梅咲き始めた保土ヶ谷公園 ② 2023年2月9日 横浜市保土ヶ谷区
人が多くなってきたが保土ヶ谷公園の梅園で、梅の花とメジロを撮り続ける。
気が付くと、ツグミが人が多いところから少し離れたところの地面に下りてきていた。虫でも探しているのだろう。前にも同じころにこの場所でツグミを撮った。逃げないで3mくらいまで近寄らせてくれたが、さすがにそれ以上近づこうとすると、速足で離れていった。
地面に下りて来たツグミ 2024年2月9日 県立保土ヶ谷公園 梅園
YAMAKOの写真集です。蝶の写真を中心に、旅行したときに撮って気に入った写真を簡単なメッセージとともに掲載しています。
2024年3月15日
人が多くなってきたが保土ヶ谷公園の梅園で、梅の花とメジロを撮り続ける。
気が付くと、ツグミが人が多いところから少し離れたところの地面に下りてきていた。虫でも探しているのだろう。前にも同じころにこの場所でツグミを撮った。逃げないで3mくらいまで近寄らせてくれたが、さすがにそれ以上近づこうとすると、速足で離れていった。
地面に下りて来たツグミ 2024年2月9日 県立保土ヶ谷公園 梅園
2023年6月 7日
先週は、まだ平地産ゼフィルスの姿は見られなかった。そのあと、また雨の日が多くなり、気温も上がらない日が多くなったが、5月17日は快晴で、気温も上がるという予報だった。
その5月17日、9時半ごろ現地に着いたが、モンキアゲハの翔ぶ姿も見られ、今日は行けそうだと感じた。ウラゴマダラシジミは発生しているらしいが、イボタノキの花に来ている姿はなかった。
10時過ぎにクリの花が咲くポイントへ行ってみた。クリの花は咲いていたが、アカシジミの姿はない。あきらめてその場を去ろうとして、歩き始めたとき、下草にオレンジ色を見つけた。羽化したばかりの個体のようだった。今日はイボタノキの花にアオスジアゲハやツマグロヒョウモンが元気な姿を見せていた。
ここ舞岡公園では、しばらく見なかったコムラサキが宮田池のヤナギの木の周りを翔び回っていた。しかし、なかなか止まらない。空中戦を挑んだが、撮影は難しかった。
5月26日も収穫はなかった。クリの花で見つけたアカシジミは、後翅に鳥に啄まれた傷がある個体だった。ウラナミアカシジミにも、ウラゴマダラシジミにも会えなかった。次回、舞岡公園へ来られるのは6月に入ってからである。
イボタノキの花に絡むアオスジアゲハ 2023年5月17日 横浜市保土ヶ谷区 舞岡公園
2022年2月25日
先日、2月3日に保土ヶ谷公園の梅園を観に行ったが、八重寒梅、八重野梅が5分咲き程度だった以外、まだほとんど咲いていなかった。
10日ほど過ぎた2月15日、少し気温が低かったが、再び保土ヶ谷公園梅園へ行って見た。3日に行ったときには咲いていなかった品種が、いくつか花を咲かせていて、今年も特に、鹿児島紅の濃い紅色があざやかだった。
白い花を咲かせて、ほぼ満開になっていた八重野梅には。メジロが2頭きた。
一方、そろそろ開いても良いと思っていた河津桜は、まだ、一輪も咲いていなかった。今年は例年より開花が遅いようだ。やはり寒いのだろうか。
保土ヶ谷公園にはたった1本しかない、私の好きなロウバイの花が、ここでは見ごろだった。また、帰り路に寄った法性寺の境内でも咲いていた。
八重野梅の花に来たメジロ 2022年2月15日 横浜市 保土ヶ谷公園梅園
追伸 2月24にも保土ヶ谷公園の梅園へ行ってきた。遅咲きの梅が花を開き始めてはいたが、まだまだこれからというところだった。河津桜もやっと1本の木に2~3輪開花したと云ところだった。
2021年5月15日
4月29日は昭和の日、そして明日5月1日からは、大型連休が始まるが、緊急事態宣言の最中でもある。そんな日に舞岡公園へ出かけた。
今年の春は花は早く咲き始めたようだが、チョウの発生が例年と比べて早いのか遅いのか今一つわからない。3日前にも舞岡公園へ出かけているが、もう一度確認したかったので行って見ることにした。モンキアゲハなどの黒いアゲハたちの今年第一化の発生は、これから最盛期を迎えるようだ。一昨日には1回もその姿を見なかったモンキアゲハを、この日は、撮影は出来なかったが3回見ることが出来た。
しかし、何故か舞岡公園で見るチョウの数が少ない。あと3~4週もすれば、出て来るであろう平地産ゼフィルスが心配である。
この日の収穫は、クロコノマチョウを撮影できたことと、ウグイスを撮影することが出来たことだ。今年もウグイスの声をよく聞くが、いままで、その姿を見たことがなかった。南門を出る手前の散策路を歩いていると、ごく近くでウグイスが鳴いた。その方向を見ると葉の落ちた枝に野鳥がいた。逆光でウグイスとはっきりわからないまま撮影した。被写体の背景は曇り空で、ウグイスの露出はアンダーになってしまった。はっと思って+1段補正したが、その程度では足りなかったようだ。
