検索結果: Studio YAMAKO

このブログを検索

大文字小文字を区別する 正規表現

Studio YAMAKOで“手水鉢”が含まれるブログ記事

2024年4月12日

京都御苑 貴重な晴天 2024年3月22日 京都旅行(3/22-3/24) ① 

娘の主人の両親の墓が京都の興正寺別院にある。2年ぶりに娘夫婦と私たちで墓参りに行くことになった。墓参りは23日なので、22日の夕方に娘たちとは婿殿が予約してくれた四条のホテルで合流する。
 私たち夫婦は例によって、JR東日本の「大人の休日」を利用し、新横浜を8時21分に出る「ひかり」で京都に10時37分に着いた。天気予報によれば、天気が良いのは今日だけで、明日、あさっては雨模様だという。貴重なこの日の午後はどこに行こうかと考えた。仁和寺の桜を見たかったが、その桜は遅咲きであり、加えて今年の春は桜の開花が遅れている。ゆっくり歩いたことのない京都御苑と時間が許せば平安神宮の神苑を見に行くことにした。
 京都駅から、地下鉄に乗り、四条駅で降り、まず、2晩泊まるホテルに荷物を置いた。
 ホテルで京都御苑への行き方を訊ね、地下鉄で丸太町まで行くことにした。外国人観光客が多く京都を訪れていて、タクシーは台数も少なくて利用しにくいというネット情報があり、敬遠した。
 京都御苑では、九條家の遺構という拾翠亭が一般公開されているというので、まず、そこから参観する。

000_240322290 X700 京都 京都御苑 拾翠亭 外観 Z50 Z18-140.jpg
九條家の遺構 拾翠亭の全景 2024年3月22日 京都市上京区京都御苑

001_240322001 X900 京都地下鉄四条駅 G7X.jpg 1.地下鉄四条駅
地下鉄四条駅の地上に上がったが、ホテルがどこなのか見当がつかない。この写真は四条通の方へカメラを向けている。ホテルはこの少し手前にあった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 11mm ISO125 )
002_240322004 X900 京都地下鉄四条駅 G7X.jpg 2.地下鉄四条駅
再び地下鉄四条駅から京都市営地下鉄烏丸線の乗り、2つ目の丸太町へ向かう。国際会館行に乗る。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 27mm ISO3200 )
003_240322008 X900 丸太町 御苑バス停 G7X.jpg 3.地下鉄丸太町駅
丸太町で下車し地上に上がる。カメラは市場の方に向いている。後ろ側右手が御苑である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 27mm ISO3200 )
004_240322251 X900 京都 丸太町 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 4.間之町口から御苑へ
丸太町通りを100mほど歩いて左手にあった京都御苑の間之町口を入った。入苑料は設けられていない。この少し先の東寄りの入口には堺町御門と呼ぶ立派な門がありそれが御苑の正門である。苑内の外周部にある門は、堺町御門、下立売御門、蛤御門、中立売御門、乾御門、今出川御門、石薬師御門、清和院御門、寺町御門の九つがある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 24mm ISO100 )し
005_240322252 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 Z50 Z18-140.jpg 5.九條家の遺構 拾翠亭一般公開
まず、ここは見てきたいと思っていた拾翠亭を探す。拾翠亭(しゅうすいてい)は春から秋にかけての毎週金曜日と土曜日に一般公開されていた。九條家の遺構である九條池と拾翠亭は京都御苑の南西側にある。入口までのアプローチを進む。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 24mm ISO110 )
006_240322254 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 Z50 Z18-140.jpg 6.拾翠亭入口
この門をくぐって左へ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 35mm ISO250 )
007_240322256 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 Z50 Z18-140.jpg 7.拾翠亭の玄関
ここが拾翠亭の建物の玄関である。なかに入ると係の方がおられて、入場料を300円をお支払いする。御苑の詳しい地図を領収書代わりですと渡された。御苑内の桜の情報を聞くと、2か所ほど早咲きの桜が咲くところがるだけで、まだまだである。だが、今の時期は梅と桃と一緒に見られるメリットもあるとのこと。写真に見える玄関から出てきた観光客は四阿がある庭園を見に行く。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 26mm ISO110 )
008_240322260 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 Z50 Z18-140.jpg 8.拾翠亭屋内 広間
九條池と拾翠亭は、五摂家(鎌倉以後、藤原氏のうちで摂政・関白に任じられる五つの家柄で、近衛・九條・二条・一条・鷹司の五家をいう)の一つであった九條家の屋敷内に設けられた庭園の遺構である。このうち、拾翠亭は今から200年ほど前の江戸時代後期に茶室として建てられたもので、貴族の茶室らしく、遊び心にあふれた建築と言われている。(環境省 公園紹介を参照)

