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2023年6月26日

海老名へ行く ② ジオラマパーク / 小田急ロマンスカー・ミュージアム 2023年6月14日

小田急ロマンスカー・ミュージアムのロマンスカーギャラリーで展示されていた車両を見たあと、2階のジオラマパークへ上がった。
 そこにはNゲージ鉄道模型の小田急の車両のレイアウトがあるくらいだろうと思っていたが、想像を超える新宿から箱根、江ノ島までの大きなジオラマが広がっていた。なかなかなものであった。入ったときは薄暗く、まず新宿駅周辺の光景があったが、実はそれは「夕暮れ時」が演出されていたのだ。
 やがて「夜」の情景になり、さすがに写真が撮りにくくなった。そして、しばらくしてジオラマの奥のスクリーンでプロジェクションマッピングなどによるショーが始まった。これが結構長い。早く明かりが点かないかと、係の女性に尋ねてみると、このジオラマは「夜」がメインなのですという答えだった。
  30分ほど経って、やっと「朝」になり、ジオラマの箱根の情景などを見て、退出した。ジオラマの写真は光線が難しく上手く撮れなかった。
 駅から小田急線、JR相模線を跨ぐ跨線橋で結ばれた「ららぽーと海老名」へ行き、レストランが混まないうちに昼食にした。まだ正午まで15分ほど時間があったが、待っている人がいる店もあった。食事のあと、1階から4階まであるショッピングフロアをざっと歩いてみた。
 「ららぽーと海老名」は西口だが、かっては相鉄線側の東口の方が賑やかだった。1980年代から東口周辺に商業施設が進出しはじめた。
 まず開発の皮切りになったのが1979年、海老名駅東口・ロータリー横に建設された大型ショッピングセンター「イオン海老名店」、続いて1984年に、ダイエーが運営元となる「ショッパーズプラザ海老名」がオープン。その後2002年には小田急電鉄が事業主体となり、商業施設「ViNAWALK(ビナウォーク)」が開業し、現在の海老名の街並みの基礎となった。
 「ららぽーと海老名」から、再び相鉄線の海老名駅に戻ってきたが、改札を入る前に、その東口に下りてみた。1985年に開園したという海老名中央公園の朱塗りの七重の塔が見える。そこまで歩いて行ってみたが、歩くと両側に商業施設が建ち並んでいた。西口と東口は街の雰囲気が違った。

000_230614094 X700 小田急ロマンスカーミュージアム 箱根神社 G7X.jpg
ジオラマ 箱根神社の情景 2023年6月14日 海老名 「小田急ロマンスカー・ミュージアム」
 

018_230614043 X900 小田急ロマンスカーミュージアム G7X.jpg 18.ジオラマ 夕暮れ近い新宿駅周辺
「小田急ロマンスカー・ミュージアム」2階のジオラマパークに入ると、照明が抑えられ、ジオラマの新宿駅周辺は日没まじかの情景となっていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2000 ) 露出補正 なし
019_230614048 X900 小田急ロマンスカーミュージアム 東京ジャーミー G7X.jpg 19.代々木上原方面 ジオラマ
新宿駅を出発した小田急線は代々木上原あたりに差し掛かる。ジオラマはここから左に広く展開し、箱根、江ノ島へ向かう。日本最大のイスラム教寺院(モスク)である「東京ジャーミイ」が見える。wikipediaによれば、東京ジャーミイの前身である東京回教学院は、1938年(昭和13年)にロシア帝国出身のタタール人たちのためのモスクとして設立された。同モスクが老朽化のため取り壊された後、亡命タタール人たちがトルコの国籍を取得していた縁から、トルコ共和国宗務庁の援助によってオスマン様式で再建され、2000年(平成12年)6月に開堂した。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/500秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
020_230614056 X900 小田急ロマンスカーミュージアム G7X.jpg 20.和泉多摩川あたりかな?
ジオラマ上の位置からして、流れる川は多摩川だと思う。新宿から小田急各駅停車で30分弱のところだ。少し、照明が赤みがかって夕方の情景である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/400秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
021_230614067 X900 小田急ロマンスカーミュージアム 大山・伊勢原・鈴川?G7X.jpg 21.伊勢原 大山
この山は伊勢原の大山だと思う。大山には古くから庶民の山岳信仰の対象とされた(大山信仰)。「大山」の名称の由来は不明だが、明治以降は山頂に大山祇神を祀ったためと言われるようになった。大山の山頂(標高1,252 m)には巨大な岩石を御神体(磐座)として祀った阿夫利神社の本社(上社)があり、中腹に阿夫利神社下社、大山寺が建っている。ケーブルカーが見えるが、山麓の大山ケーブル駅までは、小田急小田原線伊勢原駅からバスを利用し、終点の「大山ケーブル」バス停へいく。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/400秒 11mm ISO3200 ) 露出補正 なし
022_230614060 X900 小田急ロマンスカーミュージアム 鎌倉大仏 G7X.jpg 22.鎌倉大仏
小田急藤沢駅から江ノ島駅を経由してJR鎌倉駅へ江ノ電が走っている。その途中の長谷に長谷寺とともに鎌倉大仏がある。さすがに暗くて色が出ない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/250秒 16mm ISO3200 ) 露出補正 なし
023_230614066 X900 小田急ロマンスカーミュージアム 江ノ島?G7X.jpg 23.江ノ島ヨットハーバー
相模大野で分岐した小田急江ノ島線はJR藤沢駅を経由して、終点江ノ島駅に至る。手前に見えるヨットハーバーは1964年、東京オリンピックのヨット競技場として整備されて以来、ヨット活動の普及に貢献し、年間130回以上のレースが開催されているそうだ。奥に見える塔はシーキャンドルという江ノ島展望灯台である。現在のシーキャンドルは江ノ島電鉄開業100周年記念事業の一環として平成15年にリニューアルしたものである。海抜100mからの景色は海に沈む夕日や鎌倉の夜景を一望することができ、観光客に人気が高い。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.0 1/800秒 11mm ISO3200 ) 露出補正 なし
024_230614075 X900 小田急ロマンスカーミュージアム 小田原駅?G7X.jpg 24.小田原駅と小田原城
JR東海道線、東海道新幹線の小田原駅は、小田急小田原線の終点であり、箱稲登山鉄道の起点である。左側に小田原城見える。小田原城は北条氏の本拠地として有名である。江戸時代には小田原藩の藩庁があった。城跡は国の史跡に指定されている。1960年(昭和35年)に、コンクリート構造により、天守の再建工事が完成した。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 23mm ISO3200 ) 露出補正 なし
025_30614081 X900 小田急ロマンスカーミュージアム 小田原?G7X.jpg 25.夜の小田原駅付近
ここで照明は夜バージョンになった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/250秒 31mm ISO3200 ) 露出補正 なし
026_230614080 X900 小田急ロマンスカーミュージアム 箱根湯本?G7X.jpg 26.夜の箱根湯本駅
車で箱根に上るとき、箱根湯本に差し掛かると、右手にこの箱根湯本駅の特徴ある形が見えてくる。ホームの右側に緑色の古い車両が見えるが、その車両は1927年に登場した木造車チキ2形(模型)の走行系機器と新製車体を組み合わせて製造された車両で、2019年に箱根湯本-強羅 間の開業100周年を記念して1935年~49年頃の塗装に塗り替えられていた緑色の109号車両である。モハ2形109号は2021年3月21日をもって引退した。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/100秒 37mm ISO3200 ) 露出補正 なし
027_230614078 X900 小田急ロマンスカーミュージアム 箱根?G7X.jpg 27.夜の芦ノ湖
右側にトップの写真の箱根神社が見える。その左側の明々と灯がともる建物は、小田急山のホテルだ。有名なツツジの庭が造られている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/200秒 12mm ISO3200 ) 露出補正 なし
028_230614079 X900 小田急ロマンスカーミュージアム 新宿?G7X.jpg 28.新宿の夜景
まだ、朝になりそうもない。場所を変え、箱根から新宿の方へ移動してみた。新宿の高層ビル群の夜景が美しく作り出されていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1250 ) 露出補正 なし
029_230614087 X900 ◎小田急ロマンスカーミュージアム G7X.jpg 29.ジオラマ ショータイム -1
そろそろ「昼」の場面になるのかと思っていたら、ジオラマの背後のスクリーンで、ショーが始まった。ホームページには「新宿から小田原・箱根へ走るロマンスカーを、こだわりのプロジェクションマッピングとオリジナルソングで演出します。ロマンスカーと一緒に小田急線の旅をお楽しみください。」と紹介されていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/200秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
030_230614089x X900 小田急ロマンスカーミュージアム G7X.jpg 30.ジオラマ ショータイム -2
ホームページには、「都市・山・海、多様な沿線の魅力がぎゅっと詰まった風景のなかを、10車種のロマンスカーと5車種の通勤車両が駆け抜けます。懐かしの引退済み車両から最新の現役車両まで、小田急の歴代車両が勢ぞろいし、ジオラマ内で夢の共演を果たします。」と解説されている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/200秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
031_230614090m X900 〇小田急ロマンスカーミュージアム G7X.jpg 31.ジオラマ ショータイム -3
新宿周辺が明るく照らし出された。そろそろ朝になるのだろうかと思ったのだが、これもショーの内で、さらに5分くらいは夜の状態だった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/200秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
032_230614092 X90 小田急ロマンスカーミュージアム 3000形アレグレ号 G7X.jpg 32.箱根の朝 箱根登山鉄道
箱根にやっと待っていた朝がやってきた。これは箱根登山鉄道の新型車両で、3000形アレグラ号(模型)という。wikipediaによると、姉妹鉄道提携を結んでいるレーティッシュ鉄道が走っているスイスにちなんで、スイスで使用されているロマンシュ語の挨拶から「アレグラ号」という愛称が設定され、2015年5月21日付で「鉄道友の会」のローレル賞を受賞した。2003年8月に、箱根登山鉄道は小田急との株式交換により上場廃止となり、箱根登山鉄道は小田急の完全子会社となった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/100秒 37mm ISO1250 ) 露出補正 なし
033_230614096 X900 小田急ロマンスカーミュージアム 大平台 富士屋ホテルG7X.jpg 33.箱根登山鉄道 富士屋ホテルと大平台スイッチバック
標高165mの塔ノ沢駅から標高448mの宮ノ下駅間はもっとも標高差が大きな場所で急勾配の連続。出山信号場のスイッチバックを最初に、大平台駅、大平台信号場の3ヶ所でスイッチバックが行なわれる。左上に見えるのは富士屋ホテルがイメージされているのだと思う。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/100秒 17mm ISO320 ) 露出補正 なし
034_230614110 X900 小田急ロマンスカーミュージアム 江ノ電500型 G7X.jpg 34.江ノ電の車両
2006年(平成18年)に登場した最新形⾞両の500形(模型)だ。江ノ電は1947年(昭和22年)3月15日 東急持ち株の大部分が放出され、東急グループを離脱。2019年(令和元年)10月1日 小田急電鉄の完全子会社となっている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/400秒 37mm ISO3200 ) 露出補正 なし
035_230614119 X900 海老名駅 G7X.jpg 35.JR相模線 海老名駅改札口
1921年(大正10年)9月28日に開業した相模鉄道相模線は、1944年(昭和19年)6月1日に国有化され、運輸通信省(現在のJR)相模線となった。JR相模線は茅ヶ崎市の茅ケ崎駅と相模原市緑区の橋本駅を結ぶ茅ケ崎駅から相模川に沿って北へ向かう路線である。南側は相模川の東岸沿いを通り、北側は相模原台地の西側を築堤や切通しの連続で登り詰める。元は相模鉄道(法人としては現在の相鉄ホールディングス)の路線であったが、東海道本線と中央本線とを結ぶバイパス路線として後に国有化された。1991年(平成3年)3月16日:全線電化されている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
036_230614130 X900 ららぽーと海老名 G7X.jpg 36.ららぽーと海老名
ららぽーと海老名は2015年10月にオープンした。広さは40,200㎡である。店舗数は1階から4階まで263店あり、全国のららぽーと18施設のうち第5位だそうだ。それまで、海老名駅西口地区に商業施設はほとんどなかった。海老名駅西口改札を出て跨線橋歩道で連結されている。各階の入口近くにレストランがあり、特に3階、4階にはレストランゾーンとして集約され、店舗数が多い。3階のレストランでチーズ・パスタを食べた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO800 ) 露出補正 なし
037_230614136 X900 海老名東口 G7X.jpg 37.東口商業地区と海老名中央公園
冒頭にも記した通り、東口に出て両側の商業施設が立ち並ぶ海老名中央公園を歩き、朱塗りの七重の塔まで行った。平日の昼下がりで人通りは少ないが、街の広がりは西口より大きい。この塔は相模国分寺の七重の塔を基にして、実物大の約3分の1の大きさで作られた模型である。海老名駅の東側500mの台地上が相模国分寺跡であったそうだ。741年の聖武天皇の詔をうけて建立されたといわれるその伽藍の一部だった七重塔の復元版である。家内が待つ海老名駅に汗をかきながら早足で戻った。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし

2022年7月 9日

箱根温泉一泊旅行 6月10日-11日

6月の初めに電話があり、娘たち夫婦から箱根に行こうと誘われた。家内の足が少し心配だが、車での移動であり、断る理由は何もない。
 娘の主人が新しく購入したBMWで家まで迎えに来てくれた。パワーがあって、乗り心地もよい。難点は後部座席に乗るときにルーフに頭をぶつけそうになることだったが、腰から先にシートに入れて行けば大丈夫だ。
 コースはすべて二人にお任せだ。止まるところも知らされていない。
 どこをどう走ったかは定かではないが国道1号から西湘バイパスにはいり、国府津辺りで下り、小田急線の栢山駅の近くにある「月読」(つきよみ)という蕎麦屋で昼食にした。
 そこから小田原に出て、箱根は強羅方面に向かい、道に迷いながらも宿に着いた。そこは早川を挟んで強羅の反対側で、宮城野の奥、大文字焼の明神岳のすそ野に位置する。宿のバルコニーからは強羅の街と早雲山へ上るケーブルカー、そしてその向こう側は大涌谷という山肌が見えた。宿は、2020年の11月にオープンしたホテルだった。全8室しかなく、源泉掛け流し半露天風呂付き客室であった。
 久しぶりに家族4人でのんびりと過ごすことが出来た。有難い。
 翌日は、娘たち夫婦が、私が良く写真を撮りに行く湿性花園のすぐそばの「相原精肉店」に寄るといったのは偶然だった。ロースト・ビーフやらソーセージを買い求めて、外に出てきたら店のご主人と鉢合わせし、サラミを追加購入することになってしまった。
 帰路は小田原にできた新しいショッピングセンターに寄り、また少々海産物などをお買い上げ。そして、西湘バイパス、東海道を走って、我が家にもどり、近くの街中華で夕食にして、解散となった。

000_220610021 X700 HAKONE NICA G7X.jpg
宿から強羅の街と箱根火山の最高峰・神山(1437.8m)を望む

001_220610001 X800 小田原郊外 蕎麦屋「月読」 G7X.jpg 1.栢山の蕎麦屋「月読(つきよみ)」
ドライバーの娘の主人がカーナビを見ながら到着したのは、小田急線の栢山駅近くの「月読」という蕎麦屋だった。ここで昼食。店主がこだわる「味のある蕎麦」を求めて、遠方や、開店時間前から訪れる人もいるという。店主は、毎朝その日に使う分だけの蕎麦を碾くそうだ。流石に美味い蕎麦だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
002_220610004 X800 芦ノ湖畔 山のホテル G7X.jpg 2.芦ノ湖畔のカフェ
湯本の方から登ってきて箱根神社の先にある「山のホテル」の芦ノ湖畔に建つ「サロン・ド・テ ロザージュ」というカフェでお茶にした。ダージリンの中でもタルボやマカイバリといった有名茶園で、茶園の風土に合った時期に摘まれたトップクオリティの紅茶など、常時20種類以上と充実の品揃えをしているという。紅茶に特化している。紅茶に無知な私は聞いたことがある名のアッサムを注文した。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
003_220610006 X800 芦ノ湖畔 山のホテル G7X.jpg 3.芦ノ湖の遊覧船
湖の上を遊覧船が行く。海賊船タイプではない白い落ち着いた形の船だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
004_220610029 X800 HAKONE NICA G7X.jpg 4.ホテル到着
娘たち夫婦にとっては、静かなホテルでのんびりするのが旅の目的らしい。少し早めの到着。ビールが美味かった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
005_220611036 X800 HAKONE NICA G7X.jpg 5.ロビーのテラスからの眺め
午後の4時である。空は雲に覆われ、コントラストが出ないが、豊かな緑が広がる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
006_220610034 X800 HAKONE NICA 強羅の眺め G7X.jpg 6.神山(1437.8m)
強羅の街の向こうに箱根火山の最高峰である神山が見える。強羅から神山の手前の早雲山に登るケーブルカーの軌道が見え、その終点からロープウェイが右の方に登っていく。ここからは見えないが、噴煙が見える神山の山肌に隠れた、その奥が大涌谷になる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 27mm ISO125 ) 露出補正 なし
007_220611052 X800 HAKONE NICA G7X.jpg 7.テラスから
翌日(6月11日)の朝、テラスから見下ろす緑には、多分マルバウツギと思われる白い花が咲き、その花の周囲をチョウが舞っている。矢印の上の花にアサギマダラが止まって吸蜜していた。望遠端37㎜(35mm版100mm相当)で撮っても、確認できないほど遠くに止まっていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO500 ) 露出補正 なし
008_220611052t X800 HAKONE NICA G7X.jpg 8.アサギマダラ
画像があれるのを覚悟で、アサギマダラと解る画像サイズに拡大してみた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO500 ) 露出補正 なし
009_220611093 X800 小田原 ミナカ G7X.jpg 9.ミナカ小田原
仙石の箱根湿性花園の入り口にある「相原精肉店」で、ローストビーフ、ソーセージ、サラミ、そして生ラーメンなどを買って、小田原へ下りた。小田原駅の近くに新しくできた「ミナカ小田原」という商業施設に寄っていく。ミナカ小田原は小田原駅直結、地上14 階+地下1階 の「タワー棟」と江戸情緒薫る「小田原新城下町」からなる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
010_220611091 X800 小田原 ミナカ G7X.jpg 10.ミナカ小田原 城下町市場 3階
40以上の店舗が集結している。「ミナカ小田原」という名称は、小田原の新しい時代の幕開けを願い、市民公募により命名されたそうだ。「みなか」とは、「真ん中(中心)」という意味の古語で、万葉集に日本一の霊峰・富士山を示す意味としても使われているという。城下町市場3階は21の店舗が両側に並び、その通りに置かれたテーブル、椅子には多くの人が陣取って行った。この日は土曜日で、人が多く出ていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​2.5​ 1/1000秒 ​15​mm ISO1​25​ ) 露出補正 なし
011_220611089 X800 小田原 ミナカ G7X.jpg 11.ミナカ小田原 二宮金次郎広場
城下町市場3階の小田原城寄りには郷土の偉人、二宮金次郎にちなんだ金次郎広場というところがある、これまで一度も描かれることのなかった 二宮金次郎の激動の生涯が初めて完全劇映画化され、2019年6月1日に封切られた。その「二宮金次郎夫婦像」が見守る金次郎広場では、賑わいを創出するための広場として、多彩なイベントが実施されている。昨日の昼に栢山の蕎麦屋「月読」寄ったが、その近くに尊徳の生誕の地があり、二宮尊徳生家に隣接する記念館があった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
012_220611098 X800 小田原 ミナカ G7X.jpg 12.ビルに映る小田原城
金次郎広場では、地上14 階の「タワー棟」の建物の側面に小田原城が映っていたのが見えた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 24mm ISO200 ) 露出補正 なし


2021年6月20日

再び八王子城跡へ 6月7日

まだ、午後1時少し前である。かわり映えはしないが、八王子城跡へ行くことにした。八王子城跡の駐車場で、持参した昼食をとり、滞在は小1時間と決めて歩き始めた。
 5月26日に来た時と比べると確実に季節が進んでいる。駐車場から上がったところの草地には、モンキチョウが活発に飛び、ツバメシジミが地表近くの草に絡むように飛んでいた。
 この日も野鳥愛好家の人たちが多い。  前回来た時も、最後にスイカズラにやってきたモンキアゲハを撮って帰ったが、今回も駐車場へ引き上げる途中で、まだ咲いていたツツジの花にモンキアゲハが吸蜜に来ていた。しかも、傷のないとてもきれいな個体だった。久しぶりにモンキアゲハの気に入った写真が撮れたのは嬉しい。その前に舞岡公園へ行ったときも帰り際に駐車場のツツジにモンキチョウが来ていたこともあり、どうやらこのチョウが花に来るのは午後にのようだ。

