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2021年8月 1日

池の平と鹿沢高原 1 of 3  7月18日

昨年は7月16日~18日、2泊3日で宿も予約していた池の平と鹿沢高原への撮影旅行は、新型コロナウィルス感染者の増加と、天候不順の回復が見込めないため申し訳なかったけれど一週間前にキャンセルしてしまった。今年、改めて7月18日から20日に予約し、単身で行くことにした。7月16日に梅雨明けし、関東甲信越は猛暑になっていた。
 初日の7月18日、朝6時過ぎに横浜を出発し、渋滞もなく、途中2回休憩をして、9時半ごろだったか湯の丸地蔵峠に到着した。長野県東御市から県道94号線で登っていくと地蔵峠に着く、ここが長野県と群馬県の県境でまっすぐ進むと群馬県の嬬恋村に行く。泊りは嬬恋鹿沢だが、今日はまず、長野県側の池の平へ行こうと思う。もう、何度も行ったことがあるところだ。地蔵峠の湯の丸高原ビジターセンターで、池の平への林道の状況や駐車場の状況を確認する。今日は日曜日なので多少混むかもしれないが駐車場は十分確保されているようだ。
 一休みして池の平へと車を進める。20分ほどで池の平の駐車場に着いた、第一駐車場は満車だったが、すぐ近くに第二駐車場があり、停めることが出来た。
 池の平はいくつかの道が整備されているが、この日は「見晴歩道」を行った。「雲の上の広場」(2,110m)から、「三方見晴歩道」を左へ、コマクサが咲くところから小諸方面が見渡せる道を通って、池の平湿原に下りた。1時間半ほどかかってしまった。

1.カラマツソウ(落葉松草、唐松草) -1
2台のカメラを持って、池の平湿原へ歩き始めた。ここは標高2,061m、風が吹くと涼しく気持ちがよい。いくつかの散策路があるが今回は池の平湿原の西側を周る見晴らし歩道というコースを選んだ。険しいところはないがそれなりにアップダウンがある。チョウはクロヒカゲ以外姿を見せない。いつもより花も少ない。wikipediaによれば、このカラマツソウは日本の固有種で、北海道、本州、四国、九州に分布する。低山地から高山帯下部にかけての湿り気のある日当たりのよい草地、林の縁、高原などに生育する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 13mm ISO500 ) 露出補正 なし
001_210718047 X800 〇池の平 カラマツソウ RX10M4.jpg
2.ニガナ(苦菜、黄瓜菜) -1
足元を見ると黄色い可憐な花が咲いていた。キク科の多年草で、茎に白汁を有し、苦味が多く、和名の由来になっているようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
002_210718051 X800 ◎池の平 RX10M4.jpg
3.ニガナ(苦菜、黄瓜菜) -2
マクロで撮る。ピンクの蕾が可愛い。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/1600秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
003_210718004 X800 池の平 D5300 TAMRON 90.jpg
4.クロヒカゲ
チョウはクロヒカゲしか飛ばない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
004_210718059 X800 〇池の平 RX10M4.jpg
5.ジャノメチョウ
少し大きめの黒いチョウが目に入った。ジャノメチョウと視認する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 136mm ISO200 ) 露出補正 なし
005_210718065 X800 〇池の平 ジャノメチョウ RX10M4.jpg
6.村界の丘
左側(南側)に視界が開けた。ここは標高2.098mの村界の丘と呼ばれるところだ。眼下に池の平湿原が広がり、その向こうは小諸方面だろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 25mm ISO200 ) 露出補正 なし
006_210718067 X800 池の平 見晴歩道 RX10M4.jpg
7.ハクサンシャクナゲ(白山石楠花)
wikipediaによれば、ハクサンシャクナゲは北海道・本州・四国の亜高山帯から一部はハイマツ帯まで分布する。樹高は、亜高山帯では3mほどにもなるが、ハイマツ帯では環境が厳しいため50cmにも満たない場合がある。花は白から淡い紅色で、内側に薄い緑色の斑点がある。亜高山帯の暗い針葉樹林内を彩る代表的な花だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 42mm ISO400 ) 露出補正 なし
007_210718072 X800 池の平 ハクサンシャクナゲ RX10M4.jpg
8.グンナイフウロ(郡内風露)
チョウが出てきてくれないので花を撮っていた。wikipediaによれば、和名のグンナイは「郡内」で、山梨県南東部にある都留郡(現在の北都留郡、南都留郡)に由来する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_210718077 X800 〇池の平 RX10M4.jpg
9.雲上の丘 -1
10時40分、見晴らし歩道の最高地点である雲上の丘へ着いた、10人くらい登山客が周囲の見晴らしを楽しんでいる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_210718009 X800 池の平 雲上の丘 D5300 TAMRON 90.jpg
10.雲上の丘 -2
恥ずかしながら、意識していなかったので、この山々がどこなのかわからない。上田市が手前に見えたので西側を眺めているとすれば多分、北アルプスなのだが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 132mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_210718095 X800 池の平 雲上の丘 RX10M4.jpg
11.ウスユキソウ(薄雪草)
ヨーロッパのエーデルワイスと比べて花びら(苞葉)の幅が厚いという。道沿いに多く咲いていた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
011_210718015 X800 〇池の平 D5300 TAMRON 90.jpg
12.ヤマオダマキ(山苧環) -1
この花は下を向いて咲くので、下から煽るように撮った。雲一つない青空が背景になる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 19mm ISO100 ) 露出補正 なし
012_210718112a X800 〇池の平 ヤマオダマキ RX10M4.jpg
13.カワラナデシコ(河原撫子)
秋の七草のひとつであるナデシコである。和名カワラナデシコは、河原に生えている可憐な花を「撫子(なでしこ)」と言うことに由来する。本種は、日本で一般にナデシコと呼んでいる植物で、別名でヤマトナデシコ(大和撫子)とも呼ばれている。また、「大和撫子」は、広辞苑では「日本女性のしとやかさ、奥ゆかしさ、あるいは清らかさ、美しさをたたえていうことばで、か弱さの中に、りりしさがあることを、ナデシコの花になぞらえたもの。」とあった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
013_210718017 X800 〇池の平 カワラナデシコ D5300 TAMRON 90.jpg
14.アヤメ(菖蒲、文目、綾目)
ハナショウブ、カキツバタと似るがアヤメは花びらに黄色い網目模様があるのですぐわかる。ノハナショウブやカキツバタのように湿地に生えることは、まれであるとされているが、池の平湿原にはアヤメが自生している。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/640秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
014_210718019 X800 池の平 D5300 TAMRON 90.jpg
15.コマクサ(駒草)
「見晴歩道」は北西の見晴らし岳から下りて来る「三方見晴歩道」とぶつかるがそこを左へ行くと、右手に「見晴コマクサ園」があり、コマクサが咲いていた。「高山植物の女王」として知られるコマクサは他の植物が生息できない砂礫地に単独で自生し、美しく可憐なピンクの花を咲かせる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
015_210718118 X800 〇池の平 コマクサ RX10M4.jpg
16.小諸市から八ヶ岳方面を望む
「見晴コマクサ園」からは小諸市が見下ろせ、その向こうに八ヶ岳の山並みが望める。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
016_210718120 X800 池の平 コマクサ RX10M4.jpg
17.ミヤマモンキチョウ -1
そこから池の平湿原へ下りた。しばらくして今回の目的であるミヤマモンキチョウが飛び始める。これはだ。淡桃色の縁毛が特徴的でモンキチョウと区別できる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 193mm ISO100 ) 露出補正 なし
017_210718140 X800 ◎池の平 ミヤマモンキ RX10M4.jpg
18.ミヤマモンキチョウ -2
飛び回っていてなかなか止まってくれないのだが、しばらく見ていると、地表近くの咲く小さな花に止まり、吸蜜を始めた。保護色になってしまい草むらに紛れてしまうので撮影しにくい。被写体までの距離がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 213mm ISO125 ) 露出補正 なし
018_210718168 X800 〇池の平 ミヤマモンキ ハクサンフウロ RX10M4.jpg
19.ギンボシヒョウモン -1
アヤメに大型のヒョウモンが吸蜜に来た。ギンボシヒョウモンだ。発生初期なのだろう。きれいな個体だった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/500秒 90mm ISO125 ) 露出補正 なし
019_210718026 X800 〇池の平 D5300 TAMRON 90.jpg
20.ギンボシヒョウモン -2
そこへもう1頭やってきた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/500秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
020_210718029 X800 ◎池の平 D5300 TAMRON 90.jpg
21.ギンボシヒョウモン -3
ウラギンヒョウモンとギンボシヒョウモンはよく似ている。翅表では区別しにくい。裏面で見分ける。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 175mm ISO100 ) 露出補正 なし
021_210718181 X800 ◎池の平 RX10M4.jpg
22.ミヤマモンキチョウ 飛ぶ姿
モンキチョウもそうだが、ミヤマモンキチョウも静止するときは翅を閉じるので、表は見られない。飛んでいる時を狙うのだが連写で撮っても歩留まりは良くない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
022_210718197 X800 ▲池の平 放開口 RX10M4.jpg
23.クロマメノキ(黒豆の木)
ミヤマモンキチョウの食草である。アジア、ヨーロッパ、北アメリカにかけた北半球の寒地に広く分布する。日本では、北海道、本州の中部地方以北に分布し、亜高山帯から高山帯の岩礫地、砂礫質の草地、湿地などに群落をつくる。ミヤマモンキチョウが高山蝶である所以である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
023_210718203 X800 池の平 放開口 クロマメノキ RX10M4.jpg
24.クロヒカゲのカフェ
湿原の休憩所に置かれた木の椅子にクロヒカゲが集まっていた。午後1時半になった。そろそろ駐車場へ引き返す。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
024_210718211mt X800 池の平 グリーン広場 RX10M4.jpg
25.豪雨の傷跡
一旦、地蔵峠へ戻って、何か食べたかかったのだが、レストランは営業しているものの食事の用意はやめているという。仕方なく自販機で冷たいカフェオレを買って飲んで、今夜の宿のある群馬県側の鹿沢高原へ移動した。途中にアイノミドリシジミのポイントがあるので、明日の朝に来ようと下見に行った。なぜ下見に行ったかというと、一昨年(2019年)の10月に台風19号による豪雨で嬬恋村で道路崩壊したところがあったので、確認しておきたかったからだ。もちろん道路は修復されていたが、案の定、ポイントのすぐそばの川沿いに土砂崩壊現場があり、いまだ復旧工事が進んでいなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 37mm ISO100 ) 露出補正 なし
025_210718226 X800 嬬恋鹿沢 たまだれの滝入り口 湯尻川 RX10M4.jpg
26.崩壊した橋
アイノミドリシジミのポイントへ行くには川の向こう側へ行かなくてはならない。橋が架かっていたところへ行って見るとその橋は崩壊していて復旧もされていなかった。対岸へ行くことが出来ない。あとで宿について尋ねてみたが、対岸へ渡る安全なルートはないという。80歳の身としてはあきらめざるを得ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 17mm ISO320 ) 露出補正 なし
026_210718225 X800 嬬恋鹿沢 たまだれの滝入り口 湯尻川 RX10M4.jpg
27.ヤマオダマキ -1
宿の東側に村上山(1,746m)という山があるがその麓に野草園が広がり、駐車場から登っていける。まだ3時少し前なので、寄ってみた。池の平より標高が低いためか咲いている花の種類は多い。ここにもヤマオダマキが咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
027_210718228 X800 嬬恋鹿沢 野草園 RX10M4.jpg
28.コヒョウモンモドキ -1
もしかしたらいるのではないかと思っていたコヒョウモンモドキがヨツバヒヨドリ(四葉鵯) で吸蜜していた。驚くほど小さな個体だ。やや離れた高いところに咲くヨツバヒヨドリで吸蜜中なので撮影し難かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 181mm ISO320 ) 露出補正 なし
028_210718249 X800 ◎嬬恋鹿沢 野草園 ヨツバヒヨドリ RX10M4.jpg
29.コヒョウモンモドキ -2
この個体は10分近く、このヨツバヒヨドリで吸蜜していた。かって、コヒョウモンモドキは八ヶ岳山麓の海ノ口牧場で多産していた場面に遭遇した経験があるが、最近は、草地環境の減少や開発、シカの食害などで減少が著しいという。絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 181mm ISO400 ) 露出補正 なし
029_210718259 X800 ◎嬬恋鹿沢 野草園 ヨツバヒヨドリ RX10M4.jpg
30.シシウド(猪独活)の蕾
和名は、強剛な草なので、冬場にイノシシが掘り返して食うのに適していることからついたという。wikipediaによると 「 日当たりのよい山地に生える、草丈2-3メートル前後の多年草。8-11月に、散形に密集した白い花を付ける。」とあるのでこれから大きく蕾を広げて花を咲かせるのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 18mm ISO100 ) 露出補正 なし
030_210718273 X800 嬬恋鹿沢 野草園 シシウド RX10M4.jpg
31.カラマツソウ -2
ここにもたくさんのカラマツソウが咲いていた。残念ながらこの花にチョウは来ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
031_210718275 X800 嬬恋鹿沢 野草園 RX10M4.jpg
32.コオニユリ(小鬼百合)
良く目立つ花だ。箱根湿性花園にも多く咲きキアゲハなどが訪花するる。しかし、池の平もここもチョウの種類が少ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
032_210718277 X800 嬬恋鹿沢 野草園 RX10M4.jpg