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO580 )
009_240322262 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 Z50 Z18-140.jpg 9.九條池 -1
拾翠亭の広間に続く広縁から九條池に架かる高倉橋を眺める。この拾翠亭は江戸時代後期に造営された数寄屋風書院造り建築で、広間/控えの間/小間/二階座敷の4部屋で構成されている。主に茶会や歌会など社交・遊興の場として利用されたそうだ。なお、現在も茶会や歌会などの和カルチャー系のイベントの貸室利用が可能である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 33mm ISO125 )
010_240322264 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 Z50 Z18-140.jpg 10.九條池 -2
広縁から高倉橋の左の方へカメラを向ける。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO180 )
011_240322271 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 Z50 Z18-140.jpg 11.九條池 -3
広縁から西の方を見ている。茶室横の手水鉢だ。この左手に庭園があり、厳島神社がある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 18mm ISO110 )
012_240322274 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 Z50 Z18-140.jpg 12.拾翠亭の二階座敷からの眺め -1
急な階段を二階にあがった。そこからは、また違った趣で九條池や池泉回遊式庭園を眺められた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 18mm ISO110 )
013_240322278 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 コサギ Z50 Z18-140.jpg 13.コサギ
九條池の西側に、藤棚だろうか池の上に樹を支えるように設けられた何かの棚があった。その上にコサギが止まっていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO100 )
014_240322281 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 Z50 Z18-140.jpg 14.拾翠亭の二階座敷からの眺め -2
西側に九條池に面した庭に造られたあずまやと、藤棚(と思う)が見えた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 19mm ISO110 )
015_240322283 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 Z50 Z18-140.jpg 15.拾翠亭 急な階段
1階から2階へ上がる幅の狭い急な階段。降りるのに苦労した。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/60秒 18mm ISO6400 )
016_240322289 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 外観 Z50 Z18-140.jpg 16.庭園から拾翠亭を見る -1
拾翠亭を退出し、東側の庭園に回って拾翠亭の広縁を振り返った。庭園はさほど広くはない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO120 )
017_240322290 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 外観 Z50 Z18-140.jpg 17.庭園から拾翠亭を見る -2
トップの写真の再掲である。一階広間と二階座敷が九條池と庭に面している。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO110 )
018_240322292 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 厳島神社 Z50 Z18-140.jpg 18.九條池越しに見る厳島神社
この厳島神社は、平清盛が母祇園女御のため厳島神社の神を祀ったのが始まり。祇園女御も祀られている。この神社は九條家の鎮守社だったそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 59mm ISO140 )

000_京都御苑マップ X700.jpg
拾翠亭で領収書代わりにいただいた御苑の地図 

019_240322302 X900 京都 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 19.京都御苑を歩き始める -1
九條池と拾翠亭の九條邸跡の外に出る。その北側は黒木の梅が植えられた広場になっていた。丸太通りから近く地元の方が通りかかる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 33mm ISO180 )
020_240322304 X900 京都 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 20.京都御苑を歩き始める -2
ご近所にお住まいの方と思われるが、幼子を連れて春の日差しを楽しんでいるようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO140 )
021_240322305 X900 京都 京都御苑 厳島神社 Z50 Z18-140.jpg 21.厳島神社へ
この広場の南側に、さっき九條邸跡の庭園から見た厳島神社の参道ともいえる橋が架かっていた。傍には厳島神社の由来が書かれた札が立てられていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 21mm ISO360 )
022_240322307 X900 京都御苑 厳島神社 高倉橋 Z50 Z18-140.jpg 22.厳島神社から見る高倉橋
拾翠亭の部屋から眺めた高倉橋である。厳島神社の建つこの場所へは、入ることが出来ないようになっていた。高倉橋は明治11年(1878年)に、木造の平橋が架けられた。その後、明治15年(1882年)に、明治天皇行幸の計画があり、御所の建礼門から南に一直線に丸太町通へ通じる道路を造ることになり、その一環として現在架かっている反橋が架けられたそうだ。橋の橋脚には、天正17年(1589年)豊臣秀吉が架橋した三条大橋や五条大橋に使われていた石造の橋脚が使われているという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 38mm ISO160 )
023_240322308 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 厳島神社より Z50 Z18-140.jpg 23.厳島神社から見る拾翠亭
拾翠亭から見たときは厳島神社は木の陰になってよく見えなかったが、こちらからはその美しい姿が良く見える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 38mm ISO100 )
024_240322312 X900 京都 京都御苑 厳島神社 Z50 Z18-140.jpg 24.厳島神社の鳥居
厳島神社の石の鳥居は横に渡された屋根の部分が破風型にカーブする珍しい鳥居で、国の重要美術品に指定されていて、京都三珍鳥居の一つに数えられているという。 「京都三珍鳥居」は北野天満宮摂社伴氏社の「中山鳥居」と蚕ノ社の「三柱鳥居」とこの破風型鳥居でである。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 18mm ISO110 )
025_240322315 X900 京都 京都御苑 厳島神社 Z50 Z18-140.jpg 25.厳島神社の由緒
祭神および破風形の鳥居についての由緒が描かれていたが、字がかすれてきていて、判読しづらい。wikipediaによれば、「社伝によれば、安芸国厳島社を崇敬した平清盛が、摂津国兵庫津に築島(経が島)を造成した際に、同島に社殿を構えて厳島社を勧請し、後に清盛の母の霊を合祀したものに起源を持ち、その神社を時期不詳ながら当地へ遷座させたものという。鎮座地は後世九条家の邸宅に取り込まれて同家の鎮守として崇敬されるとともに、池泉廻遊式庭園の1部を構成するものともなった。明治になって九条家は東京へ転宅し、その邸宅も東京へ移築されたが、当神社はそのまま残された。昭和2年(1927年)には社殿が改築されている。」とあった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 30mm ISO360 )
026_240322316 X900 京都 京都御苑 厳島神社 Z50 Z18-140.jpg 26.池の弁天さん
九條池の中島に鎮座し、「池の弁天さん」と称されるそうだ。黒木の梅の広場に戻る際、橋を渡るときに分かったのだが、この厳島神社は九條池の小島の上に建っている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO100 )

