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2020年1月 5日

初詣 川崎大師 1月3日

 川崎大師へは何回かお参りしたことがあるが、正月の三が日に行ったことはなかった。午前中にお参りしようと思い、京急川崎大師駅に10時半前に着いた。すでに歩行者天国の参道は、初詣の人々でにぎわっている。最近お参りしたのは一昨年の1月16日 だった。その時も1月のうちだったので、境内には屋台の出店も出て賑やかだったが、参拝者の数は比較にならない。
 京急川崎大師駅から川崎大師まで商店街の参道は、その両脇にたくさんの出店が出て、にぎやかだった。
 川崎大師とは通称であり、正しくは真言宗智山派の大本山平間寺という。1128年(大治3年)建立され、山号は金剛山、院号は金乗院という。川崎大師の本堂の正面の門は大山門だが、そこは参拝を終えて帰る人の出口になっていて、正面からは参道に入れない。いったん不動門まで進むのだが、不動門から入らずに右へ曲がって、100mほど進み、大山門の脇が入り口になっていた。大山門へ入るとき、参道へ進むとき、そして本堂前に進むときに"STOP"がかかり、待たされる。そしてやっと本堂に上がりお参りをすることが出来た。
 大山門を出て、賑やかな門前通りの途中で、今年の干支、ネズミの縁起物の土鈴を買い求め帰路についた。
 相鉄線の天王町駅で降りて、氏神さまである橘樹神社と神明社にお参りして帰宅した。

1.正月 参道の出店 -1
商店街の参道には、正月は店を閉めている商店の前に、食欲をそそる屋台の出店がにぎやかに並んでいた。もう、初詣を終えて、京急川崎大師駅のほうへ歩く人たちも多い。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/160秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
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2.正月 参道の出店 -2
「創業昭和20年・にぎり天」という店が出ていた。他の屋台とはちょっと雰囲気が違う。にぎり天とは、宮島にも多くの店がある広島名物で、魚のすり身を油で揚げた串もの。 手でにぎって串につけることからこの名前なのだとか。 イカのぶつ切りを混ぜたものや中にチーズを入れてベーコンを巻いたものなど、さまざまな種類があるようだ。賑わっていた。

  Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 14mm ISO125 ) 露出補正 なし
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3.正月 参道の出店 -3
営業中の寛文年間(1661年~1672年)創業の料亭「恵の本」のすぐそばで、その玄関の前を避けるようにして出店されていた屋台もあった。「恵の本」 は江戸時代の人も愛したメニューで、当時は参拝の後にこちらで1杯やるのが粋だといわれ流行ったそうだ。大師名物「蛤なべ」をはじめ、活穴子や煮物などその伝統はしっかりと受け継がれている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 23mm ISO1000 ) 露出補正 なし
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4.大山門と参道
駅から10分ほど歩いてくると、右手に賑やかな参道と大山門が見えたが、ここは一方通行になっていて、参道に入ることはできない。真っすぐ進んで、右に曲がり、さらに不動門の前を右に曲がるよう誘導された。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO160 ) 露出補正 なし
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5.大山門
不動門の前を右に曲がって100mほど進み大山門へ出る。大山門の右側は出口になっていて、これから参拝する人は左側から境内に入る。"STOP"の札が出て、入場制限され、3回ほど待って、やっと大山門をくぐることが出来た。大山門は1977年(昭和52年)11月、開創850年記念事業として落成した。京都東寺の四天王像が模刻され安置されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 23mm ISO250 ) 露出補正 なし
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6.大本堂
境内に入る。正面の大本堂の石段に上がるまで、再び"STOP"の札で待つ。大本堂は1964年(昭和39年)5月落成した。本尊厄除弘法大師が祭られている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし  
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7.参拝
やっと石段の上に上がることが出来、前の人から順に手を合わせてお参りしていく。短かく拝む人もいるが、皆さん結構長くお参りしていた。私は、今年は短く拝礼をした。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/400秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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  8.不動堂の献香
お参りした後は左に出て、不動堂へ向かう。堂宇の前まで進み、献香所を振り返ると、線香の煙の向こうに不動門と不動門からの賑やかな参道が見えた。不動堂は1890年(明治23年)創建。現在の建物は1964年(昭和39年)に再建されたものだそうだ。本尊の不動明王は成田山新勝寺の本尊を勧請。関東三十六不動霊場第7番、武相不動霊場第1番札所である。不動門は戦後、第43世隆超和上により福島県の有縁の地より山門として移設され、さらに現在の大山門建立に伴い不動門として移設された。 

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 27mm ISO125 ) 露出補正 なし
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9.稲荷堂
本堂と不動堂の間には、稲荷堂があった。福徳稲荷というが、川崎大師の境内諸堂で唯一、太平洋戦争を潜り抜け残った堂宇だそうだ。 この奇跡的に焼けなかった福徳稲荷を大本堂の場所に移築し、人々の心を癒したそうだ。福徳稲荷は川崎大師の歴史を支えた重要な存在といえる。

     Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO320 ) 露出補正 なし
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10.境内の賑わい
不動堂を背に不動門へと境内を歩く。屋台の出店が連なる。焼きそば、お好み焼きに人気があるようだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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11.参道のだるまや
不動門からは出られない。大山門のほうに回って、参道に出た。いつもその喫茶室に入って久寿餅を食べる「住吉」もこの日は満員だった。参道はにぎわっていた。だるまやさん「かどや開運堂」には。あまりお客が入っていなかったが。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
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12.干支の縁起物
お隣の高橋太一商店はだるまの他に、干支の縁起物の置物などを店頭に並べている。手ごろな値段で買いやすい。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO150 ) 露出補正 なし
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13.飴の「松屋総本店」
参道には飴屋さんが何店かあるが、ここは参道の入り口にある老舗店である。トントントントンと飴を切る音が聞こえてくる。この「松屋総本店」のほかに、「老舗評判堂」、「松屋の飴総本舗」などがある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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14.京急川崎大師駅
京急川崎大師駅に京急川崎行の大師線の電車が入ってきた。「2020 川崎大師 子」のヘッドマークを付けている。この1500形は1985年に製造された。製造から35年が経っている。 

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
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15.保土ヶ谷神明社の茅の輪
横浜で昼食をして、相鉄線で天王町へ戻ってきた。まず、氏神さまの橘樹神社にお参りし、次に神明社へ詣でた。参拝の列は100mほど続いていた。参道の立派な茅の輪を潜る。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
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16.神明社奉納演武杖道
たまたま神楽殿で神明社奉納演武杖道が行われていた。古流  五月雨と題された演武は、藤野憲介4段(左)と山本剛5段が演じていた。五月雨という形は 六本の組形で構成され、その技は気位をも要求され、心、技、体の完全一致を見なければ出来得ない高度な形であるそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 27mm ISO500 ) 露出補正 なし
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2019年2月20日

冬の石山寺(前編) 2月14日

前の日に京都は本山興生寺霊山本廟での法事を終え、娘は10時から勤め先の会議に出るといって、早朝に出立した。娘の主人は大阪出張だという。もとより何の用事もない私たちには、まっすぐ帰る理由はない。
 昨年秋にも京都と滋賀の紅葉を見に来たが、今回は滋賀県大津市の石山寺と日吉大社を見てこようと計画した。「星乃珈琲店」という喫茶店で、久しぶりにモーニング・サービスのトーストとボイルド・エッグを食べて、JRで石山駅へ行った。石山で京阪石山坂本線に乗り換え、終点の石山寺で下車。観光客はいない。駅から10分ほど歩いて石山寺の東大門に着いた。東大門からまっすぐ参道が続くが人の姿はなかった。
 石山寺は、滋賀県大津市石山寺1丁目にある東寺真言宗の寺院。巡拝供養券(パンフレット)によれば、聖武天皇の勅願により、天平勝宝元年(749年)に良辨僧正によって開基された。
 wikipediaによれば、石山寺は琵琶湖の南端近くに位置し、琵琶湖から唯一流れ出る瀬田川(淀川の滋賀県内での名称)の右岸にある。創建年は天平19年(747年)。本堂は国の天然記念物の珪灰石(「石山寺硅灰石」)という巨大な岩盤の上に建ち、これが寺名の由来ともなっている(石山寺珪灰石は日本の地質百選に選定)。本尊は如意輪観音、開基(創立者)は良弁。石山寺は京都府の清水寺や奈良県の長谷寺と並ぶ、日本でも有数の観音霊場であり、西国三十三所観音霊場第13番札所となっている。また当寺は「蜻蛉日記」「更級日記」「枕草子」などの文学作品にも登場し、「源氏物語」の作者紫式部は、石山寺参篭の折に物語の着想を得たとする伝承がある。「近江八景」のひとつ「石山秋月」でも知られるとある。