2021年3月 4日
ひと月ほど前のことになる。
朝から晴れて裾まで雪に覆われた富士山がくっきりと姿を見せていたこの日は北風が吹き、この冬のピークの寒さだった。
しかし、10時を過ぎるころ、風もおさまり、暖かくなってきた。保土ヶ谷公園のウメの様子をネットで調べてみると、早咲きのウメが見ごろという。それではと、バスに乗って保土ヶ谷公園へ出かけた。バスを降りたところのウメの木も白い花をいっぱい付けていた。下池、上池の方へ下りていくと、カワズザクラが咲き始め、ロウバイも咲いている。
ボールを打つ音と、賑やかな声が交差するテニスコート脇を通って、梅園へ行くと、確かに早咲きのウメが見ごろになっていた。白梅も紅梅もある。メジロが来ないかと、うろうろしていると、段々と人の数が増えてきた。毎年、2月の第3週の土曜日に梅まつりが行われるが、今年はコロナのため中止だそうだ。止むをえまい。その梅まつりの頃には早咲きと遅咲きが入れ替わりの時季となり見ごろを迎えという。
小一時間もその場にいなかったが、帰りは何時もの通り徒歩で下る。バス停の前の白いウメが咲いていたところに、メジロが2~3羽来ていて、しばらく楽しませてくれた。
2020年4月18日
葉山にゴルフに行くときに良く利用する横浜横須賀道路の港南台インターを過ぎ、円海山トンネルを抜けると円海山の森が広がる。円海山は、横浜市磯子区に位置する三浦丘陵の北端部で標高153.3mである。長らく横浜市の最高地点とされてきたが、測量が進んだ結果、最高峰は南側の横浜自然観察の森に近い大丸山(156.8m)で、最高地点は鎌倉市の大平山(159.4mへの尾根とされたそうだ。横浜の方から横横道路の円海山トンネルを抜けて次のインターが朝比奈インターである。
この円海山周辺の森は多摩から三浦半島に続く「多摩・三浦丘陵群」の一部であり、横浜市最大の緑地である。この一帯には、最南端に位置する横浜自然観察の森をはじめとして、隣接して、金沢市民の森、氷取沢市民の森、瀬上市民の森、そして横横道路を挟んで金沢自然公園、釜利谷市民の森がある。
朝比奈インターで下りて10分ほどで園内の上郷・森の家の駐車場に到着した。上郷・森の家は本館、別館とも COVID19 のため休館になっていたが、園内は自由に散策できた。
横浜市環境創造局ガイドマップ より
1.上郷・森の家 環状4号線の森の家前バス停を右に入って、上郷・森の家本館の先の駐車場に車を停める。来園者は少ない。この上郷・森の家は休館になっていた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels<>br>
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
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2.円海山の森 10時半、車を停めて、上郷・森の家本館から「タンポポの道」と称された散策路を「自然観察センター」の方へ歩き始めた。左側(東側)に大丸山の尾根の森が眺められる。サクラの花やミズキの花が咲いてるのが見える。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 14mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
3.分岐路の標識 しばらく行くと、「観察小屋」への道との分岐路に来た。「観察小屋」へは後で廻るとして、まっすぐ「自然観察センター」への道を行く。分岐路には必ず標識があって行きたいところが分っていれば、迷うことはない。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
4.ヒラドツツジ 道端に鮮やかな色をしたツツジの花が咲いていた。帰宅してネットで調べてみたところ、どうやらヒラドツツジのようだ。ヒラドツツジは古くから長崎県平戸市で栽培されてきたことが名前の由来とされ、1712年に出た「和漢三才図会」 にはすでにヒラドツツジの名で紹介されていたという。平戸市の花に定められ、市内の崎方公園には300種からなる原木園があるそうだ。ヒラドツツジは江戸時代に平戸藩でケラマツツジ、タイワンヤマツツジ、モチツツジ、キシツツジ、などを交配して生まれたもので、350種類以上あり、オオムラサキもそのひとつであるが、オオムラサキより花は小ぶりで、色鮮やかだった。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 24mm ISO320 ) 露出補正 なし | |