2023年3月31日

旅行 高松→丸亀→鞆の浦→尾道 ②高松 栗林公園 「掬月亭」

「掬月亭」に入る前にガイドさんに「掬月亭」のことと、根上り五葉松などの説明を聞いて、「掬月亭」に上がったのは、約束の時間の午後4時少し前だった。
 案内されて南湖の見える部屋に通された。お抹茶と菓子をいただきながら、2艘の舟が行き来する南湖を眺めると、傾きかけた陽が湖面に反射して、まさに絶景である。舟には外国からのお客さんも乗っていた。
 4時半前に「掬月亭」を退出し、南湖の南側を出口へと歩く。「掬月亭」から見えていた架け替えの終わった真新しい偃月橋の向こうに、飛来峰という築山があり、そこから眺める南湖は栗林公園で最も美しい景観だと聞いていた。その眺めは期待通りであった。
 5時に栗林公園に別れを告げ、タクシーでホテルに戻り、チェックインを済ます。そこから、楽しみにしている「二蝶」はすぐ近くだった。美味しい料理と旨い酒、そして、家族ともども、久しぶりに会った友人夫妻との楽しい話に花が咲き、「二蝶」を出たのは9時半になっていた。感謝。

000_230311459 X700 ◎栗林公園 掬月亭 偃月橋 Z50 Z18-140.jpg
南湖を巡る和船 22023年3月11日 香川県高松市 栗林公園

022_230311443 X900 栗林公園 掬月亭 Z50 Z18-140.jpg 22.掬月亭 -3 「掬月亭」の南湖に突き出した「掬月」棟。南湖に浮かぶ舟の舳先に見立てられているという。中秋の名月には、写真の左下に写る杓子が置かれた手水鉢に映る満月が美しいそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 66mm ISO560 ) 露出補正 なし
023_230311448 X900 〇栗林公園 掬月亭 Z50 Z18-140.jpg 23.南湖の浮かぶ2艘の舟
南湖周瑜和船は2艘あるようだが、3月の1日の運航回数は延べで15回と決められているようで、予約をしようとお願いしてみたが、その時はすでに満杯だった。しかし、「掬月亭」からの眺めは満足するに十分だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 54mm ISO160 ) 露出補正 なし
024_230311452 X900 栗林公園 掬月亭 根上り五葉松 Z50 Z18-140.jpg 24.根上り五葉松
「掬月亭」の庭に植えられている「根上り五葉松」を「掬月亭」の柵外から鑑賞した。「天保4年(1833年)、徳川11代将軍 家斉公より、松平9代藩主頼怒公が参勤交代の時拝領した盆栽を地に下したものが成長したものと言われる。」と案内板に架かれていた。樹高8m、幹周り3.5mという五葉松の巨木で、松が多い栗林公園でも五葉松はこの1本だけだそうだ。本来が盆栽で、水辺で根を覆っていた土砂が流出し、根が土よりも1m以上も上がった状態になったので根上り五葉松の名があるという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 32mm ISO720 ) 露出補正 なし
025_230311456 X900 栗林公園 掬月亭 南湖 Z50 Z18-140.jpg 25.南湖周遊和船
お客さんのなかには外国人観光客の姿もあった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 74mm ISO250 ) 露出補正 なし
026_230311462 X900 ◎栗林公園 掬月亭 涵翠池と紫雲山 Z50 Z18-140.jpg 26.涵翆地と鳳尾塢
「掬月亭」に上がる前に、西にある紫雲山を見た。涵翆池という池泉があった。揺島(ようとう)という中島の樹木の翠と背景となっている紫雲山の自然を含んだ翠を涵す(ひたす)意味の名なのだろう。此処は江戸中期のものと思われる美しい石組が最もよく保存されている。写真には写っていないがこの右側に。鳳尾塢という薩摩藩主島津公より高松藩に寄付された琉球産のソテツが植えられている築山がある。そのソテツは樹齢約300余年を経ている県指定天然記念物である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO280 ) 露出補正 なし
027_230311466 X900 〇栗林公園 掬月亭 根上り五葉松 Z50 Z18-140.jpg 27.掬月亭に上がる
砂利道の散策路を歩いて砂埃を被った靴を脱いで、「掬月亭」の座敷に上り、広い部屋に案内された。「掬月亭」の庭を通して「「根上り五葉松」越しに南湖と「偃月橋」を見る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 36mm ISO180 ) 露出補正 なし
028_230311473 X900 〇栗林公園 掬月亭内 Z50 Z18-140.jpg 28.手水鉢、南湖、和船と偃月橋
「掬月亭」の縁から庭越しに、さっき見てきた「根上り五葉松」の向こうに南湖を見る。西日があたる水面には和船が浮かび、その影が映る。その向こうに架け替えられたばかりの「偃月橋」が構図を作ってくれた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 47mm ISO110 ) 露出補正 なし
029_230311474 X900 〇栗林公園 掬月亭内 Z50 Z18-140.jpg 29.偃月橋 -1
「偃月橋」は江戸時代初期に作られた木造の橋で約20年ごとに架け替えられているそうだ。昨年(2022年)9月から改修工事が行われているそうだが、橋脚の腐食が進んでいることなどから、1月5日から橋を通行止めにして作業が行われることになったという。また、工事のために南湖の水面を下げることから、1月4日から22日までは和船の運航も中止された。改修工事は3月10日までの予定だが、偃月橋の通行の再開は3月16日からとなる見通らしく、まだ渡ることができない。舟が景観を作ってくれる。乗るよりもこの景観を見られたことがありがたい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 74mm ISO200 ) 露出補正 なし
030_230311479 X900 栗林公園 掬月亭内 Z50 Z18-140.jpg 30.掬月亭のソテツ