IMG_20190217_0002 X700.jpg  ↑ 石山寺境内図 巡拝供養券(パンフレット)より

1.朝焼け
時刻は朝6時48分、京都の町に朝日が昇ってきた。日の出は横浜より少し遅い。日の出の時刻を調べてみると、この日2月14日は、横浜が6時29分、京都は6時44分だった。ホワイト・バランスを「日陰」にして赤みを強調した。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
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2.京阪石山坂本線石山寺駅
JR石山駅で乗り換え、京阪石山坂本線で終点の石山寺駅は2駅目だった。2両編成の電車は、まるでかっての玉電のようだ。写真の電車は1984年製である。車両は小さく幅も狭いが堂々たる標準軌だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO250 ) 露出補正 なし
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3.石山寺東大門
石山寺駅から琵琶湖を背に瀬田川に沿って10分ほど歩くと右手に石山寺の東大門があった。 鎌倉時代初期、建久元年(1190年)の建立と伝わるが、鬼瓦に記された慶長5年(1600年)の銘や様式などから、淀殿の寄進による慶長年間の境内の整備の際に、大規模な修理改造が行われたと推察されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 12mm ISO160 ) 露出補正 なし
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4.東大門仁王像 -1
門の両脇には仁王像が祀られている。鎌倉時代の仏師運慶・湛慶の作と伝えられ、歴史を感じさせる古さがある。これは向かって左側の仁王像で、後ろに草履がある。 昨秋湖東三山を訪れたが、その仁王門にも草履が架けられていた。しかし湖東三山は天台宗の寺院であったが、石山寺は東寺真言宗である。また、石山寺は西国観音札所であるが、湖東三山はそれに含まれないので、草履の有無は巡礼とも関係なさそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
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5.東大門仁王像 -2
こちらは向かって右側の仁王像。一般的に向かって右側の仁王像は阿吽の阿形(口を開ける)であることが多いが、ここは左右どちらの仁王様も口を開けているように見えた。仁王像は仏像の位で言えば、如来、菩薩、明王の下に位置する天部に属し、仏像のランクでは天部の仏像は最下位にあるのだそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
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6.法輪院
東大門を入って石山寺の参道の左側に、中には入れなかったが​、​門の外から松の枝ぶりのいい小さな庭園​が​見​られた​。ここは法輪寺といい、石山寺の寺坊(禅宗寺院では塔頭という)のひとつとして建立されたものだそうだ。江戸時代前期のものと伝​えられる​表門から中を眺めると、 東に桟瓦葺の庫裡・西に檜皮葺の書院が建っており両者は北側に妻を向けている。白い壁が美しい。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 14mm ISO200 ) 露出補正 なし
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7.くぐり岩
参道を進んで参拝受付を入ると右手に「くぐり岩」というのがあった。穴をくぐると願い事が叶うとされるパワースポットだそうだ。立てられた説明板には「このあたりの岩は全部大理石である奇岩怪石の幽邃の境中天然自然に体内くぐり状態をなすこの池は天平時代のものである」とあったが意味がよくわからなかった。マグマによって接触変成作用を受けるのは、珪灰石のほかに大理石、ベスブ石、ざくろ石、菫青石などがあり、くぐり岩は大理石とのこと。池には大きな鯉が泳いでいた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO800 ) 露出補正 なし
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8.御手洗(みたらし)
くぐり石の近くに参拝者が手や口を洗って清める手水舎があった。手水舎に龍はよくあるのだが、ここのはいつごろのものかわからないが、時代を感じさせる。神仏を守護するために竜神が働くというのは昔から言われているそうで、手水舎の龍は人間の汚れを清め、聖域を守るのだそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1600 ) 露出補正 なし
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9.毘沙門堂
インターネットのニッポン旅マガジンというサイトには、毘沙門堂について「本堂の東側に観音堂と並んで建つのが毘沙門堂。重要文化財の東大門と並び、建久年間(1190〜1199年)に源頼朝により寄進で創建されていますが、現存する建物は、江戸時代中期の安永2年(1773年)の再建で、滋賀県の有形文化財に指定。 堂内に兜跋毘沙門天(とばつびしゃもんてん=唐代に中国の西域に現れ、外敵から国土を守ったという毘沙門天/重要文化財)、吉祥天・善膩師童子(ぜんにしどうじ=毘沙門天の息子のひとり)を祀っていますが、源頼朝の乳母・亀谷禅尼の夫である中原親能(なかはらのちかよし=文官御家人で、鎌倉幕府政所公事奉行)がこの毘沙門天の駕籠を受け凶賊を退治したという逸話が残されています。」と記されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
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10.蓮如堂
同じくニッポン旅マガジンによると、建物は、慶長7年(1602年)に淀君による慶長年間の伽藍復興の際に、石山寺の鎮守社である三十八所権現社の拝殿として建築されたもので、文化8年(1811年)に桟瓦葺き(さんがわらぶき)に修築され、明治の神仏分離令により蓮如堂となっている。三十八所権現とは、日本古来の神々と神武天皇から天智天皇まで38代の天皇を祀る社で、権現とは仏や菩薩が仮に姿を変えて日本の神として現れること。神仏習合時代の名残の堂(寺院における鎮守拝殿)で、蓮如堂(旧拝殿)も神事と仏事の両方で使用可能という珍しい造りになっているという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
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11.本堂前 鉢植えの梅
いよいよ本堂に上がる。その手前に鉢植えの梅が咲いていた。本堂の前の広くなったところで、毘沙門堂とその向こうに観音堂が見える。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1000秒 11mm ISO160 ) 露出補正 なし
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12.本堂入口
鉢植えの梅を撮ったところから、石段を上がると本堂の入り口があった。平安時代後期再建の本堂は国宝である。外陣(礼堂)が見えるが、残念ながらここから撮影禁止である。右手が内陣(正堂)で、中央に据えられている巨大な厨子の中には、秘仏の本尊である平安時代作の如意輪観音半跏像(重要文化財)が祀られているという。また、礼堂と正堂を繋ぐ相の間の右端には、紫式部の間という小部屋が設けられている。これは紫式部が石山寺に篭り、源氏物語の発想を得たという逸話に基いたものだそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/320秒 10mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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13.硅灰石
天然記念物に指定されている石山寺の名前の由来となっている奇岩だ。硅灰石(けいかいせき)という。本堂から多宝塔へ上る途中にその露頭がある。硅灰石 が地中から突出した花崗岩と接触し、その熱作用のために変質したものというが、石山寺のように雄大な 硅灰石となっているのは大変珍しいそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/320秒 9mm ISO1000 ) 露出補正 なし
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14.経堂と安産の腰掛石
本堂の北東の高いところに建っている経堂は経典を収めるための高床の校倉で、滋賀県最古の校倉造の建物は重要文化財である。その高床式に建てられた経蔵の束の部分は露出した硅灰石の岩盤に直接建てられているが、その束を抱くように岩盤に座ると安産になると伝えられているそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO800 ) 露出補正 なし
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15.鐘楼
瀬田川の方向に見えるこの鐘楼も重要文化財である。源頼朝の寄進と伝えられているそうだ。上層には平安時代の梵鐘が吊られており、下層から撞木(シモク:釣鐘を突く棒​)​を引いて撞く珍しい構造となっている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1000秒 10mm ISO320 ) 露出補正 なし
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16.国宝 多宝塔 -1
源頼朝の寄進により建立されたと伝えられ、上下二層のバランスや軒の曲線の美しさで日本が誇る最古最美の多宝塔として知られる。この多宝塔は、鎌倉時代の建久5年(1194年)に建立されたもので、建築年が明確なものとしては日本最古の多宝塔。国宝に指定されている。和歌山・金剛三昧院多宝塔、大阪・慈眼院多宝塔に並び、日本三名塔のひとつにも数えられている。下層が方形(四柱造)、上層は円形の平面を持ち、屋根は宝形造の檜皮葺きになっている。多宝塔内部の柱や天井の回りなどには仏像や草花などの絵が描かれ、須弥壇には鎌倉時代を代表する仏師・快慶作という重要文化財の金剛界(大日如来の智慧が堅固な悟りで、 何ものにも傷ついたり揺らぐことがないことを表わす)の大日如来坐像が安置されているそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1000秒 10mm ISO500 ) 露出補正 なし
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17.心経堂
琵琶湖側の高いところまで上がってきた。この心経堂は比較的新しく建てられたお堂である。花山法皇西国三十三所復興一千年記念行事の一環として、平成2年(1990年)に建立された堂宇で、多宝塔の北東の一番高い場所に位置する。内部中央には如意輪観世音菩薩と、石山寺の奉納された写経を収める輪蔵が安置されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO320 ) 露出補正 なし
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18.国宝 多宝塔 -2 心経堂のあたりから多宝塔を眺める。なるほど美しい形をしている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 14mm ISO250 ) 露出補正 なし
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2018年11月26日

高野山前編 11月6日   高野山、奈良・長谷寺、室生寺と滋賀・湖東三山(1)

私の父母や兄夫婦が眠る墓が高野山にあるということは以前にも書いた。この春に、その菩提寺である「恵光院」から母の50回忌の知らせが兄の嫡男のところに届いていた。
 11月6日から2泊3日で、まず高野山にお参りし、翌日は奈良の長谷寺と室生寺を歩き、3日目は京都駅前から定期観光バスを利用して紅葉が美しいという湖東三山を巡るという計画を立てた。
 高野山では、午前中に「恵光院」本堂でのお参りと、墓参をしたかったので、新横浜始発の早朝6時発「ひかり」に乗った。「ひかり」を選んだのは、「大人の休日」切符を利用するためでもある。ところが、新大阪に到着して、高野山行きの南海電鉄に乗るために難波へ地下鉄で向かったのだが、通勤ラッシュの地下鉄が遅延してしまい、8時42分発の特急「こうや」に乗り遅れてしまった。幸い、9:00発の快速急行があり、予定より、30分ほど遅くなったが、10:01にケーブル・カーへの乗換駅である極楽橋に着いた。ケーブル・カーで高野山まで上がり、バスで苅萱堂前で下車、「恵光院」へ向かった。「恵光院」へは事前に知らせることなく、突然に行ったのだが、本堂で過去帳を前にお経をあげていただくことができた。若い僧だったが、なかなか良い声の立派なお経だった。
 前回の高野山墓参は、2014年5月22日でシャクナゲの花が咲くころだった。今回は紅葉のトップ・シーズンであり、観光客も多かった。2004年7月に高野山が「紀伊山地の霊場と参詣道」として、世界遺産に登録されて以来、外国人観光客も多い。
 wikipediaによれば、高野山は「和歌山県北部、和歌山県伊都郡高野町にある周囲を1,000m級の山々に囲まれた標高約800mの平坦地を指す。平安時代の弘仁7年(816年)に嵯峨天皇から空海(弘法大師)が下賜され、修禅の道場として開いた日本仏教における聖地の1つである。現在は壇上伽藍と呼ばれる根本道場を中心とする宗教都市を形成している。山内の寺院数は高野山真言宗総本山金剛峯寺(山号は高野山)、大本山宝寿院のほか、子院が117か寺に及び、その約半数が宿坊を兼ねている。2004年(平成16年)7月7日、高野山町石道と金剛峯寺境内(6地区)、建造物12件が熊野、吉野・大峯と共に『紀伊山地の霊場と参詣道』としてユネスコの世界遺産に登録された。さらに2016年(平成28年)10月24日、高野参詣道(町石道を含み登録名称変更)として黒河道、女人道、京大坂道不動坂、三谷坂が世界遺産に追加登録された。」とある。
 次に墓前に向かう。「恵光院」から自動車道と別れ、一の橋を過ぎるといよいよ奥の院の霊域に入る。参道の両側には、戦国武将や江戸時代の大名、歴史に名を馳せる高僧を含む、20万基とも40万基ともいわれる墓石が所狭しと立ち並び、この世とは思えぬ幻想的な風景が広がる。石畳の道が弘法大師御廟まで約2km続く。樹齢数百年を超える杉木立の中を歩く。途中「中の橋駐車場」からの道と合流してさらに進んだところに「姿見の井戸」があるが、その近くに父母が眠る先祖の墓がある。墓の掃除はいつもお願いしている石屋さんに事前にお願いしておいたのできれいになっていた。
 高野山で母の50回忌のお参りをした後は、家内の友人の息子さんが眠る「正智院」へ行った。立派なお寺だった。趣旨を告げるとご住職に本堂へ案内され、お参りすることができた。そのあと、「正智院」の客間や庭を見せてくださった。