5.休館中の「自然観察センター」 明るく陽が注ぐ「タンポポの道」を、右側に炭焼き窯を見ながら、のんびり歩いて「自然観察センター」に着いたが、COVID 19 感染拡大防止のため休館になっていた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixelsプログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 18mm ISO160 ) 露出補正 なし
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6.アオキの花 道端に小さな渋い濃い紫色をした花咲いていた。帰宅して調べてみたらアオキの花だった。アオキという木は日本特産種で北海道から沖縄まで生えている普通の常緑低木だそうだ。これは雄花のようで、雌株の方が花序は小さく、花が少ない。花弁は4枚で紫褐色。雌花は雄花では白く見える4本の雄しべが退化して無い。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
7.「モンキチョウの広場」 横浜霊園の方へ下りる階段を過ぎると、「モンキチョウの広場」というところがあった。モンキチョウなど全く飛んでいない。後で観察員の女性と出会ったので、チョウの話をしてみた。「モンキチョウの広場」は名ばかりですと言っていた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
8.モンシロチョウ
ここまででチョウを見たのは、ベニシジミとルリシジミくらいである。チョウの姿はほとんど見ない。やっと白い小さなチョウが飛来したので、ツマキチョウかと思い、追って止まったところを撮ったが、モンシロチョウだった。この日撮ったチョウの写真はこの1枚のみだった。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
9.ヤエザクラ 大きな八重の花を咲かせていた。ヤエザクラはソメイヨシノが咲き終わった後、薄紅紫色〜薄紅色の花を咲かせる。ヤエザクラにもいろいろな品種があるようだが、この花の品種は判らない。カンザンという品種に最も近いように思う。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 30mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
10.「ヘイケボタルの湿地」 ミズキの道と名付けられた散策路を北へ歩くと「ヘイケボタルの湿地」があった。窪地に斜面から浸み出した水や雨水がたまってできている。水辺の柔らかい土はヘイケボタルにとっては大切であり、人によって踏み固めらえないように木道が設けられている。ヘイケボタルの幼虫はサカマキガイなどの巻貝を食べて育つ。羽化は7月~8月で、交尾、産卵し、卵は8月~9月に孵化して幼虫になり、水の中で巻貝を食べて育っていく。幼虫で越冬し翌年の6月~7月に水から出て土の中で前蛹から蛹となる。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
11.「ミズキの道」 さらに進むと、左へ「ミズキの道」と、右へ「コナラの道」との分岐点来た。「コナラの道」は大丸山方面への尾根道であり、瀬上市民の森へ至る。瀬上市民の森までは1時間ほどかかるようなので、ここは左へ「ミズキの道」へと入る。木漏れ日が当たる気持ちの良い路だった。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 18mm ISO250 ) 露出補正 なし | |
12.下ってきた階段 しばらく行くと、「ノギクの広場」という原っぱがあった。そこからは尾根を背に谷へ下る道となる。まだかまだかと思うほどの階段が続く。良く整備はされていて歩き易いのだが、後で、2~3日、久しぶりの筋肉痛が続いた。やっと下りきり、振り返ったのがこの写真である。逆に歩いていたら、大変だったと思う。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし | |
13.「ゲンジボタルの谷」 横浜自然観察の森の長倉口からの道に突き当たる。そこを左へ行ったところに「ゲンジボタルの谷」があった。ゲンジボタルはヘイケボタルと違って流れのあるきれいな水のあるところに生息する。ヘイケボタルよりひと月ほど早く羽化し、交尾して、水辺のコケに卵を産む。幼虫は川の中でカワニナ(巻貝)を食べて育ち、翌年の4月に雨の夜に自ら出て、前蛹、蛹となり、6月ごろ羽化する。ヘイケボタルはよどんだ水でも生活するが、ゲンジボタルは流れのあるきれいな水で成長する。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
