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2022年11月 5日

日塩もみじライン 日帰りドライブ 10月20日

久しぶりの快晴。家内を乗せ、紅葉を見に日帰りドライブをした。目的地は一度走ってみたいと思っていた日塩もみじラインである。朝6時に自宅を出発し、東北道を西那須野塩原インターで下り、国道400号線を塩原温泉へ。そこから日塩もみじラインを鬼怒川へ向かった。今がベストと思って出かけたが、少し時期尚早で、残念ながら日塩もみじラインの紅葉はいまいちだった。途中もあまり見どころはなく、標高1,170mの白滝を見た後は、カーブが続く山道をあっという間に鬼怒川温泉まで下りてきてしまった。
 東武鉄道の鬼怒川温泉駅の標識が出てきたので、それに従って進み、駅前の駐車場の車を停め、何を食べようかとぶらぶら歩いてみた。今年8月オープンした斬新な店、金谷製菓本舗のカフェがあった。そこで昼食にする。
 余談になるが、日光金谷ホテルと鬼怒川金谷ホテルとの関連に興味を持った。以下に「KANAYA RESORTS」のホームページを引用させていただいた。

「1871(明治4)年、日光東照宮の楽人(雅楽の奏者)だった金谷善一郎と、日光見物に来て宿がとれず途方に暮れていた一人の外国人との運命的な出会いがありました。この外国人が「ヘボン式ローマ字」の発案者として有名なヘボン博士でした。善一郎は、彼から「国際的観光地として日光が発展するためには、外国人観光客を受け入れる宿泊施設が必要である」と助言を受け、自宅の一部を外国人に提供し、1873(明治6)年、「カッテージ・イン」と名付け宿を始めました。このことが、当社のルーツとなる、日本におけるホテルの起源となった"日光金谷ホテル"の誕生となり、ここから"金谷のおもてなし"がはじまりました。」と記されていた。そして、金谷善一郎さんの長女である金谷多満さんと夫・正生さんの長男である鮮治さんは、1953年(昭和28年)に日光金谷ホテル株式会社から分離して、鬼怒川温泉ホテル株式会社を設立。初代社長に就任した。1978年(昭和53年)には、同じ鬼怒川温泉に鬼怒川金谷ホテルを開業した。

 観光客は多くはなかった。家内は土産物屋さんを見に行くという。私は、駅の様子を見に行った。ちょうどSL列車が到着したところだった。乗客を降ろした後、機関車の方向転換のため駅前の転車台に来るという。SL C11123 が転車台に乗って方向転換するところを見てきた。
 帰路で寄った蓮田SAはなかなか楽しかった。北海道の生チョコレートなども売っている。私は好物のクジラベーコンを買った。往復8時間ほどの運転だったが、夕方6時過ぎには自宅に戻れ、それほど疲れを感じなかった。

000_221020007 X700 日塩もみじライン エーデルワイススキーリゾート 塩原 Z50 18-200.jpg
日塩もみじラインの紅葉 2022年10月20日 那須塩原市中塩原~日光市藤原

001_221020001 X800 もみじ谷大吊橋 塩原 Z50 18-200.jpg 1.塩原ダム湖
東北自動車道を西那須野塩原インターでおりて、国道400号線を塩原温泉に向かって30分ほど走ると左に「もみじ谷大吊橋」入り口の表示があったので、誘われるように下りて行った。塩原ダム(しおばらダム)は、栃木県那須塩原市の那珂川水系箒川に建設されたダムである。1978年(昭和53年)に完成させた。ダムの型式は重力式コンクリートダム、高さは60.0 mで洪水調節、不特定利水、塩原・那須台地の農地への灌漑を目的としている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.8 1/500秒 54mm ISO 280 ) 露出補正 なし
002_221020002 X800 もみじ谷大吊橋 塩原 Z50 18-200.jpg 2.もみじ谷大吊橋 ダム湖である塩原湖周辺は環境整備がなされており、ダム右岸には塩原ダム公園が整備された。ここに1999年(平成11年)、「もみじ谷大吊橋」が完成した。この「もみじ谷大吊橋」は箒川下流の塩原ダム湖に架かる、トラスなどの補剛桁を用いず、横に張ったワイヤーロープで強度を確保した「無補剛桁歩道吊橋」としては本州一長い全長320mの大吊橋である。トラスとは三角形を基本単位としてその集合体で構成する構造形式のこと。通行料金は、大人が1回300円だった。私たちは敬老料金で200円だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5 1/500秒 18mm ISO 110 ) 露出補正 なし
003_221020003 X800 もみじ谷大吊橋 塩原 Z50 18-200.jpg 3.もみじ谷大吊橋 主塔
吊橋のワイヤーを支える支柱の高さは26mある。ダムはこの吊橋の東側にある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 18mm ISO 110 ) 露出補正 なし
004_221020004 X800 もみじ谷大吊橋 塩原 Z50 18-200.jpg 4.もみじ谷大吊橋の真ん中
南北に架かる吊橋のセンターには「温泉と滝と吊橋の町 しおばら」というプレートが張られていた。残念ながら紅葉にはまだ早かった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 18mm ISO 100 ) 露出補正 なし
005_221020004 X800 日塩もみじライン エーデルワイススキーリゾート 塩原 Z50 18-200.jpg 5.日塩もみじライン
国道400号に戻り塩原温泉郷へ向け走る。しばらく行くと道が二つに分かれていた。カーナビに従って右側を行くとトンネルに入る。どうやらこれは新道のようで、左側の道を行くと箒川に沿って、「回顧の吊橋」「回顧の滝」「山髭の滝」「連珠の滝」といろいろ見どころがあったようだ。事前の学習不足だった。再びその旧道と合流したあと、左、鬼怒川方面への日塩もみじラインに入る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 24mm ISO 110 ) 露出補正 なし
006_221020005 X800 日塩もみじライン エーデルワイススキーリゾート 塩原 Z50 18-200.jpg 6.日塩もみじライン 「エーデルワイススキーリゾート」駐車場
途中、右側に「エーデルワイススキーリゾート」と看板の出ている車が1台も止まっていない駐車場があった。もみじが少し色づいているようだったので、その道路わきに車を停めてみる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 27mm ISO 110 ) 露出補正 なし
007_221020006 X800 日塩もみじライン エーデルワイススキーリゾート 塩原 Z50 18-200.jpg 7.日塩もみじライン -1
紅葉はいまいちだったが、西側は日光方面だろうか、山の連なりが眺められた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6 1/500秒 105mm ISO 110 ) 露出補正 なし
008_221020008 X800 日塩もみじライン 塩原 Z50 18-200.jpg 8.日塩もみじライン -2
日塩もみじラインは鬼怒川温泉と塩原温泉とを結ぶ全長28キロメートルの観光道路だ。栃木県道路公社が管理する一般有料道路・日塩有料道路(もみじライン、龍王峡ライン)となっていたが、2020年12月11日に無料開放されている。例年、紅葉の色づき始めは10月初旬で、見ごろは10月下旬前後。モミジ、カエデ、ブナ、カツラ、シラカバ、ナラ、ナナカマド、ヤマウルシ、カラマツ、ツタなどが鮮やかな赤・橙・黄色に染まるというが、まだ少し早く、その感動はなかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f11 1/125秒 17mm ISO125 ) 露出補正 なし
009_221020009 X800 日塩もみじライン 白滝 塩原 Z50 18-200.jpg 9.白滝 -1
日塩もみじラインを塩原から半分ほど走ったところに、それほど大きな滝ではないが白滝という滝があった。紅葉が進めば眺めがよいと思う。滝のそばに「峠の茶屋」があったが閉まっていた。「峠の茶屋」の前にある「思いもみじ・思われもみじ」と名付けられた2本のもみじは、春はさわやかな新緑、秋は紅葉と毎年、多くの観光客の目を楽しませてくれるという。滝からの流れは道路の橋の下をくぐり、さらに落ちていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f9 1/125秒 17mm ISO125 ) 露出補正 なし
010_221020010 X800 日塩もみじライン 白滝 塩原 Z50 18-200.jpg 10.白滝 -2
滝の落ち口にカメラを向けると、紅葉している木々があった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8 1/125秒 17mm ISO125 ) 露出補正 なし
011_221020011 X800 日塩もみじライン 白滝 塩原 Z50 18-200.jpg 11.白滝からの眺め 谷と山並み
滝が落ちる先は、深い谷になっていた。見える山並みは川治から尾瀬のあたりだと思う。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f11 1/125秒 20mm ISO125 ) 露出補正 なし
012_221020012 X800 鬼怒川温泉駅前 金谷菓子本舗 Z50 18-200.jpg 12.鬼怒川駅前のCafe
カーブが続く道を鬼怒川温泉まで下りてきた。鬼怒川温泉駅という標識を左に入って駅前に出た。駅前の駐車場に車を置き、昼食の場所を探す。駐車場の道を挟んで向かい側に、まだ新しそうな店が目についた。入ってみる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f10 1/125秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
013_221020013 X800 鬼怒川温泉駅前 Z50 18-200.jpg 13.「金谷菓子本舗」
そこは、今年8月2日にオープンしたオリジナルの焼き菓子などを展開するギフトショップと、飲食やランチを楽しめるCafeを併設した「金谷菓子本舗」という店だった。鬼怒川金谷ホテル(日光市鬼怒川温泉大原)などを運営する「KANAYA RESORTS」の新店舗だった。中に入るときれいなパッケージのクッキーなどが並び、2人の店員さんがいたので「お二人も入れて、お店の写真を撮っていいですか」と許可を求めて撮った。1927年(昭和2年)、浅草から日光まで東武鉄道が開通。それに伴い日光金谷ホテルの鬼怒川支店として、鬼怒川の発展の端緒を開く形で1931年(昭和6年)に鬼怒川温泉ホテルが開業し、1953年(昭和28年)に日光金谷ホテルから独立し、独自の発展を遂げ、その後「KANAYA RESORTS」になる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/125秒 11mm ISO125 ) 露出補正 なし
014_221020014 X800 鬼怒川温泉駅前広場 Z50 18-200.jpg 14.「鬼怒太」
鬼怒川温泉駅の駅前広場にこんな像が立っていた。何だろうと思ったら鬼怒川川治・温泉ライオンズクラブ結成40周年記念の「鬼怒太」像だった。鬼怒太の像は鬼怒川温泉のキャラクターとして2003年10月8日に登場した。見かけは少し怖けど、どこか憎めない立ち姿である。像の作者は環境陶芸家の藤原郁三氏。広場の向こう側のあずまや風の「足湯」の左側に見えるのが「金谷菓子本舗」だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f11 1/125秒 10mm ISO125 ) 露出補正 なし
015_221020015 X800 鬼怒川温泉駅 SL大樹 Z50 18-200.jpg 15.東武鉄道SL「大樹」ふたら
食事をした後、土産物屋さんを見たいというかみさんを残して駅構内を見に行った。そうしたら、思いもかけずにSL列車がホームに止まっていた。入場券を買って中に入る。13時37分に着いた「SL大樹 ふたら」だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 30mm ISO125 ) 露出補正 なし
016_221020016 X800 鬼怒川温泉駅 SL大樹 Z50 18-200.jpg 16.C11123
C11形蒸気機関車は、鉄道省が1932年(昭和7年)に設計した過熱式のタンク式蒸気機関車である。C11形123号機は、もとは「C11 1」として、1947年に滋賀県の江若(こうじゃく)鉄道向けに製造された車両だそうだ。北海道の鉄道に譲渡された後、1975年に廃車。以降は日本保存鉄道協会が保有する形で、北海道で静態保存されてきた。2018年、この車両を東武博物館が取得し、東武鉄道によって、大手私鉄では初となる蒸気機関車の動態復元作業に着手した。今年4月に試運転が公開された。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/125秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
017_221020017 X800 鬼怒川温泉駅 SL大樹 Z50 18-200.jpg 17.転車台へ
鬼怒川温泉駅13時37着の SL大樹ふたら72号 を牽いてきた C11123 は客車を切り離し駅前広場にある転車台へ向かう。この日運行されたSL列車はこの SL大樹ふたら72号 のみだったようだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/125秒 37mm ISO200 ) 露出補正 なし
018_221020018 X800 鬼怒川温泉駅 SL大樹 Z50 18-200.jpg 18.客車
この客車は14系のようだ。SL大樹は、SLが客車3両を引っ張る定員約200席の列車で、その客車のうち12系は、1969年に製造され、その後夜行列車等での使用のため、グリーン車へと改造を行い、形式が「オハ」から「オロ」へと改められ、ムーンライト高知・松山として2009年まで使用されていたそうだ。12系のほか昭和40~50年(1965年~1975年)に製造され、JR四国から譲り受けた14系客車(スハフ14-1、スハフ14-5、オハフ15-1、オハ14-1)、JR北海道から譲り受けた(オハ14-505(ドリームカー)、スハフ14-501)が使われている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/125秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
019_221020019 X800 鬼怒川温泉駅 SL大樹 Z50 18-200.jpg 19.転車台
東武鉄道ではC11を使ったSL大樹を鬼怒川温泉〜下今市間に運行する関係で、鬼怒川温泉駅、下今市駅に転車台を設備している。逆走が困難なSLの運行では転車台は終点駅には必須の施設で、SL復活運転プロジェクトにあわせてJR西日本から譲り受けた転車台だそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8 1/125秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
020_221020020 X800 鬼怒川温泉駅 SL大樹 Z50 18-200.jpg 20.転車台に入線
13時55分ごろ、駅前に設置された転車台にC11123が入ってきた。ホームで客車を切り離したあと、まっすぐ走って、バックで側線に入り、前進してこの転車台に入ってきた。見学者のために転車台に入る時刻表が掲示されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/125秒 29mm ISO125 ) 露出補正 なし
021_221020021 X800 鬼怒川温泉駅 SL大樹 Z50 18-200.jpg 21.転車台が回転 -1
C11123と車掌車を載せた転車台が回転していく。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/125秒 22mm ISO125 ) 露出補正 なし
022_221020022 X800 鬼怒川温泉駅 SL大樹 Z50 18-200.jpg 22.転車台が回転 -2
ほぼ90度回転した。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 17mm ISO125 ) 露出補正 なし
023_221020023 X800 鬼怒川温泉駅 SL大樹 Z50 18-200.jpg 23.転車台が回転 -3
ほぼ180度の回転を終える。車掌車のヨ8634はJR貨物から譲渡を受けたものだそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f10 1/125秒 11mm ISO125 ) 露出補正 なし
024_221020024 X800 鬼怒川温泉駅 SL大樹 Z50 18-200.jpg 24.転車台が回転 -4
右側へ移動して、再び機関車を見る。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f9 1/125秒 15mm ISO125 ) 露出補正 なし
025_221020025 X800 鬼怒川温泉駅 SL大樹 Z50 18-200.jpg 25.転車台から側線へ
転車台と戻っていく側線のレールの位置を合わせ、機関車は動き始めた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f9 1/125秒 15mm ISO125 ) 露出補正 なし
026_221020026 X800 鬼怒川温泉駅 SL大樹 Z50 18-200.jpg 26.機関士さんが手を振って
手を上げたら、機関士さんも手を振ってくれた。東武鉄道では、SL機関士は2017年の運行開始当時、SLの運転免許を保有する社員がいなかったことから、 SLを従来から運転している秩父鉄道、大井川鐵道、真岡鐵道に協力を仰ぎ、6名 のSL機関士がおられるそうだ。このC11形123号機の動態復元完了によって、東武鉄道のSLはC11形3両という、日本では唯一の同一形機3両体制となった。この123号機が、「SL大樹」の運転開始時からの207号機、真岡鐵道から活躍の場を写した325号機とともに運用に入るにあたり、さらに機関士2名の自社養成が2020年12月から開始されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/125秒 15mm ISO125 ) 露出補正 なし