1.九度山駅
南海電車高野線は車輪の音をきしませながら、急勾配を登る。九度山駅に着いた。六文銭が描かれている。関ヶ原で西軍が破れ、徳川家康は昌幸と幸村を死罪にするつもりでいたが、幸村の兄・信幸と義父・本多忠勝の懇願もあり、特例として2人に高野山での謹慎を命じた。そののち、14年間住んだ九度山で、幸村は周辺の農民とも親しくなっており、幸村の心境を察した農民は大坂城に向かう幸村親子の出立に協力した。1614年(慶長19年)に大阪冬の陣となった。また、慈尊院は九度山駅から徒歩20分のところにある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 22mm ISO320 ) 露出補正 なし
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2.南海電車高野線
高野線は山の斜面を走る。はるか下のほうに集落が見える。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 20mm ISO320 ) 露出補正 なし
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3.極楽橋
高野線の終点は極楽橋だ。標高は535mである。橋本駅からは443m登ってきたのだ。ここからケーブル・カーで867mの高野山駅まで登る。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO500 ) 露出補正 なし
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4.「恵光院」 -1
菩提寺である「恵光院」に着いた。「恵光院」は準別格本山で、宿坊でもある。外国人の泊り客も多いようだ。英語の案内も書かれている。そのホームページによれば、「恵光院」は弘法大師がこの地に五重の宝塔を建立し、弟子の道昌僧都が諸人の廻向(先祖の御供養)をおこなった事から、廻向院と呼ばれていた。宝永年中(1704~)頃、徳川8代将軍吉宗の命により現在の「恵光院」に改められたそうだ。延慶元年(1308)には、京都の東寺より量調阿闍梨が当院へ転任され再興し、永禄(1558~)の初め頃になって、薩摩藩17代当主島津兵庫頭義弘と縁を深め檀那関係にあった。また明智光秀の菩提寺でもある。本尊は阿弥陀如来、弘法大師、不動明王が祀られている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
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5.「恵光院」客間から
「恵光院」では、本堂で読経をしていただいたが、その準備の間、前回宿泊した2階にある客間でしばらく待った。その2階の部屋から撮ったカットである。正面が門で、本堂は2階から右側に上がっていく。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 17mm ISO320 ) 露出補正 なし
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6.本堂と阿弥陀如来像
ご本尊の阿弥陀如来像。その前に位牌を置いて読経をしてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/15秒 37mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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7.「清浄心院」
「恵光院」の門を出て、右へ一の橋に向かう。バス通りの左側に別格本山の「清浄心院」があった。ホームページを見ると、「清浄心院」は天長年間(824~34)に高祖弘法大師により草創され、初め喜多坊と称されていたが、 後に勅命により現院号である清浄心院に改めたと伝えられている。一帯は清浄心院谷と呼ばれている。春は桜が咲き、銘木と言われる傘桜は、太閤豊臣秀吉が花見を催したという逸話も残されているそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 20mm ISO800 ) 露出補正 なし
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8.一の橋付近
奥の院(弘法大師御廟)に向かって歩き、一の橋のところでバスが通る車道と別れ、石畳の参道へと入る。奥の院へは一の橋から参詣するのが正式なルートとされている。一の橋は正式には「大渡橋」や「大橋」と言われ、お大師様がここまで送り迎えされると伝わっている場所でもあって、ここで一礼して橋を渡る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 20mm ISO1000 ) 露出補正 なし
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9.杉並木の道
一の橋から奥の院までの約2㎞の参道には、樹齢数百年を超える杉の老木が連なり、その間に20万基を超えるという諸大名から庶民の墓石や慰霊碑などが並んでいる。空が少ししか見えないほど参道は高い木々で覆われている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 25mm ISO2500 ) 露出補正 なし
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10.石燈籠
参道の両側には石燈籠が並ぶ。灯りが入っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/400秒 16mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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11.中の橋付近
墓前にてお参りをしたが、その先奥の院への参道は、8月の台風20号の影響で倒れた杉の大木を撤去する作業が行われていて、通行止めになっていた。そのため、中の橋の手前を一旦右へ迂回し、中の橋バス停のほうへ出て、奥の院へ向かうことになる。このあたりも紅葉がきれいである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
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12.「英霊院」付近
杉並木の一本右側の道を奥の院へ進んでいくと、高野山では紅葉の美しいポイントになっている英霊院の前に出てきた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 26mm ISO320 ) 露出補正 なし
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13.台風21号の爪痕
大きなお墓が崩れていた。台風21号の影響で奥の院の弘法大師御廟近くの「奥院経蔵」など複数の国重要文化財も破損してしまったようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO2500 ) 露出補正 なし
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14.水向地蔵
左手に水向地蔵が見える。説明板には、「玉川の清流を背にして、金仏(金属製の仏)の地蔵菩薩や不動明王、観音菩薩が並んでいる。奥の院に参詣する人々は右側にある御供所で水向塔婆を求め、この地蔵に納め、水を手向けて先祖の冥福を祈る。」と書かれていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
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15.観音菩薩像 -1
水向地蔵の一番奥に他の像に比べて背の高い観音菩薩像があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO640 ) 露出補正 -0.7段
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16.観音菩薩像 -2
水向地蔵は水掛け地蔵とは異なるようだ。水向地蔵では仏さまには水を掛けない。供養の正しい仕方は、供養したい故人がいれば、その人の名前や法名を塔婆(経木)に書いて、水向地蔵の足元に置いて、その塔婆に3回水を掛けながら大日如来さまの真言を唱えるのだそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 27mm ISO500 ) 露出補正 -0.7段
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17.「恵光院」 -2
奥の院へ参詣し、再び「恵光院」へ戻ってきた。スーツケースを受け取って、苅萱堂前でバスに乗り、壇上伽藍に近い千手院前まで行く。高野山へ来るたびに立ち寄る紀州南高梅の梅干し屋さんで買い物をし、またスーツケースを預ける。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 23mm ISO320 ) 露出補正 -0.7段
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18.高野山の街並み
千手院前から壇上伽藍へとバス通りを歩く。写真は奥の院の方向を振り返ったところ。左側は金剛峯寺だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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19.蛇腹道
金剛峯寺前の六時の鐘の櫓から壇上伽藍へ通じるまっすぐな細い道を蛇腹道と言い、高野山では紅葉のスポットとして有名である。蛇腹道という由来は、高野山全体の寺院の並びを、蛇に見立てた時、ちょうどこの壇上伽藍に通じる蛇腹道が、蛇のお腹のあたりなるので「蛇腹道」の名前が付されたようだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 27mm ISO320 ) 露出補正 なし
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20.「明王院」
蛇腹道は戻るときに通ることにして、その1本北側の広い道を「正智院」目指して進む。右側には大きな寺院が並ぶが、この「明王院」もその一つである。「明王院」は高野山に於ける最も初期の寺院であったと云われ、日本三不動のひとつとして知られる赤不動明王が本尊として祀られている。国宝赤不動明王と彫られた石柱が立っていた。高野山の塔頭寺院である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
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21.「宝城院」への道
紅葉がきれいなこの細い道の先に「宝城院」がある。インタネットで調べてみると、「宝城院」は約900年前、平安時代の終わりごろに権力を持っていた後白河法皇が高野山に参詣した時に、建立された寺院だそうだ。現在では元閑院宮家の御菩提所で、重要文化財にして秘仏とされる弁財天を所蔵している。高野山は宿坊が旅館のようになっているが、「宝城院」の宿坊は、高野山有数の近代的な宿坊だという。客室はすべて個室の冷暖房完備でエレベーターやスロープまで敷設されている。また、1度に30名が利用できる大浴場の他に一回り狭い広さの中浴場も完備されているそうだ。一部の客室からはライトアップされた根本大塔を見ることができるという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO640 ) 露出補正 なし
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2018年1月27日

川崎大師 1月16日

昨年暮のことになる。命にかかわることではないのだが、古傷の手術をすることになった。12月19日に入院して、20日に手術を受けた。幸い手術はうまく行き、予定より1日早く、12月27日に退院してきた。その後の経過は良好である。
 12月9日​、​手術を受けるにあたって、川崎大師に、うまくいきますようにと、お願いのお参りに行ってきた。そして、新年を迎え、1月16日、そのお礼のお参りに​出かけた​。

1.川崎大師 大本堂
川崎大師というのは通称で、正しくは平間寺という真言宗智山派の大本山である。​1964年に落成したここ大本堂では、​毎朝​護摩​供から始まり日中も護摩が行われ諸願成就が祈願され​、​誰でも本堂に上がってお参りをすることができる。​(2017年12月9日撮影)

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f​1.8​ 1/​250​秒 9mm ISO​3200​ ) 露出補正 なし
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2.護摩
10時半過ぎから護摩が始まった。その時によって違うようだが、この日は午前3回、午後3回の護摩供が行われる。祈願された護摩札が祈祷される。(2017年12月9日撮影)

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f​2.8​ 1/​100​秒 ​37​mm ISO​3200​ )露出補正 なし
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3.​北の湖の銅像
先月の9日に川崎大師に手術がうまくいくこと、機能が維持されることを祈願して、お参りしたが、その時に初めて、2015年11月20日亡くなった、元横綱で元理事長の北の湖の銅像が建っているのに気が付いた。昨年10月に除幕式が行われている。なぜ、川崎大師なのかと思ったが、北の湖関の奥様の実家が川崎市の元住吉だったからなのかなと思った。わたくしも1975年から2003年まで元住吉に住んでいて、ここに北の湖関が住んでいると聞いたことがある。北の湖関がとみ子夫人と結婚したのは1978年で、ちょうどその頃なのだ。(2017年12月9日撮影)

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f​2.8​ 1/​1000​秒 ​23mm ISO​250​ )露出補正 なし
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4.「久寿餅」
川崎大師の久寿餅は池上本門寺や、亀戸天神社のくず餅とともに名物である。先日、再放送だったが、「鉄道唱歌で行く!東海道線の旅」という番組を見ていたら、川崎を訪れた立川談慶さんが、ある久寿餅屋さんで、関東で言うところの久寿餅(くず餅)は、小麦粉からグルテンを分離させたあとの浮き粉を発酵させた物で作られる和菓子であるが、関西の葛餅は葛粉から作られる和菓子で、色は透明~半透明で、ぷるんとした独特の食感がある。涼しげな見た目から夏の菓子として人気があるという話をしていた。この写真の住吉という久寿餅屋さんは、川崎大師の門前にある老舗だ。川崎大師にお参りに来たときはここの喫茶室で久寿餅を食べるのを楽しみにしている。(2017年12月9日撮影)

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f​4 1/​1250​秒 ​18mm ISO​125 ) 露出補正 なし
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5.正月の名残り
執刀していただいた先生のお力で、お陰様で、わたくしの古傷の手術は上手くいき、機能も損なわれずに回復に向かっている。1月16日に川崎大師にお礼のお参りに行った。今年の正月三が日の初もうで参拝者数は、明治神宮、成田山新勝寺に次ぐ3番目だったそうで、まだ、その名残りがある。例年、約300万人の初詣参拝者があるという。この門は大山門といい、開創850年の記念事業として昭和52年に建立された。この大山門は、堂塔伽藍を囲う浄域結界の総門である。門の四方には、京都・東寺の国宝・四天王像を模刻造立した、持国天像(東方)、増長天像(南方)、広目天像(西方)、多聞天像(北方)が奉安されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f​2.5 1/​1250​秒 ​13mm ISO​125 )露出補正 なし
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6.大本堂でお礼のお参り
今回は大本堂には上がらず、お賽銭箱の手前でお参りした。高野山真言宗の金剛峰寺の創建は、空海が時の嵯峨天皇から高野山の地を賜った弘仁7年(816年)のことといわれ、昨年末に訪れた東寺真言宗の東寺は796年の創建という。川崎大師(平間寺)の建立は1128年である。真言宗は18の大本山があり、川崎大師は真言宗智山派である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f​1.8 1/​800​秒 ​13mm ISO​3200 )露出補正 なし
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7.不動堂から
大本堂でお参りをして、不動堂へ行く。不動堂は1890年(明治23年)の創建で、現在の建物は1964年(昭和39年)に再建されたものだ。本尊の不動明王尊像は、成田山新勝寺本尊のご分躰を勧請したものだそうだ。不動堂を背に不動門を見ると、参道に屋台店が並んでいた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f​2.8 1/​1250​秒 ​20mm ISO​125 )露出補正 なし
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8.焼きそば、焼き鳥
不動堂から不動門への参道には、まだ準備中なれど、焼きそばや焼き鳥などの出店が並ぶ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f​3.2 1/​1250​秒 ​19mm ISO​125 )露出補正 なし
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9.「しょうずかの婆さん」
川崎大師で意外と有名なのがこの「しょうづかの婆さん」だ。先日もTVで取り上げられていた。「しょうづか」とは「葬頭河(そうづか)」がなまったものだそうで、三途の川を渡る 死者の衣服を剥ぎ取る奪衣婆のことだそうだ。 この「しょうづかの婆さん」にお参りすれば、 歯の痛みを止めたり、容貌を美しくしてくれたりするといわれ、昔から信仰を集めている。昔、品川の台場にあったものを川崎大師境内に移設したものだそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f​2.5 1/​400​秒 ​19mm ISO​3200 )露出補正 なし
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10.北の湖の化粧まわし
トイレを借りようと信徒会館の中に入った。そこに元横綱北の湖関の化粧まわしが飾られていた。北の湖関が横綱に昇進した時、地元北海道室蘭の後援会から贈られた化粧まわしで、川崎大師に奉納され寺宝として収蔵していたが、この度特別に展示する事となったとのこと。横綱土俵入りで実際に用いられた本物の化粧回だそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f​1.8 1/​1000​秒 ​9mm ISO​1600 )露出補正 なし
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11.遍路大師像
遍路大師尊像が、昭和48年(1973年)の弘法大師誕生1200年記念事業として造顕された。併せて、平間寺の第44世・中興第1世貫首(隆天大和上)が四国霊場巡拝の際にいただいてこられたお土砂が埋められた、善通寺や金剛福寺などの銘が入った88本の石柱がある新四国八十八ヵ所霊場も創設された。弘法大師がお遍路にあたったときの姿の像には、平和を願い各地を回られた弘法大師のご利益をいただこうと献水する参拝者の列ができていた。

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プログラムオートで撮影( f​3.2 1/​1250秒 ​16mm ISO​125 )露出補正 なし
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12.奉納わらじ
遍路大師像の前には、奉納するわらじを頒布するお札所があった。