14.ヤマモミジ カエデの新緑に陽の光が当たって輝いていた。葉が大きかったのでオオモミジかと思ったが、葉の切れ込み方が深いのを見るとヤマモミジのようだ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし | |
15.「ミズキの谷 観察小屋」 道は谷沿いに進み、ミズキの谷へ出た。ここはいたち川の源流だそうだ。ここから始まるいたち川は、瀬上沢や荒井沢などの支流の水を集めながら約8km先で柏尾川に合流する。柏尾川は戸塚区柏尾町から藤沢市川名で境川と合流するまでで、境川は藤沢市片瀬海岸で相模湾にそそぐ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO1250 ) 露出補正 なし | |
16.「観察小屋」から その覗き窓からしばらく眺めていたが、鳥の姿は確認できなかった。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
17.ヤエザクラ咲く道 野鳥の「観察小屋」からヤエザクラの咲く道を駐車場へ戻る。ウグイスの鳴き声がたくさん聞こえてくる。近くに居そうだが、姿を見ることはできなかった。タイワンリスも見かけた。日本の森では冬は木の実が少ないので、タイワンリスはその間、気の汁を舐めるために木の皮をかじる。木の幹にその横じま模様が見られる。12時半ごろ車に戻り、おにぎりとサンドイッチで昼食にした。2時間ほどの散歩だったがリフレッシュすることが出来た。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 25mm ISO100 ) 露出補正 なし |
2020年3月14日
新型コロナウィルスの流行で、自由に動き回ることもはばかられ、ここのところ、比較的近所の保土ヶ谷公園、舞岡公園しか行っていない。
前日は冷たい雨が降っていたが、一夜明けて良い天気になった。日一日と春らしくなっている。「舞岡公園の自然 2」という毎日更新されているブログをフォローしているが、3月1日にモンシロチョウが発生していた。この日は舞岡公園へ行ってモンシロチョウの写真を撮ろうと車で出かけた。
舞岡公園はすっかり春になってきている。もちろん、モンシロチョウに会えたし、越冬明けのムラサキシジミ、キタテハ、テングチョウ、キタキチョウ、ウラギンシジミも飛んでいた。また、撮影はできなかったが、早々のルリシジミもいた。
この日は水曜日だったが、新型コロナウィルスの流行で、学校が休みになっているためか、小学生や中学生も多い。また、お母さんたちは公園は安全な場所と思ってか小さなお子さんを連れてこられている。年配のご夫婦も話をしながら歩いておられる。私と一緒で他に行くところがないのかもしれない。水車小屋の近くはこの日も野鳥愛好家の三脚が立ち並んでいたが、今日は野鳥が少ないようだった。
約2時間、写真を撮りながら、舞岡公園の春を楽しんできた。
2020年2月22日
良い天気だった。この日は暖かくなるという。じっとしてはいられなくなり、再び近くの保土ヶ谷公園に出かけた。2月1日に行ったときに1輪咲いていたカワヅザクラはどうなったか、まだ開花していなかった梅の品種は花を咲かせているだろうか、暖かいからチョウや鳥は出てくるだろうか、などと思いながら、まず、上池の近くに咲くカワヅザクラを見に行く。
カワヅザクラはまだ一分咲きというところだった。暖冬で開花は早いかと思ったが、それほどでもなさそうだ。そこから、上池の奥にある花見台へ行ってみた。バス通りで停留所がある。梅が何本か咲いていたが、他に見るものはない。梅園へ下りていく。
梅園は大分色濃く咲き揃ってきていた。2月1日には咲いていなかった「思いのまま」や「緑萼春日野」も咲き始めていた。
ほぼ満開になっている白梅にメジロが来ていた。「梅にウグイス」という言葉はよく聞くが、梅の花に来たウグイスは見たことがない。メジロは梅にも桜にもよく来るし、良く似合う。「梅にウグイス」というのは実は間違いであり、梅に来るのはメジロで、正しくは「梅にメジロ」なのだということを耳にしたことがある。「梅にウグイス」という言葉を検索してみると、その意味は "取り合わせのよい二つのもの、よく似合って調和する二つのもののたとえ。" また、"梅に鶯(うぐいす)"とは、日本の詩歌や絵画における伝統的な"絵になる良い取り合わせ"、または"仲のよい間柄"のたとえと解説されていた。「梅にウグイス」という言葉は万葉の時代にさかのぼり、正しいとか間違いであるとかいうことではないのだ。美しい声で早春を告げるウグイスと、美しい花で春の訪れを知らせる梅の取り合わせであり、日本人の早春のイメージであり、理想であり、文化なのだという。しかし、私はその鳴き声はしばしば聴くが、ウグイスの姿を見たことがない。