後記 実は今回もKさんご夫妻とご一緒する予定だったが、Kさんのご親戚にご不幸があり、私たちだけで来ることになった。Kさんは栃木県のご出身で、この辺のことはとても詳しい。帰ってきて、報告がてら電話すると、「塩原から鬼怒川へ抜けたのなら逆光で走り難かったでしょう」と言われた。ご指摘の通りだった。また、鬼怒川近くへ降りてきて「龍王峡辺りは見ましたか」と聞かれたが、残念ながらナビは教えてくれなかった。ご一緒できなくて残念だった。

2019年12月 5日

上州紅葉巡り 11月14日 ④渡良瀬川高津戸峡と宝徳寺「床もみじ」(終)

頂上まで雲がかかっていない赤城の山を眺め、バスは国道353号線を渡良瀬渓谷鉄道の大間々駅へ向かう。渡良瀬川が流れる高津戸峡が次の目的地だった。バスは、神明宮の前にある駐車場に停められた。神明宮にお参りして高津戸峡を30分くらい散策した。
 そして、最後の目的地は少し北東へ行ったところの桐生市にある宝徳寺だ。ここで「床もみじ」を見る。時刻は3時15分。秋の陽は大分傾いてきた。期待した「床もみじ」だったが、紅葉そのものがまだ進んでいなかったので、パンフレットで見るようにはいかなかった。
 帰りのバスは、まず北関東自動車道に上がり、岩船JCTから東北自動車道に入った。途中、今年8月に駐車場が狭隘なため、元のところから2.5km南に移転した蓮田SAに寄ったが、駐車台数が約3倍、商業施設の規模が約2倍と大きく拡張され、NEXCO東日本最大級の施設となっていた。奥様方は忙しく、最後のお買い物をしていた。
 今回のバスツアーは、興味あるコースだったが、一番良かったのは最初に立ち寄った青龍山吉祥寺だった。大きなお寺ではないが、山門、釈迦堂、本堂(方丈)と境内の庭園が良かった。

53.大間々神明宮
群馬県のみどり市(旧大間々町)にある。わたらせ渓谷鉄道わたらせ渓谷線・大間々駅の北東、渡良瀬川の高津戸峡の「ながめ公園」の脇に境内がある。境内の由緒書によると、鎮座650年、中興遷座四百年の記念事業として平成12年に社殿が新築されたようで、社殿の右手に旧社殿らしき祠があった。社伝によると、南北朝時代の貞和3年(1347年)、現在地の東100mほどの渡良瀬川の伊勢ケ淵岩頭に、天照皇大神が文袋坊によって祀られ、黒川郷(渡良瀬川流域の里)の一宮として崇敬された神社。慶長2年(1597年)大間々町の鎮守として、現在地に仮宮をたて、慶長4年(1599年)正式に遷座したという。境内の左手奥には、貞和3年に祀られた石祠が、御隠居様として祀られているそうだ。 慶長4年以来、明治12年まで、21年目毎に社殿の建て替え、または修復などの式年遷宮が行われていたが、明治20年、大間々町の大火で社殿を焼失。ただちに再建されたが、明治23年、再度の火災に遭い、社殿を縮小して再建された。現在の社殿は、平成12年に再建された総桧造という。 私が住むところにも神明社がある。wikipediaによれば、伊勢信仰に分類される神社(神明社、神明宮、皇大神社、 天祖神社 など天照大御神を主祭神とする) は、4425社あるという.

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 56mm ISO100 ) 露出補正 なし
191114_053.jpg
54.家内安全 商売繁盛 家敷守護の神
神明宮にお参りして、20分くらい渓流沿いに歩くことにする。下流の赤い高津戸橋の方へ歩くという奥様方と分かれ、Kさんのご主人と私は上流の「はねたき橋」へと歩くことにした。高津戸峡(渡良瀬川)の右岸を歩き始めると稲荷様があった。家敷とは屋敷のことをいう。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/500秒 38mm ISO140 ) 露出補正 なし
191114_054.jpg
55.身体健全 交通安全 家内安全 疫病退散の神
今度は天王様(八坂神社)の社があった。他にも愛宕様、御隠居様、八幡様、弁天様といったお宮があるようだ。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 28mm ISO220 ) 露出補正 なし
191114_055.jpg
56.高津戸峡
右下に高津戸峡の流れが見えてきた。紅葉は見られない。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 78mm ISO1250 ) 露出補正 なし
191114_056.jpg
57.「はねたき橋」
橋が見えてきた。右手の崖の下に、「はね滝」があるという案内板があった。案内板には「渡辺崋山は毛武遊記に天保2年(1831年)10月16日この処に訪れ『社の後、巌をとり木の爆に下ればはね滝という。渡良瀬川の上流にて水石せかれて爆をなすよりかく呼ばれなるべし。夏の程は香魚(アユ)下流より登り、この滝を越えんと飛び歩き、岩に座して網を差し出せば誤りてその中に落つるを獲る。一時で数百緒まことに愉快なるぞ』と記し、また、幕府巡見使は天保9年(1838年)4月20日、はね滝を見分したと大泉院日記(神明宮宮司家)に記されている。神明宮」と書かれていた。崖の下は覗くことが出来ない。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/640秒 60mm ISO100 ) 露出補正 なし
191114_057.jpg
58.「はねたき橋」から渓谷を眺める
紅葉には、時期的にまだ少し早かったのだろう。まだ2時半だが、陽はだいぶ傾いてきた。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 46mm ISO900 ) 露出補正 なし
191114_058.jpg
59.「はねたき橋」を渡る
「はねたき橋」は、以前は吊り橋だったが、1994年に架け替えられた。大間々地区のシンボル的な存在であり、夜間にはライトアップもされる。 橋の床には全国から寄せられた鳥や花などを描いたタイル絵が120枚埋め込まれているそうだ。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 31mm ISO100 ) 露出補正 なし
191114_059.jpg
60. 高津戸ダム
「はねたき橋」を渡ってみた。高津戸ダム があった。高津戸峡のは美しい景観を残すため、渓谷の上流端に設置されている。このダムは水力発電専用のダムで直下の高津戸発電所では、年間2,000万kWhの電力を発電することが可能で、一般家庭の約5,500軒分の需要を賄えるそうだ。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 48mm ISO100 ) 露出補正 なし
191114_060.jpg
61.「はねたき橋」のタイル絵 -1
全長120m、幅3.5mの歩行者専用橋である「はねたき橋」の床には、多分、小・中学生が書いたと思うタイル絵が埋め込まれているが、ふと目を落とすとチョウが描かれていた。これはアゲハだ。よく描かれてている。  