2021年2月16日

舞岡公園の蝶 55種 (16) ジャノメチョウ、ヒカゲチョウ、サトキマダラヒカゲ

私がネットを振ってチョウを追っていた頃は、ジャノメチョウ亜科は独立した科として扱われていた。昭和51年に初版が発行された「原色日本蝶類図鑑」(保育社 川副 昭人・若林 守男 著 白水 隆 監修)では、ジャノメチョウ科とされている。また今は、タテハチョウ科の中に含まれるマダラチョウ亜科、テングチョウ亜科も独立した科になっていた。タテハチョウ科の特徴は、一番前にある一対の脚が退化して、4本脚で止まっているが、ジャノメチョウ亜科のチョウもその特徴を有している。アサギマダラやテングチョウもそうだ。
 ジャノメチョウは舞岡公園では少ない。発生しない年もあるようだ。また、ヒカゲチョウによく似たクロヒカゲは舞岡公園で見たことがない。クロコノマチョウは生息しているが見る機会は少ないと言える。

4.タテハチョウ科 ⑥   ジャノメチョウ、ヒカゲチョウ、サトキマダラヒカゲ

15)ジャノメチョウ

41501 2007年7月25日撮影
私は舞岡公園で本種を2度しか撮っていない。これが最初に舞岡公園でジャノメチョウを見たときの写真だ。大きなヤマユリの花びらの1枚に静止ていた。水滴を吸っているようだ。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
001_070725008 X800 D100 Tokina100.jpg
41502 2013年6月29日撮影
以前は独立してジャノメチョウ科が置かれていたが、2012年に発行された 「フィールドガイド 日本のチョウ」 では、タテハチョウ科に含まれている。これは2回目の目撃時でこの時以降、舞岡公園では本種を見ていない。この時は数頭いたようだ。♂のようだ。

Nikon COOLPIX P90 f3.3-6.5 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/250秒 110mm ISO283 )  露出補正 なし
002_130629042S X800 ◎舞岡公園 P90.jpg
41503 2013年6月29日撮影
♀のようだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
003_130629047S X800 ◎舞岡公園 D5000 TAMRON 90.jpg


16) ヒカゲチョウ
 
41601 2005年9月29日撮影
新鮮な美しい個体だった。♀と思う。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
データ不詳
01_050929050 X800 D100 Tokina100.jpg
41602 2005年9月28日撮影
第2化の♂と思う。なかなか開翅したところを見られない。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
データ不詳
02_050929121 X800 D100 Tokina100.jpg
41603 2009年9月10日撮影
♂。初々しい個体だった。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
  絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/125秒 100mm ISO800 ) 露出補正 なし
03_090910042 X800 D300 Tokina100.jpg
41604 2010年6月24日撮影
6月には第1化が発生する。♂の綺麗な個体だった。  

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/200秒 200mm ISO200 ) 露出補正 なし
04_100624220 X800 D5000 VR18-200 SL.jpg
41605 2010年6月24日撮影
樹液に6頭が群がる。この樹は舞岡公園で貴重だったが、最近は樹液が枯れてしまった。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 200mm ISO500 ) 露出補正 なし
05_100624240 X800 舞岡公園 D5000 VR18-200 SL.jpg
41606 2011年6月20日撮影
♀。♂に比べて、前翅外縁が丸い。

Nikon D300 SIGMA 105mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/200秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
06_110620036 X800 D300 SIGMA 105mm macro.jpg
41607 2011年10月6日撮影
♂。半開翅。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
  絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/800秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
07_111006008 X800 D300 Tokina100.jpg
41608 2014年6月10日撮影
♂のようだ。高倍率のコンデジで便利使いしようと思って購入したカメラで撮った。35㎜版で1000mmに相当する。  

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/320秒 185mm ISO320  ) 露出補正 なし
08_140610017 X800 HS50.jpg
41609 2014年6月16日撮影
舞岡公園の南門を入って、小谷戸の里への道を歩いていると、しばしばヒカゲチョウが飛び出す。道路に止まっていることも多い。 

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/70秒 4mm ISO400  ) 露出補正 なし
09_140616008PL X800 HS50.jpg
41610 2014年9月29日撮影
秋にも南門から小谷戸の里への道で多く見られる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/900秒 4mm ISO400  ) 露出補正 なし 
10_140929011 X800 HS50.jpg
41611 2017年6月19日撮影
これは次に購入したNiokonのコンデジCOOLPIXで撮った。望遠端は35mm版換算で1440mmだ。ピントを合わせるにはある程度距離が必要である。 

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/250秒 185mm ISO100 )  露出補正 -0.3段
11_170619034 X800 P610.jpg


17) サトキマダラヒカゲ

41701 2003年6月7日撮影
だいぶ古い写真である。撮影場所も思い出せない。OLYMPUS CAMEDIA E-10 というカメラは、当時のデジカメとしては高級機で、レンズが明るい。しかし、続けて2、3回シャッターを切ると、書き込むのを待たないと、次のシャッターが切れなかった。画素数も今と比べると比べ物にならない。

OLYMPUS CAMEDIA E-10 f2.0-2.4 9-36mm 4.0 Mega Pixels
データ不詳
01_030607032 X800 E10.jpg
41702 2003年6月7日撮影
樹液に6~7頭が群がっていた。

OLYMPUS CAMEDIA E-10 f2.0-2.4 9-36mm 4.0 Mega Pixels<
データ不詳
02_030607031 X800 E10.jpg
41703 2009年5月19日撮影
本種が花に来るのをあまり見たことがない。5月の舞岡公園はウツギの花をはじめ灌木に白い花が多く咲いている。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
  絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/3200秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
03_090519064TFPL X800 D300 Tokina100.jpg
41704 2009年5月19日撮影 前の写真と同じ個体。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
  絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段  
04_090519068TFPL X800 D300 Tokina100.jpg
41705 2009年8月14日撮影
8月に第2化が発生する。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro f4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/125秒 175mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段  
05_090814005 X800 SIIGMA 70-300.jpg
41706 2011年6月15日撮影
切株で口吻を伸ばす。

Canon PowerShot A640 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/60秒 7mm ISOオート )
06_110615006 X800 A640.jpg
41707 2013年9月10日撮影
高いところから飛んできて、このようなところに止まることがよくある。 

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/250秒 8mm ISO400  ) 露出補正 なし
07_130910076 X800 HS50EXR.jpg
41708 2020年6月10日撮影
最近舞岡公園でサトキマダラヒカゲの個体数は減っているように感じる。   

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
08_200610037 X800 RX10M4.jpg
41709 2020年6月10日撮影
残念ながら本種の開翅シーンは撮れていない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
09_200610109 X800 RX10M4.jpg


 

2020年8月30日

入笠山 ゲレンデは花盛り(5・終) 8月4日

午後1時半、2巡目の八ヶ岳展望台に来た。これから、ゆっくりゴンドラ山頂駅へ戻り、ゴンドラで下りようと思う。
 この日は、入笠山で初めてゴンドラに乗って上がったが、思いもかけずに, 標高1,780m~1,740Mのスキーゲレンデに沿って設けられている「入笠すずらん山野草公園」を知った。人の手で植えられたものなのかどうかはわからないが、ヒヨドリバナやクガイソウといったチョウたちの好きな花が沢山咲いていた。そして、高原のチョウたちの天国だった。
 それほど広くない「入笠すずらん山野草公園」で20種弱のチョウが舞うのが見られたが、種類の多さ、そして、それらの個体数の多さには驚いた。予定では、大阿原湿原や、入笠牧場、入笠山斜面の花畑、入笠湿原などを歩こうと思っていたが、その意欲は消されてしまった。
 次回は季節を変えて訪れてみたい。その時には、大阿原湿原など、この日歩かなかったところも巡ってみたいと思う。

086_200804649 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 86.八ヶ岳展望台 -2
コナシゲレンデの端からパラグライダーが飛ぶ。左側が正面から八ヶ岳が展望ができ、その右側(南側)は、雲がかかって見えなかったが、富士山、鳳凰三山 、甲斐駒ヶ岳の方向になる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 18mm ISO100 ) 露出補正 なし
087_200804655t X800 入笠公園 RX10M4.jpg 87.エゾカワラナデシコに来たキアゲハ
ナデシコは「愛しい子」を表す「撫し子」がその名の由来だそうだ。「撫でるほど可愛い子」から名づけられたと云う説もあるそうだ。この花は、ミヤマカラスアゲハなどのチョウにも好まれる。このキアゲハは残念ながら後翅が破損していたので、トリミングした。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO200 ) 露出補正 なし
088_200804659 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 88.ミドリヒョウモンと八ヶ岳
ヒヨドリバナに来ていたミドリヒョウモンをシモツケの群落の背後に八ヶ岳を入れて撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
089_200804032 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 89.ヤマトスジグロシロチョウ
私が昆虫少年だったころはヤマトスジグロシロチョウという名はなかった。スジグロシロチョウと、エゾスジグロシロチョウだったが、エゾスジグロの方が近年の研究で、北海道にいる亜種と本州にいる亜種が別種とされて、北海道にいる亜種がエゾスジグロシロチョウという和名を継承し、本土亜種がヤマトスジグロシロチョウと呼ばれるようになったのだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO720 ) 露出補正 なし  
090_200804035 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 90.2頭のミドリヒョウモン♂
2頭両方の顔にピントを合わせるのは難しい。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO180 ) 露出補正 なし
091_200804042 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 91.ソバナに来たアサギマダラ♂
ツリガネニンジンソウによく似た花だが、花が輪生していないのでソバナだと思う。アサギマダラとの取り合わせが良い。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO180 ) 露出補正 なし
092_200804663 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 92.クジャクチョウ -9
クジャクチョウは発生適期なのだろうか個体数も多く、ほとんどがきれいな個体だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
093_200804678 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 93.メスグロヒョウモン♂ -2
メスグロヒョウモン♂とミドリヒョウモンの♂は、翅表はよく似ている。メスグロの裏面は、オオウラギンスジヒョウモンに似ていて、ミドリとは明らかに相違するのだが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
094_200804048 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 94.ヒメキマダラヒカゲとジャノメチョウ
異種同卓。左がヒメキマダラヒカゲ、右がジャノメチョウ。共に♂のようだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO900 ) 露出補正 なし
095_200804051 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 95.アサギマダラ♀とミドリヒョウモン♂
クガイソウの花にアサギマダラとミドリヒョウモンが同席。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO900 ) 露出補正 なし
096_200804062 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 96.ヒメキマダラヒカゲ♂
ヒメキマダラヒカゲは「入笠すずらん山野草公園」の下のほうから、中ほどのあずまやの辺りに多く見られた。  

