ)より花が大きいことからこの名がある。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/950秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
5.サトザクラ
八重桜が咲いていると思い、傍に行ってみた。その木に掛けられた札を見ると、サトザクラ 品種「晩都」とあった。Wikipediaによれば、「サトザクラの歴史は、人々がサクラを庭に植え始めた平安時代からと言われる。このころから品種の育成が行われ、人為的な交配や突然変異、野生のものからの選抜育成などが続けられた結果、200種以上のサトザクラが誕生した。」と記されている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/900秒 10mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.サトザクラ「晩都」の花
花の重みのためなのだろうか、花は下を向いて咲いていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/850秒 6mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.旧東京医学校本館
現在は総合研究博物館小石川分館といい、昭和45年6月に重要文化財に指定された。日本庭園のツツジの花も咲き始めている。この左側にベンチがあったので、持参したサンドイッチで昼食にした。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.4 1/850秒 19mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.オドリコソウ
再び菜の花の咲くところに戻り、ツマキチョウを撮った。午前中より、花に止まることが多くなったように思う。足元を見ると、オドリコソウが咲いていた。踏まないように気を付ける。舞岡公園などでは、ヒメオドリコソウを良く見るが、オドリコソウは見られない。オドリコソウは春の舞姫である。写真のようにに笠をかぶった踊り子が茎をぐるりと取り巻いて裾をあでやかに翻しながら輪になって踊っているように見える。 絶妙な命名と思う。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.4 1/850秒 4.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
>;クリックすると大きな写真になります。
9.オオニソガラム
入口から日本庭園へ通じる道筋にこの白い花が群落となって咲いていた。帰宅してネットで調べたところ、どうやらオオニソガラムという花らしい。大甘菜(オオアマナ)という別名がある。比較的最近の帰化植物で、以前はここ小石川植物園以外では見られなかったという。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/950秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。


2014年4月26日

小石川植物園 4月15日


  4月8日に目黒の自然教育園へ行った時に、ツマキチョウの飛翔写真を撮っておられた方が、小石川植物園にもツマキチョウがたくさん飛んでいたと話してくださった。ツマキチョウはこの時期しか撮れない。そこで昨年10月3日に訪れた小石川植物園に再び行ってみることにした。正しくは、東京大学大学院理学系研究科付属植物園という。
  入園料400円を支払って、園内に入る。去年来た時を思い起こして、ツマキチョウのいそうな園内の場所を、正門からすぐ左へ日本庭園への道筋と考え、歩き始めた。しばらく歩くと真っ赤な花を咲かせたオオヤマツツジがあった。その少し先をちらちらと白い蝶が飛んでいる。ツマキチョウだ。目黒ではまだ発生していなかった♀を最初に見たが、そのあと、個体数はどんどん増えた。しかし、なかなか止まってくれず、撮り難い。
  しばらく、粘ってみたがあまり多くのショットを撮ることはできなかった。また、後で来ようと、先に進む。日本庭園から旧東京医学校本館をみて、上へ上がり、ハンカチノキを見に行った。分類標本園へも行ったが、ここはこの時期、蝶を見ることはなかった。喉が渇いたので、 売店でアイスティーを買って、一息入れる。もう午後1時になっていた。
  再びツマキチョウのいるところへ戻り、約1時間粘ったが、なかなか花で吸蜜することも少なく。多くは撮れなかった。よくあれだけ疲れずに飛び続けられるものだと感心してしまう。 2時過ぎに退出した。