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 60mm ISO100 ) 露出補正 なし
191114_061.jpg
62.「はねたき橋」のタイル絵 -2
チョウが描かれた絵は1枚だけではなかった。これはキアゲハとアゲハの合いの子のような絵になっている。このタイルの上に見える絵にもモンシロチョウとキチョウのようなチョウが描かれている。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 60mm ISO100 ) 露出補正 なし
191114_062.jpg
63. 「はねたき橋」のタイル絵 -3
もう1枚あった。これはキアゲハだ。他にもあるかもしれない。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/500秒 60mm ISO280 ) 露出補正 なし
191114_063.jpg
64.大光山宝徳寺
高津戸峡の神明宮の前の駐車場をバスが出たのは午後3時だった。大光山宝徳寺の駐車場には15分ほどで着いた。宝徳寺も臨済宗建長寺派の寺である。宝徳寺のホームページによると、宝徳寺は臨済宗大本山建長寺第73世仏印大光禅師を開山として、桐生地域の領主であった、桐生佐野正綱公の開基により室町時代の宝徳年間(1450年頃)に創建された禅寺だそうだ。天正元年に桐生佐野家が太田の由良家に滅ぼされると、寺は保護者を失い荒廃していた。しかし地域の人々の力により、再び隆盛となり江戸中期には当山17世の天渓和尚が大本山建長寺186代管長を務めたといったことが記されている。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 28mm ISO900 ) 露出補正 なし
191114_064.jpg
65.宝徳寺 拝観入口へ
前の写真の角を左に石段を上る。白壁の塀に沿って、拝観入口へのアプローチを歩く。陽がだいぶ低くなった。「床もみじ」は見られるだろうか。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 28mm ISO900 ) 露出補正 なし
191114_065.jpg
66.本堂入口へ
「床もみじ」は本堂(方丈)に上がって鑑賞する。この秋の「床もみじ」特別公開期間は令和元年11月9日(土)~28日(木)午前9時~午後4時となっていた。本堂へ上がるところの左手には枯山水の石庭がある。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/500秒 35mm ISO360 ) 露出補正 なし
191114_066.jpg
67.双龍
本堂に上がる。正面に水墨画で龍が描かれた襖があった。この襖絵の作者は、宝徳寺の本山である鎌倉建長寺の龍王殿(方丈)の襖絵を描いたことでも知られる白浪画伯だそうだ。本堂正面の内陣の向こう側に、この襖絵と対になった龍の襖絵があり、それで、双龍というのだろう。雙龍「 白浪」の雅号があった。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/500秒 34mm ISO2800 ) 露出補正 なし
191114_067.jpg
68.「床もみじ」 -1
本堂(方丈)の正面の床が黒光りしている。特別公開の時は、参拝者はご本尊が祀られている内陣を背にして座り、黒く磨かれた28畳の漆塗り?の床に映るもみじを鑑賞する。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/500秒 34mm ISO1100 ) 露出補正 なし
191114_068.jpg
69. 「床もみじ」 -2
たくさんの参拝者が床の縁に座って、カメラ、スマホで撮影しているので、なかなか良いポジションを探せない。時刻としては正面にあるもみじに西日が当たり、丁度よかったのかもしれない。あと数日すれば、もみじはもう少し鮮やかになっただろう。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 28mm ISO900 ) 露出補正 なし
191114_069.jpg
70.床
床は見事に磨き上げられている。漆塗りの床なのだろう。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 31mm ISO3200 ) 露出補正 なし
191114_070.jpg
人が映る床
磨き上げられた床は、それぞれ工夫をして写真を撮ろうとしている人たちの姿を映す。「床もみじ」ならぬ、「床人間」か。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4 1/80秒 48mm ISO3200 ) 露出補正 なし
191114_071.jpg
72.「枯山水」
本堂の前は「枯山水」の石庭になっている。平安時代後期に「枯山水」という言葉が生まれ、当時は池も水もない所に、自然の景観を見立てた石組みを枯山水と呼んだ。「水を表現する砂」の「枯山水」が作られたのは、応仁の乱(1467年)後の経済疲弊により大規模な池泉庭園が困難となり、「枯山水」が流行したからと言われている。抽象的な表現の庭が室町時代の禅宗寺院で特に用いられ発達したという。一昨年は京都で竜安寺(臨済宗妙心寺派)の石庭を見てきた。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 46mm ISO500 ) 露出補正 なし
191114_072.jpg
73.宝徳寺 方丈
「床もみじ」の鑑賞を終え、本堂を下がる。本堂(方丈)を振り返ると奥にあった双龍の襖絵が眺められた。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 40mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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74.方丈全景
本堂を下がって、方丈全体を眺められるところに移動する。造りは禅宗方丈様式といい、室町時代に京都の臨済宗を中心に盛んに造られたものだそうだ。 関東には数ヶ寺しかないようだ。禅の精神から質素な造りとなっている。陽も陰り「床もみじ」の写真を撮る人の数はすっかり少なくなっていた。  

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/500秒 38mm ISO2000 ) 露出補正 なし
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75.石庭
本堂に上がったところと反対の方から石庭を眺める。陽は西に傾き日陰になっている。床に映っていたもみじには日が当たらなくなっていた。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 28mm ISO250 ) 露出補正 なし
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76.Hand Drip Coffee
駐車場へ戻る道に屋台のHand Drip Coffee屋さんが出ていた。少々違和感を感じるがこれも参拝者を労うおもてなしなのだろう。「床もみじ」の写真を撮っていた時、周囲には中国からの観光客も多かった。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/500秒 38mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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2019年7月 8日

岩手・秋田・山形 ドライブ旅行<5月19日~22日> (6・終) 鶴岡と加茂水族館 5月22日

鶴岡で昼食にしよう。すしを食べたい。K 夫人がスマホで鶴岡の旨い寿司屋を検索してくれた。決めたのは「金太郎寿し」というところ。駐車場も広い。ネタも良く、「中とろ」を何回もお代わりした。旨かった。
 次は楽しみにしていた加茂水族館だ。愛称は「クラゲドリーム館」でクラゲの水族館として知られる。見たこともないクラゲが展示されていて、足を止めることが多かった。クラゲの世界を堪能した。
 水族館の屋上広場に出ると漁港の向こうに鳥海山の美しい姿が見えた。この日は、月山と鳥海山、両方の全容を見ることができた。
 午後2時、横浜への帰路につく。山形自動車道→東北中央自動車道米沢経由→福島JCT→東北自動車道→首都高→横浜というコースだ。山形自動車道から東北自動車道に入るのは、仙台と白石の間の村田JCTと思っていたが、Kさんは山形自動車道の山形JCTで新しい東北中央自動車道に入り、米沢を経由して、福島JCTへ出て東北自動車道へ合流するコースを選んだ。もちろん初めて走る道だった。
 羽生で夕食にして、首都高を箱崎経由で横浜に戻り、それほど遅い時間にならずに帰宅することができた。4日間で1500kmを越す走行距離であった。
 今回もKさんご夫妻には、宿の予約、コースの選定と行程、見どころのピックアップ、食事処の検索等々、大変お世話になった。お陰様で楽しいドライブ旅行をことができた。感謝に堪えない。「ありがとうございました」

21.鶴岡市文化会館
羽黒山五重塔を出て、30分ほどで鶴岡市街に入った。大きな駐車場があったので車を停めたが、ここは何かの施設の駐車場のようだ。前方には大きな建物があった。「相銀タクト鶴岡」と呼ばれる鶴岡市文化会館だった。大ホールの客席数が1,120席、多目的鑑賞室15席があるコンサートホールで、その他にも小ホール/練習室/会議室/楽屋/託児室 がある。2017年8月に完成。同年9月1日には、鶴岡に本店を置く荘内銀行が命名権を取得 し、指揮棒のタクトに由来する「荘銀タクト鶴岡」という愛称になった。9月30日には竣工式が挙行され、2018年3月18日にNHK交響楽団とソリストのピアノに仲道郁代を迎え、こけら落し公演が行われグランドオープンしたそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 10mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190522_021.jpg
22.荘内藩校 致道館
鶴岡城の城下町エリアを歩いてみようと「荘銀タクト鶴岡」の駐車場から歩き始めると、すぐ右側に、庄内藩の藩政立て直しを目的に文化2年に庄内藩酒井家9代忠徳が創建した藩校である「致道館」があった。現在は表御門、聖廟、御入間( 藩主が来た時に入る所で全4 部屋のうち、特に御居間の天井と床下は、賊の侵入を防ぐようになっている)などが残され一般公開されている。ここで戊辰戦争の降伏条件の言渡しが新政府軍黒田清隆から忠篤公へ行われたという。この日は水曜日で休館だった。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 10mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190522_022.jpg
23.鶴岡アートフォーラム 道路の反対側には2005年3月に竣工した全面ガラス張りの鶴岡アートフォーラムがあった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 14mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190522_023.jpg
24.大宝館
鶴岡アートフォーラムの先を左に曲がって大山街道を致道博物館のほうに向かって進む。右手は鶴岡公園(鶴ケ丘城址公園)になっている。大宝館があった。大宝館は大正天皇の即位を記念して建てられた、オランダバロック風の窓と、ルネッサンス風のドームを持つ洋風建築だ。現在は人物資料館として公開され、鶴岡が生んだ先人たちの偉業をたたえる資料を展示している、ここも水曜日は休館だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 23mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190522_024.jpg
25.鶴ケ丘城址公園
道路を渡って、鶴ケ丘城址公園の入口まで行ってみた。堀から護国神社が見える。庄内藩酒井家が約250年居城とした鶴ケ丘城は、明治4年(1871年)廃藩置県により廃城となり、明治9年(1876年)には城内の建築物は全て破却され鶴岡公園となった。明治10年(1877年)本丸跡に藩祖酒井忠勝を祀る荘内神社が設けられた。荘内神社は護国神社の奥にある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 16mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190522_025.jpg
26.慶應義塾大学先端生命科学研究所
再び道路を渡って、少し先の左側に慶應義塾大学先端生命科学研究所が見えた。慶應義塾大学の付属研究所であるが、知らなかった。慶應義塾は当研究所を「アカデミックベンチャー」と位置付け、失敗を恐れず未知の領域に果敢に挑戦し、新規先端技術の開発を積極的に推進させている。細胞工学、分析化学、代謝工学、分子遺伝学、ゲノム工学や情報科学といった異分野の研究者を集め、ITを駆使した「統合システムバイオロジー」という分野の開拓を推し進めているという。2001年4月、鶴岡タウンキャンパスに設置された本格的なバイオの研究所。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 10mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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27.致道博物館 「旧西田川郡役所」
信号のある交差点の筋向いには致道博物館がある。鶴ケ丘城の三の丸、酒井家の御用屋敷跡に整備された博物館。明治時代の儀洋風建築「旧西田川郡役所」「旧警察署庁舎」と田麦保の多層民家「旧渋谷家住宅」が移築されている。写真は「旧西田川郡役所」で、創建は1881年(明治14年)で1972年(昭和47年)に移築された。致道博物館も水曜日は休みで観光客はここへは水曜日に来るものではない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 23mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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28.致道博物館 「旧鶴岡警察庁舎」
ひときわ目立つブルーの洋館は、1884年(明治17年)に創建され、1957年(昭和32年に移築された「旧鶴岡警察庁舎」で、明治前期に建設された擬洋風建築のひとつの到達点を示すものといわれている。外部窓廻りなどにルネッサンス様式を模しているが、屋根の大棟、破風妻飾りなど在来様式も巧みに取り入れているという。さて、車に残って美味しい寿司屋をスマホで探してくれていたK夫人のところに戻る。「金太郎寿し」は最高だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 22mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190522_028.jpg
29.加茂漁港から鳥海山の眺め
鶴岡の「金太郎寿し」 から、次の目的地である日本海に面した加茂水族館へ向かう。 15分ほどで着いた。加茂漁港の向こうに鳥海山が眺められた。鳥海山は、山形県と秋田県に跨がる標高2,236mの活火山である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 22mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190522_029.jpg
30.加茂水族館 -1 庄内の魚
クラゲの展示数世界一を誇る鶴岡市立加茂水族館 に入る。まず、庄内の魚の展示があった。スズキやマダイが泳いでいる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/50秒 18mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
190522_030.jpg
31.加茂水族館 -2 アカエイ
荘内では「あがえ」と呼ばれるアカエイ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/125秒 18mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
190522_031.jpg
32.加茂水族館 -3 降海する魚
シロザケ(稚魚)。川で孵化した後、海に降った状況を再現し、成長の様子が観察されている。3~4年、海で成長したのち、生まれた川に戻り、産卵すると一生を終える。これは昨年の冬に生まれて3月にもらってきたシロザケのこどもだそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/80秒 13mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
190522_032.jpg
33.加茂水族館 -3 オワンクラゲ クラゲの展示室に入ってきた。これはヴィクトリアのオワンクラゲで、2008年に下村脩氏がノーベル賞を受賞し話題になったクラゲ。傘のふちに緑色の蛍光タンパク質(GFP)があり、UVライトを当てると緑色に発光する。日本産のオワンクラゲより発光が強い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/20秒 13mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
190522_033.jpg
34.加茂水族館 -4
この水槽には、色鮮やかないろいろなクラゲが泳いでいた。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/80秒 26mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
190522_034.jpg
35.加茂水族館 -5 ハナガサクラゲ
好物は生きた小魚だが、入手出来ないことが多いのでアジの切り身を与えているそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/160秒 28mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
190522_035.jpg
36.加茂水族館 -6 フウセンクラゲ
長い2本の触手を持ち、小型の甲殻類等を効率よく捕まえて食べるという。クラゲは肉食なのだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/25秒 21mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
190522_036.jpg
37.加茂水族館 -7 プロカミアジェリー(仮称)
傘径50cmにもなる大型のクラゲで1mの個体も確認されている。日本のアカクラゲと見た目は似ているが、赤い縞模様はこちらのほうが毒々しく見えるようだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 21mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
190522_037.jpg
38.加茂水族館 -8 アマガサクラゲ
  「かごしま水族館と同時公開・世界初展示」となっていた。姉妹園館「かごしま水族館」からポリプを譲り受けて繁殖させたとのこと。100m以深で普通にみられるが、浅いところでは稀で、生態は謎が多い。説明書きでは、アマガサクラゲはミズクラゲ科だが、ミズクラゲは、生体→受精卵→プラヌラ→ポリプ→ストロビラ→エフィラ→メテフィラ、そして成体という生活環をもつが、ポリプは根(ストロン)を伸ばして自分と同じポリプを増やす。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/60秒 15mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
190522_038.jpg
39.加茂水族館 -9 キタミズクラゲ
荘内での出現記録は、1979年に遊佐町の地引網に入ったのみ。成長すると傘のふちが茶色に染まる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/80秒 15mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
190522_039.jpg
40.加茂水族館 -9 パープルストライプジェリー
傘径が1mにもなる大型のクラゲで、ここではミズクラゲを餌として与えているという。成長すると傘に紫の放射状の縞模様が出る。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/200秒 19mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
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41.加茂水族館 -10 クラゲ ドリームシアター
クラゲ専用の水槽としては世界最大級の直径5mに、数千匹のクラゲはゆらゆらと泳ぐ神秘的な光景だ。 

