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2023年1月21日

北の丸公園 紅葉 ② 2022年12月2日

北の丸公園を一回りしたように思っていたが、実は西側の池の周りを周っただけで出発点に戻ってきた。どうしようかと考えたが、九段下に出て地下鉄に乗ろうと思い、案内板を見て歩き出した。 北の丸公園の真ん中を通る、やや広い道に出る。正面に科学技術館を見て、右手に北桔門があるところを左へ、日本武道館、田安門の方へ向った。
 左(西側)に千鳥ヶ淵、右(東側)に牛が淵の濠の間の堤を渡ると靖国通りだ。高燈篭(常燈明台)や品川弥二郎、大山巌の像を見て、靖国通りの向こう側の木立の上に大きな鳥居と日の丸の旗がみえた。
 まだ行ってみたいところもあったが、今日はこの辺にしておこうと、帰路につく。靖国通りを東に下っていき、東京メトロの九段下駅に下りた。

000_221202346 X700 〇北の丸公園 田安門 Z50 Z18-140.jpg
田安門 2022年12月2日 北の丸公園

063_221202293 X900 〇北の丸公園 北桔橋方面 Z50 Z18-140.jpg 63.北桔門方面
正面に科学技術庁が見えるところを右に出ると北桔橋門(きたはねばしもん)になる。北桔橋門は、東の 平川濠と西の乾濠を分ける土橋になっているところで、江戸城天守台北側と北の丸方面をつなぐ城門である。昨年(2022年)の春に皇居東御苑へ来た折に、御苑の側から北桔橋門を見た。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/500秒 46mm ISO125 ) 露出補正 なし
064_221202305 X900 〇北の丸公園 フヨウ Z50 Z18-140.jpg 64.フヨウ(芙蓉)の紅葉
フヨウの葉が半分黄色く紅葉している。フヨウは7-10月初めにかけてピンクや白で直径10-15cm程度の花をつける。写真に見えるのは果実だ。花のあとから球形の果実が実り、熟すと五裂する。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 67mm ISO220 ) 露出補正 なし
065_221202308 X900 〇北の丸公園 コブシ Z50 Z18-140.jpg 65.コブシ(辛夷)の冬芽
コブシは早春に、葉が展開する前に、他の木々に先駆けて白い大きな花をつける。冬を越すために毛に覆われた冬芽を付け、成長をとめて休眠し、春になるとその冬芽を割ってつぼみが出てくる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO640 ) 露出補正 なし
066_221202314 X900 北の丸公園 コブシ Z50 Z18-140.jpg 66.コブシの木
コブシはモクレン科モクレン属に属する落葉高木の1種で紅葉する。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 18mm ISO110 ) 露出補正 なし
067_221202318 X900 〇北の丸公園 ボケ Z50 Z18-140.jpg 67.ボケ(木瓜) -1
駐車場のある北の丸休憩所の近くへ来た。ボケの花が咲いている。もう少し経てば、自宅近くの保土谷公園で真っ赤なボケの花が見られると思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/500秒 75mm ISO250 ) 露出補正 なし
068_221202319 X900 〇北の丸公園 ボケ Z50 Z18-140.jpg 68.ボケ(木瓜) -2
このボケは白い花と、白とピンクの絞りの花をつけている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/500秒 140mm ISO450 ) 露出補正 なし
069_221202325 X900 北の丸公園 ベルベットセージ Z50 Z18-140.jpg 69.アメジストセージ
天然石のアメジスト(紫水晶)に花色が似ていることからその名が付いたそうだ。また、メキシコから中米原産のシソ科の植物で、メキシカンブッシュセージとも呼ばれる。もこもこした質感の花に見える紫色の部分は「ガク」である。花は「ガク」から飛び出すように咲き、この写真だと白い部分が花である。初めて見る花だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/640秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
070_221202330 X900 北の丸公園 日本武道館 Z50 Z18-140.jpg 70.日本武道館
日本武道館が近くなってきた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 23mm ISO100 ) 露出補正 なし
071_221202334 X900 北の丸公園 田安門 ツバキ Z50 Z18-140.jpg 71.ツバキ
日本武道館の傍に白にピンクの絞りが入ったツバキの花が咲いていた。白い椿の品種も多いようだが、品種名まではわからない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO220 ) 露出補正 なし
072_221202337 X900 北の丸公園 田安門 Z50 Z18-140.jpg 72.田安門 櫓門
田安門に出た。wkipediaによれば、北に面する高麗門と西側に直角に位置する櫓門からなる桝形門である。1961年(昭和36年)に「旧江戸城田安門」として国の重要文化財(建造物)に指定されている。立派な門だ。田安門は、創建年代は明らかではないが、高麗門の扉の吊り金具に残された刻銘から、1636年(寛永13年)に建てられたものと考えられている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 18mm ISO110 ) 露出補正 なし
073_221202340 X900 北の丸公園 田安門 弥生慰霊堂 Z50 Z18-140.jpg 73.弥生慰霊堂 参道入り口 -1
弥生慰霊堂は、かつては弥生神社・弥生廟と言った警視庁及び東京消防庁の殉職者を祀る慰霊施設である。wikipediaによれば、神社建築に近いもので、社殿は拝殿と本殿からなり、本殿は神明造の屋根であるが千木・堅魚木がない。現在でも鞭懸(神明造の破風にある8本の棒)が残っている。拝殿は吹き抜けで土間となっている。参道入口には狛犬のようなものがあり、また本殿正面の脇には燈籠があるなど、全体的に神社だった頃の面影を漂わせている。境内には「御野立所記念碑」がある。写真は参道にある階段左側の狛犬の「うん」。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/500秒 28mm ISO220 ) 露出補正 なし
074_221202342 X900 〇北の丸公園 田安門 弥生慰霊堂 Z50 Z18-140.jpg 74.弥生慰霊堂 参道入り口 -2
1881年(明治14年)ごろから、警察・消防殉職者のための警視庁招魂社創建の議が唱えられ、1885年(明治18年)10月7日に「弥生神社」が創建されたそうだ。こちらは「あ」の狛犬。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 18mm ISO100 ) 露出補正 なし
075_221202349 X900 北の丸公園 田安門 Z50 Z18-140.jpg 75.田安門 高麗門
田安門の高麗門を出て靖国通り側に出る。北の丸公園の入り口である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/500秒 24mm ISO110 ) 露出補正 なし
076_221202351 X900 北の丸公園 田安門 Z50 Z18-140.jpg 76.高燈篭(常燈明台)
1871年(明治4年)に靖国神社の灯籠として奉納されたもので、高台に設けられていたため東京湾の漁船の目印になったといわれる。建設当時の東京の人たちにとって、新しく出来た天皇の政府の力を見せつける、新江戸タワーだった。はじめは九段坂をのぼった右側にあったが、道路改修にあたり現在地に移したそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f8 1/500秒 41mm ISO110 ) 露出補正 なし
077_221202355 X900 〇北の丸公園 田安門 Z50 Z18-140.jpg 77.九段坂公園
田安門を出て、濠を渡ると靖国通りになるが、その手前が九段坂公園になっている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 61mm ISO400 ) 露出補正 なし
078_221202361 X900 北の丸公園 田安門 Z50 Z18-140.jpg 78.九段坂公園 品川弥二郎像
品川弥二郎は、天保14年(1843年) 長州の足軽の家に生まれ、身分は低かったが、吉田松陰の松下村塾に入門して尊皇攘夷運動に参加することにより、幕末・維新の外交に重要な役割を演じる人物となった。文久時代には高杉晋作の英国公使館焼き討ちにも参加しているが、藩代表となった高杉が外国艦隊と和睦したことを知って憤り、高杉と敵対したこともある。明治後は子爵・内務大臣まで務めた。この像は明治40年(1907年)に設置された。高村光雲が監督し、本山白雲が原型を作成し、平塚駒次郎が鋳造した。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f11 1/500秒 29mm ISO110 ) 露出補正 なし
079_221202363 X900 北の丸公園 田安門 Z50 Z18-140.jpg 79.九段坂公園 大山巌像 -1
大正8年(1919年)11月3日の建設。原型作者は北の丸公園の北白川宮能久親王騎馬銅像を制作した新海竹太郎。建設委員長に陸軍大将井口省吾、ほか現役、予備役将校、実業家、地方有志だそうだ。工費は9万5373円81銭。この像は昭和23年(1948年)にGHQ一に時撤去され東京都美術館に預けられたのち、昭和44年(1969年)に現在地へ移されたそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 32mm ISO100 ) 露出補正 なし
080_221202364 X900 北の丸公園 田安門 Z50 Z18-140.jpg 80.九段坂公園 大山巌像 -2
大山巌は天保13年(1842年)の生まれで薩摩藩出身。元帥陸軍大将日露戦争では陸軍司令官、初代の陸軍大臣となった。その後参謀総長、内務大臣を勤め元老となっている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 67mm ISO200 ) 露出補正 なし
081_221202366 X900 北の丸公園 田安門 柿 Z50 Z18-140.jpg 81.九段坂公園 柿の実 -1
柿の実がなっていた。とてもうまそうな柿に思えるが。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO360 ) 露出補正 なし
082_221202369 X900 〇北の丸公園 田安門 柿 Z50 Z18-140.jpg 82.九段坂公園 柿の実 -2
田安門の櫓を背景に柿の実も季節を告げる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6 1/500秒 105mm ISO220 ) 露出補正 なし
083_221202056 X900 〇靖国神社 G7x.jpg 83.靖国神社の大鳥居
靖国通りの向こう側に、木立の中の靖国神社大鳥居と、たなびく日の丸の旗が見えた。この靖国神社第一鳥居は、大正10年に日本一の大鳥居として誕生し、「空をつくよな大鳥居」と親しまれた。昭和18年、老朽化のために取り去られていたが、戦友・崇敬者により昭和49年再建された。最新技術の耐候性鋼で作られ、柱の高さは25m、直径2.5m、上の横木である笠木(かさぎ)は長さ34m、直径2.7m、重さは100トンという、日本最高、最大級の大鳥居という。九段坂公園を後に靖国通りを下り、東京メトロの九段下駅に出た。半蔵門線で渋谷へ、渋谷から東横線で横浜へ戻ってきた。横浜高島屋の8階に上がり、遅めの昼食にした。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 22mm ISO125 ) 露出補正 なし

