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2024年2月 1日

カワウ 巣作りの準備 2023年12月18日 横浜市保土ヶ谷区 帷子川

オナガガモがなかなかやって来ないのが気になっていたのでどうだろうかと、また帷子川の水鳥を見に行ってきた。
 この日は午後に行ってみたのだが、珍しい光景を見た。どうやらつがいのようであるが、2羽のカワウが木片を咥えている。調べてみるとカワウは巣造りに木の枝を使うそうだ。「日本野鳥の会」のページでは、カワウは場所により繁殖の期間に大きな違いが見られるというが、東京都台東区の上野不忍池では、初秋から初夏までほぼ1年中繁殖活動がみられ、9月から11月と、2月から4月の年2回繁殖のピークがみられるそうだ。また、繁殖期になると頭部と腰部に白い繁殖羽が生じ、目の下の露出部が赤くなる。また、下嘴の付け根の黄色い露出部は黒が混ざりオリーブ色に見えるという記述もあった。先の12月6日に撮った写真では、その時はこれは幼鳥かと思ったのだが、ここでいう繁殖期になると頭部と腰部に白い繁殖羽が生じるという特徴が出ている個体がいた。
 キンクロハジロ、ホシハジロは例年通りみられるが、今シーズンはまだ、オナガガモの姿を見ていない。オナガガモは、秋から冬になるとロシア東部や極東などから渡来して越冬する冬鳥である。ユーラシア大陸、北アメリカ大陸の北部ツンドラ地帯で繁殖し、冬にはそれぞれが温帯地帯へ渡って来る。日本では冬鳥で、本州以南は冬期に見られ、北海道では春秋の渡り時期に通過するという。今シーズンは温暖化の影響があるのだろうか。先シーズンは確認できていないが、それ以前では2021年11月15日にその姿を確認している。

000_231218011 X700 帷子川 RX10M4.jpg
潜った後、川面に姿を現したカワウ 2023年11月18日 横浜市保土ヶ谷区帷子川

001_231218005 X900 〇帷子川 RX10M4.jpg 1.川面に姿を現したカワウ
川面のカワウを見ていると、しばしば潜っては、潜ったところから20〜30m離れた川面に姿を見せていた。カワウの特徴の一ひとつである瞳がエメラルドグリーンに輝いている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 181mm ISO250 )
002_231218007 X900 △帷子川 RX10M4.jpg 2.カワウの巣造りの準備 -1
鵜の仲間は日本で4種が繁殖する。そのうちカワウのみが木の枝で営巣するのに対して、ウミウ、ヒメウ、チシマウガラスは海岸の岩場で営巣するそうだ。カワウは、ため池や湖沼などの水辺の樹の枝上に、枯れ枝などを使ったお椀形の巣をつくり、しばしばサギ類と混じって繁殖するという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 183mm ISO500 )
003_231218008 X900 ◎帷子川 カワウ RX10M4.jpg 3.カワウの巣造りの準備 -2
巣は、木の細い枝や枯れ草、青葉等を直径40cm~60cmの皿型に組み合わせて造るというが、 巣材運びは唯一雌雄の分担が顕著に見られる行動で、主に雄が運び、雌が巣作りを行なうという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 183mm ISO500 )
004_231218015 X900 帷子川 オオバン RX10M4.jpg 4.オオバン
帷子川では、数年前まではほとんど見らtれなかったが、ここ2、3年はよく見るようになった。wikipediaによれば、オオバンは夏季にヨーロッパ、シベリア、朝鮮半島などで繁殖し、冬季になると東南アジアやアラビア半島、サハラ砂漠などへ南下し越冬する。日本では夏季に北海道(夏鳥)、本州、九州で繁殖し、冬季になると本州以南で越冬する(冬鳥もしくは留鳥)とある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 217mm ISO3200 )
005_231218020 X900 帷子川 ホシハジロ RX10M4.jpg 5.ホシハジロ
wikipediaによれば、ホシハジロはヨーロッパからシベリア(バイカル湖)までの地域で繁殖し、日本では冬季に越冬のため飛来し(冬鳥)、北海道では少数が繁殖するそうだ。背に星屑の模様があり、翼に白帯がでるので星羽白の和名がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO2000 )
006_231218027 X900 帷子川 RX10M4.jpg 6.キンクロハジロ♀
ホシハジロの♀かと思ったら、これはキンクロハジロの♀である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO3200 )
007_231218029 X900 ◎帷子川 RX10M4.jpg 7.カワウの巣造りの準備 -3
カワウが枯れた小枝を運んでいる。雌雄は区別できない。いろいろネットで検索してみたが雌雄の差を明確に説明しているものは見つからなかった。帷子川のカワウはどこに巣を作るのだろうか?

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO3200 )
008_231218038 X900 ◎帷子川 RX10M4.jpg 8.ホシハジロ♂
帷子川では、ホシハジロはキンクロハジロと同じエリアにいる。今年はまだ見ていないが、オナガガモは、柳橋から常盤橋の間に浮かび、そこから下流の古町橋までの間にキンクロハジロとホシハジロが多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO3200 )
009_231218039 X900 ◎帷子川 RX10M4.jpg 9.キンクロハジロ♂
虹彩は黄色で、和名の「キン」の由来になっている。シベリア、ヨーロッパ北部などのユーラシア大陸北部で繁殖し、日本では渡り鳥として、冬季に九州以北に越冬のため飛来し(冬鳥)、北海道では少数が繁殖する。時々、見ずに潜るがその姿がユーモラスである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO2500 )
010_231218045 X900 △帷子川 RX10M4.jpg 10.2羽のカワウ
川の石堤に2羽のカワウがいた。この2羽はペアなのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO1250 )
011_231218046 X900 帷子川 RX10M4.jpg 11.タイワンリス
タイワンリスは舞岡公園ではしばしば見るが、この付近では初めてだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 129mm ISO2500 )
012_231218051 X900 帷子川 RX10M4.jpg 12.餌投げ -1 常盤橋と柳橋の間で鳥たちに、パンくずか何かの餌を投げている人がいた。キンクロハジロとホシハジロに混じってユリカモメが空中戦で参加している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f3.5 1/1250秒 27mm ISO250 )
013_231218055 X900 帷子川 RX10M4.jpg 13.餌付け -2
キンクロハジロとホシハジロが競って食べていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO500 )
014_231218059 X900 帷子川 日陰 RX10M4.jpg 14.黄葉と紅葉
川沿いの桜の葉はほとんどが落ちてしまった。右手に植えられたドウダンツツジもいつもより赤く紅葉していたが、色が褪せてきた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f3.2 1/1250秒 19mm ISO320 )