18.モンキチョウ♂ -1
駐車場から一段高いところにある草地の広場には、モンキチョウが活発に飛んではヒメジョオンの花に止まって吸蜜をしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
018_210607141 X800 〇八王子城跡 RX10M4.jpg
19.モンキチョウ♂ -2
2週間ほど前に来たときはモンキチョウの姿はなかったのに。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 38mm ISO200 ) 露出補正 なし
019_210607147 X800 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg
20.スジグロシロチョウ
既に夏型が発生しているようだ。初々しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
020_210607152 X800 ◎八王子城跡 ヒメジョオン RX10M4.jpg
21.モンキチョウ♂ -3
飛んでいるのはほとんどが♂である。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
021_210607166 X800 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg
22.愛鳥家
八王子城跡は野鳥を撮るカメラマンが大勢来ている。舞岡公園はこの時期になると、愛鳥家カメラマンは少なくなるが、ここはそうではない。八王子城跡は サンコウチョウ、キビタキ、オオルリなどが観察できる野鳥スポットとして人気があり、とくにサンコウチョウは今がトップシーズンのようで、私は見たことはないが、尾羽がとても長く、青いアイリングが鮮やかな♂が皆さんの狙いのようだ。

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/320秒 28mm ISO3200 ) 露出補正 なし
022_210607179 X800 八王子城跡 RX10M4.jpg
23.ウラギンシジミ♂
ウラギンシジミ夏型が発生していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 196mm ISO125 ) 露出補正 なし
023_210607184 X800 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg
24. 冠木門
wikipediaによると、八王子城 は1587年(天正15年)に築城され、1590年(天正18年)に廃城になっている。八王子城は北条氏の本城である小田原城の支城であり、北条氏康の三男・氏照が1571年(元亀2年)頃より築城し、1587年(天正15年)頃に本拠とした。八王子城は天下統一を進める豊臣秀吉の小田原征伐の一環として1590年7月24日(天正18年6月23日)、秀吉の軍勢に加わった上杉景勝、前田利家、真田昌幸らの部隊1万5千人に攻められた。八王子城攻防戦を含む小田原征伐において北条氏は敗北し、城主の北条氏照は兄、氏政とともに切腹した。のちに新領主となった徳川家康によって八王子城は廃城となった。城主北条氏照の居館があった御主殿門の復元工事は2012年(平成24年)度に完了した。この冠木門は八王子城御主殿への門だった。冠木門から八王子城の御主殿跡を眺める。この日は人が少なかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし  
024_210607191 X800 八王子城跡 RX10M4.jpg
25.曳橋
帰りに曳橋を渡り振り返って撮る。向こうに見えるのが 虎口 であり、その石段を上がって左に曲がると冠木門がある。左の高台になっているところが御主殿跡だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 13mm ISO125 ) 露出補正 なし
025_210607193 X800 八王子城跡 RX10M4.jpg
26.モンキアゲハ♂ -1
管理事務所のところまで戻ってくると、まだ咲いていたツツジの花にモンキアゲハが来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 175mm ISO1250 ) 露出補正 なし
026_210607198 X800 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg
27.モンキアゲハ♂ -2
全く傷のない美しい個体だ。いったん花から飛び立つが、また次の花へと移動する。「頼む、もう少し撮らせてくれ!」

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 178mm ISO100 ) 露出補正 なし  
027_210607205 X800 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg
28.モンキアゲハ♂ -3
連写で撮っていたが、花から飛び立った瞬間を捉えていた。ピントもしっかりしている。モデルも良い。今まで撮ってきたモンキアゲハの写真のなかで最も気に入った写真になった。午後2時、満足して帰路についた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 178mm ISO100 ) 露出補正 なし
028_210607207 X800 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg


 

2018年5月28日

栃木県をドライブ(2) 今市報徳二宮神社から雲厳寺へ 4月26日

大谷石採掘場跡を見た後、下今市へ向かったのだが、昼飯時になり、少々寄り道をしてしまった結果、下今市の報徳二宮神社に到着したのは、午後3時近くになってしまった。
​  報徳二宮神社は二宮尊徳が祀られた神社である。報徳二宮神社は、ここ栃木県日光市と、神奈川県小田原市、同じく相模原市と三か所にあるが、中でも日光市の報徳二宮神社は二宮尊徳の終焉の地であり、お墓もある。母校の卓球部の先輩に、今市ご出身の 恒 仁朗​(雅号​)​さん​​という先輩がおられる。恒 仁朗​​さん​​には「商(あきない)」「幸商人(さいわいしょうにん)」「商人心(あきないごころ)​」​といった著書があり、国会図書館にも登録されている。経世家でもある二宮尊徳の商いの教えに共鳴され、ご自分の商いの心を述べられている。
​  恒 仁朗 先輩は、昨年、この報徳二宮神社に高さ3.5mの大きな木製尊徳像2体を奉納された。​木像はチェーンソー・アートの全国大会優勝者に協力を依頼し、制作され、お社に続く参道の、鳥居の手前両脇に据えられていた。木像の名称は「尊徳来福像」といい、デザインは 恒 仁朗さんのオリジナルで、人々の心の中に尊徳の教えがあることをイメージされているという。 実際に参拝した「尊徳来福像」は大きくて、立派だった。
 そして、今回もう一か所行きたいところがあった。それは、2013年から始まっていた40年ぶりの修復工事が昨年3月10日に完成して、一般公開されている日光の陽明門を改めて見てみたかったのだ。ただ、じっくり見るには、今回は時間的に余裕がない。そこで、友人のご主人から、いま、吉永小百合のJR東日本のコマーシャルで放映されている雲厳寺へ行ってみないかとの提案があった。日光陽明門には改めて来ることにし、雲厳寺に行くことに衆議が一致した。
 ところがその雲厳寺は意外と遠かった。今市からは東北新幹線の反対側で、那須塩原に近い。距離にして75kmくらいあった。
 臨済宗妙心寺派の名刹 雲厳寺 は八溝山地のふところ深く、清らかな渓流に沿うところにある。ほとんどその名を聞いたことはなかったが、筑前の聖福寺、越前の永平寺、紀州の興国寺と並んで、禅宗の日本四大道場と呼ばれているそうだ。山門の正面にある朱塗りの反り橋を渡って石段を登ると、正面に釈迦堂、獅子王殿が一直線に並ぶ代表的な伽藍配置となっていた。俳聖松尾芭蕉は、この地で「木啄も 庵は破らず 夏木立」の句を残してしている。時刻は5時を回っていたがまだ明るかった。観光客、参拝客は我々以外にいない。
 帰りは那須塩原インターから東北自動車道に上がった。今回のドライブの全走行距離は522kmに及んだ。

29.報徳二宮神社
報徳二宮神社 は東武鉄道の下市市駅からすぐのところにあった。境内の駐車場に車を止めさせていただいて、さっそくお参りする。参道の鳥居の手間に2体の「尊徳来福像」があった。恒 仁朗さんから教えていただいていた「尊徳来福像8の字参り」をして、向かって左側の坐像の「奉納投げ」をした。尊徳翁の頭の上にある「願い受け」にお賽銭を投げ入れるのだ。なかなか難しいが私は3投目で願いが届いた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 +0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
30.二宮尊徳像
社殿の後ろに回ってみると、二宮尊徳翁の像があった。像の前には二宮尊徳翁遺訓として「人生まれて学ばざれば生まれざると同じ。学んで道を知らざれば学ばざると同じ。知って行うこと能はざれば知らざると同じ。故に人たるもの必ず学ばざるべからず。学をなすもの必ず道を知らざるべからず。道を知るもの必ず行わざるべからず」という札がたてられていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 13mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
31.尊徳翁の墓
その奥に尊徳翁の墓があった。栃木県史跡になっている。 二宮尊徳の晩年は、天保13年(1842年)、幕府に召し抱えられ、弘化元年(1844年)には日光山領の仕法を命じられる。翌年、下野真岡の代官山内氏の属吏となって、真岡に移住。 安政2年(1855年)4月に江戸幕府の命を受けて、病弱の身を徹して、日光奉行の配下で日光御神領地内の仕法に着手し、村を廻り、農民を鼓舞してきたが、病勢は衰えず、安政3年(1856年)下野国今市村(現在の栃木県日光市)の報徳役所にて亡くなっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO320 ) 露出補正 +0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
32.蔵
境内の脇にこんな石造りの蔵があった。桜の花びらが落ちて、絨毯になっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 10mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
33.卓球場
世界卓球選手権で、連日、日本チームの活躍がテレビを賑わしていたが、二宮神社の境内になぜか卓球場があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
34.尊徳来福像
失礼して社殿の正面から尊徳来福像を撮らせていただいた。高さ3.5mの尊徳来福像は大きい。これから末永く参拝者を迎えていくことだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 13mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
35.報徳二宮神社 一の鳥居
入るときは、境内の横から入ってしまったが、参道を下がってみると、その入り口に鳥居があった。一の鳥居と呼ばれているかどうかはわからない。「祝SL運行記念」という旗が見える。東武鉄道は2017年8月に約半世紀ぶりに、「大樹」と名付けられた観光SL列車を復活させた 。栃木県日光市の下今市駅から鬼怒川温泉駅までの12.4km区間を約35分で走る。けん引するSL機関車、C11207はわたくしが生まれた年である1941年に製造された。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 15mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
36.雲厳寺
栃木県の大田原市黒羽にある臨済宗妙心寺派 東山雲厳寺に着いたのは夕方5時20分を過ぎていた。日が長くなったおかげでまだ明るい。入口に立つとその美しさに目を奪われた。JR東日本のコマーシャルビデオが撮影されたところだが、JRで来るには少々便利が悪い。新幹線の那須塩原駅からバス利用だが、雲厳寺まで行くバスは日に3本しかない。そのバスでおおよそ1時間かかるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 10mm ISO2000 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
37.武茂川
山門に上がる階段の前には武茂川が流れていた。川にかかる瓜瓞橋(かてつきょう)の上から眺めた武茂川は清流だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 13mm ISO2500 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
38.鐘楼
石段を上がって境内に出る。右手に鐘楼があった。石段の前には、「階段を上がるのが無理な御方は上流に見える石橋をお渡りください ゆるやかな坂道となって居ります」という立札がたてられていた。もちろん全員、石段を上がった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 13mm ISO2500 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
39.仏殿
山門の正面には仏殿がある。禅寺らしい仏殿と感じた。 扁額は「東山」と記されている。雲巌寺開山高峰顕日(仏国国師)の師である無学祖元(1226から1286)は、北条時宗の招請に応じて来日した中国僧で、先日も訪れた北鎌倉円覚寺の住持だったそうだ。無学祖元の像としては、円覚寺開山堂の像(国指定重要文化財)が著名である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO1000 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
40.雲厳寺ご本尊
仏殿には、ご本尊の釈迦牟尼仏(銅造釈迦如来坐像)が安置されていた。暗かったがよく撮れたと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/15秒 13mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
41.仏殿と勅使門
仏殿に向かって左側に、禅堂に上がる石段があり、その手前に勅使門がある。立てられていた「禅宗東山雲厳寺由緒」の説明版を、私なりに大雑把にまとめると、・・・ 雲厳寺は弘安6年(1283年)、高峰顕日(仏国国師により、改めて臨済宗寺院として建立された。天正18年(1590年)、秀吉が小田原城を攻めるにあたり、従わなかった那須家烏山城を攻めたが、その時、多くの民が逃げ込んだ雲厳寺が、要塞として侮りがたいとして、焼却してしまった。数年後、堂宇は建てられたが、昔の盛観はなかった。その後、弘化4年(1847年)再び火災を被り、その時罹災した方丈、庫裡は再建された。仏殿は幸いにも弘化4年の火災を免れたが、秀吉による天正の兵火から、300余年を経過し、腐朽の極みに達し、大正元年、改築が計画され、大正11年(1922年)に竣工した。鎌倉末期の建築様式である。・・・

