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2023年6月14日

6月の舞岡公園 ① 2023年6月5日 横浜市戸塚区舞岡公園

6月2日は横浜市も台風2号の大雨だった。6月3日の土曜日は午後から晴れ間が出て気温も上がったが、この日はJPS昆虫切手研究会主催のファーブル生誕200年記念「第36回昆虫切手昆虫切手展」に行く予定があった。私は雨を避けて出かけたので間に合わなかったが、日本アンリ・ファーブル会理事長であり、「完訳ファーブル昆虫記」の著者である奥本大三郎 埼玉大学名誉教授によるテープカットが行われていた。
 日曜日は良い天気になった。平地産のゼフィルスのトップ・シーズンであり、愛好家の皆さんが大勢来られると思い、翌月曜日も天気が良く気温も上がるという予報を信じて、6月5日はいつもより早めに現地に向かった。
 何かいないかと目を配りながら歩くが、ゼフィルスはもとよりチョウの姿はない。花の写真を撮りながら、昨年も、ミドリシジミやウラゴマダラシジミが集まっていたクリの花が咲くところへ行く。まだ、どなたも先客はおられなかった。
 クリの花を見上げていると、黒い影を見つけた。眼鏡をかけた目では同定はできない。AFで狙いを付けて連写してみて、モニターで確認するとミドリシジミだった。あと、破損したアカシジミを1頭見つけたが、それだけだった。
 他のポイントへも行ってみたが、何も現れてくれなかったし、他のチョウも少なかった。

000_230605001 X700 舞岡公園 Z50 Z105mc.jpg
羽化したばかりのミドリシジミ♀ 2023年6月5日 横浜市戸塚区舞岡公園

001_230605025 X900 舞岡公園 オカトラノオ RX10M4.jpg 1.オカトラノオ(丘虎の尾)
wikipediaには、「白色の小さな花を茎の先に総状につけ、下方から開花していく。花穂の先端が虎の尾のように垂れ下がる。」とあった。花穂の下の方の蕾が今にも開きそうである。この花もチョウが好きだ。箱根湿性花園にはオカトラノオの群落がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 164mm ISO640 ) 露出補正 なし
002_230605026 X900 舞岡公園 ミズキ RX10M4.jpg 2.ミズキ(水木)
春の終わり頃になって白い小花を密に咲かせる。この花にはチョウは来ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
003_230605027 X900 舞岡公園 ガクアジサイ RX10M4.jpg 3.ガクアジサイ(額紫陽花)
一般的に知られているホンアジサイ(いわゆるアジサイ・紫陽花)はガクアジサイから栽培種として育てられてきた。写真のように花の中心に蕾のような花が集合し、その周りにガクと呼ばれる葉っぱが変化した部分がついているのがガクアジサイと呼ばれるアジサイの原種の1つだ。いまではアジサイというと原種のガクアジサイより、ホンアジサイの方をイメージする人が多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 200mm ISO500 ) 露出補正 なし
004_230605028 X900 舞岡公園 シモツケ RX10M4.jpg 4.シモツケ(下野) 和名のシモツケ(下野)は最初に下野国、現在の栃木県で発見されたことに由来するそうだ。せいぜい高さ1m程度の落葉広葉樹の低木である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
005_230605031m X900 〇舞岡公園 クリ ミドリシジミ RX10M4.jpg 5.ミドリシジミ -1
クリの花が咲くところに来た。昨年はこのクリの花に6種中5種の平地産ゼフィルスが集まっていた。今年も期待して花を見上げる。目を凝らして次から次と眺めていくと、黒っぽい影が見えた。目が悪いので眼鏡をかけた目では同定できない。RX10のAFでピント枠の中に入れて撮ってみる。モニターを拡大して見るとミドリシジミだった。今年も会えてよかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO640 ) 露出補正 なし
006_230605031 X900 〇舞岡公園 クリ ミドリシジミ RX10M4.jpg 6.ミドリシジミ -2
その個体はクリの花の上を歩いて移動していた。襟元(頭部の後ろの前翅の合わさるところ)に緑色の金属光沢があった。♂のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO640 ) 露出補正 なし
007_230605042 X900 〇舞岡公園 クリ アカシジミ RX10M4.jpg 7.アカシジミ -1
アカシジミも見つけた。しかし、すでに破損した個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO1000 ) 露出補正 なし
008_230605048 X900 〇舞岡公園 クリ ミドリシジミ RX10M4.jpg 8.ミドリシジミ -3
見つけたときから15分ほど経った。まだ、クリの花を歩いて移動している。クリは虫媒花をつける。蜜の在処を示す花弁はなく、たくさんの雄花が集まった白い花穂をたくさんつけて存在を示す。また、分泌するスペルミンで醸し出される独特の匂いも昆虫を呼ぶためのものだ。クリの花には多くの虫たちが集まる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO400 ) 露出く正 なし
009_230605002 X900 〇舞岡公園 ガクアジサイ Z50 Z105mc.jpg 9.ヤマアジサイ
見つけたミドリシジミ1頭とアカシジミ1頭以外はここに現れなかった。20分ほどいて、ほかの愛好家も来られたので、「そこにいますよ」と案内して、その場を移動した。瓜久保の家に咲いていたアジサイは、白いガク(装飾花)の部分が次第にピンクを呈するようになる。ガクアジサイにはダンスパーティー、隅田の花火、城ヶ崎など様々な品種があるそうだが、これはガクアジサイではなく、ヤマアジサイと思われる。装飾花が白から赤に変わるのは、太陽の光に当たるからだと言われている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f8.0 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
010_230605055 X900 〇舞岡公園 ヤマボウシ RX10M4.jpg 10.ヤマボウシ(山法師)
花びらのように白く見える総苞片をつけて花を咲かせる。wikipediaによれば、和名のヤマボウシの由来は、中心に多数の花が集まる頭状の花序を法師(僧兵)の坊主頭に、花びらに見える白い総苞片を白い頭巾に見立てたもので、「山に咲く法師」(山法師)を意味するといわれているそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 186mm ISO1000 ) 露出補正 なし
011_230605005 X900 舞岡公園 ドクダミソウ Z50 Z105mc.jpg 11.ドクダミ(蕺・蕺草)
葉はハート形、萼片や花弁を欠く小さな花が密集し、その基部に白い花びらのような苞(花や花の集まりの基部にある特殊化した葉)が4枚つくため、花の集まり(花序)が1個の花のように見える。自宅の近所で苞が八重のものドクダミを見た。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.2 1/1000秒 105mm ISO1100 ) 露出補正 なし
012_230605058 X900 〇舞岡公園 ベニシジミ RX10M4.jpg 12.ベニシジミ
春型のベニシジミは前翅のオレンジ色が鮮やかなので、つい撮りたくなってしまう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO1400 ) 露出補正 なし
013_230605064m X900 〇舞岡公園 ミドリシジミ RX10M4.jpg 13.ミドリシジミ♀ -1
ミドリシジミが吸蜜していたクリの花が咲くところへ戻ってきた。そこにはミドリシジミはいなかったが、近くで数人の方が、カメラを構えていらした。行ってみるとミドリシジミが下草(ヤマグワ?)の葉に止まっていた。羽化したてのように見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO800 ) 露出補正 なし
014_230605076 X900 ◎舞岡公園 ミドリシジミ RX10M4.jpg 14.ミドリシジミ♀ -2
葉の上を歩いて、向きを変えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO800 ) 露出補正 なし
015_230605011m X900 〇舞岡公園 ミドリシジミ  Z50 Z105mc.jpg 15.ミドリシジミ♀ -3
少し距離はあったが、105mmのマクロレンズで撮った。これ以上は近寄れない。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.0 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
016_230605087 X900 〇舞岡公園 アカシジミ RX10M4.jpg 16.アカシジミ -2
クリの花を見上げているとアカシジミが1頭飛び出して、近くの葉に止まった。一見きれいな個体だったが、だいぶ擦れてしまっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 198mm ISO2500 ) 露出補正 なし
017_230605089m X900 〇舞岡公園 アカシジミ RX10M4.jpg 17.アカシジミ -3
前の写真と同じ個体。翔んで別のところに止まった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO3200 ) 露出補正 なし
018_230605017 X900 △舞岡公園 アカシジミ  Z50 Z105mc.jpg 18.アカシジミ -4
また、翔んで今度は下草の中に逃げ込んだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f8.0 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
019_230605023m X900 ◎舞岡公園 アカシジミ  Z50 Z105mc.jpg 19.アカシジミ -5
葉の隙間から狙ってみる。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
020_230605095 X900 〇舞岡公園 ミドリシジミ♀ RX10M4.jpg 20.ミドリシジミ♀ -4
もう一度、ミドリシジミが止まっていたところに戻ってみた。開翅を待ってみたが、これ以上は開いてくれなかった。♀であることは間違いないが、これでは何型かわからない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 180mm ISO800 ) 露出補正 なし

2022年7月13日

舞岡公園 ゼフィルスシーズンの終盤に 6月13日

舞岡公園のゼフィルスの季節はそろそろ終わりになろうとしている。この先、他の予定もあり、今シーズンはこれで終わりにしようと舞岡公園へ行った。舞岡公園に生息する平地産ゼフィルス6種のうち、ミズイロオナガシジミだけが撮れていないが、この日も現れなかった。
 いつものポイントへ行くと、ひとり先客がおられた。「お邪魔します」と挨拶をして、「いますか」と尋ねたところ、指をさして教えてくれた。静かにハンノキの葉に止まっているきれいな個体だった。まだまだこれから出てくるのだろうか?
 どうしたわけか、今年はアカボシゴマダラを見ることが少ない。ツマグロヒョウモンも少ない。トラフシジミの夏型が出ていないかと注意していたが、逢えなかった。ムラサキシジミも見かけない。
 4月の後半から6月の終わりごろにかけて、舞岡公園では最もチョウの種類、数が多くなる季節だが、今年はゼフィルスは比較的多かったが、他はあまり振るわなかった。

000_220613068x X700 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg
散策路で吸水するクロアゲハ雄 2022年6月13日 横浜市戸塚区 舞岡公園

001_220613006m X800 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 1.ミドリシジミ -1
9時半過ぎにミドリシジミのポイントに着いた。前述したように先に来られていた方がおられたので、「いますか」と尋ねてみたところ羽化したばかりのようなミドリシジミがいた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO1250 ) 露出補正 +0.7段
002_220613037s X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 2.ミドリシジミ -2
前の写真と同じ個体。開翅してくれないかとしばらく待ってみるが、じっとして動かない。雌のように思えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
003_220613052 X800 ◎舞岡公園 ウラギン RX10M4.jpg 3.ウラギンシジミ夏型 雄 -1
ウラギンシジミが飛来した。新鮮な夏型の雄である。翅を閉じて地面に止まったが、ゆっくりと翅を開き始めた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 136mm ISO100 ) 露出補正 なし
004_220613016 X800 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 4.ウラギンシジミ夏型 雄 -2
一旦飛び立って近くの葉の上に静止して、翅を半分開く。翅の縁にある絨毛も全くとれてない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO450 ) 露出補正 +0.7段
005_220613018 X800 舞岡公園 Z50 18-140.jpg 5.ガクアジサイ (アマチャ?)
舞岡公園にはいわゆるアジサイは少なく、ガクアジサイが多い。アジサイ、ガクアジサイの品種は多く、私にはわからない。ネットで画像を検索してみたが、これはアマチャという品種に見える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO800 ) 露出補正 +0.7段
006_220613020 X800 舞岡公園 Z50 18-140.jpg 6.キキョウ(桔梗)
キキョウは秋の季語であり、また秋の七草の一つであるが、実際の開花時期は六月中旬の梅雨頃から始まり、夏を通じて初秋の九月頃までである。雌雄同花だが雄性先熟であり、まず雄しべが成熟して花粉が出て(雄花期)、その後に真ん中にある雌しべが開き柱頭が受粉可能になるという。この写真ではまだ、雌蕊は完全に開いていない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 64mm ISO450 ) 露出補正 +0.7段
007_220613024 X800 舞岡公園 Z50 18-140.jpg 7.ガクアジサイ (ベニガクアジサイ?)
花のように見える部分はがくが変化した装飾花とよばれるもので、実際の花は非常に小さく装飾花の下に集まってつく。ガクアジサイは額縁のように花序の周りに装飾花がある。瓜久保の家からかっぱ池へ行く道の左側に毎年花を咲かせる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 140mm ISO500 ) 露出補正 +0.7段
008_220613065 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 8.クロアゲハの吸水 -1
毎年、この頃に古民家の前の散策路の辺りでクロアゲハが吸水しているところを目撃することがある。アゲハ類の雄の成虫の羽化後のナトリウム塩摂取が配偶行動に重要な役割をもつことが研究されている。これらの研究は、羽化後の摂食(吸水)行動が彼らの繁殖(配偶行動)を成功させるために重要であることを示しているという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 206mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_220613087 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 9.クロアゲハの吸水 -2
後翅前縁部の白斑が見え、紛れもなく雄である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2000 ) 露出補正 なし
010_220613088 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 10.クロアゲハの吸水 -3
しばらくの間、行ったり来たりしていた。落ち着いて吸水することはなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1250 ) 露出補正 なし
011_220613090 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 11.クロアゲハの吸水 -4
連写で追うが撮影はなかなか難しい。一定の方向へは翔んでくれない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1600 ) 露出補正 なし
012_220613118 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 12.ミドリシジミ -3
過日、多くのミドリシジミなどが集まっていたクリの木へ行ってみる。1頭のミドリシジミを見つけた。この個体もまだフレッシュである。前翅の"襟元"に緑色の金属光沢が見え、雄と解る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1000 ) 露出補正 なし
013_220613027m X800 〇舞岡公園 ミドリ Z50 18-140.jpg 13.ミドリシジミ -4
前の写真と同じ個体である。開翅は期待できない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO6400 ) 露出補正 +0.7段


2022年7月 5日

一本のクリの木に平地産ゼフィルス5種 舞岡公園 6月9日

それほど良い天気ではなかったが、気温は上がりそうだった。そろそろミドリシジミを撮っておきたいと思い、舞岡公園へ出かけた。例年なら時期的にはもう雌が多くなる頃である。
 どこかの小学校の児童たちが遠足に来ていた。結構人数が多い。一学年でこんなに生徒がいるのだろうか。それともいくつかの学校から来ているのだろうか。これから公園の何処を歩くのだろうか。ちょっと気になる。谷戸の畦道にはモンシロチョウが飛んでいた。
 ミドリシジミのポイントを歩くがその姿はない。この天気で、もしミドリシジミが出てくれば開翅シーンも期待できると思ったが。
 散策路に咲くクリの花が満開だった。いるかなと思って目を凝らしていると、アカシジミがいた。そしてミドリシジミも飛来してきた。雄もいる。だが、背よりも高いところの花に止まって吸蜜するので撮り難い。背景が曇り空で、クリの葉蔭に止まるチョウたちの姿は暗くなってしまう。カメラをクリの花に向けていると、愛好家が4~5人集まってこられた。皆さん撮り難いとこぼしている。ここの状況はしばらく変わらないと思い、一旦席を外して、他を廻ってみたが成果なし。また、戻ってきた。この日はこの木で2時間近く撮った。やがてオオミドリシジミもやってきて、ウラゴマダラシジミ、ウラナミアカシジミも見つかり、この1本のクリの木で、ミズイロオナガシジミを除く平地産ゼフィルス5種を見つけることが出来た。ゼフィルスの発生期とクリの花の最盛期が重なったのだ。アカシジミは傷んでいる個体もあったが、ほとんどの個体はきれいな個体だった。  

