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2023年1月13日

皇居乾門通り抜け ② 2022年12月2日

「皇居乾門通り抜け」の坂下門から乾門まではおおよそ750mだそうだ。幸いそれほど人が多くないので、のんびりと気ままに写真を撮りながら歩く。
 その中ほどまで来ると、紅葉がさらに彩を放つ。右手に蓮池濠、その向こうには富士見多門が見える。春に桜を見に皇居東御苑へ来たときに、その反対側から富士見多門を見た。乾門に向かって左側には局門、門長屋が渋い。中側は総合倉庫になっていて、その奥に歴代の皇后陛下が養蚕をされている「紅葉山御養蚕所」がある。その先に下道灌濠が入り込む。右手に見える西桔橋(にしはねばし)に行く道が分かれ、コロナ前にはここから皇居東御苑へ行くこともできたが、今回は通行止めになっていた。
 右手の濠は西桔橋までが蓮池濠で、その先が乾濠となり、北桔橋門へと右へ流れる。まっすぐ進むと間もなく乾門だった。
 坂下門からあっという間に乾門に着いた。これかから北の丸公園へ行ってみようと思う。

000_221202157 X800 〇乾通り 富士見多門 トウカエデ Z50 Z18-140.jpg
トウカエデの紅葉と富士見多聞 2022年12月2日 皇居乾門通り抜け

022_221202130 X800 〇乾通り Z50 Z18-140.jpg 22.蓮池濠のイロハモミジ
蓮池濠を右に見て歩く道の両側は紅葉したカエデが彩る。このイロハモミジはひときわ見事だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/500秒 82mm ISO640 ) 露出補正 なし
023_221202136 X800 〇乾通り 蓮池濠 Z50 Z18-140.jpg 23.トウカエデ(唐楓) -1
蓮池濠の手前にトウカエデが紅葉していた。wikipediaによれば、トウカエデは中国南東部、台湾原産である。日本へは18世紀初期に渡来した。道路の街路樹や、公園などでよく見かける。大気汚染に強いそうだ。中国名は三角楓(三角槭)ともよばれ、英語圏では trident maple だそうだ。三つに割かれた葉が特徴的だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/500秒 82mm ISO640 ) 露出補正 なし
024_221202141 X800 〇ベニシダレ 乾通り Z50 Z18-140.jpg 24.ベニシダレ -1
ベニシダレというとサクラの品種を思い浮かべる。エドヒガンから生まれた栽培品種に狭義のシダレザクラ やベニシダレやヤエベニシダレがある。これはカエデの世界のベニシダレで、イロハモミジには多くある変種や園芸品種の中にベニシダレ(Acer palmatum var. dissectum Koidz.)がある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 82mm ISO1250 ) 露出補正 なし
025_221202142 X800 〇乾通り 局門 Z50 Z18-140.jpg 25.局門とイロハモミジ
ちょうど右手の蓮池濠の向こうに富士見多聞が見えるあたり、左側に渋い色の局門がった。局門は明治20年頃、局(女官の居住施設)の門として築かれた。 紅葉しているカエデ葉が黄色いのでオオモミジかなと思ったが、イロハモミジのようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/500秒 47mm ISO580 ) 露出補正 なし
026_221202147 X800 乾通り 局門 Z50 Z18-140.jpg 26.局門
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/500秒 35mm ISO320 ) 露出補正 なし
027_221202148 X800 乾通り 門長屋 Z50 Z18-140.jpg 27.門長屋
傍に門長屋という説明札が立っていた。門長屋とは長屋門とはどう違うのかと疑問を持った。私の推測であるが、門長屋は門を構えた長屋のことで、長屋門はその長屋の門ということのようだ。要は同じことだが、長屋のことを言うのか、門のことを言うのかの言い方の違いのように思えた。wikipediaによれば、「長屋門は近世諸大名の城郭、陣屋、武家屋敷門として発生した形式で、江戸時代に多く建てられた。諸大名は、自分の屋敷の周囲に、家臣などのための長屋を建て住まわせていたが、その一部に門を開いて、一棟とした物が長屋門の始まりである。」とあった。門は写真お右奥に見える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/500秒 50mm ISO560 ) 露出補正 なし
028_221202162 X800 〇乾通り 門長屋 Z50 Z18-140.jpg 28.門長屋の門
長屋の門として見ると、なかなか立派な門である。明治20年築だそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/500秒 37mm ISO1000 ) 露出補正 なし
029_221202159 X800 乾通り トウカエデ Z50 Z18-140.jpg 29.トウカエデの葉 -1
独特な形をした葉が紅葉している。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6 1/500秒 115mm ISO800 ) 露出補正 なし
030_221202165 X800 〇乾通り シキザクラ Z50 Z18-140.jpg 30.シキザクラ(四季桜)
エドヒガン系の中のコヒガン系の栽培品種で、マメザクラとエドヒガンが交雑した種間雑種で[、春と秋から冬にかけての二度開花する二季咲きが最大の特徴である。エドヒガンの特徴が出ていると思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO180 ) 露出補正 なし
031_221202181 X800 〇乾通り 西桔橋 Z50 Z18-140.jpg 31.イロハモミジ 蓮池濠と乾濠の間
右手に見える木橋が西桔橋である。蓮池濠と乾濠の間の堤を通って、西桔橋から皇居東御苑に入れるが、今回の「皇居乾門通り抜け」では通行止めになっていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/500秒 24mm ISO320 ) 露出補正 なし
032_221202186 X800 〇乾通り Z50 Z18-140.jpg 32.坂下門を振り返る
「皇居乾門通り抜け」は坂下門から乾門への一方通行である。左側が蓮池門だが、そろそろ3分の2ほど進んだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/500秒 51mm ISO250 ) 露出補正 なし
033_221202191 X800 乾通り Z50 Z18-140.jpg 33.イロハモミジ
下道灌濠を過ぎて、左手に御所の塀が続く。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/500秒 75mm ISO1250 ) 露出補正 なし
034_221202194 X800 〇乾通り ノムラ 乾濠 Z50 Z18-140.jpg 34.ノムラモミジ(濃紫紅葉)
ノムラモミジはイロハモミジの園芸品種(オオモミジの変種という説もあるが)で、江戸時代から庭木として使われている。春先から秋まで、やや紫がかった紅色の葉をつけるため、庭のアクセントとして使われることが多い。ノムラという名前は人名ではなく、濃い紫の葉の色からきているという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/500秒 48mm ISO450 ) 露出補正 なし
035_221202196 X800 〇乾通り 乾門 Z50 Z18-140.jpg 35.乾門 -1
乾門が見えてきた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 44mm ISO110 ) 露出補正 なし
036_221202200 X800 乾通り 乾門 Z50 Z18-140.jpg 36.ベニシダレ -2
ベニシダレは民家に植えられていることが多いが、さすがに皇居の樹は大きくて立派だ。

  Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 59mm ISO320 ) 露出補正 なし
037_221202202 X800 〇乾通り 乾門 トウカエデ Z50 Z18-140.jpg 37.トウカエデの葉 -2
まだこれから赤く紅葉する葉がある。トウカエデには、園芸品種として、葉がピンクから白、黄緑、緑、赤に変化する花散里(メープルレインボー)や斑入り品種などがあるそうだ。 フウにとても似ていてあまり見分けがつかない。トウカエデはムクロジ科カエデ属の落葉高木であるが、フウ科(クロンキスト体系ではマンサク科)フウ属の落葉高木である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 59mm ISO320 ) 露出補正 なし
038_221202206 X800 〇乾通り 乾門 トウカエデ Z50 Z18-140.jpg 38.トウカエデ -2
前の写真のトウカエデの木だ。高木である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/500秒 26mm ISO125 ) 露出補正 なし
039_221202208 X800 〇乾通り 乾門 Z50 Z18-140.jpg 39.乾門 -2
乾門が近くなった。乾門を通して北の丸方面が見える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 24mm ISO110 ) 露出補正 なし
040_221202213 X800 〇乾通り 乾門 オオモミジ Z50 Z18-140.jpg 40.オオモミジ(大紅葉)
オオモミジはイロハモミジから自然発生した変種で、東日本では太平洋側に、西日本では日本海側に多い そうだ。イロハモミジより葉が大きいためオオモミジといわれる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO180 ) 露出補正 なし
041_221202217 X800 〇乾通り 乾門 Z50 Z18-140.jpg 41.乾門 -3
乾門は江戸時代にはなかった門だそうだ。この門はもともと坂下門の内側にあった「西の丸裏門(西丸裏門)」だが、1888年(明治21年)の明治宮殿造営に際して現在の場所に移設し、黒の薬医門形式の門に改築したそうである。皇居から見て乾(いぬい=北西)の方角にあるため、乾門と名づけられたとのこと。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/500秒 58mm ISO180 ) 露出補正 なし
042_221202228 X800 乾通り 乾門外 Z50 Z18-140.jpg 42.乾門 -4
乾門を出て、いま、通り抜けてきた道を振り返る。天皇・内廷皇族及び秋篠宮家の皇居への出入りには、主に大手門が用いられているが、他の皇族は乾門を使用することが多い。普段は一般人の通行は認められていない。あっという間の750mであった。まだ、10時45分だ。代官町通りの信号を渡り、北の丸公園に入る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/500秒 71mm ISO180 ) 露出補正 なし

2022年11月28日

金沢紀行 11月20日~22日 その1 長町武家屋敷跡 11月20日

金沢には何回か行く機会があったが、ゆっくりと観光したことがない。今回は紅葉を見に行こうと某旅行社にホテルと新幹線がセットになったプランを申し込んだ。
 11月20日、東京駅 9:20発 の「かがやき507号」で金沢に向かった。11:53 金沢着 荷物を預けて、まず、比較的駅に近いところへ行ってみようとコインロッカーを探したが、すべて使用されていて空きがない。この日は日曜日で、この日に帰る人が荷物を預けて列車の時間まで街を歩こうとするのだろう。仕方なく、タクシーでまずホテルまで行くことにした。片町というところにできた新しいホテルらしい。午後1時半だったが、チェックインができた。予約したのはその前だったが、全国旅行支援の対象になり、フロントで、12,000円分の買い物券と、近江町市場での食事券を手渡された。旅行社からはあとで、全国旅行支援の割引分も返金される。 部屋に荷物を置いて、一休みして、昼食がてら外に出てホテルの近くの長町武家屋敷跡を歩いてみることにした。
 記述については、「現地ガイドが配信する金沢観光メニュー」、「金沢旅物語」、wikipedia、およびそれぞれのホームページなどを参照させていただいた。

000_221120053 X700 〇金沢旅行 長町武家屋敷 シダレモミジ G7X.jpg
武家屋敷の庭とタムケモミジ 2022年11月20日 金沢市 長町武家屋敷跡