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO1000 ) 露出補正 なし
097_200804683 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 97.ウラギンヒョウモン♂ -3
クガイソウにウラギンヒョウモンがいた。ウラギンヒョウモンの♂は擦れている個体が多いように思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO160 ) 露出補正 なし
098_200804687 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 98.ギンボシヒョウモン♂ -1
ギンボシヒョウモンと同定したが、ウラギンヒョウモンと区別がつけ難い。「入笠すずらん山野草公園」の上の方はウラギンヒョウモン、ギンボシヒョウモンが多くなる。コナシゲレンデの方にも飛んでいる。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 198mm ISO250 ) 露出補正 なし
099_200804074 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 99.ギンボシヒョウモン♂ -2
ノアザミにギンボシヒョウモンが来ていた。これはきれいな個体だった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO280 ) 露出補正 なし
100_200804077 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 100.ギンボシヒョウモン♂ -3
前の写真と同じ個体である。裏面後翅の斑紋が見える。これでギンボシヒョウモンと同定できる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO220 ) 露出補正 なし
101_200804697 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 101.スジボソヤマキチョウ♀ -1
歩いている「 入笠すずらん山野草公園 」から、ふとコナシゲレンデを見ると、スジボソヤマキチョウが飛んでいる。柵があってすぐにゲレンデには入れないが、カフェがある上の方まで行ってから、コナシゲレンデを下りてきた。小さなピンクの花で吸蜜していた。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 217mm ISO100 ) 露出補正 なし
102_200804703 X800 〇a入笠公園 RX10M4.jpg 102.スジボソヤマキチョウ♀ -2 開翅
ゲレンデに咲く小さなピンクの花から花へとはばたいていたが、タイミングよく表が旨く撮れた。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 218mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
103_200804707 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 103.スジボソヤマキチョウ♀ -3 開翅
スジボソヤマキチョウは、花などに止まるときは必ず翅は閉じる。翅表を撮るにはこういうチャンスを待つ以外にない。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 218mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
104_200804095 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 104.スジボソヤマキチョウ♀ -4
スジボソヤマキチョウは、高原の花畑を楽しんでいるようだった。このチョウは成虫で越冬し、翌春には色は退職し、傷んで透けそうな翅で姿を現す。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
105_200804715 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 105.ゴンドラのキャビン
午後2時を過ぎた。このゴンドラで駐車場へ戻る。8人乗りだが、往復とも他のお客さんは乗ってこなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1000秒 16mm ISO1600 ) 露出補正 -1.0段
106_200804719 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 106.「すずらんゴンドラ」
全長2,489m、高低差730mのゴンドラで、標高1,050mの山麓駅までいっきに下る。キャビンの中からマウンテンバイクのコースが見え隠れする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
107_200804723m X800 入笠公園 RX10M4.jpg 107.パラグライダー
ゴンドラのキャビンの中から滑空するパラグライダーが見えた。wikipediaによると、スポーツとしてのパラグライダーは、1978年頃、フランスのスカイダイバーが山の斜面からスクエアーパラシュート(四角いパラシュート)で下りたのが始まりとされる。  日本で普及し始めたのは1986年から。当初は滑空性能が低くスキー場のゲレンデを斜面と並行に滑空を楽しむ程度のもので飛行時間にして約3〜5分程度であったそうだ。入笠山には「JMB富士見パノラマ パラグライダー・スクール」がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 151mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段

過去5回ほど入笠山に行っているが、今回、初めてゴンドラを利用したことで、今までその存在さえ知らなかった「入笠すずらん山野草公園」で、思いもかけず多くのチョウたちに会うことが出来、楽しい時間を過ごした。全部で2,000ショットほどのシャッターを切ったなかから選んだが、同じような写真が多く、ご退屈なことだったと思うがお許し願いたい。


2020年8月22日

入笠山 ゲレンデは花盛り(3) 8月4日

「入笠すずらん山野草公園」の中ほどに、あずまやがあった。来る途中、談合坂SAで買っておいたサンドウィッチをアイスバッグに入れ、リュックに入れて持ち歩いていたが、そのあずまやで、リュックを下ろし、ランチ・タイムにした。食べていても、辺りを翔ぶチョウたちが気になる。
 今日はここ「入笠すずらん山野草公園」で写真を撮って、終わりにしようと腹を決めた。最後に来た時から10年もたつので、入笠山の斜面にある花畑や、大阿原湿原も、随分変わっているかもしれないが、それは次に来るときの楽しみにしておこうと自分に言い聞かせた。
 早々にランチタイムを切り上げて、今度はゴンドラ山頂駅の方へ歩いた。

045_200804326 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 45.ミドリヒョウモン♀ -4
クガイソウにミドリヒョウモンの♀がいた。♀は♂に比べて暗色になる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 187mm ISO320 ) 露出補正 なし
046_200804336 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 46.ミドリヒョウモン♀ -5 暗色型
ひときわ黒いミドリヒョウモンの♀がいた。ヒヨドリバナに飛来した時は、何か違う種かと見紛う。今まで見てきたミドリヒョウモンの♀では最も黒い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
047_200804347 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 47.ミドリヒョウモン♀ -6 暗色型
同じ個体だが、きっちり撮っておきたかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
048_200804350 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 48.ミドリヒョウモン♀ -7
ヨツバヒヨドリに飛来した一般的なミドリヒョウモンの♀は、暗色型と比べると同じ種かと思うほど差がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
049_200804353 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 49.ミドリヒョウモンの♂と♀
クガイソウで知らぬ振りで食事をする♂♀ミドリヒョウモン。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO400 ) 露出補正 なし
050_200804362 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 50.ミドリヒョウモン♂3頭と♀1頭
クガイソウに集まるミドリヒョウモンたち。ミドリヒョウモンの個体数は極めて多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO500 ) 露出補正 なし
051_200804370 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 51.コオニユリに3種のチョウ
コオニユリでキアゲハ、ギンボシヒョウモン、ミドリヒョウモンが吸蜜中。ギンボシヒョウモンとウラギンヒョウモンを翅表で同定するのは難しいが、ギンボシヒョウモン♂の方は前翅下方の翅脈上にある性標がウラギンヒョウモンに比べて細く不鮮明である。ギンボシと同定したが、ウラギンかもしれない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO250 ) 露出補正 なし
052_200804384t X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 52.キアゲハ♂ -2
このキアゲハは尾状突起を失っていた。トリミングした。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO320 ) 露出補正 なし
053_200804389 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 53.ジャノメチョウ -1
あずまやの傍で撮った。きれいな個体である。ゴルフ場などでよく見られるチョウだ。♀と思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO640 ) 露出補正 なし
054_200804398 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 54.ミドリヒョウモン♀ -8
これも暗色型ではあるが、写真46.47.と比較すると、通常の暗色型だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO500 ) 露出補正 なし
035_200804287 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 55.ミドリヒョウモン♀ -9
これはもはや暗色型ではない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO250 ) 露出補正 なし
056_200804411 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 56.ミドリヒョウモン♂ -6
大好物のヒヨドリソウが多数咲き、ミドリヒョウモンにとっては天国のようなところなのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO200 ) 露出補正 なし
057_200804414 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 57.ミドリヒョウモン♀ -10
ミドリヒョウモンの写真ばかりになってしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO200 ) 露出補正 なし
058_200804421 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 58.コチャバネセセリ -2
ヨツバヒヨドリにコチャバネセセリが来ていた。ここにはコキマダラセセリやヒメキマダラセセリの姿は見られない。ヨツバヒヨドリはヒヨドリバナの変種で葉が4枚茎に輪生する。一方ヒヨドリバナの葉は向かい合って2枚対生している。花は全く同じようなので、遠くからは見分けられない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO160 ) 露出補正 なし
059_200804428 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 59.ジャノメチョウ -2
これは表翅がより黒いので♂のように思える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 27mm ISO200 ) 露出補正 なし
060_200804435m X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 60.花園の中のアサギマダラ
これくらいの画角で撮ると、必ず何頭かのチョウが映りこむほど、チョウ密度が高い。キオンの花も咲いているが、チョウたちが好きなのはヒヨドリバナやヨツバヒヨドリだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 41mm ISO640 ) 露出補正 なし
061_200804438 X800 入笠公園 エゾリンドウ RX10M4.jpg 61.エゾリンドウ(蝦夷竜胆)
まだ蕾も多いが、エゾリンドウが咲き始めていた。日本原産で、北海道から本州、近畿以北にかけて分布し、山地の湿地帯に生えるという。北方に多いのでエゾ(蝦夷)の名がついたそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 51mm ISO320 ) 露出補正 なし
062_200804441 X800 入笠公園 キツリフネ ノコギリグサ RX10M4.jpg 62.ゲレンデに咲く花
あずまやからゴンドラ山頂駅の方に歩いてきて、駅の洗面所を使って、再びコナシゲレンデを下っていく。八ヶ岳方面を見渡すとゲレンデには黄色いキツリフネ(黄釣舟)や白く小さいセイヨウノコギリソウ(西洋鋸草)の花が咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし


2019年9月24日

軽井沢 蝶の楽園 (1) 9月7日

  インターネットで「軽井沢 蝶の楽園」というところがあるのを知った。そこにはフジバカマがたくさん植えられ、秋にはアサギマダラが群れ飛ぶという。
 9月5日に毎年お世話になっている学生時代の友人の軽井沢の別荘に泊めていただき、翌6日は仲間とゴルフを楽しんだ。例年ゴルフをした日の夜は泊まり、翌日の朝食後に解散になる。ゴルフをした6日も快晴だったが、7日も天気は良かった。私は、「晴れたので、軽井沢で写真を撮っていきたい」と勝手を言い、毎年、往きにわたくしの車に同乗してきた2人に、帰路は同乗をお断りして新幹線で帰っていただいた。
   軽井沢駅まで2人を送った後、 信濃追分の近くの花咲山というところにある「軽井沢 蝶の楽園」に向かった。ごく近いところなのだが、カーナビに登録されていなかったので少々道に迷ってしまったが、スマホ検索で10時半に現地を探し当て、到着した。
 「軽井沢 蝶の楽園」に入る。管理をされている「軽井沢アサギマダラの会」の受付があったので、挨拶に行くと、ここの地主さんなのだろうか、5年前にここに「蝶の楽園」を造られた土屋正治さんという方が来て居られて話をさせていただいた。御代田の神社で見たアサギマダラが好きになり、この地にアサギマダラを呼びたいとテニスコートだっところに、フジバカマなどを植えられたという。今では9月の10日ごろから、フジバカマが咲き、最盛期には3千頭のアサギマダラが舞う、と楽しそうに話をしてくださった。
 私が訪れた9月7日には残念ながらアサギマダラは姿を現さなかった。少し時期が早かったのと、まだフジバカマもほとんど蕾の状態だった。
 ブッドレアが咲いていて、そこにミドリヒョウモンなどに混じって、クジャクチョウ、シータテハが飛来した。期待していなかったシータテハに会えたのはうれしい。私にとってはアサギマダラ以上である。ミヤマカラスアゲハも少なくないようだ。
 近くに「花咲山 せせらぎの小径」があり、歩いてみた。この日はそこでは収穫がなかったが、改めて5月~7月ごろに来てみる価値がありそうだ。 10時半から2時間ほど撮影を楽しんだ。

  190907_001.jpg 1.ゴルフ場から浅間山を望む
これは、「軽井沢 蝶の楽園」へ行く前日、学生時代の仲間とゴルフを楽しんだ「隨縁軽井沢ナインハンドレッド倶楽部」から眺めた浅間山の姿である。この時は噴火の噴煙は見られなかった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 18mm ISO80 ) 露出補正 なし
190907_002.jpg   2.「軽井沢 蝶の楽園」 駐車場
軽井沢駅から、ナビを設定しようとしたが「軽井沢 蝶の楽園」は登録されていない。電話番号もわからない。GoogleMapを頼るしかなく、しなの鉄道の信濃追分駅をナビに入力し、車を走らせた。スマホで「軽井沢 蝶の楽園」の場所が表示できたので何とかその駐車場にたどり着くことが出来た。昨日ゴルフをしたゴルフ場からそう遠くはないところだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 12mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_003.jpg 3.クジャクチョウ -1
駐車場から「蝶の楽園」へ下りていくと、まず最初に出くわしたのがクジャクチョウだった。しかも、とてもきれいな個体だった。開翅して後翅の眼状紋が見えない姿は、美しく精悍である。インターネットの情報から想像するに、栽培されたフジバカマにアサギマダラとミドリヒョウモンくらいが来るのかなと思っていたが、クジャクチョウに会えたのは嬉しかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 94mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_004.jpg 4.ミドリヒョウモン♀
「蝶の楽園」にはフジバカマだけでなく、多くの花が植えられ、咲いていた。ブッドレアは蝶の好きな花である。そのブッドレアにミドリヒョウモンの♀がいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 45mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
190907_005.jpg 5.クジャクチョウ -2
ブッドレアにはクジャクチョウも来て、吸蜜していた。クジャクチョウは山地性のチョウである。信濃追分駅は信越本線時代、中央本線富士見駅と並んで、特急が通る日本最高所駅(957 m)として知られていたそうだ。蝶の楽園もほぼ同じ程度の標高と思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 46mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
190907_006.jpg 6.シータテハ -1
ブッドレアの花にはシータテハもいた。シータテハに会うのは久しぶりである。この日一番の収穫と言っても良い。これは夏型だろうか、秋型だろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 42mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_007.jpg 7.シータテハ -2
前の写真と同じ個体。翅表を見る限り、夏型の♂のようだ。

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 42mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_008.jpg 8.受付小屋
「軽井沢アサギマダラの会」の受付があった。そこでアサギマダラの会の発起人であり、土地を提供された土屋正治さんという方にお目にかかって、いろいろと話をさせていただいた。ここを5年前に造られた土屋正治さんは、近くの御代田にある某神社で見たアサギマダラが好きになり、この地にアサギマダラを呼びたいとテニスコートだっところに、アサギマダラが好むフジバカマの花を700株以上植えられた。いまでは1シーズン3,000頭ものアサギマダラが飛来すると話してくれた。土屋さんが、マーキングをして放蝶したアサギマダラが、鹿児島県の喜界島で再捕獲されているという。この日は時期的にまだ少し早く、フジバカマも蕾の状態で、アサギマダラの姿を見ることはできなかった。

 SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 15mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
190907_009.jpg 9.ブッドレアと浅間山
このブッドレアは浅間山を背景に吸蜜するチョウの撮影ポイントだそうだ。f11くらいに絞って撮ると浅間山がシャープに撮れたかもしれなかった。後の祭りである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 43mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_010.jpg 10.アカタテハ -1
アカタテハ、ヒメアカタテハもブッドレアの花が好きだ。フジバカマも好きなはずだが、フジバカマはまだ蕾が多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 53mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_011.jpg 11.ウラギンヒョウモン♀
ミドリヒョウモンに混じってウラギンヒョウモンもいる。ブッドレアが咲くコーナーは賑やかだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 55mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_012.jpg 12.アサマイチモンジ -1
少し擦れてはいるがアサマイチモンジも元気だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 81mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_013.jpg 13.アサマイチモンジ -2
イチモンジチョウは舞岡公園あたりでも見られるが、アサマイチモンジはまず見ることが出来ない。日本固有種である。

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 147mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_014.jpg 14.ミドリヒョウモン♂
♂もまだ元気に飛び回っている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 151mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
190907_015.jpg 15.シータテハ -3
前掲の写真とは別の個体である。この裏面を見るとやはり夏型だと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_016.jpg 16.クロアゲハ
「蝶の楽園」の一番奥にクサギの木が1本ある。花も咲いている。これはミヤマカラスアゲハが来るかなと思って、見張っていると、クロアゲハが吸蜜に来た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 183mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_017.jpg 17.ウラギンヒョウモン♀ -2
大分擦れてしまっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 37mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_018.jpg 18.アカタテハ -2
アカタテハは秋になると多くなる。これはきれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 94mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_019.jpg 19.イチモンジセセリ
この花に飛来し、吸蜜するチョウの種類は多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 94mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_020.jpg 20.ヒメアカタテハ -1
傷んでいる個体も多かったが、これはきれいな個体だった。ヒメアカタテハもこれから数を増してくる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 121mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_021.jpg 21.ヒメアカタテハ -2
出来るだけ背景を入れようと広角端で近づいて撮った。

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_022.jpg 22.シータテハ -4
日をいっぱいに浴びて吸蜜している。夏型の♀のようだ。

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 76mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_023.jpg 23.シータテハ -5
シータテハはブッドレアの周囲に数頭いた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 136mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_024.jpg 24.ジャノメチョウ
「蝶の楽園」の奥の草むらにはジャノメチョウが飛んでいた。もしかしてオオヒカゲかと期待したが、ジャノメチョウだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_025.jpg 25.フジバカマと浅間山
ここらでちょっと一休みだ。フジバカマの花の向こうに浅間山が見える。あと1週間もすれば、ここにアサギマダラが舞う姿を撮影できそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 24mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段


2019年8月13日

ミドリシジミは? 箱根湿性花園 7月30日

箱根湿性花園のミドリシジミの適期は7月の20日前後である。ところが今年は天候が悪く気温も低かったので、北海道へ行く前に訪れることができなかった。北海道から戻ってくると関東地方は天候が回復し、暑くなって、7月29日に梅雨明けとなった。
 今年もチョウの発生時期、野草の開花時期がどうなっているのかわからないまま、7月30日に箱根湿性花園へ行ってみることにした。
 予定通り、8時半に箱根湿性花園の駐車場に着いた。開園は9時である。周囲を歩いてみるがチョウの姿はなかった。園内に入って、まず、ミドリシジミがいるかどうかが気がかりだった。ノリウツギのある所へ行ってみる。花はすっかり落ちてしまっていて、ミドリシジミの姿はない。
 この日最初に撮ったのはホソバセセリだった。6~7mほど離れたところの花にセセリチョウがいた。ほかに撮るものがないので、撮ってみて、モニターで確認しみて驚いた。今まで見たことがなかったホソバセセリのようだ。もちろん、ここ湿性花園にいることを初めて知る。ポイントもわかったので、来年以降はもっとましな写真が撮れればと思う。
 そして、その近くに咲くチダケサシの花にミドリシジミが来ていたので、今年も発生していたのだと、安心した。
 北海道でD5300がダウンしてしまっていたので、今回はD5000に、新調したSIGMA 150mm macro を付けて試してみた。f4で撮っていたが焦点深度が浅い。しかし、ピントが合った時の写りは良い。
 3時間ほど園内を3周して切り上げた。

190730_001.jpg 1.コオニユリ
湿性花園に入るとたくさんの花が咲いていた。特にオレンジ色のコオニユリは鮮やかに咲いていて印象的だ。ミヤマカラスアゲハでも来てくれればと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
190730_002.jpg 2.ホソバセセリ
入園後しばらくの間、チョウの活動は少なかったが、ミドリシジミを探して歩いていると、少し離れたところの、まだ咲き始めのヌマトラノオの花で小さなセセリチョウが吸蜜していた。ファインダーでは種は確認できなかったが、撮影後モニターで拡大してみて、ホソバセセリとわかった。今まで見たことがないチョウだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
190730_003.jpg 3.ミドリシジミ -1
チダケサシの花にミドリシジミが止まっていた。ここのミドリシジミは2~3年前に数が少なくなった年があったが、「いてくれた」とほっとする。少し擦れているようだ。最盛期は過ぎているのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
190730_004.jpg 4.2頭のミドリシジミ
近くのチダケサシの花にはミドリシジミが2頭来ていた。今年は十分発生しているようだ。例年、ミドリシジミが群がるノリウツギの花はすっかり落ちてしまっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 201mm ISO200 ) 露出補正 なし
190730_005.jpg 5.ジャノメチョウ
黄色いカセンソウの花が咲く湿原植生復元区へ行く。ジャノメチョウがそのカセンソウで吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 201mm ISO200 ) 露出補正 なし
190730_006.jpg 6.アカタテハ
ヌマトラノオはまだ咲き初めだったが、この花には多くのチョウが集まる。毎年、ここではアカタテハに会う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
190730_007.jpg 7.オオチャバネセセリ
ホソバセセリがいることが分かったので、「もしかして」と思ってカメラを向けるが、オオチャバネセリだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 203mm ISO125 ) 露出補正 なし
190730_008.jpg 8.オオウラギンスジヒョウモン or ウラギンスジヒョウモン -1
昨年まで、ここ箱根湿性花園にいるのはオオウラギンスジヒョウモンだとばかり思っていた。ところが昨年、明らかにウラギンスジヒョウモンとわかる個体の写真を撮った。そして、この日に撮った写真をあとでしっかり見てみると、裏面の緑黄色の部分の明るさや、裏面の銀色の紋の現れ方などから、ウラギンスジヒョウモンではないかと思える個体が複数あった。前翅先端の突出具合から見ると、オオウラギンスジと思えるのだが、同定が難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
190730_009.jpg 9.食虫植物
箱根湿性花園では、「世界の食虫植物展」が行われていて、葉を閉じて虫を捕まえる「ハエトリグサ」を始め世界各地の食虫植物約60種500点が展示されていた。こんなアメリカの爆撃機のような名前が付いたハエトリグサがあった。ハエトリグサは葉の内側に感覚毛という針があり、これに2回触ると葉が閉じて虫を捕まえる。虫がもがくとさらに強く締め付けていく。約1週間後に消化し、きれいな硬い部分を残し、また開くという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO100 ) 露出補正 なし
190730_010.jpg 10.ミドリシジミ -2
約1時間後、再びミドリシジミが吸蜜していたところに戻ってくると、まだ、ミドリシジミがいた。新調した SIGMAの 150㎜ macro で撮った。 