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プログラムオートで撮影( f​1.8 1/​1000秒 ​9mm ISO​200 ) 露出補正 なし
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13.力石
傍に建てられていた説明板には、この石は若者が境内で力比べに使った石とある。写真の3つの石は「おったて石」といい、これを起こしてまっすぐに立てた。一番大きいものが、百貫(375Kkg)ある。写真には写っていないが、この3つの石の左側に2つ「さし石」が置かれていて、これを頭の上まで差し上げたという。36貫(135kg)あるそうだ。これが出来た者は一人前とみなされた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f​1.8 1/​1000秒 ​9mm ISO​125 ) 露出補正 なし
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14.不動門
人出の多い正月の不動門は一方参拝路の出口になっている。この門は戦後、第43世隆超和上により福島県の有縁の地より山門として移設され、現在の大山門建立に伴い不動門として移設された。この日も、住吉の喫茶室で「久寿餅」を食べてきた。

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2018年1月13日

2泊3日の京都紅葉狩り(7) 仁和寺 12月6日

12月6日、最後の日となった。仁和寺へ是非行ってみたかった。そして、私はまだ行ったことがない、石庭で有名な龍安寺へ行きたい。
 さて、どういうコースでいこうか。昨日は叡山電車に乗ったが、嵐電にも乗ってみたいと思い、京都駅からJR嵯峨野線で嵯峨嵐山まで行くことにした。嵯峨嵐山駅に隣接してトロッコ列車が発着するトロッコ嵯峨駅があった。その駅の中に入って見た。奥にジオラマがある。ちょっと見てみたいと思い、500円を払って中に入った。鉄道模型はHOゲージだが、京都の町や、清水寺、東寺といった建物の模型が良くできていた。
 一昨日と同じように嵐電の嵐山駅まで歩き、四条大宮行の電車に乗った。帷子ノ辻で北野白梅町行の電車(嵐電北野線)に乗り換える。10分足らずで御室仁和寺駅に着いた。駅を降りると、まっすぐに延びた広い道があって、180m先のきぬかけの道という通りの先に仁和寺の二王門が見えた。
 二王門をくぐって左側に御殿があり、そこから拝観する。

158.トロッコ嵯峨駅
JR嵯峨野線を嵯峨嵐山駅を降りると、右側にトロッコ嵯峨駅があった。トロッコ嵯峨からトロッコ亀岡まで7.3kmを保津川に沿って、 嵯峨野観光鉄道が運行されている。

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プログラムオートで撮影( f​3.5 1/1​​​​​250秒 ​9mm ISO​200​ ) 露出補正 ​なし
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159.ジオラマ京都 -1
トロッコ嵯峨駅の中に入って見た。右側にトロッコ列車の改札口があり、正面に「ジオラマ京都」の入り口があった。「ジオラマ京都」の入場料は500円。かみさんは駅構内にある土産物屋を見て、待っているという。原鉄道模型のジオラマとはスケールが違うが、HOゲージのジオラマとしては比較的大規模なものだった。京都の街並みや寺院の建物がうまく作られていた。

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プログラムオートで撮影( f​2.5 1/250秒 ​15mm ISO​3200​ )露出補正 ​なし
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160.ジオラマ京都 -2
これは梅小路の鉄道博物館を模した転車台のようだ。蒸気機関車が並んでいる。

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プログラムオートで撮影( f​2.8 1/250秒 ​37mm ISO​3200​ )露出補正 ​なし
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161.トロッコ列車 発車
トロッコ列車は1時間に1本運行されている。発車しようとしている列車は、9:01発の1番列車だ。乗客はそれほど多くはない。車両はトキ25000形無蓋貨車の改造車5両編成で、トロッコ嵯峨寄りにDE10形ディーゼル機関車を連結し、プッシュ、プルする。2013年(平成25年)9月16日の未明からの大雨と台風18号により、倒木や線路への土砂の流入が見つかり18日まで全区間で運休したという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f​2.8 1/1000秒 ​32mm ISO​800​ )露出補正 ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
162.嵐電嵐山駅
嵐電嵐山駅を出発する京福電気鉄道嵐山本線の四条大宮行の電車。嵐電も立派な標準軌道(1,435mm)の複線だ。この電車で帷子ノ辻まで行って嵐電北野線に乗り換える。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f​2.8 1/1000秒 ​25mm ISO​200​ )露出補正 ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
163.御室仁和寺
嵐電を帷子ノ辻で北野線に乗り換え、御室仁和寺駅で降りる。駅からはまっす直ぐな道が伸びて、その向こうに仁和寺の二王門が見えた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影 (f10 1/400秒 50mm ISO200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
164.仁和寺二王門​​​​
駅から二王門までに道の両側には立派な住宅が多かった。この辺は高級住宅地なのだろうか。仁和寺二王門の門前には、まだ観光客の姿はなかった。重要文化財に指定されている立派な門である。徳川三代将軍家光の寄進によって、1641年(寛永18年)~1645 年(正保2年)頃に建立されたという。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​
プログラムオートで撮影 (f9 1/320秒 20mm ISO200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
165.二王門 右の金剛力士像​​​​​​​​
二王門の左右には金剛力士像があるが、これは向かって右側の阿形像である。二王門の金剛力士像については作者などの詳細は不明だが、門の建立と同じ江戸初期と思われるという。迫力のある仁王の形相が凄い。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​​​​​
プログラムオートで撮影 (f5.6 1/250秒 32mm ISO200) 露出補正 なし
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166.二王門 左の金剛力士像
こちらは左側の吽形像だ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影 (f5 1/250秒 50mm ISO200) 露出補正 なし
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167.御殿(本坊) 表門から御殿へ
御殿とは、宇多天皇の御所があたあたりに建つ宸殿、白書院、黒書院、霊明殿などのことを言う。平安時代、第58光孝天皇が西山御願寺として着工し、仁和4年(888年)宇多天皇が先帝の意志を継ぎ、仁和寺を完成させた。宇多天皇は退位後仁和寺を住坊とし、真言密教の修業に励んだと伝えられている。まず、この御殿から拝観することになる。向こうに見えるのは​大玄関だ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影 (f9 1/320秒 28mm ISO200) 露出補正 なし
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168.大玄関​​​​
大玄関と称されるところから御殿に上がる。この大玄関は、御殿群南端に東面して建ち、桁行12メートル梁間7.0メートル、入母屋造桟瓦葺で、東正面に間口6.0メートル近い大きな唐破風造檜皮葺の車寄を構えている。仁和寺の御殿は、明治20年(1887)に焼失したが 、その後再建されて現在に至っているそうだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​
プログラムオートで撮影 (f3.5 1/250秒 18mm ISO400) 露出補正 なし
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169.金屏風といけ花
玄関にはまばゆいばかりの金屏風があり、そこに御室流いけ花が生けられていた。仁和寺のパンフレットに、仁和寺の文化活動のひとつに、御室流華道があるという。仁和寺の門跡を家元に、華道を通して芸術と宗教による人格の形成を目指しているとあった。毎年5月には、流祖宇多天皇への献華式が宸殿で古式ゆかしく行われるという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2000 )露出補正 なし
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170.皇族門と勅使門
白書院に続く廊下から、右側の塀に沿って皇族門、正面の大きな門が勅使門だ。御殿群の前庭と内庭を仕切る、大玄関から東にのびる塀の中間に構える門で、四脚平唐門、檜皮葺である木割の細い、繊細な姿の門が皇族門である。そして、向こう側に見える大きな門が、白書院正面に東面して建ち、四脚門、前後唐破風造側面入母屋、檜皮葺の勅使門だ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影 (f8 1/250秒 18mm ISO200) 露出補正 なし
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171.白書院の襖絵​​​​
大玄関の隣の建物が白書院だ。宸殿南庭の西側に建てられている。襖絵などは昭和12年に福永晴帆による松の絵が部屋全体に描かれている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels​​​​
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2500 )露出補正 なし
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172.南庭
御殿には南庭と北庭がある。南庭はこの奥の宸殿から眺めると右側に見られるが、白書院の縁からは正面に広がる。右手に見えるのが勅使門だ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影 (f8 1/250秒 35mm ISO200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
173.南庭の白砂
白砂の掃いたあとを、まっすぐに見て撮った。正面に簡素に置かれた石と、名残りのモミジを見る。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影 (f9 1/320秒 46mm ISO200) 露出補正 なし
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174.宸殿
白書院から渡り廊下でつながった宸殿へと向かう。wikipediaによれば、宸殿は近世初期の皇居・常御殿を移築したものであったが、1887年(明治20年)に焼失。現在の建物は明治時代末-大正時代初期に亀岡末吉の設計により再建されたものである。宸殿の南北に配置された庭園とともにかつての宮殿の雰囲気を漂わせているとあった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影 (f9 1/250秒 38mm ISO200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
175.宸殿廊下の杉戸に描かれた絵
渡り廊下に、木目がきれいに見える杉の1枚板戸に描かれた絵があった。明治時代末-大正時代初期の宸殿再建時に描かれたものであろうとのこと。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影 (f4 1/250秒 28mm ISO320) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
176.宸殿から見た白書院と南庭
宸殿から見ると南庭はこのような眺めになる。白書院は正面が吹放しの縁で、内部は表と裏の双方に3部屋あり合計6部屋の構造になっている。宸殿が完成するまでは宸殿の代わりをして使用されていたと伝えられている。宸殿の右近の橘樹が見える。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影 (f9 1/320秒 26mm ISO200) 露出補正 なし
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177.御殿回廊
白書院から御殿回廊を渡って、東側へ回る。格子から北庭が見える。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影 (f5.6 1/500秒 98mm ISO200) 露出補正 なし
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178.北庭と五重塔​​​​
宸殿の北側に北庭がある。南庭とは対照的な池泉式の雅な庭園だ。斜面を利用した滝組に池泉を配し、築山に飛濤亭、その奥には中門や五重塔を望む事が出来る。庭の制作年は不明だが、元禄3年(1690年)には加来道意ら、明治〜大正期には七代目小川治兵衛によって整備され現在にいたっているそうだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​
プログラムオートで撮影 (f7.1 1/250秒 35mm ISO200)露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
179.宸殿内部​​​​​​​​
仁和寺のホームページには、宸殿は「儀式や式典に使用される御殿の中心建物で、寛永年間に御所から下賜された常御殿がその役割を果たしていたが、明治20年(1887年)に焼失。現在は大正3年(1914年)に竣工されたもの。御所の紫宸殿と同様に檜皮葺、入母屋造。内部は三室からなり、襖絵や壁などの絵は全て原在泉(1849~1916)の手によるもので、四季の風物をはじめ、牡丹・雁などが見事に描かれている。」と説明されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels​​​​​​​​
プログラムオートで撮影( f1.8 1/250秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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180.黒書院​​​​​​​​
仁和寺HPによれば、黒書院は宸殿の西側に建立。京都・花園にあった旧安井門跡の寝殿を移して改造したもので、明治42年(1909年)竣工。設計は安田時秀。内部は竹の間・秋草の間など6室からなり、昭和12年(1937年)に堂本印象(1891〜1975)が描いた襖絵が室内全体を飾る。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels​​​​​​​​
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2500 )露出補正 なし
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181.中庭​​​​​​​​
廊下から見る中庭には、まだ葉を残しているモミジがあった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​​​​​
プログラムオートで撮影 (f6.3 1/250秒 280mm ISO360) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
182.霊明殿​​​​​​​​​​​​
御庭拝観順路の一番奥(北側)に黎明殿があった。黎明殿は御殿内の唯一の仏殿で、仁和寺歴代門跡の位牌が祀られている。本尊は薬師如来坐像。秘仏のため実態が不明だったが、昭和63年の調査で貴重なものであることが判り、平成元年6月に重要文化財に、翌年6月には国宝に指定されたと説明されていた。もう少し前に来られたら、この北庭のモミジがきれいだったと思う。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​​​​​​​​​
プログラムオートで撮影 (f6.3 1/250秒 240mm ISO250) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
183.中門
御殿の拝観を終え、次に境内に向かう。北へ伸びる参道の奥には金堂があり、その手前に中門があった。中門は二王門と金堂の中間に位置し、五重塔や観音堂といった伽藍中心部に向かう入口ともいえる門。切妻造・本瓦葺・柱間三間の八脚門で、側面の妻部には二重虹梁蟇股が飾られている。また、向かって左側に西方天、右側に東方天が安置されているのだが、事前学習不足で気が付かなかった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影 (f10 1/400秒 38mm ISO200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
184.御室桜
中門を入って西側一帯に「御室桜」と呼ばれる遅咲きで有名な桜の林がある。古くは江戸時代の頃から庶民の桜として親しまれ、数多くの和歌に詠われている。御室桜は遅咲きで、背丈の低い桜だ。近年までは桜の下に硬い岩盤があるため、根を地中深くのばせないので背丈が低くなったと言われていたが、現在の調査で岩盤ではなく粘土質の土壌であることが解ったそうだ。ただ、粘土質であっても土中に酸素や栄養分が少なく、桜が根をのばせない要因の一つにはなっているよという。いまは花も葉もないが、桜の咲くころにぜひ訪れてみたいと思う。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影 (f8 1/250秒 24mm ISO200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
185.金堂​​​​
石段を上がると金堂があった。仁和寺は、真言宗御室派総本山の寺院。山号を大内山と称する。開基(創立者)は宇多天皇。そして、金堂は仁和寺の本尊である阿弥陀三尊を安置する御堂である。慶長18年(1613年)に建立された旧皇居の正殿・紫宸殿を寛永年間(1624年-1644年)に移築したという。宮殿建築を伝える貴重な建築物であり、国宝に指定されている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​
プログラムオートで撮影 (f10 1/400秒 18mm ISO200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
186.金堂と灯篭
金堂の前に立派な、形の良い灯篭があったが、いつ頃のものかなど、その由緒はよく分からなかった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影 (f9 1/320秒 48mm ISO200)露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
187.金堂とモミジ
石段を下りて金堂を振り返る。まだ、少し紅葉した葉を残しているモミジの木の下には、落葉に風情がある。掃除をしないで残してくれているのだろうか。落葉が多くて掃除が追い付かないのかもしれない。この左側に観音堂があるのだが、工事中だった。平成30年春工事終了だそうだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影 (f9 1/320秒 18mm ISO200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
188.五重塔​​​​
先ほど宸殿から北庭の向こうに見えた五重塔は境内の北東の位置にある。金堂から中門への途中を左に行ったところだ。まだ紅葉が残っていたモミジがあった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​
プログラムオートで撮影 (f6.3 1/640秒 86mm ISO200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
189.五重塔 基部​​​​​​​​
仁和寺のHPによれば、五重塔は寛永21年(1644年)建立。塔身32.7m、総高36.18m。東寺の五重塔と同様に、上層から下層にかけて各層の幅にあまり差が見られない姿が特徴的とのこと。初重西側には、この​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​写真に写っている大日如来を示す梵字の額が懸けられている。塔内部には大日如来、その周りに無量寿如来など四方仏が安置されている。中央に心柱、心柱を囲むように四本の天柱が塔を支え、その柱や壁面には真言八祖や仏をはじめ、菊花文様などが細部にまで描かれているという。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​​​​​
プログラムオートで撮影 (f3.5 1/250秒 22mm ISO450) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
190.五重塔とモミジ​​​​​​​​​​​​
名残りのモミジが陽の光を浴びて美しく輝く。右側に見える、すっかり葉を落とした木は桜だろうか。春はまた違う美しさが見られるのだろう。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​​​​​​​​​
プログラムオートで撮影 (f8 1/250秒 18mm ISO200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
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2018年1月11日