2022年11月19日

文化の日 保土ヶ谷公園へ 11月3日

秋晴れの良い天気だった。記録によれば最高気温は24.7度まで上がったという。歩くと汗ばむ陽気であった。
 10月は寒い日もあり、寒暖の差があったので、紅葉も早いかもしれないと思い、保土ヶ谷公園のイチョウやカエデを見に行ってみた。バス通りのイチョウはまだ緑の葉が多かったが、日当たりの良いところでは黄色くなっている。イロハモミジはまだまだだったが、ミミジバフウ、ユリノキ、カツラの葉が紅葉していた。
 チョウの姿は少なくなった。ウラナミシジミとウラギンシジミくらいである。先日、キバナコスモスの咲く明神台公園でアゲハやヒメアカタテハを撮ったが、そのキバナコスモスはきれいに駆られてしまっていた。ヤマハギの花も終わり、チョウの姿は見られなかった。チョウのシーズンもそろそろ終わりである。

000_221103055 X700 〇バス通りのイチョウ 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg
保土ヶ谷公園のイチョウ 2022年11月3日 横浜市保土ヶ谷区 保土ヶ谷公園

001_221103008 X800 〇モミジバフウ 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 1.モミジバフウ(紅葉葉楓)
バス通りの南側の辻広場は紅葉する気が何本かあるが、これはモミジバフウという。葉は互生して形はカエデに似ており、掌状の葉の長さは12~18cmで5~7裂で光沢があり、美しく紅葉する。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 42mm ISO 1100 ) 露出補正 +0.3段
002_221103007 X800 〇モミジバフウ 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 2.モミジバフウの黄葉
イロハモミジより大きなレモンイエローの葉が陽に当たって美しい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 94mm ISO 160 ) 露出補正 +0.3段
003_221103012 X800 ユリノキ 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 3.ユリノキ(百合の木、百合木)
大きな木が紅葉し始めていた。ユリノキはモクレン科ユリノキ属に属する落葉高木の1種である。高さ45mに達することもある大きな木であり、特徴的な形の葉をもつ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 37mm ISO 250 ) 露出補正 +0.3段
004_221103013 X800 〇ユリノキ 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 4.ユリノキの葉
ここで、この木の葉が黄色くなったのは今まで今まで見たことがなかった。花期は5-6月、枝先に直径 5-6 cm の碗状の花が上向きに咲き、この花がチューリップやユリに例えられる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 60mm ISO 140 ) 露出補正 +0.3段
005_221103019 X800 〇セイヨウマユミ 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 5.セイヨウマユミ(西洋真弓、西洋檀、檀弓)
セイヨウマユミは、ヨーロッパの多くに自生するニシキギ科の顕花植物の一種であり、森林の端、生け垣、なだらかな斜面に生息し、栄養豊富な植物で繁殖する傾向があるという。私にはマユミとセイヨウマユミの違いが判らない。マユミという和名の由来は、昔この木から弓が作られたことに因む。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 26mm ISO 3200 ) 露出補正 +0.3段
006_221103020 X800 〇セイヨウマユミ 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 6.セイヨウマユミの実
wikipediaによればマユミの果実は枝にぶら下がるようにしてつき、小さく角ばった4裂の姿。秋の果実の色は品種により白、薄紅、濃紅と異なるが、どれも熟すと果皮が4つに割れ、鮮烈な赤い種子が4つ現れると説明されていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 3600 ) 露出補正 +0.3段
007_221103029 X800 〇オシロイバナ 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 7.開花したオシロイバナ(白粉花、白粧花)
南アメリカ原産で江戸時代始めごろに渡来。花が美しいため観賞用に栽培されるが、広く野生化もしている。花は夕方開き、芳香がある。オシロイバナが咲くのは夕方から次の日の午前中にかけてだという。 夕方の4時ごろに開花することから、英語で「four‐o'clock flower」と呼ばれることもある(この写真午前10時半ごろ撮った。昨日開花した花だろう)。花は一日花で、一度咲いたら次の日には萎んでしまう。このため和名としてはユウゲショウ(夕化粧)とも呼ばれるが、この名はアカバナ科のものにも使われているので注意を要する。花が咲き終わった後、がくは基部を残して脱落し果実(種子を1つ含む)ががくの基部に包まれたまま熟して全体が黒い種子のようになる。種子には粉状の胚乳があり、これからオシロイバナの名がついた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 110 ) 露出補正 +0.3段
008_221103031 X800 〇ウラナミシジミ 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 8.コセンダングサ(小栴檀草)にきたウラナミシジミ
道端や空き地などに生える雑草であるコセンダングサもチョウが好きな花である。痩果は細長く7-15 mm、先端に棘があり衣服などに付きやすく、ひっつき虫と呼ばれる一種である。くっつくと払っても取れず、一つ一つ撮らないといけないので厄介だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 220 ) 露出補正 +0.3段
009_221103039 X800 〇ウラギンシジミ 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 9.ウラギンシジミ♀
この時期に見る本種はほとんどが♀である。秋型の特徴である前翅の先端が夏型に比べて尖っている。このまま成虫で越冬して、翌年次世代につなぐ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 160 ) 露出補正 +0.3段
010_221103052 X800 〇保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 10.保土ヶ谷公園 噴水広場から「神奈川アートホール」を見る
噴水広場の手前から真正面を撮った。噴水も出ていないし、水もない。噴水は円形の池の向こう側から吹き上げる。それにしても、雲一つない文化の日だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 18mm ISO 100 ) 露出補正 +0.3段
011_221103043 X800 〇保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 11.アートホール
噴水の左側からアートホールへ向かって歩く。左手の木々が紅葉し始めていた。アートホールの前では何かイベントが行われていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 32mm ISO 140 ) 露出補正 +0.3段
012_221103044 X800 〇保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 12.アートホール野外コンサート
12:00開演の「かなっくジャズオーケストラ」による野外コンサートが行われる。今はリハーサル中である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 140mm ISO 100 ) 露出補正 +0.3段
013_221103062 X800 〇カツラ 明神台 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 13.カツラ(桂)の紅葉
キバナコスモスが植えられたところで、ツマグロヒョウモンなどを撮ろうと思って明神台公園へやってきた。入り口のところに紅葉した大きな木があった。葉っぱを「Picture This」で検索するとカツラの木だった。近年この時期にはよくここへ来るが、今までは気が付かなかった。今秋はきれいに紅葉している。和名カツラは葉の香りに由来し、落葉した葉は甘い香りを発することから、香りが出ることを意味する「香出(かづ)る」が名前の由来といわれている。wikipediaによると、材は香りがよく、広葉樹の中では材質は腐りにくくて耐久性があり、軽くて柔らかく加工しやすい上、狂いがない特性を持っている。建築、家具、鉛筆、碁盤、将棋盤など様々な用途の生活用品に使われる。ただし、近年は市場への供給が減っており、貴重な木材となりつつある。ヒノキの生えない東北地方では、木彫りの用材にもなった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 48mm ISO 400 ) 露出補正 +0.3段
014_221103067 X800 〇明神台 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 14.カツラ
ほかにも桂の木があった。整った樹形からシンボルツリーとして広場やビルの中庭にも植えられるとのこと。余談であるが、60年~70年前、卓球のラケットは今のような合板ではなく、ヒノキの1枚板が使われていた。カツラも使われたが、ヒノキに比べやや重く、反発力も期待ほどではなかったようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 34mm ISO 800 ) 露出補正 +0.3段
015_221103068 X800 明神台 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 15.柿の実
目的だったキバナコスモスはきれいに刈られてしまっていた。来秋も花を咲かせてくれることを期待する。保土ヶ谷公園には、往きはバスの乗ってくる。帰りは下りであり、法性寺にお参りし、境内を通らせていただいて星川駅へ降りる。途中の民家に大きな柿の木があり、柿の実がなっていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 110mm ISO 220 ) 露出補正 +0.3段