Nikon D5000 SIGMA f2.8 150mm macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/800秒 150mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
190730_011.jpg 11.キタテハ
夏型のキタテハが初々しい。これも SIGMA 150㎜ macro で撮った。ボケもきれいだ。

Nikon D5000 SIGMA f2.8 150mm macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/2000秒 150mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
190730_012.jpg 12.オオウラギンスジヒョウモン or ウラギンスジヒョウモン -2
8.の説明で触れたとおり、同定が難しい。これはどちらかというとオオウラギンスジヒョウモンに見える。

Nikon D5000 SIGMA f2.8 150mm macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/1250秒 150mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
190730_013.jpg 13. ミヤマカラスシジミ -1
チダケサシにミドリシジミが止まっていると思ったら、ミヤマカラスシジミだった。健在だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 25mm ISO100 ) 露出補正 なし
190730_014.jpg 14.イチモンジセセリ
もしかして、ホソバセセリかと思って撮ったが、イチモンジセセリだった。

Nikon D5000 SIGMA f2.8 150mm macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/2000秒 150mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
190730_015.jpg 15.クロアゲハ
クロアゲハが飛んできて、葉上で翅を休めた。きれいな個体である。

Nikon D5000 SIGMA f2.8 150mm macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/250秒 150mm ISO360 ) 露出補正 -0.3段
190730_016.jpg 16.ヒメアカタテハ
ヒメアカタテハが飛んできてカセンソウに止まった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
190730_017.jpg 17.ミヤマカラスシジミ -2
一回りして戻ってくると、さっきのチダケサシで、まだミヤマカラスシジミが吸蜜していた。同じ個体である。被写体に近寄って9mmで撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
190730_018.jpg 18.オオウラギンスジヒョウモン or ウラギンスジヒョウモン -3
黄色のカセンソウの花より、ヌマトラノオのほうが好きなようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 193mm ISO160 ) 露出補正 なし
190730_019.jpg 19.ミドリシジミ -3
最後にもうひとまわりしようと思って歩いていると、飛び出したミドリシジミが目の前に止まった。1カット撮るとまた飛んで近くの葉に止まって開翅し始めた。♀である。近寄って撮ろうとしたら逃げられてしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
190730_020.jpg 20.ミヤマカラスシジミ -3
再びミヤマカラスシジミがいたところに来た。まだ、チダケサシで吸蜜している。左前翅端に傷がある同じ個体である。最初に見た時から約1時間吸蜜を続けていた。

Nikon D5000 SIGMA f2.8 150mm macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/1000秒 150mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段


2019年8月 9日

チョウを求めて北海道をドライブ <7月22日~25日>(4・終) 十勝千年の森と六花の森 7月25日

残り今日半日の北海道である。晴れてはいないが明るい空だ。
 TV番組で得た情報を頼りに、帯広地方卸売市場に行って朝飯にしようということになった。市場は帯広駅から十勝川の流れる西のほうへ20分ほど走ったところにあり、8時20分に着いた。市場は開いていたが人は少ない。市場の1階は鮮魚、海産物、青果や一般食品などの店が並んでいる。市場食堂「ふじ膳」は2階にあって朝6時に開く。そばやラーメンもあるが、ここはちらし寿司が安くて美味いとの評判だった。入って左側に寿司のカウンターがあったがそこは誰も座っていなかった。お客さんは10人以上入っていた。評判のちらし寿司を食べようと思ったが、昨夜も寿司だったので、思いとどまり、てんぷらそばを食べた。それはそれで美味かった。
 食後、1階の市場に戻り、鮮魚店や青果店を見て歩いた。夕張メロンではないのだが、オレンジ色の果肉の大きなメロンが売られていた。
 帯広地方卸売市場から、8か所ある北海道ガーデン街道 の庭園の一つである「十勝千年の森」へ向かった。日高山脈に向かって走る。10時に到着した。晴れ間も出て、気温も上がり、歩くと汗ばむ。ヒヨドリバナやノリウツギなどチョウたちの好きな花も咲いていて、ミドリヒョウモンが元気に飛んでいる。嬉しかったのは、コヒオドシに会えたことだった。
 最後にとかち帯広空港の近くにある「六花の森」に寄った。ここは、札幌に本店がある「マルセイバターサンド」でおなじみの六花亭が企画運営する庭園である。チョウは期待していなかったので、G7Xしか持って入らなかったが、ここにもヒヨドリバナが咲いていて、チョウが舞っていた。G7Xでもなんとか撮れたのだが、出口のところで吸蜜中のカラスシジミを見つけた。駐車場に近かったので、RX10M4を取にをいったん車に戻り、撮影した。
 とかち帯広空港でレンタカーを返し、少し早めに空港ロビーに着いた。レストランで昼食にする。車から解放され、もちろん冷たい生ビールを飲む。十勝名物の「豚丼」を食べたが、これも美味かった。
 予定通り、定刻15:35発の飛行機に搭乗した。少し出発は遅れたが、無事、ほぼ定刻に羽田空港に着いた。
 今回の北海道ドライブ旅行では、620kmを運転したが、まず、事故がなかったことが何よりだった。事前に計画したところをほとんど訪れることができ、天気がさえなかったことを除けば、とても良い旅行だったと思う。

190725_001.jpg 1.帯広地方卸売市場
8時半、場内は閑散としている。もっと早い時間が忙しい時なのだろうか?

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
190725_002.jpg 2.帯広地方卸売市場 市場食堂「ふじ膳」
何日か前にここがTVで紹介されていた。ぜひ行ってみたいと思っていたが、残念ながら夜はやっていない。昼は写真を撮り歩いているので、行くとすれば朝だ。ということで今朝行ってきた。寿司の朝定食600円は安いし、特上生ちらし2,500円、おまかせ握り2,000円にも食思が動く。だが、夕べも寿司だった。結局、てんぷらそばにしたが、今思うと寿司を食べておけばよかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
190725_003.jpg 3.「十勝千年の森」
「十勝千年の森」は帯広市場から約25㎞西にあり30分くらいで着いた。入り口にはNHKテレビドラマ「なつぞら」のポスターが張られ、来園者を出迎えてくれる。 帯広・十勝は各所でNHK連続TVドラマ「なつぞら」の舞台をアッピールしていた。泊まったホテルで「なつぞら」のロケをした牧場は何処かと尋ねてみたが、NHKは公表していないので良くはわからないが、足寄(あしょろ)の陸別の方だと言われているという返事だった。自宅に戻ってきて、インターネットで探ってみると、「なつ」が絵をかいていた草原は清水町の羽帯にある丸山育成牧場で、「柴田牧場」の牧草地のロケ地は新得町、そして、「なつ」たちが暮らす家は足寄郡の陸別町などと投稿されていた。

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
190725_004.jpg 4.「十勝千年の森」 ビジターセンター
受付のあるビジターセンターの中にはいろいろ展示パネルがあった。「十勝千年の森」で会える生きものが説明されたパネルがあったが、チョウではミドリヒョウモンとモンキチョウの写真しかなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/400秒 18mm ISO3200 ) 露出補正 なし
190725_005.jpg 5.「十勝千年の森」 園内図
ビジネスセンターで入園料(1.000円)を支払う。東京ドームの100倍近くもあるという園内に入る。ここ「十勝千年の森」の事業主体は十勝毎日新聞である。創設者である十勝毎日新聞の会長さんだった林光繁氏は1987年ごろ「新聞は大量の紙を使う。環境破壊を毎日繰り返している仕事だ。植樹をして、森を造っていけば、カーボン(二酸化炭素)をオフセット(相殺)できる」という志を立てた。王子製紙林木育種研究所に紙と木のカーボン含有量を問い合わせた。「紙は約46%、トド松で約47%」という回答だったそうだ。十勝毎日新聞の発行部数で計算すると、約800haの森を造成すると、オフセットできると判断したという。wikipediaによると「十勝千年の森」の広さは400haだそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO2500 ) 露出補正 なし
190725_006.jpg 6.ミドリヒョウモン -1 「十勝千年の森」
薄日が漏れるようになり、気温が上がってきた。ノリウツギの花にミドリヒョウモンが来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
190725_007.jpg 7.ミドリヒョウモン -2 「十勝千年の森」
ヨツバヒヨドリでもミドリヒョウモンが吸蜜していた。チョウの好きな花が咲いている。余裕があったので蝶に近づき広角端で撮る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
190725_008.jpg 8.ミドリヒョウモン -3 「十勝千年の森」 こんどは望遠端近くで撮影した。擦れていないきれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 193mm ISO500 ) 露出補正 なし
190725_009.jpg 9.コキマダラセセリ 「十勝千年の森」
元気に飛び回っては花にくる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
190725_010.jpg 10.メスグロヒョウモン♀ 「十勝千年の森」
いったんはメスグロヒョウモンにフォーカスしたが、ハナムグリなどの甲虫の方に焦点を当ててしまった。甲虫の名前は全くわからない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 187mm ISO250 ) 露出補正 なし
190725_011.jpg 11.アース・ガーデン 「十勝千年の森」
「十勝千年の森」 にはイギリスのガーデンデザイナーであるダン・ピアソンが設計した「アース・ガーデン/大地の庭」や「メドウ・ガーデン/野の花の庭」など4つのガーデンがある。優れた庭園デザインを表彰する英国のガーデンデザイナーズ協会(SGD)賞選考で、「アース・ガーデン(大地の庭)」「メドウ・ガーデン(野の花の庭)」が日本では初となる最高位の大賞「グランドアワード」に輝き、審査員から「最も美しい庭」「21世紀のガーデンデザインの最良の例」と絶賛されたそうだ。 ここは 波打つ芝の丘が日高山脈と一体となり、圧倒的なスケールを持って目の前に広がると言われるアース・ガーデンだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 94mm ISO125 ) 露出補正 なし
190725_012.jpg 12.コヒオドシ -1 「十勝千年の森」
アース・ガーデン を眺めてビジターセンターへ戻ろうとすると、そこに咲くヨツバヒヨドリにコヒオドシがいた。落ち着いて吸蜜している。やっと会えたコヒオドシを少し距離をおいて慎重に撮る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
190725_013.jpg 13.コヒオドシ -2 「十勝千年の森」
まだまだ落ち着いて吸蜜している。広角端にしてモニターで撮影した。17年ぶりのコヒオドシだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
190725_014.jpg 14.オオチャバネセセリ
信州の高原でおなじみのチョウだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 183mm ISO160 ) 露出補正 なし
190725_015.jpg 15.ジャノメチョウ
数は多くないが舞岡公園でも見られるチョウだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 187mm ISO250 ) 露出補正 なし
190725_016.jpg 16.「六花の森」
次に「十勝ヌップクガーデン」というところに寄ってみようと思い、カーナビにセットした。ところがカーナビが案内してくれたところにそのようなガーデンは見当たらない。行ったり来たりしてみたが、とらえられないので、あきらめて「六花の森」へ行くことにした。受付で入園料をお支払いする。大人800円のところここでもJAF会員割引で600円だった。入り口を入るとウッドチップが敷かれた遊歩道を歩く。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO250 ) 露出補正 なし
190725_017.jpg 17.坂本直行記念館 「六花の森」
「六花の森」 の中にはこの坂本直行記念館のほか、百瀬智宏 作品館 、小川游 作品館、池田均作品館、などいくつかロッジ風の建物があった。この坂本記念館には北海道十名山や原野に咲く山野草の絵が展示されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1250 ) 露出補正 なし
190725_018.jpg 18.十勝六花
坂本直行記念館には、坂本直行画伯が手掛けた六花亭の包装紙・十勝六花(エゾリンドウ、ハマナシ、オオバナノエンレイソウ、カタクリ、エゾリュウキンカ、シラネアオイ)を描いた作品が展示されていた。園内には、この六花のうち、夏に咲くハマナシの花が咲いていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO800 ) 露出補正 なし
190725_019.jpg 19.「六花の森」散策路
小川に沿って歩く散策路は落ち着いた気持ちの良い路だった。ここをさらに進むと広い芝生の広場があり、「六'Cafe'」があった。六花亭の銘菓の数々が販売されている。HPで「六花の森は 100,000㎡ の敷地に十勝六花(エゾリンドウ、ハマナシ、オオバナノエンレイソウ、カタクリ、エゾリュウキンカ、シラネアオイ)などが季節毎に花開き、庭の中にはクロアチアの古民家を移築した美術館が点在していている。」と記されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO640 ) 露出補正 なし
190725_020.jpg 20.ミドリヒョウモン -4 「六花の森」
製菓会社の「六花亭」が運営する庭園ということで、失礼ながらあまり期待していなかった。しかし、さすが北海道であり、自然との調和は素晴らしかった。ヨツバヒヨドリが咲いていてミドリヒョウモンが舞っている。チョウは期待していなかったので、G7Xしか持って入らなかったが、何とか撮ることができた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
190725_021.jpg 21.ミドリヒョウモン -5 「六花の森」
良い位置から撮影できた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
190725_022.jpg 22.メスグロヒョウモン♀ 「六花の森」
シシウドの花にはメスグロヒョウモン♀が来ていた。後ろにミドリヒョウモンもいる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/12000秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
190725_023.jpg 23.カラスシジミ 「六花の森」
駐車場への出口近くに咲いていたヨツバヒヨドリにミドリシジミのようなチョウが見えた。よく見るとカラスシジミだった。G7Xで何枚か撮った後、駐車場に停めてあった車から、RX10M4を取ってきて撮った。同じ花に2頭いたが、他の1頭は後翅が大きく破損していた。レンタカー返却の時間もみて、空港で食事もしたいので、1時少し前に「六花の森」を離れた。ここからとかち帯広空港まで15kmと近い。名物「豚丼」 を食べて、今回の北海道旅行を終えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし


2016年8月21日

蝶が少なかった八島が原湿原(1) 8月4日

先月(7月25日)、湯の丸高原へ行ってきたが、天候もいまいちで、蝶も少なく消化不良だった。もう一度どこかへ行きたいと思っていたが、なかなか天候が定まらない。
 8月4日、この日は不安定ながら晴れそうだ。いつも行くところだが、八島が原湿原へ高原の蝶を撮りに行こうと決めた。早朝、自宅を出発し、圏央道、中央高速経由で八島が原湿原の駐車場に着いたのは9時だった。駐車場はすでに混んできている。夏は9時前に来ないと満車になることがあるという。
 カメラはこの日も SIGMA 18-300 を付けたD5300を首からかけ、右手にP610をハンド・ストラップで持つ。駐車場からいま登ってきたビーナスラインを小さなトンネルでくぐって、湿原に入った。短パン、スニカー姿で歩いている家族連れが多い。
 しかし、いつもの年と違い、ここでも蝶の数が少ない。ノアザミ、ノハラアザミは咲いているが、そこに集まるギンボシヒョウモン、ウラギンヒョウモンがなかなか見られない。ヒョウモンチョウだけが元気に飛んでいた。クジャクチョウも撮りたかったが姿を現さなかった。途中で出会った湿原の管理者の方の話でも今年は蝶が少ないという。
昨年7月27日に来たときは、湿原を一周したが、今回は鬼ヶ泉水、鎌ヶ池方面へ歩き途中で引き返した。

;クリックすると大きな写真になります。 1.エルタテハ -1
湿原の入り口近くで、いきなりエルタテハが飛んできて岩の上に止まった。ゆっくり近づいて撮るがさらに近づこうとしたところで逃げられてしまった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/​800秒 300mm ISO2​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.ヒョウモンチョウ -1
昨年もそうだったが、ここ八島が原湿原にいるのはコヒョウモンではなくヒョウモンチョウだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/1000秒 135mm ISO2​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.ヒョウモンチョウ -2
ヒョウモンチョウはヒヨドリバナの花によく集まる。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/1000秒 135mm ISO2​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.コオニユリに止まろうとするキアゲハ​​
ちょっと離れたところだったのでこれが精いっぱいだった。300mm開放でも何とか解像してくれる。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/1000秒 300mm ISO2​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.湿原のヒョウモンチョウ
背景を写し込んだ写真が撮りたかった。もう少し蝶が近くにいてくれないと広がりが出ない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f4.5 1/640秒 14mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 6.マツムシソウで吸蜜するジャノメチョウ -1
ジャノメチョウ自体は普通種だが、マツムシソウとの取り合わせで値打ちが上がる。木道以外歩けないのであまり近くに寄ることができない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f4.2 1/800秒 11mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 7.マツムシソウで吸蜜するジャノメチョウ -2
前の写真と同じ個体。カメラを換えて撮る。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/1000秒 230mm ISO2​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 .マルバダケブキにウラギンヒョウモン
木道から離れたところで咲くマルバダケブキにウラギンヒョウモンが来た。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/1000秒 300mm ISO2​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.ヒメシジミ♂
ヒメシジミが数頭飛んでいるところがあった。動き回っていてなかなか落ち着いてくれない。だいぶ擦れている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/800秒 300mm ISO2​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.ヒメシジミ♂ 開翅
前の写真と同じ個体。開翅して見せてくれた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/1250秒 300mm ISO2​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 11.新鮮なヒメシジミ♂​​
ちょっと離れたところだったけれど、きれいなヒメシジミが止まって翅を開いてくれた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/1000秒 300mm ISO2​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 12.木道に止まったコキマダラセセリ​​​​
眼にも止まらぬ速さで飛んできたセセリが木道の目の前に止まった。コキマダラセセリ♀のようだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/1600秒 300mm ISO2​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 13.ウラギンヒョウモン
やっとノアザミにウラギンヒョウモンが止まった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​ 絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/640秒 260mm ISO2​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 14.ヒヨドリバナとヒョウモンチョウ
ヒョウモンチョウは元気だ。飛び回ってはヒヨドリバナに止まってストローを伸ばす。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.3 1/320秒 236mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 15.八島が原湿原
鎌ヶ池の近くまで来た。蝶々深山、車山方面を望む。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/800秒 32mm ISO2​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 16.ノハラアザミにウラギンヒョウモン
ノハラアザミは秋の花といわれるが、もう咲き始めている。ノアザミに比べて棘が多い。破損のないウラギンヒョウモンがそのノハラアザミに飛来して吸蜜を始めた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​ 絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/800秒 250mm ISO2​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 17.ハバヤマボクチ 葉場山火口
​​ これは見たことがない。ハバヤマボクチという。花が咲くのは秋というから、これは蕾なのだろう。ネットで調べてみると花は紫色でちょっとアザミの花に似ている。花の大きさはアザミより少し大きいようだった。調べてみると、葉場山というのは草刈り場の山あるいは丘を意味している。ボクチはホクチの訛りであり、ホクチは漢字で火口と書く。火は火打ち石などで発火した火を受けて種火をつくることに由来し、口は種火そのもの。つまり、ハバヤマボクチとは草刈り場のようなところに生え、葉の裏に白い綿毛が密生していてこの綿毛に火打ち石などで火を飛ばして種火にすることに由来するらしい。

  Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​ ​​絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/400秒 300mm ISO2​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし

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2015年8月26日

軽井沢でゴルフ 8月22日

軽井沢にある学生時代の友人の山荘に仲間が集まり、もう15年近く毎年恒例となっているゴルフの会が8月22日にあった。参加者は多い時は15名を超えたが、今年は9名と少しさびしかった。
 ゴルフの前夜から友人の山荘(といっても立派な別荘)に泊めていただき、前夜祭を行う。これがとても楽しいひと時なのだ。

このころになると軽井沢も少し人が少なくなる。朝夕は涼しいがゴルフのプレイ中は暑い。この日は特に湿度が高かったようだ。でも、2っの台風が日本列島をうかがっているなか快晴とまではいかなかったが、良い天気に恵まれた。

例年、ゴルフの後、もう一泊して反省会をおこない、翌日曜日の朝、東京・横浜方面へ帰るのだが、1年先輩の方が心不全で急逝されて、お通夜が22日で告別式が23日だった。告別式に参列したいと思い、22日ゴルフ終了後ゴルフ場でパーティーのあと、帰路に着いた。さいわい関越も環八もすいすいと走れ、2時間半で同乗者を上野毛で下した。たまたまこの日は多摩川の花火大会で、車より人が多いのに驚いた。

1.ジャノメチョウ
毎年のことだがこのゴルフ場であまり蝶を見ることがない。少し早目に軽井沢隨縁ナインハンドレッド倶楽部に到着し、練習場へ行った。ジャノメチョウがおとなしく静止していた。

Canon PowerShot A640 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/60秒 7mm ISOオート )
;クリックすると大きな写真になります。
2.クロヒカゲ♀
もう一匹いた。こちらはクロヒカゲの♀だ。後翅の肛角あたりは鳥に啄まれたのだろう。

Canon PowerShot A640 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/60秒 7mm ISOオート )
;クリックすると大きな写真になります。
3.色づき始める
何という樹かわからないが、一部の葉が色づき始めていた。まだ暑いけれど秋の気配なのだろうか?