000_220609230 X700 ◎舞岡公園 ミドリ RX10M4.jpg
クリの花に来て吸蜜するミドリシジミ 2022年6月9日 横浜市舞岡公園

001_220609196 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg 1.小学生の遠足
10時10分前、さくら休憩所に行くと小学生の生徒さんたちが集まっていた。遠足で来られたのだろうか。コロナで遠足もなかなかできなかったのだろうが、感染も大分落ち着いてきて、解禁になったのだろう。でも、引率の先生や、子供たちはみんなマスクをしていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO320 ) 露出補正 なし
002_220609201 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 2.谷戸の田んぼとモンシロチョウ 田植えが終わった谷戸の田んぼの畦道に咲く雑草のハルジオンにモンシロチョウが止まった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
003_220609209 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 3.アカシジミ -1
クリの花が咲いていた。5月30日にも、ほかの場所だが、クリの花にいたアカシジミを撮った。今年はクリの開花が遅かったのだろうか、クリの花穂は白く伸び瑞々しい。アカシジミもまだまだ新鮮だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
004_220609221 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 4.アカシジミ -2
アカシジミは複数いた。この個体は尾状突起を含め肛角部が食いちぎられている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
005_220609223 X800 ◎舞岡公園 ウラナミ RX10M4.jpg 5.ウラナミアカシジミ
葉の蔭になっているところを探してみるとウラナミアカシジミがいた。チョウの姿は暗い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1000 ) 露出補正 なし
006_220609227 X800 〇舞岡公園 ミドリ RX10M4.jpg 6.ミドリシジミ -1
何処からか飛来したミドリシジミがクリの花に止まり吸蜜を始めた。今シーズン4種目のゼフィルスだ。クリの花の独特の匂いに誘われるのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 94mm ISO400 ) 露出補正 なし
007_220609013 X800 〇舞岡公園 ミドリシジミ Z50 18-140.jpg 7.ミドリシジミ -2
また来た。今の個体とは違うようだ。雌雄が確認できない。この時間では開翅は期待できない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6 1/500秒 110mm ISO560 ) 露出補正 なし
008_220609242 X800 ◎舞岡公園 ミドリ RX10M4.jpg 8.ミドリシジミ -3
ミドリシジミの個体数は多いようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO800 ) 露出補正 +0.7段
009_220609264 X800 ◎舞岡公園 ミドリ RX10M4.jpg 9.ミドリシジミ -4
これも別の個体だ。それぞれの個体で裏面の白条が微妙に異なっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO800 ) 露出補正 +0.7段
010_220609274 X800 ◎舞岡公園 ミドリ2頭 RX10M4.jpg 10.2頭のミドリシジミ -1
近い位置にミドリシジミが2頭いた。両方にピントが合う位置に移動して撮るが、なかなか難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 125mm ISO500 ) 露出補正 +0.7段
011_220609278 X800 〇舞岡公園 ミドリ+ダイミョウ RX10M4.jpg 11.ミドリシジミとダイミョウセセリ
多くの昆虫がクリの花に集まってくる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO640 ) 露出補正 +0.7段
012_220609283 X800 ◎舞岡公園 ミドリ RX10M4.jpg 12.ミドリシジミ -5
ミドリシジミはどの個体もほとんど破損がない。上を見上げて撮るので首が疲れてきた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 196mm ISO400 ) 露出補正 +0.7段
013_220609298 X800 ◎舞岡公園 ミドリ RX10M4.jpg 13.ミドリシジミ -6
少し撮り易いところに来てくれたが、顔が花に隠れてしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO640 ) 露出補正 +0.7段
014_220609318tm X800 ◎舞岡公園 ミドリ2頭 RX10M4.jpg 14.2頭のミドリシジミ -2
上手く撮れなかった。右側のミドリシジミは、どこからか飛来してきて、葉上に止まったばかり。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO640 ) 露出補正 +0.7段
015_220609332 X800 ◎舞岡公園 アカ RX10M4.jpg 15.アカシジミ -3
カメラを上に向けて撮ると、曇り空が入ってしまうことがあり、露出が難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
016_220609336x X800 ◎舞岡公園 アカ RX10M4.jpg 16.アカシジミ -4
この個体はきれいだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 206mm ISO250 ) 露出補正 なし
017_220609341 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 17.キタテハ夏型
ちょっと、お休み。目線を下げるとそこにいたのはキタテハの第1化だ。すでに擦れてきているようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 190mm ISO400 ) 露出補正 なし
018_220609352 X800 ◎舞岡公園 オオミドリ RX10M4.jpg 18.オオミドリシジミ -1
背景が明るく見難くかったが、ミドリシジミにしては白っぽい。オオミドリシジミだった。これでゼフィルス5種目。舞岡公園では久しぶりに見るオオミドリシジミだった。折角のオオミドリシジミが暗くなってしまったので、画像ソフトで明るくしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 175mm ISO100 ) 露出補正 なし
019_220609361 X800 ◎舞岡公園 ミドリ RX10M4.jpg 19.ミドリシジミ -7
襟元に緑色の金属光沢が覗き見える。雄だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 178mm ISO800 ) 露出補正 +0.7段
020_220609369 X800 ◎舞岡公園 ミドリ RX10M4.jpg 20.ミドリシジミ -8
この個体は尾状突起と肛角部が失われている。チョウの肛角部の黒い丸い紋は、鳥に襲われた時にそれを頭部と思わせて逃れるというが、この個体も鳥に襲われたのかもしれない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 121mm ISO320 ) 露出補正 +0.7段
021_220609399x X800 ◎舞岡公園 ウラゴ RX10M4.jpg 21.ウラゴマダラシジミ -1
クリの花の間に見え隠れして目立たなかったが、ウラゴマダラシジミもいた。このカメラで撮る220mmでの背景のボケはきれいなので気に入っている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 +0.7段
022_220609093 舞岡公園 クリの花 Z50 18-140.jpg 22.クリの花
この一本のクリの花に平地産ゼフィルス5種がいた。クリの花はチョウのみならず、いろいろな虫たちが好んで集まる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/500秒 26mm ISO400 ) 露出補正 +0.7段
023_220609095 X800 ◎舞岡公園 ミドリシジミ Z50 18-140.jpg 23.ミドリシジミ -9
撮りやすいところに止まってくれた。雄のように見える。まだ新鮮な個体だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO500 ) 露出補正 なし
024_220609119 X800 ◎舞岡公園 ミドリシジミ Z50 18-140.jpg 24.ミドリシジミ -10
この個体の前翅裏面の白条はきれいな形の弧を描いている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO720 ) 露出補正 なし
025_220609156 X800 〇舞岡公園 オオミドリ Z50 18-140.jpg 25.オオミドリシジミ -2
オオミドリシジミはこの1頭しかいなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO450 ) 露出補正 +0.7段
026_220609161 X800 ◎舞岡公園 ミドリシジミ Z50 18-140.jpg 26.ミドリシジミ -10
この個体は腹部が太い。見えている後翅の表側も黒っぽい。雌のようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO720 ) 露出補正 +0.7段¥
027_220609173 X800 ◎舞岡公園 オオミドリ Z50 18-140.jpg 27.オオミドリシジミ -3
ちょっと離れていたが、撮りやすいところに移動してきてくれた。まずまずだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO720 ) 露出補正 +0.7段


2022年6月18日

舞岡公園 ①イチモンジチョウが発生 5月24日

そろそろ平地産ゼフィルスが出てくる頃になった。平地産ゼフィルスの中では、多分アカシジミが一番早く出てくると思うが、私が舞岡公園で最も早くアカシジミを見た年は2009年の5月19日だった。今年は発生が少し遅いかもしれない。「舞岡公園の自然」では、5月23日にアカシジミを撮影されていた。
 9時に公園の南門から入り、いつものように歩く。キアシドグガが発生のピークの様で、一視野に10頭もの成虫が翔ぶの目に入る。
 アカシジミは発生していた。南門から北門へ行くあいだに3頭が翔ぶのを目撃したが、撮影チャンスがない。やっと1頭、離れた梢の葉に止まったのを確認し、シャッターを切ったがピントを外してしまった。1回シャッターを切った時に飛び去られてしまった。発生していることが分かったので、焦ることはない。
 ミドリシジミはまだ、発生していないようだった。
 イボタノキやマルバウツギの白い花にイチモンジチョウが来ていた。羽化したばかりのようなきれいな個体だった。イチモンジチョウは個体数はそれほど多くないが、この季節に舞岡公園の広い範囲で見ることが出来る。アカボシゴマダラは1頭だけ撮ることが出来た。
 北門の辺りでテングチョウが飛来し近くに止まった。セセリかと思うほど小さな個体だったのに驚いた。幼虫期に食糧難だったのだろうか?
 かっぱ池へ行って見たが、ミドリシジミの姿はなかった。

000_220524114 X700 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg
マルバウツギの花で吸蜜するイチモンジチョウ 2022年5月24日 横浜市 舞岡公園

001_220524077 X800 舞岡公園 ハコネウツギ Z50 18-140.jpg 1.ハコネウツギ(箱根空木)
ウツギの種類は多い。そしてこの時期、多少前後して一斉に花を咲かせる。ハコネウツギは漏斗状の花を咲かせ、はじめは白い花が次第に赤へと変化する。 箱根の名がつくが、箱根に自生するものは少ないという。では和名の由来は何だろうか?。また、スイカズラ科とも、タニウツギ科ともいわれる。タニウツギはスイカズラ科である。 スイカズラ科タニウツギ属が正解か。ややこしい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/800秒 81mm ISO100 ) 露出補正 なし
002_220524006 X800 〇舞岡公園 キアシドクガ RX10M4.jpg 2.キアシドクガ(黄脚毒蛾)
舞岡公園の至る所で白い蛾がふわふわと翔んでいた。この時期に一斉に羽化するようだ。いつもの年より多いような気がする。幼虫には毒のあるドクガ特有の毒針毛は無く、一生を通じて毒は無いとされる。幼虫はミズキ、クマノミズキ、エゴノキの葉を食する。 卵で越冬し、春に孵化した幼虫は梢にのぼり、葉を食べる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
003_220524080 X800 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 3.サトキマダラヒカゲ
南門手前のさくら休憩所で毎年見かけるシーンである。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 57mm ISO400 ) 露出補正 なし
004_220524009 X800 △舞岡公園 イボタノキ RX10M4.jpg 4.アオスジアゲハ -1
イボタノキの花が咲き、アオスジアゲハが舞っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
005_220524086 X800 舞岡公園 イボタノキ Z50 18-140.jpg 5.イボタノキの花
イボタノキの花はミツバウツギとともにチョウの好きな花だ。ウツギの花とやっと区別が出来るようになった。最盛期だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO180 ) 露出補正 なし
006_220524088 X800 舞岡公園 マルバウツギ Z50 18-140.jpg 6.マルバウツギ
マルバウツギの花にもチョウは来る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f10 1/500秒 48mm ISO110 ) 露出補正 なし
007_220524092 X800 〇舞岡公園 イボタノキ Z50 18-140.jpg 7.イボタノキにモンシロチョウ雌
例年はスジグロシロチョウの方がモンシロチョウより多かったと思うのだが、今年はモンシロチョウが多く見られる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/800秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_220524096 X800 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 8.モンシロチョウ雄 -1
この日もカメラは2台携行した。1台はSONY RX10M4(8.8-220mm f2.4-4 35mm版24mm-600mm相当)をハンド・ストラップで持ち、もう1台はNikon Z50に18mm-140mm(35㎜版27mmー210mm相当)を首に掛けていく。このショットは後者の140mmで撮ったが、レンズの先端から30cmくらいまでは寄ることが出来る。背景のボケもきれいだ。ただ,140mmにすると開放でf6.3である。ちょっと暗い。マクロ105㎜ f2.8 が欲しくなっている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO140 ) 露出補正 なし
009_220524015 X800 〇舞岡公園 イボタノキ RX10M4.jpg 9.アオスジアゲハ -2
再びイボタノキにアオスジアゲハ飛来した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 198mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_220524020 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 10.イチモンジチョウ -1
イチモンジチョウがイボタノキの花にきた。新鮮な個体である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 203mm ISO320 ) 露出補正 なし
011_220524106 X800 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 11.イチモンジチョウ -2
前の写真と同じ個体である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO220 ) 露出補正 なし
012_220524117 X800 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 12.イチモンジチョウ -3
別の個体が、今度はマルバウツギの花にきた。この個体は翅頂近くにオレンジ色の小さな斑紋が出ている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO500 ) 露出補正 なし
013_220524125 X800 〇舞岡公園 ヒメウラナミジャノメ イボタノキ Z50 18-140.jpg 13.ヒメウラナミジャノメ
ヒメウラナミジャノメもイボタノキの花にきていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO250 ) 露出補正 なし
014_220524132 X800 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 14.アカボシゴマダラ
今年はアカボシゴマダラを見ることが少ない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO125 ) 露出補正 なし
015_220524138 X800 〇舞岡公園 テング Z50 18-140.jpg 15.テングチョウ雄
ギフチョウの写真を撮りに行く頃は、まだ越冬した成虫が多く飛んでいる。そしてこの頃になると、今年生まれのきれいな成虫が飛び出す。この個体は何処からともなく敏速に翔んできて、柵の柱に止まった。はじめはコチャバネセセリかなと思うほど小さかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/800秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
016_220524142 X800 ◎舞岡公園 チャバネ Z50 18-140.jpg 16.チャバネセセリ
チャバネセセリは秋になると多く見られるようになるが、この時期に見るのは初めてだった。年3回ほど発生するようだが、これは第一化だろう。きれいな個体だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO320 ) 露出補正 なし
017_220524151 X800 ◎舞岡公園 イモカタバミ Z50 18-140.jpg 17.モンシロチョウ雌
畑の脇に咲いていたイモカタバミの花に数頭のモンシロチョウが舞っていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6 1/640秒 115mm ISO100 ) 露出補正 なし
018_220524152t X800 ◎舞岡公園 イモカタバミ Z50 18-140.jpg 18.モンシロチョウ 雄と雌
吸蜜中の雌に雄がアプローチ。トリミングしている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6 1/500秒 115mm ISO100 ) 露出補正 なし
019_220524155t X800 ◎舞岡公園 イモカタバミ Z50 18-140.jpg 19.モンシロチョウが舞う
イモカタバミの花畑にモンシロチョウが舞う。これは両方とも雄のようだ。モンシロチョウをこんなに撮ったのは初めてだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6 1/640秒 115mm ISO100 ) 露出補正 なし
020_220524027 X800 〇舞岡公園 キアシドクガ RX10M4.jpg 20.キアシドクガ 成虫
瓜久保の家まできた。ここにもキアシドクガがいた。開翅する姿はチョウのようだが、触覚が櫛歯状になっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
021_220524163 X800 舞岡公園 キアシドクガ蛹 Z50 18-140.jpg 21.キアシドクガ 蛹
瓜久保の家の柱に蛹が付いていた。間もなく羽化するのだろう。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO3200 ) 露出補正 なし


2021年7月28日

ミドリシジミを見に箱根湿性花園へ  2 of 2 7月10日

時刻は11時を少し回った。少し空が明るくなってきたように思う。今年は例年ミドリシジミが吸蜜に集まるノリウツギの木が花を付けていなかった。ミドリシジミに会えるかどうかわからないが、あと1時間ほど頑張ってみようと思う。
 目に触れるチョウの数は多くなったが、種類は多くない。
 この日はオオウラギンスジヒョウモンのフレッシュな個体を撮影できたことで納得し、そろそろ引き上げようかと思ったころ、散策路から2mほど離れたところに咲く、いつもとは別のノリウツギの花に止まっているミドリシジミを見つけた。閉じた翅の付け根から金属光沢のある緑色が輝くのが見えたので♂だと思う。新鮮な個体なので、発生初期なのだろう。最盛期はやはり7月中頃なのだろう。
 午後1時少し前に湿性花園を退出し、駐車場前の「湿性茶屋」でとろろそばを食べて帰路についた。