2泊3日の京都紅葉狩り(6) 実相院 12月5日

鞍馬駅で駅員さんに実相院へ行くにはどう行けばよいか尋ねてみた。歩かないで行きたいのなら、八幡前で降りて、実相院行のバスに乗ればよいと教えてくれた。バスの本数は多いらしい。
 実相院というのはどんなお寺なのだろうか?拝観料を支払った時にもらったパンフレットには、実相院はもと天台宗寺門派の門跡寺院であると書かれている。門跡寺院とは皇族・公家が住職を務める特定の寺院のことだそうだ。宗派は元天台宗寺門派であるが現在は単立である。創建者は、静基(じょうき)、本尊は不動明王(鎌倉時代作の木像)とのこと。岩倉実相院門跡とも呼ばれるそうだ。
 見学するのは、旧御所の客殿である。本堂は東山天皇の中宮、承秋門院の女院御所を移築したものであり、四脚門・車寄せも御所より移築されたものであるそうだ。
 残念ながら、室内および室内からの撮影は禁止だった。実相院の客殿は、黒光りする床に庭園の景色が映り 込む「床紅葉」で有名だが、その写真は撮れない。
 実相院の拝観を終え、目の前の停留所で発車を待つ四条河原町行のバスに乗った。バスは市内に入って混んできた。高島屋がある四条河原町で降り、ちょっと疲れたので、「永楽屋」という和菓子屋の喫茶室に入って、コーヒーとどら焼きを食べる。
 今夜の夕食は、時々京都に行っている娘の薦めで、富小路通にある「あや富」という小料理屋さんに決めていた。

143.実相院門跡
叡山電車を八幡前で降りて、バス停を探すのにちょっと手間取ったが、実相院行のバスが待たずに来た。終点のバス停のすぐ前にこの門があった。

Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影(f​4.5​ 1/250秒 ​18​mm ISO200)露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
144.石庭
実相院には2つの庭園がある。そのうちのひとつが玄関を入って客殿の縁から右手に見える、比叡の山並みを借景にしたこの石庭だ。少し前だったら左手のモミジがきれいだったと思う。​

Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影 (f​4​ 1/250秒 ​18​mm ISO200) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
145.石庭に名残りのモミジ -1
折角、紅葉を見に来ているので、落葉で地面が埋め尽くされる名残りのモミジを撮っておいた。

Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f​4​.8 1/250秒 ​48​mm ISO250) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
146.石庭に名残りのモミジ -2
客殿の廊下を進むと左へ折れる。そこから見た石庭のモミジだ。

Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影 (f​5.6 1/250秒 ​102mm ISO1400) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
147.石庭に名残りのモミジ -3
客殿の裏側に廻り、名残りのモミジを撮る。石庭でのモミジの被写体はこれだけだ。

Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f​4.8 1/250秒 ​52mm ISO250) 露出補正 なし
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148.客殿の奥 -1
客殿に沿って左へと折れる。葉は大部分が落ちてしまったが、このモミジは鮮やかな紅色だ。享保6年(1721)に承秋門院旧御殿より移築 された客殿(現本堂)は、数多くの障壁画とあいまって宝永度御所建築を知る上で貴重な存在だそうだ。写真に録ることは許されていない。​

Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f​3.8 1/250秒 ​24mm ISO640) 露出補正 なし
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149.客殿の奥 -2
前の写真と同じモミジだが、もう少し早ければ、もっときれいだったと思う。

Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f​3.8 1/250秒 ​24mm ISO800) 露出補正 なし
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150.客殿の奥から石庭を眺める
ここは客殿の廊下の曲がり角だが、石庭を眺めるところが設けられているのだろうか。

Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影(f​8 1/250秒 ​18mm ISO200)露出補正 なし
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151.池泉回遊式の庭 -1
客殿とその先の書院の間には、実相院のもう一つの庭、池泉回遊式の庭がある。特に部屋の黒い床に木々が反射する、新緑、紅葉の頃の光景は「床緑」「床紅葉」と呼ばれ知られている。​

Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f​3.5 1/250秒 ​18mm ISO​75​0) 露出補正 なし
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152.池泉回遊式の庭 -2​
池にはモリアオガエルが生息している​という。​

Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f​3.5 1/250秒 ​18mm ISO​64​0) 露出補正 なし
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153.石庭の石仏
​客殿は写真は撮れなかったが、部屋は見ることが出来た。狩野派の画家たちが描いた襖絵などがたくさんあり、襖や戸、障壁画として使われているという。客殿を見学し終えて、資料室を見て、再び玄関へと戻った。

Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f​3.8 1/250秒 ​24mm ISO​200) 露出補正 なし
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154.四条河原町「あや富」
実相院の門前から四条河原町行の路線バスが出ていた。これ幸いと乗り込む。町なかに入ってくると次第に混み始めた。終点だから降りる心配もいらない。夕方5時半に四条河原町に着いた。「永楽屋」でお茶にした後、四条通を四条烏丸のほうへぶらぶらと歩く。富小路通りを左に入る。探していた「あや富」があった。まだ、時間も早く、カウンターに席がとれた。さしみも旨かったし、目の前で揚げてくれる天ぷらも旨かった。その料理人は福井の出身だそうで、薦めてくれた福井の銘酒を楽しんだ。 ​​

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f​1.8​ 1/​8​​​​​00秒 9mm ISO​3200​ ) 露出補正 なし
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155.寺町京極アーケード
再び、四条通を河原町方面へ歩く。左手に寺町京極というアーケードがあった。京都を北は紫明通から南は五条通まで、南北に貫く寺町通がある。三条通から四条通までは、寺町京極商店街である。そのアーケード商店街を少し歩いて見る。​

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f​2.5​ 1/​​​​​640秒 ​17​mm ISO​3200​ )露出補正​+​​0.7段​
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156.錦天満宮
寺町京極商店街の50mくらい河原町寄りに、並行して新京極通というのがあった。ここは観光客向けの店が多いように感じる。寺町京極商店街と新京極通とを結ぶ路地の先に、錦天満宮というのがあった。菅原道真を祀る。京の台所として知られる錦市場の東の端にあり、学業に加え商売繁盛も御利益に謳われているという。 ​

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f​2.5​ 1/​​​​​320秒 ​15​mm ISO​3200​ )露出補正​+​​0.7段
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157.京都タワー
​夜になり、京都タワーが鮮やかに浮かび上がっていた。このタワーは1964年にできた。​タワーの姿は、市内の町家の瓦葺きを波に見立て、海のない京都の街を照らす灯台をイメージしたものである​という。​台座となっている9階建ての京都タワービルの高さが31mで、搭の高さが100m、計131mの高さは、京都一の高さだそうだ。建設当時、東寺の塔よりも高いものは建てないことが不文律となっていた京都市で歴史的景観との調和のありようが争点となった​ようだ。古都京都にふさわしいのかどうか、疑問に思う人は多いと思う。​​

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f​1.8 1/​​​​​250秒 ​9mm ISO​3200​ ) 露出補正 ​なし
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2017年12月29日

2泊3日の京都紅葉狩り(3) 東寺ライトアップ 12月4日

嵐山では小雨も降ってきたので、早めに引き上げることになった。桂川の右岸から渡月小橋を渡って中之島公園に入ったところに京都駅行行のバス停があり、ちょうどそのバスが来た。ここで乗る人は少なく着席することが出来た。
 午後3時半に京都駅に着き、5時からと言われていたホテルのチェック・インもできた。4時半に京都駅の上の伊勢丹のレストラン街で、前回、京都に来た時にも寄った寿司屋で夕食にした。カウンターでしゃべりながら、東寺へ行くにはどう行けばよいか聞いてみた。歩いてはちょっと遠いし、駅待ちのタクシーでは嫌がられる距離と言い、近鉄電車で一駅乗るのが一番良いと教えてもらった。
 6時から始まると思っていた東寺のライトアップは6時半からで、30分ほど小雨の降る中で待つことになってしまった。
 東寺は平安京守護を目的として創建され、寺の歴史は新都とともに始まった。その後、弘法大師空海に下賜され、真言密教の根本道場となった。真言宗全体の総本山でもある。教王護国寺(きょうおうごこくじ)とも呼ばれる。

