検索結果: Studio YAMAKO

このブログを検索

大文字小文字を区別する 正規表現

Studio YAMAKOで“しめ縄”が含まれるブログ記事

2022年9月13日

舞岡公園 「お盆」休み最後の日 8月16日

7月(7/18)に行った時にクサギの花が咲き始めていたので、今頃(8/16)はそろそろ良いタイミングではなかろうかと思い、暑い中、黒いアゲハを撮るのを目的に出かけて行った。クサギは花が開き、独特の匂いを放っている。
 早々にそのクサギの花に来ている新鮮なカラスアゲハ♂1頭を見つけたが、それ以降は。成果は全くなかった。
 ここのところチョウの写真を撮りに行って、花の写真を撮ることが多くなった。ひとつはチョウが少ないときに手持無沙汰を慰めるためでもあるが、もう一つはチョウが来る花の名を知るためである。ブログにも出来るだけその花を記載しておきたい。花に限らず、植物と昆虫は切っても切れない固有の縁がある。
 今回は、チョウが少なく、手持ち無沙汰で、普段は視野に入っていなかった小さな可憐な花を撮って、スマホの「Pcture This」とGoogle の「レンズ」を頼りに名前を調べてみた。

000_220816062t X700 ◎舞岡公園 カラスアゲハ Z50 18-140.jpg
満開のクサギを翔び廻り吸蜜するカラスアゲハ♂ 2022年8月16日 横浜市戸塚区 舞岡公園

001_220816011 X800 舞岡公園 紅葉休憩所 Z50 18-140.jpg 1.もみじ休憩所の紅葉
南門へ下りる前にもみじ休憩所によって見た。午前9時、人の姿はない。部分的に紅くなっているもみじがあった。これもノムラモミジだろうか。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 62mm ISO 1000 ) 露出補正 なし
002_220816014 X700 〇舞岡公園 紅葉休憩所 チョロギ Z50 18-140.jpg 2.チョロギ(草石蚕)
路傍に咲く小さな花だ。普段は気にもしないで通り過ぎている。この日は注意しながら歩いた。「Picture This」で検索するとチョロギだ。後でパソコンで検索して確認した。wikipediaによると、チョロギの漢字表記は多数ある。(その根にできる球根のように見える塊茎部分は食用とされる。)その形が石蚕(いさご、トビケラ類の幼虫のこと)の腹を思わせることから「草石蚕」と書かれたり、音から「丁呂木」「丁梠木」と書かれたりする。祝い事の際に食べる場合、縁起をかついで「長老木」「長老喜」「長老貴」「千代呂木」などと書かれることもある。塊茎は長さ1~3cm程度の巻貝のような形をしており、泥を落とすと白い。この塊茎を塩漬けにしたり茹でたりして食べる。ユリ根に似た食感、生姜のようにピリッと辛い味がする。塩漬けの場合、4~5日ほど漬けた後に梅酢やシソ酢に漬けて赤い色をつけることが多い。この赤く漬けたチョロギは、正月の御節料理によく用いられる。と記されていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 30mm ISO 160 ) 露出補正 なし
003_220816023 X800 ◎舞岡公園 カラマツソウ属 ホソヒラタアブ Z50 18-140.jpg 3.カラマツソウ(落葉松草、唐松草)とホソヒラタアブ
カラマツソウが咲いていた。そのカラマツソウでアブが1頭ホバリングしていた。撮った写真で調べてみるとホソヒラタアブのようだ。大きな目玉がいい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 500 ) 露出補正 なし
004_220816032 X800 舞岡公園 キンミズヒキ Z50 18-140.jpg 4.キンミズヒキ(金水引)
路傍に咲いていた。花が咲いていなければ雑草にしか見えない。wikipediaによれば、「道端や山野で見られ、夏から秋に小さくて黄色い花が総状に集まって咲く。果実にはとげがあって、動物などにくっついて散布される。和名のキンミズヒキの由来は、「金水引」の意で、細長い黄色の花穂を「金色のミズヒキ(タデ科)」にたとえたものである。」とあった。一方、ミズヒキ(タデ科)のほうは細く伸びた茎に赤紫色の小さな花を咲かせる。この時期にも咲いていた。比較のため写真を撮っておけばよかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 59mm ISO 560 ) 露出補正 なし
005_220816035 X800 舞岡公園 〇ヌスビトハギ Z50 18-140.jpg 5.ヌスビトハギ(盗人萩)
マメ科ヌスビトハギ属の多年草である。ひっつき虫のひとつである。近似種が多い。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 78mm ISO 450 ) 露出補正 なし
006_220816039 X800 〇舞岡公園 シュツコンツユクサ Z50 18-140.jpg 6.シュッコンツユクサ(宿根露草)
花の形はよく見るツユクサであったが、花色が薄いピンクだったので、「Picture This」で聞いてみたところ、シュッコンツユクサと教えてくれた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 400 ) 露出補正 なし
007_220816045 X800 ◎舞岡公園 パエデリア・フォエタイダ Z50 18-140.jpg 7.パエデリア フォエタイダ
見たことのない花だった。「Picture This」ではパエデリア フォエタイダ と出た。帰宅してパソコンで検索してみると、アカネ科のヘクソカズラ(屁糞葛)という。なんという可愛そうな和名だろう。wikipediaには「やぶや道端など至る所に生える雑草。夏に中心部が赤紅色の白い小花を咲かせる。葉や茎など全草を傷つけると、悪臭を放つことから屁屎葛(ヘクソカズラ)の名がある。別名で、ヤイトバナ、サオトメバナともよばれる。」と記されていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 62mm ISO 200 ) 露出補正 なし
008_220816047 X800 〇舞岡公園 クサギ Z50 18-140.jpg 8.クサギ(臭木)
日当たりのよい原野などに見られるシソ科の落葉小高木で高さは高さ4〜8mになる。葉に悪臭がある事からこの名がある。悪臭というがそれほど嫌な臭いではない。wikipediaに次のような興味ある記載があった。「本種では1つの花において雄蕊と雌蘂の伸張と成熟に明瞭な差があり、まず1日目に花粉の散布が行われ、この間は雌蘂は受粉可能になっていない。2日目には雄蕊がしおれて下を向き、その段階で雌蘂が受粉可能となる。」と。この花には黒いアゲハたちが寄ってくる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 31mm ISO 110 ) 露出補正 なし
009_220816067 X800 ▲舞岡公園 カラスアゲハ Z50 18-140.jpg 9.カラスアゲハ♂ -1
この日(8/16)の狙いは、咲いたクサギの花に飛来するモンキアゲハや、カラスアゲハなど、黒いアゲハたちを撮ることだった。古民家の奥に咲くクサギの花にカラスアゲハが翔び廻っているのが見えた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 1000 ) 露出補正 なし
010_220816080 X800 ◎舞岡公園 カラスアゲハ Z50 18-140.jpg 10.カラスアゲハ♂ -2
この調子だと次々に黒いアゲハたちが来るだろうと期待した。しかし、期待は外れ、この日ここで観察したのはこの1頭のみだった。しばらく、待っていたが黒いアゲハは現れない。かっぱ池まで行って、戻り際にも寄ってみたが、姿はなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 640 ) 露出補正 なし
011_220816051 X800 〇舞岡公園 サルスベリ Z50 18-140.jpg 11.サルスベリ(百日紅、猿滑、紫薇)
和名サルスベリの語源は、木登りが上手なサルでも、滑り落ちるほど樹皮が滑らかという例えから名付けられている。また、花が咲く期間が長いことから、ヒャクジツコウ(百日紅)の別名もある。花はあまり丁寧に見たことはなかったが、紅色または白色で、円錐花序になり、がくは筒状で6裂、花弁は6枚で縮れている。家の近くで咲いている百日紅はもっと深い紅色をしている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 96mm ISO 560 ) 露出補正 なし
012_220816082 X800 〇舞岡公園 稲 青田刈り Z50 18-140.jpg 12.青田刈り
古民家の庭に刈り取った稲が並べれていた。何をするのかなと疑問に思い、作業小屋の前で仕事をされていた方に訪ねてみた。答えは、しめ縄にする稲を干しているのだそうだ。しめ縄は出穂前の緑の濃いうちに刈り取り(青田刈り)、緑の濃いまま乾燥させることが重要なので、早朝の5時頃から稲を刈り取り、午前中は天日干し、午後には乾燥機で水分を飛ばしたのち保管するという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 38mm ISO 110 ) 露出補正 なし
013_220816092 X800 〇舞岡公園 Z50 18-140.jpg 13.ホオズキ(鬼灯、鬼燈、酸漿)
古民家の庭にホオズキがあった。wikipediaでは、ホオズキの季節は開花と果実の見頃を含めると6~9月。 花の咲いた後に六角状の萼の部分が発達して果実を包み袋状になり、熟すとオレンジ色になる。 この際、ホオズキは萼が赤くなる、と説明されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 72mm ISO 640 ) 露出補正 なし
014_220816101 X800 舞岡公園 クンシラン Z50 18-140.jpg 14.クンシラン(君子蘭)
「Pcture This」で検索した。ヒガンバナ科だそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6 1/500秒 120mm ISO 4000 ) 露出補正 なし
015_220816106 X800 舞岡公園 シラヤマギク Z50 18-140.jpg 15.シラヤマギク(白山菊)
白い舌状花に黄色い筒状花という見た目が同じような花はキク科に多い。これも「Picture This」で検索した。舞岡公園は決して山地ではないが、秋の山地に咲く野菊の1種だそうだ。和名の意味は白山菊で、花が白く、山に生えることにより、紫の花を着けるコンギクに対しての名と見られる。白い舌状花は6枚前後で、この類では少ない方であると。なお、同属のシロヨメナの別名にヤマシロギクがあり、これもおそらく同じ意味であるが紛らわしい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6 1/500秒 140mm ISO 200 ) 露出補正 なし
016_220816114 X800 〇舞岡公園 Z50 18-140.jpg 16.コミスジ
チョウの数はとても少ない。暑すぎるのだろうか。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 180 ) 露出補正 なし
017_220816117 X800 舞岡公園 〇ツリガネニンジン Z50 18-140.jpg 17.ツリガネニンジン(釣鐘人参)
和名ツリガネニンジンの由来は、花が釣鐘形で、根の形がチョウセンニンジンに似るのでこの名があるという。花期は8 - 10月というから、まだこれからなのだろう。茎頂部に円錐状の花序を形成し、淡紫色の鐘形の花を下向きに咲かせ、数段に分かれて葉と同じように茎に輪生する枝の先に少数ずつ花をつける。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 180 ) 露出補正 なし
018_220816120 X800 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 18.ナンバンキセル(南蛮煙管)
ナンバンキセルはハマウツボ科ナンバンギセル属の寄生植物だそうだ。イネ科の単子葉植物(イネ、ススキ、サトウキビなど)の根に寄生する。葉緑素が無く、寄主の根から吸収した栄養分に依存して生育するため、寄主の生長は阻害され、死に至ることもあるそうだ。ススキなどの雑草の成長を阻害するため、ナンバンギセルによる生物的除草効果の可能性が示されている。今年は少し遅いようだったが、毎年、今時分になると、古民家の裏庭でススキなどの下で咲いている。覗き込まなければわからない。他ではなかなか見られない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6 1/500秒 110mm ISO 125 ) 露出補正 なし