2022年5月 9日

舞岡公園に春が来た 4月23日

4月11日にツマキチョウを撮ろうと思って小石川植物園で出かけたが、事前チェックを怠り、あいにくの休園日だった。その後、所用も重なり、天気も悪く気温も低い日が続いていた。せっかく晴れた19日は運転免許の高齢者講習で動けなかった。それからまた2日間ほど天気が悪く、良い天気となった22日は他に予定が入っていた。
 4月23日、土曜日だったが、手に入れたZ50に18mm-140mmのレンズを付けて、チョウの写真を撮ってみようと思い、舞岡公園へ出かけた。土曜日なので車が停められなくなると面倒だと思い、少し早めに出発した。10時前には晴れてきて、その後、気温は26℃まで上がる。
 今年になって初めて舞岡公園に来たのは、2月1日だった。その時は南門から古民家の手前まで散策路が工事中だった。その工事も終わり、散策路はでこぼこがなくなり、とてもきれいに整備されていた。
 9時ごろ駐車場に着いたのだが、まだ気温は低い。トラフシジミの春型でもいないかと、もみじ休憩所の方を歩いてみた。トラフシジミはいなかったが、可愛いリスにあった。小さかったのでニホンリスかもしれない。戻って、南門から整備された散策路を歩き始める。タニウツギが蕾を付けていた。この時間はまだチョウは飛ばないだろうと、のんびりと歩く。
 10時近くなって、谷戸の田んぼの畔にベニシジミが飛ぶようになった。古民家の鯉のぼりを眺め、休耕畑から狐久保へと歩く。休耕畑に植えられたダイコンの花に、ジャコウアゲハがきていた。ツマキチョウも見られる。ただ、柵があって近づくことが出来ない。このダイコンの花と、狐久保への小径に咲くハルジオン、タンポポで吸蜜するベニシジミ、ツマキチョウを撮った。
 帰りがけに、けやき広場の辺りに咲く1本のヤマツツジに、クロアゲハ、カラスアゲハ、ジャコウアゲハが次々にやってきて、楽しませてくれた。ただなかなか落ち着いて花にとどまってはくれなかった。

000_220423047 X700 舞岡公園 Z50 18-140.jpg
古民家の庭に泳ぐ鯉のぼり 2022年4月23日 横浜市戸塚区 舞岡公園

001_220423001 X800 舞岡公園 ヤマツツジ Z50 18-140.jpg 1.ヤマツツジ
まだ、気温も低いのでチョウは飛ばないだろうなと思い、のんびりと南門へ歩いて行く。けやき広場が終わる辺りに1本のヤマツツジがあり、満開だった。舞岡公園には春にも何回か来ているのに、今までこのヤマツツジになぜ、気が付かなかったのだろうか。これは、昼頃になればきっと黒いアゲハたちが来るのではないかと思いながら歩く。 ヤマツツジは 日本の野生ツツジの代表種で、日本の野生ツツジでは分布域がもっとも広いという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO500 ) 露出補正 なし
002_220423004 X800 舞岡公園 ドウダンツツジ Z50 18-140.jpg 2.ドウダンツツジ(灯台躑躅)の花
馬酔木に似たような白い花が咲いていた。最近、スマホで花の写真を撮ると、検索してその花の名前を示してくれる「Picture This」というアプリをインストールした。初めて見るこの小さな白い花をスマホで撮ってみた。答えはドウダンツツジだった。後でパソコンでドウダンツツジの花を調べてみると、確かにそのようだ。ご承知のよう、市街地に植えられている本種は、10月中旬から11月上旬頃、温暖な地では11月中旬から12月中旬頃にまっ赤に紅葉する。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO320 ) 露出補正 なし
003_220423010 X800 舞岡公園 リス Z50 18-140.jpg 3.タイワンリス
トラフシジミはいないだろうなと思いつつ、もみじ休憩所へ行くと、小さなリスがいた。舞岡公園はタイワンリスが多いが、今まで見てきた個体より体が小さい。ニホンリスかもしれないと思ったが、耳が丸くて小さいのでやはりタイワンリスだろう。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO3200 ) 露出補正 なし
004_220423023 X800 舞岡公園 タニウツギ蕾 Z50 18-140.jpg 4.タニウツギの蕾
さくら休憩所にタニウツギの木がある。以前はもっと木に勢いがあり、5月の初めには多くの花が咲かせ、モンキアゲハや、ナガサキアゲハが吸蜜に来ていたが、10年ほど前に枯れてしまって花が咲かなくなっていた。手を入れられたとみえ、一昨年あたりからわずかだがまた花を咲かせるようになった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO800 ) 露出補正 なし
005_220423027 X800 舞岡公園 Z50 18-140.jpg 5.ヤマフジ(山藤)
南門から園内に入り、古民家の方へと歩く。野鳥の鳴き声が聞こえる散策路の右側(南西)にはヤマフジが咲いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO320 ) 露出補正 なし
006_220423029 X800 舞岡公園 Z50 18-140.jpg 6.谷戸の田植え体験
毎年4月になると、舞岡公園小谷戸の里のイベントとして、谷戸の田んぼで 米作りを体験する「こども谷戸教室・親子自然教室 」がはじまる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 40mm ISO125 ) 露出補正 なし
007_220423026 X800 舞岡公園 Z50 18-140.jpg 7.整備された散策路
2月1日に来たとき、古民家の手前までの散策路が工事中で通行止めになっており、南門は閉められていて、工事中の立札には東門から入園して欲しいと書かれていた。この日は工事も終わり、緩やかに坂は整備され、でこぼこがなくなり、とても歩き易くなっていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 39mm ISO110 ) 露出補正 なし
008_220423031 X800 舞岡公園 Z50 18-140.jpg 8.ベニシジミ -1
9時50分、谷戸の畦道を歩いていたら、ベニシジミが飛び立った。春型は前翅のオレンジ色が鮮やかできれいだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO220 ) 露出補正 なし
009_220423036 X800 舞岡公園 Z50 18-140.jpg 9.ツバメシジミ雄
春先はヤマトシジミ、ルリシジミよりツバメシジミを多く見る。鮮やかなブルーだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO110 ) 露出補正 なし
010_220423039 X800 〇舞岡公園 Z50 18-140.jpg 10.ヒメウラナミジャノメ
ジャノメチョウの仲間では春一番に出てくる種だ。年3~4回発生する。よく見ると、特に裏面は、なかなか凝った模様をしている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO450 ) 露出補正 なし
011_220423046 X800 舞岡公園 Z50 18-140.jpg 11.テングチョウ雄
その年生まれのテングチョウが出てくるのは5月に入ってからと思っていたが、もう飛んでいた。羽化直後は吸水行動を盛んに行うのが見られる。ローアングルで撮ろうと思ったが、逃げられてしまった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO220 ) 露出補正 なし
012_220423055 X800 舞岡公園 Z50 18-140.jpg 12.古民家の五月人形
古民家(旧金子家)の母屋には5月に人形が飾られていた。どなたか寄贈される方がいるのだろうか、毎年、その人形の数が増えているように見える。この古民家は明治後期に建てられ、平成6年(1994年)に移築復元されたそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f4 1/250秒 34mm ISO6400 ) 露出補正 なし
013_220423058 X800 舞岡公園 シロヤマブキ Z50 18-140.jpg 13.シロヤマブキ(白山吹) 前述した「Picture This」で検索したら、シロヤマブキと出た。春にヤマブキの花に似た白い花を咲かせるバラ科の落葉低木で、花が同じ季節に咲くヤマブキの花に似ていることから名づけられたという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f8 1/1000秒 125mm ISO100 ) 露出補正 なし
014_220423068 X800 舞岡公園 Z50 18-140.jpg 14.ハルジオン(春紫菀)にきたベニシジミ
2月1日に来たときに比べ、ハルジオンの花が多く咲いていた。ハルジオンはチョウが好む花のひとつである。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
015_220423078 X800 ツマキチョウ 舞岡公園 Z50 18-140.jpg 15.ツマキチョウ雄 -1
田んぼと散策路の間に咲いていたムラサキケマン(紫華鬘)の花にツマキチョウが絡んでいた。ツマキチョウは4月11日に小石川植物園に撮りに行ったが、あいにく休園日だったため、これが今年初めて見る個体である。見つけにくいが画面左下にいる。RX10M4であればもっと引き寄せられるのだが。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO180 ) 露出補正 なし
016_220423081 X800 〇舞岡公園 Z50 18-140.jpg 16.ベニシジミ -2
このレンズの望遠端は140mmだが全域レンズ先端から30cmくらいまでは寄れるので、ベニシジミの前翅長は1.5 cmほどと小さいがトリミングなしでこの程度までは撮れる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO280 ) 露出補正 なし