栗林公園にはソテツの木も多くみられたが、「掬月亭」の庭にも立派なソテツがあった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO320 ) 露出補正 なし
031_230311486 X900 〇栗林公園 掬月亭 Z50 Z18-140.jpg 31.掬月亭 -4
4時半に「掬月亭」を後にして栗林公園の最も南側の南湖沿いの散策路を歩き始めた。楓が多く植えられている「楓岩(ふうがん)」と言われるあたりから、「掬月亭」を振り返る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 59mm ISO560 ) 露出補正 なし
032_230311497 X900 ◎栗林公園 南湖 すっぽん Z50 Z18-140.jpg 32.スッポンと錦鯉
南湖には錦鯉が多い。Oさんの跡を引き継いで案内をしてくれていたガイドさんが「スッポンがいますよ」と言う。スッポンが錦鯉に囲まれていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 68mm ISO1000 ) 露出補正 なし
033_230311501 X900 栗林公園 南湖 岩のような木 Z50 Z18-140.jpg 33.岩か木か?
これは、岩なのだろうか? よく見ると木の肌のような表面をている。珪化木というものなのだろうか。珪化木とは、wikipediaによると、「古代に何らかの原因で土砂等に埋もれた樹木が、膨大な年月をかけ地層からかかる圧力により木の細胞組織の中にケイ素と酸素、水素との化合物であるケイ酸を含有した地下水が入り込むことによって、樹木が原型を変えずに二酸化ケイ素(シリカ)という物質に変化することで、石英や水晶などと同様に固くなり、化石化したものである。」と説明されていた。写真のものが珪化木かどうかは定かでない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 25mm ISO500 ) 露出補正 なし
034_230311503 X900 栗林公園 南湖 Z50 Z18-140.jpg 34.掬月亭 -5
「偃月橋」の近くまで来た。「掬月亭」を振り返る。これも絶景であった。築山のように見えるのは楓嶼(ふうしょ)のようだ。手前に、天女嶋(てんにょとう)、杜鵑嶼(とけんしょ)と南湖には3つの島があった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 30mm ISO560 ) 露出補正 なし
035_230311504 X900 栗林公園 南湖 迎春橋 Z50 Z18-140.jpg 35.迎春橋
栗林公園には14の名前のついた橋があるそうだ。この橋は南湖の北側に見えたが、南湖と北湖をつなぐ掘割に架かる橋で、この橋を渡ると藩政時代には"留春閣"の建物が西にあり、この橋の周りには桜の木々が多く植えられていたと伝えられる。迎春橋の右側にある園内一の石組みである飛猿巌(ひえんがん)は、岩の間に角刈りに剪定されたウバメガシが特異な景観である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 70mm ISO450 ) 露出補正 なし
036_230311512 X900 〇栗林公園 南湖 Z50 Z18-140.jpg 36.南湖の錦鯉
ガイドさんが餌を投げたらしい、たくさんの赤と白、黄金色の錦鯉たちが集まってきた。大きな口を開けている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 130mm ISO800 ) 露出補正 なし
037_230311520 X900 〇栗林公園 南湖 飛来峰Z50 Z18-140.jpg 37.飛来峰から眺める南湖
「飛来峰は南湖の東端に築かれた富士山を見立てた築山で、山頂近くにある石組みは、山が崩れるのを防ぐとともに、富士山の雪を表したものではないかといわれているという。栗林公園最大の橋となる「偃月橋」や、紫雲山を背景に南湖の西に配された大茶屋「掬月亭」を俯瞰する眺めは、栗林公園を代表する景観とされている。明和7年(1771年)、高松藩5代藩主・松平頼恭の命を受け、儒学者・青葉士弘(あおばしこう)が栗林園(現在の栗林公園南庭部分)の美景20ヶ所を五言絶句にまとめたなかで「飛来峰に過ぐる無し」と絶賛されているそうだ。山頂手前に写っている石組は珪化木と説明されいた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 24mm ISO450 ) 露出補正 なし
038_230311521t X900 ◎栗林公園 南湖 飛来峰Z50 Z18-140.jpg 38.飛来峰から眺める偃月橋 -1
「偃月橋」の「偃月」とはどういう意味か知らなかったので、調べてみると「半月形の月」のことだった。改修後渡れるようになるのはこの3月16日からということで、私たちは渡れなかった。絶景かな、絶景かな。今年は年3月31日(金)〜4月9日(日)、"春のライトアップ"が行なわれる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 24mm ISO450 ) 露出補正 なし
039_230311528 X900 ◎栗林公園 南湖 飛来峰Z50 Z18-140.jpg 39.飛来峰から眺める偃月橋 -2
下りかけたが、あまりにも絶景なので、もう一枚! 栗林公園はフランスの旅行ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」において「わざわざ旅行する価値がある」として三ツ星施設に挙げられている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 48mm ISO640 ) 露出補正 なし
040_230311081 X900 高松 二蝶 G7X.jpg 40.「二蝶」ののれん
高松での夕食は、マスクを外しておいしい料理と旨い酒、そして話がはずみ、老舗の料亭「二蝶」で楽しい時間を過ごした。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/125秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし

2018年4月 8日

春の鎌倉 寿福寺 英勝寺 海蔵寺 3月28日

この日、鶴岡八幡宮の段葛の桜を見終えたのは、まだ、10時を少し過ぎたころだった。しばらく行っていなかった海蔵寺へ行こうと横須賀線の踏切を渡って、寿福寺、英勝寺、海蔵寺と続く道へ出た。観光客は少ない。ゆっくりとみることができた。
 話は違うが、佐伯元行さんという方による日本産のチョウ類全種257種の飛翔写真集が刊行された。これを知ったときに「まさか」と思った。さっそく、注文したところ、本日、手元に送られてきた。佐伯さんは2006年に日本産全種撮影を成し遂げ、さらに今回、全種飛翔写真撮影を達成された。昨今のチョウの写真は、飛んでいるところが珍重されている。私も試みることはあるが。飛翔写真の撮影は極めて難しい。そして、撮った駒に対する歩留まりが悪い。佐伯さんの「蝶の飛翔」写真集はまさに偉業と思う。

1.寿福寺 外門
鶴岡八幡宮から若宮大路を右に曲がって小町通を突っ切り、踏切をわたり、右へ進むと左手に寿福寺がある。寿福寺は臨済宗建長寺派の寺院で鎌倉五山の第三位。1200年(正治2年)に源頼朝夫人の北条政子により開山された。地味なお寺で観光客は少ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 13mm ISO320 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.寿福寺の境内
寿福寺の外門の先には山門まで、長い敷石道の参道が続く。境内は「寿福寺境内」として1966年(昭和41年)3月22日に国の史跡に指定されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO160 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.英勝寺 ウスズミザクラ
次は英勝寺である。創建は寛永13年(1636年)の浄土宗のお寺である。開山は水戸光圀の姉である玉峯清因、開基は英勝院尼。現在、鎌倉唯一の尼寺という。小さな入口を入って拝観料を支払う。受付の方が「ウスズミザクラが咲き始めましたので見ていってください」と教えてくれた。 ウスズミザクラはエドヒガン系の桜で、咲き初めがピンクで、後に清楚な白い花ビラとなり、散る間際には墨をさしたような色に変わるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 13mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
4.英勝寺 聖観菩薩
本堂のお参りは後にして、太子堂、 聖観菩薩の矢印を見て、崖の上に上がってみる。 聖観菩薩のいわれはよくわからない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.英勝寺 仏殿
英勝寺の仏殿は、1636年(寛永13年)に建てられた禅宗様方三間裳階付の建物で宝珠殿(ほうじゅでん)と呼ばれる。 扁額に何と書かれているのか読みにくかったが、どうやら「寶珠殿」と書かれているらしい。 寛永20年(1643年)4月11日の裏書きがあるそうだ。仏殿は間口、奥行きとも3間、屋根は寄棟、裳階(もこし)付きの建物である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.英勝寺 本尊 阿弥陀如来
仏殿正面の小窓を開けると本尊の阿弥陀如来を拝観することができる。この阿弥陀如来像は徳川三代将軍家光の寄進といわれる。RX10M4でISOの上限を3200にし、シャッター速度を1/500秒より速い設定にしておくと、開放でこれより光量が少ない場合は、シャッタースピードが遅くなる。この場合1/60秒でシャッターが切れた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/60秒 20mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.英勝寺 竹林
鎌倉には報国寺という、石灯篭や赤い野点傘が置かれ、孟宗竹の緑をひきたたせている立派な竹林のあるお寺があり、2010年に訪れている。しかし、わたくしは此処の竹林のほうが好きだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.スジグロシロチョウ
この日は暖かい日だった。英勝寺の境内に咲く紫色のダイコンバナでスジグロシロチョウが吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.英勝寺 手水鉢
境内を歩いているといくつかの石造物があり、その中に由緒ありそうな手水鉢があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 29mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
10.海蔵寺 入口
英勝寺からさらに進むと、左に曲がる海蔵寺への道がある。海蔵寺は鎌倉駅から1.4kmのところにある。海蔵寺も臨済宗建長寺派のお寺。 wikipediaによると 建長5年(1253年)に宗尊親王の命により藤原仲能が創建し、鎌倉幕府滅亡時に焼失、応永元年(1394年)に上杉氏定の開基、心昭空外を開山として再興されたと伝えられる。正面が山門だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 29mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
11.ムラサキシジミ
海蔵寺の庭で敏捷に飛び回る小型のチョウがいた。コツバメと思ったがムラサキシジミだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
12.海蔵寺 鐘楼と庫裡
海蔵寺の鐘楼は秋の紅葉の頃が美しく、この寺のポイントになって入る。左奥に見えるのは、2階建て、出桁造で、江戸時代の建立である庫裡だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 13mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
13.海蔵寺 本堂
山門を入って正面に、十一面観音が安置された本堂がある。ミツマタの花がきれいだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/900秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
14.海蔵寺 カイドウの花
海蔵寺はカイドウの花が良いと聞いていた。庫裡の脇に咲くカイドウはやっと蕾が開き始めたころだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 114mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
15.海蔵寺 龍護殿
本堂の中は広間になっていて龍護殿と書かれた額がかけられていた。本堂は龍護殿と呼ばれているらしい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/400秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
16.海蔵寺 本堂裏手の庭園
本堂の裏手には、綺麗に手入れされた非公開の山水庭園があった。水の寺とも言われる海蔵寺だけあって、湧水から成る池や、初夏のあやめ、晩秋の紅葉と、緑色の苔とのコントラストが非常に美しいといわれる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
17.海蔵寺 カイドウと庫裡の屋根
カイドウの花と背景とを写し込もうと思い、絞りをf11にして撮ってみた。カイドウの花までの距離があり思うようにはいかなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 39mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
18.海蔵寺 
本堂から山門を見て、右側に薬師堂と呼ばれる仏殿がある。1777年に同じ鎌倉にある浄智寺から移設されたそうだ。中には鎌倉十三仏のうちの一つである、薬師如来坐像が置かれていて、拝観できた。向かって右手に日光菩薩、左手に月光菩薩が祀られている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f3.2 1/125秒 14mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
19.海蔵寺 出口
本堂から見て、正面の山門が入口だとすると、その左手に出口に当たるもう一つの門がある。ユキヤナギがきれいに咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 51mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。