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/15秒 13mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
42.松尾芭蕉句碑
松尾芭蕉が「奥の細道」で最も長く滞在したと言われるのは、ここ栃木県大田原市の黒羽だそうだ。最初に大治年間(1126~1131年)に開かれた雲巌寺は禅宗の四大道場のひとつとされており、境内入口には説明板と、その左横に松尾芭蕉が師と仰ぐ、当時の住職であった仏頂禅師の寓居跡を訪ねた折に詠んだ「木啄も庵はやぶらず夏木立」と仏頂禅師の「竪横の五尺にたらぬ草の庵むすぶもくやし雨なかりせば」の二句を刻んだ句碑があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 10mm ISO1600 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
43.ヤマザクラと山門
桜のような白い花が咲いていた。ヤマザクラかと思うが自信はない。背景は山門。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 13mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
44.ツツジ
境内は、私たち以外に参拝客はおらず、夕方でもあり、静寂だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
45.仏殿の屋根と山門
石段を上がって、方丈の前から仏殿と山門を眺める。シモクレンの花も咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 13mm ISO1000 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
46.鐘楼と山門
方丈の横から、鐘楼とその奥の山門を眺める。時刻は5時40分になる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 19mm ISO1600 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
47.雲厳寺 裏門
そろそろ駐車場に戻ろうと、石段を下りないで、入ってきたときに、 瓜瓞橋の前に書かれていた"緩やかな坂道"を降りてきた。裏門があった。門の向こうに見えるのは熊野神社の鳥居。裏門を出ないでまっすぐ進むと三仏塔がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 19mm ISO1600 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
48.工事中の三仏塔
裏門を出ないでまっすぐ進むと三仏塔がある。三仏塔は仏光国師、仏国国師、仏応禅師の三祖の塔所だそうだが、工事中だった。 三仏塔は 天正18年(1590年)、の兵火により全焼後、文禄年間(1592年~1595年)に再建された。大正13年(1924年)に大修理、昭和26年(1951年)に屋根の模様替えが施され、さらに昭和63年に吹き替えがなされている。今度は何の工事なのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 19mm ISO1600 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
49.武茂川へ張り出した枝
裏門の前の武茂川に架けられた瑞雲橋を渡った。武茂川の左岸を駐車場に歩く途中、武茂川に長く枝を張り出した木があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
50. 瓜瓞橋
再び瓜瓞橋のところへ戻ってきた。やはり、ここからの眺めは最高だ。誰もいない、静かな境内を散策し、参拝出来たのが良かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/320秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
51.那須インターへ
駐車場に戻り、帰路に着く。カーナビは那須ICから東北道に乗れとガイドする。途中、夕日を見ることができた。那須連山を背景に、手前は灌漑用の池である。時刻は6時15分。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 24mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。


2017年4月 9日

水戸偕楽園と弘道館(2) 好文亭 3月14日

不十分ながら東西梅林の散策を終え、好文亭に来た。好文亭は、水戸藩の第9代藩主 徳川斉昭により、偕楽園内に詩歌の会や茶会などを催すために建てられたそうだ。1945年の水戸空襲により焼失したが,1955年から3年かけて復元されている。「好文亭」という名前は、中国の故事 「文を好めば則ち梅開き、学を廃すれば則ち梅開かず」により、梅の異名を「好文木」(こうぶんぼく)といったことから、命名されたという。さらにwikipediaによれば、 「​​好文亭は、徳川斉昭自身により1840年(天保11年)4月に設計された水戸偕楽園内の施設。設計は二度の改定をうけ、当初平屋建ての構造だったものから木造二層三階建てに拡張されている。完成後、偕楽園内での居所、休憩所・敬老会・宴会など各種催しに利用された。偕楽園開園後も少しずつ手が加えられ、水戸城下柵町の中御殿の建物を移築増築し規模を拡大した他、1869年(明治2年)には奥御殿の一部を増築している。1873年(明治6年)12月に太政官布告により、庭園及び建物は常磐公園とされたが、その際には管理上の都合で一部縮小された。その後、大正元年に東宮行啓の際に、当初はなかった玄関が設置された。1945年(昭和20年)の水戸空襲で大部分が消失したが、1955年(昭和30年)から当初、創建時の状態を出来るだけ復元する方向で再建工事が開始され1958年(昭和33年)に完成した。藩主の居所としてではなく庶民とともに利用することを目的とした広い濡縁の間、飲食の類を三階まで運搬するために木製滑車を利用した昇降機の設置、物見引き手と称する建具連動式障子、色紙・短冊・懐紙を用いた板戸、漢詩作詞用に辞書としての韻字を書いた板戸など工夫をこらした建物であり、玄関がないことなどを含め徳川斉昭の進取の気質が見てとれる。」​と記述されている。
 好文亭の名は梅の別名公文木に由来し、2層3階建ての好文亭本体と平屋建ての奥御殿から成る。

19.好文亭中門
孟宗竹林を見たところを左に折れて、好文亭の中門に出た。孟宗竹林、大杉森という杉木立、クマザサが茂る幽遠閑寂な「陰の世界」を過ぎると、好文亭中門が見えた。ここを右に入ると好文亭がある。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4 1/​250​秒 31mm ISO2800​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
20.好文亭入口​​
この写真の右側に受付があった。入館料は大人200円だが、年齢を告げると無料とのこと。今日は料金を払ってもらえる入館者は少ないのではないか。写真の門の先右側に薄紅色のたくさんの花を付けた梅が見て取れる。「御所紅」という梅であろう。 ​​​

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.8 1/​250​秒 48mm ISO400​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
21.「御所紅」​​​​
八重咲きの中輪(花径20mmから25mm)である。花期は中咲きと言われる2月下旬から3月上旬である。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​250​秒 48mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
22.「寒緋桜」
先日小田原城でも見た。深紅の房のような花が下を向いて咲く。旧暦の元旦に咲くのでガンジツザクラとも呼ばれているそうだ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​250​秒 220mm ISO1250​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
23.「白滝枝垂」
好文亭の料金所を通過してすぐの左側に咲く「白滝枝垂」。「白滝枝垂」も中咲きである。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.8 1/​250​秒 24mm ISO250​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
24.「高砂枝垂」と好文亭3階部分
中咲きの「高砂枝垂」が好文亭の2層3階部分を背景に咲いていた。好文亭の建物屋根には三つ葉葵の鬼瓦が見える。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5 1/​250​秒 66mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
25.好文亭入口
靴を脱いで好文亭に上がる。入口の前は廊下になっていた。この廊下には進まず、左回りに平屋部分を巡る。私はこのD5000では、最低シャッタースピードを1/250秒にし、ISO感度は200~3200のオートでISO3200でも露出が足りない場合は、シャッタースピードが遅くなるようなプログラムオートに設定してある。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​80​秒 18mm ISO3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
26.廊下から
廊下を歩きながら外が眺められた。「菊の間」のあたりから見えているのは、「松の間」と思う。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.2 1/​250秒 38mm ISO360​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
27.「菊の間」​​
入口から入って最初に見る部屋が「菊の間」だった。「菊の間」と次の「桃の間」は総板敷で厨として使用されたいう。襖絵は田中青坪画伯筆とあった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.2 1/​50秒 38mm ISO3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
28.「桃の間」
「菊の間」と同じく襖絵は田中青坪画伯筆である。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​80秒 22mm ISO3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
29.「つつじの間」
この「つつじの間」およびこれに連なる「桜の間」「萩の間」は藩主婦人来亭の際など、お付きの婦人たちの詰所、休息室として使用されだそうだ。これも田中青坪画伯の筆である。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.5 1/​40秒 46mm ISO3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
30.「柳川枝垂」が咲く庭
「桜の間」「萩の間」からは東側の庭が眺められる。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​250秒 38mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
31.「萩の間」​​
前述したとおり、「萩の間」も「つつじの間」「桜の間」と同じく、藩主婦人来亭の際など、お付きの婦人たちの詰所、休息室として使用された。襖絵の作者の名はなかったが、これも田中青坪画伯の筆のようだ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.8 1/​80秒 26mm ISO3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
32.「楽寿楼」からの眺め​​​​
「紅葉の間」「松の間」「竹の間」「梅の間」と見て、平屋部分(奥御殿)を一回りし終え、入口から見た廊下の右側にある太鼓廊下を渡り、2層3階の好文亭本体へ。「華燈口」から階段を上がって2階、3階へ上がる。2階は「武者控」というほんの小さな部屋しかない。幅の狭い階段で体を横にし、足を横向きにしないと足の裏半分が外れてしまい、うまく上がれない。これは3階の「楽寿楼」というところから見晴広場と千波湖の眺めだ。「楽寿楼」では茶や酒を楽しんだのであろう、階段脇に配膳室がある。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​250秒 18mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
33.「楽寿楼」
3階の「楽寿楼」は3室ある。南に面したこの8畳が正室で、烈公(徳川斉昭)が出座されたところ。ここの勾欄(廻り縁)から、東、南、西の眺めに趣がある。西側の丸窓は富士見窓といい、烈公が作った陣太鼓の余材が用いられたという。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​250秒 22mm ISO800​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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34.好文亭の梅
好文亭に植えられている梅は枝垂系が多いように思う。枝垂系の花はまだまだ咲き残っている。もう一度梅を眺めながら、好文亭を後にした。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5 1/​250秒 60mm ISO320​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
35.吐玉泉
バスへ戻らなくてはいけない時間まで、あと、20分くらいしか残っていなかったが、中門を出て、もう一度孟宗竹林の方へ戻り、少し下って「吐玉泉」を見に行った。この辺りは昔から湧き水の多いところで、徳川斉昭は偕楽園造成にあたり、地形の高低差を利用して集水し、造園上の景観を考慮した白色の井筒を据えた湧水泉を設けた。井筒は茨城県常陸太田市真弓山から採掘した大理石(寒水石)だそうだ。水戸藩領の特産物であった寒水石は、白く硬い大理石の間に柔らかい黒い部分が縞模様になっており、水の浸食により縞の部分が溝になり時の経過とともに変化していく。ある時期になれば取り替えられ、現在のものは4代目とされている。夏なお冷たく、玉のような澄んだ水をたゆまなく吐くので吐玉泉と名づけられたという。その湧き水は茶室「何陋庵(かろうあん)」の茶の湯に用いられた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​250秒 18mm ISO800​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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36.「柳川枝垂」 -1
東門の方へ戻る。枝の張る形が良く、薄紅色の花のきれいな梅の木があったので走り寄って撮った。「水戸の六名木」のひとつ、「柳川枝垂」だ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5 1/​250秒 24mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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37.「柳川枝垂」 -2​​
「柳川枝垂」の花は淡い桃色の一重咲きの中輪(花径220mm~25mm)である。若干見えている蕾は濃い紅色の萼に包まれているが、開花すると萼は反り返り淡い桃色の花弁が現れるという。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​250秒 24mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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38.梅まつり 「梅大使」
今年は2月18日から3月31日まで梅まつりが開催されている。向こうから、その「梅大使」のお嬢さんが2人歩いてきた。「写真撮らせてください」と声を掛けた。「梅大使」は10人いるようだ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​250秒 35mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
39.売店​​
東門を出ると模擬店が出ていた。先日、富士山本宮浅間神社前で賞味してきた富士宮やきそばもある。けむりとにおいが食欲をそそる。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5 1/​250秒 62mm ISO280​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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40.JR臨時駅
模擬店の脇を通って常盤神社の境内に出た。お参りをして、参道になっている階段を下りる。バスの駐車場の通りを挟んで向かい側にJR偕楽園駅があった。この駅は偕楽園の梅まつりの時期に合わせて営業する臨時駅である。下り列車のみ停車し、営業時間中(当該期間の土曜・休日の9時10分頃 - 15時30分頃)は特急「ひたち」「ときわ」も停車するほか、水戸駅方面に直通する水戸線の列車も停車するそだ。同駅改札口付近にて「水戸の梅大使」の出迎えがあるという。この日は火曜日で停車する列車はない。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f9 1/​320秒 26mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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2017年3月27日