2019年4月 5日

作並温泉 2泊3日の旅(5・終) ニッカウィスキー宮城峡蒸留所 3月16日

今回の旅行で、ニッカウィスキー仙台工場見学を楽しみにしていた。宿の送迎バスで作並駅まで行くと、ニッカウィスキーの工場まで乗せて行ってくれるマイクロバスがきてくれた。その時は2組くらいしか乗車しなかったが、乗ってしばらく待っていると、山形行きの仙山線が到着し、仙台から来られたと思われる見学客がどっと乗ってこられ、バスはほぼ満席になった。5分くらいで工場構内に到着し、見学受付のビジターセンターに着いた。工場見学は有料と無料があったが、成り行きで無料コースに申し込んだ。後でどう違うのか聞いてみると、一番の違いは試飲できるウィスキーが違うらしい。「竹鶴17年」でも試飲できたのだろうか。

IMG_20190326_0002 X600.jpg
ニッカウィスキー宮城峡蒸留所パンフレットより

 10時スタートの蒸留所ガイドツアーに参加できた。赤いマントを着た女性が引率して案内してくれる。ビジターセンター→乾燥棟→仕込棟→蒸溜棟→貯蔵庫→テイスティング・ギフトショップと、1時間ほどの見学だった。
 楽しみにしていた試飲は、ここ宮城峡蒸留所のシングルモルト「宮城峡」と「スーパーニッカ」そして創業期に作った「ニッカアップルワイン」の3種類だった。シングルモルト「宮城峡」はさわやかな味わいでよかった。ニッカを漢字で書くと「日果」。ニッカウィスキーの前身は「大日本果汁株式会社」。その社名はウィスキーが熟成し、販売できるようになるまで、リンゴジュースなどを作っていたことに由来するという。アップルワインは、ニッカ最初のウィスキーより早く誕生した。
 少し工場の構内を散策して、ビジターセンターに戻り、作並駅までの送迎バスの時間を確認すると、たった今、出たばかりだという。ところが、作並温泉の「一の坊」の送迎バスが停まっていたので、家内が乗せてくれないかと頼んでみたところ、快く駅まで送ってくれた。おかげで1本早い電車で仙台駅へ行くことができた。
 ニッカウィスキーのことについては、仙台工場見学者に渡されたパンフレットを参考にした。社名はニッカウスキーだが、ここではニッカウィスキーとさせていただいた。
 そして、帰路、仙台駅では、楽しみにしていた「すし哲」で昼食にした。少し待ったがカウンターに座ることができた。おすすめの「塩竈物語」というセットを食べたが、旨かった。鮨に始まり、すしで終わった作並温泉の旅行だった。

1.ニッカウィスキー 仙台工場
宮城峡蒸留所 作並駅からの送迎バスに乗り、ニッカウィスキー 仙台工場のビジターセンターに着いた。余市で第一の蒸溜所をスタートさせてから、約30年、竹鶴政孝は、「異なる蒸溜所で生まれた複数の原酒をブレンドすることで、ウィスキーはより味わい深く豊かになる」という信念を抱き、第二の蒸溜所の建設は夢を実現するためにどうしても必要なものだった。ニッカウィスキーは日本で初めてモルトウイスキー(大麦を原料)とグレーンウイスキー(トウモロコシ、小麦などの穀類と麦芽を原料)をブレンドした「ハイニッカ」を発売し、ウィスキーブームを巻き起こしていた。日本にウィスキー文化が浸透しつつある状況も、第二の蒸溜所づくりへの気運を高めたのだという。そして、気候風土がスコットランドのローランドに似通った宮城峡に建設地を決めた。宮城峡蒸留所は操業開始から50年を迎える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 14mm ISO100 ) 露出補正 なし
190316001.jpg
2.ビジターセンター
ビジターセンターに入り、早速見学受付を済ませる。15人くらいのグループになって、案内嬢に引率されて10時過ぎに見学が始まった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
190316002.jpg
3.メインストリート
一番右の建物が蒸留塔(カフェ連続式蒸留機)、次に最初に見学する尖った排気塔が目立つ乾燥棟(キルン塔)がある。その隣が仕込棟、さらに蒸留棟(単式蒸留機)と続くが、ここがいわばメインストリートのようだ。見学を終えた一行が、赤いマントの案内嬢に引率されて戻ってきた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 18mm ISO100 ) 露出補正 なし
190316003.jpg
4.美しい池
メインストリートへ向かう途中の左側に周りのレンガ造りの建物と調和する池があった。ここ宮城峡蒸留所は、樹木の伐採を最小限にとどめ、電線は地下に埋没、本来の土地の起伏を生かすため、敷地を平らにならして全工程を一つの建物に集める設計をせず、設備ごとに異なる高さの建物を作った。緑あふれる環境の中に並ぶレンガ色の建物は環境重視の姿勢を表していると説明されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 18mm ISO100 ) 露出補正 なし
190316004.jpg
5.乾燥棟(キルン塔)
見学はまず乾燥棟(キルン塔)から始まった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
190316005.jpg
6.ポットスチル(単式蒸留機)
乾燥棟(キルン塔) の中に入ると大きなポットスチルが6~7基ならんでいた。宮城峡蒸留所のポットスチルは形が特徴的だという。蒸気を使い、長い時間をかけて蒸留することで、まろやかなウイスキーに仕上がるのだそうだ。再溜釜という札があるが、初溜釜にもろみを入れ加熱し、それを再溜釜で再び蒸溜することでアルコール分約65%の本溜液になる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO2500 ) 露出補正 なし
190316006.jpg
7.ポットスチルのしめ縄と紙垂
赤いマントを着た案内嬢が、しめ縄と紙垂は、政孝の生家が日本酒の造り酒屋だったことに由来していると説明してくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 19mm ISO2000 ) 露出補正 なし
190316007.jpg
8.幹が黒くなった木
外に出ると、案内状さんが「敷地内の木の幹が黒くなっているのは・・・」と説明してくれた。これは、蒸留時に煤でも出るのかと思ったが、そうではなく、アルコールを好むバクテリアが敷地内の木に住み着いており、このバクテリアの色が黒いためということだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 11mm ISO180 ) 露出補正 なし
190316008.jpg
9.貯蔵庫 -1
メインストリートを戻り、貯蔵庫へ向かった。電線がなく、赤レンガの貯蔵庫の建物は自然に溶け込んでいる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 22mm ISO320 ) 露出補正 なし