2022年2月17日

クロマダラソテツシジミ その30 11月6~8日 陽だまりのチョウ / 公園裏の空き地

11月6日は暖かい日だった。しかし、自宅のある集合住宅の植栽のローズマリー、ソテツの鉢植えのあるお宅、そして、小さな公園の小さな花壇には、クロマダラソテツシジミは居なかった。花壇は、センニチコウが抜去され、何か新しい種を植えるのか土を整える作業が行われていた。ここの今年のクマソは終わってしまったようだ。
 一方、日当たりの良い公園裏の空き地には、この時期にしては多彩なチョウが飛んでいた。
 クロマダラソテツシジミに夢中になった昨年(2021年)の秋、自宅の近所で、20種の蝶を見かけた。アゲハ、キアゲハ、クロアゲハ、アオスジアゲハ、モンシロチョウ、キタキチョウ、モンキチョウ、そして、クロマダラソテツシジミ、ツバメシジミ、ヤマトシジミ、ウラナミシジミ、ウラギンシジミ、珍しいところでは、この辺りで初めてムラサキツバメを見た。タテハチョウ科ではツマグロヒョウモン、ヒメアカタテハ、キタテハ、コミスジがいた。アカボシゴマダラやアカタテハがいてもおかしくない。そしてヒカゲチョウ、イチモンジセセリ、不確実ながらオオチャバネセセリも加えて、20種のチョうがいたのだ。チョウたちはその時その時で違う場面で、違う姿を見せてくれる。これからも楽しむことが出来ると思う。

000_211106011 X700 ◎集会所裏空き地 D5300 TAMRON90.jpg
コセンダングサの花で吸蜜するウラナミシジミ雄 2021年11月6日 横浜市保土ヶ谷区

001_211106007 X800 ▲集会所裏空き地 D5300 TAMRON90.jpg 1.ウラナミシジミ 雄 -1
コセンダングサにウラナミシジミが来ていた。舞岡公園でも秋にはよく見られるシーンであるが、これはきれいな雄だった。この日(11月6日)は90mmマクロレンズで撮ったが、被写界深度が少し深くなるように、絞りをF8にしてみた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞りオートで撮影 ( f8 1/500秒 90mm ISO250 ) 露出補正 なし
002_211106008x ◎集会所裏空き地 D5300 TAMRON90.jpg 2.ウラナミシジミ 雄 -2
コセンダングサは雑草中の雑草であるが、チョウたちはこの花を好む。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞りオートで撮影 ( f8 1/500秒 90mm ISO220 ) 露出補正 なし
003_211106013 X800 ◎集会所裏空き地 D5300 TAMRON90.jpg 3.モンシロチョウ 雄
最近モンシロチョウが少なくなったように感じる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞りオートで撮影 ( f8 1/500秒 90mm ISO160 ) 露出補正 なし
004_211106020x X800 ◎集会所裏空き地 D5300 TAMRON90.jpg 4.ヒメアカタテハ 雄 -1
公園裏の空き地に、羽化したてのような、ほぼ完全なヒメアカタテハがいた。フィルム時代には、装填したフィルムによってISO感度は固定されるが、デジタルでは絞りとシャッタースピードが固定されるとISO感度が露出決定の決め手になる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞りオートで撮影 ( f8 1/500秒 90mm ISO180 ) 露出補正 なし
005_211106029 X800 ◎集会所裏空き地 D5300 TAMRON90.jpg 5.ヒメアカタテハ 雄 -2
コセンダングサにはヒメアカタテハも来る。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞りオートで撮影 ( f8 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
006_211106032 X800 ソフィア横浜 ウラナミ D5300 TAMRON90.jpg 6.ウラナミシジミ 雄 -3
ローズマリーにもウラナミシジミの雄が来ていた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞りオートで撮影 ( f8 1/500秒 90mm ISO280 ) 露出補正 なし
007_211106033 X800 ◎ソフィア横浜 ヤマト D5300 TAMRON90.jpg 7.ヤマトシジミ 雄 -1
ローズマリーの葉に止まるヤマトシジミ雄。低温期型だ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞りオートで撮影 ( f8 1/500秒 90mm ISO220 ) 露出補正 なし
008_211106035 X800 ◎ソフィア横浜 ヤマト D5300 TAMRON90.jpg 8.ヤマトシジミ 雄 -2
前の写真と同じシーン。翅が陽の光に透けて見える。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞りオートで撮影 ( f8 1/500秒 90mm ISO220 ) 露出補正 なし
009_211107002 X800 ◎峰岡 集会所裏空き地 D750 TAMRON 35-150.jpg 9.クロマダラソテツシジミ 雄 -1
11月7日 公園裏の空き地で、地面の枯れ始めた草に、クロマダラソテツシジミを見つけた。ウラナミシジミ紛らわしい。擦れてはいるが、尾状突起はしっかりと付いていた。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 150mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_211107003t X800 ◎峰岡 集会所裏空き地 D750 TAMRON 35-150.jpg 10.クロマダラソテツシジミ 雄 -2
前の写真と同じ個体。寄ってみた。左後翅の一部が切れているが、まだまだ元気な姿である。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 150mm ISO100 ) 露出補正 なし
011_211107008 X800 ◎峰岡 集会所裏空き地 D750 TAMRON 35-150.jpg 11.ヤマトシジミ 雄 -3
町会集会所奥の空き地で見られるチョウは、ウラナミシジミの他、ヤマトシジミ、ツバメシジミ、それにクロマダラソテツシジミが加わった。ベニシジミは見かけない。 

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4 1/640秒 150mm ISO100 ) 露出補正 なし
012_211108005 X800 ◎ソフィア横浜 RX10M4.jpg 12.クロマダラソテツシジミ 雄 -3
10月8日、ローズマリーの植え込みにクロマダラソテツシジミがいた。まだまだ、鱗粉もしっかり付いていて、傷もほとんどない。元気だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
013_211108009x X800 ◎ソフィア横浜 RX10M4.jpg 13.クロマダラソテツシジミ 雄 -4
前の写真と同じ個体。ズームを広角側にして撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 24mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
014_211108021 X800 峯小学校  RX10M4.jpg 14.渋柿
この渋柿の実が赤くなってから何日か経つ。ヒヨドリがたまに枝に止まっていることがあるが、鳥も食べに来ない。よっぽど渋いのだろうか。柿の品種は多く、地方品種を含めると1,000種を超えるそうだ。品種により果実の大きさも大小あり、写真の柿は楕円形であるが、形状も角張っているもの、丸いもの、長いもの、平たいものなど多様であるという。また、甘柿よりも渋柿の方が原種に近く、病虫害に強い。渋柿は、実が熟しても果肉が固いうちは渋が残る柿である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 147mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
015_211108031 X800 ◎高橋邸 クマソ RX10M4.jpg 15.クロマダラソテツシジミ 雄 -5
鉢植えのソテツがあるお宅の玄関のハナキリン(花麒麟)にも、クロマダラソテツシジミがいた。鱗粉は落ちてはいるが、翅に損傷はほとんどない。このところここでソテツの葉に止まることが少なくなったように思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
016_211108047 X800 ◎ソフィア横浜 クマソ RX10M4.jpg 16.クロマダラソテツシジミ 雄 -6
再びローズマリーの咲く植栽に戻ってきた。先に撮った雄がまだいてくれた。比較的きれいな個体である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 29mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
017_211108050 X800 ◎ソフィア横浜 クマソ RX10M4.jpg 17.クロマダラソテツシジミ 雄 -7
午後1時15分、前の写真と同じ個体だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 34mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段


2021年9月24日

舞岡公園 アカボシゴマダラ最盛期 9月13日

2015年の9月12日に舞岡公園へ行ったとき、水車小屋の近くの熟した柿の実にコムラサキが吸蜜に来ていたことがあった。コムラサキだけではなく、ゴマダラチョウや、アカボシゴマダラもいた。
 9月13日にその様子を見に舞岡公園へ行ってみた。柿の実は成る年と成らない年があるようだが、残念ながら柿の実は成っていなかった。柳の下にいつも泥鰌はいない。家の近所の柿の木を見てもまだ実は小さく青かった。
 舞岡公園はアカボシゴマダラ第3化発生の最盛期になってきたようだ。多くの個体が見られたし、ほとんどが傷ひとつないきれいな個体だった。