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/100秒 12mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
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42.加茂水族館 -11 クラゲ ドリームシアター 部分
クラゲ ドリームシアター に近づいて、ミズクラゲの泳ぐ姿を撮った。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/100秒 27mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3
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43.キタゾウアザラシ
水族館の建物の外に出た。キタゾウアザラシがいた。キタゾウアザラシは北太平洋の北アメリカ大陸西岸に棲息するが、2017年10月16日には山形県の海岸で1匹が見つかり、ここ鶴岡市立加茂水族館に保護された。集団での棲息地から遠い日本での放流は不適切と判断した同水族館が、2018年3月17日から一般公開している。キタゾウアザラシはアシカ亜目の中ではミナミゾウアザラシに次いで2番目に身体が大きい種である。 20年位前だろうか、江ノ島の水族館で見たミナミゾウアザラシの「ミナゾウ君」(体調4.5m)はとても印象に残っている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO250 ) 露出補正 -0.3
190522_043.jpg
44.もう一度 鳥海山
加茂水族館で、今回の東北ドライブ旅行の見どころはすべて終えた。八幡平も秋田県側に入って晴れたし、最終日にはギフチョウにも会えたし、月山、鳥海山の全容を見ることができた。加茂水族館の屋上広場から海の向こうに見える鳥海山を瞼に焼き付けた。帰路は順調に走り、横浜には夜9時に到着した。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 37mm ISO1250 ) 露出補正 なし
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2019年6月19日

岩手・秋田・山形 ドライブ旅行<5月19日~22日> (1) 岩手山と小岩井農場 5月19日

年に1~2回、御一緒に旅行を楽しんでいるKご夫妻と、今回は、東北地方は岩手、秋田、山形を周る、3泊4日のドライブ旅行をしてきた。総走行キロは1,500kmを超えた。コースはおおよそ次のとおりである。

第1日 5月19日
横浜→首都高湾岸線→東北自動車道→盛岡JCT→国道46号→小岩井農場→県道219号→休暇村岩手網張温泉(泊)
第2日 5月20日
休暇村岩手網張温泉 →岩手山焼走り溶岩流→松尾鉱山跡→八幡平アスピーテライン→八幡平山頂レストハウス(鏡沼)→八幡平ビジターセンター・大沼(秋田県)→国道341号→玉川温泉→「山のはちみつ屋」→ 休暇村岩手網張温泉(泊)
第3日 5月21日
休暇村岩手網張温泉→県道1号・国道107号→横手市増田町→国道107号・国道7号→酒田(本間美術館・山居倉庫)→休暇村庄内羽黒(泊)
第4日 5月22日
休暇村庄内羽黒→羽黒山有料道路→羽黒山山頂→羽黒山有料道路→月山ビジターセンター→五重塔→鶴岡市内→加茂水族館→山形自動車道→東北中央自動車道米沢経由→福島JCT→東北自動車道→首都高箱崎羽田経由→横浜

 第1日目はK夫妻が自宅まで迎えに来てくれた。今回もKさんの車を使わせていただく。今日は盛岡まで行かなくてはならないので、早朝5時半に出発した。途中、東北自動車道の羽生SAで朝食にする。次は9時30分に安達太良SAで休憩して、12時ごろ、前沢SAで昼食にした。前沢牛のすき焼き丼を食べたが、まあまあというところか。
 良い天気だったので、車窓から吾妻連峰や蔵王の山並みも見えた。
 予定していたより早く午後1時ごろ、東北自動車道を盛岡で下りた。時間があればということにしてたが、これなら小岩井農場へ行くことができる。小岩井農場からは岩手山の全容を見ることができた。途中の菜の花畑も色鮮やかだった。
 予定通り、本日の宿である休暇村岩手網張温泉に着いた。ここはは十和田八幡平国立公園、岩手山南麓の岩手県雫石町にあり、標高は750mある。
 休暇村は会員になっていて、いろいろなところを利用している。さっそく風呂に入った。部屋に戻ってきて、TVをつけたら、4日前(4日目)に御嶽海に勝った時に膝を痛め、3日間休場していて、再出場した貴景勝の取り組みだった。残念ながら碧山に敗れてしまった。
 夕食はK夫人が前もって注文しておいて下さった「食材王国いわて旬菜膳」という懐石を楽しんだ。岩手県産黒毛和牛と八幡平杜仲茶ポーク豆乳鍋もが付いていて満腹になった。今朝早かったのと、長時間の運転、そして腹いっぱいで、部屋に戻ったら爆睡してしまった。

追記 昨夜(6月18日)TVを見ていたら、突然番組が中断され、10時22分、新潟県と山形県で大きな地震があったと報じられた。新潟県の村上では震度6強。今朝のTVで、このドライブ旅行の最終日(5月22日)に訪れた鶴岡市でも震度6弱が記録され、民家やあつみ温泉の旅館の屋根瓦が崩落している状況が報じられた。幸い津波は微弱でその被害がなかったのが幸いだった。

1.吾妻連峰
東北自動車道を快適に走る。左側に吾妻連峰が見えてきた。吾妻連峰は福島県福島市と山形県米沢市との境界に位置する。西吾妻山(2035m)を最高峰に、西大巓、東大巓、一切経山、中吾妻山、東吾妻山、高山などの2000m級の峰々が東西に連なるのを総称して吾妻連峰と呼ばれている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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2.蔵王連峰
白石のあたりから、左手に蔵王連峰が見えてきた。山肌にはまだまだ雪が残っている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 35mm ISO125 ) 露出補正 なし
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3.小岩井農場へのアプローチ
東北自動車道を盛岡で下りて、国道46号線を走って右へ、岩手山に向かって小岩井農場へ向かう。やがて遮るものがなくなり岩手山が見えてきた。ヤマツツジが咲いている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
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4.菜の花 -1
何も説明することはない。小岩井農場が近くなったころ、菜の花が目に鮮やかだった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
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5.菜の花 -2
深い緑と、牧草の緑と、菜の花のコントラストが鮮やかだ。天気が良いときれいな色が出る。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
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6.岩木山と菜の花畑
岩木山は道路の左側に見える。菜の花畑は右側だ。菜の花畑の上に岩木山という構図はかなわなかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 14mm ISO125 ) 露出補正 なし
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7.菜の花 -3
青空を入れて撮った。白い雲も良いところにあった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 20mm ISO125 ) 露出補正 なし
190519_007.jpg
8.小岩井農場入り口
駐車場から砂ぼこりの中を少々歩いて、入場券売り場に来た。今日は日曜日なので家族連れも多い。入場料は一人800円。小岩井農場は総面積3000ha(東京ドーム約640個分)、南北13km、東西5kmと広大である。生産現場は通常非公開だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 25mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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9.小岩井農場ゲート
入場ゲートの正面には岩手山が聳える。ただ、中に入って見るとそこは農場というイメージはない。広大な公園である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 20mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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10.岩手山
岩手山が救ってくれる。雲がとれて山頂まで望むことができた。岩手山は標高2,038mある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 62mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190519_010.jpg
11.シャクナゲ
シャクナゲの花が咲いていた。広い場内を家族連れが歩く。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 13mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190519_011.jpg
12.広い農場と岩手山
小岩井農場というと、牛が放牧され、牧草を食む姿を連想し、またパンフレットにもそんな写真が載っているのだが、ここで目に映るのはただ広さだけだった。約15分ほど歩いて「上丸牛舎」というところへ行けば牛が見られるようだが、そのことがわからなかった。事前勉強不足を反省。「上丸牛舎」というところには、日本の酪農の発展とともに歩んできた小岩井農場のその100年を超える歴史の中で作られ、使用されてきた牛舎や、サイロなど計6棟が、国登録有形文化財となっているという。すべて明治末期から昭和初期にかけて建てられたもので、特にレンガサイロは、国内に現存する一番古いものだそうだ。また、小岩井農場酪農発祥の地である「上丸牛舎」には、およそ90本のソメイヨシノの木があり、4月下旬~5月上旬には岩手山を背景に、国の重要文化財に指定されている牛舎群と桜の見事な景観が楽しめるそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 13mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190519_012.jpg
13.ヒツジ
遠くにヒツジが何頭かいて、草を食んでいた。よく見ると毛を刈られている羊がいる。「羊の毛刈り」実演が行われるらしい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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14.毛を刈られた羊
2頭見えるヒツジのうち、左側のヒツジは毛を刈られたのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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15.サギゴケ
カキオドシかと思ったが、サギゴケのようだ。見落とし勝ちな小さな花だが、ローアングルで岩手山を背景に撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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16.トラクター
小岩井農場の東南のほうに100年の森エリアというところがあって、トラクターがけん引する手作りの客車で、専任のガイド付きで散策するコースがある。これはそのトラクター。1630 JOHN DEER の文字が見える。メーカーはディア・アンド・カンパニーというアメリカの会社で、このトラクターは1981年製のようだ。kさんはトラクターに詳しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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17.岩手山とヤエザクラ
ヤエザクラがまだ咲き残っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 35mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190519_017.jpg
18.秀麗 岩手山
木立の間から見える、すっかり雲がとれた岩手山の姿は、ここに来た甲斐があった。結局、私たちは小岩井農場の入り口近くのごく一部を歩いたに過ぎなかったが、次に来ることがあれば、もう少し時間をとって範囲を広げて歩いてみたいと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 25mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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2018年5月28日