190316009.jpg
10.貯蔵庫 -2
貯蔵庫の中に入る。たくさん樽が並んでいた。写真の右側に見える3っの樽は、見学者に匂いをかがせるようになっている。一番右が1ヶ月貯蔵モルト。真ん中が5年貯蔵モルト、一番右が12年貯蔵モルトだった。当然、12年貯蔵モルトは樽の良い香りが伝わってきた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/20秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
190316010.jpg
11.貯蔵庫 -3
原酒は樽を通して呼吸し、水の成分を取り込みながら熟成を遂げ、琥珀色に変化していく。樽材や過去に貯蔵していた酒の種類、焼き入れの程度などにより、ウィスキーの個性は大きく変わるという。ひとつひとつ手造りで行われる樽づくりの技は、創業時から脈々と受け継がれている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/10秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
190316011.jpg
12.試飲コーナー
見学も終了し、試飲のコーナーに案内された。無料見学コースでは、「アップルワイン」、「宮城峡」、「スーパーニッカ」を試飲させてくれる。「宮城峡」というのは宮城峡蒸留所の原酒で作られたシングルモルトである。うまいと思った。大麦麦芽のみを使用したウイスキーをモルトウイスキーと呼ぶ。 そして「シングル」が意味するものは単一の蒸溜所でつくられたウイスキーをボトリングしたものだそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/320秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
190316012.jpg
13.受賞ウィスキー
World Whiskies Award で世界最高賞を受賞した「竹鶴 17年」や、 International Spiruts Challenge で金賞を受賞した「竹鶴25年」や「余市」「The Nikka 25年」といったニッカの誇るウィスキーが展示されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
190316013.jpg
14.有料試飲コーナー
無料見学コースの試飲コーナーを出ると、ギフトショップが順路になっている。「宮城峡」を買った。そのギフトショップの奥に、有料試飲カウンターがあった。「竹鶴 17年」、「竹鶴21年」があったので試飲してみたかったが、すでに「宮城峡」と「スーパーニッカ」で顔が赤くなっていたのでやめた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/125秒 10mm ISO3200 ) 露出補正 なし
190316014.jpg
15.撮影スポット
札幌のすすき野の角のビルにもこのヒゲの叔父さんの大きな看板があったのを思い出す。ブラックニッカのラベルに描かれていることで馴染みの、このヒゲの立派な男性は、1965年に登場して以来、今やニッカウイスキー株式会社のマスコットキャラクターとも呼べる存在になっている。ちなみにこの男性の「元ネタ」となったのは19世紀英国の「W・P・ローリー卿」という人物だそうだ。ローリー卿は、香りの効き分けが得意であったとされるウイスキーブレンドの名人で、「キング・オブ・ブレンダーズ(ブレンドの王様)」と呼ばれていたという。見学者はここで写真を撮っていく。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/200秒 15mm ISO3200 ) 露出補正 なし
190316015.jpg
16.コブハクチョウ
試飲をし、少々買い物をしたあと、少し工場の敷地内を歩いてみた。ビジターセンターの脇にある池には白鳥がいた。コブハクチョウのようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 51mm ISO200 ) 露出補正 なし
190316016.jpg
17.仙山線
たまたま、仙台工場へ見学者を送ってきた作並温泉の旅館「一の坊」のマイクロバスが停まっていて、頼んでみたところ、作並駅まで乗せて行ってもらえることになった。作並駅から仙山線に乗り、仙台へ向かう。今回の旅では、作並、仙台間を2往復した。仙山線は日本の交流電化発祥の地であり、1954年(昭和29年)に試験が開始され、翌年、交流電気機関車の運転試験が、作並ー北仙台間で行われた。そして、1957年(昭和32年)に仙台ー作並間で日本初の交流電化による営業運転が開始されている。交流電化が高速運転に向いているという試験結果を生かして、新幹線の開発に結び付いたという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO1000 ) 露出補正 なし
190316017.jpg
18.「すし哲」 -1
来た時に食べた「北辰鮨」という仙台駅の店で、地元のお客さんと話したところ、駅ビルの中にもう一軒「すし哲」という旨い寿司屋があると聞いたので、帰路の仙台駅では、ここ「すし哲」に寄ろうと決めていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/500秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
190316018.jpg
19.「すし哲」 -2
カウンターに座った。失礼して店内の様子を撮らせていただいた。テーブル席が多い。もともと本店は塩釜にあり、東日本大震災で大きな打撃を受けたが頑張っている。上野敏彦(著)の「塩釜すし哲物語―日本一のマグロを握る」および「新編塩釜すし哲物語」という本が出版されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2000 ) 露出補正 なし
190316019.jpg
20.「すし哲」 -3
「塩竈物語」というセットを食べた が、大トロはとろけるように旨かった。 有田焼の器に美しく彩られる寿司は目も舌も満足させてくれた。前に立つ板さんに「写真を撮らせてください」と声をかけたところ、「どうぞどうぞ」と応じてくれた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO500 ) 露出補正 なし
190316020.jpg
21.「やまびこ」の車窓から
時刻は午後5時40分ごろ。那須塩原から宇都宮へと走る列車の窓から、赤く輝いて、山並みに沈んでいく夕陽が眺められた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO160 ) 露出補正 なし
190316021.jpg