001_221120001 X800 金沢旅行 東京駅 G7X.jpg 1.東京駅 新幹線乗車風景
東京駅 9:20発 の「かがやき507号」に乗車する人の列ができている。全車指定席である。列車が到着し、社内の準備ができるとドアが開き客が乗車するが、ドアーが開いて発車するまでは5分もない。直前まで長野行きの列車が止まっていた。北陸新幹線は2015年には長野 - 金沢間が開業し、E7系が東京 - 金沢間を結んでいる。私たちが乗るのは金沢行きだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/125秒 28mm ISO250 ) 露出補正 なし
002_221120009 X800 金沢旅行 東京駅 G7X.jpg 2.隣のホーム 東北新幹線と秋田新幹線
私たちが乗車する列車が入線するまでの間、ちょっと時間があったので、隣のホームに止まっていた東北新幹線と秋田新幹線の連結部分を見に行った。秋田新幹線は盛岡で東北新幹線と別れるが、盛岡 - 秋田間の田沢湖線と奥羽本線を新幹線車両が直通できるように改良し、1997年に開業した。2014年には全ての車両がE6系に置き換えられた。東北新幹線の車両は2011年に登場したE5系で「はやぶさ」「はやて」「やまびこ」「なすの」に用いられている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 23mm ISO125 ) 露出補正 なし
003_221120022 X800 〇金沢旅行 東京駅 G7X.jpg 3.右手に日本海
「かがやき」は長野に停車したあと、次の停車駅は富山である。長野を出た北陸新幹線は糸魚川で日本海に突き当たる。しばらく右手には日本海が眺められた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO250 ) 露出補正 なし
004_221120025 X800 金沢旅行 東京駅 G7X.jpg 4.左手には山々
進行方向左手には、雪のある山々が見られた。方向は妙高山の方角だろうか。晴れていればもっと奥の山々が見えると思うのだが。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO200 ) 露出補正 なし
005_221120030 X800 〇金沢旅行 東京駅 G7X.jpg 5.金沢駅 鼓門
11時53分に金沢駅に着いた。新幹線のホームから下に降りるとコンコースの向こうに、よくテレビなどで見る鼓門が見えた。小雨が降っているが外に出る。観光客が金沢駅に降りてまずカメラを取り出すという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
006_221120036 X800 〇金沢旅行 東京駅 G7X.jpg 6.鼓門と「もてなしドーム」
鼓門に近づいて撮るとその後ろに大きなドームが見えた。鼓門はもちろん日本の代表的伝統芸能である「能」に使用される「鼓」をイメージしている。金沢は古くから「能」が盛んな土地だそうだ。そして、駅前広場を覆う透明なドームは巨大な雨傘をイメージして作られた。石川県は全国で最も年間降雨日の多い県だそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
007_221120038 X800 金沢旅行 東京駅 G7X.jpg 7.「もてなしドーム」
鼓門の内側の駅前広場に入ると、そこは「もてなしドーム」でカバーされている。今も雨が降っているが、ここでは傘はいらない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO200 ) 露出補正 +1段
008_221120042 X800 金沢旅行 長町武家屋敷 G7X.jpg 8.小雨の降る長町武家屋敷跡
いったんタクシーで片町というところにあるホテルに入った。昼過ぎだったがチェックインができたので、部屋に荷物を置いてホテルを出る。ホテルのフロントで教えてもらった店で簡単に食事を済ませ、そこからなら歩いて行ける長町武家屋敷跡へ行くことにする。食事をしたお店の方にその入り口を教えてもらった。石畳が雨に濡れて風情がある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO640 ) 露出補正 なし
009_221120047 X800 〇金沢旅行 長町武家屋敷 G7X.jpg 9.長町武家屋敷跡の街並み -1
長町武家屋敷跡は昭和の頃から江戸時代の景観が残る街並みとして、金沢の観光名所の一つになっている。加賀藩では、武士のすべてが城下に居住したので広大な武家屋敷には土塀が長く連なっていたという。その土塀越しに紅葉した庭木が見える。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO800 ) 露出補正 なし
010_221120059 X800 〇金沢旅行 長町武家屋敷 G7X.jpg 10.長町武家屋敷跡の街並み -2
この界隈は藩政時代の面影を残し、住民の静かな日常生活が営まれている。路上駐車や、家の中をのぞき込んだり、大声での会話をご遠慮いただき環境の美化にご協力くださいと書かれた長町武家屋敷界隈を愛する会・金沢市・金沢市観光協会の立て札があった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 14mm ISO800 ) 露出補正 なし
011_221120063 X800 金沢旅行 長町武家屋敷 G7X.jpg 11.長町武家屋敷跡の街並み -3
特徴のある土塀が続く道を歩く。雨だからだろうか観光客は少ない。この先を左に入っていく。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO320 ) 露出補正 なし
012_221120066 X800 〇金沢旅行 長町武家屋敷 G7X.jpg 12.長町武家屋敷跡の街並み -4
ところが観光バスでも着いたのだろうか大勢の観光客の皆さんが現れた。この辺りに、創業文政5年九谷焼窯元といった店もあり、その家宝として当時から店先に置かれれていたという石灯籠があった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
013_221120071 X800 〇金沢旅行 長町武家屋敷 G7X.jpg 13.長町武家屋敷跡の街並み -5
確かに実際に住まわれている住宅を思わせるお宅がある。土壁面を雨から守るため、土塀の上部には板壁(屋根)が架けられている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 22mm ISO500 ) 露出補正 なし
014_221120078 X800 〇金沢旅行 長町武家屋敷 G7X.jpg 14.長町武家屋敷跡の街並み -6 春日山窯木米庵
九谷焼窯元の店の近くに、2017年8月にオープンした春日山窯木米庵というところがあり、その庭を見ることができた。ドウダンツツジが紅葉している。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 20mm ISO640 ) 露出補正 なし
015_221120079 X800 〇金沢旅行 長町武家屋敷 ドウダンツツジ G7X.jpg 15.長町武家屋敷跡の街並み -7 春日山窯木米庵
このあたりの武家屋敷に見られる典型的な庭園のように思える。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 12mm ISO1000 ) 露出補正 なし
016_221120084 X800 〇金沢旅行 長町武家屋敷 G7X.jpg 16.長町二の橋
香林坊の裏手の商店や飲食店が並ぶせせらぎ通りから、長町武家屋敷通りを歩いて、長町観光の中心といわれる長町二の橋に出た。大野庄用水が流れる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 12mm ISO1000 ) 露出補正 なし
017_221120085 X800 〇金沢旅行 長町武家屋敷 G7X.jpg 17.大野庄用水 -1
長町のもう一つの散策ルートして、大野庄用水がある。前田利家が金沢城を築城した際には、大野庄用水を利用して材木を運んだと伝えられている。400年以上も流れ続けている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 31mm ISO200 ) 露出補正 なし
018_221120086 X800 〇金沢旅行 長町武家屋敷 エノキ G7X.jpg 18.大野庄用水 -2
前田利家の二男で前田利政を家祖とする加賀藩重臣である前田土佐守記念館の方角を眺める。長町一の橋へ土塀は続く。エノキが紅葉していた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 31mm ISO500 ) 露出補正 なし
019_221120089 X800 〇金沢旅行 長町武家屋敷 G7X.jpg 19.大野庄用水 -3
大野庄用水には長町一の橋から長町八の橋まで8本の橋が架かっている。ここは長町三の橋付近から長町二の橋を眺める。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO250 ) 露出補正 なし
020_221120090 金沢旅行 長町武家屋敷 G7X.jpg 20.大野庄用水 -4
19の写真を撮ったところから、少しカメラを右に振って撮った。雪吊りが施された松が見える。個人のお宅だろうか?