2021年2月20日

早春の舞岡公園 ジョウビタキ 2月3日

この日は天気は良いが、北風が吹き、少々寒さを感じる日だった。ここのところ陽に当たることが少なかったので、久しぶりに舞岡公園を歩いてみようと思い立つ。 カッパ池の脇に咲く1本のロウバイが花を付けていると思い、それを見るのがひとつの目的である。 水車小屋の前には、野鳥写真愛好家のかたがたが三脚を立てて、大きな望遠レンズでスタンバイされているが、シャッターの音は聞こえない。「きざはしの池」はきれいに草刈りがされている。しばらく、目を凝らして探してみたが何も見つけられなかったので、瓜久保へ進む。「かっぱ池」でロウバイを見たあと、ジョウビタキの♂とシジュウカラを撮影できた。
 この日、2月3日は立春である。チョウが舞う春が訪れるのが待ち遠しい。

1.「かっぱ池」のロウバイ
「かっぱ池」のそばにたった1本だけど、この季節にここを訪れると、半透明でにぶいツヤのある花びらがまるで蝋細工のようなロウバイの花が咲いている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 20mm ISO100 ) 露出補正 なし
001_210203005 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg
2.ジョウビタキ♂ -1
池に張り出した葉の落ちた木の枝に止まっていた。止まり方が似ていたのでカワセミかと思ったがどうも違う。愛鳥家らしきご夫人が傍におられたので聞いてみたところ、ジョウビタキの♂と教えてくださった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
002_210203021 X800 〇ジョウビタキ♂ 舞岡公園 RX10M4.jpg
3.ジョウビタキ♂ -2
少し位置を換えて撮る。本種は10月から4月初めまで見られる冬鳥だそうだ。チベットから中国東北部、沿海州、バイカル湖周辺で繁殖し、冬は日本などへ渡ってくるという。こんな小さな鳥が凄い力だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
003_210203031 X800 〇ジョウビタキ♂ 舞岡公園 RX10M4.jpg
4.ジョウビタキ♂ -3
ジョウビタキが飛び立ち、行ってしまうのかと思ったら、より近いすぐそばの枝に止まってくれた。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 136mm ISO250 ) 露出補正 なし
004_210203038 X800 〇ジョウビタキ♂ 舞岡公園 RX10M4.jpg
5.ジョウビタキ♂ -4 また移動した。背の白い紋がきれいだ。手振れしないよう池の柵に肘を置いて撮影した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO640 ) 露出補正 なし
005_210203054 X800 〇ジョウビタキ♂ 舞岡公園 RX10M4.jpg
6.紅梅
早咲きのウメが咲いていた。品種は定かではないが、早咲きの紅梅は「八重寒紅」が代表的である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
006_210203060 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg
7.シジュウカラ -1


スズメかなと思ったらシジュウカラだった。この鳥もきれいだ。さっきのジョウビタキは冬鳥だそうだが、wikipedia によれば本種は留鳥で、ごく普通に見られ市街地の公園や庭などを含む平地から標高の低い山地の林、湿原などに生息するという。通常は渡りを行わないが、寒冷地に分布する個体や食物が少ない時には渡りを行うこともあるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 -1.0段
007_210203077 X800 〇シジュウカラ 舞岡公園 RX10M4.jpg
8.シジュウカラ -2
地面に下りた。虫でも探しているのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 -1.0段
008_210203080 X800 〇シジュウカラ 舞岡公園 RX10M4.jpg
9.シジュウカラ -3
写真を撮りやすいところに止まってくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 190mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段  
009_210203089 X800 〇シジュウカラ 舞岡公園 RX10M4.jpg
10.シジュウカラ -4
雌雄同色だそうで、一見区別がつかない。山と渓谷社文庫版の「くらべてわかる野鳥」(写真・文 叶内拓哉)」によると、喉から腹部中央にかけてネクタイのように黒く、♂ではそれが太いとあった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 190mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
010_210203094 X800 ◎シジュウカラ 舞岡公園 RX10M4.jpg
11.タイワンリス
「きざはしの池」を何かいないかと探していると、黒い大きなものが動いた。タイワンリスのようだ。何かエサを探しているのだろう。wikipediaによれば、ニホンリス(ホンドリス)によく似ているが、タイワンリスの腹部は灰褐色や栗色のような色をしていて、ニホンリスのように白くないので見分けることができるという。日本では1935年に伊豆大島の公園から逃げ出したのを皮切りに、神奈川県南東部、静岡県東伊豆町(熱川)、岐阜県岐阜市(金華山)、大阪府大阪市(大阪城)、和歌山県和歌山市(友ヶ島・和歌山城)、長崎県、熊本県など日本各地に観光用として放されたり、逃げ出したりして広く定着している。1980年代になり、個体数が増えて分布が拡大したことで在来種であるニホンリスと競合し、ニホンリスの地域的な絶滅要因になる可能性が懸念されているという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
011_210203103 X800 〇リス 舞岡公園 RX10M4.jpg
12.マンサク
南口へ戻ってきた。マンサクの黄色い花が咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 12mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
012_210203109 X800 マンサク 舞岡公園 RX10M4.jpg


2020年4月18日

横浜自然観察の森 散歩 4月8日

葉山にゴルフに行くときに良く利用する横浜横須賀道路の港南台インターを過ぎ、円海山トンネルを抜けると円海山の森が広がる。円海山は、横浜市磯子区に位置する三浦丘陵の北端部で標高153.3mである。長らく横浜市の最高地点とされてきたが、測量が進んだ結果、最高峰は南側の横浜自然観察の森に近い大丸山(156.8m)で、最高地点は鎌倉市の大平山(159.4mへの尾根とされたそうだ。横浜の方から横横道路の円海山トンネルを抜けて次のインターが朝比奈インターである。
 この円海山周辺の森は多摩から三浦半島に続く「多摩・三浦丘陵群」の一部であり、横浜市最大の緑地である。この一帯には、最南端に位置する横浜自然観察の森をはじめとして、隣接して、金沢市民の森、氷取沢市民の森、瀬上市民の森、そして横横道路を挟んで金沢自然公園、釜利谷市民の森がある。
 朝比奈インターで下りて10分ほどで園内の上郷・森の家の駐車場に到着した。上郷・森の家は本館、別館とも COVID19 のため休館になっていたが、園内は自由に散策できた。