24.オオウラギンスジヒョウモン -6
後半もオオウラギンスジヒョウモンのフレッシュな♂から撮り始める。緑色を背景にオレンジ色が引き立つ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 84mm ISO800 ) 露出補正 なし
024_210710162 X800 ◎箱根湿性花園 RX10M4.jpg
25.オオウラギンスジヒョウモン -7
Nikon D5300に付けたTAMRON 90mm で撮った。やや鮮やかな発色になった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/500秒 90mm ISO1100 ) 露出補正 なし
025_210710360 X800 ◎箱根湿性花園 D5300 TAMRON 90.jpg
26.オオウラギンスジヒョウモン -8
群生するオカトラノオには常に数頭のオオウラギンスジヒョウモンが飛んでいる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO500 ) 露出補正 なし
026_210710170 X800 箱根湿性花園 RX10M4.jpg
27.キキョウ(桔梗)
つぼみが風船のような形状であるため "balloon flower" という英名を持つ。花期は6月~8月だが秋の七草のひとつに数えられる。花の形から「桔梗紋」が生まれた。明智光秀の紋所である。美濃の山県氏、土岐氏一族は桔梗紋を紋所にしていた事で知られている。明智光秀も土岐氏一族であった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro 絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/500秒 90mm ISO2000 ) 露出補正 なし
027_210710363 X800 箱根湿性花園 D5300 TAMRON 90.jpg
28.ソバナ(岨菜)
園内にある花の案内板をみるとこの花はソバナというらしい。名前は葉の形が ソバ  の葉に似ているから、という説と、切り立った崖「岨」に咲くからという説があるそうだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro 絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/500秒 90mm ISO1400 ) 露出補正 なし
028_210710365 X800 箱根湿性花園 D5300 TAMRON 90.jpg
29.スイレン (睡蓮)
入り口近くにある池にはスイレンが咲いていた。スイレン属は世界中に分布し、50種ほどが知られる。日本にはただ1種、ヒツジグサ(未草)のみが自生する。さまざまな種が観賞用に栽培され、また多数の園芸品種が作出されている。私はスイレンとハスとの違いは何処がポイントなのか判らなかったが、「水面に咲くのがスイレン。 水面より上の方で咲くのがハス。 水面に浮かべてるのがスイレン。 水面より上へと立ち上がらせてるのがハス」なのだそうだ。スイレンはスイレン目スイレン科で、英語ではWater lily、ハスはヤマモガシ目ハス科で英語でLotus。辛子蓮根の 蓮根はハスの根である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
029_210710172 X800 スイレン 箱根湿性花園 RX10M4.jpg
30.ポンテデリア
入り口近くの池には紫色の花を咲かせた水生植物が生えている。ポンテデリアという名札が立てられていた。wikipediaで検索してみると、ミズアオイ科(Pontederiaceae)として開いた。この種はナガバミズアオイ(長葉水葵)という栽培種と思う。イチモンジセセリなどがしばしば吸蜜している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 94mm ISO320 ) 露出補正 なし
030_210710173 X800 ポンテデリア 箱根湿性花園 RX10M4.jpg
31.群生するオカトラノオ
さて、もう一回りしよと「仙石原湿原復元実験区」に戻る。ここではオカトラノオが群生し、この花はチョウが好む花のようで、オオウラギンスジヒョウモンはじめ、アカタテハ、ヒメアカタテハ、キタテハ、そして今朝はルリタテハが吸蜜に訪れていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 41mm ISO250 ) 露出補正 なし
031_210710178 X800 オカトラノオ 箱根湿性花園 RX10M4.jpg
32.カセンソウ(歌仙草)とオオウラギンスジヒョウモン -1
「仙石原湿原復元実験区」の西側の地域にはカセンソウの黄色い花も群生する。この花もオオウラギンスジヒョウモンなどが好んで吸蜜に来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
032_210710197 X800 ◎カセンソウ 箱根湿性花園 RX10M4.jpg
33.カセンソウとオオウラギンスジヒョウモン -2
この時間になって、カセンソウで吸蜜するオオウラギンスジヒョウモンが多くなった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 155mm ISO200 ) 露出補正 なし
033_210710205 X800 ◎箱根湿性花園 RX10M4.jpg
34.カセンソウとオオウラギンスジヒョウモン -3
なかなか遊歩道の近くの花には寄ってきてくれない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 67mm ISO100 ) 露出補正 なし
034_210710213 X800 ◎箱根湿性花園 RX10M4.jpg
35.ウラギンヒョウモン -4
また、ウラギンヒョウモンがオカトラノオに来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
035_210710242 X800 ◎箱根湿性花園 RX10M4.jpg
36.オオウラギンスジヒョウモン -9
「仙石原湿原復元実験区」を背にして池を背景に広角端で撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
036_210710262 X800 ◎箱根湿性花園 RX10M4.jpg
37.バッタかイナゴか
よくチョウとガの違いは何かと聞かれることがある。「同じ仲間ですよ」と答えることにしている。バッタとイナゴはどうだろうか?わたくしは詳しい知識はないが 「バッタ」と「イナゴ」は、同じ「直翅目バッタ科」の昆虫であり、根本的な違いはない。 「イナゴ」は、「バッタ」の仲間である。 見た目も大きな違いはないが、唯一「喉の突起」で見分けることができるようだ。 「イナゴ」の喉のあたりには、小さな突起状のものがあるのに対し、「バッタ」にはこうしたものがないそうだ。写真の個体はバッタなのかイナゴなのか? ネットで検索してみたところ、ツマグロイナゴモドキという種のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
037_210710265 X800 箱根湿性花園 RX10M4.jpg
38.ミドリシジミ -1
「仙石原湿原復元実験区」から園の入り口の方へ戻りかけたとき、散策路の柵の向こう側、2mくらいのところに咲く高さ3mくらいのノリウツギの花に何やらチョウを見つけた。これはミドリシジミに違いないと思い望遠端にして撮影を始めた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
038_210710268 X800 ◎箱根湿性花園 RX10M4.jpg
39.ミドリシジミ -2
開翅してくれないかと待つが、吸蜜に夢中である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
039_210710274 X800 ◎箱根湿性花園 RX10M4.jpg
40.ミドリシジミ -3
今日見られたミドリシジミは後にも先にもこの個体だけだった。この時には♂か♀かは分からなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
040_210710284 X800 ◎箱根湿性花園 RX10M4.jpg
41.ミドリシジミ -4
閉じられている前翅の襟元からかすかに緑色の金属光沢が見えた。♂だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 210mm ISO160 ) 露出補正 なし
041_210710312 X800 ◎箱根湿性花園 RX10M4.jpg
42.ミドリシジミ -5
発見してから10分近くたった。彼は花を歩いて移動し、向きを変えながら吸蜜を続ける。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 215mm ISO320 ) 露出補正 なし
042_210710325tm ◎箱根湿性花園 RX10M4.jpg
43.ミドリシジミ -6
とうとう翅を開いて美しい緑色の輝きを見せてくれることはなかった。この直後、何かに驚いて飛び去ってしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO160 ) 露出補正 なし
043_210710337 X800 ◎箱根湿性花園 RX10M4.jpg
44.オオウラギンスジヒョウモン -10
他にミドリシジミはいないかと、さらに離れたところに咲くノリウツギに目をやる。オオウラギンスジヒョウモンが花から花へと移動して吸蜜していたが、ミドリシジミの姿はない。まだ発生初期なのだろう。最盛期まであと4~5日というところか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 178mm ISO320 ) 露出補正 なし
044_210710344t X800 〇箱根湿性花園 RX10M4.jpg
45.「湿性茶屋」
3時間弱、箱根湿性花園に滞在した。ミドリシジミの姿を見ることが出来たことに満足して切り上げることにする。駐車場前にある 「湿性茶屋」でビールは飲めないが、とろろそばを食べて帰路についた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし
045_210710346 X800 箱根湿性花園 RX10M4.jpg


2021年6月12日

舞岡公園 やっとミドリシジミ♀1頭 5月31日

今週後半は天気が悪くなるという予報だ。平地産ゼフィルスに会いたいのでいつ行こうかと思っていたが、今日行くことにした。どうも今年は発生が遅れているようだ。例年なら一番早く出てくるはずのアカシジミすらまだ見ていない。ブログ「舞岡公園の自然2」を拝見しても、ここ数日でウラゴマダラシジミ、ミドリシジミ、ウラナミアカシジミは発生しているようだが、その個体数は少ないようだ。
 午前9時に舞岡公園に着き、いつものコースを歩き始める。シジュウカラの5~6羽の群れがいた。リョウブの花はまだ蕾のようだ。この日はサトキマダラヒカゲが多かった。
 ゼフィルスのいそうなところを目を皿のようにして歩くが、見当たらない。例年はアカシジミやウラナミアカシジミが見られるところで、同好のかたが「開いてますよ」と教えてくださった。すでに撮影されたようで「どうぞ」と指さされた方向を見ると、ミドリシジミの♀が開翅していた。今年初めてのゼフィルスだった。
 さらにクリの花の咲くところへも行って見たが、アカシジミの姿はなかった。
 小谷戸池の傍のウマノスズクサが生えているところにジャコウアゲハが産卵に来た。後翅が大きく破損している♀だったが、産卵する場面を観察できた。3cmくらいになった幼虫が1頭付いていた。

001_210531001 X800 シジュウカラ 舞岡公園 RX10M4.jpg 1.シジュウカラ
歩いて行くと梢から数羽の鳥が飛び出した。すぐ近くの枝に止まってくれたので見るとシジュウカラだった。まだ幼鳥かも知れない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2000 ) 露出補正 なし
002_210531007 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 2.サトキマダラヒカゲ -1
写真では診難いが大きな木の根元に樹液でも出ているところがあるのだろうか、サトキマダラヒカゲが吸汁していた。全く保護色である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 110mm ISO500 ) 露出補正 なし
003_210531008 X800 ヒメジョオン 舞岡公園 RX10M4.jpg 3.ヒメジョオン(姫女苑)
  一昨日は裏高尾でハルジオン(春紫苑)を観察した。舞岡公園に生えているのはヒメジョオンだ。葉の幅は細く茎の上の方はすっきりしている。蕾は上向きについていて、舌状花の輪郭はくっきりしている。この両者には同じようなチョウが吸蜜に来る。彼らは両者を区別しているのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 73mm ISO250 ) 露出補正 なし
004_210531013 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 4. サトキマダラヒカゲ -2
散策路にヒメキマダラヒカゲが飛び出してきて、地面に止まる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 31mm ISO125 ) 露出補正 なし
005_210531021 X800 〇ウツギ 舞岡公園 RX10M4.jpg 5.ウツギの花に来たモンシロチョウ
これも保護色になっている。モンシロチョウがじっとしていると見つけられない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 31mm ISO100 ) 露出補正 なし
006_210531029 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 6.サトキマダラヒカゲ -2
長久保の炭焼き小屋の方へ入って見ると、ここでもサトキマダラヒカゲが飛んでいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
007_210531031 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 7.ウラギンシジミ♂ -1
古民家の裏庭でその縁側に腰を掛けて一休みしていると、小型のチョウが 庭の植え込みに敏捷に飛び込んできた。ウラゴマダラシジミかと期待したが、近くの梢の止まったのはウラギンシジミだった。高いところに止まったので、全体が見えないが、緋色が鮮やかな♂だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 147mm ISO320 ) 露出補正 なし
008_210531038 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 8.ウラギンシジミ♂ -2
回り込んでチョウの顔が見えるように撮ったが、翅を閉じられてしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 193mm ISO125 ) 露出補正 なし
009_210531044ts X800 〇カワセミ 舞岡公園 RX10M4.jpg 9.カワセミ登場 -1
谷戸の畦道を歩いていると宮田池の方からカワセミが飛んできて、田んぼの向こう側の田の番号標識に止まった。 15m~20mくらいは離れているだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
010_210531060tm X800 ◎カワセミ 舞岡公園 RX10M4.jpg 10.カワセミ登場 -2
すぐに飛び立ち、隣の田んぼに建てられた杭に止まった。何だか怖い顔をしている。嘴の下側が赤いので♀だ。♂は黒い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2000 ) 露出補正 なし
011_210531063tm X800 ◎カワセミ 舞岡公園 RX10M4.jpg 11.カワセミ登場 -3
後ろからカラスが飛んできた。杭から飛び立つ。もう少し露出をアンダーにすればよかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2000 ) 露出補正 なし
012_210531075 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 12.テングチョウ
今年もテングチョウの発生が活発のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
013_210531091 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 13.ゴマダラチョウ春型♂
瓜久保の家の前に田んぼがあるが、その向こう側で梢に止まったチョウがいた。距離があって、肉眼でも、ファインダーでも同定できない。手持ち撮影の限界と思いながら連写する。後でモニターで確認すると、舞岡公園では、アカボシゴマダラに侵入されて、姿を見るのが珍しくなったゴマダラチョウだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
014_210531091 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 14.ゴマダラチョウ春型♂ トリミング
トリミングして拡大する。少し傷があるが、立派なゴマダラチョウだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
015_210531095 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 15.ミドリシジミ♀ O型 -1
先に見つけられた方がいた。もう撮影されていたらしく「どうぞ」と言って場所を指してくださり、場所を譲ってくださった。今年初めてのゼフィルスは ミドリシジミ♀ のO型だった。飛ばれるとチャンスを逃すので、まずシャッターを切る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 106mm ISO500 ) 露出補正 なし  
016_210531103 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 16.ミドリシジミ♀ O型 -2
レンズを伸ばして撮った。少し擦れたところはあるが、羽化して間もないように思えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
017_210531115 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 17.ミドリシジミ♀ O型 -3
一旦飛び立ったが、すぐ近くの葉に止まってくれた。この位置の方が尾状突起も伸び、左前翅にあった擦り傷もめだたなくてきれいに撮れた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 140mm ISO320 ) 露出補正 なし
018_210531128 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 18.ヒメジャノメ
ゼフィルスを探して歩いていると、茂みの中からヒメジャノメが飛び出した。この種は舞岡公園にはあまり多くはいない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2000 ) 露出補正 なし
019_210531130t X800 舞岡公園 RX10M4.jpg 19.クリの花とテングチョウ
アカシジミが吸蜜していないかとクリの花を探索した。アカシジミはいなかった。今年は発生が遅いのだろうか?

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
020_210531132 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 20.イチモンジチョウ
この季節はイチモンジチョウが多い。都会ではあまり見ることが出来ないチョウである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
021_210531136 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 21.ジャコウアゲハ 産卵シーン -1
小谷戸池の傍にほんの僅かであるがジャコウアゲハの食草であるウマノスズクサが生えているところがある。そこへジャコウアゲハの♀がやってきた。長いあいだジャコウアゲハという和名の由来は♀の翅の色に由来すると思っていた。実は、雄成虫が腹端から麝香のような匂いをさせることに由来するのだそうだ。(成分はフェニルアセトアルデヒド)。この♀は後翅の半分近くがちぎれていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 190mm ISO500 ) 露出補正 なし
022_210531141t X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 22.ジャコウアゲハ 産卵シーン -2
ウマノスズクサの葉にアプローチしている。破損した後翅をカットしてやった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 190mm ISO500 ) 露出補正 なし
023_210531149 X800 ◎産卵 舞岡公園 RX10M4.jpg 23.ジャコウアゲハ 産卵シーン -3
産卵しようとする尾端がこちら側を向いている。

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 187mm ISO800 ) 露出補正 なし
024_210531151ts X800 ◎産卵 舞岡公園 RX10M4.jpg 24.ジャコウアゲハ 産卵シーン -3
尾端を曲げて産卵している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 51mm ISO800 ) 露出補正 なし
025_210531168 X800 〇幼虫 舞岡公園 RX10M4.jpg 25.ジャコウアゲハ幼虫
幼虫は手では触れたくないような姿をしている。黒褐色~黒色で、白色の帯がある。全身に太い突起があり、突起の先端は赤い。毒草であるウマノスズクサを食べて育つ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 219mm ISO1000 ) 露出補正 なし


2020年7月28日

梅雨明けやらぬ 箱根湿性花園(1) 7月22日

今年の中休みのない梅雨は長い。ただ、7月2日は天気予報が当たり、その日だけ晴れ、武蔵嵐山へ 待ち構えるようにして出かけたがそれ以後、全く晴れる日がない。7月16日~18日に宿の予約も済ませていた池の平、湯の丸行きも、天気が全く好転する気配がなく、重ねて新型コロナウィルス感染症の感染者数が再び増加したことと重なって、キャンセルしてしまっていた。
 昨年は7月30日に行った箱根湿性花園へ、何としても7月23日~26日の連休前に行きたかった。7月22日も曇り時々雨の予報だったが、気温は高くなりそうだった。駄目でもともとと思い、行ってみることにした。
 自宅を朝8時少し前に出発したが、東名高速へのアプローチである国道16号のバイパスが大渋滞で、東名に上がったのは9時を過ぎていた。御殿場インターを10時少し前に下りて、湿性花園に到着したのは10時半ごろだった。途中の道路は濡れていたので、朝のうちは雨が降っていたのだろう。気温が高ければ少しは翔ぶだろうと、曇り時々小雨を覚悟していたが、好転してくれ、決行大成功だった。

a200722424 X800 箱根湿性花園 RX10M4_0000.jpg
園内に設けられた案内図より  

毎年、ここへ来るようになったのは、ミドリシジミを撮るのが目的だった。舞岡公園などより発生は遅く、年によって違うのだろうが、7月20日ごろが適期だった。今年は発生が早かったようである。すでに数は少なく、見つけた1頭は♀で、しかも擦れてしまっていた。オオウラギンスジヒョウモンも♂は傷んでいる個体が多い。ミヤマカラスシジミにも会えた。
 花はきれいだった。コオニユリに羽化したばかりと思われるキアゲハが絡み、きれいだった。

01_200722003 X800 RX10M4.jpg 1.箱根の山
JAFの割引が適用され、100円引きの600円で入園した。仙石原湿性植生復元区の向こうに見える山並みには雲がかかっていた。ところが、順路に沿って歩き始めると、雲ははとれ、日が差すようにもなってきた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 26mm ISO100 ) 露出補正 なし
02_200722007 X800 RX10M4.jpg 2.オオウラギンスジヒョウモン♂ -1
気温は比較的高く、さっそくオオウラギンスジヒョウモンが翔び始めた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
03_200722010 X800 RX10M4.jpg 3.キアゲハとコオニユリ -1
全く傷のないキアゲハの♂がコオニユリに飛来した。絵になる。コオニユリの花も大きく、見事に咲いている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
04_200722014 X800 RX10M4.jpg 4.キアゲハとコオニユリ -2
前の写真と同じ個体。開翅してくれた。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO160 ) 露出補正 なし
05_200722022 X800 RX10M4.jpg 5.オオウラギンスジヒョウモン♂ -2
この個体は比較的擦れていないきれいな個体だが、左後翅の肛角辺りがちぎれている。鳥に狙われたのか?