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
021_221120091 X800 〇金沢旅行 長町武家屋敷 G7X.jpg 21.大野庄用水 -5
四の橋の上から、三の橋、二の橋を眺める。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 24mm ISO250 ) 露出補正 なし
022_221120095 X800 〇金沢旅行 長町武家屋敷 G7X.jpg 22.大野庄用水 -6
私邸に植えられた柿の木の細長くて先がとがっている実を撮った。渋そうな柿だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO500 ) 露出補正 なし
023_221120128 X800 金沢旅行 長町武家屋敷 G7X.jpg 23.武家屋敷跡 野村家 -1
加賀藩時代の上流・中流階級藩士の侍屋敷が軒を連ねているが、三の橋の傍に一般公開されている武家屋敷跡「加賀藩千二百石野村家」という屋敷があった。入館料を支払い入ってみる。天正11年(1583年)、前田利家が金沢城に入城した際、直臣として従った野村伝兵衛信貞家は、禄高千石、千二百石と累進し、十一代にわたって御馬廻組組頭、各奉行職を歴任した。武家制度の解体により、野村家も幾たびか住人を変えたが、土塀、古木、曲水の一部を残し、北前船の豪商・久保彦兵衛が天保14年(1843年)に建てた「上段の間」などを移築している。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1250 ) 露出補正 なし
024_221120100 X800 金沢旅行 長町武家屋敷 G7X.jpg 24.武家屋敷跡 野村家 -2
ここは「謁見の間」に続く座敷、「控えの間」。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/640秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
025_221120104 X800 金沢旅行 長町武家屋敷 G7X.jpg 25.武家屋敷跡 野村家 -3 「上段の間」
「謁見の間」から「上段の間」を見たところ。座敷の前の説明版には、長々とこの「上段の間」が、その総桧づくりの格天井、狩野派の最高峰である絵師による襖絵などがいかにお金がかかった立派なつくりであるかが説明されている。だが、これは野村家オリジナルのものではないという。元々は加賀藩の支藩である大聖寺藩にあったもので、そこの藩主謁見用に作られたものだという。それが明治になってここに移築されてきたそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/400秒 10mm ISO3200 ) 露出補正 なし
026_221120108 X800 〇金沢旅行 長町武家屋敷 G7X.jpg 26.武家屋敷跡 野村家 -4 庭園
大野庄用水が庭に引き込まれている。石灯籠には雪から守るための菰(こも)が巻かれていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO800 ) 露出補正 なし
027_221120123 X800 〇金沢旅行 長町武家屋敷 G7X.jpg 27.武家屋敷跡 野村家 -5 庭園
この庭園は確かに美しい。金沢旅物語というサイトには、「2009年発行の外国人観光客向けガイドブック『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で二つ星として紹介。米国庭園専門誌の2003年度日本庭園ランキングでも3位に選ばれている」と書かれている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/800秒 20mm ISO3200 ) 露出補正 なし
028_221120129 X800 〇金沢旅行 長町武家屋敷 ヤマボウシ G7X.jpg 28.大野庄用水 -7
土壁面を雨から守るため、上部に屋根が架けられた特徴のある土塀の断面の形がわかる。紅葉しているのは初夏に白い花を咲かせるヤマボウシのようだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
029_221120130 X800 金沢旅行 長町武家屋敷 G7X.jpg 29.長屋門
江戸時代に武家屋敷に見られる門形式の一つで、仲間や小者などの武家奉公人が住み込んだ長屋や厩が門と一体となったものだそうだ。この門は加賀藩直臣、禄高三百石の天野家のものであった。現在市内に残っている長屋門は極めて少なく貴重である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
030_221120146 X800 金沢旅行 長町武家屋敷 G7X.jpg 30.高田家跡 -1 庭園
長町四の橋には旧加賀藩士高田家跡がある。加賀藩に仕えた中級武士高田家の武家屋敷跡で現在は藩政時代の長屋門を修復して一般公開している。敷地内には大きな池を中心に配し、周囲をめぐりながら美しい景観を鑑賞できる。江戸時代の代表的な庭園造りである池泉回遊式庭園が広がっている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 9mm ISO640 ) 露出補正 なし
031_221120144 X800 金沢旅行 長町武家屋敷 ニオイトサミズキ G7X.jpg 31.高田家跡 -2 庭園
今日一日、いろいろな木々が紅葉しているのを見た。PictureThis で検索したところ、これはニオイトサミズキと返ってきた。シナミズキとも言うらしい。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 26mm ISO640 ) 露出補正 なし
032_221120150 X800 〇金沢旅行 長町武家屋敷 G7X.jpg 32.外国人観光客
ここは武家屋敷通りと大野庄用水が交差する二の橋近く。小旗を高く掲げたガイドさんに案内され、外国人観光客のグループも多く見られた。午後3時になった。せせらぎ通り迄戻り表通りに出てタクシーに乗り、ひがし茶屋街に行く。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし

2021年4月29日

府中市郷土の森博物館 4月20日

サントリーのビール工場の近くに府中市郷土の森博物館という博物館のある公園がある。どんなところなのか行って見たいと思っていた。秋に咲くヒガンバナがTVで紹介されたこともあった。
 この日、しばらく河川敷を歩いた後、寄ってみることにした。

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府中郷土の森博物館 園内案内板より

府中市郷土の森博物館は多くの移築された古い建築物を含む森全体が一体となった野外博物館である。つまり、博物館を核とした有料の公園である。敷地面積は約14haある。博物館の入場券(¥300)を購入して正門から入場すると、右手にプラネタリウムがある博物館の立派な建物があった。そして、多摩川の方(南)に向かって庭園が広がる。庭園には、四季折々に楽しめる花があるほか、町役場や郵便取扱書、尋常小学校などの復元された建物や屋敷がある。園のほぼ中央に田んぼがあり、辺りにヒガンバナが咲くようだ。春先にはロウバイやウメも楽しませてくれるという。
 ざっと一回りして、有料の公園を出ると交通公園やプールなどもあった。
 帰りは正門前からバスに乗って、分倍河原へ出ることが出来た。ロウバイやウメ、また、ヒガンバナが咲く頃に来てみたいと思う。

1.旧府中尋常高等小学校校舎<br> 公園の正門を入ると右手に立派な博物館の建物が見えた。展示内容を見てみると特に興味のあるものはなさそうだ。あまり長い時間滞在できないので、博物館の閲覧は割愛する。左手に復元された歴史的な建物が並んでいた。まず、ここから見て行くことにする。この建物は、1935年(昭和10年)に建てられた北多摩随一の規模を誇った木造校舎の一部が復元されたもの。教室には昔の教科書などが展示されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
001_210420105 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
2.詩人村野四郎記念館
校舎の中に入る。2003年、村野四郎記念館がここ府中市郷土の森博物館内、旧府中尋常高等小学校校舎1階に開館されている。古いオルガンが目を引いた。譜面台には 村野四郎 作詞の「巣立ちの歌」の楽譜が置いてあった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/400秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
002_210420107 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
3.昆虫採集箱
写真のようなチョウの標本箱が展示されていた。展翅されたチョウは武蔵野で見られるチョウだが、ギフチョウが含まれていた。かってはこの辺りにも生息していたのだろう? 私は小学生の頃に、高尾山の薬王院や、浅川の辺りで目撃したことがある。村野四郎の処女詩集『罠』に「昆虫採集箱」という詩が収められているそうだ。村野四郎が採集したものかどうかは分からない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/160秒 26mm ISO3200 ) 露出補正 なし
003_210420109 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
4.旧府中尋常高等小学校の教室
私が学んだ渋谷区立神宮前小学校の教室もこのようだった。椅子が小さくてかわいい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/1500秒 9mm ISO1250 ) 露出補正 なし
004_210420113 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
5.旧島田家住宅 店と蔵
府中市郷土の森博物館のホームページによれば、島田家は、旧甲州街道沿いの商家であったそうだ。移築・復元したのは、1886年(明治19年)から足掛け3年の歳月をかけて建築された店蔵(みせぐら)部分。同家には、この店蔵の普請帳が残され、建築の実態を詳細に知ることができた。復元にあたっては、この普請帳を参考にしながら伝統的な方法を再現し、同じく足掛け3年をかけて完成させたとのこと。薬屋を営んでいたため「島田薬舗」の看板が掲げられているが、その文字は「明治の三筆」の一人として知られた書家・巌谷一六(1834年~1905年)の筆によるものである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 10mm ISO200 ) 露出補正 なし
005_210420118 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
6.島田薬舗 店内
「水むし専門薬 ポンホリン 株式会社 塩野義商店」と書かれた看板が見えた。その他「キザミ和漢薬」の棚や、「猫イラズ」「回虫の完全な防ぎ方」と書かれた看板などがある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/250秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
006_210420120 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
7.旧田中家住宅 府中宿の大店
田中家は、江戸後期から明治の府中宿を代表する商家だそうだ。明治天皇が府中近辺に来訪した際には、休憩所や宿所として利用され、その御座所として使われた奥座敷部分が残されている。移築・復元にあたっては、当時の屋敷図や写真資料をもとに設計をし、間口が狭く奥行きが長い、町屋特有の屋敷全体が復元された。現在、表店(おもてみせ)部分を休憩所として利用し、和室の一部は貸出もされている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 10mm ISO640 ) 露出補正 なし
007_210420127 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
8.茶室 梅欅庵
茶室 梅欅庵は、市の花「梅」と市の木「欅(けやき)」から名付けられた。 本格的な純和風数寄屋づくりの建物で、3畳台目(三畳の客間を中央に、点前座と相伴席を配す)の小間と8畳の広間があり、それぞれ2畳・4畳の水屋がついている。庭は、中門・腰掛待合を配した日本庭園となっている。茶道具の貸出しもおこなわれており、また、一般の方のお茶室利用(貸出し)がない日は、呈茶も行われている。旧田中家ゆかりの茶室かと思ったがそうではないようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 45mm ISO200 ) 露出補正 なし
008_210420133 X800 梅欅庵 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
9.旧河内家住宅(ハケ上の農家)
浅間山近くの人見街道沿いにあった代表的な農家。元々は旧大沢村(三鷹市)に建てられたものだったとのこと。ここへの移築にあたっては、府中の養蚕盛んな時代の手掛かりとするため、明治後期に養蚕のために保温・通風・採光などの工夫を施し、昭和期まで使用した頃の姿に復元されており、当時の養蚕農家の様子をうかがい知ることができる。武蔵野台地の立川崖線(ハケ)の上にあったことから、園内のさらに奥にある旧越智家住宅「ハケ下の農家」に対して「ハケ上の農家」と呼ばれている。建てられたのは江戸時代後期だが、養蚕が盛んに行われた明治時代後期の姿に復元されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_210420137 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
10.旧府中町役場
府中市郷土の森博物館のホームページによれば、1921年(大正10年)に完成した洋風の町役場の庁舎だそうだ。 地方自治を謳う大正デモクラシーの風潮のなか、財政難にもかかわらず町民の熱意によって3年かけて建てられた。屋根の飾り天窓(ドーマー・ウィンドウ)や錘を内蔵した上げ下げ窓などを取り入れた洋風の2階建て建築だが、正面車寄せの屋根を和風の唐破風とし、裏側には和風平屋の建物を付設させている点に大きな特色がある。1954年(昭和29年)4月の府中町・西府村・多磨村の合併による府中市誕生後も、市役所、市立図書館、教育研究所等に利用された。多摩地域に現存する最古の役場建築で、大正時代の建物としては東京都の文化財指定の第1号であるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_210420138 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
11.旧府中郵便取扱所
1872年(明治5年)から1889年(明治22年)までの間、府中郵便取扱所として使われた矢島家の居宅である。府中番場宿の名主兼問屋の矢島九兵衛が郵便取扱役に任命されると、居宅に窓口を設けるなどの改築が加えられ、急遽、郵便取扱所として開設された。建築年代は幕末から1872年の間と推定され、1985年~86年(昭和60年~61年)の解体に至るまで、増築や代々の当主の職業によってその都度改造されてきていたが、府中の近代化を物語る郵便取扱所として、当時の姿に復元された。府中市郷土の森博物館のホームページ参照