Canon PowerShot A640 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1320秒 13mm ISOオート )
;クリックすると大きな写真になります。
4.アウトコースから浅間山を望む
正面に見えるのが浅間山(2568m)。左側が黒斑山(2404m)方面、さらに左の方向は先日行ってきた湯の丸になる。

Canon PowerShot A640 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1400秒 13mm ISOオート )
;クリックすると大きな写真になります。
5.打ち下ろしのショートホール
前の組は女性3人組。ホールアウトするのを待つ。正面の浅間山の右手にある小さな頂は小浅間山(1665m)。

Canon PowerShot A640 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1250秒 22mm ISOオート )
;クリックすると大きな写真になります。
6.ナツアカネかアキアカネか
秋のトンボの代名詞はアキアカネだが、とても良く似たナツアカネというのもいる。胸の黒い紋で識別するらしいが、それによるとこれはナツアカネの♀のようだ。(参考:http://map.edb.miyakyo-u.ac.jp/akatombo/p06.html) 秋に数が増えるアキアカネは秋のトンボの代表種だが、このところ数が減ってきていて、一部で絶滅の恐れがある生き物のリスト(レッドリスト)に加える自治体が相次いでいるという。原因ははっきりしていないが、農薬との関連をうかがわせるデータもあるらしい。(参照:http://mainichi.jp/feature/news/20150819k0000e040197000c.html)

Canon PowerShot A640 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 100秒 7mm ISOオート )
;クリックすると大きな写真になります。
7.インコース18番ホール
上がりの最終ホールは浅間山と黒斑山を見ながらの打ち下ろしのロングホール。さすが、眺めの良いホールだ。クラブハウスの前の池には何度も入れた記憶があるが、今回は無事右側からグリーンを狙えた。しかし、アプローチをミスしてバンカーに入れてしまって元も子もない。少し蒸し暑かったが、気の置けない仲間との楽しいゴルフだった。成績不問。

Canon PowerShot A640 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 250秒 15mm ISOオート )
;クリックすると大きな写真になります。


2015年3月 8日

蝶 自選年間ベスト10 (​5​) 2007年


 蝶 自選年間ベスト10​ は(2)200​6​年 をアップしてから​、(3)1999年以前、(4)2000年~2004年 と遡っていたが、今回は2007年分に戻す。​ ​ ​2007年は7月7月4日~13日に旅行会社のツアーに参加して、オーストリアのチロルから、北イタリアのドロミテを旅行した​​。
 ザルツブルグに入り、ハルシュタットやシャーフベルク登山鉄道を巡り、インスブルックに泊まって、チロルの山をトレッキングした。そして、ドロミテ街道をコルティナ・ダンペッツォへ行き、最後はベニスというコースだったが、今までのツアーの中で最も印象に残る旅行だった。

 ​この年、​国内では余り​撮影​に出かけることはなく、8月の終わりに、浅間山系の池の平湿原へベニヒカゲを求めて行った程度であった。あとは、自宅から車で30分ほどで行ける舞岡公園を歩くことが多かった。

;クリックすると大きな写真になります。 1.ツマグロヒョウモン 2007年5月9日 横浜市舞岡公園
5月の連休のころになるとツマグロヒョウモンが元気に飛び始める。関東ではすっかり普通種になってしまったツマグロヒョウモン​だが、小学生のころ高尾山の尾根道で初めてネットに入れた時は手が震えた​。​なかなか見栄えのする蝶だ。​舞岡公園でもハルジオンの花に良く吸蜜にくる。

Nikon D100 Tokina 100mm F2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( F8 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.ウラゴマダラシジミ 2007年5月29日 横浜市舞岡公園
5月の終わり頃から舞岡公園では6種の平地産ゼフィルスが見られるようになる。今まで見てきたのは擦れたウラゴマダラシジミ​だったがこの時初めてきれいな個体に会え、しかも開翅してくれた。​

Nikon D100 Tokina 100mm F2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/640秒 ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.モンキチョウの仲間 フィールドモンキチョウ? 2007年7月7日
2007年7月4日~13日、「ザルツカンマーグート、チロル、ドロミテ 3大ハイキング」というツアーに参加した。インスブルックの近く、チロルにある、世界一美しい村と言われるアルプバッハに寄った時に撮った。この写真はこうして翅を閉じて止まっていると日本で見るモンキチョウとまったく変わらない。しかし、飛翔したときに翅表が見えると、オレンジ色だったりする。記憶が薄いが多分このモンキチョウも表はオレンジ色だったと思う。

Nikon D100 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F7.1 1/800秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.クモマベニヒカゲの仲間 Eribia Ligea ? 2007年7月8日
​ツアーのコースに​チロル地方のゼーフェルドの郊外にある村でジャム作りを体験するという時間があった。私はエスケープして蝶の写真を撮っていた。

Nikon D100 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/250秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.クモマベニヒカゲの仲間 Eribia Ligea ? 裏面 2007年7月8日 チロル ゼーフェルド郊外
上と同じ種のようだが、違う個体である。裏面は日本にいるクモマベニヒカゲとは少し違う。

Nikon D100 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/500秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.コヒョウモンモドキの仲間 2007年7月8日 チロル ゼーフェルド郊外 
調べてみると Mellicta asteria という蝶の♀のようだ。黄色い花と、ぺんぺん草との構図が良かったかなと思っている。

Nikon D100 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/320秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.シジミチョウの一種 2007年7月10日 ドロミテ トレチーメ付近
ドロミテのアウロンツォ小屋の近くで撮った。この数時間前には雪が降っていた。気温が低く、蝶は飛ぶことが出来ない。凍えているようだ。

Nikon D100 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/320秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.ジャノメチョウ 2007年7月25日 横浜市舞岡公園
舞岡公園ではこの時まで、ジャノメチョウを見たことはなかった。百合の花とジャノメチョウ・・・こんな取り合わせはまたとないと思う。

Nikon D100 Tokina 100mm F2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/640秒 ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.ベニヒカゲ​♀​ 2007年8月24日 長野県池の平湿原
早朝に家を出て、小諸の先から高峰高原に上がり、池の平湿原に入った。マツムシソウも最盛期だった。

Nikon D100 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/2000秒 ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.ヒメキマダラヒカゲ 2007年8月24日 長野県池の平湿原
湿原への取り付きとなる林道には、ヒメキマダラヒカゲが多かった。コンデジで近寄って撮って、その環境の雰囲気を出したかった。

Canon PowerShot A620 F2.8-4.1 7.3-29.2mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 7.3mm ISOオート )


2013年8月 8日

信州蝶撮りの旅 7月25日~27日 -3 三城牧場


 八島が原湿原に2時間ほど滞在した後、ビーナスラインを美ヶ原方面に走り、扉峠から三城牧場「「よもぎこば林道」に入る。約40分ほどで三城牧場キャンプ場に着いた。駐車場に車を置いて、三城牧場を広小場の方へ上がっていく。ここも蝶の数はあまり多くない。しかし、雨に降られることもなく、歩くことができた。
 私が初めて三城牧場へ来たのは、中学2年の7月下旬だったと思う。その頃は、広小場の上の百曲りというところではミヤマシロチョウが飛んでいた。今は無理だろう。中学3年の時は8月下旬に来たが、クジャクチョウ、キベリタテハ、ヤマキチョウが沢山いたのを思い出す。一人、松本からバスに乗り、三城の手前にある石切場の桜清水小屋に泊まって、三城牧場まで歩いたものだった。60年も前の思い出だ。
 今回は1時間ほど三城牧場で撮って、4時少し前に松本へ向かい、「松本ホテル花月」には5時前に到着した。

オオハンゴンソウとジャノメチョウ;クリックすると大きな写真になります。 1.オオハンゴンソウとジャノメチョウ
三城牧場の駐車場近くでは、オオハンゴンソウが、いま、きれいに花を咲かせていた。環境省指定特定外来生物だそうだ。ジャノメチョウが吸蜜していた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヤマカラスアゲハ;クリックすると大きな写真になります。 2.ミヤマカラスアゲハ
広小場への道を歩いていると、ゆっくりとミヤマカラスアゲハが飛んできて、近くに止まった。だいぶ傷んでいた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ミドリヒョウモン交尾;クリックすると大きな写真になります。 3.ミドリヒョウモン交尾
ミドリヒョウモンのペアがいた。近づくと♂が♀をぶら下げて飛び、近くの葉に移動する。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ノリウツギに集まるミドリヒョウモン;クリックすると大きな写真になります。 4.ノリウツギに集まるミドリヒョウモン
八島が原湿原では、ウラギンヒョウモンとギンボシヒョウモンが多かったが、ここではミドリヒョウモンが多い。きれいに咲いているノリウツギの花に何匹ものミドリヒョウモンが集まっていた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ベニシジミ;クリックすると大きな写真になります。 5.ベニシジミ
再び、駐車場の方へ戻ってきた。オオハンゴンソウではベニシジミが吸蜜している。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
クジャクチョウ;クリックすると大きな写真になります。 6.クジャクチョウ
美ヶ原を見上げた写真を撮りたいと思い、道路を少し下る。と、そこに何やら黒い蝶が飛び、路傍の黄色い花に止まった。クジャクチョウだ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
クジャクチョウ G12で撮る;クリックすると大きな写真になります。 7.クジャクチョウ G12で撮る
そのクジャクチョウは、落ち着いて吸蜜していたので、D300で撮った後、ベストのポケットからG12を取り出して撮った。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/200秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
美ヶ原を見上げる;クリックすると大きな写真になります。 8.美ヶ原を見上げる
山頂に見えているのは、電波塔と王が頭ホテルだ。。60年ほど前、石切場の桜清水小屋から、ここ三城まで歩いて、広小場から百曲りを経て、王が頭へ上ったのを思い出す。NHKとSBCのアンテナが王ヶ頭に建設されたのは昭和32年で、その頃は電波塔も王が頭ホテルもなかった。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( F7.1 1/250秒 37.7mm ISO64 ) 露出補正 なし
コムラサキ;クリックすると大きな写真になります。 9.コムラサキ
さて、松本へ下ろうと駐車場に戻ってくると、敷き詰められた砂利の地面で、コムラサキとミドリヒョウモンが吸蜜していた。上から押さえつけて撮っては面白くないので、G12の広角側で、ローアングルで撮ろうと近づくが、なかなか敏感で撮らせてくれなかった。D300につけた100mmマクロでも遠くなってしまう。やむなく、P90の望遠端で撮った。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO176 ) 露出補正 なし

2013年7月 7日

ゼフィルスのシーズン終わる 舞岡公園 6月29日


 5月の下旬から始まる平地産ゼフィルスの季節も終わった。シーズン中は、ポイント、ポイントに何人もの愛好者がカメラを構えるが、この日は土曜日というのに誰一人いない。もしかしたら撮りそこなったウラゴマダラシジミや、あわよくばオオミドリシジミの♀にでも会えないかと、出かけてみたのだが、やはり姿はなかった。
 駐車場から、公園へ向かう途中にある合歓の木の花にクロアゲハが来ていた。残念ながら撮り逃す。
この日は、テングチョウやジャノメチョウに会えたが、蝶の数は少ない。リョウブの花にトラフシジミが来ていたが、撮りそこなってしまった。