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
06_200722023 X800 RX10M4.jpg 6.オオウラギンスジヒョウモン♂ -3
ヌマトラノオで吸蜜するきれいな♂。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
07_200722027 X800 RX10M4.jpg 7.ミヤマカラスシジミ -1
ミヤマカラスシジミは神奈川県では丹沢と箱根の山地にだけ見られるチョウのようだ。食草はクロウメモドキだが、仙石原のハンノキ林の周辺にわずかに生育するという。以前には湿性花園に咲くノリウツギの花に、ミドリシジミに混じって吸蜜する本種を観察した。裏面はよく見ないとミドリシジミと区別できない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
08_200722039 X800 RX10M4.jpg 8.ミヤマカラスシジミ -2
前の写真と同じ個体。ヌマトラノオで吸蜜する擦れのない美しい個体だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
09_200722042 X800 RX10M4.jpg 9.ヒメアカタテハ
カセンソウが咲く、この季節の仙石原湿性植生復元区の花畑では必ず元気に飛んでいる。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
10_200722048 X800 RX10M4.jpg 10.コキマダラセセリ♀ -1
おそらく箱根湿性花園では初めて見たと思う。少し擦れている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
11_200722056 X800 RX10M4.jpg 11.ミドリヒョウモン♂
ここで翔んでいるヒョウモン類は、オオウラギンスジヒョウモンがほとんどで、このミドリヒョウモンは少ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
12_200722070 X800 RX10M4.jpg 12.オオチャバネセセリ
昨年初めて撮影できたホソバセセリに再会したいと思って、セセリチョウには注意していたが、これはオオチャバネセセリだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 76mm ISO125 ) 露出補正 なし
13_200722075 X800 RX10M4.jpg 13.イチモンジセセリ
これはイチモンジセセリ。チダケサシで吸蜜。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 175mm ISO200 ) 露出補正 なし
14_200722087 X800 RX10M4.jpg 14.キアゲハとコオニユリ -3
コオニユリが咲いていると、キアゲハは見過ごさずに下りてきて吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
15_200722111 X800 RX10M4.jpg 15.オオウラギンスジヒョウモン♂ -4
少し擦れているが、まずまずきれいな個体だった。湿原植生復元区との境の辺りに咲くヌマトラノオで吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
16_200722113 X800 RX10M4.jpg 16.オオウラギンスジヒョウモン♂ -5
前の写真と同じ個体。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
17_200722118 X800 RX10M4.jpg 17.オオウラギンスジヒョウモン♂ -6
ホバリングをして、ヌマトラノオに摑まる。 もう少しピントが合えば良かったのだが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
18_200722127t X800 RX10M4.jpg 18.コキマダラセセリ♀ -2
開翅して見せてくれた。ジェット機のようだ。翔ぶのも速い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
19_200722130 X800 RX10M4.jpg 19.オオウラギンスジヒョウモン♂ -7
仙石原湿性植生復元区に咲くカセンソウの花で吸蜜する。ここまではヌマトラノオによく来ていたが、カセンソウにも来るようになった。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
20_200722142 X800 RX10M4.jpg 20.オオウラギンスジヒョウモン♂ -8
やはり、草原のヌマトラノオが好みのようだ。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 102mm ISO125 ) 露出補正 なし
21_200722148 X800 RX10M4.jpg 21.オオウラギンスジヒョウモン♂ -9
前の写真と同じ個体。この日はウラギンスジヒョウモンは現れない。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 102mm ISO320 ) 露出補正 なし
22_200722155 X800 RX10M4.jpg 22.ミドリシジミ♀ -1
ようやくヌマトラノオで吸蜜するミドリシジミを探し出した。♀で、しかも大分擦れてしまっている。♂が先に羽化してくるのだが、状況からすると今年の本種の発生時期は随分早かったようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
23_200722161 X800 RX10M4.jpg 23.ミドリシジミ♀ -2
前の写真と同じ個体。開翅を待ったが駄目だった。この日のミドリシジミはこの1頭のみだった。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし


箱根湿性花園,仙石原,ミドリシジミ,オオウラギンスジヒョウモン,ミドリヒョウモン,キアゲハ,ヒメアカタテハ,ミヤマカラスシジミ,コキマダラセセリ,オオチャバネセセリ,イチモンジセセリ,カセンソウ,ヌマトラノオ,コオニユリ,チダケサシ,箱根湿性花園案内図

2020年6月14日

久しぶりの新治市民の森 6月7日

5月の終わりに横浜ズーラシアへ行ってみようと思い、車のエンジンを温めている間に、開いているかどうか電話をして尋ねてみたところ、5月いっぱいは休園という。
 それならばと、以前に何回か行ったことのある新治市民の森へ行ってみた。ナビは立派な管理事務所がある「にいはる里山公園」を案内した。しかし、そこで駐車場の場所を尋ねてみると、この公園の駐車場として、市民の森の「みはらし広場」に駐車場があるが、そこは土曜、日曜と祝祭日だけ利用でき、平日は利用できないという。JR横浜線の十日市場付近の一般の駐車場を利用して欲しいとのことで、十日町駅からは徒歩15分とのことだった。嫌気がさして「やめた」と決め、自宅に帰ってきてしまった。年をとると気が短い。そういえば、以前も市民の森の駐車場は平日しか開いていなかったのを思い出したが、隣接して市民の森の北側にある、ここ「にいはる里山公園」の傍に新しい駐車場はできていなかった。
 改めて、6月7日の日曜日に出かけた。自宅から車で30分ほどだ。「新治市民の森」の駐車場の開場は9時からというので、8時55分に着くように行ったところ、すでに駐車場は開場されていて、6割がた埋まっていた。
 駐車場から鎌立谷戸を経て、鎌立の奥と呼ばれるところへ歩いた。右手にある湿地には川が流れ、ハンノキがあり、ミドリシジミがいるというところである。3~4人の方が来ておられた。どうやらミドリシジミがいるらしく、開翅を待っているようだ。「こんにちは」と挨拶して私もファインダーを覗く。やがて開翅してくれたが、止まっている位置が悪く、良い写真は撮れなかった。

001_200607002 X800 D5300 TAMRON 90.jpg 1.ヒメウラナミジャノメ -1
大分擦れてしまっていた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 90mm ISO250 ) 露出補正 なし
002_200607028 X800 RX10M4.jpg 2.ヒメウラナミジャノメ -2
前の写真と同じ個体。鎌立谷戸の休耕地の草むらで撮った。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
03_200607008 X800 RX10M4.jpg 3.スジグロシロチョウ♀ -1
そういえば今年はまだスジグロシロチョウを撮っていなかった。きれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 187mm ISO400 ) 露出補正 なし
004_200607016 X800 RX10M4.jpg 4.キタテハ夏型
既に擦れてきてしまっている。キタテハは年3~5回発生し、7月にはまた新しい世代が羽化してくる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 206mm ISO125 ) 露出補正 なし
005_200607018 X800 RX10M4.jpg 5.スジグロシロチョウ♀ -2
ふと気が付くと無数のスジグロシロチョウが飛び交い、タンポポで吸蜜をしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
006_200607024 X800 RX10M4.jpg 6.スジグロシロチョウ♂ きれいな♂も多い。SONY RX 10M4 でチョウを撮る場合は、9㎜か220mmかで撮るのが迷わなくてよさそうだ。その中間の、特に50mm~150㎜で撮る場合は、逆に220㎜で撮るよりも被写体までのディスタンスが求められ、焦点が合わせられず慌てることがある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
007_200607039 X800 RX10M4.jpg 7.メスグロヒョウモン♂
ここにはメスグロヒョウモンがいる。以前に来たときにオカトラノオに来ていたきれいな個体を見て、感動したことがあった。左に回り込もうとしたところ、逃げられてしまい、戻ってきてくれなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 164mm ISO320 ) 露出補正 なし
008_200607048 X800 RX10M4.jpg 8.ミドリシジミ♂ 開翅 -1
鎌立の奥に来た。3~4人の方が、レンズを向け、「開いてくれないかな」と話している。どうやらミドリシジミがいるらしい。「こんにちは」と挨拶して仲間に入れてもらう。ゼフィルスは一人で探し出すのは容易ではない。開翅してくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO640 ) 露出補正 なし
009_200607070 X800 RX10M4.jpg 9.ミドリシジミ♂ 開翅 -2
緑色が輝いた。位置を換えて、一瞬開いたところが撮れた。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 -0,7段
010_200607077 X800 RX10M4.jpg 10.ミドリシジミ♂ -3
同じ個体。翅を閉じたが 羽化したてのきれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO640 ) 露出補正 -0,7段
011_200607080 X800 RX10M4.jpg 11.ミドリシジミ♀ -1
「あっ、来た。♀だ」との声が聞こえた。全く擦れのないきれいなO型だった。ちょっと手ぶれしてしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 -0,7段
012_200607087 X800 RX10M4.jpg 12.ミドリシジミ♀ -2
すぐに飛び立って、近くの梢の葉に止まった。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO640 ) 露出補正 -0,7段
013_200607092 X800 RX10M4.jpg 13.ミドリシジミ♂ -4
また、♂のところに戻る。緑色の輝きはさっきの位置の方がきれいだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 -0,7段
014_200607099 X800 RX10M4.jpg 14.ミドリシジミ♂ -5
クワの葉の上で完全に開いてくれたのだが、横からしか撮れない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 -0,7段
015_200607110 X800 RX10M4.jpg 15.ミドリシジミ♂ -6
クワの実に口吻を伸ばし吸汁しているように見える。初めて見る姿だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 -0,3段
016_200607123 X800 RX10M4.jpg 16.スジグロシロチョウ 求愛 -1
開翅している♀のところへ♂が飛来した。この♀は黒斑が発達している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 117mm ISO200 ) 露出補正 -0,3段
017_200607125 X800 RX10M4.jpg 17.スジグロシロチョウ 求愛 -2
なかなかきれいな♂だったが、♀は気に入らないらしい。恋愛は不成立だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 117mm ISO200 ) 露出補正 -0,3段
018_200607136 X800 RX10M4.jpg 18.アゲハ♀ 飛翔 -1
民家の柑橘系(みかん科)の植木の周りをアゲハの♀が、飛び回っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 87mm ISO160 ) 露出補正 -0,3段
019_200607139 X800 RX10M4.jpg 19.アゲハ♀ 飛翔 -2
じっと見ていたが、なかさなか産卵姿勢にならなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 87mm ISO125 ) 露出補正 -0,3段
020_200607144 X800 RX10M4.jpg 20.ミドリシジミ♂ -7
もう一度鎌立の奥へ戻ってみた。1時間ほど経っていたが、先ほどの♂がまだクワの木にとどまっていた。動きはない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO800 ) 露出補正 -0,3段
021_200607163 X800 RX10M4.jpg 21.ツバメシジミ♀
ヤマトシジミやルリシジミの姿は見られなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -0,3段
022_200607168 X800 RX10M4.jpg 22.みはらし広場
駐車場へ戻ってきた。その手前にみはらし広場があり、ベンチも置いてある。新治市民の森へ前回来たのは2011年で、10年も前のことになる。ここは平成12年(2000年)3月に開園した。里山、そして谷戸の環境はよく残されていて、自然は守られている。十日市場駅に近い北側には、平成13年8月に、この地域に古く住んでいた奥津家から、家屋敷と緑地が横浜市へ寄贈されたことを受け、「にいはる交流センター」が新治里山公園の拠点施設として、開設されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/5000秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0,3段


新治市民の森,ヒメウラナミジャノメ,スジグロシロチョウ,ミドリシジミ,メスグロヒョウモン,キタテハ,アゲハ,ツバメシジミ,クワ,ハンノキ,新治里山公園,にいはる交流センター, 

2020年6月 7日

舞岡公園の蝶 55種 (8) ウラナミアカシジミ、ミドリシジミ、オオミドリシジミ

5月26日に、舞岡公園へ平地産のゼフィルスの様子を見に行ってきた。今年の発生状況は遅いの早いのか、数はどうなのかと気を揉んででいるが、良くわからない。「舞岡公園の自然 2」では5月24日にアカシジミ、ウラナミアカシジミ、ウラゴマダラシジミの写真が掲載され、28日にはミズイロオナガシジミが登場している。しかしながら、どうやら今年の状況はあまり良くないようだ。
 私は、舞岡公園で遭遇し易い平地産ゼフィルスは、ウラゴマダラシジミとアカシジミ、ミドリシジミと思う。オオミドリシジミは特に少ないようだ。
 神奈川県の緊急事態宣言は解除された。自粛は継続しながらも開放もされ、週末、30日、31日は遠くからもゼフィルス愛好家が来られると思う。「密」は避けなければならない。(5月29日記)

3.シジミチョウ科 ③   ウラナミアカシジミ、ミドリシジミ、オオミドリシジミ

07) ウラナミアカシジミ

30701 2009年6月13日 撮影
クリの花で吸蜜する。

Nikon COOLPIX P90 f3.3-6.5 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/166秒 110mm ISO64 )  露出補正 -0.3段
30701)090613030 X800 ○舞岡公園 P90.jpg
30702 2011年6月6日 撮影
お腹が太い。♀のようだ。

Nikon D300 SIGMA 105mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/125秒 105mm ISO560 ) 露出補正 なし
30702)110606015 X800 ○舞岡公園 D300 SIGMA 105mm macro.jpg
30703 2011年6月6日 撮影
♀は前翅の翅頂に黒斑がある。

Nikon D300 SIGMA 105mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/320秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
30703)110606026 X800 ◎舞岡公園 D300 SIGMA 105mm macro.jpg
30704 2016年6月3日 撮影
草むらに下りて来ることがある。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/250秒 185mm ISO100 )  露出補正 -0.3段
30704)160603050 X800 ○舞岡公園 P610.jpg
30705 2018年6月13日 撮影
6月も半ば近くなると擦れた個体が多くなる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO600 ) 露出補正 -0.3段
30705)180613032 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg
30706 2019年5月30日 撮影
新鮮な個体

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
30706)190530022 X800 〇舞岡公園 RX10M4 DSC07674.jpg
30707 2019年5月30日 撮影
前の写真と同じ個体

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 203mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
30707)190530038 X800 〇舞岡公園 RX10M4 DSC07713.jpg
30708 2019年6月18日 撮影
アカメガシワで吸蜜 大分擦れてしまっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 213mm ISO125 ) 露出補正 なし
30708)190618032 X800 ◎舞岡公園 アカメガシワ RX10M4 JPEG.jpg


08) ミドリシジミ

30801 2009年6月13日 撮影
6月半ば近いのにきれいな個体だった。裏面からでは♂♀の判定が難しい。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
30801)090613031T X800 ◎舞岡公園 かっぱ池 D300 Tokina100.jpg
30802 2009年6月13日 撮影
♂は閉じたとき前翅の襟元(合わせの部分)に緑色の金属光沢が覗き見える。この個体は♀と思う。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
30802)090613040TPLF X800 ◎舞岡公園 かっぱ池 D300 Tokina100.jpg
30803 2009年6月13日 撮影
A型の♀

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/400秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
30803)090613054TF X800 ◎舞岡公園 かっぱ池 ミドリシジミ♀A型 D300 Tokina100.jpg
30804 2009年6月13日 撮影
ハンノキの細い枝を移動  

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
30804)090613058PLF X800 ◎舞岡公園 かっぱ池 D300 Tokina100.jpg
30805 2010年6月11日 撮影
曇った日 下草に止まり開翅した。  

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/200秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
30805)100611077TF X800 ○舞岡公園 D5000 VR18-200.jpg
30806 2010年6月11日 撮影
♂♀の判別は難しい。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/800秒 150mm ISO400 ) 露出補正 なし
30806)100611101 X800 ◎舞岡公園 D5000 VR18-200.jpg
30807 2010年6月11日 撮影
開翅した♂

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
30807)100611132 X800 ◎舞岡公園 D5000 VR18-200.jpg
30808 2010年6月24日 撮影
A型とO型とは差がないように見えるが、これはA型と思う。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/320秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
30808)100624031 X800 ◎舞岡公園 D5000 VR18-200.jpg
30809  2010年6月24日 撮影
アカメガシワで吸蜜する。6月も後半になるとほとんどが♀になる。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/800秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
30809)100624070 X800 ◎舞岡公園 アカメガシワ D5000 VR18-200.jpg
30810  2010年6月24日 撮影
アカメガシワで吸蜜 お腹が太い♀

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/640秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
30810)100624097 X800 ◎舞岡公園 アカメガシワ D5000 VR18-200.jpg
30811  2010年6月24日 撮影
   この年は6月後半になっても、元気できれいな個体が多かった。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/500秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
30811)100624162 X800 ◎舞岡公園 D5000 VR18-200.jpg
30812 2010年6月24日 撮影
B型か、AB型か? さすがに少し擦れている。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
30812)100624198 X800 ◎舞岡公園 D5000 VR18-200.jpg
30813 2010年6月24日 撮影
リョウブの花で吸蜜

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/200秒 200mm ISO200 ) 露出補正 なし
30813)100624216 X800 ◎舞岡公園 リョウブ D5000 VR18-200 SL.jpg
30814 2011年6月15日 撮影
AB型の♀

Nikon D300 SIGMA 105mm f2.8 macro
  絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/400秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
30814)110615048T X800 ◎舞岡公園 D300 SIGMA 105mm macro.jpg   
30815 2011年6月15日 撮影
6月半ば、まだ♂が生き残っていた。

Nikon D300 SIGMA 105mm f2.8 macro
  絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/250秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
30815)110615050T X800 ○舞岡公園 D300 SUGMA 105mm macro.jpg
30816 2011年6月15日 撮影
B型の♀     

Nikon D300 SIGMA 105mm f2.8 macro
  絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
30816)110615110 X800 ◎舞岡公園 D300 SUGMA 105mm macro.jpg
30817 2011年6月20日 撮影
O型の♀