河口湖へ1泊2日のドライブ旅行(5・終) 小田原城 3月4日

小田原城へは、昨年2月に国府津の曽我梅林へ行った帰りに寄った。その時は、平成大改修の工事中で、天守閣には覆いが掛けられていた。
 江戸時代に作られた模型や引図を基に、昭和35年(1960年)に鉄筋コンクリート造りで復興された天守閣は、三重四階の天守に付櫓、渡櫓を付した姿だが、最上階の高覧付きの廻廊はこの復興の時に新たに付けられた。現在、内部は5階だ。そして、2015年(平成27年)7月から2016年(平成28年)3月まで耐震工事及び屋根瓦や壁の修復が行われ、天守内へ入館ができなくなっていたが、2016年(平成28年)の5月にこの平成大改修工事が終了し再公開されたのだ。
 入館料は大人が500円で、小中学生が200円である。この日は土曜日だったので親子連れの入館者が多く、展示物をゆっくり見ることはできなかった。昨年のNHK大河ドラマ「真田丸」で人気が出たのだろう。
 小田原城を見終えて午後3時半になった。小田原で夕食にするには早すぎるので、横浜に戻ることにする。途中、渋滞もあり、西湘バイパスを抜けて横浜に入るころは5時半になっていた。何処にしようか決めかねていたが、結局、新横浜の近くの、今話題の「スシロー」へ行くことにした。到着すると、駐車場は空いていたものの、先に記したように約2時間待ちとのことで、あきらめざるを得なかった。
 友人ご夫妻に我が家まで送っていただき、サンドウィッチ・パーティとなった。何回も行っている富士五湖周辺だが、今回も新しい発見があった。

64.御茶壷橋
小田原城址公園の南入口の近くの駐車場に車を停めた。南入口を入り御茶壷橋を渡って常盤木門へ歩く。この橋は江戸幕府の将軍家に献上する茶壷を保管する倉庫があったことから、この名前が付いたという。橋の下に黒い大きな鯉が群れる。ちょっと不気味だ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f8 1/​250​秒 24mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
65.メジロ​​
常盤木門の石段の手前に梅の花が咲いていた。メジロが来ている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6 1/​1000​秒 135mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
66.ヒカンザクラ(緋寒桜)​​​​
常盤木門に上がるには本丸東堀跡にかかる赤い常盤木橋を渡るが、そこにヒカンザクラが咲いていた。ヒカンザクラはカンヒザクラ(寒緋桜)ともいう。しかし、彼岸桜(エドヒガン)とは違う種である。ややこしい。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​2000​秒 300mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
67.常盤木門の櫓と梅の花​​​​​​
常盤木門は小田原城本丸の正門にあたるが最も大きく堅牢に造られている。昭和46年に再建されているが、その櫓を背景に梅の花が咲いていた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5 1/​250​秒 66mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
68.小田原城天守閣全景​​​​​​​​
昨年の3月1日にここへ来たときは、工事中で覆いが掛けられていた。今回は少し西に傾き始めた陽の光を浴びたその全景が見られた。​​

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f​9​​​ 1/​320​秒 ​28mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
69.天守の廻廊
最上階の高覧付きの廻廊にたくさんの人が登っているのが見えた。500円お支払いして、城の中に入ってみることにした。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f​6​​​ 1/​1000​秒 ​135mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
70.天守閣の東面
天守閣の東面を見ながら天守閣の入り口へ進む。天守台の石垣は立派である。この石垣も関東大震災で崩れていたところを天守復興に合わせ積み直したというが、見えるところだけを集中的に直したらしいので、実は奥には崩れたままの姿が残っていると聞く。天守台の裏側の土塁部分には崩れた石が埋まったままだそうだ。見てくればよかった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f​7.1​​​ 1/​250秒 ​18mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
71.天守閣の南面
南面に石垣で造られた堤(石段)を登ったところに天守閣への入り口がある。そこが1階になっていて入場券販売所もある。現在の小田原城天守は昭和35年(1960年)に市制20周年の記念事業として造られた。宝永3年(1706年)年に造られた天守をモデルに東京工業大学藤岡道夫工学博士が設計、本来無かった高覧付廻縁が追加された為復興天守と呼ばれるそうだ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f​11 1/​500秒 ​26mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
72.天守閣内部
中に入る。内部はお決まりの歴史博物館になっていて、復興の元になった天守模型(江戸時代製)や鎧、兜などが展示されていた。人が多く、また、時間もかけられないので、詳しくは見ていけなかった。受付で写真撮影の可否を聞いたところ、撮影禁止と表示されたところ以外はOKだった。小田原城の天守閣の高さは27.2mで第7位だそうだ。第1位は大阪城天守の41.5mだった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f​3.5 1/​125秒 ​18mm ISO3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
73.天守から西の眺め 箱根方面​​
5階にある展望デッキへ登った。廻廊になっている。廻廊に出るとまず正面には箱根方面の眺めがあった。左手に駒ヶ岳、神山、冠ヶ岳、右の方に明星ヶ岳、明神ヶ岳が見える。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f​11 1/​500秒 ​48mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
74.天守から南の眺め 真鶴半島、伊豆半島
順路に従い左回りに廻廊を進む。真鶴半島が突き出していて、その右側に伊豆半島が眺められた。東側は小田原市街である。小田原市では平成18年に天守閣の高さを基準とした高さ規制を行い、天守閣の高さを超える建物の建築を制限し、長い時間をかけて育まれてきた歴史景観を次代に受け継いでいこうとしている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f​9 1/​320秒 ​24mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
75.天守から北の眺め 小田原駅、丹沢​​
眼下に小田原駅が見え、奥に丹沢の山々が連なる。写真の小田原駅の上に見えるのが大山で、主峰の塔ノ岳が画面左端だ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f​11 1/​500秒 ​46mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
76.天守とヒカンザクラ​​​​
約30分天守閣の内を見学して、廻廊からの眺めを満喫して、下りてきた。上がってきた堤(石段)から振り返ると、天守を背景にヒカンザクラが咲いていた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f​9 1/​1250秒 ​102mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
77.梅
常盤木門を降りたところに何本かの梅の木があり、ちょうど見ごろになっていた。花の狭間から銅門とその櫓が見える。銅門は平成7年に復元されている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f​9 1/​320秒 ​31mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
78.梅の花を啄むメジロ -1​​
その梅には何羽かのメジロが来ていた。300mmあると何とか撮れる。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f​6.3 1/​1250秒 ​300mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
79.梅の花を啄むメジロ -2​​​​
隣の枝を見ると、次は何処に移ろうかと構えているたメジロがいた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f​6.3 1/​800秒 ​300mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
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なお、ドライブ地図と地点毎の写真は、 河口湖へ1泊2日のドライブ に掲載しました。