テングチョウ訪花;クリックすると大きな写真になります 1.テングチョウ訪花
今日はいつもと違う道から公園に入った。東門から谷戸へ下る道だ。途中に咲くリョウブの花に2匹のテングチョウがいた。90mmマクロでは寄れないので、P90で撮る。ピントが合う歩留まりもだいぶ良くなってきた。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO93 ) 露出補正 なし
樹液 ヒカゲチョウ;クリックすると大きな写真になります 2.樹液 ヒカゲチョウ
かって、よくアカボシゴマダラなどが集まっていた枝を落としたところから樹液の出る木に、ヒカゲチョウが来て、顔を突っ込んでいた。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO1600 ) 露出補正 なし
ハルジオンにいたサトキマダラヒカゲ;クリックすると大きな写真になります 3.ハルジオンにいたサトキマダラヒカゲ
あまりにも破損しているので、はじめはサトキマダラヒカゲとはわからなかった。この蝶が花を訪れるのはほとんど見ることがない。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO123 ) 露出補正 なし
ウラギンシジミ;クリックすると大きな写真になります 4.ウラギンシジミ
狐久保の入り口にウラギンシジミがいた。羽化したての夏型の♂で、とてもきれいだった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 90mm ISO900 ) 露出補正 なし
羽化したてのテングチョウ;クリックすると大きな写真になります 5.羽化したてのテングチョウ
かっぱ池の入り口に、羽化したばかりと思われるきれいなテングチョウがいた。右手前にモンシロチョウがいたが、悪いけど無視した。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
テングチョウ P90で;クリックすると大きな写真になります 6.テングチョウ P90で
前の写真と同じ個体だが、90mmマクロでは、それ以上寄れないので、P90の望遠端で撮る。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO273 ) 露出補正 なし
ヒメジャノメ;クリックすると大きな写真になります 7.ヒメジャノメ
暗いところにヒメジャノメが止まっていた。P90でピントが合うかどうか、確信はなかったが、意外とシャープに撮れていた。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO1442 ) 露出補正 なし
谷戸のベニシジミ;クリックすると大きな写真になります 8.谷戸のベニシジミ
谷戸の道端に咲くハルジオンにベニシジミが多くいる。P90の広角端で、背景を映し込んで撮った。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F7.1 1/250秒 4.6mm ISO64 ) 露出補正 なし
谷戸のベニシジミ;クリックすると大きな写真になります 9.カラスアゲハ♀
黒いアゲハが飛んできて、梢の葉に止まって開翅した。第二化だろうかとてもきれいな♀だった。10カットほどシャッターを切って、ピントが合ったのは2カットだけだった。カメラを固定するのが難しく、AF枠に上手く被写体をとらえられない。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO638 ) 露出補正 なし
ルリシジミ;クリックすると大きな写真になります 10.ルリシジミ
90mmマクロで近寄って撮った。眼が悪くなってしまったので、マクロでもAFを使用しているが、AF枠を左上に移動させて撮った。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
キマダラセセリ -1;クリックすると大きな写真になります 11.キマダラセセリ -1
古谷戸の里のリョウブの花には、何頭かのキマダラせせりが吸蜜に来ていた。ここにはトラフシジミやミドリシジミも来る。トラフシジミの姿を見たが撮りそこなった。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO64 ) 露出補正 なし
キマダラセセリ -2;クリックすると大きな写真になります 12.キマダラセセリ -2
近くの花に来たのを90mmマクロで撮る。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ベニシジミ 撮り比べ -1;クリックすると大きな写真になります 13.ベニシジミ 撮り比べ -1
まずP90の望遠端(35mm版換算画角は624mm)で撮る。ピントも旨く合った。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO147 ) 露出補正 なし
ベニシジミ 撮り比べ -2;クリックすると大きな写真になります 14.ベニシジミ 撮り比べ -2
次に同じ位置から90mmマクロで撮る。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ジャノメチョウ;クリックすると大きな写真になります 15.ジャノメチョウ
自動車が走る道路を超える橋を渡って駐車場に戻るが、その橋の近くの斜面にジャノメチョウが飛んでいた。舞岡公園でジャノメチョウに会うのは 2007年7月以来、二度目である。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO583 ) 露出補正 なし
ジャノメチョウ 開翅;クリックすると大きな写真になります 16.ジャノメチョウ 開翅
1頭だけかと思ったら、他にもいた。これは♀のようだ。発生初期でいずれもきれいな個体だった。15.の写真と比べてみると、ホワイトバランスは両者ともオートにしているが、ともにNikonのP90とD5000で色調が異なる。5.と6.を比較してみても、P90の方がイエローが強い。光に違いがあったのだろうか。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし

2011年7月28日

相鉄沿線 緑園都市 7月22日


 7月23日夜、中国東部の浙江省温州で、停車していた高速鉄道の列車に後続の列車が追突し、追突したほうの4両の車両が、高架橋からおよそ15メートル下に転落したというニュースが伝わった。悪天候で停車中のカナダ・ボンバルディア型の編成に、東北新幹線・秋田新幹線のE2系こまち型編成が時速100km~200kmで追突したという。驚いたのは、1日半後の25日朝に営業運転を再開したことだ。凄いと驚いたのと同時に恐ろしさを感じた。
  さて、そんなことは起るはずがない(であろう)、横浜を起点とするローカル私鉄の相鉄線は、二俣川で海老名方面へ向かう本線と、湘南台へ向かういずみ野線に分かれる。開発されたいずみ野線沿線の「緑園都市」駅の近くに「相鉄ギャラリー」があり、絵画や写真の展覧会が年十数回開催されている。相鉄線車内の中づりに、その「相鉄ギャラリー」で7月6日から7月31日まで開催される「清水徹 写真展 ヨーロッパの街角散歩 中欧・東欧」の案内があった。実は8日にも行ってきたが、パネルの写真展示とともに液晶大型モニターで約30分の写真のスライドショーが行われていた。
 会期の前半は東欧で後半は中欧になっていた。そこで22日に再びその中欧編を観に出かけた次第である。両日とも写真家の清水徹さんが会場に来られていて、露出などについて質問もさせていただいた。清水徹さんの作品は、ヨーロッパの街の情景が巧みな光のあしらいで表現されていた。

1.「サンステージ緑園都市」
相鉄いずみ野線「緑園都市」駅は平成9年に「関東の駅百選」に選ばれたそうだ。その駅名の通り、緑溢れるゆとりある空間が特徴である。相鉄いずみ野線のガードと交差する立派な道路を東へ進むと「サンステージ緑園都市」という大規模に開発された高層住宅域がある。「サンステージ緑園都市」は相鉄建設・三井建設により1987年9月に竣工し、相鉄、三井不動産によって分譲された。「西の街」6棟-638戸、「東の街」11棟-1162戸のビッグコミュニティである。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
サンステージ緑園都市;クリックすると大きな写真になります
2.「相鉄ギャラリー」
その「サンステージ緑園都市」の一角に「相鉄ギャラリー」がある。4階がギャラリーになっていて、エレベーターで上がる。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/320秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
相鉄ギャラリー;クリックすると大きな写真になります
3.「サンステージ緑園都市」構内
「サンステージ緑園都市」の構内は行き届いた整備がされている。塵ひとつ落ちていない。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/400秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
モンキチョウ♂;クリックすると大きな写真になります
4.モンキチョウ♂
「サンステージ緑園都市」の入り口となる広場の花壇には、四季折々、花が植えられている。今はマリーゴールドが花盛りだった。「相鉄ギャラリー」に来た時は、ここに何か蝶がいるのではないかと楽しみにしている。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
モンキチョウ♀;クリックすると大きな写真になります
5.モンキチョウ♀
Canon IXY900IS にはバリアングルモニターは付いていない。カメラをこの位置にして撮るには、斜め上からモニターを覗き、蝶が中央に写っていることを確認して、焦点枠がグリーンに変わるのを、つまりピントが合ったことのシグナルを見届けてシャッターを押す。構図など考えられない。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
モンキチョウ♀;クリックすると大きな写真になります
6.ジャノメチョウ -1
ふと、見渡すとここでは見慣れない黒っぽい蝶がいた。新鮮なジャノメチョウだった。光が逆になってしまい翅が暗くなったので、Capture NX2 で部分的に明るくしてみた。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/320秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
ジャノメチョウ;クリックすると大きな写真になります
7.ジャノメチョウ -2
反対側に回り込んで撮った。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/250秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
ジャノメチョウ;クリックすると大きな写真になります
8.ジャノメチョウ 開翅
時々、翅を開いてはすぐまた閉じる。翅を開くタイミングに合わせてシャッターを切った。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/320秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
ジャノメチョウ;クリックすると大きな写真になります


2010年9月 3日

美ヶ原山麓 三城

 
 8月21日 高速道路は1000円、夏休みの土曜日とあって、中央高速は日のバス停付近から渋滞が始まった。朝6時15分に自宅を出発して、諏訪で下りて、ビーナスラインを進み、和田峠を越え、美ヶ原の手前、扉峠で左に入った。現地到着は正午少し前になってしまった。
 私が中学生にころは、三城から美ヶ原へ登っていく途中でミヤマシロチョウに会えたし、王が鼻ではオオイチモンジもいた。だが、今は絶滅のようだ。
 この日は、三城周辺を1時間半ほど歩き、高原の蝶を撮った。

キアゲハ♂;クリックすると大きな写真になります 1.キアゲハ♂
駐車場に車を停め、遊歩道をキャンプ場のほうへ進む。アザミの花が咲いている広場があり、ヒョウモンチョウ達が飛び交っている。アザミに来ている奇麗なキアゲハがいた。コンパクトデジカメのマクロで寄って撮った。

Canon PowerShot A640 F2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/250秒 7.3mm )
キアゲハ♀;クリックすると大きな写真になります 2.キアゲハ♀
こちらは雌である。後翅の青い帯が鮮やかな個体だった。

Nikon D300 Tokina 100mm macro F2.8D
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/250秒 ISO400 ) 露出補正 なし
ヤマキチョウ;クリックすると大きな写真になります 3.スジボソヤマキチョウ
中学生のころ、ここ三城へ来た時には、ヤマキチョウとスジボソヤマキチョウが狭い範囲ですみ分けていたのを思いだした。これはヤマキチョウかと思ったが、スジボソヤマキチョウのようだ。ヤマキチョウの方は、前翅の外縁が赤桃色に縁どられ、先端の張りだしが緩やかである。

Nikon D300 Tokina 100mm macro F2.8D
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/2000秒 ISO400 ) 露出補正 なし
メスグロヒョウモン♂;クリックすると大きな写真になります 4.メスグロヒョウモン♂
飛び交っているヒョウモン達は何種類かいるようだ。これはメスグロヒョウモンの♂。この蝶のメスは同じ種類かと思うほど模様が違っていて、その名の通り、青黒い地色ににイチモンジのような白い線がある。左前翅に穴があいているが、なにかに突き刺したのだろうか。

Nikon D300 Tokina 100mm macro F2.8D
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/125秒 ISO400 ) 露出補正 なし
ギンボシヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 5.ギンボシヒョウモン
7月22日に入笠山に行ったときには、ウラギンヒョウモンばかりでギンボシヒョウモンに会えなかったが、ここではほとんどがギンボシヒョウモンのようだ。

Nikon D300 Tokina 100mm macro F2.8D
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/200秒 ISO400 ) 露出補正 なし
サカハチチョウ夏型;クリックすると大きな写真になります 6.サカハチチョウ夏型
ここ2~3年、この蝶を撮る機会がなかった。春型に比べ夏型は黒がしまって美しいと思う。

Nikon D300 Tokina 100mm macro F2.8D
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/2000秒 ISO400 ) 露出補正 なし
サカハチチョウ夏型裏面;クリックすると大きな写真になります 7.サカハチチョウ夏型裏面
6.と同じ個体である。裏の模様もなかなか味があると思う。イタドリの可憐な花で吸蜜していた。

Nikon D300 Tokina 100mm macro F2.8D
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1600秒 ISO400 ) 露出補正 なし
;">ミドリヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 8.ミドリヒョウモン
表の模様では先ほどのメスグロヒョウモンの♂と区別が難しい。裏面を見ると判別はやさしい。

Nikon D300 Tokina 100mm macro F2.8D
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/125秒 ISO400 ) 露出補正 なし
ジャノメチョウ;クリックすると大きな写真になります 9.ジャノメチョウ
ジャノメチョウの写真は難しい。蝶自体が地味であり、低い草に止まることが多く絵にならない。ルドベキアの花で吸蜜していた。

Nikon D300 Tokina 100mm macro F2.8D
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/640秒 ISO400 ) 露出補正 なし