2019年7月 1日
増田を出たところのドライブインで昼食にした後、国道107号線を一路西へ向かった。107号線(本荘街道)の本荘を過ぎて、国道7号線(秋田街道)を日本海に沿って南へ下る。象潟町を過ぎて、遊佐町へ入るところで、秋田県から山形県に入る。右側は日本海、左側は鳥海山なのだが、あいにく雲が多く日本海も、鳥海山も見られなかった。
やがて、酒田の市街地に入る。午後3時になっていた。酒田では本間美術館と山居倉庫が目的である。
wikipediaによれば、本間美術館は、山形県庄内地方の大地主であった本間家が収集した品を保管、展示する山形県の登録博物館で、公益財団法人本間美術館が運営する。収集品を展示する美術館としてのみならず、京風の純和風建築「清遠閣」、庭園「鶴舞園」による庭園美術館としての性質も持つ。庭園の片隅にある窯では、民芸品である本間焼が造られている。 観覧券はひとり1,000円であったが、庭園と和風建築に堪能した。ゴルフでは、パーシモンといえば本間というほど、木製ウッド全盛の時代「ヒロホンマ」ブランドは高級ゴルフクラブとして人気があった「本間ゴルフ」の創業者兄弟は酒田本間氏庶流にあたる。現在は中国企業の傘下にあるが、大統領選勝利後当時のドナルド・トランプ次期大統領と非公式会談した安倍晋三首相からトランプ氏に本間ゴルフの特注品「BERES S-05」が贈られたそうだ。
1時間ほど、本間美術館とその庭園を見学した後、次に、山居倉庫へ行った。午後も遅かったので人も少なく、倉庫の裏側(西側)にあたる 「山居倉庫とケヤキ並木」の落ち着きのある眺めは、穏やかな気分にしてくれ、来てよかったと思った。wikipediaによれば、ここはNHK連続テレビ小説「おしん」の脚本を手掛けた橋田壽賀子さんが、貧しい農家に生まれた「おしん」が米一俵で、身売りされ、酒田に奉公に出され、その地で倉庫に続々と運び込まれる米俵を見て、驚きのあまり、言葉を失うという着想を得たところとされている。
あす、最後の日は羽黒山、五重塔、鶴岡、加茂水族館を巡ることを予定している。山居倉庫見学のあとは、もうひとっ走り、「休暇村庄内羽黒」へ。夕方5時過ぎの到着となった。
15.本間美術館入り口 1947年(昭和22年)に開館した本間美術館は、戦後の荒廃した人心を励まし芸術文化の向上に資することを目的として、本間家に伝わる庄内藩酒井家や米沢藩上杉家など東北諸藩からの拝領品を中心に展示活動を始めたそうだ。1968年(昭和43年)には新館が完成し、現在使用している「本間美術館」のロゴは新館完成を祝って画家の故中川一政氏から贈られたもの。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
16.本間美術館庭園 本間美術館の館内での写真撮影は禁止になっていた。展示品の中では円山応挙の「紙本淡彩鼬(いたち)図」や岸駒の「猛虎図」が目を引いた。館内を見終えて庭園「鶴舞園」を歩く。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 23mm ISO400 ) 露出補正 なし | |
17.茶室「六明廬」 庭園「鶴舞園」 の中に茶室「六明廬」があった。「六明廬」の名はにじり口や下地窓など6っの明り取りがあることから名づけられたそうだ。酒田の茶道は、文政2年(1819年)玉川遠州流四代大森宗震の指導に始まったが、本間家五代光暉、六代光美とも茶道をたしなみ、玉川遠州流は隆盛を極めたと説明されていた。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 24mm ISO1600 ) 露出補正 なし | |
18.京風の純和風建築「清遠閣」へ 16の写真で見ていただいた「清遠閣(せいえんかく)」の入り口へ回り込む。「清遠閣」は日本一の大地主として知られた酒田の本間家の「本間家旧本邸」だそうだ。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 14mm ISO320 ) 露出補正 なし | |
19.「清遠閣」1階広間 文化10年(1813年)に建てられた「清遠閣」 の中に入った。6000坪の敷地内に建つ本間家旧別荘「清遠閣」は、戦前は酒田の迎賓館として利用されていた。大きな広間からは庭園「鶴舞園」が眺められる。置かれている椅子は2方向に額縁庭園が広がる絶好なビューポイントだった。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 14mm ISO320 ) 露出補正 なし | |