75.慶賀門で開門を待つ
夜6時少し過ぎに東寺のライトアップ特別拝観の入り口に着いた。小雨が降っている。拝観は6時半からとのことで、30分ほど待たなくてはならなかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/125秒 19mm ISO2500 )露出補正 なし
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76.宝蔵の堀
慶賀門を入ると左手に宝蔵があり、その宝蔵に沿って堀があるが、さっそくライトアップされた紅葉が堀に映って美しく、シャッターを押させた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/125秒 9mm ISO800 ) 露出補正 なし
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77.国宝 五重塔 -1
堀の先には、五重塔が見えた。東寺の象徴として広く親しまれている五重塔は、天長3年(826)弘法大師の創建着手に始まるが、落雷などにより、4回も焼失している。現在の搭は正保元年(1644)徳川家光の寄進によって竣工した高さ55m、現存する日本の古塔中最も高い搭だそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/125秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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78.国宝 五重塔 -2
ライトアップされた五重塔は、そのバランスの取れた全体の姿を見せる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/125秒 37mm ISO3200 )露出補正 なし
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79.宝蔵の堀と五重塔
夜であり、宝蔵はライトアップされていないので、その建物はわからなかったが、宝蔵には弘法大師が唐の国師、恵果から授かった、現在、国宝となっている密教法具や数々の寺宝が収められていた。そのため、周囲は堀で囲まれ火事による延焼に備えていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/125秒 21mm ISO3200 )露出補正 なし
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80.食堂から眺める五重塔
食堂と書いて「じきどう「」と読む。境内の北から南へ食堂、講堂、金堂と大伽藍が並ぶ。この配置は「仏法僧」を表しているという。一番奥の金堂が本尊の「仏」、講堂が密教の教え「法」、そして、カメラの位置の右にある食堂が「僧」で、生活の中に修業を見出すところだそうだ。講堂、金堂の前のモミジがライトアップされているが、残念ながら、葉はだいぶ落ちてしまっていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/125秒 22mm ISO3200 )露出補正+1.0段
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81.重要文化財 講堂
講堂はライトアップの期間中、夜も特別拝観できた。国立の寺院だった東寺を託された弘法大師空海は、人生のすべてを注いで、密教の教えを伝えようとした。その中心的な建物として位置づけたのが、講堂だったそうだ。承和6年(839)に完成している。しかし、文明18年(1486)に金堂、南大門とともに焼失している。金堂が桃山時代に、南大門が江戸時代になって再建されたのに対し、講堂は焼失より5年後に最優先で再建されたそうだ。残念ながら、講堂と金堂の内部は撮影禁止であったが、講堂には、国宝 梵天、国宝 帝釈天、国宝 不動明王など21躯の仏像が安置されていて、その姿に圧倒された。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/125秒 22mm ISO3200 )露出補正+1.0段
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82.講堂前のモミジと五重塔
残念ながら、モミジには遅かった。京都の紅葉ライトアップを特集したガイドブックには、東寺のライトアップは近年はじめられたので混雑が少ないと記されていたが、結構、多くの観光客が来ていた。。​

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/125秒 ​37​mm ISO3200 )露出補正+1.​0段
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83.国宝 金堂 -1
​大伽藍​の一番奥は金堂だった。平安遷都とともに建立された金堂は東寺の本堂である。文明18年(1486)に焼失し、今の堂は豊臣秀頼が発願し、片桐且元を奉行として、慶長8年​​​​(1603)に竣工した。桃山時代の代表的な建築と言われる。中に安置されている重要文化財の日光菩薩、月光菩薩、薬師如来、そして十二神将は目を奪う。写真を撮りたかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2 1/125秒 ​11​mm ISO2000 )露出補正 +1.​0段
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84.金堂前のモミジと五重塔
ここのモミジはまだ葉を残してくれていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/125秒 ​17mm ISO3200 )露出補正+1.​0段
171228_083.jpg
85.国宝 金堂 -2
今の建物は、関ヶ原の合戦後に落成している。宋の様式を取り入れ天竺様と和様を合わせた桃山時代の代表的な建物で、屋根の中央の切り上げは、東大寺大仏殿や平等院鳳凰堂にもみられる形だそうだ。東大寺大仏殿、平等院鳳凰堂も見てきているが、そう言われれば・・・

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/125秒 ​9mm ISO3200 )露出補正 +1.​0段
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86.国宝 五重塔 -3
五重塔の正面に来た。搭は少し離れたところから眺める方が良いようだ。新幹線の南側の窓から眺められるのが、この五重塔で、いわば仏の都、京都のランドマークである。五重塔は仏陀の遺骨を安置するストゥーパが起源とされ、弘法大師空海が唐より持ち帰った仏舎利が収められているそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/125秒 ​9mm ISO3200 )露出補正 +1.​0段
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87.瓢箪池
五重塔の前から、講堂、金堂の東側にある瓢箪池の方へ回る。池にモミジが映り込む。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/125秒 ​9mm ISO3200 )露出補正 +0.7段
171228_086.jpg
88.金堂と瓢箪池
ライトアップされた金堂の屋根、瓢箪池に映り込むモミジは美しい情景だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/125秒 ​21mm ISO3200 )露出補正+0.7段
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89.東大門
大宮通りに面している東大門を瓢箪池の前から撮る。モミジが彩を添えてくれている。創建年は不明で、現在の建物は、建久9年(1198)に文覚によって再建された八脚門(重要文化財)だそうだ。建武3年(1336)6月に入京し、東寺に陣を布いた足利尊氏は、新田義貞と戦火を交え、義貞に攻められた尊氏は、この東大門を閉ざして危機を脱したことから、「不開門」(あかずのもん)と呼ばれているという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/125秒 ​18mm ISO3200 )露出補正+0.7段
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90.金堂と講堂
振り返って瓢箪池越しに金堂(左)と講堂(右)を見る。桜の季節にもライトアップ夜間特別拝観が行われるが、どんなものだろうか。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.2 1/125秒 ​13mm ISO3200 )露出補正+0.7段
171228_089.jpg
91.瓢箪池に映る五重塔
とてもきれいだったが、写真では、うまく表すことは出来なかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.2 1/125秒 ​12mm ISO3200 )露出補正+0.7段
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92.宝蔵
宝蔵の西側の堀に沿って歩く。右側にその堀に架かる石橋があった。うっすらと宝蔵が見え、その前にあるモミジがライトアップされていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.2 1/125秒 ​13mm ISO640 )露出補正 +0.7段
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93.大宮通り
九条通りに突き当たる大宮通りから、東寺の五重塔を眺める。時刻はまだ7時半だが交通量は少ない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/125秒 ​20mm ISO3200 )露出補正+0.7段
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94.551の豚まん
ホテルに戻ろうと、京都駅構内を八条口の方に歩いていると、551豚まんのJR京都駅店があった。大阪におられる現役時代の友人が今も東京出張の際、居酒屋で会う折に手土産として持ってきてくださる。大好物だ。よし! 買って行って、ホテルで、これでビールを一杯飲もう。この店、多い時は1日に7千個売るという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/125秒 ​9mm ISO125 ) 露出補正 +0.7段
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2017年12月18日

​​​​​​​​​​​​2泊3日の京都紅葉狩り(2) 嵐山・嵯峨野12月4日

東福寺からJR奈良線で一旦京都駅に戻り、こんどはJR嵯峨野線に乗って、トロッコ列車の起点でもあるJR嵯峨嵐山へ行った。
 時刻は11時。ここからまず天龍寺まで歩く。外国人、特に中国からの観光客が多い。朝が早かったので小腹が空いてきた。歩いている途中で蕎麦屋に入って腹ごしらえをする。
 天龍寺のモミジはほぼ終わっていた。2008年11月28日に、ここ天龍寺を訪れているがその時の紅葉は見事だった。渡月橋へ行く道から入ってすぐ左側のモミジも見事だったが、もう終わってしまっている。天龍寺の曹源池のある庭園を見て歩き、北門から嵯峨野竹林のあるほうへ出る。
 野宮神社、常寂光寺、落柿舎に立ち寄ったが、竹林のところでロケに来ていた、昨今TVのワイドショーで話題になっている俳優の太川陽介さんに会った。
 渡月橋に着くころには小雨が降ってきてしまった。最近の天気予報はよく的中する。 この日は早めの夕食にして、東寺の紅葉ライトアップを見る予定である。

34.天龍寺
JR嵯峨嵐山駅から20分くらい歩いただろうか。途中、蕎麦屋で腹ごしらえをしたが、天龍寺に着いたのは11時半ごろだった。渡月橋へと進むメインストリートの右側に境内への入口になる総門があった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.2 1/1000秒 14mm ISO160 )露出補正 なし
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35.天龍寺塔頭 弘源寺
書院や大方丈のある参拝受付へ続くまっすぐな道を歩くと、右側に搭頭があった。ここはそのひとつで、弘源寺という。毘沙門天立像や枯山水庭園「虎嘯の庭」、竹内栖鳳とその一門(上村松園・西山翠嶂・徳岡神泉ほか)など文化勲章受章画家の日本画等が公開されていたが割愛した。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (f7.1 1/250秒 20mm ISO200) 露出補正 なし
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36.天龍寺塔頭 慈済院 
弘源寺の西隣にも慈済院という立派な塔頭寺院があった。素朴な味わいのある土壁が目を引く。天龍寺七福神の一つ弁財天を祀るお堂がある。この堂の門「来福門」は唐様の優美な形をしている。 貞治2年(1363)創建。天龍寺第二世、無極志玄(佛慈禅師)を開基とする。明治5年(1872)、塔頭福寿院を合併した。 元治元年(1864)の天龍寺大火をまぬがれたため、室町時代の建築様式が残っているという。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (f5 1/250秒 32mm ISO200) 露出補正 なし
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37.天龍寺 八幡社​​
慈済院の隣には松厳寺があって、さらにその隣にこの八幡社があった。奥行きがある。八幡社は天龍寺十境のひとつで、霊庇廟(れいひびょう)と呼ばれている。以前は亀山山頂に祀られていたそうだが、1875年(明治8年)に現在の場所に移されたという。 また、八幡社は八幡大菩薩を祀る天龍寺の総鎮守社であり、 朱の鳥居、朱の社殿が鮮やかで美しかった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影 (f5.6 1/250秒 20mm ISO200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
38.名残りのモミジ
庭園だけの拝観であれば拝観料は500円、諸堂参拝の場合は300円追加とあった。庭園だけの拝観を選択。方丈の脇のモミジは何とか残っている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (f5.3 1/250秒 82mm ISO450) 露出補正 なし
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39.大方丈の縁
庭園に出るには大方丈に沿って歩く。外から中を見させていただいた。立派な縁だが、拝観者は見当たらなかった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (f3.5 1/250秒 20mm ISO1000) 露出補正 なし
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40.大方丈 襖絵の「雲龍図」はレプリカ
これは大方丈にある龍の襖絵(レプリカ)である。作者は18世紀の画家の曾我蕭白だそうだ。現在はボストン美術館所蔵であるが、京都文化協会とキヤノンが共同で取り組んでいる「綴(つづり)プロジェクト」(正式名称:文化財未来継承プロジェクト)の第8期作品として、ボストン美術館所蔵の曽我蕭白筆「雲龍図」全8面の高精細複製品を臨済宗天龍寺派大本山である天龍寺へ寄贈した。一方、天龍寺の「雲龍図」は法堂の天井に平成9年(1997)天龍寺開山夢窓国師650年遠諱記念事業として 日本画家加山又造画伯(1927~2004)が描いたものが有名である。鎌倉の建長寺創建750年 記念事業として、平成14年(2002)、法堂天井約80畳に掲げられた小泉淳作筆の雲龍図を見たことがある。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (f4.5 1/160秒 46mm ISO3200) 露出補正 なし
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41.天龍寺方丈内部​​
方丈は大方丈と小方丈(書院)からなる。大方丈は明治32年(1899)、小方丈は大正13年(1924)の建築だそうだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影 (f3.8 1/250秒 24mm ISO1400) 露出補正 なし
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42.天龍寺 曹源池庭園 ​​​​
大方丈の東側に曹源池庭園が広がる。約700年前の夢窓国師作庭当時の面影をとどめていると言われ、わが国最初の史跡・特別名勝に指定された。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影 (f5.6 1/250秒 24mm ISO200) 露出補正 なし
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43.曹源池庭園 龍門の滝
天龍寺のHPの説明によれば、方丈からみた曹源池中央正面には2枚の巨岩を立て龍門の滝としている。龍門の滝とは中国の登龍門の故事になぞらえたもので、鯉魚石を配するが、通常の鯉魚石が滝の下に置かれているのに対し、この石は滝の流れの横に置かれており、龍と化す途中の姿を現す珍しい姿をしているという。曹源池の名称は国師が池の泥をあげたとき池中から「曹源一滴」と記した石碑が現れたところから名付けられたと記されている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (f6 1/250秒 130mm ISO720) 露出補正 なし
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44.曹源池​​
池の西側を庫裡の方へ歩いて、振り返る。池の向こう岸に松の木が見えるが、2週間くらい前であれば、その周りのモミジが真っ赤に染まり、その赤を池に移したことだろうと思う。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影 (f4.2 1/250秒 32mm ISO320) 露出補正 なし
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45.庭園散策​​​​
庭園の散策コースを多宝塔、北門へ向け歩く。わずかに残ったモミジを背景に女性が自撮りをしていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影 (f3.8 1/250秒 26mm ISO400) 露出補正 なし
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46.ドウダンツツジ(灯台躑躅)​​​​​​
wikipediaによれば、「ドウダン」とは、枝分かれしている様子が昔、夜間の明かりに用いた灯台(結び灯台)の脚部と似通っており、その「トウダイ」から転じたものと説明されている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​
プログラムオートで撮影(f4.5 1/250秒 40mm ISO320)露出補正 なし
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47.嵯峨野竹林
結局、天龍寺の紅葉は全くダメだった。天龍寺の北門を出ると嵯峨野の竹林だ。観光客がぞろぞろと歩き、そこを人力車が行く。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (f5 1/250秒 70mm ISO3200) 露出補正 なし
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48.名残りのモミジ​​
1本のモミジの木が、竹林の緑をバックに、残っている葉を見せてくれている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影 (f5 1/250秒 70mm ISO3200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
49.野宮神社
​​ 近くには野宮神社がある。観光客の参拝者が多い。いつも旅行などでご一緒する友人のお孫さんが高校受験なので、かみさんは合格祈願の御守を求めた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影 (f4 1/250秒 31mm ISO1250) 露出補正 なし
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50.竹林の道の外れ
​​ 賑わう竹林の道をちょっと外れると、こんなに静かなところがあった。右奥に映っている石灯籠には愛宕山と書かれている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影 (f4.2 1/250秒 32mm ISO1600) 露出補正 なし
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51.竹林の道
​​ 竹林の道を歩く。この少し先でロケ中の太川陽介さんに会った。後で「ぶらり途中下車の旅」のロケで、12月23日放映予定と知った。だが、この後、太川陽介さんの身辺は大変なことになっていた。 ​​