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2017年3月13日

河口湖へ1泊2日のドライブ旅行(1) 富士山本宮浅間大社、白糸の滝 3月3日

いつもご一緒する友人夫妻から、河口湖の「富士ビューホテル」がとれたのでドライブしようとお誘いをいただいた。春には、いま少し間があるが、天気が良ければ雪をかぶった富士山がきれいである。幸い、前日降った雨も上がり、良い天気となった。前の日は忍野八海あたりで雪が降ったとの知らせもあったが、この様子なら道路は問題ない。
 河口湖までなら距離的にもそれほど遠くなく、朝7時半にわたくしたちの家に来ていただくことになった。新東名を新富士宮で下りて、富士山の西側を走る。富士山本宮浅間大社、白糸の滝、田貫湖、朝霧高原、本栖湖展望台、青木ヶ原樹海の中を走って、西湖から河口湖に入った。保土ヶ谷から180kmほどである。ところが、自宅を出発して横浜新道に入るまでが渋滞となってしまった。横浜横須賀道路に入る車がつながっていて、私たちは保土ヶ谷バイパスを八王子方面に行くのだが、その渋滞を抜けるので30分近くかかってしまった。
 「富士ビューホテル」は3万坪の庭園があり、正面(南側)に富士山を仰ぎ、背には河口湖が広がる。ゴルフのショートコースもある。夕食はフランス料理が予約されていたが、さすが箱根の富士屋ホテルのチェーンホテルだけあり、美味しかった。すっきりした甲州の白ワインが良くマッチした。
  翌日のコース取りは特に決められていなかった。河口湖の近くにある「与 勇輝 館」を見て、御室浅間神社に寄り、もうひとつ富士山北口本宮浅間神社を参拝した。昼食は「ほうとう」を食べた。
 さて、そこからどうやって帰ろうか迷ったが、新しくなった小田原城を見て、西湘バイパスで帰ろうということになった。小田原城の見学を終わって、夕食をどうするかということになったが、一転、二転して、新横浜の近くに新しくできた、今話題の「スシロー」へ行ってみようということになった。途中、少々渋滞もあり、夕方5時半に着いた。広い駐車場に空きはあったが、店内に入るとなんと2時間待ちとのこと。あきらめざるを得ず、保土ヶ谷の自宅まで戻っていただくことになり、途中のコンビニで調達して、サンドウィチ・パーティーとなった。
 2日間の走行距離は342kmだった。

1.富士山本宮浅間大社
10時40分に富士宮の富士山本宮浅間大社に着いた。参拝者は多くなく、すがすがしくお参りができた。浅間大社は全国の浅間神社の総本社であり、富士信仰の中心地として知られる。境内は広大で、本宮社地で約17,000㎡になるほか、富士山の8合目以上の約385万㎡も社地として所有しているという(wikipedia)。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影(​ ​f10​​​ 1/​320​秒 32mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.楼門​​
これは楼門である。楼門の前にあるのは鉾立石といい、明治以前の春秋の大祭では、神霊を宿した鉾が本宮と山宮の間を往復したが、その神幸の途中の休息時に神鉾を安置した石と説明されていた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f11​​​ 1/​500​秒 18mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.本殿​​​​
浅間造り(二重楼閣造り)と称し、国の重要文化財である。本殿は慶長9年(1604年)に徳川家康の造営によるものである。宝永地震(宝永4年(1707年))や安政東海地震(嘉永7年11月4日(1854年))などで崩壊した建物もあり、現在は本殿・拝殿・楼門が現存している。(wikipedia)

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f9​​​ 1/​320​秒 18mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
4.河津桜とヒヨドリ
本殿の右手に桜が咲いていた。河津桜と思う。その花にヒヨドリが来ていた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3​​​ 1/​1000​秒 300mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.祈祷殿
本殿の左手にある祈祷殿へ、巫女さんの導きで祈祷を願う人たちが入っていく。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f9​​​ 1/​320​秒 40mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.第二大鳥居
参拝を終えて駐車場に戻った。そこからはこの大きな第二大鳥居と富士山本宮浅間大社と書かれた石柱と日の丸があり、白い雲と一緒になってわかりにくいが、写真のほぼ中央に白い雪に輝く富士山の頂が見えた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f11​​​ 1/​500​秒 31mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.お宮横丁​​
第二大鳥居の前の道路を渡ったところにお宮横丁と称する「富士宮やきそば」の店が7~8軒軒を連ねた横丁があった。「富士宮やきそば」は通称「う宮(うまゃー)」というらしい。富士宮やきそば学会とうたわれている。まちおこし団体だそうだ。4人でそれぞれ違う店からやきそばを買い求め、お宮横丁の中に設けられたテーブルで、それぞれの味を分け合って食べた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​250​秒 40mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.音止の滝
11時を過ぎた。次は白糸の滝だ。カーナビに白糸の滝と入力し検索するとなんと17か所も出てきてしまい、そこから富士の白糸の滝を選ぶのが煩わしい。そこで白糸の先のすぐそばにある音止の滝を入力した。白糸の滝の土産物屋の駐車場に車を停めて滝の方へ歩いていくと、水が落ちる音が聞こえる。それがこの音止の滝だった。白糸の滝と大地を隔てた東側に位置する。落差約25mを流れ落ちる芝川の本流であり轟音を轟かせていた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​250​秒 48mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.白糸の滝へ下りる
土産物屋が並ぶ道を、白糸の滝を眺めながら降りていく。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.2 1/​250​秒 38mm ISO450​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
10.白糸の滝 -1
白糸の滝から流れれ落ちた川を渡る「滝見橋」という橋が架かっている。この橋は、橋長39メートル、幅員2.5メートルで、東日本大震災後の3月15日に起こった富士宮での震度6の大きな地震をきっかけに具体的に計画され、風致景観の向上と適切な維持管理などを目的に架け替えられ、2013年12月21日に利用が開始された。その新しい橋の上から撮った。白糸の滝は高さ20m、長さ約150mにわたり馬蹄形に広がる崖面の各所から湧き出した水が、数多くの白い糸を垂らしたように流れ落ちている。全国的にも珍しい湧水から成る滝であり、見事な景観を持つことから、昭和11年(1936年)に国の名勝および天然記念物に指定されている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5.3 1/​250​秒 78mm ISO450​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
11.白糸の滝 -2
白糸の滝は幾筋もの細い滝が幅広く流れ落ちているが、これは一番左に見える最も太く水が落ちるところである。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f9 1/​320​秒 46mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
12.白糸の滝 -3​​
一番左に見える上流につながっている川から流れる滝と、崖面(溶岩断層)からの湧水による無数の滝が並んでいる。水量は毎秒1.5トン。幅約150m、高さ20メートルの崖から絹糸を垂らしたように流れる様子からこの名があるのは言うまでもない。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​250​秒 18mm ISO220​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。


2016年3月19日

​​​​​​​​​​​​曽我丘陵の梅園と小田原城(3) 小田原城 3月1日

下曽我の瑞雲寺から一般道を小田原城址公園へ向かう。小田原城の堀の前の通りに駐車場があったので停めてしまった。
 「日本の城訪問記」というサイトを参考にさせていただく。
  元禄16年(1703)に発生した地震により天守はじめ城内の各施設はほぼ倒壊焼失したというが、本丸御殿等を除き再建され、小田原城は関東地方の防御の要衝として幕末まで存続した。明治3年(1870)に小田原城は廃城となり、売却された後、次々と解体された。城址は御用邸時代を経て地元自治体に払い下げられ現在にいたっている。
 現在の小田原城跡は、本丸・二の丸の大部分と総構の一部が、国の史跡に指定されている。また、本丸を中心に「城址公園」として整備されている。
 天守閣が鉄筋コンクリートで再建された1960年以前は本丸広場のあたりが公園になっていたように思う。昭和35年に立派な天守閣が再建されたが、それからすでに55年が経ち、来館者の安全確保のために耐震改修工事、空調設備の整備や展示のリニューアルが今年の4月末まで行われている。白亜の天守閣には工事用の足場が架けられていた。
 左手に馬出門、隅櫓を見ながら堀の前の道を学橋まで進んで堀を渡った。左に銅門を見ながら、常盤木橋を渡って常盤門をくぐり、本丸広場へ出た。目の前には足場が架けられた工事中の立派な本丸が見えた。帰りは銅門を通って住吉橋を渡り、馬出門から馬出門土橋(めがね橋)を渡って、駐車場に戻った。
  町まで歩いて、そこで食事にしようかと思ったが、準備不足で不案内であり、どっちへ行ったらよいかもわからず、やめてしまった。結局、東名の海老名SAで、簡単に済ませてしまった。

36.馬出門土橋
駐車場の前の堀に沿った道からは二つの橋が見えた。これは手前(南側)の橋だ。通称めがね橋という。小田原城が初めて築かれたのは、大森氏が小田原地方に進出した15世紀中頃と考えられている。16世紀初め頃に戦国大名小田原北条氏の居城となり、関東支配の拠点として次第に拡張されたという。豊臣秀吉の小田原攻めに備えて築造された城下町を囲む延長9kmにおよぶ高い土塁と、深い空堀で構築された防御施設である総構(そうがまえ)の出現により、城の規模は最大に達した。ここ馬出門土橋が小田原城の正面入口でここから本丸までたどる。馬出門土橋を渡った所に、平成21年3月に馬出門が復元完成した。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/400秒 24mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
37.二の丸観光案内所
めがね橋の手前、堀が直角に曲がったところに、この二の丸観光案内所​​​​​​​​​が見えた。昭和の初期に建てられた​​​近代建築であり、日ごとその文化財的な価値は高まってきているという。下見板張り、縦長の上げ下げ窓など、洋風の躯体を持ちながら、史跡の雰囲気を壊さぬよう、屋根は日本建築の意匠となっており、明治の初期の居留地等にあった、いわゆる擬洋風建築の部類に入る​​​の​ものだそうだ。​

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/​320​​​​​​​秒 24mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
38.​​二の丸隅櫓
隅櫓は、関東大震災で崩落し、昭和​9​​​​​​​​年(​1934​)に再建​された。​右手奥に見える赤い橋はこれから行く学橋だ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/500秒 19mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
39.馬出門
馬出門土橋(めがね橋)を渡ったところに馬出門がある。​​馬出門は、二の丸正面に位置する門で、江戸時代の初期からこの場所に存在し、寛文1​2​​​年(1​672​​​)に桝形形式の門に改修された。馬出門とは、騎馬兵を出す場所の意味で、出撃時、城兵を敵から隠すことができる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.54.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/4​​​​00秒 19mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
40.小田原城案内図と周辺案合図
案合図や説明札があると撮ることにしている。撮影場所や撮影位置、何を撮ったのかを後で確認するのに役に立つ。場所や位置関係を文章で説明するのは難しい。やはり図で見るのが一番だ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.54.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/320秒 7mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
41.隅櫓と工事中の天守
この位置から見る隅櫓の向こうは二の丸広場となっていて、その奥左側に天守が望める。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.54.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 15mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
42.学橋 この赤い橋は、二の丸東堀に架かる学橋という。学橋(まなびばし)のたもとには、幕末まで藩校集成館があったという。この学橋は江戸時代には無いもので、昭和4年(1929)に城内小学校が二の丸に移転した際に竣工した。現在の学橋は昭和24年(1949)に再建されたものだそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.54.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/200秒 12mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
43.銅門土塀模型
学橋を渡って二の丸公園の中に入った。常盤木橋へ行く途中に、この銅門土塀模型があった。この土塀模型は、平成9年(1997)銅門(あかがねもん)復元建設を行うのに際し、事前に製作したものという説明札があった。また、その隣には銅門で用いられていたと考えられている礎石が置かれている。石の大半を土中に埋め、ホゾ穴に柱材を固定して礎石としたとある。話は違うが、D5300のシャッターが落ち難くなった。シャッターボタンを押してもシャッターが切れない。何度かやっていると、シャッターが落ちる。今日はこの後ずっとそういう状態が続いた。自宅に戻って、もしやと思いSDカードの接点を清掃したところ、この問題は解消した。こういうこともあるのだ。​​