Nikon D300 SIGMA 105mm f2.8 macro
  絞り優先オートで撮影 ( f3.5 1/640秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
30817)110620044 X800 ◎舞岡公園 D300 SIGMA 105mm macro.jpg   
30818 2011年6月20日 撮影
A型と思う。

Nikon D300 SIGMA 105mm f2.8 macro
  絞り優先オートで撮影 ( f3.5 1/640秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
30818)110620048 X800 ◎舞岡公園 D300 SIGMA 105mm macro.jpg  
30819 2015年6月5日 撮影
開翅した♂

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 161mm ISO140 )  露出補正 -0.3段
30819)150605043 X800 ◎朝の舞岡公園 P610.jpg
30820 2016年5月25日  撮影
5月に発生していた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO800 ) 露出補正 なし
30820)160525089 X800 ◎舞岡公園 D5300 TAMRON 90.jpg
30821 2016年6月5日 撮影
クリの花で吸蜜

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/320秒 143mm ISO100 )  露出補正 -0.3段
30821)170605021 X800 〇舞岡公園 P610.jpg
30822 2016年6月15日 撮影
クリの花は満開になっていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/125秒 236mm ISO180 )  露出補正 なし
30822)170615043 X800 〇舞岡公園 P610.jpg
30823 2017年6月19日 撮影
葉上で静止

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 81mm ISO125 )  露出補正 なし
30823)170619020 X800 ◎舞岡公園 P610.jpg


08) オオミドリシジミ

30901 2009年5月26日 撮影
舞岡公園でオオミドリシジミにはなかなか会えない。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
  絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/125秒 100mm ISO900 ) 露出補正 なし
30901)090526070F X800 ◎舞岡公園 D300 Tokina100.jpg
30902 2009年6月13日 撮影
♀ まるでテリトリーを張っているような姿だった。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
30902)090613067TF X800 ○舞岡公園 栗林 オオミドリ D300 Tokina100.jpg
30903 2016年6月8日 撮影
何処からともなく飛来してコナラの葉に止まった。♀と思う。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO1250 ) 露出補正 なし
30903)160608046 X800 ◎舞岡公園 オオミドリシジミ コナラ D5300 TAMRON 90.jpg  
30904 2016年6月8日 撮影
前の写真と同じ個体

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO1000 ) 露出補正 なし
30904)160608051 X800 ◎舞岡公園 オオミドリシジミ コナラ D5300 TAMRON 90.jpg  


  

2019年8月13日

ミドリシジミは? 箱根湿性花園 7月30日

箱根湿性花園のミドリシジミの適期は7月の20日前後である。ところが今年は天候が悪く気温も低かったので、北海道へ行く前に訪れることができなかった。北海道から戻ってくると関東地方は天候が回復し、暑くなって、7月29日に梅雨明けとなった。
 今年もチョウの発生時期、野草の開花時期がどうなっているのかわからないまま、7月30日に箱根湿性花園へ行ってみることにした。
 予定通り、8時半に箱根湿性花園の駐車場に着いた。開園は9時である。周囲を歩いてみるがチョウの姿はなかった。園内に入って、まず、ミドリシジミがいるかどうかが気がかりだった。ノリウツギのある所へ行ってみる。花はすっかり落ちてしまっていて、ミドリシジミの姿はない。
 この日最初に撮ったのはホソバセセリだった。6~7mほど離れたところの花にセセリチョウがいた。ほかに撮るものがないので、撮ってみて、モニターで確認しみて驚いた。今まで見たことがなかったホソバセセリのようだ。もちろん、ここ湿性花園にいることを初めて知る。ポイントもわかったので、来年以降はもっとましな写真が撮れればと思う。
 そして、その近くに咲くチダケサシの花にミドリシジミが来ていたので、今年も発生していたのだと、安心した。
 北海道でD5300がダウンしてしまっていたので、今回はD5000に、新調したSIGMA 150mm macro を付けて試してみた。f4で撮っていたが焦点深度が浅い。しかし、ピントが合った時の写りは良い。
 3時間ほど園内を3周して切り上げた。

190730_001.jpg 1.コオニユリ
湿性花園に入るとたくさんの花が咲いていた。特にオレンジ色のコオニユリは鮮やかに咲いていて印象的だ。ミヤマカラスアゲハでも来てくれればと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
190730_002.jpg 2.ホソバセセリ
入園後しばらくの間、チョウの活動は少なかったが、ミドリシジミを探して歩いていると、少し離れたところの、まだ咲き始めのヌマトラノオの花で小さなセセリチョウが吸蜜していた。ファインダーでは種は確認できなかったが、撮影後モニターで拡大してみて、ホソバセセリとわかった。今まで見たことがないチョウだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
190730_003.jpg 3.ミドリシジミ -1
チダケサシの花にミドリシジミが止まっていた。ここのミドリシジミは2~3年前に数が少なくなった年があったが、「いてくれた」とほっとする。少し擦れているようだ。最盛期は過ぎているのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
190730_004.jpg 4.2頭のミドリシジミ
近くのチダケサシの花にはミドリシジミが2頭来ていた。今年は十分発生しているようだ。例年、ミドリシジミが群がるノリウツギの花はすっかり落ちてしまっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 201mm ISO200 ) 露出補正 なし
190730_005.jpg 5.ジャノメチョウ
黄色いカセンソウの花が咲く湿原植生復元区へ行く。ジャノメチョウがそのカセンソウで吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 201mm ISO200 ) 露出補正 なし
190730_006.jpg 6.アカタテハ
ヌマトラノオはまだ咲き初めだったが、この花には多くのチョウが集まる。毎年、ここではアカタテハに会う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
190730_007.jpg 7.オオチャバネセセリ
ホソバセセリがいることが分かったので、「もしかして」と思ってカメラを向けるが、オオチャバネセリだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 203mm ISO125 ) 露出補正 なし
190730_008.jpg 8.オオウラギンスジヒョウモン or ウラギンスジヒョウモン -1
昨年まで、ここ箱根湿性花園にいるのはオオウラギンスジヒョウモンだとばかり思っていた。ところが昨年、明らかにウラギンスジヒョウモンとわかる個体の写真を撮った。そして、この日に撮った写真をあとでしっかり見てみると、裏面の緑黄色の部分の明るさや、裏面の銀色の紋の現れ方などから、ウラギンスジヒョウモンではないかと思える個体が複数あった。前翅先端の突出具合から見ると、オオウラギンスジと思えるのだが、同定が難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
190730_009.jpg 9.食虫植物
箱根湿性花園では、「世界の食虫植物展」が行われていて、葉を閉じて虫を捕まえる「ハエトリグサ」を始め世界各地の食虫植物約60種500点が展示されていた。こんなアメリカの爆撃機のような名前が付いたハエトリグサがあった。ハエトリグサは葉の内側に感覚毛という針があり、これに2回触ると葉が閉じて虫を捕まえる。虫がもがくとさらに強く締め付けていく。約1週間後に消化し、きれいな硬い部分を残し、また開くという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO100 ) 露出補正 なし
190730_010.jpg 10.ミドリシジミ -2
約1時間後、再びミドリシジミが吸蜜していたところに戻ってくると、まだ、ミドリシジミがいた。新調した SIGMAの 150㎜ macro で撮った。 

Nikon D5000 SIGMA f2.8 150mm macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/800秒 150mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
190730_011.jpg 11.キタテハ
夏型のキタテハが初々しい。これも SIGMA 150㎜ macro で撮った。ボケもきれいだ。

Nikon D5000 SIGMA f2.8 150mm macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/2000秒 150mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
190730_012.jpg 12.オオウラギンスジヒョウモン or ウラギンスジヒョウモン -2
8.の説明で触れたとおり、同定が難しい。これはどちらかというとオオウラギンスジヒョウモンに見える。

Nikon D5000 SIGMA f2.8 150mm macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/1250秒 150mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
190730_013.jpg 13. ミヤマカラスシジミ -1
チダケサシにミドリシジミが止まっていると思ったら、ミヤマカラスシジミだった。健在だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 25mm ISO100 ) 露出補正 なし
190730_014.jpg 14.イチモンジセセリ
もしかして、ホソバセセリかと思って撮ったが、イチモンジセセリだった。

Nikon D5000 SIGMA f2.8 150mm macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/2000秒 150mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
190730_015.jpg 15.クロアゲハ
クロアゲハが飛んできて、葉上で翅を休めた。きれいな個体である。

Nikon D5000 SIGMA f2.8 150mm macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/250秒 150mm ISO360 ) 露出補正 -0.3段
190730_016.jpg 16.ヒメアカタテハ
ヒメアカタテハが飛んできてカセンソウに止まった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
190730_017.jpg 17.ミヤマカラスシジミ -2
一回りして戻ってくると、さっきのチダケサシで、まだミヤマカラスシジミが吸蜜していた。同じ個体である。被写体に近寄って9mmで撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
190730_018.jpg 18.オオウラギンスジヒョウモン or ウラギンスジヒョウモン -3
黄色のカセンソウの花より、ヌマトラノオのほうが好きなようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 193mm ISO160 ) 露出補正 なし
190730_019.jpg 19.ミドリシジミ -3
最後にもうひとまわりしようと思って歩いていると、飛び出したミドリシジミが目の前に止まった。1カット撮るとまた飛んで近くの葉に止まって開翅し始めた。♀である。近寄って撮ろうとしたら逃げられてしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
190730_020.jpg 20.ミヤマカラスシジミ -3
再びミヤマカラスシジミがいたところに来た。まだ、チダケサシで吸蜜している。左前翅端に傷がある同じ個体である。最初に見た時から約1時間吸蜜を続けていた。

Nikon D5000 SIGMA f2.8 150mm macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/1000秒 150mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段


2019年7月11日

ゼフィルス シーズン の舞岡公園 5月26日~6月18日間に5回出かけたが・・・

結論から言うと、私にとって今年の舞岡公園平地産ゼフィルスはさっぱり振るわなかった。アカシジミとウラナミアカシジミは5月に訪れた2日間で撮影することはできたが、あとはミドリシジミを何とか撮ったものの、ミズイロオナガシジミ、ウラゴマダラシジミ、オオミドリシジミは撮ることができなかった。  ネットでは、今年もすべての平地産ゼフィルスを撮影され、その画像を見せていただいているが個体数は少ないように思える。また、舞岡公園でお目にかかる同好の皆さんも「いかがですか?」と伺ってみても「何にもいません」というお答えが多かった。  ただ、その代わりと言っては申し訳ないが、トラフシジミの夏型のきれいな個体に何度か遭遇することができた。もう一つ、すっかり破損した個体だったが久しぶりにクロコノマチョウがいた。暗いところでしか撮れなかった。  最近、舞岡公園はチョウの数が少なくなったように感じる。

190526_001.jpg 1.カラスアゲハ♀ 5月26日
小さな黒いアゲハが飛んできて、目の前の梢に止まった。カラスアゲハの♀だったが、とても小さいので驚いた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 -0.3段
190526_002.jpg 2.アカシジミ 5月26日
アカシジミはクリの花が好きだ。毎年、シーズンの一番最初に見るのはアカシジミだと思う。新鮮な個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
190526_003.jpg 3.アカボシゴマダラ春型 5月26日
今年はアカボシゴマダラも数が少ないように思う。秋になると多くなるのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 183mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
190526_004.jpg 4.テングチョウ 5月30日
今年はTVのワイド・ショーでも話題にされるなど、テングチョウが異常発生しているところがあるようだ。ここ舞岡公園でもいつもより多く見られた。テングチョウは、これから来年の春まで長生きをする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190526_005.jpg 5.ムラサキシジミ♀ 5月30日
クリの花でアカシジミを撮っていたら、敏捷に飛んできてクリの花に止まった小型のチョウがいた。ファインダーで見て、「何だこれ!」と口走ってしまった。大きさはシジミチョウであるが、裏面が白く見える。ルリシジミではない。1カット撮ったら飛んで行ってしまった。同定できないので画像を添付して日本チョウ類保全協会へメールでお尋ねした。答えは越冬したムラサキシジミの♀ということだった。いつも見ているムラサキシジミと全く違うので、私にはわからなかった。日本チョウ類保全協会では複数の方が越冬明けのムラサキシジミと同定されたそうだ。流石である。ありがとうございました。そういわれてみると目と前翅の丸みにムラサキシジミの特徴がみられた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
190526_006.jpg 6.ウラナミアカシジミ 5月30日
何処からか飛んできて下草に止まった。草をかきわけて撮る。新鮮な個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190526_007.jpg 7.イチモンジチョウ 6月6日
舞岡公園でイチモンジチョウに会うところはいつもほぼ同じところだ。前翅が丸みを帯び、♀のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 155mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
190526_008.jpg 8.ミドリシジミ 6月6日
下草に止まったミドリシジミがじっと動かないでいる。よく見ると左側の翅が反り返ってしまっている。羽化不全のようで、これでは飛ぶことができないだろう。憐憫の目で何人かの人が観察していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
190526_009.jpg 9.ミドリシジミ 6月6日
こちらはきれいな個体だった。この日は別のところでもう1頭ミドリシジミを見たが、例年より数は少ないと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
190526_010.jpg 10.トラフシジミ夏型 6月6日
ミドリシジミを撮ったところの傍で、地面に止まっていた。これもミドリシジミかなと思って近づいたが、何か違う。トラフシジミだった。羽化したてだったのか良く飛べないでいた。集まってこられた一人の方が、手を貸してやって、葉の上に止まらせた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190526_011.jpg 11.ルリシジミ 6月6日
今が旬のクリの花でルリシジミが吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 215mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
190526_012.jpg 12.クロコノマチョウ 6月6日
日陰になった池の淵を歩いていたら、どこからか飛んできて地面に止まった。久しぶりのクロコノマチョウだった。越冬した秋型と思う。暗いところの地面に止まったので、色が出ない。じっとここに止まっていたのなら全く気が付かなかったろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 215mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
190526_013.jpg 13.アカシジミ 6月6日
この日もアカシジミは見ることができたが、大分擦れた個体だった。アカシジミはやはり5月中が旬だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 193mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
190526_014.jpg 14.ルリシジミ 6月13日
谷戸の田んぼのわきに、農家の方が枝木を燃やされたあとがあった。毎年のことで、ここでしばしばスジグロシロチョウ、アゲハチョウなどが給水している。ミネラル豊富なのだろうか。この日はルリシジミが給水に来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 213mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190526_015.jpg 15.トラフシジミ夏型 6月13日
やっと咲き始めたリョウブにトラフシジミが来ていた。このリョウブの木にはこの個体だけではなく、3~4頭いたようだ。リョウブの花は虫が好むようで、ミドリシジミやキマダラセセリも吸蜜に来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
190526_016.jpg 16.クロアゲハ♂ 6月13日
駐車場の入り口にクロアゲハ給水に来ていた。なかなか近寄らせてくれなかったが、飛び立ってもまた戻ってくる。あまり見ることもないきれいな(破損していない)個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 117mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
190526_017.jpg 17.クロアゲハ♂ 6月18日
今シーズンのゼフィルスはこれで最後と思い、6月18日に行ってみた。古民家の入り口でクロアゲハが給水していた。ローアングル、ライブビューでで撮影。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 31mm ISO160 ) 露出補正 なし
190526_018.jpg 18.ウラナミアカシジミ 6月18日
アカメガシワの花にウラナミアカシジミがいた。じっとしていると見つけにくい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 213mm ISO125 ) 露出補正 なし
190526_019.jpg 19.トラフシジミ夏型 6月18日
この日もリョウブの花にトラフシジミがいた。擦れていないきれいな個体だった。トラフシジミの裏面は春型のほうが、白い帯がはっきりして美しいと思う。フラッシュを使用した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
190526_020.jpg 20.ベニシジミ 6月18日
ベニシジミは第二化が発生している。90mmマクロで撮った。夏型にかけての前翅の黒化が始まっていて、この個体は前翅の黒い紋が流れてにじんでいる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4.5 1/2500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
190526_021.jpg 21.アカシジミ 6月18日
すっかり擦れているものの、尾状突起は2本とも健在だし、破損もほとんどない。これで、今年の舞岡公園のゼフィルスも終わりだが、6種中3種しか撮ることができなかった。また、来年を楽しみにしている。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4.5 1/250秒 90mm ISO1250 ) 露出補正 なし