2015年2月20日

足立区生物園と西新井大師(2) 2月10日 西新井大師参拝


 西新井大師は、足立区生物園からは車で15分くらいだったろうか。足立区生物園もそうだったが、西新井大師にも自家用車用の駐車場はなく、近くの有料駐車場に車を停めて、境内に入った。
  停めた駐車場からは西新井大師の裏側から境内に入ることになる。總持寺と書かれたた大きな建物は大本堂だった。その左側から出生稲荷という稲荷社の脇を通って表側に回る。香炉から振り返って大本堂を仰ぎ、参拝した。
 そこから、山門を抜けて参道を歩く。平日の午後、参拝者は多くなく、参道に並ぶ店にもいまひとつ活気がない。

 どこで昼食にしようかと思ったが、山門の前の左側に、店先で元気のいいおばさんが草団子を売っている「清水屋」さんという食堂があった。ショウ・ケースにあった蕎麦でも頼もうと思っていたが、店の中に入ると立派な鮨のカウンターがあり、板さんが握っていた。案内されたテーブルの隣の席の夫婦が食べている鮨が旨そうだったので、上鮨を食べることにした。腹も減っていたが、味もまずまずだった。
 食事を終え、再び山門から境内に入り、本堂の両脇にある梅と寒桜を見た。寒桜にメジロが来ていてかわいい。
 帰路も首都高で順調に帰ってきたが、首都高で流れに乗って走ると80km/hになってしまう。

13.出世稲荷明神
大本堂の裏側から入り、左手に回っていくと、この出世稲荷明神があった。立てられている札には、本来五穀の神である倉稲魂神(うかのみたま)を祭ったものであり、弘法大師が嵯峨天皇より東寺を賜った時に、明神が翁の姿となって現れ、救いを垂れられたので、当時の鎮守として祭られ盛んになったといわれると書かれていた。ちょっと意味が良くわからない。出世という言葉はもともと仏教用語で、「悩みや迷いから離れ、世俗を超越」することを言うようだとのこと。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 27mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
14.大本堂
​西新井大師の​ホーム・ページによれば、西新井大師は五智山遍照院總持寺(ごちさん へんじょういん そうじじ)といい、真言宗豊山派の寺院​である​。​天長(​824​年​~834​年)​の昔、弘法大師が関東巡錫(じゅんしゃく )の折、当所に立ち寄り悪疫流行に​悩む​村人たちを救わんと、自ら十一面観音像とご自身の像をお彫りになり、観音像を本尊に​​そしてご自身の像を枯れ井戸に安置して​21日間護摩祈願を​行ったところ、清らかな水が湧き、病はたちどころに平癒したと伝えら​える​。その井戸がお堂の西側にあったことから「西新井」の地名ができたと​う。​この大本堂は昭和47年​に​落慶​し、ご本尊 十一面観音と弘法大師を​祀っている。​

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/​10​00秒 2​0​mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
15.​大本堂の扁額
​大本堂の扁額は遍照殿​と記されている。あまなく照らす​という意味だそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/​250秒 2​8​​mm ISO​560​ ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
16.さびしいお面屋さん
西新井大師は牡丹が有名である。牡丹は昔、​​奈良の真言宗豊山派​の​総本山​である​長谷寺から移植され、西新井大師では文化・文政(1804​年​​-​1​​8​30​年​)の頃よりぼたん園が展開され​たという。ぼたん園​は3つあり、その入り口にはこのような店が出ている。​今は牡丹の咲く季節ではない。今日は参拝者も少なく、さびしい。​