小石川植物園入口;クリックすると大きな写真になります。 1.小石川植物園入口
都営地下鉄三田線を白山で降りた。昨年10月に行った時は、筋向いにある雑貨屋さんで入園券を購入したが、今日は門の中の受付で販売していた。昨年は330円だったが、400円になっていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/850秒 7.9mm ISO400 ) 露出補正 なし
オオヤマツツジ;クリックすると大きな写真になります。 2.オオヤマツツジ
今日はツマキチョウ狙いである。受付の脇から、日本庭園への道を歩く。少し進んだところに真っ赤なツツジが咲いていた。満開である。アゲハでも来ていないかと見たが、蝶の姿はない。赤とびを用心して、露出を抑えたが、撮れた画像を確認してみると、もう少し明るくても良いと思った。ここで撮り直しておかないといけないのだが。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/850秒 4.8mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
ツマキチョウ♀;クリックすると大きな写真になります。 3.ツマキチョウ♀
開けたところでツマキチョウが飛び始めた。路傍の小さな花に止まる。見ると♀だった。目黒では♂ばかりだったのに、季節は進んでいる。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
ツマキチョウ♀;クリックすると大きな写真になります。 4.ツマキチョウ♀
最初と同じ個体はのんびりと吸蜜を続けている。HS50に持ち替えて、撮る。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/850秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
ツマキチョウ♂;クリックすると大きな写真になります。 5.ツマキチョウ♂
菜の花が咲いていた。白い蝶が絡んでいるが、なかなか止まらない。やっと止まってくれたツマキチョウの♂だった。もう一歩寄りたかったのだが、すぐ、飛んでしまった。ここではモンシロチョウとツマキチョウが混ざっている。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
ツマキチョウ♀;クリックすると大きな写真になります。 6.ツマキチョウ♀
♀も菜の花に来た。近寄れないので、HS50で撮る。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/420秒 160.5mm ISO100 ) 露出補正 なし
ハナズオウとオオリキュウバイ;クリックすると大きな写真になります。 7.ハナズオウとオオリキュウバイ
日本庭園の池の手前に紅色のハナズオウ(花蘇芳)と白いオオリキュウバイ(大利休梅)が咲いていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/900秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 なし
アオサギ;クリックすると大きな写真になります。 8.アオサギ
日本庭園の石橋にいた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/500秒 25.0mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
ハンカチノキ;クリックすると大きな写真になります。 9.ハンカチノキ
小石川植物園の名物である。開花時期は4月下旬で、今日はツマキチョウもさることながら、この花を見たかった。花についた白い大きな2枚の苞葉が垂れ下がりよく目立つため、日本では「ハンカチの木」や「幽霊の木」などと呼ばれる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.4 1/800秒 110.8mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
日本庭園と旧東京医学校本館(現 総合研究博物館小石川分室);クリックすると大きな写真になります。 10.日本庭園と 旧東京医学校本館(現 総合研究博物館小石川分室)
ここに来ると撮りたくなってしまう。この時期が一番きれいなのではなかろうか。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/800秒 9.2mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
サトザクラ;クリックすると大きな写真になります。 11.サトザクラ
サトザクラ 一葉 という木札がかけられていた。オオシマザクラをもとにして掛け合わせらえた桜の一品種だそうだ。その桜の下で家族連れがお弁当を開いている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/800秒 7.3mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
オドリコソウ;クリックすると大きな写真になります。 12.オドリコソウ
ヒメオドリコソウは舞岡公園などでたくさん咲いているが、 オドリコソウというのは、どんなのだろうかと思っていた。菜の花の傍でツマキチョウを追っているときに目についた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
ツマキチョウ♂;クリックすると大きな写真になります。 13.ツマキチョウ♂
ツマキチョウは小さな花が好きなようだ。なかなか止まってくれない。「止まった!」と思って近づく。落ち着いて吸蜜を始めてくれるとシャッター・チャンスはあるのだが、多くは、こちらがアプローチする前に飛び立ってしまう。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
ツマキチョウ♀;クリックすると大きな写真になります。 14.ツマキチョウ♀
同じ花に来た、これは♀のようだ。午後になって、少しは花に来る個体が多くなりはしないかと、30分以上、この場所に待機していたが、チャンスは2度しかなかった。それにしても、ツマキチョウはよく止まることなく飛んでいられるなと改めて思う。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
140425_015.jpg 15.ベニシジミ
ベニシジミも飛び始めた。あまり珍重されないが、特に春型は可憐な蝶だ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
モンシロチョウ;クリックすると大きな写真になります。 16.モンシロチョウ
欧米各国に伝わる童謡に日本で野村秋足(1819年 - 1902年)が歌詞を付けた「蝶々 蝶々 菜の葉に止まれ」という「唱歌 ちょうちょう」のように、菜の花に止まる蝶の代名詞であるモンシロチョウ。「菜の葉に飽たら 桜に遊べ」と続くが、桜の花に来たモンシロチョウは見たことがない。HS50の望遠端で撮る。少しピントが甘くなる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/640秒 185.0mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
ダイサギ?;クリックすると大きな写真になります。 17.ダイサギ?
ハンノキ並木がある池に白いサギがいた。5m位まで近寄ったが、獲物を狙うのに夢中である。いつも見るコサギより大きい。頸の形や、くちばしの色、眼の下の緑色から、夏羽になったダイサギではないかと思う。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/160秒 73.7mm ISO160 ) 露出補正 -0.7段