2016年10月 5日

裏磐梯、会津 ドライブ紀行 9月15日―16日(2) 磐梯ゴールドラインを走り、喜多方の新宮熊野神社へ 9月16日

2日目の朝、すっきりは晴れてくれないけど雨は降っていない。朝食後、出発までの時間、宿の近くのレンゲ沼を一回りした。
  「休暇村裏磐梯」を8時半に出発、磐梯山の西側の磐梯ゴールドラインを走る。途中、桧原湖畔でモーターボートに乗った。20分間で湖の3分の1あたりを周ってくる。紅葉の季節はとても美しいそうだ。5人まで5,500円だった。磐梯ゴールドラインに入り、しばらくするとパーキングエリアがあって、そこからは磐梯山を西側から眺められた。裏か表かというとまだ、裏磐梯だ。さらに10分ほど走ると猪苗代湖が見えてくる。
  磐梯ゴールドラインを降りたところから1区間、磐越自動車道に乗り、会津若松で降り、喜多方方面へ向かった。目当ては重要文化財「長床」のある新宮熊野神社だ。参拝、見学を終え、ご婦人方は駐車場の前にあった農家のお店で野菜を買い求め、会津若松に戻る。落ち着きのある良い街並みだ。

16.朝の裏磐梯
部屋の窓からは磐梯山が見える。雲が切れないかと見ていたが、山頂が見えることはなかった。今日もこのような天候であろう。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f4.8 1/250秒 54mm ISO400) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
17.レンゲ沼 -1
フロントで尋ねると「休暇村裏磐梯」から道路を隔てたすぐのところにレンゲ沼があるという。朝食のあと出発するまでの30分ほど、そのレンゲ沼の周りを歩いてみた。静寂そのものだった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/100秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
18.レンゲ沼 -2
沼の水面は緑色の葉で覆われている。アオサギがいた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
19.レンゲ沼 -3
水面を覆っている葉はジュンサイ(蓴菜)だとKさんのご主人が教えてくださった。ジュンサイは世界に広く分布している植物だが、食用にしているのは中国と日本くらいだそうだ。​​