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
011_210420140 X800 府中市の森 RX10M4.jpg
12.ムサシノキスゲ
旧島田家住宅。旧府中町役場、旧府中郵便取扱所からまっすぐ西へ、案内図に浅間山と書かれているほうへ歩いて行った。ニッコウキスゲのような花が咲いていて、ムサシノキスゲと説明されていた。市内北東部の標高約80mの浅間山に自生するユリ科の多年草で、いくつかの説がある中で、氷河期に分布を広げたニッコウキスゲが温暖化とともに低地に取り残され、独自の適応を遂げたという考えが有力視されている。 明るい落葉広葉樹林に生育し、特に草地に近い場所を好む。かつては多摩地域に広く生育していたが、現在は、山全体が都立公園となっている都立浅間山公園に自生するのみとなった。府中市郷土の森の雑木林は浅間山をイメージしているため、特別に数株を委嘱していると説明されていた。東京都レッドデータブックの絶滅危惧I類(CR+EN)に指定されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 13mm ISO125 ) 露出補正 なし
012_210420148 X800 〇ムサシノキスゲ 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
13.庚申塔とシャクナゲ
近くに享保、元文時代(1724年、32年、33年)に建立された庚申塔が3っあったが、この 庚申塔 も古いもののようだ。江戸時代に盛んに建られた庚申塔とは、体内にいる三匹の虫が庚申の夜に人が寝ると、天を昇り天帝にその人の悪事をつげ、そ の人の生命を縮めるという教えに根 ざしているという。 これを防ぐため 人々は、庚申 の 夜には当番の家に集まり寝ないで夜明けを待ったそうだ。この集まりは明治以降衰えたが、この民間信仰に基づいて庚申塔が建てられ、現在に残っているという説もあった。シャクナゲが咲いていた。    

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし
013_210420154 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
14.ラビットアイ ブルーベリー
  ブルーベリーはたくさんの品種がある。春に白またはピンク色のドウダンツツジに似た釣鐘状の花を咲かせ、花後に0.5-1.5cmほどの青紫色の小果実が生る。これはラビットアイ系のブルーベリーの栽培品種のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
014_210420160 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
15.旧三岡家長屋門
園内の西の端に 旧三岡家長屋門があった。この長屋門は1829年(文政12年)の創建と考えられる農家の長屋門だそうだ。江戸時代後期に旧是政村の村役人を勤めた三岡家の分家に建てられていたもの。 中央部を門とし、その両側に部屋を設けた長屋門の一般的な形式をとっていて、多摩地域では標準的な大きさという。しかし、両側の部屋を総塗込め蔵造りとし、置き屋根形式を採用している点で類例の少ない長屋門とも言えるそうだ。移築にあたっては創建時の姿に復元されている。府中市郷土の森博物館ホームページを参照