横浜市環境創造局ガイドマップIMG_20200412_0001.jpg
横浜市環境創造局ガイドマップ より

1.上郷・森の家
環状4号線の森の家前バス停を右に入って、上郷・森の家本館の先の駐車場に車を停める。来園者は少ない。この上郷・森の家は休館になっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels<>br> プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
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2.円海山の森
10時半、車を停めて、上郷・森の家本館から「タンポポの道」と称された散策路を「自然観察センター」の方へ歩き始めた。左側(東側)に大丸山の尾根の森が眺められる。サクラの花やミズキの花が咲いてるのが見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 14mm ISO100 ) 露出補正 なし
200408_002.jpg
3.分岐路の標識
しばらく行くと、「観察小屋」への道との分岐路に来た。「観察小屋」へは後で廻るとして、まっすぐ「自然観察センター」への道を行く。分岐路には必ず標識があって行きたいところが分っていれば、迷うことはない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
200408_003.jpg
4.ヒラドツツジ
道端に鮮やかな色をしたツツジの花が咲いていた。帰宅してネットで調べてみたところ、どうやらヒラドツツジのようだ。ヒラドツツジは古くから長崎県平戸市で栽培されてきたことが名前の由来とされ、1712年に出た「和漢三才図会」 にはすでにヒラドツツジの名で紹介されていたという。平戸市の花に定められ、市内の崎方公園には300種からなる原木園があるそうだ。ヒラドツツジは江戸時代に平戸藩でケラマツツジ、タイワンヤマツツジ、モチツツジ、キシツツジ、などを交配して生まれたもので、350種類以上あり、オオムラサキもそのひとつであるが、オオムラサキより花は小ぶりで、色鮮やかだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 24mm ISO320 ) 露出補正 なし
200408_004.jpg
5.休館中の「自然観察センター」
明るく陽が注ぐ「タンポポの道」を、右側に炭焼き窯を見ながら、のんびり歩いて「自然観察センター」に着いたが、COVID 19 感染拡大防止のため休館になっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixelsプログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 18mm ISO160 ) 露出補正 なし
200408_005.jpg
6.アオキの花
道端に小さな渋い濃い紫色をした花咲いていた。帰宅して調べてみたらアオキの花だった。アオキという木は日本特産種で北海道から沖縄まで生えている普通の常緑低木だそうだ。これは雄花のようで、雌株の方が花序は小さく、花が少ない。花弁は4枚で紫褐色。雌花は雄花では白く見える4本の雄しべが退化して無い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
200408_006.jpg
7.「モンキチョウの広場」
横浜霊園の方へ下りる階段を過ぎると、「モンキチョウの広場」というところがあった。モンキチョウなど全く飛んでいない。後で観察員の女性と出会ったので、チョウの話をしてみた。「モンキチョウの広場」は名ばかりですと言っていた。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
200408_007.jpg
8.モンシロチョウ ここまででチョウを見たのは、ベニシジミとルリシジミくらいである。チョウの姿はほとんど見ない。やっと白い小さなチョウが飛来したので、ツマキチョウかと思い、追って止まったところを撮ったが、モンシロチョウだった。この日撮ったチョウの写真はこの1枚のみだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
200408_008.jpg
9.ヤエザクラ
大きな八重の花を咲かせていた。ヤエザクラはソメイヨシノが咲き終わった後、薄紅紫色〜薄紅色の花を咲かせる。ヤエザクラにもいろいろな品種があるようだが、この花の品種は判らない。カンザンという品種に最も近いように思う。

   SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 30mm ISO100 ) 露出補正 なし
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10.「ヘイケボタルの湿地」
ミズキの道と名付けられた散策路を北へ歩くと「ヘイケボタルの湿地」があった。窪地に斜面から浸み出した水や雨水がたまってできている。水辺の柔らかい土はヘイケボタルにとっては大切であり、人によって踏み固めらえないように木道が設けられている。ヘイケボタルの幼虫はサカマキガイなどの巻貝を食べて育つ。羽化は7月~8月で、交尾、産卵し、卵は8月~9月に孵化して幼虫になり、水の中で巻貝を食べて育っていく。幼虫で越冬し翌年の6月~7月に水から出て土の中で前蛹から蛹となる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
200408_010.jpg
11.「ミズキの道」
さらに進むと、左へ「ミズキの道」と、右へ「コナラの道」との分岐点来た。「コナラの道」は大丸山方面への尾根道であり、瀬上市民の森へ至る。瀬上市民の森までは1時間ほどかかるようなので、ここは左へ「ミズキの道」へと入る。木漏れ日が当たる気持ちの良い路だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 18mm ISO250 ) 露出補正 なし
200408_011.jpg
12.下ってきた階段
しばらく行くと、「ノギクの広場」という原っぱがあった。そこからは尾根を背に谷へ下る道となる。まだかまだかと思うほどの階段が続く。良く整備はされていて歩き易いのだが、後で、2~3日、久しぶりの筋肉痛が続いた。やっと下りきり、振り返ったのがこの写真である。逆に歩いていたら、大変だったと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
200408_012.jpg
13.「ゲンジボタルの谷」
横浜自然観察の森の長倉口からの道に突き当たる。そこを左へ行ったところに「ゲンジボタルの谷」があった。ゲンジボタルはヘイケボタルと違って流れのあるきれいな水のあるところに生息する。ヘイケボタルよりひと月ほど早く羽化し、交尾して、水辺のコケに卵を産む。幼虫は川の中でカワニナ(巻貝)を食べて育ち、翌年の4月に雨の夜に自ら出て、前蛹、蛹となり、6月ごろ羽化する。ヘイケボタルはよどんだ水でも生活するが、ゲンジボタルは流れのあるきれいな水で成長する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
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14.ヤマモミジ
カエデの新緑に陽の光が当たって輝いていた。葉が大きかったのでオオモミジかと思ったが、葉の切れ込み方が深いのを見るとヤマモミジのようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
200408_014.jpg
15.「ミズキの谷 観察小屋」
道は谷沿いに進み、ミズキの谷へ出た。ここはいたち川の源流だそうだ。ここから始まるいたち川は、瀬上沢や荒井沢などの支流の水を集めながら約8km先で柏尾川に合流する。柏尾川は戸塚区柏尾町から藤沢市川名で境川と合流するまでで、境川は藤沢市片瀬海岸で相模湾にそそぐ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO1250 ) 露出補正 なし
200408_015.jpg
16.「観察小屋」から
その覗き窓からしばらく眺めていたが、鳥の姿は確認できなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
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17.ヤエザクラ咲く道
野鳥の「観察小屋」からヤエザクラの咲く道を駐車場へ戻る。ウグイスの鳴き声がたくさん聞こえてくる。近くに居そうだが、姿を見ることはできなかった。タイワンリスも見かけた。日本の森では冬は木の実が少ないので、タイワンリスはその間、気の汁を舐めるために木の皮をかじる。木の幹にその横じま模様が見られる。12時半ごろ車に戻り、おにぎりとサンドイッチで昼食にした。2時間ほどの散歩だったがリフレッシュすることが出来た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 25mm ISO100 ) 露出補正 なし
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2020年3月14日

舞岡公園の春 3月11日

新型コロナウィルスの流行で、自由に動き回ることもはばかられ、ここのところ、比較的近所の保土ヶ谷公園、舞岡公園しか行っていない。
 前日は冷たい雨が降っていたが、一夜明けて良い天気になった。日一日と春らしくなっている。「舞岡公園の自然 2」という毎日更新されているブログをフォローしているが、3月1日にモンシロチョウが発生していた。この日は舞岡公園へ行ってモンシロチョウの写真を撮ろうと車で出かけた。
 舞岡公園はすっかり春になってきている。もちろん、モンシロチョウに会えたし、越冬明けのムラサキシジミ、キタテハ、テングチョウ、キタキチョウ、ウラギンシジミも飛んでいた。また、撮影はできなかったが、早々のルリシジミもいた。
 この日は水曜日だったが、新型コロナウィルスの流行で、学校が休みになっているためか、小学生や中学生も多い。また、お母さんたちは公園は安全な場所と思ってか小さなお子さんを連れてこられている。年配のご夫婦も話をしながら歩いておられる。私と一緒で他に行くところがないのかもしれない。水車小屋の近くはこの日も野鳥愛好家の三脚が立ち並んでいたが、今日は野鳥が少ないようだった。
 約2時間、写真を撮りながら、舞岡公園の春を楽しんできた。