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 35mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
20.桧原湖畔
檜原湖は最大水深31m、湖岸周31.5kmと裏磐梯地域最大の湖である。ここは遊覧船、モーターボートの乗り場があるところだ。広い駐車場もあり、五色沼散策コースの入り口にもなっている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 20mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
21.モーターボート
客待ちのおじさんに勧められて、遊覧モーターボートに乗ることにした。4人で5500円、檜原湖の3分の1ほどを20分間でめぐる。モーターボートといってもそんなに速くはない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
22.桧原湖島めぐり -1
檜原湖には大小多数の島があり、この遊覧モーターボートのコースは「檜原湖島めぐり」と名付けられている。もうしばらくすると紅葉の季節になるが、さぞ美しいことだろう。水面の標高は822mある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/320秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
23.桧原湖島めぐり -2
磐梯山が見えてきた。残念ながら雲がかかり、すっきりとした姿は見られない。ボートの上で釣りをしている人たちがいる。何を釣っているのかモーターボートを操縦をしてくれているお兄さんに尋ねたところ、ブラックバスだそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
24.磐梯ゴールドライン
モーターボートで遊覧を楽しんだ後、磐梯山の西側を走る磐梯山ゴールドラインに入った。途中に磐梯山のビューポイントがあったが、そこから眺める磐梯山は荒々しい姿を見せていた。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f8 1/250秒 38mm ISO200) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
25.磐梯山の爆裂噴口
明治21年の大噴火の時の爆裂噴口だ。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f8 1/800秒 130mm ISO200) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
26.猪苗代湖
磐梯山を回り込むように走ると猪苗代湖が見えてきた。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f7.1 1/800秒 105mm ISO200) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
27.西側から見る磐梯山
磐梯ゴールドラインは、磐梯山を横から眺めるところを走る。ここは滑滝展望台。滑滝という滝はどこにあるのかわからなかった。ここからの磐梯山は穏やかな山にしか見えない。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f7.1 1/250秒 31mm ISO200) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
28.山湖台
眼下に広がる猪苗代湖の姿が一望できる絶好のポイントになっている。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f10 1/400秒 48mm ISO200) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
29.榮川(えいせん)酒造の蔵
磐梯ゴールドラインを降りたあたりに大きな榮川酒造という蔵元があった。明治2年創業だそうだ。平成元年に良水を求め、醸造部門をここ磐梯山の麓に移転した。この地から生まれる水は「磐梯西山麓湧水群の伏流水」で日本名水百選に指定されているという。榮川の酒はすべてこの名水を使って仕込まれている。今年、株式会社ヨシムラ・フード・ホールディングスの子会社となっている。今期の酒造りは始まっていないらしい。銘柄は「榮四郎」「榮泉」などがある。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f9 1/320秒 46mm ISO200) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
30.新宮熊野神社 -1
昼食は会津若松の「萬花楼」というところを予約している。その前に少し喜多方の方へ走って、新宮熊野神社を参拝する。立派な大鳥居が迎えてくれた。「新宮」と称しているが、本宮・新宮・那智の熊野三山を祀っている。創建は天喜3年(1055年)と伝えられ、その寄棟造、茅葺、正面9間、側面4間の長床は国の重要文化財に指定されている。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f5.6 1/250秒 24mm ISO200) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
31.新宮熊野神社 -2
案内板の前には、「注意 ポケモンGOで入社の方はお断りいたします」という札が立っていた。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f5 1/250秒 18mm ISO200) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
32.新宮熊野神社 -3 「長床」
大鳥居を抜けて参道を進むと、左に大イチョウがあり、正面に「長床」がある。「長床」は拝殿として建てられたそうだ。国の重要文化財に指定されている「長床」は長大な規模と木太い柱の配列が特徴である。直径1尺5寸(45.4cm)の円柱44本が10尺(303cm)の等間隔に5列に並んでいる。平安期の荘厳な趣を今に伝えてくれている。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f3.5 1/250秒 18mm ISO1400) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
33.新宮熊野神社 -4 熊野三社
拝殿である「長床」の奥には階段があり、熊野三社の三つのお社が祀られていた。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f3.5 1/250秒 18mm ISO560) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
34.新宮熊野神社 -5 熊野三社
石段を上がると三つのお社が並んでいた。質素だ。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f3.5 1/250秒 18mm ISO500) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
35.新宮熊野神社 -6 「長床」
熊野三社から降りてきて再び「長床」を見る。間口:27.273m、奥行:12.1m、柱間:3.03m、柱数:44本、軒高:4.3m、棟高:11.25m の板の間だ。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f3.5 1/250秒 18mm ISO280) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
36.新宮熊野神社 -7 大イチョウ
長床前にある大イチョウは高さ30m・根本周り8.1mで樹齢は600年といわれ、喜多方市天然記念物に指定されているとのこと。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f3.5 1/250秒 18mm ISO250) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
37.新宮熊野神社 -8 宝物殿 木造文殊菩薩騎獅像
「長床」から参道を大鳥居の方へ戻ると左手に宝物殿がった。中に入る。これは木造文殊菩薩騎獅像。インドから砂漠を渡り文殊菩薩の住所と考えられている中国の五台山に行く姿を表しているという。県重要文化財。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f4 1/60秒 28mm ISO3200) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
38.新宮熊野神社 -9 宝物殿 薬師如来坐像と木造十二神将像
薬師如来坐像の手前に見える木造十二神将像は、薬師如来の従者で薬師如来像と同時期に作られたものだそうだ。江戸時代に修復され彩色や両手などはすべて修復時のものに変わっている。頭から体を通して一材で彫りだされており、ふくよかな造形がうかがわれる。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f3.8 1/50秒 26mm ISO3200) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
39.新宮熊野神社 -10 宝物殿 木造相撲力士像
向かって左側の体を朱彩としたのを赤力士、肌色とするのを白力士というが、彩色は江戸時代のものだそうだ。腰布を付けて身構えた体には力がこもり、体の肉付きはふくよかで、十二神将像に通じると説明されていた。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f3.8 1/250秒 24mm ISO2800) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
40.新宮熊野神社 -11 大鳥居のしめ縄
改めて大鳥居の立派なしめ縄を眺める。社務所のかたに伺ったら、今年のお正月のため、みんなで力を合わせて作ったそうだ。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f6​.3​​​ 1/250秒 1​8​​​mm ISO​200​) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
41.キアゲハ -1
さて、会津若松に向け出発する。新宮熊野神社から少し走ったところで、キバナコスモスに来ていたキアゲハを発見、車を止めた。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f6.3 1/250秒 300mm ISO200) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
42.キアゲハ -2
全く傷のない美しい個体だった。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f6.3 1/250秒 300mm ISO220) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。


 なお、このドライブの行程については、「裏磐梯・会津若松ドライブ」地図として掲載している。この地図は、右メニューのボタンからリンクできます。

2015年10月 8日

夕闇迫る三峯神社 9月21日

「巾着田曼珠沙華とコスモスの競演 関東最大級のパワースポット三​峯​神社・秩父三社めぐり」のバスは2時30分に秩父駅を出発した。朝からの渋滞ですでに三社めぐりの一つ、長瀞にある宝登山神社参拝はキャンセルされた。何とか明るいうちにと三峯神社へと向かっている。県道70号線から国道140号線に入る。三峰神社へは秩父湖の二瀬ダムの手前で140号線を左折し、大洞川に沿って山道を登る。ダムの上の道を渡るとしばらくして渋滞になった。三峯神社の駐車場まで3kmというところで5時近くになってしまった。