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO200 ) 露出補正 なし
015_210420162 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
16.旧三岡家長屋門の中
中に入ってみると、比較的近年まで使われていたと思われる扇風機なども置かれていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/200秒 11mm ISO3200 ) 露出補正 なし
016_210420165 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
17.レンゲツツジ(蓮華躑躅)
あまり見ることのないレンゲツツジが咲いていた。つぼみの様子が蓮華に見えることから名付けられたという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 129mm ISO100 ) 露出補正 なし
017_210420166 X800 レンゲツツジ 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
18.ルリタテハ
安らぎの池の傍の小川が流れるところでルリタテハが占有行動をとっていた。人が通るといったん飛び立つがまた元のところへ戻ってくる。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 129mm ISO100 ) 露出補正 なし
018_210420173 X800 〇府中市郷土の森 RX10M4.jpg
19.アオスジアゲハ
シバザクラのタマノナガレ(多摩の流れ)が植えられている花壇にアオスジアゲハが飛来した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 97mm ISO100 ) 露出補正 なし
019_210420178tm X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
20.交通公園 D51
午後2時半になった。そろそろ帰路につこうと思い郷土の森博物館公園のゲートを出る。正門前でバスの時刻表を見ると、次の分倍河原行バスまで30分ほどある。ちょっと交通公園まで行って見ることにした。D51296 が置かれていた。この機関車は1939年に川崎車両兵庫で新製され、新潟、長野、東京、仙台、秋田に配属され、その間30余年、約242万kmを走行したのち、1972年3月に廃車となった。そして、1972-年12月に府中市民健康センター(現 郷土の森)交通公園にEB101と共に保存されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 58mm ISO400 ) 露出補正 なし
020_210420182 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
21.交通公園 EB10 1
説明板には、この機関車は昭和2年東京芝浦電気株式会社(現東芝)によって2両のみが製造され、国鉄で初めての蓄電池機関車として、東北本線 王子・須賀間の貨物輸送として運行された鉄道史上大変貴重なものである。当時沿線には火薬庫などがあり、火気を避けるため蒸気機関車に代わり、この蓄電池機関車が採用された。昭和6年に架空電線が設置され、蓄電池が不要になったことに伴い、電気機関車に改造された後は、昭和46年1月まで44年にわたり貨物輸送の電気機関車として活躍した。この電気機関車は独特の凸型車体で、国鉄最小の電気機関車として鉄道ファンの人気を集めている。ここに保存されていることをお孫さんから知らされた、このEB101を運転していた元国鉄運転手の佐藤重行氏より、機関車のハンドル、運転帽子および電気機関車運転免状が寄贈された、といったことが記されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO250 ) 露出補正 なし
021_210420187 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
22.東京都電 6000形
懐かしい都電の車両が保存されていた。子供の頃は渋谷駅や青山通りで当たり前のように走っていた。この6000形は、1947年(昭和22年)から1952年(昭和27年)までの6年間に290両が製造された戦後初の新造車両である。1981年に府中市郷土の森の交通公園に来た。そしてこの6191号は1970(昭和45)年8月に荒川線を走ったようだ。荒川線での7年間を走り抜き、1978(昭和53)年4月27日に現役を引退している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO250 ) 露出補正 なし
022_210420196 X800 〇ハクセキレイ♂ 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
23.ハクセキレイ
バス停に戻ろうと、交通公園を歩いていると、背中が黒々としたセキレイがいた。見たときはセグロセキレイかとも思ったが、頬が白いのでハクセキレイの♂だった。セグロセキレイにはなかなか会えない。郷土の森博物館前のバス停に戻り、3時過ぎのバスに乗り南武線、京王線の分倍河原駅へ向かった。府中市立郷土の森博物館公園は季節を変えてまた来たいところだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
上 プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
下 プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
023_210420195 X800 連結 ハクセキレイ♂ 府中市郷土の森 RX10M4.jpg


2018年4月15日

2泊3日で山陰山陽を周遊(2) 姫路城 3月29日

新幹線で通るたびに見ていたので、 姫路城 は是非行ってみたいと思っていた。 平成の大修理が行われて、白く輝く天守閣の姿は、白いサギが舞い立つように見えることから別名「白鷺城」と呼ばれるのは衆知の通りだ。昭和に行われた昭和の大修理から45年、平成の大修理と呼ばれた大天守保存工事は、傷みや汚れが激しくなった漆喰壁の塗り直しや屋根瓦の葺きなおしを中心に、平成21年(2009年)から5年をかけて行われ、平成27年(2015年)に完成した。
  姫路城は昭和26年(1951年)国宝に指定され平成5年(1993年)には奈良の法隆寺とともに日本初の世界文化遺産となった。
 最初の城は、 1333年、南北朝時代の播磨守護・赤松則村が京に兵を進める途中、姫山に砦を築いたことに始まる。本格的な城は1346年に赤松貞範が築いた。1545年に黒田重隆が姫路城に入り、1546年黒田官兵衛が姫路城で誕生したと伝えられている。その後、1580年、中国毛利勢討伐の武将として秀吉が姫路城に入り、大阪城を築くまでの3年間城主であった。1600年、関ケ原の戦いの後、池田輝政が姫路城主となる。池田輝政は姫路城の大改築を開始し、1609年には五重7階の連立天守閣が完成した。そして、城主は移り変わり、1867年に大政奉還がなされ、当時の城主酒井忠邦が天皇に領地と領民を返還した。姫路藩は廃止され、姫路県となったが、明治6年(1873年)姫路城は熊本城など全国56の城とともに存城となった。姫路城は池田輝政が1609年に完成させて以来、一度も戦火にまみえることはなく、内曲輪の城郭がほぼ完全な形で残っているそうだ。
 天守閣に上がることは出来るのだが、混雑していて断念した。桜が満開で姫路城を一層際立たせていた。