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影 (f4.2 1/250秒 38mm ISO1600) 露出補正 なし
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52.落柿舎​​
​​ 松尾芭蕉の高弟で<芭蕉十哲のひとり、向井去来が晩年を過ごした草庵である。芭蕉はここで「嵯峨日記」を記した。ここのモミジも奇麗かと期待していたが、時すでに遅しであった。 ​​

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
​​ プログラムオートで撮影 (f5 1/320秒 66mm ISO200) 露出補正 なし
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53.嵯峨野 常寂光寺への道
​​ 落柿舎を畑越しに右に見ながら、真っすぐ進む。その先に常寂光院の山門があった。江戸初期、慶長年間に大本山本圀寺第16世究竟院日禛上人により開創された。紅葉の美しい小倉山の中腹にあり、常寂光土に遊ぶような風情があるとこの名が付けられたという。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影 (f3.8 1/250秒 24mm ISO320) 露出補正 なし
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54.常寂光寺 境内
​​ 受付をして仁王門の手前を右に、末吉坂を上がる。石畳みの道は掃除されていたが、その両側をモミジの落葉が埋める。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
​​ プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO320 ) 露出補正 なし
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55.常寂光寺 本堂
​​ 小早川英明の援助で桃山城の客殿を移して本堂を造営したと伝えられるが、質素に見えた。手前に見える小さな赤い実は何だろうと思ったが、「ロウヤガキ」(老鴉柿)と消えそうな字で書かれた札が下がっていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影 (f4.5 1/250秒 46mm ISO1000) 露出補正 なし
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56.常寂光寺 鐘楼
この鐘楼については、受付でいただいた寺のパンフレットには紹介されていなかった。検索したら 「いこまいけ高岡」というサイトに、鐘楼は、江戸時代前期の1641年(寛永18年)に常寂光寺4世の日選上人によって建立された建物とあった。かっての梵鐘は太平洋戦争中の金属供出で失われ、現在の梵鐘は1973年(昭和48年)に新たに鋳造されたものだそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
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57.石灯籠
ほんの少し紅葉した葉を残したモミジを背景に、敷き詰められたモミジの落葉の中に石灯籠があった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (f4.2 1/250秒 32mm ISO560) 露出補正 なし
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58.最後の一葉
中学時代に学んだ英語の教材にあった、オー・ヘンリーの「The Last Leaf」というのを思い起こした。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (f4.8 1/250秒 70mm ISO400) 露出補正 なし
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59.常寂光寺参道​​
山門を背にして、参道を戻る。両側にモミジが少し残っていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影 (f4.8 1/250秒 50mm ISO400)露出補正 なし
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60.落柿舎 境内
さっき畑越しに眺めた落柿舎の門前にきた。落柿舎の門から玄関を眺める。境内には芭蕉や去来のなどの句碑があるというが、割愛した。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (f3.5 1/250秒 18mm ISO250) 露出補正 なし
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61.落柿舎の柿​​
中にも柿の木はあるのだろうが、道を挟んだ門前にも柿の木があり、柿の実が下がっていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影 (f4.2 1/250秒 35mm ISO220)露出補正 +1.7段
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62.JR嵯峨野線踏切​​​​
TVの報道番組でよく取り上げられる観光客が線路内に入って写真を撮るというJR嵯峨野線の踏切があった。JR嵯峨野線というのは、JR西日本の山陰本線のうち、京都駅から京都府南丹市の園部駅までの区間に付けられた愛称だそうだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影 (f5.6 1/250秒 98mm ISO360) 露出補正 なし
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63.和菓子「老松」
次は渡月橋へ行こうと嵐山のメインストリートに出て、渡月橋の方へ歩き出す。少々疲れたのでお茶にしたいと思っていたところ、京和菓子の「老松」の店があった。覗いてみると奥に喫茶室もある。迷わず中に入った。かみさんとそれぞれに和菓子を頼み、私はコーヒーを、かみさんは煎茶を注文した。和菓子とコーヒーはミスマッチで、家内が頼んだ煎茶を横取りして食べた和菓子はとても旨かった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO200 )露出補正 なし
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64.うなぎ「廣川」
「老松」を出て、再び渡月橋に向かって歩き出す。左側に今度は、「廣川」という名の料亭のような店があった。ここはうなぎの老舗だった。「廣川」は京都、嵐山の地で昭和42年に開店して以来、今年で47年目を迎えるという。モミジがきれいだった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/1000秒 15mm ISO250 )露出補正 なし
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65.「嵐電」嵐山駅
左側に京福電鉄の嵐山本線、通称「嵐電」の駅があった。嵐山本線はここ嵐山から四条大宮へ行く。京福電鉄には嵐山本線と北野線があり、北野線は嵐山本線の帷子ノ辻から北野白梅町をつないでいる。写真の27号車両は旧126号車、旧121号車の車体更新車として、また平安遷都1200年の協賛の一環として1994年に製造された。車体屋根上には飾り屋根を設け屋根上の機器を見えなくし、レトロな雰囲気を再現している。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/1000秒 17mm ISO1250 )露出補正 なし
171218_065.jpg
66.渡月橋から
ようやく渡月橋に着いた。空模様が怪しい。小雨が降り始めた。前回、渡月橋に来たときは橋を向こう側まで渡らなかった。今回は渡ってみよう。渡月橋の上から上流を眺める。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (f4.5 1/250秒 44mm ISO250) 露出補正 なし
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67.桂川​​
2013年には台風による豪雨で桂川が氾濫し、渡月橋付近で浸水被害30軒を超えたという記録がある。また、今年10月にも台風21号の影響で危険水位を超えている。こんなに穏やかそうに見える川なのに。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影 (f6.3 1/250秒 300mm ISO280) 露出補正 なし
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68.桂川対岸​​​​
渡月橋は桂川の中州にある中ノ島公園でいったん終わり、さらにもう1本の橋「渡月小橋」を渡る。屋形船が係留されていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影 (f3.5 1/250秒 18mm ISO320) 露出補正 なし
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69.官幣大社松尾神社​​​​​​
「渡月小橋」を渡って桂川右岸を上流の方へ歩くとと左側に、官幣大社松尾神社 摂社 檪谷神社宗像神社両神社と彫られた石柱があり、その先にある階段を覗き見ると大きな赤い鳥居があった。階段を上がってみる。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​
プログラムオートで撮影 (f4 1/250秒 28mm ISO360) 露出補正 なし
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70.鳥居とお社​​​​​​​​
階段を上がると鳥居とお社があった。ただ、その鳥居の扁額には檪谷神社、宗像神社とあった。 松尾大社 というところは、桂川のもう少し下流にあるようだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​​​
プログラムオートで撮影 (f4.2 1/250秒 32mm ISO1100) 露出補正 なし
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71.渡月橋と手漕ぎ船​​​​​​​​​​
何をしに行くのだろうか、二人の漕ぎ手が操る船が「渡月小橋」の方へ進んでいく。夕方のような暗さだが、まだ午後2時半前だ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​​​​​
プログラムオートで撮影 (f5 1/250秒 35mm ISO200) 露出補正 なし
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72.桂川上流
桂川の上流、松尾山方面を眺める。桂川は保津峡の方から流れてくるのだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (f5 1/250秒 70mm ISO560) 露出補正 なし
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73.オオバンとヒドリガモ​​
水面にオオバンがいた。時々潜っては水草を咥えて上がってくる。隣にいるのはヒドリガモのようだが、まるで夫婦の様に寄り添って離れない。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影 (f6.3 1/250秒 300mm ISO360) 露出補正 なし
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74.「星のや京都」
「星のや」の名前が入ったこぎれいな屋形船が係留されていた。「星のや京都」はここから10分ほど川を上り、分け入ったところにあるという。そこへ送り迎えをする屋形船のようだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (f5.3 1/250秒 78mm ISO1250) 露出補正 なし
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2015年2月20日

足立区生物園と西新井大師(2) 2月10日 西新井大師参拝


 西新井大師は、足立区生物園からは車で15分くらいだったろうか。足立区生物園もそうだったが、西新井大師にも自家用車用の駐車場はなく、近くの有料駐車場に車を停めて、境内に入った。
  停めた駐車場からは西新井大師の裏側から境内に入ることになる。總持寺と書かれたた大きな建物は大本堂だった。その左側から出生稲荷という稲荷社の脇を通って表側に回る。香炉から振り返って大本堂を仰ぎ、参拝した。
 そこから、山門を抜けて参道を歩く。平日の午後、参拝者は多くなく、参道に並ぶ店にもいまひとつ活気がない。

 どこで昼食にしようかと思ったが、山門の前の左側に、店先で元気のいいおばさんが草団子を売っている「清水屋」さんという食堂があった。ショウ・ケースにあった蕎麦でも頼もうと思っていたが、店の中に入ると立派な鮨のカウンターがあり、板さんが握っていた。案内されたテーブルの隣の席の夫婦が食べている鮨が旨そうだったので、上鮨を食べることにした。腹も減っていたが、味もまずまずだった。
 食事を終え、再び山門から境内に入り、本堂の両脇にある梅と寒桜を見た。寒桜にメジロが来ていてかわいい。
 帰路も首都高で順調に帰ってきたが、首都高で流れに乗って走ると80km/hになってしまう。