20.赤石と青石 庭園「鶴舞園」は文化10年(1813年)四代本間光道が築造した鳥海山を借景とする池泉回遊式庭園である。庭園の整備は港で働く人々の冬の間の失業対策事業として実施されたそうだ。北前船が運んできた佐渡の赤玉石や伊予の青石が配されている。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 20mm ISO640 ) 露出補正 なし | |
21. 「清遠閣」1階 「清遠閣」は昭和22年(1947年)に本間美術館として開業し一般公開され、平成24年(2012年)に国指定名勝を受ける。ここは食堂エリアで酒田市の迎賓館としても利用されており、大正14年には皇太子殿下(昭和天皇)がご宿泊されたとのこと。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/800秒 12mm ISO3200 ) 露出補正 なし | |
22.「清遠閣」2階 「清遠閣」は明治時代末には一部2階建てに増改築された。その磨き上げられた階段を2階へ上がる。2階も座敷が広がり、ここにも一脚の椅子が置かれていた。2階からは舞鶴園のほぼ全景が見渡せる。池の中心に中島があり、反り橋などで繋がっている。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
23.「清遠閣」2階「御座所」 2階の奥に「御座所」と示された床の間があり、円山応挙の「双鶏図」(寛政3年)が架けられていた。円山応挙の作品はいろいろなところで多く見ることがあるが、この「双鶏図」は鶏のリアルさが京都中の評判となり、写生画家 円山応挙の(1733-1795)の名を世に知らしめた京都八坂神社にある「双鶏図」ともよく似た構図で描かれていると説明されていた。酒田市指定文化財になっている。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1800秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし | |
24.大正ロマン 2階のこの灯も大正ロマンを感じさせる調度品である。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 13mm ISO400 ) 露出補正 なし | |
25.ウグイスの影 階段の上がり口の上に装飾として彫られた梅の木の影が、壁に映っていた。案内の女性が、その梅の木の上に、彫られていないはずのウグイスが止まっているような影があると教えてくれた。これは偶然できた影ではなく、製作者の遊び心だという。梅の花が重なって、ウグイスに見えるように、作られている。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/125秒 19mm ISO3200 ) 露出補正 なし | |
26.「清遠閣」全景 「清遠閣」の見学を終え、「鶴舞園」から出口へと向かう。もう一度振り返って「清遠閣」の全景を撮る。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 18mm ISO320 ) 露出補正 なし | |
27.カキツバタ 出口へ向かうところにある池でカキツバタが咲いていた。そのむこうに、葉に切れ込みが見られるのでスイレンと思うが、その葉の緑もきれいだ。夏には白いきれいな花が咲くのだろう。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 22mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
28.山居倉庫(さんきょそうこ) 車に戻って山居倉庫まで移動した。山居倉庫は、山形県酒田市にある米穀倉庫(二重屋根・倉の内部は湿気防止構造・ケヤキ並木と自然を利用した低温管理倉庫) である。 山居倉庫は1893年(明治26年)に酒田米穀取引所の付属倉庫として、旧庄内藩酒井家により最上川と新井田川に挟まれた通称「山居島」に建てられた。舟による米の積み下ろしに便利な立地で、12棟の巨大な木造の倉庫を連ねた美しい建物と、最上川側のケヤキ並木が独特の風情を伝えている。建設された14棟のうち12棟が残っており、現在も米穀倉庫として使用され、一部は「庄内米歴史資料館」や「観光物産館」として活用されている。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