20.「大手門」から見た天守閣
姫路城の天守はバスの駐車場から見えていた。天守閣の入り口まではバスガイドさんが案内してくれる。「大手門」から入場口へ進む。この写真は大手門から入場口へ進む途中で撮った。何も慌てて撮る必要はなかったのに、はやる気持ちを抑えられなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f5 1/1000秒 51mm ISO100 )露出補正 なし
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21.「菱の門」
入場口から、ガイドさんの後について、団体チケットで城郭の中に入っる。「菱の門」という立派な門をくぐった。片側だけ石垣に乗る珍しい安土桃山時代の城門だそうだ。正面を見上げると灌木に花菱の紋があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
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22.桜と石垣と白い天守閣
右手に三国堀と桜を眺めながら「いの門」へと進む。今回見た姫路城は、白く輝く天守閣と満開の桜がテーマとなった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 23mm ISO100 ) 露出補正 なし
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23.「ろの門」
姫路城には、「菱の門」、「いろは・・・るの門」、「水の一・・・六の門」、備前門が現存している。その様式は様々という。防備面から頑丈さを重視した柵門や木戸、塀重門、冠木門、高麗門、櫓門、長屋門、埋門など安土桃山時代の様式を残す21の門が残っているそうだ。「いの門」の次の「ろの門」に来た。さすが、欧米からの観光客が多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 13mm ISO100 ) 露出補正 なし
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24.石垣と狭間
石垣の上には狭間が並ぶ。狭間は土塀の壁面に開けられた矢や鉄砲を放つための穴のことで、城を防備するために重要であった。現存する狭間の数は997か所だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 14mm ISO100 ) 露出補正 なし
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25.小天守
「ろの門」から「はの門」へは土塀の沿っての道だ。姫路城に小天守は3っある。桜も良い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 51mm ISO100 ) 露出補正 なし
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26.乾小天守
3っある小天守のうちで一番大きい乾小天守の前に来た。外観3層、 内部は地下1階、地上4階の造りになっているそうだ。この先から天守閣へ登ることができるが、長い列ができていた。大天守へ登るのは断念し、天守閣の石垣の下に広がる本丸(備前丸)へ進む。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 36mm ISO100 ) 露出補正 なし
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27.本丸からの眺め
天守閣の南側に開けた本丸(備前丸)から、西の丸、その向こうに姫路市内が眺められた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 36mm ISO100 ) 露出補正 なし
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28.「備前門」
天守の東側の折廻櫓に続く切妻の櫓門で、本丸(備前丸)への主要な出入り口となる城門である。築城の際、石不足であったため、門のすぐ脇には石棺が転用されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO160 ) 露出補正 なし
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29.狭間
狭間から下を撮った。カメラを下に向けないと撮れない。この正方形の狭間は鉄砲用の狭間だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 30mm ISO100 ) 露出補正 なし
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30.お菊井戸
播州皿屋敷のヒロインお菊が責め殺されて投げ込まれたという井戸で、もとは鶴瓶取井戸と呼ばれていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
31.しだれ桜と天守
お菊井戸のある二の丸から、枝垂れ桜と天守を撮った。本丸にある2本の松もいい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 23mm ISO100 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
32.大天守の鯱
鯱は瓦ぶき屋根の大棟の両端に付けられている飾りで、鬼瓦と同様に守り神とされた。姿は魚で頭は虎、尾ひれは常に上を向き、背中には幾重にも鋭いとげを持っているという想像上の動物を模しているそうだ。明治、昭和、平成のそれぞれの時代の鯱があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO2500 ) 露出補正 なし
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33.化粧櫓
二の丸を後にして、再び「ろの門」のところへ戻ってきた。「ろの門」の手前から、長局(百間廊下)に続く化粧櫓を眺める。 二の丸を後にして、「るの門」から三国堀に出た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 24mm ISO100 ) 露出補正 なし
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34.石垣と桜
初めて来た姫路城だったが、平年より少し早く咲いた満開の桜が、大歓迎してくれた。姫路城を語るとき、いつまでもこの光景が眼にに浮かぶと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
35.桜と天守閣 -1
満開の桜の花に見え隠れする天守閣。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 30mm ISO100 ) 露出補正 なし
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36.三国堀
三国掘りから天守閣、西に続く小天守を眺める。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 13mm ISO125 ) 露出補正 なし
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37.三国堀に映える天守、小天守
三国掘の水に天守閣が映り込んでいた。雲一つない春の好日である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 11mm ISO100 ) 露出補正 なし
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38.三国堀から西の眺め
堀の前を東に移動して、北西側を撮った。さっき通ってきた「菱の門」から「いの門」への桜並木が見える。その向こうは、西の丸へ続く化粧櫓だ。バスガイドさんに天守に登らないのなら、西の丸へ行ってみるとよいといわれていたが、その時間もなかった。西の丸の外周は櫓群で囲まれている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
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39. 桜と天守閣 -2
焦点距離を110mm(35㎜版換算で300mm相当)にして、桜にピントを合わせて撮る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 110mm ISO100 ) 露出補正 なし
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40.「菱の門」から退出
三国堀から左へ、 「菱の門」から退出した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
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41. 桜と天守閣 -3
姫路城は白く輝く天守閣と満開の桜だった。桜の花で作られた額縁から大天守を望む。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 97mm ISO100 ) 露出補正 なし
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42.桜門橋
「大手門」を退出し堀にかかる桜門橋を渡る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 20mm ISO100 ) 露出補正 なし
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43.和船
堀に沿ってバスの駐車場へ向かう途中、 船頭さんが漕ぐ、観光客を乗せた和船が見えた。和船は、夫・本多忠刻と幸せな10年間を暮らした千姫ゆかりの長局(百間廊下)の真下を通り、西の丸の「ワの櫓」で引き返し、今渡った桜門橋をくぐって姫路市立動物園にかかる赤い橋まで行って引き返して来る約30分間のコースのようだ。遠くだったので望遠で撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
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