1.キブシ(木五倍子)の花
けやき広場からもみじ休憩所へ行く途中に両側に2本、キブシの木があった。春、葉が伸びる前に淡黄色の房のように下がる総状花序をつけている。長さ3-10cmになる花茎は前年枝の葉腋から出て垂れ下がり、それに花がつくので、まだ花の少ない時期によく目立つ。小さな花の集まりだが、この花にチョウもやってくる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 56mm ISO100 ) 露出補正 なし
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2.移植されたスダジイ
南の丘に大きなスダジイの木がある。根元には江戸時代の石碑などがあって、由緒も窺える。10年位前に、横浜の銘木、古木になっているのこの木が、都市計画道路横浜藤沢線(上永谷舞岡地区街路整備工事)にひっかかるため植え替えが行われた。昨年、2019年春、「南の丘」に移植されたこのスダジイがようやく活着したとして、永らく閉鎖されていた「南の丘」が開放された。 大原谷戸池の方に抜ける道があり、ミズイロオナガシジミや栗の花に来たアカシジミなどを撮った記憶があるが、その道はなくなっていた。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
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3.モンシロチョウ♀
今年初めてモンシロチョウに会えた。♀だった。あまり良い写真ではないが、今年初めてのモンシロチョウなので、モンシロチョウには悪いが、何時もなら見向きもしないのに、大事に記録する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 217mm ISO100 ) 露出補正 なし
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4.ウグイスカグラ(鶯神楽)
可愛い花が咲いていた。ウグイスの意味は、鶯の鳴く時期と関係し、神楽は「鶯隠れ」が変化したとの説などあるという。実(6~7月ごろ)は甘く食べることができ、一説には、この実をウグイスがついばむ姿が神楽を踊っているように見えることが名前の由来とも言われている。ウグイスカグラもウツギの仲間だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 117mm ISO100 ) 露出補正 なし
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  5.シジュウカラ(四十雀)
比較的どこでも良く見る鳥である。日本ではほぼ全国に分布し、平地から山地の林に住むが、市街地、住宅地で見ることも多い鳥という。鳥の中でもいち早く春を告げるシジュウカラは、四十雀と書くが、「たくさん群れるから」という説や、「スズメ40羽分の価値がある」として、名付けられたという説もあるという。ゴジュウカラという鳥もいる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 129mm ISO125 ) 露出補正 なし
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6.ハクモクレン(白木蓮) 3/21訂正
古民家の庭でハクモクレンの花が咲き始めていた。
実はこの時は、コブシと思っていたが、3月21日に再び訪れた折、ハクモクレンだと気が付いたので記述を訂正した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 14mm ISO100 ) 露出補正 なし  
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7.ボケ(木瓜)
古民家の庭にボケが植えられていた。wikipediaでは、和名のボケは、果実が瓜に似ており、木になる瓜で「木瓜(もけ)」とよばれたものが「ぼけ」に転訛したとも、「木瓜(ぼっくわ)」から「ぼけ」に転訛したとも言われるとあった。今年は花が咲くのが少し遅いように思うが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
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8.古民家主屋など閉館
小谷戸の里の古民家主屋(旧金子邸主屋)は普段は開放されていて、中に入って見学することが出来るが、「古民家等一時閉館のお知らせ」という紙が貼られていて、新型コロナウィルスの感染拡大予防のため、3月15日まで納屋や売店などとともに閉館になっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
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9.ネコヤナギ(猫柳)
古民家の裏庭に回ってみる。前回2月23日に来たときは、マンサクとアカバナマンサクが咲いていたが、花は終わりになっていた。代わりに、このネコヤナギが主張していた。写真は特徴的な銀白色の毛で目立つネコヤナギの花穂で、花期は3月~4月だ。これから次々に咲いてくる。「ネコヤナギ」の和名はこれをネコの尾に見立てたことによる。地方によりネコジャラシなど多くの呼び方があるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 125mm ISO100 ) 露出補正 なし
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10.ウラギンシジミ ♀
小谷戸の里の入り口近くのツバキの葉に、ウラギンシジミの♀が止まった。越冬したチョウだが、翅の傷みはほとんどない。この時期に見られる本種はほとんどが♀だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 132mm ISO250 ) 露出補正 なし
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11.ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)
春に道端で良く咲いている花だ。ヨーロッパを原産地として、日本では明治時代中期に帰化した外来種で、主に本州を中心に分布する。中国・朝鮮半島から日本に分布する、同属の高さが30-50cmくらいになるオドリコソウがあり、草丈が10cm~25cmの本種はヒメの名が冠されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 25mm ISO100 ) 露出補正 なし
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  12.キタテハ秋型 -1
この日は、気温が上がるにつれ、越冬したキタテハの秋型が多く飛んでいた。この個体は色は褪せているが翅は切れていない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 201mm ISO100 ) 露出補正 なし
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13.モンシロチョウ翔ぶ
飛び立つタンポポ(ニホンタンポポと思う)で吸蜜していたモンシロチョウの♂が飛び立った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
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14.モンシロチョウ♂
モンシロチョウは春の陽を浴びて元気に飛び回り、せっかくの今が盛りのタンポポなのに、あまり止まってくれなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
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  15.キタテハ秋型 -2
キタテハが元気だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 198mm ISO100 ) 露出補正 なし
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16.キタテハ秋型 -3
体験畑の先を左に入り、狐久保へ行く道に咲くタンポポにキタテハが吸蜜に来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
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17.タイワンリス -1
狐久保への道でタイワンリスが何かエサを探していた。 ゆっくりと近づいて撮る。あまり警戒しないのかすぐには逃げない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 41mm ISO125 ) 露出補正 なし
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18.タイワンリス -2
先日、保土ヶ谷公園で見たタイワンリスは体が大きかったが、この個体は小さいように見える。これくらいの大きさであれば"可愛い"と思える。しかし、タイワンリスは雑食性で木の実などの植物の他、昆虫やカタツムリだけではなく、鳥の卵も食べるそうだ。メジロやコゲラなどの巣に侵入し、大切に育てている卵を食べ、これらの野鳥の個体数減少の原因を作ってしまっていることもあるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 102mm ISO125 ) 露出補正 なし
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19.テングチョウ -1
越冬したテングチョウがこの暖かさで眠りから覚め、活動を始めた。ユキヤナギの花に飛んできた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
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20.火の見櫓
瓜久保の家という休憩所の前庭に、鉄塔の火の見櫓がある。威風堂々という感じの櫓で、半鐘を吊した屋根の上に風見鶏まで付いている。9年前のこの日(3月11日)、午後2時46分に東日本大震災に襲われたが、この火の見櫓の半鐘もその時から傾いたままになっていたという。次回行ったときに良く見てみよう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
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21.テングチョウ -2
先に撮ったのとは別の個体である。開翅してくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
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22.テングチョウ -3
飛び立って、飛行姿勢を見せてくれた。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
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23.コガモ♀ -1
カッパ池に2羽の鳥がいた。カルガモかなと思ったが、カルガモよりは小さい。通りがかりの方が、コガモの♀だと教えてくださった。美しい青緑色に見える翼鏡がある。wikipediaによると、「コガモは体長34〜38cm。翼開長58〜64cm。雄の方がやや大きい。ドバトより一回り大きい程度で、日本産カモ類の中では最小種のひとつ」とあった。日本では、冬鳥として全国に飛来する。全国で普通に見られ、市街地の河川や公園の池などでも観察されるとあったが、帷子川では見たことがない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし  
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24.コガモ♀ -2
「雄は頭が栗色で、目の周りから後頸にかけてが暗緑色、身体は灰色で、側面に横方向の白線が入る。下尾筒は黒く、両側に黄色い三角の斑がある。翼は暗褐色だが、翼鏡は緑色。嘴と足は黒い」とあった。2羽いたが2羽とも♀のようだ。♀は全体に褐色で、黒褐色の斑がある。下尾筒の両脇は白い。雄と同様に緑色の翼鏡が見られる。池の淵に来て水草を食べているようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
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2020年3月 7日