その道は三峯神社で行き止まりである。駐車場から帰路に着こうと出てくる車の分しか前に進めない。4時半ごろから始まった渋滞は、5時を過ぎると観光バスの客だろうか車を降りて歩き出すほどになった。あと、1km,500mとそれでも少しづつ駐車場に近づき、5時20分ごろやっと三峯神社の駐車場に入った。外は薄暗くなってきている。普通なら1時間で行くところだそうだが、なんと3時間近くかかったことになる。 三つ柱鳥居、随身門を通って高いところにある三峯神社の拝殿、本殿に上がっていった。拝殿に着いたのは5時40分だった。

参拝を終え、駐車場へ戻ってきたのが6時10分、まだ駐車場のゲートを入ってくる観光バスがいる。どうやらこのバスは我々のお連れの6号車のようだった。 帰路も渋滞は覚悟。6時30分に三峯神社駐車場を出発。国道140号線を秩父へ戻り299号線を行き、狭山・日高ICから圏央道に乗った。帰りはそのまま海老名へ出て東名の横浜、町田ンターで降り、16号線にでた。横浜西口到着は夜10時半だった。秩父は思った以上に遠かった。とても欲張った行程の日帰りバスツアーであり、しかも連休の最中、はじめから無理なスケジュールだったのだと思う。

25.三峯神社の駐車場へ
夕方4時50分、三峯神社の駐車場に向けて車がつながっている。少しづつ動く

​Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/125秒 48mm ISO640 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
26.我慢できずに歩き出す観光客
5時10分、駐車場まであと500mあたりのところだろうか、後の観光バスの乗客が我慢しきれず下車して歩き始めた。歩く人たちが我々の乗るバスを追い越していく。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/125秒 39mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
27.三つ柱鳥居
三峯神社の鳥居は1つの鳥居の両脇に、小規模な2つの鳥居を組み合わせたものである。神社の案内図には三つ柱鳥居と書かれているが、柱の数は4本だ。三つ鳥居が正しい言い方かもしれない。この鳥居は昭和42年に献納されている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/60秒 9mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
28.狛犬ならぬ狛狼
ツアーのガイドさんが三峯神社の狛犬は犬ではなく狼だと説明していた。三峯神社は山犬信仰で有名だそうだ。したがって狛犬ではなく狛狼なのだ。また、三峯神社のホームページには「お使い(神様の霊力を受け、神様と同じ働きをするとして仰がれる動物)はオオカミです。日本武尊の道案内をされ、その勇猛、忠実さから、当社の使い神に定められたと伝えます。またオオカミとは、三峯山の不思議な霊気を言うと古書にも見え、大口真神(親しみを込めてお犬様、ご神犬、御眷属様とも呼ばれる)は、あらゆるものを祓い清め、さまざまな災いを除くと言われます。古くからこの御眷属様を御神札として一年間拝借し、地域の、或いは一家のご守護を祈る事が行われています。これを御眷属拝借と呼び、火盗除、病気除、諸難除の霊験あらたかです。御眷属を拝借されて一家の無事息災をお祈りください。」と説明されている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 8mm ISO1400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
29.交番
参道の途中にこんな建物があった。いつ頃建てられたものなのだろうか。昔は本当に警察官がいたそうだ。今では物置になって、融雪剤や除雪スコップが置かれている。ISO1600でシャッタースピードが1/4秒になってしまった。暗い。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/4秒 6mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
30.随身門
薄暗くなった参道を登っていくと、やがて随身門が左手に見えた。随身門は元禄4年(1691年)建立。昔の仁王門にあたり、明治初年仁王像は鴻巣の勝願寺へ移されたという。現在の随身門は寛政4年(1792年)再建されたものを、昭和40年(1965年)春に改修。扁額は増山雪齋の筆跡になる。当初は青銅鳥居(拝殿正面)付近に建立されていたという記録が伝えられているそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/6秒 14mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
31.随身門の狛狼 -1
随身門の手前右手の狛狼。「阿」。スピードライト使用

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/30秒 8mm ISO450 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
32.随身門の狛狼 -2
左側の狛狼で阿吽の「吽」。口を結んでいる。スピードライト使用

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/30秒 8mm ISO560 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
33.夕ぐれ時の参拝
何とか薄明かりがあるうちに拝殿でお参りすることができた。三峯神社のホームページによれば拝殿は寛政12年(1800年)建立され、昭和37年(1962年)改修。 正面に掲げた大額は有栖川宮一品親王殿下の御染筆になる。 内部の格天井には奥秩父の花木百数十種が画かれ、左右脇障子に竹林七賢人の透彫があり重厚な雰囲気を感じさせる。拝殿の奥にある本殿は寛文元年(1661)11月、中興第六代龍誉法印が、願主となって造営した一間社春日造りの建物だそうだ。石積みの基壇上に立ち、正面と両側に縁を回し、公欄を付け、屋根は銅板葺きで、総体的に木割が太く堂々とした風格を備えている。また全体に漆が塗られ、斗組・虹梁・柱頭などには極彩色が施された美麗な本殿である。スピードライト使用

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/60秒 14mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
34.龍
平成24年、拝殿脇の石畳にその年の干支である「龍(辰)」が現れたそうだ。瑞祥としてご紹介しますという社務所の説明が出ていた。この写真は横から撮ったので、赤い目の龍の顔は上を向いているように見える。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/125秒 15mm ISO1100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
35.神木
拝殿への石段の両脇にはしめ縄が施された樹齢800年と推定される大きな杉の木がある。鎌倉時代の武将畠山重忠が奉献したと伝えられている神木だ。神木より発せられる「気」は活力そのものという説明板が立てられていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/5秒 12mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
36.神木に何を願う
若い女性二人が神木に振れて長い間なにか願い事をしていた。パワースポットと言われる。スピードライト使用

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/30秒 7mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
37.夕暮れの随身門
薄暗くなった道を歩いて駐車場へと下っていく。再び随身門を通った。ライトが付いていた。スローシャッターなので歩く人がぶれる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 0.77秒 9mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
38.広大な駐車場
参道を降りる途中で見る三峯神社の駐車場は広い。第一駐車場、第二駐車場合わせてバスが約20台、乗用車が300台弱駐車できる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/6秒 9mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
39.まだ駐車場に入ってくる観光バス
時刻は6時10分、すっかり暗くなってきている。これから参道を上がってお参りするのだろうか。どうやらこのバスは横浜から出発した同じツアーの9台のうち6号車のようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/6秒 21mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
151008_039.jpg