000_210913171 X700 ◎舞岡公園 完品 雄 RX10M4.jpg
アカボシゴマダラ秋型発生最盛期 2021年9月13日 横浜市戸塚区舞岡公園

001_210913001 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg 1.コミスジ -1
いつものように南門から園内に入る。コミスジは年3回ほど発生する。第3化のきれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO400 ) 露出補正 なし
002_210913015 X800 〇舞岡公園 アゲハ カラタチ RX10M4.jpg 2.アゲハ雌とカラタチ -1
長久保の炭焼き小屋へ入る道にカラタチが植えられていて、しばしばアゲハが産卵に来る。大分破損している雌だが、新芽を探して産卵を試みる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 84mm ISO640 ) 露出補正 なし
003_210913025x X800 ◎舞岡公園 アゲハ カラタチ RX10M4.jpg 3.アゲハ雌とカラタチ -2
腹端を曲げ枝先にある新芽に産卵を試みる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 132mm ISO200 ) 露出補正 なし
004_210913027x X800 ◎舞岡公園 アゲハ カラタチ RX10M4.jpg 4.アゲハ雌とカラタチ -3
産卵を試みては、離れてまた新芽にタッチする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 132mm ISO250 ) 露出補正 なし
005_210913035 X800 舞岡公園 アゲハ カラタチ RX10M4.jpg 5.案山子まつり
毎年、稲穂が実る秋には案山まつりが行われ、田んぼの畔に着飾った案山子たちがあらわれる。9/18-10/11のあいだ、案山子たちの人気投票が行われる。今年は良い作品が多いように思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 24mm ISO100 ) 露出補正 なし
006_210913055 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 6.アカボシゴマダラ -1
古民家の裏庭を見ながら縁側に腰を掛けて、汗をぬぐっていると、アカボシゴマダラが現れた。羽化したばかりのようなきれいな個体だったが左後翅が少しちぎれていた。雌雄の判別が難しいが、ゆっくりと飛び、エノキの葉に絡んでいるところを見ると雌なのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 140mm ISO320 ) 露出補正 なし
007_210913066t X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 7.アカボシゴマダラ -2
前の写真と同じ個体。ゆっくり撮らせてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 140mm ISO320 ) 露出補正 なし
008_210913079t X800 ◎舞岡公園 オミナエシ RX10M4.jpg 8.イチモンジセセリとオミナエシ
古民家の庭にオミナエシ(女郎花)の花が咲いている。黄色い花と白い花が枝分かれして咲いているよに見えたが、よく見ると違うようだ。白い花の方はオトコエシ(男郎花)だ。イチモンジセセリが吸蜜している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 53mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_210913084 X800 ◎舞岡公園 カラスアゲハ RX10M4.jpg 9.カラスアゲハ雌 -1
ほとんどのクサギの花は終わってしまっていたが、まだ花が残っている株があった。カラスアゲハが来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO1000 ) 露出補正 なし
010_210913086 X800 ◎舞岡公園 カラスアゲハ RX10M4.jpg 10.カラスアゲハ雌 -2
雄かと思ったが前翅に性標がない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO1000 ) 露出補正 なし
011_210913090 X800 △舞岡公園 カラスアゲハ RX10M4.jpg 11.カラスアゲハ雌 -3
前翅表面に白い帯模様が広がる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO1000 ) 露出補正 なし
012_210913097 X800 △舞岡公園 RX10M4.jpg 12.アカボシゴマダラ -3
この日は多くのアカボシゴマダラを見かけた。どの個体も新鮮であった。秋型発生の最盛期に入っているようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO1000 ) 露出補正 なし
013_210913103 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 13.アカボシゴマダラ -4
前の写真と同じ個体。エノキの葉に産卵をしようとしているようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO1600 ) 露出補正 なし
014_210913113 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 14.アカボシゴマダラ -5
これも同じ個体である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 155mm ISO400 ) 露出補正 なし
015_210913127 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 15.アカボシゴマダラ -6
狐久保の広場の傍らに水飲み場があるが、そこでアカボシゴマダラがしばらく翅を休めていた。この辺はアカボシをよく見かけるところである。ゴマダラチョウには滅多に会えなくなってしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 155mm ISO400 ) 露出補正 なし
016_210913141t X800 ◎舞岡公園 コミスジ RX10M4.jpg 16.コミスジ -2
この日はコミスジも多く見かけた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
017_210913156 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 17.ヒメウラナミジャノメ雌 -1
前翅の蛇の目の紋の周囲に白い環が見える。雌は前翅のジャノメの周りの色が薄くなるのだが、これほどはっきりしたのはあまり見ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 132mm ISO51000 ) 露出補正 なし
018_210913192 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 18.ヒメウラナミジャノメ雌 -2
前翅外縁の縁取りがはっきりしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 117mm ISO800 ) 露出補正 なし


2021年2月 8日

舞岡公園の蝶 55種 (15) ゴマダラチョウ、アカボシゴマダラ(外来種)

舞岡公園へ行くようになって、20年近くになるが、最近はあまりゴマダラチョウを見なくなった。公園の散策路を歩いていて、見かけるのはほとんどがアカボシゴマダラになってしまったのだ。同じエノキを植樹とするので、当然競合は起こるのだと思う。
  舞岡公園で初めてアカボシゴマダラを見たのは、2004年の秋、枝に残った熟した柿の実で吸汁している姿だった。しばらくの間、後翅の赤い紋を新鮮な思いでながめ、美しいとも思っていたが、いまはゴマダラチョウの清楚ないでたちの方を好ましく思う。

舞岡公園の蝶 55種 (15) ゴマダラチョウ、アカボシゴマダラ(外来種)

4.タテハチョウ科 ⑤   ゴマダラチョウ、アカボシゴマダラ(外来種)
 
13) ゴマダラチョウ

41301 2011年5月31日 撮影
春型 黄色いストローが鮮やかだ。

Canon PowerShot A640 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 7mm ISOオート )  露出補正 なし
01_110531017T X800 A640.jpg
41302 2011年5月31日 撮影
この個体、後翅が大きく破損していた。

Nikon D300 SIGMA 105mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/400秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
02_110531069 X800 D300 SIGMA 105mm macro.jpg
41303 2011年6月6日 撮影
春型の♀。アカボシゴマダラに負けないよう頑張って欲しい。

Nikon D300 SIGMA 105mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/400秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
03_110606064TDPLF X800 D300 SIGMA 105mm macro.jpg
41304 2015年9月12日 撮影
古民家の近くに柿の木がある。その柿にゴマダラチョウが来ていた。ゴマダラチョウは舞岡公園ですっかり少なくなったと思う。勢力を拡大する外来種のアカボシゴマダラとの競合だろうか。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/125秒 236mm ISO180 )  露出補正 -0.3段 
04_150912003 X800 P610.jpg
41305 2015年9月12日 撮影
そこへアカボシゴマダラが飛来した。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.5 1/125秒 258mm ISO250 )  露出補正 -0.3段
05_150912006 X800 P610.jpg
41306 2015年9月12日 撮影
アカボシゴマダラの赤い紋は確かにきれいだ。しかし、ゴマダラチョウの清楚な姿は品がある。  

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 116mm ISO125 )  露出補正 -0.3段
06_150912016 X800 P610.jpg


14) アカボシゴマダラ(外来種)

41401 2005年6月24日 撮影
4齢幼虫 7月中頃に夏型として成虫になるのだろう。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macroデータ不詳
01_050624036 X800 4令 D100 Tokina100.jpg
41402 2005年9月12日 撮影
このチョウ(外来種・中国原産?)が初めて関東で記録されたのは1998年藤沢市だといわれる。私が、その藤沢市の新林公園で目撃したのが2003年だった。舞岡公園で初めて見たのは2005年である。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
データ不詳
02_050912034 X800 D100.jpg
41403 2005年9月12日 撮影
この日は舞岡公園のあちこちでアカボシゴマダラ(外来種)が飛んでいた。鮮やかな色彩模様のチョウだ。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
データ不詳
03_050912058 X800 D100.jpg
41404 2005年9月12日 撮影
♂のポートレートのような写真が撮れた。完品だ。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
データ不詳
04_050912063 X800 D100.jpg
41405 2005年9月29日 撮影
この年は特に個体数が多かったようだ。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
データ不詳
05_050929072 X800 D100 Tokina100.jpg
41406 2006年9月4日 撮影
秋口には個体数が多かった。コンデジでシャープに撮れた。

Canon PowerShot A620 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 7.4 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/320秒 7mm ISOオート ) 
06_060904092 X800 A620.jpg
41407 2008年9月3日 撮影
毎年コンスタントに発生を続けている。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
  プログラムオートで撮影 ( f9 1/320秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
07_080903009 X800 D300 Tokina100.jpg
41408 2008年9月3日 撮影
既に舞岡公園では普通種だ。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
  プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/200秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
08_080903024 X800 D300 Tokina100.jpg
41409 2010年6月1日 撮影
春型の♀。エノキに産卵している。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/320秒 200mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
09_100601043 X800 D5000 VR18-200.jpg
41410 2010年6月1日 撮影
平地産ゼフィルスを探して歩いていると、アカボシゴマダラに出くわす。樹液で吸蜜中。  

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/320秒 200mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
10_100601113 X800 D5000 VR18-200.jpg
41411 2010年6月1日 撮影
前の写真と同じ個体。春型の♀。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/500秒 200mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
11_100601120 X800 D5000 VR18-200.jpg
41412 2010年6月1日 撮影
舞岡公園で、私が知る樹液の出ているところはここしかない。しかし、数年前から樹液は全く出なくなってしまった。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/500秒 200mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
12_100601140 X800 D5000 VR18-200.jpg
41413 2011年6月6日 撮影
春型の♀。初めて、谷戸を渡って悠々と飛んでいるところを目撃したとき、「あの真っ白な大形のチョウは何だ!」と思った。  

Canon PowerShot A640 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/200秒 7mm ISOオート ) 露出補選 -1.0段
13_110606022 X800  A640.jpg
41414 2011年6月6日 撮影
   産卵中の春型♀。

Nikon D300 SIGMA 105mm f2.8 macro  プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 105mm ISO800 ) 露出補正 なし
14_110606050 X800 D300 SIGMA 105mm macro.jpg
41415 2011年7月18日 撮影
瓜久保の家で。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 6mm ISO125 ) 露出補正 なし
15_110718018T X800 G12.jpg
41416 2013年9月17日 撮影
宮田池の先の舞岡川で。アカボシゴマダラは舞岡公園の広い範囲で見られる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.61/250秒 4mm ISO100  ) 露出補正 なし  
16_130917026 X800 HS50EXR.jpg
41417 2016年8月31日 撮影
エノキの周囲を翔ぶ。舞岡公園へ行くと必ず見られるチョウになった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
17_160831010  X800 G7X.jpg