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/250​秒 22mm ISO​200​ ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
44.常盤木橋
本丸東堀跡に架かる常盤木橋を渡る。江戸時代の小田原城は、本丸を堀が囲んでいた。城絵図によると、堀は二の丸堀とつながる水堀となっている。今は、植木と盛土により堀の形を表現し、整備されている。橋の途中から、カンヒサクラの赤い蕾が見えた。蕾は下を向いて付いている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/800​秒 130mm ISO​200​ ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
45.常盤木門 -1
常盤木橋を渡ると常盤木門がある。常盤木門は小田原城本丸の正門で、最も大きく堅固に造られていた。常盤木(ときわぎ)とは常緑樹の意味で、門のそばにあった松になぞらえて、この名がつけられたと言われている。市制30周年事業として、昭和46年(1971)3月に再建されたそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f11 1/500​秒 24mm ISO​200​ ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
46.常盤木門 門扉
常盤木門を内側から内蔵フラッシュを使用して撮った。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/125​秒 18mm ISO​280​ ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
47.本丸広場から工事中の天守を見る
本丸広場は、イベント会場としても使用され、御休み処や売店がある。本丸跡には、寛永11年(1633)に徳川家光が上洛に際して宿泊するために建設された本丸御殿が建っていたが、元禄16年(1703)の地震により焼失して以来再建されなかった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f9 1/200​秒 127mm ISO​100​ ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
48.カワヅザクラ
本丸広場から銅門へ戻るところの銅門広場というところに郷土文化館があり、その近くにカワヅザクラがきれいに咲いていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f10 1/400​秒 45mm ISO​200​ ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
49.鯱 しゃちほこ
明治時代に廃城となった折、天守閣は解体され鯱もドイツ人売却伝えらているそうだ。その上、関東大震災により石垣が崩れてしまうなど、江戸時代の小田原城を偲ぶものは少くなっていた。天守閣は東京大学、久保神社に残さ れていた模型 を元に設計が行われた。鯱は絵図面を元に復原が行われ、青銅製のもが作られたという。こうして昭和35年 (1960) 、市政施行、市政施行20周年に合わせて、小田原城天守閣が完成した。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.54.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/500秒 143mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
50.天守閣
天守閣は、元禄16年(1703)の地震で、小田原城内の他の建物とともに倒壊・焼失したが、宝永3年(1706)に再建された。以後、江戸時代を通じて存続したが、前述したように、明治3年(1879)の廃城によって取り壊されてしまった。現在の天守閣は、昭和35年(1969)に宝永年間の再建時に作成された引き図(設計図)や模型を参考に鉄筋コンクリート造で復興されたものである。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.54.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/640秒 17mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
51.工事中の天守閣
昭和60年に鉄筋コンクリート造で再建された天守閣も、以来55年が経ち、現在、来館者の安全確保のために耐震改修工事、空調設備の整備や展示のリニューアルが今年の4月末まで行われている。白亜の天守閣には工事用の足場が架けられていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.54.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 10mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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52.巨松(おおまつ)
小田原城祉公園には松が多くはえている。その中で一番目立っている松が本丸広場にあった。巨松という。巨松は約400年前の木だそうだ。高さは約30mあるという。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.54.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/200秒 7mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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53.常盤木門 -2
城内側から常盤木門を撮る。石垣が立派だ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/125秒 24mm ISO​360 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
54.イヌマキ
常盤木橋の前にある。暖温帯林を代表する常緑の高木。幹の周囲4.5m、株元周囲約6m、樹高約20m、枝張り状況(東西南北)13m~25mで小田原市の指定天然記念物になっている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/125秒 18mm ISO​280 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
55.銅門(あかがねもん) -1
工事中の白亜の天守閣を眺め、周囲を囲っている塀に展示されたかっての写真や説明を見て、城を跡にした。帰りは常盤木門を出て銅門から下城する。天守閣へ通じる登城ルートに設けられた、二の丸表門である。この二の丸と馬屋曲輪の出入り口の銅門は石垣による桝形になっていて 内仕切門及び櫓門を組み合わせた桝形門と呼ばれる堅固な門である。扉の飾り金具に銅を使用していたことから、銅門の呼び名がついたと言われている。当時の工法により平成9年(1997)に復原された。二の丸側から撮った。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/800秒 70mm ISO​200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
56.銅門 -2
常盤木門を下りたところの銅門広場から撮った。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f11 1/200秒 34mm ISO​100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
57.銅門は枡形門
銅門をくぐって枡形に入る。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.54.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 14mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
58.銅門大扉
銅門(櫓門)に近づいた敵を待ち構えるのがこの大扉だ。説明板の通り銅の装飾が施されている。銅門二の門(住吉橋から入る内仕切門のこと)をくぐると土塀と石垣で構成された城壁が待ち構えている。敵兵が二の丸に攻め込むにはここで進路を櫓門に向かって90度左手に変えなければならない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.54.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/400秒 7mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
59.ヒドリガモ
住吉橋の上から住吉堀に浮かぶ水鳥が見えた。これはヒドリガモのようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.54.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.5 1/200秒 258mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
60.オオバン
こちらは眼光鋭いオオバンだ。上嘴から額にかけて白い肉質(額板)で覆われている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.54.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.5 1/160秒 258mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
61.住吉堀と住吉橋
今はお城の中の方から外へ出ようとしているが、城の外から城に入るには、この住吉堀にかかる住吉橋を渡って、銅門の内仕切門を入って枡形に入る。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.54.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/800秒 8mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
62.住吉橋と内仕切門
内仕切門は石塁上の土塀より下方に門を作る埋門の形式を取る。土塀には敵を射る為に狭間と呼ばれる穴がある。敵が橋を渡ろうとすると正面の左右の狭間から射られてしまう。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.54.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/250秒 39mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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63.城内の松
車を停めたところに戻ってきた。堀の向こうを見ると何本もの大きな松が立っている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.54.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/320秒 7mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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2016年3月14日

曽我丘陵の梅園と小田原城(2) 瑞雲寺 3月1日

かみさんがみかんを買った売店のおばさんに、瑞雲寺まで車で行けるか聞いてみた。瑞雲寺は御殿場線の下曽我駅の近くで中河原梅林というところにあり、車なら10分もあれば行くという。駐車場も問題なさそうだ。​梅林の中にある花の寺ということなので、行ってみようと思う。
 残念ながら梅の花には少し遅かった。境内にピンクの枝垂れ梅が咲いていた。ちょっと、事前学習が不足していて、曽我兄弟が父の仇を討つために願文を納めて十人力を授けられたという「力不動尊」が安置されている祠や、市指定の天然記念物のモッコクを見損なってしまった。
 もうひとつ、この近くに旧曽我六ヶ村の総鎮守であり、小田原北条氏の時代から小田原城鬼門擁護の神社とされていたという宗我神社(そがじんじゃ)というところがあったのだが、ここであまり時間を取りたくないので、割愛してしまった。

25.瑞雲寺入口
11時少し過ぎに瑞雲寺に着いた。寺の少し手前に車を置いてしまい、歩くことになったが、すぐ入口が見えた。枝垂れ梅の向こうに本堂が見える。 ​​

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f10 1/400​秒 40mm ISO​200​ ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。160314_025.jpg
26.鐘楼と顕彰碑
自修学校発祥の地という石碑があった。明治時代、小学校の制度は全国的に普及したものの、それ以上上級の進学は困難だったのを、瑞雲寺21代住職・大井龍跳(りゅうちょう)和尚は、寺の本堂でこの地域の青年を教導し、やがて明治43年、 ここで校舎の建設に着工した。これが自修学校である。その後移転して、湘北中学校・湘北高等学校→向上高等学校へ発展している。昭和55年 11月20日の市制40周年記念式典において、大井龍跳先生を特別表彰するとともに、 文学碑を 建立しその功績を永く顕彰する碑が建てられた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f11 1/400​秒 18mm ISO​200​ ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
27.曽我自修学校発祥の地
曽我自修学校発祥の地の石碑である。大正15年、規模を拡大するため東方の台地上に移転し、後に校名は湘北中学校・湘北高等学校・向上高等学校と改名した。明治・大正・昭和にわたり、この私学の果たした地域への貢献はまことに大きかったと云う。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f10 1/400​秒 30mm ISO​200​ ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
28.石仏群 六観音石龕(ろくかんのんせきがん)
「瑞雲寺と石仏群」という案内札が立っていた。そこには「龍珠山瑞雲寺は曹洞宗の寺で、寺伝では明応元年(1492年)の創立という。寺号は小田原北条氏家臣の本多豊前守信親(法名 瑞雲寺龍珠宗洞)に由るので、このころ中興したものであろう。山内には石造物群が多い。」とある。この石仏は六観音石龕といい、座像と立像の二型が現存し、この地方の六観音信仰の遺物として珍しいそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/250秒 30mm ISO​220​ ) 露出補正 -0.3段
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29.石像観音菩薩立像
これはそのうちの一体で、石像観音菩薩立像と思われる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/250秒 30mm ISO​250​ ) 露出補正 -0.3段
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30.石仏
道を挟んで六観音石龕の前にも石仏があった。左は地蔵様、右は閻魔大王だ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f10 1/400秒 30mm ISO​250​ ) 露出補正 -0.3段
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31.瑞雲寺本堂
瑞雲寺は宗派・曹洞宗、開基・相州黒岩城主本多豊前守信親、開山・太井山功雲寺5世仁忠継儀大和尚、創建・明応元(1492)年、本尊・十一面観世音菩薩 とある。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/320秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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32.瑞雲寺本堂 扁額
本堂の入り口には龍珠山と書かれた扁額が架かっている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/320秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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33.本堂内部
本堂の中には瑞雲寺という額が掲げられていた。本堂は関東大震災で倒壊、昭和2年(1932)に再建されたとのこと。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f3.5 1/250秒 18mm ISO​4500​ ) 露出補正 -0.3段
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34.瑞雲寺 枝垂れ梅と富士山
ここから見えた富士山もきれいだったが、なかなか良いポジションを探せなかった。時間は11時30分少し前。昼飯を食べるところもないので、今日の予定の最後である小田原城へ向かうことにした。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f8 1/1000秒 105mm ISO​200​ ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
35.瑞雲寺の枝垂れ梅
駐車したところまで戻る途中の民家の庭に、きれいに枝垂れ梅が咲いていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f9 1/320秒 50mm ISO​200​ ) 露出補正 -0.3段
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2016年3月10日