栃木県をドライブ(2) 今市報徳二宮神社から雲厳寺へ 4月26日

大谷石採掘場跡を見た後、下今市へ向かったのだが、昼飯時になり、少々寄り道をしてしまった結果、下今市の報徳二宮神社に到着したのは、午後3時近くになってしまった。
​  報徳二宮神社は二宮尊徳が祀られた神社である。報徳二宮神社は、ここ栃木県日光市と、神奈川県小田原市、同じく相模原市と三か所にあるが、中でも日光市の報徳二宮神社は二宮尊徳の終焉の地であり、お墓もある。母校の卓球部の先輩に、今市ご出身の 恒 仁朗​(雅号​)​さん​​という先輩がおられる。恒 仁朗​​さん​​には「商(あきない)」「幸商人(さいわいしょうにん)」「商人心(あきないごころ)​」​といった著書があり、国会図書館にも登録されている。経世家でもある二宮尊徳の商いの教えに共鳴され、ご自分の商いの心を述べられている。
​  恒 仁朗 先輩は、昨年、この報徳二宮神社に高さ3.5mの大きな木製尊徳像2体を奉納された。​木像はチェーンソー・アートの全国大会優勝者に協力を依頼し、制作され、お社に続く参道の、鳥居の手前両脇に据えられていた。木像の名称は「尊徳来福像」といい、デザインは 恒 仁朗さんのオリジナルで、人々の心の中に尊徳の教えがあることをイメージされているという。 実際に参拝した「尊徳来福像」は大きくて、立派だった。
 そして、今回もう一か所行きたいところがあった。それは、2013年から始まっていた40年ぶりの修復工事が昨年3月10日に完成して、一般公開されている日光の陽明門を改めて見てみたかったのだ。ただ、じっくり見るには、今回は時間的に余裕がない。そこで、友人のご主人から、いま、吉永小百合のJR東日本のコマーシャルで放映されている雲厳寺へ行ってみないかとの提案があった。日光陽明門には改めて来ることにし、雲厳寺に行くことに衆議が一致した。
 ところがその雲厳寺は意外と遠かった。今市からは東北新幹線の反対側で、那須塩原に近い。距離にして75kmくらいあった。
 臨済宗妙心寺派の名刹 雲厳寺 は八溝山地のふところ深く、清らかな渓流に沿うところにある。ほとんどその名を聞いたことはなかったが、筑前の聖福寺、越前の永平寺、紀州の興国寺と並んで、禅宗の日本四大道場と呼ばれているそうだ。山門の正面にある朱塗りの反り橋を渡って石段を登ると、正面に釈迦堂、獅子王殿が一直線に並ぶ代表的な伽藍配置となっていた。俳聖松尾芭蕉は、この地で「木啄も 庵は破らず 夏木立」の句を残してしている。時刻は5時を回っていたがまだ明るかった。観光客、参拝客は我々以外にいない。
 帰りは那須塩原インターから東北自動車道に上がった。今回のドライブの全走行距離は522kmに及んだ。

29.報徳二宮神社
報徳二宮神社 は東武鉄道の下市市駅からすぐのところにあった。境内の駐車場に車を止めさせていただいて、さっそくお参りする。参道の鳥居の手間に2体の「尊徳来福像」があった。恒 仁朗さんから教えていただいていた「尊徳来福像8の字参り」をして、向かって左側の坐像の「奉納投げ」をした。尊徳翁の頭の上にある「願い受け」にお賽銭を投げ入れるのだ。なかなか難しいが私は3投目で願いが届いた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 +0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
30.二宮尊徳像
社殿の後ろに回ってみると、二宮尊徳翁の像があった。像の前には二宮尊徳翁遺訓として「人生まれて学ばざれば生まれざると同じ。学んで道を知らざれば学ばざると同じ。知って行うこと能はざれば知らざると同じ。故に人たるもの必ず学ばざるべからず。学をなすもの必ず道を知らざるべからず。道を知るもの必ず行わざるべからず」という札がたてられていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 13mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
31.尊徳翁の墓
その奥に尊徳翁の墓があった。栃木県史跡になっている。 二宮尊徳の晩年は、天保13年(1842年)、幕府に召し抱えられ、弘化元年(1844年)には日光山領の仕法を命じられる。翌年、下野真岡の代官山内氏の属吏となって、真岡に移住。 安政2年(1855年)4月に江戸幕府の命を受けて、病弱の身を徹して、日光奉行の配下で日光御神領地内の仕法に着手し、村を廻り、農民を鼓舞してきたが、病勢は衰えず、安政3年(1856年)下野国今市村(現在の栃木県日光市)の報徳役所にて亡くなっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO320 ) 露出補正 +0.3段
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32.蔵
境内の脇にこんな石造りの蔵があった。桜の花びらが落ちて、絨毯になっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 10mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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33.卓球場
世界卓球選手権で、連日、日本チームの活躍がテレビを賑わしていたが、二宮神社の境内になぜか卓球場があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
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34.尊徳来福像
失礼して社殿の正面から尊徳来福像を撮らせていただいた。高さ3.5mの尊徳来福像は大きい。これから末永く参拝者を迎えていくことだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 13mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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35.報徳二宮神社 一の鳥居
入るときは、境内の横から入ってしまったが、参道を下がってみると、その入り口に鳥居があった。一の鳥居と呼ばれているかどうかはわからない。「祝SL運行記念」という旗が見える。東武鉄道は2017年8月に約半世紀ぶりに、「大樹」と名付けられた観光SL列車を復活させた 。栃木県日光市の下今市駅から鬼怒川温泉駅までの12.4km区間を約35分で走る。けん引するSL機関車、C11207はわたくしが生まれた年である1941年に製造された。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 15mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
36.雲厳寺
栃木県の大田原市黒羽にある臨済宗妙心寺派 東山雲厳寺に着いたのは夕方5時20分を過ぎていた。日が長くなったおかげでまだ明るい。入口に立つとその美しさに目を奪われた。JR東日本のコマーシャルビデオが撮影されたところだが、JRで来るには少々便利が悪い。新幹線の那須塩原駅からバス利用だが、雲厳寺まで行くバスは日に3本しかない。そのバスでおおよそ1時間かかるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 10mm ISO2000 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
37.武茂川
山門に上がる階段の前には武茂川が流れていた。川にかかる瓜瓞橋(かてつきょう)の上から眺めた武茂川は清流だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 13mm ISO2500 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
38.鐘楼
石段を上がって境内に出る。右手に鐘楼があった。石段の前には、「階段を上がるのが無理な御方は上流に見える石橋をお渡りください ゆるやかな坂道となって居ります」という立札がたてられていた。もちろん全員、石段を上がった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 13mm ISO2500 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
39.仏殿
山門の正面には仏殿がある。禅寺らしい仏殿と感じた。 扁額は「東山」と記されている。雲巌寺開山高峰顕日(仏国国師)の師である無学祖元(1226から1286)は、北条時宗の招請に応じて来日した中国僧で、先日も訪れた北鎌倉円覚寺の住持だったそうだ。無学祖元の像としては、円覚寺開山堂の像(国指定重要文化財)が著名である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO1000 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
40.雲厳寺ご本尊
仏殿には、ご本尊の釈迦牟尼仏(銅造釈迦如来坐像)が安置されていた。暗かったがよく撮れたと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/15秒 13mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
41.仏殿と勅使門
仏殿に向かって左側に、禅堂に上がる石段があり、その手前に勅使門がある。立てられていた「禅宗東山雲厳寺由緒」の説明版を、私なりに大雑把にまとめると、・・・ 雲厳寺は弘安6年(1283年)、高峰顕日(仏国国師により、改めて臨済宗寺院として建立された。天正18年(1590年)、秀吉が小田原城を攻めるにあたり、従わなかった那須家烏山城を攻めたが、その時、多くの民が逃げ込んだ雲厳寺が、要塞として侮りがたいとして、焼却してしまった。数年後、堂宇は建てられたが、昔の盛観はなかった。その後、弘化4年(1847年)再び火災を被り、その時罹災した方丈、庫裡は再建された。仏殿は幸いにも弘化4年の火災を免れたが、秀吉による天正の兵火から、300余年を経過し、腐朽の極みに達し、大正元年、改築が計画され、大正11年(1922年)に竣工した。鎌倉末期の建築様式である。・・・

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/15秒 13mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
42.松尾芭蕉句碑
松尾芭蕉が「奥の細道」で最も長く滞在したと言われるのは、ここ栃木県大田原市の黒羽だそうだ。最初に大治年間(1126~1131年)に開かれた雲巌寺は禅宗の四大道場のひとつとされており、境内入口には説明板と、その左横に松尾芭蕉が師と仰ぐ、当時の住職であった仏頂禅師の寓居跡を訪ねた折に詠んだ「木啄も庵はやぶらず夏木立」と仏頂禅師の「竪横の五尺にたらぬ草の庵むすぶもくやし雨なかりせば」の二句を刻んだ句碑があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 10mm ISO1600 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
43.ヤマザクラと山門
桜のような白い花が咲いていた。ヤマザクラかと思うが自信はない。背景は山門。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 13mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
44.ツツジ
境内は、私たち以外に参拝客はおらず、夕方でもあり、静寂だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
45.仏殿の屋根と山門
石段を上がって、方丈の前から仏殿と山門を眺める。シモクレンの花も咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 13mm ISO1000 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
46.鐘楼と山門
方丈の横から、鐘楼とその奥の山門を眺める。時刻は5時40分になる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 19mm ISO1600 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
47.雲厳寺 裏門
そろそろ駐車場に戻ろうと、石段を下りないで、入ってきたときに、 瓜瓞橋の前に書かれていた"緩やかな坂道"を降りてきた。裏門があった。門の向こうに見えるのは熊野神社の鳥居。裏門を出ないでまっすぐ進むと三仏塔がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 19mm ISO1600 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
48.工事中の三仏塔
裏門を出ないでまっすぐ進むと三仏塔がある。三仏塔は仏光国師、仏国国師、仏応禅師の三祖の塔所だそうだが、工事中だった。 三仏塔は 天正18年(1590年)、の兵火により全焼後、文禄年間(1592年~1595年)に再建された。大正13年(1924年)に大修理、昭和26年(1951年)に屋根の模様替えが施され、さらに昭和63年に吹き替えがなされている。今度は何の工事なのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 19mm ISO1600 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
49.武茂川へ張り出した枝
裏門の前の武茂川に架けられた瑞雲橋を渡った。武茂川の左岸を駐車場に歩く途中、武茂川に長く枝を張り出した木があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
50. 瓜瓞橋
再び瓜瓞橋のところへ戻ってきた。やはり、ここからの眺めは最高だ。誰もいない、静かな境内を散策し、参拝出来たのが良かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/320秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
51.那須インターへ
駐車場に戻り、帰路に着く。カーナビは那須ICから東北道に乗れとガイドする。途中、夕日を見ることができた。那須連山を背景に、手前は灌漑用の池である。時刻は6時15分。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 24mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。