春は本番 ! 保土ヶ谷公園 3月3日

「舞岡公園の自然」というブログを拝見していたら、3月1日にモンシロチョウが飛んでいたという記録があった。早い出現と思う。
 COVID-19 の感染拡大を抑えるため、昨日から学校が休みになったのを始め、大勢の人が集まるイベントの開催や立食パーティー、閉ざされた会場での飲み会などの集まりの自粛要請があり、私が参加を予定していたイベントや、旅行、懇親会、飲み会、ゴルフなどが次から次と中止の連絡がとどいた。とりわけ2月27日から3月1日に横浜で開催が予定されていた「CP+ 2020」(カメラと映像のワールドプレミアショウ)の中止は自粛要請が出る前の2月14日に決定された。
 3月3日は暖かな春の日なるという。公園など風通しのよい広いところは、新型コロナウィルス感染も心配ないということで、保土ヶ谷公園へ行ってきた。バスには乗らないで往復歩いたが、汗ばむほどの暖かさだ。
 梅園のウメはもう終わりになっていたが、カワヅザクラは満開で、トサミズキも咲き始めた。道端にはタンポポやオオイヌノフグリなども咲いている。
 気温も17度くらいまで上がるというので、今日こそはチョウも飛ぶだろうと思っていたが、期待どおり、越冬していたキタテハの秋型やキタキチョウが姿を見せてくれた。

1.保土ヶ谷公園 イチョウ並木
ここは横浜新道の星川入り口の近くだ。最近保土ヶ谷公園へ来るときは、往きはバスに乗ってくるのだが、この日は歩いていくことにした。ここからイチョウ並木のわきを公園に向って坂を上がっていく。左側がバス通りだ。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f4.5 1/500秒 24mm ISO200) 露出補正 なし
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2.スイセン
先日法性寺へ下る途中で見たニホンスイセンに比べると、花は大きく、その白い花弁の幅が細いようだ。イチョウ並木を上がっていく途中の花壇に植えられていた。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f9 1/500秒 38mm ISO200) 露出補正 なし
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3.アセビ
漢字で馬酔木と書く。「馬」が葉を食べれば毒に当たり、「酔」うが如くにふらつくようになる「木」というところから付いた名前だという。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f7.1 1/800秒 66mm ISO200) 露出補正 なし
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4.トサミズキ
春は黄色い花を咲かせる木が多い。ロウバイにはじまり、マンサク、サンシュユはそろそろ咲き終える。低木には、ミツマタ、ヒイラギナンテンが咲いているし、レンギョウももうすぐだ。  

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f6.3 1/1600秒 300mm ISO200) 露出補正 なし
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5.ヤブツバキ
ツバキには大きく分けて3種類あるという。これはツバキで、学名 Camellia japonica、ツバキ科ツバキ属だ。別名をヤブツバキという。開花時期は10月~3月だ。カンツバキ(寒椿)というのは、 学名はCamellia sasanquaで おしべは筒状にならず、香りが強いという。もう一つナツツバキ(夏椿)というのがあって、学名は Stewartia pseudocamellia でこれはツバキ科ナツツバキ属だそうだ。ナツツバキの  開花時期は、梅雨の6月~7月だそうだ。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f6.3 1/640秒 102mm ISO200) 露出補正 なし
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6.ウンナンオウバイ
バス通りを渡って、上池の方に下りていく途中にこんな花が咲いていた。山吹かなと思ったが、少し違うようだ。帰宅してネットで検索し、どうやらウンナンオウバイであると同定した。よく似たオウバイより花が大きいとか。別名オウバイモドキともいう。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f6.3 1/640秒 300mm ISO200) 露出補正 なし
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7.セイヨウタンポポ
ヨーロッパ原産の帰化植物で環境省指定要注意外来生物である。日本の侵略的外来種ワースト100に選定されているそうだ。写真では花に隠れて見えないが、カントウタンポポなど日本在来種のタンポポは、花の下の総苞片が閉じているのに対し、セイヨウタンポポは総苞片が反り返っている。wikipediaによると、最近になって日本では、セイヨウタンポポを含む外来タンポポと在来タンポポの雑種が発見され、新たな問題として注目されていると伝えられている。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f6.3 1/800秒 300mm ISO200) 露出補正 なし
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8.愛犬の散歩 -1
愛犬を散歩に連れてこられている2人のご夫人が居られた。犬を飼っていらっしゃる方同士が良く話をされているのを見かける。可愛らしい犬だったので「撮らせてください」とお声がけして撮った。飼い主さんも画に入れたかったがリードを伸ばして離れられてしまった。これは日本犬のようだが、日本犬は6種しかいないようだ。その中で白い犬は紀州犬と北海道犬だそうだ。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f8 1/1000秒 102mm ISO200) 露出補正 なし  
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9.愛犬の散歩 -2
もう一人の女性が連れてこられていた小型犬。私は犬種については全く無知である。一応検索してみるとシーズーというのによく似ている。あるいはチベタンテリアか。かわいい顔をしている。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f9 1/1250秒 102mm ISO200) 露出補正 なし
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10.オオイヌノフグリ
足元にこの花が咲いているのを見ると春を実感する。 日本にもともと咲いていた在来種のイヌノフグリがある。イヌノフグリとは犬の陰嚢のことだ。なんとも気の毒な名前が付けられている。イヌノフグリの実の形が、犬の陰嚢に似ているので、植物学者の牧野富太郎さんが名づけたそうだ。明治維新の頃、近縁のオオイヌノフグリが日本に帰化した。在来種のイヌノフグリは駆逐され、今では絶滅危惧種になってしまっている。しかし、このオオイヌノフグリの実の形は犬の陰嚢には似ていない。 単に「在来種イヌノフグリの大型」という意味だ。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f6.3 1/1000秒 300mm ISO200) 露出補正 なし  
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11.赤紫のアセビの花
アケボノアセビ(学名:Pieris japonica f. rosea)という。一方、普通に見る白いアセビは学名: Pieris japonica subsp. japonica という。  

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f4.8 1/500秒 52mm ISO280) 露出補正 なし
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12.カワヅザクラ満開 -1
上池から下池への遊歩道に沿って植えられた数本のカワヅザクラは、2月11日にここに来たときはまだ三分咲き程度だったが、いま満開である。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f7.1 1/500秒 24mm ISO200) 露出補正 なし
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13.カワヅザクラ満開 -2
まだ少し蕾も残っているが密に花を咲かせている。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f7.1 1/800秒 70mm ISO200) 露出補正 なし
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14.フジノピンキー -1
河津桜の傍に、今年もこの可愛い花が咲いていた。周囲にはオリジナルの白いユキヤナギも咲いているが、このピンクのユキヤナギは鮮やかであり、良く目立つ。 

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f8 1/500秒 18mm ISO200) 露出補正 なし
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15.フジノピンキー -2
ユキヤナギのフジノピンキーという園芸品種で、赤いつぼみからピンク色がかった白い花が咲く。ユキヤナギのように枝垂れていなくて、まっすぐ上を向いて咲く。ベニバナユキヤナギともいう。  