13.出世稲荷明神
大本堂の裏側から入り、左手に回っていくと、この出世稲荷明神があった。立てられている札には、本来五穀の神である倉稲魂神(うかのみたま)を祭ったものであり、弘法大師が嵯峨天皇より東寺を賜った時に、明神が翁の姿となって現れ、救いを垂れられたので、当時の鎮守として祭られ盛んになったといわれると書かれていた。ちょっと意味が良くわからない。出世という言葉はもともと仏教用語で、「悩みや迷いから離れ、世俗を超越」することを言うようだとのこと。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 27mm ISO200 ) 露出補正 なし
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14.大本堂
​西新井大師の​ホーム・ページによれば、西新井大師は五智山遍照院總持寺(ごちさん へんじょういん そうじじ)といい、真言宗豊山派の寺院​である​。​天長(​824​年​~834​年)​の昔、弘法大師が関東巡錫(じゅんしゃく )の折、当所に立ち寄り悪疫流行に​悩む​村人たちを救わんと、自ら十一面観音像とご自身の像をお彫りになり、観音像を本尊に​​そしてご自身の像を枯れ井戸に安置して​21日間護摩祈願を​行ったところ、清らかな水が湧き、病はたちどころに平癒したと伝えら​える​。その井戸がお堂の西側にあったことから「西新井」の地名ができたと​う。​この大本堂は昭和47年​に​落慶​し、ご本尊 十一面観音と弘法大師を​祀っている。​

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/​10​00秒 2​0​mm ISO200 ) 露出補正 なし
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15.​大本堂の扁額
​大本堂の扁額は遍照殿​と記されている。あまなく照らす​という意味だそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/​250秒 2​8​​mm ISO​560​ ) 露出補正 なし
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16.さびしいお面屋さん
西新井大師は牡丹が有名である。牡丹は昔、​​奈良の真言宗豊山派​の​総本山​である​長谷寺から移植され、西新井大師では文化・文政(1804​年​​-​1​​8​30​年​)の頃よりぼたん園が展開され​たという。ぼたん園​は3つあり、その入り口にはこのような店が出ている。​今は牡丹の咲く季節ではない。今日は参拝者も少なく、さびしい。​

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/​10​00秒 ​62​​​mm ISO200 ) 露出補正 なし
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17.​水屋
山門を背に境内の参道の右手に水屋がある。詳しいことはわからないが手水鉢の四隅を支える像が良い。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/​250秒 ​24​​​mm ISO320 ) 露出補正 なし
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18.山門
境内から山門を見る。山門は江戸時代後期の建立だそうだ。素木造、楼上に五智如来を安置し両脇に寺門安護の金剛力士像をまつる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/​250秒 ​18​​​mm ISO1000 ) 露出補正 なし
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19.山門の金剛力士像
これは向かって右側の金剛力士像。このように手前に金網がある被写体はオート・フォーカスは苦手である。もちろん左側にもう一体ある。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/​250秒 ​18​​​mm ISO2000 ) 露出補正 なし
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20.表参道からの山門
左側にある店が昼食をした「清水屋」さん。正面に大本堂が見える。扁額には五智山とある。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/​250秒 ​18​​​mm ISO2000 ) 露出補正 なし
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21.参道の街並み
参道には両側に店が立ち並ぶが、ちょっと古めかしい店もある。手前が時計屋さんで、奥はせんべい屋さん。時計屋さんは「竹内時計店」といい、Yahoo智慧袋に、アンティーク時計の修理など、知る人ぞ知る名物職人の店主さんが居るお店と紹介され、「先代の店主である現店主のお父さんが名工で、現主人はその魂を引き継ぎ、更に素晴しい仕事をされております。」という書き込みを見つけた。TVのアド街ック天国にも登場している。奥のせんべい屋さんは「浅香家」で、あるブログに「この界隈は他にもせんべい屋はたくさんありますが、なかでも威風堂々(旧態依然)としているのがこの店で、オススメは馬目焼きという超弩級堅焼きせんべい。これはナント1枚200円もするのですが、これを一度食べると、他のせんべいが物足りなります。ガッシリ分厚くて堅くて味が深くて旨いのです。厚さ、堅さ、せんべい本体と醤油の味のバランスが素晴らしい。」と紹介されていた。この日は閑散としていた。知っていたら買って帰ったのだが。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/​250秒 ​32mm ISO360 ) 露出補正 なし
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22.光明殿の屋根
山門の前で右手を見ると、大きな、立派な屋根が見えたので行ってみる。そこには法事等仏事が行われる光明殿があった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/​640秒 ​20mm ISO200 ) 露出補正 なし
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23.光明殿八角堂
その奥に八角堂があった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/​1000秒 ​35mm ISO200 ) 露出補正 なし
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24.境内に咲く梅
再び境内に戻る。食事をした「清水屋」さんで、「梅はあるのですか?」と聞いたところ、大本堂の両側にあると教えていただいた。さっそく、大本堂の右手へ行ってみると、紅梅が咲き始めていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/​320秒 ​122mm ISO200 ) 露出補正 なし
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25.三匝堂(さざえ堂)
今度は大本堂の左側に回った。境内の一角にさざえ堂がある。正式には三匝堂(さんそうどう)と呼ばれるが、見た感じは普通の三重塔とさほど変わりない。三匝堂という形式は江戸時代に流行し、関東以北には相当建てられたそうだが、今に残る遺構は大変珍しく、都内では明治17年に改築されたこの堂のみだそうだ。三重塔との決定的な違いは、内部に入り一階から三階までに安置されている無数の仏像群を、順に参拝できるようになっているということだそうだ。ただし現在では、階段も外され、内部に入ることすらできないとのこと。 一匝に八十八体大師像、二匝に十三佛、三匝に五智如来と二十五菩薩が祀られている。匝という字は難しいが、音読みで「ソウ」、訓読みで「めぐる」と読む。意味はめぐる。周囲をまわる。取り巻く。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/​250秒 ​18mm ISO450 ) 露出補正 なし
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26.寒桜
大本堂の左手には、梅もあったが、寒桜があった。立てられている札には、(珍樹)寒桜とあり、「当山のこの桜はカンヒザクラ系の雑種で、桜の中では最も早く開花し、通常であれば二月上旬から三月上旬ごろまで長期間楽しむことができる。このような寒桜は都内ではあまり見ること出来ない。」と説明されていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/​800秒 ​75mm ISO200 ) 露出補正 なし
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27.咲きはじめの寒桜
びっしりと蕾を付け、その中の数輪が花開いていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/​800秒 ​140mm ISO200 ) 露出補正 なし
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28.寒桜にめじろ
メジロがやってきて、寒桜の蕾を啄む。かわいらしい。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/​800秒 ​140mm ISO200 ) 露出補正 なし
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29.奥ノ院
高野山の奥の院を江戸後期に関東に奉迎し、この地に弘法大師を祀る。古くから「関東の高野山」とも呼ばれていたそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/​250秒 ​30mm ISO560 ) 露出補正 なし
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2012年1月24日

川崎大師 1月15日

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 1月15日 日曜日、かみさんが毎月のように友人たちとお参りしている川崎大師に出かけた。かみさんは帰りにはいつも宝くじを買ってきているが、300円以上当たったためしがない。
 私自身は福岡へ転勤する前、前厄、本厄、後厄と3年続けて川崎大師にお参りし、本堂でお祓いを受け御札を納めて以来、お参りしていなかった。
 この日は日曜日、まだ正月ということで人出が多い。午前中に川崎大師のお参りは終え、川崎の新しい商業施設であるラゾーナ川崎プラザへ行き、元祖ハヤシライスの早矢仕で昼食にした。

1.川崎大師 参道
1899年(明治32年)大師電気鉄道が川崎駅(後の六郷橋駅) - 大師駅(現・川崎大師駅)間 (2.0km) 開業したのが始まりという京浜急行大師線は、開業から3年後の1902年に現・京急川崎駅へ延長、乗り入れした。その京急川崎駅から4っつ目、川崎大師駅で降りる。駅前の表参道厄除門をくぐって、川崎大師へ歩く。参道の両側には屋台が並ぶ。今日は日曜日だ。人出が多い。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/400秒 21.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
川崎大師 参道;クリックすると大きな写真になります
2.仲見世
参道を500m~600m進み、右手に曲がると、その右手に仲見世通りがあり、名物の飴を切るトントンという音が聞こえてくる。仲見世の先に見えるのが大山門である。仲見世通りは賑やかだ。この日は混雑のためか、ここ仲見世通り側からは大山門に行けない。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/640秒 30.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
仲見世;クリックすると大きな写真になります
3.不動門
先に進んで右手に見える、境内からの出口となっている不動門の前を、さらに右へ曲がって、大山門に出る。そこから境内に入る。これは不動門。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
不動門;クリックすると大きな写真になります
4.不動門から境内を眺める
この不動門は戦後、第43世隆超和上により福島県のゆかりの地から、戦災によって失われた川崎大師(平間寺)旧大山門の跡地にその山門として持ってこられた。そして、現在の大山門建立に伴い不動門としてこの場所に移設されたとのこと。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/400秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
不動門から境内を眺める;クリックすると大きな写真になります
5.大山門
この新大山門は1977年(昭和52年)11月に、開創850年記念事業として落成した。京都東寺の四天王像を模刻安置し、また、上層部分は経庫になっており、この寺で行われる「写経会」で写経された経文や、奉納された写経が収められているという。上層部分に安置されていた薬師如来像は、薬師殿完成にともない、遷座されたとのこと。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
大山門;クリックすると大きな写真になります
6.香献所と大本堂
大山門から大本堂への間に香献所があり、お線香の煙が漂っていた。前後してしまったが、通称川崎大師で知られる平間寺(へいけんじ)は真言宗智山派の大本山の寺である。山号は金剛山。院号は金乗院。高尾山薬王院、成田山新勝寺とともに関東三本山のひとつであるという。1813年(文化10年)に徳川幕府第11代将軍、家斉が厄除に訪れた事から厄除け大師として広まったとのこと。 毎年の正月には全国で五指に入る初詣の参拝客で大変な賑わいとなる。大本堂は1964年(昭和39年)5月落成。本尊厄除弘法大師が祭られている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/640秒 30.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
香献所と大本堂;クリックすると大きな写真になります
7.香燃所?
香献所にあげられた線香はいっぱいで、燃えている。参拝者は手をかざして自分の身体に煙をかざしている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/160秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
香燃所?;クリックすると大きな写真になります
8.しょうづかの婆さん
大本堂に向かって左側に不動堂があるが、その先の西解説門の手前に「しょうづかの婆さん」の像があった。葬頭河の婆が訛って「しょうづかの婆さん」と呼ぶようになったらしい。脱衣婆、葬頭河婆、正塚婆(しょうづかのばば)とも言われる奪衣婆(だつえば)は、三途川(葬頭河)の渡し賃である六文銭を持たずにやってきた亡者の衣服を剥ぎ取る老婆のこと。民間信仰における奪衣婆は、疫病除けや咳止め、特に子供の咳止めに御利益があるといわれたようだ。ここの立て札には、「昔から歯の痛みをいやし、容貌を美しくすると信じられ、そのほかにも健脚や諸願をかける人が多く、香華たゆることがない。」と記されていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/60秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
しょうづかの婆さん;クリックすると大きな写真になります
9.八角五重塔
多くの屋台が埋める境内のほぼ中央に中興塔(八角五重塔)があった。この五重塔は1984年(昭和59年)、弘法大師1150年御遠忌・大開帳記念として落成したという。私が福岡転勤の前に厄払いにお参りした時は、この塔はなかった。少し露出補正をし過ぎてしまった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/500秒 10.8mm ISO400 ) 露出補正 +1.0段
八角五重塔;クリックすると大きな写真になります
10.大山門前 名物久寿餅
川崎大師久寿餅組合というのがあって、十数件の店があるようだ。その中でここ「住吉」は大山門のすぐ横で立地条件は最高である。創業は大正6年。一方、表参道に面したところに「住吉総本店」というのがあった。ここの創業は明治20年。伝統の味を継承している最も古い老舗だそうだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 7.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
大山門前 名物久寿餅;クリックすると大きな写真になります
11.せき止め飴
久寿餅とともに川崎大師ではせき止め飴が有名だ。この写真の「松屋総本店」は明治初年、深川門前仲町で創業し、昭和11年に川崎大師仲見世通りに出店したとされ、創業141年の老舗とのこと。仲見世にはのれん分けされた「松屋の飴総本舗」という店もあった。また、昭和53年に出店した「評判堂」というのもある。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/250秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
せき止め飴;クリックすると大きな写真になります