2016年10月 9日

裏磐梯、会津 ドライブ紀行 9月15日―16日(3)  会津若松から大内宿、塔のへつりへ 9月16日

会津若松に戻り、予約しておいた「萬花楼」というところで懐石料理の昼食となった。昼食後はKさんのご主人が ハンドルを握ってくださるとのことで、お許しをいただいて飲んだビールがとてもうまかった。
 「萬花楼」での昼食を終え、鶴ヶ城を眺めながら会津若松市内を抜け、大内宿こぶしラインを通って大内宿の上に出た。大内宿の街並みを高いところから眺められる。大内宿には、浴衣を着た若い男女が溢れていた。100人はいると思う。彼らは韓国語か、中国語を話している。どうやら台湾からのツアー客だということが分かった。帰宅してネットで調べてみたところ「二本松市が観光復興を目指しインバウンド(訪日)誘客で初めて企画した台湾からのツアー客は15日、全日空のチャーター機で福島空港に到着した。一般客と台湾のメディアなど合わせて約190人が18日まで二本松市内や下郷町の大内宿を巡り、県内の魅力を体感する。・・・」という福島民報の記事が紹介されていた。
 大内宿を出て、次に寄ったのが会津鉄道の湯野上温泉駅だった。結婚式を挙げているカップルが、貸し切り列車でハネムーンに出発するところを見送ったり、ローカル列車がホームに入ってくるところを連写したり、駅で働く女性の方たちと話をしたりして、午後のひと時を楽しむことができた。
 そして、今回の最後の目的地である塔のへつりへ行く。以前にも行ったことはあるのだが、今回はここのところの太雨のため、水かさが多く、流れが穏やかで、水面に塔の形が立ち並ぶ断崖が映るという光景が見られた。
 午後4時、帰路につく。帰りは池上正太郎の世界、江戸の街並みが再現されている「鬼平江戸処」の羽生PAに寄り、夕食を済ませた。

43.会津若松 「萬花楼」
Kさんのご主人が今朝予約を入れてくださっていた老舗割烹料亭 「萬花楼」(まんげろう)で昼食にする。創業80年の歴史と風情ある建物で、約600坪の日本庭園を眺めながら食事を楽しんだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 12mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
44.会津若松 「萬花楼」の日本庭園
食後、庭に出てみた。池には錦鯉が泳いでいる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/200秒 10mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
45.鶴ヶ城の石垣
鶴ヶ城の見学はしなかったが、堀の周りを通って町を出た。地元では鶴ヶ城(つるがじょう)と言うが、同名の城が他にあるため、地元以外では会津若松城と呼ばれることが多いそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
46.大内ダム
会津若松から次の目的地である大内宿には大内宿こぶしラインを走った。大内宿の手前に大内ダムがあった。wikipediaによれば、大内ダムは1991年に完成した電源開発株式会社が管理する堤高102.0mの中央土質遮水壁型ロックフィルダムで、揚水発電所である下郷発電所(しもごうはつでんしょ)の上部調整池でもあるというが、今まで見てきたダムとどこか違う。貯水湖があって、その水がどこに、どのように流されているのかよく見えなかった。左から右へカメラを回して、6~7カット撮影し、Photoshop Elements でマージした。200度くらいの視野になっていると思う。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f5.6 1/250秒 18mm ISO200) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
47.大内ダムの貯水湖
前の写真の右の方を撮ったカット。湖面への映り込みがきれいだった。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f6.3 1/250秒 18mm ISO200) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
48.大内宿食の館前
ここは大内宿を上がってきたところだ。大内宿食の館というところでは下郷町大内宿で育まれた風味豊かなそば粉を使った本場のそば打ち体験ができ、自分で打ったそばをその場で茹でて味わえるという。ここの駐車場に車を置いて、大内宿の上部(北)の高台へ10分ほど歩いた。猿游号(さるゆうごう)というバスは大内宿を通って湯野上温泉駅を循環する。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f6.3 1/250秒 28mm ISO200) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
49.ウラギンシジミ
歩き始めるとウラギンシジミが飛び出して来て、吸水を始めた。手前に蟻がいる。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f6 1/400秒 145mm ISO200) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
50.メスグロヒョウモン♀
アザミの花にはメスグロヒョウモンの♀がいた。大分離れたところにいたので、これがやっとだ。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f6.3 1/250秒 300mm ISO320) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
51.弁財天への石段
食の館から大内宿が眺められるところへ歩いていく途中に、小さな鳥居があって、そこから見上げるような長い石段があった。その時はそのまま通り過ぎ、食の館へ戻るときに、この上の道を通ったのだが、そこには弁財天があった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/80秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
52.大内宿の眺め
食の館から10分ほど歩いて、大内宿が写真のように眺められる小高いところに着いた。大内宿観光協会の大内宿家並図があるが、浅沼(扇谷分家)というあたりから大内宿の家並を見ている。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f5.3 1/320秒 86mm ISO200) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
53.台湾からの観光客
大内宿を散策している人たちを見ると、浴衣姿の若い男女の姿が多い。はじめに記したように台湾からの観光ツアーで来た人たちだ。ちょっと異様な感じがした。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f5.3 1/250秒 82mm ISO220) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
54.石仏
食の館への戻りは、来たときに通った道の上の道を通り、弁財天にお参りしてきた。途中にこんな石仏もあった。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f4.2 1/200秒 38mm ISO3200) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
55.湯野上温泉駅 -1
大内宿から塔のへつりへ移動する途中で、ハンドルを握るKさんのご主人が会津鉄道 湯野上温泉駅へ立ち寄ってくれた。木造の趣ある駅舎だった。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f5 1/250秒 35mm ISO200) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
56.湯野上温泉駅 -2
駅入り口のベンチには若い二人が座って何か話をしている。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f5.6 1/250秒 31mm ISO200) 露出補正なし
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57.駅舎の中
駅入り口を中へ入ると、改札口の手前に囲炉裏のある小さな待合室があって、漫画本が並べられていた。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f3.5 1/200秒 22mm ISO3200) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
58.湯野上温泉駅のホーム
今回の旅行で初めて青空が広がり、日が差してきた。まもなく上り列車が到着する。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f7.1 1/250秒 35mm ISO200) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
59.上り列車到着
駅舎に掛けられている路線図は浅草から福島県の喜多方まで示されている。新藤原までが東武鉄道、会津高原尾瀬口までが野岩鉄道、さらに塔のへつり、ここ湯野上温泉を通って西若松までが会津鉄道でそこから喜多方までJRが乗り入れている。また、新宿から大宮を経て東武鉄道の栃木までJR線の直通運転がある。上り列車が到着した。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f5 1/320秒 70mm ISO200) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
60.貸切列車
次に喜多方の方へ向けて貸切列車が出発していった。さっき駅舎の近くのイベント会場で楽団入りで結婚の披露をしていた新郎新婦が乗り込む。この車両はAT400形という日本宝くじ協会から寄贈された車両だそうだ。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f3.8 1/250秒 26mm ISO380) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
61.貸切列車の新郎新婦
出発する列車から、ホームで見送る人たちに新郎新婦が挨拶する。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f5.3 1/250秒 82mm ISO400) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
62.「中テレ君」
ホームにゆるキャラがいた。このときは何のゆるキャラかわからなかったが、帰ってきてネットでこの写真をもとに調べたところ、福島中央テレビのマスコットキャラクター「中テレ君」をゆるキャラに仕立てたものだと分かった。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f4.2 1/250秒 32mm ISO400) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
63.駅舎の女性たち
駅舎で働く女性たちはとても明るくて楽しい人たちだった。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f3.5 1/250秒 18mm ISO2500) 露出補正なし
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64.猿游号(さるゆうごう) 大内宿と湯野上温泉駅を循環するバスが駅の駐車場で時間調整していた。利用するには予約が必要らしい。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f4.5 1/250秒 40mm ISO900) 露出補正なし
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65.塔のへつり
会津鉄道では湯野上温泉のとなりの駅になる。ここから下へ降りられる。塔のへつりは南会津東部を流れる大川が形成する渓谷で、大川羽鳥県立自然公園の一角を占める。河食地形の奇形を呈する好例として、国の天然記念物に指定されている。「へつり」とは会津方言で、川に迫った険しい断崖のことだそうだ。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f4.8 1/250秒 50mm ISO280) 露出補正なし
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66.塔のへつりの石塔
川に沿って大きな塔のような岩が並ぶ。案内板では、それぞれの石塔に名前がつけられている。それによると左が九輪塔岩、右側が屋形塔岩のように見えるが自信はない。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f5.6 1/250秒 18mm ISO200) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
67.川面に映る石塔
時刻は4時少し前。西に傾いた太陽が塔のへつりを照らす。そして、その姿が大川の水面に映り込む。ここ数日来の雨で水かさが増して、川の流れが穏やかになっている。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f3.5 1/250秒 18mm ISO360) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
68.石塔を巡る通路
これらの岩を巡るように通路が彫られているが、経年による崩落等のため、吊橋を渡している舞台岩周辺以外は立ち入り禁止となっているとのこと。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f6.3 1/250秒 18mm ISO200) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
69.揺れるつり橋の向こうには虚空蔵尊が祀られる洞窟が
大川を向こう側へ渡るつり橋を渡ってみた。とても大きく揺れる。つり橋を渡ったところにある舞台岩の裏手の洞窟には虚空蔵尊が祀られている。そこまでは行けるようだったが、やめてしまった。虚空蔵尊は大同2年(807)に坂上田村麻呂が創建したと伝えられ、洞窟の内部には宝暦3年(1753)に再建されたとされる本堂が建立されているそうだ。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f5 1/250秒 18mm ISO200) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
70.羽生PA
最後の目的地であった塔のへつりを出発し、国道289号線を、夏に何回かロッジに宿泊し、ゴルフを楽しんだ白河高原カントリークラブの前を通って東北道の白河ICに抜けた。夕食にしようと羽生PAに入った。このPAは2013年の12月に、TVドラマでもお馴染みの「鬼平犯科帳」の世界観を再現した「鬼平江戸処」としてリニューアルされ、江戸時代のテーマパークのような雰囲気で、東北自動車道のなかでも屈指の人気をほこるパーキングエリアとして知られていることを知った。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 9mm ISO1600 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
71.「鬼平江戸処」
建物の中には、「鬼平犯科帳」の話中に登場する店名を使用した鰻や蕎麦など江戸を感じさせる風情の店が並んでいる。ここで食べたいものを選んで注文し、この先にあるテーブルで注文したものが出来上がるのを待つ。出来上がると渡されていたブザーが鳴り、取りに行くというシステムはフードコートと同じだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2​.8​​​ 1/​8​​​​​0​​​秒 9mm ISO1600 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
72.「鬼平江戸処」建物の外観 -1
外観もなかなか凝っている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/​8​​​​​0​​​秒 12mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
73.「鬼平江戸処」建物の外観 -2
このPAは​​PAとしては広く、駐車できる車の数も多いようだ。​​​​​​しかし、夜はその雰囲気を出すためか暗い。​このときはお客さんの数も少なかった​​​。​​​​​​​​​昼はどうな感じなのだろうか。​​

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​2.8​​​​ 1/​8​​​​​0​​​秒 12mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。


 なお、このドライブの行程については、「裏磐梯・会津若松ドライブ」地図として掲載している。この地図は、右メニューのボタンからリンクできます。

2016年10月 1日

裏磐梯、会津 ドライブ紀行 9月15日―16日(1)  磐梯吾妻スカイラインを裏磐梯へ 9月15日

年に何回か旅行やコンサートなどをご一緒させていただく、友人のKさんご夫妻からお誘いを受け、今回は裏磐梯一泊ドライブに出かけることになった。この週も秋雨前線が停滞し、天気予報は芳しくないなか、15日、16日は何とか雨に降られなくて済みそうで、旨くすると晴れ間も出るかもしれない。期待をもって、朝6時半、横浜を出発した。
  いつもながら、友人のご主人がドライブの行程を綿密に立てていただいていた。

drivemap.jpg

​ 1日目は、首都高湾岸線から東関道、首都高速中央環状線に入り、川口JCTから東北道に入った。荒川沿いを走ると左手にスカイツリーが雲の上から頭を出す。この時間帯の空は暗かった進むにつれて明るくなってきた。途中、蓮田SAで朝食にして、東北自動車道を北へ向かう。蓮田SAから200km少々走って、福島西ICで降りて、磐梯吾妻スカイラインに入った。磐梯吾妻スカイラインのの登り口にある高湯温泉に良い蕎麦屋があるとのことだったので、そこで昼食にする予定だったが、あいにくその蕎麦屋は定休日だった。