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f7.1 1/800秒 56mm ISO200) 露出補正 なし  
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16.キタテハ 秋型  -1
やっとキタテハを見つけた。今年になってフィールドで撮った初めてのチョウの写真である。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f5 1/500秒 50mm ISO200) 露出補正 なし
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  17.キタテハ 秋型  -2
日当たりの良いところでは数頭のキタテハが飛んでいた。すぐ地面に止まり日向ぼっこをする。この日はこのほかにキタキチョウも数頭目撃したが、なかなか写真を撮らせてくれなかった。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f6 1/1000秒 185mm ISO200) 露出補正 なし
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18.アオサギ
カルガモの住みかになっている上池にアオサギがいた。エサを探している。体がやや小さく見える。幼鳥のようだ。成鳥は 肩羽と胸の羽に飾り羽根が見られ、目の上から後頭部にかけて黒い帯がクッキリ見えるのだそうだがそれは見られない。それから、後頭部に見られる黒く長い冠羽も成鳥の特徴という。 写真のアオサギは目の上から後頭部の黒帯がハッキリしない。ボンヤリ見えるところが幼鳥の特徴だという。 

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f6 1/500秒 195mm ISO320) 露出補正 なし
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19.上池と下池の散策路
何時ものように上池の先からテニスコートに上がって、梅園へ向かう。右下に上池から下池への水路のわきに造られたカワヅザクラが咲く散策路が眺められる。写真の右側(西側)が上池で、左側が下池だ。  

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f6.3 1/500秒 38mm ISO200) 露出補正 なし
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20.タイワンリス
梅園の周囲の茂みでタイワンリスが果実か花、或いは虫か何か食べ物を探している。時々大きな鳴き声を発する。wikipediaによれば、もともと台湾に生息するリスが、「1935年に伊豆大島から飼育個体が逃げ出して分布を広げ、島内全域に生息するようになった。現在では、日本で一番個体数が多いと推定されている神奈川県の江ノ島では、1951年に伊豆大島から連れてきた54匹のタイワンリスを江ノ島植物園で飼育した。しかし、台風で飼育小屋が壊れたことで逃げ出し、弁天橋を渡って鎌倉市内に入り込んで繁殖するようになったと言われている。また、鎌倉市内の個体については、別荘地で飼われていた個体が逃げ出し野生化したとする説もある。」と記されていた。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f6.3 1/500秒 280mm ISO3200) 露出補正 なし
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21.ムクドリ
最近スズメの数が減っているように感じる一方、ムクドリを多く見るようになった。ムクドリは嫌われているが、なかなか姿の良い鳥である。何かエサを探しているようだが、椋(ムク)の木の実が好きだということから、ムクドリと名づけられたという。しかし、ムクドリは雑食性で、木の実に限らず種子や、果物や虫などいろいろな物を食べる。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f6.3 1/800秒 280mm ISO200) 露出補正 なし
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  22.シジュウカラ
大分離れていたのでシャープに撮れなかった。撮った時はシジュウカラとはわからなかった。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影  (f6.3 1/640秒 300mm ISO200) 露出補正 なし
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23.のどかな梅園
ウメはほとんど終わりになっていたが、今日は日差しが暖かく、お弁当を食べる女性、金髪の小さな姉妹、そして、お茶を飲む中年のご夫婦がベンチに座って、それぞれに 過ごしていた。ここなら新型コロナウィルスに感染する心配はない。 

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f4.2 1/500秒 32mm ISO200) 露出補正 なし
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24.コゲラ
バス通りに沿って歩いていると、木の幹にコゲラがいた。これもその時は何という鳥かわからなかった。AFを頼りに連写で何枚かシャッターを切る。英名は "Japanese Pygmy Woodpecker"という。 キツツキなのだ。トリミングしている。舞岡公園では時々見られる。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f7.1 1/800秒 82mm ISO200) 露出補正 なし
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2016年2月 6日

冬の舞岡公園 1月27日

寒い日が続いていたが、久しぶりに気温も10℃以上になりそうな小春日和の日となった。冬のあいだはほとんど舞岡公園に出かけないが、少し運動不足にもなっていたので、野鳥でも探してみようとに行ってみる。
 さすがに野鳥愛好家が大勢来られていた。春から秋までは緑に覆われて、私などには野鳥がいてもどこにいるのは見つけることができないが、この時期は、木々の葉も落ちて、見通しがきく。
 水車小屋の水車が動いていた。小学生が見学に来ている。その水車小屋の前に「きざはしの池」がある。池はほとんど湿地のようになっていて、この季節は草も枯れてしまっている。そこへ野鳥が餌をさがしにやってくる。その池の前には多くのカメラマンがおられた。私も、この日、ここでヤマシギ、シロハラ、ツグミを見ることができた。
 その少し先の田んぼでも、カメラを向けている方たちがいる。何がいるのですか?と聞いてみたところ、タシギだそうだ。3頭のタシギが長いくちばしを土の中に差し込んで餌を探し歩いていた。

1.タイワンリス
公園の入り口でなにか動くものを見た。リスだ。舞岡公園にはワリスもいると聞くが、これはタイワンリスだろう。タイワンリスは冬眠をしないという。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/320秒 64mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
2.コゲラ
コゲラがいた。2年前にもこのあたりで見た記憶がある。残念ながら後ろ向きになってしまった。生き物の写真は目が写っていないと様にならない。あわててシャッターを切ってしまったので、ピントが甘く、しかも少しぶれてしまった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 236mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
3.冬色の谷戸
木々は葉を落とし、田んぼの刈り残された稲も枯れていて冬の景色だ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/1600秒 11mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
4.タシギ -1
水車小屋の前の「きざはしの池」の縁にはカメラマンが多かった。何がいるのかと目を凝らしたのだが、私には見つけられなかった。その先の、池の反対側の雪が解けてぬかるんだ草地にカメラを向けている方がいる。行ってみると見たことのない3羽の野鳥が長いくちばしを土に突っこんで餌を探している。タシギだと教えていただいた。初めて会った。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 125mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
5.ツグミ
違う鳥もいた。撮った時は遠くでもあり、なんだかわからない。自宅に戻ってパソコンで画像を見て、ツグミらしい。n-shuhei さんに確認していただいた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/250秒 116mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
6.タシギ -2
タシギは長い時間同じ草地で歩き回っていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/200秒 236mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
7.ヤマシギ
「きざはしの池」に戻り、やっとヤマシギを見つけた。しかし、小さく、保護色になっていて、すぐファインダーから消えてしまう。残念ながら長いくちばしが撮れていない。「きざはしの池」ではシロハラも撮ったが、ピントを外してしまった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 161mm ISO450) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
8.冬の森
「瓜久保の家」から「かっぱ池」へ行ってみる。田んぼの向こう側の木々はすっかり葉を落としているが、これはこれで美しい。何処へ行くのか、その上に広がる青空を旅客機が横切っていく。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/640秒 14mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
9.蝋梅の木
「かっぱ池」の手前に小さな蝋梅の木があり、他に花のないこの時期に鮮やかな黄色の花を咲かせていた。