2015年1月 5日

氏神さま初詣 2015年元旦


 元旦の朝、TVでは各地の初日の出をライブで放映していたが、今年はあいにく、どこも雲が多く、きれいな初日の出は見られなかった。ここ横浜も、早い時間は青空ものぞいていたが、段々と雲が厚くなってきた。


  例年のごとく、お屠蘇ならぬ冷酒で新年を祝ったあと、氏神さまの初詣に出かけた。
  本来、氏神というのは、その一族の神のことである。一族は代々同じ場所に住んで、そこで生まれて、育って、死んでいゆくというのが当然のことであった古い時代に、同じ地域(集落)に住む人々が共同で祀る神道の神が氏神であった。したがって、その一族を守る神と、その土地を守る神(鎮守神)、そこで生まれた子供を守る神(産土神=うぶすなのかみ)は同じだった。しかし、現在ではそうと限らず、むしろそうでないということが多い。だから、現在住んでいる土地の神様が鎮守神であり、その鎮守神を氏神として祀るということになる。ということで、この土地に来て、まだ10年そこそこの私であるが、勝手に氏神さまと呼ばせていただいている。

  先に、橘樹神社にお参りした。曇っていて、気温も低いためか、参拝者は例年よりも少ない。神社の前に出ていた焼きそば屋さんも今年は見られなかった。橘樹神社のあるところは、旧地名は神奈川県橘樹郡帷子町字川岸という。祇園社、牛頭天王社、天王宮、橘樹社など、その神社の名が変わり、大正10年、地名を採って正式に現在の社名である橘樹神社になったという。

  次に神明社を詣でた。神明社は各地にあるが、ここは神奈川県神社庁の献幣使参向神社(神社本庁からのお供え物「本庁幣」を持った献幣使が参向する神社)となっており、横浜市内では最も由緒の古い神社の一つとされる。ここも昨年は鳥居から天照大神宮(本宮)への参道には、2~3軒の屋台が出ていたが、今年はない。天照大神宮にお参りし、11ある末社のお参りを終えるころには、霰(あられ)が降ってきて驚かされた。

1.橘樹神社鳥居
10時半、青空がのぞいているが、気温は低く、肌寒い初詣になった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/850秒 6mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
2.絵馬を買う
橘樹神社では毎年絵馬を買い求めている。しかし、絵馬に願い事を書いて奉納しているわけではない。自宅へ持ち帰って一年間飾ってある。年どしで絵が異なり、楽しめる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/200秒 8mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
3.橘樹神社参拝
昨年よりは少ないかなと思うが、今年も初詣の参拝者が列を作り、神殿前でお賽銭を入れ、「鰐口」を鳴らし、2礼・2拍手・1礼をしていく。神殿の中には氏子さんたちが座り、神主さんからお祓いを受けていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/160秒 4.4mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
4.庚申塚
天王町の駅から歩いて、神明社の鳥居の手前に小さな庚申塚があった。その右側の小さな十字路に、左・相州道、右・古東海道という石柱があった。相州道とは何だろうとネットで調べてみたが、Wikipediaの程ヶ谷宿および大山道の記述に、相州道は大山道とも言い、大山道(おおやまみち・おおやまどう)とは、主に江戸時代の関東各地から、相模国大山にある大山阿夫利神社への参詣者が通った古道の総称であるとされていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/220秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
5.神明社の鳥居
昨年は天照大神宮(本殿)への参拝者の列が、この鳥井の外まで続いていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/640秒 8mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
6.茅の輪
列に並んで参道を進み注連柱(しめ縄)をくぐると、茅の輪があった。茅の輪はお清めの輪であり、これをくぐって罪やけがれを取り除く。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/160秒 29mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
7.たき火
寒い元旦だった。参拝の人びとはしぜんと火の回りに立つ。直会所(なおらいどころ)と書かれたテントで、巫女さんたちが神酒と甘酒をサービスしていた。直会とは神事の最後に神饌や神酒を参加者一同で分かち、飲食する行事のことをいう。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/160秒 10mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
8.清流・人形流し
人形は「ひとがた」と読み、人形流しは知らず知らずのうちに犯した罪や、積もり積もった心身のけがれを取り除くための儀式とのこと。人形の形をした紙で身体の悪いところを撫で、息を吹きかけ、人の罪汚れが付着させた人形を清流に流す。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/120秒 9mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
9.天照大神殿の屋根
末社へお参りするため、本殿の裏側に回ると、日本の神社建築様式の一つである神明造の屋根が輝いていた。神明造は伊勢神宮に代表されるが、ここ保土ヶ谷神明社は「伊勢神宮領榛谷御厨総鎮守」である。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/160秒 8mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
10.末社
保土ヶ谷神明社には11の末社がある。ここに見えているのは雷神社、山神社・山王社だが、このほかに、月読社、風宮、切部之王子社・日之王子社、鹿島社、白鳥社・火産社、厳島社・見目社、天満宮、稲荷社、水神社がある。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/42秒 7mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
11.境内の様子
11時半、少し参拝者が多くなってきたようだ。でも何か寒々しい。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/640秒 4.4mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
12.霰(あられ)
とうとう白いものが降ってきた。雪かと思ったが、地面に落ちたところを見ると霰のようだ。こうして今年も氏神さま初詣を終えた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/90秒 26mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。


2011年3月 6日

豊川稲荷と伊勢神宮 2月13日~14日 2/3 伊勢神宮 外宮・内宮 石神様


 2月13日、4時半少し前にフェリーは鳥羽港に到着した。そこから伊勢神宮の外宮まで約30分、外宮表参道火除橋を渡り始めたのは4時半を回っていた。だんだん暗くなってきている。参拝を終え、再び鳥羽方面へ戻り、今宵の宿である伊勢志摩ロイヤルホテルに着いたのは、6時になっていた。翌日は朝7時45分出発予定であったが、集合時間に遅れたご夫婦がいて8時の出発となった。まずは石神様と言われる相差町の神明神社へ向かった。