2021年1月31日

舞岡公園の蝶 55種 (14) アカタテハ、ヒメアカタテハ、コムラサキ

COVID-19による外出自粛の一方、夏休みを前にして、7月22日より、東京都を目的地とする旅行および東京都に在住しているひとの旅行を除外してGo TO Travel キャンペーンが始まった。旅に出かけたいけど、やはり二の足を踏んでしまう。
 マイカーで、密にならないところへ、写真を撮りに行くのが精いっぱいである。感染者数は7月の終わりから8月にかけて増えていき、今、ようやくピークを過ぎて収まりつつあるというところだ。しかし、おそらく世の中からコロナウィルスがいなくなることはないと思うし、これからは with Corona で上手に付き合っていかねばならないと思う。ひたすら keep away ではコロナに負けてしまう。(2020/9/7)
 しばらく間が空いてしまったが「舞岡公園のチョウ 55種」を再開する。
 コロナで写真を撮りに行けなくなり、ブログのコンテンツも欠乏すると思い、今まで舞岡公園で撮りためたチョウの写真を整理してみようと思い立ったのは4月の初めだった。その都度カメラを持って出かけた散歩の記事を挟みながら、今回で14回目を迎えた。全55種のうち、今回で40種になる。(2021/1/31)

4.タテハチョウ科 ④   アカタテハ、ヒメアカタテハ、コムラサキ

10) アカタテハ

41001 2011年6月6日 撮影
アカタテハは成虫越冬するが、その年の第1化は5月中頃から発生し、その後数回発生を繰り返す。しかし、写真の個体は大分擦れているので、越冬した個体かもしれない。ウツギの花で吸蜜する。

Canon PowerShot A640 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 7mm ISOオート )
01_110606011 X800 A640.jpg
41002 2011年6月6日 撮影
前の写真と同じ個体

Nikon D300 SIGMA 105mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1600秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
02_110606058 X800 D300 SIGMA 105mm macro.jpg
41003 2013年9月29日 撮影
ヒヨドリバナで吸蜜

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/170秒 99mm ISO800 ) 露出補正 なし
03_140929049 X800 HS50.jpg
41004 2019年10月23日 撮影
秋も深まってきた10月末、古民家の裏庭に咲くフジバカマにきれいな個体が飛来した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1250 ) 露出補正 なし
04_191023160 X800 RX10M4.jpg
41005 2019年10月23日 撮影
前の写真と同じ個体

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 208mm ISO1250 ) 露出補正 なし
05_191023174 X800 RX10M4.jpg


11) ヒメアカタテハ

41101 2005年9月29日 撮影
秋になると個体数が多くなる。コスモスの花に来ているのを見る機会が多かった。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
データ不詳
01_050929022 X800 D100 Tokina100.jpg
41102 2005年9月29日 撮影
このチョウも年数回発生する。成虫でも越冬する。♂のようだ。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
データ不詳
02_050929032 X800 D100 Tokina100.jpg
41103 2005年9月29日 撮影
以上の3枚は同じ個体である。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
データ不詳
03_050929041 X800 D100 Tokina100.jpg
41104 2006年9月4日 撮影
アカツメクサで夢中で吸蜜し、近づいて撮らせてくれる。これもきれいな個体だ。この年の第1化と思う。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/320秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
04_060904081 X800 D100 Tokina100.jpg
41105 2007年10月5日 撮影
畑の畔に咲くコセンダングサはチョウの好きな花だ。コンデジは画質は兎も角として、広角で撮るのには重宝だ。

Canon IXY900IS f2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/640秒 5mm ISO75 ) 露出補正 なし
05_071005004 X800 IXY900IS.jpg
41106 2007年10月5日 撮影
秋に見られる個体はほとんどがきれいである。コセンダングサの花を次から次へと移って吸蜜をする。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/750秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
06_071005038 X800 D100 Tokina100.jpg
41107  2007年10月5日 撮影
この個体もゆっくり撮らせてくれた。上の3枚は同じ個体

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( f8 1/7 1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
07_071005047 X800 D100 Tokina100.jpg
41108 2011年6月15日 撮影
路上に止まって開翅

Canon PowerShot A640 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 7mm ISOオート )
08_110615028 X800 A640.jpg
41109 2020年6月10日 撮影
草地の上を翔び、シロツメクサで吸蜜する。ここ数年、ヒメアカタテハの個体数は少なくなったように思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 218mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
09_200610122 X800 RX10M4.jpg


12) コムラサキ

41201 2012年6月4日 撮影
舞岡公園は5月~6月にかけて、平地産ゼフィルスをはじめ、蝶相が豊かになる。撮影に来られる人が多い。私が初めて舞岡公園でコムラサキを見たのはそんな時だった。数人の愛好家の方と撮ったのを憶えている。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
  絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/800秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
01_120604046tm X800 D300 Tokina100.jpg
41202 2012年6月4日 撮影
谷戸の畦道で鳥の落とし物で吸蜜しているコムラサキを見た。前の写真とは違う個体と思えた。これは♀のようだ。  

  Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
  絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1600秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
02_120604071 X800 D300 Tokina100.jpg
41203 2015年9月12日 撮影
コムラサキも年2~3回発生する。9月、水車小屋の近くに生っていた塾した柿の実に来ていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 179mm ISO140 )  露出補正 -0.3段
03_150912097 X800 P610.jpg
41204 2015年9月12日 撮影
烏でも啄んだのだろうか、傷ついた柿の実から溢れる果汁を吸っている。♂だ。この柿の実には、ゴマダラチョウ、アカボシゴマダラもやってきていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 143mm ISO140 )  露出補正 なし
04_150912114 X800 P610.jpg  


2020年4月25日

県立四季の森公園 散歩 4月15日

横浜市には多くの緑地公園がある。いつも行く舞岡公園をはじめ、先日行った横浜自然観察の森などがそうだ。4月15日、昨日は風が強かったが、この日は暖かくなるという。どこか公園へ散歩に行こうと思い、決めたのが車で30分ほどの緑区にある 四季の森公園 だった。JR横浜線の中山駅から徒歩15分のところだ。ここは市立ではなく、保土ヶ谷公園と同じ県立公園だ。リーフレットによれば、昭和47年に神奈川県が住宅用地(西側)、県立高校用地(東側)として取得したが、市街化調整区域で周辺の土地整備が立ち遅れていること、さらに市街地に残された貴重な樹林地であったことから、その自然の保全と活用を図ることとし、都市地域における「みどりの拠点」として、また増大するレクリエーション需要に応えるべく公園化構想が打ち出され、昭和59年に公園として都市計画決定がなされた。
 その後整備が進められ、昭和63年(1988年)に一部開園の後、平成2年(1990年)に開園(36ha)した。平成4年に隣接する東側緑地を新たに取り込み、平成9年(1997年)に全面開園(43.9ha)、さらに平成17年(2005年)に北西の森(1.4ha)を加え現在に至っている。

四季の森案内図.jpg
神奈川県立四季の森公園リーフレット より

10時半に入園したが、普通車165台が停められる駐車場はほぼいっぱいだった。駐車場のある南口から、西へ歩き、途中を北へ下りて、また戻って西口広場へきた。持参したおにぎりを食べて、東側の水田の方へも行ってみた。午後1時半に退出したが、子供連れの若いご夫婦、中高年のご夫婦、学校が休みの大学生など、思っていた以上に人が出ていたが、「密」になることはない。
 チョウの個体数は少ない。菜の花にはモンシロチョウが飛んでいたが、ツマキチョウはいない。ベニシジミ、ヤマトシジミ、クロアゲハ、越冬したルリタテハを見たくらいだった。この日は Nikon D750 に NIKKOR 28-105mm を付けていった。近寄れば macro も撮れるのだが、チョウを撮影するチャンスはなかった。池の杭に止まっていた カワセミ は105mmでは無理だった。SONY RX10M4 があればと思ったが、2台持ち歩くのもちょっと辛い。

1.「展望広場」
駐車場に車を停めて、西へと歩き始める。「展望広場」があった。女子高生がオーボエの練習をしていた。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/640秒 46mm ISO100 ) 露出補正 なし
200415001.jpg
2.石積みの道
さっそく森の道に入る。右側(北側)は谷になっていて、左手(写真では右側)は石積みが施されている。かっては城があったのかなと思われるような風情だが、そうではないようだ。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 46mm ISO1600 ) 露出補正 なし
200415002.jpg
3.森を歩く
ここで西口への道と、谷あいの森を「あし原湿原」、「はす池」から北口へ下っていく道に分かれる。北口方面へ歩いた。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 46mm ISO100 ) 露出補正 なし
200415003.jpg
4.「しょうぶ園」
右手に「しょうぶ園」が見えてきた。梅雨の時期になると、深い緑に囲まれた谷戸に約4,500株のハナショウブが咲くという。約1,500㎡ある。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 52mm ISO200 ) 露出補正 なし
200415004.jpg
5.石橋
「あし原湿原」と「はす池」をつなぐ流れに、趣のある石橋がかかっていた。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO200 ) 露出補正 なし
200415005.jpg
6.県立四季の森公園の石碑
立派な石で造られていた。通ってきた道の石積みと同じように思えるが、この辺にあった石なのだろうか?