2018年8月18日

オオウラギンスジヒョウモン と ウラギンスジヒョウモン 箱根湿性花園 7月14日

7月9日に箱根湿性花園に電話してみた。「ミドリシジミは出ているでしょうか?」と尋ねたところ「今年はまだ見ていません」とのこと。「ノリウツギは咲いてますか?」と尋ねたら「咲いてます」という返事をいただいた。
 昨年は、都合がつかなくて行くことができなかったが、一昨年7月19日にミドリシジミを撮ろうと箱根湿性花園へ行ったところ、その姿を全く見ることができなかった。今年は桜の開花から始まって、何もかもが10日ほど早い。例年7月20日をメドに行くと必ずミドリシジミに会えたが、今年はどうなのだろうか。
 駄目でも仕方ないと思い、7月14日に出かけた。午前中から気温が高かった。 御殿場から仙石に向かうと、カーナビで「この先事故で通行止めです」とアナウンスされた。かといって状況もわからないし、片側一車線の山道を引き返すのをためらっていると、御殿場から右側車線をサイレンを鳴らして、救急車が2台上がって行った。15分くらいして、その救急車が戻ってきた。負傷者は収容されたらしい。しばらくして、止まっていた車が動き出した。事故現場は、そこからそれほど先ではなく、長尾トンネルの手前だった。下ってくる乗用車と登っていく乗用車がぶつかっていた。
 そんなことがあって、到着が1時間ほど遅くなってしまい、湿性花園に着いたのは9時半だった。入園してさっそく、ノリウツギの咲いていくところに行ってみた。ノリウツギの花は適期を過ぎていたが、ミドリシジミは元気だった。一つの花の房に4頭もいたことがあった。ただ時間も遅くなり、気温が高く、開翅はしてくれなかった。♀も多いように見える。
  花に来るオオウラギンスジヒョウモンを撮ろうと、カセンソウやヌマトラノオが咲く湿原復元区へ行ってみた。活発に飛び回るオオウラギンスジヒョウモン♂を追っていたが、1頭、何か違う感じのがいた。前翅の先端に♀の特徴である白い△の紋があるが、オオウラギンスジヒョウモンの♀はもっと暗色である。また、前翅外縁のくびれがオオウラギンスジヒョウモンより明らかに少ない。これはウラギンスジヒョウモンの♀と同定した。ウラギンスジヒョウモンは少なくなっていると言われ、私にとって貴重な写真となった
。  元気なミドリシジミを確認できたし、思ってもみなかったウラギンスジヒョウモンにも会えた。暑くなってきたので12時に撮影を切り上げ、湿性花園の前の蕎麦屋さんに入って「とろろ蕎麦」を食べて、帰路に着いた。

;クリックすると大きな写真になります。 1.ミドリシジミ -1
ノリウツギが見えるところに近づくと、その花に飛んできたミドリシジミが見えた。先客がいる。2頭にピントが合うようにカメラの位置を移動する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 94mm ISO160 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.ミドリシジミ -2
同じ2頭をプラス補正で撮った。裏面から♂♀を見分けるのは、私には難しいが、お腹が太いので♀かもしれない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO320 ) 露出補正 +0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 3.ミドリシジミ -3
この日は日差しが強く、暑かった。ミドリシジミも日陰で翅を休める。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 136mm ISO320 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.ミドリシジミ -4
前の写真と同じ個体。左後翅広角に小さな破損がある。発生後期になっているのではないかと思った。今年はやはりいつもの年より発生時期が早いようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 22mm ISO250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.ミドリシジミ -5
裏面の白条の位置、太さ、曲がり方などには個体により、微妙な差がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.ミドリシジミ -6
この画の中に4頭のミドリシジミがいる。ノリウツギの花はほかにもあるのに、なぜかここに集まっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 45mm ISO320 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.キタテハ -1
キタテハの夏型のきれいな個体だった。花はオカトラノオだと思っていたが、どうやらヌマトラノオのようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 213mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.オオウラギンスジヒョウモン♂ -1
湿原復元区に咲くカセンソウには、今年もオオウラギンスジヒョウモンが舞っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 178mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.オオウラギンスジヒョウモン♂ -2
オオウラギンスジヒョウモンはヌマトラノオでも吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 147mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.ウラギンスジヒョウモン♀ -1
ヌマトラノオに来ていたこの個体を見て、最初はオオウラギンスジヒョウモン以外思いつかなかったが、よく見ると何か違う。前翅の翅頂部に小さな白い紋があり、♀のようだと思った。しかし、オオウラギンスジヒョウモンの♀はもっと暗い色である。それにこの個体は、オオウラギンスジヒョウモンに比べ、前翅外縁のくびれが少ない。これはウラギンスジヒョウモンの♀と思う。ウラギンスジヒョウモンは、1992年に信州の高ボッチで見て以来、お目にかかっていない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 175mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 11.ウラギンスジヒョウモン♀ -2 裏面
同じ個体。裏面後翅の銀紋もオオウラギンスジヒョウモンとは微妙に異なる。後翅亜外縁部も赤みを帯び、ウラギンスジヒョウモン♀の特徴がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 15mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 12.ウラギンスジヒョウモン♀ -3
しばらくの間、ヌマトラノオの花から花へ移って、吸蜜してくれていたので、撮影にも余裕があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 16mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 13.ウラギンスジヒョウモン♀ -4
開翅もしてくれる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 56mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 14.ウラギンスジヒョウモン♀ -4
比較的近くにあるヌマトラノオの花にきてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 19mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 15.ウラギンスジヒョウモン♀ -5
ほんとにきれいな個体だった。満足。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 26mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 16.キアゲハ
湿原復元区に咲くチダケサシにキアゲハが絡んでいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 62mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 17.アカタテハ
例年、湿原復元区に来ると必ずと言ってよいほどアカタテハが飛んでいる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 129mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 18.キタテハ -2
キタテハは年3回ほど発生する。これは多分第2化と思う。形がずんぐりした印象なので、♀だと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 48mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 19.キタテハ -3
このキタテハは湿原復元区のヌマトラノオの花からしばらく離れようとしなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 20.オオウラギンスジヒョウモン♂ -3
ウラギンスジヒョウモンと見比べていただくと、前翅の翅頂部(先端部分)が外側に膨らんでいるのと、翅の幅がやや細長いのがわかる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO160 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 21.オオウラギンスジヒョウモン♂ -4
裏面はウラギンスジヒョウモンに比べてやや暗い感じで、銀色の帯も少し形が違う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO160 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 22.オオウラギンスジヒョウモン♂ -5
20.21.と同じ個体。例年はオオウラギンスジヒョウモンはもっと個体数が多いが、今年は少なかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 23.ミドリシジミ -7
最後にもう一度ミドリシジミを見に行った。今回は開翅シーンが撮れなかったが、ここは9時開園なので、それより前に入ることができない。次回は何とか開翅するミドリシジミの♂を撮るチャンスに恵まれたい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 129mm ISO640 ) 露出補正 -0.7段


2017年7月12日

舞岡公園 6月19日

再び舞岡公園へ。ウラナミアカシジミやミズイロオナガシジミを撮りたかったが、この日もダメだった。そろそろ、リョウブの花が咲き、トラフシジミの夏型が来ているのではないかと期待したが、リョウブの花はまだほとんどが蕾だった。残っていたクリの花と、アカメガシワの花にはミドリシジミがいた。

;クリックすると大きな写真になります。 1.ミドリシジミ♀ -1
左の後翅が大きく破損していて、翅表が見える。♀だ。そろそろミドリシジミも終わりなのか。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f5.6 1/125秒 179mm ISO450)露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 2.ミドリシジミ♀ -2
前の写真と同じシーン。Nikon D5300に付けた S​​​​​IGMA​ 18-300mm の望遠端で撮った。きれいな丸いボケをつくる。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​.3​​​ 1/​250​秒 300mm ISO​2​​50​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.ミドリシジミ -1​​
これは、クリの花で吸蜜する別の個体である。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels​​
プログラムオートで撮影(​ ​f5.3 1/125秒 32mm ISO100) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 4.ミドリシジミ -2
これも、また別の個体である。雌雄の判別は難しい。後翅の白い線模様は個体差が見られる。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​.3​​​ 1/​250​秒 300mm ISO​2​​20​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.ミドリシジミ -3​​
アカメガシワの花で吸蜜するミドリシジミ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels​​
プログラムオートで撮影(​ ​f5.6 1/160秒 108mm ISO100)露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 6.ミドリシジミ♀ -3
この個体はどうやら♀のようだ。襟元から緑色の金属光沢が見えない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f5.6 1/125秒 81mm ISO125) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 7.ミドリシジミ♂ -1
良く見ると前翅襟元から金属光沢のある緑色がのぞく。♂だ。まだ比較的きれいな♂が残っている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​.3​​​ 1/​250​秒 300mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.ミドリシジミ♂ -2
開いて美しい緑色の翅表を見せてくれないかと、しばらく粘ってみたが、ダメだった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​.3​​​ 1/​250​秒 300mm ISO​2​​80​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.ヒカゲチョウ
散策路の脇の切り株にヒカゲチョウが止まった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​ プログラムオートで撮影(​ ​f3.3 1/125秒 4mm ISO160) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 10.スジグロシロチョウの求愛 -1
​​ 下草の葉にスジグロシロチョウの♀が翅を開いて止まっていた。そこへ♂のスジグロシロチョウが飛んできた。♀は腹端を上げて交尾拒否の体制をとる。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ 絞り優先オートで撮影(​ ​f​6​​​​​.3​​​ 1/​1000​秒 220mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 11.スジグロシロチョウの求愛 -2​​
​​ ♂は♀の前にいったん止まり、見合っていたが、やがて、♂は♀に近寄って求愛を始める。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​ 絞り優先オートで撮影(​ ​f​6​​​​​.3​​​ 1/​1250​秒 220mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 12.スジグロシロチョウの求愛 -3
​​​​ しかし、♀は拒否を続ける。これでは愛は成就しない。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​ 絞り優先オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​.3​​​ 1/​1600​秒 220mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 13.スジグロシロチョウの求愛 -4
​​​​ ♂は諦めたのか♀から離れた。なぜ、受け入れられなかったのだろうか?

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​ 絞り優先オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​.3​​​ 1/​1000​秒 220mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 14.ウラギンシジミ♀​​
​​​​ これといった成果は得られなかったが、チョウも少ないので、この日の撮影は終了し、駐車場へ戻った。駐車場に着くとウラギンシジミが飛んできて、樹の葉に止まった。飛んできたときに見えた翅表は♀だった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels​​
​​​​ プログラムオートで撮影(​ ​f3.3 1/150秒 116mm ISO100)露出補正 -0.3段

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2017年7月 8日

舞岡公園 成果上がらず 6月15日

10日前、ウツギの花が満開だった舞岡公園で、平地産ゼフィルスは、ミドリシジミ、アカシジミ、ウラゴマダラッシジミを撮影できたが、ウラナミアカシジミ、ミズイロオナガシジミ、そしてオオミドリシジミが残っている。その後、私の都合と、天候がままならず、出かけることが出来なかった。
 今日こそはと思って、出かけてみたが、この日は残念ながらミドリシジミのみで、新たな収穫はなかった。それなら、そろそろ咲き始めるであろうリョウブの花に来るトラフシジミや、キマダラセセリはどうかと、リョウブの木があるところへ行ってみたが、白い蕾はまだ、硬いようだった。今年は花が咲くのが少し遅いようだ。
  クリの花が咲くところに、ミドリシジミはいたが、開翅シーンは撮れない。結局これといった成果は得られなかった。

;クリックすると大きな写真になります。 1.サトキマダラヒカゲ
切り株にサトキマダラセセリが止まった。すでに擦れてしまっている。サトキマダラヒカゲとヤマキマダラヒカゲは、かつて同一種として、単にと呼ばれていたが、1970年に2種に分離された。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f6.5 1/250秒 258mm ISO560​ ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 2.ルリシジミ♂
ルリシジミが元気だ。高いところを飛び回る個体も多い。♂のブルーが輝く。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f6.5 1/320秒 197mm ISO100​ )露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 3.ベニシジミ
橙色部が少なくなって、黒っぽく見えるベニシジミの夏型が多くなってきた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f5.6 1/640秒 116mm ISO100​ )露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 4.ウラギンシジミ
これは♂だったと思う。開翅してくれなかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.3 1/1600秒 4mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 5.キアゲハ♂ -1
ここのところの雨で水が溜まった谷戸の畑の上をキアゲハが元気に飛び回っている。キアゲハ、特に♂は見栄えのするチョウだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​800​秒 300mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.キアゲハ♂ -2
畑の脇に燃やされた木屑が放置されていた。ミネラルを補給するのだろうか、キアゲハが好んで吸水している。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​320​秒 300mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.キアゲハ♂ -3
谷戸の風景を入れて撮りたかった。もう少しカメラを下げられれば良かったのだが、これが精いっぱいだった。田んぼの水には、青空と雲が映る。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.3 1/800秒 4mm ISO100​ )露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 8.ガビチョウ
ガビチョウが飛び出してきて近くに止まった。大きな声で啼く。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f5.6 1/197秒 4mm ISO200​ ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 9.ヒカゲチョウ
ヒカゲチョウが多く発生している。初々しいきれいな個体が多い。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影(​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​250秒 300mm ISO​1250​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.スジグロシロチョウ
スジグロシロチョウは夏型と思う。仲良く並んで吸蜜していた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.3 1/400秒 4mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 11.ミドリシジミ -1
今月5日に来た時にミドリシジミがいたクリの花のところに来る。クリの花はまだ咲いていて、この日もミドリシジミがいた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f6.3 1/125秒 236mm ISO180​ ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 12.ミドリシジミ -2
♂か♀かは区別できなかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f6.3 1/161秒 236mm ISO110​ )露出補正+0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 13.ムラサキシジミ♀
リョウブの咲くところへ行ってみた。トラフシジミは見つけられなかったが、ムラサキシジミがいた。翅を閉じて止まっていて、飛び立とうという瞬間を連写でとらえた。♀だ。ムラサキシジミの♂はあまり撮ったことがない。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​800秒 300mm ISO​100​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 14.ミドリシシジミ -3
再びクリの花のところへ行ってみる。さっきのとは違う個体のミドリシジミがいた。裏面後翅の白線が個体によって微妙に異なる。襟元(前翅の付け根)からわずかに金属光沢の緑色がのぞく。♂だ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f5.6 1/125秒 143mm ISO560 )露出補正+0.7段


2017年7月 1日

舞岡公園 ミドリシジミ、アカシジミ、ウラゴマダラシジミ 6月5日

天候を見計らって舞岡公園へ出かけた。今日こそ、平地産ゼフィルスを撮りたい。
  小谷戸の里の入り口にできた水溜りで吸水していたジャコウアゲハや、ウツギの花で吸蜜するダイミョウセセリやキタテハ、そして、ルリシジミ、キタキチョウなどを撮りながら、ミドリシジミの最初のポイントへと歩く。もう引き上げるのか、向こう側から歩いて来られたかたに「お早うございます」と挨拶したところ、同好の仲間と思われたのか「たくさん撮らせていただきました」と答えてくれた。この時期、カメラを持ったひとは、お互い、何が目的かは、語らずとも決まっている。「まだ、撮っている人がいますよ」と指をさしてくれた。こうして、今年初めてのミドリシジミを撮影できた。
 この日は、ミドリシジミの他、アカシジミとウラゴマダラシジミを撮ることが出来た。だが、あまり気に入った写真ではないのが残念だ。

クリックすると大きくなります。 1.ジャコウアゲハ♂
小谷戸の里の入り口、昨日降った雨で出来た水溜りで、ジャコウアゲハの♂が吸水していた。しかし、ボロボロに破損した個体だった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.5 1/400秒 5mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 2.ダイミョウセセリ
ダイミョウセセリが満開のウツギの花で吸蜜していた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1600秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 3.ルリシジミ♀



Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 4.ルリシジミ♀ 開翅
前の写真と同じ個体。開翅してくれた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 5.キタキチョウ
1年間を通して、舞岡公園で最も多くみられるチョウはキタキチョウと思う。ドクダミ(蕺草)の花がきれいに咲いている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f5.6 1/160秒 116mm ISO100​ )露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 6.キタテハ -1
ウツギの花にキタテハが吸蜜に来ている。この季節の定番だ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f6 1/400秒 215mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 7.ミドリシジミ -1
「ミドリシジミをたくさん撮らせていただきました」と話してくれた方が、指さされたところへ行ってみた。小さな栗の木があり、まだ、咲き始めの花が咲いていた。その花にミドリシジミが止まっていた。今シーズン初めてのミドリシジミだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f5.6 1/250秒 125mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.3段/small>
クリックすると大きくなります。 8.ミドリシジミ -2
前の写真と同じ個体。パッと飛び立ったが、すぐ近くの葉の上に止まった。きれいな個体だった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 9.ルリシジミ♂ 開翅
ルリシジミが多く飛んでいる。♂はライトブルーの翅表をちらちらさせながら、俊敏に飛び回る。やっと止まって、翅を開いてくれた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/320秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 10.ミドリシジミ -3
また、移動して、クリの花に止まってストローを伸ばした。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f5.6 1/320秒 143mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.3段/small>
クリックすると大きくなります。 11.ミドリシジミ -4
開翅を期待して少し粘ったが、この状況では無理だった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 12.モンシロチョウ
第二化だろうか、初々しいモンシロチョウだった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/640秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 13.イチモンジチョウ
個体数はそれほど多くないが、舞岡公園にはこの時期、確実にイチモンジチョウが見られる。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 14.テングチョウ
いつものルートを歩いていると、黒っぽいチョウが飛んできて、目の前の柵に止まった。生まれたてのテングチョウだ。ゆっくり距離を詰めて撮る。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/2000秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 15.アカシジミ -1
なかなか会えなかったアカシジミだったが、どこからかヒラヒラと飛んできて、樹の葉にとまった。高いところに止まったので、カメラを上に向けて撮らなくてはならない。背景に曇り空が入り、露出が引っ張られ、せっかくのアカシジミが暗くなってしまうので、露出補正をした。少し擦れた個体だった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f5.6 1/160秒 108mmISO100​ )露出補正 +1.3段
クリックすると大きくなります。 16.ウラゴマダラシジミ -1 開翅
瓜久保の草叢に入ると、先に来られていたかたが、「ウラゴマダラシジミが開翅していますよ」と教えてくれた。この日3種目の平地産ゼフィルスだ。残念ながら右側の前翅が破損していた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/250秒 90mm ISO500 )露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 17.ウラゴマダラシジミ -2
このウラゴマダラシジミは、一度飛び立って、また、近くの下草に止まった。左側に回り込んで破れてない方の側から撮る。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f4.2 1/40秒 11mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.7段
クリックすると大きくなります。 18.アカシジミ -2
草叢を歩いていると、下草に止まっているアカシジミがいた。 