12.伊勢神宮外宮 二の鳥居
表参道の火除橋から本宮に向かい歩き始める。これは二の鳥居で一の鳥居は少し手前にあった。伊勢神宮はまず、外宮にお参りし、それから内宮をお参りする。内宮は皇大神宮といい、宇治の五十鈴川の川上にあり、豊受大神宮という外宮は天照大神の食事を司る神である豊受大神を祀り、山田原にある。外宮は衣食住をはじめあらゆる産業の守り神であるといい、内宮創建から500年後に山田原に迎えられた。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4.8 1/125秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
伊勢神宮外宮 二の鳥居;クリックすると大きな写真になります
13.伊勢神宮外宮 御正殿
内宮と同じ唯一神明造りという様式の御正殿がこの鳥居の向こうにあり、姿は見えない。残念ながらここから先は撮影禁止。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4 1/125秒 27mm ISO1400 ) 露出補正 なし
伊勢神宮外宮 御正殿;クリックすると大きな写真になります
14.伊勢神宮外宮 三ツ石
外宮正殿の参拝を終え、豊受大神の荒御魂を祀る別宮である多賀宮に向う。道の脇に、小さくしめ縄に囲まれた「川原大祓」があった。ここは、式年遷宮の時、お祓いをする場所で、この石の上に手をかざすと温もりを感じるパワースポットとしても有名である。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4.2 1/125秒 38mm ISO1800 ) 露出補正 なし
伊勢神宮外宮 三ツ石;クリックすると大きな写真になります
15.的矢湾大橋
伊勢神宮外宮の参拝を終え、再び鳥羽の方へ戻り、伊勢志摩ロイヤルホテルに着いたのは6時ごろだった。8階の部屋に入り、窓の外を眺めると、的矢湾の狭くなったところにかかる的矢大橋が見えた、もう少し早く着いていれば夕景がきれいだったであろう。左手の方にスペイン村がある。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5 1/2秒 38mm ISO3200 ) 露出補正 なし
的矢湾大橋;クリックすると大きな写真になります
16.相差町
翌14日は朝8時にバスでホテルを出発した。今日は伊勢神宮内宮のお参りだが、その前にまず、パールロードの途中、太平洋側に位置する海女で有名な相差町にある神明神社へ寄った。神社へ歩いて行く途中で、サザエやカキをうるおばさんがいた。大小8個ほど入ったサザエが1000円と言うので買いたかったが、荷物になるし保冷剤もないのであきらめた。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F13 1/640秒 48mm ISO400 ) 露出補正 なし
相差町;クリックすると大きな写真になります
17.相差町 神明神社
創立年代は不詳という。神明八幡宮として造営され、明治41年に境内諸社および千賀神社、堅子神社を合祀し、同42年には畔蛸神社も合祀し神明神社となったという。参道の一番奥が神明神社の本殿であった。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
相差町 神明神社;クリックすると大きな写真になります
18.神明神社 三吉稲荷大明神
鳥居をくぐって右側には三吉稲荷大明神があった。豊川稲荷はお寺に稲荷だったが、ここは神社に稲荷だ。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/125秒 18mm ISO720 ) 露出補正 なし
神明神社 三吉稲荷大明神;クリックすると大きな写真になります
19.神明神社 石神さん
ここ神明神社は、石神さんで有名である。この祭神は神武天皇の母であり綿津見神の娘である玉依姫命であり、相差の海女が古くから信仰し、海に潜る際の安全大漁を祈願してきたという。そのことから、女性の願いなら、ひとつだけ必ずかなえてくれると言われるようになったとのこと。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
上:プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/125秒 35mm ISO400 ) 露出補正 なし
下:プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/125秒 18mm ISO2200 ) 露出補正 なし
神明神社 石神さん;クリックすると大きな写真になります
20.伊勢神宮内宮 宇治橋
11時半ごろ伊勢神宮内宮のバス駐車場に着いた。いつもは満杯で停められないこともあるそうだが、この日は比較的すいていたようだ。内宮の御祭神は天照大神である。内宮は皇大神宮と呼ばれる。天照大神は皇室の御祖神であり、歴代天皇が厚く崇敬されている。そして日本人にとって総氏神である。天照大神は約2000年前に皇居をお出になり、この五十鈴川ほとりにお鎮まりになったとされている。20年ごとに神殿を建て替える式年遷宮は1300年続けられていて、第62回の式年遷宮は平成25年に行われる。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/320秒 27mm ISO400 ) 露出補正 なし
伊勢神宮内宮 宇治橋;クリックすると大きな写真になります
21.宇治橋の架け替え
宇治橋は俗界と聖界との掛け橋といわれ、この橋を渡るとそこはまさに神域であり、身も心も引き締まるところ。当初は宇治橋も式年遷宮の年に架け替えられていた。しかし、昭和24年の第59回式年遷宮が戦争の為遅れた際、「せめて宇治橋だけでも」と架け替えられ、それ以後は式年遷宮の4年前に掛け替えられているとのこと。現在の宇治橋は平成21年11月に架け替えられ、新しくなっている。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 28mm ISO400 ) 露出補正 なし
宇治橋の架け替え;クリックすると大きな写真になります
22.五十鈴川
宇治橋の下を流れているのは五十鈴川。この川は伊勢市南部に源を発し北流し、伊勢市街を流れ、伊勢湾に注ぐ一級河川である。伊勢神宮内宮の西端を流れており、参道を進んで第一鳥居のさき、右側に御手洗場(みたらしば)が作られている。我々も手を洗ったが、水は透きとおていた。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F8 1/200秒 31mm ISO400 ) 露出補正 なし
五十鈴川;クリックすると大きな写真になります
23.伊勢神宮内宮 火除橋と第一鳥居
参道は右側通行になっている。気持ちが落ち着く。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 55mm ISO400 ) 露出補正 なし
伊勢神宮内宮 火除橋と第一鳥居;クリックすると大きな写真になります
24.伊勢神宮内宮 御正宮の屋根
参道の一番奥、左側に御正宮がある。四重の垣根に囲まれた御正宮は見ることが出来ない。御正宮の少し手前の木立の隙間、唯一、この場所から屋根が見えるとガイドさんが教えてくれた。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/125秒 200mm ISO450 ) 露出補正 なし
伊勢神宮内宮 御正宮の屋根;クリックすると大きな写真になります
25.伊勢神宮内宮 御正宮参拝
写真撮影が許されるのはこの階段の下まで。階段を上がって鳥居の先で参拝する。御正宮は見ることができない。この左側に平成25年に予定されている式年遷宮で新しい社殿が建てられる。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4.8 1/125秒 62mm ISO640 ) 露出補正 なし
伊勢神宮内宮 御正宮参拝;クリックすると大きな写真になります