曽我丘陵の梅園と小田原城(1) 梅園と富士山 3月1日

 小田原の手前、国府津の丘陵地帯に曽我梅林というところがある。晴れた日には富士山がとてもきれいに見えるようだ。曽我は小田原市北東部にあって、かつては「曽我庄」と呼ばれ, 仇討ちで有名な「曽我の五郎・十郎」が育った場所で、兄弟の墓など 多くの史跡が残されている。
 3月1日、快晴の朝を迎えた。富士山がきれいなのは朝のうちと思い、7時半に自宅を出発、小田原厚木道路を走って、小田原の手前の小田原東で下りた。9時前に曽我梅林に到着、無料駐車場に車を停めた。
 まず、曽我山の中腹にある展望台へ行ってみようと歩き出す。犬を連れて朝の散歩をされている地元のご夫婦に道を尋ねながら、県道72号線を東側に渡って、緩やかな山道を歩いた。展望台までは行かなかったが、途中、相模湾と真鶴半島がきれいに見えた。

 戻ってきて、曽我梅林のいくつかの地区のひとつである別所梅林のメイン会場を鑑賞する。2月6日(土)から3月6日(土)まで梅まつりが開催されているが、曽我梅林を代表する「十郎」という品種はすでに花を落としていた。紅色の枝垂れ梅が満開できれいだった。
  梅の花は気温や雨に影響されやすい花という。暖かい日が続き、その間に雨が一度降れば開花はあっという間に進む。別所梅林では、メイン会場付近は地形が低いため寒気が留まりやすく、不思議なようだが高い位置にある山の中腹の方が早く開花するという。そういえば、展望台の方へ登って行ったところにあった梅は咲ききっていたようだ。
  梅林には主に、十郎梅(梅干し専用)・白加賀(梅ジュース、梅エキス、梅酒などの加工用)・南高(梅干し、加工兼用)・枝垂れ梅(観賞用)とあるが、およそ 十郎→ 南高・枝垂れ → 白加賀の順番に咲いていくとのこと。梅の花は花持ちが良く、約1ヵ月間楽しめる。またここ別所梅林では、特産の十郎をはじめ、白加賀、南高、杉田、枝垂れ梅等、数多くの品種を栽培しているため、長い期間にわたって梅の花を楽しむことができるそうだ。ボランティアで案内をしてくださる土地の方が曽我の里35,000本の梅の花を満喫してくださいと言う。時期的には少し遅かった。しかし、枝垂れ梅のピンク色の花が楽しませてくれた。

1.別所梅林から
​別所梅林の無料駐車場に車を置いて、見晴台の方へと歩く。​振り返ると雲一つない空に富士山があった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 12mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
2.枝垂れ梅と富士山
県道72号線に面したところに「小田原牧場アイスクリーム工房」というところがあり、そのあたりが富士山のビューポイントになっている。そこに咲く枝垂れ梅と富士山を撮る。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.2 1/1600秒 27mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
3.穂坂家の枝垂れ梅 -1
「小田原牧場アイスクリーム工房」で駐車場の整理をしていた若い係員の方が、「向かい側の穂坂家の枝垂れ梅が今満開ですから、是非見てください」と教えてくれたので行ってみた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f9 1/​320​秒 32mm ISO​200​ ) 露出補正 -0.3段
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4.穂坂家の枝垂れ梅 -2
その庭を覗いていたら、たまたまこの家の奥様らしきかたが出てこられた。「済みません。お庭の梅の花を見させてください」とお声掛けをしたら、「どうぞ、ゆっくり見て行ってください」と言われた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/800秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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5.穂坂家の枝垂れ梅 -3
駐車場の整理をしていた若い係員によれば、樹齢は明らかではないが、300年とも言われているという。別所梅林のビュー・ポイントの一つになっている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f8 1/1000​秒 100mm ISO​200​ ) 露出補正 -0.3段
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6.秀麗富士
穂坂家から展望台に向けて歩きはじめる。振り返ると見事な富士山があった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/2500​秒 140mm ISO​200​ ) 露出補正 -0.3段
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7.法蓮寺
石垣と生垣に挟まれた路地を進んでいくと、道が二手に分れる。 右手の道のすぐ先にお寺が見えた。法蓮寺という。 両側に丸まった石碑があって、左側には紅白の枝垂れ梅が綺麗な花を咲かせていた。 数段の石段を登って「日蓮宗」「法蓮寺」と刻まれた石門を過ぎていくと、法蓮寺の境内になる。 正面に本堂があり、境内の左側に「毘沙門天」の扁額が掛るお堂があった。本堂の左手から裏手にかけては墓地が広がっていた。小田原市教育委員会の説明では、山号は千葉山といい、この地方の古寺の通例として、もとは天台宗であったというが、 寺伝によると慶長19年(1614)に日蓮宗に改宗したという。 この寺の木彫毘沙門天立像は、現在独立した毘沙門堂に祀られ、古風な唐破風二重垂木の厨子に安置されている。 この像は別名「夢の毘沙門天」とも言われ、安永3年(1774)に住職の日迂上人と小八幡の漁師双方の夢枕に立った。 そしてその言葉どおり、小田原市小八幡の海で、漁網にかかって出現したという伝承がある。 毎年1月の寅の日が毘沙門天の縁日であったが、現在では、毎月17日が縁日で、近郷から信者が集まってくるという。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f8 1/2500秒 24m ISO​200​ ) 露出補正 -0.3段
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8.石垣のある道
法蓮寺から元の道に戻ると、左手に白い梅の花が咲く庭の生垣と、右側に石垣のある道に出た。なぜか落ち着いた気持ちになる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 140m ISO​200​ ) 露出補正 -0.3段
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9.曽我兄弟の母 満江御前の墓
法蓮寺から北側へ少し上がったところにある墓地内に仇討で有名な曽我兄弟の母、満江御前の墓があった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f8 1/250秒 42m ISO​200​ ) 露出補正 -0.3段
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10.富士山とキンカン
この辺りはみかん農家も多い。これはみかんではなく実の直径が3cmほどのキンカンのようだ。wikipediaによれば、キンカンの果肉は酸味が強い。果皮のついたまま甘く煮て、砂糖漬け、蜂蜜漬け、甘露煮にする。甘く煮てから、砂糖に漬け、ドライフルーツにすることもある。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/640秒 22mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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11.真鶴半島
まだ展望台には到着していないが、とても眺めの良いところに出た。相模湾越しに真鶴半島がはっきりと見え、その向こうの伊豆半島も眺めることができた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/2500秒 140m ISO​200​ ) 露出補正 -0.3段
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12.国府津方面の眺め
曽我梅林は東海道本線を国府津から分岐する御殿場線の下曽我駅が最寄りである。これは、その国府津方面を眺めたもので、多分、国府津駅付近だろう。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/250秒 116mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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13.曽我梅林を俯瞰
富士山の方(西)へ目を移していくと、通ってきた法蓮寺の屋根が見え、県道72号線の向こうに広がる曽我梅林が俯瞰できた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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14.梅の間から富士山を望む
残念ながら、花は落ちかけている。何とか梅の花と富士山にピントが来ている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.2 1/800秒 30mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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15.里の空気
結局、真鶴半島の写真を撮ったところから少し上がってみたが、展望台まで行くのはやめてしまった。再び、別所梅林へ向けて下り始める。途中には、失礼ながらボロ家が良い雰囲気を醸し出している。富士山がもう少しはっきり見える位置取りを探したが、良いところが見つからなかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/400秒 15mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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16.再び別所梅林
再び別所梅林へ戻ってきた。少し、人出も多くなっている。通りがかりに「アイスクリーム工房」の駐車場を見ると、はとバスが来ていた。​​梅林の十字路には、居場所が分かるように名前が付けられている。ここは「十郎」という十字路だ。このあたりは基本的に「十郎」という品種が植えられているそうだ。「白加賀」と名付けられた十字路もある。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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17.紅梅
これは何という品種の梅なのだろうか?鹿児島紅だろうか?枝垂れてはいない。​​

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/320秒 10mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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18.枝垂れ梅のフィールド
もう、春の気配だ。地面は緑色の下草で覆われている。そして枝垂れ梅のピンクとよく調和している。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/800秒 95m ISO​200​ ) 露出補正 -0.3段
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19.梅と富士山
残念ながら、ここの白い梅は花が終わりに近かった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f9 1/1250秒 130m ISO​200​ ) 露出補正 -0.3段
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20.富士山と白い梅の花 -1
この距離で富士山と梅の花にピントを合わせるのは難しい。かろうじて富士山と分かる。でもf16くらいまで絞ってみたらどうだったろうか。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f8 1/1000秒 95m ISO​200​ ) 露出補正 -0.3段
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21.富士山と白い梅の花 -2
この白い梅の花は「白加賀」だそうだ。「白加賀」は花が咲くのが、ここでは比較的遅いという。​​

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.2 1/1250秒 27mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。160309_021.jpg
22.別所梅林の中心部 八幡社
ここは売店や、花木売り場、野外ステージなどがある別所梅林のメイン会場だ。かみさんは土地の農家の方の出店でみかんを買った。安いらしい。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/250秒 24​​​​mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
23.立ち並ぶ枝垂れ梅
このメイン会場への入り口に満開のピンクの枝垂れ梅​​が何本か立ち並んでいた。これはなかなか見応えがあった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f10 1/400秒 34m ISO​200​ ) 露出補正 -0.3段
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24.富士山と紅梅と白梅
そろそろ引き上げようかと思い、最後に少し歩いてみた。何とか富士山と紅梅と白梅が撮れるポイントがあった。富士山にピントを合わせて撮り、梅にピントを合わせて撮ったりしたが、前者を載せておく。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/2500秒 140m ISO​200​ ) 露出補正 -0.3段
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