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 38mm ISO140 ) 露出補正 なし
200415006.jpg
7.菜の花咲く
この時期、花が少ない。咲いているのは菜の花くらいで、あとは目立たない野草の花だ。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f5 1/640秒 70mm ISO100 ) 露出補正 なし
200415007.jpg
8.ヤエヤマブキ
濃厚に咲くヤエヤマブキがあった。「七重八重 花は咲けども 山吹の  実のひとつだに  なきぞかなしき」という有名な歌がある。山道の一軒家に雨宿りを願った太田道潅に、貸す蓑すらないその家の女性は、八重山吹を差し出して短歌を詠んだ。八重山吹は実をつけないことから、"実のひとつだになき"を 掛けた歌だ。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/800秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
200415008.jpg
9.カラスノエンドウ 烏野豌豆 
標準和名はヤハズエンドウ(矢筈豌豆)というが、カラスノエンドウ(烏野豌豆)という名が一般には定着している 。烏野豌豆は妙な名だが、中国名の野豌豆から出た言葉だそうだ。 古い時代には地中海沿岸地方などで食用とされたという。 macro で撮った。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO140 ) 露出補正 なし
200415009.jpg
10.ショカツサイ 諸葛菜 
和名はいろいろあるようだ。ショカツサイというのは諸葛孔明が広めたとの伝説から来ているという。wikipediaによればオオアラセイトウ(大紫羅欄花、Orychophragmus violaceus)が正式和名のようで、アブラナ科オオアラセイトウ属の越年草である。他にムラサキハナナ(紫花菜)とも言われる。また、ハナダイコン(花大根)とも呼ばれることがあるがアブラナ科の植物の一種にハナダイコン(花大根、学名Hesperis matronalis)というのがあり別種である。紛らわしい。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f5 1/640秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
200415010.jpg
11.菜の花と池
「あし原湿原」の池と手前の遊歩道の間には菜の花が咲く。モンシロチョウは飛んでいるが、撮影する意欲がわかない。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f5 1/640秒 78mm ISO100 ) 露出補正 なし
200415011.jpg
12.カメラの放列
「はす池」の対岸から、多くのカメラマンが池に向かってレンズを向けているのが眺められる。カワセミでもいるのだろう。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 78mm ISO160 ) 露出補正 なし
200415012.jpg
13.「はす池」の主
池にはコイとカメが住んでいる。カメはもっと大きいのが沢山いた。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 70mm ISO100 ) 露出補正 なし
200415013.jpg
14.ヤブレガサ
傍にヤブレガサと書かれた札が立てられていた。キク科の多年草だそうだ。ほんとに破れた傘のような葉の形をしている。wikipediaを見ると花期は7-9月で茎の先に円錐花序に白色から淡紅色の頭花をつけるのだそうだ。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 98mm ISO360 ) 露出補正 なし
200415014.jpg
15.狙いはカワセミ
「はす池」の反対側を歩く。さっき、カメラマンが三脚を立てていたところでは、思った通りカワセミが池から突き出た杭に止まっている。しばらく眺めていると、一度飛び立って背中のコバルト・ブルーに輝く羽を見せてくれて、また、元の杭に止まった。カメラマンの皆さんは、じっと待って、飛び立つタイミングや、池に首を突っ込み魚を捉えるチャンスを狙っているのだろう。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO220 ) 露出補正 なし
200415015.jpg
16.シダレザクラ
シダレザクラは、エドヒガンの系統が多く、品種もさまざまであるようだ。私には品種名まではわからない。この花は小さな八重の花で、まだ蕾もつけている。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 50mm ISO100 ) 露出補正 なし
200415016.jpg
17.「水車小屋」
案内図に「花木園」というところがあったので、行ってみようとした。「花木園」の手前にこの水車小屋があった。 

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 60mm ISO1250 ) 露出補正 なし
200415017.jpg
18.「花木園」
「花木園」に花は何もなかった。ロウバイやウメが咲くらしいが今は咲いている花はない。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 75mm ISO200 ) 露出補正 なし
200415018.jpg
19.ベニシジミ
ベニシジミが菜の花に来ていた。近寄って撮ることが出来ないので、望遠端105㎜では小さなチョウは無理だ。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
200415019.jpg
20.「あし原湿原」
この「あし原湿原」から「しょうぶ園」の辺りにはホタルが生息するらしい。6月中旬の天気の良い蒸す日によくみられるとのこと。この期間には駐車場の利用時間が8時50分まで延長されるというが、今年は開催されるのだろうか。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 66mm ISO100 ) 露出補正 なし
200415020.jpg
21.春から赤いモミジ -1
ここ四季の森公園は、秋の紅葉も美しいらしい。その季節に是非来てみたいと思う。モミジの新しい葉はいま新緑でとてもきれいなのだが、四季の森公園では、今、赤い葉のモミジの木が何本かあった。カエデ(モミジ)の新芽が赤いのも、アントシアニンで余分な光を遮り、傷つきやすい新芽を強い日差しから守るためなのだそうだ。この種のモミジはノムラモミジというらしいが、今日、ここで見た赤い葉のモミジは、それぞれ少し違っていた。この木の葉は色は深みのある赤で、それぞれの葉は下向き加減で、細い。品種を検索してみたが、よくわからない。紅セイガイというのに似ている。葉の切れ込みが深い。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO140 ) 露出補正 なし
200415021.jpg
22.春から赤いモミジ -2
この木の葉は、柿の実のような色で、7つに分かれている。 これがカエデ科落葉樹であるイロハモミジの赤葉品種であるノムラモミジではなかろうか。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO250 ) 露出補正 なし
200415022.jpg
23.春から赤いモミジ -3
この木の葉は、9つに分かれている。-1と葉は同じような形をしているが、色は鮮やかな緋色だ。 前2つとは違うように思う。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO160 ) 露出補正 なし
200415023.jpg
24.「南口広場」
今は水もなく、噴水も出ていないが、ここは噴水の広場で「南口広場」という。花壇の上段は宿根草、下段は一年草を中心に栽培されている。宿根草の方は何年にもわたって株が生き残り、花や葉のない時期もあるがその成長を長い目で見ていくことが出来る。駐車場に停めた車からコンビニで買ってきたおにぎりを取ってきて、ここのベンチで昼食にした。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 28mm ISO100 ) 露出補正 なし
200415024.jpg
25.「ジャンボすべり台」
南口の前に「展望広場」があり、その先には展望台が設けられていた。展望台は、標高約78メートルで東京スカイツリーや新宿副都心、富士山、丹沢の山並みが眺望できるそうだが、良く見えなかった。この展望台の向こう側に写真の「ジャンボすべり台」があった。子供たちが順番を待って野外ステージのある所へ滑り降りていく。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 31mm ISO100 ) 露出補正 なし
200415025.jpg
26.「水田」
車に戻る前に、「もりの連絡橋」を渡って、「ふるさとの森」の階段を下り、平成4年に拡げられた公園の東側に位置する「清水の谷」、「水田」へ行ってみた。水田と、昔の農耕作業機が展示されているワークセンターがあった。この「清水の谷」では近隣小学校の児童が田植えから稲刈、晩秋の餅つきまで、一年を通した体験型学習を行っている。約1,200㎡の「水田」は中山中学校のすぐそばにある。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 50mm ISO110 ) 露出補正 なし
200415026.jpg
27.ツルニチニチソウ 蔓日々草
「水田」に下りてきた階段を今度はフウフウいって上り、南口まで戻ってきた。ふと足元を見るとツルニチニチソウが咲いていた。wikipediaによれば、 ツルニチニチソウ(学名:Vinca major)はキョウチクトウ科の常緑蔓性植物の一種。ツルギキョウともいうが、キキョウ科にツルギキョウ(学名:Campanumoea maximowiczii)という植物があり、キキョウ科のものが標準和名のツルギキョウである。よく似た、やや小型のヒメツルニチニチソウというのもある。駐車場に戻り、2時半には我が家に帰り着いた。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO280 ) 露出補正 なし
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2019年11月30日

上州紅葉巡り 11月14日 ③沼田城跡と赤城山全容眺望

原田農園から沼田城跡までは遠くはなかった。
 沼田城は群馬県の北部にあり、四方を山に囲まれた沼田盆地を中心に三方に利根川、薄根川、片品川が流れ、片品川周辺には河岸段丘が発達している。この段丘の先端部に最初に城を築いたのは、鎌倉時代以来この地方の有力者であった沼田氏12代鬼頭顕泰で天文元年(1532年)ごろと言われているそうだ。その城は倉内城と言われた。北陸から関東へ至る要衝の地であり、上杉、北条、武田などの戦国大名により激しい争奪が繰り広げられた。
 天正8年(1580年)武田勝頼の命により吾妻方面から進出してきた真田昌幸が沼田城を攻略し、沼田氏を滅亡させた。その後、この地の領有を主張する北条氏と真田との間で沼田城を巡る攻防が続いた。秀吉の小田原攻めで北条氏は滅亡し、真田昌幸は沼田城を嫡子の信幸に与えた。徳川の時代になり、真田氏が改易されたあとは真田領は一時代官支配となり、元禄16年(1703年)本田正永が幕府より、城の復興を命じられ沼田領を拝領したが、本格的な復興はされなかった。本田氏3代のあと、再び代官支配となった後、黒田氏2代、土岐氏12代で明治維新を迎え、沼田城は廃城となった。
 現在は、本丸・捨曲輪と二の丸、三の丸の一部が沼田公園となっている。本丸跡に西櫓台と石垣、本丸堀の一部が見られ、わずかに城の名残をとどめている。(沼田市観光協会のパンフレットを参照)