Panasonic DMCーSZ-10​ ​f3.1-6.3 4.3mm-51.6mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8.8 1/160秒 6mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
;クリックすると大きな写真になります。
10.「かっぱ池」の氷
「かっぱ池」にはほとんど水がなかったが、その溜まり水に氷が張っていた。今日は暖かいが、今朝までは冷えていたのだ。このあたりは、5月末から6月の中頃まで、またにぎやかになるのだろう。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/160秒 19mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
11.舞岡公園
瓜久保休憩所まで下りてきた。瓜久保の家の前の道は、ここから先、小谷戸の里方面へは車を乗り入れることはできないが、逆の市営地下鉄舞岡駅の方に向けて、たくさんのクルマが駐車していた。鳥を撮りに来る人たちのクルマなのだろうか。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 10mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
12.「きざはしの池」
「きざはしの池」の前まで戻ってくると、相変わらず大勢の野鳥狙いの人たちがカメラを構えておられた。ここはこの時期、多くの野鳥が見られるようだ。この日はヤマシギが人気があった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/800秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
13.ヒヨドリ 
頬の褐色の部分が良く目立つ。ヒヨドリは都市部の公園など、どこにでもいる鳥だが、なかなか姿の良い鳥だと思う。wikipediaによれば、ヒヨドリは日本国内では都市部を含めごく普通に観察されるが、分布がほぼ日本国内に限られているため、日本を訪れる海外のバードウォッチャーにとってはぜひ観察したい野鳥のひとつとなっているそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/640秒 108mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
14.メジロ
メジロが5~6羽、群れていた。可愛いい。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/250秒 98mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
15.ムクドリ
これはヒヨドリかと思っていたが、n-shuhei さんから、ムクドリだと教えていただいた。確かにくちばしの付け根が黄色い。wikipedia によれば、ムクドリはもともとは、農作物に害を及ぼす虫を食べる、益鳥とされていた。しかし、生息環境の破壊により都市に適応して大量に増殖するようになり、鳴き声による騒音や糞害などが、しばしば問題にななっている。ムクドリは同じように市街地で良く見られるヒヨドリに比べると、可愛さがないように見えると言っては気の毒だろうか。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/400秒 236mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。


2012年3月 6日

舞岡公園冬景色 その1 2月20日


 私が舞岡公園へ出掛けるのは蝶の撮影が目的である。従って、舞岡公園へ通い始めて10年目を迎えるが、今まで蝶の飛ばない季節に訪れたことはない。しかし、舞岡公園を知るためには冬も歩いてみなくてはいけないと思うようになった。この日は晴れ間も覗き、寒さも和らぐというので、出掛けて行った。

1.舞岡公園南門
いつもの駐車場に車を停め、いつものコースを歩き始める。当然のことだが木々の葉は落ちていて、枝と枝の隙間からその向こうが見通せる。ここは、南門。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/78秒 11.5mm ISO74 ) 露出補正 なし
舞岡公園南門;クリックすると大きな写真になります
2.タイワンリス
歩いていると、道の左側の木の枝から、右側の木の幹へとリスが飛んだ。大きさといい、立派な尻尾といい、外来種であるタイワンリスだと思う。伊豆大島で飼われていたのを江の島植物園で飼育していたが、台風で飼育小屋が壊れて逃げ出し、県内で繁殖するようになったという。舞岡公園に少なくとも10頭以上はいるそうだ。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/142秒 75.5mm ISO95 ) 露出補正 なし
タイワンリス;クリックすると大きな写真になります
3.大原谷戸池
「古谷戸の里」の方へ歩いて行くと、最初の池が左手に見える。夏は緑に覆われていて、全く違う眺めだ。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/114秒 23mm ISO64 ) 露出補正 なし
大原谷戸池;クリックすると大きな写真になります
4.「古谷戸の里」
「古谷戸の里」は月曜日はお休みである。中に入ることができない。4月になると、ここには桜の花が咲き、「古谷戸の里」の古民家の庭には鯉のぼりが泳ぐ。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/153秒 8.2mm ISO64 ) 露出補正 なし
「古谷戸の里」;クリックすると大きな写真になります
5.「古谷戸の里」のトイレから
「古谷戸の里」の門の左手にトイレがある。「古谷戸の里」の中には入れないけど、トイレは利用できた。そのトイレから、「古谷戸の里」の中へ入れるようになっているが、その扉には鍵がかかっていた。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/168秒 4.6mm ISO64 ) 露出補正 なし
.「古谷戸の里」のトイレから;クリックすると大きな写真になります
6.アオサギがカエルを捕食 -1
「古谷戸の里」を出てきたところに古谷戸池がある。何人かの方がその池の方向にカメラを向けたり、双眼鏡で覗いたりしている。ご婦人がアオサギがカエルを食べていると教えてくれた。小さい池だが、その反対側にアオサギの姿があった。はじめは良く見えなかったが、やっと捕捉して、驚いた。小さなカエルを捕食したのだと思っていたところ、大きなカエルだった。ウシガエルというのだろうか、体調20cmくらいあろうかと思えるカエルをくちばしに咥えている。凄いシーンだ。この日は、24倍ズームのNikon COOLPIX P90 を持ってきていたので、35mm版換算624mm画角で撮った。明るかったので、ほとんどぶれなかった。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/311秒 110.4mm ISO64 ) 露出補正 なし トリミング
アオサギがカエルを捕食;クリックすると大きな写真になります
7.アオサギがカエルを捕食 -2
アオサギはくちばしに咥えた大きなカエルを、一旦池に入れては咥え直す。カエルの腹部が見える。しばらく、見ていたら、完全に呑みこんでしまった。凄い迫力だった。アオサギの顔にあるカエルの手が、付け睫毛をした眼のように見える。6.7.とも邪魔なものが写り込んだので、若干トリミングした。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/313秒 110.4mm ISO64 ) 露出補正 なし トリミング
アオサギがカエルを捕食;クリックすると大きな写真になります
8.きざはしの池 タシギ?
瓜久保の方へ歩く。すぐ左手にきざはしの池があり、ここも野鳥が多いようだ。ここでもじっと双眼鏡をのぞいている方がいるので「何がいるんですか?」訪ねた。良く聞き取れなかったが、「あの木の左側を左へ1mくらいのところに何かいます。」と教えてくれた。やっと捕捉し、まず中間距離でピントを合わせ、110.4mm(624mm相当)へズームする。鳥の形がやっとはっきり見えた。鳥の名は良くわからないが、タシギだろか?

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/234秒 110.4mm ISO64 ) 露出補正 なし トリミング
きざはしの池 タシギ?;クリックすると大きな写真になります
9.舞岡公園北門
舞岡公園には南門、北門と東門がある。これらの門の内側は公園(市)の土地であり、ここから外は、私有の農営地ということか。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/118秒 7.3mm ISO64 ) 露出補正 なし
舞岡公園北門;クリックすると大きな写真になります
10.さくらなみ池
谷戸の水田を挟んで向こう側に、さくらなみ池、そしてその右側に宮田池がある。ここは何時も三脚で望遠レンズを付けたカメラを構える方が多い。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/174秒 32.7mm ISO64 ) 露出補正 なし
さくらなみ池;クリックすると大きな写真になります
11.瓜久保の池
北門を出て、市営地下鉄の舞岡駅の方へ行くと、左手に瓜久保の家という休憩所がある。ここを左に入って瓜久保と呼ばれる高台に進むと、夏には睡蓮の花を咲かせるかっぱ池という池があり、母親に連れられた子供たちがザリガニ釣りに夢中になる。この日は薄氷が張っていた。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/69秒 6.6mm ISO64 ) 露出補正 なし
瓜久保の池;クリックすると大きな写真になります
12.ロウバイ(蝋梅)の花
かっぱ池の傍に蝋梅の花が咲いていた。今の時期に訪れることがないので、ここに蝋梅の木があったのに気がつかなかった。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/166秒 8.2mm ISO64 ) 露出補正 なし
ロウバイ(蝋梅)の花;クリックすると大きな写真になります
13.早咲きの梅
今年は梅の花も咲き始めるのが遅い。かっぱ池の先の瓜久保の広場で早咲きの梅が1本、花を咲かせていた。何かほっとする。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/196秒 32.7mm ISO64 ) 露出補正 なし
早咲きの梅;クリックすると大きな写真になります