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f6.5 1/125秒 258mm ISO180​ )露出補正 -0.7段
クリックすると大きくなります。 19.アカシジミ -3
また、違う個体が飛来した。尻尾の方が食いちぎられている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.3 1/125秒 4mm ISO160​ ) ​ 露出補正 -0.7段
クリックすると大きくなります。 20.アカシジミ -4
前の写真と同じ個体。マクロレンズで撮る。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/250秒 90mm ISO900 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 21.ダイミョウセセリ
ヒルガオの花にダイミョウセセリが顔を突っ込んでいる。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 22.キタテハ -2
ウツギの花で吸蜜するキタテハの裏面。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/640秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 23.キタテハ -3
近寄っても、夢中になって吸蜜している。黒い斑紋が太く濃い♂だ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 24.ベニシジミ
路傍のアカツメクサに止まるベニシジミ。もっとベニシジミを右に置いた構図にすればよかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.6 1/1250秒 4mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 25.スジグロシロチョウ♂
この時期はスジグロシロチョウも多い。ウツギの花が好きだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 26.ウラゴマダラシジミ -3
前の写真のスジグロシロチョウを撮っているとき、ほんの目の前に、このウラゴマダラシジミがいるのを見つけた。ウツギの花の色に紛れて、気が付かなかったのだ。じっとして吸蜜を続けている。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/2000秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 27.ウラゴマダラシジミ -4
細かく移動はするが、同じところにとどまっている。とてもきれいな個体だった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/2000秒 90mm ISO200 )露出補正-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 28.ウラゴマダラシジミ -5
反対側から撮る。残念ながら前翅の翅頂がちょっと欠けていた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1600秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 29.ウラゴマダラシジミ -6
P610の広角端で被写体に近寄った。逃げる気配は全くなかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f6.3 1/2000秒 4mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.7段


2017年1月19日

蝶 自選年間ベスト10 (​10) 2012年

冬は撮れたてのチョウの写真が無く淋しいので、過去に撮った写真の中から、自選した写真を取り出してみている。昨年2月11日に「蝶 自選年間ベスト10 (​9) 2011年」をアップしたがその後滞っていた。
  2012年も相変わらず、1月にグァム島へ行き、4月は神奈川県でギフチョウを求め、5月には南足柄と裏高尾、6月には舞岡公園で平地産のゼフィルスを撮り、前半を過ごした。夏は信州だが、安曇野の烏川渓谷緑地でコムラサキの良い写真が撮れたこと、旧国鉄篠ノ井線の廃線敷でミヤマカラスシジミが撮れたことくらいだろうか?まずは平年並みの1年だった。

;クリックすると大きな写真になります。 1.オーキッドツリーの花に遊ぶシロオビアゲハ 2012年2月6日 グァム島
この年のグァム島ゴルフツァーは第8回目となった。仲間で10回まではやろうと言っている。前の年と同じところに咲くオーキッドツリーの花にこの年もシロオビアゲハが来ていた。次から次へと花を移り飛び、まるで遊んでいるようだった。オーキッドツリーの花は見上げる高さに咲く。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/1250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 2.アセビとギフチョウ 2012年4月9日 神奈川県相模原市
ここではギフチョウは、その時に咲いている花で吸蜜をするが、この年はアセビの花が咲いていた。そのアセビの花に来たモデルに何人ものカメラマンがレンズを向けた。幸い私は良いポジションにいたので、しゃがみ込んでややローアングルで数ショット撮った。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.林道のサカハチチョウ 2012年5月14日 東京都下裏高尾
林道を進んでいくと、開けたところに出た。サカハチチョウがその林道に浸みだした水を吸っていた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 6mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.ミツバウツギの花とアオバセセリ 2012年5月14日 東京都八王子市
この年は裏高尾ではアオバセセリが撮れなかった。ごご3時、高尾駅の近くまで移動して、やっと撮れた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/125秒 100mm ISO900 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.白いアカボシゴマダラ 2012年6月4日 横浜市舞岡公園
春型のアカボシゴマダラは白い。初めて見たときは何が飛んでいるのだろうかと思った。この個体は♀だろうと思うが、後翅にうっすらと赤い斑紋が出ていて、なかなかの別嬪さんだった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/125秒 100mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.ヒメシジミ 2012年7月13日 長野県八島が原湿原
見事な日の丸構図になってしまったが、反面、アカツメクサとのバランスも良く気に入った1枚である。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO640 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 7.テリトリーを守るコムラサキ 2012年7月14日 長野県安曇野 烏川渓谷緑地
渓谷沿いの梢にコムラサキの♂が止まって、睨みをきかせていた。他の♂に侵入させないように我がテリトリーを守っているのだろう。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 100mm ISO450 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 8.ミヤマカラスシジミ 2012年7月14日 長野県 旧国鉄篠ノ井線廃線敷
廃線となった篠ノ井線の線路を撤去した砂利が敷かれた跡を歩いた。両側に咲くいろいろな野の花に蝶が来ている。ミヤマカラスシジミは箱根の湿生花園にもいるが、ここで見た同種は新鮮な個体が多かった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO640 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 9.ルリタテハ 2012年7月14日 長野県 旧国鉄篠ノ井線廃線敷
今まで撮ってきたルリタテハの写真は越冬した個体のものが多かった。ここで見たルリタテハは、とてもきれいな瑠璃色の帯をしていた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO500 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 10.翅を開いて休むクジャクチョウ 2012年7月14日 長野県 旧国鉄篠ノ井線廃線敷 廃線跡の砂利の上は暖かくて、気持ちが良いのだろう。クジャクチョウが翅を開いてくれた。なるべくローアングルにして、上から押さえつける摂り方にならないように配慮した。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 6mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補1.翅が透けるウスバシロチョウ 2012年6月18日 神奈川県南足柄 夕日の滝付近
ハルジオンの花で吸蜜するウスバシロチョウ。翅が透けてそのハルジオンの花が透けて見える。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 100mm ISO500 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補2.ミドリシジミAB型 2012年6月18日 横浜市舞岡公園
舞岡公園のミドリシジミのメスはAB型が比較的多いように思う。羽化したてなのだろうか、とても美しい個体だった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 100mm ISO500 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補3.ウラジャノメ 2012年7月13日 長野県八島が原湿原
地味な蝶だが私は好きだ。金色に縁どられた黒い紋が粋だと思う。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段 
;クリックすると大きな写真になります。 補4.飛び立つモンキアゲハ 2012年8月30日 横浜市舞岡公園
8月はクサギの花が咲き、その花の匂いに誘われて黒いアゲハたちがやってくる。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro F4.5-5.6 
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1600秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段 
;クリックすると大きな写真になります。 補5.ベニヒカゲ 2012年9月3日 長野県池の平湿原
キオンの花でベニヒカゲが吸蜜していた。発生時期的には少し遅く、きれいな個体は♀が多くなっている。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F9 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 補6.キタテハ 2012年10月5日 横浜市舞岡公園
柿の葉に止まる秋型のキタテハ

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 補7.ゴイシシジミ 2012年9月3日 長野県地蔵峠
私が昆虫少年の頃は、ゴイシシジミはそれほど珍しい蝶ではなく、都内でもいくらでも見ることができたという記憶がある。しかし、最近はまったく見る機会がない。舞岡公園にもいると言われるが、10年以上通っているがまだあったことがない。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO450 ) 露出補正 -0.3段


2016年7月23日

ミドリシジミがいない! 箱根湿生花園 7月19日

西日本から東海地方までは前日の7月18日に梅雨明けとなったが、関東はまだ梅雨明け宣言がない。7月に入ってからも天候は不良で、所用があったこともあり、なかなか蝶の写真を撮りに出かけられなかった。だが、ここ数日はとても蒸し暑くなり、天気予報に反して日中、日が差す日が続いている。この日も天気予報は曇りとなっていたが、気温が高ければ蝶も飛ぶだろうと、箱根の湿生花園に行ってみることにした。
 毎年、この時期には、ここでミドリシジミが多くみられる。今回ももちろんそのミドリシジミをじっくり撮ろうと思っていた。自宅を7時に出発し、8時半には箱根湿生花園の駐車場に着いた。ここ仙石原の標高は650mあるが、車から降りると、この時間でも蒸し暑い。9時の開園を待って中に入った。
 しかし、ミドリシジミの姿を見ることができない。ここ数年、毎年7月20日前後にここを訪れているが、こんなことは初めてだ。いつも数頭は吸蜜しているノリウツギの花にもいない。とうとうこの日は1頭のミドリシジミも見ることができなかった。どうしたことかと思い、職員の方に伺ってみた。管理者の方に確認していただいた結果、ミドリシジミは発生していたが数は少なく、さらに、ここ数日は暑さのためか全く見られなくなったとのことだった。いないはずはないのだが、この暑さでどこかに潜んでいるのだろうか。午後1時ごろまで、湿生花園で過ごしたが、とうとうミドリシジミを見ることはなかった。また、来シーズンに来てみようと思う。
 というわけで、蝶の写真はオオウラギンスジヒョウモンなどしか撮れなかった。アサマイチモンジのきれいな個体に出会ったが、撮りそこなってしまったのが残念だ。

;クリックすると大きな写真になります。 1.モンキチョウの卵
開園時間の9時まで少し時間があった。以前、駐車場の奥の林縁で、ミドリシジミを見たことがあったので、そのあたりを歩いてみるが、その姿はなかった。草叢ではモンキチョウが元気に飛んでいる。シロツメクサの葉に産卵して飛び立った後を見てみると、小さな卵が産みつけられていた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.ツバメシジミ♀ -1
ツバメシジミも飛んでいた。開翅したところを見ると♀だった。シロツメクサはツバメシジミの食草の一つなのだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/400秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.ツバメシジミ♀ -2
ツバメシジミの後翅裏面にはルリシジミやヤマトシジミにない橙色の紋がある。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/400秒 4mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.モンキチョウ♀ -1
9時開園を待って園内に入る。さっそく、ミドリシジミが出てきていないかとハンノキの林縁を探してみるがいない。花の写真を撮りながら、ノリウツギの花にミドリシジミが来ていないかと探してみるが、そこにもいない。モンキチョウの♀がここでも元気に産卵をしていた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1600秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.ツバメシジミ♀ -3
園内でもツバメシジミが産卵行動をしていた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.アカタテハ -1
湿原植生復元区の花畑ではアカタテハがさっそうと飛び、オカトラノオの花で吸蜜していた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 90mm ISO250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.アカタテハ -2
同じ個体を今度はP610の望遠域で引き寄せて撮る。きれいな個体だった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/400秒 197mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.アカタテハ -3
左側からもう1枚。お腹が大きいので♀のようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/400秒 125mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.オオウラギンスジヒョウモン -1
園内を二回りして、茶店のある入園口へ戻ってきた。何か飲んで一休みしようと思う。ところが昨年までは、この茶店で飲み物が出されていたが、今年(今日だけか?)はそのカウンターが閉ざされていて、サービスがない。外の自販機で冷たい飲み物を買ってきて、その茶店に座って一息ついた。この茶店のそばにブッドレアの花が咲いていて、いつもはクロアゲハなどが吸蜜に来ている。しばらくしてオオウラギンスジヒョウモンがやってきた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/160秒 125mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 10.オオウラギンスジヒョウモン -2
時刻は11時半になったがミドリシジミは全く見ることができないままだ。再び、黄色いカセンソウや白いオカトラノオが咲く湿原植生復元区へ行ってみる。このオオウラギンスジヒョウモンは♀のようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/250秒 197mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 11.ミドリヒョウモン -1
数頭のオオウラギンスジヒョウモンに交じって、ミドリヒョウモンがカセンソウにいた。この2種は同じ環境にいることが多い。ともにスミレ科植物を食草とする。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/320秒 125mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 12.モンキチョウ♀ -2
湿原植生復元区の花畑に咲くカセンソウにはモンキチョウも来ていた。乳白色がとてもきれいな♀だ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/320秒 64mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 13.モンキチョウ♀ -3
湿原植生復元区の環境を写し込もうと試みた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.3 1/320秒 39mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 14.モンキチョウの求愛
もう少しピントを合わせることができればよかったのだが。求愛行動は♂が♀を追いかけるのが普通と思っていたが、逆になっている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.5 1/500秒 54mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 15.ミドリヒョウモン -2
オオウラギンスジヒョウモンは白いオカトラノオの花が好きで、ミドリヒョウモンは黄色いカセンソウの花が好きなようだ。湿原植生復元区の花畑では蝶までの距離が離れてしまい、90mmマクロではうまく撮れない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/320秒 125mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 16.キタキチョウ
エゾミソハギの花にキタキチョウがいた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/320秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 17.イチモンジセセリ
平地ではイチモンジセセリは秋に多く見られる蝶だ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし


2016年6月28日

賑わう舞岡公園 6月3日

ゼフィルスのシーズン、ここ舞岡公園の賑わいはすごい。この日は30人近くの探鳥会ならぬ探蝶会グループの方々が来られていた。インストラクターの方が、「いま、あそこの葉の上で開いています」と指をさされる。みなさん一斉にその方向にカメラや双眼鏡を向けられている。わたくしはその人垣で近寄ることも、見つけることもできない。
 この日は古民家の手前で、早々にウラナミアカシジミに会うことができたが、ミドリシジミの第1のポイントではカメラマンもミドリシジミもいなかった。ここの発生は遅れているのだろうか。第2のポイントではミドリシジミ、アカシジミ、ウラナミアカシジミを見ることができた。久しぶりに栗林へ登ってみたが、収穫はなかった。昼前に舞岡公園を後にした。

;クリックすると大きな写真になります。 1.ウラナミアカシジミ -1
早々に今シーズン3種目の平地産ゼフィルスのウラナミアカシジミに出会った。すでに少々すれてしまっている。尾状突起もない。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO320 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.ウラナミアカシジミ -2
同じ個体だが、少し飛んで離れたところにとまった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.5 1/125秒 54mm ISO110​ ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.ルリシジミ♀
新鮮なルリシジミの♀が開翅してくれた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.ルリシジミ
別の個体である。裏面では雌雄は判別しにくい。この時期、特徴のあるドクダミの花が最盛期だ。ドクダミの名称は「毒矯み」(毒を抑える)から来ているという。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/800秒 4mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.新生テングチョウ
この時期、テングチョウは新旧入れ替わる。そろそろ越冬したテングチョウは姿を消し、今年生まれのテングチョウが現れる。羽化したてのきれいな個体だった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.3 1/200秒 32mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.アゲハチョウ♀
アゲハが下草の葉の上で休んでいた。近づくと飛び立つが遠くへは行かない。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.ベニシジミ
夏型のベニシジミが生まれてきている。前翅のオレンジ色のところにある黒い紋が春に出てくるベニシジミより大きくなり、全体に黒っぽくなる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/125秒 143mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.ヒカゲチョウ
ヒカゲチョウのいる場所は限られているが、この日はたくさん飛んでいた。傷のないきれいな個体を選んで撮影できる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f4 1/125秒 8mm ISO280​ ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.アカシジミ -1
アカシジミは比較的多く見ることができた。しかし、すれた個体が多くなっている。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.アカシジミ -2
前のと同じ個体をP610で撮った。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/125秒 98mm ISO500​ ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 11.アカシジミ -3
アカシジミも下草へ下りてきている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/125秒 90mm ISO250​ ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 12.コゲラが巣作り
ご婦人がカメラを向けておられる方向を見ると、コゲラがいた。コンコンコンと音を立てながら木の枝をつついて穴をあけていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/125秒 161mm ISO1250​ ) ​ 露出補正 なし  
;クリックすると大きな写真になります。 13.アカシジミ -4
梢にアカシジミ♀が止まっていた。腹がプクンと膨れている。卵をいっぱい溜めているのだろう。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 14.ミドリシジミ
今度はミドリシジミが緑色の金属光沢をちらちらさせながら、飛んできて下草にとまった。10人くらいのカメラマンが翅を開いてくれないかと周りを取り囲む。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 15.ウラナミアカシジミ -3
今度はウラナミアカシジミがやってきて下草にとまる。P610でローアングルで撮る。比較的きれいな個体だった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f4 1/125秒 9mm ISO160​ ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 16.ホタルブクロ
道筋にホタルブクロ(蛍袋)が咲き始めていた。ホタルブクロ属を学名でCampanulaというが、それは「小さな鐘」という意味だそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/250秒 4mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 17.モンキアゲハ♂
オオミドリシジミかミズイロオナガシジミがいないかと久しぶりに栗林へ上がってみた。残念ながら、ゼフィルスには会えなかったが、ゆうゆうと旋回して飛んでいたモンキアゲハが、葉の上にとまった。ときどきモンキアゲハのこのような光景を見ることがある。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO280 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 18.ムラサキシジミ -1
毎年この時期なるとムラサキシジミと会えるところがある。今年も待っていてくれた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/320秒 90mm ISO280 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 19.ムラサキシジミ -2
前の写真と同じ個体。翅を開いて日光を浴び、紫色が輝いていた。♀だった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO280 ) 露出補正 なし