37.沼田城本丸跡
標識にある生方家はゆっくり見てこなかったが、17世紀末頃に建築されたものと考えられ、東日本で最も古い町家造りの建築物であることから昭和45年に国の重要文化財に指定されている。生方記念資料館は、元沼田町長であり、国の重要文化財に指定されている旧生方家住宅の前所有者であった生方誠氏が生前収集した資料の書画・出土品などが展示されており、旧生方家住宅に隣接して建てられている。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/500秒 38mm ISO100 ) 露出補正 なし
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38.もみじと青空
時刻は12時40分。秋の太陽は斜めから射し、真っ赤なもみじと青空の色を作り上げる。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 55mm ISO100 ) 露出補正 なし
191114_038.jpg
39.沼田城跡公園
沼田城跡公園のなかは、憩いの場になっていて、芝生が植えられている。真田信之、小松姫の像があるが、これは歴史的な建造物ではないようだ。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 60mm ISO100 ) 露出補正 なし
191114_039.jpg
40.真田信之と小松姫の像
公園のなかに、真田昌幸が沼田城を与えた戦国武将 真田幸村の兄である信之と妻小松姫の石像が建てられていた。この石像は、信之が初代城主を務めた沼田城跡公園を「もうひとつの真田の舞台」としてPRする目的で2016年1月にお目見えしたそうだ。NHK大河ドラマ「真田丸」に合わせ、記念撮影スポットにしようと、市観光協会が約430万円をかけて建てたという。 小松姫は徳川氏譜代家臣の本多忠勝の娘である。 wikipedia によれば、夫の信之は家康の率いる東軍に付き、父・昌幸と弟・信繁は三成の率いる西軍に付いたが、袂を分かった昌幸・信繁親子が居城の上田城に戻る際、沼田城に立ち寄り城に入ろうとしたところ、留守を預かる小松姫が昌幸の計略を見抜いて開門を拒み、女丈夫と謳われたとの逸話が残されている。また、 『改正三河後風土記』によれば、小松姫は昌幸から「今生の暇乞のため対面し、孫共を一見せばやと存候」との申し出を受けるが、これを断ると侍女を遣わして昌幸らを城下の旅宿に案内し丁重にもてなした。その一方で、城中の家臣には弓や鉄砲を狭間に配置させ相手方の襲撃に備えるように命じた。これを見た昌幸は家臣に向かって「あれを見候へ。日本一の本多忠勝が女程あるぞ。弓取の妻は誰もかくこそ有べけれ」と、その手並みを褒め称えたと記している。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/500秒 40mm ISO100 ) 露出補正 なし
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41. 天守閣跡に建つ利根英霊殿
かつて5層の天守閣が築かれていたという場所には、戦没者を祀る利根英霊殿が建立されている。沼田城の天守は沼田城初代城主となった真田信之が慶長年間に建造されたと伝えられている。関東における5層の天守は、江戸城以外は沼田城だけであったことや、天守付近から金箔を張った瓦が見つかっていることから、関東において沼田城は特別な城であったことが考えられると。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 38mm ISO100 ) 露出補正 なし
191114_041.jpg
42.柿の実 ?
柿にもいろいろと種類があるようだ。写真は撮ってきたのだが、実の形が見慣れた柿と違うようだ。ネットで調べてみたが、同定できない。貴秋柿というのに似ているようだ。葉は間違いなく柿の葉と思う。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 98mm ISO100 ) 露出補正 なし
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43.鐘楼
公園の西側に鐘楼があった。鐘楼は明治31年ごろ旧沼田町役場の裏手で時を告げていたが、昭和58年にこの公園に再建された。城鐘は信幸と小松姫の息子である2代藩主真田信吉が、領内の安泰を祈願して鋳造させ、突かれていたが、現在はレプリカの鐘が朝夕6時に時を告げる。実物は県の重要文化財で、沼田氏歴史資料館に展示されている。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 32mm ISO100 ) 露出補正 なし
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44.本丸跡 西櫓台の石垣と石段 -1
平成27年(2015年)に行われた発掘調査により発見された石垣と石段は西櫓台に伴うもので、出土した瓦などから真田時代の遺構と考えられる。真田の5代城主信利の改易により、その翌年城は跡かたもなく破却されたと言われていたが、壊されずに地中に埋められていた部分が、300年以上を経て再び往時の姿を現した。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/500秒 52mm ISO220 ) 露出補正 なし
191114_044.jpg
45.本丸跡 西櫓台の石垣と石段 -2
左側が石段の部分。石垣、石段の全長は27.5m、石垣の高さは0.8~2.0m、石段の幅は2.4m だそうだ。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/500秒 38mm ISO220 ) 露出補正 なし
191114_045.jpg
46.ビューポイント
公園の北西の端の先は段丘が切れる。そこからの眺めは良く、ビューポイントとされている。正面の山は三峰山(1122m)で、その中腹にある河内神社はかつて沼田城主の信仰が厚かったといい、その境内からは赤城山や武尊山を望み、沼田市街地を見下ろす絶好の展望台となっているという。このビューポイントからは、三峰山の左に木の陰になってしまっているが谷川岳(1977m)、右の端には武尊山(2158m)が望める。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 32mm ISO100 ) 露出補正 なし
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47.天狗堂
公園の北側、ビューポイントの東側に天狗堂というのがあった。沼田市の北部にある迦葉山弥勒寺は天狗の寺と言われ、9世紀創建の由緒ある寺で、高さ 6.5m、鼻の長さ 2.8mの大天狗面があることで有名だという。沼田市観光協会が 昭和34年11月に、迦葉山弥勒寺の大天狗面の分身として制作した天狗面が、この天狗堂に収められている。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/500秒 38mm ISO110 ) 露出補正 なし
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48.天狗面
お堂の中を覗いてみた。鼻に埃がたまった大きな天狗面が置かれていた。顔の長さ3m、顔の幅2m、鼻の高さ1.4m、重さ1トンで木彫りの天狗面としては日本一だそうだ。現在、迦葉山弥勒寺には地元商工会有志が奉納した顔の長さ6.5m、鼻の高さ2.8mの日本一の大天狗面が安置されているそうだ。高尾山薬王院や鞍馬寺と「日本三大天狗」のひとつ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/125秒 9mm ISO320 ) 露出補正 +0.7段
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49.沼田公園のもみじ
沼田城跡公園にはもみじは少なかった。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/500秒 66mm ISO100 ) 露出補正 なし
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50.沼田城本丸堀跡
沼田城二の丸から本丸の間に設けられた堀は幕府に提出した絵図(正保城絵図)によると、本丸側に唯一石垣が積まれた沼田城で最も規模が大きな堀だった。堀幅12間(約24m)、本丸に入る櫓門入り口の石垣高は約3間(約6m)と記されていたそうだ。平成9年に植え込みの中を発掘調査したところ、池の石垣に連なる石垣の一部と、堀の中に崩された石や多くの瓦が出土した。沼田城はほとんど城の跡が残っていなかった。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 90mm ISO500 ) 露出補正 なし
191114_050.jpg
51.赤城山の眺め -1
沼田城跡公園を後にして、バスは国道353号線を、渡良瀬川の高津戸渓谷に向かって走るが、途中で赤城山がきれいに見えるという撮影スポットがあって「さあ、降りて写真を撮ってください」とバスは路上駐車した。青空が広がっていたので、赤城山はきれいに見えた。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/640秒 38mm IS100 ) 露出補正 なし
191114_051.jpg
52.赤城山の眺め -2
赤城山は標高1,827.6mで、カルデラ湖を伴うカルデラを持つ、関東地方で有数の複成火山である。 バスが停まったところは赤城山を南側から見る位置にある。手前は素晴らしく平らな緑が広がっていた。何かを栽培している畑なのか、牧草を育てているのか。山肌は紅葉していた。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/640秒 105mm IS100 ) 露出補正 なし
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2019年11月22日

上州紅葉巡り 11月14日 ①青龍山吉祥寺

バスツアーもあちこちへ行っているので、目新しいところがなくなってきた。そんな中で「宝徳寺床もみじ 青龍山吉祥寺 上州紅葉5景めぐり」というツアーがあった。コースは群馬県の沼田の近くにある青龍山吉祥寺のもみじを鑑賞し、原田農園というところで昼食のあと、沼田市内の沼田城跡を見て、そこから南東へ移動の途中でバスが路上駐車して赤城山の全景を撮らせてくれた。次に渡良瀬渓谷鉄道の大間々駅の近くの高津戸峡を散策し、最後は宝徳寺の「床もみじ」だった。いつもご一緒するKご夫妻をお誘いしご一緒した。
 またも天気予報は芳しくなく「雨が降らなければいいや」というところだった。朝7時集合の横浜は雨が降っていたが、段々と好転し、昼近くから晴れ間が広がったのは幸いだった。
 東国花の寺百ヶ寺群馬11番札所という青龍山吉祥寺からツアーを振り返っていく。