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/​10​00秒 ​62​​​mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
17.​水屋
山門を背に境内の参道の右手に水屋がある。詳しいことはわからないが手水鉢の四隅を支える像が良い。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/​250秒 ​24​​​mm ISO320 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
18.山門
境内から山門を見る。山門は江戸時代後期の建立だそうだ。素木造、楼上に五智如来を安置し両脇に寺門安護の金剛力士像をまつる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/​250秒 ​18​​​mm ISO1000 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
19.山門の金剛力士像
これは向かって右側の金剛力士像。このように手前に金網がある被写体はオート・フォーカスは苦手である。もちろん左側にもう一体ある。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/​250秒 ​18​​​mm ISO2000 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
20.表参道からの山門
左側にある店が昼食をした「清水屋」さん。正面に大本堂が見える。扁額には五智山とある。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/​250秒 ​18​​​mm ISO2000 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
21.参道の街並み
参道には両側に店が立ち並ぶが、ちょっと古めかしい店もある。手前が時計屋さんで、奥はせんべい屋さん。時計屋さんは「竹内時計店」といい、Yahoo智慧袋に、アンティーク時計の修理など、知る人ぞ知る名物職人の店主さんが居るお店と紹介され、「先代の店主である現店主のお父さんが名工で、現主人はその魂を引き継ぎ、更に素晴しい仕事をされております。」という書き込みを見つけた。TVのアド街ック天国にも登場している。奥のせんべい屋さんは「浅香家」で、あるブログに「この界隈は他にもせんべい屋はたくさんありますが、なかでも威風堂々(旧態依然)としているのがこの店で、オススメは馬目焼きという超弩級堅焼きせんべい。これはナント1枚200円もするのですが、これを一度食べると、他のせんべいが物足りなります。ガッシリ分厚くて堅くて味が深くて旨いのです。厚さ、堅さ、せんべい本体と醤油の味のバランスが素晴らしい。」と紹介されていた。この日は閑散としていた。知っていたら買って帰ったのだが。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/​250秒 ​32mm ISO360 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
22.光明殿の屋根
山門の前で右手を見ると、大きな、立派な屋根が見えたので行ってみる。そこには法事等仏事が行われる光明殿があった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/​640秒 ​20mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
23.光明殿八角堂
その奥に八角堂があった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/​1000秒 ​35mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
24.境内に咲く梅
再び境内に戻る。食事をした「清水屋」さんで、「梅はあるのですか?」と聞いたところ、大本堂の両側にあると教えていただいた。さっそく、大本堂の右手へ行ってみると、紅梅が咲き始めていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/​320秒 ​122mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
25.三匝堂(さざえ堂)
今度は大本堂の左側に回った。境内の一角にさざえ堂がある。正式には三匝堂(さんそうどう)と呼ばれるが、見た感じは普通の三重塔とさほど変わりない。三匝堂という形式は江戸時代に流行し、関東以北には相当建てられたそうだが、今に残る遺構は大変珍しく、都内では明治17年に改築されたこの堂のみだそうだ。三重塔との決定的な違いは、内部に入り一階から三階までに安置されている無数の仏像群を、順に参拝できるようになっているということだそうだ。ただし現在では、階段も外され、内部に入ることすらできないとのこと。 一匝に八十八体大師像、二匝に十三佛、三匝に五智如来と二十五菩薩が祀られている。匝という字は難しいが、音読みで「ソウ」、訓読みで「めぐる」と読む。意味はめぐる。周囲をまわる。取り巻く。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/​250秒 ​18mm ISO450 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
26.寒桜
大本堂の左手には、梅もあったが、寒桜があった。立てられている札には、(珍樹)寒桜とあり、「当山のこの桜はカンヒザクラ系の雑種で、桜の中では最も早く開花し、通常であれば二月上旬から三月上旬ごろまで長期間楽しむことができる。このような寒桜は都内ではあまり見ること出来ない。」と説明されていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/​800秒 ​75mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
27.咲きはじめの寒桜
びっしりと蕾を付け、その中の数輪が花開いていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/​800秒 ​140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
28.寒桜にめじろ
メジロがやってきて、寒桜の蕾を啄む。かわいらしい。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/​800秒 ​140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
29.奥ノ院
高野山の奥の院を江戸後期に関東に奉迎し、この地に弘法大師を祀る。古くから「関東の高野山」とも呼ばれていたそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/​250秒 ​30mm ISO560 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。


2011年12月16日

紅葉の三渓園 12月4日


 三渓園へは今年の6月に行っている。その時に紅葉のころはきれいだろうなと思ったので、再び12月4日に出かけた。9時開園である。9時15分ごろ、付近に到着したが、三渓園の駐車場から車の列ができている。係りの方が来て、すでに満車であるので、三渓園の反対側の入口、すなわち南門の近くに本牧市民公園の大きな駐車場があるので、そこに停めて、南門から入園してほしいと説明があった。私たちの前に並んでいた車は次々とそちらへ向かう。私たちも従った。本牧市民公園の駐車場は大きな駐車場だった。公園内にある「上海横浜友好園」を眺めながら、南門から三渓園に入った。横浜市民で65歳以上は入園無料だった。
  横浜の生糸商で茶人でもある原富太郎氏がつくった三渓園は、明治39年に開園し、周辺一帯は閑静な住宅地としても開けていった。名称の三渓園は原の号である三渓に由来する。三渓園に隣接して、本牧市民公園も整備され、一帯は市民の文化レクリエーションの地として親しまれている。