 温泉の匂いがするなかそのまま、磐梯吾妻スカイラインを走り、不動沢のパーキングエリアで車を止めた。不動沢には新不動沢橋がかかっている。日は差さないがアサギマダラとミドリヒョウモンが飛んでいた。そして、磐梯吾妻スカイラインを上り詰め、浄土平に着いた。まず、昼飯にする。昼食後、女性2人には時間を潰しておいてもらって、Kさんのご主人と二人で、眼の前に荒れた姿を見せる吾妻小富士(1,707m)に登ってみた。頂上に上がってみると、大きなお釜(火口)が口を開けていた。そのお釜のふちは一周出来るようだが、廻ってきた方に聞くと、福島側は霧がかかっていて何も見えないとのことだったので、そこより先には進まなかった。
 再び磐梯吾妻スカイラインを裏磐梯へと下っていく。秋元湖、小野川湖そして五色沼のうち最大であるという毘沙門沼を眺め、今夜の宿である「休暇村裏磐梯」に着いたのは、午後4時半だった。さて、夕食前にゆっくりと温泉につかろう。

1.東京スカイツリー
首都高速中央環状線を、左に荒川を眺めながら川口JCTへ走ると、東京スカイツリーが見えてきた。その中ごろに雲がかかる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.新不動沢橋
高湯温泉を過ぎて、磐梯吾妻スカイラインを登ってくると、別名「つばくろ谷」という不動沢があり、駐車場が設けられていた。谷底ま約80mあり、これからわたっていく新不動沢橋の上からの眺めは絶景であるという。遠くに福島盆地が広がっている。ここは標高1,200m。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/​250​秒 18mm ISO2​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.新不動沢橋 走る人
さっき、車で追い越してきたランナーが新不動沢橋を渡っている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/​800​秒 300mm ISO2​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
4.ミドリヒョウモン♀
「つばくろ谷」の駐車場にミドリヒョウモンの♀がいた。このアザミは何というのだろうか?タカアザミというのに似ているが・・・。 日本には約50種類のアザミが自生しているという。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/​640​秒 300mm ISO2​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.浄土平
午後2時、浄土平駐車場に到着した。ここは、磐梯吾妻スカイラインの中間地点で標高は1,580mある。吾妻連峰の東部に位置し、周辺は一切経山の火山噴火により生成された火山荒原になっている。この写真の背景となっているのが吾妻小富士(東側)で立っているところの左後ろ(北西側)が一切経山である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.吾妻小富士に登る
レストハウスで昼食にした後、正面の吾妻小富士に登ることにした。向こう側の福島の方から眺めると富士山のような形をしているそうだ。登山道は段々になっていて歩幅が合わず歩きにくい。途中から振り返って浄土平を見下ろす。Kさんがよい写真を撮っていた。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/146秒 5mm ISO64 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.吾妻小富士の火口
すり鉢状の大きな火口のふちに出た。落ちたら上がってこられそうにない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 12mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.吾妻小富士の火口の縁から
浄土平を眺める。レストハウスの向こうには一切経山が噴気をあげている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 17mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.一切経山
吾妻小富士の階段道を登り切ったあたりには少し平らなところがあり、そこにはケルンのように石が積み上げられていた。向こうに見えるのは一切経山だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
10.秋元湖
磐梯吾妻スカイラインは、かっては有料道路だったが現在は福島県道70号線として無料になっている、福島県福島市の高湯温泉から浄土平を経て土湯峠に至る吾妻連峰を縦走する全長 28.7km、平均標高1,350mの山岳自動車道である。土湯温泉を過ぎてこんどは磐梯吾妻レークラインを、しばらく走ると秋元湖が見えた。wikipediaによれば、通称裏磐梯と呼ばれるこの地域は明治時代までは桧原村などの集落が存在しており、湖は存在していなかった。1888年(明治21年)、南方にある磐梯山が突如噴火し、大規模な水蒸気爆発に伴って中央部の山腹が崩壊(山体崩壊)を起こし桧原村方面に大量の土砂が流下、さらに泥流も発生して集落は全滅する被害を受けた。この際に長瀬川や小野川など裏磐梯地域を流れる河川が山体崩壊や泥流によって方々で堰き止められ、桧原湖や小野川湖、五色沼といった大小様々な堰止湖が形成されるに至った。秋元湖は大倉川や中津川が堰き止められて誕生した。裏磐梯三湖の中では水深が最も深く、面積は桧原湖に次いで大きいという。湖面の標高は736m。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
11.小野川湖
次に小野川湖が見えてきた。小野川湖の標高は797m。対岸に見えるのは簗部山(やなべやま)(1,387m)でその奥が吾妻連峰になる。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/​640​秒 300mm ISO2​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
12.毘沙門沼
磐梯吾妻レークラインが小野川湖を右側に見て、国道459号線に突き当たるあたりは、ホテルや瀟洒なレストランが建ち並ぶリゾート地になっていた。国道459号線をちょっと左に折れたところに五色沼では最も大きい毘沙門沼があった。駐車場も完備している。さっそく湖畔に下りてみる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/250秒 35mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
13.池畔のボートハウス
静かな毘沙門沼には一つ二つ、二人連れが乗るボートが浮かんでいる。しかし、もうトップシーズンは過ぎたのだろう。池の岸には空いたボートが並べられていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
14.磐梯山
裏磐梯から見る典型的な景色だ。磐梯山は標高1,819mで、大磐梯・小磐梯・赤埴山・櫛ヶ峰よりなる連山の総称であり、古くは秀麗な山容から会津小富士とも呼ばれていた。明治21年(1888)7月15日午前7時45分、磐梯山が突然爆裂を起こした。大磐梯・小磐梯・赤埴山・櫛ヶ峰のうち、小磐梯(約14億5千万㎥、約30億トン)を一瞬のうちに吹き飛ばし、死傷者524人(内・死者477人)、被害面積約110㎢の大被害を受けたといわれる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/320秒 32mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
15.今宵の宿
五色沼ハイキングコースもあったが、今回は割愛し今宵の宿「休暇村裏磐梯」へ向かった。午後4時半到着。ゆっくりと温泉に入って、いっぱいやるのが楽しみだ。ロビーからは磐梯山が眺められる絶好のロケーションだ。檜原湖は宿と磐梯山の間にあるが、見えない。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5 1/​250​秒 18mm ISO2​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。


 なお、このドライブの行程については、「裏磐梯・会津若松ドライブ」地図として掲載している。この地図は、右メニューのボタンからリンクできます。 ​​
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2011年12月 8日

日光・那須を走る その3 旧青木家那須別邸・平成の森 11月8日


 11月7日の夜は那須湯本温泉にある「山樹庵」というところに泊った。オーベルジュ的なところで、ご夫婦で経営され、平日は1日限定2組しか泊めない。この施設はある会社の保養所だったとのことで、東京でサラリーマンをされていた御主人が、脱サラをして、ここを手に入れられたとのこと。
 夕食のフランス料理はおいしく、ワインもいろいろと用意されていた。コースの肉料理は黒毛和牛のステーキだったが、昼にもミニッツとはいえ、ステーキを食べていたので、ちょっとヘビーになった。温泉は少しぬるめであったが、のんびりと入浴することができ、リラックスできた。
  翌8日は、旧青木邸別邸、那須ガーデンアウトレット、平成の森、アルパカ牧場などを巡って、横浜まで帰ってきた。友人御夫妻には行き先をいろいろと考えていただき、宿泊の予約、車の運転、送り迎えなど全てにお世話になってしまい、感謝に堪えない。

32.旧青木家那須別邸
宿泊した「山樹庵」の御主人の推薦で、まず、旧青木家那須別邸へ行くことにした。ここは、明治時代にドイツ公使や外務大臣、駐米全権大使などを歴任した子爵青木周蔵の別荘として明治21年(1988)に建築された。その後増築を重ね、駐米大使を退いた翌年の明治22年(1909)に大規模な増築工事が行われ、本邸の機能を備えるようになったとのこと。平成11年に国の重要文化財に指定されている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/250秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
旧青木家那須別邸;クリックすると大きな写真になります
33.青木周蔵の使用した馬車
青木周蔵は別荘へ来るときに黒磯駅まで汽車で来て、そこから馬車を使ったという。その頃の馬車はヨーロッパで製造され高価なものだったらしい。馬車は1人乗りで、座席の下が荷物入れになっていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/80秒 6.1mm ISO3200 ) 露出補正 なし
青木周蔵の使用した馬車;クリックすると大きな写真になります
34.旧青木家那須別邸 主人室
明治20年に着工され、翌年に完成した旧青木家那須別邸ではもっとも古い部分だそうだ。天井はドイツの住宅のようであり、化粧梁の間に板を張り、壁も板張りで、後にクロスが張られたが天井も板張りでペンキが塗られていたという。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/60秒 6.1mm ISO3200 ) 露出補正 なし
旧青木家那須別邸 主人室;クリックすると大きな写真になります
35.旧青木家那須別邸 敷地内の広場
  旧青木邸は敷地面積7.5ヘクタールもある道の駅「明治の森・黒磯」の一角にある。そこには大きな広場があり、コスモスが咲いていた。室内でISO3200で撮っていたが、戻すのを忘れてそのまま撮ってしまった。失態。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F8 1/2000秒 30.5mm ISO3200 ) 露出補正 なし
旧青木家那須別邸 敷地内の広場;クリックすると大きな写真になります
36.旧青木家那須別邸 正面
県道369号線(板室街道)から、青木家那須別邸の正面入口へまっすぐな道が造られていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 13.8mm ISO400 ) 露出補正 なし
旧青木家那須別邸 正面;クリックすると大きな写真になります
37.旧青木家那須別邸 カエデの紅葉
これはカエデの一種だろうか?モミジよりだいぶ葉が大きい。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1000秒 30.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
旧青木家那須別邸 カエデの紅葉;クリックすると大きな写真になります
38.那須ガーデンアウトレット
旧青木家那須別邸の近くで、黒磯・板室ICにほど近いところに那須ガーデンアウトレットがあり、ロコマーケットという食品館が併設されていた。「山樹庵」で野菜が新鮮と薦められて、寄ってみた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
那須ガーデンアウトレット;クリックすると大きな写真になります
39.那須高原大橋からの眺め
県道30号線を再び那須湯本の方へ戻る途中に、那須塩原市と那須町を結ぶ那須高原大橋があった。開通したのは1994年だそうだ。ここからの那須連山の眺めは素晴らしかった。一番右側に見える山が茶臼岳(1916m)だ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/1250秒 18.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
那須高原大橋からの眺め;クリックすると大きな写真になります
40.藪そば「一休」
昼時になった。高久というところを通るが、この辺は蕎麦が有名らしい。途中、藪そば「一休」という店があったので、誘われるように入った。那須高原で採れる蕎麦粉が使われるのかと思っていたが、北海道産の蕎麦粉が使われているそうだ。もちろん十割そばを食べたが、しゃきっとして旨かった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/60秒 6.1mm ISO800 ) 露出補正 なし
藪そば「一休」;クリックすると大きな写真になります
41.茶臼岳
藪そば「一休」で昼食にした後、再び山の方に向かい、「平成の森」を目指した。「八幡のつつじ」として有名な八幡を過ぎたあたりで、茶臼岳を見あげた。「平成の森」はもうすぐだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/1250秒 30.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
茶臼岳;クリックすると大きな写真になります
42.「平成の森」
平成20年まで那須御用邸用地として管理されていた約560ヘクタールの豊かな森が、自然とふれあうための場所として開放されることになり、それが那須「平成の森」となった。平成の森フィールドセンターによって見学した。しかし、外は寒く、紅葉はすでに落ちてしまっている。ここへは、初夏のころにもう一度訪れたいと思う。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 30.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
「平成の森」;クリックすると大きな写真になります
43.アルパカ牧場から 合成写真
最後にアルパカ牧場を訪ねた。友人ご夫妻が、牧場の中に入って、可愛いアルパカの赤ちゃんを見ている間、私は外で写真を撮っていた。アルパカ牧場の駐車場の先から、那須連山が眺められた。30.5mm(35mm版換算で140mm)で6ショット撮り、それを Photoshop Elements でつなぎ合わせた。オリジナル画像の1ショットの大きさは、縦2736ピクセルX横3648ピクセルであるが、縦2600ピクセルX横15,034に合成された。つないだ時に6ショット全ての露出を揃えるため、あらかじめプログラムオートで示された値をマニュアルにして設定し、F4.5 1/1250秒 +0.7段補正 で撮った。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
マニュアルで撮影 ( F4.5 1/1250秒 30.5mm ISO400 ) 露出補正 +0.7段
アルパカ牧場から 合成写真;クリックすると大きな写真になります
44.アルパカ
牧場内へ入る入場料をケチって、道路沿いの柵の外からアルパカを眺めていた。中にに入られた友人ご夫妻は、子供のアルパカがとても可愛いかったと喜んでおられた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
マニュアルで撮影 ( F5 1/1250秒 30.5mm ISO400 ) 露出補正 +1.0段
アルパカ;クリックすると大きな写真になります
45.可愛いアルパカの子供
友人の御主人が撮られたアルパカの子供の写真を1枚お借りして載せさせていただいた。