青龍山吉祥寺 X650.jpg 境内図 青龍山吉祥寺パンフレットより

1.関越道 前橋付近を走る
青空が広がってきた。赤城山が上まで見られる。右側にある高い建物は群馬県庁だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
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2.虹
バスは沼田へ向かって走る。晴れ間は出ているのだが、雨が降ってきた。すると左側に大きな虹がかかるのが見えた。私は右側の列に座っていたので、2mほど離れた窓越しに撮らなくてはならなかった。もちろんトリミングしている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
191114_002.jpg
3.青龍寺吉祥寺 山門
関越道を沼田で下りて、川場村というところにある吉祥寺の駐車場に着いた。青龍寺吉祥寺は鎌倉建長寺を本山とする臨済宗の禅寺である。 吉祥寺創建は南北朝時代の暦応2年(1339年)建長寺42世中巌円月禅師を開山和尚とし大友氏時により創建された。建長寺派四百有余ヶ寺の寺院の中で一番北域に位置することから、建長寺北の門とも呼ばれている。山門は文化12年(1815年)に関寧大器和尚によって再建された。入母屋造で、間口8.5m、奥行き5.5m、12本の丸柱仕上げで建てられている山門である。勅額(皇帝や天皇が与える扁額を勅額という)の「青龍山」の文字は、北朝第4代天皇 後光厳天皇御染筆という。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 28mm ISO800 ) 露出補正 なし
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4.円月池と丈六の滝
山門の手前右側に池があった。もみじに目を奪われる。池の中にある岩から丈六の滝が流れ落ちるが、この水は何処から引き込まれているのだろうか。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/500秒 56mm ISO500 ) 露出補正 なし
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5.山門から本堂への参道を見る
細い石畳の参道だが両側にもみじが迎えてくれた。山門右手には楼上へ上がる階段があり、楼上には文殊菩薩を中尊に十六羅漢像が祀られている。同行したKさんのご主人は楼上へ上がられたそうだ。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 28mm ISO800 ) 露出補正 なし
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6.本堂への参道
石畳には苔が生え、落ち葉がちりばめられている。余談だが、フィルム時代は露出はシャッタースピードと絞り値で調整したが、最近の進歩したデジタルカメラではISO感度もその役割を担う。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 28mm ISO900 ) 露出補正 なし
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7.釈迦堂のもみじ
本堂の手前左手に釈迦堂があった。祀られている釈迦如来坐像の説明札があった。菩提樹の下で静かに瞑想するお釈迦様の姿を現したものだそうだ。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 44mm ISO1000 ) 露出補正 なし
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8.鐘楼
赤い実が鐘楼を引き立てる。何という木の実かネットで探してみたがわからなかった。青龍山吉祥寺は花寺と称されている。春から秋にかけて多くの草花が境内に咲き、目を楽しませてくれるという。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/500秒 38mm ISO640 ) 露出補正 なし
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9.古月庵
宝物殿として参拝者も見学できるようだったが、団体のツアーのため時間的にその余裕がなかった。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/500秒 38mm ISO320 ) 露出補正 なし
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10.聖観音
上州観音霊場 29番札所になっている。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 31mm ISO280 ) 露出補正 なし
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11.鮮やかなもみじ -1
瓦葺の屋根にかかるもみじは鮮やかに見える。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/500秒 66mm ISO800 ) 露出補正 なし
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12.本堂回廊と臥龍庭
本堂前の前に立つと、左手に本堂の建物とその回廊、その前には禅寺らしい庭があった。延宝3年(1675年)に再建された本堂は、108坪の山内最大の建物で、禅寺に相応しい質素な作りになっているが、欄間や仏像などは禅の精神と威厳を充分に示していると言われる。臥龍庭は武尊岩と小石と杉苔で作った枯山水。水の流れ雲の動きに横たわる龍を現しているそうだ。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 28mm ISO500 ) 露出補正 なし
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13.マメガキ(豆柿)
すっかり葉が落ちた木に小さな柿の実がなっていた。マメガキというらしい。中国から持ち込まれたとされる渋柿の一種で、食用というよりは「柿渋」を採取する用途の方が主だったようだ。とはいっても、褐色を帯び始めるくらい熟したものはとても甘くておいしく食べられるという。大きさは直径2cmほどの小さな実で、実が綺麗なオレンジ色の間はまだ少し渋味が抜けきらず、2回くらい霜に当たって黒ずんだような褐色になってくると渋が完全に抜けて甘くなるという。

  Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/500秒 62mm ISO560 ) 露出補正 なし
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14.鮮やかなもみじ -2
観光客は多いがこんな静かなところもあった。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/500秒 35mm ISO1600 ) 露出補正 なし
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15.鮮やかなもみじ -3
藁ぶき屋根の釈迦堂の前にももみじがあった。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 92mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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16.鮮やかなもみじ -4
紅葉は見ごろだった。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 92mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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17.秋の実り
きれいな実がなっていたが、名前がわからない。マメカキとは違うようだ。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 44mm ISO560 ) 露出補正 なし
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18.釈迦堂
宝泉殿とも呼ばれる。寛政2年(1790年)に天嶺慧鑑和尚によって再建された建物だ。吉祥寺のパンフレットや、ホームページを見ても、建物についての解説があるのは山門、本堂とこの釈迦堂だけだった。その建築年は、山門が1815年に再建、本堂が1675年に再建、釈迦堂は1790年の再建である。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 46mm ISO200 ) 露出補正 なし
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19.釈迦堂内部
釈迦堂の中に入って見た。堂内中央には本尊釈迦三尊像、左右奥には中興開山和尚像が祀られている。中でも中央正面にひときわ大きな釈迦如来坐像は、当山の本尊で、鎌倉時代後期の作と伝えられ群馬県の重要文化財になっているそうだ。また、入り口左側には見上げるような楠の一枚板、樹齢1000年と云われる板に48世智顕英行住職が書いた「摩訶般若波羅蜜多心経」を彫上げた般若板がおかれていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/250秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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2018年11月 1日

舞岡公園 秋の入り口 9月17日

少し前のことになるが、しばらく行っていなかった舞岡公園へ久しぶりに足を運んだ。
  季節は秋の入り口で、黒いアゲハたちが訪れるクサギの花は終り、実が成っていたし、古民家裏手のウメモドキの赤い実が鮮やかだった。柿はまだ赤くなっていない。今年は少し遅いのだろうか。稲は実を膨らませ、穂は垂れている。
  チョウは端境期か、少ない。黒いアゲハも飛び去るクロアゲハらしき姿を見ただけだし、ウラナミシジミも見なかった。アカボシゴマダラだけは多く見られた。
  SONYのRX10M4をオールイン・ワンで使いこなそうと思っているが、道に止まるチョウを、背景を入れてロー・アングルで、至近距離で撮りたいときに、ネックストラップでは、首からか掛けているストラップが邪魔になってカメラの位置がとれなかった。そこでハンド・ストラップを購入して、ホールド感などを試してみた。もちろんネック・ストラップより自由がきく。まだ、うまく使いこなせないでいるが、使えそうである。

1.クサギの実
モンキアゲハやカラスアゲハなどの第3化の黒いアゲハが撮れないかと思っていたが、少し遅かったようだ。クサギの花は8月の終わりごろが盛期であり、そのころにこの花に集まる黒いアゲハを多く見ることができる。クサギの花は咲き終わって、実がなっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 84mm ISO100 ) 露出補正 なし
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2.柿の実
2015年9月12日にここに来た時には、水車小屋の傍の熟した柿の実で、アカボシゴマダラ、ゴマダラチョウ、そしてコムラサキが吸汁していた。柿の実は今年はまだ青かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 45mm ISO1000 ) 露出補正 なし
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3.ウメモドキ
古民家の裏庭にあるウメモドキは今年も真っ赤な実を付けていた。今年の夏はあれほど暑かったのに、秋は来ている。思い起こしたが、スジボソヤマキチョウの食樹であるクロウメモドキというのがある。クロウメモドキはその名の通り真っ黒な実をつける。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 48mm ISO125 ) 露出補正 なし
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4.キタキチョウ
このチョウは決して大きな花の蜜は吸わないようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 217mm ISO100 ) 露出補正 なし
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5.秋の実り
公園の谷戸の田んぼはそれほど広くはないが、実を付けた穂が連なる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
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6.赤トンボ
赤トンボは秋を思い起こさせる。これはネキトンボの♂だ。翅の付け根がオレンジ色である。♂は顔まで真っ赤に染まる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
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7.アカボシゴマダラ -1
舞岡公園でアカボシゴマダラが多くみられる季節になった。人為的に移入されたチョウでなければ、もっともっと愛されるチョウに違いない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 187mm ISO100 ) 露出補正 なし
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8.コミスジ -1
このチョウは年3回の発生で5月から晩秋まで見られる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
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9.クリ
栗の毬はまだ小さく青かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 87mm ISO400 ) 露出補正 なし
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10.アカボシゴマダラ -2
この日、アカボシゴマダラは比較的多くみられたが、擦れている個体も多かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 213mm ISO1600 ) 露出補正 なし
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11.イチモンジセセリ -1
各種イネ科植物を食草とするこのチョウは、秋になると数を増す。典型的な普通種だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 215mm ISO320 ) 露出補正 なし
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12.イチモンジセセリ -2
飛翔は敏捷であるが、各種の花に来て吸蜜をする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 215mm ISO1250 ) 露出補正 なし
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13.アカボシゴマダラ -3
瓜久保の入り口の大きな石に止まっていた。比較的きれいな個体だった。前翅の形が丸いので♀だろうと思う。220mm望遠端で撮影。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
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14.アカボシゴマダラ -4
どこまで逃げないでいてくれるか、ロー・アングルにして近づいて行った。9mm広角端で撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
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15.イチモンジセセリ -3
いつもはあまり撮ろうと思わないチョウだが・・・ ほかに被写体となるチョウが少ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 206mm ISO1250 ) 露出補正 なし
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16.コミスジ -2
比較的きれいなコミスジだった。玉虫色の襟足とトルコ石のような色をした目玉がこの種の特徴だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
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17.ツバメシジミ
ルリシジミやヤマトシジミは全く見なかった。ツバメシジミは夏の終わりから、秋にかけて数を増す。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
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18.ツバメシジミ♀
ツバメシジミの♀の翅表は一見黒いが、前翅に青い鱗粉が散りばめられた個体もいる。後翅の亜外縁の橙色が鮮やかだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
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19.ヒガンバナ
舞岡公園にヒガンバナは多くない。ところどころに、1本、2本と咲いている。ナガサキアゲハでも来てくれるといいのだが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
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