1.上海横浜友好園
本牧市民公園は昭和43年に終了した本牧埠頭関連造成用地の海面埋立てにより、それまで海であったところに、庭球場、運動広場、池などの施設を整備し、昭和44年に公開されました。 「上海横浜友好園」は平成元年に横浜市と上海市の友好都市締結15周年を記念してつくられたとのこと。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F14 1/800秒 20mm ISO400 ) 露出補正 なし
上海横浜友好園;クリックすると大きな写真になります
2.上海横浜友好園 湖心亭
「上海横浜友好園」は横浜市が上海市に寄贈した「横浜上海友好園」のお返しとして上海市から提案、整備されたもので、中国江南様式による庭園だそうだ。 上海市の木、花のハクモクレンに因んで命名された玉蘭庁を中心に、庭院、曲橋で結ばれ、六角形の二重屋根が特徴的な湖心亭からもう一つの出入口の竹門などが池の中に巧みに配置され、背景となっている三溪園の緑と崖が独特の雰囲気を醸し出している。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F13 1/640秒 42mm ISO400 ) 露出補正 なし
上海横浜友好園 湖心亭;クリックすると大きな写真になります
3.海岸門
三渓園の南門から入って左に中国梅林を見ながら進むと左手に海岸門がある。海岸門から先は内苑になる。原三渓家族が住んでいた内苑は非公開であったが、昭和33年に公開された。海岸門の手前のモミジが色鮮やかで、カメラを持った多くの人たちが撮っていた。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F10 1/420秒 32mm ISO400 ) 露出補正 なし
海岸門;クリックすると大きな写真になります
4.旧天瑞寺寿塔覆堂の銀杏
海岸門をくぐって少し進むと右手に旧天瑞寺寿塔覆堂が見える。この堂は、豊臣秀吉が母のために建てた寿塔を覆うための建物で、現在、秀吉が建てたものと確認できる数少ないものだそうだ。 その屋根に傍に立つイチョウの黄色い葉が落ちていた。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 44mm ISO400 ) 露出補正 なし
旧天瑞寺寿塔覆堂の銀杏;クリックすると大きな写真になります
5.旧天瑞寺寿塔覆堂 裏側
ここは旧天瑞寺寿塔覆堂の裏側。先ほどのイチョウの落ち葉が地面を覆っている。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F8 1/250秒 26mm ISO400 ) 露出補正 なし
旧天瑞寺寿塔覆堂 裏側;クリックすると大きな写真になります
6.旧天瑞寺寿塔覆堂 表側
旧天瑞寺寿塔覆堂の表側に回る。天正16年(1588)、豊臣秀吉は母・大政所の病気平癒を祈って京都の大徳寺山内に塔頭・天瑞寺を創建した。そして母のさらなる長寿を祈願して、同寺内に寿塔(生前に建てる墓塔)を建て、これを覆堂内に納めたという。天瑞寺は明治7年に廃寺となり、この覆堂は大徳寺内の瑞光寺、黄梅院を経て、明治35年に三渓園に移築されたとのこと。墓塔は総高9.65尺の石造宝塔で、現在も竜翔寺(旧天瑞寺)の境内に残されているとのこと。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
旧天瑞寺寿塔覆堂 表側;クリックすると大きな写真になります
7.旧天瑞寺寿塔覆堂の手水鉢
旧天瑞寺寿塔覆堂の前にあった手水鉢にモミジが写り込んで鮮やかな色になっていた。内苑には、これとは別に有名な「瓢箪文手水鉢」という周囲に瓢箪の文様がある、豊臣秀吉が愛用したという手水鉢がある。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/80秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
旧天瑞寺寿塔覆堂の手水鉢;クリックすると大きな写真になります
8.茶会 月華殿
この日は、内苑のいくつかの建物で横濱茶道連盟による茶会が行われていた。ここ月華殿は初代徳川家康により、京都伏見城内に建てられたものといわれており、 1918年(大正7年)に春草廬と共にこの地に移築されたとのこと。原三溪が建てた金毛窟とつながっている。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 40mm ISO400 ) 露出補正 なし
茶会 月華殿;クリックすると大きな写真になります
9.旧燈明寺三重塔
池の周りを巡ってみたが、紅葉はほとんど見るべきところがなく、それではと、正門から池越しに見える旧燈明寺三重塔へ上ってみた。残念ながらここの紅葉も大したことはなかった。旧燈明寺三重塔は1457年(康正3年)建築された重要文化財で、園内のほぼ全域から、その姿を見ることができる。 三溪園には、1914年(大正3年)に移築されたと書かれている。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/640秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
旧燈明寺三重塔;クリックすると大きな写真になります
10.初音茶屋
三重塔から降りてきて、角を曲がると真っ赤に染まったモミジが見えてきた。ここは「初音茶屋」という。茶屋の真ん中には囲炉裏が有る。案内板には、かって三渓園を訪れたインドのノーベル賞文学者「タゴール」や「芥川龍之介」によって書きしるされた茶屋とされている。芥川は、大正4年(1915)の初秋、ここでの印象を「ひとはかり うく香煎や 白湯の秋」と俳句に残している。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F8 1/250秒 34mm ISO400 ) 露出補正 なし
初音茶屋;クリックすると大きな写真になります
11.内苑側から見た海岸門
期待した紅葉は旧天瑞寺寿塔覆堂、初音茶屋、そしてここ海岸門といくつかのところに限られた。内苑側から、海岸門をくぐって、右へ曲がり、南門から再び本牧市民公園の駐車場へと戻った。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/320秒 34mm ISO400 ) 露出補正 なし
内苑側から見た海岸門;クリックすると大きな写真になります