FinePix A900
プログラムオートで撮影 ( F8 1/220秒 11.2mm ISOオート )
可愛いアルパカの子供;クリックすると大きな写真になります
46.桜の紅葉
陽が傾きかけた青空をバックに、赤く染まった桜の葉がきれいであった。帰路、東北自動車道を佐野で下りて、市内で佐野ラーメンの美味しいところ「万里」を案内していただいた。太めの手打ちラーメンで、美味しかったのと同時に、ボリューム満点で、腹いっぱいになって、横浜への帰路に就いた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
マニュアルで撮影 ( F5 1/1250秒 30.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
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2011年12月 2日

日光・那須を走る その1 六方沢と霧降の滝 11月7日


 11月7日、8日とかみさんの友人ご夫妻からお誘いを受け、日光・那須へ紅葉を見に行った。日光・那須はほとんど見たところばかりだろうと思っていたが、友人のご主人が栃木県にとても詳しく、今まで行ったことがないところへ連れて行っていただいた。友人ご夫妻には、私たちの自宅に迎えに来ていただき、運転もほとんど、御主人にしていただいた。3回に分けて、記す。
 今回は、首都高湾岸線から東北自動車道を行き、日光宇都宮道路に入って、途中で(多分、大沢だったと思う)降り、隠れ日光杉並木を見せていただいた。そして、今市から、六方沢、霧降の滝を巡った。

1.首都高から見る東京スカイツリー
首都高の湾岸線を葛西インターからC2線に入り、四ッ木、小菅、千住新橋と通って行くと、左手に荒川が見える。そして、その向こうに東京スカイツリーが一段と高く見えてくる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/1250秒 30.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
首都高から見る東京スカイツリー;クリックすると大きな写真になります
2.オープン間近のスカイツリー
634mのスカイツリーは来年5月22日にグランドオープンされるとのこと。ほぼ完成された姿を見るのは初めてである。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
オープン間近のスカイツリー;クリックすると大きな写真になります
3.例幣使街道杉並木
日光宇都宮道路を下りて、鬱蒼とした杉並木の続く例幣使街道を案内していただいた。例幣使街道は京の朝廷の使いが、日光東照宮に毎年御幣を捧げるために通った道だそうだ。東照宮の例祭に合わせ、4月1日に京を発ち、4月10日に上州に入り、翌日にこの道を通り、15日に日光に到着したとされている。地元では現在もこの区間(国道293号~国道121号)を「例幣使街道」と呼んでいる。例幣使街道は往路に用いられ、復路は日光街道を利用した。
   例幣使とは、元来、伊勢神宮の神嘗祭(かんなめさい)に、朝廷より幣帛(へいはく)を奉納するために使わされた勅使のことをいう。毎年恒例の派遣なので例幣使と云われた。 高内寿夫さんという方のホームページを参考にさせていただくと、例幣使の格式は高く、一行が通ると、大きな大名行列でも通行を遠慮しなければならず、また沿道の住民は土下座して一行を見送ったといわれている。ただし、一行50人のほとんどが魚屋、八百屋など公家に出入りしていた商人だったようである。一行の随員の中には、その権威を悪用する不心得者が少なからずいて、彼らは駕籠の中から、担いでいる人足に、「相談せんか、相談せんか。」と声をかけたという。金をよこせという意味だ。この時、人足が金を出さないと、激しく駕籠をゆすって催促し、わざと転がり落ちて、「無礼者、このままではすまさぬぞ。」と脅したと言われている。こうした場合、村役人が詫びて金を渡してその場をおさめることになるが、これが「ゆする」の語源となったといわれているとのこと。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/200秒 15.7mm ISO400 ) 露出補正 なし
例幣使街道杉並木;クリックすると大きな写真になります
4.六方沢の谷
あとで寄ることになっている「山のレストラン」、霧降の滝遊歩道入口を通り越して、さらに上ると六方沢にかかる長さ320メートルの逆ローゼ型アーチ橋にでた。標高は1434メートル、谷底からは134メートルの高さにあるという。橋の両端には駐車場が設けられている。先の方の駐車場に車を停め、歩いて橋の中ほどまで戻ってみた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/640秒 30.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
六方沢の谷;クリックすると大きな写真になります
5.陽が当たると紅葉が輝く
慶応4年戊辰の年(1868年)の春、日光山に立てこもった旧幕府軍大島圭介ら2,000名は、官軍板垣退助の率いる土佐藩隊の攻撃を受けて4月29日夕刻日光を撤退し、ここ六方沢の谷底に仮泊、良く閏年4月1日会津に向かったと伝えられる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/800秒 30.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
陽が当たると紅葉が輝く;クリックすると大きな写真になります
6.大笹牧場方面を望む
今回は寄らなかったが、六方沢橋をさらに日光と反対の方に進むと大笹牧場がある。大笹牧場は昭和32年、栃木県酪農業協同組合の預託育成牛夏期放牧場として、112ヘクタールの民有地を買い受け開設された。当時は道とゆう道もなく、草地造成等に必要な機材や肥料は、すべて組合員の人力によって運ばれ、開墾されたという。その後、国有地の払い下げ及び民有地の買収などによって放牧地の規模を拡大し、現在では362ヘクタール(東京ドーム77倍だそうだ)の草地に、毎年約300頭の乳用育成牛を放牧する牧場になったとのこと。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/640秒 30.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
大笹牧場方面を望む;クリックすると大きな写真になります
7.「山のレストラン」
今回、誘っていただいた友人夫妻の奥様のこのドライブの目的のひとつであったのが、「山のホテル」での昼食だった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/320秒 12.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
「山のレストラン」;クリックすると大きな写真になります
8.「山のレストラン」テラスから
前の写真で見える玄関上のテラスから、入口の方を見ると道に落ちた落ち葉がきれいだった。昼時は込み合うが、予約を入れておいて下さったためか、窓の外に紅葉が見える良い席に案内された。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
「山のレストラン」テラスから;クリックすると大きな写真になります
9.窓からは美しい紅葉
周囲は、陽が当たって輝く紅葉に溢れていた。今が一番良いタイミングだったのかもしれない。窓の外の紅葉に露出が合うように撮った。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/400秒 30.5mm ISO400 ) 露出補正 -1.0段
窓からは美しい紅葉;クリックすると大きな写真になります
10.「山のレストラン」から眺める霧降の滝
ミニッツステーキのランチを食べたが、とても旨かった。デザートを楽しんだ後、屋上のテラスに上がってみた。そこからは彩られた山の木々の中に、霧降の滝を見ることができた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/500秒 12.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
「山のレストラン」から眺める霧降の滝;クリックすると大きな写真になります
11.霧降の滝展望台から
「山のレストラン」に向かって右手に霧降の滝展望台への遊歩道の入口がある。そこから7~8分だったろうか、展望台に着いた。滝のすぐ傍へ行けるわけではないが、少し離れて観る方が美しい。華厳滝、裏見滝とならんで日光三名瀑に数えられる霧降滝は、落差75m。途中、岩に当たって霧のような飛沫になることから、霧降滝と呼ばれているという。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/250秒 10.8mm ISO400 ) 露出補正 なし
霧降の滝展望台から;クリックすると大きな写真になります
12.霧降の滝 上段
霧降川にかかる滝は上下2段になっていて、上段が25m、下段が26mとのこと。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/250秒 30.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
霧降の滝 上段;クリックすると大きな写真になります
13.霧降の滝 下段
下段の滝は、まるで霧を降らせるかのように水が岩に当たり、飛び散って流れ落ちる。その様子から、この名がついたといわれる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/200秒 25mm ISO400 ) 露出補正 なし
霧降の滝 下段;クリックすると大きな写真になります
14.霧降の滝 遊歩道
石垣に苔がついた遊歩道を「山のレストラン」の駐車場へ戻る。次の目的地は日光市内にある田母沢御用邸だ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/60秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
霧降の滝 遊歩道;クリックすると大きな写真になります


2011年1月15日

益子・那須・日光東照宮 2/3 那須高原の紅葉


 11月15日は昨年の5月にも泊まったことがあるゲストハウス「もみの木」に泊まった。翌16日の朝は、起きると明るい日が差していた。朝食前に外を歩いてみた。紅葉には少し遅かったようだが、まだ見ることが出来る。
 この日は日光へ廻って帰ろうということになったが、中禅寺湖まで上がるより、紅葉が残っているのではないかという期待と、また、あまり遅くならずに帰りたいという時間的に考えても、東照宮周辺が良いだろうということになった。

9.那須連山を望む
朝、ゲストハウス「もみの木」の裏庭を歩いた。そこから眺めた那須連山は黒い雲に覆われているが、畑の向こうの紅葉した木々は朝日をいっぱいに浴びて輝いていた。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/242秒 16.9mm ISO100 ) 露出補正 なし
那須連山を望む;クリックすると大きな写真になります
10.紅葉 -1
朝食は8時からである。それまで、付近を歩いて紅葉の写真を撮りたいと思った。密ではないが、いろいろな木々がそれぞれの色に紅葉している。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/212秒 25.7mm ISO100 ) 露出補正 なし
紅葉;クリックすると大きな写真になります
11.紅葉 -2
植物の知識がないので、なんという木かわからないが、この紅葉も渋い。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/75秒 4.6mm ISO100 ) 露出補正 なし
紅葉;クリックすると大きな写真になります
12.紅葉 -3
やはりモミジは色鮮やかである。時期的には少し遅い。同じモミジの木の葉であっても、赤く染まる葉と黄色く染まる葉がある。なぜだろうか。黄色く染まっている葉もやがて赤くなるのだろうか。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/198秒 4.6mm ISO100 ) 露出補正 なし
紅葉;クリックすると大きな写真になります
13.ザクロ
新鮮な野菜とフルーツがいっぱいの朝食を終え、9時半前に「もみの木」を出発した。まず、街道沿いに野菜センターへ行って、同行のご婦人がたは高原野菜を買う。そこにザクロがあった。トルコで見たザクロより肌がきれいである。農作物まで日本製品のエレガンシーさは際立っている。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.0mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/500秒 7.8mm ISOオート )
ザクロ;クリックすると大きな写真になります
14.日光宇都宮道路
那須から東北自動車道を行き、宇都宮から日光へ向かった。車の数は少ない。道路の両側には時々、綺麗な紅葉が広がる。もうすぐ清滝の終点である。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.0mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/125秒 13.1mm ISOオート )
日光宇都宮道路;クリックすると大きな写真になります