29.三居稲荷神社 山居倉庫の木造の建物の切れ目から反対側(最上川側)に出てみた。そこに稲荷神社があった。この稲荷神社の由緒は、明治26年倉庫をこの地に建設するとき、旧藩主酒井家の太郎稲荷および徳川家の禎祥稲荷の二柱勧請して従来から鎮座せる、山居稲荷神社に合祀して三居稲荷神社と改名し、倉庫鎮守の神としたそうだ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO320 ) 露出補正 なし | |
30.ケヤキ並木と倉庫 -1 三居稲荷神社 がある12棟の倉庫が立ち並ぶ裏側(西側・最上川側)は、ケヤキ並木になっていて、しばしばテレビや雑誌で紹介されるところだった。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 19mm ISO320 ) 露出補正 なし | |
31.ケヤキ並木と倉庫 -2 2018年時点で12棟が残り、このうち9棟は現役の米蔵として使用されているそうだ。残りのうち1棟は1985年に「庄内米歴史資料館」、もう1棟が2004年に「酒田市観光物産館 酒田夢の倶楽(くら)」として改装され、それぞれ一般開放されている。写真は入り口側一番奥にある1号倉庫の方を撮っている。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 11mm ISO250 ) 露出補正 -0.7段 | |
32.ケヤキ並木と倉庫 -3 前の写真とは逆に、「荘内米歴史資料館」、「観光物産館 酒田夢の倶楽」として改装され、公開されている倉庫の方向を撮った。倉庫と石畳とケヤキ並木、そしてその奥行きが景色になる。ケヤキ並木のケヤキは日本海からの強風(西風)と夏の直射日光(西日)を遮り、倉庫内の温度変化を少なくする目的で植えられたもので、現在41本残っているそうだ。また、土蔵と屋根の間を空けることで、温度と湿度が急激に上昇するのを防ぎ、倉庫内を一定の温度に保つため、二重屋根が採用された。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO320 ) 露出補正 -0.7段 | |
33.「山居橋」 倉庫の表側、新井田川に架かっている「山居橋」だ。この橋は酒田市街地方面と山居倉庫エリアをを結ぶ歩道橋になっている。 1959年までここに木橋が架かっていたようだが、1993年に現在の橋が橋長52mの鋼桁木装橋として架けられた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 10mm ISO125 ) 露出補正 -0.7段 | |
34.JA全農山形山居倉庫 JA全農山形山居倉庫と看板が掛かった蔓が絡んだ木造の事務所があった。山居倉庫は現在も使用されている。この事務所の傍に川に面して石畳の船着場も設けられており、舟運の拠点のひとつであったことがわかる。江戸時代は規定により平田舟による運搬が主だったが、明治に入ってからは、最上川舟運において物資の輸送のために作られた小鵜飼舟に代わった。復元された小鵜飼舟が敷地内で保管されていた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 20mm ISO160 ) 露出補正 なし |
2017年4月15日
まだちょっと肌寒い日だったが、そろそろチョウも飛び始めるだろうと、舞岡公園へ出かけた。
この日はもう一つ目的があって、舞岡公園から横浜市営地下鉄の舞岡駅の方へ行ったところにある、舞岡ふるさと村「虹の家」というところで、3/11~3/20まで、第5回 写真展 「生き物たち」 が開催されていて、それを見たかった。チョウの写真が多く展示されていたが、舞岡公園に生息するチョウのみならず、ヒョウモンモドキなど、珍しいチョウの写真もあり、興味深かった。
この日は、駐車場から南門を入って、まっすぐ舞岡ふるさと村「虹の家」へ向かおうとした。途中、体験畑があるあたりで、陽光が注がれた菜の花に何かが絡んでいるのが見えた。テングチョウだった。そして数頭のモンシロチョウもいる。どうやら、チョウのシーズンも始まるようだ。
写真展を見て、また、同じ道を戻ってきた。水車小屋の手前で、野鳥を撮る方々がカメラを構えておられた。ベニマシコだという声も聞こえる。私は見たことがない野鳥である。家に戻って、かろうじて捉えた写真を開いて、ネットで調べてベニマシコと確認した。
この日は、n-shuheiさんに教えていただいた、スマホの山旅ロガーというアプリで、この日歩いたルートを記録し、測定結果のファイルをパソコンに送信、GoogleMapで表示することを試してみた。n-shuheiさんのブログでの説明がとても分かりやすく、何とか表示することができた。