2015年12月21日

蝶 自選年間ベスト10 (​8) 2010年

愛用している Nikon D300 ​に不満はないのだが、​2010年5月に Nikon D5000 を手に入れた。理由は二つある。一つは D300 は少し重たい。もう一つは D5000 はフリー・アングルのモニターでライブ・ビュー撮影が可能になった。ただし、古いタイプのAF NIKKOR レンズおよびその互換レンズはAFが機能しない。D300 に付けていたmacroレンズの Tokina100mm やSIGMA105mm はマニュアル・フォーカスでしか使えない。そこで、D5000 を使うときは、しばらくは2007年6月に購入した NIKKOR VR 18-200mm を使用していた。
 この年は、6回目のグァム島へのゴルフ・ツアーでヤエヤマムラサキなどを撮った。10月末から11月初めのトルコ旅行では、ヨーロッパアカタテハなどを遺跡で撮ったのだが良い写真は撮れなかった。

;クリックすると大きな写真になります。 1.ギフチョウとマメザクラ 2010年4月6日 神奈川県相模原市
ほぼ毎年のように訪れている藤野町で撮った。毎年、ギフチョウが発生する時期はほとんど変わらないが、その時に咲いている花は年によって異なる。この年はマメザクラが咲いていて、そのマメザクラにギフチョウが訪れた。この写真は平成23年の年賀はがきの写真に使った。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F9 1/320秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.春のベニシジミ 2010年4月13日 横浜市舞岡公園 
舞岡公園の春は一斉にやってくる。ハルジオンが咲き、ヒメオドリコソウが咲く。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F​5.6​ 1/​2000​秒 100mm ISO400 ) 露出補正 ​なし​
;クリックすると大きな写真になります。 3.黄色に黒 ジャコウアゲハ♂ 2010年5月8日 神奈川県南足柄 夕日の滝付近
  南足柄は毎年、ウスバシロチョウと黒いアゲハたちの春型を撮りに行くところ。ナノハナ畑にジャコウアゲハの♂が休んでいた。

​Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
   絞り優先オートで撮影  ( F​5.6​ 1/​800​秒 100mm ISO400 ) 露出補正 ​なし​
;クリックすると大きな写真になります。 4.モンキアゲハ♂ 2010年5月15日​ ​横浜市舞岡公園 
タニウツギのピンクの花が咲いていた。昼過ぎ、モンキアゲハやナガサキアゲハが吸蜜にくる。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F​5.6​ 1/1250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 ​なし​
;クリックすると大きな写真になります。 5.ミドリシジミ開翅 2010年6月11日 横浜市舞岡公園 ​
​なかなか翅を開いてくれないミドリシジミの♂だが、美しい金属光沢を披露してくれた。

​Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1​00​0秒 200mm ISO400 ) 露出補正 ​なし​
;クリックすると大きな写真になります。 6.​キタキチョウ 2010年7月31日 横浜市舞岡公園
夏の舞岡公園は蝶が少なくなる。キタキチョウは元気に飛んでいるがなかなか良い写真が撮れない。可憐さが表現できれば良いのだが。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1400秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.ウラギンヒョウモン 2010年8月21日 長野県八島が原湿原
夏の終わりに信州へ高原の蝶を撮りに行った。湿原の広がりを撮るには、蝶に少なくとも10cmくらいに近づいて広角レンズで撮らなくてはならないが、コンパクトデジカメのマクロで撮ると被写界深度が深く、背景も表現できる。

Canon PowerShot A640 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/​5​00秒 ​7​mm ISOオート ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.サカハチチョウ夏型 2010年8月21日 長野県美ヶ原山麓三城
サカハチチョウは春型の方が撮る機会が多いが、夏型の装いの方が好きだ。イタドリの花に来ていた。​

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F​5.6​ 1/​1600​秒 100mm ISO400 ) 露出補正 ​なし​
;クリックすると大きな写真になります。 9.クジャクチョウ 2010年8月21日 長野県八島が原湿原
  湿原の草地に咲くノアザミの花に鮮やかなクジャクチョウが止まっている。何とか背後に広がる湿原を映しこみたかったが、如何せん蝶までの距離が離れていた。しかし、これはこれで良い写真になったと思う。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
  絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1​250秒 200mm ISO400 ) 露出補正 ​なし​
;クリックすると大きな写真になります。 10.ジャノメチョウ 2010年8月21日 長野県美ヶ原山麓三城
  ルドベキアという花でジャノメチョウが吸蜜していた。ジャノメチョウは関東周辺のゴルフ場などで、ゴルフを楽しんでいる折にもしばしば見かけるほど珍しくもない蝶だが、なかなかきれいに撮れない。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
  絞り優先オートで撮影  ( F​5.6​ 1/​640​秒 100mm ISO400 ) 露出補正 ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 補1.ヤエヤマムラサキ 2010年1月29日 グァム島マンギラオ・ゴルフ・クラブ
  マンギラオ・ゴルフ・クラブでアウトコースのプレーを終え、スルーで、海沿いのコースが広がるインコースへ向かう。途中、赤い花をつけた樹があり、そこに黒い蝶たちが集まっていた。前の組と少し詰まっていたので、同伴者に頼んで少しのあいだ写真を撮らせてもらった。花はテイキンザクラといい、マルバネルリマダラも好きな花だ。

Canon PowerShot A640 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
  プログラムオートで撮影 ( f4 1/​640秒 ​7​mm ISOオート ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補2.高原のクジャクチョウ 2010年8月21日 長野県八島が原湿原
夏の青空のもと、広々とした八島が原湿原を背景にクジャクチョウを狙っていた。もう少し翅表が見えるような位置にいてくれたらなお良かったのだ。こういう写真は被写界深度の深い広角レンズで蝶に寄って撮るのだが、レンズの焦点距離が短いコンパクト・デジカメのワイド端のマクロは、腕を伸ばしてモニターで撮影できることもあって、画質こそ期待できないが、その代わりをしてくれる。

Canon PowerShot A640 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/​125秒 ​10​mm ISOオート ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補3.ミヤマシジミ 2010年8月21日 長野県八島が原湿原​
​ヒメシジミと良く似ているがこれはミヤマシジミのようだ。後翅の黒班がつながっている。 ​

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1​250秒 200mm ISO400 ) 露出補正 ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 補4.​ウラナミシジミ 2010年10月16日 横浜市舞岡公園 
​セイタカアワダチソウなど秋の花が咲く舞岡公園で、コセンダングサの花で吸蜜していたウラナミシジミが翅を開いてくれた。背景のボケもきれいでファンタジックな写真になった。​

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1​640​秒 200mm ISO400 ) 露出補正 ​なし


2015年7月 7日

リョウブの花に集う蝶 舞岡公園 6月22日

舞岡公園でリョウブの花が咲き始めたころだ。リョウブはトラフシジミの食草の一つであるとともに、その白い花には多くの蝶がやってくる。今日の狙いはトラフシジミとミドリシジミ♀の開翅シーンだ。生き残っているウラゴマダラシジミがいればうれしい。

9時半ごろ、公園の駐車場に着いた。駐車場の植え込みに居ついているムラサキシジミを撮り、まず、谷戸の上の方ににあるリョウブの木へ行ってみた。白い花が咲いている。しかし、蝶の姿は見えない。

あとでまた来ることにして、ミドリシジミのポイントへ進む。あんなにたくさん来られていた舞岡公園の平地産ゼフィルス・ファンも、その姿がない。 アカメガシワの花にも何かいないかと探してみた。一週間前は黄色い雄花ばかりが咲いていた花序には、紅色の雌花が混じっていた。ここにも蝶の姿はない。

そして、次の、本命であるリョウブの木のあるところに移動した。2人の先客がおられた。トラフシジミとミドリシジミが来ていると教えていただいた。はじめは高いところで花に顔を埋め、吸蜜していたが、じっと待っていると、下に咲いている花にも移動してくる。しかし、なかなか良い位置では撮らせてくれない。しばらく粘って、トラフシジミ、ミドリシジミ、そして珍客であろうオオウラギンスジヒョウモンなど、やってきた蝶たちを撮った。擦れてはいたが、ウラゴマダラシジミがいたのはうれしかった。

次はミドリシジミ♀の開翅シーンを撮りたかった。まず、遠い方のポイントへ行ったが、姿を見ることができなかった。もう一つのポイントに戻ってきたところ、先ほどの二人のかたがたが、下草にレンズを向けられていた。ミドリシジミ♀のO型だった。

もう一度リョウブの花のところに戻ったら、「ミズイロオナガがいますよ」と声を掛けられた。リョウブの花に来たのではないが、その近くに止まっていた。

そして最後に、朝に行った谷戸の上に咲くリョウブの花に立ち戻った。トラフシジミとオオウラギンスジヒョウモンに会えた。この日は、多くの蝶に会うことができた。舞岡公園の平地産ゼフィルスはそろそろ終わる。今シーズンは舞岡公園に産する平地産ゼフィルス全6種のうち、オオミドリシジミを除く5種を目撃、撮影することができた。

;クリックすると大きな写真になります。 1.ムラサキシジミ♀
この日は9時半に舞岡公園の駐車場に到着した。いつもムラサキシジミがいるところを見ると、この日も2頭が目に付いた。翅を開いてくれたのは♀だった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/320秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.リョウブの木
公園の東口に向かう道にリョウブの木がある。やっと咲いたようだ。先着のカメラマンがおられたので、「いますか」と聞いてみたが、いない様だった。まだ、少し時間的に早いのかもしれない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/200秒 12mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 3.ネムノキの花
季節はどんどん進んでいく。舞岡公園にはネムノキが沢山あるが、どの木も花が咲き始めていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/200秒 72mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 4.リョウブの花で吸蜜するトラフシジミ
今日のテーマはリョウブの花だ。私が知っている2本目のリョウブの木に着いた。先着カメラマンは2名いらっしゃる。本命はトラフシジミであろう。リョウブはトラフシジミの食草でもある。さっそくトラフシジミを見つけた。撮りやすいところに下りてきてくれた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.ミドリシジミも
リョウブの花ではミドリシジミもよく吸蜜している。お腹が太いので♀のように見えるが定かではない。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.オオウラギンスジヒョウモン♂ -1
トラフシジミに夢中になっていたら、オレンジ色の蝶がやってきた。ミドリかオオウラギンスジか?飛び回っている時は同定できなかったが、リョウブの花に止まってくれて、オオウラギンスジヒョウモンと解った。昨年の秋、舞岡公園の谷戸で撮ったのは擦れた個体だったのに比べなんとも美しい。ここでこの時期に見られたのは初めてである。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/400秒 125mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 7.アオスジアゲハ
リョウブの花にはアオスジアゲハもやってきた。落ち着きなく touch and go を繰り返す。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/320秒 48mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 8.トラフシジミ♀ -1
先ほどの個体とは違う個体である。お腹が大きく♀のようだ。左の前翅、後翅のそれぞれのパンチ・アウトされたような穴が開いていて、反対側の翅表のブルーがチラリと見える。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 90mm ISO560 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 9.トラフシジミ♀ -2
前の写真と同じ個体。右側の翅には穴が空いていない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 108mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 10.ミドリシジミ -1
複数のミドリシジミがリョウブの花に来ていた。飛んだ時に緑色に輝いたのが1頭いたが、この個体かどうかはわからない。撮りやすいところに止まってくれた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO1000 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 11.ミドリシジミ -2
近い距離に止まっていたのでP610の広角端で撮った。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 4mm ISO220 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 12.大きなスジグロシロチョウ
リョウブの木の近くに咲くアザミの花で大きなスジグロシロチョウが吸蜜していた。スジグロシロチョウとヤマトスジグロシロチョウの判別は私にはできない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/125秒 19mm ISO180 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 13.ウラゴマダラシジミ -1
白っぽい蝶が飛んできた。モンシロチョウとは飛び方が違う。ルリシジミにしては大きい。あっ、「これはウラゴマダラシジミだ!」。やっとお目にかかることができた。離れた梢の葉に止まっていて撮りにくい。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.5 1/125秒 258mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 14.ミドリシジミ♀ O型 開翅 -1
一旦リョウブの木を離れて、ミドリシジミの♀を探した。先ほどリョウブの木のところにおられた先着カメラマン2名が、ここでも先着されていて、ミドリシジミの♀が開翅していると教えてくださった。O型のきれいな個体だった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/125秒 48mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 15.ミドリシジミ♀ O型 開翅 -2
前の写真と同じ個体。回り込んでD5300+TAMRON 90mm macro で撮る。前翅の斑紋はAとOの中間くらいの感じだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO560 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 16.ツユクサ
道端に可憐なツユクサの花が咲いていた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/320秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 17.オカトラノオの花に来たキマダラセセリ -1
今年はまだ、あまりキマダラセセリを見ていなかったが、この日は多く見ることができた。オカトラノオが咲く季節になったが、キマダラセセリが吸蜜に来ていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 161mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 18.オカトラノオの花に来たキマダラセセリ -2
前の写真と同じ個体。翅を開いていて、下がった後翅の向こう側に、半分立てた前翅の裏側が見える。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 143mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 19.キンシバイ
古民家の裏庭にキンシバイが咲いている。上の写真は6月10日に来たときに撮った写真だ。良く見ると雄蕊が一か所から出ていて、何か違和感があった。二か所から出てきている花もあった。しかし、今日咲いている花は、下の写真のように、ほとんどがすべて雄蕊が生え揃っている。実はキンシバイ(金糸梅)の雄蕊は5群に分かれているとのこと。それが一つ一つ生えてくるのだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
上:プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/250秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
下:プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/200秒 6mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 20.ミズイロオナガシジミ -1
再びリョウブの木のそばに戻ってきた。そのすぐ近くの葉の上にミズイロオナガシジミが止まっていた。これも先にいらっしゃった愛好家のかたに「ここにミズイロオナガがいますよ」と教えていただいた。2つの眼で探すより、複数の眼のほうがはるかに効率よく探し出せ、それを共有させていただけるのはありがたい。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 64mm ISO360 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 21.ミズイロオナガシジミ -2
前の写真と同じ個体である。少し近寄って撮った。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 64mm ISO720 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 22.蟻に牽かれるトラフシジミの遺体
先ほどミズイロオナガの所在を教えてくださった方が、「おおっ!きれいだ」と声を上げられた。何かなと思って見に行くとトラフシジミが翅を開いている。よくみるとそのトラフシジミは死んでおり、それを蟻が牽いて行こうとしているのだ。トラフシジミの開翅シーンは、私は見たことがないがその翅表はとてもきれいなものだった。しかし、このトラフシジミはなぜ、命を落としたのだろうか?

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/125秒 39mm ISO140 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 23.ヒカゲチョウ
ヒカゲチョウもリョウブの花にやってきた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO560 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 24.トラフシジミ -3
D5300に付けた90mmマクロで撮りやすい位置にトラフシジミが止まってくれた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO320 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 25.キマダラセセリ
リョウブの花にもキマダラセセリはやってくる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 26.ウラゴマダラシジミ -2
さっきいたウラゴマダラシジミがまだいて、移動して撮りやすいところに止まってくれている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/125秒 48mm ISO900 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 27.ウラゴマダラシジミ -3
同じ個体だが、静かに休んでいてくれたのでD5300+TAMRON 90mm macro で撮る。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 28.アジサイ
12時半になった。今日はまずまずの成果が得られたので引き上げることにする。道端のアジサイもきれいだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/200秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 29.トラフシジミ -4
駐車場へ行く前に、朝に寄った東門の手前のリョウブの木に戻ってみた。朝は見つからなかったけど、トラフシジミが2頭いた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/200秒 98mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 30.オオウラギンスジヒョウモン♂ -2
トラフシジミの写真を撮っていると、時々、オレンジ色が視野に入る。元気よく飛び回り、なかなかリョウブの花に止まってくれない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/160秒 98mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段

この日はリョウブの花に集まる蝶たちを撮った。トラフシジミ、ミドリシジミ、オオウラギンスジヒョウモン、キマダラセセリ、ヒカゲチョウ、アオスジアゲハがやってきた。このほかにリョウブの花で吸蜜こそしなかったが、その花の匂いに誘われたのか、ウラゴマダラシジミやミズイロオナガシジミもいた。カラスアゲハも見かけた。リョウブの木を中心に半径15mほどのところで、これだけの蝶たちに会うことができた。